番町小学校愛育会へようこそ

歴史と伝統を誇る番町小学校では、PTA組織を「愛育会」と称しています。

 愛を育む会、その愛は文字通り児童一人ひとりへ、地域へ、そして学校へ

 番町小学校に我が子を通わせる保護者たちの感謝の心をかたちにした会なのです。

番町小学校愛育会会長 橋本樹宜

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番町小学校に通うこと


 平成30年度愛育会会長を務めさせていただくこととなりました。宜しくお願い致します。

 さて皆さんは、番町小学校が生まれたときの街並みを想像したことがありますか。今年で創立147年となる番町小学校は、どんな時勢に生まれたかとさかのぼると、廃藩置県が断行された年と同じ明治四年。大政奉還の4年後で江戸時代が終わったばかり、まだ東京府とよばれた頃です。その頃は、江戸の街並みであった旗本屋敷は使われなくなり、畑に変わってしまった風景が広がっていました。今では考えられないかもしれませんが、江戸が終わった段階で、旗本屋敷に住む人も御用商人も多くは故郷に帰ってしまい、使われなくなった屋敷は空き家となりました。時の政府は、その空き家となった旗本屋敷を畑にする桑茶政策をひいたのです。番町麹町の地域も至る所に畑ができ、人影まばらな寂しい時期がありました。

 しかし、その後、新しい時代をつくるため、薩摩長州を中心とした政府官僚が日本の中心であった旗本屋敷跡を住宅街に変え、新たな時代をつくろうと奔走したことから、街並みは住宅街にかわっていきました。その官僚の家に生まれたこども達の通っていた学校が番町小学校です。

 時代は、その後も、関東大震災、第二次世界大戦と度重なる運営の危機を与えます。番町小学校はその困難を繰り返し乗り越え歴史を刻み、偉大なる先人を輩出しました。その歴史が愛育会の歴史と重なります。

 時代はこれからどんな困難を与えるかは全く想像がつきません。しかしながら、依然として日本の中心に位置し、どの地域よりも恵まれた教育環境で過ごせる今があるのならば、これまで先人達が乗り越えてきたように、番町小学校に通う子供もその親も次代を担う気概をもつべきであり、それこそが伝統を受け継ぐことなのでしょう。