出力の大切さ(丹羽)

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こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。

最近、教採に向けて問題を解く機会がたくさんあります。そこで改めて出力の大切さ、書くことの大切さを実感しました。

わたしは今まで間違えた問題を直すときに、間違えた部分を眺めたり、解説を読んだりして次に進むようにしていました。

ところが、なかなか2回目に解いたときや、同じ様な問題に出会った時、解けないことがよくありました。また、ただ読んでいるだけでは眠たくて仕方ありません。

そこで、最近は間違えた問題に対して、解説を書き加えたり、文章をノートに書き写すようにしています。すると、何度も書くうちに自然と手が動くようになりました。やはり、手を動かすことで身につくのだなと感じました。

これこそ、書くことによって学ぶということなのではないでしょうか。

それと同時に、面接練習の際でも、自分の考えたこと、思ったことを積極的に仲間に伝えることで自分自身の理解も深まるのだと感じました。

もちろん、書いても覚えられないこともたくさんあります。ですが、頭に入力することより、たくさん出力することを意識して勉強していきたいです。(丹羽)

5月25日 第10回3期生ゼミ記録(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。

 今回のゼミで問題演習の1周目が終わりました。私は、答え合わせの後の見直しで「なぜ間違えたのか」と思うような基本的な問題を間違えていることがあります。それは、解いている最中に集中力が欠けていることに原因があります。集中した状態でスタートするのですが、他の人の紙をめくる音を聞くと「自分はまだ1枚目なのに」という気持ちが出てきて集中力が途切れるとともに、焦る気持ちが出できてしまいます。落ち着いて読めば解ける問題も他の人のペースに気を取られてしまうので、他の人のペースに飲まれないよう落ち着いて解くことがこれからの課題です。

 問題演習の後は、前回と同様に集団面接を行いました。今回は岐阜県の試験で実際に問われた質問に答えました。面接後の玉置先生からの助言で印象的であった2つの質問を取り上げます。

・「保護者のクレームにどう対応するか」
 →個人で抱え込まずに上司に伝える、相談するという「組織人」であるという意識を持ち、学校全体で対応することを伝えること
・「家庭・地域から信頼される教師とはどのような教師か」
 →まずは児童から信頼される教師になること

 この2つの助言をお聞きし、保護者の話に耳を傾けるだけでなく学校全体で改善に向けて取り組むことが大切であること、子どもが信頼していない教師を、子どもを預ける立場の保護者や地域の人が信頼できるはずがないため、まずは子どもの信頼を得ることが必要であるということを学びました。

 ゼミの最後に「合格目指して」全員で写真を撮りました。残りの時間を大事に有効に使っていきたいです。(松田)

4期生ゼミ(5月21日)加藤諒太くんの発表記録(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回のゼミでは安倍さん、加藤くん、高橋さんの3人が発表をしてくれました。僕は加藤くんの発表を記録したいと思います。
 
 ●「ゼロから学べる小学校社会科授業づくり」(佐藤正寿、長瀬拓也 編著)

1.授業開きは「なぜ学ぶの?」から始める
 なぜ学ぶのかという意識を持つことは学習意欲や、自己肯定感を高めることができる。
そして、社会科は「暗記科目」という意識を「社会に生かす」という意識に変えることができる。

2.やる気スイッチをオンにする教材準備を
 授業の導入をどうするか?
・興味、関心をひくものにする
・今日学ぶことにつながるものにする...等

 本書では、実物資料の提示や子供たちのこれまでの知識や常識では判断のつかない「ゆさぶり」をかけることが必要だと書かれている。そして自ら進んで学びを追求する源を子供たちの「自学エンジン」と表現し、そのエンジンにキーを差し込み学びをスタートさせるものが導入の授業=教材(ネタ)である。

感想
 授業開きは「なぜ学ぶのか?」から始めると聞き、自分は自分の専門教科をなぜ学ぶのか、子供たちに分かるように伝えられるのか、正直不安になりました。やないといけないことはわかる。でもなぜやらないといけないのか?そう頭で考えていた時に、玉置先生に「自分の専門教科をどうして学ぶのか説明できるか?」と話を振られ、ドキッとしました。(実際に答えられず、次回までの宿題となりました。笑)

 しかし、本当になぜこの教科を学ぶのかを知っておくこと、説明することはとても大切なことだと感じました。子供たちがどうして学ぶのかを知っているのと知っていないのとでは、意識や意欲が変わってくると考えたからです。実習へ行く前までには、子供たちにわかりやすく、なぜこの教科を学ぶのか伝えられるように整理しておきたいと思います。
加藤くん、お疲れ様でした!(井上)

4期生ゼミ活動 2回目(5/21)の発表を終えて (加藤諒太)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。今回は4期生のゼミ活動にて2回目の発表がありました。今回僕は「ゼロから学べる小学校社会科授業づくり」吉水裕也監修佐藤正寿、長瀬拓也編著を読んで発表を行いました。

 まず最初にこの発表を終えて感じたことは、内容の良し悪しなどではなく自分の伝える力のなさ、計画性のなさ、話すことの下手さを痛感しました。レジュメは自分の中で理解しうまくまとめられていたと思います。発表の導入や流れも確認し、発表に臨みました。

 いざ本番を迎えてみると序盤はテンポよく進んでいましたが、中盤以降言葉をうまく選べなかったり、読んで理解していたと思っていたところを説明できなかったりと反省点が多く見られました。教師を目指すということはうまく伝えることが仕事です。自分の力ではまだまだ足りないと思います。しかし、この弱点がわかった以上それと向き合って実習までに伝える力を高めていきたいと思います!!

 それでは今回発表した内容について振り返りたいと思います。今回は授業開きは「なぜ学ぶの?」から始める、やる気のスイッチをオンにする教材準備を、の2点で発表を行いました。

 一つ目の授業開きは「なぜ学ぶの?」から始めるでは社会科を暗記科目だと思ったことはあるかという質問から入りました。すると、意外にも多くの人が暗記教科であると思っていることがわかりました。僕は社会科を暗記教科で終わらせてはいけないと思います。

 そのためには小学生であってもなぜ学ぶかということを問いかけるということが大切であると本書では述べています。これを聞いて小学生には難しいのではないかと思うかもしれません。しかしミニ作文など分かりやすくなるようなを用いて考えさせることが大切であり、子どもたちは私たちが思っている以上に考えていることがわかるそうです。アクティブラーニングがすすめられている今、このように学ぶ意味を子どもたちに考えさせてみるというのは価値のある活動ではないかと僕は思います。

 二つ目のやる気をスイッチオンにする教材準備をではこどもたちのやる気のスイッチをオンにする導入について取り上げました。誰もが導入に手こずったことはあるかもしれません。では導入ではなにが大切であるのか。本書では実物資料の提示や子どもたちのこれまでの知識や常識では判断のつかない「ゆさぶり」をかけることが大切だと述べられています。

 子どもの探究心をくすぐるような問いかけが大切だということです。僕はこの子どもたちのやる気スイッチとは疑問に感じたことを知りたいと思わせるようなような働きかけであると考えました。また本書では自ら進んで学び追究する源を子どもたちの「自学エンジン」と呼んでいます。そして導入とはそのエンジンにキーを差し込み学びをスタートさせることであると述べています。これを読んで導入とは面白いと感じさせるものだと思っていたが、子どもたちに学びたい!知りたい!という気持ちを呼び起こさせた結果で面白い、楽しいと感じるのではないかと考えました。

 今回の発表を通して自分に足りないものや多くの知識を学ぶことができました。今後のゼミ活動を通してもっと多くのことを学び教育実習にしっかりと臨めるようにしたいと思います。(加藤諒太)

「ネタ」開発ノウハウ(有田和正)から(静谷)

◯ P75 7行目
子どもの実態把握は、ひよこをつかむのににている。
確実にひよこをつかんだ - と思ったら、にぎりつぶしている。
ふわっとやさしくつかんだ - と思ったら、にがしている。
ひよこが死なないように、にげないように、しかも確実につかむことは容易ではない。
ひよこは、一日一日成長している。だから、つかみ方も変わってこなければならない。
つまり、子どもをつかもうとする教師も変わらなければ、確実につかむことは不可能である。「進みつつある教師のみ人を教える権利あり」といわれるのは、この辺のことをさしているのかもしれない。

● 以上のことから
子どもは日々成長するため、実態を把握することはとても難しいことである。そうした子どもの手本となる教師も日々成長していかないと子どもに示しがつかない。常に学び続け、子どもと共に成長し、子どもから学ぼうとする謙虚な姿勢を大切にする教師こそ、本当に子どもに教える権利があるのだと考える。教師という仕事の使命感を強く感じさせられた。

玉置先生からのご指導を受けて学んだこと(静谷)

 こんにちは。3期生の静谷です。先日、お忙しいにもかかわらず、玉置先生に名古屋市集団討論のご指導をしていただきました。

 実際に、玉置先生から講師の立場として否定の論を述べてきた際の対応を体験させていただき、とても内容の濃い時間を過ごすことができました。その中でも、教師としての姿勢と子どもに「意欲」を持たせるためのポイントを学びました。

 まずは、教師としての姿勢です。

 討論の際でも、「私は教師として、子どものことを良くしたいんだ!」という強い気持ちを持って、話すことが大切であるとおっしゃっていました。なんのために討論をしているのか。誰のための討論なのか。を、考えるとやはり子どもを良くしたいという根本に立ち返ります。教師を目指す身として、教採に受かるための討論をするのではなく、実際の現場を想定し、子どもをいかに考え、いかに良くするかを考えることが大切であると学びました。

 討論する際の根本的なことですが、学生の私たちはそれを忘れて討論をする場合があります。なぜ、この討論をするのかという経緯を考え、討論することが大切であると学びました。

 そして、子どもに「意欲」を持たせるためのポイントです。私たちは、次のような議題で討論をしていました。

「何事に対しても意欲が持てない若者に対して、意欲を出すための効果的な方法を一つだして下さい。」

 皆さんは、どのような効果的な方法を思い浮かべましたか?私たちは、「それぞれの目標や段階に応じて、シールやグラフといった視覚的な情報から意欲を高める」といった内容でまとまりました。

 それを踏まえ、玉置先生から意欲を高めるためのポイントを教えていただき、私なりに2つにまとめました。

 1つ目は、個別に寄り添うこと。
 2つ目は、やったこと(努力)の視える化。

 この2つのポイントが大切であると学びました。他にも、「〜博士を作る」であったり、「ハンカチ理論」など、玉置先生の経験談も踏まえてお話ししていただきました。

 学生だけではありえない、とても充実した時間となりました。これからも同じ目標を持つ仲間と共に高め合っていきます。玉置先生、お忙しい中本当にありがとうございました。今後ともご指導よろしくお願いします。(静谷)

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現在まで4期生が読んだ研究室在庫の教育書一覧

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 4期生はこれまでにないほど、教育書を読んでいる。読ませようとしているといった方が正しいかもしれない。4期ゼミ長の中澤君がまとめてくれたので、発信しておく。

***

・子どもが変わる話し方 著者 田中博史 出版社 東洋館出版社(高橋)
・国語の授業がもっとうまくなる50の技 著者 瀧澤真 出版社 明治図書出版(高橋)
・続教師の話し方・聴き方 著者 石井順次 出版社 ぎょうせい(関口)
・国語授業のつくり方 著者 野口芳宏 出版社 東洋館出版社(関口)
・白石範考の国語授業の作り方 著者 白石範考 出版社 東洋館出版社(安藤・加藤・中澤)
・発問する技術 著者 栗田正行 出版社 東洋館出版社(安藤)
・いちばんやさしい教える技術 著者 向後千春 出版社 永岡書店(山田)
・子どもがどんどんやる気になる国語教室づくりの極意 著者 二瓶弘行 出版社 東洋館出版社(山田)
・はじめにこどもありき 著者 平野朝久 出版社 学芸図書(安部)
・最高の学級づくりパーフェクトガイド 指導力のある教師が知っていること 著者 赤坂真二 著者 明治図書出版(安部・竹内)
・新卒教師時代を生き抜く学級作り三原則 著者 野中信行 出版社 明治図書出版(高桑)
・ヒドゥンカリキュラム入門 著者 多賀一郎 出版社 明治図書(高桑)
・子どもが変わる授業 著者 田中博史 出版社 東洋館出版社(高桑)
・スペシャリスト直伝!小1担任の指導極意 著者 宇野弘恵 出版社 明治図書出版(鏡味)
・全員を聞く子どもにする授業の作り方 著者 多賀一郎 出版社 黎明書房(鏡味)
・わかる・できる「根本体育」の基礎基本第9巻 著者 根本正雄 出版社 明治図書出版(井上)
・発問上達法 著者 大西忠治 出版社 民衆社(井上)
・「深い学び」をうむ授業づくりの極意 出版社 東洋館出版社(中澤)
・白石範考の国語授業の技術 著者 白石範考 出版社 東洋館出版社(中澤)
・二瓶弘行の国語授業の作り方 著者 二瓶弘行 出版社 東洋館出版社(中澤・加藤)
・算数力がつく教え方ガイドブック 著者 志水廣 出版社 明治図書(中澤)

5月24日(木)津島市立東小学校 道徳飛び込み授業・研修会に参加して(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は5月24日に津島市立東小学校で行われた玉置先生による道徳の飛び込み授業・研修会に参加させて頂き学んだことを2つ書きたいと思います。

 まず一つ目は授業記録の取り方です。

 玉置先生は授業での、教師の発言と子供の発言を全て記録するように、と言われていました。

 最初は言われた通りに記録していたのですが、その意味が分かったのは授業が終わり振り返る時でした。いつもの実習や研修会などでは教師の発言で大事な場面だけを記録していたのですが、それだけだとどういう流れでこの発言が出たのか思い出すことができませんでした。今回全て記録していたことによって授業の流れを明確に思い返すことができました。このやり方はこれからも続けていきたいと思います。

 そして二つ目はゆさぶり発問についてです。大学の講義において道徳ではゆさぶりをかけることが大切と聞いたことがありますが、いざ自分が教師として授業する際にどのように組み立てればいいのかがイメージしづらい部分がありました。

 今回の玉置先生による道徳の授業では、子どもたちにもう一度深く考えさせたい時に「自分が登場人物なら本当にそれで嬉しいのかな?」とゆさぶりをかけていました。どういう時にゆさぶりをかけるか、どんな言葉をかけるかということを実際の授業を見ることで学び、百聞は一見に如かずということを実感しました。

 そして最後に個人的ではありますが、津島市立東小学校には自分が中学生の時に部活の顧問としてお世話になった先生がいました。その先生とは中学校を卒業してから5年ぶりに会うことができ、学生と教師の立場でなく、自分が教育学部生として同じ教育現場で出会えたことがとても嬉しかったです。次にまた会う時は、同じ教師という立場で会えるように頑張りたいと思いました。

 津島市立東小学校の皆様、玉置先生ありがとうございました。(竹内)

5月24日(木)津島市立東小学校 道徳飛び込み授業・研修会に参加して(山下)

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 こんにちは。3期生の山下です。今回は津島東小学校で行われた玉置先生の道徳授業と研修会に参加して学んだことを記事にさせていただきます。

 まず玉置先生の授業の前に津島東小学校の先生方の道徳の授業を見させていただきました。1クラスを見れる時間は短く、内容まではわかりませんでしたが印象に残っているのは板書と机の並び方です。板書は写真や挿絵などを効果的に利用してまとめられており、字もとても美しくて見ていて気持ちのいい板書でした。また、机の並び方はコの字型であったり全員が真ん中を向いて向き合ったりグループになっていたりと、発達段階に応じて工夫されているように感じました。先生に話すのではなくクラスのみんなに向けて話すということを意識してか自然と子ども同士の対話が生まれていたように感じました。

 次に玉置先生の授業で学んだことは子どもたちの発言をつなげるということです。今回は玉置先生の指示で先生と子どもたちの発言をなるべく正確に記録していました。そこで先生の言葉を見返してみると表情や行動を指摘して指名している場面が何度かありました。例えば、「君は一生懸命話そうとしていたね、みんなの前で同じように話してみて」や「うなずいたね、なにがわかった?」などです。

 私はこれまで対話と言えば話し合いや意見交流など言語によるものだとばかり考えていましたが、表情発言といってわかったらニッコリしたりわからない時には困った顔をするなど子どもたちの表情を読み取ってつなげていくということを学びました。また、キーワードを言いながら丸付けをする、ほめる種をまき早めにほめる、みんな意見をかいたときは列で当てる、自分に立ち帰らせるためにロールプレイをするなどたくさんの授業技術も学ぶことができました。

 実際に子どもたちに向けて行う道徳の授業を見るのは3回目くらいで見る機会も経験したことも少ないので今日学んだことを自分が教員になったら参考にして道徳の授業を行いたいと思いました。

 半日ではありましたがここには書ききれないほど学びの多い充実した時間になりました。津島市立東小学校の皆様、玉置先生、ありがとうございました。(山下)

「ネタ」開発ノウハウ(有田和正)から(静谷)

◯ P38 8行目
とにかく、子どもを熱中させるネタの第一条件は、具体的で、目に見えるものであること。である。

● 以上のことから
耳から言葉だけで聞くよりも、目で見たもののほうが子どもにとって熱中するし、信頼もする。ネタを子どもに提示する際、具体物を用意し、視覚的に訴えることが大切であると学んだ。

「算数楽しく授業術」(坪田耕三)から5(早川)

◯ P186 オープンエンド・アプローチ

 また、たった一つの正解をいろいろな方法で解く、といった考え方を変えてみるようにしたらどうであろうか。
 問題を、正解がたくさんあるように設定するのである。
 答えがいろいろ登場して、なるほどそういう考え方もあるのかと発想の転換を迫られることが多々ある。
 授業をそのように設定するのが、オープンエンド・アプローチである。
 これも授業の発展・応用と考えてよい。
 いろいろな授業方法を図示すると次のようになる。
(図略)
(1)解き方色いろいろ
(2)オープンエンド・アプローチ
(3)発展的な問題づくり

● 自分の考える子どもが意欲的に取り組む授業のあり方では、多種多様な考えを認めることがとにかく重要だと考えていた。しかし、エンド(問題の答え)がたくさん存在しても全くおかしくない状況にすることで、発言自体を恥ずかしがる・躊躇する子どもはぐっと減るだろう。勝手に自分の頭にはめられた授業の型の中で、授業技術を見つけようとしているということにこの文章から気付くことができた。(早川)

5月24日(木)津島市立東小学校研究会に参加して(南山)

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 こんにちは。今回ご縁あって特別に参加させていただきました、4年生の南山です。津島市立東小学校研究会の参加を通して、道徳について新たな学びを得ることができました。その中でも「つながる道徳」ということについて感じたことを書いていこうと思います。

 まず、東小学校の先生方の授業を参観させていただいて「つながる」ための対話に向けた環境作りがなされていると感じました。発達段階に合わせて低学年ではペアで話ができるように2個ずつ机がくっつけられていました、中学年ではグループの形に、高学年では全体に向けて発言ができるようにと教室環境から整えられているのがよくわりました。また児童たちもその環境を十分に生かし、対話する姿が印象に残っています。環境を与えるだけではなくそれを生かせるように発問したり指導することがとても大事なことなのだと思いました。

 次に、玉置先生の授業を参観させていただいて「つながる」ということは決して対話だけではないのだと知りました。児童の発言を聞き他の児童に言葉を促したり、小さな反応も全体で共有することにより児童たちは先生によって繋がった、持てる力を十分に発揮していたように見えました。上手く言葉にはできないのですが全員が同じ方を向いているようなそんな気持ちになりました。

 「つながる道徳」は児童が他者を認め合い、自己の考え方を変えたり、多面的に捉えることができると実感しました。授業を受けている児童は正に真剣な眼差しを向け、熱心に仲間の話を聞いて発言する姿はとても理想的でした。今回学んだ様々な方法や考え方をぜひ今後に生かしていきたいと思います。

 長々と書いてしまいましたが、貴重な機会を与えてくださった玉置先生並びに津島市立東小学校の先生方本当にありがとうございました。今回得た多くの学びを生かせるようにこれからも勉強に励んでいきたいと思います。(南山)

5月24日(木)津島市立東小学校 飛び込み授業・研修会に参加して(岡田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。先日、津島市立東小学校で行われた玉置先生の飛び込み授業、研修会に参加させて頂きました。現場の先生方の授業や児童たちの様子、また、玉置先生の授業技術などを目の当たりにすることができ、非常に勉強になりました。今回はその中で、二つのことについて書かせて頂きます。

 一つ目は、授業を見るときのメモの取り方です。

 今回は予め玉置先生から、教師と児童の言葉を全て記録するよう指示がされていました。授業中は流れについて行くことに必死でしたが、その頑張りは後から自分に返ってきました。

 以前和田先生が講演の際に、そして2期生の寺坂さんも記事で、教師の発言を全て記録する、ということを仰っていました。実際やってみた身として、記録したことにより授業流れが見え、記憶も鮮明に蘇りました。また、重要ポイントもしっかり振り返ることができました。

 今回は玉置先生に指示されたことで精一杯記録しましたが、この学びを体感した以上、今後も積極的に記録に励みたいと思います。

 二つ目は、授業終了時の児童たちの姿をイメージすることの大切さです。

 これは道徳だけでなくどんな授業でも当てはまり、また、多くの先生方にもそう教わってきました。それを分かっていたはずが、私は自分の中に確かなイメージが確立されていなかったために教育実習で失敗してしまったことがあります。

 今日の玉置先生の授業を見ると、児童たちの目的地があるからこその発問、切り返しがされていました。玉置先生のような道徳、授業をしたいと思うからこそ、まずは児童たちがどんな姿になってほしいか、どんなことを言ったら成功と言える授業になるのか、というものを持ちたいと思います。

 今回は二つのことに絞って記事を書かせて頂きましたが、ここに書ききれない程まだまだ多くの学びをさせて頂きました。津島市立東小学校の皆様、玉置先生、多くの学びをありがとうございました。


……一つ、心残りが。
 玉置先生と打ち合わせしたにも関わらず。私は研修会において発言の選択を間違えました。また機会を頂けた際には、どんな流れなのか、何が求められているのか、先生の話をよく聞いてリベンジしたいと思います!(岡田)

個人面接練習(早川)

 こんにちは。毎日代わり映えのない毎日に飽き飽きしている3期生の早川です。

 先日、大学の就職課が主催している個人面接練習に参加しました。練習は、5人1組で、1人ずつ面接を行い、他の4人はその様子をすぐ横で見て学ぶという形式で行われました。

 いつもゼミ内・同じ専修同士の友達で行う面接練習が、普段あまり話すことのない人と練習するという条件に変わるだけで、普段とは緊張感も違ったものになり、より本番に近い形で行うことができたと感じました。

 自分が面接を受けているときはもちろんですが、自分以外の人が面接を行っている姿を見ることも大きな学びであると体感しました。その理由は以下の2つです。

1 他の人の話し方の特徴を捉えることで、改めて自分の話し方を省みることができる。

2 教員になる上で今考えていることなどを共有(悪く言えば”盗む”)ことができる。

 「人のふり見てわがふり直せ」の本質がわかった気がしました。

 ちょうど教採まであと2ヶ月を切りましたが、モチベーションを何とか保てるようがんばります。。。(早川)
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4期生ゼミ 山田さんの発表記録(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。今日は山田さんの発表記録を書かせていただきます。
山田さんが発表してくれた本は『子供がどんどんやる気になる国語教室づくりの極意』(著者:二瓶弘之)です。

1.「しずかちゃん」で温かい学級づくり
 発問:「よい授業の条件は何でしょうか。」
 今までのゼミでよく出てきたこの話題。「よい授業とは」についてもう一度考えさせ、さらに深い内容に踏み込んでくれました。20秒の個人で考える時間をとり、1人ずつ順番に意見を聞いていました。
・発問が工夫されている授業
・つぶやきのある授業
・子どもが主体的な授業
・聞く態度が身についている授業
・うなずき、反応のある授業
・相手の意見を認めている態度
「それも分かるけど‥」

 それぞれの意見をホワイトボードに反映させてくれました。そしてみんなの意見をまとめ、受け入れた上で山田さんが伝えたかったことについて話してくれました。

「アサーション」という言葉を知っていますか。
 「アサーション」とは“自分の意見も相手の意見も大切にする”ということです。
この性質を象徴しているキャラクターがいるのですが、みなさん、何か分かりますか〜?

 これがなんとドラえもんに登場する「しずかちゃん」だそうです。みんなの頭の中には一瞬本当にそうかな?という疑問が浮かびましたが、しずかちゃんの話し方には特徴があって「なるほど、あなたの言いたいことはわかったわ。私はこう思うわ。」という感じだそうです。子どもたちに「アサーションを大切にしましょう」と言ってもなかなかぴんとこないので、子どもたちに馴染みのあるキャラクターを挙げて「しずかちゃんになりきって発言しましょう。」と指示を出せばたしかに分かりやすく、子どもにもすんなり入っていくのかな、と思いました。

 また、山田さんは手書きのしずかちゃんのイラストの他、ジャイアンとのび太のイラストも提示してその違いについて説明してくれました。

ジャイアン:アグレッシブ
しずかちゃん:アサーション
のび太:ノンアサーション

 山田さんの素晴らしかったのがそのイラストの絵の上手さだけでなく、絵を張る順番が攻撃的なジャイアンから消極的なのび太の順に左から並べていたので、とても分かりやすかったことです。視覚的に訴えることのよいことは瞬時に頭が整理されて、記憶に残りやすいことかなぁ、と個人的に思いました。

2.子どもたちがどんどん書きたくなる板書
 二瓶さんの考える、板書のコツ、子どもたちが発言をしやすくなる板書は2つの特徴があるそうです。

1色分けのルール
 あらかじめ「赤は1番大切なこと」というように決まりを共有しておくこと。

2矢印で整理
 同じような意見、関連のある意見は矢印でつないでそのつながりが分かるように、黒板上で整理しておくこと。

 ほかにも細かいことで気をつけるべきことはあるかもしれませんが、とりあえず大原則としてこの2つのポイントをしっかり頭に入れておくのは大切なことだなと感じました。

 山田さんは今回2回目の発表でしたが、今までのゼミで学んだ授業技術をところどころ実践していてとても素晴らしいなと思いました。特に、指示を出すときに点より丸を意識していること、自分の中で整理してから明確に話していること、1番伝えたいところで視覚的効果を狙った工夫をしていたのがとても良かったと思います。

 ゼミでの発表も2周目に突入しました。発表内容、プレゼンの仕方、共にみんな格段にレベルアップしているのがよく伝わってきました。みんなから良い刺激を受けながら私も負けじと頑張りたいと思います!!(安部)

第5回(5月18日)4期生ゼミ 2回目の発表を終えて(山田)

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 こんにちは。4期生の山田志摩です。気づいたら気温が30度を超えるような日がでてきて、日焼けに怯える毎日ですが、晴れの日はなんだか気分がいつもより明るくなってがんばろうという気持ちにさせてくれるような気がします。

 さて、今回から模擬授業の2周目にはいりました。今回わたしが読んだ本は『子供がどんどんやる気になる国語教室づくりの極意』(著者:二瓶弘之)です。

 前回は2つの内容のうちの片方も伝えきれなかったので、今回は要点をちゃんとまとめて時間内に2つとも発表し終えられるようにがんばりました。少しオーバーしてしまいましたが、時間配分もだんだんと掴めるようになってきたかなぁと自分で成長を感じられるのがうれしいです。

 今回わたしが発表した内容は、1.「しずかちゃんで温かい学級づくり」2.「子ども達がどんどん発言したくなる板書」についてです。

 1では、相手の意見も自分の意見も大切にして話す”アサーション”について取り上げました。アサーションの名人であるドラえもんのしずかちゃんをお手本にすることで、クラスに定着させすくなるという記事を読んでぜひみんなに伝えたいなと思いました。

 また、よくない話し方の例としてジャイアンやのび太を例に出し、みんなでしずかちゃんを目指そうという話をしました。謎の白紙のレジュメを人数分印刷してしまったことがきっかけで、視覚的にも楽しんでもらえたらいいな、記憶に残ったらいいなと思ってイラストを描いたのですが、資料の見やすさと同じくらい、資料の出すタイミングや出し方も大切だなと感じました。聞いている人を惹きつけてここぞ!というタイミングで出すからこそ資料は効果的だと思いました。なかなか難しいですが、そういうこともこれから意識して行けたらいいなと思います。

 2では、教育実習前ということもあり、板書について取り上げました。子ども達の発言や、つぶやきにつながる板書のコツは、「1.色分けのルールをつくること」「2.矢印で整理すること」です。当たり前のように思いますが、どちらも事前に板書計画までしっかりと練って、かつ、クラスで「1番大切なことは赤」などと共有しておかなければできません。重要であり基本であるこの2つのポイントをまずは実践していきたいと思いました。

 玉置先生や4期生のみんなからたくさん刺激を受けたり吸収したりしながら、一回一回ここが成長したなあと思えるゼミにしていきたいなと思いました。(山田)

4期生ゼミ(5/21)安部さんの発表記録(加藤奨基)

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 こんにちは、4期生の加藤奨基です。今回は安部さんの発表記録になります。

 安部さんが発表してくれた本は、「最高の学級作り パーフェクトガイド 指導力のある教師がしっていること(著 赤坂真二)」です。実習に関わることがいいということで、学級開きについて取り上げてくれていました。

Q.最初の挨拶で、ネタを用意するか言葉だけか
という問いかけに対して、用意する人も言葉で伝える人も様々でしたが、
【自分が安心できる教師だと伝える】
ということが大切であるという学びでした。安心できる教師は子どもにうまく指示が通り、結果子ども同士のみで関わり出すので、子ども主体の学びがしやすくなるということです。

 この発表で、最初の挨拶はただ面白くてインパクトのある挨拶ではいけないということも学ぶことができました。インパクトや印象ももちろん大切ですが、学級開きは自分がどんな学級にしていきたいかをはっきり示す最初のチャンスでもあるので、ただの行事と疎かにしないようにしたいと思います。

 また、安部さんは発言者の意見に「そうそう」「なるほど」とたくさん反応していて、話し手と聞き手が会話しているように発表が進んでいっていたのが印象的でした。子どもでなくてもみんなの前で発言するということは緊張すると思います。その発言の時に教師が大きく反応してあげて、会話するように聞いてあげると、発言もしやすくなり、より良い学級になっていくのではないかと思いました。

☆玉置先生から
○ABCDの原則
・A(当たり前のことを)
・B(馬鹿にしないで)
・C(ちゃんとやれる人こそ)
・D(できる人)

5月21日 2回目のゼミ発表を終えて(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。だいぶ投稿が遅くなってしまいましたが、ようやく自分の発表を整理できたので記事をアップしたいと思います。

 私が今回発表した本は赤坂真二先生の『最高の学級づくり パーフェクトガイド 指導力のある教師が知っていること』です。なぜこの本を選んだかというと、やはり前回のセミナーで実際に赤坂先生の講演を生で聞いてとても感銘を受けたからです。先生が話される一つ一つの言葉が自分の中にすんなり入っていく感覚がありました。もっと先生から学びたい!と思い、今回の発表はこの本にしました。

 実習を控えているので少しでも実習に役立つネタをと思いまして
1.一年の計は学級開きにあり
2.少しの丁寧さが思春期との絆をつくる
と題しこの2点について発表させていただきました。

 1ではまず「先生と子どもたちとの出会いの日、持ちネタは必要だと思いますか」という発問をしました。予想通り「必要だと思う」に手を挙げてくれた人が多かったので、そのあとの展開がしやすい!っとその時はガッツポーズをしたいくらい嬉しくなりました。

 しかし、問題はそのあとでした。3つのグループから意見を出してもらい、それを集約して1番私が言いたかったこと、赤坂先生が1番この章で言いたかったことを伝えようとしたのですが、うまく伝わりませんでした。聞き手側の反応を見るとその手応えがいまいちだったのが明らかでした。学級開きで大切なのは子どもに安心感を与えること。これを伝えたかったのですが、この文言だけが頭に入っているだけで、ひたすらこの言葉だけを連呼してしまいました。同じことを繰り返し言ってもそれは説明にはなりません。1番伝えたい言葉をバシっと言って、そのあとそれを補足する説明をしないと聞き手側には響いてこないのです。当たり前のことですが、このことを忘れてしまっていました。同じことを言われても全く同じことを想像するはずはありません。伝え方次第で伝わることもずいぶんと変わってきてしまうことを今回の発表で学ぶことができました。

 では、どうすれば聞き手にしっくりくる説明ができたのか、それは自分の中で学んだこと、教材内容を噛み砕いて理解しておくことです。これは子どもたちを目の前にして授業を行うときにすごく大切になってくることだな、と気がつきました。どんな発問をするか、授業テクニックをどう駆使するか、もとても大事なことですが、それ以前に教える側(先生)中で教材を落とし込んでおく必要があるなと改めて実感しました。

 正直なところ、今回の発表を終えて、スッキリした達成感はあまり感じませんでした。教育実習大丈夫かなぁ、と不安が募るばかりでした。しかし、こうして発表を振り返り、言葉にすることで、見えなかった課題が出てきてこれからどうすればよいのか何となくですが分かってきました。

 まだまだ未熟な教師の卵ですが、少しずつ殻を破っていけるように変わらず頑張っていきたいと思います。ありがとうございました!(安部)

「子どもを勇気づける教師になろう!アドラー心理学で子どもが変わる」(岩井俊憲、永藤かおる著)から3(菱川)

◯ キャプチャー3から
 クラスに馴染めない子、気づけばポツンと一人でいる子、あまり手がかからないために存在感が薄い子、逆に誰に対しても威嚇的な態度で牙をむくような子そんな子たちを「協調性に欠ける」の一言でくくってないでしょうか?

● 以上のことから
 確かにその通りである。人はたった一人で生きていけない、だからそんな子たちにどのようなアプローチをかけていくべきか考える必要がある。

「子どもがどんどんやる気になる国語教室づくりの極意国語 授業編」(二瓶弘行編著 夢の国語授業研究会著)から2 (山下)

◯ p44〜
互いの意見が認め合える学級づくりのキーワードは、しずかちゃん

ジャイアンのように、「自分の考えこそがすべて、友達の意見など聞かない」ではなく、また、のび太のように「自分の意見を押し殺して主張しない、ただ聞いているだけ…」でもない。しずかちゃんのような、「なるほど、あなたの言いたいことはわかったわ。私はこう思うわ。」というスタンスです。

●以上のことから
 現在の子どもたちはジャイアンかのび太のような自分か相手、どちらかしか大切にできていない児童が多いように思う。そこで、しずかちゃんのように相手の意見を受け入れた上で自分の意見も話せる子供を育てることで認められるという安心感から誰もが発言しやすい授業になると考えられる。
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