卒業論文発表会を終えて(石川)

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 皆さんこんにちは。2期生の石川です。
 1月30日に第2回玉置ゼミ卒業論文発表会を行いました。私たち2期生の集大成です。キリキリとした緊張に若干の楽しみを持って臨みました。

 まず初めに、今回の発表会では3期生の人たちが、準備・受付・司会進行と手伝ってくれました。おかげで予定通り終えることが出来ました。ありがとう。

 卒業論文発表会を終えて、初めて他の2期生の卒業論文を見る事ができました。理科授業、社会科授業、デジタル教科書、いじめ防止、学び合い、話し方、学級掲示、クラス会議、そして学級を支えるシステム…どれも是非実践してみたいと思うような内容でした。大人数ゼミの特徴を活かして広く学ぶことができました。

 発表を終えて「子ども目線で」という言葉が印象に残りました。『ひとことカード』にも「学級崩壊をして困るのは子ども達」「子どものために失敗しない学級経営を」という言葉がみられました。卒業論文を完成させたとはいえ、まだまだ課題ばかりです。私も残り数か月で現場に出ます。そこで経験を積み、少しでも子ども目線の「失敗しない学級経営」になるよう学び続けていきたいです。

 最後に、このように卒業論文を発表できたのも、ご指導してくださった玉置先生、また、私たちに玉置先生とは違う視点でご指導してくださった大西先生、斎藤さん、和田先生、酒井先生のおかげです。本当にありがとうございました。
 今まで切磋琢磨してきた2期生のみんなも忘れてはいけません。みんなの励ましあっての卒業論文です。ありがとう。(石川)

卒業論文発表会を終えて(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。今回は1月30日に行った卒論発表会&模擬授業&和田裕枝先生の講演会で学ばせていただいたことを記事にいたします。

<卒論発表会>
私は「子供が学びたくなる理科の授業の在り方」について発表させていただきました。
私が発表時に感じたことを一言で気持ちを表すなら「悔しさ」です。
発表時のプレゼン能力もそうですが「探求の甘さ」が露呈したと私は思います。「理科の面白さとはどんなものなのか」「どんな教材でどんな力を身に付けるのか」「本当にそれで子供が学びたくなるのか」と次々と究めたくなりました。
研究を続ける上で「完璧」という言葉は存在しませんし、私の理想まで届くかも定かではありません。それでも私は頑張ろうと決意しました。
この悔しさを源とし、学び続けることで少しでも「子供の立場になって考え、理科の面白さを自身が感じる人」になっていきたいです。
その一歩として卒論発表会は有意義だったと感じます。
また、他のゼミ生の発表を聞きながら、知りたいことの幅が広がりました。今後の機会に教えてもらおうと思います。

<講演会>
和田先生の授業・講演は本当に学ぶことばかりで、今なおメモを見返し続け、学ばせていただいています。
私が特に印象的であったのは「教師とはクリエイティブな仕事である」ということです。子供の成長に携われて、たくさんの笑顔を生み出そうと心から思える仕事なのだと説明して下さった姿をみて、私もそんな人になりたいと強く思いました。「子供のその姿を見たら、努力には手を抜けない」という先生の言葉は「学級開き」「当番・係・委員会」「学級経営」「授業技術」「社会人として」等のどの観点においても、細部まで考えられておられることからもお見受けできました。全てその通りではないかもしれませんが、この学びを十二分に理解するための努力をしたうえで「まずはやってみる」「同僚の方との相談・報告」といった姿勢で4月から取り組んでいきたいと思います。
ありがとうございました。

最後になりましたが、多くの方にお力添えをいただいたからこそ、清々しい気持ちで終えることができました。これからも私の「研究への道」は続いていきます。今日の学びが明日の自分・子供達に伝えることができるよう努力し続けますので、よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました(吉田)

「学級づくりカレンダーをもとに創るわくわく算数授業」を読んで(寺坂)

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こんにちは。2期生寺坂です。

2月10日の教師力アップセミナーで講演していただく、和田先生の「学級づくりカレンダーをもとに創るわくわく算数授業」を読みましたので、学びを書きます。

授業づくり実践編では、キーワードを子供に言わせるための授業づくりを学べました。特に、この学びが上の学年のどこで活用されるのかということを意識することが大切であると強く感じました。しかし、押さえるべきポイントを発見するためには深い教材研究が、必要です。いきなり全部を求めるのではなく、少しずつ理解を深めて行きたいと思います。

また、和田先生の失敗というコラムで「子供の発言を聞いていなかった」というのがありました。前回のゼミの模擬授業の協議会で私は、誰がどんなことを言ったのか分かりませんでした。つまり、それだけ子供の発言を聞いていなかったのだと思います。子供の意見を大切にした授業を創っていけるように学んで行きたいと思います。(寺坂)

教師になるにあたって(岩田)

 こんにちは。2期生岩田です。卒論発表会の記事は書きましたが、今日は、その後の懇親会のことを記事にしたいと思います。もちろん懇親会楽しかったね。という内容ではないのでご安心を。


 懇親会時に、和田先生からいただいたお話にとても感銘を受けたので、拡散したいと思います。

 「子どもは先生からほめられた1を0にはしない。だから、教師はその1をいかにして2,3,4と増やしていくか。」

というお話でした。


 これは私が先生に質問をさせていただき、お答えの中にあった話です。教育実習時もそうですが、私は子どもたちの予想外の意見や答えに適応することが苦手です。原因は明確で価値付けが下手だからです。自分が授業を進めたいと思う方向から少しでもそれてしまいそうになると、不安と怖さで自分が焦ってしまいます。それが価値付けをないがしろにしてしまっているとも感じていました。


 子どもたちは個性いっぱいで、算数が得意な子、字がきれいな子、飽きっぽい子、人よりも行動が遅い子など様々です。つまり、Aさんは褒めることが10個あるけれど、Bさんは褒めることが1個しかないということも当然あり得ることです。教育実習でもこんな経験があったなと感じていました。自分が目についたことだけを価値付けていましたが、「ほめられた1を0にはしない。」という言葉を聞いて、子どもたちにとっての価値付けの重さを実感しました。どんなにやることが遅くても、苦手なことでも、飽きっぽくても先生に褒められたことはしっかりと行うと先生は言われていました。そしてその子の1を2にすることが教師の手にかかっているとお聞きしました。


 今まで、形式的に価値付けを行ってきましたが、表面上の薄っぺらな価値付けであることが子どもたちにも伝わっていたのではないかと思います。価値付けをすることが目的ではなく、価値付けをしてどのような子どもたちにしていきたいのかというところに着目すべきであると感じました。


 講演会でも4月からためになるお話をたくさんお聞きすることが出来ました。クリエイティブな仕事である教師を楽しめるように、学んだことを生かしていけるようにしたいと思います。和田先生お忙しいところありがとうございました。(岩田)

※写真は祖父江小学校を訪問したときの岩田さんです。
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卒業論文発表会を終えて(牧野)

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 私は、「学級掲示に込めた教師の『考え調査』をもとに望ましい掲示について考える」という題で卒業論文を書きました。調査では、玉置先生のご紹介で現役の教師で学級掲示にこだわっている方々のお話を伺うことができました。この機会は私にとってとても貴重な時間で、私も学級掲示にこだわる教師を目指したいと改めて感じました。

 卒論発表会当日では、調査の成果を発表できました。ただ、私の調査不足で古いデータを使っていたりしたので、細部にまで気をつける力が足りていなかったなと反省しました。また、2期生の発表がわかりやすいものばかりで、私ももっとわかりやすいプレゼンをつくりたいと感じました。

 3年生の冬から書き始めて、もう発表が終わってしまいました。私はこの研究をもとに実践を繰り返し、よりよい掲示とは何か考え続けたいと思います。また、当日はたくさんの方にお越しいただき、ご意見をいただきました。ご意見を参考にこれからも研究を続けていきます。ありがとうございました。

 玉置ゼミの後輩の皆さん。当日の運営お疲れ様でした。皆さんのおかげで無事に発表会を終えることができました。ありがとうございました。

 最後にこの研究ができたのは、たくさんのサポートをしていただいた玉置先生、励まし合いながら一緒に頑張った2期生のおかげだと思います。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。(牧野)

卒業論文発表会を終えて(江口)

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 ついに、1月30日に卒論発表会が終わってしまいました。終わって振り返ってみると、本当にあっという間でした。

 ゼミに入った時から、いじめを取り上げたいと思って約2年間研究しました。どうしたらいじめは無くなるのか、どうしたらいじめが原因で自ら命を落とす子がいなくなるのか。疑問ばかりでした。これをしたら、絶対に解決できるということはありませんが、いじめが起きてしまった際に慌てず取り組む過程を少しでも身につけられたらいいと思い取り組んできました。

 どの本を読んでも、教師と子どもの関係、教師と保護者の関係、そして教師間の関係作りが大切と書いてあります。どこかの関係が少しでも壊れてしまうと、うまい指導には、繋がりません。

 あと2カ月で、私は小学生からの夢が叶い、教壇に立ちます。4月は、人間関係作りがとても大切です。子どもたちが、学校が楽しい、このクラスでよかったと思えるような教師になりたいと思います。

 みんなが研究したことも生かして、頑張っていきたいです。その際、本に書かれていることをそのままやるのではなく、クラスの子どもたちに見合う内容、方法を自分で考え行なっていきたいです。

 玉置先生、約2年間ご指導ありがとうございました。これからもぜひ、よろしくお願いします。(江口)

卒業論文発表会を終えて(岩田)

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 こんにちは。2期生岩田です。今は開放感に満ちあふれています。笑 なぜかというと1月30日に玉置ゼミ卒論発表会を無事に終えることが出来たからです。また、開放感と共に課題もたくさん見つかりました。何かに取り組むと課題が見えてくるので、毎日些細なことでも勉強になるなと感じました。


 私が今回の卒論発表会で感じたことは、自分がしてきた研究はあくまで、優れた先生方が敷いてくださったレールに沿って歩いてきただけであるということです。実習経験、大学での講義、確かに4年間で様々なことを学ぶ機会がありました。それなりに知識や、自分の考えを持つことが出来たのではないかと考えています。それによって、自分はこうしたいという気持ちも少なからずは生まれていきました。


 しかし、わたしたちはまだ現場を一切経験していません。大西先生が会の終わりに「現実とのギャップに苦しむ。」とおっしゃられていました。研究を進めるあまりに、「こうしたら成功するんだ。」「この法則をやればいいんだ。」といった知識が先走ってしまうことのないようにしなくてはなりません。そのためには、目の前の子どもを見ることが大切であるということを学びました。自分たちは、学級経営をしにきているのではなく、子どもたちを育てるために学校にきているということをもう一度しっかりと自分に言い聞かせたいと思います。


 明日から二月になります。いよいよ社会人としてまた、教師として社会に出るまで残り2が月あまりとなりました。不安な気持ちもきっと学校で出会う子どもたちが吹き飛ばしてくれると信じています。自分らしく、この玉置ゼミで学んだことを生かし、教師として子どもたちを育てていきたいです。大西先生、和田先生、酒井先生、斉藤さん、本日はありがとうございました。そして、玉置先生2年間ご指導ありがとうございました。(卒業式はまだです。)これからもよろしくお願いいたします。(岩田)
 

1月30日2期生公開ゼミで算数の授業を行って(江口)

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 1月30日卒論発表会の午後から、算数授業を行いました。たくさんの先生、学生がいて本当に緊張しました。


 私は、小学校5年生の算数の授業で複雑な立体の体積の求め方を考えるものを行いました。

 はじめから、図形に長さを書くか、書くならどれだけ書くか、または書かないかが議論になりそうでしたが、やはりそこの話題にもなりました。長さを測らせたいなら、模型を一人一人に配ることが1番ですが、それはとても大変です。全部書くと、向かい合う辺の長さについて子どもが考えることが出来なくなります。

 そこで、和田先生が子どもにどこの長さを知りたいのか言わせるとおっしゃっていました。たしかに、これだと自分でどこの長さが必要か考える力と向かい合う辺の長さが同じと考える力が養えます。

 また、模型を使って説明をしてもらおうと思いましたが、出したい!という意識から早く出しすぎてしまいました。一通り、児童が説明をし終わったときに、教師のまとめとして出すのがいいとわかりました。卒論発表でも百瀬さんが、写真や絵、模型を出して興味を引いたり、深めことに使用すると話してくれましたが、やはり出すタイミングがとても大切だと思いました。


 また、大西さんがおっしゃったように何をゴールにしているのか明白になっていませんでした。線を引くことなのか、何通りあるかを知ることなのか、何を児童に分からせたいのかが分かりにくかったです。実際に、「ここに線を引きました。」で終わっていました。「ここに引いたから、立体が2つになっていつもの公式が使えました。」と言ってもらえるようにするための発問が必要です。


 今回、和田先生、大西さんに授業を見ていただき、まだまだダメだと思いました。しかし、ダメだからこそやらなきゃ!という意欲を持つことができました。あと数ヶ月で実際に教壇に立ちます。子どもたちが、1回の授業で何を学ぶのかを私自身が理解して、無駄な時間にならないようにしなければならないと感じました。大変貴重な時間を設けていただきありがとうございます。(江口)

坪田耕三の算数授業のつくり方」(坪田耕三著)から5(早川)

◯ P119 中段〜P120上段より部分抜粋「おもしろい問題の条件」

 1つめの条件は、問題の意味がすぐわかる。問題の意味は誰でもわかる。子どもにとっても「あっ、解けそうだなと思う」ことです。
 2つ目は、やってみると手ごわい。要するに、難しい問題なんです。6年生では「9+6はいくつですか」という問題はすぐわかるし、やってみてもおもしろくも何ともない。できそうだと思ってやり始めるけれども、上手く解けない。「どうしよう」という疑問を持つ。なんとか解けそうな気もする。そういう状況に至らせる問題は、非常にいい問題だということです。
 第3の条件は、答えが出た暁には、そこに有意義な知見が得られる。答えが出たとき、答えが問題なのではなくて、通ってきた過程において、優れた解法に出会ったとか、いいアイデアを思いついたというのは力になるということです。



● 以上の記述から、ただ公式を詰め込み、数字をあてはめればできる計算問題をやらせ続けるような授業ではだめであるとわかる。答えがわかりそうなんだけれども、あと1歩のところで知識が足りず解くことが出来ないもどかしさ、何とかして解いてやりたいという感情にさせることが大事。授業を進める上で、教師としての授業技術も大切ではあるが、問題一つにしても工夫を凝らすことが、子どもを夢中にする授業をする上で必要不可欠であると考える。(早川)

1月23日2期生ゼミ記録(百瀬)

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1月23日のゼミで模擬授業を行いました。内容は、小学校3年生の理科「じしゃくにつけよう」という単元です。

今回主に自分に不足していたと感じ、討議でも話題になったのは、教科書の意図の読み取りついてです。

じしゃくはどのようなものにつくのか。鉄につくということを理解することがゴールの授業でした。
実験では、鉄のゼムクリップ、ハサミの切るところと持ち手、アルミニウム、紙、1円玉、10円玉、スチール缶、アルミ缶のそれぞれに磁石をつけてみて、つくかつかないかを全体で共有していきました。そして、この結果から気づくことを挙げて、磁石が反応する性質について学んでいく展開でした。

討議での話題は、子どもが「鉄」に反応していることをどのように気づかせるのかというものでした。
私はプリントや表に「スチール缶」と普段の言い方で何気なく書いてしまっていたものが、教科書では「鉄の缶」と書かれていました。教科書はただのクリップではなく、「鉄のゼムクリップ」と鉄であることを強調していました。他にもアルミニウム、銅などと素材に注意して書かれていました。この意図は、ヒントを与え「鉄」に磁石がつくことを子どもに気づかせるためだと思います。また、前の単元が電気であり、金属は電気を通すということと区別させるためでもあると思いました。

まだまだ教材研究のスキルが足りないなと痛感しました。教材研究の時に、教科書はどのような意図で作っているのかもっと考えていきたいと思います。

授業をやってみて、理科の実験であったため、子ども役のみんなの反応も多くあり、目で見てわかり知ることの楽しさがあるなと授業をしていて実感しました。モノを使うことの良さを改めて実感しました。(百瀬)

1月23日2期生ゼミ記録〜百瀬さん〜(江口)

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1月23日の百瀬さんの小学校3年生における理科の授業について、記録します。単元は、「じしゃくにつけよう」です。

○授業の流れ
・磁石の性質の確認
黒板はつくが、壁はつかない
・課題の提示
どんな物が、じしゃくにつくのだろうか。
・前時で行った予想の提示
・一つずつつくが、実験をする
前に出て、3個ずつやらせる
・結果から分かる事を考える
・交流を行う
・じしゃくにつくものは、鉄であるとまとめる


○ゼミでの話し合い
・声が出ていない子に対する声掛けがいい
・集中できていない子に、実験をさせる
・見せたいところの声のハリがいい


○授業アドバイス
・物の素材を伝える
→お金はくっつかないという意見が出てしまう
→スチール缶が、鉄の缶と分からないから、一言加える
→ 鉄の缶、鉄のゼムクリップから、ハサミが鉄でできていることがわかる

・課題までの流れ
→子どものつぶやきから、課題に繋がっていない
→予想を先に出すか、課題の提示後に出すか


全体的に笑顔で、楽しい授業だった。子どもに対する声掛けも丁寧で、褒めるのが上手で、ぜひ真似をしたいと思った。また、身近なもので実験を行いという百瀬さんの思いがよく伝わった。身近なもので、理科を楽しませる工夫がなされていてとても良かった。お疲れ様でした。 (江口)

1月22日尾張旭市立城山小学校研修会に参加して(石川)

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 みなさんこんにちは。2期生の石川です。
1月22日に、尾張旭市立城山小学校を訪問させていただきました。

 日程は、研究授業参観(2年生算数)、研究協議会でした。今回は、そこでの学びを3つピックアップして記事にします。

○学習規律○
 1つ目は、学習規律についてです。

 研究授業は、気持ちのいい挨拶からスタートしました。担任の先生の「それでは授業を始めます!」という元気な号令、そして子供達の元気な挨拶。これぞ2年生だと感じました。授業中においても「手を止めましょう」「前を向きましょう」「読みますよ、せーの」などの声掛けにすぐに応じるなど…。参観した2年生学級は、学習規律がしっかり整っていました。
 そして、このことは、担任の先生の「褒め」から来ていることに気付きました。担任の先生は「元気に挨拶できたね」「初めての全員挙手だね」「すごいじゃん」と、授業中にたくさんの褒め言葉を発していました。だからこそ、子供達がいきいきと授業を受けているように感じました。

 子供達の良い所を見つけて、すぐに褒めることはそう簡単ではありません。(教育実習で痛いほど実感しました)学校生活において、意識して「褒め」を実践しているからこそ、子供達に学習規律が身についているのだと感じました。

○教材研究○
 2つ目は、教材研究についてです。

 今回の単元は「ちがいをみて」でした。『赤のリボンが30cm、赤のリボンは青のリボンより10cm短い。青のリボンの長さは?』という問いを中心にテープ図を用いて式を立て、考え方を説明するという流れでした。上記のように、褒め言葉が多く、元気な授業でした。
 研究協議会では、玉置先生が、教材研究のポイントは「教科書の意図」を読み取ることだと話されました。今回の単元は「ちがいをみて」、教科書の内容も違いを見つけ、説明することを促すような内容でした。タイトルから読み取ることで、よりよい学びをさせることができると学びました。

 私自身、教科書の内容ばかりに目が行ってしまい、単元名を注目しようという考えはありませんでした。2期生ゼミの模擬授業において「教科書の意図」について何度も考えてきたつもりでした。まだ自分の理解は浅いようです。ぜひ、今後意識していきたいです。

○研究協議会○
 3つ目は、研究協議会についてです。

 研究協議会は、(私にとっては)いつものように「3+1方式」で行いました。私も参加させていただきましたが、私が気付かなかったことや、現場を経験しているからこその気付きに触れることが出来、視野の広がりを感じました。また、先生方と意見交流をすることで、研究協議会以外のことも教えていただいたりもしました。
 私が、特に印象に残っていることは、一度議論が落ち着いてもすぐに、「この○○なんだけどさ、」と、自然に議論が始まったところです。従来の研究協議会では、どこか、意見を言いたくないような雰囲気すら感じました。自然と起こった議論の後、「すごいね、自然と深まってるね」と先生方が話されており、いかに「3+1方式」が効いているかを実感しました。

 さすが、玉置先生です。

 今回もたくさん学ばせていただきました。数えると、城山小学校に訪れるのは4回目でした。皆勤賞です(笑)。一学生相手に4回も学びの機会を与えて下さった城山小学校の校長先生、先生方、ありがとうございました。(石川)

1月22日尾張旭市立城山小学校研修会に参加して(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。1月22日に城山小学校の現職教育に参加させていただきました。2年生の算数の授業を拝見し、「3+1」検討会にも参加させていただきました。懸命に授業へ取り組む子供姿の後ろには、諸先生方の並々ならぬ研鑚があるのだと深く感じる時間でした。

今回は3点に絞ってお話をさせて頂きます。

1つ目は「子供を褒める」という継続性の意義です。
拝見した授業の中で先生が子供に対して何度も声掛けをされています。「今日は元気がいいね」「静かに待てるね。」「よく書けてるね」といった言葉の一つ一つを受けて、子供たちが変化していきます。それは本授業にとどまらず、昨年の4月から継続をしているからこそ、言葉の意味・価値を子供が理解し、実践できるのだと感じとることができました。「子供を褒める」といったことを根底に置き、私も4月から実践していきたいです。

2つ目はテープ図の奥深さです。
今回の授業を拝見し、テープ図という方法の奥深さを感じました。
「テープの長さで多少・長短・高低を表す。」
「2つのテープを比べて、同じ長さのところは同じ個数・長さ・金額になる」
「テープの長さの差が個数の違い・長さの違い・金額の違いになる。」
このような特徴のあるテープ図を子供が理解するときに、「何が何を表しており、言語化された情報を図式化することでどんな良さがあるのか」ということを明確にする必要があるのだと感じました。実際テープ図を移動可能にして「重なる長さの部分は『同じ金額』、長さが足りない部分は『金額の違い』になる」ということをやってみせる、子供の発言から深める必要があると思います。そして、図を使うと「目で見て分かりやすい・整理しやすい」ということを子供が感じられるようにすることで、今後も使って考えようとする子が育成できるのではないでしょうか。意見がまとまっていませんが、このようなことに気付くことができました。今後深めていきたいです。

3つ目は教材研究についてです。
玉置先生の講演にて、「『教科書のタイトル』に注目して、教材研究を行うとよい」という話がありました。本時の授業は「考えをひろげよう、深めよう〜ちがいをみて〜」という単元名でした。実際に教科書を見ると「答えを求める」というより「違いを説明させたい」という作りになっていました。このような知見で教材研究を行うことでより深まる授業づくりにつながるのだとわかりました。今後挑戦してみたいと思います。

先生方に混ぜていただいた検討会は、大学では聞けない考え方・新たな知見をいただくことができました。この学びを今後にも生かさせていただきます。ありがとうございました。(吉田)

「教室をいきいきと1 」大村はま (丹羽)

◯ 71ページ14行目から
生徒に「〜を教えてやる」ということばづかいは正しいのですけれども、何か施しでもするような感じ、そしてことばのひびきに品がないような感じで私は使えません。といって、「教えてあげる」というのは間違いだと思います。

● 以上のことから
国語教師として、生徒に対する言葉遣いを誰よりも意識していたことがわかる。生徒を下に見るのではなく、ひとりの人間として敬意をもって接していくことが大切なのだと考える。それとともに、国語教師としても多くの言葉を知り、使いたくない言葉は言い換えるなど工夫をする必要があると思った。

1月16日春日井市養護教諭会講演に参加して(吉田)

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こんにちは、2期生の吉田です。

1月16日に春日井市で行われた「命の大切さについて考える」講演会に参加しました。養護教諭の先生方の勉強会に参加するのは初で、女性が多い講演会でした。多くのことを学ばせていただいた中で2つに絞り、記事にしたいと思います。

1つ目は命について考える取り組みです。
「がん教育」が推進されるようになったのは、「がん対策推進基本計画」が平成24年に発表され、予防教育として取り組みが加速化したそうです。「がん教育」は予防教育の一環であり、「正しい知識」「共感的な理解」「自他の健康と命の大切さについて考える」ということを根ざした取り組みだということが分かりました。命について考え・学ぶ機会は単に授業だけでなく、行事やちょっと時間などあると思います。その際に正しく伝え、命に向き合える「雪が深々と積もって、ジワーっと溶けて共感できる」ような学級・先生になりたいです。

2つ目は小児がんを扱った授業についてです。
小児がんを扱い、命の大切さを考える本授業は言葉で簡単には表せないほど、考え込み、命に対して真剣に考える内容です。命を題材にするとは、それだけ重く・容易ではないのだと思います。

授業に登場する「6歳のお嫁さん」の父 鈴木中人さんは「命について」多くの著書を書かれています。先日、玉置先生からいただいた「大人のための命の授業」という本を読ませていただきました。命について一概に語ることはできませんが、「私にとってみんなの命は大切だ」という私自身の気持ちと「言葉で上手に表せないけど、なんか命を大切だと思う」そんな心を子供たちを育てる人にこれから近づいていきたいです。

「命は大切だ」ということは、どんな場面でも欠かせない心です。毎日ワイドショーでは「命を落とす、奪う」といった事件が絶えません。そんな世の中に出ていく子供にとって「命に向き合う」という時間は大切になるのではないでしょうか。今日の学びが次の人の心に届いてほしいと切に願います。(吉田)

1月16日春日井市養護教諭会講演に参加して(早川)

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こんにちは。3期生の早川です。
先日、私の出身の春日井市にて行われた養護教諭会に参加しました。

会場には私が小学生・中学生の頃にお世話になった先生方や、昨年の秋に教育実習でお世話になった先生もいらっしゃいました。大学3年生になった私のことを見て「覚えてるよ」と声をかけてくださった先生もいらっしゃいました。(本当かどうかはわかりません(笑))この記事では玉置先生の講演内の授業技術についてではなく、テーマに沿ったことのみを記述したいと思います。

さて、この会のテーマは「がん教育からいのちの大切さについて考える」でしたが、それを見て私の中で、果たしてどのような内容で玉置先生はお話をするのか、なかなか想像することができませんでした。そのような脳内の状態の中、特に印象に残っていることは「当たり前のことは当たり前ではない」ということです。

全くがん教育と関係ないのではと考えてしまいますが、このことは小児がんに苦しんだ1人の女の子の姿からそのように感じました。
その女の子は幼い頃からがんを患い、闘病生活を続けながらも、学校に通い友達と遊んだり、一生懸命勉強に取り組んだ。ベッドから自分の力で起き上がることができなくなっても、ノートを抑える力がなくなってしまっても、いのちの続く限り勉強に取り組もうとした。少し字を書いては息を吐き、また少し字を書いては息を吐き。
そんな様子を見たお父さんは「もうそんなに頑張らなくていい。」とも言ったそうです。

死が近づいていることをわかっているにも関わらず、最後の最後まで勉強をしようとしている。毎日学校へ行き、友だちと話して、遊ぶことを繰り返すことがどれだけ恵まれているか。そんなかげがえのない一人ひとりの子どもたちを先生、そして学校は預かっているということを決して忘れてはならないなと感じました。

まだ私は教員の身ではありません。しかし将来教員になったときには、授業内容を細かく考える以前に子どもたちが”与えられた人生を全うしようとしている”ことを決して忘れないようにし、”当たり前”のありがたみをしっかり自分の言葉で語れるよう様々な経験を積んでいきたいと思います。(早川)

坪田耕三の算数授業のつくり方」(坪田耕三著)から4(早川)

◯P96 2行目
(子どもは)不思議を感じると自分で動き出す。そこが大切です。

●以上の記述より、教科書の流れに沿って学習をすすめることが大事ではあるが、子どもが不思議・疑問にも思わないような問題設定では、取り組もうとする意欲は引き出せないと考える。子どもの「なんでこうなるんだろう」の心のモヤモヤを作り出すことこそが授業に引き込むコツであると感じた。(早川)

「学級づくりカレンダーをもとに創る わくわく算数授業」(志水廣 編著 和田裕枝 著)から 4(嶋藤)

○P34 21行目より
 一方、動ばかりの授業では、実験をする、操作をする、作業をする、話し合うなどの体験活動が主流となる授業です。この授業は受け身の授業よりはよいと思われます。ところが、この授業も問題があるのです。
 動ばかりの授業では、絶えず誰かが話しており、ごく一部の子どもの意見で授業内容が進んでしまいます。他の子どもは「聞いている」という活動が長く、「自分で考える」「自分の考えを検討する」「自分で判断してみる」という時間が確保されません。その結果、学習の理解度が今ひとつということがおこりかねません。

●以上のことから
 自分の考えを発表するなど、子ども同士が声を出して学び合うばかりの授業では、一部の子どもだけで授業が成り立ってしまうので、静と動ばかりのある授業が大切であると考える。じっくりと考えさせる時間を作ってあげることで、それぞれに考えを持つことができるのである。(嶋藤)

道徳授業反省(岩田)

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 こんにちは。2期生岩田です。今週は雪が降ったりして、寒い日が続きましたね。インフルエンザも流行しているみたいです。皆さんも気を付けてください。チューターで行かせていただいている小学校でも、子どもたちも先生も全員マスクをして予防していました。さて、今日はチューターでの道徳の授業反省をしていきたいと思います。


 今回は小学校5年生で「1まいの色紙」というお話をやらせていただきました。内容項目は友情・男女の協力ということで、友達の力が自分にとって思わぬパワーになっているということを考えさせたいと思い指導案を作りました。道徳はもともと実習以来取り組んだことがなく、自分自身学生時代に道徳が嫌いだったこともあり、敬遠していましたが今回授業の機会を頂いたので、やらせていただくことにしました。

 
 反省したいことはたくさんありますが、書き切れないので、的を絞って書いていきたいと思います。

 まず1つ目は、内容把握の甘さです。お話の内容をしっかりと整理し、まず子どもたちに内容をしっかりと理解させることが大切であるのに、さらっと済ませてしまいました。今思えばあまり話しすぎると良くないという思いを持ちすぎていて、大事なことも言わずに進めてしまったと思います。今回は、読み物資料を子どもたちにはあらかじめ配布しませんでした。子どもたちは私の話だけを聞いて、内容を理解することになります。それなのに説明が甘いでは、考えることも考えることができないと感じました。子どもたちから意見が出てこないのも無理はないと思いました。

 2つ目は、考えの輪を広げることです。一人の子が発言し、教師である私は「いいね。」だけで終わってしまっていました。そこから他の子どもに話を広げることがなかなか出来ません。価値付けながら、全員の子どもに話を振り全体の問題として考えることが出来ればベストであると感じました。自分でいっぱいいっぱいになってしまい、クラスに目を向けることが出来ていない証拠であると感じています。


 3つ目は、価値付けの仕方です。子どもの意見や考えをしっかりと認めてあげることの難しさを感じました。特に正解がない道徳。自分が思っているよりもとても難しかったです。私はどうしても自分で予期していた以外の答えが出ると焦ってしまい、どうして良いか分からなくなってしまいます。教師にとっては授業内の1意見ですが、子どもにとっては自分なりに考えた自分だけの意見であることをもう少し重く受け止めるべきであると感じました。


 以上3点が今回の道徳の授業反省です。今回でチューターで授業をさせていただくのは4回目になりました。とても良い勉強の機会を頂いて感謝しております。また、授業をすればするほど、毎回反省することは割と同じことであると感じました。自分の弱いところ苦手なところは、ある程度把握できるようになってきたと思います。4月からのなりたい教師像を思い描いてしっかりと生かしていきたいです。たくさんアドバイスを頂き、ありがとうございました。(岩田)

※写真は、研究室でこの道徳授業の教材研究をしているワンシーン。

1月15日渋川小学校研修会に参加して(石川)

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 みなさんこんにちは。
1月15日、尾張旭市立渋川小学校を訪問させていただきました。

 3・4時間目は、たんぽぽ教室、5・6年生教室を回りました。5時間目からは5年生道徳の研究授業、その後研修会まで参加させていただきました。今回は、研究授業と研修会について記事にします。

○研究授業○
 研究授業は、5年生道徳、教材は「背中」でした。

 まず、授業始めの先生の言葉が印象に残りました。「生きることについて、先生は教えられません。だから、一緒に考えていきましょう」この言葉から、子ども達みんなで考えようという先生の温かみを感じました。
 次に、範読です。読む前に「聞きながらイメージしてね」の一言があり、子ども達の聞く姿勢が変わりました。範読も上手く、私自身も聞き入ってしまいました。その後も、「想像してね」「イメージできた?」などの声掛けがあり、子ども達が頭を働かせ、いっぱい想像することが出来たと思います。
 最後に、「(最後の場面で、)ぼく(主人公)は何を考えたのだろう?」と、主人公の気持ちになって考えました。その後、子ども達各々の考えを短冊に書き、A~Dの4つの視点別に分類分けしました。分類分けすることで、多角的・多面的な視点に気付かせるねらいがありましたが、時間もあって子ども達には難しかったように感じました。

○研修会○
 研修会は、玉置先生が薦める「3+1方式」で行いました。多くの先生方の意見に触れることが出来ました。

 まず、研究授業について、A~Dの4つの視点別に分類分けしたところが改善点にあがりました。A~Dの内容が難しかったこと、時間がかかったことなどがその理由でした。私は、短冊→分類分けが、全員参加を生んでいるとプラスに感じていたため、驚きました。玉置先生も「あそこはテンポよく」と助言しており、(当たり前ですが、)まだまだ未熟だなと感じました…。
 最後に、玉置先生が「取り得る行動」について話されました。「取り得る行動」とは、道徳的な問題に対して、自身の取り得る行動を議論することで、道徳的価値を深め、自分事として考える事が出来るというものです。「自分ならどうするか?」を考え、他者の意見も踏まえて行動を取捨選択することで、自分なりの道徳的価値観を持たせることができると教わりました。

 研究授業・研修会と、今回も多くのことを学ばせていただきました。先生の温かさ、範読など、真似できるところはぜひ真似していきたいと思います。また、「取り得る行動」と新たなことも学ぶことが出来ました。

 半日、私たちを迎え入れ、学ばせて下さった渋川小学校の盗校長先生をはじめ、先生の皆さま、ありがとうございました。(石川)

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