【20170326口演】第11回復活寄席

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 今日は28年ぶりの「第11回復活寄席」。早朝に起きて「親の顔」を2回繰る。おもろい父親像を強化しようと思い、くすぐり入れる。まくらは出たとこ勝負で、家を出る。

 10時前に会場の愛知産業大学工業高校橘座に到着。先輩、後輩、「落語の花道」からの応援、12時30分からは我がゼミ生も加わってもらい準備を進める。

 13時開場。お客様が続々とご来場。何人来ていただけるだろうかと心配していただけに、我々からしたらこんなに来ていただいてありがたい。ロビーは再会を楽しむ風景。これだけでも復活寄席を復活させた意味がある。13時30分から開演。

 「口上」
 光家鶴太(らくごのおじさん) 「動物愛護団体推奨 犬の目」
 三代目 愛狂亭駄楽  「道具屋」
 ふくら&三楽    「ある師弟の会話」
 愛狂亭ふくら    「平林」
 愛狂亭三楽     「親の顔」
 光家細鶴      「千両みかん」

 楽屋モニターで舞台を見ながら、「あの頃と変わっていないね」「あのくどさもそのまま」「やっぱり古典を壊しているけど、自由自在」「さすが聴かせるね」など、楽屋寸評を楽しむ。

 さて、中入り後の最初、僕とふくらの会話は、ますます打ち合わせなしで進行できるようになった。「引退する」と宣言しているふくら。どこまで本心か(笑)。

 ふくら「平林」は良いお客様に乗せてもらって、とても良い出来。高座を降りてきたふくらを褒める。そして「本当にやめるの?」と訊くと「わからない」という返答(笑)。あれだけ受けたのだからね。

 僕の「親の顔」はくすぐりこそ志の輔落語だけど、今日はますますオリジナル性は高い。心配しつつ高座にかけたけど、やはり良いお客様。よく笑っていただいた。28年ぶりに「三楽さ〜ん」とかけ声もかけてもらって、懐かしさいっぱい。

 片付けは工業高校の皆さんが大人数で手伝っていただき、感謝するばかり。

 出演者らで打ち上げ会。「昔話に華が咲く」とはまさにこの宴会。いただいた感想をじっくり読みながら反省(笑)。僕は駄楽さんに「28年経ってお客さんの息をつかんでうまくやりとりができている落語」と評していただきこんな嬉しいことはない。先日、小樽で野口芳宏先生に授業を褒めていただいたと同じほど嬉しい。それにしても重責どころではない大変な立場である駄楽さんのあのころと全く変わらぬ、おもしろ落語家に徹する芸に脱帽。

 復活寄席を復活させる話が始まってから今までを振り返ると、鶴太さんの精力的な動き、そして鶴太さんご家族の多大なご協力があってこそ、今日が迎えられたことは間違いない。僕は、先輩が元気に動かれていることが嬉しくて仕方がない。「明日からやることがない」と言っておられたが、鶴太さんのことだから、絶対に何かを考えて、復活寄席のために始められるに違いない。確信あり。

 来年度の出演順は宴会中に決まり、僕はトリをとることに。細鶴さんのようなかっちりした芸はできるわけがない。プロでも難しくて高座にかけない「千両みかん」をあのようにやれるなんて精進のなせる技。僕なりにやるしかないのだけど、まずは演目を決めることから。僕もプロの落語家さんの教えをいただこうかしら。

 来ていただいた斎藤さんがFBに「人生を謳歌している先輩方の、素敵な年齢の重ね方に憧れます」とコメントを書いていただいた。私たちの楽しみのために始めた復活寄席につきあっていただいた皆さまがあってこそ、人生が楽しめるというもの。ご迷惑をかけていると自覚している我々にとって、この言葉は実に有り難い。もっと謳歌してよろしいでしょうかと訊きたくなる(笑)。

(三楽の仕事日記より)
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7月3日第12回3期生ゼミ記録(早川)

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こんにちは!
普段思っていることを記事にすることに最近ハマっている3期生の早川です。

今回も第9回のゼミの際同様に、自分の発表の直前に玉置先生から話し方に関して意識すべきことが、メールで送られてきました。また、レベルアップを求められている・・・と正直思いながらもなんとかしなければならないと思い、発表に挑みました。

今回紹介した本は「知的好奇心」(稲垣佳世子・波多野誼余夫 著)です。1973年出版ということで、44年も前に書かれた本なのですが、内容は今日注目されている事柄が多く書かれていました。未来の教育で必要なことを見越していたのか、教育という分野で常に意識されるべきことが書かれているのかどちらかは、最後まで読みましたがわかりませんでした。

しかし、いかにヒトが日頃から好奇心を元に行動しているかが理解できました。これを逆に考えれば、何か物事を教える対象の好奇心を上手に起こさせることができれば、教える対象側から知識等を求めにきてくれるということになります。あくまで理論上の話なので、そんな簡単にはいかないとは思いますが、これを知っているのと知らないのでは大きく違ってくるなと感じました。

また、本の中には「安楽は楽ならず」とありました。これは、外部からの感覚を完全に遮断した状態で過ごすだけで日給20ドルというアルバイトを募集したものの、長く続いた者でも1週間が限界で、大抵の人は2,3日が限界であったという実験結果より立証されたものです。すなわち、普段「面倒くさいな」「だるいから◯◯したくないな」と口にはするものの、実際何もしない状況に置かれてみると、人は耐えられないものであるということです。いってみれば「情報は好奇心の栄養」というわけです。何かしら情報がなければ、本来誰しもが持っているはずの好奇心が死んでしまうのです。

このことを学んでから、普段自分が何気なくYahoo!のトップページのニュースを眺めている理由がわかった気がしました。特に興味がなくても何かしらの情報を求めているものということが実感できました。

この本を発表するにあたって、読み通すことさえ自分にとっては難しくてたまりませんでしたが、発表後に玉置先生からお褒めの言葉をいただくことが出来てとても嬉しかったです。決して怒られないことが良いことだとは思いませんが、やはり褒められると嬉しいです(笑)

最後の発表は第15回の締めくくりの回となります。最後まで気を抜かず、発表に力を注いでいきたいと思います!そして、迫り来るテストやレポートなどの課題を倒していけるよう頑張ります。(早川)

※写真は、お土産をいただいた来客の方への感謝の写真です。

7月3日第12回3期生ゼミ記録(松田)

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こんにちは。3期生の松田です。

私が今回発表した本は、中室牧子さんが書いた『「学力」の経済学』という本です。この本は、教育経済学者である中室さんがデータにより教育を分析しています。どのような教育が成功する子どもを育てるのかということを誰かの成功体験や主観に基づく逸話でなく、科学的根拠に基づいて述べられた本です。

発表では2つのことについて紹介をしました。

1つ目は「因果関係を明らかにする」ということです。文部科学省が全国学力・学力調査の結果を用いて、子どもの学力と家庭環境にどのような関係がみられるかを分析しました。その分析は「親の年収や学歴が低くても学力が高い児童の特徴は、家庭で読書をしている」というものです。そしてこの分析に対しメディアは「学力が高い子どもの特徴は読書をしている」と報道しました。本にはこの報道が正しいのかどうかという問いがありました。結論は誤っており、その理由は因果関係が明らかにされていないこととされていました。経済学では2つのできごとの関係を示すときには因果関係を明らかにすることが必要であるとされ、この報道には因果関係がないので誤った情報であるということになります。

2つのできごとを説明するときに用いられるのは因果関係と相関関係です。そもそも因果関係とは「Aという原因によってBという結果が生じた」という原因と結果のことであり、相関関係とは「AとBが同時に起こっている」という事実でのことです。このメディアの報道で表すと、因果関係は「読書をしているからから子どもの学力が高い」と表され、相関関係は「学力の高い子どもが読書をしている」と表されます。ここでの問題は「学力の高い子が読書をしている」ということを「読書をすれば頭がよくなる」とはき違えるところにあります。このはき違いによって親が子どもに本を買い与えたり本を読むように指導したりしても無駄になる可能性があります。よって因果関係を明らかかにすることが重要であるということです。

2つ目は子どもに勉強をさせるために「子どもをご褒美で釣ってはいけないのか」についてです。

私自身、ご褒美のためにテスト勉強をしていたので、ご褒美で釣ることは良いと思いました。科学的に基づいた結論としてもご褒美で釣ることは良いとありました。人間には、遠い将来のことであれば冷静に判断できるが、目先の近い将来のことはすぐに得られる満足を大切にするという性質があります。この性質を簡単に説明すると「将来のことを思えば今勉強をしておかなければならないことは分かっているが、目先の遊びや楽しいことを優先してしまう」ということです。この性質を利用して「今勉強をすること」の利益や満足を高めるためにすぐに得られるご褒美を設定することは良いということです。

しかし、勉強をしてほしいという度ごとにご褒美で釣ることはどうなのかという意見が出ました。発表中に答えを伝えることができなかったので、ここで説明します。この本にはどのくらいの頻度でご褒美を与えるのか、近い将来というのはどのくらいのことを指すのかということについての記述はなかったので、ご褒美で釣ることについて私の考えを述べます。私自身、中学まではご褒美のために勉強をしていたところがあります。でもご褒美のためにいつ何をどう勉強するのかは自分で考えてやっていました。先に述べた「今勉強することの利益や満足を高めるため」という部分を私の経験に当てはめると、利益や満足はテストで良い点が取れることとそれによってご褒美がもらえることになります。その利益や満足を得るために、今しなければならない勉強を先送りせずに取り組もうとする子どもの意識を高めるためのご褒美という考えを持てば、ご褒美で釣ることに意味を感じることができるのではないかと考えました。


本の内容をただ伝えるのではなく、聞き手のことを意識し内容をかみ砕いて発表をすることがいかに難しいことかということを毎回痛感しています。今回の発表では内容をかみ砕く前に、内容の理解が乏しかったと感じています。次回はこの本の後半部分の内容を発表するので、今回の発表で学んだこと、感じたことを意識して取り組みたいと思います。(松田)

7月3日第12回3期生ゼミ記録(菱川)

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こんにちは。最近ちょっといい事あった菱川です!毎日ハッピー!(笑)

さて 今回も宮本博樹さんの『算数学び合いスタートブック』と言う本から学び得たことをここに綴っていきたいと思います。

・ペア学習・グループ学習について
ペア学習から育つ力は大きく3つだと書かれていました。
1.子供の表現力や思考力
→確実と言っていいほど高まるらしいです。
2.能動的な学びの姿勢
→教師による教え込み授業では教室に響くのは教師の声だけであるが、『ぺア学習、グループ学習』がしっかり機能していると教師だけでなく子供たちの自分自身の声が教室内に響きます。
3.子供たちの聞く姿勢
→これは話し合いの視点が明確で目的がはっきりしていることが重要である。

・ペア学習・グループ学習において配慮すべき所
→友達の考えや意見を尊重しなければならないという意識を持たせること。
確かにこれができていないと話し合いなんてもってのほかであり先生の話もしっかり聞けないなと感じました。
この意識を持たせることはペア学習、グループ学習において一番大事なことだなと思いました。

・話し合いでは『物』が『モノ』をいう
→言葉の空中戦にならないためには具体物を用いるといいらしいです。
言葉だけのやり取りでは子供は全てを理解することができないからです。それに同年代であっても一人一人の発達段階は違うからでもあります。
そんな問題を救ってくれるのが具体物です。
具体物を用いればわかりづらい説明も子どもも触ったり実際に使ったりしてわかりやすくなるからです。

教員生活という多忙な毎日の中で授業の準備を整えるには、既存の教材や備品の有効活動が大切だなと感じました。

最後に子どもの考えのつなぎ方について。
→取り上げた考えをつないでいくためにはまずその考えを正確に受診すること。つまり聞き取ることが重要であります。聞く力のことですね。
と言っても聞く力をさぁ子どもにつけさせようと思っても簡単にはつきません。なのでクラスでは必ずと言っていいほどお手本になる聞き方をしている子どもがいます。その子どもを褒めていくことによって他の子供たちも真似をするようになりますね。そしてまた褒めていきます。ほめ言葉のシャワーですね。笑

今回この本を読ませていただき算数授業においての学びがかなりありました。
算数において何を意識して授業をすればいいのかたくさん知ることができました。ぜひ実習で実践してみたいと思います。(菱川)

【20170314参加】第4回教育情報セキュリティ対策推進チーム会議

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 17時から文部科学省で「第4回教育情報セキュリティ対策推進チーム」会議。

 19時過ぎまで。事務局提案は学校現場のことをよく踏まえた提案。

 提案にほぼ異論なし。むしろ学校の姿勢が大切と発言。

 ※三楽の仕事日記から

【20170227授業&講演】小樽市授業力向上特別セミナー

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 2月27日、8時30分から野口先生、大西さん、神戸先生と相談。9時30分ホテル発。望洋台小学校へ向かう。本日は小樽市教育委員会主催の「授業力向上特別セミナー」。

 市内でも高台にあることもあって、学校に近づくとさらなる積雪。高い雪の壁!

 10時45分から野口芳宏先生の授業。授業テーマは「作文力をつける授業」。揺るがない野口流鍛える国語授業。褒められた子どもの嬉しい表情にこちらも嬉しくなる。

 終了後、すぐに野口先生講演。授業とは何かを明確にした後、授業をもとに作文力をつけるための具体的講話。最後はいつもの「何か文句あります?」(笑)。

 望洋台中学校へ移動。昼食をいただき授業開始時刻まで学校情報を得たり、落語論議をしたり。名人の落語話で思わず熱くなる。気持ちが高ぶったところで授業会場へ。

 5分ほど生徒とやりとりして数学授業開始。授業テーマは「数学的な見方や考え方を育てる授業」。とても素直な生徒で、楽しくかつ深い授業となった(と思う)。

 すぐに1時間30分のパネルディスカッション。テーマは「教師として知っておきたい授業技術」。大西さん司会で、上質の授業&技術論。野口先生も僕も言いたい放題(笑)。神戸先生は小牧での授業をもとに授業深掘り。

 最後に野口先生がわざわざ時間をとっていただいて、皆さんに話していただいた。生涯忘れられない野口先生からのコメント。

「玉置さんの子ども相手の授業を初めて見たが、実に見事な授業でした。100点満点の授業」と最初に言われ、その理由を話していただけた。こんな感激したことはない。

 30歳頃に野口芳宏先生を知り、それから著書で学び、セミナーで学び、フォーラムやセミナーに登壇していただき学んできた30年。今回,道徳と数学授業を見ていただける機会ができたことだけでも嬉しいことなのに、大いなるお褒めの言葉をいただけた。大感激!!!

 新千歳空港へ向かう列車の中では、野口先生と昨日の道徳授業について論議。これからのこともいくつか相談しているうちに終点。空港で皆さんとお別れ。

 野口先生のお褒めの言葉を思い出しながらのラーメン。格別おいしい。19時55分中部国際空港へ。22時17分に名鉄で犬山、そして地元駅へ。23時45分頃帰宅。充実の3日間、忘れられない3日間が終わった。 

※ 三楽の仕事日記より

面接練習(江口)

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 本日、教師力アップセミナーでお世話になっている百々先生主催の面接練習にレクリエーション研究会の6人で参加させていただきました。正規採用の2.3年目の先生方や講師の方と約2時間教育について考えることができました。

 討論を2回行いました。いつもは、学生とばかり行っているため今までと変わった視点で学ぶことが出来ました。先生方は、やはり経験があるため実際の指導の仕方などを交えながらお話していて、説得力がとてもありました。また、百々先生は、討論の中にも場面指導を入れるなど様々な角度からお話をされていました。そのため、グループ全体の雰囲気がよくなり、楽しく討論をすることができました。

 授業の様子もビデオで見させていただきました。子どもたちが、本当に楽しそうに授業を受けていました。挨拶の大切さを学ぶ授業でしたが、主体的に学ぶ姿を見ました。また、印象的に残ったことは、拍手です。拍手をすることで、褒められている、認めてもらっているという安心感につながっていると感じました。

 残り二週間ほどで本番ですが、今日学んだことを2次試験の討論に活かせるよう頑張ります。百々先生をはじめ、指導して頂いた先生方、ありがとうございました。 (江口)

【20170226公演】教育と笑いの会 in 小樽

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 10時30分から「出張!授業深掘りセミナ−」。僕が授業提案者。「手品師」を話材に野口芳宏先生が主張される道徳授業を加味しての「取り得る行動の検討」による道徳授業。これなら良い深掘りができると思える授業ができた。もちろん急遽決まった生徒役の皆さんのおかげ。

 深掘り開始。僕はできる限り明確な論議となるように野口先生に突っかかる。「野口先生、授業をしっかり見ておられませんよ」など過激に発言。野口先生が怯むわけはない(笑)。この論議なら誰に聞いていただいても満足いただけると思えた35分間。授業者として満足。

 後藤フェローの安定した「知っ得コーナー」を終えてセミナー無事終了。参加の皆さんと会食をしながら歓談。

 13時に「教育と笑いの会」開演。会長として挨拶。野口先生に登壇してもらいやりとり。笑いがしっかりとれた。野口先生の「教育漫談」。新ネタで大いに笑わせる野口先生。感服。

 北海道のエネルギッシュなメンバーで構成された「今いくよくるよ&マーシー」の漫才。初舞台で緊張度が伝わってきて、それで笑いが生まれていて、うらやましい。

 僕が池田先生とのつなぎをして、池田修先生のお笑いワークショップ「切り返し講座」。安定した笑い。

 中入り後、僕による「落語の楽しみ方」。冒頭の一言「笑えるじゃないですか」で勝負。手応えあり。良い雰囲気の会場。月の家熊八さんの「真田小僧」。高木さんの教育ネタ放送局。つまりピン芸。自称「教育と笑いの会専属芸人」の桂雀太さんは「替わり目」。いやあ、ますますの磨かれた芸で会場すべてをつかみ取り。袖で聞かせていただく素晴らしい芸。

 再びの中入り後、僕が進行役のシンポジウム。「教育における笑いの効用」といったざっくりしたテーマで進行。真剣に考えていただく時間、大いに笑っていただく時間などメリハリがついたシンポジウム。

 名誉会長と感謝の挨拶。大きなイベントが皆様のおかげで無事終了。ああ、嬉しい。それにしても疲れました。

 ※三楽の仕事日記より

6月26日第11回3期生ゼミ記録(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。今回は嶋藤さんの発表について書きます。嶋藤さんは山田洋一先生の「発問・説明・指示を超える対話術」という本について紹介してくれました。

 発言をすることが苦手な子どもに対しての教師の言葉を5つ紹介してくれました。嶋藤さんは「皆さんが教師であったらどう対応しますか」という問いかけを聞いている私たちにし、考える時間を取って発表を進めていました。

 発表が途切れ途切れになってしまう子どもに対しては「合いの手を入れながら聞く」ことが大切だそうです。発表が途切れてしまった際に、教師は「ここまで確認しよう、こういうことなんだね」と一度声を挟み、今のところ合っていると思わせることが必要だそうです。教師がその子どもの発言しようと思った気持ちを大事に、発言を拾うことで子どもは自信を持つことができると思いました。

 指名した子どもが意見を言えないときは「わからなさに共感する」ことが大切であるそうです。教師は「どこが分からないの?」と聞いてしまいがちでそう尋ねれば尋ねるほど子どもは困惑してしまいます。これを聞いたときに教えてあげようと思うと、私も「どこが分からない?何が分からない?」と聞いてしまうなと思いました。分からない子のどこが分からないのか分からないという気持ちを共感してあげて、分からない子を受容する雰囲気を作ることが必要であると分かりました。また、分からないことを子どものせいにするのではなく、「先生の説明が悪かったね」「先生の質問の仕方が悪かったね」と説明をしたり質問をする教師側に問題があるのだと認識することも大切であることが分かりました。教師の都合で子どもたちを不安にさせたり困ったりさせることはおかしなことであると思うので、よく自分を省みることが必要であることを感じました。


 今回のゼミの始めはアイスブレーキングではなく、それぞれが考えてきた自己紹介から始めました。教育実習初日の自己紹介という設定でそれぞれ考えました。短くかつインパクトのある自己紹介というのは難しいと考えてみて思いました。また、早く子どもたちと関係を持つには自己紹介も無駄にできないということを感じました。今回は高学年に向けた自己紹介という設定だったので、配当学年が決まったら、その学年に合った自己紹介を考えて実習に臨みたいです。(松田)

6月26日第11回3期生ゼミ記録(菱川)

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 こんにちは!こんなにガタイが大きいのにもかかわらず歌はバラードばかり聴いている菱川です(笑)。

 今回の林さんは佐藤正寿さんの『スペシャリスト直伝!社会授業成功の極意』という本についての発表でありました。

 1分間の流れが分かる板書にするためにという所から5つのポイントが良いなと思いました。

1.黒板に書きすぎない
2.基本的なレイアウトを決める
 →子どもの板書がまとまる
3.「すべての意見を板書にするわけでない」とあらかじめ子どもたちに理解してもらう
 →子どもたちの発言を一気に書きたいときは黒板を解放する。
・解放した時に題意についての予想を書かせたりする。
4.板書のうち何を写すか、色チョークは何色で写すか決めておく
 →色チョークがキーワードになり子どもたちに一番ノートに書いてほしいことを書いてもらうことができて、子どもも「ここが重要なんだ!」と意識する
5.中心資料は黒板の真ん中上部に貼る
 →集中力がup!するらしいです。

 僕は板書をする時自分である程度決めておいてもうまくいかないことばかりです。
この5つのポイントは他の教科でも言えることだなと感じました。しっかり理解して実践していき、このポイントを自分の力にしたいなと思いました。

 それに今回はゼミの初めに各自、実習の時にどんな自己紹介をしようかと言うことを考えて来てみんなの前で実践しました。今回は自分なりには、うまくできたと思いますがニックネームを使った自己紹介をしてしまいました。なのでニックネームをつかわずに菱川先生とみんなが呼んでくれるような自己紹介を次は考えていきたいなと思います。(菱川)

我らが二期生メンバー紹介特別編<酒井先生>(岩田)

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 こんにちは。いよいよ7月ですね。じめじめした気候はまだもう少し続きそうですが、梅雨が明ければ、夏がやってきます!わたしは昔から、夏が大好きです。海や川、山もいいですね、花火にお祭り、夜の散歩も気持ちいいです。もちろん今年は、頑張る夏なので少々控えめに夏を満喫しようと思います。笑 

 5月から行かせていただいている学習チューターですが、今日で前期を終えました。子どもたちも次第に声をかけてくれるようになり、最近は夏休み何をするかという話題で話が盛り上がることが多いです。目をきらきらさせて話をする子どもたちを見ていると、それだけでこちらも嬉しくなってきます。

 さて、今日は番外編として、そのようはステキな経験をする機会を与えてくださった方のご紹介をさせていただきたいと思います。


 今日は、2期生岩田から酒井直樹先生のご紹介をさせていただきます。酒井先生といいますと、ゼミ生なら誰でも一度は必ずお世話になっていると思います。3期生のみなさんはまだお話ししたことが少ないかもしれませんが、教師力アップセミナーを中心にこれからもお世話になることと思います。1期生の先輩方はもちろんだと思いますが、2期生も、酒井先生からは、玉置先生と並んで様々なことをご指導いただきました。



 さて、話は昨年の12月25日。クリスマスの日です。2期生は何をしていたでしょう?覚えていますかね、そうです、24、25日とゼミ合宿(クリスマス合宿)でした。初めは「クリスマスか、、」と思っていた2期生ですが、結果的に楽しいクリスマスをみんなで過ごすことができました。笑 世間がクリスマスカラーに染まるなか、酒井先生にはわざわざわたしたちが合宿をしている小牧まで、来てくださり面接のご指導をしていただきました。面接初心者で右も左もわからない状態の2期生に的確なアドバイスと、教採に向けての心構えをいただきました。不安で仕方がなかったわたしたちですが、今では先生の準備してくださったノートを中心に面接練習に取り組んでいます。考えて見れば、教え子でもないわたしたちに時間を割いてくださっていると思うと、感謝しかありません。


 また、私事ですが、酒井先生から学習チューターのお話をお聞きし、現在小学校でお世話になっております。実習ぶりの学校現場で子どもたちと関わることのできる経験を通して、常に現場の視点を養うことが出来る非常に大切な機会です。その際も、毎週「あの記事読んだよ。」や「みんな元気でやっているか?」など、ゼミ生のことを気にかけた言葉をかけていただいています。その度にまた、記事をたくさん書こう!と思いますし、「酒井先生がこんなことを言ってみえたよ。」とゼミでみんなに話しています。わたしたちの知らないところでも、ちゃんと見ていてくださるというのはとても心強く、励みになっています。

 試験までいよいよ1ヶ月を切りました。毎日不安で、考えてばかりです。今日もお忙しい中、この不安定な心の内を先生に聞いていただきました。本来自分で解決しなくてはならないことなのですが、先生の暖かい人間性についつい甘えてしまっています。ありがとうございます。子どもたちや、保護者の方が先生に会うと自然に笑顔になるというのもよくわかります。自分の人柄で周りに幸せを与えられるってとってもステキだなと思います。教師という職業にますます憧れの気持ちを抱くことができるのも、先生をみているからだと感じます。


 あと2ヶ月もすれば、試験は全て終わってしまっています。今は先生によい報告ができるようにいただいたアドバイスをしっかり生かして残りの日々を過ごしていきたいです。これからも玉置ゼミ生をよろしくお願いいたします。以上2期生岩田より、酒井直樹先生のご紹介でした。(岩田)


※ なんと、子どもたちの間には酒井先生のファンクラブがあるみたいです。笑 わたしも今日初めてお聞きしました。気になる方は先生に聞いてみてください(笑)。

6月26日 第11回 3期生ゼミ記録(早川)

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 こんにちは!
 最近体を動かすことに楽しさを覚えてきております。3期生の早川です。実はこんな僕ですが高校野球をやっていました。雨が降ってもどんなに猛暑でもノックやランニング・筋力トレーニングに追われた日々が懐かしいです。暑いからこそ思いっきり汗をかく。気持ちがいいです。


 さて、今回静谷さんが紹介してくれた本は”人はいかに学ぶか”(稲垣佳世子・波多野誼余夫 著)という、今までの授業技術などを説いた本とはうってかわって、お固いタイトルのこの本。今回も今まで同様、発表を聞き、学んだこと感じたことを書き記していきたいと思います。


 まず内容に入る前に静谷さんの今回の発表自体に関して述べたいと思います。いつも静谷さんの発表を聞いて、内容もよく伝わってくるし、”後でどんな質問をしようかな”、”ホームページの記事には何をピックアップしようかな”などと色々考えるのですが、今回はそれが全くと言っていいほどありませんでした。完全に理解していることでさえも、他人に自分の考えを伝えるのは容易では無いのに、やはりその土台となる自分自身の理解がうまくできていないと、他人への発表もうまくできないのかと見ていて実感しました。

 今回、静谷さんが発表に使用していた本と同じシリーズの別タイトルのものを私自身が次の発表に使うので、静谷さんの失敗を活かして良い発表に少しでも近づけられるようにしたいと思います。


 それでは、内容に関してです。
 ”人はいかに学ぶか”という答えのなかなか出ないような質問に対し、社会的観点・ヒトという種としての観点・文化的な観点の大きく3つに分けてアプローチしていました。

 中でも、”貧困を理由に、商売としてキャンディーを売る子どもは、学校に行けていないにもかかわらず、どうすれば利益を出すことが出来、生き延びていくことができるのかを自ら考え、行動に移す力が備わっていく”というお話でした。このことから学校が全てということではなく、いかに子ども自身に能動的な学びをさせるかということが大事になっていくと言っていました。


 また、玉置先生からも助言をいただきながら、「先生も答えが出せないようなことを、学習者同士で議論させることで、学習者の学びはより深いものになっていく」というまとめで締めくくっていました。

 今聞けば、「主体的・対話的で深い学び」のことを言っているだけでは? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この本は30年近く前にかかれている本だそうで、近い未来にどのような学びが必要となってくるかを見事的中させていたということになります。

 その凄さはさておいて、教育実習で授業をする際も、できるだけ子ども同士で話し合いを深めることができるような授業づくりを少しでも意識しながら出来たら良いなと思いました。(早川)

「人を育てる」(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。私は趣味もなく、通学電車の中でスマホを触ってしまうのをどうしても辞めたくて、最近読書を始めました(笑)

 今回読んだのは有田和正追悼文集である、『人を育てる』という本です。この本を読んで有田先生が子どもとどう向き合っていたのか、どういう教育をしてきたのかが分かったような気がします。なかでも私が印象に残ったことを3点紹介します。

 まず、1つ目は「追究の鬼を育てる」ということです。子どもたちが主体的に納得できるまで調べたり、研究したりするような授業にすることで、子どもたちは嫌々授業を受けるということはなくなります。でも、このような授業をするためには果てしない教材研究をする必要があります。有田先生は30年間で800ほどの教材を開発されたそうです。常にアンテナを張って教材になりそうなテーマを発見することが面白い授業、追求の鬼を育てる授業に繋がるのだと思いました。また、有田先生の授業はユーモアに溢れていて、毎回子どもたちの意表をついた授業をされていたそうです。

 2つ目は「教師を超える子どもを育てる」ということです。私は最初に、こんなことになったら子どもたちから軽蔑されるのではないかと思いました。しかし、本を読み進めていくうちに、超えなくてはならないのではないか、と考えさせられました。どういうことかというと仮に子どもが教師を超える、それは社会の発展につながるとともに、子どもはユニークな教材を出してくれる先生のことを尊敬するのです。もし、軽蔑されたとしても教師はそれに耐えなくてはいけないし、それだけの度量がないと教師は務まらないのです。

 3つ目は私の好きな「おしゃかさまの指」の話です。大村はま先生の「教えるということ」でも紹介されている話で、一流の教師は、子どもに「自分1人の力で育ったのだ」と思わせることのできる教師であり、恩をきせる教師ではないのです。子どもが困っているときに、すぐに力を貸さないで待つことの大切さを学びました。私もこういう教師になりたいと思います。

 最後に玉置先生から3期生宛に「教師は話方が第一」というメールをいただきました。確かに誰かに何か伝えたいときに下を向いたり、姿勢が悪かったりすると聞いている側も聞く気が失せてしまいます。人前に立つときでなく、普段からハキハキ話せる努力をしていきたいです。

 長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。(丹羽)

7月3日2期生ゼミ記録(百瀬)

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7月に入り試験に向け、いよいよだなという雰囲気になってきました。

今日のゼミは、いつも解く教職の問題は3周したため、小論文の練習をしました。お題は玉置先生オリジナルで、大村はまさんが書かれた文章を読み、感じたこととそれをふまえどのような授業を作りたいか、というものでした。

私は一次試験に小論文があるため、今までたくさん練習してきました。初めの頃に比べたら書きたいことを軸として、それについて展開できる流れが構成できるようになったのではないかなと思い、やった分成長するということを実感でき嬉しかったです。

また、書いた後に白井さんと牧野さんとお互いの文章を読み合ってみると、書き方に個性が出ていたり、視点が様々であったり、具体例が私の考えにはなかったものであったりと、読み合う事で学ぶこともありました。

面接では人柄や個性は出るものだと思いますが、小論文でもその人らしさというものが、言葉の選び方や展開の仕方でにじみ出るなと感じました。なので、本番は自分の思った考えを自分らしく書きたいと思います。

私事ですが、今日のゼミが試験前最後のゼミでした。毎週毎週ゼミで高めあえることが嬉しくて、ゼミのメンバーの存在が私のやる気にも励みにもなっていました。
玉置先生やゼミのみんなにたくさんの応援と温かい言葉を貰いました。また、玉置先生経由で1期生の先輩方からも励みとなる応援メッセージを貰いました。ありがとうございます。

みなさんから貰った言葉とゼミでやってきたことを自信に変えて、自分らしくやり切ってきたいと思います。(百瀬)

※松本先生からお菓子をいただき、ゼミ生みんなで美味しく頂きました。ありがとうございました!!

私の気持ち(吉田)

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こんにちは 二期生の吉田です。
最近はめっきり記事をかけておらず、問題集を解きながら書いて学ぶ日々です。
私の記事はどちらかというと人に感謝を伝える内容が多く、「またか」と思うかもしれませんが、書かせてください。

私はこの数ヶ月、本当に充実していました。
アルバイトも遊びも前より手を伸ばせてないのに、やりたいことをやっていないのに、
始めは自分を追い込めていないからこの感情が沸くのだと思っていました。
私自身が苦しんで、耐え抜いていないのだと…

確かにそれもあるのかもしれませんが、違うものも見つけました。
「一人ではないのだ」という感覚だと思います。
私は昔から学級のリーダーとして活躍する中で「人と共に何かを成し遂げることのよさ」を感じてきたつもりでした。しかし、実際はいつも孤独で、走り疲れてました。「みんなで成し遂げてよかった」というよりも「自分の役割が無事に終わってよかった」という感情の方が大きかった気がします。そして、いつも周りから「吉田はいい人」と言われ、見えないプレッシャーを感じ、仲間にも馴染めませんでした。

しかし、今は違うのです。

同じ目標に向かって、歩める仲間がいます。
どんな時も、どこにいても、高め合える・応援してくれる仲間・先輩・後輩がいます。
私のために勉強する場所を提供して下さる、指導してくださる先生がいます。

私は孤独ではない、走り続けたいと心から思うのです。

実は今のゼミのトップページの写真の絵をみんなで書いている時、私は後ろでじっと見ていました。輪の中に入れなかったのではありません。自分がここにいること・こんな仲間ができたことが嬉しくて、ずっと見入ってました。私、2期生のことが大好きなんですよね(笑)

今週からいよいよ熱い夏が到来です。
もう、一人ではありません。
今度こそ「人と共に何かを成し遂げることのよさ」を見つけたいと思います。(吉田)

*応援メッセージをくださった先輩方、ありがとうございます。
*北海道のお菓子、おいしかったです。松本先生、ありがとうございます。

我らが二期生メンバー紹介No.9<石川裕真君>(岩田)

 こんにちは。いよいよ6月も終わり7月を迎えようとしています。気がつけば2017年も半分が過ぎてしまいました。教採に気がとられ、時の早さを今頃実感しています。

 本当は今日の記事を書くにあたって、わたしはあまり乗り気ではありませんでした。そんなに今日紹介する2期生が嫌いなのか。そうではありません(笑)。なぜなら、ふとしたときから始めたこの2期生紹介ですが、いよいよ本日で最後の一人になってしまったからです。はじめのころはその人の良さを自分がちゃんと伝えられるのかとても不安でしたが、途中から記事にするのが楽しみになり、最後の方は自分の自己満足のように楽しく書かせていただきました。

 ここまで2期生紹介を読んでくださった方、またモデルとなっていただきました2期生の皆さんありがとうございました。話の流れ的に紹介が終わってしまった感じですが、最後の一人いきたいと思います。最後はやっぱりこの人ですね。



 今日の2期生は、我らがゼミ長教育学部数学専修・石川裕真君です。1期生松井大先輩に続く期待のゼミ長です。なぜ、石川君がゼミ長になったのか。思い出そうと少し考えて見ましたが、出てこなかったのでやめます(笑)。おそらく彼の人間性そのものが「ゼミ長」というリーダーシップを持って先頭でみんなを引っ張っていくことに適したものだったからと考えます。

 リーダーという役職はとても難しいものです。周りの意見を尊重しつつも、的確な自分の意見を持っていなくてはならない。みんなよりも2,3歩先回りして先のことを見通す能力が必要です。しかし、自分だけ先を見すぎてしまっても誰もついてはきません。特に個性的な2期生です。ますます難しい。


 では石川君はどのように今のまとまりのある2期生にしたのでしょうか。もちろん玉置先生のおかげである部分もあります。しかし、わたしは石川君のみんなへの接し方も大きな要因であると考えます。彼はゼミに入った時から何も変わっていません。ここだけ聞くと、それって良いことなのか。と思われる方もいらっしゃると思いますが、良いことです。いい意味で変わっていないのです。人と仲良くなるとよく話すようになる、冗談を言えるようになる、良く笑うようになる、深い話ができるようになる、人によってこの基準は様々で、個人差があるものであると思います。もちろんそれもいいことです。

 しかし、仲良くなるまではどうでしょう。今挙げたことできますか?

 彼はちゃんとやってくれていました。初めの頃なかなか会話がない2期生のみんなの話をつなぎ、他愛もない会話で盛り上げようとしてくれました。もちろん人間関係ができるまえなので、正直驚く部分がなかったとは言えませんが、今となってはみんなのことを気にかけていてくれていたからこその行動であったのかと納得しました。そして大切なのが、変わっていないことです。今も昔も変わっていないことで、話をしているととても落ち着くのです。学校で会ったときも、「ゼミ長〜〜!」と声をかけたくなる安心感があります。


 どんなときでも自分たち2期生のことを考えてくれているゼミ長はわたしたちの誇りです。しかし、以前、その優しさに甘えて、仕事を任せっきりにしてしまいました。

 そしてその時初めて、今までいかに自分たちの知らないところで、ゼミ長が動いてくれていたのかということに気がつきました。わたしたちの前ではそんな素振りを見せないところも彼らしいといえます。今は、彼の働きにしっかりと応えていくことこそがリーダーを支える一番の方法なのかなと感じています。弱さをみせないところが石川君らしいですが、その弱さに気がつけるくらいに、わたしたちは成長していきたいと思います。

 面と向かってはいいませんが、2期生は石川ゼミ長のことをとても頼りにしています。これからもよろしくお願いします。以上2期生岩田から、教育学部数学専修石川裕真君の紹介でした。(岩田)


*ご存じの方も多いと思いますが、石川君料理がとても上手なんです!以前もお手製のハムをゼミに持ってきてくれました。とてもおいしかったです。また、最近は調理専用の温度計も手に入れたそうです。次は何をごちそうしてくれるのでしょうか(笑)。
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6月26日第11回3期生ゼミ記録(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の嶋藤です。今回のゼミでは小学校高学年向けの自己紹介の練習をしました。自己紹介は短くてインパクトがあるものが良いのは分かりますが、どうしたら良いのか一週間たくさん悩みました。(笑)3期生のみんなの自己紹介を見て、明るく大きな声で話すことはとても大事だなと改めて感じました。また、良いところを見つけたので真似したいなと思いました。

 今回のゼミ発表では、私は前回と同じ著作者、山田洋一先生の『発問・説明・指示を超える 対話術』の本を紹介しました。その中の今回は発言することが苦手な子どもに対しての教師の声がけについて紹介していきました。

 発言することが苦手な子どもにはいろいろなタイプがあります。まとめて話すことができず長くなってしまう子、恥ずかしくて何も話せない子、発言が途切れる子など他にもたくさんいます。そんな子どもたちにどんな声かけをするのが良いのかということがこの本を読んでなるほどなと思いました。その中でもここにはまとめて話すことができず長くなってしまう子への声かけについて詳しく書きたいなと思います。

 私は今までのゼミやセミナーなどで、子どもの発言をそのまま繰り返して言うということを学んできました。しかし、この本には、「つまり」を使って教師が子どもの発言をまとめると良いと書かれていました。はじめこれを読んだとき、「ん?」と思いました。

 この疑問は3期生のみんなも同じで、私が発表をしたときに私と同じ疑問を抱いてくれました(笑)そこで、この本には続きがあって、まだまとめるということができないときには教師が力を貸してあげてまとめると良いとありますが、それを続けていては子どものまとめる力がつかないので、その力をつけさせたいなと思ったら「ひと言で言うと?」と子どもに投げかけてあげると良いと書かれていました。なるほどなと思いました。まずは教師がこういう風にまとめると良いということを示しておいて、その後に自分たちでまとめられるようにすれば良いのだなということを学びました。とても良い方法なので使いたいと思いました。

 以上のように、「こういう場面の時、教師はどうしたら良いのか?」ということを学べるので、教員採用試験の場面指導にとても役に立つなと感じました。もっともっと学んで、いろんな場面で対応できる教師になりたいと思いました。次回も山田洋一先生の本についてご紹介していきます。(嶋藤)

6月26日第11回3期生ゼミ記録(静谷)

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 こんにちは。最近ふくらはぎを肉離れし、現在松葉杖生活を送っている3期生の静谷です。

 第11回3期生ゼミで、わたしは稲垣佳世子さんと波多野誼余夫さんが書かれた「人はいかに学ぶか」について学んだことを発表しました。

 しかし発表は、とんでもなくわかりにくい発表となってしまっいました。この本自体が少し難しい本でもあり、わたし自身内容を理解するために何回も読み返しました。そんなこともあり、発表では難しい言葉ばかりを並べ、発表を聞いてくれていたほとんどの方が「何を言っているのかわからない」というような表情をしていました。

 わたしは、この本に書かれていたことをそのままみなさんに伝えていただけで、聞き手のことをまったく考えずに話をしてしまっていました。本来であれば、わたしがみなさんにとってわかりやすく内容をまとめ、簡潔に言いたいことを伝えなければなりません。聞き手のことをしっかりと考え、聞き手の立場に立って話をしなければならないことを学びました。

 それでは、ここから本書をわかりやすく簡潔に自分なりにまとめてみたいと思います。
本書は、伝統的学習観による「人間怠け者説」をくつがえし、人というものは、「みずから学ぶ存在」ということを社会的な観点、人という種としての観点、文化的な観点などという様々な観点から新しい学習観にもとづく教育のあり方を提言しています。

 そして本書をまとめると、人は問題を解決する際に、場当たり的に試行錯誤をするのではなく、整合的に理解したいという知的好奇心と他者とのコミュニケーションをうまく利用しながら、教師などから教えられる知識を、自分の知識と照らし合わせつつ、新しい知識へと再構成する、という優れた学習能力を有しているとわたしはまとめました。

 人に自分の言いたいことを伝えるということは、本当に難しいことです。ただ、それを理解しようと話を聞いている聞き手の方が、耳から入ってくる話を理解しないといけないため、その方が難しいです。話し手主体となっては、絶対にいけません。聞き手のことを常に意識し、話をするよう努めていきたいです。とても勉強になった発表でした。(静谷)

6月26日第11回3期生ゼミ記録(林)

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 今回私が紹介した本は、佐藤正寿さん著の『スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意』というものです。

 その中でも、特に真似したいと思った授業テクニック2点を紹介します。

 まず1つ目は、「発問を生かす指示=発問作り」ということです。例えば、「子供達にできるだけ多くの発表をさせたい!」と思っているとします。そのためには、単にノートに書かせるだけではなく、たくさん見やすくノートに書かせる指示が必要になります。そこで、「ノートに意見を書きましょう。箇条書きにします。7分間で5つ以上の分かることを書きなさい」と言うのです。このような指示を出すことにより、子供たちは「どのようにノートに書いたらいいのか」「時間と書く量の目安」を理解することができます。同時に学習の効率化にもつながります。確かに、じっくりとノートに書かせることで、子供たちの幅広い考えが引き出せ、主体的・対話的で深い学びにもつながるのではないかと思いました。

 2つ目は、キーワードを◯色チョークで板書する、というルールをつくるということです。そうすることにより、子供達は「◯色チョークがキーワードだから、それを手掛かりにまとめればいいんだ!」と、板書をヒントに自分でまとめを書くことができます。中には、それでも書けない子もいます。その子のための支援として、例示のまとめを板書するだけではなく、キーワードのしたに◯色チョークで波線を引くのです。少しの工夫ですが、その少しの支援で、子供達が自分で書けるように促しているのだなあと思いました。

 発問と板書の大切さが分かったので、私も子供目線で工夫したいです。(林)

6月24日授業深堀セミナーに参加して(菱川・松田)

 6月24日、「授業深堀セミナー」に生徒役として参加させていただきました。今回はまず佐藤正寿先生による社会の授業、次に和田裕枝先生による算数の授業でした。この記事では3期生菱川、松田が学んだことをまとめて書かせていただきます。

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生徒役という難しい役をやらせていただきありがとうございます。

さてまずは佐藤正寿先生の社会の授業に参加させていただきました。
その中で学び得たことをここに綴らせていただきます。
・何を子どもに授業の中の題目で広げさせていきたいのかをはっきりする。
→広げていくことを意識するので「みんなわかったかな?」と聞いていくことが必要であり、その後に児童に説明をさせる。
・題材は当たり前すぎると道徳にってしまう。
→実材を使うことで児童により親近感を持たし興味を引くことが必要
・教材研究をいかに大切にするか。
→すごく大事なこと。これをするかしないかで授業のスピードや板書の仕方がかなり変わってくるし、研究をしなかったら授業が成り立ちません。
・教科書に書いてあることが他人事にならないようにする。
→自分に置き換える授業を意識するとよい。
・子どもの言葉で授業をまとめることがよい。

このような感じです。他にも色々学び得たことはありました。その中でもこれだ!って思ったことをここに綴らせていただきました。
すごくためになり実習でしっかりと活かしていこうと思います。

次に和田裕枝先生の算数の授業です。
こちらも社会と同様に生徒役をやらせていただきました。
算数の授業ではL字型の面積の求め方から色々な方法で面積が求められるということを学びました。
・答えが正しいときに褒めるよりも、考え方や、過程をすごく大事にすることが大事
→数字を使わずに図形を用いて算数という授業なのですが算数でなくて何かすごい楽しい遊びをしているような授業で子どもたちの興味を引きつけるすごい技だと感じました。
・教科の見方・考え方をはっきりさせる
→どんな教科もこれがすごく大切になってくる。指導案を書くときにこれからは見方考え方を意識して書いていきたい。


今回和田裕枝先生と佐藤正寿先生の貴重な授業を受けさせていただき本当にありがとうございました。自分のこれから先の指導案作りや教育実習の際先生方から学んだ技術をできることはやっていきたいと思います。(菱川)

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どちらの授業も生徒役で参加させていただき、授業技術を間近で感じることができました。佐藤正寿先生は生徒が言ったことを「それどういうこと?」ともう一度聞き返し、詳しく説明することや、反応をしない生徒には隣に座っている生徒に頼んで、その子にも分かるような働きかけをしていました。

和田裕枝先生は生徒のどんな言葉も拾って、大きくうなずいたり、時には笑いに変えたり、言葉の返し方がすごいと思いました。

セミナーを終えて、「見方・考え方」という言葉について学ぶことができました。社会では発問に対して、様々な立場から考えること、算数では答えを求めるだけでなく、そこから共通点や相違点を見つけ、考えを深めていくことを学びました。

教育実習を控える今、有名な先生方の授業を受けさせていただき、吸収することが本当にたくさんありました。(松田)

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たくさんのことを学ばせていただきました。
ありがとうございました。
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