1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(菱川、岡田、服部)

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 教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は菱川、岡田、服部の3人で記事を書かせていただきます。

 こんにちは!3期生の1番やんちゃだけど優しい菱川です。いや自分で言うなや。。はい。

 今回、鏑木先生のお話を聞いて予習の大切さをすごく感じました。今回はその中でも僕が予習を大事にしようと1番思った理由についてここに綴らせてもらいます。

 それは情緒障害の子の対策になるということです。小学校実習の時僕のクラスには特別支援学級の男の子がいました。その子は情緒障害で、授業内容が変更するたびにパニックになっていました。だがその子にとって予習することは予習をさせてる教師側も安易に授業内容を変更できないし、子供たちも学んだことをもう一度授業で答え合わせができます。

 ただクラスの子どもたちに対してのことだけでなく特別支援の子どもにおいても予習は必要であり、それは教師にも必要なことなのだなと感じました。そして子どもの心理的なことも作用してることにもビックリしました。予習をさせてくるだけでそれだけ変わるのであればぜひ僕も実践させていきたいと思いました。

 今回の教師力アップセミナーもすごくよかったです。またの機会があればぜひ行かせてもらいたいです。(菱川)


 今回、鏑木先生のお話の中で私が一番に衝撃を受け、印象に残っていることを書きたいと思います。

 それは、どのような授業においても先に予習をさせるというものでした。予習をすることで知識が入り、考える視点が持てるとのことだそうです。今回鏑木先生の仰っていた予習とは、教科書や資料集、図書室などを活用して結論を知るというものでした。私が今まで受けてきた教育の中から考えると、予習と言えば授業をスムーズに進めるために音読をしたり、語句調べをしたり、本文をノートに写したりするだけというものばかりでした。そのため、やらなければ少し先生に咎められる程度で、それ程重要視しておらず、特に必要性を感じるものではありませんでした。

 しかし、今回鏑木先生の仰る予習は、それこそが深い学びに直結している行為であり、私の中の予習の概念をがらりと変えるものでした。知識を得たからこそ考えられることがあったり、新たな発見をしたりすることがあるのだということを学びました。意味のない予習ではなく、意味のある予習を取り入れていけるようになれたらと思います。貴重なお話をありがとうございました。(岡田)


 今回のセミナーに参加して多くの気づきがありました。先行学習をすることで、子ども達は学習に向かうための事前の準備ができ、主体的に授業に参加できるようになるそうです。私が小学生の頃の社会科の授業では、必ず予習をやってこないといけませんでした。遊ぶ時間を割いて予習するのは大変でした。しかし、授業中に多くの発言をすることができたり、歴史の流れがスムーズに理解できたので、予習はたしかに効果があったなと実感しています。(その授業で社会が好きになったために社会専修に入りました。)

 さらに、鏑木先生がおっしゃる様々な理論には心理学が背景にあるようです。子どもの心理に基づいて、子どもがどうしたら学びやすくなるだろうと考えるということはとても大切だと思いました。(服部)

1月13日教師力アップセミナー(鏑木良夫先生)に参加して(安藤、井上、中澤)

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 こんにちは。先日大口中学校で行われた、教師力アップセミナーに参加させて頂いて学んだことを4期生の安藤、井上、中澤が書かせて頂きます。

 こんにちは。4期生の安藤です。今回のセミナーで私が学んだことは先行学習の意義です。予習を大切にする先行学習は、従来の知識の詰め込み学習に通ずるところがあり、現在推進されているアクティブラーニングと一見矛盾するように感じましたが、主体的で対話的な深い学びのためには予習をして子どもが知識をもっている必要があるということが分かりました。知識がないところに主体性や対話的な学習はうまれない、いう鏑木先生の言葉が印象的です。

 鏑木先生の先行学習の授業の流れをビデオで見ると、鏑木先生は授業の結論(=知識)を子どもたちが知っている状態で始めることで、授業では教科書には載っていないことを発見したり、検証したりする中で学びの驚きやおもしろさを子どもたちが感じている、そんな授業でした。その過程に主体性や対話が生まれていて、教科書を超える深い学びをする子どもたちを目の当たりにしました。私も教科書に沿った授業ではなく、それ以上の発見や深い学びができる授業を目指したいと思いました。

 また学級経営で大切なことの中で、‘‘黒板はみんなのノート”だから綺麗に使おうということにとても共感したので、私自身心がけていきたいです。

 今回初めての参加で緊張しましたが、ゼミの先輩たちはやることを優しく教えてくださり、先生方は学生の質問や相談に親身に答えてくださって、温かさを感じました。セミナーに参加してよかったという思いとこれからもたくさん参加したいという思いが強くなりました。ありがとうございました。(安藤)


 こんにちは。4期生の井上です。今回は初めて教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回のセミナーで印象に残ったことは、「知識がないと主体性はない」ということです。知らないことは質問できない、だから"予習"をさせる。予習をして、知識を蓄えてから授業をする。という授業の在り方はとても効率的でいいと思いました。ここでいう予習とは教科書に書いてある答えをノートに書いてくるという簡単なものですが、この予習で大切なことはイメージさせることで、イメージをしながら授業をすることで自分の考えや意見を持ちやすくなると感じました。また、教科書を読んで分かっていたはずのことが実際に実験をしてみると新しい発見があり、教科書には載ってなく知らないことがあった。と子供達が感じることで、もっと学びたい!もっと知りたい!という意欲を高め、理解が深まっていくのだと思いました。

 今までは予習より復習の方が大切だと考えてきましたが、今回のお話で素晴らしい予習の仕方の1つを学んだ今、どちらも同じくらい大切なこととして考えて、授業づくりに取り入れていきたいと思います。鏑木先生、本日はありがとうございました。(井上)


 こんにちは、4期生の中澤佑太です。この度は教師力アップセミナーに参加させていただきありがとうございました。一期生の方と一緒の活動ができ、うれしく思っています。

 さて、本日学んだことは、授業に対する柔軟な考え方です。私はこれまで、教科書に書かれた展開に沿って授業をするなかで、いかに子どもに探求心をくすぐることができるかが大事であると考えてきました。しかし今回、教科書を結論まで読むことを予習で行い、その状態よりいかに深く学ぶのかという授業方法を学ばせていただきました。私は、『教科書を教えるのでなく教科書で教える』ということが具体的にどういうことなのかを学ぶことができました。他に、共書きという板書の仕方・1指示1事項という方法から、子どもの集中力を持続させるには、授業の展開の仕方だけでなく、授業で行う動作を見直すことが大事であると私は考えました。

 私は、ここまで二回のセミナーに参加させてもらい、先輩や先生・同期生の温かさを感じ、最高の人達に囲まれていると実感しています。今後ともよろしくお願いします。 こんにちは、4期生の中澤佑太です。この度は教師力アップセミナーに参加させていただきありがとうございました。一期生の方と一緒の活動ができ、うれしく思っています。

 さて、本日学んだことは、授業に対する柔軟な考え方です。私はこれまで、教科書に書かれた展開に沿って授業をするなかで、いかに子どもに探求心をくすぐることができるかが大事であると考えてきました。しかし今回、教科書を結論まで読むことを予習で行い、その状態よりいかに深く学ぶのかという授業方法を学ばせていただきました。私は、『教科書を教えるのでなく教科書で教える』ということが具体的にどういうことなのかを学ぶことができました。他に、共書きという板書の仕方・1指示1事項という方法から、子どもの集中力を持続させるには、授業の展開の仕方だけでなく、授業で行う動作を見直すことが大事であると私は考えました。

 私は、ここまで二回のセミナーに参加させてもらい、先輩や先生・同期生の温かさを感じ、最高の人達に囲まれていると実感しています。今後ともよろしくお願いします。(中澤)

【20171124講演】四日市市小学校教頭会

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 四日市市小学校教頭会からの依頼事項を踏まえて新作「忙しい教頭業務の中で行う授業の見方・助言のあり方〜道徳授業を例にして〜」と題して話す。

 1時間30分の講演で、道徳評価の話から始めて、管理職のときにどのように授業を見て助言をしていたかの実例を紹介。授業検討法「3+1」「3シーン検討法(実際に体験)」を伝授。最後は道徳授業改善への助言の仕方で時間まで話す。

 書籍を持参したが、何度も訪問しているので口に出さなかった。会長さんらに気を遣ってもらい、なんと持参した書籍20冊ほどが完売。控えめだったのが功を奏したかも知れない(笑)。

※三楽の仕事日記より

【20171120・21会議】文部科学省&ベネッセ会議

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 2017年11月20日、21日と上京して会議。

 20日は10時から「校務におけるICT活用推進事業」第2回事業検討委員会開催。私は座長。重要案件について時間をかけて審議。良い方向性を打ち出せた。

 午後はベネッセ会議。「思考力を促す言葉リスト検討会」に出席。中学数学教科書をもとに、各領域でどのような授業を行い、思考力を促してきたかを話す。3時間ほど協議。

 21日は10時30分から昼食休憩を挟んで17時まで、文部科学省・総務省合同事業推進委員会(連絡協議会)・評価委員会に参加。文部科学省側からの事業名は「次世代学校支援モデル構築事業」。

 次世代を見据えた事業で、推進地域は大変だと思うがワクワクする事業。会議の中で、何度か発言。大切な役割もいただいた。

※三楽の仕事日記より

石川君との学び(寺坂)

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 こんにちは。2期生寺坂です。今日の記事の登場人物は、石川君と寺坂です。よく想像しながら読んでみてください。

 最近、時間ができると石川君とコーヒーと甘いものを食べに行くといいことが日課になっています。教師力アップセミナーの帰り道や、ゼミが終わった後などに2人で「らんぷ」という喫茶店に行っています。他愛もない話が中心なのですが、時々互いに熱が入り教育について語っています。でもこの話、結構高度な内容だと思います(笑)

 自分たちの理想を語り合うだけではなく、それを実現するためにどうしたらいいのかについてまで話せています。誰の学級経営を意識するといいのか、でもそれをすると違う問題点が出てくる、ならこの先生のこの考えを足せばいいんじゃないか?出てくる先生の名前もお互いに研究している堀先生と赤坂先生だけではなく、ゼミ生が研究している野中先生や佐藤学先生、佐藤正寿先生をはじめ教師力アップセミナーでお会いした先生方、本当にたくさんの名前が出てきます。

 火曜日のゼミ後の喫茶店では、30日に来ていただける和田裕枝先生が、ゼミ生からの不安や悩みに答えていただいた質問集が話題に上がっていました。

 最近ふと思うのは、どの先生も言っていることの根本は同じなのだなということです。特に、4月の学級開きに関していうと、「最初が大切!」「黄金の3日間!」ということはどの先生も仰っています。ということは、本当に大切なことなのだなと思います。本当に、もうすぐ教壇に立つの?という不安でいっぱいですが、今できることをたくさん学んで、たくさん喫茶店で石川君とこんな話ができたらいいなあと思います。(寺坂)

 そんな今日も石川君と喫茶店にいます。

「教育の力」を読んで(高桑)

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 はじめまして。4期生の高桑 伽林(たかくわ かりん)です。まず初めに私の自己紹介をさせていただきます。

 私は数学専修の2年生で、出身は愛知県の清須市です。小学5年生から7年間吹奏楽部に所属していたため、担当だったトランペットを吹くことができます。人と話すことが大好きで、先日の成人式では小学校卒業以来会っていない人がほとんどという状況の中、自分から積極的に話しかけて、とても楽しい時間を過ごすことができました。この積極性を生かし、2年間玉置先生のもとで多くのことを学んでいきたいと思います。これからよろしくお願いします!

 さて、本題に入ります。今回は玉置先生が4期生に読んでほしいと用意していただいた、「教育の力」という本から、「学びの協同化」に焦点を当て、学び得たことを書きます。

 私は先日の実践観察という実習で、今の小中学校では、私が小学生や中学生の頃と違い、授業の大半の時間を個人追求や生徒間交流、全体交流に使うということを知りました。これについてこの本では、児童・生徒同士の「学び合い」を通して、多様な子どもたちの力を持ち寄ることで、全員の実りある学びを達成することができると書かれていました。ここで印象に残ったのは子どもたちの「学び合い」とともに、いろんな得手不得手を持った、多様な教師の「協同」も重要になってくることです。

 私は、人前に立つことも、その場で自分の考えをわかりやすくまとめて伝えることも大の苦手です。これは何もかも完璧を求められる教師にとって、とても必要となる力であり、自分は教師に向いてるのか不安になることもありました。しかしこの本から、すべてに完璧を求める必要はなく、それぞれの力や特性を活かし合うことが大切であるということを学び、これからも自分なりに成長を続けていこうという考え方に変えることができました。

 最後になりましたが、私たち4期生にこの本を用意してくださった玉置先生に感謝して、今回学び得たことをもとに一生懸命頑張りたいと思います。(高桑)

「教育の力」を読んで(竹内)

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 はじめまして。4期生の竹内優輝です。今回が初めてですので、少し自己紹介と最近読ませていただいた『教育の力』という本の感想を書きたいと思います。

 まずは自己紹介をします。私は愛知県弥富市出身の数学専修です。小中高と野球をやっていて、趣味はプロ野球観戦です。大学在学中に全国各地の球場に行ってみたいと思っています。写真は先日の成人式を迎えた時の写真です。成人式を終え、あらためて生まれ育った弥富市は良いところだと感じました。

 さて、『教育の力』を読んだ感想です。私が印象に残ったのは学力の概念についてです。学力低下が問題になっている今日、私は、『学力』とは"知識量"だと捉えていました。しかし、『教育の力』では、『学力』とは単に"知識量"と断定的に捉えるのではなく"問題解決能力"か、"知識量"か、はたまた"学習意欲"も含んだ概念と捉えるかによって見解が異なり、さらに、こういった学力観の多様性を認めた上で、「現代という時代は、どのような学びを学校に要請しているか」という観点から、わたしたちは、学力を論じ合う必要がある、と書いてありました。

 では、「現代という時代」とは、どういう時代なのでしょうか。『教育の力』では、今日はポスト産業社会であり産業主義の時代の、ため込む力、つまり、忍耐強く勉強する姿勢ではなく、"自ら考え、自ら学ぶ力が必要である"と書いてあります。『学ぶ力』と、そのままの意味ではありますが、これからの社会を担う子供たちを教える私たちにとって、ただ単に"知識量"として勉強を教えるのではなく、『自ら学ぶ力』を育む必要があるのだと思いました。

 この本では、学力とは学ぶ力だとあります。しかし、それだけを断定的に捉えるのではなく、それも一つの考えだとして捉えていき、これから始まるゼミの活動のなかで、自分なりの学力の概念を見つけていきたいと思います。(竹内)

毎日を大切に(岩田)

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 こんにちは。二期生岩田です。卒論発表会まで残り1週間を切りました。いよいよですね。ホームぺ―ジのトップにもありますが、たくさんの方の参加をお待ちしています。発表者の二期生も全力で頑張ります。午後からは4月から早速使える情報が盛りだくさんです!緊張する気持ちもありますが、少し楽しみでもあります。卒論発表会の宣伝をしたところで、記事を書いていきたいと思います。

 本日、最後の授業が終わりました。よく考えてみると、これが4年生最後の授業であり、大学生活における最後の授業となりました。あと学校に来るのは、卒論発表会と卒業式の二回だけです。知らないうちに4年間終わってしまいました。昨日形式上最後のゼミが終わって、みんなと何気なく笑ったり、話したり、ふざけたりすることもできなくなるのかと思うとなんだかとてもさみしくなりました。それに拍車をかけて、玉置先生が「もう終わりだなあ。」と何度も言われるので、さらに悲しくなった岩田です(笑)。

 しかし、ずっと今の時間が続けばいいのにと思う反面、少し楽しみでもあります。もちろん不安な気持ちのほうがずっと大きいですが。残り二か月の学生生活。大げさかもしれませんが、一日一日の出来事が最後だという気持ちで全力で過ごしていきたいです。とりあえず今の目標は毎日笑顔でいることにします(笑)。(岩田)

「教育の力」を読んで(秋田)

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 はじめまして。4期生の秋田実花です。初めて記事を書かせていただきます。少しだけ私の自己紹介をしたいと思います。私は柳というよさこいサークルに入って活動をしています。そして、UNIQLOでバイトをしています!まだ玉置先生のゼミに入って間もないですが、これから様々なセミナーに積極的に参加し、どんどんいろいろなことを吸収できるようにしていきたいです。よろしくお願いします。

 さて、先日玉置先生から「教育の力」という本をいただきました。今回は、その本について書かせていただきます。

 私は、この本で“教師の資質”について興味をもちました。その中で、印象に残った言葉が「省察的実践」です。「省察的実践」とは、ドナルド・A・ショーン氏の考えであり、確固たる固定的な知識・技能を十分修得しながら、そこにとどまるのではなく、さまざまな文脈で、これを改変したり組み合わせたりしながら、その時々の状況に応じて最善の打開策を見出していく実践のことだそうです。

 言葉にするととても難しいですが、要は教師に求められているのは、「学び続ける」という姿勢です。教師は、子どもたちに教えるという立場ですが、教えられる立場でもあります。子どもたちの様子から、もっとこうした授業をしようとか、もっと子どもたちにこんなアプローチをしたら子どもたちの成長が見られるのではないかなど、その時々の目的や状況に応じて、さまざまな方法を柔軟に選択したり組み合わせたり、また自ら作り上げていく力量が必要です。そして、他の教師の優れた実践や、他の教師からの自分の授業の評価やアドバイスから学んで、子どもたちとともに成長できる教師でありたいと思いました。

 また、もう一つ心に残った話がありました。それは、教師には「信頼・承認」が最も必要であるということです。自分を信じられない、認められない子どもは、他者を信じ認めることもまた困難になってしまいやすいものです。教師が「信頼・承認」の空間をつくり、子どもたちがその信頼に応えたいと思えるようにさせ、子どもたち自身で成長できるようにさせることが必要であることがわかりました。

 さらに、私たちは、“良い教師とは”というもの追い求めてしまいがちですが、完璧を求めるのではなく、多様な教師が互いに足りないところを補い合い、また得意なところを活かし合える学校の環境づくりも大切だと学びました。どんなに素晴らしい教師と言われる人でも、苦手だと思う生徒は必ずいます。こどもたちも、様々なタイプの大人と出会い成長していきます。これから、今求められる教師像を参考にしながら、様々な先生方と出会い、自分なりの将来なりたい教師像を見つめていきたいと思いました。(秋田)

「教育の力」を読んで(井上)

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 私が「教育の力」を読んで心に残ったことは「学びの個別化」です。「学びの個別化」とは子供達は一人一人興味・関心が異なるため、学びは一律的なものではない。それをいつ何を学ぶか決められてしまっていると子供達はやらされる勉強になってしまうため、子供達の学習意欲を削いでしまう。そのため子供達の特性にあった学びの個別化をしていこうというものであります。確かに自分の興味のないことをやらされて勉強しても頭に入ってきませんが、自分の好きなこと、得意なことになるとすぐに頭に入ります。

 私は個別化のため子供達一人一人が興味・関心のあることに基づいて学習内容や方法を決めると、自分の好きなこと、得意なことが中心になるため偏りが出てしまい、ある程度の学力を確保することが難しくなりますが、ある程度の学力を確保することを保障した上で、自分がこの勉強をしたいと考え、それを勉強するための計画を立てたりすることは、子供の自主的な学びとなり、自分の興味に沿った学びを行えるため良いと考えました。

 難しいので自分の意見を簡単に言い換えると、基本バイキングで自分の好きなものを食べますが、ある程度野菜も食べてねという学習にすると良いと考えました。ここでいう野菜とは別に興味・関心はないが、学力を確かなものにするための最低限必要な学力のことです。野菜の部分が多少やらされてる感がありますが、それでもすべて一律に決められている今よりは子供の自主性に富んだものとなると考えます。分かりにくい説明ですみません。

 このような学習にすることで、「よい」学びにつながっていくのではないかと考えました。そしてこの本を読んだことで学びについて考えるいい機会になりました。(井上)

「教育の力」を読んで(安藤)

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 はじめまして。4期生の安藤優里です。

 初めて記事を書くにあたって、少し自己紹介をさせて頂くと、私は食べることが大好きで、つい食べすぎてしまいます。昨年、食べ過ぎで通学途中に救急車で運ばれたこともありました。その後控えていたのが玉置先生の初等算数のテストで、受けることができなかった私は終わった、、と悲しみに暮れていましたが、優しい玉置先生が後日再テストの機会をくださって、救われたというエピソードがあり、感謝しています。また、教職を目指していて、フレンドシップという子どもと関わる活動に参加しています。授業づくりや学級経営を実践的に学びたいという思いで玉置ゼミを志望しました。入りたかったゼミでこれから勉強できることにとてもわくわくしています。よろしくお願いします。

 さて、本題の玉置先生から貸して頂いた「教育の力」から学んだことを端的に書かせて頂きます。

 まず、教育の目的を理解することができました。教師は何のために教育を行うのか、子どもは何のために教育を受けるのか。私は教育の目的は子どもたちが幸せになるためにあると考えていました。でもそれは少し曖昧で、本書では「すべての子ども(人)が<自由>になるための力を育む」ためと述べられています。なるほど、と思いました。また、現代の個別化学習への必要性や効果を知ることができました。

 この二つを自分の経験と重ねてみると、私は中学の時やらされる勉強に嫌気がさして勉強嫌いになったことがあります。学校も有名大学に入るために勉強しなさいという方針で、私は詰め込まれる息苦しさの中で勉強への意欲が低下していました。そんな私が大学に入った今、勉強への意欲が高まったのは、教師になりたいという夢があること(生きたいように生きる)、そのための学び(力を養うこと)ができるのが要因だと思います。

 大学では、個々に合った学びやグループ学習が多く、より実践的で自分の興味・関心に沿っているため、義務教育期のような画一的で詰め込まれるものよりずっと力になっているのではないかと実感します。そんな自身の経験から、生きたいように生きられる機会を与えてくれる大学で学べばいい(p153)という理論にとても共感しました。子どもたちが自由に生きる力を育めるよう、子どもたち一人ひとりの質の高い学びを保証していく、そのための学校制度や教育、教師でありたいと思いました。これからたくさんよりよい教育は何か、学んでいきたいです。

 さいごに教育の目的を理解しておくことは、これから教職の勉強をするのに欠かせないことだと思うので、本書をゼミの初めに入門として読むことができてよかったです。ありがとうございました。(安藤)

「教育の力」を読んで(関口)

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 はじめまして。玉置ゼミ4期生の関口 香葉(せきぐちこのは)です。今回は自己紹介と「教育の力」という苫野一徳さんの本を読んで感じたことを書きたいと思います。

 まずは自己紹介です。私は教育学部2年生で国語専修に所属しています。怒涛の高校生活の中で「ちーかま」というあだ名が定着し、よくそのあだ名で呼ばれています。特技は上手に転ぶことで成人式でも転びました。写真はその時の写真です。6つ上の姉と6つ下の弟がおり、記事にもまた書くと思います。ゼミの活動初めての参加となる1月30日に20歳の誕生日を迎えるため、大人としての一歩をゼミの活動とともに踏み出したいです。

 次に「教育の力」にある公教育の本質について自分の経験から共感し考えたことを書きます。

 久しぶりに家に帰ると母親が弟に対して「勉強しなさい」と怒り言い合いをしていました。私はそこで間に入り、弟に対して「嫌味ではなく将来就きたい職業に就けるよう願い、心配して言ってくれているのだ」と両親の気持ちを伝えました。

 しかし私も将来の夢が決まる前は勉強する意味がわからないと思っており、自分のためだということ自由のためだということを両親の気持ちを考え弟に言うことで今さらわかりました。自分が夢を持ち行きたい大学に通えているように、私も子どもの可能性を広げることができる教師になりたいと思っていました。

 もしかしたらそれは当たり前のことで、<自由>に生きるために必要な力を育むための公教育とは教師や方法によっては子どもの可能性を潰してしまうこともあると考えられ、教師という職業の責任の重さを改めて実感しました。

 この本では他にも、自分が経験したことを違う視点でみられているようで固定観念が一気に崩されました。これからも本やセミナーに参加する中でたくさんのことを感じ考え学んでいきたいです。(関口)

来年度の目標(寺坂)

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 久しぶりに記事を書きます。2期生寺坂です。研究室の写真(下の写真)見ていただけましたか?玉置ゼミも大きくなったもんだなあと(笑)これでも、来ていない人もいるので全員揃ったらどんな規模のセミナーになるのでしょう。

 では、本題へ。2018年も始まり早くも1カ月が過ぎようとしています。でも、教育関係だと年度の方が節目になる単位なのかなと思うので、2018年度意識したいことで記事を書きます。まあ、俗にいう抱負です。

 2018年の抱負は、「基盤づくり」です。

 2018年度というのは、私にとって大きな一年となるでしょう。右も左もわからない中に突っ込んでいかなくてはなりません。授業を作り、校務分掌があり、学級も経営していかなくてはなりません。研修や、もしかしたら人より多くの保護者対応が降りかかってくるかもしれません(笑)

「新任だから,甘やかしてはくれない」、ということを講義で散々聞いてきました。でも、一つ一つが私にとっては初めてのことです。私の性格上きっと多くのことを抱え込んで、相談もできなくて、パンクすると思います。でも、その経験を無駄にしてはいけないとも思います。今日起きたこと、やってみたこと、成功したこと失敗したこと、一つ一つがきっとこの先の教員人生に生きてくる時があると思います。このゼミで身につけた「書く力」を発揮して、しっかりと記録を取り教員人生の基盤づくりにしたいと思います。では、具体的にどんな基盤なのかというと

・社会人としての基盤・・・身につけていきたい
・教師としての基盤・・・当たり前
・授業作りの基盤・・・特に社会科
・学級経営の基盤・・・これを学ぶために玉置ゼミに入った
・学級会の基盤・・・卒業論文を活かして

という5つです。欲張りすぎかもしれませんが、吸収できるものはどんどん吸収していきます。ゼミ生寺坂から、教師1年目寺坂に変わる時が近づいてきていますが、これまでと変わらぬご指導をよろしくお願いします(寺坂)

※上の写真は石川裕真君撮影。

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「学級づくりカレンダーをもとに創る わくわく算数授業」(志水廣 編著 和田裕枝 著)から 2 (嶋藤)

○ P16 19行目より
一言も発表できない子がいたら?→スモールステップでレベルアップ
1段階・・・うなずきでOK。
2段階・・・どちらがいいかを選ぶという発言でOK。
「A君とB君のどちらの意見に近いか教えてください」と聞く。とにかく意思表示をすることをスモールステップで進める。
3段階・・・自分の言いたいことを書くことでOK。書いてあるところに○をつけ、その箇所を読む。
誰か代わりに読んでもよい。自分の考えを学級に知らせることが重要。

● 以上のことから
発言が全てではなく、うなずき、選択、自分の考えを書くなどの発言の仕方でもよいので、意思表示をすることが大切であると考える。また、発言できない子には小さな意思表示の仕方からスモールステップで進めていくことが大切であると考える。(嶋藤)

1月13日 教師力アップセミナー (鏑木良夫先生)に参加して(早川・嶋藤・松田)

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 こんにちは。3期生の早川です。今回のセミナーで感じたことを3期生の嶋藤、早川、松田の順にまとめて書きます。

 今回のセミナーで特に印象に残ったことは、宿題として授業の肝となる結論の部分を予習させてから、授業を行うということでした。
私の中で"授業"といえば、教科にかかわらず時間内で興味をひくような話題を提示し、少しずつ結論に導いていくという流れが一般的だと考えていました。しかし、鏑木先生が紹介していた先行学習を、子どもたちに行わせることで、学びの目標に向かっての活動がよりシャープになるとの事でした。

 また、既に公式を理解している小学校理科・算数の単元内容でも、その事項を活用して考える内容だとセミナーに参加した方々も頭を使い、悩んでいました。その姿を見て、小学生にこれが授業で行われれば活発な活動が期待できるなと思いました。先行学習も含め、その時その時の内容に合わせて学習方法を使い分けられる教師になりたいなと感じました。鏑木先生、今回はありがとうございました。(早川)

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 こんにちは。3期生の嶋藤です。1月12日、高校3年生にとっては人生がかかっているセンター試験のこの日、私は教師力アップセミナーに参加してきました。今回は鏑木良夫先生のお話を聞いて学んだことを記事に書きたいと思います。

 私が今回、一番なるほどなと感じたことは「予習をすることで土台が一緒になる」ということです。子どもたちの中には勉強ができる人もそうでない人もたくさんいて、同じように理解させようとするのはとても難しいと思います。そこで予習をし、事前に結論をみんな知った状態で授業を進めていくことでみんなの理解の土台がある程度一緒になるというやり方はとても良いと感じました。

 この予習というのは、どの教科でも次にやる内容の結論を家で書いてくるというものだそうです。結論を全員が知っている状態で授業を始めるのと、塾で習っているから知っている人や全く分からない人が混ざり合った状態でやるのとでは授業で学んでいく内容の深みが全然違うようです。みんなが結論を知っている状態であれば、ある程度分かっているがしっかりと説明できない、だから知りたいという気持ちになったり、結論はこうなるんだけどそうなる過程で教科書には載っていない新たな発見があって面白いという気持ちになったりするようです。予習をした方が深い学びができているとこの話を聞いて感じました。

 このお話を聞く前は、結論をはじめから知っていると面白くないと考えていた私でしたが、知った状態から授業をして、終わった後にどれほど自分の理解度が高まったか確認する方法で授業をすることで子どもたちは勉強することが面白いと思えるなと思いました。私が教師になったらぜひ予習を取り入れたいと感じました。また、板書の書くスピードも子どもたちの書くスピードを調査して、中央値くらいのスピードで書くように練習したいと思いました。鏑木良夫先生、本日はありがとうございました。(嶋藤)

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 私は予習で結論をノートに書いてくることにより、その授業により意欲的に取り組めるのではないかと感じました。私だったら「塩酸がアルミニウムを溶かす」と書いたときに「じゃあどうやって溶けるのだろう。」という、溶けるときの様子について知りたくなると思いました。そしてその疑問を解決するために実験が楽しみになると思いました。DVDの中では色や音に注目したり、溶け始める時間を測ったりと様々なところに目をつける子どもを見て、興味をもって実験に取り組んでいることが分かりました。予習により、参加できない子どもをなくすこと、意欲的に取り組めるということが新しい発見になりました。

 今回、図書館で鏑木先生が編集された「教えて考えさせる理科 小学校」という本を見つけ、読んでからセミナーに参加しました。その本の中に「班という人間はいないから、○班の意見を発表してという言い方はしない。」とあり、どういうことかと疑問を持っていました。お話の中で、「1人1人のために相手がいるというように集団をとらえる。」ということをお聞きし、疑問が解決しました。これが予習と言えるかどうか分かりませんが、本を読んで参加したことにより、新しいことを知った以外に、本に書かれたことをより理解することができました。鏑木先生、ありがとうございました。(松田)

「教育の力」を読んで(高橋)

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 初めまして。玉置ゼミ4期生の高橋です。今回初めて記事を書かせていただきます。今日は簡単な自己紹介と、「教育の力」を読んで感じたことについて書きます。

 まずは自己紹介をします。
 私は国語専修の高橋和奏です。出身は岐阜県の郡上市です。今は下宿先で一人暮らしをしていて、料理のレパートリーを増やしていけるように日々頑張っています。

 私が玉置ゼミを志望した理由は、実際の現場に立ってみえる先生方の授業を自分の目でたくさん見て学びたいと思ったことと学級経営について興味があり、将来の自分にとって必ず力になると考えたからです。これからよろしくお願いします。

 次に「教育の力」を読んで感じたこと2点について書きます。

 まず1点目は時代とともに必要とされる人材が変わっているということです。今まで、言われたことを確実にこなす力が求められていたのが、現代では自分で考え、学ぼうとする力を持った人が求められていると分かり、これから社会に出ていく子供たちを教育という面で支える役割を担っていく私たちは、自分たちが子どもの頃受けてきた教育のやり方や考え方をアップデートしていく必要があるのではないかと思いました。そのためには自分自身が学び続ける教師になっていきたいと感じました。私たちが将来、教師として子どもたちに関わる時間は子どもたちにとってほんのわずかな期間でしかありませんが、その1番大切な期間をあらゆる角度から見据え、そして支えていかなければいけないということに大変な責任があると感じました。この本を読んで、教師を目指すということには覚悟が必要だと強く感じました。

 2点目は教師の資質についてです。教科内容や教授法に精通しているだけでなく、場合に応じてその持っている能力を組み合わせてつくり上げていくことができる教師がプロフェッショナルなのだという言葉が印象に残っています。そのためにはそれぞれを組み合わせる選択肢を増やせるほどの知識の量が必要であるし、いろんな状況をパターン化して解決してしまわないような柔軟性が必要なのだと思いました。

 私は自分自身、新しいことに挑戦することが苦手で、未知のものが怖いと思ってしまいます。今まで通りのやり方が1番安心で確実だと考えてしまうタイプです。しかしそれだけではいけないのだと認識させられました。これから色々な新しい考え方や方法に触れ、それに対応しようと思い切る勇気と先ほども述べた、柔軟性を身につけていきたいと思いました。

 以上が私が「教育の力」を読んで感じたことです。難しい内容だったので繰り返し読むことで理解を深めたいと思いました。(高橋)

12月20日 稲沢市立稲沢中学校「いのちの授業」に参加して(岡田、丹羽、山下)

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 こんにちは。先日稲沢市立稲沢中学校で行われた「いのちの授業」から3期生の岡田、丹羽、山下が学んだことを書かせて頂きます。

 今回は中学生に向けての「いのちの授業」でしたが、私たち大学生も十分考えさせられるような内容でした。

 向宇希さんのこれまでの人生を振り返りながら、病気について、いじめについて、いのちについて向き合いました。当時の向さんのことを考えるだけで、また、自分だったらと考えるだけで非常に苦しい気持ちが込み上げてきました。だからこそ、そんな向さんの言葉だからこそ、最後にお話された「どんなことでもいいから何かを続けてほしい」というものが、非常に深く刺さりました。それは、私だけではありませんでした。最後にエレベータートークを行ったのですが、ある生徒は向さんの話を聞いて自分と照らし合わせ、今後の自分の在り方について語っていました。

 「いのちの授業」とは、とても深く、重要なことでありながら、とても難しいものだと思います。生徒の心に深く刺さるような授業を観させて頂けたことが、私にとって今回貴重な経験となりました。(岡田)


 私は今回のセミナーに参加させていただいて、学んだことを2つ記したいと思います。1つ目は授業面です。

 導入でのアイスブレーキングや、プリントの隅に丸をつけさせる活動、隣同士での交流など全員参加出来るような工夫が随所に入れられており、教師の一言で生徒の反応が変わり、思ったことや考えたことを言いやすい雰囲気が作られているように感じました。また、短い時間で相手に自分の思ってることを話すエレベータートークを効果的に授業の最後に持ってくることで授業の締まりが良くなることを学びました。

 2つ目は向さんの「夢は無理に持たなくてもいい。何か一つでいいから続けることが大切だ。」という重みのあるメッセージから私は飽き性で物事を続けることが得意ではないのですが、やっぱり自分の興味のあること、関心を持ったことに積極的に取り組んで何があっても諦めずに努力することが大切なのだと学びました。

 最後に、生徒たちの合唱を聴かせて頂き、学校の暖かさや、生徒たちのよりよく生きるための決意が伝わってきたように感じます。これから面接練習が始まりますが、私自身も教師になりたいという決意を熱く語れるように自分を出していきたいです。本日はありがとうございました。(丹羽)


 こんにちは、3期生の山下です。12月20日に稲沢中学校で行われた命の授業を見て学んだことを記事にしたいと思います。

 この日の授業は向宇希さんという小児がんを経験された方をお招きして体験談を交えながら命の大切さについて考えるという内容でした。玉置先生が実際に子供に向かって授業をしている姿を見るのは初めてで授業の進め方や指名の仕方など授業技術もとても勉強になりました。

 特に発言を繋いでいく指名は生徒たちが答えやすく授業に活気が出ていたように思います。命について考えるというのは普段あまりしないことだし難しいと思いますが、隣同士で交流したり紙の端に◯や×をつけることにより全員が自分の意見を持って参加することができていました。自分の辛かった経験を話すことは勇気のいることだしなかなかできないと思います。

 しかし、向さんが話してくださったおかげで子どもたちもがんを身近なこととして捉え、命の大切さや周りの人たちに感謝の気持ちを忘れないことなどを学べたと思います。また、向さんのすごいところは自分が感じた「病院はつまらない」ということから自分と同じ思いをしている子どもたちのための職業についたことです。病気を克服し幼い頃からの夢を叶えた向さんの「1つのことを続けてほしい」という言葉は子どもたちだけでなく私の心にも響きました。授業を見ながら自分も命について考える良い機会をいただきました。ありがとうござました。(山下)

「教育の力」を読んで (安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。先日、成人式も終わり、今やっとひと段落したところです。成人式では、久しぶりに顔を合わせる同級生ばかりで懐かしく話がはずみとても楽しい時間を過ごすことができました。また、同窓会では、自分たちの学年を担当してくださった先生方がなんと、全員参加してくださって、中学時代に戻ったような感覚で本当に有意義な時間を過ごすことができました。

 さて、本題に入りますが、今日は玉置先生が私たち4期生全員に貸してくださった本「教育の力」を読んで考えたことを書かせていただきます。

 私がこの本を読んで特に衝撃を受けたことはこの本の真を貫く‘教育とはなにか’という問いに対する答えです。

 私は今まで教育に関して様々なことを学び、少しですが実習にも行きましたが、自分の中でずっと明確にならないことがありました。まさにそれが教育、特に公教育は一体何のために施されるのか、という根本的な問いでした。当たり前のように今まで受けてきた教育は、自分のためになっており、今までの教育のおかげで今の自分がある、ということは重々承知なのですが、自分が教える側、教育を施す側になったとき、子どもたちにどんな力をつけさせたいか、どんな人間になってほしいか、という確固たる信念がなかなか見つかりませんでした。

 しかし、この本を読んでいくうちに少しずつですが自分の中で明確になってきました。本書の序盤に「公教育は各人の<自由>および社会における<自由の相互承認>の、<教養=力能>を通した実質化」という記述がありました。つまり、公教育はすべての子どもに自由に生きる力を育むことを保障するものであると同時に、社会に生きるお互いの自由を認め合い生きていくための力をつけるもの、ということです。教育は頭がよくなるためでも、将来知名度のある大学に入るためでも、良い企業に就職するためでもないのです。もちろん、人によってはそのような目標のために勉学に励んでいる人もいるかもしれませんが、公教育を施す側としては、子どもたちが将来自由に生きられるように、色々な選択肢の中から選ぶことのできる人生になるように、社会でのびのびと生きていけるように、その土台を作ってやるのが‘先生’の役割だなと感じました。

 まだまだこの本には深く考えさせられることがたくさん書かれており、自分自身、読みが足りないように感じていますので、繰り返し読んでいくなかで自分のものにしていきたいと思います。

 最後に、このような素晴らしい本を貸していただいた玉置先生に感謝の念を表し、終わりたいと思います。ありがとうございました。(安部)

「坪田耕三の算数授業のつくり方」(坪田耕三)から2(早川)

◯P37(坪田耕三プレミアム語録)より抜粋
・多様な思考を大切にすると、子どもにはお互いを「認め合う力」がつく。先生に必要な力は、なかなかいいねと「受け止める力」
・学校は協同的な学習の場。一緒に学ぶこと、家ではできない学びの方法、おもしろさを身につける場所が学校。大勢の子が知恵を出し合って学ぶという体験が大事。
・価値の共有は、よいと思ったことをお互いに「伝え合う」こと


●以上の「授業で大切にしたい3つのこと」は、よい授業を考える上で必要不可欠なことである。少人数指導で手厚い指導を行うのも大事だが、みんなが集まる学校だからこそできる学びを提供することが大事だと考える。

「教室をいきいきと1」(村はま著)から(丹羽)

◯67ページに次の記述がある。
「分かっているなら言えるでしょう、言えないのはわかっていないからです。」これは道理に合わないと思います。わかっていることがそのとおり口に出せる、または書けるとかいうのは容易ならぬことで、非常にすぐれた別の力が必要です。わかる力と表す力とは別のものなのです。」

●このことから教師目線で物事をいうのではなく、子どもの考えている事情や子どもの世界を大切にし、一人一人の子どもに対して敬意を持って接する重要性が読み取れる。教師が何気なく発してしまいがちな言葉に気をつける必要があると考える。教師はわかる力と表す力のどちらの力をも育てなくてはいけないのだと感じた。(丹羽)
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