旅立つ背中に抱く覚悟(吉田)

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3月15日、大切な日がやってきた。
世間では「WBCで日本が決勝ラウンドへ」か「森友学園」かが新聞の一面だろう。

しかし、このゼミにとっての一面は「一期生の卒業」これに尽きる。

思えば、私の目標は先輩たちからスタートするものだった。

先輩たちのような意見が活発に出ていくゼミに憧れ、二期生のゼミに来ていただき、みんなでゼミの雰囲気を変えていった。
セミナーや勉強会の先輩たちの動きを見て、もっと高みを目指した。
先輩たちみたいな授業目線や姿に近づきたくて、必死に授業を見るようになった。
先輩たちと同じ舞台に立ちたくて、今努力をしている。

「先輩たちは凄い」と2期生は揃えて口にする。

そんな先輩たちが今日、卒業された。
いつも前にいた先輩はもういないと思うと寂しいが、私に大切なことを思い出させた。それは寺坂の記事に書いてあることだ。
「一期生を超えるくらいの努力はしないと追いつけない」という内容である。

もう迷っていられない。
自分自身が目標を高く持ち、貪欲に前へ進んでいこうと心に決めたのだ。

先輩の背中が小さくなると共に増す想いは、素敵な先輩方がいたから抱ける覚悟だった。

ご卒業おめでとうございます。
本当にありがとうございました。(吉田)


靖国神社参拝(寺坂)

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先日、1期生の中田昂樹さんと東京へ行ってきました。本当の目的は、ディズニーシーに行くことだったのですが、予定があったので前日から東京入りをしました。

半日程度の時間でしたが、多くの観光地に行くことができました。中でも、靖国神社はとても感じるものがありました。あまり簡単にこの言葉を使いたくはないのですが、英霊たちが眠っていて一度行かないと分からないものがあります。

敷地内にある遊就館にも行きました。そこでは、戦争についての細かな記録と命を落とされた方の遺品が整理されていました。当時着用されていた、衣服や身につけていた小物、愛する家族に当てた手紙など未来へ残していかなければならないものばかりでした。どの方も、愛する家族・日本のために命を惜しまなかったことが伝わってきました。

しかし、一つ難しさを感じることもありました。それは、戦争教育についてです。日本は、戦争について当事者であるため、どうしても偏った見方をしてしまいます。特に、遊就館でのビデオを見て感じました。戦争に対しての日本や外国の善し悪しではなく、戦争が起きて、多くの方がなくなったという事実を考えさせることが大切なのかなと思いました。

現在の教育を批判するわけではないですが、もし戦争が起きたとき国のために命を惜しむことなく働くことができるかとなると、そうではないのかなと感じます。教育の影響の大きさを感じました。

写真は、靖国神社をバックにした後光の差し込む中田さん(寺坂)

ゼミの仲間紹介〈番外編〉(牧野紘)

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ゼミの仲間紹介、番外編としてもう1人紹介したいと思います。


そのもう1人とは、玉置先生です。


実は明日卒業式なのです。学生としていられるのも明日まで。先生にゼミ生として可愛がっていただけるのも明日まで。だから思い切って先生を紹介しちゃおう!と思ったわけです。(笑)

以前、色んな場で私は話したことがありますが、玉置先生は私の第2のお父さんのようです。大学3年で出会い、たった2年でそれは大げさではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、私は本当に思うのです。
もちろん、教採のこと、卒業研究のこと、セミナーに参加しての学び、たくさんのことを玉置先生から教えていただきました。それだけではやはり、「尊敬するゼミの先生」ではないか、「お父さん」はどこから来るのか。

私は考えてみました。

それは、玉置先生が私たちを我が子のように可愛がってくださったからだ、と思いました。
卒業研究を見てくださっているときの玉置先生は、まるで我が子の自由研究を見てくれるお父さんのようでした。教採指導をしてくださっているときの玉置先生は、まるで我が子の進路を心配するお父さんのようでした。たくさんのセミナーに連れていってくださる玉置先生は、まるで我が子に色んなことを経験させたいと願うお父さんのようでした。

だから私も玉置先生をお父さんのように慕っていたのだ、と気づきました。
研究室はまるでお父さんの部屋でした。研究室に相談に行くと、仕事の手をとめ、私の相談や他愛もない話を真剣に、楽しんで聞いてくれるお父さん(玉置先生)がいました。セミナーの帰りには、お疲れ様とごはんに連れていってくれ、一緒に美味しそうにカツカレーを食べるお父さん(玉置先生)がいました。教採の後、メールの文面だけで私の元気のなさを感じ取り、電話しなさいと言ってくれたお父さん(玉置先生)がいました。

今思い出して記事を書いていると、うるっときちゃいますね。(笑)

もうすぐゼミを卒業する一期生(長女)として、後輩のみんなに伝言です。
・玉置先生はとってもお忙しいです。会いたいときにはアポをとること。
・玉置先生はたくさんメールをくださります。なるべく早く反応をすること。誠意はスピードです。
・玉置先生は甘いものが好きです。先生が疲れていそうだなって思ったら、甘いものを差し入れること。

えらそうに伝言するのはここまでにします。(笑)後輩のみんななら、きっと大丈夫ですね。

以上で、本当に最後のゼミの仲間紹介を終わります。
玉置ゼミに入って良かった!というありきたりな言葉は言わないでおきます。
これからもこの繋がりは続いていくのですから。(牧野紘)

美味しい!の代償に…(堀江)

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先日、鳥羽の方へ行き、牡蠣の食べ放題に行って来ました。

牡蠣の食べ放題は初めてだったので、友達とワイワイ楽しみながら、たくさん牡蠣を食べていました。
幸せな気分で家へ帰り、次の日も何もなく過ごしていました。

すると、牡蠣を食べて2日後の朝方、ひどい吐き気と腹痛で目を覚ましました。
なんと、牡蠣にあたってしまったのです。
焼き牡蠣だったし、大丈夫だろうと思っていたのですが、焼きがあまかったのか、あたってしまいました…。

私は大学1年生の頃、胃腸風邪にかかったことがあるので、ほぼ同じ症状だったのですが、あの辛さは何度経験しても、慣れないもので、本当にしんどかったです。

体調が悪くなると、普段健康でいることのありがたさや、家族のありがたみを感じます。
たくさんの人に迷惑や心配をかけてしまったし、とても辛かったですが、ありがたみを感じることができて、良かったです。

皆さんも牡蠣を食べることがあったら、あたらないように、十分注意して食べてください。
(堀江)

学習チューターを終えて(堀江)

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先月末、4月から行っていた学習チューターが終了しました。

この学習チューターは、教師力アップセミナーでもお世話になっている酒井先生に声をかけていただいて、始めさせていただきました。

週に1回、午前中のみ、1時間ごとで学年が変わるということで、子どもと打ち解けることができるのか、不安でいっぱいでした。

やはり、打ち解けるまでに時間がかかりました。初日は、話しかけてもなかなか反応してくれなくて、「自分は子どもの心を引き付けられないし、教師は向いていないのではないか」と思い悩みました。
しかし、休みの時間などに積極的に話しかけたりしていくうちに、少しずつですが、子どもたちと距離を縮めることができたと思います。

異なる4つの学年に入らせていただいて、「学年ごとで接し方を変える」ということに改めて気付きました。
3.4年生の子どもには、教師自らが積極的に声をかけていき、5.6年生の子どもには、ある程度の距離を保ちながら接していくことが大切であると感じました。

私が行かせていただいた小学校は比較的落ち着いている子どもが多く、話をきく態度ができており、先生方がしっかりと指導されているからだと思いました。

実際の学校現場に行く機会は、教育実習だけで終わってしまうと思っていたので、現場に出る前に、このような貴重な経験をさせていただいて、本当にありがたく思います。

4月から教壇に立つので、この1年間で学んだことを活かしていきたいと思います。

学習チューターの声を掛けてくださった酒井先生をはじめ、受け入れてくださった小学校の先生方に感謝します。ありがとうございました。(堀江)

第7回教師力アップセミナー(山田洋一先生)に参加して(松田・石川・末松)

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2月11日、第7回教師力アップセミナーが行われました。ゼミ生3人(松田・石川・末松)の学び記事です。(遅くなり申し訳ありません。)


初めてのセミナーに参加し、セミナーを終えて感じたことは初めて会った方々と午後のワークで話し合いができるまでの関係になることができたということです。それができたのは、山田先生が準備して下さったいくつものワークがあったからです。始めは隣の方と、用意された質問に対して答えを言うという、淡々としたやりとりをしていましたが、話す回数を重ねるうちに答えだけでなくそこから話が膨らんだり、休憩後のちょっとした時間に同じグループの方とお話するくらいまでになりました。
私が入ったグループは、教師を始めて間もない先生や、現場を終えた先生など、ばらばらでした。6つの俳句を読んでランキングをつけるというワークでは、それぞれの感じ方があり、私が思い付かなかった考えに触れることもできました。また、自分の考えに納得していただいたり、質問をしていただいたりしたときは、とてもうれしかったです。
山田先生は、実際の子どもたちの様子をお話しながら、そのときの対応をお話して下さり、来年度の教育実習にぜひ生かしたいということを感じました。また、アクティブラーニングについての知識がなかった自分にとって、新しいことをたくさん得ることができたとても良い時間になりました。1日のセミナーでしたが、あっという間に時間が過ぎました。講演をしていただき、ありがとうございました。(3期生 松田)



私は2月5日に第7回教師力アップセミナーに参加させていただきました。講師の先生は山田洋一先生で、テーマは「アクティブラーニング時代の学級経営」でした。
山田先生のセミナーはまずグループ作りから始まりました。私もグループ作りに参加し、男女バラバラな4人グループに入れていただきました。
セミナーは活動の連続でした。
共通点を見つける活動から、達成感を感じる活動まで、どれも「もっとやりたい!」そう思える活動でした。そして、活動後に必ず行われていたのがリフレクション(振り返り)でした。振り返りについては山田先生が強調していたことの1つでした。「日々の1つ1つの活動にしっかりと目的を持ち、活動の度に振り返りを行う」当たり前のことかもしれませんが、いざ自分が行うとなると不安でいっぱいです。今から少しずつでも勉強していこうと言う気持ちになりました。
山田先生のセミナーを受けて、活動を行う度に4人グループの仲が深まっていくのを感じました。
特に最後に行った俳句の順位付けを行う活動では、現役の先生方を相手に普段は言いにくい自分の意見も言うことができ、各々の意見がしっかりと尊重された結果となりました。そのお陰もあり、自分の知らない俳句の見方、感じ方を発見することができました。
活動の最後に「とっても楽しく話し合いができました」「ありがとう」と言っていただきました。この状態こそが目指すべき学級の姿なのだと身をもって感じました。
1日のセミナーはあっという間でした。それほど活動が楽しく、次はどんな活動をしてくれるのだろうかとワクワクするほどのめり込んでしまいました。楽しい講演、ありがとうございました。(2期生 石川)



松田さんも石川くんも触れていましたが、今回のセミナーのポイントは、活動する形態とリフレクションだと思います。
活動する形態は、ペアで行うセッションABCDやグループがあることを学びました。固定した相手との活動ではなく、どんどん相手を変えていくことで、新しい気持ちで学ぶことができるように感じました。
リフレクションは、授業終わりと限定するのではなく、活動後に行うことを学びました。自分の活動を振り返り、次の活動に生かしたり、仲間の振り返りを聞いて、次の活動に取り入れたりすることは活動を意味あるものにするために必要であるのだと感じました。
そして、以上どちらも自身が思ったこと考えたことを出力することが求められると感じました。出力することは、学びを確かなものにしたり、深めさせたりすることができます。また、よりよい出力場面を作り出すためには、教師の発問や活動の工夫が必要になってくると思います。4月からは、子どもの出力場面を多く作り、今回学んだことを大いに取り入れた学級経営、授業づくりをしていきたいと思います。
(1期生 末松)
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教採模試の問題で(寺坂)

3月11日に第2回教採模試がありました。結果は、あれですがまたここから頑張ります。前回(12月)からの成長はありましたが(笑)

小学校全科の国語の問題の中に、国際労働機関(ILO)のフィラデルフィア宣言についてがありました。その一部を抜粋します。
 
 「一部の貧困は、全体の繁栄にとって危険である」

という、文がありました。これを見たときに、2015年に開かれたCOP21を思い出しました。CO2の削減についてです。世界全体で、CO2を削減しようというものですが、今思うとあまりにも都合がよいなと。イギリスで起きた産業革命から始まり先進国が、次から次に燃やして地球の環境を悪くしてきたという大きな事実があります。そこへ、時間がかかりましたが国内の情勢も落ち着き、国力をつけていこうとしていた中国やインドなどは納得がいかないと思います。極端な例を出すと、先進国の尻拭いをしているように思えます。ODAなどで、援助もしていますが国家間での本当の平等って何なんだろう、なんて模試の最中に考えてしまいました。

現在、北朝鮮とマレーシアをはじめ、少し昔より国通しの関係というのは良くないのかなと思います。全部が全部ではないですが、すこしは経済格差というものがかかわってきて起こっている問題なのかと思います。

これも、だいぶ偏った意見なので、記事を読んでいただいた方、私に新しい角度での見方を教えてください。(寺坂)
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目標を立てること(浦)

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3月になり、来年度の勤務地が決まった仲間も多くなり、いよいよかとドキドキの日々を過ごしています。

そんな中、私の元には勤務地のお知らせではなく、1月末の研修で受けた英語の確認テストの結果が届きました。

このテストに向けて、教育委員会から目標点数を定めるよう指示がありました。
高校卒業程度の問題。目安は70点。英語に対して中学生の時から苦手意識を持っている私は、その目安の70点を目標点数に設定しました。

正直、7割も取れるかな…という気持ちでした。受けたくないと言い続けました。それほど英語が苦手なのです。(笑)

しかし、逃げてはいけないと言い聞かせ、問題集の解き直しを行ったり、英語のラジオ講座を聴いたりしました。

結果、70点を超えることができました!
とても嬉しかったです。逃げずに、出来ることをやってから挑んでよかったなと思いました。

目標点数という具体的な目標があったことが、頑張れた要因だったと思います。ただがむしゃらに勉強するのではなく、目標を立てることで、「達成したい!」という強い思いが生まれました。

これからも、苦手なことに立ち向かわなければならない場面が多くあると思います。そんな時こそ、こうしたい、こうなりたいという目標を立て、その達成に向けて努力していきたいです。(浦)

特別な帰省が気づかせてくれたこと(吉田)

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私の実家 山口に久しぶり帰ることができます。
最近は学校で行われている勉強会、ゼミの活動、アルバイトと立て続けの予定の中でやっと確保することができた時間でした。体を休める、久しぶりに会えるという喜びもありますが今回はもう1つ大切なことがあるのです。
それは「これからの自分」を伝えることです。

私はもう少しで四年生、社会に出て行くのはあと一年になります。
今の私がいるのは、親や周りの人に大切にしてもらえたからだと思うので、そんな人にこれからどうやって生きて行くのか、どこで生きて行くのかということを伝えたいのです。

しかし、不安です。
親に話すことではなく、自分の決断にそう感じてしまいます。
その決断に恥じない私に今後なれるのか、言い切って大丈夫なのかと…。
決断が近づいてくるにつれ、私という人間をどうコーディネートしていくのか考えきれていない自分に気づきました。
それと共に今やれること、1日を大切にするしかないと今まで以上に思うきっかけになりました。

山口ではいい日々を過ごしたいです。笑

3月11日(渡部)

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3月11日午後2時46分、テレビは被災地を映していました。
私は黙祷する人々の映像を見つめていました。
ふと後ろを見ると、父が立ったまま下を向き目を閉じて黙祷をしていました。
はっとしました。
私は黙祷する人々の映像を見つめているだけで、自分は黙祷をしていないのです。
「あの日のことを忘れてはいけない」と言うことは簡単かもしれません。しかし、一年に一度だけの3月11日午後2時46分の黙祷を私はしていなかったのです。
どこかで自分は関係ないと思ってしまっていたのではないかと自分が恥ずかしくなりました。
いつもはテレビを見ながら冗談を言う父です。そんな父が目を閉じて黙祷していた姿は忘れられません。
毎年3月11日の午後2時46分ちょうどに黙祷することは難しいかもしれません。
しかし、3月11日に目を閉じて被災地の方々ことを思い、祈ることを忘れてはいけないと思いました。(渡部)

※写真は朝日新聞サイトから引用しました。(町内の全犠牲者名を書いて流したとうろう=大槌町赤浜)

附属中時代の数学授業感想(玉置)

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 先日、附属名古屋中学校時代の教え子である今井一徳さんと会いました。現在は、あいち小児保健医療総合センター・集中治療科の医師です。今井さんが自分の仕事をイメージしてもらうときに見せられる写真を掲載しました。「また一緒に走ろう」という言葉に集中治療科の医師魂を感じます。

 今度、母校での「職業人から学ぶ」というイベントで話をすることになったので、その内容について助言してほしいという依頼があって、久しぶりに会い、楽しい時間を過ごしました。

 その中で、当時の私の数学授業の話となりました。私の授業はどうであったかと聞いたところ、後日、以下のようなコメントを送ってくれましたので、ここで紹介します。

 ***

 先生の授業は、基本的に「発言を引き出す」という手法に特化した授業であったと考えています。「数学なんて社会に出て何か役に立つの?」とは中学生の常套句ですが、これに真っ向から立ち向かっていたと感じます。つまり、数学を通して「考える力」「考える喜び」「発見する楽しさ」を教えていただいていたと感じます。それらは私たちが生きていくためにとても重要な力だと思います。

 今でもファシリテーションをするときに先生の立ち方、表情、声のトーンなどが思い出されることがあります。ビジネススクールでファシリテーションを学ぶ機会がありましたが、一つの理想形として自分の振り返るときの型になっています。(一つ一つの所作はさすがに20年前の記憶になりますが、「巻き込まれている」感覚はやはり一つの理想形ですね。。。)

 一方で、発言ができない子、発言するまでに考えがまとまらない子への対応はどうだったのでしょうか。私自身がとにかく発言する方であったと思うので、「乗れない子」にとってどう映るのか?という点は考慮すべきでしょうが、あまりコメントができません。

 ***

 25年ほど前の授業について、こうしたコメントがもらえるなんて、教師冥利に尽きます。ありがとうございました。(玉置)

教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(渡部)

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1月21日、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。
講師の先生は小野田正利先生です。
事前に読んだ本の中でも小野田先生は何度も「モンスターではない!」ということをおっしゃっていました。しかし、まだ自分の中では理解し切ることができていませんでした。
今回のセミナーで小野田先生のお話を聞く中で少しずつ小野田先生のおっしゃっていたことがわかってきた気がします。

きっかけの一つにクレーム、苦情のトラブルから誰も逃れることは不可能な時代であり、クレームがきているのは学校現場だけではないということがあります。
社会で働く誰もがクレームに出会っている、
この当たり前のことを忘れていました。
学校ばかりがいつも大変だというわけではないのだ、みんなそれぞれクレームと出会っているのだと考えると少し気持ちが変わります。
もしかしたら、私たちがお店で「ちょっと聞きたいな」と思ったことや何気なく発した言葉もお店の人からしたらクレームになっているのかもしれないと感じました。
保護者の方が何か言ってくるとき、すぐにクレームだと身構えるのではなく相手の話を最後まで聞くことを意識したいと思います。最後まで聞くことで、クレームではなくお互いが納得して終われるのかもしれないと思います。
もちろん、これは簡単なことではないと思います。しかし、まずは最後まで相手の話を聞こうという気持ちを持てるよう努力したいと思います。

午後からは3、4人のグループになって不登校の例の題材をもとにエコロジカル・マップを作成しました。参加者の先生方と一緒に参加させていただき、とても貴重な経験をさせていただくことができました。
ありがとうございました。
小野田先生がおっしゃっていたことは、目の前の怒りを鎮めることが大切なのではなく、子どもの利益のために何をするかということが大切だということです。
このことは他の先生から保護者対応について勉強したときにも教えていただいていました。そのときは、「目の前の保護者ではなくて、その後ろにいる子どものことを考える」と先生はおっしゃっていました。なるほど、と思い自分も保護者対応のときにはこの考え方を大切にしようと思っていました。
しかし、今回エコロジカル・マップを作るときにこの考えのことを忘れてしまっていました。目の前の怒っている保護者に対してどう対応していくかということばかり考えていました。
グループで話し合った後の小野田先生のお話を聞いて大切なことを忘れていたと思いました。子どものことを考えることの必要性について学んでいたのに、不登校の例の題材について考えるだけでもこの大切なことを忘れてしまっていました。
学んだことを実際に実行することの難しさを改めて感じました。
とても難しいことだと思いますが、学んだことを少しでも実行できるよう努力したいです。

(渡部)

教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(牧野紘)

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1月21日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回の先生は、小野田正利先生です。鮮やかなジャケットを着て、抑揚をつけて話をされる小野田先生の講演に一気に引き込まれました。

午前の部の最後に、対応の難しいケース編として、ビデオを見ました。会場では時折笑いが起こっていましたが、正直私は笑えませんでした。(笑)四月から自分の身にもあり得る話だったからです。不安は拭えませんが、今の時点で、こんなことも実際あるのだと、知ることができただけでも意味があったと思っています。

午後の部はワークショップを行いました。エコロジカル・マップを作りました。これは、保護者との関係できた難しいトラブルに遭遇した際に、その経過や問題点をまとめ、同時に保護者を取り巻く相関図などを一枚の紙に書き出し、整理するものです。

実際にやってみて、思ったことが2つあります。
1点目は、記録が大事だということです。マップを作るには、正確な記録が必要です。小野田先生がおっしゃっていたように、事実と自分の考えは分けて記録をとることを心がけたいです。
2点目は、正確を決めるためではなく、交流することに重きをおくべきということです。エコロジカル・マップは、「整理する」ためのものです。自分だけでは気づけなかったことを、交流することで気づくことができます。その気づきによって生み出された考えや案を、正しいものとして保護者の方と向き合うのではなく、参考として話をしたいと感じました。

私はこのセミナーを聞きながら、玉置先生と斎藤さんをはじめ、PTAのみなさんの顔を思い浮かべていました。私もそんな関係を築けるようになりたいと強く思いました。(牧野紘)

2月23日出川小学校参観に参加して(嶋藤)

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私は、2月23日に春日井市立出川小学校の公開授業に参加しました。今回授業参観をした中で一番印象に残っている授業について感想を述べたいと思います。

印象に残っているクラスの先生は、とても良い授業をされていました。児童が発言したことを拾い、それはどういうことなのかを他の子に発言させたり、1人で終わってしまうのではなく、2人で話し合ってから全体でその話について確認をしていったりなど、考える力を育てていたなと感じました。

また、一番驚いたことは、めあてを児童に考えさせて言わせていたところでした。普通は先生が「今日のめあてを言います」と言って、めあてを黒板に書いています。しかし、その先生は、今回の問題は何を使って解いていかなければならないのかがだんだん分かってくるような導入をし、それを踏まえて、「では、今日のめあては何でしょう」とつなげ、児童がみんなでめあてを考えて言うという形でやっていました。今までで見たことがないやり方でした。しかし、このやり方をすることで、児童は今回の授業で何を学ぶのかをしっかり理解できるなと感じました。

他にも、授業の最後に普通はまとめを先生が書いて、それを児童が写すということをすると思います。しかし、その先生は、児童たちに立たせて、隣の人と今日学んだことを話し合わせ、話し終わったペアから、座って自分のノートにまとめを書くという作業を行っていました。今回の授業は「表を使って問題を解こう」というものでしたが、そのときのまとめで、1人の児童が書いていたまとめを紹介したいと思います。

『まず、問題から、サッカー、水泳、野球、テニスをよみとって、ヒントだけじゃわからないから、表にして、表をたてに見たり、表をよこに見たりして、1つの問題がとけるとまた、ヒントがでてくるので、それをもとにして求めます。』

このまとめを見て、私は先生が書いたまとめと言ってもおかしくないくらい素晴らしいまとめだなと感じました。それだけ今回の授業内容を理解することができているんだなと感じました。

こういうまとめを児童に考えさせて書かせるということは、このクラスだけではなく、学校全体で行なっているようです。児童に授業を振り返させ、まとめをさせることはとても大切なことだなと思いました。

最後に、クラスごとの雰囲気が違うのは、ランドセルの入れ方、机の上の教科書、ノート、筆箱の置き方、雑巾のかけ方など、しっかり先生が日頃から指導されているかによると今回の授業参観で気づくことができました。1つ1つきっちりと指導をしていくことがとても大切なことなのだと痛感させられました。

今回の参観でたくさんのことを学ぶことができました。これからも公開授業や、セミナーにたくさん参加して吸収していきたいです。(嶋藤)

教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(百瀬)

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1月21日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。小野田先生の面白いトーク力で、実際にあったお話等を取り上げての講演は、様々な状況から対応を知る中で考えることができ、楽しく学べました。午前はクレーム対応についてお話を聞き、午後はワークショップとして、参加者の方でグループを作り話し合いながら考える実践的な活動を行いました。今回は午後のワークショップについて記事を書きます。

参加者の中の3人の先生方とグループを作り参加しました。小学校5年生の1人の子を問題として取り上げて、問題状況と学校が把握しているA子、父親、母親がどのような人物かが記された紙から読み取り、『エコロジカルマップ』を作成しました。エコロジカルマップとは、保護者の性格、家庭環境、親子関係、学校や近所との関わりなどわかる情報を書き、相関関係を区別をつけた線で結んだものです。(上の写真)これを用いることで、図式化されるため客観的に見ることができたり、問題点の本質を見抜くことができたりすること、また教職員間で情報の共有ができると学びました。

実際に作成してみると、周りの環境がどのようになっているのか整理され明確に分かるだけではなく、どこにどのような支援が必要なのか、原因を考え、見通しをもって問題解決に向かうことができました。子どもに直接影響していないところにも原因があると考えられ、それらも図式化することで見えてきました。今回はグループで話し合い、様々な視点が持てたことも良いなと思い、学校で問題に対応していくには、やはりチームとして多くの視点をもって対応することが大切だなと実感しました。また、現場の先生方は持つ視点が様々であり、私が考えていなかった原因背景を考えていて、もっと視点を広く持ちたいなと思いました。先生方と話し考える時間はとても勉強になり、貴重な時間となりました。

クレーム対応と聞くと、怖いなとか嫌だなというイメージが強くありました。しかし、そんな思いでは、聞く姿勢をつくれないなと思いました。聞く姿勢を大切にし、相手が間違っていたり苦情が無理難題だととしても、何でも否定として捉えるのではなく、少しでも正当なことは受け入れることを大切にして対応していきたいなと思います。小野田先生からお話を聞くことができよかったです。講演ありがとうございました。(百瀬)

教師力アップセミナー(小野田正利先生)に参加して(杉下)

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先日、教師力アップセミナーにて、小野田先生のお話を聞かせていただきました。

クレーム対応という重い話題。小野田先生のお話は、これから教員生活を迎える私たちがビクビクするようなものもありましたが、働き始める前に聞いておくことができて本当に良かったと思っています。

特に印象に残ったのは、
「すみません」という言葉は何の解決にもならない
ということです。
私はつい口癖かのように「すみません」という言葉を使ってしまいます。素で謝ることができるのは自分の長所でもあると思っていましたが、よく考えればその言葉だけでは次に進むことができません。小野田先生は、まずは冷静になって聞く姿勢を作ることが大切だと言います。すぐ反応したり、感情に任せたりするのではなく、まずは聞いて状況を正確に理解し、子どもの最善の利益を考えて行動するのだと教えていただきました。
クレームが来ると、どうしても保護者の方の怒りを鎮めることに夢中で、回りが見えなくなってしまいます。
しかし、何より大事なのは子どもです。感情任せではなく、話をしっかりと聞き、冷静に対応することを今後から気を付けていきたいと思います。

クレーム対応は気が滅入りそうになると思いますが、小野田先生の着ていたTシャツにあったように、「どんとこい!イチャモン」「大丈夫、何とかなる!」という姿勢で迎えたいと思います。重い話題ではありましたが、パワフルな小野田先生から元気と勇気をもらえたセミナーでした。(杉下)

2月23日出川小学校参観に参加して(佐久間)

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2月23日、春日井市立出川小学校で授業を参観させていただきました。授業や学校の実践の説明から多くのことを学ぶことができました。

授業は3時間目と4時間目の2時間を参観しました。
4年生の算数の授業では、児童の勉強する姿勢に驚きました。特に児童一人ひとりが、自分の意見を説明しようと分かりやすい言葉を使って説明していたことです。
「まず」「なら」「〜だったら〜になる」「〜しかない」「〜をもとに」など接続詞を上手に使うので、先生の説明なしで児童全員が理解していた様に感じました。

他にも、たくさんのクラスの授業を見させていただきましたが、児童に一方的に教えるのではなく「確認」をすることが大切だと感じました。児童が自由に発言したあとに、「じゃあどうなる?」と確認したり、先生が説明しながら「じゃあどうなる?」と確認したりする場面がある授業では、児童が主体的に授業に取り組んでいました。児童が楽しそうに受けている授業を見ることができ、とても勉強になりました。

出川小学校の実践の説明では、学習規律の徹底の大切さを学ぶことができました。大学では、教育現場でICTを活用していかなければならないと講義でよく言われた記憶があります。しかし、ただ使うだけで効果がでるのだろうかと考えていたので、何が大切になるのか疑問に思っていました。今回、その疑問が解けた気がします。出川小学校では、学習規律の徹底があるからICTを効果的に活用できていると感じました。例えば、授業中の児童の机上は全員整っていたり、ノートの書き方がしっかりしていたり、学習ルールが定められていました。タブレットで意見を共有したり、スクリーンを使ったりすることで授業をより良いものにすることが分かると同時に、学習規律の徹底をすることで、児童が落ち着いて授業を受けているので、ICTの持つ効果が最大限に発揮できることを学びました。

出川小学校で見させていただいた授業はどれも児童が楽しそうに授業を受けていた印象を受けました。学習規律の徹底がより良い授業をつくる1つの要因になることを知り、私にとって今までにない学びになりました。

出川小学校の先生方、ありがとうございました。(佐久間)

卒業研究発表会を終えて(佐藤)

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もう1ヶ月以上前の話になってしまいましたが、改めて卒業研究発表会のことについて書きたいと思います。

私は『思考力・判断力を高めるデジタル教科書活用法―中学校数学3年生の例をもとに―』というテーマで研究を進めてきました。しかし、初めからこのテーマで研究を進めてきた訳ではありませんでした。

元々は、子どもをプラスに変える教師の言葉掛けについて研究を進めるつもりでしたが、テーマすら明確に決めることができず、自分でもゴールを見通せないままゼミ合宿まで過ぎてしまいました。そんなとき、玉置先生に「デジタル教科書について研究してみないか」と提案していただきました。研究の内容は大きく変わることになりました。ただ、大学で数学を専攻してきたことを生かすチャンスであると同時に、今後学校現場で多用されることになるデジタル教科書について、より詳しく研究することができれば必ず自分の力になると思い、迷わずこのテーマで研究を進めることに決めました。そして何より、同じゼミ生の小川くん、松井くんと共に、中学校の各学年それぞれの内容について研究を進められたので、同じテーマの仲間がいたことはとてもありがたかったです。(このとき、松井くんは2本目の卒論を書くことが決まりましたが...笑)

それから定期的に開催されたデジタル教科書研究会、通称”デジ研”では、毎回新たな発見がありました。教師が一方的に教え込むのではなく、生徒主体で積極的に発言させること、テンポ良く授業を進めるばかりではなく、主発問などその授業の核となる場面では一度立ち止まって考えさせること、デジタル教科書についてだけではなく授業で意識するポイントまで知ることができました。また、初めはただ活用法をいくつか見い出していくだけでしたが、その中で活用法はいくつかのパターンに分けられることに気付き、最終的にはかなり簡潔にまとめることができました。

こうして迎えた卒業研究発表会の当日。小川くんがインフルエンザになってしまい松井くんと2人での発表となりましたが、小川くんの抜けた穴を何とかカバーして、伝えたいことは伝えられたかなと思います。その後の質疑応答では率直な意見や感想をいただき、とても参考になりました。デジタル教科書を活用することで、生徒は本当に理解を深めることができているのか、数学に限らず他の教科でも同じようにかつようすることはできるのか、まだまだ課題は多く残っていることに改めて気付かされたので、これで終わりではなく教壇に立ってからも研究を進める、まさに”学び続ける教師”でありたいです。

最後に、日頃からご指導していただいた玉置先生、一緒に研究を進めてきたデジ研仲間の小川くんと松井くん、アドバイスをくれたゼミ生のみんな、準備から後片付けそれに司会・進行とまさに縁の下の力持ちとなって支えてくれた2,3期生、発表会で貴重なご意見をいただいた出席者のみなさん、本当に本当にありがとうございました。(佐藤)

3月3日…(林)

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春休みに入って、日にちと曜日の感覚が無くなっているのですが、今日バイトに行ったら、ひな祭りのちらし寿司が売られていて、『あっ!今日はひな祭りかあ!』と感じました。だけどそれよりも、『ということは、大好きな妹の誕生日じゃん!』と、とても嬉しい気持ちになりました。

妹の名前は愛菜(あいな)と言い、『周りから愛され可愛がられる子になってね』という意味が込められているそうです。本当にその通りに育っていて、本当に姉妹かな?と思うほど私とは正反対です。身近に尊敬できる人がいるから、元気をもらえます。

実は私は4人兄弟なんです。
三女は七星(ななせ)と言い、『北斗七星の中にある一等星のように、人々を明るく照らして、みんなの道標のような存在になってね』という意味が込められているそうです。
確かに七星がいると家の中が明るいです。それに、姉の私も頼ってばかりです。

長男は瑛翔(えいと)と言い、『瑛(玉のように磨かれた)のように、人より何か1つ秀でたところがあって、更にそこに磨きをかけてね』という意味が込められているそうです。
私の弟は本当に優しくて、自分より周りを大切にします。これからも、そんな自慢の弟でいてほしいです。

私(美月)には、『暗闇でも明るく静かに照らす月のように大きく暖かくみんなを包み込んでね』という意味が込められています。
名前には親の願いが込められているし、本当にそのように育つのだなあと思います。
だけど私は全然なので、親の願いに応えられるように大きく暖かい心を持ちたいです。

残念ながら、バイトがあってなかなか帰省することができないのですが、次帰省した時に、一緒にケーキを作って、お弁当を持ってピクニックに行く約束をしました。
私は人と関わることがあまり好きじゃありません。
だけど、兄弟はやっぱり特別です。

それと、友達の赤ちゃんも産まれました。
3月3日はひな祭りだけじゃなくて、私にとってすごく大切な日です。
これから先もずっと大切にしていきたいです。(林)

ようこそ長野県へ!!!(百瀬)

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先日、玉置先生と1期生の先輩方がゼミ卒業旅行に行ったそうで、事前に「どこに行くのですか?」と聞いても企画者以外は秘密にされていて私たちも知りませんでした。どこに行くのだろう?と私もわくわくしながら思っていて、玉置研究室ホームページを見ました。

するとまず目に入ってきたトップページの写真の風景に見覚えが、、、

まさか!?これは!?松本城!?

そして、先生が更新された記事を読んでみると、旅行先が長野県松本市だと分かりました。

タイトルの通り、実は長野県松本市は私の地元です。松本城は高校に通う時毎朝自転車で横を通ってたくらい実家が近いです(笑)
ワイドビューしなの帰省する時乗るな〜!とか、縄手通り懐かしい!とか、そば食べたいな〜!とか、旧開智学校の横の図書館でよく勉強したな〜!とか思いながら先生の記事を読みました。たくさんの写真に写る先輩方の楽しそうな雰囲気に、やっぱり先輩方は仲良しだなと感じました。

大好きで誇りに思う先輩方や玉置先生が私の地元に訪れてくれたこと、なんだか嬉しく思いました!!(百瀬)

※写真は私が思う松本城のベストショットです!!
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