味岡児童館での勉強会 No.3(浦)

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 2月21日、後藤孝文先生から「学び合う学習」についてお話を伺いました。

 学び合う学習の最終目標は、「1人ひとりの児童生徒の学びを保障すること」だそうです。それについて、安心して分からないと言える教室、誰も1人にしない、子どもが主体の授業、がキーワードになります。

見 せていただいた映像から、私は普通の授業(一斉授業)と学び合う学習の大きな違いの1つに、子ども達の表情があるように思いました。一斉授業の時よりも、学び合う学習の方が子ども達の表情が生き生きしているように思えます。それはきっと、学ぶ場が子ども達にとって安心できる場であるからでしょう。分からないところを教えてくれる仲間の姿があること、自分の考えをしっかり聞いてくれる仲間がいることが安心感に繋がるのではないかと思いました。

 しかし、この学び合う学習を進めるにあたり課題も多くあるそうです。授業進路が遅れがちであること、学力には結びつかないのではないかということ、関わり合えない子ども達の支援方法、魅力ある課題づくりなどが挙げられており、確かに難しい課題であると思いました。

 また、私は「分からない」と素直に言える環境づくりも課題ではないかと思います。分からないことを恥ずかしいことだと思ってしまっている児童生徒にとって、「分からないから教えて」と言うことは難しいと思います。そのような児童生徒への支援、雰囲気づくりについても考えて行きたいと思いました。

 私は「居心地の良い学級」をテーマに研究をしています。そして、文献から「居心地の良さ=安心感」であるのではないかと思っているところでした。その中で今回学び合う学習について詳しく知り、「安心」という言葉が出てきたため、学び合える学級は居心地の良い学級にも繋がるのではないかと思います。貴重なお話をありがとうございました。(浦)

8万アクセス到達

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 平成27年4月20日から発信を始めた「玉置研究室」サイトですが、皆さんが訪問していただけるおかげで、本日(平成28年3月4日)、8万アクセスに到達しました。ありがとうございました。

 ちなみに
 4万アクセスから5万アクセスまで44日間。
 5万アクセスから6万アクセスまで37日間。
 6万アクセスから7万アクセスまで44日間。
 7万アクセスから8万アクセスまで42日間。
 でした。

 4月から第2期ゼミ生の発信も本格的に始まります。皆様、ますますの応援をお願いします。(玉置)

味岡児童館での勉強会 No.2(浦)

 2月21日、味岡児童館での勉強会で、玉置先生の奥様が来てくださり、学級づくりについてお話をしていただきました。

 小学校1年生から中学校3年生までの担任をされていたということで、学年での違いや具体的な場面指導など、本当に多くのことを学びました。

 話を伺って思ったことは、小学校1年生にルールを身に付けさせることは、やはり簡単なことではないということです。例えば、掃除時の机の下げ方であったり、紙を1枚取り後ろに回すことであったりと、今でこそ当たり前にできることではありますが、右も左も分からない1年生にとっては、こちらが思っている通りにはなかなかやってくれません。だからこそ、段階的に、見本を見せながら教えることが大切なのだと分かりました。

 また、掲示物についてのお話も大変参考になりました。画用紙などの色の配色についてお話を聞く機会は今までなかったので、新しい発見でした。気持ちや願いを色に表す、ということに面白さを感じ、興味を持ったので、また自分なりに調べてみたいと思います。

 可愛い七ちゃんにも癒され、本当に充実したゼミでした。ありがとうございました!(浦)
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味岡児童館での勉強会 No.1(浦)

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 2月21日にゼミで味岡児童館を訪れました。そこで、児童館についてのお話を伺うことができました。

 児童館に行き、まず驚いたことは多くの利用者の方がいらっしゃったことです。正直私は、児童館は小学生の子ども達が友達と遊んだり、本を読んだり、宿題をするようなところだと思っていました。私自身、住んでいるところの近くに児童館がなかったこともあり、そのような印象を持っていましたが、お話を伺うと全く違うことが分かりました。

 児童館は18歳までの児童が自由に使える場であり、子育て親子のふれあいの場でもあります。乳幼児から高校生まで利用できるということですが、中学生以上になると行き辛くならないのかなと思っていました。

 しかし味岡児童館は、地域の声を取り入れた、幅広い年齢の子ども達が利用できる工夫が多くありました。まず開館時間です。中学生、高校生の下校時間に合わせて、夜まで開館しています。また、バンドの練習ができる音楽室、自習ができる学習室、図書コーナーや親子のための子育て支援室など、充実した設備があります。

 私の地元にも、こんな児童館があるといいな、と思いました。児童館のような公共の施設や設備は、子ども達のコミュニケーションの場にもなると思います。このような素敵な場所を子ども達に紹介することも、教師として、大人として、大切なことなのだと思いました。(浦)

合格を願って(牧野)

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 もう3月になりました。最近は時間が経つのが早い、と少々焦りを感じながら、毎日過ごしています。

 そんな3月には、中学生の公立受験が控えています。私は、学習塾のアルバイトをしているのですが、今はその対策をしています。

 私が受け持つ教科は、中2の理科と、中3の理科、国語です。私は文系で国語専門なので、最初は理科を教えるのがあまり乗り気ではありませんでした。しかし、私の説明を頷きながら聞いてくれる生徒の姿や、質問に来てくれる生徒たちのおかげで、今はやりがいを持って、理科を教えています。

 学校の授業と学習塾は違う、とよく言われますが、子どもに分かった!と思わせたいのは、どちらも同じです。これからも、少しでも生徒に分かりやすい授業を心がけたいと思います。

 ちなみに、今受け持っている中3は、男子生徒4人です。中3になって大人びてきて、シャイなところもありますが、いい子たちで、とってもかわいいです。(笑)私がバイトを始めて3年になるので、初めて中1から中3まで面倒をみた生徒でもあり、思い入れがあります。みんなには、悔いのないように、受験に向けて頑張ってほしいです。(牧野)

学び合いの学習から(中田昂)

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 先日は、小牧市の味岡児童館(ぱるもあじおか)でゼミの勉強会があった。

 後藤孝文先生を講師に、「学び合いの学習」をテーマに学んだ。

 最近、友人と教科カリキュラムと経験カリキュラムどっちがいいんだろうと話していた。

自分らはゆとり教育を受けてきた身なので、やっぱり体験的な活動や経験が感じられるような経験カリキュラムがいいなと感じていた。

 しかし、その友人は教科カリキュラムを押していた。初等教育では、間違いなく教科カリキュラムでいくべきだと言っていた。オリジナルのない人間に何が生み出せるのか。だから基礎基本となる知識を教え込むべきだという考えだった。

 確かにある程度の知識がなければ、そもそも課題について考えられない。とてもその考えはわかる。

 しかし、教育は子供がいてこそ。子供が学びに意欲を持ってこそのものだと思う。

 だから、今回の学び合いの学習というのはとても魅力的だと感じた。

 自分が中学生の時、常にコの字型の机の並びで授業を受けていた。仲間の表情や発表者をすぐに見れ、自分が学習に参加しているという意識が、今思えば普通の形式より高かったように思う。

 先の話に戻るが、結局のところどちらかだけをやるのではなく、どちらも上手にやっていくことが大切だ。

 一つの授業の中で、知識を教えることも大事だし、その知識を使って子供達に考えさせることも大事だ。

 その割合を子供達の実態に応じて変えていくことが大切だ。

 最後にデューイの言葉を紹介。

「いまやわれわれの教育に到来しつつある変革は、重力の中心の移動である。それはコペルニクスによって天体の中心が地球から太陽に移されたときと同様の変革であり革命である。このたびは子どもが太陽となり、その周辺を教育の諸々の営みが組織される。」

 これからも教育の中心が子供であるようにしていかなければいけないと感じた。(中田昂)

勉強会を終えて(大澤)

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 私は先日、玉置先生のお宅にお邪魔しました。玄関にはいると、七ちゃんが来てくれて、かわいすぎて、お家にあがることを忘れてしばらくそこで戯れてしまいました(笑)

 玉置先生の奥様はとても素敵な方で、玉置先生のお宅ではどんな先生になりたかったかを、味岡児童館では小学校1年生から中学校3年生まで全て受け持ってきた貴重な経験談をしていただきました。

 小学校1年生は、最初、清掃の仕方もプリントのまわし方も当然わかりません。私たちが普段当たり前のようにやっていることは、小学校の頃の先生たちの指導があってこそなのだということに気づきました。だから、子どもの立場にたって丁寧に指導をする必要があります。また、掲示物の工夫や教室にあるといいものを具体的に話していただき、とても勉強になりました。

 最後には、私たちゼミ生が質問させていただいたこととその答えを玉置先生の奥様が紙にまとめて渡してくださいました。宝物です。本当にありがとうございました。(大澤)

【20160223参加】文部科学省・小中一貫教育に関する調査研究協力者会議(第3回)

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 2月23日(火)、文部科学省に出向き、「小中一貫教育に関する調査研究協力者会議(第3回)」に委員として参加しました。

 前回に続いて、4名の委員からレポート発表があり、それを受けて意見交換をしました。

 次回は自分が発表する会議となります。実際に小中一貫校を視察し、校長先生らから意見をお聞きして、委員としての責を果たしたいと思います。(玉置)

後藤先生のお話をお聞きして(渡部)

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  2月21日、学び合いの学習について後藤先生のお話をお聞きしました。

 「普通の授業とは何か?」この言葉は後藤先生がまず、私たちに問いけてくださったことです。学び合いの授業についてのお話の前に、普通の授業とは何か、そもそも「学び」とは何かということを教えていただきました。

 様々な説があるそうですが、「学」の旧字体には子どもや大人の手を表す部分があるということを知りました。普段何気なく「学び」という言葉を使っていますが、字に込められた意味を知ることができ、とても勉強になりました。

 学び合いの授業についてのお話の中で、私が一番印象に残ったことは「誰も一人にさせない」ということです。一人にさせないというのは分からない子や授業に参加できない子をなくすということです。分からないで困っている仲間に寄り添えるような学び合いが大切だということを教えていただきました。

 私はお話を聞いている中で一人にさせないというのは分からなくて困っている子を一人にさせないことはもちろんですが、学び合いの授業は分かっている子も一人にさせない環境をつくることができると思いました。

 教育実習の時に「僕はもう知ってるもん。別にできるからいい。」という様子の子どもを見たことがあります。学び合いの授業では分からない仲間に教える場面があると思います。仲間に教える時、もう内容を理解している子も友だちに教えることでさらに自分の理解が深まると共に授業に参加する機会ができるのではないかなと思いました。

 学び合いの授業での「誰も一人にさせない」というのは「分かっている子も、分からない子も誰も一人にさせない」ということでもあるのかなと考えました。

 お話を聞いている中で学び合いの授業には課題もたくさん存在するということを知りました。その中でも「関わり合えない子どもをどう支援するか」という課題があるとお聞きしました。仲間と関わり合えない子どもをどう支援するかということは学び合いの授業だけではなく、他の授業や毎日の学校生活でも考えられる課題だと思います。学び合いの授業を行うことはすぐにはできないかもしれませんが、なかなか仲間と関わり合えない子どもに対してどう支援をしていくかということは考えることができると思います。これからも様々な本や先生方のお話をお聞きして考えていきたいと思います。(渡部)

後藤先生のお話をお聞きして(大澤)

 私は先日、味岡児童館にて後藤先生よりお話を聞かせていただきました。

 「学び合う学習」について、いろいろな視点から学ぶことができました。「学び合い」とは、私たちが今までに受けてきた一斉授業に対して、4人を基本としたグループをつくって考えを聴き合い、擦り合わせ、自分の考えを深める学習です。

 「学び合い」における大切な事柄として、まず、子どもが安心して学ぶことのできる環境や雰囲気づくりが欠かせないと思いました。自分の意見を発信するということは、勇気のいることだと思います。私自身、今でも自分の意見を発言する場面では緊張します。だから、授業のなかで安心して「わからない。」が言えるということや、関わり合うことで自分ではできない学びを生むことのできる「学び合う学習」は、魅力ある学習形態だと思いました。

 また、後藤先生は「学び合う学習」が聴く力の向上につながるということも言っていました。仲間の言うことに耳を傾け、「なるほど…」「それなら…」と考えをつなげたり、学び合いがすすむと、教師が「座りなさい!」「静かにしなさい!」と大きな声をださなくてもよくなるそうです。学び合いの学習を通して、いろいろな場面で成長を感じることができることに驚きました。

 全ての授業で「学び合う学習」を行うことは難しいですが、教師になるに向けて「学び合う」ということを私自身が勉強し、実践していきたいと思いました。

 後藤先生、お忙しい中、私たちのために貴重なお話をしてくださり、本当にありがとうございました。(大澤)

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味岡児童館での勉強会2(牧野)

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 後半からは、特別講師の方がお二人来てくださいました。
 
 お一人目は玉置先生の奥様です。現場に基づいた実践的な話を聞くことができました。また、私の質問に細かく答えてくださり、私自身、卒論研究の大きな収穫となりました。

 次にお話をして下さったのは、後藤孝文先生です。学び合う学習についての話でした。その中で一番心に響いたことは、今、学び合いを進める理由の一つである、「だれも一人にしない」ということです。

 「だれも一人にしない」ということは、授業中ひとり残らず学びに参加させることであり、ペア学習や、グループ学習を通して、子どもたち同士を関わらせて、蚊帳の外にいる子どもをなくす、ということだと思います。

 授業とは、学校生活の大半を占めるものです。そんな授業で、「だれも一人にしない」学び合いを行ったのなら、すべての子どもの学びが保証されるとともに、授業を通して、学校生活の居場所や居心地の良さが確立されるのではないでしょうか。

 学習面でも、生活面でも、以上のような効果が期待できることを今回発見し、より一層「学び合いの授業」に興味がわきました。今回見ることのできなかった、学び合いの授業のビデオがまた楽しみです。

 今回も学びのあるゼミとなり、企画して下さった玉置先生、お話して下さった方々に感謝しております。ありがとうございました。(牧野)

学び合う学習とは(佐藤)

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 2月21日(日)、小牧市の味岡児童館でゼミの勉強会が行われました。そこでは、『学び合う学習』について後藤孝文先生のお話を聞かせていただきました。

 講話の中で、特にキーワードとなったのが「学びは一人ではできない」ということです。そもそも「学び」という漢字が、大人の手に子どもが包まれている様子を表しているように、子どもが安心して学べる環境を整える必要があることがよく分かりました。その具体的な取り組みとしては、大きく2つあります。

 1つ目は机をコの字形にすることです。こうすることで、お互いの表情を確認しながら意見交流ができ、話し合いや聴き合いが行いやすくなります。過去のゼミでも、実際に机をコの字形にしている小学校や中学校の授業を参観させていただいたことがあり、確かに意見交流は活発でした。話し合いはもちろん大切ですが、聴き合いはもっと大切だと後藤先生もおっしゃっていたように、子どもの話を聴く姿勢についても着目していかなければならないと感じました。

 2つ目はグループ学習です。班学習とは異なり、4人までで男女は一松模様、考えを聴き合い擦り合わせ、自分の考えを深めるのが目標になります。一人で考え込んでいると、特定の考えに偏ってしまうか、内容が分からないのに分からないままになってしまう可能性があります。そこで、グループ学習の時間を設けることで、内容が分からない子どもが一人にならず「教えて!」と素直に言えるようにすべきだと分かりました。しかし、授業中のどのタイミングで一斉授業からグループ学習に切り替えるべきかは難しいと思いました。

 私は教育実習の授業で何とかグループ学習を取り入れようと試みましたが、グループ学習が長引いてしまい、授業の時間配分を間違えてしまったことがありました。自分の理解が浅かったことが原因ではありますが、単にグループ学習を行えば良いというものではなく、教師の発問によって左右されてきます。教師の発問が弓、子どもの発言が矢に例えられていたように、弓(教師の発問)が良ければ、鋭く飛ぶように矢(子どもの発言)が出ます。教師の発問についてよく考えなければならないことを改めて痛感しました。

 卒業論文の研究がなかなか進まず、まずはアクティブラーニングについて調べようと思っていた私ですが、『学び合う学習』特にその中の「聴き合い」についても関心が高まりました。なかなか軸を持って研究に取り組めていませんが、今回の勉強会で学んだことを、少しでも研究に取り入れられるようにしたいです。(佐藤)

「指導と評価3月号」に拙稿掲載&年間タイトル

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 「指導と評価」に連載中の「学校づくり力」アップセミナーの第12回(最終回・2016年3月号)は、「PTAや地域との連携力が高まる学校づくり」と題して執筆しました。

 小見出しは、
 「PTAや地域との連携を恐れていないか」
 「校長はわかっていない」
 「職場体験学習に多大な援助」
 「PTAと授業参観日を考える」
 「子供を守るためのしゃべり場」の五つ。

 1年間にわたって連載をさせていただきました。原稿が縁となり講演をさせていただいたこともありました。ありがたいことです。

 ちなみに年間の原稿タイトルを紹介しておきます。

4月号 教師力が高まる学校づくり
5月号 学級経営力が高まる学校づくり
6月号 授業力が高まる学校づくり
7月号 授業研究力が高まる学校づくり
8月号 生徒指導力が高まる学校づくり
9月号 ICT活用力が高まる学校づくり
10月号 学力が高まる学校づくり
11月号 特別活動指導力が高まる学校づくり
12月号 豊かな道徳心が高まる学校づくり
1月号 学校発信力が高まる学校づくり
2月号 学校評価力が高まる学校づくり
3月号 保護者との連携力が高まる学校づくり

 ご愛読いただいた皆様、ありがとうございました。(玉置)
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