昌平だより 4月臨時号より

「こどもがいるから 学校がある」

                           浅岡 寿郎

 令和2年4月6日に、34名の新1年生を迎えて、入学式を挙行いたしました。新型コロナウイルス感染症対策のため、規模と内容を縮小し実施をいたしましたが、新1年生は大変立派な態度で式に臨むことができました。しかし、進級した在校生の始業式が残念ながら延期、登校日も中止となり、またしばらくの間、学校再開まで我慢が続くことになりました。本来であれば、各学級、専科等の教職員を、新年度始業式の特有の雰囲気のなかで発表するのですが、緊急事態宣言が出され、対策が長期化することへの懸念や、お子様のことで学校に相談がある際に、学校再開まで担任がわからない状態は避けるべきと判断し、今回は書面にてお伝えするとともに、クラス編成についても同様に配布をさせていただきました。どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。
3月2日から春季休業を挟んで今日まで、校舎には子どもの姿がなく、元気な声も響かない日々が続いています。当たり前ですが、学校は子どもたちがいて学校としての姿を表すことを痛感しています。「教育委員会があって、学校があって、子どもがいるんじゃない。子どもがいるから、学校があり、教育委員会があるんだ。」子どもが中心であり、子どもが主体である、それが学校だと、かつてお世話になった教育長の力強い言葉が未だ心に刻まれています。
この間、本校の教職員は教材の研究や指導の打ち合わせを行い、学校再開に向けての準備に余念がありませんでしたが、緊急事態宣言により、教職員の出勤についても慎重にならざるを得ない状況となりました。ご家庭におかれましても、毎日の過ごし方や健康管理など大変厳しい状況だと思いますが、今は感染拡大を抑える努力と、学校再開を目標に共に取り組んでまいりたいと存じます。子どもたちを見守り、励ましいただくよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、今後の対応等については引き継ぎ、区及び学校ホームページ、メール配信によりお伝えをしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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配布いたしましたお便りでは、本年度の職員組織もお知らせしておりますが、学校HPでは文章のみとさせていただきました。そのため、本臨時号に限り学校日記の一記事として掲載します。ご了承ください。
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