12月2日第7回教育と笑いの会に参加して(寺坂・吉田)

12月2日の教育と笑いの会に参加して得た学びを2期生寺坂・吉田でまとめます。


私は教育と笑いの会に初めて参加しました。常に笑いが止まらない中で沢山学ばせていただきました。2つに絞り書かせていただきます。

1つ目は噺家さんの話についてです。落語も講談も話を聞いているうちに世界に取り込まれ、背景やその人物の表情が頭の中で想像されるほどの圧倒的な話でした。そして、そんな話にする為の努力が並々ならぬものであると知りました。一瞬の為に懸命な努力をして、その場の人を感動させたり、考えさせたりすることは教育との共通点なのかもしれないと感じました。

2つ目はユーモアのある切り返しです。池田修先生のお話は1度講演会でお聞きしたことがありました。しかし、それ以来「5秒までに返答をし、30秒で話を終える」、「ユーモアのある切り返し」が出来ずにいたことに気づきました。自分自身が目的がはっきりとわかっていないことが原因だと思います。これからは「少しでも子供が納得しやすく、笑顔が生まれるような雰囲気を作る」ということを考えながら、切り返しをしていこうと思います。(吉田)



私は、教育と笑いの会の日の午前中に行われていたフォーラムの打ち合わせから参加させていただいていたのでそこで感じたことを書きたいと思います。

それは「準備」の大切さです。多くの先生が、土曜日の午前中を潰して、フォーラムでの発表の仕方について意見を出し合っていました。ベテランの先生、教務主任の先生、校長先生方が良い会に良い発表にしようと時間をかけて準備されていました。そんな先生方を見て、改めてこの場で授業をさせていただく重みも感じました。3本ある模擬授業の1つではありますが、万全の準備をして臨みたいなと思います。また、アドバイザーをしていただく神戸先生には「これは大丈夫か?」「これはいるか?」など多くのことを気にかけていただきました。夜の懇親会でも、学級開きで意識すべき「目指す姿」について教えていただきました。卒業論文も一区切りを迎えたので、フォーラムの準備にも時間を作っていきます。(寺坂)
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11月30日岡崎市立形埜小学校 算数科授業研究会に参加して(寺坂)

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11月30日に岡崎市立形埜小学校で行われた、算数科授業研究会に参加させていただきましたので、そこでの学びを書きたいと思います。玉置先生の師範授業と、有馬先生の算数の授業の順で書かせていただきます。


算数の授業ってどのようなイメージを持たれるでしょうか。多くの方が、試行錯誤の末に答えが必ずあるというイメージを持たれるのではないでしょうか。そういう理由で、算数が好きな方もいるでしょう。しかし、玉置先生のこの日の授業は、「答えのない算数」でした。授業を受けていた4・5年生の児童は、きっと初めて出会う算数に驚きを隠せなかったと思います。なにせ、22年生きてきた私でさえ初めて向き合いました。授業の概略は、先生の仕事日記に記載されていましたので書きませんが、難しい問題に頭を抱えながら取り組む児童、「えー、分からん。」「あー!なるほど」という呟き、席を立って話し合う児童の姿を見てこれが、「対話的で深い学び」なのだなと感じました。
授業の時系列はずれますが、5枚のカードを用いて「1」という数字を作ることができた児童たちに玉置先生は、「次はどんな数を作りたい?」と聞きました。すると、児童たちは「2!」と身を乗り出すように言った姿が印象的でした。学びたい!という主体的な姿も見ることができました。
玉置先生の授業では、「主体的・対話的で深い学び」というキーワードがすべて詰まっているように感じました。


有馬先生の授業では、先生が取り組まれている「算数日記」というものにとても関心を持ちました。算数の授業後に、学びを日記のようにつけていくものです。校長先生と有馬先生は、「書くことによって学ばせている」という言葉を仰っていました。今回の授業は算数日記を書く時間がなく「言える人?」という考える時間もほとんどない中で、6年生の児童は「自分で工夫して楽しくできた。勉強になった」という、すぐに考えたとは思えない感想が出てきました。書くことによって力が付くということを感じました。
内容の面では、授業の導入(前時の復習)が展開へと繋がっていて、一貫性を感じました。また、子どもに答えの予想を立てさせていて、内容に対して興味を持たせ続けていました。実際に、子どもも前のめりに授業に参加していました。
授業も、子どもに寄り添っていて進んでいて、少人数の良さが出ていてるように感じました。

最後に、、、、形埜小学校。とても雰囲気が良い学校でした。どこか温かさを感じる校舎と仲の良い先生方、55名の元気とはとても思えないパワフルな子供たち。玉置先生も「ここならもう一回勤務してもいいなあ」と思わずおっしゃっていました。本当に素敵な学校でした。あまり言いたくなのですが、子どもたちと昼休みサッカーをしたので、次の日筋肉痛になりました。(寺坂)

11月30日岡崎市立形埜小学校を訪問して(石川)

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 こんにちは。2期生の石川です。
 11月30日、岡崎市立形埜小学校を訪問させていただきました。

 玉置先生の授業、子ども達と一緒に給食、レクリエーション、サッカー、玉置先生の落語、研究授業参観、研究会…と盛りだくさんな一日でした。たくさんのことを書きたいのですが、私は、研究授業参観について書こうと思います。

 研究授業は、授業者は6年生担任の有馬先生、単元は第6学年算数科「およその形と大きさ」でした。内容は、飯盒(はんごう)のふたのおよその体積を求めるというものでした。授業では、様々な工夫がなされており、子どもが最後の感想を述べる際に「勉強になりました。」と口にするほどよく考える授業でした。大学生の私からしては、非の打ち所がない授業でした。そこで、私は「教材の工夫」にクローズアップして記事を書きます。

 《教材の工夫について》
 今回の授業では、子ども達が実際におよその体積を求めるものとして、教科書とは違い、飯盒のふたを用いるという工夫がなされていました。私は、この飯盒のふたを用いることで、教科書の題材を用いては得られない3つのメリットがあると考えました。

 1つ目は、学習がより子どもの日常に依ったものになることです。子ども達は、小学校5年生の野外学習で実際に飯盒を扱っています。有馬先生が「これの体積を求めてもらいます」と飯盒のふたを出した時の子ども達の食いつきから見ても、親しみのある教材であると感じました。

 2つ目は、実際に長さを測って体積を求めることができることです。飯盒のふたは、子ども達が使うノートの片面に優に収まります。それほど大きいものではありません。そのため、簡単に計測することが出来ます。数字も大きくならないため、筆算などを用いて簡単に計算をすることができます。

 3つ目は、体積が実際に目の前で量ることができることです。有馬先生は、子ども達におよその体積を求めさせた後に、実際に水を使って飯盒のふたの体積を量っていました。自分が計算したおよその体積は実際の体積にどれだけ近いのか。子ども達は実験に興味津々で歓声が上がるほどでした。

 しかし、メリットばかりではありません。例えば、飯盒のふたを人数分用意する必要があるということです。今回の6年生学級は、1クラス10名と少人数な学級でした。そのため、飯盒のふたも集められますが。これが、30人学級、40人学級となると飯盒のふたを全員に配布するのは、難しいと考えます。

 教材を工夫することで、メリットばかりが生じるわけではありません。玉置先生はゼミでよく「教科書はものすごく考えられて作られている」と話されます。私は、中学校教育実習で、少しでも自分の工夫をしようと、教材を工夫してみましたが、全く上手く行きませんでした。子ども達により深い理解をしてもらうための授業や教材の工夫は、教材研究の時間や、経験に裏付けられるものであると感じました。

 今回の研究授業を参観して「このような算数授業をしたい!」と強く思いました。そのためには、子ども理解、教材研究、経験などが必要です。どれだけ時間がかかるかわかりませんが、今回の授業をめざして頑張りたいと感じました。

 沢山学ばせてくださった形埜小学校の校長先生をはじめ先生の皆さま、ありがとうございました。

(石川)

11月14日2期生ゼミ授業記録(白井)

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今回は、11月最初のゼミで2、3限続きでした。私は10月の間、幼稚園実習だっため、久しぶりにゼミのメンバーに会えることを、とても楽しみにしていました。

私は、3限に道徳の模擬授業をさせていただきました。教材名は、「帽子はどこに消えた」を模擬授業させていただき、役割・責任について迫っていこうと考えました。

授業をさせていただいて感じたことは、道徳授業について、もっと学ばなくてはならないということです。今回の模擬授業では、途中で、どのように子どもたちに問いかけたらよいか分からなくなってしまいました。資料選択の時点で、もっと考えるべきであったということをアドバイスいただき、自分の教材研究の甘さを感じました。他にも、アドバイスをたくさんいただき、反省とともに多くのことを学びました。その中でも、資料選択について絞って書いていきます。

今回の資料では、主人公の気持ちに迫ることの内容が複雑であったことを、模擬授業をして感じました。最後の結末も、問題が解決していないという状況を子どもたちに問いかけたいと考えていましたが、その前の内容をつかむことに時間がかかってしまいました。

今まで、玉置先生の道徳の飛び込み授業を、何度か見させていただいたことがあります。先生の授業では、資料が、主人公の気持ちの変化をとてもつかみやすいものでした。何か出来事が起こり、その出来事の前後での主人公の気持ちが変化していきました。
道徳は読み取りではないというアドバイスもいただき、この1時間で考えさせたい軸に迫るために、資料を選択していかなければならないということを学びました。

最後に、教材研究の難しさを感じた模擬授業でしたが、教科化される道徳について、子どもたちが深く考えていくためには、教師も深く教材研究をしなければならないと学びました。模擬授業を見て下さった玉置先生とゼミの仲間がいたからこそ、学ぶことができました。ありがとうございました。(白井)

日本一ハッピーなクラスの作り方を読んで(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。教育実習を無事終えさせていただき、また電車通学が始まったので積極的に本を読んでいきたいと思います。今回紹介させていただくのは金大竜先生の「日本一ハッピーなクラスの作り方」という本です。この本からは先生の子どもたちに対する想いや、考え方、教師という仕事を誰よりも楽しんでいることがたくさん伝わってきました。中でも印象に残ったハッピーなクラスの作り方を3つ記したいと思います。

 まず、1つ目は人を大きく2つに分けると「知覚考動」か「知覚動考」に分かれるそうです。前者は自分に出来るのかしっかりと考えてからやってみるというもの、後者はまずはやってみて、やりながら自分に合っているか考えるというものです。みなさんはどちらが当てはまるでしょうか。残念ながら、前者はほとんど行動に移すことが出来ない人だそうです。人間は動く前に考えると損得を考え、次に出来ない理由を考えてしまうからと書かれていました。ハッピーなクラスにするためにはまずは教師が「知覚動考」(ともかくうごこう)なのです。私はよく考えすぎてなかなか行動に移せないことがあるのでまずはやってみる、チャレンジしてみることが大切なのだと感じました。

 2つ目は教師の立ち位置で子どもの聞き方・話し方が変わるということです。子どもは基本的に教師に体を向けて話を聞きます。なので、話し合いの時は発表をしている子どもの後ろに立つようにすると、「〇〇さん話している人に体を向けて素晴らしいね」とみんなの前で認めることによって聞き方が定着していくそうです。これは教育実習のときにやってみたかったなと思ったので、この本にもうすこし早く出会えていたらよかったなと残念です。

 3つ目はこっそりとリーダーをした回数を数えておいて、10回になった子どもに表彰状をあげるというものです。先生の学級ではいろんな場面でリーダーを作る機会があります。リーダーをやった回数を数え、みんなの前で認めてあげることによって、外発的な動機でなく、自分の力でみんなをハッピーにしてあげたいという思いで動けるような子どもになっていくそうです。これは私自身が担任を持ったら是非やってみたいなと思うことでした。

 この本から金大竜先生がいかに子どもと真摯に向き合い大切にしているかがよく伝わってくる勉強になる一冊でした。先生の他の本も読んでみようと思います。(丹羽)

11月19日人間共育道場に参加して(白井)

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11月19日に、小牧誠道塾にて行われた「人間共育道場」に参加させていただきました。玉置先生、そして玉置先生が校長先生をされていた時のPTAの方々によって、子どもだけでなく、大人同士も学び合おうと始められたもので、記念すべき1回目でした。

第1回では、関西大学 社会安全学部 准教授である城下英行先生をゲストとして、お話を聞かせていただきました。また、さまざまな方々とお話を聞いたことを受けて、交流をしました。あたたかい雰囲気の中、自分になかった考えに触れて、学ぶことができました。特に印象に残ったことをまとめたいと思います。

「全員がフルスイングする社会」
この言葉は、ゲストである城下先生が、これからの防災教育に向けて、おっしゃられた言葉であった。地震などの災害を防ぐためには、国や政府だけが頑張ればいいのではない。全員が、頑張れる社会を目指すことが目標であると話されていた。その言葉に、私も地震について恐怖心やなんとかしなければならないと思ってはいるけれど、フルスイングどころか全く意識が足りてないということを感じた。教師として、1人の人間としても、子どもたちや大切な人たちを守るためにも、家族で避難時について話し合いを行うなど、自分のできることをやっていきたいと感じました。

また、学生や教師、公務員の方などさまざまな方と「フルスイング」したいことについてグループワークもしました。「フルスイング」とは、ホームランでもヒットでもなく、時には空振りかもしれないが、自分の最大限の力を出すということでもあると知り、「フルスイング」できる人間でありたいと思いました。

最後に、自分の中にない考えをゲストの方のお話や、さまざまな方との意見交流で、知ることができました。普段の生活では関わりを持つことが少ない方々とも関わることで、自分の考えを深めることができ、とても充実した学びができました。これからも、人間共育道場に参加して、学んでいきたいと思いました。ありがとうございました。(白井)

12月12日2期生ゼミに参加して(早川)

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こんにちは。3期生の早川です。

先日、2期生の先輩方のゼミに参加させていただきました。内容は石川さんの社会、吉田さんの道徳の模擬授業2本立てで、他の先輩方は各設定学年の児童役をやっていました。

一緒に児童役として参加させていただいたものの、なかなか設定学年に合った発言をするというのは難しいもので、自分の意見を言うことすらままならない場面が多かったです。それに比べて先輩方は児童役がとても自然で、さらには授業直前に特徴のある児童として1人設定し、指導案通りに進まない教室を再現していました。

大学生同士で模擬授業をするとなると、児童役の学生がどうしても先生のやりたいことの意を汲み、先生役の学生がやりやすいような発言をしてしまいがちですが、そのようなことは一切なく、場面場面で先生役の力量が試される場面ばかりでした。


先輩方の模擬授業を受けていると、発言のつなぎ方や授業に全員参加させる手法など、玉置流が浸透しているなと感じるばかりです。玉置先生(三楽)の仕事日記にも書かれていましたが、「レベルが違いすぎました。」


来年のこの時期に、僕ら3期生が4,5期生に同じように思ってもらえるようになるのかなと不安と期待が入り乱れていますが、来年この自分のこの日記を見返して、懐かしいなと余裕の笑顔で見られるようにしたいです。


最後に、、、。今回のゼミに早くも4期生の安倍さんが参加していました。もう自分たちが最下級生ではないのかと思うと、嬉しい半面、非常に焦りを感じます。もう甘えてもいられない。気を引き締め、年明けから続くセミナー等に参加していきたいと思います。(早川)

国語科授業の振り返り(岩田)

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 こんにちは。12月に入りました。2017年も残り1ヶ月になりました。時の流れははやいですね。さて今日は、先日小学校で行いました、小学校5年生の国語科の授業の振り返りをしたいと思います。


 単元は同音異義語でした。「熱い」「厚い」「暑い」を適切な文章でつなぐことが出来るのかということで、導入部分から子どもたちがまず、漢字に興味を持ってくれるように意識して行いました。その後はプリント学習を辞書を使って進めていくという流れでした。

 全体を通して、今回の私の反省点は、「時間」です。前回の算数の授業の時、ある部分に時間をかけすぎてしまい、最後のまとめの時に「各自で復習をしておくこと。」という台詞で終わってしまいました。よく考えてみれば、小学生が自分で復習をすることなどないと思いました。家に帰ってから、復習としてその日のノートを開く子が何人いるのかと考えたとき、各自での復習は無意味であると感じ、今回は中途半端で終わらせないということを意識的に行うことを心がけていくつもりでした。

 導入にもあまり時間をかけることなく、スムーズに教科書に入ることが出来ました。しかし、その後のプリント学習で自分が想像していたよりも、はっきりと個人差がでてきてしまいました。そこで私がいけなかったのは、時間を区切らなかったことです。時間を区切ることで、教師にやらせられている感覚になるのではないかと感じ、時間を区切らず、子どもたち自身の主体性に任せることにしました。しかし、それは思ったよりも難しく、すらすらと解き進められる子もいれば、全く解こうともしてくれない子もいました。その度に私は、机間指導として声かけを行いましたが、子どもたちの中に「今、何をする時間なんだろう。」という意識が生まれてしまいました。


 授業後の反省で先生にご指導いただきましたが、「言うときは言う」ということが大切であると感じました。「5分で解こう」「答えは○○」「覚えよう」など教えるべきことは教えなくてはならないのだと実感しました。話し過ぎる教師になってはいけないと思うあまり、伝えなくてはならないことまで落ちていた気がしました。


 授業をする度に、反省点ばかりで「またできなかった。」「次はこうしよう。」などその時思うことや感じることはたくさんありますが、実行することはとても難しく思います。単純なことかもしれませんが、それを当たり前にするにはまだ時間がかかりそうです。授業の機会を与えてくださってありがとうございました。(岩田)

 

12月12日初のゼミ参加と自己紹介について (安部)

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はじめまして。玉置ゼミ4期生の安部那菓(あべ ななか)です。
先日、初めて2期生の模擬授業のゼミに参加させていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
今日は初めてホームページの記事を書かせていただくので、私の簡単な自己紹介と先日のゼミの感想を書きたいと思います。

まず、自己紹介です。私は教育学部特別支援専修で、副専攻は国語です。出身は愛知県の西尾市というところです。毎日2時間ぐらいかけて通っています。私が玉置ゼミを希望した理由は、教師力や授業実践力などを研究テーマとしてやっていきたいと思ったのと、色々なセミナーへ参加し、自分をもっと成長させたいと思ったからです。説明会での玉置先生のお言葉からも、土日のセミナーへの参加、書くことを重視していることなど、玉置ゼミが決して楽なゼミではないのは分かっていましたが、もし入ることができたら絶対に後悔はないなと思い、思い切って志望しました。専門である特別支援を離れて、教職ゼミに入るのは私にとって挑戦でもありましたが、玉置先生をはじめ、色々な専修の方と関わり、意見を交わす中で自分の世界がさらに広がっていけばいいなと思っています。

次に、先日参加させていただいた模擬授業についての感想です。
まず、初めてのゼミ参加ということで、私はとても緊張していたのですが、先輩方の暖かい雰囲気や玉置先生のご紹介をいただき、とてもリラックスして参加することができました。ありがとうございました。
模擬授業では、授業者の先輩方が現場の先生のようにスムーズに授業を展開し、児童への対応も的確で、とても驚きました。また、授業後の反省会では授業全体の良し悪しだけでなく、課題設定や児童への対応の仕方、など様々な視点からの意見が出て、私自身とても勉強になりました。
これかも積極的にゼミに参加し、多くのことを学んでいきたいと思います。(安部)

11月14日2期生ゼミ模擬授業記録(牧野)

11月14日の2期生ゼミ模擬授業、寺坂さんの授業を記録します。
授業は、第六学年社会科「武士の時代」です。

1.授業内容
⚪︎平安時代末期の復習
何氏と何氏が戦っていたか
どんな武器を使っていたか
どっちが勝ったのか
将軍と武士の関係は
御恩とは
奉公とは
自分が武士なら御恩と奉公の関係を結ぶか

⚪︎課題の確認
元寇は幕府にどんな影響を与えたのか

将軍と武士の関係性はよいのにこのあと幕府は滅びてしまいます。そこに元寇が関わります。

⚪︎資料の提示
元について

2.反省
⚪︎自分が武士なら御恩と奉公の関係を結ぶのはよいことかという問いに対して

自分がと聞くよりは、当時の武士にとってという聞き方をしないと答えが分かれてしまう。

まるばつ法を用いるのは難しい。まるばつ法は意見が分かれ討論するときや関心を持たせるときに使うものである。
もし、使うのであれば、御恩とはなにか説明できる人はまるをつけて!などがよい。

⚪︎課題について
なぜ、「影響」という言葉を使ったのか。「滅亡」ではいけなかったのか。

元寇だけではなく幕府が滅亡した理由は他にもあることを知らせるため。

3.授業力アドバイス
⚪︎手を挙げる数人の児童にとびつかないこと。
児童は、教師が答えてくれると思い授業から離れてしまうから。教師は子どもの意見に付け足しをして繋いでいくほうが良い。一人しゃべりにならないように注意!

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11月14日2期生ゼミ授業記録(寺坂)

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11月14日に、ゼミで行った授業の記録を書きます。小学校6年生の社会科「元寇」です。

○意識しようとしたこと
×現実
△改善策

○導入部で「御恩と奉公」という制度の良さを考えさせ、それでもどうして鎌倉幕府は滅んだのかという「なぜ」を引き出したかった。
×「御恩と奉公は、あなたが武士だったらどう?」と聞いてしまったため、様々な意見が出てきてしまった。
△「当時の武士にとってどうだったと思う?」と聞けば、合理的な関係だったことが共有できた。

○課題設定を、「元寇は幕府にどんな影響を与えたのだろう」とした。幕府が滅んだ理由は、元寇だけではなく他にもある。一つの原因とすることで、ほかにはどんなものがあるのだろう?という探究心を煽りたかった。
×子供役との考えと差が出て、私一人で課題を立ててしまった。
△子供の「なんで?」が出たら、その場で課題を立てるべきだった。ほかの原因を探らせたいなら、授業の終わりに「こんな大きな幕府がこの理由だけで滅んだと思う?」と揺さぶりをかけると、次の日子供が調べてくる。

○パワーポイントで資料を提示したかった
×うまく機械とつながらなかった
△事前に確認しておくべきだった。

 自分で、これならいけると思ったことが全然うまくいきませんでした。授業をやることは難しいと感じました。フォーラムでの授業に向けて、より細かい教材研究を行っていきたいと思います。(寺坂)

11月10日一宮市教育フォーラムに参加して(白井)

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11月10日(木)、一宮ファッションセンターにおいて、教育フォーラムに参加させていただきました。平日でありましたが、多くの人先生方がいらっしゃっているのを見て、私も、常に学び続ける姿勢を持ち続けようという気持ちになりました。

玉置先生の講演を受けて、学んだことを、2つに絞って書きます。

1つ目は、「物分かりの悪い教師になれ!」ということです。教師は、子どもたちの意見に対して、子どもたちが発した言葉以上に反応しがちになってしまうが、あえて物分かりの悪い反応をすべきだということを学びました。

そして、後日、実際に、私が週に1度お世話になっている小学校でも、「物分かりの悪い教師」を実践されている様子を見ることができました。ごんぎつねの1時間目で、登場人物について、おおまかに捉えていた中で、子どもたちに「ごんっていうおばけなのかな?」「兵十は、おじいちゃんなの?先生、分からないな」と、反応されていました。教師は何度も見たことのある教材だとしても、子どもたちの力で考えることができるように、わざと物分かりの悪いフリをされていました。私も、「物分かりの悪い教師」になって、子どもたちに、考える力をつけさせられるように、意識したいと思いました。

2つ目は、授業では、子どもたちの変化をみるということだ。今までに、授業参観などで、玉置先生からご指導をいただいたことにもなるが、改めて書きたいと思います。授業検討などをする時には、子どもたちの実際の言葉や、様子の変化を記録して、教師たちが、話し合うと良いということを学びました。

そのためには、やはり授業を前または、横から見て、子どもたちの表情が見やすい位置に立って見ることが大切であることを学びました。

最後に、今回学んだことを、今から意識をして、「物分かりの悪い教師」「子どもの実態から、授業を考える」ことができるようになりたいと思います。ありがとうございました。(白井)

中学校実習で学んだこと(松田)

 先日、中学校実習の事後指導がありました。1か月前は研究授業に向けて準備をしていたときであったと思い返すと、もう1か月たったのかという気持ちです。
 
 中学校実習では大きく2つのことを学びました。1つ目は、教師の思いはダイレクトに子どもたちに伝わるということです。朝の会と帰りの会では担任の先生に代わり、生徒に話をする時間を頂きました。中学生はどんなことに興味があるのか、どんなことを話したら関心を持って聞いてくれるのか、毎日本当に悩みました。始めは「こんな話でいいのか。」と思いながら話していました。先生からはその迷いや自信のなさが生徒に伝わってしまい、「先生、大丈夫かな?」と生徒も不安になってしまうということを指導して頂きました。そして生徒が関心を持って聞ける話をすることも大切だが、自分が話したいことを話すことも大切ということを教えて頂きました。そう言って頂き、自分の話したいことを話そう、自信を持って話そうと心掛けるようになりました。私が楽しく話せば生徒も笑うし、真剣に話せばじっと私を見て話を聞いてくれたので、生徒は教師をよく見ていてどんなことを思っているのか感じ取れるということを学びました。

 2つ目は、こだわりを持つということです。授業を参観させて頂く中で全員挙手、生徒との英語でのやり取り、仲間での教え合い、どうしてそう読み取れるかを考えることなど、先生のこだわりをたくさん見ました。指導教諭以外の先生の授業も何度も参観させて頂き、先生によってこだわる部分が違うことも学びました。しかしいざ自分が授業をするとなるとこだわりが見えない授業になってしまい、最後まで納得できる授業をすることができませんでした。私はよく人に流されてしまう性格で、特にこだわりを持って物事に取り組むことが今まで無かった気がします。この実習を経て、これからはこだわりを持って物事に取り組みたいと思いました。

 昨日、サークルの活動先で違う用事で来ていた生徒に偶然会い、ほんの少しでしたが話をすることができました。生徒から声を掛けられ驚きましたが、覚えていてくれたことがとても嬉しかったです。

 小学校、中学校共に充実した教育実習でした。無事実習を終えることができたことに感謝して、試験に向けて頑張りたいと思います。(松田)

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【20171101授業】小牧市立味岡小学校にて算数授業

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 午後に味岡小学校へ。お願いをしてやらせていただく飛び込み授業。今日は5年生の算数。「17段目の秘密」が授業ネタ。

 いやあ、実に面白い授業となった。僕が意識したのは「数学的な見方・考え方」を子どもたちに意識させること。自分で言うのも何だが、会心の授業。校長室で授業振り返り。参加したゼミ生の吉田君と白井さんとで喫茶店でさらに振り返り。

※三楽の仕事日記より

【20171030講演】立川談慶師匠と対談

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 13時に大学を出て、一宮市立大和西小学校へ向かう。30分ほどで到着。長谷川校長や同乗してくれたゼミ生と会場準備。14時15分、立川談慶師匠到着。進行を了承していただき、キーワードをもとに5分ほど打合せ。

 15時から16時30分まで「一生使えるコミュニケーション術&授業術」と題した立川談慶師匠との新企画。

 まずは僕の挨拶。立川談志師匠のこと、前座9年半という談慶師匠のことを紹介。談慶師匠高座へ。まくらのあと「転失気」で30分間。すぐに僕も高座に上がり、対談「一生使えるコミュニケーション術&授業術」で55分。

 この新企画。僕も師匠も手応えを感じたが、さて皆さんはどうだろうか。さっそく嬉しいコメントが届き、ほっとしている。ゼミ生の一人は、かっちりとした記事にもまとめてくれた。正直に言おう。キーワードを確認しただけの対談なので、僕も初めて生で聞く話が多くて、しっかり楽しませていただいた。僕が楽しいのだから皆さんも楽しいはず(笑)。

※三楽の仕事日記より

【20171028進行】授業深掘りセミナー

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 今日は授業深掘りセミナー。8時45分ごろ会場着。今日はゼミ生9名参加。ほとんど打合せなしで、セミナー開始。最初の授業は野木森先生の理科。若い教師を意識した授業提案だが、もちろんしっかりとした教材研究と実験準備がされていて、まさに子どもの言葉で創る授業。

 だからこそ授業深掘りができる。野木森先生を始めパネラーに、自分の授業変革を生み出したエピソードを語ってもらう。また話し合い活動を展開するコツを出してもらいながら深掘り。

 知っ得コーナーでは、後藤フェローから「数学的な見方・考え方」の概要を20分で話してもらう。その後、神戸先生の算数授業。見方・考え方を引き出す粘り強い授業展開。見事な授業終末。

 深掘りは、5つのグループになって「3+1方式」で。活発な授業検討。聞こえてくる意見交流もハイレベル。最後の5分を使って、「数学的な見方・考え方」について意見を集約して終わり。これだけの内容のセミナーは他に類はないと自負。

※三楽の仕事日記より

【20171027講演】熊本県中学校数学研究(熊本市・熊大附属)大会

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 6時頃目覚め。ホテル日航熊本は快適。やはり値段と比例。メール処理や仕事日記などを書いて、ゆっくり。

 8時にホテルにお迎えがあり、大会会場校の熊本市立白川中学校へ移動。9時10分から開会行事と研究発表。9時55分から2時間にわたって公開授業が6本。会長さんに案内されて15分ほどずつ参観。さすが事前検討が何度もされ、他の学校で実践も行われた上での授業。さらに白川中学校の生徒同士のつながりもよく、どの授業もどの場面に行っても、写真に記録しておきたいシーンが撮れた。あらためて敬服するのは、71回目も続いている大会だけあって、組織はしっかりしているし、各地の授業力ある教師が事前にも出会いを作っての飛び込み授業がずっと行われているという現実。

 午後は6分科会に分かれて、熊大の先生方や校長先生方が助言者となって授業検討会。僕はこの間に、プレゼンに写真と説明を追加。なんとか講演の準備完了。

 14時15分から総会。14時30分から僕の講演開始。「主体的・対話的で深い学びを生み出す数学授業」と題して、この大会テーマも意識して、日常授業におけて演題に掲げた授業をどう実現するかを話す。皆さんの反応よし。気持ちよく話した1時間30分。

 会場を出ると、「先生のお名前を見て楽しみにしてきました。本当に素晴らしい講演でした」と待っていただいていた方もあって感激。書籍も完売とのこと。ああ嬉しい。

 若手役員の方に空港まで送っていただく。せっかくの出会い。講演で話さなかった僕の濃い数学授業体験を話す。

 17時ごろ熊本空港着。夕食をとり、PCをネットに繋いで仕事。かなり捗った。20時ピタリに名古屋小牧空港へ向けて飛ぶ。空港からは車。22時過ぎ着。熊本の皆さんのあったかいおもてなしに大感謝。おかげさまでとても充実した二日間。

※三楽の仕事日記より

【20171023指導助言】稲沢市立祖父江小学校

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 13時30分、祖父江小学校到着。簡単な打合せ。授業参観。授業者は本学卒業生の方。1年生の国語。日頃からきっちり指導されていることがよくわかるとても雰囲気の温かい学級。子どもたちの反応もとてもよい。

 授業終了後、さっそくプレゼン追加作業。14時50分、授業検討会開始。「3+1検討法」を伝授。15時30分から指導助言。授業写真10枚ほどで、今日の授業価値付け。その後、稲沢市が指定されている研究テーマ(学力向上)をもとに、授業改善の視点から提案。校長室で授業者に追加助言。1年生10月の段階で、ここまで育てられていれば十分というコメントなど。

※三楽の仕事日記より

11月6日尾張市立渋川小学校の現職教育に参加して(牧野)

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 11月6日尾張市立渋川小学校で道徳の授業に参加させていただきました。この記事では私が学んだ道徳の授業での教師の技術をまとめます。

○ 全員参加の道徳
 後でみるよ!や後できくね!という言葉で子どもが安心すると感じました。意見が言いたくて仕方のない子どもに対してあなたのこともちゃんと見ているよと伝えるのは授業に集中させる上でとても効果的だと感じます。
 発言する子としない子で別れてしまうクラスの場合してない子を名前であてることで例えば答えられないとしても授業での存在を感じられると考えます。

○ 低学年の道徳
 教材の中に子どもたちを入り込ませることが道徳の授業で大切になります。低学年の授業では絵本や紙芝居のようなものを使って物語を読んでいました。子どもたちは動くものに興味を示すし、集中して聞いていました。発言をきいても忘れてしまったという子はいたが、きちんと登場人物を把握しその気持ちを想像していました。低学年はとくに視覚的効果をつかうほうが話がはいりやすいと感じました。

○ 玉置先生の授業
 学級には話したくて仕方がない子がたくさんいました。玉置先生はその子らを中心に本時の道徳的価値だけではなく、子どもたちが生きていくために必要な今回であれば人に説明するときは相手を見ること、きちんと、コミュニケーションをとって話すことなどを意識された授業を行っていました。これが、道徳の授業を中心に学校全体で道徳的教育をすることかと思いました。

 他にも様々な授業技術を学ばせていただきました。道徳の授業を現場の先生方が試行錯誤しながら学校全体で考えている様子を見て私も大学生の間にできることをしようと改めて思いました。

 お忙しい中授業を参加させていただきありがとうございました。道徳の授業とは何か改めて考えることができました。ありがとうございます。(牧野)

11月14日2期ゼミ記録〜江口さん〜(百瀬)

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 11月14日2限に行われた模擬授業で、江口さんが行った道徳の授業の記録を書きます。これは、江口さんの卒業研究に関わった内容であり、実際に現役の先生が行われたものを江口さんが行ってくれました。対象は小学校6年生です。

○授業
クラスでチクチク言葉があるという現状(死ね、ウザい、きもい)

(1)命の連続性を感じさせる
・みんなは何歳?―35億12歳
・父母、祖母祖父、曾祖父曾祖母、何人?
・人類の起源ー35億年前

(2)鎌倉時代の資料提示
・御成敗式目12条「悪口の罪について」から分かること

(3)実際に起こった自殺について
・北海道小学校6年生の遺書の内容を読む

〇検討会
・(1)(2)(3)の話す順番について、(2)→(3)→(1)の順で話すと3つの話に繋がりが生まれていく

・(2)鎌倉時代の資料は、罪だから悪口を言うことはいけないことだと感じる。一方、(3)自殺した子の遺書の資料は、傷つけるから悪口を言うことはいけないことだと感じる。同じ悪口はいけないことだと言っていても、資料によって感じ方が違う。

・2つの資料より、何気なく言ってしまう悪口はこんなにも悲しい事実を生むことを共有し、「1人でもかけたら今がない」という命の大切さにつなげる

・鎌倉時代の資料を提示する時、今も昔も悪口はあるという事実を認め、悪口は人間の本質であることを認める

・授業の初めに、チクチク言葉があるというクラスの現状を言うべきか
→クラスの現状によって判断
→はじめに言うと、ゴールが分かってしまい、考えない子どもが出てくることがある


 みんなの意見合わせることで、様々な視点から考えることができたと思います。実際に現役の先生がやられた授業であり、ただ「言葉の暴力がいけないことだ」と伝えるのではなく、鎌倉時代の資料をもってくることや自分の年齢から1つの命が生まれることのすごさを感じさせる話題を取り入れることなど多くの方法があるのだなと勉強になりました。江口さんおつかれさまでした。(百瀬)
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