卒業論文発表会に参加して(安部、高橋)

 こんにちは。先日、玉置ゼミの卒業研究発表会に参加させていただき、学んだことを4期生の安部と高橋から書かせていただきます。

 私は大学の授業があったので全ての発表を聞くことができませんでしたが、全ての研究発表の資料を読ませていただいたので、資料を読んで学んだことを2点に分けて書きたいと思います。

 まず1つ目は、研究のきっかけについてです。4年生の先輩方の研究動機を見させていただいて感じたのですが、どの研究も自分自身が体験してきたことを元に疑問に思ったことや突き詰めてみたいことなどを研究テーマにしていました。それは教育実習であったり、日々の何気ない体験であったり、自分が受けてきた教育の経験からであったりと、人によって様々でしたが、研究するネタはどこにでも転がっているのだなと改めて感じました。卒業論文はまだまだ先のことだから、と安心している場合ではなく、日々の生活の中で疑問に思ったことを大切にし、よく考え突き詰めていく姿勢を作っていかなければならないなと思いました。

 2つ目はこの卒業研究発表会を通じて、教育に関する本や論文、ビデオなどを読んだり見たりする機会を与えてくださったことへの感謝です。私は教育に関しての知識がまだまだ不十分ですから、先輩方がたくさんの文献を提示してくださってそれを元にあのようなとても説得力のある発表をしてくださり、とても勉強になりました。これから先輩方が紹介してくださった文献を見て勉強するとともに、自分の考えと結びつけて自分の中に落とし込んでいけたらなと思います。(安部)



 こんにちは。今回は、先日の卒論発表会に参加して、学んだことについて、特に印象に残っていることを2つ書きます。

 まず1つ目は、卒論発表会での4年生の皆さんの姿です。パワーポイントを使いながら堂々とプレゼンされる姿に圧倒されてしまいました。研究したテーマについて、一方的に発表するのではなく、聞き手とコミュニケーションをとったり、身振り手振りをつけて話されている様子を見て、聞き手に伝えるというのはこういうことなのだと感じることができました。

 また、こんなに多様な研究テーマがあるのだということにも驚きました。わたしも2年後にあのような発表ができるよう、積極的に様々な経験をしていきたいと思いました。
2つ目は、和田先生が、お話の中でおっしゃっていた、「教師という仕事はとてもクリエイティブな仕事だ。」という言葉です。私自身、やはり教師という仕事には固くて、大変なイメージがありました。しかし、自分の頑張りで子どもたちはどんどん成長していくと話される和田先生の表情がとてもきらきらしていて、教師という仕事は本当に素敵な職業なのだと感じました。特に、係活動の工夫のお話はとても勉強になりました。忘れ物が多い子には連絡係をやらせたり、算数が苦手な子には牛乳係をやらせたり、と、当たり前のことかもしれませんが、学校生活のすべての場面で子どもたちを成長させられるポイントがあるということが分かりました。だからこそ、教師の頑張り次第で子どもたちはどんどん変わっていってくれるのだと思いました。

 今回、わたしにとって初めてのゼミの活動となりました。初めての参加でしたが、学ぶことも大変多く、このような貴重な経験をさせていただいたことにとても感謝しています。今回は本当にありがとうございました。(高橋)


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卒業論文発表会を終えて(白井)

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 私は、「学び合いの体験をもとに『学び合い』を生む教師について考える」というテーマで卒業論文発表をしました。発表では、他の2期生から、今までで一番の緊張している様子が見えたと言われるほどでした。しかし、自分自身がゼミで学んできたことが発揮できた発表だったのではないかと感じています。

 私がこのテーマに注目したのはゼミを決める前からでした。自分自身が小・中学校で体験した「学び合い」が当たり前ではないことを知り、興味を持っていました。

 そして、ゼミに入ることで玉置先生に出会い、「学び合い」について調べるうちにある疑問を持ち始めました。私にとってあたたかくて、子どもたちで課題を追求していく楽しい「学び合い」であったが、最終的な答えを教師に誘導されているのではないかという疑問です。この疑問をもとに、その後の研究では、さまざまな「学び合い」について研究されている方の著書や実際の学校現場の様子から「学び合い」を生む教師について考えていくことができました。

 私にとってこの研究は、自分自身の「学び合い」の経験をもとに、同じゼミのメンバーとともに互いに違う研究テーマだとしても、疑問を伝え合ったり、アドバイスをし合ったりすることで、より深く研究をすることができたと考えています。これがなければ、私は「学び合い」について疑問を持ち、より深く「学び合い」を研究することができなかったと思います。大学生になって、研究するテーマはそれぞれ違いましたが、2期生ゼミメンバーで学び合うことができたことを幸せに思っています。

 最後に、玉置先生に感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの助言をいただきました。ありがとうございました。そして、これからもこのテーマを研究し続けていきたいです。(白井)



後輩がくれたちょっとした喜び(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。
玉置ゼミでの生活も残り少なくなってきました。
今では玉置先生がお声がけくださる勉強会も「3期生が主」となり、後輩と関わることができる喜びと「卒業する」という寂しさを感じています。

そんな勉強会の時です。

「吉田さん、お願いがあります。」
ある後輩が改まった雰囲気で声をかけてくるのです。

「吉田さんのゼミのノートの名前を私にくれませんか?」
私は快諾しました。

ノートの名は「研究への道」
これは「2年間、このノートと共に私自身成長していこう」「学びを振り返って、私の道となるに」と思い名づけ、ゼミ・勉強会・講演会では常に持ち歩いているノートです。

決して綺麗な字でまとめている、分かりやすいものではありません。
しかし、その後輩は私のノートを見て、何かを感じてくれて、素敵な言葉をくれたのだと思います。ノートだけでなく、私自身も認めてもらえたように感じました。
本当に嬉しかったです。

ノートはもう少しでページがなくなります。
しかし、ページがなくとも、私の学びは続きます。そして、後輩にその心が続きます。

本記事を読んで、少しでも温かい気持ちになっていただけたら、幸いです。(吉田)

*是非、紹介させていただいた後輩を探してみてください。

卒論発表会&和田先生講演会について(嶋藤、岡田)

こんにちは。3期生の嶋藤、岡田です。今回は1月30日(火)に行われた玉置ゼミ卒業研究発表会に参加して学んだことについて記事を書きたいと思います。午前の部を嶋藤、午後の部を岡田が担当して書きました。

3期生の嶋藤です。10人の2期生の先輩の卒論発表を聞いて、全員の先輩の卒論について感想を書きたいのは山々ですが、今回は白井さんと百瀬さんの2名に絞って書きたいと思います。(ご了承ください)

まず、白井杏実さんの「学び合いの体験をもとに『学び合い』を生む教師について考える」について書きます。「分からない」を言い合える関係というのは学び合いをしているということだと考えていましたが、では実際学び合いを生むためには教師はどうしなければならないかについては知りませんでした。白井さんの卒論発表により、教師は(1)主役である子どもたちのための黒子になる(2)見通しが持てる導入にする(3)「やや難しい」程度の課題設定にする(4)つなぎ、もどす(5)まとめは個人に返す(6)子どもたちに負けずに、学び続け、学び合う という6つを守っていくことが大切だと分かりました。教師がまとめてしまうのではなく、学び合う子どもたちの考えをつないでいくことが大切だと感じました。私は学び合う学級にしたいと思っているので、参考にしたいと思います。

次に百瀬暖佳さんの「ベテラン教師が話す時において意識していることの追究」について書きます。好かれる教師は説明がわかりやすかったというデータに対して、嫌われる教師は話が長いというデータで、たしかにそうだと感じました。そして、同時に自分も気をつけなければならないと感じました。(教育実習で自分が授業で話しすぎるということを知ったため)同じことを何回も言うことがいけないので、発問は一回でびしって言えるようにしていきたいと思いました。そこで、「話しすぎる」という課題を改善するためのポイントの中で、私も使おうと思ったことは「間をとる」ということです。間をとってその間に自分の話の整理をしていけるようになりたいと思いました。話をスマートにできる人になっていきたいと思いました。

先輩方がそれぞれの内容を研究していて、私たちはたくさんのことを学ぶことができました。一年後は私たち3期生がその立場になっていると思うと、心配ですが、、
先輩方のようにこれからも多くのセミナーに参加し、本を読み、たくさんの学びをしていきたいと思います。2期生の先輩方、卒論発表会お疲れ様でした。(嶋藤)

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玉置ゼミ卒論発表会午後の部は、「授業名人(和田裕枝先生)から学ぶ学級経営&授業術」が開かれました。授業も何もかもまだまだ未熟者の私にとっては、どの内容も学ぶことばかりで、非常に濃い時間を過ごさせて頂きました。
前半、2期生さんは公開ゼミということで、後期に行っているような模擬授業を私たちの前でやって下さいました。授業者は江口さんと寺坂さん。視覚的にモノを提示して児童の興味を引いたり、話し合いの仕方を指定したり、児童の発言をそのまま板書に反映させたりと、授業技術がいくつも取り入れられており、さすがだと感じました。また、それらの授業に対しての2期生の先輩方の評価や大西先生、和田先生の講評からは更に学べることがあり、勉強になりました。
その後、授業名人である和田先生の模範授業が行われ、私は児童役として参加させて頂きました。正直、和田先生の勢いに圧倒されていましたが、気付いたら自分もその流れに乗っていた、という感覚でした。テンポ良く進み、どんどん当てられていくため、他の児童の意見を聞きながらも常に頭はフル回転、同じことは言えないという空気感から必死に自分の思い付く限りの言葉を頭の中に並べました。また、全員で声を出すところで出していない場合、頷いていない場合、先生の目は常に光っていたため、すぐに見つかってしまいます。そのため、声を出さなくては、反応しなくては、という意識が働き、自然と授業の中に自分から入っていっていました。自然な流れで和田先生のペースが作り上げられていたこと、意識することなく授業のキーワードが自然と児童の口から出てきたこと、これらはやはり、さすが和田先生だと感じました。その後の講演会も、教師という仕事の素晴しさに気付かせて頂けるもので、より一層、教員採用試験に向けて頑張ろうと自分を奮い立たせることができました。
今回一日を通して、非常に沢山の学びを得ることができました。その学びを下さった2期生の先輩方、玉置先生、大西先生、和田先生など、多くの方々に感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました。(岡田)
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授業名人(和田裕枝先生)から学ぶ 学級経営&授業術(牧野)

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1月30日授業名人(和田裕枝先生)から学ぶ学級経営&授業術という講演に参加しました。
和田先生の講演は、算数の授業と4月からつかえる学級経営術についてでした。

授業では、一人の意見を全員で共有することが印象に残りました。一人正解したらよし。ではなくて、隣の子にその説明をさせたり、繰り返させたり学級全員が理解できるような工夫がされていました。また、教師が持っている答えと違う考えがきたときに、流すのではなく詳しくきくことでより考えが深まることがわかりました。この授業では、キーワードを引き出すことに成功していました。私も焦るのではなく、冷静になって発問をしたいと思います。

私が以前行った道徳の授業で反省した、子どもの考えを黒板に書くべきか書かないべきかという見定めも教えていただきました。大切なのは、教師が今日何を身につけさせたいと思っているのかクリアにすること。それに必要だと思うことはキーワードで書くし、全くそれていたら「そうだね。」で終わりです。そうすることで、子どもたちも意見を選んで発言するようになるそうです。挑戦したいと思います。


学級経営術については、黄金の3日間について興味を持ちました。以前から2期生ゼミで取り上げられていたのですが、具体的に何をしたらいいのかを伺うことができました。参考にさせていただき4月からの学級経営に役立てたいと思います。


和田先生、4月から教師として働く上で心構えができました。まだまだ分からないことが沢山ありますが、自分で調べたり、たくさんの人の実体験をきいて4月を迎えたいと思います。お忙しい中ありがとうございました。そして、素晴らしい先生の講演を企画していただいた玉置先生、ありがとうございました。(牧野)

レゴランドでのプログラミング体験(中田昂樹)

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ご無沙汰しております。一期生の中田です。
今回は、レゴランドでのプログラミング体験について記事にしたいと思います。
2/3、節分の日に行って来たので、オフィスの入り口にレゴで鬼が作ってありました。

さて、次期指導要領では、プログラミング教育が取り入れられるそうです。
そのことは知っていました。しかし、「プログラミング教育って何?」という状態でした。
なので、今回のプログラミング体験はとてもいい経験になりました。

実のところ、玉置先生からレゴランドでのお誘いを頂くまで、プログラミング教育についてはほぼ知りませんでした。お誘いを頂いてから、書籍を読みました。

今まで、プログラミング教育というのは、コンピューターの難しい言語を覚えて、パソコンにカタカタと言語を打ち込んでいく力をつけさせるものだと勝手に思い込んでいました。

全然違いました。

プログラミング教育を通して、身につけさせたい力というのは、論理的思考力や問題解決能力であり、情報機器がありふれた社会で、生きてぬくために必要な能力を向上させるための新しい教育だと知りました。

2045年には、AIの知能が人間を超えるそうです。それを「シンギュラリティ」と言うそうで、今ある職業の50パーセントがなくなるのだとか。情報機器に使われる人間ではなく、それらを使いこなせる人間を育てるためにも、プログラミング教育の必要性を感じました。

大学時代に、「スクラッチ」という無料のプログラミングソフトを使った授業がありました。とても簡単に、自分のイメージする動きを命令として出し、対象を動かすことができました。画面上で、自分が意図した動きをさせられたときは、嬉しかったです。

今回のレゴランドの体験では、ロボットに命令を送って動かしました。タブレットで命令を考え、それをロボットに送って動かしました。一つのミッションを達成するのが目標でした。「スクラッチ」とは違い、実際に目の前でロボットを動かせるというのは、より児童の興味や関心を引けるなと感じました。

まず係のお兄さんが、ロボットの操作の基礎・基本となるものを教えてくれました。その後、自分たちでミッションに取り組みました。たった一つのミッションで、「簡単そうだな」と思っていました。しかし、いざ取り組むと全然できませんでした。

ロボットに命令を送って、ロボットが自分のイメージと違う動きをする。
どこで、間違っているのかを確認する。
そうして、またプログラムを考え直し、また命令を送る。
それでも上手くいかなくて、もう一度プログラムを考える。

何度も何度も失敗と試行錯誤を繰り返し、ようやくロボットが自分の意図する動きをしてくれた時は、ものすごい達成感がありました。自分が熱中したように、子供たちも楽しみながらプログラミングを学ぶことができそうで、とてもいい体験だなと思いました。

レゴランドでのプログラミング体験を通して、実際に自分が感じたことは、「失敗なくして学べない」ということです。トライアル・アンド・エラーを繰り返していくからこそ、課題を解決することができるし、課題を解決した後には大きな達成感を得られるのだと思いました。また、命令の順番を何度も考えることで、論理的な思考力を身につけることができるのだと思いました。

エジソンが、電球を発明したときに、1万回失敗したそうです。
しかし彼は、「失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ」と。
プログラミング教育では、失敗経験を多く積み、失敗を恐れずに物事に立ち向かう精神をも養うことができるのではないかと思います。

プログラミング教育でのたくさん失敗が、子供たちが大人になった時の成功へとつながるように、自分自身がもっと勉強しないといけないなと感じました。

今回は、このような貴重な体験を設けていただいた、玉置先生はじめレゴランドジャパン、日本教育新聞社、関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(中田昂樹)

※ このときの様子(座談会)は、2月26日付けの日本教育新聞に、掲載予定とのことです。(玉置)

「スペシャリスト直伝!小1担任の指導の極意」(宇野弘恵著)から1(岡田)

〇 P.10〜
「教師自身が哲学をもつことです。教師自身がどういう教育観や子ども観、指導観をもつのか、どういう指導を必要とし、どういう指導方法を選択していくのかを、自分自身で考えることだと思います。誰の受け売りでもない教育哲学をもつことが、ぶれない一貫した教育をすることになると考えます。」

● このことから、ただ色々な先生方の技術や実践等を真似していくのではなく、きちんと自分の頭で考え、納得したことを、意図を持って指導にあたっていくことが大切だと学んだ。それこそが、ぶれない指導をすることに繋がり、また、全員に同じ指導が出来るようになることで、児童からは不信感を得ることはないはずだ。信頼関係を築くための一つの要素になると考えられる。(岡田)

卒業論文発表会を終えて(百瀬)

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遅くなりましたが、卒論発表の振り返りを書こうと思います。
この発表の日を迎えるのには私一人では到底無理でした。忙しい中いつも親身になってご指導してくださった玉置先生ありがとうございました。2期生のみんなが頑張ってるから頑張れたし、お互い励ましあって卒論研究を頑張ることが出来ました、ありがとう。玉置ゼミの後輩の円滑な進行サポートも聞きに来てくださった方もすべての方がいて発表ができたと思います。ありがとうございました。

私は「教師の話し方」について、自らの課題を元に改善策を考えながらどんな話し方の工夫ができるのかを文献からまとめました。
文献には様々な場面での多くの工夫や、その工夫をする教師の意図が書かれていて、研究をしていて面白かったです。

私は本をあまり自分から読もうとしません。しかし、論文を書くという目的があるから、本を読みました。まずは、玉置先生から勧められたものばかりでしたが、関連図書を読みたくなり図書館で借りて読みました。論文を通して、知識が増える楽しさを感じ、これからも本からも学んでいきたいと思いました。

コメントで、「嫌われない教師になるために話し方を工夫するのか」ということが書かれていました。そんなつもりはありませんでしたが、私の発表は子ども目線になっていたつもりが、自分のために話し方を工夫するようになってしまっていたのではないかと反省しました。人に聞いてもらうことで発見することは多くあります。子どもがよく理解をし、意見を言いやすくなったり、聞く気になったりするための話し方を工夫をきちんと考えていきたいです。

大西先生のお話にあったように、卒業研究は教員になる第一歩だということをしっかりと心において、4月からは文献で学んだことを実際に行動してまた考え直していきたいと思います。(百瀬)

今だから話せるゼミ長について(石川)

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 皆さんこんにちは。2期生の石川です。

 タイトルにあるように、今回は私が勤めたゼミ長について書きたいと思います。先日の卒論発表会で「総合ゼミ長」たる役割が出来ましたので私もそろそろお役御免でしょう。肩の荷が下りました(笑)

 決して「○○を頑張った!」「○○には苦労したな〜」というような私の自慢話や苦労話ではありませんので安心して最後まで読んでください。


 私がゼミ長になったのは、玉置ゼミ1・2期生での懇親会の時でした。「2期生のゼミ長を決めよう」と玉置先生が話された際に、誰も立候補せず、居ても立っても居られなくなり、立候補したのを覚えています。懐かしい記憶です。よくよく考えると、そこから私の名前は『ゼミ長』になりました。最初は名前で呼ばれないのが嫌でしたが、今では名前で呼ばれる方が違和感を覚えます(笑)

 さて、今回書くことは2つです。それも、『ゼミ長へ向けて』『ゼミ長以外のゼミ生へ向けて』です。該当する所だけでも読んでください。

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 『ゼミ長へ向けて』
 ゼミ長へ向けてといっても該当者は2名ですね。その2名は、ぜひ「抱え込まない」ことを意識してください。これに尽きます。ゼミ長だからと言って抱え込む必要はありません。自分が大変な時期は周りに頼ってもいいと思います。私はそれができませんでした。(今でこそ笑い話ですが、抱え込んでしまい滅入った時期がありました)なんでも周りに任せろと言う訳ではありませんが、そういう手段があることを知っておいて欲しいです。

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 『ゼミ長以外のゼミ生へ向けて』
 ゼミ長以外のゼミ生の皆さんへ。これはほとんどの人が該当すると思います。皆さんは「任せっきりにしない」ことを意識して欲しいです。これはむしろ、お願いです。することは簡単、「○○順調?」「○○手伝おうか?」と聞くだけです。私はこの言葉に幾度となく助けられました。これを聞いたゼミ長は涙を流して喜ぶでしょう。最悪、声にしなくても、その気持ちがあるだけで十分なので…(笑)

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 いま改めて考えると、何とかゼミ長として過ごすことが出来た。そう思います。何だかんだ気付けば卒業間近です。しかし、全う出来たか?と考えると頷けない自分がいます。(自己採点は40点くらいでしょうか…)今考えるとまだやれることはありました。悔しい。
 しかし、他のゼミ生では出来なかった体験が出来ました。また、玉置ゼミの中で、人として「一番」大きく成長することが出来たと自負しています。ゼミ長をやってよかった。心からそう思います。

 2期生のみんながいたからこそゼミ長を最後までやれました。辛い時に支えてくれたみんなには感謝の一言です。なかなか口にして言えないのでこの場を借りて…ありがとう!!!(石川)

1月30日2期生ゼミ記録〜江口さん〜(吉田)

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1月30日に公開ゼミとして模擬授業を行いました。本記事では江口さんの授業を記録として書かせていただきます。
<教材>
5年生 算数 「複合図形」 『複雑な立体の体積を工夫して求めよう』
<授業の流れ>
・実際の図形(L字型)を見せ、違いを気付かせる・発問を行う。
・課題を提示する
・線を引くとできるということを意識化させる
・プリントした図形に線を引き、体積を求め、線を引いた場所を交流させる。
・全体交流時に取り外し可能な図形を示しながら、説明する。

<検討会にて>
・図形のすべての辺に長さを書いていた理由
 授業者は「図形のすべての辺に長さを書くことによって必要な情報を取捨選択させたい」という意図があった。検討時には「必要な情報しか載っていない教科書」と本授業で活用した図を使うことのお互いのメリットとデメリットを考えていった。

・どこまでを復習するべきか
 本授業のつながりとして4年時の「L字型の面積」を導入で活用するのはどうであるか問うことについて話し合った。その時点まで立ち返る必要性があるのか、図形を見せるだけで前段階の考え方を想起させることができるのかという議論を行った。

・課題までの導き方
 本時授業の課題に「工夫して」という言葉を授業者は用いたが、その内容が児童役まで理解されていないのではないかという指摘があった。この点の解消として「今までの図形との違い」をより気付かせ、子供たちが「工夫をしたらできそうだ」と思える段階まで導入時で扱うことにより「工夫する」といった思考に子供たちがなっていくのではないかと考えた。

<先生方の総評>
・授業の目的が変化している
 授業内で「体積を求めること」「線を引くこと」といったように授業内での目的が変化していしまった。「子供にこの教材を通して、どんな力を育てたいか」という点を明確にすることで発問と活動を一体化させることでシャープな授業展開を行える。

・子供の意識と先生の意識は同じであったか?
 授業内で子供が図形に線を引く際に「線を引いて何をしたかったのか」ということを聞く必要があった。先生は「線を引けば、図形が子供のわかる形になる」という考えがあるが、それを子供たちが気付く必要があるからだ。子供の意識を考えた上で逆算しながら授業を組み立てていくことが求められる。

・答えではなく、「したい」という考えを求める。
 答えを尋ねるのではなく「どことどこの線の長さを聞きたいか」という子供の「こうしたらできそうだ。こうしてみたい。」という気持ちを聞くこと、聞こうとする態度があるとより、子供たちの言葉で授業展開が行える。

卒論発表会をしてから授業を行いました。本当に大変だったと思います。
しかし、江口さんはそんなことを感じさせないくらい授業を一生懸命行ってくれました。
本当にありがとうございます。お疲れ様でした。
また、本ゼミで「一人の努力を無駄にせず、みんなで授業検討会をし、全員で高め合う」2期生のよさも多くの方に感じてもらえました。これからは各々違う場所に行きますが、この関係を続けていけたらと思っています。
今後とも2期生をよろしくお願いいたします。(吉田)

1月23日2期生ゼミ記録(牧野)

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1月23日の2期生ゼミで、6年生の道徳 「思いやり親切」という価値項目の授業を「カーテンの向こう」という教材を用いて行いました。

授業は、まず教材を読みながら物語のイメージを子どもたちに持たせる確認をいれていきます。物語が終わったところで主発問をし、嘘について考えさせ、思いやりのある嘘があることに気づかせるという流れです。

今回は、子どもたちの意見を繋いでいくことをより意識して、授業をしました。しかし、子どもの意見を全て聴きすぎてしまいました。黒板に書くこと、書かないことの区別ができていないなと感じました。

黒板に書かないことで、子どもたちの考えの流れをとめない方法があることを学び、自分の考えをノートに書いた後の発表などで使用したいと思いました。

また、私が予想していた答えと反対の答えが子どもからでたときに、そのまま板書するのではなく、なぜその考えになったのか本人に聞き返すことが大切だと学びました。授業の方向がブレないだけでなく、その子の考え方を広げることができると改めて気がつきました。

道徳の授業は本当に奥が深くて、答えがあるようでないので、授業をするのが不安です。しかし、今回の授業を通して玉置先生からもお言葉をいただき道徳の授業を考える楽しさを感じました。これからも研究をし続けたいと思います。(牧野)

卒業論文発表会に参加された斎藤さんの記録(今日のなるほど)紹介

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 わざわざ卒業論文発表会に来ていただいた斎藤早苗さんが書かれた「今日のなるほど」という文章です。ありがたいことです。許可を得てここで紹介します。(玉置)

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【今日のなるほど】
今日は、学生たちからの学びの一日。

卒業研究発表会では、大人数ゼミの強みを活かして、バラエティに富んだテーマが集まっていて、聞く側にもたくさんの視点をもらえた。

いつか彼らは気付くだろう。
10人のゼミの仲間がいるということは、自分以外に9つの実践の経験やアイデアがある。
それを仲間とシェアすることで、自分の疑似体験として蓄積できるのだ。
それがどれほどありがたいことなのかということを。

プレゼンも丁寧に作られていたし、自分なりの提案にまでまとめて、堂々と発表していてすばらしかった。
彼らには実践経験が圧倒的に不足しているので、発表のほとんどは「教師目線」にとどまっていたが、現場で経験を積んでいけばおのずと「子ども目線」にも意識が向いていくだろう。

若いうちはがむしゃらにやればよいと思う。
失敗しないことに腐心していると自分のことしか見えないけれど、目の前の子どもたちをよく見て、彼らの声にならない声に耳を傾ける姿勢を忘れないでほしい。
答えは、子どもたちが持っている。

ゼミ生の立派な育ちに感動しながら思うのは、周りで支えてくださった先生方や家族などたくさんの大人たちのことだ。
大人が信念を持って鍛えれば、それに十分すぎるほどに応えてくれる学生たちを見ていると、社会の中で人を育てるということは関わる大人たちの姿勢を問われているということだと感じた。

子どもの育ちを支えるのは学校、保護者、地域の人だが、子どもが社会に出た後にも、同じように支えていく大人が必要だ。
社会に出れば、理不尽なことも、到底自分の力だけでは太刀打ちできない困難も、たくさんある。
若者たちがそれに立ち向かったり、時にはかわしたりしながら、一歩ずつ成長していけるような環境の中の私は小さな一つのピースでいいので、これからもそんなスタンスで彼らを見守っていけるといいなと思った。

ゲストとして招いてくれて、細かな配慮をいくつもしてくれた玉置ゼミ2期生のみんなに心から感謝している。ありがとうございました。

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斎藤さんから卒業するゼミ生へ多賀一郎先生のDVDのプレゼントがありました。感激のゼミ生の写真です。(玉置)
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卒業論文発表会を終えて(石川)

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 皆さんこんにちは。2期生の石川です。
 1月30日に第2回玉置ゼミ卒業論文発表会を行いました。私たち2期生の集大成です。キリキリとした緊張に若干の楽しみを持って臨みました。

 まず初めに、今回の発表会では3期生の人たちが、準備・受付・司会進行と手伝ってくれました。おかげで予定通り終えることが出来ました。ありがとう。

 卒業論文発表会を終えて、初めて他の2期生の卒業論文を見る事ができました。理科授業、社会科授業、デジタル教科書、いじめ防止、学び合い、話し方、学級掲示、クラス会議、そして学級を支えるシステム…どれも是非実践してみたいと思うような内容でした。大人数ゼミの特徴を活かして広く学ぶことができました。

 発表を終えて「子ども目線で」という言葉が印象に残りました。『ひとことカード』にも「学級崩壊をして困るのは子ども達」「子どものために失敗しない学級経営を」という言葉がみられました。卒業論文を完成させたとはいえ、まだまだ課題ばかりです。私も残り数か月で現場に出ます。そこで経験を積み、少しでも子ども目線の「失敗しない学級経営」になるよう学び続けていきたいです。

 最後に、このように卒業論文を発表できたのも、ご指導してくださった玉置先生、また、私たちに玉置先生とは違う視点でご指導してくださった大西先生、斎藤さん、和田先生、酒井先生のおかげです。本当にありがとうございました。
 今まで切磋琢磨してきた2期生のみんなも忘れてはいけません。みんなの励ましあっての卒業論文です。ありがとう。(石川)

卒業論文発表会を終えて(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。今回は1月30日に行った卒論発表会&模擬授業&和田裕枝先生の講演会で学ばせていただいたことを記事にいたします。

<卒論発表会>
私は「子供が学びたくなる理科の授業の在り方」について発表させていただきました。
私が発表時に感じたことを一言で気持ちを表すなら「悔しさ」です。
発表時のプレゼン能力もそうですが「探求の甘さ」が露呈したと私は思います。「理科の面白さとはどんなものなのか」「どんな教材でどんな力を身に付けるのか」「本当にそれで子供が学びたくなるのか」と次々と究めたくなりました。
研究を続ける上で「完璧」という言葉は存在しませんし、私の理想まで届くかも定かではありません。それでも私は頑張ろうと決意しました。
この悔しさを源とし、学び続けることで少しでも「子供の立場になって考え、理科の面白さを自身が感じる人」になっていきたいです。
その一歩として卒論発表会は有意義だったと感じます。
また、他のゼミ生の発表を聞きながら、知りたいことの幅が広がりました。今後の機会に教えてもらおうと思います。

<講演会>
和田先生の授業・講演は本当に学ぶことばかりで、今なおメモを見返し続け、学ばせていただいています。
私が特に印象的であったのは「教師とはクリエイティブな仕事である」ということです。子供の成長に携われて、たくさんの笑顔を生み出そうと心から思える仕事なのだと説明して下さった姿をみて、私もそんな人になりたいと強く思いました。「子供のその姿を見たら、努力には手を抜けない」という先生の言葉は「学級開き」「当番・係・委員会」「学級経営」「授業技術」「社会人として」等のどの観点においても、細部まで考えられておられることからもお見受けできました。全てその通りではないかもしれませんが、この学びを十二分に理解するための努力をしたうえで「まずはやってみる」「同僚の方との相談・報告」といった姿勢で4月から取り組んでいきたいと思います。
ありがとうございました。

最後になりましたが、多くの方にお力添えをいただいたからこそ、清々しい気持ちで終えることができました。これからも私の「研究への道」は続いていきます。今日の学びが明日の自分・子供達に伝えることができるよう努力し続けますので、よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました(吉田)

「学級づくりカレンダーをもとに創るわくわく算数授業」を読んで(寺坂)

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こんにちは。2期生寺坂です。

2月10日の教師力アップセミナーで講演していただく、和田先生の「学級づくりカレンダーをもとに創るわくわく算数授業」を読みましたので、学びを書きます。

授業づくり実践編では、キーワードを子供に言わせるための授業づくりを学べました。特に、この学びが上の学年のどこで活用されるのかということを意識することが大切であると強く感じました。しかし、押さえるべきポイントを発見するためには深い教材研究が、必要です。いきなり全部を求めるのではなく、少しずつ理解を深めて行きたいと思います。

また、和田先生の失敗というコラムで「子供の発言を聞いていなかった」というのがありました。前回のゼミの模擬授業の協議会で私は、誰がどんなことを言ったのか分かりませんでした。つまり、それだけ子供の発言を聞いていなかったのだと思います。子供の意見を大切にした授業を創っていけるように学んで行きたいと思います。(寺坂)

教師になるにあたって(岩田)

 こんにちは。2期生岩田です。卒論発表会の記事は書きましたが、今日は、その後の懇親会のことを記事にしたいと思います。もちろん懇親会楽しかったね。という内容ではないのでご安心を。


 懇親会時に、和田先生からいただいたお話にとても感銘を受けたので、拡散したいと思います。

 「子どもは先生からほめられた1を0にはしない。だから、教師はその1をいかにして2,3,4と増やしていくか。」

というお話でした。


 これは私が先生に質問をさせていただき、お答えの中にあった話です。教育実習時もそうですが、私は子どもたちの予想外の意見や答えに適応することが苦手です。原因は明確で価値付けが下手だからです。自分が授業を進めたいと思う方向から少しでもそれてしまいそうになると、不安と怖さで自分が焦ってしまいます。それが価値付けをないがしろにしてしまっているとも感じていました。


 子どもたちは個性いっぱいで、算数が得意な子、字がきれいな子、飽きっぽい子、人よりも行動が遅い子など様々です。つまり、Aさんは褒めることが10個あるけれど、Bさんは褒めることが1個しかないということも当然あり得ることです。教育実習でもこんな経験があったなと感じていました。自分が目についたことだけを価値付けていましたが、「ほめられた1を0にはしない。」という言葉を聞いて、子どもたちにとっての価値付けの重さを実感しました。どんなにやることが遅くても、苦手なことでも、飽きっぽくても先生に褒められたことはしっかりと行うと先生は言われていました。そしてその子の1を2にすることが教師の手にかかっているとお聞きしました。


 今まで、形式的に価値付けを行ってきましたが、表面上の薄っぺらな価値付けであることが子どもたちにも伝わっていたのではないかと思います。価値付けをすることが目的ではなく、価値付けをしてどのような子どもたちにしていきたいのかというところに着目すべきであると感じました。


 講演会でも4月からためになるお話をたくさんお聞きすることが出来ました。クリエイティブな仕事である教師を楽しめるように、学んだことを生かしていけるようにしたいと思います。和田先生お忙しいところありがとうございました。(岩田)

※写真は祖父江小学校を訪問したときの岩田さんです。
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卒業論文発表会を終えて(牧野)

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 私は、「学級掲示に込めた教師の『考え調査』をもとに望ましい掲示について考える」という題で卒業論文を書きました。調査では、玉置先生のご紹介で現役の教師で学級掲示にこだわっている方々のお話を伺うことができました。この機会は私にとってとても貴重な時間で、私も学級掲示にこだわる教師を目指したいと改めて感じました。

 卒論発表会当日では、調査の成果を発表できました。ただ、私の調査不足で古いデータを使っていたりしたので、細部にまで気をつける力が足りていなかったなと反省しました。また、2期生の発表がわかりやすいものばかりで、私ももっとわかりやすいプレゼンをつくりたいと感じました。

 3年生の冬から書き始めて、もう発表が終わってしまいました。私はこの研究をもとに実践を繰り返し、よりよい掲示とは何か考え続けたいと思います。また、当日はたくさんの方にお越しいただき、ご意見をいただきました。ご意見を参考にこれからも研究を続けていきます。ありがとうございました。

 玉置ゼミの後輩の皆さん。当日の運営お疲れ様でした。皆さんのおかげで無事に発表会を終えることができました。ありがとうございました。

 最後にこの研究ができたのは、たくさんのサポートをしていただいた玉置先生、励まし合いながら一緒に頑張った2期生のおかげだと思います。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。(牧野)

卒業論文発表会を終えて(江口)

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 ついに、1月30日に卒論発表会が終わってしまいました。終わって振り返ってみると、本当にあっという間でした。

 ゼミに入った時から、いじめを取り上げたいと思って約2年間研究しました。どうしたらいじめは無くなるのか、どうしたらいじめが原因で自ら命を落とす子がいなくなるのか。疑問ばかりでした。これをしたら、絶対に解決できるということはありませんが、いじめが起きてしまった際に慌てず取り組む過程を少しでも身につけられたらいいと思い取り組んできました。

 どの本を読んでも、教師と子どもの関係、教師と保護者の関係、そして教師間の関係作りが大切と書いてあります。どこかの関係が少しでも壊れてしまうと、うまい指導には、繋がりません。

 あと2カ月で、私は小学生からの夢が叶い、教壇に立ちます。4月は、人間関係作りがとても大切です。子どもたちが、学校が楽しい、このクラスでよかったと思えるような教師になりたいと思います。

 みんなが研究したことも生かして、頑張っていきたいです。その際、本に書かれていることをそのままやるのではなく、クラスの子どもたちに見合う内容、方法を自分で考え行なっていきたいです。

 玉置先生、約2年間ご指導ありがとうございました。これからもぜひ、よろしくお願いします。(江口)

卒業論文発表会を終えて(岩田)

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 こんにちは。2期生岩田です。今は開放感に満ちあふれています。笑 なぜかというと1月30日に玉置ゼミ卒論発表会を無事に終えることが出来たからです。また、開放感と共に課題もたくさん見つかりました。何かに取り組むと課題が見えてくるので、毎日些細なことでも勉強になるなと感じました。


 私が今回の卒論発表会で感じたことは、自分がしてきた研究はあくまで、優れた先生方が敷いてくださったレールに沿って歩いてきただけであるということです。実習経験、大学での講義、確かに4年間で様々なことを学ぶ機会がありました。それなりに知識や、自分の考えを持つことが出来たのではないかと考えています。それによって、自分はこうしたいという気持ちも少なからずは生まれていきました。


 しかし、わたしたちはまだ現場を一切経験していません。大西先生が会の終わりに「現実とのギャップに苦しむ。」とおっしゃられていました。研究を進めるあまりに、「こうしたら成功するんだ。」「この法則をやればいいんだ。」といった知識が先走ってしまうことのないようにしなくてはなりません。そのためには、目の前の子どもを見ることが大切であるということを学びました。自分たちは、学級経営をしにきているのではなく、子どもたちを育てるために学校にきているということをもう一度しっかりと自分に言い聞かせたいと思います。


 明日から二月になります。いよいよ社会人としてまた、教師として社会に出るまで残り2が月あまりとなりました。不安な気持ちもきっと学校で出会う子どもたちが吹き飛ばしてくれると信じています。自分らしく、この玉置ゼミで学んだことを生かし、教師として子どもたちを育てていきたいです。大西先生、和田先生、酒井先生、斉藤さん、本日はありがとうございました。そして、玉置先生2年間ご指導ありがとうございました。(卒業式はまだです。)これからもよろしくお願いいたします。(岩田)
 

1月30日2期生公開ゼミで算数の授業を行って(江口)

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 1月30日卒論発表会の午後から、算数授業を行いました。たくさんの先生、学生がいて本当に緊張しました。


 私は、小学校5年生の算数の授業で複雑な立体の体積の求め方を考えるものを行いました。

 はじめから、図形に長さを書くか、書くならどれだけ書くか、または書かないかが議論になりそうでしたが、やはりそこの話題にもなりました。長さを測らせたいなら、模型を一人一人に配ることが1番ですが、それはとても大変です。全部書くと、向かい合う辺の長さについて子どもが考えることが出来なくなります。

 そこで、和田先生が子どもにどこの長さを知りたいのか言わせるとおっしゃっていました。たしかに、これだと自分でどこの長さが必要か考える力と向かい合う辺の長さが同じと考える力が養えます。

 また、模型を使って説明をしてもらおうと思いましたが、出したい!という意識から早く出しすぎてしまいました。一通り、児童が説明をし終わったときに、教師のまとめとして出すのがいいとわかりました。卒論発表でも百瀬さんが、写真や絵、模型を出して興味を引いたり、深めことに使用すると話してくれましたが、やはり出すタイミングがとても大切だと思いました。


 また、大西さんがおっしゃったように何をゴールにしているのか明白になっていませんでした。線を引くことなのか、何通りあるかを知ることなのか、何を児童に分からせたいのかが分かりにくかったです。実際に、「ここに線を引きました。」で終わっていました。「ここに引いたから、立体が2つになっていつもの公式が使えました。」と言ってもらえるようにするための発問が必要です。


 今回、和田先生、大西さんに授業を見ていただき、まだまだダメだと思いました。しかし、ダメだからこそやらなきゃ!という意欲を持つことができました。あと数ヶ月で実際に教壇に立ちます。子どもたちが、1回の授業で何を学ぶのかを私自身が理解して、無駄な時間にならないようにしなければならないと感じました。大変貴重な時間を設けていただきありがとうございます。(江口)
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