第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(堀江)

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 5月8日、第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。 今回の先生は金大竜先生でした。

 金先生の講演は、ペアで交流したり、自分自身で考える時間がたくさんありました。そのため、より自分のこととして、真剣に考えることができました。そして、何より、時間が過ぎるのがとても早く、「もう2時間経ったの?もっと話を聞きたい!」と思いました。

 そんな金先生のお話で、印象に残ったことを2つ挙げたいと思います。

 1つめは、『信頼関係を築くために金先生が行っていること』です。「共通する体験をすることで、信頼関係を築くことができる」とおっしゃっていましたが、金先生は、子どもが持っているものを自分も持つようにしているそうです。

 確かに、子どもと同じものを持つことによって、子どもは教師を身近に感じることができ、同じ話題の話をすることで、関係が良くなると思いました。

 2つめは、忘れ物に関して、『好きなことは忘れ物しない』ということです。「忘れ物するのは、その授業が楽しくないから」とおっしゃっていました。 私はなるほどな、と思いました。確かに、次の日、自分が好きな授業があれば、楽しみで、その授業の準備を必ずします。

 忘れ物をするということは、必ず原因があります。子どもに原因があると考えるのだけではなく、自分にも何か原因はないか、と考えることが大切だと思いました。

 学生のうちに、たくさんの講演会やセミナーに参加させてもらって、たくさんの素晴らしい先生方と出会えるなんて、こんなに幸せなことはないなと改めて感じました。今回もたくさんの学びをありがとうございました。(堀江)

嬉しかったこと(牧野)

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 最近、とっても嬉しかったことがありました!

 それは私が学校帰り、自転車を漕いでいるときのことです。前から、自転車に乗る2人の中学生の姿が見えました。私はその顔を見て、その子達は、私が中学校実習で担当していたクラスの子達だと、すぐに気づきました。私は声をかけるか迷いながら自転車を漕ぎました。もう忘れられているかもしれないと思い、怖かったからです。

 すると、その子達は私に気づいて止まってくれました!!去年のことで、実習生は私だけじゃないはずなのに、「一年生の時の!!」と嬉しそうに話しかけてくれました。私が今先生になるために頑張っていることを伝えると、「先生になって、○○中に来て!!」と言ってくれました。こんな私に自分の学校に来て欲しいと言ってくれて、とっても嬉しかったです。また、その2人は実習が始まったころは、話すことさえできなかった2人でした。だから今回のことが余計嬉しかったです。

 その2人は、二年生になり、実習時より大人っぽく、成長していました。しかし、話しかけてくれる人なつっこさは変わらず、実習が懐かしくなりました。私は大変だと思った時もある実習ですが、今思い返すと、子どもたちに恵まれ、先生になりたいと一層強く思わせてくれたのが、実習だったと改めて思いました。

 三年生はこれから実習を迎えます。不安だらけだと思いますが、これから出会う子どもたちを楽しみに、今できることを頑張ってほしいです。(牧野)

5月18日第1期生ゼミ記録(堀江)

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 5月18日、前期第5回目のゼミでした。今までと同様に日本教育新聞に載っていた過去問を解き、そして今回は集団討議の練習を行いました。

 前半は、頻出文書編として、「キャリア教育」「情報教育」「著作権」に関する問題を解きました。また、以前解いた「体罰防止・人権教育」「学習指導要領」に関する問題を復習としてもう一度解きました。

 以前解いた問題でも、間違えてしまったところがあったので、解いただけで終わるのでは無く、しっかりと復習して、自分のものにしていくことが大切だと思いました。

 後半は、集団討議の練習を行いました。ゼミの中で集団討議の練習をしたことのある人は少なく、初めての人がほとんどでした。

 今回の質問内容は「子どもに服装の乱れを注意したところ、『他の先生には言われない・他の人も同じような格好をしているのになぜ自分だけ言われないといけないのか』と言われた。このことについて討議しなさい」というものでした。

 ゼミのみんなで話を進めていくうちに、「他の教員と共有すること」「子どもの気持ちを聞いて、どうして服装が乱れたのかを考える」などといった意見が出ました。

 集団討議が終わって玉置先生から、以下のことを注意するといいと言われました。

1、まずは子どもの捉え方を言う
2、子どもの気持ちを受け止める
3、普段からの関係をつくる
4、教育評論家になってはいけない
5、子どもを想像した発言をする

 確かに、はじめ、教育評論家のような話し合いになっていました。しかし、実際に相手するのは、子どもです。子どもを想像して話し合いを進めなければ、現場に行っても、通用しません。

 今回の集団討議の練習を通じて、子どもを想像し、子どもの気持ちを受け止めることの大切さを改めて感じました。次回練習するときは、今回の練習の反省点を生かしていきたいと思いました。

 試験まで残り少なくなってきました。とても焦りますが、玉置ゼミのチーム力で乗り越えていきます!(堀江)

5月18日第1期生ゼミ記録(牧野)

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 今回のゼミは、前半が日本教育新聞による過去問演習、後半が集団討議についてでした。

 私は集団討議を初めて行いました。後半の集団討議を終えての感想は、
「自分の意見が上手くまとまらず、ただ周りに圧倒されてしまった。」
です。考え込んでしまい、発言のタイミングを逃したり、考えている途中に他の人の発言があると、自分の考えがまとまらないまま、その他の発言について考える必要が出てきたり、と終始ペースに乗れないまま時間が過ぎました。

 このままでは、集団討議で必要になる自分の発言の場や、その場を仕切ったり、まとめたり、テーマを修正するための気の利いた発言が出来るはずもありません。焦りを感じるとともに、今のままではいけないと気づく時間になりました。

 また、今回のテーマは、

「児童生徒に服装の乱れを注意したが、他の先生には何も言われなかった、他にも違反している子はいる、なぜ自分だけ言われるのか、と言われてしまった。どう対応するか。」

「保護者が好き嫌いをなくす指導をやめてほしいと言ってきた、どう対応するか。」

 この2つのテーマに対する解答として、共通するポイントは、「子どもをとらえる」ということです。

 1問目に対しては、校則の必要性などを説く前に、まず子どもの気持ちを受け止めることが必要です。自分だけ注意されているという嫌な気持ちを受け止め、校則を違反している理由を聞き、子どもとの関係修復を行うことが大切です。

 2問目に対しては、保護者が言ってきたとしても、保護者に給食の栄養について説明するのは間違っています。保護者が言うということは、子どもが保護者に何か話しているはずだと、保護者の後ろに子どもを想定して、対応することが必要です。

 今回のポイントをふまえ、教育評論家にはならず、教師という1人の人間として、人間味ある討論を目指していきます。(牧野)

お菓子をいただきました(玉置)

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 本日(5月27日)、平林哲也先生(一宮市教育センター副所長)が、一宮市で行う夏季研修の打ち合わせのため、研究室に来ていただけました。

 「ゼミのみなさんでどうぞ」とお菓子を持って来ていただけました。さっそく写真のように、第1期ゼミ生とともにいただきました。ありがとうございました。またお願いします(笑)。(玉置)

5月16日第2期生ゼミ記録(寺坂)

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 5月16日に、2期生による前期第4回のゼミが行われました。今回の卒業研究のテーマについての発表者は、佐久間さんと先日の記事でも紹介があった留学帰りの岩田さんでした。

 佐久間さんの発表では、学級崩壊にスポットを置き、学級崩壊をまねかない為に1学期に意識すべきことをまとめました。

 牧野さんの発表でもありましたが、やはり最初の3日間は子供たちとの1年を大きく左右するということでとても大切だということです。

 また、縦の関係と横の関係についての話もありました。どちらかを強く張りすぎるともう片方がガタガタになってしまうので、うまく関係を作る必要があります。

 しかり方についても話がありました。「褒める」→「しかる」の流れを作るといいそうです。この話の中で驚いたのは正しい叱られ方の授業をするということです。叱られ方には、受容→反省→謝罪→改善→感謝 という5つのステップがありこれを子供に伝えることが大切です。こんな授業があるんだと驚いたのと同時に、子どもはこれを、伝えられてどう感じるのだろうか。やはり、伝え方やそこまでの学級作りが肝になるのかなと思います。

 岩田さんは、目線にスポットを置き3つのスポットについて発表していました。1つ目は、教師は子供に対し目線を上げることです。ん?とはじめは思いましたが、説明を聞いて納得しました。教師は、知っていることを伝えるだけだが子供は、毎日新しいことを学んでいるのです。そんな子供に対し敬意とはすこし異なるかもしれませんが見方を変えるというものです。

 2つ目は、子供の目線に立つことです。アメリカの小学校と日本の学校での違いをあげながら、教師は教師である前に人間であり、子供である前に人間であるということでした。人間という言葉、深いなと思いました。

 3つ目は、未来の目と過去の目を持つことです。未来の目=子供をどのように伸ばしたいかという目標。これを持つことで、子供に今足りてない点が明確になり指導に反映しやすくなる。
過去の目=出会った当初の状況のことで、過去から現在への子供の頑張りに目を向けることができる、というものでした。

 2人の発表の後、玉置先生から授業技術について、教えていただきました。野口先生の「小刻みなノート作業」は、発表に対しノートにすぐ○か×をつけさせることで、発表の内容や授業に対し関心を持つというものでした。こうすることにより、意図的指名することが可能になります。実際に、1期生の松井さんが教育実習で実践してとても良い授業をされたという話を聞いて、私も実際にやってみたい!という思いと同時に、もうすぐ教育実習、という不安に襲われてきました。しかし、このゼミには尊敬する先輩方となにより玉置先生、そして多くの先生方と関わらせていただく機会が多くあります。地に足をつけ、1つずつ成長していきたいと思います。あ、次回、発表だ。(寺坂)

北里中学校公開授業研究会協議会に参加して(中田昂)

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ここで思ったことは一つ。

教師の本音が聞きたい。ということ。

授業の良いところを褒めているのはいいけれど、改善すべき点を発言している先生が少なかった。

褒めることで人間は成長するかもしれないけれど、やはり直すべきところはあるわけだから、現場の先生方がどのようなところをどう改善したら良いかと話し合うのが聞きたかった。

自分が聞いたことが本音であったなら、失礼。

誰のための授業なのか考えれば、教師の本音がどれほど大事なのかよくわかる。
と思った変な大学生の意見でした(笑)。(中田昂)

北里中学校公開授業研究会協議会に参加して (松井)

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 公開授業研究会では協議会にも参加させていただいた。協議会というものを見るのは大学2年時の実践観察と教育実習中にあった研究授業の協議会に続いて3回目である。とても緊張したが、先生方がどんな視点で授業を見ていたかがとても参考になった。

 ある先生が「私の授業では少し気になる生徒が楽しそうに活動していた」と発言すると、周りの先生から「たしかにそうだ」といった反応が見られた。他の先生も自分の授業のときの生徒の様子と比べながら授業を見られており、中学校ならではの大切な視点であるなと感じた。また、1つのグループを中心に見て、生徒がグループ内でどんな役割を果たしているかに注目されている先生も何人かみえ、今後私が授業を見る際の視点を1つ増やすことができた。

 スーパーバイザーの佐藤雅彰先生・倉地雪春先生からは厳しい意見もあったが、これからの「学び合う学び」について、とても参考になる話をお聞きすることができた。

 倉地先生は、授業のスタートでその教科の世界に生徒を入らせることができるようにすること、そしてジャンプ課題の大切さについて話をされた。前の授業の頭のままではなく、次の教科の頭に切り替わるような工夫をしなければならないと仰っていた。また、課題の出し方として個からグループ、そして個に戻すという流れを意識するとよいということが非常に参考になった。

 佐藤先生は、著書の中にもあるように、聞くから訊く、そして聴くへの転換を図ること、グループ学習をする際に気をつけたいことについて話をされた。「個人作業でできることはグループにしても意味がない」という言葉が強く印象に残っている。できる生徒とできない生徒がいるだろうというときにグループでの学習が効果的であることが改めて分かった。また、グループでの話し合いでは、教師がいかにケアできるかが鍵となる。能力が同じ生徒が話しがちである、グループの能力差などを頭に入れた上で、いまどのグループをケアすべきか見ていく。とても難しいことではあるが、それができたときに学びの独りぼっちをつくらないことができるのだと感じた。

 公開授業研究会に参加し、大変貴重な経験ができた。現場の授業を見ると、教育実習が懐かしいと感じるとともに、早く教壇に立ちたいという思いが強くなる。まずは採用試験突破に向け、引き続き頑張っていきたい。(松井)

【20160526報告】本庄小・味岡中授業参観

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 5月27日、ゼミ生ではありませんが、学生二人と小牧市立本庄小学校と味岡中学校の授業を参観させていただきました。

 ある日の講義後、「僕は岐阜で育ちましたから、岐阜の授業しか知りません。教育実習前に他地区の授業を見てみたいのです」という要望があり、「それならば、お願いができる校長先生に相談してみるよ」と応対し、本日、実現できたというわけです。

 二人の学生がどのような感想を持ったかは、この研究室HPで後日報告させます。楽しみにしてお待ちいただければと思います。

 なお、味岡中学校HPでは、さっそく訪問を記事にしていただけました。ありがとうございました。

 

犬の散歩(中田昂)

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玉置先生や牧野さん、堀江さんに対抗してうちの犬の散歩の様子を紹介です。

日本名 平和 つまり名はピースです。

車椅子犬という何ともかっこいい犬。理由があってこうなってしまいましたが。

何はともあれ、そんなこと気にせずに今日も元気にマイペースな散歩でした。

最近は、近くに住んでいる祖父母の家に行き、そこでお菓子と水分補給をしています。ピースはそこから帰るとき一向に帰ろうとしてくれません。お菓子欲しさにずっとその場所に立ち止まるのです。

まいった私は車椅子ごと持ち上げて歩き出します。少しして下ろしてあげるとまた祖父母の家に向かうのです。この犬本当に賢い。参ります(笑)。

今日の散歩はとても楽しかったです。小学校の下校と重なり、多くの子供達が挨拶してくれました。

ピースを見て「かわいそう」とか「かっこいい」とか「頑張ってるね」とか言って、触ってくれた子供もいました。

子供は知りたがりですね。「なんで車椅子乗ってるの?」と聞いてきました。「事故にあって下半身が動かないんだよ」答えると、みんな「えー」と言っていました。

最後に「みんなも気をつけて帰ってね」と言うと、大きな声で返事をしてくれました。

ピースのおかげで子供達とも話せたし、交通安全の指導もできたかなと思います。笑

この犬。最高。

元気でいてね。(中田昂)
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北里中学校公開授業研究会4限国語を参観して(中田啓)

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 5月12日に小牧市立北里中学校の公開授業研究会に参加させていただきました。

 4時間目は3年3組の国語の授業を見学させていただきました。表現の違いについて考える授業で、個人で考えたあと班ごとに交流し、全体で交流するという風に進んでいました。

 私は、一人の子、その子の班に注目して見ていました。その子は一人で考える時間は黙々と取り組んでいました。しかし、途中少し難しい問いに対して手が止まってしまっていました。そして、その問いには何も書いていないまま班での交流になりました。

 班での交流は4人でそれぞれの設問に対して自分の意見を言い、互いに意見を交流していました。この交流が、途中で途切れず止まりそうになると「○○さんはどう思う?」などと他の子に振る生徒がおり、ただただすごいと感じました。

 一人では手が止まっていた子も、この交流を通して多くの考えを知ることで、自分の意見を持つことが出来ていました。

 その後の全体での交流では今まで私が見たことのない方法での意見交流のしかたで、それも驚きでした。しかし、この方法なら生徒の意欲が分かるし、積極性や思いやりなどいろいろなものも計れるのだと思いました。

 私が見ていた班の子にノートづくりがすごいなと思う子がいました。プリントに自分の意見はもちろんですが、全体の交流で他の子が言った意見をその発言したこの名前付きで書いていました。さらに、意見のつながりも書いてあり、とても感心しました。

 今回、授業を見学させていただき、発言方法など、興味の湧くことばかりでした。このような貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。(中田啓)

北里中学校公開授業研究会国語を参観して(中田啓)

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 5月12日に小牧市立北里中学校の公開授業研究会に参加させていただきました。

 5時間目は1年3組の国語の授業を見学させていただきました。この授業では、学び合いの大切さを感じました。

 はじめ、音読をして疑問点を考える場面では少し消極的な子が多いクラスなのかなと思っていました。しかし、そのあと班での交流の時間になると、とても活発に話し合っていました。

 一人の子が指揮を執り、他の子にどんどん振っていて、他の子も「これはどう?」などたくさん発言し、一人で考える時間では一本か二本しか引けていなかった子にも線が増え、考えが広がっていました。

 班での交流も、とてもスムーズに出来ており、方法などをしっかり教わっているから出来るものなのかなと思いました。

 やはり、他の子の意見を聞くことで視野が広がり、気づかなかったことにも気づくことが出来るようになるのだと思いました。また、自分一人では思いつかない考えも他の人から出るので、より多くの意見を考えられるなと思いました。

 今回、授業を見学させていただき、班での交流を増やすことが大切であり、また、そこでのルール、方法をしっかり教えておくことが大切なのだと感じました。このような貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。(中田啓)

10万アクセス到達!

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 平成27年4月20日から発信を始めた「玉置研究室」サイトですが、皆さんが訪問していただけるおかげで、本日(平成28年5月26日)、10万アクセスに到達しました。ありがとうございました。

 ちなみに
 9万アクセスから10万アクセスまでは、35日間で、最短記録となりました。

 昨日から「いいね!」ボタンもつきました。第1期生・第2期ゼミ生合わせて22名+1名(私)で、毎日更新に努めます。皆様、ますますの応援をお願いします。(玉置)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(古川)

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 5月8日に教師力アップセミナーに初めて参加しました。講師は金大竜さんです。私は教師力アップセミナーはずっと講師の方の話を聞くだけだと思っていました。しかし、実際に参加するとペアで話し合ったり立って少し体を動かしたりしてとても楽しくセミナーに参加することができました。

 私が最も印象に残ったのは、見方によって変わるという言葉です。授業中に教師が「ペアでこのことについて話してください」と言われ、話すのやめてと言われてもまだ話を続けていたら「話をするのをやめなさい」と注意された経験があります。

 しかし、これおかしい事だと金大竜さんはおっしゃいました。先生の指示を聞いていないから、話すのをやめてと言われてもまだ話し続けていると思いがちだけど、見方を変えると提供した話題に熱中しているから話し続けている、ペア同士の仲が深まっていると捉えることもできると知りました。

 また、忘れ物をする例も聞きました。忘れ物をした場合は、忘れ物をした子だけが悪いわけではなくもしかしたら授業がその子にとってつまらないから忘れてしまうのではないかと見方を変えて考え直すことが大切ということも知りました。

 見方を変えるということで違った視点からみることができると分かりこれはいまの生活でも用いれるとおもいました。今回参加して金大竜さんの話がきけてとてもよかったです。(古川)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(石川)

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 先日、第1回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。今回の講師は金大竜先生でした。

 左右のペアをA、前後のペアをBとするペアつくりから始まりまった今回のセミナーは、話し合いの場や例が多く、イメージをもって考えることが出来ました。また、自分の「観」や「視野」の狭さを知ることもできました。

 金先生は「見えないと指導できない。」「色々なことを予想していないと対処できない。」ということをよくおっしゃられていました。私もその通りだと思いました。

 しかし、金先生が挙げてくださった例えは、どれも一方向からしか考えることが出来ず、自分の「観」の狭さを実感しました。教師の知らないことや、柔軟な思考が出来ないことで、こんなにも子ども達を取り巻く環境を壊すことになると思いました。

 例えとして「では話をやめてください。」という教師の声掛け後の子どもの反応について挙げられていました。

 金先生の考えとしては、
・すぐに話し合いが終了した場合…話し合いが盛り上がっていなかったのではないか?
・中々話し合いが終了しなかった場合…「話を聞いていない。」又は「話し合いが盛り上がっている。」
とのことでした。
 
 私は、すぐに話を聞く態勢にならない=話を聞いていない。だと思っていたので、この金先生の考えには驚きました。今まで自分が受けてきた指導や、教師とはこうあるべきだ、という思いから偏った考えになると思い、まずは、固まった頭をほぐす必要があるなあと感じました。

 セミナー最後には『よしあしの 中を流れて 清水かな』という言葉とともに「歩き続けることが大切」とおっしゃられました。これから「善し」「悪し」の両方を経験し、人間的に大きく成長していきたいと思いました。

 常に笑いの絶えないとても楽しいセミナーでした。とても貴重なセミナーをありがとうございました!(石川)

野中信行先生のブログに

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 第2期ゼミ生が、野中信行先生の著書を読んで研究を始めたことを野中先生に伝えました。さっそく野中先生のブログで、紹介していただけました。

 そうなのです。あることを始めようと考えているのです。大学では、いわば個人営業ができますから、こうした良い機会を有効利用しなければと思っています。

北里中学校公開授業研究会国語を参観して(牧野)

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 2つ目に見させていただいた授業は、1年生の国語「花曇りの向こう」です。

 最初に本文を読んで、分からないところや、難しいところに線を引く活動がありました。この光景は国語の授業でよく見られるもので、語句の意味調べが宿題になったり、個人で調べる時間が与えられると思います。

 しかし今回は、まずこの時間が学び合いの場となっていました。グループになって、自分の疑問を仲間と一緒に辞書で調べたり、語句の意味を短文などを例示して、お互いに説明しあっていました。

 その後、クラス全体で疑問の共有を行いました。私は、子ども1人でできそうなことも、あえてグループ活動にすることで、新たな発見があり、学びも増えるのではないかと見ていて思いました。

 1年生は、最初に見させていただいた3年生に比べ、グループで話す姿がとても楽しそうなのが印象的でした。その反面、指名しなくとも発言が続いていく3年生に比べ、1年生は全体の前で発言することにまだ抵抗があるのか、挙手が少なめでした。

 先生が、「隣の人になら伝えられるかな」と言うと、活発に話しだしました。この元気よくグループ活動をする1年生が、全体の場でも活発な学び合いが見られる日が来るのが、とても楽しみだなと、成長が楽しみになるような、そんな温かいクラスでした。

 今回はお忙しい中、また他の学校の先生方もいらっしゃる中、私たち学生に学びの場を与えてくださって、本当にありがとうございました。久しぶりに学校で子どもたちに会い、授業を見させていただいて、刺激になりました。引き続き、教員採用試験に向けて頑張っていこうと、身が引き締まった1日でした。(牧野)

北里中学校公開授業研究会社会を参観して(杉下)

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 北里中学校授業研究発表会、5限は社会科の授業を見せていただきました。

 今回のテーマは、世界恐慌です。授業が始まると最初に一枚のプリントが配られました。そこには、都市と荒廃した土地・無料配布コーナーに列を作る人・英語で仕事がほしいと書かれた看板を持つ人の3つの写真。すると生徒は、当たり前かのように資料の読み取りを始めました。指示がなくとも行動するこの主体的な姿勢は、とても素晴らしいと思いました。

 今日の資料は、舞台がアメリカいうこともあり、英語が使われているものがいくつかありました。すると、分からない英単語を辞書で調べる姿が見られ、それが二人、三人とどんどん周りに広がっていきました。

 資料に訳を書かず、あえて調べさせることで、英語との関連を図れる上、生徒たちも必死で情報を得ようと努力します。

 また、最初にfreeという言葉を自由としか訳せなかった生徒が、無料とも訳せると知って資料の内容が分かり、納得の表情を見せる場面も見られました。なるほど、こうやって他教科と関連させた授業を作っていくのかと勉強になりました。

 プリントに映像と資料を効果的に駆使した授業、子どもの主体的な姿も見られ、とても生き生きしていました。私も先生の工夫を吸収して、楽しくかつ考える社会科の授業を作っていきたいです。(杉下)

【20160524講演】愛知県栄養教諭・学校栄養職員研究協議会研修会

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 5月24日(火)、名古屋・ウィルあいちで行われた「平成28年度愛知県栄養教諭・学校栄養職員研究協議会研修会」にて、講演をさせていただきました。

 「押し寄せる教育改革を踏まえての栄養教諭の在り方」と題して、1時間30分、話をさせていただきました。

1.私の基本姿勢
・「やってみなはれ、やらなわからしまへんで」(サントリー創業者 鳥居信治郎)
・あいさつカード
・子どもをあなどらない

2.現代社会が求める学力の動向と学校
・少子高齢社会
・生産年齢人口の推移
・変化するスマイルカーブの形
・人工知能やロボット等による代替可能性が高い職業

3.知識基盤社会に求められる教育
・アクティブラーニング
・能動的な学修と指導中心の学習の違い
・「何を学んだ」から「どのように学んだか」への拡大

4.変革期には原点に戻ろう
・栄養教諭制度の趣旨
・栄養教諭の職務
・在籍10年目の栄養教諭に必要と思われる研修

5.指導方法を身に付けるために
・落語家修行から学ぶ
・「観察力」は教師の力量そのもの

 このような話の流れで、私の考えを伝えさせていただきました。熱心に聞いていただける皆さんに助けられ、笑っていただきたいところもすべて反応していただけるという実に話しやすい会場でした。ありがとうございました。

 なお、今年度の会長さんは、小牧中学校の林紫栄養教諭さん(私の左隣)です。林先生には、小牧中校長時代には格別お世話になりました。控室では、小牧中の話に花が咲いたことは言うまでもありません。
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5月16日第2期生ゼミでの発表(佐久間)

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 5月16日、ゼミの発表をしました。

 私は菊池省三先生が書かれた『菊池省三流 奇跡の学級づくり』を読んでレポートを書きました。

 私の学びたいことは、学級崩壊をさせない学級づくりです。今回は学級崩壊の要因と、学級成長期(1学期)の学級づくりについてまとめました。

 本を読んでいくと、菊池先生はどんな学級でも子どもたちを「ほめる」ことを大切にされていると感じました。その中で私が特に参考にしたいと思ったことが「子どもの“非言語”の部分を見る」ことです。子どもたちを「ほめる」と考えたときにどうしても発言ばかりが中心となってしまいます。子どもたちが持っている力を10として、対話力=話すこと×聴くことという式に当てはめると、対話力の最大値は話す5×聴く5になります。つまり、目に見えやすい「話す」だけでなく、非言語である「聴く」ことにも注意すると、ほめる視点が増えてくるのです。ほめ方には様々な見方があることを学びました。

 また、他のゼミ生と教師-子どもの縦糸、子ども-子どもの横糸を張ることについて話し合いました。縦糸も横糸もバランスが大切です。どちらかが強すぎても弱すぎても良い学級にはならないと思います。学級成長期のうちに子どもたちとしっかりとした関係を築くことが重要だと考えました。

 ゼミの発表のような、人前に立って話すと、どうしても緊張してしまいます。緊張を無くすためにもたくさんの準備をしました。玉置先生になかなか良い発表だったと言ってもらえたので、次回も頑張ります!(佐久間)
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