九段コズミックを開催しました

 6月17日(土)に都内の小学生を対象とした理数体験講座「九段コズミック」を開催しました。
 理科では、金属の特性をテーマに、人類と金属の関わりや金属加工の歴史を学んだり、酸化銀や酸化銅などの酸化物から金属を取り出す様子を観察したりした他、融解した金属を鋳型に流し込み、古代の金属鏡造りに挑戦しました。
 数学では、「自然における数の不思議」と題して、素数や数列をセミの繁殖周期や図形マジックなど身近な事象と関連付けて学びました。

<Aさんの感想>
 耳で聞いて学ぶだけでなく、実際に目で見たり、体験したりして学ぶことができて、より深く興味を持つことができました。今まで理科は苦手でしたが、古代の鏡をつくるというなかなかできない体験をすることができて、理科はこんなに楽しいものなんだ、と気付くことができました。金属は、すごく高い温度でしか溶けないものだと思っていたけれど低い温度で解けるものもあり、金属によって解ける温度が様々なのだということを初めて知ることができました。鉄をつくる実験は、普通の公立の中学校ではできないことだと思います。九段中等は、今日のような大掛かりな実験をすることができてすごいな、と思いました。今日は様々なことを知ることができて、とても楽しかったです。

<Bさんの感想>
 私は、初めにやったセミの繁殖周期の計算が楽しかったです。繁殖周期が12年のセミ、13年のセミ、14年のセミを比べると、素数である13年のセミが、約数の数が一番少ないので、100年後のセミの数が最も多いということを知って、驚きました。また、交雑の頻度を考える時は、同じグループになった参加者や九段の生徒と協力して計算できました。終わらなかった部分は、家で続きを計算して求めたいです。最後の図形の問題では、同じ図形を組み合わせたはずなのに、組み合わせ方によって面積が変わることを不思議に思いましたが、様々な図形で試してみると、よくわかりました。今度、違う形でもやってみたいです。今回、九段コズミックに参加できて、とてもよかったです。とても良い経験になりました。

参加して下さった小学生のみなさん、ありがとうございました。

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