【20160712講演】豊田市管理職研修会

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 7月12日(火)、午後6時から、豊田市教育会館で開催された管理職研修会で講演をしました。遅い開始時刻にも関わらず、多くの皆さんに集まっていただけました。

 演題は「玉置流・元気な学校づくりの方策」です。管理職の皆さんへの講演ですから「学校づくり力が高まる」様々な方策を実践をもとに話させていただきました。
 
 すぐに感想を届きました。皆さんに公開してもよいと許可をいただきましたので、以下にそのまま添付します。どうぞご一読ください。

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・実践に裏付けられた巧みな話術・プレゼン力に引き込まれました。
・管理職には人心をつかむ話術も必要だと改めて思いました。
・熱中して聞ける講演でした。
・勤務時間なのに、逆に疲れがとれ、元気が出ました。
・ユニークな発想、熱意に感動しました。
・学校づくりとは、「職員と子ども(保護者も)を元気にし、やる気にさせること」このことに尽きると改めて思いました。
・学校という組織(職員・生徒)に元気を与える校長であること、尊敬します。
・できることから、「やらなわからしまへんで」の精神で取り組んでいきたいと思いました。
・やってみるということとともに、プラス思考でいるところが参考になりました。
・どんな切り口でアレンジしていくと子どもが育てられるか?と思いながら聞かせていただきました。
・先生から教えていただいたアイデアを、本校流にアレンジしながらやれるところから取り組んでみたいと思います。
・ABCDの法則など、誰でもなじめるキャッチフレーズづくりなど、探していたところなので、もう一度頭の中を整理することにします。
・『主任から校長まで、学校を元気にするチームリーダーの仕事術』の本を読ませていただき、今日の玉置先生の講演を楽しみにしていました。期待通りのお話で、うなずかされることの連続でした。
・楽しみながら先生と子どもたちを巻き込んでいく学校づくりは、本当に心強いというか、こうでなくては!という気持ちになりました。
・校長職は苦しいことも多いが、いかに前向きにアイデアを出して楽しんでやるか、自分の生き様にも関連することだと感じた。又、頑張ろう!
・校長・教頭の思いや考えを他の職員に伝える時に、魅力的なキーワードを用いるのも大変効果的だと思いました。
・HPでの学校の取組の情報発信は大きな意義をもっていることを再確認しました。子ども視点でのHPの掲載はたいへん感心させられました。
・聞くだけで終わらせるのはもったいない、数多くの実践の中で、私の学校で役立ちそうなものはぜひ使ってみたい。
・一つでもまねしたいと思いました。「あいさつカード」ぜひやってみたい。
・特に参考になったのが「あいさつカード」です。見える化して子どものやる気につなげる。意識が低くなったらデザインを変えて継続する・・・授業参観での卵の販売も含め、アイデアが大切だと思いました。
・「一体となって学校をつくる」「助けてください」具体的に動くことから、つなぐ・つくる、そのすごさを感じました。
・一緒に楽しむ姿勢が、子ども、教職員、保護者、地域の人の心を明るくする。私自身も元気をもらいました。
・「言葉」をあびて育つ…のように、参考になる「言葉」をたくさん知ることができました。
・たくさんキーワードをいただきました。明日からの活力をもらいました。さすが、玉置流教育論!!感動しました。
・新任校長として、学校の実態から、やってみよう・やってみたいと思うことを夏休みに計画していこうと思います。
・自分の立場でどうかかわっていくか、自分なりにイメージしようとする意欲が湧いてきました。
・小牧市で行われていた「授業力向上講座」に参加したときの、小牧市内の先生方の熱い学びの姿が印象的でした。(思い出しました)
・管理職としての意味・価値、ノウハウが分かったような気がします。大いに刺激になりました。
・子どもを知ることが第一歩! 動いてみます。どんどん動いてみます。そこから見えるものに宝物があると思います。
・校長の仕事に対して、さらにワクワク感が高まりました。即時評価、即、やってみようと思います。
・一番ハッとさせられたのは、授業力が高まる授業づくりの「子どもの立場で授業を見る」ということでした。子どもは授業を受けるプロ、正しくそうです。子どもは正直ですから、さっそく明日本校の先生方に伝えたい学びでした。
・校長自ら動くことをモットーに学校づくりに尽力しています。「チーム野見」をより強くしていこうと改めて思いました。
・本日の研修は、今後、玉置先生の書物をいくつか読ませていただくきっかけとなりました。このあと書店に行きます☺
・全てにポジティブな気持ちになりました。玉置先生の本を買ってぜひ読ませていただきます。
・全面的に共感できました! 明日からの学校が、また楽しくなりそうです。
・考えていることを、思いっきりやりたくなりました。ありがとうございました。
・最高の講師でした!
・玉置先生の第二弾をお願いします!
・今度は玉置先生の「人材育成」を聞きたいです!

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 以上です。元気を出させていただく感想ばかりでありがたいことです。

中日新聞の記事を読んで(大澤)

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7月23日の中日新聞に、ある高校生を取り上げた素敵な記事がありましたので、紹介したいと思います。


国府の三塁コーチ種村優汰選手は両手いっぱいに広げて、守備から戻ってくる選手と笑顔でタッチした。
投手だった中学時代に右肘を痛めた。「マネージャーとして人の役に立ちたい」と一年から選手兼マネージャーとして、ノックを打ったり練習内容を考えたりしてきた。
ノックを選手が追い掛けてくれた光景が印象に残る。大学でも野球部のマネージャーをするつもりだ。将来の夢は中学校の教員になり、野球部の監督をすること。「けがをしても野球は続けられる」と多くの人に伝えたい。(原文ママ)


種村さんの辛い苦しい状況にいる中でも、仲間のことを思いやり、自分ができることを精一杯取り組む姿にとても感動しました。
これから先、思ったようにいかないこともたくさんあると思いますが、種村さんのように強い人でありたいと思いました。(大澤)



「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(白井)

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7月9日に、鈴木中人さんが主催された「いのちの副教材を活用した模擬授業」セミナーに参加させていただきました。小児がんを題材にした「いのちの授業の副教材」への思いと使い方を学ばせていただき、とても貴重な体験となりました。

セミナーでは、初めに鈴木中人さんから、いのちの副教材を作ることになった経緯やいのちの副教材への思いをお話しいただきました。この副教材は、小学生の子どもが小児ガンで亡くなるという話で、これを授業で取り扱うということは、公教育の中で、死を子どもたちに教えることにつながっていくことが分かりました。私は、今の世の中、いじめによる自殺や、家族を傷つけてしまうなど命に関わる事件がニュースでよく見かけるように思います。そこで、学校現場でいのちについて考える機会を作ることは、とても必要とされていることなのだと感じました。

セミナーでは、その後、実際にいのちの副教材を使った模擬授業を玉置先生がしてくださいました。授業をしながら、授業についてどのような意図があるかを解説してくださり、発言を求める時の指名の使い分けの意図を知ることができました。私は、今まで発言について一度、教師が「そうだね。あなたは、〜と感じたんだね。」などの反応を入れるのが当たり前だと思っていました。しかし、トントンとリズムよく子どもたちの意見を重ねていくように指名していくのを体験できて、とても勉強になりました。

約2ヶ月後に控えている教育実習に向けて、とてもよい経験ができました。ありがとうございました。この機会を生かせられるように、がんばりたいと思います。(白井)

子ども会(浦)

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先日の日曜日、久しぶりにサークル活動に行ってきました!
内容は、子ども会で行く野外研修の引率のお手伝いでした。

今回の活動は、4年間を通して担当する子ども会でしたが、半年以上行けておらず、また、仲が良かった子達は中学生になっていたことから、わくわく、ドキドキしながら当日を迎えました。

担当したのは、元気な6年生男の子のグループでした。
あまり話したことのなかった子達だったので、新鮮な気持ちで活動がスタートしました。
引率する中で、グループ行動の促し方の難しさを改めて感じましたが、全員怪我もなく、笑顔が溢れる時間を過ごすことができたと思います。

また当たり前ではありますが、私が1年生の時に出会った低学年の子達が、今は高学年となっているという事実に、驚きと時間の過ぎる早さを痛感しました。(笑)
背も伸び、学校のリーダーとして動いていたりと、子どもの成長は本当に早いのですね…!

1日中一緒にいることで、子ども達とたくさん話すことができ、私も楽しい時間を過ごすことができました。
この子ども会に参加できる機会は残り少ないですが、できるだけ参加し、もっともっと子ども達と思い出をつくっていきたいと思います!(浦)

お土産いただきました(玉置)

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 7月11日、第2期生ゼミ風景です。

 ゼミ生が手に持っているお菓子は、この日、午前中に研究室に来ていただいたお客様からいただいたものです。

 そのお客様、ちゃんとこの研究室HPをご覧になっておられ、ゼミ生の人数も把握されてのお土産でした。(玉置)

7月11日第2期生ゼミ記録(古川)

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 7月11日、今日は無事に退院した佐久間君も戻って来て入院生活の話からスタートしました。健康で生活できるありがたさがみにしみて分かりました。

 今日の発表者は岩田有加さんです。今回のテーマは堀裕嗣さんと金大典さん著者のアクティブ、ラーニング時代の教師論という本をもとにした、学級づくりの「さきがけ」と「しんがり」です。著者の二人の会話が書かれている本でありまとめるのが難しいのですが、とても分かりやすくプリントにまとめられていました。

 リーダーシップ重視で学級がパワー系であるさきがけタイプの教師とフォロワーシップ重視で学級がきちん系であるしんがりタイプの教師の互いの良さ、どちらかだけではいけないという危険性という話でした。

 さきがけタイプの教師としんがりタイプの教師どちらの教師と今までに出会ってきたのか、または自分はどちらの教師を目指したいのかという議論をゼミ生としました。

 もうすぐ前期も終わります。残り少ない前期のゼミもゼミ生で楽しく意見を出し合い互いに高め合う発表、話し合いをしたいです。(古川)

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【20160709授業】「いのちの副教材」模擬授業セミナー

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 7月9日(土)は、鈴木中人さん主催による「いのちの副教材」模擬授業セミナー」で、参加者の皆さんに生徒役になっていただき、「いのちの授業」をやらせていただきました。

 この授業は、プロジェクトメンバーの一人として、昨年1年かけて作成した「いのちの副教材」の活用推進のために行いました。

 詳細は、この研究室記事の中で、ゼミ生が発信をしていますので、ぜひご覧ください。また、この鈴木中人さんのサイトからは、この副教材を始め、指導案、授業動画もごらんいただけます。

「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(岩田)

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 7月9日(土)いのちの授業セミナーに参加させていただきました。はじめに、講師の鈴木中人さんからお話を聞かせていただきました。そこで、自分のがんに対する知識不足を実感することとなりました。

 現在、小児がんは7割から8割治る病であること、また日本人の2人に1人はがんで亡くなっていること。本当に初めて知ることばかりでした。

 では、なぜわたしは、大学生になるまでこのような知識を持ち合わせていなかったのか。自分で一度考えてみました。もちろん自分の勉強不足であることは否定できません。しかし、わたしは今まで「いのちの授業」がされてこなかった教育体制にも少なからず問題点があるのではないかと考えました。

 「死」というものはとても怖く、出来るならばあまり考えたくないことだと思います。いつかは考えなくてはいけないことであるし、誰もが通る道です。しかし、公教育の中で「死」を子どもに教えることをタブーとする現代の風潮が存在することも事実です。そこで、どのようにして「死」を子どもたちに教育の中で伝えていけばよいのかという取り組みがこの「いのちの授業」でした。

 わたしは、この「いのちの授業」を参観させていただくのは初めてでした。授業を受けて純粋に心があったかくなりました。「いのちの授業」といえども、言い方を変えれば「死」を題材にした教材を取り上げています。悲しい、つらい、寂しいというイメージがある「死」からどのようにしてあたたかい気持ちを作り上げるのか。本当にためになることばかりでした。

 今回のセミナーで「言葉を重ねる」というキーワードが印象的でした。どこか自分の作り上げた理想に近づけていこうとしている教師では、本当の子どもたちの情感を感じることはできないと思います。「教師はきっかけ屋でなくてはならない。」この言葉と並行しながら、言葉を重ね深められる授業づくりができるようになりたいと感じました。ありがとうございました(岩田)

7月11日一期生ゼミ記録(堀江)

7月11日のゼミでは、9日や10日に行われた横浜市、静岡県の教員採用試験を受けたゼミ生から、試験はどのようだったか、話を聞きました。

静岡県は、一次試験から個人面接があったようなので、どのような質問があったのかを共有しました。その中で、答えにくい質問について、まずは1人で考え、その後ゼミ生どうしで意見交換をしました。

また、愛知県で質問されやすいもの10問程度、玉置先生から教えていただき、答えるのに少し知識がいるような質問について、みんなで考えていきました。

ここでは、「生きる力」「確かな学力」などについて考えていきました。生きる力は、子どもが社会にでて、自ら道を切り拓いていく力であるので、教員になっても、常に、生きる力を身につけるためには...と考えながら授業作りや生徒指導をする必要があると思いました。

ゼミ終了後には、採用試験前最後のゼミということで、合格祈願の意味を込めて、ゼミ生全員で写真を撮りました。玉置先生に写真を撮っていただいたので、なんだか、この写真はご利益がありそうです(笑)。(堀江)
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7月11日一期生ゼミ記録(牧野)

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この日は、採用試験前の最後のゼミでした。

既に一次試験を受けてきた仲間の話を聞いたり、面接事項やポイントについて最終確認をしました。
そして最後に、全員合格を願って写真を撮りました。

私は改めて、玉置ゼミに入って本当に良かったと心の底から思いました。
親身になって私たちの親のように応援して下さる玉置先生。
切磋琢磨し、心から応援し合えるゼミの仲間。
応援メールを下さった酒井先生をはじめとする、セミナーでご指導をしてくださる先生方。
全部、玉置ゼミに入ってからの出会いです。

試験まで間近ですが、この幸せと感謝を噛み締めて、ラストスパート頑張ります!(牧野)

「頑張れ」っていい言葉(佐藤)

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 7月23日(土)、待ちに待った(?)教員採用試験がありました。私は岐阜県の小学校算数という種別で受験させていただきました。受験を終えて、私は改めて「頑張れ」っていい言葉だなぁと思いました。

 正直なところ、試験前の私は不安でいっぱいでした。その不安を隠すために、いつもより無理やりに明るく振る舞う自分すらいました。そんな自分を奮い立たせてくれたのが、「頑張れ」という言葉でした。変に気を遣わず、率直に「頑張れ」と周りに言ってもらえたことで、何だか「やってやろう」という気持ちになれました。それを特に感じたのは、試験当日の昼食時間でした。

 決して自信があるとは言えないものの、精一杯やりきった筆記試験後、午後の面接に向けて腹ごしらえをするために、私はおにぎりをお弁当袋から取り出そうとしました。すると中には小さな付箋が…。

 それは母からの小さな「頑張れ」でした。思いもよらない声援に私はその場で思わず涙ぐんでしまいましたが、同時に自信が湧いてきました。そして迎えた面接は、時間が過ぎるのがとてもあっという間に感じました。それに、練習を含めて自分史上一番笑顔でいられた気がします。

 結果が出てみないと何とも分かりませんが、自分らしくやれることはやってきたと思っています。2次試験に進んでいることを信じ、これまで応援してくれた人に感謝したいと思います。(佐藤)

7月11日第2期生ゼミでの発表(岩田)

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 今日は第3回のゼミの課題発表でした。今回は前回の課題から、次のステップに進むため玉置先生に新しい本を紹介していただき、そちらの本もふまえて発表を行いました。紹介していただいた本は、「アクティブ・ラーニング時代の教師像」という本で、堀 裕嗣先生と金 大典先生の往復書簡という形で書かれているものでした。

 わたしの前回の課題として、「金先生は、なぜそこまで子どもたちのことを思っていられるのか」というものがありました。今回はその課題に迫りつつ、新しい本から読み取れたことについて発表していきました。

 はじめに金先生の生い立ちから、先生のもたれている教育観についてわたしが読み取れたことを発表しました。わたしはこの本を読み、金先生は在日韓国人であり、わたしたち日本人には理解できない程の苦しみがあることを感じました。そんな中で「日本一の教師になる」と思えるということはある種の意地なのかなとも思いました。どちらにしても、それだけ目指す教師像を高く持ち、常に向上心を忘れない心の持ち主であられると思いました。

 また、それと同時に「自分はなぜ生まれてきたのか」という、自身の人生の課題に終始向き合い、他者の意見を積極的に取り入れておられるところに非常に感動しました。また、他者の意見を取り入れているうちに、自身の今まで行ってきたことは正しかったのかという葛藤をなされて教師生活14年目にしても、なお上を目指されているところが本当にすごいと思いました。

 わたしは今回はじめて、堀先生と金先生の往復書簡という形で、堀先生の本を読ませていただきましたが、「なるほど」ということが多々ありました。金先生とは考え方が異なる部分もあり、今まで金先生の本だけを読んでいたわたしは、はっとさせられることがありました。それはおそらく金先生が堀先生の講演をお聞きになられた時の感覚と同じようなことだと思います。自分とは異なる考え方を取り入れようとすることは簡単なことではないと感じました。それはある部分で今までの自分の行動を否定しなくてはならない場合もあります。

 しかし、それができたときわたしたちは、また1つステップアップできるのかなとも感じました。今の時点では、自分なりにここまでしか読み取れず、発表も大事なことが伝えられなかったような気がします。これから、もう少ししっかり考えて深めてみようと思います。

 わたしは、今回の発表を通して、自分の中でぼんやりと理解しているだけでは人に説明することはできないと感じました。例え、自分の解釈が間違っていたとしても何度も本を読み、自分の意見をしっかりと持つことが非常に大切なことであり、また同時にわたしに足りない要素だと思っています。これからもっと様々なタイプの本を読み、多方面から学級経営について自分なりの目指すところを定めていきたいです。(岩田)

わたしの春休み(5)〜カナダ〜(岩田)

 梅雨もあけてテストが終われば夏休みがやってきます。夏休み目前にして、春休みの話をするのもどうかと思いますが、記事を書かせていただきます。先日のセミナーで、玉置先生にわたしの留学の学びについて、少しお話を聞いていただきました。「書くことによって学ぶ。」最近この言葉の重要性を身をもって感じています。

 バンクーバーでは、本当にいろいろな人種の方にお会いすることができました。学校だけではなく、街に出たらカナディアンを探すのに困るほどです。(これは言い過ぎかもしれません。)しかし、それだけ違和感なくカナダの土地に様々な人種の方が混在していました。これは日本と比較して大きな違いといえます。やはり、先進国で世界をリードしている一員と定義される日本でも、島国であることから問題は生じるのだと感じました。

 一方わたしのカナダライフは発音においてとても苦労することになります。学校ではいろいろな国の友達ができました。台湾、韓国、ブラジル、コロンビア、イタリアなど、世界中から英語を学びにバンクーバーへ、来ている方々と友達になりました。はじめ、みんなとてもフレンドリーで、コミュニケーションをとるのには苦労しないだろう感じました。

 しかし、それはかなりの思い違いで、日本人英語のスピーキングの弱さを実感することになり、これはわたしのカナダ生活においての永遠の課題となりました。もともと英語が得意ではありませんでしたので、英語を話そうとするのにも相当勇気が必要でした。勇気を出して話してみると、発音により I don't know といわれるばかりでした。出鼻をくじかれた気もしましたが、ここに来たから日本人英語の現状を知れたのだとプラスに捉えることにし、毎日小さなことでも吸収できるよう些細なことにも目を向けて2ヶ月過ごそうと決めました。(岩田)
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「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(百瀬)

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 7月9日に玉置先生が実際に授業をされた講演会、「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加させていただきました。

 はじめに、鈴木中人さんから、いのちの授業についてお話していただきました。いのちを学ぶには死への認識が大切であるということが分かりました。

 子どもにとって死とは、死んだら動かない、死んだら生き返らない、そして誰もがいつかは死ぬなどと、死への認識が様々であるためまずは「人が死んだらどうなると思う?」や、経験を聞くために「死体に触ったことはある?」などと質問していくそうです。そこで、子どもたちの素直な思いである、かわいそうや悲しい、寂しい、怖いを"情感"とし、情感を持つことで考えが深まり学びにつながっていくと言われました。

 道徳は教えるのではなく子どもの気づきが大切であり、その気づきとは生活する中で学んだことで、自分の思いを自分の言葉で語ること、すなわち誰もが"いのちの先生になれる"という言葉を聞き、すごく納得しました。

 鈴木さんのお話の後、玉置先生より実際に「いのちの授業」をして頂きました。今回は先生が私たちを生徒として見立てつつも、この質問の裏にはこういう意図があるやこの時には教師はこのようにする(ランダム指名や意図的指名、ノートの見回りなど)といった教師の動きなど普段知れないことを聞くことが出来ました。

 はじめに導入として写真見せ、感じたこと何でも良いと価値付けをした上でランダムに指名していました。この事は子どもを授業に巻き込み、リズムを作ることになるそうです。学びを深めたい部分ではノートにキーワードとなる語句を書いている子を見つけ意図的指名すること、情感を大切にする時は隣と人と交流し、自分の言葉で話すことなど場面場面での工夫がありました。教師として、学ぶための促し方やキーワードの捉え方、深め方を技として持つべきだと感じました。

 今回のセミナーより、様々な授業の展開の技を知ることができたため、道徳の指導をする際には実践していきたいです。2ヶ月後には教育実習を控えているため、今回学んだことを生かした授業を展開していきたいと思います。実習前に、このような機会をいただけてとても勉強になりました。ありがとうございました。(百瀬)

3年前の自分 (吉田)

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 先日、私は岐阜聖徳学園のオープンキャンパスのお手伝いをさせていただきました。

 私がこの活動を始めて3年目。始めたきっかけは高校3年までさかのぼります。

 私は、当時山口県に住んでおり、進路にとても迷っていました。そんな時、ある先生がこの学校を教えてくださいました。そして一人でオープンキャンパスに行くことになりました。知らない場所、知らない人に不安をいだきながら、一面田んぼの中にひょっこりと建っている学校を見たとき、不安が何十倍になったのを覚えています。

 しかし、それは最初だけでした。一人で館内を見ていると、「教えてください」といってないのに「お困りですか」と話しかけてくれたり、「山口から一人で来たの?来てくれてありがとう」と言って下さる先輩方がおられました。

 私はそんな姿、そんな環境を見て「いいな」と感じ、何かの縁があって、ここに入りました。今でも入ったことを後悔をしていません。

 そして、今は3年前とは逆の立場になっています。私の目の前には境遇が違うかもしれませんが、3年前の僕みたいな人がオープンキャンパスに来てくれています。恩返しというほどのことではないですが、3年前の僕みたいな人にこれからも手を差し伸べることができる人になりたいです。

 是非、本学に来てくださいね。(吉田)

※ 下写真は、オープンキャンパス終了後に、参加者を各地に送り届ける無料バスです。
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「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(寺坂)

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 7月9日に、鈴木中人さん主催の「小児がんを知り いのちんの大切さを 学校で学ぼう」に参加させていただきました。

 私はその中で、公教育の中で死を子供に教えるということについて考えました。まず、公教育の正しい意味を知ろうと調べました。なるほど、私が受けてきたものが公教育だったのかと改めて理解しました。

 しかし、私は「死」についての授業を受けたことがありません。「死」というものを人間は避けて通ることはできません。長い人生を生きていく中で、必ず直面するもっとも訪れてほしくのない出来事でありますが、知らなければならないことでもあります。

 授業の仕方1つ、伝え方1つで子供の価値観を変えてしまうとても難しいことだと思います。私は、「死」に対しての価値観は、人を表わすと思います。そのような、児童のこれからの人生を創る仕事ができる教師というのは、とても偉大な職業であると感じたのと同時に私たち次第で子どもは変わってしまうので、しっかりした教師にならないといけないなと強く思いました

 そのようなことを考えながら、我らが玉置先生の「いのちの授業」が始まりました。授業では、玉置先生と児童役の先生方とのテンポのよいやり取りが繰り広げられていきました。その中で、授業をする上でのワンポイントアドバイスもたくさん盛り込まれ、中でも古川さんの発表であった丸付け法が、生で見れてより使ってみたいなと思いました。

 先生方の前で授業をする玉置先生を見て、改めてすごい先生のゼミに入ったんだなと実感しました。これからも多くのことを学びたいと思います。(寺坂)

【20160707授業】愛知県立一宮興道高等学校

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 7月7日(木)は、高校の進路指導の一環で行われている大学人による模擬授業を行ってきました。

 12大学から講師が来校。私の授業には51人の高校生が集まってくれました。授業タイトルは「教師になるための道」。前半は、いくつかの問いかけや話し合いを入れながら、教師の魅力、教師になるための進路について授業をしました。後半は、大学の講義体験として「初等算数」で行っている講義の一部をそのまま再現。深く考える生徒が多く、いわゆる教材研究までたどり着くことができました。

 とても気持ちのよい高校生と学校環境に、来てよかったと思うことができました。

7月4日第2期生ゼミ記録(吉田)

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 7月4日の2期生のゼミが行われました。

 今回は体調が悪く参加できなかったメンバーがいましたが、この記録を見て、少しでも参考になればと思います。今回は江口さんと白井さんの発表でした。

 江口さんは「世界のいじめ対策」ということをテーマに発表してくれました。まず、日本人は他の諸外国に比べ、相手にストレスを感じやすいということを話されました。それを踏まえたうえで、教師は温かい人間作り、自分の感情と向き合う授業が大切であるのではないかという考えを示しました。

 次に、OECDの調査で幸福の国ランキング上位にある北欧、特にフィンランド、デンマークでのいじめに対する対策へと話題が移ります。

 フィンランド:「kivaプログラム」という取り組みについて

 デンマーク:いじめ=犯罪という意識があり、犯罪原因論・犯罪機会論という2つの側面から対策をしていると挙げました。また、小学校と幼稚園の間の学年「0年生」を設け、感情を育てる授業をしていること

 これらのことを説明し、小さいころから「いじめをしない子」だけでなく、「止めることができる子」を育成することの大切さに着目して、日本の現状と照らし合わせるというとてもわかりやすい発表でした。

 白井さんは「学び合いで学校を変える」というテーマに発表してくれました。前回の反省から「子ども主体の学び合いは理想であるがあるが、段階があるのではないか」「自分が受けてきた学び合いの感覚」ということを冷静に判断し、「学びの共同体の学校は子供だけが学び合うのでなく、先生、保護者、市民もが学び合いに参加する」というビジョンを提示しました。

 そこから3つの哲学、⑴公共性、⑵民主主義、⑶卓越性についてより深く、話を聞いている人がわかるように丁寧に説明をしました。そして次に「教え合う関係」と「学び合う関係」の違いに着目し、話が進みました。

 教え合う関係:わかっている子がわからない子に一方的に教える関係
       →援助を待つ子供を育ててしまう
 学び合う関係:わからない子の一言から始まり、両者が同じ立場で学び合える関係

 このことから勉強が苦手な子に他者に援助を求める能力を育てていくことがよいのではという考えを出されました。白井さんの発表はとても論点が整理されていて、その先の課題まで見通した発表となっており、とても刺激的な時間となりました。

 発表終了後、玉置先生が学び合いのイメージをゼミのみんなで共有するために学び合いをしている写真を見せてくださいました。

 自分の学校の違いがたくさんあり、何気なく撮った日常の写真だと思えないくらいの衝撃でした。一つ一つの写真の中で「僕を置いていかないで」「教えてくれてありがとう」「なんで?」といった言葉があふれていました。

 そして、学び合いの学習がなぜ生まれたのか、学び合いは学習者が学ぼうとすることを原点としていること、そのため工夫(机をコの字にする、市松模様にする、話し合いの班長はいないことなど)をお話しいただきました。

 このゼミ生の中に学び合いの授業を受けたことのある人、受けたことがない人がいるという中での意見交流は、大いに盛り上がりました。

 次に教育新聞を配られ、ゼミで学んでいることが現在の教育現場で求められていることを確認し、より学びに自信を持つ機会となりました。

 また、玉置先生が連載されている記事を拝見し、改めて素敵な先生のもとで学ばせていただいていることを実感しました。

 その後、今回のゼミではあるキーワードを先生が挙げられました。

「主体的で対話で深い学び合い」

・主体的:言葉の通り、自分自身が積極的に取り組むこと
・対話:ペア学習、生徒同士の話し合い、先生と生徒、本を読むなどで人、意見などから論を練り上げていくこと
・深い学び:学びを深くしていかなければいけない。また、それは授業者が仕掛けていくことが重要である。

 ゼミ生はこの言葉を聞き、すぐに手を動かし、ノートに記録をしていた。この言葉の奥に先生が話されなかった隠された意味があると自分自身で考えたいと思う。

 最後に今後の予定について確認をし、1時間半があっという間に過ぎていきました。ゼミの雰囲気が回を追うごとによくなってきています。今後も切磋琢磨していきたいと思います。(吉田)

7月4日第2期生ゼミでの発表(白井)

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 7月4日のゼミは、発表の担当の日でした。

 今回は、佐藤学さんが書かれた『学校を改革する 学びの共同体の構想と実践』という本をもとに、発表をさせていただきました。「学びの共同体とはどういうものか」というのが、とても詳しく書かれていました。そんな本から今回は、主に3つのことについて発表をしました。

 1つ目に、今まで2回の発表から学んだことを生かし、1回目の発表で紹介させていただいた学びの共同体のヴィジョンと3つ哲学について、もう一度学び直したことについての発表をしました。

 2つ目は、教え合う関係と学び合う関係との違いについてを発表しました。教え合う関係は、教える側が教わる側の上に立つ関係のことで、「お節介の関係」と表されています。反対に、学び合う関係は、分からない子どもの「ねぇ、ここどうするの?」から学びが始まる関係のことで、「さりげない優しさ」と表されています。私は、学び合いの授業では、前者にならないようにしていく必要があると学びました。

 3つ目は、発展から基礎を学ぶ学習もあるという発表をしました。学びの共同体は、1つの授業の中で、教科書レベルの基礎の課題と教科書から発展したジャンプの課題を提示することをすすめています。その学習の中では、基礎がわからない子がジャンプの課題を学んでいるうちに、「これはこういうことだったのか」と基礎の問題が分かるようになる事例があるという話でした。順番に基礎から学ぶのが当たり前だと思っていた私は、とても驚きでした。そして、子どもたちの学び方を狭めないようにするためにも、ジャンプの課題の重要性を感じました。

 最後に、今回の発表でもゼミの中で、質問をたくさんもらうことができ、もっと学び合いについて深く調べていきたいなと思いました。これからもゼミの中で、互いの研究を深め合うことを続けていきたいと思いました。(白井)

7月4日第2期生ゼミでの発表(江口)

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 私は、前回の発表の時に、焦点を絞って研究をした方がいいという意見が多く出たため、いじめが起きる前に防ぐ対策について研究することに決めました。

 今回は、「いじめによる自死をなくしたい」という近藤庄一さん、安達昇さんの本を読みました。まず、自殺ではなく自死と使っているのは、自分自身を殺したくて亡くなっているのではなく、死ぬことしかもう考えられず追い込まれて自ら死んでいくという意味だそうです。誰もが、この世の中で生きていきたいにも関わらず、いじめを受け、誰にも助けを呼ぶこともできないまま亡くなっていく人がいると思うと悲しいとしか言えません。そんな人たちが、1人でも少なくなるために私は、いじめ自体を起こさせない対策を考えていきたいです。

 日本には、全国統一のいじめ対策プログラムや、発達段階に応じた予防教育がまだないため、世界のプログラムを見ていきました。やはり、自ら幸福だと思えている北欧は、対策がしっかりなされていました。フィンランドでは、いじめの傍観者に重きを置いていました。デンマークでは、小さい時からいじめを起こさない教育がなされていました。

 世界から日本を見てみるとまだまだ対策がなされていないことがわかりました。日本では、秘密主義になりがちです。ことを小さく済まそうとして、裏目に出てしまうことがあります。多忙な仕事である教師だからこそもっと連携し合うことが大切だと思いました。また、大人だけでなく、子どもたちもいじめ防止に参加することで意欲が高まり、減少にむかうと思いました。

 今回の発表で、いじめには、道徳が大切だと分かりました。いじめについての道徳の授業がどのようになされているのか、見ていきたいです。(江口)
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