中学校教育実習の学び(安田)

画像1
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は4週間の中学校実習を終えて感じたことを記事にしていきます。

 私は、地元の中学校で実習をさせていただきました。1学年9クラスほどのとても大きな学校で、私たちが中学生の時にはよく名前を聞く学校だったので、不安を抱えて初日を迎えたのですが、生徒たちはみんなとってもあたたかく、優しい子ばかりで、学校に行くのが楽しみな毎日でした。

 実習で大切だと感じたことは2つあります。1つは自分の言動に責任を持つということです。これは授業でも、学級経営でも同じことが言えると感じました。思春期真っ只中の中学生は、とてもこちらが発する言葉に敏感なようです。だからこそ「その場しのぎの適当なことを言わない」ということは大切なのだと気づくことができました。

 本当に子どもたちは、大人をよく見ています。そのため、自分にそんなつもりがなくても、「授業の時はこう言ったのに。」と一度思わせてしまうだけで、生徒からの信頼はなくなってしまいます。そして、その後の信頼は、それまでの何倍もの時間と努力がなくては回復できないものだと思います。だからこそ、中学生を相手にする時は、特に自分の言動に責任を持たなければなないのだと感じた日々でした。

 もう1つは、色々なことに余裕を持って取り組むということです。私自身、先に先に取り組むことは得意ではないのですが、これを行うだけで、とても楽になるということに気づきました。

 中学校実習は、とてもしんどいものだと聞いていたので、私は1週目に担当の先生にお時間をいただきながら指導案を全て作りました。2週目には、それぞれの修正を行なって完成させ、3週目に授業を行いました。そして、最後の1週間を使ってクラスのみんなに「最強おまもり」を作りました。写真は、実習生に作った同じものです。本当にこの行動のおかけで日々の生活が時間に追われることなく、心に余裕をもって子どもたちと接することができました。これから授業準備や学級通信づくりなど、やらなくてはならないことがたっくさんな仕事を目指すものとして、計画的にというか「できる時にやっておく」ということを大切にしていきたいと強く感じました。
 
 今回、お忙しい中、実習の期間を設けてくださった学校の皆様をはじめとし、熱心にご指導いただいた担当の先生、いつも温かく私を迎えてくれたクラスの生徒には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、この素敵な経験を糧に来年に向けて勉強に励んでいきたいです。みんな残り半年、全力で頑張ろうね!(安田)

2023年12月9日仕事日記

画像1
画像2
 6時ごろ目覚め。珈琲とパンで朝食。昨日も濃厚な1日だった仕事日記書き。愛犬散歩。

 12月7日18時締め切りの中学校教育実習事後指導レポート未提出者へ催促メール発信。

 10時から1時間、オンライン「第28回個別最適な学び研究会〜次期学習指導要領改訂に向けて色々考えよう〜」を視聴。講演者は、合田哲雄さん。演題は、「学習指導要領 『読み方』・『活かし方」から『議論の仕方』・『創り方』へ」。引き込まれる内容が続く講演。1時間があっという間。終了後、すぐに大学へ向かう。

 12時ごろ着。9103講義室へ向かう。今日は啓林館主催の講演講師。演題は「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座〜ICTの効果的な活用を視野に入れて〜」。土曜日午後の講座なのに、ほぼ満席の参加。関係者に深謝。

 講座は、掲げた「ちょっとした工夫」を模擬授業風に進めて伝える。参加者の頷き具合に乗せられて、予定外のこともたくさん伝える。次は、ある方から届いた僕の講演への感想。

・模擬授業形式で参加者に体感させるという会全体の流れ
・相手に応じた「(スワヒリ語の実験結果を)どのように分析しますか?」という発問
・「先生、日記はそんなに続かないよ」「延長授業防止プログラム」など随所に散りばめられた笑い
・「このコンピュータが動くかはあなたの人間性だ」と言われ、コンピュータを先駆けて活用していった話
・授業の変革を優秀な生徒3人に語らせた話
・「問題の型を見ることができたね」と低音で言う
…など印象的で、心に刻まれることがたくさんでした。今日も本当に、楽しく勉強になりました。


 講演後、直接、感想や質問もたくさんいただく。僕の話に関心を持っていただけて有難いの一言に尽きる。

 研究室に戻る。「教育課程論」の振り返り読み。随時、卒論相談あり。伊藤君、柴山君、安藤さん、澤本君、寺尾さんと続く。いわゆる人生相談もあって、予定以上の長時間になった。でも、とても楽しい時間。守衛さんに注意を受けて、急いで大学を出る。

 19時過ぎに帰宅。布施中学校での指導助言を学校DX戦略アドバイザーとして報告書を作成して発信。未来研HP更新の依頼発信。「中学2年の学級づくり365日のアイデア事典」校正完了。11日訪問のみよし市立黒笹小学校でのプレゼン作成。1年間関わらせていただき、今後の方向性を提案。充実の夜(笑)。

 研究室HP記事は、中学校教育実習の振り返り。由原さんが大きく二つの視点でまとめている。その一つが褒め言葉の多様性。良い学びをしている。
 

中学校実習での学び(由原)

画像1
 こんにちは!9期生の由原希音です。今日は、4週間の中学校実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 私が実習させていただいた中学校では、「学びの共同体」という、教師がなるべく話さず、生徒同士で学び合い、課題解決を行う授業形態でした。始めは、慣れない授業形態に戸惑いましたが、そこから生徒の意見からつくり上げる授業を学びました。

 私は、はじめのうちはどのように自分の伝えたいことを生徒に発言させるかばかり考えていました。今振り返ってみると、型にはまった、生徒にとってつまらない授業だったなと感じます。そのときに、「もっと生徒に任せて、楽しんで授業してごらん」という助言をいただきました。そのことを意識して授業を行うと、私自身が気楽に、楽しく授業できるようになり、それが生徒にも伝わって、発言も増えたように感じました。しかし、生徒に委ねすぎてしまうと、伝えたいことが押さえられないので、そこに到達するまでの教師の言葉がけが大切だと思いました。

 もう一つは、褒める際の言葉がけです。私は褒めるとき、「いいね」「さっきよりよくなったよ」を連呼していました。担当の先生は、褒めるときの言葉のバリエーションが豊富で、生徒がもっと〇〇してみたいと思うような言葉がけをしていました。私も、生徒の意欲に繋がる褒め言葉の引き出しをたくさん身につけたいと思います。

 中学校実習では、小学校とはまた違う学びを得ることができました。実習で得た学びや、思うようには出来なかった悔しさを忘れずに、これからに活かしていきたいと思います。(由原)

2023年12月8日仕事日記

画像1
 6時ごろ目覚め。今日の新幹線予約。7時過ぎに家を出て、地元駅7時24分乗車。小牧駅で乗り換えて名古屋へ。8時45分発新幹線で新大阪。そこからJR俊徳道へ10時15分着。お迎えをいただいて、徒歩で東大阪市立布施中学校へ。

 校長と研究主任と日程確認、しばし懇談。僕の講演前には、参加の皆さんが授業感想等をシートに書き込み学び合う初試みをされるという。また、僕の講演中はチャットに書き込みながら聞かれるという。教師が一人一台情報端末を活用して学び合う体験はとても重要。リーディングDXスクール校としてもぜひともやっていただきたいと推奨。ならば僕も初試みをしようと決意。講演後半は授業者とやり取りをしながら授業分析を深めましょうと提案。

 10時50分から3限1年国語、11時50分から4限1年数学、13時30分から5限3年女子保健体育を参観。3人とも初任者。初任3人の授業公開をして、そこから学ぼうという企画にも驚くが、3人とも初任者と思えない、実によく練られた授業で、それにも驚く。「初任の先生の授業です」と言われなければ、外部参観者は気づかないだろうとも思う。

 三つの授業とも授業活性化のためにICT活用が位置付けられていること。つまり使うことが目的ではないこと、授業最初にシラバスを提示してできるだけ子どもたちを主体的にさせようとしていたこと、振り返りの継続で子どもを育てていることなど、価値づけたいところは多数。例によって動画撮影をしながら指導助言場面になるだろうシーンを記録。

 15時から先生方(外部参観者含む)一人一人が、授業から学んだことをシートに書き込む活動開始。書き込みながら、他の方の書き込みも見ておられる先生もあり。他者参照したいという気持ちになるのを先生方も実感されたと思う。

 15時30分から1時間は、僕に与えられた時間。予想して用意していたプレゼン。ほぼ修正することなく、それを使って40分間ほど展開。一人一台情報端末を活用しての共同作業、編集、他者参照の重要性をデータを使って提示。後半20分間は3人の授業者に出てきてもらい、撮影した動画を皆さんで見てもらいながら、僕が授業者の考えがより伝わるようにインタビュー。時折、指導助言を入れ込みながら、打ち合わせなしの展開は、僕がほぼ考えていた通りになってほっとする。

 終了後、すぐに学校を出る。EDUCOMから参加の藤原さんと中華料理店で一献。関西地区での様々な状況を聞き、とても参考になる。課題を聞いても僕が解決できるわけではないが、こうして聞くことも少しでも心の整理をしていただければ幸い。

 JR俊徳道駅から新大阪駅へ。551豚まんを購入して新幹線乗車。名古屋エスカ地下街で、久しぶりのカレーうどんを食べて帰宅。

 今日の動画整理。いくつかのメール返信をして力尽きる。明日は本学で「ちょっとした工夫で知的に面白くなる数学授業づくり講座」。プレゼンを少し修正。明日も頑張ろう。

 研究室HP記事は、東員町立笹尾東小学校訪問での学びの記録最終回。澤本君、新谷さんが発信。記事タイトルは「子どもにとっての安全基地」としてみた。ぜひご一読を。

11月29日 笹尾東小学校での学び(澤本、新谷)

画像1
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は、東員町立笹尾東小学校で授業を見させていただいたので記事にしていきます。

 5年生の算数の授業を見学させていただき、その後校内研修会にも参加させていただきました。今回の授業は習った図形をもとに三角形の面積を求めるといった内容でした。

 担任の先生は「大丈夫」、「他の子が助けてくれるから」、「こんなやり方もあるよーって人?」というように優しい、間違えてもいいんだと思える声かけをたくさんされていました。それによって、子どもが安心して学べる・話せる教室になっていて、教室が子どもたちにとって安全基地になっていると強く感じました。また、「ここってなんて言葉がいい?」やまとめを子どもの言葉からまとめていて、子どもが中心となった授業だと思いました。
 
 私が一番印象に残ったことは振り返りの大切さです。授業の導入では、前時の子どもの振り返りを読み上げていました。そこでは、「4年生のときに勉強した〜」や「友達の名前が入ってるね」といったように聞いている側は振り返りのポイントを分かりやすく捉えることができました。子どもも「こういう振り返りをすればいいいんだ」と気づくことができると思いました。

 さらに、振り返りボックスという振り返りの視点をまとめたものをクラスで共有してそれに沿った振り返りが行われていました。ただ教室に貼ってある、教師が声を掛けるだけでなく、子ども達全員が振り返りボックスの紙をもっていて、自らそれを見ながら振り返りを行っていました。私も振り返りの重要性を子どもと共有した上で授業をしていきたいです。

 笹尾東小学校様、この度は貴重な授業並びに研修会に参加させていただき、ありがとうございました。終わった後も私たちゼミ生の質問に答えていただき、学びを深めるだけでなく、4月からの学校生活のイメージをふくらませることができました。笹尾東小学校様、玉置先生、ありがとうございました。(澤本)


 こんにちは、8期生の新谷です。先日、東員町立笹尾東小学校に訪問させて頂きました。今回は算数の授業を見させて頂きました。授業の中で印象的だったことが2点あります。

 1点目は、先生の声掛けや子どもへの関わり方です。先生は授業の中で子どもを安心させる声掛けを多くされていました。発表が上手く言えなかった時には、次の子がスタンバイしているから大丈夫だよと言い、作業の後には、困ったよって子はいなかった?と聞き、授業の中で子どもが安心して学べる場が徹底して提供されていました。

 また、子どもが不安そうに先生に見せると先生はグッドのポーズをしていいね!と言うような表情で子どもを安心させている姿も見ることが出来ました。このように、授業において、子どもが失敗しても大丈夫と思いながら勉強ができる環境を声掛けや関わり方で提供する先生の姿を見て、私も先生のような授業ができるようになりたいと感じました。

 2点目はICTの活用についてです。今回の授業の大部分はICTを使って行われていました。図形を求める過程において、紙ではなくICTを使うことで、子どもが粘り強く何度もやり直しができることが出来ると研修会の場で学びました。また、ICTを使うと、子どもの意見を一気に見ることが出来たり、子ども同士も他の子どもの解答を気軽に見ることができたりします。今回の授業でも子どもがほかの子どもの書いた答えを見てなるほどという顔をしている姿を見ました。ICTの利便性を改めて実感することが出来ました。

 次に研修会についてです。私たちの班の先生方は、紙に入り切らないほどの意見を書いていたり、私たち学生にも何か意見あった?優しく聞いてくださりました。この先生方の学ぶ姿勢を見た時に、私も先生方のように学び続ける教師でありたいと強く思いました。

 最後に先生に質問させて頂きました。私は最初学級に入った時に子どもたちの授業と休み時間の切り替えがとてもしっかりされていて、その指導をどのように行ったかがとても気になったので、聞くことが出来て良かったです。

 今回、笹尾東小学校に訪問させていただいて、先生方の学び続ける姿勢に1番心を動かされました。また、村上先生の授業は子どもへの思いやりが溢れている授業で、本当に子どもを1番に考えているからこそ成せるものだと思い、私も村上先生のような子どもに安心感をもたらすことの出来る授業ができるようになりたいと強く感じました。今回も多くのことを学ばせて頂き、ありがとうございました。(新谷)

2023年12月7日仕事日記

 6時の目覚ましで起きる。朝食は、昨晩から楽しみにしていた(笑)名古屋コーチンの卵かけご飯。美味い!気分よく家を出る。

 7時30分ごろ研究室着。1・2限の教育課程論の準備。前回の振り返りに目を通す。1時間以上かかる作業。授業開始ギリギリに終了。

 講義室に向かい、第9・10回教育課程論講義開始。冒頭は前回の振り返り読みから。5名を指名。第9回は「令和の日本型学校教育」の深掘り、第10回は「GIGAスクール構想」の深掘り。後半は、動画や写真から背景になっている授業観を話し合い、いわゆる端末活用の本質に迫る。教育実習を終えてきているので、実習先で学んできたことをもとに発言する学生多し。

 12時30分から9期生の集まり。16日、17日の合宿についての基本連絡。ゼミ長を中心に準備が徐々にされていることを確認。同時に10期生の集まりあり。ゼミ長決めのための集合。

 卒論相談続く。安藤さん、柴山君、伊藤君来研。う〜む状態。踏ん張りを期待するしかない。

 13時ごろ、中学校教育実習事後指導動画を見ての感想をわざわざ伝えに来てくれた学生あり。実習を終えて悶々としていたが、高村先生、松本先生、僕の三人で作った動画で、自分のもやもやが解決したとのこと。話を聞けば聞くほど、僕は感激。

 13時30分から14時40分は、尼崎市立教育総合センターの林指導主事と懇談。1月に引き受けている研修内容を確定するために、遠方から来研いただけた。感激!良い機会なので、僕が動画をどう使って授業づくりのポイントを伝えているかを見ていただいた。自分の振り返りにもなった。感謝。

 14時50分から90分間、「青年期の発達障害について〜抱える困難さと理解と対応〜」と題した講演会に参加。いかわクリニックの井川典克先生から学ぶ。頷く内容多数。16時20分に中座。

 16時45分から30分間は、一宮市立瀬部小学校の春日井先生と懇談。来年2月訪問時での内容相談。新展開の相談があり、大賛成!さらに次年度の相談もあり。有り難いの一言に尽きる。

 17時30分ごろから、卒論相談あり。前野さん(ほぼゴールまで到達)、芝田君、村松さん、柴山君、伊藤君来研。徐々にゴールに近づいているゼミ生や程遠い(泣)ゼミ生あり。頑張れ!と言うしかない。

 芝田君、柴山君、伊藤君と何度も笑いながら大切な話をする。講義関連で受講生からたくさんのメールが届いていて、その処理。

 昨日に続いて、明治図書から2冊の増刷の連絡あり。いやあ嬉しい。これで「1年間まるっとおまかせ! 中〇担任のための学級経営大事典」が3学年とも増刷。そうそう昨晩送った日本教育新聞社依頼の「提言」原稿も褒められて気分爽快。

 帰路で夕食。帰宅して、明日訪問の東大阪市立布施中学校の指導案を見ながら、指導助言する内容を想定してプレゼンづくり。

 研究室HP記事は、東員町立笹尾東小学校での学びシリーズ。準ゼミ生の島田君、ゼミ生の柴山君が発信。記事タイトルは「安心して学び合う学級づくり」とした。よく学んでいることがわかる記事。
 

11月29日 東員町立笹尾東小学校でのまなび(島田、柴山)

画像1
 こんにちは、島田です。11月28日に東員町笹尾東小学校への参観実習へ参加させて頂きました。そこで学んだことの4つを書きたいと思います。

 1つ目は、振り返りの価値付けの仕方についてです。授業の始めに振り返りの共有が行われ、子ども達の振り返り内容や価値付けの質の高さに驚かされました。先生も共有の際、
・人の名前が入っていて〜
・やってみたいこと
など振り返りのやり方を価値付けを行っていらっしゃいました。授業の終盤では、振り返りボックスという振り返りの方向性のヒントを示すカードが提示されたとき、だから子どもたちがこのように振り返りをできるようになるのかと更に驚きました。

 2つ目は指示の出し方についてです。一つ一つの指示が明確で、
・教科書とノートは使わないからしまいます。
・(グループでの話し合いの際)出張はしなくてい
 いです。
・タブレットは今一旦しまいます。
など子ども達が今、何をして何をしないかということが分かりやすく簡潔に伝えられており、見通しの立つ授業になっていました。

 3つ目は子どもへの接し方についてです。こどもの声をうまく引き出す授業で、子ども達が安心して学べる環境になっていたと思いました。それは、先生の肯定的な呼び掛けがしっかりと行き届いていたからだと考えます。
・みんなが助けてくれるから
・大丈夫
・◯◯さんが、次スタンバイしてくれているね
など、間違いを怖がることなく安心して自分の意思を表明できる雰囲気づくりが徹底されいたからだと思います。

 4つ目はICT機器の使い方についてです。今回の算数の授業では3種類の使い方がされていました。
・図の拡大縮小
・図への書き込み(矢印や文字)
・課題の反映
 英語であると、ネイティブ音声の活用や口の動きが主な利用例ですが、他教科の利用方法を知ることでより柔軟にICTを使えるようになると感じました。国語では、文の並び替えを行う時に使うと教えて頂き、この事から英文でも同じことができると考えました。特に英語では接続詞や副詞で品詞が異なっても、意味は似た用語が沢山あります。そのため、並べ替えをデジタルにすることにより、子ども同士での比較が容易になり、よりつながり易くなると考えました。
 
 振り返りや学級経営、授業展開など、多くのことを学ばせて頂き、自分でも目標にしたいと思いました。笹尾東小学校の日置校長先生を始め、皆さんに感謝しています。ありがとうございました。(島田)


 8期生の柴山です。今回は、三重県東員町立笹尾東小学校で5年生の算数科の授業を参観させていただきました。既習事項の平行四辺形の面積の求め方をもとに、三角形の面積を求める授業でした。

 子ども同士が安心して学びあえる雰囲気の学級でした。授業中に誰一人離脱することもなく、話し合いの時も落ち着いていました。黒板の前に出てきて発表する際に、児童が「わからない」と正直に発言していた場面が印象的です。わからないことを素直に言うことは、勇気がいることです。学級に対しての安心感があるからこそ、全体の前で正直なことを話せたのだと思います。

 「わからない」といった子には、「がんばったね」と温かい声掛けをし、「助けてくれる人はいますか?」と他の子につないでいました。先生の温かい切り返しのおかげでこの雰囲気つくられているのだと感じました。

 子どもの反応や表情に合わせて、その場で指示や声掛けを変えていたことも印象に残っています。分からない時でも先生や仲間が助けてくれるという安心感の積み重ねが、子どもの素直な反応を引き出しているのだと思いました。日ごろから意識しなければ、咄嗟に先生のような切り返しはできないと思います。素直な反応に柔軟に関わっていけるよう意識して、4月からの教員生活を送っていきます。
 
 授業の最初、生徒の振り返りからスタートしていました。「(友達の名前)さんが言っていたように、、、」のような振り返りを共有していたことが印象的です。友達の名前を入れた振り返りを価値づけることで、人の意見から学ぶ習慣もつけていけると思います。名前を読まれた方も嬉しいと思うため、振り返りの視点として「友達の名前」も大切にしていこうと思いました。

 質問会、授業参観を通して多くのことを学ばせていただきました。教員生活に向けて、良い刺激を受けました!笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。 (柴山)

2023年12月6日仕事日記

画像1
 7時ごろに目覚め。パンと珈琲で朝食。ほぼ日常化してきた朝読書。

 大学の「子ども理解活動」運用方針の問い合わせに対応。これに伴い、実習体制も変更が必要なので、その私案を作って発信。ふ〜う。

 今日も10時過ぎに愛犬散歩。「散歩行くよ」と声を掛けると、ちゃんと理解している感じ(と思うのが飼い主とか(笑))

 11時30分ごろに家を出て、四日市市総合会館へ向かう。渋滞もなく順調。会館近くに来たので、ラーメン屋で昼食。白味噌タンメンでボリュームたっぷり。味も濃厚。僕には濃すぎる感じ。少し前まではこういう味が好みだったのに、これも年齢を重ねたからか(泣)。昼食後も余裕があるので、スマホでメール返信など、ちょっとした仕事。

 小牧第一病院から電話。ドキドキして電話に出る。ちょっとした父親の状況報告で落ち着く。弟に連絡。

 14時15分ごろ会館に到着。機器の準備完了後、控室で担当の方々と懇談。

 15時から16時30分まで、令和5年度三泗教育研究協議会と四日市市教育委員会教育支援課との共同研修会。演題は「数学授業における学習評価を通して生徒を育てる〜パフォーマンス課題と主体的に取り組む態度〜」。

 主催者挨拶で気持ちが昂る。「玉置先生にはこの夏も四日市に来ていただいて講演をしていただきました。でも数学に特化した話は最近聞いていませので、改めて依頼したのです」と言っていただけたことはとても嬉しいこと。先生の数学本は全部持っています!というコメントにも元気が出る。

 まずは学習評価の在り方を説明、特に「総括的評価」と「形成的評価」を混乱してはいけないと忠告、その後、数学的な見方や考え方を育むための取組から始め、日常授業においてこそ(ミニ)パフォーマンス課題を取り入れて生徒を鍛えたいという主張を伝えるための実践の数々を紹介。あっという間に時間が経ち、用意したネタがいくつか残ってしまったのは申し訳ない。帰路も順調。
 
 吹田市教育センター主事から電話。1月の10年目研修の進め方についての相談。昨年度同様な研修で、初試みをしたことを思い出す。昨年度はとても良かったので、同じ流れでいきましょうと相談。

 明治図書からとっても嬉しい連絡が届く。次の4冊が増刷とのこと。ああ嬉しい。
 「中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100」
 「中学校学級担任必携 生徒指導要録作成の手引き&所見文例1140」
 「1年間まるっとおまかせ! 中2担任のための学級経営大事典」
 「生徒が輝く! 通知表の書き方&所見文例集 中学校1年」


 研究室HP記事は、11月29日東員町立笹尾東小学校での学びを前野さんと安藤さんが発信。記事タイトルを「振り返りボックスのよさ」とつける。濃い学びがわかる記事。
画像2

11月29日 東員町立笹尾東小学校での学び(前野、安藤)

画像1
【前野】
 こんにちは。8期生の前野です。
 11月29日に笹尾東小学校で授業を見させていただきましたので、学びを記事にまとめていきたいと思います。

 今回は5年生の算数の授業を見ることができました。どの子も集中して問題に取り組む様子が印象的で、先生の温かい雰囲気と声かけによって、子どもたちも安心できる環境で学んでいる様子がとても伝わってきました。

 授業を見る中で、授業の導入と最後に振り返りを活用していたところが印象に残りました。授業の導入では、前回の授業での振り返りをいくつか紹介していました。友達の名前や言っていた内容が書かれた振り返りを紹介していて、これは授業に集中して取り組んで1時間の学びが子どもたちにしっかりと定着しているからこそ書ける振り返りだなと、レベルの高さに驚きました。

 そして、授業の最後には振り返りの時間を設けて、「振り返りボックス」という振り返りの視点を示したものを参考に振り返りを書いていました。不思議や疑問、友達の名前、気になったこと等、振り返りの視点が書かれたものを手元に置いておくことで、振り返る内容が明確になり、授業の冒頭で見たような次につながる振り返りが書けるようになるのだろうと感じました。これは算数に限らず振り返りの場面で使っているそうです。私も4月から授業を行うときには、ただ振り返りを書いてもらうのではなく、どのような視点で振り返りをするのかを子どもたちに伝えて、振り返りを次の学びにつなげられるようにしたいと思います!

 また、ICTを活用して子どもの考えを集約することで、全員の考えが一覧になって表示されていました。図形の問題だったので視覚的にとても分かりやすく、自分の考えと似ている人はいるか、違う考え方はあるかというように自分の意見と他の意見を比較する際に有効に使うことができることを学びました。ICTを活用することで、いくつもある情報の中から自分で必要な情報を取りに行くことができる力を育むことができると分かりました。子どもの考えを集約して、お互いに意見を比較・分析するという活動は算数以外の授業でもできると思うので、ぜひ自分が授業をするときにも参考にしたいと思いました。

 授業を見させていただいた後には、笹尾東小学校の先生方に質問させていただく時間も頂くことができました。4月から教壇に立つ8期生に温かい言葉をかけていただき、励みになりました。本当にありがとうございました。今回初めて笹尾東小学校に行くことができ、たくさんの学びを得ることができました。笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(前野)

【安藤】
 こんにちは!玉置ゼミ8期生の安藤です。 先日、東員町立笹尾東小学校に訪問させていただきました。今回も本当にたくさんの学びがありました。この学びから、今後大切にしていきたいと思ったことを記事にしていきます!

 算数の授業を参観させていただき、大切にしたいと思ったことが2つあります!

 1つは“子どもが安心して発言できるような言葉かけ“です。授業中、自信を持てず発言をためらう子どもがいました。子どもの呟きを先生は拾い、「分からなくても良いよ」「大丈夫だよ」といった言葉をかけていました。この言葉かけがあるからこそ、子どもは勇気をもって発言することができたと思います。さらに先生は「みんなが助けてくれるよ」と仰って、続きの説明を他の子に繋げていました。このように学級の心理的安全性を高め、子と子をつなぐ言葉かけをしていきたいです!

 もう1つは“振り返り“です。授業は振り返り紹介からスタートしました。私はこの振り返りのレベルの高さに衝撃を受けました。自分に関する振り返りはもちろん”友達の良かった姿から次回はこんなことを頑張りたい”という内容が書いていました。

 なぜこんなにレベルの高い振り返りができるのか、その秘訣は以下の2つにあると気付きました!
・振り返りの観点を明確にする
・価値づけ
 振り返る際に「振り返りBOX」を活用していました。ここには、振り返りの観点が示されていました。これは振り返る際のヒントになるので、私も活用したいと思ました!さらに、先生は振り返りを紹介する際、「友達の名前も書けているね」と具体的に価値づけていました。このように日常的な価値づけをする事もレベルの高い振り返りの秘訣だと思います。価値づけすることを日常的に行い、振り返りの意義を伝えることも大切にしていきたいです!

 研修会では、授業者の先生と一緒のグループに参加させていただきました。先生は学生の私にも「何か意見あれば教えて下さい」と仰いました。この時、私も先生のように“どんな時も、誰に対しても学ぶ姿勢を忘れない教師”であろうと思いました!

 現場を見て得られる刺激や学びがたくさんありました。笹尾東小学校の皆様、そして玉置先生、貴重な学びの機会をいただき本当にありがとうございました!!(安藤)

2023年12月5日仕事日記

画像1
 いつもの喫茶店でモーニング。持ち込み読書。

 9時から10時ごろまで、EDUCOMの皆さんとオンライン会議。方針はピタリ一致。さっそく動き出すことに決定。気力が湧く話し合い。

 10時ごろ愛犬散歩。「待っていました」という愛犬。もちろんそう見えるだけ(笑)。

 10時30分ごろ家を出て、西尾市立一色南部小学校へ向かう。ナビは知多半島道路を通って、衣浦海底トンネルを通る1時間30分ほどのルートを指示。ナビに従って移動。

 順調に進み、学校まで15分ほどのところで喫茶店に入って昼食。学校到着は13時30分でよいので、コンビニ駐車場で時間調整。これからのプレゼンネタをスマホメモに吹き込む。隙間時間も充実した時間とした自分を褒める(笑)。

 13時30分学校着。校長、教務としばし懇談。14時から3年生算数授業参観。元気がある子どもたち。その子どもたちのエネルギーをプラスに転化している担任。とても良い学級。大胆な課題にも「わからん」というつぶやきを発しながら、最後まであきらめない子どもたち。ゴールまでの道のりは遠かった授業。ある意味、計画通り。

 研究協議会まで必死に動画整理💦。15時20分から30分間の先生方の協議。先生方の教材のとらえは間違いなく、助言にも強く同感。

 僕は冒頭で、協議会の質の高さを価値づけて、今回は教材研究の重要性を教科書と撮影した動画をもとに伝える。モデリングの手法も伝授。その後、依頼を受けた演題「主体的・対話的な深い学びに結びつく指導」で、今日の授業と結び付けながら30分間ほどの話。校長室で授業者に再度の助言をして退校。

 帰路はナビは海底トンネルルートを示さず。それに従って移動するが、夕刻であちこちで渋滞。帰りはなんと2時間20分ほどもかかってしまった(泣)。

 まずは今日の動画とプレゼン整理。明日の講演準備。連載中の原稿に加筆の指示ありで対応。びっくりする内容での講演依頼ありで熟考。8日訪問の布施中学校指導案、11日訪問の黒笹小学校指導案が届き印刷。何を準備して訪問するとよいかを考える。

 研究室HP記事は、11月29日東員町立笹尾東小学校の訪問記録。まずは寺尾さんと伊藤君が発信。「子どもから引き出す」とタイトルにつけて公開。

 最近、本研究室HPへのアクセス数が増加している。昨日は1日で735アクセス。大いなる励みになる。深謝。

11月29日 笹尾東小学校での学び(寺尾、伊藤)

画像1
 こんにちは、8期生の寺尾です。今回は笹尾東小学校の授業を見させていただいたので、学びをまとめます。

 今回は、5年生の算数で、既習事項を用いて三角形の面積を求めるという授業でした。間違っても大丈夫、他の子が助けてくれるという声掛けをされていて心理的安全性のある学級で、子どもたちの関係も良好に見えました。子どもから引き出すことがすごく上手く、教師が説明する時間が少なかったのが良かったです。

 そのなかでも特に、切り返しの言葉が印象に残っています。ある場面でこれらを「仲間分け」しましょうといったところ子どもたちは固まっていました。しかし、これらの「共通点」を見つけましょうというと、子どもたちの様子が変わりました。少しの言葉選びでこんなに違うんだと思ったと同時に、子どもの反応を見て切り返しの言葉をスっと出すことの凄さを感じました。自分はそういったことが苦手なので、徐々に慣れていきたいです。

 また、面積を求めるのに「切る」という方法を用いることは分かっていましたが、その図形を切る事で、何の形に変えたいのかというところまで抑えることで、ねらいを達成させることになることを学びました。子どもたちにどんな力をつけたいのか、子どもたちから何を引き出したいのかを考えた授業づくりを意識していきたいです。

 今回初めて三重県の学校に行きましたが、この授業を見ることが出来て本当に良かったと思っています。子どもも先生方も温かい方ばかりで、半日いただけでもこの学校の良さが伝わってきました。笹尾東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(寺尾)


 こんにちは。8期生の伊藤です。11月29日(水)に三重県の東員町立笹尾東小学校を訪問させていただきました。今回は、この学校訪問での学びを記事にしていきたいと思います。

 まず初めに、算数の授業を見させていただきました。この授業内容は、三角形の面積の求め方についてでした。

 授業が始まる前の子どもたちは、とても賑やかで、楽しそうな様子でした。何人かに声をかけてみても、どの子も明るく元気に話してくれました。しかし、授業が始まった途端に、子どもたちの顔つきが変わりました。授業中も、先生の指示はしっかり聞いて活動に集中して取り組んでいました。また、先生の話だけでなく、友達が発表しているときも、他ごとをせずに、静かに聞いていました。

 私は、なぜこのような落ち着きのある学級になっているのか疑問を抱きました。この疑問の答えは、授業中の教師の働きかけが関係していると思えます。それは、子どもを大切にした言葉がけです。授業者の先生は、緊張して発表することが難しい子には、「みんなが助けてくれるから」や「みんないるから大丈夫」の言葉がけや、途中までしか発表ができなかった子には、「ありがとうね」や「がんばったね」の言葉がけをなされていました。

 また、この先生の言葉は、意識的にではなく、本心から出ているものだと感じます。お会いしたのは初めての先生でありましたが、私はこの先生は子どもにとって優しい先生なんだろうなと思いました。このように思えるくらいに、先生の授業中の働きかけから子どもに対する思いが伝わってきました。

 先生が子どもに対する思いを、普段の学校生活の中で、言葉や行動で表現しているからこそ、子どもが先生のことを信頼することができ、落ち着きのある学級になっているのではないかと思いました。このことから、先生の子どもを大切にした言葉がけの大切さを学びました。また、どの場面で、どんな言葉がけをすることで、子どもたちを支えることになるのかについても、勉強になりました。

 他にも、授業の進め方、ICTの使い方についても、多くのことを学ぶことができました。その中でも特に、子どもに対する言葉がけが印象に残ったため、このことを記事に書かせていただきました。

 本日は、多くのことを学ばせていただき、ありがとうございました。東員町立笹尾東小学校の先生方は、私たちのどの質問にも真剣に答えてくださり、私たちの学びの励みになりました。また、東員町立笹尾東小学校の子どもたちは、私たちを温かく迎えてくれたので、とても嬉しかったです。また機会があれば、よろしくお願い致します。(伊藤)

2023年12月4日仕事日記

画像1
 6時30分ごろ目覚め。今日締め切りの連載中「週刊教育資料」の第42回の原稿書き開始。内容を決めて方針が立ったところで、いつもの喫茶店へ行きモーニング。持ち込み読書。

 帰宅。愛犬散歩。ゼミ生へぜひとも読ませたい国語授業実践記録があったので、かつてのゼミ生も含めて送信。原稿書きの続き。ほぼできたので、敦賀から戻って再読して編集部に送ることにして、ひとまず終了。

 10時12分地元駅乗車、名古屋から新幹線で米原まで。しらさぎ号で敦賀駅へ。12時24分着。迎えの車で、敦賀市立松原小学校へ。校長室で懇談。

 13時10分から4年生算数授業。各自がゴールを決めて学びを進めるいわば挑戦的な授業。子どもと担任の関係も良く、子どもたちがよく育っていて、進んで学び合う子どもたち。つぶやきもいい。僕は例によってカメラを持って、指導助言ポイントとなるだろうと予想する場面を撮影。聞くところによると、リモート参観もあって100名近くの方が授業を参観されたとのこと。

 授業後、すぐに「きらめきみなと館」の小ホールへ移動。機器セッティング後、20分間で動画整理。必死💦。

 14時35分から講演開始。演題は依頼を受けて「令和の日本型学校教育の実現のための授業の在り方、教師の役割を語る」。ほぼ60分間。時折、客席側に降りて、意見を求めながらの講演。200名近い方の参加と聞く。

 舞台に松原小授業者と教頭先生に登壇していただき、打ち合わせなしで、授業映像をもとに僕がお二人に聞きながら、授業の価値づけや多くの方が悩んでおられるだろうことについて話し合う。この展開は、僕は「敦賀方式」と呼んでいる(笑)。授業者の教材研究の豊かさ、挑戦した授業への思い、悩みなどを引き出すことができたと思う。

 終了後、登壇していただいた二人が控室にお越しになる。再び授業の振り返り。今日の授業をさらにバージョンアップするとしたら、という助言をさせていただく。

 敦賀駅に送っていただく。お土産などを買って、しらさぎ号に乗車。米原から名古屋へ。地下街の矢場とんへ。外国の方が多数待っていて、25分くらいの待ち時間。大好きなひれかつ定食を食べる。

 20時30分ごろ帰宅。原稿を再読して編集部へ送信。今日の動画とプレゼン整理。12月14日訪問の岡崎市立矢作西小学校でのプレゼン作成。演題は「チーム学習の本質と実際」。ほぼ完成。

 10期生からのグループチャットへの投稿がなかなかいい。10期生も少しずつ始動。研究室HP記事は11月4日の「いのちの授業」講座の記録。9期生由原さん、久保君、小林さんが発信。問いから始める道徳授業の体験記録は、授業者の僕にとっても学びは大きい。

11月4日 いのちの授業を体験的に学ぶ(由原、久保、小林)

画像1
 こんにちは、9期生の由原です!今日は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを記事にしていきたいと思います。今回は、玉置先生の道徳の授業に参加させていただきました。

 子どもの発言から問いをつくり、その問いを深めていくという、自分たちで授業をつくるという展開で進められました。子どもからの疑問などを問いにすることで、自然と意見も言いやすくなり、学びが深まっていきました。また、主人公の苦悩を自分を重ね合わせることで、共感する部分も感じられ、より主人公の道徳性の高さに気付くことができました。子どもの発言を聞くだけでなく、その発言から学びを深めるための発問があり、より深く考えることができました。このように、子どもたちの発言から授業を展開することで、一方的な授業ではなく、自分たちでつくる授業に繋がっていくのだと学びました。

 教育実習で道徳の授業をしてみて、子どもの発言を繋げて深めていく難しさを改めて感じました。私は、子どもの発言を問いに繋げていくことができず、いつも一方的な授業になってしまいます。今日の授業で、自分の中でしっかりと軸をもっておくことで、子どもの発言から授業をつくっていってもぶれずに授業することができると学んだので、軸をもつことを意識していきたいと思います。そして、子どもたちが自由に発言できるような授業をつくっていきたいと思います。

 玉置先生、山田先生、龍崎先生、そしていのちのセミナー関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。今日学んだことを、これからに活かしていきたいと思います。(由原)


 こんにちは!9期生の久保です。今回は、「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学びを記事にしていきたいと思います。

 今回は玉置先生が、いのちの授業をされているのに実際に参加させていただきました。取り上げられたテーマは「戦争を取材するジャーナリスト」でした。最初に読んだ後、そのジャーナリストに伝えたいことや問いを聞かれました。すると、そこから授業を展開し、自分事として置き換えながら考えさせる授業でした。最後には、ジャーナリストの生き方をこれからの自分に生かせるとしたらどうしたいか、考える時間もありました。

 今回の授業を参加させていただいて、自分の道徳の授業を振り返りました。道徳は子供の率直な意見を引き出せることができる授業だと思います。私は、こう言って欲しいなとある程度の回答を求めるあまり、限定的な回答を期待する発問しかできず、率直な意見を求めるのに苦戦しました。

 玉置先生の授業は、子どもの素直な意見から広げていき、それでも最後こう言って欲しいと思う筋が通っていて、そこに着実にたどり着いていました。そのようにするために、追質問したり、付け足しさせたりして考えを深め、自然に真実に近づけようとしていらっしゃいました。とても勉強になりました。

 玉置先生の本場の授業を参加することができ、とても貴重な体験になりましたし勉強になりました。また、山田先生、龍崎先生、そしていのちのセミナー関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。   (久保)

 
 こんにちは。9期生の小林です。11月4日にじゅうろくプラザで開催された「命の授業」に参加させていただきました。

 「命の授業」と聞いていたので、子どもの自死を防ぐ内容の授業なのかなと予想して会場へ向かいましたが、実際には戦場を取材するジャーナリストの女性を取り上げた授業でした。最終的にその女性は戦地で亡くなってしまったのですが、彼女の生き方から私たちは「自分だったら」と、彼女の立場を想像し「命」について考えました。

 私は今まで教科書の内容の道徳にしか触れたことがなく、「命」を考えるために1人の女性の「人生」をテーマにして授業をするというアイデアが印象的でした。今回、玉置先生は授業前に「中学生になりきって」とおっしゃっていましたが、短くも充実し、良き影響を与えた女性のストーリーは、大人である私たちの心を動かすものでした。

 また玉置先生の授業では、どんな意見も肯定して受け止めてもらえる安心感がありました。自分の実習での授業を振り返った時、子どもたちは安心して発言することができていただろうかと不安になりました。正解のない道徳では、どんな発言も受け止めてもらえる安心感がとても大切だと思います。私も授業を受ける児童生徒に、安心感を与えられるような教師になりたいと思いました。(小林)

2024年2月16日リーディングDXスクール事業(成田市立西中学校)講演

画像1
 2024年2月16日リーディングDXスクール事業で、成田市立西中学校で講演をします。「心の天気」活用校です。

2023年12月3日仕事日記

 6時ごろの目覚め。いつもの喫茶店でモーニング。持ち込み読書。

 帰宅。3本のオンライン学びで充実した昨日の仕事日記書き。愛犬散歩。

 12月10日の「自ら学習を調整する子どもを育むセミナー」の進行表作成。フェローに連絡して不備を教えてもらう。稲沢市数学部会での講演テーマ連絡。学校DX戦略アドバイザー事業関連文書作成送信。

 令和6年1月13日の教師力アップセミナーへの協力を8期生、9期生へ呼びかけ。9期生の合宿へ向けての準備指示第1弾発信。10期生へは学びの指示第1弾発信。少しずつ稼働。

 16時ごろ、父親の病院へ。相変わらずの状況。

 12月21日の岐阜県教育委員会から依頼の講演プレゼン作成開始。玉置流の「授業の見方や指導助言」を伝える内容だけの講演は初めて。日々、少しずつ進めたい。良い機会をいただけたことに感謝。

 研究室HP記事は、小林さんの中学校教育実習の振り返り。真摯な振り返りと明確な目標提示。誠実さが伝わる記事。

 明日4日は、敦賀市で授業を見て講演。5日が西尾市、6日が四日市市、8日は東大阪市、9日は岐阜市(本学)と講演が続く。10日は「授業と学び研究所」と「未来を拓く学校づくり研究会」主催のセミナー開催。体調に気を付けて頑張ろう!

中学校教育実習を終えて(小林)

 中学校で教育実習を経験させていいただくなかで、小学校実習のときには感じることのなかった、思春期の生徒とのコミュニケーションの難しさ、また専門科目である「外国語科」を教える楽しさを感じました。

 小学校実習の時は、児童の話に耳を傾け、児童のつぶやきから授業を展開するように心がけていました。しかし中学校では、生徒がつぶやく様子があまり見られず、教師である自分が主体となって授業を進めることがほとんどでした。理想としていた授業と乖離した自分の授業を振り返り、反省する毎日でした。

 また英語の授業に関して、文法以外オールイングリッシュの授業を展開したいと考えていましたが、英語を積極的に使って授業をすると生徒の反応が悪くなり、実際に授業後に生徒に話を伺うと、「何を言っているのか分からなかった」と言われてしまいました。使う単語をなるべく簡単なものにしたり、ジェスチャーを使ったり、声色に感情入れるなどの工夫してはいたものの、英語を英語で指導する難しさを痛感しました。

 指導教官の先生と生徒の英語力についてたくさんお話しましたが、やはり「英語嫌い」が顕著にみられることが課題だと感じました。私自身、英語を勉強し始めたのは9年前一般的であった中学1年生からでした。「英語が楽しい」と感じ始めたのは高校3年生からでした。英語は、分からないと楽しくないし、分からないものを好きになることは不可能です。今回の実習で、オールイングリッシュは理想的ではあるものの、段階的に取り入れるのが現実的なのではないかと感じました。

 色々な課題はあったものの、教壇に立って大好きな英語を教えることのできた時間はとても幸せなものでした。私のやりたい様に授業をさせてくださった指導教官には感謝の気持ちでいっぱいです。最終日には、私が留学していたカナダについて子どもたちに話す時間をいただきました。自分の宝物のような経験を子どもたちに伝えられたことで、自分の経験が更に意味のあるものになったように思えて嬉しかったです。

 小学校と中学校の実習を経験して、私は子どもを「英語好き」にして中学校に送り出せる小学校教師になりたいと思いました。昨年1年間留学して、英語の奥深さを知りました。英語を学ぶことで自分の世界や可能性が広がることを知りました。これからの未来を担う子どもたちにも、英語を好きになり、海外に興味を持って欲しいです。そのために、小学校の外国語活動、外国語科に精通した教師になれるようにこれからも頑張ります。(小林)
画像1

2023年12月2日仕事日記

 6時に目覚め。いつもの喫茶店でモーニング。愛犬散歩。仕事日記を書いたり、ゼミ生への連絡をしたり、指示を受けて教育学部3年生全員へのアンケート依頼発信。

 9時30分から、未来を拓く学校づくり研究会主催の「モーニング情報交流会」。今回は、「一人一台端末は活躍していますか?」と題したテーマ。情報提供者は、大城智紀先生(沖縄県教育庁教育課教育 DX 推進室主任指導主事)。

 学校現場、市教委、県教委、文部科学省といわばすべてを経験されておられるので、全方位からのGIGA端末活用の状況を分析され、端末活用推進するための教員研修方法を中心に情報提供をいただいた。45名ほどの参加者には、大いなる刺激になったことだろう。30分間のブレイクアウト、その後、「端末の持ち帰り」を話題にしての情報交流。参加者の意識の高さから本質論になって終了。今回もとっても良い会となった。皆さんに感謝。11時終了。

 終了後、大城先生と春日井の水谷先生と情報交流。衝撃的な話を聞く。コメントのしようもない(泣)。

 11時30分ごろから、重要な2本の電話あり。1本はかつての教え子からの教育相談。お役に立てただろうか?ちょっと不安。

 モーニング情報交流会に参加したEDUCOMの岡本さん、吉岡さんから感想が届く。さっそく返信。授業と学び研究所での会議報告をして、ある提案もする。

 14時から東北大学大学院情報科学研究科主催の第72回情報リテラシー連続セミナーに参加。今日の講師は、中原淳先生(立教大学経営学部・教授)。「組織開発を通じた『働き方の見直し』-学びに満ちた学校をめざして-」と題しての1時間の話。

 期待以上の刺激的な話。テンポが良い話型で、内容も豊富でメモも多数。一番心に刺さった言葉は「人の心を支配するのは魅力よりも抵抗」。質問タイムでは進行役の堀田龍也先生から促されて、校長職の在り方について発言。充実の2時間30分。

 中原先生からの資料を再度見直して、講演メモを整理して保存。いわゆる振り返り。

 20時からは「学校教育への生成AI導入 〜明日からの教育を変えるアイディア〜」と題したオンラインセミナーに参加。ChatGTPの教育利用のヒントを得るため。指導案作成に際しての生成AI活用は、短時間で質が高い案を作成できるとの発表あり。活用しているからこそ、納得できる発表。もし僕が生成AIにそれなりに触れていなかったら、そんなことはないだろうと思うはず。実際に触れてみることの大切さを感じながら発表を聞く。

 刺激を受けて、オリジナルChatGTPを作るためにYouTubeで勉強。実際にやってみるがうまくいかない。乗り越えるためにさらなる勉強が必要だと実感。

 研究室HP記事は、幼稚園実習を終えた長谷川さんの学び記録。遊びを通して子どもの成長を促す難しさを体感したことが書かれている。なるほど!という記事。

幼稚園実習を終えて(長谷川)

画像1
 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。先日終えた幼稚園実習での学びについてまとめていきたいと思います。

 特に私は幼少の接続について詳しく学びたいと思い、年長のクラスに入らせていただきました。年長のクラスでは文字の練習や挙手をして発言をする。時計を意識して行動をする。という取り組みが日常的に行われていました。日直のような制度もあり現在問題とされている小1プロブレム改善に向けた取り組みが多く行われていると感じました。

 4週間の実習の中で1番感じたことは、遊びを通じて子どもの成長を促すことの難しさです。

 小学校とは違い幼稚園では遊びの時間が多くあります。遊びを提供したり、一緒に遊んだりする中で育みたい力を考え、環境構成や援助の仕方などを工夫していかなければならないため、とても難しく感じました。

 クラスには数人発達障害のある子どもが在籍していました。1人1人得意とすることや苦手とすることが大きく異なります。日頃から子どもたちとよく関わり観察していく中でその子に寄り添った保育を見つけていくべきだと思いました。

 また、年長になると自分と周りの違いについて気付き始めます。発達障害のある子に対して悪気なく「なんでできないの?」「どうして?」と疑問を抱き本人に聞く子どもの姿がありました。うまく説明できない本人達に代わって保育者が周囲の子に得意なことや苦手なことをしっかり伝えていくことが重要だと考えました。

 私は保育専修に所属しているので、今回の実習は中学校ではなく幼稚園に行きました。今回の実習で学んだことを忘れることなく、保育専修をいかした小学校教員になれるよう今後は教採勉強などに励みたいと思います!(長谷川)

2023年12月1日仕事日記

 今日から12月。時が経つのは本当に早い。明日の「モーニング情報交流会」の案内を皆さんに発信。

 いつもの喫茶店でモーニング。持ち込み読書。愛犬散歩。

 9時ごろに家を出て、なごのキャンパスへ向かう。10時15分から昼食を挟んで15時まで会議。校務支援システム普及のための方策、依頼を受けた新卒研修プログラム検討。

 帰宅。貸与されたPCで仕事をしようとすると、セキュリティを上げてもらってから初使用で気づく。立ち上がらない(泣)。さっそく連絡。持参することにして、EDUCOM愛知本社へ向かう。

 新社屋で働く皆さんを初めて見る。とても開放的な空間になったので、だれを見ても仕事に追い込まれている感じはせず(本当は大変だろうけど)、楽しく仕事をされている感じ。あちこちを回って、邪魔にならない程度に声をかけて会社を出る。帰りに久しぶりに「テツヤロール」を買って帰宅。

 夕飯は外食。夕食途中で予定をいれていたことに気づき、うっかりしていたことを謝る。21時からのオンラインゼミも寝入ってしまい謝る。

 12月5日に訪問する西尾市立一色南部小学校の依頼を受けてプレゼンづくり。学校研究テーマをもとにした内容。遅くに担当にデータ送信。

 研究室HP記事は、中学校教育実習を終えての記事第1弾。古賀君がしっかり振り返っている

2023年11月30日仕事日記

画像1
 パンを持って家を出る。7時30分ごろ研究室着。珈琲をいれてパンを食べる。火曜日の「教育課程論」の振り返りを読む。

 8時15分から、新谷さん、寺尾さん、柴山君が卒論の相談で来研。新谷さんは整えて提出すればよい状態まで来た。

 9時から「教育課程論」。1限は「主体的な学び」、2限は「対話的な学び」がテーマ。振り返りを指名して読んでもらうことから講義スタート。小中教育実習を終えて、個々の教師への見識がかなり高まった感じ。80名ほどの発言から感じるこれまでと違った深い考え。意見を聞きながら、良い意味でこちらがきっちりと正対しないといけないと思わされる意見が続く。濃密な2コマ。

 12時15分、啓林館東海支社長らが来研。昨年度に引き続き「啓林リーダーセミナー」の講師の依頼を受ける。有り難いこと。さっそく内容について協議。

 13時ごろ大学を出て、岐阜県総合教育センターへ向かう。14時から「岐阜県中堅教諭等資質向上研修(高等学校・特別支援学校)」の講師を仰せつかっているため。5月には小・中・義務教育学校教諭、栄養教諭、養護教諭の中堅研修の講師。さらに言えば、岐阜市の中堅教諭研修講師も今年度務めたので、今日で岐阜県内12年目すべての先生方が、僕の話を聞いていただくことになった。有り難いこと。張り切るしかない(笑)。

 14時から15時30分まで、150名ほどの皆さんを対象に「ミドルリーダーとして求められる資質・能力」と題して講演。研修が10時から続いていて、皆さんはさぞかしお疲れだとは思ったが、すこぶる反応が良くて、ついつい予定外のことを入れ込み過ぎて、後半は速足になってしまった。猛省。

 夕方には担当の方から次の嬉しいコメントと来年度の依頼も届く。講義終了後、「ぜひ本校でも講義をしてほしい」「これまで受けた研修の中で一番良かった」という受講生からの感想を聞いています。様々な実体験を踏まえた内容や、交流をしながらの講義スタイルと、先生の人を引き付ける話し方など、今後の授業に活かしたい手法を学ぶことができました。またミドルリーダーとして、どう立ち振る舞えばよいのかというポイントをご教示いただけました。

 父親の病院に寄って帰宅。弟に父親の状況報告をして相談。本日締め切りの大学業務に関する入力を終える。間に合った💦。7期生の下野さんから素敵なメッセージが届く。ぜひとも現役ゼミ生に伝えたいと思い、さっそく転送。皆さんのおかげで今日も充実の1日。
 
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文

子ども理解活動リスト