校訓 「愛郷立志」

「統合準備委員会」が組織されたときに、教育委員会から新設中学校の基本理念が示された。それは「利尻を愛し、夢と希望に向けて挑戦する子どもを育てる学校づくり」というものであった。また、新設中学校に対して保護者・地域から寄せられた願いにも「ふるさとを愛する子どもたち」という声が多数寄せられた。以上のことから、これまで沓形中学校の校訓であった「愛郷立志(あいきょうりっし)」を、沓形という地域だけでなく、利尻町全体のものとして位置づけ、利尻中学校の校訓とすることが決定された。この校訓の持つ意味合いは以下の通りである。

人は誰しも故郷を持つ。そしてあふれるばかりの愛着を抱くものである。郷土から受けた無限の恩恵を思う時、人々は襟を正し少しでも郷土に報恩しようと思う。また、故郷を離れた人々も、 心に故郷を大切にしまって、故郷を辱めない人間になろうと励む。故郷を愛する心からの「立志」は純粋で明るい。この「故郷を愛することから教育を前進させていこう」「郷土愛を原点にすえ、各自の希望や理想を拡げていこう」という願いが「愛郷立志」の意味するところである。
     <平成29年4月1日制定>