【20170314参加】第4回教育情報セキュリティ対策推進チーム会議

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 17時から文部科学省で「第4回教育情報セキュリティ対策推進チーム」会議。

 19時過ぎまで。事務局提案は学校現場のことをよく踏まえた提案。

 提案にほぼ異論なし。むしろ学校の姿勢が大切と発言。

 ※三楽の仕事日記から

【20170227授業&講演】小樽市授業力向上特別セミナー

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 2月27日、8時30分から野口先生、大西さん、神戸先生と相談。9時30分ホテル発。望洋台小学校へ向かう。本日は小樽市教育委員会主催の「授業力向上特別セミナー」。

 市内でも高台にあることもあって、学校に近づくとさらなる積雪。高い雪の壁!

 10時45分から野口芳宏先生の授業。授業テーマは「作文力をつける授業」。揺るがない野口流鍛える国語授業。褒められた子どもの嬉しい表情にこちらも嬉しくなる。

 終了後、すぐに野口先生講演。授業とは何かを明確にした後、授業をもとに作文力をつけるための具体的講話。最後はいつもの「何か文句あります?」(笑)。

 望洋台中学校へ移動。昼食をいただき授業開始時刻まで学校情報を得たり、落語論議をしたり。名人の落語話で思わず熱くなる。気持ちが高ぶったところで授業会場へ。

 5分ほど生徒とやりとりして数学授業開始。授業テーマは「数学的な見方や考え方を育てる授業」。とても素直な生徒で、楽しくかつ深い授業となった(と思う)。

 すぐに1時間30分のパネルディスカッション。テーマは「教師として知っておきたい授業技術」。大西さん司会で、上質の授業&技術論。野口先生も僕も言いたい放題(笑)。神戸先生は小牧での授業をもとに授業深掘り。

 最後に野口先生がわざわざ時間をとっていただいて、皆さんに話していただいた。生涯忘れられない野口先生からのコメント。

「玉置さんの子ども相手の授業を初めて見たが、実に見事な授業でした。100点満点の授業」と最初に言われ、その理由を話していただけた。こんな感激したことはない。

 30歳頃に野口芳宏先生を知り、それから著書で学び、セミナーで学び、フォーラムやセミナーに登壇していただき学んできた30年。今回,道徳と数学授業を見ていただける機会ができたことだけでも嬉しいことなのに、大いなるお褒めの言葉をいただけた。大感激!!!

 新千歳空港へ向かう列車の中では、野口先生と昨日の道徳授業について論議。これからのこともいくつか相談しているうちに終点。空港で皆さんとお別れ。

 野口先生のお褒めの言葉を思い出しながらのラーメン。格別おいしい。19時55分中部国際空港へ。22時17分に名鉄で犬山、そして地元駅へ。23時45分頃帰宅。充実の3日間、忘れられない3日間が終わった。 

※ 三楽の仕事日記より

面接練習(江口)

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 本日、教師力アップセミナーでお世話になっている百々先生主催の面接練習にレクリエーション研究会の6人で参加させていただきました。正規採用の2.3年目の先生方や講師の方と約2時間教育について考えることができました。

 討論を2回行いました。いつもは、学生とばかり行っているため今までと変わった視点で学ぶことが出来ました。先生方は、やはり経験があるため実際の指導の仕方などを交えながらお話していて、説得力がとてもありました。また、百々先生は、討論の中にも場面指導を入れるなど様々な角度からお話をされていました。そのため、グループ全体の雰囲気がよくなり、楽しく討論をすることができました。

 授業の様子もビデオで見させていただきました。子どもたちが、本当に楽しそうに授業を受けていました。挨拶の大切さを学ぶ授業でしたが、主体的に学ぶ姿を見ました。また、印象的に残ったことは、拍手です。拍手をすることで、褒められている、認めてもらっているという安心感につながっていると感じました。

 残り二週間ほどで本番ですが、今日学んだことを2次試験の討論に活かせるよう頑張ります。百々先生をはじめ、指導して頂いた先生方、ありがとうございました。 (江口)

【20170226公演】教育と笑いの会 in 小樽

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 10時30分から「出張!授業深掘りセミナ−」。僕が授業提案者。「手品師」を話材に野口芳宏先生が主張される道徳授業を加味しての「取り得る行動の検討」による道徳授業。これなら良い深掘りができると思える授業ができた。もちろん急遽決まった生徒役の皆さんのおかげ。

 深掘り開始。僕はできる限り明確な論議となるように野口先生に突っかかる。「野口先生、授業をしっかり見ておられませんよ」など過激に発言。野口先生が怯むわけはない(笑)。この論議なら誰に聞いていただいても満足いただけると思えた35分間。授業者として満足。

 後藤フェローの安定した「知っ得コーナー」を終えてセミナー無事終了。参加の皆さんと会食をしながら歓談。

 13時に「教育と笑いの会」開演。会長として挨拶。野口先生に登壇してもらいやりとり。笑いがしっかりとれた。野口先生の「教育漫談」。新ネタで大いに笑わせる野口先生。感服。

 北海道のエネルギッシュなメンバーで構成された「今いくよくるよ&マーシー」の漫才。初舞台で緊張度が伝わってきて、それで笑いが生まれていて、うらやましい。

 僕が池田先生とのつなぎをして、池田修先生のお笑いワークショップ「切り返し講座」。安定した笑い。

 中入り後、僕による「落語の楽しみ方」。冒頭の一言「笑えるじゃないですか」で勝負。手応えあり。良い雰囲気の会場。月の家熊八さんの「真田小僧」。高木さんの教育ネタ放送局。つまりピン芸。自称「教育と笑いの会専属芸人」の桂雀太さんは「替わり目」。いやあ、ますますの磨かれた芸で会場すべてをつかみ取り。袖で聞かせていただく素晴らしい芸。

 再びの中入り後、僕が進行役のシンポジウム。「教育における笑いの効用」といったざっくりしたテーマで進行。真剣に考えていただく時間、大いに笑っていただく時間などメリハリがついたシンポジウム。

 名誉会長と感謝の挨拶。大きなイベントが皆様のおかげで無事終了。ああ、嬉しい。それにしても疲れました。

 ※三楽の仕事日記より

6月26日第11回3期生ゼミ記録(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。今回は嶋藤さんの発表について書きます。嶋藤さんは山田洋一先生の「発問・説明・指示を超える対話術」という本について紹介してくれました。

 発言をすることが苦手な子どもに対しての教師の言葉を5つ紹介してくれました。嶋藤さんは「皆さんが教師であったらどう対応しますか」という問いかけを聞いている私たちにし、考える時間を取って発表を進めていました。

 発表が途切れ途切れになってしまう子どもに対しては「合いの手を入れながら聞く」ことが大切だそうです。発表が途切れてしまった際に、教師は「ここまで確認しよう、こういうことなんだね」と一度声を挟み、今のところ合っていると思わせることが必要だそうです。教師がその子どもの発言しようと思った気持ちを大事に、発言を拾うことで子どもは自信を持つことができると思いました。

 指名した子どもが意見を言えないときは「わからなさに共感する」ことが大切であるそうです。教師は「どこが分からないの?」と聞いてしまいがちでそう尋ねれば尋ねるほど子どもは困惑してしまいます。これを聞いたときに教えてあげようと思うと、私も「どこが分からない?何が分からない?」と聞いてしまうなと思いました。分からない子のどこが分からないのか分からないという気持ちを共感してあげて、分からない子を受容する雰囲気を作ることが必要であると分かりました。また、分からないことを子どものせいにするのではなく、「先生の説明が悪かったね」「先生の質問の仕方が悪かったね」と説明をしたり質問をする教師側に問題があるのだと認識することも大切であることが分かりました。教師の都合で子どもたちを不安にさせたり困ったりさせることはおかしなことであると思うので、よく自分を省みることが必要であることを感じました。


 今回のゼミの始めはアイスブレーキングではなく、それぞれが考えてきた自己紹介から始めました。教育実習初日の自己紹介という設定でそれぞれ考えました。短くかつインパクトのある自己紹介というのは難しいと考えてみて思いました。また、早く子どもたちと関係を持つには自己紹介も無駄にできないということを感じました。今回は高学年に向けた自己紹介という設定だったので、配当学年が決まったら、その学年に合った自己紹介を考えて実習に臨みたいです。(松田)

6月26日第11回3期生ゼミ記録(菱川)

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 こんにちは!こんなにガタイが大きいのにもかかわらず歌はバラードばかり聴いている菱川です(笑)。

 今回の林さんは佐藤正寿さんの『スペシャリスト直伝!社会授業成功の極意』という本についての発表でありました。

 1分間の流れが分かる板書にするためにという所から5つのポイントが良いなと思いました。

1.黒板に書きすぎない
2.基本的なレイアウトを決める
 →子どもの板書がまとまる
3.「すべての意見を板書にするわけでない」とあらかじめ子どもたちに理解してもらう
 →子どもたちの発言を一気に書きたいときは黒板を解放する。
・解放した時に題意についての予想を書かせたりする。
4.板書のうち何を写すか、色チョークは何色で写すか決めておく
 →色チョークがキーワードになり子どもたちに一番ノートに書いてほしいことを書いてもらうことができて、子どもも「ここが重要なんだ!」と意識する
5.中心資料は黒板の真ん中上部に貼る
 →集中力がup!するらしいです。

 僕は板書をする時自分である程度決めておいてもうまくいかないことばかりです。
この5つのポイントは他の教科でも言えることだなと感じました。しっかり理解して実践していき、このポイントを自分の力にしたいなと思いました。

 それに今回はゼミの初めに各自、実習の時にどんな自己紹介をしようかと言うことを考えて来てみんなの前で実践しました。今回は自分なりには、うまくできたと思いますがニックネームを使った自己紹介をしてしまいました。なのでニックネームをつかわずに菱川先生とみんなが呼んでくれるような自己紹介を次は考えていきたいなと思います。(菱川)

我らが二期生メンバー紹介特別編<酒井先生>(岩田)

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 こんにちは。いよいよ7月ですね。じめじめした気候はまだもう少し続きそうですが、梅雨が明ければ、夏がやってきます!わたしは昔から、夏が大好きです。海や川、山もいいですね、花火にお祭り、夜の散歩も気持ちいいです。もちろん今年は、頑張る夏なので少々控えめに夏を満喫しようと思います。笑 

 5月から行かせていただいている学習チューターですが、今日で前期を終えました。子どもたちも次第に声をかけてくれるようになり、最近は夏休み何をするかという話題で話が盛り上がることが多いです。目をきらきらさせて話をする子どもたちを見ていると、それだけでこちらも嬉しくなってきます。

 さて、今日は番外編として、そのようはステキな経験をする機会を与えてくださった方のご紹介をさせていただきたいと思います。


 今日は、2期生岩田から酒井直樹先生のご紹介をさせていただきます。酒井先生といいますと、ゼミ生なら誰でも一度は必ずお世話になっていると思います。3期生のみなさんはまだお話ししたことが少ないかもしれませんが、教師力アップセミナーを中心にこれからもお世話になることと思います。1期生の先輩方はもちろんだと思いますが、2期生も、酒井先生からは、玉置先生と並んで様々なことをご指導いただきました。



 さて、話は昨年の12月25日。クリスマスの日です。2期生は何をしていたでしょう?覚えていますかね、そうです、24、25日とゼミ合宿(クリスマス合宿)でした。初めは「クリスマスか、、」と思っていた2期生ですが、結果的に楽しいクリスマスをみんなで過ごすことができました。笑 世間がクリスマスカラーに染まるなか、酒井先生にはわざわざわたしたちが合宿をしている小牧まで、来てくださり面接のご指導をしていただきました。面接初心者で右も左もわからない状態の2期生に的確なアドバイスと、教採に向けての心構えをいただきました。不安で仕方がなかったわたしたちですが、今では先生の準備してくださったノートを中心に面接練習に取り組んでいます。考えて見れば、教え子でもないわたしたちに時間を割いてくださっていると思うと、感謝しかありません。


 また、私事ですが、酒井先生から学習チューターのお話をお聞きし、現在小学校でお世話になっております。実習ぶりの学校現場で子どもたちと関わることのできる経験を通して、常に現場の視点を養うことが出来る非常に大切な機会です。その際も、毎週「あの記事読んだよ。」や「みんな元気でやっているか?」など、ゼミ生のことを気にかけた言葉をかけていただいています。その度にまた、記事をたくさん書こう!と思いますし、「酒井先生がこんなことを言ってみえたよ。」とゼミでみんなに話しています。わたしたちの知らないところでも、ちゃんと見ていてくださるというのはとても心強く、励みになっています。

 試験までいよいよ1ヶ月を切りました。毎日不安で、考えてばかりです。今日もお忙しい中、この不安定な心の内を先生に聞いていただきました。本来自分で解決しなくてはならないことなのですが、先生の暖かい人間性についつい甘えてしまっています。ありがとうございます。子どもたちや、保護者の方が先生に会うと自然に笑顔になるというのもよくわかります。自分の人柄で周りに幸せを与えられるってとってもステキだなと思います。教師という職業にますます憧れの気持ちを抱くことができるのも、先生をみているからだと感じます。


 あと2ヶ月もすれば、試験は全て終わってしまっています。今は先生によい報告ができるようにいただいたアドバイスをしっかり生かして残りの日々を過ごしていきたいです。これからも玉置ゼミ生をよろしくお願いいたします。以上2期生岩田より、酒井直樹先生のご紹介でした。(岩田)


※ なんと、子どもたちの間には酒井先生のファンクラブがあるみたいです。笑 わたしも今日初めてお聞きしました。気になる方は先生に聞いてみてください(笑)。

6月26日 第11回 3期生ゼミ記録(早川)

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 こんにちは!
 最近体を動かすことに楽しさを覚えてきております。3期生の早川です。実はこんな僕ですが高校野球をやっていました。雨が降ってもどんなに猛暑でもノックやランニング・筋力トレーニングに追われた日々が懐かしいです。暑いからこそ思いっきり汗をかく。気持ちがいいです。


 さて、今回静谷さんが紹介してくれた本は”人はいかに学ぶか”(稲垣佳世子・波多野誼余夫 著)という、今までの授業技術などを説いた本とはうってかわって、お固いタイトルのこの本。今回も今まで同様、発表を聞き、学んだこと感じたことを書き記していきたいと思います。


 まず内容に入る前に静谷さんの今回の発表自体に関して述べたいと思います。いつも静谷さんの発表を聞いて、内容もよく伝わってくるし、”後でどんな質問をしようかな”、”ホームページの記事には何をピックアップしようかな”などと色々考えるのですが、今回はそれが全くと言っていいほどありませんでした。完全に理解していることでさえも、他人に自分の考えを伝えるのは容易では無いのに、やはりその土台となる自分自身の理解がうまくできていないと、他人への発表もうまくできないのかと見ていて実感しました。

 今回、静谷さんが発表に使用していた本と同じシリーズの別タイトルのものを私自身が次の発表に使うので、静谷さんの失敗を活かして良い発表に少しでも近づけられるようにしたいと思います。


 それでは、内容に関してです。
 ”人はいかに学ぶか”という答えのなかなか出ないような質問に対し、社会的観点・ヒトという種としての観点・文化的な観点の大きく3つに分けてアプローチしていました。

 中でも、”貧困を理由に、商売としてキャンディーを売る子どもは、学校に行けていないにもかかわらず、どうすれば利益を出すことが出来、生き延びていくことができるのかを自ら考え、行動に移す力が備わっていく”というお話でした。このことから学校が全てということではなく、いかに子ども自身に能動的な学びをさせるかということが大事になっていくと言っていました。


 また、玉置先生からも助言をいただきながら、「先生も答えが出せないようなことを、学習者同士で議論させることで、学習者の学びはより深いものになっていく」というまとめで締めくくっていました。

 今聞けば、「主体的・対話的で深い学び」のことを言っているだけでは? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この本は30年近く前にかかれている本だそうで、近い未来にどのような学びが必要となってくるかを見事的中させていたということになります。

 その凄さはさておいて、教育実習で授業をする際も、できるだけ子ども同士で話し合いを深めることができるような授業づくりを少しでも意識しながら出来たら良いなと思いました。(早川)

「人を育てる」(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。私は趣味もなく、通学電車の中でスマホを触ってしまうのをどうしても辞めたくて、最近読書を始めました(笑)

 今回読んだのは有田和正追悼文集である、『人を育てる』という本です。この本を読んで有田先生が子どもとどう向き合っていたのか、どういう教育をしてきたのかが分かったような気がします。なかでも私が印象に残ったことを3点紹介します。

 まず、1つ目は「追究の鬼を育てる」ということです。子どもたちが主体的に納得できるまで調べたり、研究したりするような授業にすることで、子どもたちは嫌々授業を受けるということはなくなります。でも、このような授業をするためには果てしない教材研究をする必要があります。有田先生は30年間で800ほどの教材を開発されたそうです。常にアンテナを張って教材になりそうなテーマを発見することが面白い授業、追求の鬼を育てる授業に繋がるのだと思いました。また、有田先生の授業はユーモアに溢れていて、毎回子どもたちの意表をついた授業をされていたそうです。

 2つ目は「教師を超える子どもを育てる」ということです。私は最初に、こんなことになったら子どもたちから軽蔑されるのではないかと思いました。しかし、本を読み進めていくうちに、超えなくてはならないのではないか、と考えさせられました。どういうことかというと仮に子どもが教師を超える、それは社会の発展につながるとともに、子どもはユニークな教材を出してくれる先生のことを尊敬するのです。もし、軽蔑されたとしても教師はそれに耐えなくてはいけないし、それだけの度量がないと教師は務まらないのです。

 3つ目は私の好きな「おしゃかさまの指」の話です。大村はま先生の「教えるということ」でも紹介されている話で、一流の教師は、子どもに「自分1人の力で育ったのだ」と思わせることのできる教師であり、恩をきせる教師ではないのです。子どもが困っているときに、すぐに力を貸さないで待つことの大切さを学びました。私もこういう教師になりたいと思います。

 最後に玉置先生から3期生宛に「教師は話方が第一」というメールをいただきました。確かに誰かに何か伝えたいときに下を向いたり、姿勢が悪かったりすると聞いている側も聞く気が失せてしまいます。人前に立つときでなく、普段からハキハキ話せる努力をしていきたいです。

 長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。(丹羽)

7月3日2期生ゼミ記録(百瀬)

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7月に入り試験に向け、いよいよだなという雰囲気になってきました。

今日のゼミは、いつも解く教職の問題は3周したため、小論文の練習をしました。お題は玉置先生オリジナルで、大村はまさんが書かれた文章を読み、感じたこととそれをふまえどのような授業を作りたいか、というものでした。

私は一次試験に小論文があるため、今までたくさん練習してきました。初めの頃に比べたら書きたいことを軸として、それについて展開できる流れが構成できるようになったのではないかなと思い、やった分成長するということを実感でき嬉しかったです。

また、書いた後に白井さんと牧野さんとお互いの文章を読み合ってみると、書き方に個性が出ていたり、視点が様々であったり、具体例が私の考えにはなかったものであったりと、読み合う事で学ぶこともありました。

面接では人柄や個性は出るものだと思いますが、小論文でもその人らしさというものが、言葉の選び方や展開の仕方でにじみ出るなと感じました。なので、本番は自分の思った考えを自分らしく書きたいと思います。

私事ですが、今日のゼミが試験前最後のゼミでした。毎週毎週ゼミで高めあえることが嬉しくて、ゼミのメンバーの存在が私のやる気にも励みにもなっていました。
玉置先生やゼミのみんなにたくさんの応援と温かい言葉を貰いました。また、玉置先生経由で1期生の先輩方からも励みとなる応援メッセージを貰いました。ありがとうございます。

みなさんから貰った言葉とゼミでやってきたことを自信に変えて、自分らしくやり切ってきたいと思います。(百瀬)

※松本先生からお菓子をいただき、ゼミ生みんなで美味しく頂きました。ありがとうございました!!

私の気持ち(吉田)

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こんにちは 二期生の吉田です。
最近はめっきり記事をかけておらず、問題集を解きながら書いて学ぶ日々です。
私の記事はどちらかというと人に感謝を伝える内容が多く、「またか」と思うかもしれませんが、書かせてください。

私はこの数ヶ月、本当に充実していました。
アルバイトも遊びも前より手を伸ばせてないのに、やりたいことをやっていないのに、
始めは自分を追い込めていないからこの感情が沸くのだと思っていました。
私自身が苦しんで、耐え抜いていないのだと…

確かにそれもあるのかもしれませんが、違うものも見つけました。
「一人ではないのだ」という感覚だと思います。
私は昔から学級のリーダーとして活躍する中で「人と共に何かを成し遂げることのよさ」を感じてきたつもりでした。しかし、実際はいつも孤独で、走り疲れてました。「みんなで成し遂げてよかった」というよりも「自分の役割が無事に終わってよかった」という感情の方が大きかった気がします。そして、いつも周りから「吉田はいい人」と言われ、見えないプレッシャーを感じ、仲間にも馴染めませんでした。

しかし、今は違うのです。

同じ目標に向かって、歩める仲間がいます。
どんな時も、どこにいても、高め合える・応援してくれる仲間・先輩・後輩がいます。
私のために勉強する場所を提供して下さる、指導してくださる先生がいます。

私は孤独ではない、走り続けたいと心から思うのです。

実は今のゼミのトップページの写真の絵をみんなで書いている時、私は後ろでじっと見ていました。輪の中に入れなかったのではありません。自分がここにいること・こんな仲間ができたことが嬉しくて、ずっと見入ってました。私、2期生のことが大好きなんですよね(笑)

今週からいよいよ熱い夏が到来です。
もう、一人ではありません。
今度こそ「人と共に何かを成し遂げることのよさ」を見つけたいと思います。(吉田)

*応援メッセージをくださった先輩方、ありがとうございます。
*北海道のお菓子、おいしかったです。松本先生、ありがとうございます。

我らが二期生メンバー紹介No.9<石川裕真君>(岩田)

 こんにちは。いよいよ6月も終わり7月を迎えようとしています。気がつけば2017年も半分が過ぎてしまいました。教採に気がとられ、時の早さを今頃実感しています。

 本当は今日の記事を書くにあたって、わたしはあまり乗り気ではありませんでした。そんなに今日紹介する2期生が嫌いなのか。そうではありません(笑)。なぜなら、ふとしたときから始めたこの2期生紹介ですが、いよいよ本日で最後の一人になってしまったからです。はじめのころはその人の良さを自分がちゃんと伝えられるのかとても不安でしたが、途中から記事にするのが楽しみになり、最後の方は自分の自己満足のように楽しく書かせていただきました。

 ここまで2期生紹介を読んでくださった方、またモデルとなっていただきました2期生の皆さんありがとうございました。話の流れ的に紹介が終わってしまった感じですが、最後の一人いきたいと思います。最後はやっぱりこの人ですね。



 今日の2期生は、我らがゼミ長教育学部数学専修・石川裕真君です。1期生松井大先輩に続く期待のゼミ長です。なぜ、石川君がゼミ長になったのか。思い出そうと少し考えて見ましたが、出てこなかったのでやめます(笑)。おそらく彼の人間性そのものが「ゼミ長」というリーダーシップを持って先頭でみんなを引っ張っていくことに適したものだったからと考えます。

 リーダーという役職はとても難しいものです。周りの意見を尊重しつつも、的確な自分の意見を持っていなくてはならない。みんなよりも2,3歩先回りして先のことを見通す能力が必要です。しかし、自分だけ先を見すぎてしまっても誰もついてはきません。特に個性的な2期生です。ますます難しい。


 では石川君はどのように今のまとまりのある2期生にしたのでしょうか。もちろん玉置先生のおかげである部分もあります。しかし、わたしは石川君のみんなへの接し方も大きな要因であると考えます。彼はゼミに入った時から何も変わっていません。ここだけ聞くと、それって良いことなのか。と思われる方もいらっしゃると思いますが、良いことです。いい意味で変わっていないのです。人と仲良くなるとよく話すようになる、冗談を言えるようになる、良く笑うようになる、深い話ができるようになる、人によってこの基準は様々で、個人差があるものであると思います。もちろんそれもいいことです。

 しかし、仲良くなるまではどうでしょう。今挙げたことできますか?

 彼はちゃんとやってくれていました。初めの頃なかなか会話がない2期生のみんなの話をつなぎ、他愛もない会話で盛り上げようとしてくれました。もちろん人間関係ができるまえなので、正直驚く部分がなかったとは言えませんが、今となってはみんなのことを気にかけていてくれていたからこその行動であったのかと納得しました。そして大切なのが、変わっていないことです。今も昔も変わっていないことで、話をしているととても落ち着くのです。学校で会ったときも、「ゼミ長〜〜!」と声をかけたくなる安心感があります。


 どんなときでも自分たち2期生のことを考えてくれているゼミ長はわたしたちの誇りです。しかし、以前、その優しさに甘えて、仕事を任せっきりにしてしまいました。

 そしてその時初めて、今までいかに自分たちの知らないところで、ゼミ長が動いてくれていたのかということに気がつきました。わたしたちの前ではそんな素振りを見せないところも彼らしいといえます。今は、彼の働きにしっかりと応えていくことこそがリーダーを支える一番の方法なのかなと感じています。弱さをみせないところが石川君らしいですが、その弱さに気がつけるくらいに、わたしたちは成長していきたいと思います。

 面と向かってはいいませんが、2期生は石川ゼミ長のことをとても頼りにしています。これからもよろしくお願いします。以上2期生岩田から、教育学部数学専修石川裕真君の紹介でした。(岩田)


*ご存じの方も多いと思いますが、石川君料理がとても上手なんです!以前もお手製のハムをゼミに持ってきてくれました。とてもおいしかったです。また、最近は調理専用の温度計も手に入れたそうです。次は何をごちそうしてくれるのでしょうか(笑)。
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6月26日第11回3期生ゼミ記録(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の嶋藤です。今回のゼミでは小学校高学年向けの自己紹介の練習をしました。自己紹介は短くてインパクトがあるものが良いのは分かりますが、どうしたら良いのか一週間たくさん悩みました。(笑)3期生のみんなの自己紹介を見て、明るく大きな声で話すことはとても大事だなと改めて感じました。また、良いところを見つけたので真似したいなと思いました。

 今回のゼミ発表では、私は前回と同じ著作者、山田洋一先生の『発問・説明・指示を超える 対話術』の本を紹介しました。その中の今回は発言することが苦手な子どもに対しての教師の声がけについて紹介していきました。

 発言することが苦手な子どもにはいろいろなタイプがあります。まとめて話すことができず長くなってしまう子、恥ずかしくて何も話せない子、発言が途切れる子など他にもたくさんいます。そんな子どもたちにどんな声かけをするのが良いのかということがこの本を読んでなるほどなと思いました。その中でもここにはまとめて話すことができず長くなってしまう子への声かけについて詳しく書きたいなと思います。

 私は今までのゼミやセミナーなどで、子どもの発言をそのまま繰り返して言うということを学んできました。しかし、この本には、「つまり」を使って教師が子どもの発言をまとめると良いと書かれていました。はじめこれを読んだとき、「ん?」と思いました。

 この疑問は3期生のみんなも同じで、私が発表をしたときに私と同じ疑問を抱いてくれました(笑)そこで、この本には続きがあって、まだまとめるということができないときには教師が力を貸してあげてまとめると良いとありますが、それを続けていては子どものまとめる力がつかないので、その力をつけさせたいなと思ったら「ひと言で言うと?」と子どもに投げかけてあげると良いと書かれていました。なるほどなと思いました。まずは教師がこういう風にまとめると良いということを示しておいて、その後に自分たちでまとめられるようにすれば良いのだなということを学びました。とても良い方法なので使いたいと思いました。

 以上のように、「こういう場面の時、教師はどうしたら良いのか?」ということを学べるので、教員採用試験の場面指導にとても役に立つなと感じました。もっともっと学んで、いろんな場面で対応できる教師になりたいと思いました。次回も山田洋一先生の本についてご紹介していきます。(嶋藤)

6月26日第11回3期生ゼミ記録(静谷)

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 こんにちは。最近ふくらはぎを肉離れし、現在松葉杖生活を送っている3期生の静谷です。

 第11回3期生ゼミで、わたしは稲垣佳世子さんと波多野誼余夫さんが書かれた「人はいかに学ぶか」について学んだことを発表しました。

 しかし発表は、とんでもなくわかりにくい発表となってしまっいました。この本自体が少し難しい本でもあり、わたし自身内容を理解するために何回も読み返しました。そんなこともあり、発表では難しい言葉ばかりを並べ、発表を聞いてくれていたほとんどの方が「何を言っているのかわからない」というような表情をしていました。

 わたしは、この本に書かれていたことをそのままみなさんに伝えていただけで、聞き手のことをまったく考えずに話をしてしまっていました。本来であれば、わたしがみなさんにとってわかりやすく内容をまとめ、簡潔に言いたいことを伝えなければなりません。聞き手のことをしっかりと考え、聞き手の立場に立って話をしなければならないことを学びました。

 それでは、ここから本書をわかりやすく簡潔に自分なりにまとめてみたいと思います。
本書は、伝統的学習観による「人間怠け者説」をくつがえし、人というものは、「みずから学ぶ存在」ということを社会的な観点、人という種としての観点、文化的な観点などという様々な観点から新しい学習観にもとづく教育のあり方を提言しています。

 そして本書をまとめると、人は問題を解決する際に、場当たり的に試行錯誤をするのではなく、整合的に理解したいという知的好奇心と他者とのコミュニケーションをうまく利用しながら、教師などから教えられる知識を、自分の知識と照らし合わせつつ、新しい知識へと再構成する、という優れた学習能力を有しているとわたしはまとめました。

 人に自分の言いたいことを伝えるということは、本当に難しいことです。ただ、それを理解しようと話を聞いている聞き手の方が、耳から入ってくる話を理解しないといけないため、その方が難しいです。話し手主体となっては、絶対にいけません。聞き手のことを常に意識し、話をするよう努めていきたいです。とても勉強になった発表でした。(静谷)

6月26日第11回3期生ゼミ記録(林)

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 今回私が紹介した本は、佐藤正寿さん著の『スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意』というものです。

 その中でも、特に真似したいと思った授業テクニック2点を紹介します。

 まず1つ目は、「発問を生かす指示=発問作り」ということです。例えば、「子供達にできるだけ多くの発表をさせたい!」と思っているとします。そのためには、単にノートに書かせるだけではなく、たくさん見やすくノートに書かせる指示が必要になります。そこで、「ノートに意見を書きましょう。箇条書きにします。7分間で5つ以上の分かることを書きなさい」と言うのです。このような指示を出すことにより、子供たちは「どのようにノートに書いたらいいのか」「時間と書く量の目安」を理解することができます。同時に学習の効率化にもつながります。確かに、じっくりとノートに書かせることで、子供たちの幅広い考えが引き出せ、主体的・対話的で深い学びにもつながるのではないかと思いました。

 2つ目は、キーワードを◯色チョークで板書する、というルールをつくるということです。そうすることにより、子供達は「◯色チョークがキーワードだから、それを手掛かりにまとめればいいんだ!」と、板書をヒントに自分でまとめを書くことができます。中には、それでも書けない子もいます。その子のための支援として、例示のまとめを板書するだけではなく、キーワードのしたに◯色チョークで波線を引くのです。少しの工夫ですが、その少しの支援で、子供達が自分で書けるように促しているのだなあと思いました。

 発問と板書の大切さが分かったので、私も子供目線で工夫したいです。(林)

6月24日授業深堀セミナーに参加して(菱川・松田)

 6月24日、「授業深堀セミナー」に生徒役として参加させていただきました。今回はまず佐藤正寿先生による社会の授業、次に和田裕枝先生による算数の授業でした。この記事では3期生菱川、松田が学んだことをまとめて書かせていただきます。

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生徒役という難しい役をやらせていただきありがとうございます。

さてまずは佐藤正寿先生の社会の授業に参加させていただきました。
その中で学び得たことをここに綴らせていただきます。
・何を子どもに授業の中の題目で広げさせていきたいのかをはっきりする。
→広げていくことを意識するので「みんなわかったかな?」と聞いていくことが必要であり、その後に児童に説明をさせる。
・題材は当たり前すぎると道徳にってしまう。
→実材を使うことで児童により親近感を持たし興味を引くことが必要
・教材研究をいかに大切にするか。
→すごく大事なこと。これをするかしないかで授業のスピードや板書の仕方がかなり変わってくるし、研究をしなかったら授業が成り立ちません。
・教科書に書いてあることが他人事にならないようにする。
→自分に置き換える授業を意識するとよい。
・子どもの言葉で授業をまとめることがよい。

このような感じです。他にも色々学び得たことはありました。その中でもこれだ!って思ったことをここに綴らせていただきました。
すごくためになり実習でしっかりと活かしていこうと思います。

次に和田裕枝先生の算数の授業です。
こちらも社会と同様に生徒役をやらせていただきました。
算数の授業ではL字型の面積の求め方から色々な方法で面積が求められるということを学びました。
・答えが正しいときに褒めるよりも、考え方や、過程をすごく大事にすることが大事
→数字を使わずに図形を用いて算数という授業なのですが算数でなくて何かすごい楽しい遊びをしているような授業で子どもたちの興味を引きつけるすごい技だと感じました。
・教科の見方・考え方をはっきりさせる
→どんな教科もこれがすごく大切になってくる。指導案を書くときにこれからは見方考え方を意識して書いていきたい。


今回和田裕枝先生と佐藤正寿先生の貴重な授業を受けさせていただき本当にありがとうございました。自分のこれから先の指導案作りや教育実習の際先生方から学んだ技術をできることはやっていきたいと思います。(菱川)

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どちらの授業も生徒役で参加させていただき、授業技術を間近で感じることができました。佐藤正寿先生は生徒が言ったことを「それどういうこと?」ともう一度聞き返し、詳しく説明することや、反応をしない生徒には隣に座っている生徒に頼んで、その子にも分かるような働きかけをしていました。

和田裕枝先生は生徒のどんな言葉も拾って、大きくうなずいたり、時には笑いに変えたり、言葉の返し方がすごいと思いました。

セミナーを終えて、「見方・考え方」という言葉について学ぶことができました。社会では発問に対して、様々な立場から考えること、算数では答えを求めるだけでなく、そこから共通点や相違点を見つけ、考えを深めていくことを学びました。

教育実習を控える今、有名な先生方の授業を受けさせていただき、吸収することが本当にたくさんありました。(松田)

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たくさんのことを学ばせていただきました。
ありがとうございました。
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6月24日授業深掘りセミナーに参加して(佐久間、岡田)

 6月24日に授業深掘りセミナーに参加させていただきました。この記事は2期生佐久間と3期生岡田の学びです。

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 今回、初めて深堀りセミナーに参加させていただきました。どのように進んでいくのか、どのように振る舞うのが良いのか分からず臨みましたが、終わった頃には多くのことを学ばせていただくことができました。

 前半は佐藤正寿先生による社会の授業、後半は和田裕枝先生による算数の授業でした。どちらの先生の授業も、私たちがやらなくてはならないことや目指さなくてはならないことが盛りだくさんな内容でした。

 その中で私は、ハッとさせられたことについて書きたいと思います。それは、私たちは見方・考え方を考える教育を受けて来なかったのだということです。

 佐藤先生の授業で資料を提示された時、そして和田先生の授業で3つの求め方を提示された時、どちらも気付いたことを問われました。その時の私たちの反応はあまり活発ではなく、「相違点はどこだろう?」と言われて比較するようになりました。

 先生方の担当する子どもたちは、「何か気付いたことある?」と聞かれるだけで自ら相違点を挙げていくそうです。ただ気付くだけではなく、学習の上での気付きというのは、そのような違いを見る目が何よりも大切なのだと感じました。

 子どもたちにそのような目を身に付けてほしい、と思う前に、まず自分が身に付いていないといけないと思います。これから意識的にいろいろな物事を比較して見る目、本質を見極められる目を養っていきます。(岡田)

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 今回は、佐藤正寿先生の社会の授業と和田裕枝先生の算数の授業を児童役として参加しました。2つの授業から共通して学ぶことがありました。

 それは、答えを発言することよりも「なぜそう考えたか?」という見方・考え方を子どもたちに考えさせる、発言させることを大事にさせることです。

 佐藤先生の授業では「なぜ〜になるのか?」や「この後どうなるのか?」という発問がいくつかありました。また、和田先生の授業では「共通しているところと違っているところはなんですか?」という発問がありました。どちらの授業も発問に対する答えを言うと、どうしてそう思ったのかを私や他の児童役の人にすぐに聞き返してくることが多々あったのが印象的でした。いざ「説明して?」と言われると、なかなか素早く対応できないもので、整理しながら先生に説明していましたが、そこに大きな学びがあると思いました。

 答えを考える、理解することはもちろん大切なことですが、その答えの裏付けをハッキリさせてこそ深い学びになるのではないかと感じました。おそらく私は今まで、答えだけを求めてきた授業を受けてきたので、今回児童役をしていましたが、かなり頭を使って考えていました…。

 各教科に様々な見方・考え方があるのでそれをいかに子どもに気づかせるのか、また、その気づきや思考を言語化する習慣を付けさせることが重要だと学びました。

 私は考えているつもりだけだったのかもしれないと不安になったので、思考言語化できるような人間になれるように今からでも意識していきたいと思います!(佐久間)

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 今回のセミナーでとても良い学びができました、ありがとうございました。
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6月24日授業深堀セミナーに参加して(石川・山下)

 6月24日(土)今年度初めての授業深堀セミナーに参加させて頂きました。この記事は、2期生石川、3期生山下の学びです。

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 私は、1時間目の佐藤先生による社会の授業について書きたいと思います。1時間目は「若手教師向け」模擬授業です。若手以前の私は、児童役として参加しました。

 佐藤先生の授業は、鳥取中部地震の風評被害報道の例からメディアの報道のあり方を考えるというものでした。本気で考えさせられる発問や、資料などに隠された仕組みの数々...。授業技術を1つでも盗もうと思っていた私ですが、すっかり忘れて授業にのめり込んでしまいました。

 授業の中で、「なぜ地震の被害が無い地域でもキャンセルが相次ぐのか」という問いに対して「同じ県だから」という答えが出る場面がありました。佐藤先生はすかさず「詳しく教えて?」と追質問をしました。

 この場面について深堀の時間に佐藤先生は、「子どもに何を広めたいのか?」と話されました。「答え」なのか「過程や考え」なのか...。もちろん「過程や考え」を広めたいのですが、その難しさは実習で経験をしました。自分の描いたシナリオから外れるのを恐れてつい「答え」を求めてしまいます。深い授業にするための勇気の要る一言。教員になる上で身につけたい授業技術の1つです。

 深堀の時間では他にも、教材研究の意義や、単元を他人事にしないポイントなど、とても濃い時間となりました。(このことについては下の記事で山下さんが書いているので割愛します。)

 最後に、今回児童として授業を受けたのですが、佐藤先生が昨年度2月末に行われた「愛される学校づくりフォーラム」で児童役をした頃の私と比較をして「今日は元気がないね」と声をかけて下さりました。思いもよらぬ嬉しい一言でした。些細な変化に気付くことが出来るそんな教師に私もなりたいと強く思いました。

 この喜びを噛み締めながら次の模擬授業では、元気に取り組んだのは言うまでもありません(笑)。(石川)

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 今回初めて授業深掘りセミナーに参加させていただきました。これまでの教師力アップセミナーとは違い生徒役として参加するということで緊張しましたが、ただ聞いているだけでは気づかなかった教師の工夫を実際に体感することができてとてもいい経験になりました。

 しかし、私が今回のセミナーで1番心に残ったことは模擬授業とは別のことでした。何かというと野木森先生のおっしゃられた必然性があるから子どもたちは学ぶということです。こんな例を紹介してくださいました。

 大きな水槽にオスメス一緒にメダカをたくさん入れます。一人一人ペットボトルでマイ水槽を作り、そこに「2匹入れていいよ。赤ちゃんが生まれたら全部あげる。」というと適当に2匹選ぶ子どもはいない。という例です。

 子どもたちは、赤ちゃんを産むにはオスメス1匹ずつじゃないといけないと考え、自主的に教科書でオスメスの見分け方を調べます。教師が教科書に載っている通り「オスは背びれに切り込みがあって尻びれの幅が広いんだよ。」なんて言っても「なんでこんなこと覚えなきゃいけないの?」となり、学習意欲はわきません。かつて私が思っていた違和感はそこにあったのです。こんなこと覚えて何になるんだろうと思いながら勉強していたのでやる気が出なかったのだと今になって気づきました。「あなたたちが聞いてないから分からないんだ」などと言ってきた教師もいましたが分からなくても授業を聞きたいと思ってもらえるようなわくわくする教材研究ができるようになりたいと思いました。(山下)

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 長い記事を最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
今回の授業深堀セミナーでは、まだ書き足りないくらい多く学ぶことができました。次回も是非参加したいと思います。

ありがとうございました。
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6月24日授業深堀セミナーに参加して(嶋藤・寺坂)

 6月24日の、授業深堀セミナーに参加して得た学びを2期生寺坂と、3期生嶋藤でまとめます。

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 今回、はじめて深掘りセミナーに参加して、佐藤正寿先生の社会の授業と和田裕枝先生の算数の授業の生徒役を務めさせていただきました。

 私が今回のセミナーで一番学んだことは、学びの深まりには各教科の特質に応じた「見方・考え方」がいかに重要かということです。

 佐藤正寿先生の社会の授業では、鳥取中部地震について「かわいそう」などの他人事でしか考えてなかった私たちが、観光客だったら行くかどうか?という問いや旅館のキャンセルが相次いだという報道をすることでさらにキャンセルが増えるのになぜ報道をするのか?という問い、どのような報道なら「風評被害」を防げるか?という問いによって、観光客や被害者になりきる、つまり自分事で考えられるように自然となっていたのがとても驚きました。このように他人事で話を進めていては、社会は暗記教科で終わってしまうので、自分事で考えさせることが大切だと学びました。そこで「風評被害」をとりあげてくるところが素晴らしいなと思いました。

 和田裕枝先生の算数の授業では、L字型の面積を求める問題で、3通りの出し方があるということを学ばせるだけではなく、その3通りの中の共通点と相違点を考えさせることによって、考え方を身につけさせていて、なるほどなと思いました。また、数字を入れず、図だけ表示することで、数字ではなく言葉で説明ができる子どもに育てようとしているところがとても素晴らしいなと感じました。生徒役として授業を受けている時は、数字がないので説明できないと思っていましたが、なくても説明できるようになることが大切だと学びました。

 他にも、各教科での「見方・考え方」のお話を聞き、とても勉強になりました。小学校のうちにしっかりと各教科の「見方・考え方」ができるようになれば、中学校ではとても楽になると思うので、私が教師になったら小学校のうちにしっかりと子ども達に身につけさせたいと思いました。(嶋藤)

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 嶋藤さんが、セミナーの流れに沿って丁寧にまとめてくれたので、何を書こうかとても迷いましたが、私は思ったことを書きます。今日の一番のテーマは「見方・考え方」であったと思います。

 「見方・考え方」は、各教科等の学習の中で活用されるだけはでなく、大人になって生活していくにあたっても重要な働きをするものである。

 私は、学校の教育は教科の知識を与えることが一番の目的ではなく、学び方を学ぶことが一番の目的だと思っています。指導要領で、学力の最低規準が示されていますが、学び方を教えるということは、学校の大きな使命だと思います。将来自分の学びたいことがでてきても、学び方がわからないとそれを深めることができません。そして、その興味・関心という面で私は、見方・考え方が生きてくると思います。そのものの本質を見抜いて初めて知的好奇心が生まれると思うからです。そんな授業ができる教師になります。(寺坂)

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 この写真、2期生にめちゃめちゃ笑われました。「若い子と写真を撮ってデレデレするおじさんみたい」だそうです。
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6月24日授業深堀セミナーに参加して…(丹羽・吉田)

 6月24日に行われた授業深堀セミナーに参加させていただきました。この記事では三期生丹羽と二期生吉田の学びを記事にしたいと思います。

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回初めて授業深掘りセミナーに参加しました。佐藤先生、和田先生の授業を受けて学んだことを書かせていただきます。

 まず、佐藤先生の社会の授業では、都道府県当てクイズから始まり、地震を受けた県の風評被害について考えました。初めは「かわいそう」などの同情的な意見ばかりでしたが、佐藤先生のゆさぶり発問を受けて実際に被害があった県の人たちの立場になって考えるだけでなく、自分が情報の受取り手であることを理解し、適切な情報を見抜くことの大切さを学びました。佐藤先生の切り返しのすごさや、教材研究の力の入れ具合がすごく伝わってくる授業になっており、授業を作ることの大変さがよくわかりました。

 次に和田先生の算数の授業ではL字型の面積の求め方から色々な方法で面積が求められるということを学びました。和田先生の授業を受けてみて、先生は答えが正しいときに褒めるよりも、考え方や、過程をすごく大切にしている先生だと感じました。あえて、数字を出さずに考えさせることで計算が苦手な子どもでも意見が出せるような工夫をされているな、ととても勉強になりました。

 色々な発想を1つ1つ子どもたちの言葉で受け止めていらっしゃったので授業を受けている側もきちんと見てくれているんだ、という自信につながりました。

 これからの授業では教科の見方・考え方をはっきりさせて、何をどう教えてできるようになるかを教師がきちんと持つことが求められると感じたので、指導案を書く際も意識していきたいと思います。佐藤先生と和田先生の授業を受けることができてとても勉強になりました。本当にありがとうございました。(丹羽)

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 今回、私が学んだことは大きく2つのことです。

 1つ目は「なにを身に付けさせるのか」ということです。教材を用いて指導をする中で、教科書に載っている内容だけを教えることが本当に授業なのかということを考えさせられました。授業の中で「こんな見方ができる」「こんなことに気付かせる」といった子供の姿を先生は明確に抱いていなければならず、それに基づいて学習活動を組織していくことが授業を深める上で重要なことです。例えば「曖昧な表現をつつくことで根拠を説明させ、考えさせたい」「共通点・相違点を見つけるという力をつける」「論理的に説明するために図形に数値を入れない」などたくさんの工夫が和田先生・佐藤先生の授業に詰まっていました。先生の緻密な考え・行動が子供の力を伸ばすことにつながり、行動の根底には、明確な理由が常にある、授業の中に無駄がないのだと痛感しました。

 2つ目は「繰り返していくことで教科における見方・考え方などを育てる」ということです。意図的に見方を仕組むこと、よい見方・考え方を価値づけしていくこと、そして培うための安心した環境づくりことなどが挙げられます。この繰り返しが子供にとって「こう考えよう」という考えの道筋になっていき、発展的な思考につなげていくことができるのだと気付きました。また、教科ごとの特質に基づいて「○○として」の見方を意識して取り入れていくことで子供の教科理解・教科への意欲につながると言えます。そのためにも教師として広く、多角的な見方を誰よりも持つこと、教師が主体的・対話的・深い学びを率先して取り組むからこそ子供がより育つ授業が成り立つのだと感じました。(吉田)

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今回のセミナーでも多くのことが学べました。ありがとうございました。

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