2024年4月13日〜15日仕事日記

 お伝えを迷いましたが、三日間も仕事日記発信がないと、よけい心配をかけると思いましたので、お知らせします。

 父親ですが、13日早朝から危篤となり、14日深夜に他界しました。15日告別式となりましたので、仕事日記は16日に再開させてください。僕の術後、胸部中央の切開部を見て「無理をするな」と言ってくれたのが、僕への父の最後の言葉となりました。思い出は尽きません。

2024年4月12日仕事日記

 いつもと同じ朝。どうしても気になる胸部の痛み。我慢、我慢。

 10時30分から、EDUCOM新卒研修のまとめ発表会をオンライン視聴。今年度はまったく研修に参加できなかったので、3グループの発表が新鮮。どのグループも「つながり」がキーワード。重要な視点!

 4月22日に開催する「第1回子ども理解活動」説明会。その内容について検討しながらプレゼン作成。なかなか進まず(泣)。

 13時からオンラインで「第1回教職教育センター運営委員会」に参加。今年度もある立場をいただく。この立場での重要な役割として、本学教育フォーラムの企画・運営等がある。今年度の講演者は、合田哲雄さんで、期日は6月2日(日)午後、オンライン開催で準備中。例年のようにご期待ください。

 M市指導主事から夏の研修内容についての相談電話あり。前指導主事との相談をもとに、ほぼ内容を決める。

 18時からEDUCOMのKさん、Hさんとオンライン相談。始めに、4月から四日市市でスクールライフノート(心の天気・学びの天気)が本格稼働開始したこと、さっそく学校HPに実践紹介をしている学校があることなどを教えていただく。こちらも嬉しい限り。メインは、僕がある小学校で、振り返りの重要性を講演した後に、EDUCOMさんにスクールライフノートの実践事例を紹介してもらうのだが、その内容について相談。良い事例紹介がしてもらえそうだ!!!

 4月9日(火)の10期生第1回ゼミの記録第2弾。松野さんが詳しく発信してくれた。1回目からの充実したゼミとなったという記録。

4月9日 10期生 ゼミでの学び (松野)

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 こんにちは!玉置ゼミ10期生の松野です。今回は4月9日の第1回10期生ゼミでの学びを記事に書かせていただきます。

 今回は「いいです」「同じです」などのような反応や意思表示のハンドサインといった、ストックフレーズについて話し合いました。

 岐阜県の授業では、一人の子どもが発言の最後に「どうですか」と聞き、それに対して他の子どもたちは「いいです」と声を揃えて反応します。実際に私も岐阜県出身で小学生の頃はこのように反応していました。

 今考えてみると、大人の会議では、誰かが発言する度に声を揃えて「いいです」などとは言いません。そこで、なぜストックフレーズが始まったのかについて考えました。私たちは、周りの子どもたちが発表者の話を聞くため、発言したあとに無反応だと怖いから発言しやすい雰囲気をつくるため、全員が授業に参加するため、教師が子どもたちの理解を確かめるためではないかなどと考えました。

 しかし、「いいです」と反応するだけでは一人ひとりの子どもが自分の意見を考えることができず、自分の意見に気付くことができない、意見を考えようとしない子どもが増えてしまうと考えます。またハンドサインも同様に、全員が手を挙げると一人ひとりの子どもの意見を把握することができず、理解することができていない子どもがいたとしても気付かず、決まった子どもの意見だけで授業が進んでしまうと考えます。

 そのため、子どもたちが多くの力を身に付けることができるように、「だんだん大人に近づいているよね!大人は『いいです』と言わないからだんだん減らしていこう!」などと声を掛け、一人ひとりの子どもが自分の意見を持ち、考えを深め合うことができる授業をつくることが大切だと学びました。

 後半には、玉置先生が用意してくださった動画を見させていただきました。

 先生は挙手をした子ども全員を起立させ、指名し順番に発表してもらっていました。話し手は発言する際に教師ではなく仲間の方を向いて発表し、聞き手は話し手の方を見て聞いていました。子どもたちは仲間の発表を聴くと自然と「あぁ」と反応しており、感銘を受けました。また、順番に発言している途中で、立った子どもがいました。仲間の意見を聴き、考えを持ったのだと思います。

 前述の先生は「人を大切にする学級にしよう」と言い続けているそうです。係や当番活動、授業などすべての場面で人を大切にすることは重要であるため、相手の気持ちを考えられるようになり、思いやりの行動につながると考えます。また学級全員がお互いを大切にすることで、自分自身にも返ってくるような思いやりの溢れる温かい学級がつくられると思います。

 このように、一人ひとりが自分の意見を持ったり、仲間の意見を聴いて新たな考えを持ったりと考えを深めることができるような授業、人を大切にする学級をつくりたいと思います。そのために子どものモデルとなるようなことをしたり、できるようになったことを褒めて価値付けしたりすることを大切にしていきたいと思います。

 今後も10期生全員で様々なことについて話し合い、教師になる上で必要なことや教師になってからも生かしていくことができるような多くのことを玉置先生のもとで仲間と共に学んでいきたいと思います。(松野)

2024年4月11日仕事日記

 ほぼいつもの時刻に目覚め。今朝もつい胸をさすっている。「日にち薬」と言い聞かせ。

 リーディングDX事業に参加している自治体の各校リーダーへの講演依頼を受けていて、そのための事前打ち合わせを9時30分からオンラインで行う。40分間ほど。生々しい(笑)実態を聞いたが、「それは貴自治体だけではありません」と励まし、「僕の講演をお聞きになった方々が各校に持ち帰って、何かしら動いていただけるように話します」と相談。終了後、さっそくプレゼンを作り、データを送信。

 行きつけの病院へ。入院先からすでに電話が入っていることもあって、正式な文書を持参しての医師への報告もスムーズ。処方されている薬がなくなったら、行きつけの病院で診察・処方をしていただける段取りまでできた。すべては入院先の有難い指示。

 新年度になり、昨年度の担当者と変わりました!という報告メールが続く。新たな依頼もあり。様々なことをしっかり考えて返答。

 17時30分から、飛び込み授業の依頼を受けている学校の教務主任とオンライン相談。当初は午前中の授業参観の依頼も受けていたが、午後からのみにしてもらう。算数授業で、飛び込み授業内容も教科書ページで指定があり、そこをやってみることにする。振り返りから入り、振り返りで終わること、特にスクールライフノートの「学びの天気」を活用すること、教科書に示されている多様な考え方を子どもたちに提示して考えることから開始することなどを教科書を見ながら決める。

 9期生にグループチャットで質問。回答に対して、さらに追質問。オンラインでも対面と同様なやりとりができつつある。

 研究室HP記事は4月9日第1回10期生ゼミ記録の1本を池田さんがアップ。どうして「どうですか?いいです!」の教室文化が広がって、ある地域では定着しているのかを言及したことは重要。

20240409 10期生 第一回ゼミ(池田)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です。

 4月9日に10期生の第1回ゼミがありました。記念すべき第1回目のゼミは、授業風景によくみられることについて、見つめ直すことから始めました。

 まず発言者の考えを聞いて、「いいです」や「分かりました」と反応することについて考えました。この反応の仕方については、「発言をした後に誰かが反応してくれると発言しやすい雰囲気をつくることができるけれど、学級全員が声をそろえて『いいです』と言うと、よく理解していない児童や違う考えを持つ児童が意見を言いづらい雰囲気になるんじゃないか」、「反射的に言う児童がいるのではないか」などの考えがありました。

 たしかに自分自身を振り返ると、発言者の考えを聞いたあとに「分かりました〜」と反射的に反応してしまっていたなぁと感じました。
 
 そこで、全員参加の授業とはどのような授業なのかを考えるために、とある学校の授業の映像を見せていただきました。その学級の授業は、発言者が意見を述べると、学級全員が「あ〜!」「なるほど!」などと自然な反応をしており、子どもたち一人一人が主体的に学びに向かう姿がありました。私もこんな学級をつくりたいと感じました!

 今回のゼミでは、自分の考えを伝えあい、仲間の意見を聞いて考えを深める場面がありました。私自身も仲間や玉置先生からたくさんの気づきをもらうことができました。学び合いの良さはここにあると実感しました。今後も教師力を高めていきたいです!(池田)

2024年4月10日仕事日記

 7時30分ごろ研究室着。9期生ゼミで取組む資料印刷。前期授業の累積振り返りシート印刷。研究室でしばし休憩。

 9時から看護学部「生徒指導論」授業。養護教諭になろうという学生なので少人数。授業を進めるにあたって、必ず発言や話し合いを求めること、その理由などを伝えて、授業開始。一人一人が1コマ授業でもかなり発言。最後は好評「保健室ロールプレイ」で締めくくる。

 10時40分から9期生ゼミ。手術の内容や術後のことを伝え、まだ無理ができない状況だと伝える。今日の意見交流テーマは、年間「長期欠席者数」の多さ。不登校は30万人だが、それ以外の長期欠席者を含めると、なんと46万人。包括的支援が必要との記事をもとに、具体的にどうしたらよいかを話し合う。

 教育における生成AI活用のあるプロジェクトの助言者となり、オンライン会議に30分ほど参加。5月に依頼を受けている一人一台端末活用に関してのプレゼンを考える。

 病院へ向かう。15時30分から術後1か月の検査・診察を受ける。2時間ほどかかる。結果を聞き、ほっとする。

 帰宅。NHKスペシャル「Last Days 〜坂本龍一 最期の日々」を視聴。坂本さんがスマホに残した日記の数々の記録は、僕に痛烈に迫ってきた。そう、その通りという心境。

 「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル 第8期 【全5巻】」(小峰書店編集部 編著)が発刊されたことを研究室HP記事へ。図書室での人気本とのこと。関わらせていただいていることに深謝。

発刊「キャリア教育に活きる!仕事ファイル第8期」

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 このたび、「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル 第8期 【全5巻】」(小峰書店編集部 編著)が発刊されました。ありがたいことに、私は第1期から関わらせていただいていて、このまでの全期合わせて47冊のすべての最終ページに、先生方に向けたキャリア教育のポイントを掲載させていただいています。

 シリーズが続いているのは、これまでキャリア教育を受けてきた“センパイ”の「現在の仕事」や「どんな中学校生活をおくっていたか」、「どんな職場体験をしたか」などといった、リアルな声を集めたインタビュー集ですから、とてもわかりやすく、小中学校の図書館や図書室でも、人気本になっているからです。今期は次の5つの仕事が取り上げられています。今期もぜひどうぞ。

(43) 動画の仕事
(44) 流通の仕事
(45) 笑いの仕事
(46) AIの仕事
(47) 職人の仕事

2024年4月9日仕事日記

 午前中は、昨日のオンライン相談を受けて作成したプレゼンを再検討。整理する中で、これを見てもらうと、求める授業イメージがわくはずと思う多くの動画に気づき、厳選してプレゼン再構成。学校へ配布資料として送信完了。

 中学校数学授業のネタ原稿を今日も数本書く。愛犬散歩。昼食をとって家を出る。

 12時頃、研究室着。時々、胸の痛みを感じながらも、思うように動くことができているのが嬉しい。今日も何人かの方から心配する声をかけていただく。有り難い。

 14時ごろ、愛知県教育委員会あいちの学び推進課のK先生来研。今年度も教育振興基本計画の進捗について評価委員を務めさせていただくので、それに関連した話題をあれこれ。特に計画策定時で、僕が重点をおいたICT活用について感じていることを伝えたり、資料を提示したりして懇談。あらためてk先生とのこれまでのつながりも知って感激。

 講義の資料配付において、教育DXを進める意味で、ユニパを活用しようとあれこれ仕様を見る。これなら学生にもプラスになると考えられる方法を思いつく。ゼミ生に聞いて決定することにする。

 16時30分から18時まで、10期生初ゼミ。購入した書籍を渡し、前期ゼミの内容提示。今日だけは僕が話題提供。グループチャットで意見交流をした授業技術「どうですか?いいです!」について深く話し合う。詳細は、いずれゼミ報告があるので、楽しみにお待ちください。

 揃って夕食に出かける。楽しくて、痛みを忘れて食事と四方山話。帰宅して、横になったら深夜までそのまま。やはり疲れが大きい。とはいえ、この調子ならなんとか通常勤務ができそうという思い。
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2024年4月8日仕事日記

 いつもの時間に目覚めて、パンと珈琲で朝食。今日も胸の痛みは少し弱まっていると感じられるのが嬉しい。

 中学校数学授業ネタ1年生原稿書きを続ける。今日もよいネタがいくつか浮かぶ。

 17時30分から、今度訪問する学校の教務主任、研究主任とオンライン打ち合わせ。届いた研究方針で、いくつかの疑問があり、その確認をしながら、僕に期待されていることを確かめる。送付された文書にミスがあり、納得もできたが、とはいえ、この研究方針では、校内の皆さんはどう動いて良いかがわからない(研究主任もある程度自覚あり)と思い、当日は僕が得ている様々な取組を紹介することに決める。終了後、さっそくプレゼン作成開始。スクールライフノート活用もしてもらうことにして、educomへサポートも依頼。

 明治図書総合ランキング100位以内に拙編著が4冊、101位から300位以内に6冊あり。多くの方が年度末で購入していただいた模様。深謝。

 明日の午後は、久しぶりに大学へ向かうつもり。来客対応と10期生ゼミをいよいよ開始。その資料準備。
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2024年4月7日仕事日記

 いつものように目覚める。いつのまにか胸に手を当てている自分。このちょっとした痛みがなくなれば、と願いながらも、これは無理するな!という有難い警告だと自覚する。

 中学校数学ネタ原稿書きを数本。数社の教科書比較をしていると、アイデアが浮かんでくる。こんな課題もあるぞ!これはいけるぞ!と気分は高揚。やはり考えることは面白い。

 13時30分に喫茶店で、大学同期のMさんとSさんと会う。僕の病状を随分と心配していただき、会うことができればと声をかけていただけた。もしもあの時、最悪の事態となれば、こうして顔を見せることもできなかったわけで、今日も神様に感謝。こうした時の会話は、お互いに今後の在り方や生き方について。最近はFBなどでも、その類の記事に注目することが多い。写真は、他の同期に僕の状況を知らせるために撮ってくれた写真。我ながら元気そうだ(笑)。

 ずっとわからずで、すっきりしなかったメインPCの容量が一気に減ったこと。ようやく判明。こんなところに一時データが保存されているのだと驚き。とはいえ、これを削除していいという確信がなく、まずは少しずつゴミ箱へ。今のところ異常なし。よし(笑)。

 9期生の第三弾投稿が、これまで以上にいい!気温と同じように、力が急上昇中。10期生にも第1回目のゼミを意識しての課題出し。
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2024年4月6日仕事日記

 今の体調であれば、来週から始まる講義などの仕事ができると思っているが、この仕事日記を読み、「焦ってはいけませんよ」「絶対に無理はしないで」といった助言がいくつか届いている。有り難いの一言に尽きる。もちろん無理をしようという気持ちはない。大手術後、1か月も経っていないことや、10日予定の再診結果を大切にして、これ以上、皆さんに心配や迷惑をかけることがないように日々を送っていきたい。薬は指示通り飲み、日々の血圧や体重測定、意図的な運動、切開部の消毒を忘れず、食事も気にしながら過ごしている。「倒れたときの状況によっては、こうして家庭で過ごせなかったかもしれないね」と、口にすることもあり。徐々に回復している自分を過信しないようにして、日々を大切にしていきたい。

 午前中は前期講義の準備。よりわかりやすく記したシラバスと振り返り用シートが完成。振り返りのデジタル化について随分と考えたが、記載内容に赤線を引いたり、一言加えたりするのには、まだアナログの方がやりやすい状況。教育DXを考えれば、推進者の一人として今一歩踏み出したいけれど、うむ、というのが今の心境。

 午後は、ある学校から送られてきた研究計画を見て、今だからこそ助言できると思い、疑問をまとめたシートを作って送信。学校訪問時での助言では手遅れだと判断しての返信。

 中学校1年生数学ネタ原稿書きをいくつか。数学授業の具体化を考えるのは、僕にとっては、とても充実した時間。

 楽しみな番組が始まった。プロジェクト✕!初回は、スカイツリー建設。番組を観た方はわかると思うが、やはりコミュニケーションが大切なんだと、何度か声が出る。

 9期生には新たな問いを発信。どのような考えが投稿されるか、指導者として楽しみ。

2024年4月5日仕事日記

 6時ごろ目覚め。R喫茶店でモーニング。朝から出かけようと思う気持ちになってきた自分が嬉しい。

 来週から講義が始まる。90分間の講義をしたときの体調は不安だが、これまで以上に学生が思考し、話し合い、発言する機会を多くして展開すればいいと考え、そろそろ準備を始めようかと思っている。繰り返すが、このような気持ちになった自分が嬉しい。

 引き続き、胸部中央切開の痛みがあること、骨がしっかりつながるまでには3か月かかると言われていることもあって、今までのリュック利用は正直心配。ネットでキャスター付きの鞄を購入。これを使っていると、どこかへ旅行でも?と言われそうな鞄(笑)。

 ディラーに出向き、冬タイヤから夏タイヤへ交換。いつもやりとりしているHさんが、僕を見て、「どうされたんですか!」と痩せた様子に驚いた質問あり。体重は戻りつつあるんだけど、やはりそうか!と自覚。

 今日は終日使って、「子ども理解活動」の全体2回目講義の内容を検討して、資料作り。ネットで参考資料を見付けたが、そのまま提示したのでは学生には通じない。どう資料を使おうかと考えることに時間をかけて、方針を決めてから一気に作成。随分先のことだけど、とりあえず、他の担当二人に送信。「対面で検討しましょう」と付記。

 光家鶴太先輩が、3月24日に開催された「第15回 元先生たちの落語会 復活寄席」のパンフレットやオリジナル煎餅などを送っていただいた。もともとは高座出演ではなく、顔だけは見せようと思っていたのだけど、トンデモナイ事態になったので、もちろん出かけるのも辞退。鶴太YouTubeチャンネルには、すでに高座動画も流れていて、鶴太、駄楽、細鶴先輩の今回の高座も楽しませていただいた。三人のエネルギーに脱帽。大学卒業後、40数年経ってもこうしたつながりをいただいていることに感謝しかない。落研同期や後輩の支えがあっての復活寄席継続だが、なりより鶴太先輩の高座にかける精神が素晴らしい。大学落研で出会ったときから衰えず。今は、地域で「らくごのおじさん」として大活躍。凄い先輩。
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2024年4月4日仕事日記

 毎朝、胸部の痛みが少なくなってきているような感じ。今日も仕事率を高くして、あれこれ取り組む。

 9時30分からは高知県教育センターとzoomで打ち合わせ。中堅教諭等研修の内容について、センターの考え方を聞きながら、僕からある程度の提案。ほぼ内容を決める。

 砺波市での講演プレゼン資料や、おかやま教育懇談会での提供資料も完成。大学オープンキャンパスの登壇者リストを担当課へ送信。

 今日も何件か心配をいただくメールや電話を受信。感謝するばかり。メインPCの空き容量が一気に減ってしまった。その要因探しにかなりの時間をかけたがわからず(泣)。

2024年4月3日仕事日記

 6時ごろ目覚め。珈琲とパンで朝食。徐々だが、入院前の生活に戻りつつある。少し歩いただけで、心臓がどうもおかしいと感じたことがあったことを今にして思い出す。雨の中、愛犬散歩をしても、心臓の違和感はなし。

 徐々に仕事率を高めている。今日は「子ども理解」に関する資料集め。全体講義に役立つ資料を見付ける。また、「自立した子どもを育てる」ためのプレゼンづくりをボチボチと。

 研究室を訪問するので、研修内容の相談をしたいという依頼メールが数件あり。可能ならばオンラインで行いましょうと返答。

 父親への面会に出かける。今日は胸部切開部を見せる。驚く父親。はっきり聞き取れた「無理をするな」という言葉。入院中の96歳の父にこれ以上心配をかけてはいけない。

 今日も、通算何時間横になっていただろうか。体が欲するようにするのが一番と考えて、そのようにする。

 9期・10期ゼミ生とのグループチャットでのやりとりが順調。二人のゼミ長に感想を聞く。知的に面白いとの見解。同感。

 ここのところ案内していないが、ゼミ生は2月にいろいろなところで学んできている。赤坂真二先生、一宮市立西成東小学校、小牧市立味岡小学校一宮市立瀬部小学校、春日井市立藤山台中学校での学び記事が合わせて、20本ほど。数本でも読んでやっていただけると有難い。

2月26日春日井市立藤山台中学校の授業参観で学び(河上)

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 こんにちは!10期生の河上です。私は2月26日に春日井市立藤山台中学校訪問させていただきました。今回は特にICT機器の活用に注目して授業を見させていただきました。授業でのICT活用場面(⚪︎)と授業からの学び(◎)を書いていこうと思います。


【2年生国語〜友達の書いた物語を観点を決めて助言し合う〜】
⚪︎自分で考えた600字程度の物語をドキュメントに書く
 →私も当時、同じような内容で授業を受けました。原稿用紙に書き、消しゴムで消して直していたので最終的には紙がボロボロになっていました。しかし、ICTを活用すれば、友達からの意見を受けた時にすぐに直すことができます。また、起承転結でそれぞれ色を分けることができるので、より良い物語が作れます。国語だから手書きにこだわるのは時代遅れといことを実感しました。

◎観点を決めて友達の物語に助言をする
 →私は国語が大嫌いです。いきなり、「この文章に助言をして」と言われたら「え?何言えばいいの?」「意味わからん!」となってしまいます。この授業では見るべき観点をあらかじめ決められており、分担されていました。そうすれば苦手な子でも助言をすることができるのでとても良いと思いました。

◎作業指示・やることが明確


【1年生・2年生体育〜ソフトボール〜】
⚪︎リアルタイムで思ったことを共有できる
 →授業では練習試合を行なっていました。生徒たちは何か気づいた時にすぐに書き込みを行っていました。先生が気づかないで生徒が気づくこともあると思います。そういうものも共有できるので良いと思いました。

◎学習材の常時提示
 →常に学習材を提示しておくことで子どもが学びたい時に学ぶことができます。

⚪︎◎授業を生徒自身が計画する
 →試合で勝つためにはどうすればいいのか、チーム内で話し合い、練習内容を自分たちで決めていました。私はこのような体育の授業は受けたことがありませんでした。チームによって長所、弱点は異なります。先生が一斉指示で行う練習は一定の効果有ると思いますが、逆にそれ以上はないと思います。しかし、教科書やICTを活用し、自分たちで調べたり計画したりすることによりチームオリジナルの練習を作ることができます。どこまででもチームは強くなっていくと思います。自分たちで作る体育の授業は魅力があるなと思いました。


【2年生数学〜箱ひげ図とデータの活用】
◎スプレッドシートを活用してグラフを作成
 →私の時はグラフなども全て手書きで書いており、正直書くことで満足していました。しかし、スプレッドシートを活用することでグラフを書くことが目標ではなく、データからわかることを理解することが目標になると思うのでとても良いと思いました。また、生徒たちはツールを使うことに慣れており、とてもスムーズに授業が進んでいました。グラフをすぐに作れたので、考える時間がとても多く確保されており、生徒にとって学びの多い授業だったと思います。

最後に・・・
 見させていただいた授業から3つ抜粋して書かせていただきました。3つ以外にも多くの授業を見させていただきましたが、どの授業もとても参考になりました!また先生方の工夫も伝わってきました。私はまだまだ授業におけるICT活用について疎いので、今回の学びを大切にして生かしていきたいです!ありがとうございました!!(河上)

2024年4月2日仕事日記

 6時ごろ目覚め。今朝も何気なく胸部中央をさする朝。FBやメールで僕の術後を心配していただける皆さんの言葉を肝に銘じる。しばらくは自宅療養の日々。

 愛犬散歩や、次男が置いて行った運動器具を使った後の血圧も良好。安心してはいけないと思いつつ、ほっとする数値。とはいえ体は休養を求めているようで、横になるとすぐに寝入ってしまう。

 9期や10期ゼミ生とチャットでオンラインゼミを開始している。僕の問いに対するそれぞれの考えを読み合い、学ぶことが多いだろうと想定した取組。対面したときに直接感想を聞いてみたい。ゼミ日常化のための一つの試み。

 中学校数学ネタ1年原稿をオリジナル性をかなり意識して書く。ほんの少しずつ進めている。ネタ交流研究会の会場予約も完了。新年度に入り、担当変更の連絡が続く。

 新年度はよりDXを進めようとグッズも新たに購入して試みている。何かしらやってみることが楽しい自分の性格にあっている。他人が聞けば、DXと言えるようなことではないはず。

2月26日春日井市立藤山台中学校の授業参観で学び(岡田)

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 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は、2月26日に行われた春日井市立藤山台中学校での授業参観で学び得たことを話していきたいと思います。

 全ての授業を見させていただいて、アップルウォッチなどでクラス内の子に対してのコメントをすぐに確認していたり、コメントを壁面に映していたりなど、どの先生も子供のことを理解しようとしている姿勢を多くの場面で見られました。

 参観させていただいた全ての授業で子供が輝いており、素晴らしかったです。その中でも、4時間目に参観させていただいた河田先生の数学の授業は圧巻でした。「箱ひげ図とデータの活用」の授業だったのですが、授業のリズムが非常に良く、子どもたちを取り残すことも無く、子どもたちが戸惑い指示されたことができないということも無く、子どもたちが互いにサポートし合いながらの授業でした。非常にクラスの心理的安全性が高く、安心感があり、教師と子どもたちの間に信頼関係ができているから、このような素晴らしい授業ができるのだと感じました。

 また、授業中でもクラスのコメントをスクリーンに写していていつでも子どもたちが確認することができるようになっていたり、タブレット端末でグラフをコピーして他のところに貼り付けて授業の流れを分かりやすくし、止まったら戻れるようにしていたりなど、更なるICTの活用方法を学ぶことが出来ました。

 分科会で、河田先生のお話の中で、「心理的安全性は教師側から作る」という言葉があり、教師が子どもを理解しようとする姿勢などのことから、クラスの心理的安全性はできていくと感じました。また、教科書通りに授業をするのではなく、教科書を参考書のように使った授業の方が個別最適な学び、主体的な学びに繋がっていくことを学びました。

 全体会では、玉置先生が仰っていた、「中学校では目の輝きはキラキラではなくギラギラ」という言葉で衝撃を受けました。今回参観させていただいた全てのクラスの子ども達が目をギラギラと輝かせていました。私も将来子ども達がギラギラと目を輝かせられる授業をするために、今回学び得たことを生かしていきたいと思います。

 春日井市立藤山台中学校の先生方、大変貴重な学びの機会をありがとうございました。(岡田)

2024年4月1日仕事日記

 今日から新年度。午前中は父親関連の代行をしたり、原稿を書いたり。いろいろと少しずつ。愛犬散歩も退院後、初めて一人で終える(笑)。

 12時ごろ家を出て大学へ向かう。退院後、今の段階では初めての長距離運転。なるほど、ここが痛くなるのかと自覚しながらの運転。13時前には到着。本館4階エレベータを降りると、芳賀さん、林さん、山田さんと対面。「まさか今日は来ないだろうと思っていたのに、来ちゃったの?」と随分と心配していただく。

 今日の一番の目的は、「子ども理解活動」の全体授業日程合わせ。福地さんにも研究室に来ていただき、写真のように打ち合わせ。芳賀さんがFBに、「来ちゃった」 ですって。もう。と発信していただき、より多くの皆さんに心配をいただく。

 14時からの教授会で、心配いただいた皆さんに挨拶をしようと出席。学部長の配慮で挨拶を早めにさせていただき中座。お言葉に甘えて、20日前のままの研究室を少し片づけて大学を出る。

 無事(笑)帰宅。やはり、いつも以上の疲れはある。横になる。大学からの講義室承認メールを受け取って気づく。とんでもない日まで予約している。早々にシステム上で削除をして、正しい予約を整理して、教務課へお詫びメール発信。

 ある定期雑誌で、筑波附属小が学内に「子ども理解研究部」を作ったとの情報を得る。本学の「子ども理解活動」と通じることがあると思い、関係者にさっそく連絡。

 「学び続ける教師の会」のグループLINEに近況報告情報が入り始める。初日で40名余。いよいよ新年度が動き始めた。
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2月19日一宮市立瀬部小学校の授業参観での学び(岡田)

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 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は2月19日に行われた一宮市立瀬部小学校の授業参観と玉置先生と和田先生の講演を聞いて学び得たことを話していきます。


 3時間目と4時間目で様々なクラスの授業を見させていただいて、どのクラスも安心感があると感じました。これは、発表する子どもの方向を他の子どもたちが自然と向くことだけではなく、教師側が子どもたちのことをよく見ているから、程よい緊張感が生まれ、安心感が生まれてくると感じました。

 また、「授業でまず見るポイントは、活動的な子どもばかり見るのではなく、グループ活動などの際にひとりになっている子どもや活動を行うことができていない子どもを探すこと」と玉置先生から教えて頂き、これから教育実習などで授業を見る際だけではなく、自分自身が授業をする時にもこのポイントを意識して見ながら授業を行っていきたいと思います。

 授業中に答えを間違えた子どもや「分かりません」と発言した子どもに対して、「○○さんのの言ったことをもう一度言ってみて?」のようにリターンの発問をすることにより、間違えていた子どもや分からない子どもが理解しやすくなっていると感じました。

 次に、玉置先生と和田先生の講演で、振り返りと板書の大切さを学びました。和田先生は、振り返りは子どもたちの学びを残したり、友達に学んだ事を伝えるために大切であると仰っていました。また、振り返りをして、次の授業で振り返りを共有したり、自分の振り返りを読み返すことにより、復習にもなり、今日の課題を見つけることにも繋がることを学びました。

 玉置先生の講演では、子どもたちが発言したことを板書することにより、子どもたちは自分の発言が板書されてるという喜びを感じ、さらに自分の意見を呟いたりするようになることを学びました。

 今回の一宮市立瀬部小学校での授業参観と玉置先生と和田先生の講演からたくさんのことを学ぶことが出来ました。このような貴重な学びの機会をありがとうございました。(岡田)

2024年3月31日仕事日記

 今日で3月が終わる。この3月は、意識を失い、冠動脈バイパス手術をして、16日間の入院生活、その後は家庭で療養しているという、トンでもない月になった。まさか、まさかの2024年3月だ。

 とはいえ、幸運だったことも多い。倒れたのが、長男の結婚式後だったこと、大学の会議中で多くの皆さんの前で気を失ったこと、救急車で運ばれた病院が心臓外科手術で多くの実績があり、その医師らが院内にいたこと、緊急手術のために手術室が空くのを待って、深夜1時30分近くまでかかっても措置をしていただいたことなど、冷静になると、本当に運がいい。術後の痛みなんてどうってことないと思う。もしも、運転中に気を失っていたら・・・などと考えると、ぞっとする。おかげさまで回復も早く、とりあえず明日の4月1日だけは大学へ行くことができる体調になっていることなど、私に関わっていただけた皆さんに深謝するばかりだ。

 事情を知っていただき、講演や原稿をお断りしたとはいえ、3月後半は入院生活で感じた教育の在り方についての原稿を4本も書くことができた。「転んでもただでは起きない」と編集部に言われたが、原稿に向かっていると胸の痛みを忘れるから不思議だ。

 多くの本を読むことができた。そこから9期生や10期生ゼミ運営の新たなアイデアも浮かんだ。さっそく動いている。書籍やYouTubeで教育DXのことも深く学ぶことができた。貴重な時間を与えてくれた3月と言っても過言ではない。

 こうして仕事日記の日々更新ができることに大いに感謝して、この3月を締めくくりたい。
 
 ちなみに2023年度の講演(指導助言校での講話等も含む)回数は、151回。単著と編著が5冊。連載原稿などの掲載が40本ほど。もちろん講義に穴をあけたことはない。我ながら、よく頑張った2023年度。神様が休みなさいと強制してくれた有難い3月。忘れられない3月。
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