【20160311指導】三重県教育委員会主催第5回授業実践研修

画像1
 3月11日、三重県総合教育センターで開催されました「授業実践研修」で講師を務めてきました。

 参加者は、1年間にわたって三重県内の初任者、5年目、10年目教師の授業づくりを指導されてこられたチューターの皆さんです。

 「授業研究力を高めるための講義をしていただきたい」という依頼を受けて、二つの授業検討法(3+1、3シーン)を体験していただき、進行役としての留意点を話しました。

 日頃から授業指導をされておられる皆さんですから、鋭い意見が続出し、意見交流をする中で、授業を見るときの視点をはじめ、分岐点の見極めなど、皆さん自身で学んでいただけたと思います。こちらが大いに学ばせていただきました。(玉置)

防災訓練とお餅つき(杉下)

画像1
 少し前になりますが、先日関市にて行われた外国人のための防災訓練に参加してきました。

 日本語を喋れる人ばかりではないため、英語通訳の方がついて進められました。

 内容は全てゲーム形式。いすとりゲームのような形で、歩き回っている中、突然、災害時に鳴る音(地震、津波等)を流し、それに反応してとるべき行動をとる(近くの椅子に隠れる、上る等)というものや、たくさんの絵の中から災害時に持っていきたいものを5分以内で決めて見せ合うというものがありました。言葉が分からなくても、外国人の方々は熱心に、楽しく参加してみえ、内容も理解した様子でした。災害の多い日本で、防災に関する知識を身につけておくことはとても大切です。このような機会に防災について学ぶことは良いことだなあと思いました。

 また、これは外国人に限らず、学校でも応用できると思います。外国籍の子どもがクラスにいる場合はもちろん、小学生の子どもも楽しくわかりやすく防災の知識を得ることができるため、ぜひ実践したいと思いました。

 訓練の後は異文化交流として、日本のお餅つきを体験しました。皆さんつきたての美味しいお餅に大満足。ベトナムの方は正月のお餅つきに似た文化があるとのこと。慣れた手つきでお餅をついていました。(杉下)

画像2

【20160310指導】弥冨市立日の出小学校

画像1
 3月10日(木)午後に弥冨市立日の出小学校を訪問しました。今年度3回目の現職教育での講師です。

 6年生の道徳授業を見せていただきました。「授業アドバイスツール」を持参し、ポイントとなる授業シーンを記録しながらの観察です。

 長い読み物教材にもかかわらず、教師の豊かな朗読、適度な小発問、子供との関係性で、どの子をみても集中していました。

 話し合いに入ると、次から次へ挙手があり、発言が続きました。それぞれの発言をもとに深掘りをしてほしいと思った瞬間に、ゆさぶり発問がありました。さらに深く考える子供たちを見ることもできました。

 短く導入、朗読の中での小発問、発問数の限定、ゆさぶりなど、私が前回の訪問で話した道徳授業の在り方にしたがってやっていただいた授業で、助言して良かったと思えた授業でした。

 今日の訪問でいただいた依頼は、よりよい授業検討法のレクチャーです。検討会では「3+1」を体験していただきました。5つのグループとも、質の高い話し合いがされていて、発表もシャープで、私は今後のことを踏まえて、検討会の進め方、付箋の価値、改善点の生かし方などを話し、最後は、さらなる高見を目指すための道徳授業助言をしました。

 終了後、授業者や校長らと懇談。検討会で話せなかった授業のよさをいくつか話し、良い授業を提案していただいたことを嬉しく思うことを伝えました。アドバイスツールは皆さんから絶賛されましたた。自分は、このツールのよさを生かすためには、もっと実践を重ねなければと決意した日でもありました。(玉置)
画像2

特別記事(お母さんの学びメモ「第3回 授業深掘りセミナー」)

画像1
 昨日(3月15日)で、第3回授業深掘りセミナーに参加したゼミ生・準ゼミ生の記事発信が完了しました。今回は、保護者の立場で深掘りセミナーに参加された前小牧中学校PTA会長の斎藤早苗さんに許可を得て、「お母さんの学びメモ」をここに掲載させていただきました。このときのセミナーに参加したゼミ生には、特に参考となると思います。ありがとうございました。(玉置)

 ***

お母さんの学びメモ「第3回 授業深掘りセミナー」
斎藤 早苗·2016年3月11日
2/27(土)「第3回 授業深掘りセミナー」でのお母さんの学びをメモしておきます。

**********
・模擬授業1: 国語 伊藤 彰敏先生
・模擬授業2: 小6理科 野木森 広先生
**********

●「考える」ことを考えた授業
伊藤先生の国語の授業も、野木森先生の理科の授業でも、「考える」ということをずっと考えさせられる授業だった。

2つの授業を通して私が感じたのは「先生方が、子どもに付けたい力として念頭におかれているのは『考える力』だな」ということだ。

国語では、ユニークな教材を扱いながら(トイレの話とはビックリした)、予想外の発問の連発(知られていないことや考えたこともなかったようなこと)で、正解がわからないからじっくりと考えた。

みんなが同じように「初めて考える」状態だったので、「間違っていたら恥ずかしい」という気持ちを持つことなく、頭をフル回転させて、適度な緊張感と静かな時間を共有できた。

あとで振り返ると、「沈思黙考」の字のごとくだなぁと感じた。
十分に考えさせて、それぞれの意見を全体で共有する場面では、子ども役に「どうしてそう思うのか」という根拠を示させる。
最初に意見を聞いただけでは「?」と思うようなことでも、その人なりの根拠を聞くと、「なるほど、そんな考え方もあるんだ」と妙に素直に受け入れられる。
根拠が示せるようになるためには、じっくり考える必要がある。そして、言葉を取捨選択する必要もある。
たくさんの言葉を獲得すること、適切に使えることなど、伊藤先生が言葉を大切にされていることを感じた。

理科では、子どもが大好きな「実験」。見ている方もワクワクする。
ペアでわいわいやりながらも、ここでも「考えることの大切さ」が見えた。

実験は、予想を立てて、それを実験してみて、結果から何がわかるのかを考えるという流れだ。

野木森先生が振り返りのトークセッションで指摘されていたことの中で、「『考えたことが正しいかどうかを実験で見つける』パターンと『実験してそれはどういうことなのかを考える』パターンと、『考える』には2パターンある」というお話があり、「おぉ〜たしかにそうだ」と共感した。

子ども役の皆さんは、ただやみくもに実験を繰り返していたのではなく、「こうしたらこうなるかな?」という見通しを持って実験をしていた。また一方では、「こんな結果になったけど、これはどうしてだ?」という疑問もわいてきて、お隣の人と積極的に意見交換をしていた。まさに2パターンの「考える」があった。

「考える」ことや「思考力」は大切!とよく言われる。そのとおりだと思う。
でも、なんとなく漠然としていて、具体的なイメージがわきにくい。思い浮かぶのは「う〜ん」というポーズで知られるロダンの「考える人」かな(泣)
そんな「『考える』ことを考えていた」今回のセミナーだったが、それぞれの模擬授業で、ちょっぴりその形が見えたような気がした。(考えたような気になっているだけかもしれないが・・・)

スピード感のある授業もありつつ、じっくり考える静かな授業もある。授業って奥が深いな〜と思った。

【おまけ】
今回の子ども役は「国語」の授業。
トイレつながりで「かわや」の話題になり、「漢字で書いてみてください」となった。
自信はなかったが、なんと正解していて、一番最初に「○」をもらったことが超うれしくて、ほめられるとうれしい子どもの気持ちを実感した(笑)

特別講座を受講して<1>(佐藤)

 2月13日(土)、大学で教育実践養成講座がありました。『未来を担う子供たちのために〜教師を志すみなさんへ〜』というタイトルで、岐阜市立長良小学校の小出直弘先生のお話を聞きました。岐阜県の教育ビジョンより3つの求められる教師像から、教師に大切な資質や心構えを学びました。

(1)誰一人悲しい思いをさせない、愛情と使命感あふれる教師
 子どもから信頼される教師であるためには、子ども一人一人を心から信頼しなければなりません。子どもの行動には何らかの理由や思いがあるはずので、まずじっくり話を聞くようにしたいです。また、「感化の教育」と呼ばれるように、自分の姿で示すことは基本になります。姿で示すということは、子どもに課したことは自分にも課しているかどうかが大切になってきます。正直、今の自分の行動を振り返ると、まだまだ至らないところばかりで、日々の生活の中でもっと目的意識をもって過ごさなければならないと強く感じました。そして、小出先生の講話の中で特に印象に残っている言葉があります。それは「教師が頑張れば頑張る程子どもは返してくれる」という言葉です。どんな子どもを育てたいのか、今から具体的なイメージをしていきたいです。

(2)指導法を工夫し、児童生徒に確かな学力をつける教師
「腹を空かせた子どもに賢くない親は魚を与える。賢い親は魚の捕まえ方を教える。」
こんな言葉があるように、子どもは発見することで自分のものにしていきます。実際に「じどう車くらべ(小学校1年生下)」を例に考えていきましたが、自分がパッと短時間で思い付いた授業展開は、小学校1年生の児童には難し過ぎました。どうしたら分かりやすい授業ができるのかを考えて教材研究を行い、工夫に工夫を重ね子どもたちに考えさせることで、扱う教材の奥深さに触れられるようにしたいです。

(3)幅広い教養と高い専門性をもち、常に学び続ける教師
 ここでは特に「聞く力」について取り上げられました。教育実習では全く意識したことがありませんでしたが、教師の立ち位置によっても子どもの聞く姿勢が大きく変わることに驚きました。クラス全員に伝えたいことは教卓前の真ん中で、全体を見渡す時は教室の端から、子どもに大きな声で話してほしい時は子どもと対角線の位置でというように、立ち位置1つにも念入りに工夫を凝らし、どうしたら子どもの「聞く力」を育てられるのか。正解がある訳ではないかもしれませんが、自分なりのルールとして確立するためには、やはり教師自身が考え続けることが重要だと改めて分かりました。

以上のように、現職の先生のお話は大変参考になりました。教員採用試験に向けて、先の自分が教壇に立つ日に向けて、今回学んだことを自分なりに考え直そうと思います。(佐藤)
画像1

授業深掘りセミナーに参加して(河合・準ゼミ生)

画像1
 2月27日、授業深掘りセミナーに参加しました。

 前半は伊藤先生の国語の授業でした。語感を磨くことをねらいとした授業で、「トイレ」という言葉の他にどのような言葉があるのか子ども役に答えてもらい、それを臭い順に並べさせたり、根拠を答えさせたりして、言葉によって感じ方が違うということに気づかせていました。

 最後には本の紹介と次回の予告がありました。教科書を使わない授業をしていたのが、とてもいいなと思いました。また、子どもが興味を持ち、かつイメージしやすいネタであったため、国語があまり好きでない僕でも楽しんで授業を聞くことができました。子どもたちにとっては、とても楽しんで考えることができる授業ではないのかなと思いました。

 数学は答えが一つしかないのに国語は答えがたくさんあります。なぜそうなのか自分で根拠をもって答えることが大切なのだと思いました。ただ線引いて覚えろは授業ではないと思います(僕の時は覚えろという先生が多かったです)。とても参考になる授業でした。改めて言語は面白いと思いました。

 後半は野木森先生の理科の授業でした。ものの燃え方をテーマにした授業で、30分間の設定でしたが、その中でも自分たちで考えた様々な実験をして考える授業でした。

 前回の復習がありましたが、記憶が戻ってくるのでこれは絶対入れたほうがいいと思います。今日は何やるのだろう?とワクワクする気持ちが高まりやすくもなると思います。

 動画を使って実験を見せるのは前に出て実演するよりスムーズにいくので、とても参考になりました。子どもたちにペアでやってみたい実験を考えてやらせることは、まさに思考力がつく授業だとも思いました。

 野木森先生の授業で、1番参考になったのはペアを変えてどんな実験をしたのかを交流し合う時間を設けたことです。なるほど、全体で発表ことではなく、こういう方法もあったのだと思いました。それに結論が導きやすくなると思います。実験後の部分もぜひ見たいと思いました。

 玉置先生と面談する機会があり、ゼミに入れなくても、何かの機会に勉強したいと話したことから、今回の機会を与えていただきました。とても感謝しています。(河合)

授業深掘りセミナーに参加して(山口・準ゼミ生)

画像1
 大学も集中講義なども終わり、本格的に春休みに入りました。教員採用試験に向けて机に向かって最近は生の授業を見れていないなと感じ始めたころにまた授業深堀りセミナーに参加させていただきました。

 伊藤先生の国語(トイレからの語感)と野木森先生の理科(燃焼実験箱)の模擬授業を参加、参観させていただき、前回とはまた違ったものを学ぶことができたと思います。今日の深掘りセミナーでは一貫して、「直感は根拠の上に成り立っている」ことだったと思います。どうしてその疑問が出てくるのか、何を知りたいのか、何がわかっているのかを明確にしていくことは大切だと思いました。

 国語では、辞書によって新語の違いで、久しぶりに日本語の面白さに気付き直すことが出来たかなと思います。理科では、考えたことから見つけたことにもっていくのか、見つけたことから考えたことにもっていくのか、その道中でも展開が大きく変わっていくことが分かりました。

 如何にして仕掛けを順番に展開して授業を進めていくのか、先生方の大好きな「電車道」に今日も落ち着きました。次回は玉置先生の数学か道徳なので楽しみです。(山口)

授業深堀りセミナーに参加して(百瀬)

画像1
 2月27日に行われた授業深堀りセミナーに参加させて頂きました。今回が私にとっての初ゼミでした。

 伊藤先生の国語の授業は、「トイレ」を題材としていて、授業中は何をゴールとした授業か分からずに質問に対する答えを自由に発想していました。最後に次回の授業についての話で語感というワードが出てきて、語感について学ぶというゴールがあることがわかった時に、ここがゴールなのか!とすごく驚きました。

 先生がイメージや感覚でいいよという一言で皆がとても意見をしやすい雰囲気になっていて、誘導の仕方や声がけからも学ぶことが多かったです。深堀りでも、ネタの考え方など教師目線の話を聞くことが出来、今までにない話が聞けたとてもいい機会となりました。

 野木森先生の理科の授業は、実験する条件を自分たちで考えていく授業でした。このことから、考える中で発見することがあったり、子どもから自主的に参加しようと思えるのだと感じました。

 深堀りでは、先生方の様々な意見からいろいろな視点でのいろいろな指導法がある事を学びました。その中で、教師の意図や目的がはっきりとあることは共通して言え、大切なことだと思いました。

 ただ授業を見るだけでなく、深堀りの時間に先生方の意見を聞くことが出来、自分にない視点や考え方が知れてとても貴重な経験となりました。これからもたくさんの視点や考え方がもてるよう積極的に参加していきたいです。(百瀬)

方言って面白い(牧野)

画像1
 私は愛知県の東三河地方出身です。大学生になり、岐阜に通うようになって三年たちましたが、三河弁が消えることはありません。(笑)

 三河弁の1つに、「じゃんだらりん」というのがあります。これは、どれも語尾につけるものです。

 私が話すのを真似して、友達が使おうとしますが、正しく使えないらしく、見ていてとても面白いです!

 最近では、新しく「…だに」も方言だと話題になりました。私が今まで普通だと思っていた言葉が、方言だと分かり、みんなでワイワイ自分の方言の話をしています。

 私は三河弁が大好きです。この気持ちは、地元を愛する気持ちと同じだと思っています。時と場において、方言は気をつけなければならない時もありますが、コミュニケーションをとるきっかけの1つにもなります。

 これからも三河弁は貫いていこうと思います!(牧野)

授業深堀セミナーに参加して(白井)

画像1
 私は、2月27日に授業深堀セミナーに参加した。初めてこのセミナーに参加させていただいて、たくさんのことを学び、感じさせていただきました。授業を様々な視点から話し合い、深掘りをしていく様子はなかなか経験がなかったので、とても良い経験となりました。たくさん学んだことの中から、主に2つのことを書きます。

 1つ目は、先生の問いかけ次第で子どもたちの思考が変わってくることを学びました。

 これは、伊藤先生の国語の模擬授業で学んだことになるのですが、先生の授業を聞いていると、知らないうちに、先生が何を求めているのか、次に何がくるのかとワクワクしながら考えさせられている自分がいました。問いかけでも、「理由を付けて考えてみよう」というものがあり、限定されることで、自分の勘だけで考えたものに経験や学びから根拠を考えていくようになっていきました。教師の意図ある言葉は、子どもたちを授業にひきつけ、考えを深くさせていくのだなと思いました。

 2つ目は、子どもたちで試行錯誤させて考える力をつけるべきだということを学びました。野木森先生の理科の模擬授業では、実験を子どもたちで考えながら、進めていました。子どもたちの疑問や考えを大切にされていて、生徒役をされていた方の顔もイキイキとして楽しそうでした。自分たちの力で考えていくことは、経験として記憶にも残り、その力はどの教科でも必要になってくると思いました。

 最後に、この授業深堀セミナーに参加させていただいて、自分が教師になった時に、子どもたちを思って授業を考えて深めていける先生になりたいと思いました。(白井)

名古屋女子大学の大坪さん来研(玉置)

画像1
 2月22日に、名古屋女子大学の大坪さんが研究室を訪問してくれました。

 以前、卒論について相談を受け、助言をしたこともあって、卒業論文「学校教育におけるユーモアの導入に関する研究」が無事できましたという報告に来てくれたのです。

 ちなみに卒論の中で、私たちが主催した「第2回教育と笑いの会」のことも取り上げてくれました。

 大坪さん、卒論完成おめでとう。そして4月からは教員人生を歩むとのこと、きっと明るくて朗らかな良い教師になられることと思います。(玉置)

どうして? なんで?(中田昂)

画像1
 今回(2月27日)の授業深堀セミナーで印象に残ったことは、伊藤先生も野木森先生も、生徒側に疑問を抱かせるようにしていたことだ。

 授業のいたるところに、「どうして?」「なんで?」という言葉があった。

 学習者側が発した考えや意見をそれだけで終わらせるのではなく、その考えにたどり着いた理由を引き出したり、事実を見つけた学習者に、事実だけで終わるのではなく、何故そうなるのかという疑問を抱かせていた。

 学習は子供たちの興味・関心の連続によって、続いていくものだと思う。興味・関心を抱くから、その人の人生の一部として学習が続いていく。そのために、「なんで?」「どうして?」という「はてな」を生み出すための手助けを教師がしていかないといけないのかなと感じた。(中田昂)

授業深掘りセミナーに参加して(寺坂)

画像1
 2月27日に、愛知県春日井市のEDUCOMで行われた「授業深掘りセミナーに参加してきました。

 伊藤彰敏先生の国語の授業と、野木森広先生の理科の2つの模擬授業を見させていただきました。

 伊藤先生の授業では、語感の授業でした。「トイレ」という題材を使って展開されていったのですが、最初はどのように授業が進んでいくのか分かりませんでした。そのため、置いて行かれないよう必死で考え続けました。最後で、語感をネタにした授業ということが明かされました。

 語感とか文法のような授業は授業者にとってと受ける側にとってもあまり面白いものではないですが、言葉のニュアンスを意識して授業をすることで感覚的に学ぶことができるのだと勉強になりました。

 野木森先生の授業では、実験を通じてものが燃えるには空気の出入りが必要であることを解き明かすものでした。

 私が、小学生の時に行った実験ではあらかじめ実験する手順、ルールが存在してそれに沿って行うというものでしたが、野木森先生の実験には条件が存在しませんでした。こうすることによって、自動自ら考え、教師の本当の答えにたどり着くそうです。また、ペアで実験を行いました。実験というと、班で行うイメージですが、班だと傍観者がうまれてしまうので、ペアで行ったのかなと。本当のところは分かりませんが。

 授業後に行われる深掘りでは、先生方の意見のぶつかり合いにとてもついていけない時もありましたが、それでも自分なりに考えを深めることができたと思います。(寺坂)

【20160307参加】文部科学省・小中一貫教育に関する調査研究協力者会議(第4回)

画像1
 3月7日(月)、文部科学省に出向き、「小中一貫教育に関する調査研究協力者会議(第4回)」に委員として参加しました。

 今回は各委員からのレポート提案最終回で、私を含めて5名の委員からレポート発表があり、それを受けて意見交換をしました。

 学校管理職経験をもとに、会議のゴールを意識した大胆な提案をさせていただきました。

 下の写真は、文部科学省ビル近くの喫茶店で飲んだ「カフェオレ」です。鮮やかさに思わず撮りました。(玉置)
画像2

授業深掘りセミナーに参加して(佐久間)

画像1
 2月27日に授業深掘りセミナーに参加させていただきました。今回は伊藤先生による国語の授業と野木森先生による理科の授業を見ることができました。

 まず、伊藤先生による国語の授業で私は生徒役として参加しました。授業を受けていて感じたことがあります。それは言葉のおもしろさです。今回は人間が用をたす場所(トイレ、お手洗いなど)を臭いと感じる順に並べるというものでした。なんとなくで並べたものを今度はその並べた理由を考えました。ここで言葉のおもしろさを感じました。

 例えば、化粧室は化粧というきれいな雰囲気がある言葉を用いているのに対し、便所は濁音が多い言葉を用いている、ということに気づきました。どちらも同じ意味を持つ言葉というだけでなく、そこから言葉の微妙な違いを理由をつけて考えることで、生徒の国語力を引き出そうとしていると思いました。

 また、他にも今回のような言葉の違いを探せるような言葉はあるか考えたくなりました。子どもたちが言葉への興味・関心が高まる題材だと感じました。私もこのような考えることを楽しめるような授業をしたいと思います。

 次に、野木森先生の理科の授業を観察しました。授業の導入で、前時の振り返りを踏まえて、子どもたちに「じゃあ次はどうしようか?」と子どもたちの考えをそのまま実験として行いました。

 子どもが自発的に本時で行う課題や実験を考えさせることで、実験を自由に行っているように思いました。そして児童は実験を行っていく内に、結果から新しい考えを思いついて、実験してみようとしていました。

 それを展開させるために机間指導で、子どもの考えを聞き、「それを確かめるためにどうしようか?」ときいていました。今回であれば、空気の流れを知るための線香や空気を送り込むためのうちわなどがありました。実験の進み具合に合わせた支援をすることで、子どもたちに常に考えながら実験をさせようとしていたと思いました。野木森先生の授業は子どもの探究心を育てるものだと感じ、とても参考になりました。

 初めてこのセミナーに参加させていただきましたが、勉強になることばかりでした。また参加したいです。ありがとうございました。(佐久間)

イベント大成功!(渡部)

 以前、私の所属しているサークルでは卒業される4年生さんに向けてイベントを企画しているという記事を書きました。

 先日、ついにイベント本番を迎えました!!

 この日のために3年生の部員が本当に一生懸命準備をしてくれました。私は全体の企画、運営に携わっていたため、それぞれのグループの細かな作業などにはあまり関わることがありませんでした。

 しかし、本番1週間前にあるグループの作業を手伝う機会があり一緒にイベントの道具を作っていました。すると、私が思っていた以上に1つの道具を作るのに時間がかかり、他の部員は見えないところでこんなにも時間をかけて作業をしてくれているのだということに気づきました。そして、1つ1つを作るのに時間がかかるけれど、決して手を抜かず丁寧に作ってくれていました。

 部室にあるイベントのための道具を見ると、どのグループの道具も本当に丁寧に作られていて、みんながどれ程頑張ってくれていたのかということを実感しました。

 そして、本番。

 本当に楽しいイベントになりました!100人を超える参加者がいたにも関わらずほぼスケジュール通りに進められたのも3年生の協力があったからです。協力してくれた3年生には感謝の気持ちでいっぱいです。

 またイベントの中では火舞いも披露しました。アカデミーや面接指導など忙しい中でしたがみんなで集まって練習する時間は本当に楽しいです。

 私たちはこのイベントのために何ヶ月も前から準備をしてきました。当日の楽しい思い出はもちろんですが、みんなで準備してきた時間、練習してきた時間が宝物です(^^)
本当に素敵な仲間がたくさんいます。3年生は私にとって自慢の仲間です!(渡部)
画像1
画像2

授業深堀りセミナーに参加して(吉田)

画像1
 私は2月27日に行われた授業深堀りセミナーに参加させていただきました。伊藤先生の国語の授業、野木森先生の理科の授業を拝見し、勉強させていただきました。とても刺激的でここに書かせていただきたいことは山ほどあるのですが、2つに絞って書かせていただきます。

 まず1つ目に「授業で行うすべて行動に根拠を持たせる」ということです。

 導入での「今日はどんなことを知りたい?」あの一つの言葉で子供からねらいを引き出すこと、資料を出すタイミングと意味、直観に根拠という価値づけしていって意見を明確化することや実験後のわかったことなどをどう共有するか、どこで学びが確立されているのかなど、「題材」「意図的な発問」「実験後の展開」どこを切り取っても根拠があり、進んでいく「電車道」はもう一度授業を見て、研究したいと思うくらいでした。

 また、この根拠の先にあるものは当然なのかもしれませんが「児童・生徒」でした。「こういう力を身に着けてほしい」という教師の考え・願いをどう子供たちに伝え、一緒に学びあうかと考えた時に授業内の行動に根拠を持たせるということの重要性を感じました。授業は「全ての道はローマに通ず」ではなく、「すべての道は子供に通ず」なのかもしれません。

 2つ目は「視野」です。今回初めてセミナーに参加し、多くの先生のご意見が飛び交う中で、私自身が気にも留めていなかった内容をお聞きすることが多く、また「自分なら〜する」という考え(納得のいく説明を付けて)をもっておられる先生がほとんどでした。

 私よりもより洗練された視野、着眼点が先生方にはあるのだと圧倒されながら感じました。このようになられたのは、どの先生も児童のことを考え、努力されているからだと思います。もっと授業を見てゼミの仲間と意見交流することや本などの様々なメディアを活用して、視野をより広くし、一歩でも近づけるようにしていきたいです。「すべての道は子供に通ず」と信じて…

 今後も多くのことを学ばせていただきたいと思います。貴重なお時間ありがとうございました。積極的に参加したいと思います。(吉田)

授業深掘りセミナーに参加して(大澤)

画像1
 私は先日、授業深掘りセミナーに参加させていただきました。

 はじめに、伊藤先生の国語の授業を観察しました。子どもから用をたす場所について、いろいろな言いまわしを確認し、便所・お手洗い・トイレ・はばかり・WC・化粧室の中でどれが1ばん臭いかを問います。

 このとき、伊藤先生は考え込む子どもに対して、「感覚でいいんだよ!」と声をかけます。すると、全員が手をあげました。そして子どもが順番づけをした後、伊藤先生は「国語は、根拠をだして説明してするものです。感覚ではいけません。なぜこの順番づけにしたかメモに書いてください。」と条件を提示します。

 ここに、はっと気づかされる部分がありました。最初に感覚でいいと言われてした順番づけには、実は感覚のなかにも無意識のうちに根拠づけて順番づけしたものであること。そこをついて、子どもから根拠をだして説明すること、いわば国語力を引き出そうとしているところがすごいと思いました。

 次に、野木森先生の理科の授業に児童役で参加しました。野木森先生は、前時の振り返りをした後、「じゃあ今度はどんなことを知りたい?」と聴き、子どもが言ったことをそのまま課題にしていました。

 課題を教師が提示して今日学習する内容を植えつけるのではなく、子どもが自発的にこんなことを知りたいと思ったことを課題につなげていて、同じ学習をするにしても課題の出会わせ方を教師が工夫することで、その授業に対する意欲や期待感が変わるのだと感じました。また、実験中に「何か不思議に思うことはないですか?」と聞いてきてくれました。

 隣の人と発見したことを伝えると、「じゃあそれを確かめるにはどうすればいいかな?」と、さらに考えさせて実験を展開できるようになっていました。子どもの興味関心のままに、また、試行錯誤を繰り返して行われた野木森先生のような授業を受けることができたら幸せだなと思いました。私もそのような授業を目指したいです。

 最後に、今回もこのような貴重な機会をいただいたこと、本当にありがとうございました。(大澤)

授業深掘りセミナーに参加して(江口)

画像1
 私は今回深掘りセミナーを参加させていただき、伊藤先生と野木森先生の授業を見ることが出来ました。

 私は国語専修のため伊藤先生の授業をとても楽しく受けることができました。国語には、理由をつけて考えることが大切だと学びました。何となく考えていることにも何かしらの根拠を持っていることが分かりました。子どもたちは、意見を持っていてもしっかりとした理由がないから手を挙げないことが多いです。しかしその意見を持ったからには明確な根拠を持っています。その意見を聞き出すのは教師の役目であると感じました。

 また子どもたちが授業に興味がもてるために楽しいネタを考える必要もあると思いました。身近なことを利用することで、子どもたちの理解が深まると感じました。そういったネタを話せるためにも自分自身が身近なことに目を向け、興味を示し学んでいかなければならないと思いました。

 野木森先生の授業では、自分自身で考えたように実験を行うことで単元をより理解することができると思いました。ただ自由に実験させるだけでなく子どもたちが今何をしているのか分かるように机間指導をしていかないけないと思いました。また子どもたちは実験が大好きなので、安全に楽しく実験をして、深く学べるようにサポートしていきたいです。

 この度は貴重な授業をありがとうございました。今回学んだことを今後に活かしていきたいです。またよろしくお願い致します。(江口)

後藤先生のお話をお聞きして(堀江)

画像1
 2月21日、味岡児童館で、「学び合う学習」について、後藤孝文先生のお話をお聞きしました。

 普通の授業(一斉授業)と学び合う学習を比較して、学び合う学習について考えていきました。

 学び合う学習を主として行い、必ず指示しなければならないことなどは、一斉授業として教師が言うなどして、場合によって使い分けることが大切だということがわかりました。

 「学び合い」が必要な理由として、後藤先生が特に注目していた点は、「誰も1人にしない」ということでした。確かに一斉授業では、能力の差によって、授業についていけない子どもがいても、それに気付かない可能性があります。その結果、授業についていけずに、1人になってしまって、学習の面に限らず、学校生活においても、影響が出てきてしまうことがあるかもしれません。しかし、学び合う学習では、子ども同士で教え合うことによって、学級のみんなで参加することができ、誰も1人になりません。

 また、後藤先生のお話の中で、「発問は弓矢のよう」という言葉が印象に残りました。
発問にいくまで、どれだけ子どもの興味を引っ張れるかどうかで、その後の子どもの発問に対する態度は変わってくるということでした。

 後藤先生は、各ポイントで、ゼミ生みんなに意見を求め、全員を引き込んでいました。これが学び合う学習であるなと感じました。

 将来、学び合う学習を積極的に行い、誰も1人にしない授業を心がけていきたいと思いました。(堀江)

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

27ゼミ生レポート

教育資料