旅行先で(百瀬)

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卒業式まであと1ヶ月を切りました。私は地元に戻るので大学の友達となかなか会えなくなることに寂しさを感じながら、友達と卒業旅行やご飯に行く日々を送っています。

卒業旅行をしている時にも「これ学校で使えそうだよね」とか「この写真こんなことに使えそうだよね」という話題になります。同じ夢を持った友達と話している時間はとても楽しいです。

写真を3枚載せます。
1枚は「たぬきの糸車に出てくるやつだ」と話しながら撮った写真。
1枚は「原爆ドームに実際に行って、戦争の怖さを目で見て伝えたい」と思って行き、撮った写真。
1枚は「松下村塾は歴史に出てくるから見てみたいよね」と山口県に行った時に撮った写真。

こういう話をしながら旅行をしていると、4月からの生活に不安を抱えつつも楽しみな気持ちも大きくなっています。旅行中は「4年間でこんなことあったよね」という話も多くあります。とても懐かしいです。あと約1ヶ月、できる経験をたくさんしながら、岐阜での生活を楽しもうと思います。(百瀬)

【20171201講演】姫路市立総合教育センター

 12時ちょっと前に家を出て姫路へ向かう。到着は14時42分。センター職員さんに車で会場まで。15時10分から1時間30分、「新学習指導要領を踏まえたこれからの授業づくり〜対話的な学びを生み出す授業の実際〜」と題して講演。「対話的」を副題にしたのは、先方からの依頼を受けて。

 10年目までの40数名の希望参加の皆さん。とても話しやすい雰囲気がよい会場。皆さんとのつながりもつかみで一気に出来た気分になり、時折、笑うところを入れたり、参加者同士の対話を入れたりしながら、演題に僕なりに迫ったつもり。終了後は所長さんとしばし懇談。姫路の管理職事情も同じだと痛感。

 再び車で駅まで送っていただく。講演がとても良かった、引き込まれたと言っていただけた。夜に届いた担当の北村指導主事さんや参加者感想で、明日へのエネルギーを高める。ご縁をいただいたことにあらためて感謝。

 そうそう北村指導主事さんは、僕の趣味をよくご存じで、写真のようなファイルに要項を入れて渡していただけた。これだけでも感激。力も入る(笑)。

※三楽の仕事日記より
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【20171130授業&講演】岡崎市立形埜小学校

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 今日は三度目となる一級僻地校の岡崎市立形埜小学校訪問。8時51分に味岡駅乗車、犬山駅から東岡崎駅へ。10時4分着。北村校長の車でゼミ生3名と学校へ向かう。30分間ほどで山間にある形埜小学校着。

 ゼミ生は学校環境を見ただけで感激しきり。日程の簡単な打合せ。11時25分から、4年&5年を対象とした算数授業。新ネタで挑戦。子どもたちのノリのよさは抜群。課題設定時から思うことをドンドンつぶやく。子どもが選んだ4つの数字と僕が意図して選んだ1つの数字と足し算、引き算で、「1」を作るというのが最初の課題。悩んでいる子どもがいて、途中式を発表させて、みんなで支援。学年が違っているとは思えないつながりもあって、感激しながら子どもたちの踏ん張りを期待。自力でゴールへ。

 「では、先生は次は何というと思う?」と聞くと「2を作れ」が一斉に返ってくる。この課題に入ると、途端に静かになり、つぶやきもなくなる。そして徐々に「3はできたのに」「3しかできない」「これはできないのでは・・・」というつぶやき。板書しながら、頃合いをみて、「実は2はできないのです。ではなぜ出来ないのかをはっきりさせて」と、彼らにとっては初になるに違いない、不可能であることを明らかにする思考へ追い込む。

 今年度の学校目標は「ネバーギブアップチャレンジ」。中には頭を掻きむしって、唸りながら考えている子どもがいる。級友と一生懸命話し合っている子どもがいる。そのうちに、偶数や奇数という声が聞こえてくる。徐々に解決に接近していく子どもたち。その様子を見ているだけで、授業者として幸せになる。

 「カードの枚数が奇数だから奇数しかできない」と発言があったときは、思わず「予想外の答え」と本音を出してしまったが、この発言から、さらに視点を広げて考えることができて、5年生で一人、4年生で一人が、なぜできないのかをきっちり話してくれて授業完了。子どもたちを褒めに褒める。よく育っている子どもたち。自分の授業力がアップしたのではないかと思わせてくれる子どもたちに大いに感謝。

 子どもたちとランチルームで給食。たまたま目の前に座った子どもが昨年僕の授業を受けた子ども。そのときの内容はよく覚えている上に、自分はどんな解き方をしたのかまではっきり覚えている。驚きと感激。

 ゼミ生の石川君、寺坂君、白井さんによる全校ゲーム。分かりやすく面白いゲームで大盛り上がり。全校が外に出て元気よく遊ぶ。ゼミ生も子どもたちに遊ばれている(笑)。

 休憩、清掃後、僕の落語。過去2年の「動物園」「平林」をよく覚えている子どもたち。昨日決めた新ネタ「つる」。こんなにも笑ってもらったら、言うことなし!終了後、「ツ〜」と言いながら教室に向かう子どもたち。ああ、嬉しい。

 5限は算数研究授業。とても面白いネタで、それぞれの考え方を問う良い展開。子どもたち一人一人をしっかり育てようという担任の思いがよく伝わる授業。とっても温かい学級で、見ているだけで心洗われる。

 30分間の先生方による研究協議。子ども一人一人の名前を出しながら授業を振り返り意見を述べあう先生方。実に質が高い研究協議。僕は新学習指導要領のポイントを示した後、研究協議の内容を追認する話で30分。

 17時少し前に校長先生の車で学校を出て、東岡崎駅付近のお店へ。「算数科授業研究会反省会&玉置先生を囲む会」が催されて、ゼミ生徒と共に出席。おいしい料理。楽しい話。有り難い話。せっかくの機会なので、僕の飛び込み授業の裏話(あのときの心境)を語る。先生方の参考になれば幸せ。

 20時22分、東岡崎駅から犬山駅、そして味岡駅へ。参加した白井さんと降車駅が同じなため、あれこれ話しているうちに到着。

 嬉しいことがたくさんあった1日。特に子どもたちからの言葉に感激。昨年、僕の授業を体験した子どもが「なぜ、今年は玉置先生の授業を受けられないのか」と担任に聞いたとのこと。ゼミ生に「玉置先生のファンだ」と言った子どもがいたとのこと。飛び込み授業終了時に「ああ、面白かった」「めちゃくちゃ考えた」などと声に出した子どもがいたこと。「玉置先生の授業は月に1回は受けたい」と言った子どもがいたとのこと。子どものおかげで忘れられない1日に。もっともこうした子どもに育てられた先生方の尽力に深く敬意を表したい。さっそく形埜小HPにアップされていたので、その記事を研究室HP記事へ。

※三楽の仕事日記より

【20171127講演】東京都公立中学校副校長会研修会

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 14時から16時までの2時間、東京都公立中学校の副校長先生方(80名ほど)を対象に「玉置流・元気な学校づくり」と題して講演。

 前半は副校長として押さえておきたい新学習指導要領の話。後半は僕が教頭時代に行った様々な取り組みを紹介。始めは重めの会場だったが、徐々に暖まり(笑)、しっかり聞き、笑ってもいただいけた。学校環境はかなり違うと思うが、受け入れていただけた模様。持参した「愛される学校の作り方」8冊は一気に完売。

※三楽の仕事日記より

2月5日 大口町立大口北小学校の現場教育に参加して(丹羽・嶋藤・松田)

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 こんにちは。2月5日に行われた大口北小学校の現場教育に参加して得た学びを丹羽、嶋藤、松田の3人でまとめさせて頂きます。


 今回は玉置先生流の「特別の教科 道徳」授業から2つ特に印象に残ったことを紹介させていただきます。

 まず、1つ目は「読み物資料」ではエピソードの前と後の写真などを子どもたちに見せて、朗読を聞かせるということです。主人公の前後での様子や気持ちをあらかじめ提示しておくことで、きっかけになる出来事が子どもたち自身ではっきりわかるようになるということを学びました。確かに、ただ物語を聞くだけでは印象に残りづらく、資料の言葉から気持ちを考えてしまう子どもが出てきてしまうと考えられるので、図や写真をうまく提示することは効果的だと感じました。

 2つ目は、ゆさぶり発問を入れて深めるということです。これは、子どもは良いことを言おうとして綺麗事をいうこともあるので、本当にそう思っているのか、教師が多少の分からず屋になって子どもたちを揺さぶることで子どもたちが何を思ったか、考えたかの核心に迫ることができるということを学びました。

 今回の玉置先生の講演から、模擬授業だけでなく、道徳の特徴や課題など押さえておきたいことをたくさん学ぶことができました。ありがとうございました。(丹羽)

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 いきなりですが、道徳授業は私にとって難しいという印象があります。教育実習の時、一番難しかったのが道徳でした。どうやって授業をしていくことが良いのかよく分かっていないからだと思います。ワークシートを用意したほうがいいのか、読み物資料を子どもたちに渡したほうがいいのか、そういうところもよく分かっていませんでした。道徳はそれぞれ先生によってやり方が異なるかもしれませんが、今回講義に参加し、玉置先生流の道徳授業のつくりかたを聞き、今後道徳授業をするときに参考にしていきたいと思ったところを書いていきたいと思います。

 まず、ワークシートです。ワークシートは質問が書いてあったり、絵が描かれていたりするものをイメージすると思いますが、玉置先生は「ワークシートは凝らない。毎回同じものでよい。」とおっしゃっていました。名前を書く欄と、番号1.2.3とふって、横に線を引いておいて文を書けるようにしておけば良いということだそうです。質問をはじめから書いてある道徳の授業に違和感を覚えていた私にとって、なるほど、そういう解決策があるなと感じました。ワークシートを作ることで、子どもへの評価がつけやすいのでワークシートは必要だと感じました。

 次に、ゆさぶりです。道徳は最終的にたどり着いてほしいところが決まっていて、そこにたどり着いてしまったら、教師もそうだね、と言ってしまいがちですが、そこで一旦ゆさぶりをかけるような発問をすることでより深く考えることができるというものです。私自身、答えが出てしまったら、そうだね、と言ってしまいがちです。そんなことをしていては、深く考えることができず、子どもたちがうわべだけで感じているという状況になってしまうの思います。教師の役割は、いかに良いタイミングでゆさぶりをかけるかだと感じました。子どもたちの気持ちが1つになろうとしているときに、「え?」と思わせるようなゆさぶりをかけていきたいと思いました。以上、2点のことを今後道徳の授業を行うときに気をつけたいと思いました。(嶋藤)

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 前半は道徳教育についてのお話を聞き、後半は玉置先生が飛び込み授業で行った道徳の授業を見ました。

 前半の中で道徳の評価についてのお話がありました。道徳の評価では「あなたは人に親切にできるようになりましたね。」ではなく、「あなたは人に親切にすることが大切だと気付きましたね。」と評価するということを話されていました。道徳の授業について、国語との区別をするということをよく聞きますが、評価にも区別をはっきりつけなければならないということを学びました。できるようになった行動を評価するのではなく、大切であると気付いたことを評価しなくてはならないということを学びました。

 後半の中では使用する資料をいかに子どもが想像できるかというお話がありました。その想像力を膨らませるために、玉置先生は範読の途中に「さあ想像してね。」「さあどうなったと思う?」など言葉を補っていました。さらに、声に強弱をつけることで臨場感が増していることを感じ、こういった教師の範読や資料の挿絵などが子どもの想像に大きく関係していることを学びました。範読中に補う言葉は多すぎても少なすぎても想像しにくいものになってしまうと思うので、どのような補い方が良いのかを考えることが必要であると感じました。玉置先生、ありがとうございました。(松田)

2月5日 大口町立大口北小学校の現職教育に参加して(菱川、岡田、早川)

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 今回は3期生の菱川、岡田、早川で先日行われた大口北小学校でのセミナーについての学びを書かせていただきます。


 こんにちは。3期生の菱川です。今日は大口北小学校で行われた道徳の授業の作り方の公演に参加させていただきました。

 まずペア学習についてペア学習は長々とするものでなく短くさせる。そしてなによりも価値付けを大事にして行くべきと学びました。そして教師はその価値付けから意図的指名に移り授業を進めていくのか良いらしいです。

 次に特別な教科と言われる所以について大きく2つあります。まずは数学や国語、社会を教える人にある免許が必要ないことです。僕はこれから先もっと道徳が子供達に必要である世の中になると感じています。そんな中で僕は完璧に道徳を教えることができるのか不安です。子供たちは頭が良いです。授業の流れを何回かやるうちにわかってしまって今日玉置先生がおっしゃっていた形式的な答えを言ってしまうかもしれません。道徳の一つのやり方を今回は学びました。これ以外にも自分なりの子供の想像力を掻き立てるような授業の工夫をどんどんと見つけて行くのが教師としてと課題と今日感じました。

 もう一つに評価の仕方が記述であるということ。僕はひとりひとりを記述で書くのはすごく大変だとすごく思っていたのですが子供の言葉に付け足してどんなところが成長したのか書く方法を知り、初めは僕もそれでやっていこうと思いました。
 
 今日は今まで何度か道徳の授業についてのセミナーに参加させていただいてやっと実習で行った僕の道徳の授業でダメだったところがわかりました。今日は本当に有意義なセミナーになりました。道徳の授業についてこれからも勉強をしていきたいです。(菱川)

 
 先日、大口町立大口北小学校にて行われた道徳の授業の作り方についての講演を聞かせて頂きました。実際に教育実習での道徳で苦しい思いをしてしまった私にとっては、自分のどこがいけなかったのか、どうするべきだったのかを振り返る良いきっかけとなりました。その中で、私が上手く出来なかったところとして二つ取り上げたいと思います。

 まず一つ目は導入についてです。玉置先生は初めにイラストを見せ、「何をやってる?」と尋ねました。その時挙手制ではなく、ポンポンと指名していくやり方を取り入れており、初めのリズムを作ってみえました。私は価値項目に沿った問いを全体に投げかけ、挙手制というやり方を用いていたのですが、やはり初めに勢いはあまり付けられませんでした。初めのリズム作りは大切だとその時感じたため、私もこのようなやり方を参考にしたいと思いました。

 二つ目は、エレベータートークについてです。最後のまとめとして、その時間で自分が感じたこと、今後大事にしたいことをペアで30秒ずつ話す、というものです。子どもは教師のまとめてほしいことを話してくれるため、教師の説話よりもずっと良く、それで終わると良いとのことでした。私は最後時間が無く、ぱっと教師の説話をして終わってしまいました。これは教師の説話の中でも本当にいけないまとめ方だったと思います。今後はエレベータートーク等を用い、まとめまで丁寧にやりきりたいと思います。

 今回道徳での自分の失敗を振り返りながら、どうするべきだったのかを学べる時間となりました。ありがとうございます。難しいイメージのある道徳、苦戦しがちな道徳ではありますが、上手くポイントを押さえながら、技を用いながら、授業を作っていきたいです。(岡田)


 こんにちは。3期生の早川です。今回は大口北小学校での「これからの道徳授業のつくり方〜考え議論する道徳へ〜」との題目の講演に参加させていただきました。その中で感じたこと、学んだことを述べていきます。今回の記事では敢えて内容ではなく玉置先生に着目して書きたいと思います。

 最近、私の中では割と多くのセミナーに参加しているのですが、その中で1つ気付いたことがあります。

 一つ目は、どんな講演会でも必ず導入に該当する部分が講演会の中に存在しているということです。どのような講演でも玉置先生はいきなり本質を語り始めることはなく、触りの部分(前置き)を必ず挟み、会場内が聞き入った状態を作ってから本題に入っています。このような様子を見て、話す相手が子どもでも大人でも、ただひたすらに核心をついた内容を伝え続けるものだと、講演会自体の効果は薄れてしまうのかなと感じました。必ず、聞ける姿勢を作ってからというのは、講演会も授業でも同じなのかと私の中で解釈しました。

 また、先生の講演会では必ず聴講者同士で考えを共有させる場面があります。人それぞれ考えが違って、それを共有することこそが授業なんだと暗に意味されているような気がしました。(実際そうなのかはわかりませんが(笑))

 自分の中で視点を少し変えるだけで、見えてくるものも違うもんだなと実感した講演会でした。(実際のこれからの道徳についての内容については、他の人の記事で・・・)(早川)

2月5日 大口町立大口北小学校の現職教育に参加して(中澤・加藤・吉田)

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2月5日に大口町立大口北小学校にて行われた現職教育に参加させていただきました。設備が整った校舎の中で多くの子供たちが「こんにちは」と挨拶をしてくれる温かい環境で今回も多くのことを学ばせていただきました。本記事は4期生の中澤、加藤奨基と2期生の吉田が書かせていただきます。



こんにちは!四期生の中澤です。今回は、大口北小学校で道徳の授業作りを学ばせていただきました。

道徳の授業を国語の授業のように考えてしまうことに対して、私も共感を得た。

 そのため、物語を結末までただ読み、そこから発問をしていくのでなく、子どもが物語に参加するように呼び掛けながら物語を読むことが大事であることを学んだ。

 他に、子どもに揺さぶりをかけることで子ども達自身に道徳的確信を気づかせることが大事であることを学んだ。教師が結論を言うのでなく、子どもが結論を言うように誘導することを肝に命じたい。

 今回は教育実習前に道徳の授業の実践的なことを学ぶことができた。私も、担任の先生の言うことをよく聞きつつ、学び得たことを参考にして、授業をしていきたいと思います。今回も、セミナーに参加させていただき、ありがとうございます。(中澤)



 4期生の加藤奨基です。「しょうた」でも「りょうき」でもありません、「しょうき」です。今回は大口北小学校にて、初めて玉置先生の講演に参加させていただきました!

 講演では、これから教科化していく道徳について、また、実際の玉置先生の授業の様子を見ながら授業のコツや効果的な方法などを学びました。多くの新しい発見や学びがある中、特に子どもの行動を価値付けして意図的に指名する事、子どもの発言したそうな表情をつかむという事は授業の雰囲気作りという面からもとても大切だと思いました。

 実際の授業の様子では、資料を渡さず教師がストーリーを読みつつ子どもに展開を予想させるというのが印象深かったです。子どもたちは聞くことに徹する事で自ら展開を予想し、物語にのめり込んでいました。資料の扱い方一つで、短い道徳の資料にこんなにも子どもたちが熱心になるなんて!と、とても勉強になりました。

 こういった授業のコツを聞くと、授業してみたい!ってなりますね。玉置先生、お忙しい中ありがとうございました!(加藤)



 今回は2つの点について書かせていただきます。

 1つ目は子供の思考を逆算していくような授業展開です。玉置先生の授業案・授業技術には「子供」という存在が常にあります。「当り前」と思うかもしれませんが、それが本当に難しいのです。
「授業開始時にいろんな表現をさせる→子供を言語豊かにすることで多くの子が理解した状態が生み出す」
「範読時に感情を込める・間をとる・子供とのやり取り→子供を物語に引き付け、範読終了と共に子供の物語へのイメージを完成させる」
 このように授業技術と子供の姿と結び付けています。そして、それらを授業終了の子供の姿から逆算して意図的に組み立てること子供の思考として筋の通った授業展開になるのだと改めて考えることができました。自分でも実践してみようと思います。

 2つ目は「玉置流を学んできて」思ったことです。今まで私は玉置流道徳を講演会や授業等で学んできました。私の道徳への考えは講演の度に『揺さぶられ』ます。そして、学生なりに『深まって』きたと思います。

 始めは玉置先生の行われている実践を見て、憧れていました。しかし、今はそれだけではありません。今は玉置流道徳を通して玉置先生の視点・考え方・心を学ぶことがどれだけ大切かを感じながら学んでいます。学校現場で「いつでも玉置流」というのは難しいかもしれません。それでも「教材のどこが考えるべきポイントなのか」「子供の立場では、どう思うのか」「どんな子供の姿を教師として思い描くのか」などの考えはどんな授業でも大切になり、その心を学ぶことで昨日よりよい授業が生み出せるきっかけになると私は信じています。今後も「玉置流」の根底にある心を学び生かし、目の前にいる子供に真剣に向かっていく準備をしていきたいと思います。

 記事を書かせていただくのも、少なくなってきました。4月にどんな学校・どんな子に会えるか楽しみにしながら、1日1日を大切にしていこうと思います。本当にありがとうございました。(吉田)

『聞ける』教師に。(石川)

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 皆さんこんにちは。2期生の石川です。大学も長い長い春休みに入りましたね。皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?私の周りでは、国内・国外問わず旅行の話をよく耳にします。私はまだどこにも行っていませんが…。どなたかお土産待っています!(笑)

 さて、そんな中、2月3日に大学で行われた「OBOG報告会」に参加してきました。「OBOG報告会」とは、昨年卒業された先輩方(8名)を招いてお話を聞く会のことです。8名の先輩方の中には、玉置ゼミ1期生の松井さんもいらっしゃいました。「教員1年目の苦しみ・苦労」「それをどう乗り越えたか」や「大学時代をどう過ごしていたか」など、約3時間たっぷり話して頂きました。簡単にですが、ここにまとめます。

 話を聞いて、共通していたのは『聞く』ことでした。

 学校現場では、「学級経営について聞く」・「授業について聞く」・「成績について聞く」・「困ったら聞く」など、聞く場面がたくさんあります。1人で考えると時間も体力も足りないような事も、聞くことですぐに解決の糸口が見つかるそうです。「聞かぬは一生の恥」と話されている先輩もいました。
 また、その『聞く』背景には、周囲の先生方の温かさが見えました。やはり、最初は聞こうと思っても「迷惑かな」「邪魔になるかな」と思い、渋ってしまうことがあるそうです。しかし、周囲の先生方が心配してくれたり、快く相談に乗ってくれたりと、聞くことへの抵抗がなくなり、必然と抱え込むことが無くなってきたそうです。

 私は『聞く』ことの大切さを先輩方の話を聞いて改めて強く感じました。
その他にも、来年から教壇に立つ身として、今何をするとよいのか?何をすれば来年度に活きるのかなど、たくさんのことを教えていただきました。(早速実行に移したものもあります!)また、先輩のいきいきと話す姿から、その充実ぶりがうかがえ、今から来年度が楽しみです。

 企画してくださった就職課の皆さん、貴重なお話を聞かせて下さった先輩方、ありがとうございました。(石川)

 ※写真は松井さんとツーショットをとるタイミングを逃したため、ネームプレートとの1枚です。

卒業論文発表会に参加して(高桑・秋田)

こんにちは。4期生の高桑と秋田です。今回は、1月30日に行われた卒論発表会、和田先生による師範授業及び講演会で学んだことを書かせていただきます。


私は講演会からの参加で、1時間という他の人と比べると短い時間だったのですが、多くのことを吸収できた貴重な機会でした。

その中で特に印象に残ったのは、真面目な子が損をしないような学級経営についてのお話です。児童の成長を考えた上で、教師として、テストの点数は高いが宿題をやってこない子よりも、テストの点数は低いが宿題をしっかりとやってくるような頑張っている子に寄り添って認めてあげることが大事であると教えてもらいました。子供たちの能力は様々であり、目に見えるテストの点数に左右されがちであるが、このような学級経営のためには教師にしか見つけてあげられないことを見つける観察力が必要であると自分なりに学びを深めることができました。

また和田先生は、教師とは「クリエイティブな仕事」で、辛いことがあっても子供たちからパワーをもらい元気になれる、卒業しても生徒との関係がいつまでも続く、素敵な仕事だから辞めたいと思ったことは一度もないとおっしゃっていました。私は今回初めて和田先生にお会いしたのですが、いきいきと自分の経験談をお話しされている姿が印象的だった和田先生のように、私も自信を持って自分のやり方を貫いていけるような教師になりたいと強く感じました。

今回の学びを次に繋げられるよう、玉置ゼミという素晴らしい環境に感謝しながら日々努力をしていきたいと思います。(高桑)


こんにちは。4期生の秋田です。今回、卒論発表会と、和田先生の模擬授業に参加させていただきました。

初めて2期生、3期生の方や先生方のお話を聞いて、目から鱗が落ちるとはこのことかと思いました。模擬授業に関しての評価について、先生方だけでなく、2期生、3期生の先輩方ひとりひとりが自分の考えをちゃんともっていて、何よりひとりひとりが反応が良いことがとても驚いて、とても暖かいゼミであると改めて感じました。

そして、和田先生の模擬授業は本当に感銘を受けました。とてもテンポが良く、ひとつひとつの和田先生の発言、目線、行動、板書にちゃんとねらいがあって、子どもたちをいい意味で操っているようで、本当にすごいの一言でした。特に私が印象に残ったのが、概念を子どもたちに違う言葉で発言させるということです。前の人とは違う言葉で、自分の言葉で話すことでより理解もしやすくなるし、ほかの児童は友達の意見を自分の意見と一番近いものを探せて、理解しやすくなります。子どもたちにとっても楽しくかつ印象に残りやすい授業の工夫がたくさんみられてとても勉強になりました。

これから、まだまだたくさん学級経営や授業づくりについて玉置先生のゼミで学んでいけると思うとわくわくがとまりません。このわくわくを大切にして、日々いろいろなことを様々な角度から学んで、今年の教育実習など今後に生かしていきたいと思います。(秋田)
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卒業論文発表会に参加して(加藤・山田)

こんにちは、四期生の加藤(諒)と山田です。今回は1月30日に行われた玉置ゼミ卒論発表会について書かせていただきたいと思います。


二期生の先輩方、卒論発表会お疲れ様でした。卒論発表会当日はテストがあり、途中参加という形になってしまいましたが、和田先生の模擬授業と講演に参加させていただいたのでそのことについて書きたいと思います。

まず、模擬授業で私が感じたことは、答えてほしいことを児童から上手く引き出すということです。今回は児童役を学生が行っていましたが、その答えを回答せざるを得ないといった状況になっていたと感じました。

また、授業のテンポが良く20分ほどでかけ算への意識づけができていました。このような授業をするためには教材研究が大切なのであり、児童の性格や苦手意識などといった児童理解も非常に大切なものだと学ぶことができました。

そして、その後のお話では学級経営についてのお話が印象に残りました。算数が苦手な子を牛乳係にして数への意識をつけるなど、日常的な学級経営の中でも児童を成長させることができるのであり、学級経営の大切さを学ぶことができました。自分の想像以上に学級経営が及ぼす影響は大きく、児童生徒との日常を大切にすることが大事なのだと思いました。

今回途中参加という形で参加となってしまいましたがとても勉強になりました。このような機会を与えていただけることに感謝して教師としても人間としてもこのゼミを通して成長していきたいと思いました。(加藤諒太)


わたしは、和田先生の授業を実際に受けてみて感じたことについて書きたいと思います。わたしが和田先生の授業を20分間受けてみてまず最初に思ったことは「頭つかったな〜!」でした。小学校時代2年生のかけ算の授業なんだから楽勝だ、和田先生の技を見てたくさん盗むぞと思っていたのに、大学2年生のわたしが授業中ずっと頭を使って考えていたのです。

その秘密は大西先生と玉置先生の対談で少しずつ見えてきました。たくさんある工夫の中でも特に取り上げたいと思ったのは、一人の答えで満足せずに、何人にも自分の言葉で答えさせる和田先生の工夫です。授業で「わかりましたか?」といって次に進むのはありがちな進め方ですが、それでは「はい」と答えることしか出来ず、理解出来ていない生徒が必ずいる、ここで、「わからない」と言える子は授業についていけてる子とおっしゃっていて、なるほどなと感心しました。前のこと違うことを言わなければならないから、話を聞いていなければならないし、頭も使っていなければならない、さらに語彙力も伸ばすことができる、というようき全てが上手く噛み合って繋がっていて、すごいの一言でした。

実際に生徒役として参加することは初めてでしたが、とても貴重で素晴らしい体験なのだと身をもって知ることができました。来年は教育実習があるので、次は生徒役として学んだことを生かして先生として実践したいです。(山田志摩)

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卒業論文発表会参加して(早川・丹羽)

 こんにちは。3期生の早川です。今回は1月30日に行われた卒論発表会と和田先生の模擬授業及び講演会について書かせて頂きます。午前中に行われた2期生の先輩方の卒論発表会についてを早川が、午後に行われた和田先生による模擬授業及び講演会についてを丹羽がそれぞれ述べていきます。

 2期生の先輩方の卒論発表会に参加して感じたことがあります。
 それは、全員の先輩方に伝えたいことを時間内に的確にまとめあげられる力があったということです。私は、タイムキーパーとして教室内の最前に座っていましたが、どの先輩方もほぼ持ち時間ぴったりに発表を終えていました。ただ時間内に終わらせるというのではなく、各々が丁寧に作ったスライドを活用しながら、研究してきた内容が発表会参加者の誰にでも分かるように説明されていました。

 先輩方の発表は似たようなテーマの研究だとしても、それぞれの視点から細かく焦点化がなされていて、聞いていていつものセミナーを受けているような感覚でした。来年の今頃、自分たちが発表する側で後輩たちに発表会を進行してもらっているかと思うと少しゾッとしますが、堂々と研究したことを発表できるようにあと1年、学びを深めていきたいと思います。最後に、2期生の先輩方、お疲れ様でした!(早川)

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 3期生の丹羽亜由美です。先日2期生の方の卒論発表会に参加させていただきました。私は和田先生の授業を受けて感じたことを2つ述べさせていただきます。

 1つ目は、子どもにキーワードを言わせるということです。実際、教育実習などで授業をしてみると、子どもの言った言葉を言い換えてしまったり、授業のキーワードを言ってしまうことがありました。しかし、和田先生は、大切な言葉は全て子どもたちから出させ、かつ、全員の意見を受け入れながら授業をされていました。そこから子どもが主体となって授業が進められる重要性を感じました。

 2つ目は、考え続けることです。和田先生の授業では、人と同じ表現はしてはいけないので、同じことでも違う言い方を考えたり、当たったら言えるように常に考え続けていました。なので、他ごとを考える時間すらありません。それでいて、授業は面白いのです。そこから子どもたちにつねに目の前の教材について考えさせる大切さを感じました。

 和田先生の授業を見せていただいたのは2回目ですが、導入の仕方やテンポなど毎回感動を受けています。授業の後の講演もとても勉強になりました。1日ありがとうございました。来年は3期生が卒論発表なので先輩たちに負けないよう頑張ります。(丹羽)
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卒業論文発表会に参加して(安部、高橋)

 こんにちは。先日、玉置ゼミの卒業研究発表会に参加させていただき、学んだことを4期生の安部と高橋から書かせていただきます。

 私は大学の授業があったので全ての発表を聞くことができませんでしたが、全ての研究発表の資料を読ませていただいたので、資料を読んで学んだことを2点に分けて書きたいと思います。

 まず1つ目は、研究のきっかけについてです。4年生の先輩方の研究動機を見させていただいて感じたのですが、どの研究も自分自身が体験してきたことを元に疑問に思ったことや突き詰めてみたいことなどを研究テーマにしていました。それは教育実習であったり、日々の何気ない体験であったり、自分が受けてきた教育の経験からであったりと、人によって様々でしたが、研究するネタはどこにでも転がっているのだなと改めて感じました。卒業論文はまだまだ先のことだから、と安心している場合ではなく、日々の生活の中で疑問に思ったことを大切にし、よく考え突き詰めていく姿勢を作っていかなければならないなと思いました。

 2つ目はこの卒業研究発表会を通じて、教育に関する本や論文、ビデオなどを読んだり見たりする機会を与えてくださったことへの感謝です。私は教育に関しての知識がまだまだ不十分ですから、先輩方がたくさんの文献を提示してくださってそれを元にあのようなとても説得力のある発表をしてくださり、とても勉強になりました。これから先輩方が紹介してくださった文献を見て勉強するとともに、自分の考えと結びつけて自分の中に落とし込んでいけたらなと思います。(安部)



 こんにちは。今回は、先日の卒論発表会に参加して、学んだことについて、特に印象に残っていることを2つ書きます。

 まず1つ目は、卒論発表会での4年生の皆さんの姿です。パワーポイントを使いながら堂々とプレゼンされる姿に圧倒されてしまいました。研究したテーマについて、一方的に発表するのではなく、聞き手とコミュニケーションをとったり、身振り手振りをつけて話されている様子を見て、聞き手に伝えるというのはこういうことなのだと感じることができました。

 また、こんなに多様な研究テーマがあるのだということにも驚きました。わたしも2年後にあのような発表ができるよう、積極的に様々な経験をしていきたいと思いました。
2つ目は、和田先生が、お話の中でおっしゃっていた、「教師という仕事はとてもクリエイティブな仕事だ。」という言葉です。私自身、やはり教師という仕事には固くて、大変なイメージがありました。しかし、自分の頑張りで子どもたちはどんどん成長していくと話される和田先生の表情がとてもきらきらしていて、教師という仕事は本当に素敵な職業なのだと感じました。特に、係活動の工夫のお話はとても勉強になりました。忘れ物が多い子には連絡係をやらせたり、算数が苦手な子には牛乳係をやらせたり、と、当たり前のことかもしれませんが、学校生活のすべての場面で子どもたちを成長させられるポイントがあるということが分かりました。だからこそ、教師の頑張り次第で子どもたちはどんどん変わっていってくれるのだと思いました。

 今回、わたしにとって初めてのゼミの活動となりました。初めての参加でしたが、学ぶことも大変多く、このような貴重な経験をさせていただいたことにとても感謝しています。今回は本当にありがとうございました。(高橋)


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卒業論文発表会を終えて(白井)

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 私は、「学び合いの体験をもとに『学び合い』を生む教師について考える」というテーマで卒業論文発表をしました。発表では、他の2期生から、今までで一番の緊張している様子が見えたと言われるほどでした。しかし、自分自身がゼミで学んできたことが発揮できた発表だったのではないかと感じています。

 私がこのテーマに注目したのはゼミを決める前からでした。自分自身が小・中学校で体験した「学び合い」が当たり前ではないことを知り、興味を持っていました。

 そして、ゼミに入ることで玉置先生に出会い、「学び合い」について調べるうちにある疑問を持ち始めました。私にとってあたたかくて、子どもたちで課題を追求していく楽しい「学び合い」であったが、最終的な答えを教師に誘導されているのではないかという疑問です。この疑問をもとに、その後の研究では、さまざまな「学び合い」について研究されている方の著書や実際の学校現場の様子から「学び合い」を生む教師について考えていくことができました。

 私にとってこの研究は、自分自身の「学び合い」の経験をもとに、同じゼミのメンバーとともに互いに違う研究テーマだとしても、疑問を伝え合ったり、アドバイスをし合ったりすることで、より深く研究をすることができたと考えています。これがなければ、私は「学び合い」について疑問を持ち、より深く「学び合い」を研究することができなかったと思います。大学生になって、研究するテーマはそれぞれ違いましたが、2期生ゼミメンバーで学び合うことができたことを幸せに思っています。

 最後に、玉置先生に感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの助言をいただきました。ありがとうございました。そして、これからもこのテーマを研究し続けていきたいです。(白井)



後輩がくれたちょっとした喜び(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。
玉置ゼミでの生活も残り少なくなってきました。
今では玉置先生がお声がけくださる勉強会も「3期生が主」となり、後輩と関わることができる喜びと「卒業する」という寂しさを感じています。

そんな勉強会の時です。

「吉田さん、お願いがあります。」
ある後輩が改まった雰囲気で声をかけてくるのです。

「吉田さんのゼミのノートの名前を私にくれませんか?」
私は快諾しました。

ノートの名は「研究への道」
これは「2年間、このノートと共に私自身成長していこう」「学びを振り返って、私の道となるに」と思い名づけ、ゼミ・勉強会・講演会では常に持ち歩いているノートです。

決して綺麗な字でまとめている、分かりやすいものではありません。
しかし、その後輩は私のノートを見て、何かを感じてくれて、素敵な言葉をくれたのだと思います。ノートだけでなく、私自身も認めてもらえたように感じました。
本当に嬉しかったです。

ノートはもう少しでページがなくなります。
しかし、ページがなくとも、私の学びは続きます。そして、後輩にその心が続きます。

本記事を読んで、少しでも温かい気持ちになっていただけたら、幸いです。(吉田)

*是非、紹介させていただいた後輩を探してみてください。

卒論発表会&和田先生講演会について(嶋藤、岡田)

こんにちは。3期生の嶋藤、岡田です。今回は1月30日(火)に行われた玉置ゼミ卒業研究発表会に参加して学んだことについて記事を書きたいと思います。午前の部を嶋藤、午後の部を岡田が担当して書きました。

3期生の嶋藤です。10人の2期生の先輩の卒論発表を聞いて、全員の先輩の卒論について感想を書きたいのは山々ですが、今回は白井さんと百瀬さんの2名に絞って書きたいと思います。(ご了承ください)

まず、白井杏実さんの「学び合いの体験をもとに『学び合い』を生む教師について考える」について書きます。「分からない」を言い合える関係というのは学び合いをしているということだと考えていましたが、では実際学び合いを生むためには教師はどうしなければならないかについては知りませんでした。白井さんの卒論発表により、教師は(1)主役である子どもたちのための黒子になる(2)見通しが持てる導入にする(3)「やや難しい」程度の課題設定にする(4)つなぎ、もどす(5)まとめは個人に返す(6)子どもたちに負けずに、学び続け、学び合う という6つを守っていくことが大切だと分かりました。教師がまとめてしまうのではなく、学び合う子どもたちの考えをつないでいくことが大切だと感じました。私は学び合う学級にしたいと思っているので、参考にしたいと思います。

次に百瀬暖佳さんの「ベテラン教師が話す時において意識していることの追究」について書きます。好かれる教師は説明がわかりやすかったというデータに対して、嫌われる教師は話が長いというデータで、たしかにそうだと感じました。そして、同時に自分も気をつけなければならないと感じました。(教育実習で自分が授業で話しすぎるということを知ったため)同じことを何回も言うことがいけないので、発問は一回でびしって言えるようにしていきたいと思いました。そこで、「話しすぎる」という課題を改善するためのポイントの中で、私も使おうと思ったことは「間をとる」ということです。間をとってその間に自分の話の整理をしていけるようになりたいと思いました。話をスマートにできる人になっていきたいと思いました。

先輩方がそれぞれの内容を研究していて、私たちはたくさんのことを学ぶことができました。一年後は私たち3期生がその立場になっていると思うと、心配ですが、、
先輩方のようにこれからも多くのセミナーに参加し、本を読み、たくさんの学びをしていきたいと思います。2期生の先輩方、卒論発表会お疲れ様でした。(嶋藤)

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玉置ゼミ卒論発表会午後の部は、「授業名人(和田裕枝先生)から学ぶ学級経営&授業術」が開かれました。授業も何もかもまだまだ未熟者の私にとっては、どの内容も学ぶことばかりで、非常に濃い時間を過ごさせて頂きました。
前半、2期生さんは公開ゼミということで、後期に行っているような模擬授業を私たちの前でやって下さいました。授業者は江口さんと寺坂さん。視覚的にモノを提示して児童の興味を引いたり、話し合いの仕方を指定したり、児童の発言をそのまま板書に反映させたりと、授業技術がいくつも取り入れられており、さすがだと感じました。また、それらの授業に対しての2期生の先輩方の評価や大西先生、和田先生の講評からは更に学べることがあり、勉強になりました。
その後、授業名人である和田先生の模範授業が行われ、私は児童役として参加させて頂きました。正直、和田先生の勢いに圧倒されていましたが、気付いたら自分もその流れに乗っていた、という感覚でした。テンポ良く進み、どんどん当てられていくため、他の児童の意見を聞きながらも常に頭はフル回転、同じことは言えないという空気感から必死に自分の思い付く限りの言葉を頭の中に並べました。また、全員で声を出すところで出していない場合、頷いていない場合、先生の目は常に光っていたため、すぐに見つかってしまいます。そのため、声を出さなくては、反応しなくては、という意識が働き、自然と授業の中に自分から入っていっていました。自然な流れで和田先生のペースが作り上げられていたこと、意識することなく授業のキーワードが自然と児童の口から出てきたこと、これらはやはり、さすが和田先生だと感じました。その後の講演会も、教師という仕事の素晴しさに気付かせて頂けるもので、より一層、教員採用試験に向けて頑張ろうと自分を奮い立たせることができました。
今回一日を通して、非常に沢山の学びを得ることができました。その学びを下さった2期生の先輩方、玉置先生、大西先生、和田先生など、多くの方々に感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました。(岡田)
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授業名人(和田裕枝先生)から学ぶ 学級経営&授業術(牧野)

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1月30日授業名人(和田裕枝先生)から学ぶ学級経営&授業術という講演に参加しました。
和田先生の講演は、算数の授業と4月からつかえる学級経営術についてでした。

授業では、一人の意見を全員で共有することが印象に残りました。一人正解したらよし。ではなくて、隣の子にその説明をさせたり、繰り返させたり学級全員が理解できるような工夫がされていました。また、教師が持っている答えと違う考えがきたときに、流すのではなく詳しくきくことでより考えが深まることがわかりました。この授業では、キーワードを引き出すことに成功していました。私も焦るのではなく、冷静になって発問をしたいと思います。

私が以前行った道徳の授業で反省した、子どもの考えを黒板に書くべきか書かないべきかという見定めも教えていただきました。大切なのは、教師が今日何を身につけさせたいと思っているのかクリアにすること。それに必要だと思うことはキーワードで書くし、全くそれていたら「そうだね。」で終わりです。そうすることで、子どもたちも意見を選んで発言するようになるそうです。挑戦したいと思います。


学級経営術については、黄金の3日間について興味を持ちました。以前から2期生ゼミで取り上げられていたのですが、具体的に何をしたらいいのかを伺うことができました。参考にさせていただき4月からの学級経営に役立てたいと思います。


和田先生、4月から教師として働く上で心構えができました。まだまだ分からないことが沢山ありますが、自分で調べたり、たくさんの人の実体験をきいて4月を迎えたいと思います。お忙しい中ありがとうございました。そして、素晴らしい先生の講演を企画していただいた玉置先生、ありがとうございました。(牧野)

レゴランドでのプログラミング体験(中田昂樹)

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ご無沙汰しております。一期生の中田です。
今回は、レゴランドでのプログラミング体験について記事にしたいと思います。
2/3、節分の日に行って来たので、オフィスの入り口にレゴで鬼が作ってありました。

さて、次期指導要領では、プログラミング教育が取り入れられるそうです。
そのことは知っていました。しかし、「プログラミング教育って何?」という状態でした。
なので、今回のプログラミング体験はとてもいい経験になりました。

実のところ、玉置先生からレゴランドでのお誘いを頂くまで、プログラミング教育についてはほぼ知りませんでした。お誘いを頂いてから、書籍を読みました。

今まで、プログラミング教育というのは、コンピューターの難しい言語を覚えて、パソコンにカタカタと言語を打ち込んでいく力をつけさせるものだと勝手に思い込んでいました。

全然違いました。

プログラミング教育を通して、身につけさせたい力というのは、論理的思考力や問題解決能力であり、情報機器がありふれた社会で、生きてぬくために必要な能力を向上させるための新しい教育だと知りました。

2045年には、AIの知能が人間を超えるそうです。それを「シンギュラリティ」と言うそうで、今ある職業の50パーセントがなくなるのだとか。情報機器に使われる人間ではなく、それらを使いこなせる人間を育てるためにも、プログラミング教育の必要性を感じました。

大学時代に、「スクラッチ」という無料のプログラミングソフトを使った授業がありました。とても簡単に、自分のイメージする動きを命令として出し、対象を動かすことができました。画面上で、自分が意図した動きをさせられたときは、嬉しかったです。

今回のレゴランドの体験では、ロボットに命令を送って動かしました。タブレットで命令を考え、それをロボットに送って動かしました。一つのミッションを達成するのが目標でした。「スクラッチ」とは違い、実際に目の前でロボットを動かせるというのは、より児童の興味や関心を引けるなと感じました。

まず係のお兄さんが、ロボットの操作の基礎・基本となるものを教えてくれました。その後、自分たちでミッションに取り組みました。たった一つのミッションで、「簡単そうだな」と思っていました。しかし、いざ取り組むと全然できませんでした。

ロボットに命令を送って、ロボットが自分のイメージと違う動きをする。
どこで、間違っているのかを確認する。
そうして、またプログラムを考え直し、また命令を送る。
それでも上手くいかなくて、もう一度プログラムを考える。

何度も何度も失敗と試行錯誤を繰り返し、ようやくロボットが自分の意図する動きをしてくれた時は、ものすごい達成感がありました。自分が熱中したように、子供たちも楽しみながらプログラミングを学ぶことができそうで、とてもいい体験だなと思いました。

レゴランドでのプログラミング体験を通して、実際に自分が感じたことは、「失敗なくして学べない」ということです。トライアル・アンド・エラーを繰り返していくからこそ、課題を解決することができるし、課題を解決した後には大きな達成感を得られるのだと思いました。また、命令の順番を何度も考えることで、論理的な思考力を身につけることができるのだと思いました。

エジソンが、電球を発明したときに、1万回失敗したそうです。
しかし彼は、「失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ」と。
プログラミング教育では、失敗経験を多く積み、失敗を恐れずに物事に立ち向かう精神をも養うことができるのではないかと思います。

プログラミング教育でのたくさん失敗が、子供たちが大人になった時の成功へとつながるように、自分自身がもっと勉強しないといけないなと感じました。

今回は、このような貴重な体験を設けていただいた、玉置先生はじめレゴランドジャパン、日本教育新聞社、関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(中田昂樹)

※ このときの様子(座談会)は、2月26日付けの日本教育新聞に、掲載予定とのことです。(玉置)

「スペシャリスト直伝!小1担任の指導の極意」(宇野弘恵著)から1(岡田)

〇 P.10〜
「教師自身が哲学をもつことです。教師自身がどういう教育観や子ども観、指導観をもつのか、どういう指導を必要とし、どういう指導方法を選択していくのかを、自分自身で考えることだと思います。誰の受け売りでもない教育哲学をもつことが、ぶれない一貫した教育をすることになると考えます。」

● このことから、ただ色々な先生方の技術や実践等を真似していくのではなく、きちんと自分の頭で考え、納得したことを、意図を持って指導にあたっていくことが大切だと学んだ。それこそが、ぶれない指導をすることに繋がり、また、全員に同じ指導が出来るようになることで、児童からは不信感を得ることはないはずだ。信頼関係を築くための一つの要素になると考えられる。(岡田)

卒業論文発表会を終えて(百瀬)

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遅くなりましたが、卒論発表の振り返りを書こうと思います。
この発表の日を迎えるのには私一人では到底無理でした。忙しい中いつも親身になってご指導してくださった玉置先生ありがとうございました。2期生のみんなが頑張ってるから頑張れたし、お互い励ましあって卒論研究を頑張ることが出来ました、ありがとう。玉置ゼミの後輩の円滑な進行サポートも聞きに来てくださった方もすべての方がいて発表ができたと思います。ありがとうございました。

私は「教師の話し方」について、自らの課題を元に改善策を考えながらどんな話し方の工夫ができるのかを文献からまとめました。
文献には様々な場面での多くの工夫や、その工夫をする教師の意図が書かれていて、研究をしていて面白かったです。

私は本をあまり自分から読もうとしません。しかし、論文を書くという目的があるから、本を読みました。まずは、玉置先生から勧められたものばかりでしたが、関連図書を読みたくなり図書館で借りて読みました。論文を通して、知識が増える楽しさを感じ、これからも本からも学んでいきたいと思いました。

コメントで、「嫌われない教師になるために話し方を工夫するのか」ということが書かれていました。そんなつもりはありませんでしたが、私の発表は子ども目線になっていたつもりが、自分のために話し方を工夫するようになってしまっていたのではないかと反省しました。人に聞いてもらうことで発見することは多くあります。子どもがよく理解をし、意見を言いやすくなったり、聞く気になったりするための話し方を工夫をきちんと考えていきたいです。

大西先生のお話にあったように、卒業研究は教員になる第一歩だということをしっかりと心において、4月からは文献で学んだことを実際に行動してまた考え直していきたいと思います。(百瀬)

今だから話せるゼミ長について(石川)

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 皆さんこんにちは。2期生の石川です。

 タイトルにあるように、今回は私が勤めたゼミ長について書きたいと思います。先日の卒論発表会で「総合ゼミ長」たる役割が出来ましたので私もそろそろお役御免でしょう。肩の荷が下りました(笑)

 決して「○○を頑張った!」「○○には苦労したな〜」というような私の自慢話や苦労話ではありませんので安心して最後まで読んでください。


 私がゼミ長になったのは、玉置ゼミ1・2期生での懇親会の時でした。「2期生のゼミ長を決めよう」と玉置先生が話された際に、誰も立候補せず、居ても立っても居られなくなり、立候補したのを覚えています。懐かしい記憶です。よくよく考えると、そこから私の名前は『ゼミ長』になりました。最初は名前で呼ばれないのが嫌でしたが、今では名前で呼ばれる方が違和感を覚えます(笑)

 さて、今回書くことは2つです。それも、『ゼミ長へ向けて』『ゼミ長以外のゼミ生へ向けて』です。該当する所だけでも読んでください。

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 『ゼミ長へ向けて』
 ゼミ長へ向けてといっても該当者は2名ですね。その2名は、ぜひ「抱え込まない」ことを意識してください。これに尽きます。ゼミ長だからと言って抱え込む必要はありません。自分が大変な時期は周りに頼ってもいいと思います。私はそれができませんでした。(今でこそ笑い話ですが、抱え込んでしまい滅入った時期がありました)なんでも周りに任せろと言う訳ではありませんが、そういう手段があることを知っておいて欲しいです。

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 『ゼミ長以外のゼミ生へ向けて』
 ゼミ長以外のゼミ生の皆さんへ。これはほとんどの人が該当すると思います。皆さんは「任せっきりにしない」ことを意識して欲しいです。これはむしろ、お願いです。することは簡単、「○○順調?」「○○手伝おうか?」と聞くだけです。私はこの言葉に幾度となく助けられました。これを聞いたゼミ長は涙を流して喜ぶでしょう。最悪、声にしなくても、その気持ちがあるだけで十分なので…(笑)

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 いま改めて考えると、何とかゼミ長として過ごすことが出来た。そう思います。何だかんだ気付けば卒業間近です。しかし、全う出来たか?と考えると頷けない自分がいます。(自己採点は40点くらいでしょうか…)今考えるとまだやれることはありました。悔しい。
 しかし、他のゼミ生では出来なかった体験が出来ました。また、玉置ゼミの中で、人として「一番」大きく成長することが出来たと自負しています。ゼミ長をやってよかった。心からそう思います。

 2期生のみんながいたからこそゼミ長を最後までやれました。辛い時に支えてくれたみんなには感謝の一言です。なかなか口にして言えないのでこの場を借りて…ありがとう!!!(石川)

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