「教室をいきいきと1」(村はま著)から(丹羽)

◯67ページに次の記述がある。
「分かっているなら言えるでしょう、言えないのはわかっていないからです。」これは道理に合わないと思います。わかっていることがそのとおり口に出せる、または書けるとかいうのは容易ならぬことで、非常にすぐれた別の力が必要です。わかる力と表す力とは別のものなのです。」

●このことから教師目線で物事をいうのではなく、子どもの考えている事情や子どもの世界を大切にし、一人一人の子どもに対して敬意を持って接する重要性が読み取れる。教師が何気なく発してしまいがちな言葉に気をつける必要があると考える。教師はわかる力と表す力のどちらの力をも育てなくてはいけないのだと感じた。(丹羽)

【20171119進行】第1回人間共育道場

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 14時に「誠道塾小牧本部」に着。椅子などを並べて準備。

 15時から16時30分まで、第1回人間共育道場開催。写真のようにたくさんの方に集まっていただけた。僕は副道場主として、ゲストにインタビューをしながら、ゲストの人となりを引き出す役目。第1回目のゲストは、関西大学社会安全学部の城下英行先生。

 珠玉の言葉が次から次へ出てくる。その中からグループの話し合いにつながるように「学びの原動力」「人生、フルスイングしたい」を強調。

 4人のグループになって、この二つの言葉をテーマに話し合い。そして発表から学び合い。最後は、城下先生に「フルスイングということは、ホームランを打ちなさいと言っておられるわけではないですよ」と投げかけて、会の締めのお話をしていただく。

 こうした会が小牧中元PTAのOG・OBで立ち上げることができたこと、そして、どの方も普段考えることがないことを考えていただき、交流ができたことがなりより嬉しい。また、長年のつきあいの城下先生の懐の深さに感服。

 参加したゼミ生の白井さん岡田さん山下さんの学び記録はすでにアップ。

 3人と喫茶店で会の振り返り、そして教育実習の話を聞く。良い実習だったようで、このことも嬉しい。ちょっとした言葉だけで、1年先輩なのだと感じられる白井さんも頼もしい。

※三楽の仕事日記より(加筆あり)


「教育の力」を読んで(山田)

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 はじめまして!玉置ゼミ4期生の山田志摩です。私の名前は伊勢志摩の志摩と全く同じ字なのですが、まだ1度も志摩に行ったことはありません。(笑)大学在学中に行きたいなぁ〜と思っています。私は学校心理専修の国語専攻として勉強しています。専攻している割に専門的なことはぜんぜんわからないけど、人の話を聞くことはとっても好きなのでみなさんのお話もたくさん聞きたいです。好きなことは旅行に行って美味しいものをたべたり、たくさん歩いて散策することです。これからよろしくお願いします!
わたしは第2章の「学びの個別化」の中の「反転授業」について書きたいと思います。

 わたしが反転授業という言葉を聞いたのはこの「教育の力」で2回目です。反転授業という言葉を知ったのはつい最近、学習行動科学という心理学系の授業で取り扱われていたのがきっかけでした。後期のその授業の提出課題が反転授業についてのレポートということもあり、この本でもついつい目にとまってしまったようです。

 反転授業とは簡単に言えば通常の授業の予習復習を反転させたスタイルで、家で予習をし、学校でみんなと共に復習をするというものです。わたしは小さい頃からテスト1週間くらい前から勉強するというなまけものだったので、家で授業並みに予習をするなんて子供にとって負担だろう、とか、やってこない子がいたら授業が成り立たない、とかマイナスな面が多く見えていました。しかし、表面的な方法論ではなく、もっと大切なことが反転授業の根底にはあるのだと知りました。それは、学びの「個別化」と「協同化」の融合が反転授業ではまさに行われているということです。まずは個人で勉強をすることで学習内容と共に「学ぶ力」を自ら育むことができるという利点があります。そこに協同化の要素を加えることで、個別の学習で行き詰まってしまった所の学び合いができぐんと理解が深まるのです。

 反転授業の注目と広がりは勢いを見せており、導入された小中学校も増えてきています。まだまだ問題点や改善点はありますが、学びの個別化や協同化を大きく推進するきっかけとなるはずだと苫野さんもおっしゃっています。私たちが数年後晴れて教師となり、定年まで続けるとすると約40年、この先の教師人生で反転授業をする機会に巡り合う可能性は高いのではないでしょうか。教育が推進し、変わっていく様子を1番近くで目の当たりにするのだと思うと少し不思議な気持ちがしますが、子ども達の生の反応を見ながら、新しい試みに自分自身も試行錯誤していくのだなと思うとわくわくします。(山田)

「教育の力」を読んで(加藤奨基)

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 はじめまして!4期の加藤奨基です。出身は愛知県春日井市で、好きな食べ物は焼肉です。各務原のイオンにあるレザーのお店でアルバイトをしています。丑年なので、何かと牛に縁がありますね。

 年末に、4期生からの「玉置ゼミ伝統本」として「教育の力」という本を玉置先生にいただきました。この本は今の教育について教育哲学者の苫野さんが語った本で、昔の教育についてはいくつかの授業で学んだけど、現代教育って具体的にどんなものなのだろうとふんわりと疑問に思っていた自分にはとてもタイムリーな本でした。今回はその感想となります。

 第一に思った事は「難しい!!」でした。自分にとって初めての教育書で、それなりに気合を入れて読みましたが未だにピンとこない部分もあります。その中でも特になるほどと感じた部分がありました。

 【学力の本質とは、必要な時に必要な知識・情報を的確に「学び取り」、それをもって自らの課題に立ち向かっていける「力」のことである。そしてこのような「学ぶ力」の育成が求められている。】

 長いので要約ですがこの部分を読んだとき嬉しく思いました。なぜかというと、自分は教師を志すようになってから「自分で考えて自分で行動する」ということを教育できたらいいなと思っていたからです。(自分も、今でもまだまだですが。)たどり着くまでの過程は全然分からないけれど、ゴールだけは合っていたような気がしてとても嬉しかったです。

 このように、今は知識も経験も全然足りていなくてとても難しく感じた本でしたが、二年後また読んだ時にたくさんの部分になるほどと思えるように、この玉置ゼミでしっかりと教師としての素養を身に付けたいと思います。また、このような本を貸していただき、ありがとうございました。(加藤)

東海市立三ツ池小学校での参観から学んだこと(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日東海市立三ツ池小学校での道徳授業に参観させていただきました。そこから学んだことを3つ書かせていただきます。

 まず1つ目は「道徳は想像する教科である」ということです。これは私自身が教育実習を通して反省したことでもあるのですが、どうしても資料から離れられなくて、国語の読み取りのような授業になってしまうと、国語ができる子で進んでいく授業になってしまうため、道徳では自分と重ね合わせたり、主人公の気持ちを想像して子どもたちの心にいっぱい汗を掻かせることが大切だと学びました。

 2つ目は玉置先生の道徳を見て毎回感じるのですが、「リズムと間」を大切にされていることです。初めの導入部分で資料から想像できることを挙手させて言わせるのではなく、順番に当ててリズムよく授業を進められていました。こうすることによって全員参加の授業、子どもたちにとっては「全員が当たるんだ」という覚悟をつけさせることができます。また、答えられなかった子どものフォローも決して忘れてはいけません。答えられなかったり、戸惑ってしまった子には最後にもう一回聞いたり、確認したりします。こうすることで子どもは置いていかれてるという気持ちがなくなるとともに、周りの子どもたちも「先生は分からなくても待ってくれる、もう一回聞いてくれる」という安心感に繋がるのだと感じました。教師は一挙手一投足が大切なのだと学びました。

 3つ目は「わからず屋になる」ということです。これは揺さぶり発問の時に抜群の効果を発揮します。あえて子どもたちに強めに揺さぶり、教師が分からないフリをすることで子どもは深く考えるようになったり、教師に自分の考えを伝えようとします。玉置先生は子ども一人一人の反応や表情を見逃さず、どんどん意図的指名をされていました。子どもが言っていることを教師の言葉でまとめるばかりではなく、深く考えさせるためにあえて物分かりの悪い教師を演じることの重要性を学びました。

 授業の最後はエレベータートークを使って思ったことや今後大事にしていきたいことを話すことで話す練習になるだけでなく、子ども自身で1時間の授業をまとめていると実感させることに繋がると感じました。

 今回は初めて1人での参加でとても不安でしたが、三ツ池小学校の先生方が温かく迎え入れて下さり充実した時間を過ごさせていただきました。玉置先生も素敵な道徳の授業をありがとうございました。(丹羽)

「教育の力」を読んで(加藤諒)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。写真は成人式のものです。小学校以来会っていなかった友達もおり、とても楽しい時間を過ごすことができました。思い出話は絶えることなく、やはり幼馴染や小学校の友達は大切にするべきだなと思いました。

 では、本題に入ります。私が「教育の力」を読んで感じたことは、教育の目的の大切さです。そこで、教育の目的、そのためにどうするのかに焦点を当てて書きたいと思います。

 今は日々の技術革新などによって移り行く時代であり教育も時代に合わせて移り行くものであると私は考えます。だからこそ公教育が一つの目標を掲げ、「今、どんな力を育てるべきなのか」ということと向き合って行くべきだと考えます。

 著者は今育てる力は自由の相互承認の土台となる生きるための力だと述べ、そのためにはどうあるべきかということを述べています。著者が述べている自由の相互承認とはお互いがどれだけ自由に生きられるかを妥協し合うということであり、私はそのために必要な力は、「自ら考える力」に加え「我慢する力」であると考えます。

 そして、個別化教育による自主的な学びにより「自ら考える力」は養われるのではないかと考えます。自ら学びたいと思うことはよく考えるし、新たな学習意欲を呼び起こします。そして自分の目標を見つけ、何をしたらそれを達成できるかということを考えるようになると私は考えます。一方、「我慢する力」はある程度の制限された環境が必要です。

 この力は集団の中でしか養われないものであり、その点でも協同化が必要であると考えます。よって本の中にも述べられているように個別化と協同化を同時に進めて行くことが大切であると考えます。

 この本を読んで自分の考えの狭さを知ると同時に、広く考えることの大切さを知りました。自分はまだまだ勉強不足で学び続けて行くことが必要だと思います。生徒を指導し、成長させるのが教師なのではなく、生徒とともに教師も学び成長していくのが教師だと思いました。そして、日々移り行く時代や社会から求められているのは広い視野や柔軟性を持った教師なのではないのではないか、と思いました。(加藤諒)

「教育の力」を読んで(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味春佳です。教育学部、社会専修です。出身は愛知県大府市で、毎日1時間30分かけて大学まで通っています。最近は、お風呂にゆっくり入ることが好きで、音楽を聴いたりしてお風呂を楽しんでいます。


 「教育の力」を読んで私は、「学びの個別化」に焦点を当てて書きたいと思います。

 本書は、現代の教育に学びの個別化を取り入れていくことが大切であると書かれていました。それは子ども達の興味・関心や育ってきた環境が違うので、学ぶスピードや学び方、持っている能力が違うからです。私も今の一斉授業に加えて個別化を行うことは大切であると思いました。

 しかし、現代個別化を取り入れることはかなり難しいのではないかと思いました。ドルトン・プランのように教師と生徒が個別で学習の年間計画を立てることは教師にとってかなりの負担になるのではないかと思います。また、個別化を充実させるために必要であるタブレットを一人一つ持つことは実現できる市町村もあるかもしれませんが、かなりコストがかかると思います。

 この章を読んだ時に、「宿題」から「学びの個別化」を取り入れたらどうかと思いました。子ども達の興味・関心はそれぞれ違い、学ぶスピードも違うのであれば、全員が先生に課された同じ宿題をやるのではなく、自分の理解したいところ、苦手なところをやれるようにしたらいいのではないかと思いました。しかし、実際この「宿題」を教育のなかでどのように実現できるのかは私の知識だけでは分かりません。
 
 このような疑問や教育の問題をこれからゼミでたくさん学んでいきたいです。学び続ける生徒を育てることが大切であるとともに、教師も学び続けていかなければいけません。教師が夢である大学生の私にとって必要なことは、玉置先生のゼミで多くのことを学ぶこと、実際の現場に行き多くのことを見てくることだと思います。これから一生懸命頑張ります。(鏡味)

「教育の力」を読んで(中澤)

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 この本を読んで大きく、『文章の組み立て』と『教育の捉え方』に私は意見を持った。

 まず、文章の組み立てについて記す。私はこの本を読み終わったときに、文章の組み立てが美しいと感じた。各章ごとに、課題提示・提示した理由・課題に対する筆者の簡潔な結論・結論の説明と起承転結がはっきりと記されていた。また、章と章の繋ぎに関して、『はじめに』や本文の中で、各章で何をどの順番で論じていくのかを示していた。そのため私は、混乱することなく内容を追うことができた。組み立てについて参考にしていきたい。

 次に、教育の捉え方について記す。この本では教育を、『全ての子どもに自由の相互承認の感度を育み、自由になるための教養を育むこと』と捉え、学力とは、常に学んでいく力と捉えていた。私は、これらの概念は、子どもが生涯明るく生きていくことは勿論、1日1日を他者も自分も無意識に気持ちよく生活できるような人格の形成を念頭に置いていると考えた。この本に書かれたことは繰り返し読む必要があると私は感じた。(中澤)

12月22日稲沢市教育委員会主催・玉置先生模擬授業に参加して(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。12月22日に稲沢市にて行われた玉置先生の講演会(模擬授業+解説)に参加させていただきました。今回の授業では「17段目の秘密」「平行四辺形」の模擬授業を行い、行われた授業技術について解説をするという講演会でした。その授業での授業技術を講演・資料をもとにして紹介させていただきたいと思います。

○ 導入時は意図的指名を行う
玉置先生は授業の導入時、意図的指名を行う。授業開始時に「わかる人?」と挙手させることによって授業のリズムが崩れることへの対処、思ったことを素直に話せる雰囲気づくりを行うことができる利点がある。また出力を行う場面を多くの子供に設けることで授業に全員が参加できるという想いを子供が感じることができる。17段目の秘密では「このタイトルを見て、思ったこと」といったように感想を尋ねていた。このようにどのような子供でも答えられる発問にすることもコツである。

○ 子供にリベンジする機会を与える
子供に発言を求めた時、子供が「わかりません」ということも考えられる。この際に玉置先生は「あとで、もう一度聞くからね」「みんなの意見を聞いて考えてみて」というように声をかけ、他の児童に意見を聞いていく。その後「わからない」といった子供に対して、もう一度発問をすることで教師が意図的に「リベンジをする機会」を与えるのである。このことにより、周りの意見を聞く姿勢の育成・言語を豊かにすると言うことができる。また隠れたカリキュラムとして「『わからない』だけでは終わらない」という誰一人取りこぼさないという教師の考えを伝えることができる。

○ 「言葉」で価値づけを行う
玉置先生は発達段階的に厳しいのではと思わせる言葉で「価値づけ」を行う。例えば、通常の価値づけを「○と△で何か関係性があるんじゃないかと考え方はいいね」だったとする。玉置流では「いいなぁ。○と△で何か関係性があるんじゃないかという考え方を『仮説』というだ。」というのである。このことによって子供たちは「褒められた」という記憶だけでなく「意味の理解した価値語」も覚えることができる。意味を理解していることで本単元だけの考え方とせず、教科における見方・考え方に変化させていける。また価値語によってインプットされてた考え方は「いい考え方」と子供が捉え、何度も活用していく。このことにより「子供を鍛える」という点につながる。


○ 子供の意見を繋いでいくこと
玉置先生の授業では「子供の意見を繋いでいくこと」は欠かさず、行われている。これは先に述べた通り「授業に全員参加する」ということを意識した内容である。一人の意見に対して「あなたの言葉で説明して…」「これってどういうこと?」と様々な子供の言葉を用いて具体的にしていくことができる。

○ できていない子供がいる時は出力し、ルール化
授業を行う際に、「できない」「わからない」と思う子供も少なくない。この際、「その子供を逃さない」と考え、今わかっていることを子供に出力させる。そこから他の子供にも意見を取り入れながら、学習で行うことをルール化し、わかりやすく取り組めるように行う。

○ 子供に選択肢を与える。
玉置先生の授業の中で「次はどうする?」という発問を行い、子供に選択肢を委ねることがある。これは「主体的・対話的で深い学び」と言われる中で子供の主体性を生む工夫である。この授業技術を使う前提として、発問内容に子供たちが見通しを持てる状況・活動を仕組むことを忘れてはならない。「子供に選択肢を与えつつも、教師の意図がある」ということが大切であると考える。

○ 話し合い後の意図的指名
「隣同士で話し合う活動」と行う時、玉置先生は「子供の会話」はもちろんだが、「話し方」を見ている。話し合いの活動後「このグループは『体を寄せ合って話し合っていたね。』『手を使って話をしていたね。』発表してくれないか」と言って意図的指名を行う。このように挙手上澄み方式の指名ではなく、よさを伝え、意図的指名を行うことで「こういう発表はいいな」という価値を子供が理解し、表現力を豊かにしていくことができる。また、「先生は私たちを見ている」という認識もこの授業技術で行うことができる。

○ わざと悪い状態にしておく
17段目の秘密の授業にて「規則性」に気付いた子供たちの発言を玉置先生はわかりにくくても「そのまま」、わざと板書していた。「わざと」という部分が重要である。子供たちに「気付かせたい」ことを教師自身が認識しておき、「わざと」書いておくことにより、子供に気付くきっかけを設けることができる。その気づきにより考え方の定着につながると話されていた。

○ 活動中に「思考を見える化」する。
玉置先生の授業では「だんだん先生が話すことが減らしていく分、子供同士が話し合う」といった構造がよく見られる。その要因は先に述べた授業技術にあることは言うまでもない。「子供同士が活動している時」ほど玉置先生は見える化を図る。例えば、子供の些細なつぶやき・感想を板書していくこと、わざと先生から要点を話さず、子供の言葉を引き出すといったような工夫が本授業では見られた。この授業技術の用いることで「子供が振り返る」「子供の思考の支援になる」といった利点が生まれ、子供自身が学習しやすい環境を整えることができる。

○ なんでも発表したくなる子への声掛け
「なんでもみんなの前で発言したい」と考える子供に対して、玉置先生は「活躍しすぎたら損をするよ、大切なときは先生が目線を送るからね」とその子に伝えると言う。その子の気持ちを大切にしつつ、クラスの中で大切と思われるような仕組みを作ることを狙いとしていると話されていた。

○ もしもしコーンの活用
17段目の秘密の核心に迫っていく中で「子供たち一人一人が見つけ、話したくなる」状況が生まれる。その際に玉置先生はメガホンを使い、子供が一人一人言いに来るという授業技術を用いた。これは中部大学の小笠原豊先生が提唱されている「もしもしコーン」という手法である。クイズ番組等で見られるような方法であるが、授業では「一人の意見で周りの子供たちの思考を止めない」「子供が主体的に考えたいと思える」といった意図がある。

○ 見方・考え方のヒントを伝えていく
玉置先生は先に述べたように価値語で褒めることもあるが、「見方・考え方のヒントを与える場面」もある。これは今回の講演では、「平行四辺形を何倍で分割できる」ということに気付かせるときに「2倍のラインがあるんだ…」とつぶやいていた。これは「ラインがある」という見方・考え方を与えると共に「○倍ラインもあるんじゃないか」という子供の思考のヒントになっているのである。また、その考えを価値づけすることで「使おう」「やってみよう」という主体性を生む工夫にもつながると言える。

○ 今までの意見と異なる意見が出た時ほど、周りが肝心
授業において、今までの意見と異なる意見が出てくる場面ほど、周りの子供への意識を忘れてはいけない。「表情」「仕草」と周りの子供の反応を見て、今までと異なる意見に関して、どんな思いを抱いたのかということを捉える必要があるからだ。その姿を見ているからこそ教師の次の行動を決定づけることができる。例えば、大切な考えを述べてくれたが、周りの子供たちが首をかしげていたら、その考えを深めるために「頷いている子に話してもらう」「もう一度ゆっくり確認を入れる」といった活動を選択することができるのだ。このように周りの子供たちの反応を大切にすることで、全員で授業に臨むという意識も育むことができ、よい授業の1歩になっていると思われる。

○ 子供とのコミュニケーション時にユーモアを入れていく。
玉置先生は子供のとの関係性を気付くために「笑い」を大切にしている。そのルーツは落語にあるのは、知る人ぞ知る内容である。子供とのコミュニケーションでユーモアを入れていくことで「この先生、いいな」「ちょっと話聞いてみようかな」といった動機付けにもなること、そして最も重要である「子供との信頼関係」を構築できると考えることができる。「ユーモアのある切り返し」と言えば、池田修先生も講演会で話されている。子供との関係づくりは授業に欠かせないと改めて感じることができた。

○ 即時評価
玉置先生は常にその場で、子供に価値づけを行う。1つ1つの行為をしっかりと捉え、すぐに褒めることによって、褒める回数を多くすることで子供は学びたいと思える。このように小さなことであっても、積み重ねていくことで「参加したい授業」を形成することができるのだと思う。

今回このように記事を書かせていただき、授業とは細部まで目的をもって行うからこそ、子供の学びたい授業になるのだと再度考えさせていただきました。(吉田)

「学級づくりカレンダーをもとに創る わくわく算数授業」(志水廣 編著・和田裕枝 著)から(嶋藤)

○ P15 10行目より
納得したときに自然に出てくるうなずきを習慣化したいものです。といってもこれは、教えなくてもほとんど日常生活で行っている行動です。「授業でうなずくというのは挙手と同じ価値がある」と言ってあげるだけでよいのです。

● 以上のことから
挙手させるだけが発言の仕方ではなく、うなずきという表現の仕方もあるということに気づいた。全員挙手を目指すよりも、納得したときやわからないときには、うなずいたり、首を傾けたりする子どもを育てることが大事であると考える。また、そういった子どもたちを育てるには、うなずいた子どもを価値づけてあげることが大切であると考える。(嶋藤)

「小学校発!一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー」(菊池省三著)から(松田)

〇 27ページに次の記述がある。
 「「ほめ言葉のシャワー」には、実践記録の一つ一つが示すような、子どもと学級に、「自信」と「安心」を生み出す力があるのです。」

● このことから子どもは友達に良いところをほめられることで嬉しい、認められたと感じ、自信を持つことができるようになると考える。自分に自信の持てない子どもには、この「友達に認められた」という気持ちが大切であると考える。(松田)

稲沢市立稲沢中学校の向さんとの道徳授業に参加して(菱川、嶋藤)

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 こんにちは。3期生の菱川です。稲沢市立稲沢中学校で開催された向宇希さんと玉置先生の命の授業に参加させていただきました。

 さて、まず玉置先生の語りがほんといつも思うのですが素晴らしかったです。見事生徒の心を掴み興味を抱かせていました。そして入力より出力の方が良いということを改めて感じることができました。そして今回は小児がんを経験した向宇希さんの道徳の授業を聞かせていただきました。まず驚いたのが日本人の2人に1人の大人がガンになるということです。すごく驚きました。自分はかからないと思っていたらダメなのだなと感じさせられました。

 そして、子ども達の主体的に発言する姿に対して実際に向さんの実体験を聞いたからこそなんだなと感じました。今日は生徒達は普段生活するだけでは考えることがほとんどないようなことを自分に置き換えてたくさん考えていて良い経験をしていていいなと思いました。そして向さんの最後におっしゃっていた好きなことを続けることを僕も忘れないようにしたいです。今日はありがとうございました。(菱川)


 こんにちは。3期生の嶋藤です。12月20日に私は稲沢市立稲沢中学校で中学1年・2年対象に行われた、向宇希さん(小児がん経験者)と玉置先生の道徳の授業を見てきました。

 まず、「その道徳の授業を始める前に中学生を和ませたいからアイスブレーキングをやってくれ」と中学校に行ってから玉置先生にいきなり頼まれ、「えええええ、聞いてないよ〜(汗)」と思ったのが始まりでした。(笑)しかし、私はレクリエーション研究会というサークルに入っていたので、その経験を生かし、5分でできるアイスブレーキングを考えることができました。サークルでいろいろレクリエーションを学んでいて本当に良かったなと思った瞬間でした。

 というのはさておき、今回の道徳の授業で学んだことを記事に書きたいと思います。道徳の授業を始める前に玉置先生が入力より出力した方が脳のパフォーマンスは良いという話をされていて、こういう話をすることで生徒たちがたくさん発言してくれるのだと感じ、とても勉強になりました。

 今回の道徳の授業は、小児がんを経験している向宇希(むかいひろき)さんにお越しいただいて、実体験に基づいた命の授業でした。現在、大人では2人に1人は発病するという「がん」について取り上げることで、他人事ではなく、自分たちにも起こりうるものだと捉えることができ、より深く考えることができたと思いました。病気になったことで学校に行けるようになってもいじめられたという過去を語ってくださった向さんの気持ちについて考えたり、いじめられてもなぜ学校は休まなかったのか考えたりし、主体的に生徒たちは考えることができていたと思いました。玉置先生の脳の話の効果もばっちりで、たくさん発言していて、対話的でもあると感じました。

 最後の向さんの「好きなこと、楽しいこと、生きることを続ける」という言葉が生徒たちの心に刺さったと思います。好きなこととか楽しいこととかがなくても、生きることだけ続けていればいい。という言葉、そういう言葉は小児がんを経験した方が言うからこそ重みがあって生徒たちの心に届くと感じました。今回のように実体験を語ってくださる方を呼んで行う授業は重みがあり、命についてしっかり考えることができ、とても良いものだと感じました。たくさん学ばせていただきました。ありがとうございました。(嶋藤)

「子どもを勇気づける教師になろう!アドラー心理学で子どもが変わる」(岩井俊憲、永藤かおる著)から(菱川)

◯ p10から
子供を勇気づけたい、子供たちの自己受容のきもちを持って欲しい、と願うのであれば、やはり教師や親が勇気を持つ人であり、自己受容ができている人である必要があります。

● 以上のことから
まずは自分の中の自己肯定感を高めて行くように少しずつ行動を起こすべきと考える。生徒は自己肯定感のない人からの言葉をすぐに見破ると考える。(菱川)

教採入学式を終えて(岡田)

こんにちは。3期生の岡田です。

年も明け、いよいよ私たちにとっての勝負の年に入りました。そんな中で先日、教採入学式というものがありました。

それは、今年教員採用試験を受ける学生達が出席するもので、願書の書き方の指導や今後の気持ちの入れ方についてのお話、そして先輩方の模擬面接を見て学ぶ、といった内容でした。

正直に、私は先輩方の模擬面接には圧倒されてしまいました。先日ゼミ合宿で面接練習を行いましたが、その時の自分たちとは全く比べ物になりません。それは当たり前のことではあるのですが、その先輩たちの姿が自分の目指す姿であり、そこまでの道のりがまだまだ程遠いことを実感させられました。

だからこそ、この焦りをばねにしなくてはならないと思います。先輩方の模擬面接の姿から学んだこと、ゼミ合宿での面接練習で学んだことを、自分なりの面接に組み込み、それを実行していきたいです。

また、誰もが言われるように、教員採用試験は"チーム戦"なので、自分たちで面接練習の機会を作り、同じところを目指す者同士、みんなで一緒に仕上げていきたいです。(岡田)
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「落語家直伝 うまい!授業のつくりかた」からの学び(丹羽)

 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。あっという間に2018年になりました。今年は3期生にとって『教員採用試験合格』という大きな目標があります。全員で合格できるよう協力し合っていけたらいいなと思います。

 今回は、ゼミ合宿のときのプレゼント交換の際、静谷くんからもらった「落語家直伝 うまい!授業のつくりかた」という本から学んだことを記したいと思います。ご存知の方も多いと思いますが、この本は我がゼミの先生である玉置先生が監修された本でもあります。読んでみて、改めてすごい先生だということを実感しました。

 今回この本の中で特に印象に残ったことを授業テクニックから2つ、学校生活をスムーズにするコミュニケーションから1つ紹介させていただきます。

 まずは授業テクニックの1つ目です。落語には「まくら」といってこれから話すことの大まかな概略を話すというものがあります。これを授業の前にするのです。そうすることによって子どもたちも今から何をするのか、どんな授業なのかを見通しを持って受けることができるのではないかと考えました。また、身近な具体例をまくらにすることで教師の個性を出したり、分かりやすい、楽しい導入になるのだと学びました。

 2つ目は自らスキをつくる、あえて故意に間違いをすること、玉置先生の言葉で言うと物分かりの悪い教師になるということです。教師はどうしても子どもに伝えようとしてつい、話しすぎてしまうことがあると思います。私自身、教育実習などでは一方的に話す授業をしてしまい、退屈にしている子どもたちの姿をみて反省した覚えがあります。ここでは「子どもに話す」のではなく、「問いかける」、もっというと「つっこませる」と書かれています。例えば、
「太陽って西から上がるよね」
「2×3は、8だよね」
というように。そうすると絶対に指摘してくれる子どもがいるのでそれをきっかけにクラスが一つになり、結果主導権を教師が握ることにつながるのだと学びました。教師だからといって常に堅苦しくいるのではなく、スキを作ったり、わからず屋になることも大切だと感じました。

 次に学校生活をスムーズにするコミュニケーションから学んだことは「子どもが自慢話、愚痴、悪口を言える先生になる」ということです。自慢話や、悪口などは「感情」から発せられるものであり、「他者と比べた時」に発生しやすくなります。子どもに自慢話や悪口を言ってもらえることは教師が信頼されているからであり、そのためには子どもの話に腰を据えて話を聞くこと、また聞いた後は「私はこう思う」とスパッと言い切れる教師になることが大切だと学びました。

 この本は落語がうまく使われていて本当にスラスラ読めてしまいました。それなのに多くの学びも得られました。本を読み、記事にすることで自分の頭の中でも整理されるのでこれから沢山の本を読んで記事にしていきたいです。本年もよろしくお願いします。(丹羽)
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3期生のゼミ合宿に参加して(吉田)

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 クリスマス・イブの日、私は3期生の合宿に参加してきました。そこでの学びや感じたことを記事として書きたいと思います。

 1つ目は「3期生のみんなが素敵な学びをしている」ということです。

 実は、この合宿に参加する前日「3期生の4月から7月までのゼミ記録」をすべて読ませていただきました。「彼らのことを知りたい」というちょっとした動機からです。記事を読み進めているうちに、今までの自分を後悔しました。「素敵な学びを私は今まで見逃していたのか…。」と。どの記事を読んでも、「去年ゼミで…」「新しい考え方」といった要素がたくさんありました。今頃気付く私は遅いのかもしれませんが、今後はしっかり読もうと思います(笑)

 まだ、読まれていないという方は「トップページの右上のサイト検索で『3期生の苗字』」をクリックしてください!

 2つ目は面接・卒論指導についてです。

 今回、お手伝いという形で参加させていただきました。その中で私は3期生の姿勢が心に残っています。「真剣な眼差し」「助言を受け、素直に変わっていこうとする姿」「3期生同士で協力しあう姿」を随所に見られました。彼らの姿があったからこそ、2・3期生でよい時間をつくれたのだと感じます。

 そして、私が助言をできる人になれたのは、多くの方が指導をしてくださったからだと改めて感じることができました。本当にありがとうございました。

 3つ目は3期生の皆さんに伝え忘れていたことです。

 それは「どんな時でも感謝の心・尊重する心を忘れないこと」です。これからもたくさんの方が3期生のことを支えてくれると思います。その方々は見返りを求めて指導や協力をするのではなく、「少しでも力になりたい」「一緒によくしたい」という一心です。これは教採だけに限ったことではありませんが、これからは特に感じる時期になると思います。どんなに大変でも、苦しくても「感謝の意を伝えること」「ご指導をいただくときは、手土産を準備する」などの感謝を忘れないでください。「頑張ろうと声をかける」「こうしてみようと提案する」という相手を尊重し、協力することを忘れないでください。そのことを心掛けていれば、「言葉」「態度」も変化して、よりよい状態で試験に臨めると思います。遠い地から応援しています。(吉田)

「楽しく豊かな学級・学校生活をつくる特別活動〜小学校編〜」(文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター 著)から(静谷)

○ 17ページに次の記述がある。
「学校行事は教師が意図的・計画的に実施しますが、必要に応じて子どもたちの発意・発想を効果的に取り入れることにより、子どもたちの自主性をはぐくむことができます。」

● このことから、私は、自主性を育成するためには、子どもたち自身が学校行事をつくり上げているという意識を高めることが大切であると考える。(静谷)

「坪田耕三の算数授業のつくり方」(坪田耕三著)から(早川)

◯P23 5行目より
 子どもは「考えたい」という気持ちを非常に強く持っている存在です。難しい言葉を使えば思考の欲求です。さらに「知りたい」という気持ちも非常に強く持っています。知識の欲求とでも言いましょうか。それから、すぐ手を出して「やってみたい」という体験の欲求です。子どもはこのような3つの気持ちを非常に強く持っている存在です。


● 以上の記述から、授業とは先生がやりたいことを子どもたちに無理強いして進めていくものではなく、子どもが学びへの意欲を持つように促し、その意欲の赴くままに進めていくのが良い授業であると考える。(早川)

3期生ゼミ合宿を終えて(岡田、丹羽、林)

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こんにちは。
先日玉置ゼミ毎年恒例、ゼミ合宿を行ってきました。このゼミ合宿を通してみんなが自分の学びたいことややりたいことを見つけ、仲間のいる心強さを再認識し、そして自分の未熟さに気付けたと思います。
今回は、岡田、丹羽、林がこの合宿で得たことについて書かせて頂きます。

 ゼミ合宿を通して、私はまだまだ気合いが足らないことをよく実感しました。
 1日目は卒論のテーマを大まかに定め、1期生から代々引き継がれている卒論についての本を読み、夜は玉置先生と3期生とで親睦会。2日目は朝から内容がより濃いものとなり、酒井先生、斉藤さん、そして2期生の先輩方にご協力頂いての面接練習を行い、午後からは卒論の目次づくりを行いました。
 無事、多くの方々のご指導やご協力により全てを終えることが出来ましたが、私は今後の自分の在り方を見つめなおさないといけないと感じるばかりでした。教員採用試験に向けての学習も、周りと比べて少し出遅れているところがあり、面接もまだまだ説得力や対応力に欠けるところがあります。卒論についてもようやくスタートラインに立った程度です。
 この合宿を終えてから、私は今、自分の中のノルマを決め、毎日継続して励んでいます。自分の中で気持ちの変化が起き、行動に移すことができているので、この合宿は私にとって非常に意味のあるものになったと思っています。きっと他の3期生のみんなも同じだと思うので、みんなで今後も頑張っていけたらと思います。(岡田)

こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日ゼミ合宿に行ってきました。そこから感じたことを2つ記したいと思います。
まず1つ目はゼミの温かさです。今までこんなに長い時間一緒にいたことが無く、不安もありましたが、この合宿でみんなの良さや温かさを感じることができました。
2つ目は教採に向けての焦りです。2日目に酒井先生と斎藤さんに来て頂き、初めて面接練習をしたのですが、このままでは本当にやばいと思いました。自分の中で教師像をしっかりと持っていないと質問に対して軸がぶれていくので説得力が薄れてしまうと学びました。そして思っていても言葉で表すことの難しさも感じました。なのでもっと読書をしたり、自分の思いを積極的に言葉で表したりする練習をしていきたいと思います。
最後に行く前は不安の方が多いゼミ合宿でしたが、とても楽しく3期生のことがもっと好きになった合宿となりました。
玉置先生、酒井先生、斎藤さん、2期生の先輩方、3期生のみんなありがとうございました。(丹羽)

ゼミ合宿では、大きく3つのことをしました。
1つ目は、教育時事の問題についてです。一度見たことがある本ということもあって、スラスラと解けました。もっと勉強しようと感じました。
2つ目は、面接についてです。いざ面接官役の方に質問されると、自分がどんな考えなのか分からなくなるものなのだと感じました。本当に教師になりたいのか、どんな教師になりたいのか、などもっと自分自身と向き合っていきたいです。
3つ目は、卒論についてです。今まで学級経営や授業作りについて、「これだ!」と思う考えに出逢えてなく、卒論も全くやりたいことが思い浮かんでいませんでした。しかし、後藤先生の教育課程論の授業のおかげで、自分の求めていたことが見えてきました。
気づけばもう3年生の冬休みです。1日1日をもっと大切にしたいと思いました。(林)

3期生ゼミ合宿を終えて(早川・静谷・菱川)

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3期生玉置ゼミ合宿を終えて(早川・静谷・菱川)

 こんにちは。3期生の早川です。
 このゼミ合宿は「卒論の着手」「面接練習」の2つを大きなテーマとして取り組みました。特に2日目に行った面接練習が私にとって大変大きな課題となりました。思い描いている理想の教師像、どのような学級を作りたいのかなど、自分自身のことを答えるだけのはずなのに全くできなくなってしまうことに恐怖を感じました。周りは玉置ゼミの先生・先輩方や、仲間達しかいないはずなのに、緊張で笑顔のひとつさえ出来なくなってしまうことにも怖さを感じました。

 しかし、怖さをただ実感する面接練習だったわけではありません。同じ質問を繰り返しされるなかで、自分の中での考えがまとまっていくことも実感することが出来ました。自分の考えがまとまっていると、あとはそれを相手に伝わるように必死になるだけなので心にも少し余裕が生まれました。面接練習の後半ではその安心感を少しだけ味わうことができました。これから教採までに何度面接練習をしていくかわかりませんが、友達の回答を聞きながらお互いに磨き合っていけたら良いなと思います。

 また、玉置ゼミ3期生全員が無事に卒論の大まかな流れを決めることができ、ホッとしています。卒論を書くための本からの学びも、教採の勉強と並行して頑張っていきたいと思います。

 12月23・24日の年末のお忙しい時期の中、玉置先生、酒井先生、2期生の先輩方、本当にありがとうございました。(早川)


こんにちは。3期生の静谷です。
12月23.24日に3期生玉置ゼミ合宿がありました。
今回は、そこでの感想と学びについて書いていきます。

まず、感想です。率直にいうと、このままではまずいと感じました。なにがまずいかというと自分の心の弱さです。今回のゼミ合宿で初めて面接練習をしました。その際、私はまったく思う通りの回答をすることができませんでした。私はここで、「自分自身の教員になりたいという気持ちはこんなものなのか。」と、自分を見つめなおしました。教採まで約半年です。ここで変わらなければ取り返しのつかないことになります。まずは、気持ちを強く持つことが大切であると感じました。

次に、学びです。学んだことはやはり、仲間の存在は、とても大きいということです。玉置先生も常々「教採は団体戦だ」と、おっしゃっていました。正にその通りです。先ほどの感想で述べたことも、教採に対する強い気持ちを持った仲間がいたから気づけたことです。また、共に面接回答を考えたり、教採勉強を行ったりすると、とても刺激になります。同じ目標を持ち、切磋琢磨し合う仲間がいることは、本当に大きいことだと改めて学びました。

最後に、面接指導をして頂いた酒井先生、斎藤さん。卒論の目次作成に手伝って頂いた玉置ゼミ2期生の方々。そして2日間、御教授して頂いた玉置先生。本当にありがとうございました。(静谷)

メリークリスマス!3期生の菱川です。さて3期生ゼミ合宿が終わりました。初日は朝から買い出しやらお昼ご飯決めやらでバタバタしてました。そしてようやく合宿スタートです笑
まずは玉置先生と面談して卒論のテーマについて決めていきました。男3人で玉置先生と面談してよく話し合い無事に決まりました。
そして夜はご飯を食べて宴会になりました。宴会ではお酒を飲みながらゲームをしたり、ケーキを食べたり、プレゼント交換をしたりと楽しいことだらけでした。
中でもケーキは自分が作ったケーキです笑よく作るのでまたみんなと食べたいですね!

さて二日目は酒井先生とともに面接指導から始まりました。前もって文章を考えてきたのに言葉がつまってしっかりと面接練習の時言えない時がなんだもありました。まだまだ面接について考えきれてない所があります。しっかり考えて約半年後の試験に備えていきたいです。
お昼休憩を挟み次は卒論の全体の構想を決めていきました。応援に来てくれた先輩たちや3期生の同期たちに助けられてやっと決めることができました。僕が3期生の中で1番遅く決まりました。僕は卒論でざっくり言うと子どもに対しての言葉かけについてやります。卒論で自分で学び得たことを周りにも伝えてみんなで良い教師になっていきたいです。

さて今回は本当に濃い二日間となりました。すごく楽しかったし、なりよりもゼミメンバーの信頼がすごく増えたと思います。この9人でこれから先も突っ走りたいです!
酒井先生本日はありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします。そしてかけつけてくれた先輩方ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。玉置先生もまだまだ迷惑かけると思いますがよろしくお願いします。
ではみなさん良いお年を!(菱川)
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