2024年4月23日仕事日記

 8時ごろ研究室着。珈琲を淹れて、気になり始めた山積み資料整理。

 10時からオンラインで「授業と学び研究所」会議参加。新卒研修の振り返りは視聴。後半の取材を基にした動画作成にあたっては、感じることがあって発言。制作者の苦労がよくわかる。この山を乗り越えたい。

 12時15分から、第1回教職教育研究部会に参加。部会長を仰せつかっているので進行役。附属小中との連携強化必要との意見に同感。

 13時10分から、3限、4限と第2回「教師論」。今回は、教師が心しておくべき名言をもとに、理想の教師への深掘り。時折、授業技術紹介。授業冒頭では、10期生が教科書販売を手伝い、大学生活充実のための話をしてくれた。感謝。

 大学へ入学したばかりのこの時期の質問に驚く。授業後、「玉置ゼミに入りたいです。どうしたら入れますか?」という質問を受けたこと。ゼミ決めは2年後だからじっくり考えたらいいなどと助言。

 16時30分から10期生ゼミ。本格ゼミの2回目。今日は 「いっしょに佇むという技法」、「個人作業の時間を見直す」の二つがテーマ。授業場面を想像しながら論議。

 帰宅。半端ない疲れ(泣)。一旦横になる。研究室HP記事は、先週の9期生ゼミのまとめを古川君が発信。要点をコンパクトにまとめている。多くの学生に役立つ内容。

4月22日9期生ゼミでの学び(古川)

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 こんにちは、9期生の古川です!
 今回は4月22日に行われたゼミでの学びを記事にしていきます!!志望動機をテーマに面接練習を行い、玉置先生から助言をいただきました。

◯エピソード(きっかけ)から教育実習に飛ばない!
 僕たち9期生の志望動機はきっかけから教育実習に飛ぶことが多く、その間の「繋がり」は何なのか指摘されることが多くありました。教育実習に行く前も大事だと感じました。

◯書いたことをそのまま言おうとしない
 当たり前のことですが、どうしても書いたことをそのまま言おうとしてしまいます。百戦錬磨の面接官に伝わるように書いたことを言おうとせず、自分の想いを語れるようにしたいです。

◯他の仕事ではダメだという強い信念を!
 自分が認識している教師像、目指すべき姿は教師ではないとダメなんだと伝わる内容にする必要があります。「それって塾でもいいのでは?」と思われない内容にしなければならない。

〇「なぜ教師を目指すのか」
教採面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問ですが、自分の意志をただ伝えるだけでなく、その経験の本質は何なのか考えていく必要があるなと感じました。

 毎回感じることですが、ゼミでの学びが多く「もっと頑張らないと」と思わされる日々です。教採合格に向かって頑張っちゃいます。

2024年4月22日仕事日記

 8時少し前に研究室着。9期生ゼミ資料印刷。私書箱にあった文書を精読。

 9時から「教育課程論」。割り当て数をかなり超える100名以上の受講者。まず脳への入力と出力の違いを某実験結果をもとに捉えさせる展開からスタート。学習指導要領の定義をもとに、その背景を探らせたり、教育基本法第1条から「人格の完成」について考えさせたりと、3年生の学生には、これまでその用語は何度も耳にしてきたが、ここまで考えることはしなかったという感覚を持つように授業展開。学生が話し合う様子から、仕掛けは成功しているという手ごたえあり。

 10時40分から12時30分ごろまで、9期生ゼミ。過去問をしてから、「なぜ教師を目指すのか」を各自が発話。重点を置いて伝えた方がよい内容を助言。

 9期生荒木さん、由原さん来研。面接相談。10期生河上君、池田さん、森山さんらが来研。最新の情報伝達法について聞く。ついていけない世界(笑)。学生とのやりとりは、心安らぐ。

 「教育課程論」の「振り返り」熟読。授業をもとにして、ある学生は深く、ある学生は拡張して考えている記述多し。2時間以上かけて精読。

 16時30分から「第1回子ども理解活動」全体会。「子ども理解活動」をなぜ設定したのかという思いを伝え、選択制とはいえ、受講を強く勧める意義をしっかり話したつもり。福地先生や林先生からは、「子ども理解活動」の1年がイメージできるように説明を加えてもらい、ゼミ履修代表者を決めて終了。僕が担当するゼミ履修担当者には、「君たちの担任の気持ちになっている。よりよい『子ども理解活動』をみんなで創り上げよう」と呼びかけ。

 1限教育課程論の振り返りから出欠席をチェックして大学を出る。帰宅。今日も無事1日が終わったと思っているうちに、例によって記憶なし。何時間、横になっていただろう。気づいてメールチェック、明日の準備を深夜過ぎにする。

 研究室HP記事は、先週の10期生ゼミの学びを岡田君が発信。「わからないことを訊けるようにする」という項目の深掘りの記録。

4月16日10期生ゼミでの学び(岡田)

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 こんにちは。玉置ゼミ10期生の岡田健太朗です。今回は、4月16日に行われた10期生ゼミでの学びについて話していきたいと思います。

 「授業の初めに机が散乱している子」、「机に伏せている子」など自分が教師になった時に必ず1人はいるような子どもへの声掛けや行動として、「机の上のものを一緒に片付ける」などの行動やや「どうしたの?」などの声掛けをしたり、めあてを読ませることにより、授業に参加するきっかけとなることを学びました。

 また、ペアや班の活動が滞ってる時は安易に手がかりを与えるのではなく、そのペアや班のところに行き、子どもたちの話をよく聞き、わかるところから確認していき、どこが分からないかを見つけ出させることが大切であり、子どもたちに気づかせるようにするべきなのだと学んだ。

 発表の際に玉置先生に発表者の当て方や、子どもの呼び方、教師の反応の仕方などを教えて頂きました。教師側から「発表してるくれる子いる?」のように聞くのではなく、意図的指名を行うべきと玉置先生が仰っており、意図的指名をするには子ども一人一人のことを理解しておく人用があると学びました。子どもを理解するためには日頃の授業や休み時間などで子どもたちの様子を観察することが非常に大切であると感じました。

 子どもの発表したあとの教師の反応として、子どもが言ってないことまで付け足しで話してしまうのは子どもからしたら、「自分はこんなことまでは言ってないのに」と考え、学習意欲が下がる原因になってしまうため、子どもが言ってないことは勝手に教師側から言わないということを意識しないといけないと学びました。

 発表した子どもがとても大切なことを話していたり、難しいことを話していたりした時はその子にそのことについて再度説明してもらうだけではなく他の子に「今の𓏸𓏸さんの発言聞いて、どう感じた?」なども聞くことにより、それに対しての自分の意見も発言しやすくなったり、発表した子のことを褒めることが言われれば、その発表した子も嬉しいと感じ、子供を繋ぐということに繋がることも学びました。

 今回の10期生ゼミでの学びを教育実習だけでなく、これから教師として授業をする際にも生かしていきたいと思います。(岡田)

2024年4月21日仕事日記

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 来月は、宮城県20年目研修を校種別に分けて、オンラインで2回講演させていただく。そのプレゼンづくり。宮城県総合教育センターHPで、求められている資質能力を確認して、それをもとに展開を考える。

 11時15分ごろ家を出て、岐阜県恵那市明智町へ向かう。12時30分ごろ、いきいき邑楽舎到着。今日は第6回いきいき寄席。出演は、林家たけ平師匠と漫才・笑組さん。襲名披露にも同席させていただいた師匠と久しぶりの再会。美味しい昼食をとりながら、皆さんで談笑。

 14時開演。顔付け役として、僕が挨拶。今日も一笑いしていただけた。

 落語「死ぬなら今」、漫才+南京玉すだれ、落語「鹿政談」で、お客さまは大爆笑の連続。全てのくすぐりで笑っていただけたと言ってもいい、とっても良いお客様と、楽屋談。

 16時過ぎに会場を出る。瑞浪IC前の「川上屋」でケーキ購入して、帰宅。

 20時から21時30分までオンラインで、「コンピテンシーベースでの授業づくり〜情報活用能力の育成〜講座」に参加。体力的に無理かな?と思いつつ、安彦広文先生の「コンピテンシーベースでの授業とは?〜情報活用能力とは何かを考える〜」を聞いたり、ブレイクアウトルームで話し合ったりしているうちに、90分間があったという間に過ぎた。僕は「情報活用能力は言葉にこだわらせるべき」と提案。この時間帯に90分間参加できたことが嬉しい自分。

 明日の講義資料を大学システムにアップして準備完了。

2024年4月20日仕事日記

 午前中は体調回復を願って、のんびりと。愛犬散歩後もかつての心臓の感じではない(笑)ことで安心。

 12時30分ごろ家を出て、なごのキャンパスへ向かう。13時30分から16時30分まで、本年度第1回ネタ開発研究会に参加。この研究会は、僕が代表理事をしている「未来を拓く学校づくり研究会」の事業の一つ。今年度は僕のほか、若手と中堅7名、合わせて8名が集って学び合う。

 今回も報告されたすべてのネタが、面白く刺激的な内容。僕は教師を育てる立場から「このようなネタを思いつく教師を育てるにはどうしたらよいだろうか」と自問自答。ちなみに僕は昨日の飛び込み授業を報告。16時30分まで研究会を行って解散。17時ちょっと過ぎに帰宅。

 何かイベントがあると、その後、体はクタクタ。すぐに横になる。体が欲しているからしかたがない。

 研究室HP記事は、4月16日10期生ゼミ報告アップ。河上君が発信。要点を外さずコンパクトに発信。

4月16日10期生ゼミでの学び(河上)

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 こんにちは!10期生の河上です。第2回ゼミでの学びを記事にさせていただきます。

 佐藤暁先生の『対話と協力を生み出す協同学習』をもとに発表をし、話し合いも交えながら学びを深めていきました。

●自分の発表から
 私はトップバッターで「困っている子どもに気づく」というテーマで発表をしました。発表では玉置先生の助言を受けながら、進められていきました。困っている子どもに対して、「どこをやっているかわかる?」ではわからないということが大前提になっており、圧があるように感じてしまうので、優しい声かけが必要ということを学びました。「どこをやっているかわかる?」は無意識に使ってしまっていたので気をつけていきます。

●岡田くんの発表から
 「わからないことを訊けるようにする」というテーマで発表してくれました。教え合いと学び合いの違い、学び合いの大切さ、わからないことを訊けるようにする方法について話してくれました。教えられたくないのに教えるのは良くないというのが印象に残っています。また、授業技術についても多く学び得ました。「発言」を子どもの言葉で繋いでいくことを学びました。教師が必ずしも繋ぐ必要はないというのは自分にとって新しい考えでした!

 1回のゼミだけでとても多くのことを学び得ることができました。この学びを積み重ねていい授業ができるようになっていけるようにしていきたいです!(河上)

2024年4月19日仕事日記

 美濃市での講演プレゼンを再検討。配布資料として整理後、室長へ送信。以前に作成しておいた亀山市での講演プレゼンも再検討。配布資料として整理後、担当へ送信。岐阜県から依頼の中堅教員研修講演プレゼンも、昨年内容に加除修正して完成。指定ドライブに保存。ふと気づいて10期生ドライブも作成。

 12時30分ごろ、一宮市立瀬部小学校へ到着。当初は、午前授業も参観して助言する予定だったが、体調を考えて、午後の飛び込み授業だけをお引受けすることに変更。

 教務主任と飛び込み授業する学級担任と最終打ち合わせ。新たに資料作成も依頼。子どもたちの様子を聞き、授業最終準備をする。

 13時35分から14時20分まで、5年生算数体積の授業。新年度始まって間もない授業。見ていただく先生方に参考にしていただきたいと願って、意図的に強調したのは、教科書を上手く活用することと、子どもたちにできる限り発話させることのよさ。

 授業依頼を受けた教科書ページには、複合型立体の体積を3人の子どもが異なる考え方で求めている。これをすべて子どもたちから出させるのは難しいと判断。そこで次の指示。「この教室に他にこの3人の友だちがいてね、このような考え方をしているんだ(図だけ提示)。どういう考え方なのかを3人の仲間で話し合ってごらん」。これが本日の主発問。

 発話のよさを伝えるために、何度も何度も、3人で話し合う場面を指示。

 特に、図形をつぎたして直方体の体積を求め、余分なところを引く考え方を引き出すところは、相当な時間をかけた。というのは、説明が出来そうだという挙手が9名もあり、全員前に出てきて説明して!と指示。順次、考え方を聞いているうちに、子どもにとっては的確に表現するのはなかなか難しい考え方だと実感。それぞれの言葉が揺れて、なかなか定まらない。また、それをよく聞いていて、指摘する子どももいて(これも嬉しい)、とても大切な場面で、時間がないからといって割愛することはできず。かなりの時間がかかってしまった。

 自分の体力を考えると、45分間立っていられないと思っていたが、子どもからのエネルギーは、自分の体力低下を忘れさせてくれた。無理することはなく、自分としては、現時点でのベスト(笑)と言っていいほど、子どもの発話を大切にした授業ができた。もちろん、授業としては改善点を始め、後悔や悔しいと思うことは多い。

 しばし休憩をして、先生方に、上記の思いを伝えさせていただいた。45分間ほど。さすがにこの場面では疲れを感じて、途中から座っての話。今週から「学びの天気」の活用をされている学校で、このこともしっかり価値づけをさせていただいたつもり。継続すると、必ず一人一人の子どもたちが成長し、変容するはず。このことは、他校の実践で確信。

 16時過ぎに学校を出て帰宅。教え子の小児科医から連絡あり。小児科学会・不登校部会の会場からのメールで、「心の天気」が取り上げられているとのこと。こんな嬉しいことはない!

 瀬部小HPには、さっそく僕の訪問記事あり。以下に写真引用。後日、授業映像も届けていただけるとのこと。改めて振り返りたい。

 18時から歯医者。歯茎の改善があるとのこと。ほっとする。外食。帰宅して、いつものように記憶なし状態。
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2024年4月18日仕事日記

 今週月曜日は父葬儀、火曜日は午前にお寺参り、午後は講義3コマ、水曜日は5限を除いてほぼ終日稼働、やはり疲れている。できるだけ休養する日と決める。

 とはいえ、午前中は父病院支払い、銀行で葬儀の様々な支払いと相談。午後はしばらく横になる。眼科に行き、定期健診。異常なし。

 夕方から明日午後、飛び込み授業をする一宮市立瀬部小学校での授業解説プレゼンづくり。調子が良いので、5月9日美濃市での先生方への講演プレゼンづくりまで完了。

2024年4月17日仕事日記

 7時ごろ、研究室着。さっそく生徒指導論と9期生ゼミの資料印刷。「教師論」の振り返り読み。

 9時から看護学部生徒指導論。今日は、文科省資料をもとに「生徒指導と学習指導」の共通点と相違点の深掘りから。学校現場をできるだけ想定してもらうために、子どもが養護教諭のあなたに「こう言ったらどうとらえる?」などのやりとり。授業をしながら思い出す学校現場での養護教諭の実際。

 10時40分から9期生ゼミ。今日は過去問での学び。11時45分ごろに終えて、外食へ出かける。四方山話をしながら教採への励まし。12時50分ごろ解散。研究室に戻り、振り返り読み。

 14時30分、美濃市教育長さんらが来研。5月9日の美濃市の先生方への講演内容について打ち合わせ。15時15分、愛知県教育委員会義務教育課の石原先生来研。専門部会長を仰せつかった義務教育問題研究協議会の内容について相談。

 9期生の久保君来研。面接での悩みを聞き助言。小学校教育実習事前指導はお任せをして大学を出る。

 1年生教師論の受講生190名ほどの振り返りを読了。僕宛へのメッセージもいくつかあって元気がでる。例えば、「こんなに面白くて自らしっかり聞いて、全部吸収したいと思える授業は久々でした。先生のお話は、自分で調べたりしてもわからない、知ることができない応用的なことであったり、現実的なことであったり、様々な経験をしていないとわからない、そんなお話をたくさん聞けて、すごくウキウキしました。「教師論」と聞いて、もっと難しいものかと勝手に思っていたけど、大学入学してからの中で、この授業が一番楽しかったし、より一層、教師になりたいという思いが強くなる授業でした。」というもの(原文ママ)。教える側を奮い立たせてくれるありがたい感想。

 帰宅。相当な疲れを感じて、そのまま横になる。体調が戻るには、やはり時間がかかると自分に言い聞かせ。

2024年4月16日仕事日記

 9時お寺参り。葬儀の処理や今後の法要日程などを弟と決める。終了後、大学へ向かう。

 11時ごろ研究室に到着。古川君が面接回答について相談のため来研。助言が効いたようで、なりより。

 12時15分から4月22日5限の第1回「子ども理解活動」説明会の打ち合わせ。福地先生と林先生に僕の案を聞いていただき、助言をもらう。様々なことを想定すると、詰めておくべきことがたくさんあることに気づく。それぞれですぐに動いていただけるので有難い。

 3限と4限は「教師論」。ともにほぼ90名という受講生。手術後の体で本調子ではないことを伝えて、時として座って授業をさせてもらうことも話す。実際に90分の授業を二コマやってみると、こんなに体力がいるものなのだと実感。もちろん、授業の中での笑いは外せない(笑)。

 嬉しいことは、ある1年生の学生が「先生のオープンキャンパスでの授業を受けて、ここに決めました」と、わざわざ言いに来てくれたこと。元気が出る。

 5限は、10期生ゼミ。今日から書籍をもとにして授業&学級づくりの追究ゼミ。河上君と岡田君がいわば授業者。提案がいいので、濃厚なゼミになった。今日だけでもかなりの学びがあったはず。詳細は二人の記事で。

 研究室HPは、9期生ゼミ報告。長期欠席と不登校について言及。古賀君が内容をコンパクトにまとめてくれた。

 術後、本格的な授業をしてみて、まだまだだと全身で自覚。明日の5限の「小学校教育実習事前指導」の担当を外してもらう。しばらくは、皆さんに迷惑をかける状態。ごめんなさい。

4月10日9期生ゼミでの学び(古賀)

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 こんにちは。9期生の古賀です。先日行われた9期生ゼミでの学びについて記事にしていこうと思います。

 久しぶりに全員で顔を合わせることができ、元気そうな姿に安心しました。しかし、ゼミでみんなの話を聴くうちに私の勉強不足を痛感する場面がいくつかありました。たるんだ気持ちを切り替えて、今後のゼミや教採に向けて取り組んでいきます。

 新年度第1回目のゼミで話し合ったことは、「長期欠席」の中に「不登校」が含まれていて、不登校以外の理由で長期欠席している子どもが多くいること。それを踏まえた上で、どのような支援をしていけるかを考えました。不登校以外の理由で長期欠席している子どもが16万人以上いることに驚きました。今回の話し合いで、印象に残ったフレーズは「学びの機会」です。様々な理由で長期欠席している子どもがいる中で、それぞれに合わせた支援をして、子どもの学びの機会を確保していくことが必要だということです。教員だけではどうしようもないこともあると思うので、それぞれの専門家の方々と連携して支援していきたいと思います。

 子ども一人一人の状況を理解し適切な支援ができるよう、9期生のみんなと多くのことを学んでいけたらいいなと思います。今年度もよろしくお願いします!(古賀)

2024年4月13日〜15日仕事日記

 お伝えを迷いましたが、三日間も仕事日記発信がないと、よけい心配をかけると思いましたので、お知らせします。

 父親ですが、13日早朝から危篤となり、14日深夜に他界しました。15日告別式となりましたので、仕事日記は16日に再開させてください。僕の術後、胸部中央の切開部を見て「無理をするな」と言ってくれたのが、僕への父の最後の言葉となりました。思い出は尽きません。

2024年4月12日仕事日記

 いつもと同じ朝。どうしても気になる胸部の痛み。我慢、我慢。

 10時30分から、EDUCOM新卒研修のまとめ発表会をオンライン視聴。今年度はまったく研修に参加できなかったので、3グループの発表が新鮮。どのグループも「つながり」がキーワード。重要な視点!

 4月22日に開催する「第1回子ども理解活動」説明会。その内容について検討しながらプレゼン作成。なかなか進まず(泣)。

 13時からオンラインで「第1回教職教育センター運営委員会」に参加。今年度もある立場をいただく。この立場での重要な役割として、本学教育フォーラムの企画・運営等がある。今年度の講演者は、合田哲雄さんで、期日は6月2日(日)午後、オンライン開催で準備中。例年のようにご期待ください。

 M市指導主事から夏の研修内容についての相談電話あり。前指導主事との相談をもとに、ほぼ内容を決める。

 18時からEDUCOMのKさん、Hさんとオンライン相談。始めに、4月から四日市市でスクールライフノート(心の天気・学びの天気)が本格稼働開始したこと、さっそく学校HPに実践紹介をしている学校があることなどを教えていただく。こちらも嬉しい限り。メインは、僕がある小学校で、振り返りの重要性を講演した後に、EDUCOMさんにスクールライフノートの実践事例を紹介してもらうのだが、その内容について相談。良い事例紹介がしてもらえそうだ!!!

 4月9日(火)の10期生第1回ゼミの記録第2弾。松野さんが詳しく発信してくれた。1回目からの充実したゼミとなったという記録。

4月9日 10期生 ゼミでの学び (松野)

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 こんにちは!玉置ゼミ10期生の松野です。今回は4月9日の第1回10期生ゼミでの学びを記事に書かせていただきます。

 今回は「いいです」「同じです」などのような反応や意思表示のハンドサインといった、ストックフレーズについて話し合いました。

 岐阜県の授業では、一人の子どもが発言の最後に「どうですか」と聞き、それに対して他の子どもたちは「いいです」と声を揃えて反応します。実際に私も岐阜県出身で小学生の頃はこのように反応していました。

 今考えてみると、大人の会議では、誰かが発言する度に声を揃えて「いいです」などとは言いません。そこで、なぜストックフレーズが始まったのかについて考えました。私たちは、周りの子どもたちが発表者の話を聞くため、発言したあとに無反応だと怖いから発言しやすい雰囲気をつくるため、全員が授業に参加するため、教師が子どもたちの理解を確かめるためではないかなどと考えました。

 しかし、「いいです」と反応するだけでは一人ひとりの子どもが自分の意見を考えることができず、自分の意見に気付くことができない、意見を考えようとしない子どもが増えてしまうと考えます。またハンドサインも同様に、全員が手を挙げると一人ひとりの子どもの意見を把握することができず、理解することができていない子どもがいたとしても気付かず、決まった子どもの意見だけで授業が進んでしまうと考えます。

 そのため、子どもたちが多くの力を身に付けることができるように、「だんだん大人に近づいているよね!大人は『いいです』と言わないからだんだん減らしていこう!」などと声を掛け、一人ひとりの子どもが自分の意見を持ち、考えを深め合うことができる授業をつくることが大切だと学びました。

 後半には、玉置先生が用意してくださった動画を見させていただきました。

 先生は挙手をした子ども全員を起立させ、指名し順番に発表してもらっていました。話し手は発言する際に教師ではなく仲間の方を向いて発表し、聞き手は話し手の方を見て聞いていました。子どもたちは仲間の発表を聴くと自然と「あぁ」と反応しており、感銘を受けました。また、順番に発言している途中で、立った子どもがいました。仲間の意見を聴き、考えを持ったのだと思います。

 前述の先生は「人を大切にする学級にしよう」と言い続けているそうです。係や当番活動、授業などすべての場面で人を大切にすることは重要であるため、相手の気持ちを考えられるようになり、思いやりの行動につながると考えます。また学級全員がお互いを大切にすることで、自分自身にも返ってくるような思いやりの溢れる温かい学級がつくられると思います。

 このように、一人ひとりが自分の意見を持ったり、仲間の意見を聴いて新たな考えを持ったりと考えを深めることができるような授業、人を大切にする学級をつくりたいと思います。そのために子どものモデルとなるようなことをしたり、できるようになったことを褒めて価値付けしたりすることを大切にしていきたいと思います。

 今後も10期生全員で様々なことについて話し合い、教師になる上で必要なことや教師になってからも生かしていくことができるような多くのことを玉置先生のもとで仲間と共に学んでいきたいと思います。(松野)

2024年4月11日仕事日記

 ほぼいつもの時刻に目覚め。今朝もつい胸をさすっている。「日にち薬」と言い聞かせ。

 リーディングDX事業に参加している自治体の各校リーダーへの講演依頼を受けていて、そのための事前打ち合わせを9時30分からオンラインで行う。40分間ほど。生々しい(笑)実態を聞いたが、「それは貴自治体だけではありません」と励まし、「僕の講演をお聞きになった方々が各校に持ち帰って、何かしら動いていただけるように話します」と相談。終了後、さっそくプレゼンを作り、データを送信。

 行きつけの病院へ。入院先からすでに電話が入っていることもあって、正式な文書を持参しての医師への報告もスムーズ。処方されている薬がなくなったら、行きつけの病院で診察・処方をしていただける段取りまでできた。すべては入院先の有難い指示。

 新年度になり、昨年度の担当者と変わりました!という報告メールが続く。新たな依頼もあり。様々なことをしっかり考えて返答。

 17時30分から、飛び込み授業の依頼を受けている学校の教務主任とオンライン相談。当初は午前中の授業参観の依頼も受けていたが、午後からのみにしてもらう。算数授業で、飛び込み授業内容も教科書ページで指定があり、そこをやってみることにする。振り返りから入り、振り返りで終わること、特にスクールライフノートの「学びの天気」を活用すること、教科書に示されている多様な考え方を子どもたちに提示して考えることから開始することなどを教科書を見ながら決める。

 9期生にグループチャットで質問。回答に対して、さらに追質問。オンラインでも対面と同様なやりとりができつつある。

 研究室HP記事は4月9日第1回10期生ゼミ記録の1本を池田さんがアップ。どうして「どうですか?いいです!」の教室文化が広がって、ある地域では定着しているのかを言及したことは重要。

20240409 10期生 第一回ゼミ(池田)

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 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の池田です。

 4月9日に10期生の第1回ゼミがありました。記念すべき第1回目のゼミは、授業風景によくみられることについて、見つめ直すことから始めました。

 まず発言者の考えを聞いて、「いいです」や「分かりました」と反応することについて考えました。この反応の仕方については、「発言をした後に誰かが反応してくれると発言しやすい雰囲気をつくることができるけれど、学級全員が声をそろえて『いいです』と言うと、よく理解していない児童や違う考えを持つ児童が意見を言いづらい雰囲気になるんじゃないか」、「反射的に言う児童がいるのではないか」などの考えがありました。

 たしかに自分自身を振り返ると、発言者の考えを聞いたあとに「分かりました〜」と反射的に反応してしまっていたなぁと感じました。
 
 そこで、全員参加の授業とはどのような授業なのかを考えるために、とある学校の授業の映像を見せていただきました。その学級の授業は、発言者が意見を述べると、学級全員が「あ〜!」「なるほど!」などと自然な反応をしており、子どもたち一人一人が主体的に学びに向かう姿がありました。私もこんな学級をつくりたいと感じました!

 今回のゼミでは、自分の考えを伝えあい、仲間の意見を聞いて考えを深める場面がありました。私自身も仲間や玉置先生からたくさんの気づきをもらうことができました。学び合いの良さはここにあると実感しました。今後も教師力を高めていきたいです!(池田)

2024年4月10日仕事日記

 7時30分ごろ研究室着。9期生ゼミで取組む資料印刷。前期授業の累積振り返りシート印刷。研究室でしばし休憩。

 9時から看護学部「生徒指導論」授業。養護教諭になろうという学生なので少人数。授業を進めるにあたって、必ず発言や話し合いを求めること、その理由などを伝えて、授業開始。一人一人が1コマ授業でもかなり発言。最後は好評「保健室ロールプレイ」で締めくくる。

 10時40分から9期生ゼミ。手術の内容や術後のことを伝え、まだ無理ができない状況だと伝える。今日の意見交流テーマは、年間「長期欠席者数」の多さ。不登校は30万人だが、それ以外の長期欠席者を含めると、なんと46万人。包括的支援が必要との記事をもとに、具体的にどうしたらよいかを話し合う。

 教育における生成AI活用のあるプロジェクトの助言者となり、オンライン会議に30分ほど参加。5月に依頼を受けている一人一台端末活用に関してのプレゼンを考える。

 病院へ向かう。15時30分から術後1か月の検査・診察を受ける。2時間ほどかかる。結果を聞き、ほっとする。

 帰宅。NHKスペシャル「Last Days 〜坂本龍一 最期の日々」を視聴。坂本さんがスマホに残した日記の数々の記録は、僕に痛烈に迫ってきた。そう、その通りという心境。

 「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル 第8期 【全5巻】」(小峰書店編集部 編著)が発刊されたことを研究室HP記事へ。図書室での人気本とのこと。関わらせていただいていることに深謝。

発刊「キャリア教育に活きる!仕事ファイル第8期」

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 このたび、「キャリア教育に活きる! 仕事ファイル 第8期 【全5巻】」(小峰書店編集部 編著)が発刊されました。ありがたいことに、私は第1期から関わらせていただいていて、このまでの全期合わせて47冊のすべての最終ページに、先生方に向けたキャリア教育のポイントを掲載させていただいています。

 シリーズが続いているのは、これまでキャリア教育を受けてきた“センパイ”の「現在の仕事」や「どんな中学校生活をおくっていたか」、「どんな職場体験をしたか」などといった、リアルな声を集めたインタビュー集ですから、とてもわかりやすく、小中学校の図書館や図書室でも、人気本になっているからです。今期は次の5つの仕事が取り上げられています。今期もぜひどうぞ。

(43) 動画の仕事
(44) 流通の仕事
(45) 笑いの仕事
(46) AIの仕事
(47) 職人の仕事

2024年4月9日仕事日記

 午前中は、昨日のオンライン相談を受けて作成したプレゼンを再検討。整理する中で、これを見てもらうと、求める授業イメージがわくはずと思う多くの動画に気づき、厳選してプレゼン再構成。学校へ配布資料として送信完了。

 中学校数学授業のネタ原稿を今日も数本書く。愛犬散歩。昼食をとって家を出る。

 12時頃、研究室着。時々、胸の痛みを感じながらも、思うように動くことができているのが嬉しい。今日も何人かの方から心配する声をかけていただく。有り難い。

 14時ごろ、愛知県教育委員会あいちの学び推進課のK先生来研。今年度も教育振興基本計画の進捗について評価委員を務めさせていただくので、それに関連した話題をあれこれ。特に計画策定時で、僕が重点をおいたICT活用について感じていることを伝えたり、資料を提示したりして懇談。あらためてk先生とのこれまでのつながりも知って感激。

 講義の資料配付において、教育DXを進める意味で、ユニパを活用しようとあれこれ仕様を見る。これなら学生にもプラスになると考えられる方法を思いつく。ゼミ生に聞いて決定することにする。

 16時30分から18時まで、10期生初ゼミ。購入した書籍を渡し、前期ゼミの内容提示。今日だけは僕が話題提供。グループチャットで意見交流をした授業技術「どうですか?いいです!」について深く話し合う。詳細は、いずれゼミ報告があるので、楽しみにお待ちください。

 揃って夕食に出かける。楽しくて、痛みを忘れて食事と四方山話。帰宅して、横になったら深夜までそのまま。やはり疲れが大きい。とはいえ、この調子ならなんとか通常勤務ができそうという思い。
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