岐阜を全力で伝えます宣言 第6弾 「食欲の秋の前に…」(吉田)

こんにちは、二期生の吉田です。
暑かった夏も終わり、朝夕の涼しさを感じる季節になりました。「食欲の秋」が到来する前に岐阜の郷土料理を紹介しようと思います。

この料理は「朴葉味噌」という料理です。この料理は岐阜県北部の飛騨地方で有名な料理です。「朴葉」は、熱に強い葉で器のような役割をします。その枯れた葉の上でキノコやネギなどを味噌と絡めながら食べていきます。飛騨牛も一緒に絡めることもあり、味噌の香りも楽しみながら食べられる一品です。

実は先日、二期生で「卒論頑張ろう会」と題して、旅行を行ったのですが、2日目の昼食は「朴葉味噌」を食べました。おいしいのはもちろんですが、私が岐阜に来れたこと、玉置ゼミ仲間になれたことを噛みしめながらの食事は格別でした。思い出の味です(笑)
2期生おすすめな1品を是非食べに来てください!(吉田)

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【20170815講演】教職員支援機構教職員等中央研修

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 地元駅から名古屋、東京、秋葉原、つくばへ。そこからはタクシーで移動。12時40分ごろに四月から役割が変わり、名称変更となった「独立行政法人教職員支援機構」に到着。

 係の方と打合せ。全国各地から派遣された中堅教員(主に中学校勤務)が180名ほどおられるとのこと。グループ分けを聞いて、講演準備。

 8月7日から始まった研修。今日で7日目。10年ほど前に自分もここで研修したことを思い出し、連日の研修でお疲れもあるだろうと思い、リラックスして聞いていただけるように笑いを入れて、1時間30分の「玉置流・ミドルリーダー論」。大人数であることもあって、ドッカンドッカン受けて、気持ちよく話すことができた。

 後半の1時間30分はワークショップ。5人ほどで1グループになって、20グループで課題発見、その対策を検討。どのグループも勢いがあり、活気あるグループ討議が続く。全体発表は必要ないほど十分な話し合いがされていたが、他のグループの状況を知っていただくことも必要と思い、7グループの発表。最後に発表に関連づけて、僕が体験から学んだことを話して、研修を閉める。

 休憩中に何人もの方が名刺を持って挨拶に来ていただけた。また、「この本を書いておられる先生にお会いできるのを楽しみにしていました」と、拙著(数学本)を何冊も持ってこられた方があった。このためだけに持参されたこと、何度も何度も拙著を見ていただいていることが一目でわかる本の状況、さらにサインまで依頼を受けて、大感激。帰宅すると、僕の講演に感激しましたというメールも届いて、明日からの元気がどれほど出たことか!今年もつくばでとても良い経験をさせていただけた。皆様に感謝。

※三楽の仕事日記より

8月30日尾張旭市立渋川小学校の勉強会に参加して(吉田)

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8月30日に渋川小学校の勉強会に参加させていただきました。
今回の講演では玉置先生が新学習指導要領に関する内容とそれに基づく授業改善・授業技術の二本立ての話をされていました。

この記事ではそれぞれの内容で考えたことを述べさせていただこうと思います。

まず「主体的・対話的で深い学び」についてです。
「主体的・対話的で深い学び」という言葉は耳にタコができるくらい聞く内容だと思います。しかし、実際「どうすれば主体的?」「この場面はどの学びになっているの?」などと問いたくなる内容でもないでしょうか。今回玉置先生から次のような見方考え方を学びました。

主体的=指示されてやる学習ではない。
対話的=自分一人で完結する学習ではない。
深い学び=「見方・考え方」を道具として使う学習

この言葉を見た時、2点のことを思いました。1つ目は意識した授業技術を考える大切さです。

常に授業でこのことをやっていくのは、困難かもしれませんが1つでも授業の中にそんな場面をつくれないかと考えていく、学んだことを実践し、子供たちと私自身になじむものにしていく姿勢が求められるのだと感じました。

2つ目は私自身がこの学習を確立していることの重要性です。
子供に対して「主体的・対話的で深い学び」をすると言っていて、教師になった私自身がそれをしていないのでは「主体的・対話的で深い学び」の核心に迫れないのではないかという思いを抱いたからです。この思いに対する私なりの論をうまく展開することはできないのですが、自分も取り組むことも1つの要素になっているのではと考えました。

次に「教師理解」を含めた授業技術です。
玉置先生は本題を始める前に「教師理解」という言葉を紹介されました。「教師理解」とは、「子供が教師のことをどのように理解しているか」という視点です。私は授業をしていく上で「教師理解」という視点は重要だと考えました。

「○付け法」や「エレベータートーク」など様々な授業技術は、それらすべてに目的があるから使われます。その目的の中に「教師理解」という内容も入ってくるのではないでしょうか。

例えば「表情発言」という点では「子供の表情から意見をつなぐ」「子供の変化から授業を展開していく」という授業を成立させるための工夫が挙げられます。ここに「教師理解」という視点を加えると「この先生は私たちを見ている」「授業中に表現することっていいことなんだ」という内容も挙げることができると思います。いわゆる隠れたカリキュラムです。

このように授業技術は授業を成立させるためにあるだけでなく、「先生ってこんな人なんだ」ということを暗に伝えているものであると感じ、熟考しながら授業を構成していくことが大切だと感じました。

2学期が始まるという大変な時期にも関わらず、勉強会に参加させていただき、ありがとうございました。(吉田)

【20170810講義】教員免許更新講習

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 7時過ぎに家を出て、8時前に研究室に着。今日は初めて「教員免許更新講習」の担当をする。用意してきた配付資料を印刷。研究室で最後のチェック。

 僕が掲げた選択講習タイトルは「優れた教育者の実践から学ぶ」。8時50分から10分間のオリエンテーション。参加者は18名。ペアで話し合えるように席決め。

 9時から開始。最初の1時間30分は、「優れた算数授業から学ぶ」。2本の映像を見せ、気づきを共有化。僕が時折解説。参加者の表情はとても良く、こういう展開なら受け入れていただけるなという手応えあり。

 10時40分からは、「優れた国語授業、学校づくりから学ぶ」。1限と同様な展開。12時に終了。

 13時からは、「実践者の名言・映像から学ぶ」と題して、短い映像とコメントで学んでいただく。

 14時10分からは、「新学習指導要領とこれからの授業」と題して、僕の話を中心に進める。

 15時10分から評価テスト。たっぷり1時間。

 「評価テストの隅でよいので、講習の感想を何でもいいのでお書きください。成績にはまったく関係しません」と依頼。「この講習を選択して本当に良かった」といった嬉しいコメント、「これまでの教師人生を振り返り、新たなスタートをしようという気持ちが高まった」など、免許更新講習がねらいとしていることに合致している感想もあり。わざわざ口頭で「とても良い講習でした」と言っていただいた方もあった。準備にかなりの時間をかけ、初めてでいささか緊張した講習だったが、嬉しい限り。個別に授業展開について質問していただけた方もあった。

 研究室に戻り、さっそく評価テスト採点。幾度か確認して、評価一覧表を教務課へ提出。18時前に無事終了。大学を出る。

【20170809講演】三重県度会郡教職員研修会

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 9時頃に家を出て、久しぶりに名古屋バスセンターへ。10時40分発の三重交通バスに乗り、滝原宮前まで乗車。運行表では2時間。ある程度の遅れは覚悟していたが、30分も到着が遅れ、主催者に電話連絡。幸い、バス停から講演会場まで車で5分。予定到着時刻から講演開始まで50分もあったことが幸い。無事、会場の大紀町立大宮中学校に到着して講演開始。ツアー相談役の松本先生のご助言(バスは避けた方がいい)に従うべきだったと深く反省。

 13時30分から30分間は、地元の七保小学校の実践発表。10分休憩後、僕の講演「学力向上のための様々な授業方策ー深い学びを意識して授業を創る−」を16時25分まで。とても立派な講演幕や横幕にびっくり。

 3部で構成。1部は「新学習指導要領のとらえ方」。2部は「学力を高める授業技術」。3部は「模擬授業2本」。4年前の僕の講演への自主参加者と比較すると、今回は2倍の100名近くになったとのこと。この情報をプラスにとって、いつも以上に熱をいれて話す(笑)。気持ちよく話すことができた。

 帰りは最寄り駅の三瀬谷に送っていただく。16時59分発、多気駅行き乗車。これに乗り遅れると次の列車は2時間後(泣)。多気駅で名古屋駅を30分ほど待つ。名古屋駅着は19時30分。そこから地元駅へ。帰宅したのは、20時30分頃。

※三楽の仕事日記より

8月30日飛鳥学園小中一貫教育校の勉強会に参加して(白井)

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 8月30日飛鳥学園小中一貫教育校において勉強会に参加させていただきました。玉置先生による道徳の模擬授業と指導方法についての勉強会でした。

 今回の中で、特に印象に残ったことが2つあります。

1つ目は、「ゆさぶる」ということです。「子どもたちの心にゆさぶりをかける」と、先生はおっしゃっていました。授業の中で当たり前に過ぎていくのではなく、「本当にそうなるのか?」「それだけで本当に変わると思うか?」と問いかけていました。私自身、道徳ではよい子になろうとしてしまっていた記憶があります。しかし、「本当にそうだと思うか?」と問われると、簡単に「はい」とは言えません。今回の教材の中でも、「約束破ったくらいで、本当に人間は泣くと思うか?」というゆさぶりに対して、考えることでより深く主人公の気持ちを考えることができたと思います。私も、子どもの心にゆさぶりをかけられるような深い質問を、道徳の授業の中で行えるように、努力したいと思いました。

 2つ目は、「全員で」ということです。道徳的価値や主人公の気持ちの葛藤を、学級全体で捉えていくということを学びました。例えば「思いやりとは何か」という発問に対して、教師側から当てていくことで全員が自分のこととして、考えるようになるということです。学級で1つになって道徳をする中でも、全員の心にせまる大切さを学びました。また、範読の時にも難しい部分を繰り返し読んだり、質問をしたりすることで、文章を読むのが苦手な子どもも理解ができ、全員で考えていけることも学びました。

 最後に、勉強会の後にも、先生方が学校内を案内してくださり、小中一貫校の校舎や教室内掲示などを見させていただきました。目が点になってしまうものばかりで、とても勉強になりました。2学期直前でお忙しい中、勉強会に参加させていただき、ありがとうございました。(白井)

【20170808講演】東海市立教員研修センターにて

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 13時30分頃、東海市立教員研修センターへ到着。所長の林先生に迎えていただき、講演の冒頭に「新学習指導要領」のことを話題にしてよいかと相談。快諾をいただき、すぐに配付資料追加。90名近い希望参加者がおられるとのこと。

 14時から15時30分まで「時間に押し潰されない教師のための時間術」と題して講演。冒頭25分間は新学習指導要領を話題に。あとの1時間余は、拙著をもとに様々な時間術を紹介。聞いていただくばかりではいけないと思い、時折、ペアで話し合ってもらったり、余談を入れたり。余談入れ込みすぎで、2分延長。恥ずかしい。持参した時間術本完売。

 応接室で所長さんらとしばし懇談。自宅へ向かう途中のPAで休憩。初の時間術講演を振り返る。なんとか及第点をいただけたかなと甘い自己評価。

※三楽の仕事日記より

8月26日愛される学校づくり研究会に参加して(丹羽、山下、百瀬)

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 8月26日愛される学校づくり研究会に参加させていただきました。この記事は生徒役として参加した、2期生百瀬、3期生丹羽、山下の3人で書かせていただきます。


 先日、愛される学校づくり研究会に生徒役として参加させていただいて学んだことや感じたことを記したいと思います。

 まず、二期生の吉田さん、授業本当にお疲れ様でした。実習に行く前の身として、あんなに素敵な道徳の授業ができたらいいなと心から思いました。子ども一人一人の考えを大切にする姿勢や、子どもの発言に対するつなぎ言葉の大切さ、揺さぶり発問を取り入れることで深い学びが生まれるのだということを改めて実感することができました。

 次に検討会では、様々な先生方から吉田さんの授業の中には、主体的、対話的、深い学びがたくさん入っていることを教えていただきました。特に和田先生がおっしゃった道徳の価値観を言葉で見える化することや、教師が発問の幅を狭めてはいけないのだということがとても印象に残り、ぜひとも取り入れられたらいいなと感じました。

 こんな有意義な道徳の授業を受けることができてとてもいい勉強になりました。ありがとうございます。授業のあとのBBQも美味しかったし、2期生の先輩や、3期生、玉置先生に久しぶりに会えてよかったです。ありがとうございました!(丹羽)



今 回、2期生の吉田さんの授業に児童役として参加させてもらいました。文章は最初から順に読んでいくのが普通だと思っていましたが最初と最後を先に提示し、変わったきっかけを考えさせるという方法は斬新で強く印象に残ったので是非参考にしたいなと思いました。

 模擬授業のあとの検討会では片方が黙っていても対話的になりうるのだということを学びました。これまではペア学習やグループ学習など人と人との間に会話や話し合いがあるときに対話的と言えるのだと思っていたので対話的という言葉に対して考え方が広がりました。また、アドバイスツールを使って主体的、対話的、深い学びが目に見える形で分析できたので分かりやすくとても勉強になりました。

 素晴らしい先生方がたくさんいる前で授業するのは相当緊張されたと思います。私はあがり症なので子供たちの前でもまだうまく授業ができないけれど1年後には吉田さんのような授業ができるようになりたいと思いました。吉田さん、授業お疲れ様でした。(山下)


 今回はゼミ生の吉田くんの道徳の授業に、生徒役とし て参加させて頂きました。1つの授業の中に、ペア交流や全員指名、列ごと指名などさまざまな方法で自分の意見を言える場面があり、生徒役として自然と考える場面が多い授業だと感じました。特に、吉田くんも「ゆさぶり」と言っていた場面では、漠然と楽しいと主人公の気持ちを考えていたものが、主人公の気持ちになり、なぜそのような気持ちになるのか考えさせられ、生徒役としてゆさぶられました。吉田くんが発問をするのに、「何を考えさせたいのか」がはっきりとしていたからこそだと思います。

 検討会では、主体的、対話的、深い学びの観点をもって授業を振り返りました。3つの観点は互いに関わり合っていて、3つがあってこそ、子どもが考え価値を見出す授業になるのだと思いました。

 意図的に指名をすることで、全員が発言することになり、自然と考える状況になります。しかし、検討会では「挙手をすることの方が主体である」という意見がありました。私は人前で手を挙げて意見を言うことが苦手です。しかし、当てられると思うと意見を一生懸命に考える、そんな児童でした。挙手が出来る子に取っては、挙手をさせることが主体的になるし、私みたいな児童の場合は発言出来る機会を作ることで自分を表出できるし、、、と教師の指導方法がさまざまにある分子どもに合わせた指導が必要であることを感じました。

 教師になるまでに学ぶべきことは多くあることを実感したセミナーでした。これからも1つ1つ学びを増やしていきたいと思います。ありがとうございました。(百瀬)


 吉田くんおつかれさまでした。EDUCOMのみなさん、先生方ありがとうございました。

教師力アップセミナー(川上康則先生)に参加して(杉野・池戸・千種・土屋)

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 土屋は2回目、池戸・杉野・千種は今回初めて教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 川上先生のお話は困り感を抱えている子どもたちへのアプローチの仕方などで、自分たちが興味を持っているテーマで大変為になるお話でした。また、改めて特別支援教育について考える機会にもなりました。

 印象に残っているのは「対象児よりもその子を気にする子を優先的に考えよう。」という話です。このことは通常学級での支援で忘れがちな事であり、気にかけていかなければならない事だと感じました。対象児を支援していくだけではなく、周りの子どもたちも気にかけていくことで、学級全体の雰囲気が良くなり、過ごしやすい居場所に学級がなっていくということが分かりました。

 特別支援教育は特定の子どもが対象なのではなく、すべての子どもたちが対象であるということを常に頭に置いて、子どもたちと向き合っていけるようにしたいと思いました。
会場準備等で玉置ゼミの方たちに大変お世話になりました。参加させていただきありがとうございました。(松本ゼミ 杉野・池戸・千種、安田ゼミ 土屋)

教師力アップセミナー(川上康則先生)に参加して(國枝・中出)

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 今日は東京都立矢口特別支援学校の川上康則先生の講演を聞きました。

 講演では、はじめにクラスで居場所がない子の感じ方や、その対策についての話がありました。しかし、対象児よりも、その子を気にする子を優先的に考えるべきであるという話がありました。気にしすぎる子どもは、対象児を取り上げようとして、支援しようとするとクラスが落ち着かなくなるという問題があり、早めな対応が必要となるのです。

 私達は、特別支援教育を専門とするため、どうしても対象児に目を向けそちらの対応を優先させてしまいます。将来、学級経営をする上で、気にしすぎる子の存在を見落とすことがないように頭においておきたいです。(2年生 國枝・中出)

教師力アップセミナー(川上康則先生)に参加して(牧野・中田昂)

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 私は久しぶりに参加することができた教師力アップセミナーでした。参加することができて良かった、本当にいい機会をいただいていると実感しました。

 せっかく現場で働いているのだから、学生のころとは違う聴き方が少しでもできればと思い、すぐに自分が気をつけて取り組めそうだと思った内容に、☆印をつけながら聴いていました。☆印がついた箇所は6箇所です。
 
 その中でも特に明日から気をつけていきたいと感じたのは、「机間巡視は学習ができる子を放置しない」ことです。私は1学期を終えて思った課題の1つに、早く終わった子対策、をあげていました。だから余計このことが身に沁みました。

 どの子も大切、心ではそう思っていても、机間巡視にかける時間やその子を構う時間には、1人1人差ができてしまっています。特にできる子はできるから大丈夫、と自分の中で勝手に考えていたと思います。

 2学期からは、机間巡視もまずは全体を見て、できている子を褒めて次の指示を出し、それが他の子にもいい影響となるようにしていきたいです。その後につまずいている子に寄り添う時間も取りたいと考えています。

 大変だなあと思う子ばかりを気にかけるのではなく、広い視野をもてるように、心がけていこうと思います。ありがとうございました。(牧野)



 ついに2学期の幕開けだ。
 楽しい夏休みの思い出にずっと浸っていてはいけない。そう思いながらも、体はなかなか言うことを聞いてくれない。

 セミナーで川上康則先生のお話を聞いた。テーマは「発達につまずきのある子どもの輝かせ方」だ。

 4月から現場で働かせて頂いて、感じたことがある。それは、姿勢の良い子ほど、学力が高いと言うことだ。一概には言えないかもしれないが、そう感じていた。

 今日の川上先生のお話の中で、「固有感覚」の低反応(低緊張)の話が挙げられていた。

 固有感覚とは、筋肉の張り具合や関節の角度についての情報を脳に伝えること、だと言われていた。それが低いことで、授業中の姿勢が崩れてしまったり、脳が活発に動かなかったりしてしまうようだ。

 今までは、ただ姿勢が悪い、やる気がないなどと思っていた児童の見方も、実は発達につまづいていたのではないかと考えることができるようになった。

 体の幹から鍛えることで、案外学力は伸びるのかもしれないと思った。川上先生の著書にいくつか、体育関係があったのにも、頷くことができる。

 明日からの指導に活かせそうだ。(中田昂)

※写真は2015年度、2016年度の研究室HPより

【20170807講演】一宮市食育授業法研修会

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 8月7日、13時30分から栄養教諭、栄養職員さんを対象にして「食育授業法研修会」。よりよい授業を行いたいという皆さんの意欲が感じられて、こちらも熱が入る。

 始めはあらためて教師と何か、教師の一言について映像も見せながら確認していただく。その後、自ら授業をしますと手を挙げられた鈴木先生の授業を見ながら、時々授業技術や子どもとの関係作りについて解説。台風で警報が出たとのことで、終了指示あり。15時終了。「残念です」という声が嬉しい。

 中途半端で終わったのに、嬉しい感想で、元気が出る。こちらも拙著をたくさん買っていただけた。感謝、感謝。

※三楽の仕事日記より

【20170807講演】一宮市校長研修会(学校経営マネジメント)

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 一宮市教育委員会から依頼を受けて講座講師。午前中は、昨年に引き続き校長先生方対象の「学校経営マネジメント研修会」の講師。

 9時30分から12時まで。初めの1時間は「新学習指導要領を踏まえた校長の在り方」と題して講演。後半の1時間半は「ケーススタディ」。ワークショップ型演習として、個人、グループで課題の洗い出し、その解決策をしっかり考えてもらい、グループ交流をしていただいた。このような展開は初試み。いただいた参加者感想は概ねよく、この方法の手応えを感じることができた。書籍も一気に売れた。皆さんに感謝。

※三楽の仕事日記より

富士山に登ってきました(寺坂)

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9月に入り、学生の夏休みも半分が過ぎました。お勤めされている方々、ご苦労様でございます。ですが、教採組は、まだまだ夏が始まったばかり。遊び尽くします。もちろん、卒論の方も少しずつ進めてはいますが...

タイトルの通り、4日5日と2日間かけて富士登山をしてまいりました。きっかけは、面接の練習中。
友人「終わったら富士山登りに行かない?」
私「いいね!行ってみたい」
友人「山小屋予約するね!」

ああ、若いとはおそろしい。なんの下調べもなく山小屋が予約されました(笑)
無事に?試験も終わり、いよいよ迎えた4日の朝。高速を飛ばして富士山の麓へ向かいます。富士山というと、登る以外に「青木ヶ原樹海」が有名ではないでしょうか。車から、見ましたが1度入ったら2度とでてこれない、ものすごく深くて広くて暗い。色々考えるものがありました。

5合目着。いよいよ登山開始。登ったことがある方はわかると思いますが、最初はなんてことないハイキング。軽快に足が進みます。転機が訪れるのは、6合目あたりでしょうか。傾斜をなだらかにするために、ジグザグの道を進みます。これが辛い!歩いても歩いても、進んだ感じがしません。鋭い傾斜をガッと登った方が楽なのになぁとか思いながら、懸命に足を運びます。それでも、どんどん小さくなる町や通り過ぎた小屋に感動しながら、友人と励まし合いながら山小屋を目指します。

1日目も夜7時。登り始めて5時間。なんとか、8合目の山小屋へ到着。山小屋でのカレーは史上最高に美味しい。いろんな感情のスパイスが入ってるのでしょうね(笑)ここで、2人に食欲がない事案が発生。少しでも食べさせて明日の回復を祈りますが、実は私も頭痛が止まらない。8時には就寝。翌日は、1時起床で御来光を見に頂上を目指します。

全然関係ないのですが、山小屋というとどんな所を想像されますか?泊まったところは、8人が縦で寝てぴったりの部屋で、ろくに寝返りも打てません。当然お風呂も無く、トイレもボットン。ビニール巻かれてますが、誰が使ったか分からない枕に寝袋。綺麗好きには少ししんどい環境です。でも、綺麗過ぎても驚きますが(笑)

さて、1時ごろに周りの方の準備のガソゴソという音で目覚めます。体調はバッチリ。頭痛も治まってます。友人も、体調は良くなった模様。真っ暗闇の中、ヘッドライトの灯りを頼りに頂上を目指します。

9合目あたりから、俗に言うクライマーズ・ハイ。酸素も薄く、苦しいですが気持ちが高まって足早に頂上へ。

頂上へは、御来光の10分前くらいに到着。あの時の、感動ったら他にありません。そして、御来光。めちゃくちゃ綺麗でした。言葉にするのが難しいとはこのことですね。是非体力に自信のある方、登ってください。自分の目で見てみてください。道中辛いこともありましたが、頑張って登ってよかったと思います。(寺坂)

※ 上の写真は頂上での1枚。顔の疲れ具合を感じてください(笑)。下の写真はハイキングのようなところでの1枚。
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【連載中】玉置流・教師論

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 愛される学校づくり研究会運営のサイトで、現在、コラム「玉置流・教師論」を連載中です。

 第11回は「教師や親による子どもをディスカウントする言葉」です。お読みいただければ幸いです。

教師力アップセミナー(川上康則先生)に参加して(堀江・杉下)

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 今回のセミナーで1番心にぐさっときた言葉は、「分かる人?で進める授業よりも安心して分からないと言える教室にしよう」でした。これは、学生時代、玉置先生や様々な先生方がおっしゃっていたことですが、1学期の自分の授業を振り返ると、「分かる人?」と聞いて授業を進めていることが多かった気がします。
「分からない人?」と聞くのではなく「もっと考えるヒントが欲しい人」や「なんだかすっきりしていない人」という聞き方にして、分からない子どもも授業に参加でき、居場所を作る必要があることを学びました。

 2学期が始まり、授業も本格的に始まってきます。発問の仕方に気をつけ、また、どのような発問をすれば、全員が授業に参加できるのか、引き出しをたくさん増やしていきたいと思います。ありがとうございました。(堀江)

 教師力アップセミナーに参加させていただき、特に感動したことは、出来事の枠組を少し変えるだけで、別の視点をもつことができるいうことです。実際にリフレーミングを体験し、簡単に苦手を強みに変えられることを実感しました。例えば、「落ち着きがない、集中が続かない」を別の視点で見ると、「活動的、エンジンが大きい、積極的」等、たくさんの長所が生まれました。ただ悪いところを叱られるだけでは子どももやる気が起きません。しかし、「あなたはエンジンが大きいね。だからそれに見合ったブレーキも必要だね」と声を掛けられれば確かにやる気になると気付きました。固まった枠だけでなく、また別の枠で考えることで、子どもの見方や掛けられる言葉が変わってきます。人間理解の第一歩でもあるリフレーミングの力を是非鍛えたいと思いました。

 「早く現場で実践したい!」が盛りだくさんの教師力アップセミナー、今日もたくさんの学びを得ることができ、二学期からの活力になりました。本日はありがとうございました。(杉下)

※写真は2015年度、2016年度の研究室HPより

教師力アップセミナー(川上康則先生)に参加して(松井・渡部)

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 川上先生のお話を聞き、2学期に向けて取り組んでみようと思ったことが2つある。
 1つ目は、援助要求スキルを教えること。「困った」「わからない」といった状態に陥ったとき、「手伝ってください」や「わからないので教えてください」と言えるスキルが援助要求スキルである。この力がないと、泣いたり騒いだりといった行動や、隠したりごまかしたりといった行動をしてしまうのだ。

 私はしばしば子どもたちに、「自分でどうしたらいいか考えよう」といった指導をしてきた。もちろん見放しているわけではなく、フォローもしている。自立を目指しての指導である。しかし、「まずはこうするといいんだ」ということを教えてあげることが、大切なのかもしれないと感じた。行動の選択肢をいくつかもった状態で、初めて「自分で考える」=「自分で選択肢から決める」という行動になるのである。

 2つ目は、子どもの「お試し行動」に毅然とした態度で対処すること。子どもがかまってほしい気持ちから、わざと「イヤイヤ」な態度を示したり、ベタベタまとわりついたりすること、中学生では言葉巧みに大人を揺さぶるのがお試し行動である。
 お試し行動を出しやすいタイプの大人に、「機械的な対応」と「要求通りに応えすぎる」というものがある。振り返ってみると、忙しいときほど機械的な対応をしてしまう。そうすると、子どもは承認された実感がなく、行動の修正ができない。また、要求に応えすぎると、行動はエスカレートしていってしまうのだ。
 キーワードは「堂々と 毅然と おだやかに」「焦らず 慌てず あきらめず」。教師である私自身がブレない指導を心がけ、気になる行動の修正を図りたい。

 具体的な対応、支援策について考えることができた2時間。まだまだできないことが多いが、自分の中で意図をもって子どもと関わり、2学期も子どもと共に成長していこうと決意したセミナーになった。(松井)



 今回のセミナーに参加させていただき、引き出しを多く持ちたいと思いました。例えば、「わからない人?」と聞くのではなく、「えっ?アレっ?と思った人」など聞き方の引き出しを多く持つこと。「苦手」を「強み」にするリフレーミングの引き出しを多く持つこと。短く太く褒める言葉の引き出しを多く持つこと。どんなことでも引き出しを多く持つことで子どもたちとの関わり方が変わっていくと感じました。自分がすぐに使えるものは少ないかもしれませんが、まずは先生方の姿や書籍から様々な方法を知ることから始めたいと思います。そして、試してみながら自分の引き出しを一つでも増やしていきたいです。

  私は社会人になり初めて教師力アップセミナーに参加しました。学生のときは「こういう子には…、こういうときは…」という話を漠然と聞いていました。しかし、今日は気づくと自分のクラスの子どもたちのことを思い浮かべながら話を聞いていました。思い浮かべるものがあると先生のお話が学びとしてだけではなく、二学期からもかんばりたいというエネルギーとなっていました。本日はありがとうございました。(渡部)

※二人の写真は、2015年度の研究室HP掲載のもの。

【20170804講演】四日市市教育委員会主催「学力向上・授業づくり」

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 6時30分ごろ家を出て、四日市市総合会館へ向かう。8時30分ごろ着。この会館にはもう何度来たことだろうか。ありがたいことに四日市市からは毎年何度か依頼をいただける。

 本日の流れを確認。僕の講演前に、研究員として1年間取り組まれた大橋先生の発表。タイトルは「中学校数学科における数学的な思考力を高める研究-日常生活の事象と数学を結びつけて-」。

 聴き手を巻き込みながら、1時間の研究発表。研究動機、研究方法、実践検証も明確で良い研究。僕は発表を聞きながら、コメントをプレゼンにまとめながら準備。

 10時15分から12時まで僕の講演。依頼をもとに決めた演題は「中学校数学科において数学的思考力を高めるための秘訣」。

 始めは15分ほどかけて、大橋先生の研究の価値付け。不明確なところをインタビューにて明らかにする。

 さて講演開始。参加者の皆さんを見ると、どこかで出会った方が多い。「今まで私の数学講演を聴いたことがある方は手を挙げてください」と指示すると、なんと8割ほどの方が挙手。いやあびっくり。これではネタの重なりが多すぎる。急遽、頭の中で講演組み立て直し。

1 新学習指導要領からこれからの数学授業を考える
2 主体的・対話的で深い学びの解説
3 数学科の目標・内容(思考力を高めることに焦点)
4 演習2題

 4の演習2題を会場から急遽前に出ていただき、僕とやりとりしてもらうことに。ねらいは思考力を高める数学授業像を引き出し、価値付けすること。(やや苦し紛れの)突然の企画だったが、有り難いことに僕が描いたような展開になり、登壇していただいた松井先生、大橋先生に感謝。

※三楽の仕事日記より

【20170803講演】碧南市教員研究会

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 碧南市芸術文化ホールへ着。

 碧南市教育研究会の講演会で、14時から1時間30分の話。演題は「新学習指導要領とこれからの授業」。ホールいっぱいの皆さん。会場全体でドッと笑っていただき、つい熱が入る。予定にない入れ込みもしながらの講演。

 控え室では、お二人の校長先生、何人かのスタッフの方に温かい対応をしていただき感激。 

※三楽の仕事日記より

【20170803講演】長久手市立北小学校

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 8時45分から10時15分まで、道徳教育についての講演(模擬授業2本含む)。授業技術解説もいれながらの1時間30分。最後の「取り得る行動の検討道徳」は、終了時刻が迫ってきていてバタバタとした模擬授業。反省。

 皆さんのご協力もあって、無事終了。玄関先で皆さんに見送っていただく。

※三楽の仕事日記より
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