帰省して(松田)

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 あけましておめでとうございます。3期生の松田です。
 
 年末に実家に帰って、中学校のときの友達と忘年会をしました。社会福祉士を目指している友達、保健師を目指している友達、社会人3年目の友達の4人でした。
 
 4人とも進んだ道が異なり、それぞれ仕事の話や実習の様子を話したり、中学校のときの懐かしい話をしたりして盛り上がりました。
 
 
 中でも社会人の友達とは6年ぶりに会い、久しぶりに話をしました。この友達は中学生の頃は宿題を提出しなかったり様々な場面で先生から怒られていた子であったのですが、今はバリバリ仕事をしていて中学のときの姿からは想像できないくらい責任感のある人に変わっていて驚きました。本人も高校までの自分は思い出したくないくらいひどかったと言っていました。その友達が楽しく仕事をするために「人の悪いところではなく良いところを見るようにしている。」ということを言っていました。自分より年上の人と仕事をする中で、自分に良くしてくれる人もいるけれど中には悪口や理不尽なことを言ってくる人もいる、その中で楽しく働くには悪いところばかりを見ていてはいけないということを話してくれました。私はこれを聞いて実習のときに「良いところを見つけてほめてあげる。」という担任の先生が言っていたことと同じであると感じました。

 話は尽きず、気づいたら日付を越えていました。この忘年会は前日にいきなり決まったことであったのですが、1年の締めくくりになるとても楽しい時間になり良かったです。また、みんなそれぞれの場所で頑張っているので自分も頑張らなくてはと刺激をもらう時間にもなりました。


 帰省して、元気になった祖父母に会うことができたり、家族と初詣に行ったりと充実した時間を過ごすことができました。今年は自分の夢を叶えるための大切な年になるので気持ちを休みムードから切り替えていきたいです。本年もよろしくお願いします。(松田)

【20171113指導助言】尾張旭市立白鳳小学校

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 午後は尾張旭市立白鳳小学校へ。5年生国語科授業。主題をどうとらえたらよいかに焦点を当てた挑戦的授業。研究授業なのだから、僕はこうした明確なねらいをもっての授業は大賛成。まさに経験は意図的に積んで整理することだ。僕も見えてきたことがある。主題づくりについてしっかり助言ができないのが申し訳ない。

 ゼミ生の牧野さんと参観振り返り。牧野さんは、予定を変更して現場の授業参観を多くした。学校への移動など大変だと思うが、それだけの価値がある時間となっていることは間違いない。国語専修生として今日の国語授業の試みはとても参考になったという。

※三楽の仕事日記より

【20171110講演】一宮市教職員組合第2回教育フォーラム2017

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 18時から一宮市教職員組合第2回教育フォーラム2017で、1時間30分の講演。演題は「新学習指導要領を踏まえて教師力を高めよう」。新学習指導要領のとらえ方、主体的・対話的で深い学びを生み出す授業、私が考える深い学びの授業例という流れ。夕刻からの会なのに、230人ほども集まっていただいたとのこと。若い人も多いので、一生懸命エネルギー注入に努める。どのような感想をもっていただいただろうか。

 フォーラムに呼んでいただいたのは委員長の竹元先生。実は僕が附属中学校時代の教育実習生。とても優秀な学生だったことは覚えているが、終了時にいくつかの数学資料を渡して立派な数学教師になれよ!と伝えたことを竹元先生から聞き思い出す。嬉しいエピソード。

※三楽の仕事日記より

【20171109指導助言】岐阜市立藍川中学校

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 13時20分、岐阜市立藍川中学校着。この学校は昨年度から学び合い授業をされている学校。昨年のゼミ生教育実習校の一つで訪問。その折に校長先生が、私が小牧で学び合いを経験していることを知っていただいたのが縁での指導訪問。

 14時5分から3年社会科授業参観。級友の発言に質問や反対意見がごく自然に出る、とても雰囲気が良い学級。先生も物腰柔らかで、生徒の発言をもとに学びを創っていこうという姿勢。見ていてとても温かい気持ちになる。

 研究協議会においては、一人一人の学びの様子をもとに、先生方も4人グループになって学び合っておられる。僕には30分の時間を与えていただいたので、小牧での経験、私が心掛けたこと、今日の授業で話題にしたい子どもの写真などを見せながら話す。

 校長室で、校長先生、研究主任、授業者にさらに助言。僕の話を恐縮するほど喜び、受け入れていただき感激。18時近くまで在校。

※三楽の仕事日記より

12月12日 2期生の模擬授業に参加して(嶋藤)

こんにちは。3期生の嶋藤です。12月12日2期生のゼミの模擬授業に参加させていただいたことについて記事に書きたいと思います。

今回の模擬授業の担当は石川さんと吉田さんでした。石川さんは社会で6年生の「巨大古墳と豪族」という単元で、吉田さんは道徳で2年生の「ともだちやもんな、ぼくら」という教材で授業をしていました。

石川さんの社会の授業で学んだことは、はじめの大仙古墳の写真提示で気づいたことを発表させるときに古墳と言わせなくても自由な発想を受け入れてあげることです。古墳という言葉はまだ知らない時なので既習したことなのかまだ習っていないことなのかしっかりと教材研究しておくことが大切だと感じました。

また、課題提示の前に「この墓は、仁徳家の墓か?それとも、仁徳天皇の墓か?」という質問をして、「実は仁徳天皇だけの墓なのです。」と資料を見て答えをさらっと言い、課題で「たった一人のためにどうして大きなお墓(大仙古墳)を作ったのだろう。」としてしまうと、仁徳家の墓と答えた子どもたちが納得いかなかったり、間違えることに関していけないことだと感じてしまったりするという意見が出ました。間違えてしまった子へのフォロー、間違えてもそういう考えができたことへの価値付けをしてあげることがとても大切だと感じました。

吉田さんの道徳では、まず範読の上手さに驚きました。そしてタイトルをあえて授業のはじめに書かずに、読んでいく中で「ともだちやもんな、ぼくら」という台詞が出てきた時に黒板に書くという方法をとっていて、タイトルが強調されてとてもよい方法だなと感じました。

また、黒板に絵を描いてどういう状況になっているかを確認していたところが、2年生に対する対応でとても勉強になりました。他にも紙芝居のようにしたり、ペープサートでやっていったりすることも対応としてよいという意見が出ていました。他には「どんなことがあって、どんな気持ちになったか?」という発問はとても難しかったと感じました。もっと考えやすい発問にすることが大切だと思いました。

社会も道徳もどういった授業にしたらよいのかということをゼミのみんなで話し合って高めていた2期生の先輩方を見て、とてもハイレベルだと感じました。来年は私も先輩方のようにハイレベルな話し合いができるように、もっと授業技術を身につけていきたいと思います。

最後に。突然2期生のゼミにお邪魔してしまい、申し訳ありませんでした!(笑)
とても為になる時間でした。先輩方のように高め合える3期生になっていきたいと思います。ありがとうございました。(嶋藤)
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12月12日2期生ゼミでの模擬授業を行って(吉田)

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12月12日に行われたゼミにて模擬授業を行いました。その振り返りを記事にさせていただきます。
【教科・教材】
道徳:「ともだちだもんな、ぼくら」(信頼・友情) 小学校2年生

【今回の授業での目標】
・勉強会で多く見てきた「低学年道徳」を行うことで、自身の学びを生かし、課題を明確 化する。
・道徳がしっかりと行える先生なるための学びをできる教材研究と授業にする。
・玉置流道徳を行い、先生のもとで学んだ成果を私自身が感じ、次につなげる。

【良かった点】
導入)
玉置流の導入は短く行うこと、想像することに価値づける工夫を行えた。
範読)
子供がより想像しやすい話し方・表現を用いることができた。
教材名の提示)
事前に提示せず、後で「ともだちだもんな、ぼくら」と書くことで教材を通して友達について考える工夫を行えた。
○×法活用)
意見をはっきりとさせ、その後話し合い、価値づけてから全体交流という流れを活用ができた。(話し合う内容は良くなかった…)

【反省点・学び】
・低学年という実態の把握
 低学年で実習を行ったゼミ生から教えていただいたことです。私の今回の授業はしーんとした中で同じリズムで授業が展開しました。しかし、それでは子供たちは取り組めないと教えていただきました。「声に抑揚をつける」「ジェスチャーを入れて大きく見せる」「表情をつけて、授業を行う」といった工夫を取り入れることでより子供が参加しやすくなると助言をいただきました。いい学びができました。

・範読への考え方
 私は今回の範読時にイラストを出さずに進めていました。それでは低学年の子供にとって想像しにくい内容となってしまいます。イラストを提示しながら読むことなどをによってイメージしながら子供が聞け、内容をより理解して考えることができます。また、イラストを使うことによって話し合う内容の焦点化にもつながると教えていただきました。
範読を通して子供たちがこの物語に対して想像しながら、イメージを膨らませ、物語が子供の中で完成されるような時間を形成できるように今後はしていきたいです。

・発問がわかりにくい
 まず、「一時一示」の原則を行えていませんでした。私は一気に3つの指示を出し、子供たちが困惑してしまうことを行ってしまいました。また、その指示が明確ではありませんでした。「どんなことがあって、どんな気持ちになった」というのは2年生には厳しいです。
イラストを見せながら出来事を思い出す、このとき誰がどんな気持ちだったのかということを明確に、わかりやすく伝えていくことが必要でした。自身の言葉をより理解して使えるように鍛えていきたいです。

・子供に考えさせたいことのズレ
 今回の道徳では「葛藤」に子供が目を向ける時間がとられていませんでした。「悪いことをして逃げる」という部分を強調し、「だけど、かみなりおじいさんの家に戻った」という事実を確認し、「どうしてこんなに変化したんだろう」ということをしっかり考えてなければ、共感をしながら授業を行えず、深めな発問で学習を深めることができません。教材のどこでどんなことを考えるのか、どういう思考を子供が抱くのかということをより考え教材研究することの大切さを学びました。

・落書きをしている子供役への対応
 今回、牧野さんが「落書きを続ける子供」という名演技をしながら、授業を受けてくれました。その子への対応時に「叱る」ことしか思いつかず、授業の雰囲気を壊したくないと考え、適した対応を行えませんでした。様々な子供が学校にはいます。その子に則した対応をよりできるよう日々研究していこうと思います。


授業をやるからこそ、仲間がいるからこそ学べる有意義な時間でした。「板書」「書き順」「話し方」「授業構成」など課題は山積みですが、下を向いてる暇はありません。4月から先生として働く覚悟を持って、今後生活したいと思います。

最後になりましたが、授業をわざわざ見てくれた3期生の嶋藤さん、早川君・4期生の安部さん、本当にありがとうございました。また来てください。

12月12日(火)二期生ゼミ記録(岩田)

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 こんにちは。二期生岩田です。二期生も全員が無事に卒論の一次提出を終えました。ほっとしたい時であると思いますが、本日は12月に入ってからの初めてのゼミでした。今日は授業者の石川君の記録をしたいと思います。


 石川君の授業は小学校6年生の社会科の授業でした。単元は「巨大古墳と豪族」で授業の最終的なねらいは、豪族の力の大きさについて考えることでした。導入から課題の提示までの約10分間の中での記録をします。


 1.具体的に想像できるような数値化をする。

 本日の授業の中で、古墳の大きさに気づくというシーンがありました。写真があり、視覚的に理解することができたので、おおまかな大きさの把握はできていましたが、教科書に表されていた、全長486m、高さ35m、横幅305mといったような数値を、子供たちにも分かるような身近な具体物に置き換えることでより実感がわくのではないかという意見が出ました。何階建てや、運動場何個分といったような、イメージしやすいもので表現することで、より一層授業に引き込まれるのではないかと感じました。

 2.○×法の効果的な活用法

 今回、石川君は大仙古墳が「一人のお墓だったのか。」「一族のお墓だったのか。」という発問において○×法を活用していました。指示が明確で、教師サイドが多くを語らなかったため、とても○×法が生きたと思います。結果として、○と×の割合も半分位に分かれ、子供たちの自然な意見が取り入れられていたような気がします。そこで、さらにプラスアルファとして、○×法を意図的指名に使うだけでなく、子供たち同士での共有法として活用できるということを学びました。○×をつけさせる→話し合わせる→何を話していたのか発表させる というような流れのある活用法があるということを知りました。


 3.子供に課題を作らせる

 これは、わたしも毎回自分の課題として上がるのですが、実際にとても難しいことであると思います。本日であれば、「たった一人のためにどうして大きなお墓を作ったのだろう。」というニュアンスの言葉を子供たちから出すことができればよかったのだと思いますが、なかなか難しいと感じました。子供たちから、子供たちの言葉で課題を作らせるためには、導入部分での授業への引き込み方によって、変化するのだと思いました。


 今回は、有田先生の本を読んで、授業を作ってきた石川君。社会科のプロ教師の技をまねて授業準備をしてきたこと、私も見習いたいと思いました。明るく、楽しく、社会科の授業を受けることができました。お疲れ様でした。(岩田)

あけましておめでとうございます。(嶋藤)

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 あけましておめでとうございます。

 3期生の嶋藤です。2018年、今年は勝負の年です。人生の中でこれが最後の勝負の年かもしれません。

 私の人生の目標は「後悔しないように生きること」です。この目標は大学生になってからずっと自分の中での目標です。大学は本来、国公立に行きたかったのですが、自分の頑張りが足らず岐阜聖徳学園大学に通うことになりました。

 しかし、最終的に自分が目指しているのは教師になることだとその時思い、大学生活は悔いのないものにしようと思いました。今では、岐阜聖徳学園大学に通っていることに後悔はありません。玉置先生をはじめとする尊敬できる先生や、尊敬できる先輩方に巡り会えたからです。高い学費を払って応援してくれている親にも感謝の気持ちを持って、今年は全力で夢に向かって頑張って行きたいと思います。3期生のみんなで全力で突っ走っていきたいです!!

 写真はお父さん、お母さん、妹が私がゼミ合宿に行っている間に旅行に行った時に買ってきてくれたものです(笑)私の周りにはたくさんの仲間がいて、本当に幸せです。がんばります!(嶋藤)

12月11日津島市立南小学校の玉置先生の指導助言に参加して(牧野)

 12月11日津島市立南小学校の授業に参加しました。

 今回は6年生道徳。題材名「カーテンの向こう」の授業を見学させていただきました。
私が小学生のときの道徳でこの授業を受けたことがあり、衝撃的なお話だったので今でも心に残っていました。6年生の子ども達もとても良い姿勢でお話を聞いていました。道徳の授業教材は、それくらい人の心に響くもので、しっかりと伝えなければいけないと改めて感じました。

 この授業をきいて、私も「カーテンの向こう」の題材で授業がしたいと思いました。そこで、大学の講義で8分間の模擬授業に挑戦しました。ここでの反省で、「範読の際、主人公が悪者のように感じられた」という内容があがりました。確かに。範読に感情を込め、お話の様子を想像しやすいように工夫したつもりでした。しかし、主人公が悪者になると趣旨が、ずれているような気がします。範読は自分の考え通りにはいかないなと思い、玉置ゼミでの模擬授業の際に気をつけてみようと思います。

 お忙しい中授業見学の機会を与えてくださりありがとうございました。良い題材に出会うことができたので、自分なりにこの題材を研究してみたしと思います。(牧野)

※ 写真は校舎から見えた虹です。
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12月11日津島市立南小学校の玉置先生の指導助言に参加して(吉田)

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 12月11日に津島市立南小学校で行われた校内特別授業研究会に参加させていただきました。6年生の道徳の授業参観後、授業検討会・意見交流・講演会にも先生方の輪の中に入って活動させていただきました。本当にありがとうございました。
 今回の記事ではその日の学びを3つほど書かせていただきます。

 1つ目は「弱さを共感させる重要性」です。

 今回の道徳は「カーテンの向こうに」という教材を通して「嘘」について考える授業でした。今回の教材もそうでしたが、道徳教材の特徴として前と後でガラッと展開する・変化のある教材が多いことが挙げられます。その時に「弱さ」を子供たちが見つめる・共感できる時間を設けることで、子供たちが教材に引き込まれ、「弱さ」に目を向けているからこそ変化した人物を通して「よさ」をより見出せる、考えを持てるのだと気付かせていただきました。
 そのような授業にするためには「範読」「子供の発言」「授業の構成」などたくさんの要素から思考錯誤する必要があり、今の自分に不足していると感じました。今後取り組んでいこうと思います。

 2つ目は「子供にとってわかりやすい意思表示」です。

 今回の授業ではコップを用いて意思表示をするという活動をされていました。活動を通して多くの子供が参加できる、考えを持つ機会を設けるといった意図が見受けられました。授業検討会ではこのよさをよりよくするために「『子供にとって』わかりやすい意思表示に」という話がされました。例えば、「机の配置をコの字型にする」「誰がどんな意見なのかを確認させる」などの工夫が挙げられます。授業を行っているのは教師だけでなく、子供もその一人であり、彼らが最も話しやすい、議論しやすい環境を整えることの重要性を学ばせていただきました。

 3つ目は「役割演技を行うこと」です。

 授業者の先生から「体験する道徳を」というお話を聞かせていただきました。その手段として、役割演技を取り入れられていたのですが、深まる学習活動が展開されなかったとようにお見受けしました。私は良い手段だと感じましたが、「発達段階」と「必然性」に課題なのかなと振り返りました。

 「発達段階」という点では、役割演技が「実際に子供がその行為をすることによって気付く」「無意識にその行為を通して子供が自己開示を行っている」という一般的な低学年の実態に対応するものとなってしまったことや恥ずかしさや言語化することに困難さを感じる実態を考えると、6年生には適さなかったのかもしれません。難しい判断だと思います。

 「必然性」という点では、子供自身がその活動の意味を見出せるとよかったのではという考えです。1つ1つの活動のつながりを感じられる展開、声掛けによって、役割演技を通して考えようとする子供の姿勢を形成するという工夫もできるかもしれません。
 1つの活動をより多角的に考え、構成することの大切さと難しさを学ばせていただきました。

 訪問校の校長先生から「いつもホームページを見ています」と言っていただきました。拙い文章ではありますが、学びを深める一環として記事を書き、読んでいただけるということは本当に嬉しいことです。よりよい気付き、考えをもち、表現できるようにこれからも頑張りたいと思います。(吉田)

12月11日津島市立南小学校の玉置先生の授業助言に参加して(岩田)

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 こんにちは。本日12月11日、津島市立南小学校にて行われました、玉置先生の道徳の授業助言に参加させていただきました。今回は6年生のクラスで、内容項目は思いやり・親切で「カーテンの向こう」というお話でした。物語の内容としては少々難しい部分もありましたが、子どもたちに真剣に考えさせることのできるよい教材であると感じました。以下に今日の道徳の授業を参観させていただいての学びを、今回は3点に絞ってまとめます。


1.ひとりひとりに授業に参加しているという実感を持たせる

 私が、授業全体を通して今回の課題点としてあげた点は、固定化した子どもたちで授業が進められてしまっていたことです。子どもたちの中には、発言することが得意な子や、積極性に富む子がいる一方で、自分の考えを伝えることが苦手であったり、考えを文章に出来なかったりと能力による差が顕著に表れます。差があることは当然のことで、乗り越えていかなくてはいけないことであると思いますが、それが授業に参加出来ないことにつながってしまってはいけないと感じました。子どもが苦手そうだと感じたら、教師はまずペアで話をさせたり、机間指導で価値付けをして子どもたちに自信を付けさせたりと工夫できることがたくさんあるのではないかと思いました。挙手した子どもたちだけの発言で授業が作られてしまうことはとてももったいないことであると感じました。

 
2.教師の揺さぶりで子どもたちを授業に引き込む

 これは、子どもたちに道徳を一筋縄で終わらせないためにとても重要なキーとなると思います。今回であったら、「嘘をつくことは本当にいいことか。」というテーマで揺さぶりが出来ると先生が言われていましたが、物語を読み終えてからが本当の道徳になるのだと思います。子どもたちの意見に揺さぶりをかけることで、今まで自分が思っていた考えを見つめ直すきっかけになると思います。今回で言えば、「嘘はいけない」という考えをもっていた子どもたちが、「嘘はついてもいいものだ」という考えに物語を読み終えて変化した後で、「でもそれって本当?」とさらに追究することで、そこから自分に置き換え、真剣に考えることになると思いました。そこでようやく考え、議論する道徳につながるのではないかと感じました。


3.自分だけでなく、意見を周りと共有化する

 今回の授業の中で、紙コップを使って意思表示をするという取り組みがありました。子どもたちに3種類の紙コップを渡し、自分がどの意見に賛成なのか、自分だったらどうするのかということを机の上で表示するというものでした。個人的に自分の意思表示をする手段としてとてもいいなと感じました。感じたこととして、強いて言うなら、子どもたちの中での共有法として使うことができればもっと良いのではないかと思いました。今回は、先生が子どもの意見を理解するためのものだけに使われていましたが、使い方次第で子どもたちの考えを深めるきっかけになる道具になると思いました。座席の工夫や子どもたちの中での話し合いの機会を増やすことで、子どもたち間のための道具としてもっと活用されるのではないかと感じました。


 今回、道徳の授業を参観させていただいて、改めて教師の持っていきかたにより180度方向性が変化してしまうものこそ道徳であると感じました。怖いなと思う反面、やりがいがあるとも思いました。道徳が教科化になることで戸惑いや不安もありますが、「子どもたちに何を考えさせたいか」ということを念頭に置いて、そのための揺さぶりを常に忘れないようにすることを意識することが出来ればよいなと感じました。玉置先生、津島市立南小学校の先生方、本日はありがとうございました。(岩田)
 

2018年もどうぞよろしくお願いします

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 2018年となりました。
 
 旧年中は大変お世話になりました。

 今年も毎日更新を目標に、
 ゼミ生徒ともにこのHPを充実させていく所存です。

 これまで以上にご訪問いただけますと嬉しく思います。

 どうぞよろしくお願いします。

※ 写真はいのちをバトンタッチする会発刊の「生きる幸せをみつめる いのちびと 2018年1月号」に表紙です。3ページにわたって私を紹介していただきました。ここをクリックしていただくとお読みいただけます。

私の今年の漢字(玉置)

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 今年の私の漢字は?と言われたら、いくつかの候補から「救」とします。

 1月21日に大口中学校の駐車場で転び、右手首を完全骨折。救急車で運ばれ手術、入院しました。

 12月13日には平安通駅で倒れ、救急車で運ばれました。自身の歯で下唇を貫通させ、縫合しました。

 救急車で運ばれた母親が、5月21日に他界しました。すべて救急車のお世話になりました。

 あらためて考えてみると、この1年も多くの皆さんに「救」われました。こうして今があるのは、すべて皆様に、そして神様に「救」われたおかげだと思っています。

 特に自身の怪我については、あのとき・・・となっていたらと思うと、こうしてごく普通に生きていられることに深く感謝するしかありません。有り難いことです。ありがとうございました。(玉置)

神在月の出雲にて(岩田)

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 今年もあっという間に過ぎ、気がつけば学生生活もあと3ヶ月ほどです。そう思えば思うほど、時間が止まればいいのにとか、一日24時間じゃ足りないなあとかいろいろ考えています(笑)。
 

 11月に島根県へ旅行に行ってきました。今日はその時学んだことを記事にしていきます。

 島根県といえば出雲大社。そうです、皆さんご存じの通りの「縁結びの神様」がいらっしゃるところです。そして、11月は神無月と言われますが、出雲では「神在月」と言うんです。知っている方も多いと思いますが、全国の神様は1年に1度、出雲に集合なさるそうです。そのため全国的には神様がいなくなってしまうので、神無し月=かんなづきと言うそうです。そう考えると、簡単ですよね。出雲は神様がいらっしゃるため、神在月となるのです。私はこのお話を聞いて、年中神様がいる出雲っていいなと思っていました(笑)。我ながら発想が小学生です。

 ガイドさんの説明を聞きながら、出雲大社を見ていると、「運は一瞬、縁は一生」という言葉が書かれているのを目にしました。その時はただ、見て「なるほど」と感じただけですが、よく考えてみるととても深い言葉ではないかと思うようになりました。

 ゼミに入って出会い仲良くなった2期生や、同じサークルや部活動で出来た仲間も、出会い自体は偶然のことであったかもしれませんが、今も変わらず関係が続いているということは、運ではなくて縁だったのかなと帰ってきてからいろいろ考えさせられました。

 また、これからの人生もっともっといろいろな人に出会うことになると思います。それらの出会いを運で終わらせるのではなく、縁として一生自分の糧としていけたらと思いました。ガイドさん曰く、良いご縁というのは、人との関わり合い全てを指すそうです。これまでの素晴しいご縁に感謝しながら、未来のご縁にも期待していきたいです。(岩田)


 

12月5日知立市立平成小学校の勉強会に参加して(吉田)

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12月5日に知立市立平成小学校へ行かせていただきました。講演内容は「新学習指導要領を踏まえた授業力アップ」です。私はこの演題を多く聞かせていただくことが多いのですが、学ぶことは多く、書くことが尽きません。今回は2つの学びに絞って、書かせていただきます。

1つ目は「主体的」「対話的」「深い学び」を生み出すための授業にするための手立てです。
新学習指導要領のキーワードとして「主体的・対話的で深い学び」が挙げられています。玉置先生は授業改善として講演をされている中で「授業以外でもこの環境を整える必要があるのかもしれない」と考えました。例えば「主体的」であれば「指示されてする学習ではなく、選択する機会を授業で設け、意欲的にする」と講演会で話されていたと思います。それは学級の係活動においても「指示されて行うのではなく、『みんなが過ごしやすくするためには』と問い、子供が選択する」という活動があったら、よりよい学級環境で主体的な授業を行えると思いました。他の2つのキーワードに関してもこのことがいえると思います。授業だけで「主体的・対話的で深い学び」を目指すのではなく、学級経営においても意識して取り組むことも必要なのかもしれません。

2つ目は出力をすることで学ぶという再認識です。
私は9月から多くの講演会に参加させていただいています。それは「少しでも多くゼミで学び、4月をスタートしたい」という想いがあるからです。そんな私に帰り際、3期生の菱川君が「『エレベータートーク』って何ですか?」と質問してくれました。今回の講演では時間の関係で話されていない内容です。「エレベータートーク」とは「今日の授業の中で学んだことを何も見ずに30秒でペアの相手に伝える」という活動を行い、「授業の最後に表現させ、定着を図るため」等の目的で使われる玉置先生の授業技術です。私は何度も聞いていたのですが、「何も見ない」という大切な要素を彼に伝え忘れていました。彼が質問してくれて、話をしたからこそ気付くことができた学びだと思います。今後はより1つ1つのことにこだわって学びたいと思います。

お忙しい中、参加をさせていただきました。本当にありがとうございました(吉田)

11月30日 岡崎市立形埜小学校 算数科授業研究会に参加して(白井)

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11月30日、岡崎市立形埜小学校において、算数科授業研究会に参加させていただきました。玉置先生による師範授業や落語教室、有馬先生による研究授業、研究協議会まで盛りだくさんの1日を過ごさせていただきました。
その中でも、玉置先生と有馬先生の算数授業について、学んだことをまとめます。2つの算数授業を参観させていただいて、どちらも印象に残っているのは課題を解こうと一生懸命に考え、試行錯誤する子どもたちの姿です。このような姿を生み出せる教師に、わたしもなりたいと強く感じました。

○玉置先生 師範授業
授業の時、玉置先生は「先生は、次何て言うと思う?」と子どもたちに問いかけられていた。それに子どもたちから「2で作る!」という元気な声が返ってきていました。
私は、この様子を見て子どもたちに次の活動を問いかけることで、課題に向かう姿につながるのだなと感じた。教師が「次は2を入れてみよう」と言ってしまえば簡単であるが、言われたからやるという活動になってしまうが、子どもたちの「2で作る!」という言葉を出発点にすることで、そこに何か子どもたちの考えがある活動になると思いました。自分たちで課題に向かっていることが実感できる活動になって、より意欲的に課題解決を目指せると思いました。私も次に何をしたら良いかを子どもたちに問いかけて、「主体的に」課題解決を促したいと感じました。

○有馬先生 研究授業
算数日記というものを毎授業書かれていることを知り、興味を持ちました。1時間の授業で課題解決をする過程を振り返り、次の授業のはじめに発表をしていました。子どもたちの日記はただ書くだけの活動ではなく、授業でどのようなポイントで解いたかまで詳しく書かれており、中でも素直に問題が解けなかったことを「悔しい」と書いている子が、授業のはじめに発表をしていて、興味を持ちました。その子は、次は解けるように工夫したいと書かれていて、前時の解けなかったことを生かして本時には解けるようになっていました。子どもたち1人ひとりが「悔しい」という感情を持つほどの課題に向かう姿を見ることができ、その感情を引き出すには、算数日記を書いて自分を振り返ることを通して実感できるものであると感じました。
子どもたちの様子を見て、私自身も「書くことによって学ぶ」を負けずに行っていかなければ!と感じました。

最後に、岡崎市立形埜小学校の子どもたちと休みの時間一輪車をするなど関わる機会も多くあり、私自身も次の日筋肉痛になりながらも多くのことを学んで、楽しく充実した1日となりました。岡崎市立形埜小学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました。

【20171108講演】知多地方愛知教育大学同窓会 青年部・女性部合同研修会

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 16時に大学を出て、知多市勤労文化会館へ向かう。

 18時30分から20時まで「知多地方愛知教育大学同窓会 青年部・女性部合同研修会」で講演。演題は「私の教師修行を語る −新任教師から管理職時代まで−」。いわゆる新ネタ。いろいろと入れ込みすぎで後半はバタバタ。猛省。とはいえ、熱心に聞いていただける皆さんに、熱く語ることができた。本もたくさん買っていただけた。とりわけ役員の皆さんにはお心遣いをいただき、恐縮するほど。深謝。

※三楽の仕事日記より

【20171107講演】あま市教員研修会

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 あま市美和文化会館へ向かう。2時間ほど余裕ができたので、読書と講演内容の確認。駐車場で仮眠(笑)。

 15時15分から1時間30分の講演。「考え議論する道徳科へ向けて」と題して、道徳科の概要、自称・玉置流の道徳授業のつくりかたと映像のその実際を伝える。持参した本をかなり購入していただけた。感謝するばかり。

 この講演を教師ではない長谷川さんが聞いていただき、ブログに感想を載せていただいた。とっても嬉しい内容で、思わずここで紹介。「「玉置流」は授業を突き詰めたこそ生まれた授業をする」とまで書いていただけた。ここをクリックして、ぜひお読みください。

※三楽の仕事日記より

【20171106指導助言】尾張旭市立渋川小学校

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 9時ちょっと過ぎに家を出て、尾張旭市立渋川小学校へ向かう。ゼミ生4名参加。

 3限、4限と1年、2年の道徳授業参観。助言をするためのメモ。給食をいただく。今日もカレー。前回もカレーで、これが嬉しい。

 5限は6年生の教室で道徳飛び込み授業。先日、味岡小でやらせていただいた「夏の日のこと」を行う。子どもが違うので当たり前と言えばそうなのだが、まったく違うと言っていいほどの授業となった。良い意味で子どもたちと戦った。揺さぶりにさらに揺さぶりをかけた。ある少年が確かに変容してくれたと確信。協議会で担任の先生からこのことを認めていただけたのがとても嬉しい。今日の授業も自分自身の貴重な記録となった。子どもたちに大感謝。

 1時間かけて、飛び込み授業映像をもとに、僕が考える道徳授業作りについて講話。時折、担任の先生に日頃の子どもたちのことをお聞きしながら展開。とても良い時間を過ごさせていただけた。

 ゼミ生と喫茶店でいつもの振り返りゼミ。こうした時間も実に楽しい。19時前に帰宅。

※三楽の仕事日記より

【20171104講習】教員免許更新講習

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 強い依頼を受けて、今日は終日、教員免許更新講習担当。場所は本学。夏に開設した「優れた教育実践者から学ぶ」と同様の1日。47名の方が受講。

 9時から始め、午前2コマ、午後2コマ、評価テスト終了は16時20分。研究室に戻り、採点・評価が終わったのが18時。「余裕がある方はテストの隅に講習の感想を書いてください」と指示しておいた。感想を読む限り、満足していただけた模様。帰宅。1日講習でヘトヘト。

※三楽の仕事日記より
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