【20180116講演】春日井市養護教諭会

画像1
 13時30分に大学を出て、春日井市養護教諭会での講演のため、春日井市教育研究所へ向かう。

 15時5分から「がん教育からいのちの大切さについて考える」と題して、1時間20分の講演。始めに新学習指導要領に触れ、がん教育を進める背景、がん教育の定義、いのちの授業の模擬授業、保健集会での映像視聴という展開。

 熱心に聞いていただき、笑うところではしっかり笑い、模擬授業では子ども役になりきっての参加など、とても話しやすい研修会。

4月23日第5回3期生ゼミ記録(静谷)

画像1
 こんにちは。3期生の静谷です。今回は、4月23日に行われた第5回3期生ゼミについて書いていきます。

 まずはじめに、前回のゼミで答えが出ないまま終わってしまった「クラブ活動は、しなくてはいけないのか?」という疑問について話し合いました。小学校のクラブ活動は、適切な授業時数を充てるものとするが、それに対して中学校のクラブ活動は、学級活動の時間に充ててもよいそうです。疑問に思ったことは野放しにせず、調べるとともに、アウトプットする大切さを改めて感じました。

 後半は、卒業論文についてそれぞれの課題意識を明確にしていきました。卒業論文の大まかな流れをそれぞれが話し、一貫した内容かどうかを玉置先生にチェックしてもらいました。次のゼミまでに卒業論文の「はじめに」という部分を文章化してくるという課題もでました。とうとう、卒業論文にも本格的に取り組まないといけないと感じました。

 教採と卒業論文の並行は、大変かもしれませんが、良い教師になるため、みんなと高め合っていきたいと思います。(静谷)

4期生ゼミ第3回(4月23日)加藤奨基さんの発表まとめ(関口)

画像1
 こんにちは。4期生の関口です。今回は、加藤奨基君の発表について書きます。

題名:『二瓶弘之の国語授業の作り方』
著者:二瓶弘之さん

 まず、加藤君がこの本を読み、気になった点は以下の2つです。

1.音読を躊躇する集団では、学びは成立しない。
 音読とは、学校において話すことの第一歩であるとも考えられます。そのような音読でさえためらい、手を挙げないような学級ではダメだという意味です。

2.説明文で何を学ぶのか
 二瓶さんは三つの「言葉の力」を身につけるためと考えられているそうです。
一つ目は「筆者が伝えたいことを正確に受け取る力」、二つ目は「伝えたい事の『伝え方』に意見を持つ力」、三つ目は「『伝えたい事』に対して意見を持つ力」これらが説明文を学ぶ究極の目的としています。

 次は、発表の仕方について書きます。今回は発問を二つ出していました。どちらも加藤君の中で持っていきたい方向があり、どんどん当てて行く当て方や板書しなかった意味もそこからきてるのかなと思いました。一番いいなと思ったのが、発表するときのコツやペアワークのコツをやる直前で教えてくれたことです。コツを知ると試したいと思うし、なぜそのコツが必要なのか考えることで必要な力が身につくのではないかと思いました。机間指導においては、ペアワークのコツの一つである意見がなくなったら「もう一度言う」の必要性があまり感じられず、みんなが意見を言わなくなってた時に、「もう一度言うことでさっきよりシャープに話せるよ」と声かけをするとみんなが納得してもう一度言い始めました。いや〜上手いなあと思いました。

 最後に、玉置先生から褒められていた点として、「○○さんが言ったように〜」と出た意見をそのまま使ってまとめに持っていったり、意見に言葉を付け加えないのがいいと言われていました。実際に私の意見もそうやって言われたため、嬉しかったです。私は次回発表があるため、玉置先生のポイントやいいなあと思った点を意識していきたいです。(関口)

4期生ゼミ第3回(4月23日)発表を終えて(加藤奨基)

画像1
 こんにちは、4期の加藤奨基です。先日、玉置ゼミで初めての発表を終えました。今回の発表では、「やってみたかった事をやってみる」ということを一つの目標として発表に臨みました。

 具体的には、以下の3つです。
・玉置先生がよくされる、連続指名
・玉置先生がよく言われる、〜のコツ
・二瓶先生の本から学んだ、ペア対話の手順

 特に、2つ目の「〜のコツ」には思い入れがあります。以前セミナーで玉置先生の模擬授業の生徒役で出させていただいた時、玉置先生は
「これが算数のコツだぞ」
とおっしゃっていました。意味的には「算数的な考え方」と同じだったのですが、「コツ」と言われるとなんだか得した気分でとても嬉しく思えたのです。なので自分が模擬授業をする時には真っ先に使ってみようと思っていたところの発表だったのです。

 こんなように、申し訳なくなるくらい丸パクリです(笑)でもどうしてもやってみたかったのです!!

 しかし、どんなに真似をしても伝えたい事は半分くらいしか伝えられず、よりシャープに、的確に発問や進行をしていくべきだと思いました。今回の発表で学んだ事を活かして、次回の発表や教育実習に臨みたいです。発表を聞いてくださった玉置先生、4期のみなさん、ありがとうございました。


 最後に、記録係の関口さんが「板書しなかった意味」と書いてくれましたが、発表に必死になってしまい、板書をすっかり忘れていたとは口が裂けても言えません(笑)(加藤)

4月20日第4回3期生ゼミ記録(山下)

画像1
こんにちは。3期生の山下です。
4月20日に行われた第4回目のゼミについて書きたいと思います。

今回は部活動について話し合いました。
・部活のいい思い出
・全員参加の部活についてどう思うか。
・経験のない部活の指導を任されたらどうするか。
・部活動は週何日くらいが適当だと思うか。
・部活の意味、よさ
・クラブ活動と部活動の違い
などについて意見を出し合いました。

また、その中で働き方改革が話題になり部活の適当な活動時間が週2日以上の休養が必要で、平日は2時間以内、休日でも3時間程度ということを知り、自分たちの時よりもずいぶん短くなっているなと感じました。

クラブ活動については特別活動の一つで、小学校では必ず年間35時間のうち数時間は実施しなければなりませんが、中学校では必要があれば学級活動に充てることができるということでした。

小さな疑問も放置せず、みんなで調べたり話し合ったりして確かな知識が身に付けることができるいい時間を過ごせています。密度の濃いゼミが週に2度あるためついていくのに大変ですが、教員になるための努力を続けたいと思います。(山下)

4期生ゼミ 高橋さんの発表の記録(井上)

画像1
 こんにちは。4期生の井上です。今回のゼミでは、安倍さん、山田さん、高橋さんが模擬授業風に本の発表をしてくれました。僕は高橋さんの発表を記録したいと思います。

●「子どもが変わる接し方」(著者 田中博史)
1.「褒めるための仕組み」をつくる
褒めると言う行為は、実は教師先行。
教師が褒める仕掛けをして、子供に褒められる行動をさせる。

例を挙げると、給食当番を4人でやらせる。
4人で給食当番をするのは無理、絶対に人が足りない。そういった状況を教師から作る。足りないということは子供にも分かる。
すると、誰かがそれに気づき、手伝い始める。それを全体で「〜さんが手伝ってくれました」と褒めることで、次から当番を手伝ってくれる子が必ず出てくる。

といったように、この例では「給食当番を4人にする」ということが「褒めるための仕組み」だったのです。子供たちは引かれたレールの上を走らされていたのです。

2.指導することがまずあって、その材料として事実を探す
これは
事件が起きた→〇〇を指導しよう
ではなく、
〇〇を指導しよう→〇〇を指導する上で材料になるのはこの日々の生活の問題だ
といったように、あらかじめ指導することがあり、それを日々の生活の中から探して、指導するというもの。
児童、生徒がよく叱られる、指導される時期がある。それは運動会や、林間学校、学習発表会など、大きな行事がある時。

実はこの時、先生方は問題が起こったから、指導したのではなく、問題が起こるのを予想していて、これを指導しようと決めて、指導していたのかもしれない。

<感想>
 高橋さんの発表を聞き、僕はある言葉を思い出しました。発表の後、玉置先生も仰っていましたが、それは「褒める種を蒔く」ということです。褒める種を蒔くとは、つまり褒めることができるよう、そう子どもが褒めれる動きをするようにあらかじめそういった場面を作っておくことです。

 そうすることで、褒めることがない、褒めれる機会が少ないということがなくなるのです。教師から褒めれる場面を作ってしまうのです。これも大きな1つのテクニックだと僕は思います。子どもは褒められることで成長すると僕は考えています。そして、全体で褒めることで、子供たちも褒められようと行動します。そうすると、学級経営や、学級づくりがうまくいくきっかけになるのではないかと思いました。高橋さん、お疲れ様でした!(井上)


第2回(4月16日)4期生ゼミ初めての模擬授業を終えて(高橋)

画像1
 こんにちは、4期生の高橋です。4月16日、人生で初めての模擬授業を行いました。初めてやってみて、授業をするってこんなに難しいんだと痛感しました。

 反省点は…と考えてみると書ききれないくらいたくさん浮かぶのですが、1番の反省点は玉置先生からも教えていただいたのですが、聞き手に伝えられるほど、自分の中で理解しきれていなかったことです。このことから、自分が100%理解していると思っていることでも、それを第三者に自分の言葉で伝えようとしても、その100%そのままを伝えきれる訳じゃないんだということが分かりました。だから、決して100%とは言えない理解のまま挑んでしまった今回の発表で、みんなに伝えられたのは半分もなかったのではないかと思います。それでも、わたしの発表に一生懸命、目と耳を傾けてくれた4期生のみんなには感謝しかありません。本当にありがとうございました。

 他にも反省点はたくさんあるのですが、今回はこの大きな反省点を踏まえて、もう一度同じ本を読み直してみたいと思います。そして、今度は120%内容を理解できるように自分なりに深めようと思います。

 次に発表するときは、今回より少しでも成長できているように、1回1回のゼミの時間を大切にしながら、仲間から刺激をもらって頑張っていきたいです。(高橋)

【20180115指導助言】尾張旭市立渋川小学校

画像1
 9時頃に家を出て、尾張旭市立渋川小学校へ向かう。予定より早く着いたので、近くの喫茶店でしばし休憩。

 10時30分学校着。2期ゼミ生が3名参加。今日の日程や内容確認後、3時間目は特別支援学級、6年1組道徳、4時間目は5年生算数、6年2組道徳を参観。特別支援ではこれまでの指導の成果がはっきり見てとれたこと、6年2クラスの道徳は、まさに考え議論する道徳がそれぞれのスタイルで実現されていたことを記録しておきたい。

 おいしい給食をいただいた後、ゼミ生と午後の道徳教材研究。

 5時間目は5年道徳。過去2回の訪問で、私がお勧めしたことをきっちり実践されようという姿勢に、参観しながらどれほど嬉しくなったことか。山場で時間不足となったことは残念。

 研究協議は「3+1」。各グループから聞こえてくる意見の質の高さ、先生方の同僚性を強く感じるやりとりに関わらせていただいた立場としての喜びは格別。

 「考え議論する道徳」と題して25分ほど講話。その中で強調したのは「取り得る行動の検討」。今度の学習指導要領解説にこの言葉が明記されたこと、僕はかなり以前から道徳授業での取り得る行動の検討を一スタイルとして提案してきたことを伝え、ミニミニ模擬授業でその実際をみなさんに紹介した。

 校長室で午前に見せていただいた4名の授業者にコメント。その後、ゼミ生と喫茶店で振り返りと言いつつ、僕の好物を気兼ねなく食べるための会開催(笑)。

※三楽の仕事日記より

【20180111授業&講演】東海市立三ツ池小学校

画像1
 13時ごろ東海市立三ツ池小学校着。飛び込み授業クラスの状況を校長先生らからお聞きする。聞けば聞くほど個性的な子どもが多く、身構える(笑)。授業で活用するイラスト掲示を用意していただいたり、授業後の講演についての打合せもしたりしているうちに、授業開始5分前。

 13時50分から14時35分まで道徳授業。お聞きした情報がホント?と言うほど、よく反応してくれる子どもたち。笑いもいっぱい起こって、自ら手を挙げたり、積極的に意見交流をしたりする子どもたちで、どれだけ揺さぶってもよいと思える子どもたち。楽しくかつ鍛えることができたと思う授業終了。

 15時10分から16時20分まで「考え議論する道徳」と題して、僕流の道徳授業作り方針を話した後、授業ビデオをもとに、「子どものここをとらえて、こうしました」といった授業解説。日常授業での子どもの伸ばし方も含めて、思いついたことを(笑)精一杯話す。

 校長室でしばし雑談をしたあと、参加したゼミ生の丹羽さんと喫茶店で振り返り。3期生の頑張りの状況なども聞くことができて安心。

※三楽の仕事日記より

4期生ゼミ第2回(4月16日)安倍さんの発表まとめ(秋田)

画像1
 こんにちは!4期生の秋田です!

 この間、4期生第2回ゼミがありました。毎回、仲間の模擬授業が新鮮で、学ぶことも、改めて考えさせられることも多く、わくわくしています。私は今回、安倍さんの模擬授業について書かせていただきます。

「はじめに子どもありき・教育実践の基本」著書:平野朝久さん

◯学ぶものの論理と学んだ者の論理
安倍さんは、子どもがものごとを理解するまでの道筋をグラフで提示しながら、誰かに何かを教えるときには、学ぶ者と学んだ者とでは課題解決にむけての経路が大きく異なることに注意する必要があることを話してくれました。また、子どもは学ぶのがゼロからのスタートであるので、教師は自分の知識の最短距離で子どもたちに指導するのではなく、子どもの思考に寄り添っていけるように心がけることが必要ではないかと話してくれました。

◯子どもと共につくる授業
「知識が豊富な先生かそんなに知識が豊富な先生どっちが良いか?」
この発問に対して、以下の意見がでました。
・知識豊富
→話が広がる、授業が深まる
・そんなに豊富でなくて良い
→親近感がもてる、教師が固定概念で一方的に話してしまう

 教師は、探求者でなければならず、子どもたちとともに授業をつくり、教師自身も子どもと一緒に考え成長していく必要があると安倍さんは話してくれました。

 これに対し、玉置先生は、「教師は自分が話したことを全てが全員に伝わると思うな。先生はおいしいところを我慢して、そこを子どもたちに発言させる、“ものわかりの悪い教師”になれ」ということを話してくださいました。

 子どもに寄り添い、子どもと共に授業をつくり、“ものわかりの悪い教師”になって子どもたちに「わかった!おもしろい!たのしい!」があふれる、そんな授業ができるようになりたいと思いました。(秋田)

4月16日第2回4期生ゼミ 12分間の発表を終えて(安部)

画像1
 こんにちは。4期生の安部です。先日、第2回のゼミにおいてドキドキの12分間の発表を終えました。

 私は平野朝久さんの本を読んで特に関心したことを2点に絞って発表させていただきました。たった12分間の発表なのにいざ準備をするとなると何をしたらよいかよく分からなくて、本は2回通り読んで読破したつもりでいたし、レポートも試行錯誤を繰り返し作ったのですが、授業風にそれを伝えようとするとどこか自信がなくて、前日からドキドキが止まりませんでした。

 実際に発表をしてみて、やはり前に立つと予想以上に緊張し、気持ちが高ぶってしまい、うまく言葉が出てこなくて、伝えたかったことの4割ぐらいしか伝えられなかったような気がします。今回の発表の反省点としては、

○ 話す要点が自分の頭の中でしっかり整理できていなかったこと
○ 自分が話すことに精一杯になってしまい、聞き手を意識できていなかったこと

が挙げられると思います。今回の自分の反省を踏まえ、また他のゼミ生の発表の良いところをこれからたくさん吸収して次の発表に生かしていきたいと思います。

 最後に、今回もとても勉強になるお話をしていただいた玉置先生、私の拙い発表を真剣に聞き、考えくれたゼミ生のみなさんに心から感謝をしたいと思います。ありがとうございました。(安部)

「学級づくりカレンダーをもとに創る わくわく算数授業」(志水廣 編著 和田裕枝 著)から6(嶋藤)

○ P63 4行目より
でも、よく見ると発言する子が限られています。教師が指示を出しても質問が出てきてしまいます。「34ページを開いてください」という教師の指示の後に、「先生、34ページでいいんだよね」「えっ、どこ開くの」という質問の声が出るのです。教師の指示に対する反応に時間差ができると授業は進みにくくなります。B学級をよく見てみると、次のような現象が起こっていました。

*下を向いていたり、違うページを開いていたりしても教師はそのまま授業を進めてしまっている。
*板書を「見る」、人の話を「聞く」、考えを「書く」という学習活動が全員同時にできていない。聞く時間に書いていたり、見る時間に書いていたりする。

 つまり、一斉への指示の徹底がなされていません。とても効率が悪いと言わざるを得ません。
〜略〜
 「見る」「聞く」「書く」が一斉にできるように時間を設定しましょう。
 見ながら考える、聞きながら考える、書きながら考えるは重要ですが、板書の内容を書きながら考えることは小学生には高い能力を必要とします。ですから、「書く」のではなく、「写す」作業をしているにすぎないことが多いのです。写している間、考える作業は中断されているととらえましょう。
 ですから、「今は、友達の考えをよく聞いて考えましょう」、「では、自分の考えを振り返って書いてみましょう」と時間設定して一斉授業ができる学級をめざしましょう。

●以上のことから
「見る」「聞く」「書く」が全員出来ているか教師が確認することで、授業に全員参加させることができると分かった。一つ一つ、「今は見る」「今は聞く」「今は書く」時間だということを子どもに伝えることが大切だと考える。

「菊池省三の学級づくり方程式」(菊池省三著)から5(松田)

○ P92 7行目
ディベートや話し合いの活動を通して、子どもたちは自分の意見をつくり、相手の意見と戦ったり、受け入れたりしていきます。これを繰り返しながら、やがて一つの方向性を見出していくのです。話し合い活動は、みんなで認め合う学級づくりの大きな核の一つになります。

● 以上の記述より、子どもがお互いを認め合うことができるようにするために話し合いが大きな役割を担っていることが分かる。話し合いは自分の意見を伝えるだけでなく、相手の意見を聞き相手を尊重する気持ちが必要であるため話し合いにより、相手を認めることができるようになると考える。(松田)

4期ゼミ!山田さんの発表記録(加藤 奨基)

画像1
 こんにちは!4期生第二回目のゼミとなります。僕は山田さんの記録係をさせていただきました。

 みなさん、締め切りがまだまだ先だからとついついやるべき事を先延ばしにしてしまう事ってありませんか、ありますよね。山田さんの発表はこういった「先延ばし症候群」を軸に、どのように子どもへ関わるかについての発表でした。僕もよく先延ばしにしているので、この記事だけでも早めにあげたいと思います。


【本の題名】「いちばんやさしい教える技術」
【著者】向後 千春さん
【発表】
○「先延ばし症候群」には質問を
Q.「先延ばし症候群の小学生には、どのように声かけしてやるべき事をさせますか。」
この質問には、大まかに以下の2種類の意見に別れました。
・子どもに寄り添った声かけ
・子どもに静かに圧をかける声かけ
山田さんの学びでは、「先延ばし症候群の子どもには疑問形を用いて間接的に目標へ目を向けさせる」という事が効果的であると分かりました。

○お説教は最も効果のない教え方
やるべき事がやれない子どもを頭ごなしに叱る事や、なぜやらないといけないのかを正面から話す「お説教」は、子どもの反発心が生まれやすいため効果が薄いので、やるべき事をやったらこんなメリットがある!」と、対話の中で子ども自身に気づかせる事が大切であると分かりました。

【玉置先生から】
○板書について
〈導入や展開部などで子どもから意見を引き出した時、黒板に出た意見を書く。その意見をこれからの展開で使うのなら時間をかけて板書し、使わないのならメモ程度にする。〉


 山田さんの発表では、子どもの気づきを大切にしているように思います。確かに人に言われた事よりも自分で気が付いた事の方が心に残ります。子どもに指導する時は子ども自身で気づけるように指導したいと思います。また意見を板書する時、無意識に思いのほか細かく書いてしまっている事があると思います。 特に導入での興味を持たせる質問など、展開で使わないものは簡単に板書する事を心がけたいです。(加藤)

4月16日第2回4期生ゼミ 初めての模擬授業(山田)

画像1
 こんにちは!4期生の山田志摩です。先週ゼミが始動してまだたった2回目のゼミだというのに何年目?というくらいのアットホーム感に驚いています(笑)ゼミ長の中澤くんも、最初は色々模索して悩んでいるようで心配していましたが、今ではとっても生き生きとしていて、いい味を出してくれています。

 さて、4月16日は第2回目のゼミでした。今回も3人が模擬授業の形で本の紹介をしました。今回、わたしも模擬授業をさせていただきました。大学に入って初めての模擬授業で、さらに前回の第1回目のみんなが上手すぎて、どきどきそわそわでした。

 緊張の中教卓の上に立って、まず最初に飛び込んで来たのが玉置先生と4期生のみんなの顔でした。その瞬間になんだか肩の力が抜けて、落ち着いて授業することができました。将来、教師として教卓に立った時もきっと同じで、クラスの児童・生徒との人間関係が良好で温かい雰囲気があれば、授業をする自分ももちろん、子どもたちも落ち着いて活発に発言できるのだなぁと身をもって実感した出来事でした。

 今回のわたしの反省点は3つです。
 1つ目は、時間内に2つの内容を話しきれなかったこと。2つ目はこれからの内容にあまり関係してこない意見なのに時間をとって全部板書してしまったこと。3つ目はみんなの方を見ながら上手く板書できなかったことです。授業内容をもっと練ったり、板書計画も少し考えることで次回改善したいなと思います。脱!先延ばし症候群です!(山田)

「学級づくりカレンダーをもとに創る わくわく算数授業」(志水廣 編著 和田裕枝 著)から5(嶋藤)

○ P60 22行目より
 「褒める」というのは、教師の価値観を子どもに示すことにもつながります。算数で言えば、式と答えを発表できる子だけに「すばらしいね」と教師が言うことは「式と答えを言える子だけが優秀で、先生から褒められる」と自然に子ども達に示していることになります。
 「答えは、まだだけど、〜したらできそう」と発表した子を教師が褒めれば、「結果だけでなく、今の自分の考えを発表しても、この学級では認めてもらえる」という安心感を広めることになります。
〜略〜
 あなたの褒める観点は正しいでしょうか。
 正しい評価の観点をもちましょう。
 また、子どもも教師を評価しています。子どもが自慢できる教師になりましょう。

● 以上のことから
 教師が褒める観点を間違えてしまえば、発言する子どもが少なくなってしまうかもしれないので、褒める観点を気を付けなければならない。自分の考えを発表できる子をしっかり褒め、そういう子を教師は認めていると子どもに分かってもらうことで、たくさんつぶやいたり発言したりする学級になると考える。

教室をいきいきと2 大村はま (丹羽)

◯ P82 11行目
どうしてもいっておきたいという注意がありましたら、ちょっと子どものノートの端に書いてやる程度にとどめ、声に出して注意したりして、教室の雰囲気を乱さない方がいいと思います。

● 以上のことから
教室の中には色んな子どもがいます。そのため、褒められずに注意されると落ち着きを失わせたり、諦めてしまう子が出てきてしまいます。ですからどんなことでも声に出して注意するのではなく、こっそりと伝え、教室の空気を作ることが大切であると学んだ。(丹羽)

「菊池省三の学級づくり方程式」(菊池省三著)から4(松田)

○ P71 2行目
簡単なことでも自分の意見をお互いに述べ合っていくことで、子どもたちは「自分も話し合いに参加した」と満足感を得ることができます。
 
● 以上の記述より、ペア、グループ、同じ立場同士、全体と話し合いを進めていくことで、お互いの意見を伝え合うことができるのはもちろん、全員参加の意識を子どもに持たせることができることが分かる。さらに、お互いの意見を交わすことで他人の意見を聞いて考えが変わったり、より考えを深めたりすることができる。教師がペアで話すのか、グループで話すのかということについて意図を持って指示することで、数人が参加する話し合いではなく、全員参加の話し合いにすることができると考える。(松田)

第1回4期生のゼミ(安藤さんの発表記録) (安部)

画像1
 新学期も始まり、私たち3年生にとっては学生生活の山場となる、教育実習のある学年になりました。実習校の決定やオリエンテーションなどでバタバタしている中、いよいよ玉置ゼミ4期生も本格的に始まりました。

 第1回のゼミでは、私たち13人の中の3人がそれぞれ本を読んで12分の発表をし、さらにそのあとみんなで深めていく検討会を行いました。
私は3人の中でもトップバッターとして発表してくれた安藤さんの記録係として、この記事にその内容を残しておきたいと思います。

〈本の題名〉「白石範考の国語授業の作り方」
〈作者〉白石範考
〈発表〉
1,かかわり合いを大切にした言語活動
「自分が先生だったらどのように子どもの発言を拾いますか。」
・うなづきなど子どもの表情を見て指名
・Aくんの意見に対してBくんはどう考えるか
・どうして分かったのか、理由を聞く
・同じような意見でもほかの子どもに言わせる
・教師は特に何も言わない
2,学級づくりなくして国語の授業はない
「つぶやきやすい学級とは?」
・先生が1人1人の子どもをよく見ている。発言や日記など、色々な場面を通して
・規律やルールが習慣づいている
・先生が子どもの意見を否定しない
・先生が子どもの話をよく聞く

〈玉置先生の総評〉
 聞いている人の意見を決して否定せず、うなづきやなるほど!いう言葉によっていったん受け止める安藤さんの姿勢はとても素晴らしい。「なるほど」は“魔法の言葉”である。子どもの意見でもとりあえず受け入れることが大事。覚えておくように!!!
 板書に関して、出た意見を黒板に書いていく際に全ての意見を書く必要はない。同じならそれが分かるように印をつけておけばよく、全てを書かず、残しておきたいキーワードだけ拾って書いておけばいい。
 聞いている人に考える時間を与えるとき、与える時間をはっきり指示する。2、3分などという曖昧な表現はよくない。


 記録に関してはこのような感じです。初めてのゼミで、発表者1人目だった安藤さんでしたが、落ち着いて発表してくれて、聞いているこちらが多くのことを学ぶことができるくらいとても素晴らしいプレゼンでした。本当にお疲れ様でした。玉置先生も今日は4限までフルで授業をした後のゼミにもかかわらず、まだ何も分からない私たちゼミ生にとても熱心に向き合ってくださってありがとうございました。とても有意義な時間を過ごすことができました。私もこれから発表があるので今日学んだことを生かし、他のゼミ生の学びが少しでも広がるように頑張りたいと思います!(安部)


4月13日(金)4期生ゼミ第1回の発表を終えて(安藤)

画像1
 こんにちは。玉置ゼミ4期生の安藤優里です。初めてのゼミということでわくわくしながら講義室に向かいました。

 玉置先生もフルで講義をされた後なのにいいゼミをスタートしようとしてくださって、私も頑張ろうと思いました。

 今回は発表を終えて学んだこと・感じたことを記していきます。

 発表で先生に褒めていただいたことは相槌です。私はできるだけみんなの方を向いて頷くことを意識していました。自分の経験から意見を先生に拾ってもらえると嬉しいし、また発言しようという気持ちになると思ったからです。どんな意見も受け止めてもらえるという安心感を持ってもらい、たくさんの意見を引き出そうとしました。玉置先生曰く、「なるほどは魔法の言葉」だそうです。この言葉を心に留めて、これからも意識していきたいと思いました。

 逆に注意したいこととして指摘していただいたことは、板書の時間・文字数が長くならないように、キーワードで書く・重複意見は○や下線で反映させれば良いこと、またグループワークなどの時間指定は「2〜3分」ではなく2分なら「2分」と決めてそれ以上延ばさない、ということです。

 そして私自身でこれからの課題だと感じたことは、何を考えさせたいのか不明確で、発問や指示がざっくりしすぎていることです。原因は発問の意図や目的がしっかり定まっていないことや、何をさせたいのか具体的に伝えられていないところにあると思います。また、一方的に話すばかりではなく、「〜だと思いませんか?」など問いかけを入れたり対話的に話したりすることで聞き手を引きつけるようになりたいと思いました。

 同日に発表だった加藤君や中澤君からも学ぶことが多く、これからの発表も楽しみになりました。ありがとうございました。(安藤)
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30