【20180306講演】草津市教育委員会研修会

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 草津市へ移動。市内全小中学校から管理職と情報リーダーが参加しての研修会。僕は1時間30分の講演。

 演題は「教育情報セキュリティポリシーの概要とポイント 〜 教育に関する情報資産をいかにして守るのか 〜」。まくらで笑っていただき、時にはワークシートに書き込んでもらったり、発表をしてもらったりして、関わった文科省会議の状況なども伝えながら、「学校資産を守る」という管理職とリーダーの意識化が重要と話す。

※三楽の仕事日記より

【20180302講演】台東区忍岡中学校

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 忍岡中学校へ到着。14時から40分間ほど、校長先生、副校長先生から、この学校の教育活動(歴史的な行事に特色あり)と現在の課題(授業力向上、働き方改革等)についてお聞きする。このあとの講演では、何を一番の焦点とするとよいかもお聞きする。

 14時45分から、研究主任による今年度の活動報告。15時5分から50分間、さきほど聞いたこの学校が抱える課題に対応する話を入れ込みながら、先生方と対話もしながら講演。よく反応をしていただける先生方で気持ちよく話すことができた。

 校長室でしばし懇談。さらなる依頼をいただく。有り難いこと。

※三楽の仕事日記より

6月23日教師力アップセミナー(永田繁雄先生)での学び(加藤諒・安部・小谷川)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太、安部、準ゼミ生の小谷川です。今日は6月23日に行われた教師力アップセミナーで学んだことを書かせていただきます。

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 玉置ゼミ4期生の加藤諒太です。今回は道徳の授業ということで道徳で何を身につけさせるのか、どのように取り組むのか、授業をどう作るか、どう評価するのかといったさまざまな内容で行われました。道徳が教科化したということで評価をしなければならないですが、どう評価していくのだろうと気になっていた僕にとってとても勉強になるお話でした。

 道徳とはよく教師が熱く語り、価値観を押し付けてしまうというような誘導型の授業になりがちです。そのような授業をしていては、言い方は悪いですが一般的に良いとされる考えをいった子どもの方が評価が高くなってしまいます。そのためまず教師がどのように授業を作るのかが大切ではないかと感じました。全てを言わずに子どもたちに考えさせ、素直な気持ちで臨める授業が道徳に求められている姿なのではないかと考えました。この講演を受けて感じたのですが、道徳とは本当に難しい授業だと思います。正解がなく、かといって一つの価値観が良い、というわけでもありません。とても難しいですが教育実習でも道徳の授業はあり、作らなければなりません。道徳について少しでも多くのことを学び、教育実習で生かしていけるようにしていきたいです。

 最後にこのような機会を用意してくださった玉置先生、酒井先生ならびに多くの先生方本当にありがとうございました。(加藤諒)



 4期生の安部です。最近は道徳の授業について学ばさせていただく機会が多く、まだ現場の経験が全くない私にとっては道徳の授業そのものが一からの勉強で、道徳の授業のどんなところに難しさがあるのかもよく分かっていませんが、だからこそ今学んでいることをそのまま実践できるので、教育実習でぜひ発揮したいと思っています。

 さて、ここでは今回のセミナーで1番印象に残ったことについて書かせていただきます。それは「考え、議論する」道徳の授業とは、一人一人の子どもが「当事者意識」をもって追求するという意味があることです。私が受けてきた道徳の授業は「人に親切にしましょう」、「嘘をつかない誠実な人になりましょう」といった最終的にきれいごとでまとめる価値観の植え付けでした。だから道徳の授業なのに先生が望んでいる答えを探してしまったり、国語の授業のように本文の記述からそのまま抜き出すことで満足していたりと、あまり面白みを感じられるずにいました。

 永田先生のおっしゃっていた「当事者意識をもつ」というのは、子ども一人一人が問題意識をもって臨むということです。自分には当てはまらいからいいやと他人事として考えるのではなく、自分だったらどうするんだろう、と子どもが自ら考えようとするような手立てを教師が考える必要があるなと思いました。また、「考え、議論する道徳」は価値を押し付けることが最終的な目的ではありません。最終的に答えが出なくても子どもたちが自分のこととしてよく考え、友達の意見を聞いてさらに考え、深めていったことを自分の経験として心に留めておくことが大切なのではないかと考えました。

 今回のセミナーもより実践に近い深い学びをさせていただきました。玉置先生をはじめ、セミナーを運営してくださった関係者の方々に感謝を示したいと思います。ありがとうございました。(安部)



 今回特別に参加させていただきました小谷川です。永田繁雄先生の教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回のセミナーでは教科化になり話題となっている特別の教科 道徳についてでした。教科化したことによる考えの持っていき方から評価の仕方まで、道徳のありとあらゆるものを学ぶことができました。

 特に講演をきいて道徳に必要不可欠な考えは柔軟で弾力性のある筋肉質な考えと授業づくりであると私は思いました。道徳の授業というと「〜はどのような気持ちか」など人物の心情を理解する国語と同じような授業になってしまっていて、道徳授業が硬直化傾向にありました。このような授業から脱却するためにも、より主体的で協働・対話的でそして能動的な生徒自身が内容に対して問題意識を持てるそんな授業展開ができる柔軟な発想が大事になってきます。

 問題意識をもたせるというのは、すなわち授業内容を自分事と捉えて学んでいくことになります。道徳の教材のほとんどは全く知らない人の話であり、そのため教材を物語として読み取るっという形で子どもたちは受け取ってしまいます。それは国語の授業でいくらでもできることです。教材をいかにして道徳的な観点でみていけるか、道徳的な観点というのは教材を自身の問題として捉えて、どうすればこの問題は解決するのかなどで自分なりの答えを導き出していくことこそが道徳であり、鍵を握るのは問題意識をもって自分事として捉えることだと学びました。

 自分事として生徒が道徳を捉えるには教師の柔軟な発想がなければできません。様々な視点から問題に切り込み、生徒に探究心をもたせることができるような深い学びというものを道徳で確立させることができる、そんな教師になれるようにこれからも学び続けたいと思います。(小谷川)

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 記事をアップするのがだいぶ遅れてしまい、大変申し訳なく思っています。道徳が教科化され、2ヶ月後に控えた教育実習においてもきっと道徳の授業をする機会があると思います。セミナーや教育書から学んだ多くのことを十分発揮できるように今はできるだけ多くのことを吸収し、自分なりの道徳の授業を確立しておきたいと思います。ありがとうございました!



6月23日教師力アップセミナー(永田繁雄先生)での学び'(高桑、高橋、鏡味)

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 こんにちは!先日参加させていただいた、大口中学校での教師力アップセミナーでの学びを4期生の高桑、高橋、鏡味で紹介させていただきます。

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 こんにちは。4期生の高桑です。先日、永田先生による教師力アップセミナーが行われました。教育実習が2ヶ月後に迫った私たち4期生にとって、道徳の授業に対する不安を和らげることができた、とてもいい機会でした。今回は講演での学びを記事に書いていきたいと思います。

 私は永田先生が講演の中で強調しておっしゃっていた、「授業は冒険をすべき。そうしないと可能性は広がらない。」というのが印象に残りました。私がもし道徳の授業をするとなったときには、教材中のある場面に即して登場人物の心情などを問う「場面発問」から主発問を決め、それを中心に授業を指導案通りに進めてしまうと思います。しかし永田先生はこのような教師のやりやすい授業では子どもがつまらない、多様でなければ活力はうまれないとおっしゃっていました。そのためには教材のもつテーマに関わり掘り下げていくための「テーマ発問」が中心となり、教科書に答えが書いてあるがみんなで解決策を考えていくような柔軟な授業をしていくべきだと教えていただきました。

 私はこの話を聞いたときに少し前に講義で見せていただいた、玉置先生の道徳の授業を思い出しました。その授業は永田先生の考え方と同じく、教科書を閉じて進められていました。玉置先生の朗読を聞いて、そこから子どもたちが場面や登場人物を想像し、それぞれが「きっとこうなんじゃないかな」という自分なりの意見を持てていたのを思い出し、今回の講演のキーワードである「柔軟さ」とつながっているなと感じました。

 玉置先生の見本となる授業と永田先生の詳しい解説を通して、授業の方針はしっかりと理解することができました。道徳教育の特質を踏まえ、子どもたちが本音で意見を言い合えるように教師として柔軟な指導ができるよう、今後も学びを深めていきたいなと思いました。永田先生、素敵な講演をありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは。4期生の高橋です。今回は、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加して学んだことについて書かせていただきます。

 わたしが心に残っていることは2つあります。1つ目は、誘導型ではなく、追求型の授業をしていくということです。教師が決めたレールに沿って授業を進めていくのではなく、子どもたちが流れを作っていく授業をするべきだと学びました。むしろ、指導案どおりにいく授業は失敗だ、という言葉に驚きました。子どもから様々な意見が出てくるのは当然だし、それを教師の価値観でコントロールしてはいけないということでした。だから、授業の最後は1つの価値に持っていく必要はなく、「みんなが大事にしたいことは見つかりましたか?それを大切にしましょうね。」で終わってもよいのだそうです。

 2つ目は数値で評価しないということです。土に隠れている根っこのように、子どもたちが持っている個性や価値観の部分は見えないから、数値で評価せず、その見えない部分を信じてあげなければいけない、という言葉が印象に残っています。道徳が他の教科のように数字で成績をつけられないことは当たり前のことかもしれないけれど、「子どもの見えないところを信じてあげる」という言葉を大切にしていきたいと思いました。そして、教師はその根っこの部分を伸ばしてあげるような授業をしていくべきだと分かりました。
わたしたちは9月に実習を控えています。実習前の今と、実習後ではまた今回のお話についての感じ方が違うと思います。実習が終わった後、さらにこの学びへの理解が深められるように、生かしていきたいと思います。今回は、ありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回の教師力アップセミナーでの学びを2つ書きたいと思います。

 1つ目は、道徳をプラスのイメージを持つことです。道徳が教科になり、どんな風にしたら良いのか、今までの道徳と何か変化があるのかなど道徳をマイナスに考えてしまう人は多いと思います。しかし、今回のセミナーでプラスのイメージを持つことが大切であると学びました。プラスに考えることができると、授業を様々にしたいという思いから、授業作りに力が入り、道徳の授業が弾力化、活性化します。そうすると、道徳授業の可能性をより強く感じることができるようになります。授業を行う教師自身がまず、プラスに捉えられないといい授業は行えないし、子どもも道徳の授業を楽しい、道徳の授業を受けたいとは思わないのだ分かりました。

 2つ目は、道徳の授業を中心発問で誘導するのではなく、全体を視野に入れ追求していく道徳の授業が良いということです。教師が授業を誘導し、教師の持っていきたい価値観に持っていく授業はよくないそうです。子ども自身が学びを追求していくことのできる、子ども自身が価値観を育てられる授業が良いと思いました。私は道徳の授業をどう終わっていいのかよく分かりませんでしたが、「授業の最後が1つの価値観で終わらなくてもいい」という言葉を聞き少し安心しました。子ども達が持っている価値観はそれぞれ違います。それを育てることができる授業を行うことが大切だと分かりました。

 2ヵ月後には実習を控えています。もちろん、道徳の授業も行います。今回のセミナーで道徳について深く学ぶことができました。道徳の授業を行うことに少し自身もつきました。今回の学びを生かして実習を一生懸命頑張ろうと思いました。(鏡味)

6月30日「第8回教育と笑いの会in福岡」に参加して(吉田)

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 こんにちは、2期生の吉田です。ご無沙汰しております。

 私は今、山口県で小学校3年生34人と波乱万丈な毎日を過ごしています。失敗の連続の中に小さな幸せを感じるそんな日々です。

 先日、福岡で行われた教育と笑いの会に行かせていただきました。この記事では、そこでの学びを書かせていただきます。

1つ目は和田先生の模擬授業です。
 和田先生の授業の中で「子供の気付きを大切にして、何度も学ぶ機会を設ける大切さ」を感じました。和田先生は授業で子供に学んでほしいことは決して言いません。必ず子どもの気付きから導いて来られます。これは本当に難しいことだと思います。

 そして、何度も発表する・何度も考えるといった活動の中で1人の理解が3人に、3人が10人にと広がっていくのだと感じました。とても凄い授業でした。

 私はすぐにこんな素敵な授業はできません。いろんな授業を行う中で「ここで子供が困っていた、このミスはどんな気持ちからきたのか。」という視点を持ちながら、日々授業に取り組みたいと思います。

 2つ目は笑顔・元気でいることの大切さです。教育と笑いの会では本当に笑顔にさせていただきました。笑顔でいると本当にいい気持ちで過ごせます。

 私のクラスの子どもにこんなことを言われて事があります。
「先生、今めっちゃ笑顔やったね、学校、楽しいやろ?」
 この言葉を聞いた時に「私が今まで子どもの前で元気がなかったこと・子どもが僕を笑顔にしたかったのだ」と気付かされました。笑顔と元気は忘れてはいけない教師の姿だと心から思います。

 3つ目は教師理解をすることの重要さです。
 「子供理解より教師理解」という言葉が信頼関係を気付くための話で出てきました。教師理解とは、教師が子供にどう見られているかという視点をもっていた方がよいということを伝えています。実際そうだと思います。

 私も子供の言葉・姿からいつも反省をします。
「先生は、昼休みに時間通り来てくれないよね。」他の用事で忙しくても、子供との約束を守っていないと信頼どころではありません。
「先生、少し焦りすぎだよ。」授業を進めようとするあまり子供が言った言葉です。
 子供の視点に立って考えるという教師の姿を改めて考えることが出来ました。

 「書くことによって学ぶ」これは教員になっても同じです。所見を書きながら、子供のよさに気付けていない自分に気付く。」「研究授業の記録から、先生の姿を学ぶ。」「子供の記録を残し、保護者の方に伝える準備をする。」など、書くこと・学ぶことが多くあります。幸いなことに私は同僚の先生に「あなたの文章、いいね。」「私もこの表現を使いたくなった。」と言っていただけます。玉置ゼミでの2年間の学びの1つの成果が実を結んでいるのだと感じています。

 今日の学びもいつか生かせる自分になりたいです。(吉田)

久しぶりの家族揃ってのご飯(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の嶋藤です。6月30日に久しぶりに家族揃って夜ご飯を食べに行ったのでそのことについて書かせてください。

 私の家族は7人です。兄は4月から働き始め、寮に入っているため7人全員が揃うのはとても久しぶりでした。「6月30日は兄が夜ご飯を奢ってくれるから空けておきなさい」と母に言われ、この日を楽しみにしていました。

 沖縄料理が出るお店に行き、母と妹以外はお酒を飲み、今まで以上に腹を割って話をすることができました。兄とはあまり仲良くなかったのですが、お酒を飲めば仲良くなれるもんですね。(笑)今までになく、兄が優しく感じました。(笑)「家族との時間って大切だな」「私の支えになっている人たちは家族だな」と改めて感じました。

 「来年は菜月の番だな、奢ってくれるの楽しみにしているよ」と言われたので、奢ることができるように教員採用試験に受かって、しっかりと職を持たなければならないと思いました。あと少しですが、悔いのないように頑張りたいと思います。(嶋藤)

6/23(土)「教師力アップセミナー(永田繁雄先生)からの学び(井上、中澤、加藤奨基)

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 6/23(土)の永田繁雄先生による教師力アップセミナーに参加させていただきました!
そこでの学びを、井上、中澤、加藤奨基の3人で記事にさせていただきます!

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 こんにちは!4期生の井上です。私が講演を聞き、大切だと思ったことは「教師の価値観を押し付けない」ということです。教師が教材研究をしていくうちに、これがいい、これを学ばせようと決めて、それを一方的に押し付けてしまう。こういった授業はいい道徳の授業とは言えないと思います。授業をしていると、きっと教師が考えてもいなかったような意見を言う子供達もでてくると思います。そういった時に、これは違うだとか、教師の価値観に寄せていく誘導していく授業をしてしまうと、クラス全員が教師の価値観に染まってしまいます。そんな時は「どうしてそう考えたの?」と、声をかけその子なりの価値観を聞き、認めてあげることが大切だと講演を聞き感じました。

 次に、上で子どもなりの価値観と書きましたが、どうやって持たせるか?それは子どもたち自身が、道徳的問題を「自分事」として、道徳的価値に向き合うことが必要だと学びました。自分事として子どもたちに向き合わせるには、問題意識を持たせて主題に取り組ませること。授業に体験的な活動を取り入れ、「当事者意識」を持たせる工夫をして問題を追求させること。など、子どもたちに自己の納得解を見出させていくことで生まれてくるものだと知りました。そして上でも書きましたが、その一人一人の自分事として考えた道徳的価値観を教師は大切にしてあげなくてはならないのです。

 また、個人的になるほどなと思ったことは、ワークシートには花丸を書かないということです。道徳は数字では評価しません。そのため花丸を書いた時に、花びらの数が違うと、その数で評価されていると思ってしまうことがあるそうです。全て同じように書ければいいですが、急いで丸をつけているとなかなか難しいと思います。子どもたちは細かいところまでよく見ているなと感心しつつ、注意していこうと考えました。

 教師力アップセミナーではいつも多くのことを学ぶことができます。実習もあと3ヶ月に迫っているため、学んだことを少しでも活かせるよう頑張っていきます!(井上)

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 こんにちは!四期生の中澤です。私は今回、記録係に初挑戦しました。私は元々、大学でノートを取るときに、先生の発言を一語一句そのままノートに取ろうとしたり、スライドを全文書ききることを目標にしてきました。なぜなら、せっかく先生が教えていただくことを書く時間の問題で取捨選択してもったいないと思ったからです。そのため、耳で聞くのと同時にノートにすばやく文字起こしすることは得意でした。そのため、記録係に対して自信がありました。しかし、記録はノートでなくパソコンのワードでした。当たり前の話ですがノートみたいに自由に手を動かすことができません。必然的に先生の語りとタイピング速度に遅れが発生してしまい、講演の間、記録できなかったと感じることが多々ありました。申し訳ない限りです。しかし二時間集中して記録することができました。

 その後、パソコンで編集をしていきました。私は、酒井先生に感謝の気持ちでいっぱいです。私は、期限内に提出をしなければという焦りから、誤字脱字・ページ数のつけ忘れなど、細かいミスをしたものを提出してしまっていた。けれども酒井先生は、ありがたいことに短時間で丁寧に修正箇所を手書きで教えていただきました。そのお陰で、期限内に提出することができました。私は、酒井先生がしていただいたことを自分で自分に行い、成長していくことが大切であると考えています。酒井先生、私の製作したものに適応し、修正箇所を教えていただき、本当にありがとうございました。

 私は、教師力アップセミナーに参加させていただき、多くの先生方と関わり、様々な話を拝聴しています。このこと事態が大変貴重で恵まれていることであると私は常に考えています。これからもゼミ活動を通して、教師の卵として実りある経験を積み重ねていきたいと考えています。本日も学ばさせていただき、ありがとうございました。(中澤)

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 こんにちは、4期生の加藤奨基です。今回は永田先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこでの学びを記事にさせていただきます。

 今回の教師力アップセミナーでの一番の学びは、やはり「道徳では、教師の価値観を子どもに押し付けてはならない」ということです。教師は価値観を押し付けるのではなく価値を提示するのに留め、そこからどのようにその価値を噛み砕いていくかは子ども自身の価値観に委ねるということを学びました。

 自分が小学四年生だった頃、道徳で戦争について学びましたが、今思うと当時の先生の価値観がかなり含まれていたと感じます。こんな見方・考え方もあるのだなと捉えることができたので今は何とも思っていませんが、当時は「またこの話か」と話を聞いては先生の機嫌が悪くならなさそうな答えを言い、その時の道徳(=戦争の授業)にちょっとうんざりしていた記憶があります。このように、道徳で扱うテーマが重く、大切になればなるほど、教師の価値観は入りやすくなってしまうのではないのでしょうか。これから先こういったテーマを扱うことは避けられないので、特に気をつけたいと思います。

 また、大学では道徳の授業の最後は必ず教師の説話を話すものと学んだのですが、今回のセミナーで必ずしもその必要はないと聞いたことも新しい発見でした。確かに教師の説話=教師自身の価値観になってしまいがちだと思うので、適した説話がないのなら無理に話さず、子どもの価値観を尊重したほうが良いと考えることができました。

 道徳は基盤となる大切な教科ですが、その分取り扱いも難しいのだとこれまでのセミナーを通して感じています。しかし難しいからと疎かにしてはいけないと思います。現場に出てから疎かな道徳授業を子どもたちに提供してしまわないように、今からしっかりと学びを深めていきたいと思います。永田先生や玉置先生をはじめとするセミナーを開催してくださった先生方、ありがとうございました。(加藤)

6月23日(土)教師力アップセミナー(永田繁雄先生)に参加して(松田、岡田、丹羽)

 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。6月23日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は永田繁雄先生が道徳について講演して下さいました。そこから学んだことを3期生の松田、岡田、丹羽で紹介します。

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 私が講演で特に印象的であったのは、子どもが納得できる価値観を持つことができれば良いということです。

 子どもが納得できるようにするには、道徳の問題を「自分事」として捉え向き合うことができるような教師の発問が鍵となることが分かりました。

 私が教育実習で行った道徳の授業の価値はきまりを守ることは大切という「公共」で、遠足のときの話で主人公が飛んでいったビニール袋を取りに行くのか、それとも友達と遊ぶのかという気持ちの葛藤の末、ビニール袋を取りに行き、清々しい気持ちになったという話でした。私は始めに、遠足に関わる体験を子どもに問いました。しかし、遠足という狭い範囲の中での出来事しか子どもは思い出すことができず、他人事としか考えられない状況を作り出してしまったと反省しました。そうではなく、「何かきまりを守って気持ちが良かったことはあるか」と広く聞くことで、自分の体験を思い出す幅が大きくなったのではないかと感じました。

 また、自分事として考えられるように講演の中で紹介された「実話をもとにした道徳ノンフィクション資料」という本を手に取り、昔いじめをした相手に会って謝りたいという話である「いじめと生きる」という資料を読みました。人を傷つけたり人を裏切ったりすることは、相手が傷つくだけでなく、した本人も傷つけたという事実を一生背負って生きていかなければならなくなるという、リアリティを感じるものでした。自分事と考えることができるようにするために、実話の資料も有効であることが分かりました。

 子どもを教師や教材が位置づける価値に近づけようとするのではなく、子どもが納得できる価値を持てるよう問題を自分事として捉える問いをし、広く受け止めることを大切にしていくことを学びました。ありがとうございました。(松田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。今回は学んだうちの二つのことを書いていきます。

 一つ目は、枠に囚われてはいけない、ということです。
 これまで、自分が道徳をするときはこのやり方でやろうと考えているものがありました。しかし、今回のお話を受け、それでは全く柔軟性がないのだということに気付かされました。

「フレーム」から「パターン」へ、さらに「スタイル」へ…!

というお言葉があったように、その時その時で児童の思考や発言によって柔軟に対応できる「スタイル」を確立したいと思います。

 二つ目は、数値で評価をしない、ということです。
 私はそのことを知っていたつもりでしたが、数値とは、単に1.2.3……と数字等のことだけを指すのではなく、花丸の丸の数や花びらの枚数等、少しの違いが同じ意味を持つのだということを学びました。

 自分の実習中のワークシートを思い返すと、波線や二重傍線を用いており、知らぬ間に数値で評価をしてしまっていました。少しの違いも数値評価に値するのだということを忘れず、統一させることを徹底したいと思います。

 この他にも、多くのことを学ばせて頂きました。今回のセミナーを受け、もう一度自分の中で道徳について考えたいと思います。ありがとうございました。(岡田)

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 こんにちは。丹羽亜由美です。私が永田先生の話を聞く中で最も大切にしていきたいと思ったことは、「教師の価値を押し付けない」ことの大切さです。実際に教育実習で、道徳の授業をさせてもらいましたが、私の考えている価値観で進めてしまったために、子どもたちの柔軟な考え方を潰してしまったように感じます。

 本日の講演では、道徳の授業の際には、子どもたちがどれだけ理解したかではなく、どれだけ自分のこととして考えられたかということが大切であったり、マイナスな質問から入ったりするのではなく、絵や写真をみせるすることで、子どもたちの日常や経験と結びつけることができると学びました。

 私が教員となって授業をする際には、教師がやりやすい授業をするのではなく、子どもにとって楽しい授業をするために、1時間に1つは仕掛けを用意することを心がけたいと思います。素敵な講演をありがとうございました。(丹羽)
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6月23日 教師力アップセミナー(永田繁雄先生)に参加して(早川・菱川・静谷)

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 こんにちは!!3期生の早川です。今回は6月23日の教師力アップセミナー「考え、議論する道徳の具体像(永田繁雄先生)」に参加し、学び得たことを3期生の男子組3人で1つの記事にしたいと思います。

 まずは私、早川からです。一番印象に残っていること1つに絞って書きます。

 それは、道徳の授業をワンパターンにせず、子どもたちの発言や議論を活発にするためには「発問の立ち位置」を変えて深めていかなければならないということです。道徳の授業というと(あくまでも私自身のイメージです)、「このときの◯◯さんの行動をみんなはどう思う?」「自分が△△くんだったらどうする?」といった読み物資料の中の人物と自分を重ね合わせた発問が立て続けになされ、一般論として模範的な行動や発言を述べることができれば道徳の授業を受ける態度とし良しとされる傾向があると考えます。

 しかし、特別の教科化された道徳は週1回行われます。毎回が先述した道徳の授業では、子供も「道徳の授業」に慣れてきてしまい道徳の”形骸化”が再び起こってしまいます。

 そこで永田先生は主に4つの区分の発問の立ち位置を述べられていました。

1.主人公の心情や考えを明らかにする。
2.主人公を客観的に見る。
3.主人公に自分を重ねる。
4.自分自身の気持ちや考えを持ち意識する。
以上のように、「主人公と自分を重ねるのか客観視するのか」(主人公との距離感)×「主人公と自分どちらの考えを元にするのか」(自他の意図)がポイントになってくると話されていました。

 実際に私が教員になるころには、道徳が教科化されて1年が既に経っている状況です。
そこで週1回の道徳の授業に困らないようにこの大学生活のうちに学びを深めておきたく思います。(早川)

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 3期生の菱川です。大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加してきました。
今回の講師の先生は永田 繁雄先生でした。考え議論する道徳について様々なことを学ばせていただきました。

 その中でも道徳授業の3つの方向性が僕の心に響きました。

 一つ目に主体的な取り組みです。子どもにが教師の方向付けに留まらず、子ども自らが問いをもって臨む。つまり問題意識をしっかりともつことです。教師が考えるテーマと子どもが考えようとするテーマの二つが重なるところを大切にしていくべきとおっしゃってました。

 二つ目に協働的・対話的な追求です。人物の共感に留まらず、価値や生き方を話し合う。つまり問題の追求をどうするかということです。例えば教材の中の主人公の葛藤、感動、気付きを浮き彫りにして自分自身の立ち位置を変えてその主人公への考えを問うなどです。

 三つ目に能動的な学びです。多様な感じ方・考え方を並べて終わらず、自己の納得を求める。つまり磨き合いをしていくこと。多様な考えをもとに比べ合い、違いの意味を認め合うことや、対立し、議論、討論し磨き合うこと。このように様々な意見に対して活動をもたせて自己の考えの納得に導くことが大切であると学びました。

 道徳の授業は実習の時本当に苦しんだ授業の一つです。このようなたくさんの学びを得ることのできるセミナーにぜひまた参加させていただき教師になる前に様々な知識をつけておきたいです。(菱川)


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 こんにちは。3期生の静谷です。今、教採の勉強をしている中で私は、道徳科の目標にもある「多面的・多角的」という言葉の意味があまりイメージができていませんでした。ただ単に、「多面的・多角的」とは、多様な考え方や感じ方という抽象的な考えしかしていませんでした。そこで、これについて少しでも考えを深められたらいいなと思いながらセミナーに参加していたので、今回の記事は「多面的・多角的」についてまとめていきます。

 まず、多面的についてです。多面的思考とは、主として「みとめ(深め)あい」ということです。見る立場を変えたり、多くの人の見方を生かし、対比させ合い、深め、掘り下げること。つまり、分析的思考で、ことがらについて考えていきます。さらに多面的思考は、導入や展開部分に多く考えさせることであると学びました。

 次に、多角的についてです。多角的思考とは、主として「みがきあい」ということです。自己の考え方の主張や生き方の選択肢について、他の人と対立し議論し合うなどして、より明確にすること。つまり、選択的思考で、ことがらについて考えていきます。さらに多角的思考は、終末に深く考えさせることであると学びました。

 私は、以上のことから特別の教科・道徳の授業づくりは、他の教科の授業づくりとほとんど変わりがないと感じました。授業は、子ども主導でつくり、導入では子どもに問題意識を持たせる。そして、多面的な考えで追求し、多角的な考えで納得解を深める。この納得解だけは、他の教科と変わってきますが、その他はほとんど変わりません。

 今までどのように道徳の授業を考えれば良いかわからない部分も多かったですが、今回の永田先生のセミナーで授業の構成が確立したと思います。永田先生、本日はありがとうございました(静谷)

※ 菱川君はセミナー後に用件があり、すぐに会場をあとにしたため、この写真になったようです。(玉置)

国語を学ぶ理由を小学五年生に分かるように(秋田)

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 私たちは、何のために国語を学ぶのでしょう。

 日本語を話せればいいじゃんと思う人もいるでしょう。

 国語は自分の考えを相手に伝えたり、また、相手の考えをちゃんと理解するためにあるものだと思います。人間関係においてコミュニケーションはとても大切なものです。そして、言葉は、コミュニケーションをするうえでとても大切なものです。

 たくさんの言葉を知っていたり、相手に伝える力や相手を理解する力をもっていれば、自分の成長につながったりして人生は豊かなものになります。(秋田)

第3回人間共育道場(桑敏之医師を招いて)

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 2018年7月8日、第3回人間共育道場を開催しました。記録は副道場主の斎藤早苗さんによるものです。ぜひお読み下さい。

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 本日、「第3回人間共育道場」を開催し、大盛況で終えることができました。

 今回はゲストに、誠道塾大阪支部長で医師でもある桑敏之先生をお迎えして、医師として、また武道家としての人生についてお聞きしました。

 玉置先生がインタビューで、桑先生の信条やなぜそのような考え方に至ったのかを深掘りしてくださり、たくさんの心に残るキーワードが引き出されました。

 例えば…
・使命感
・前例がないことには突破口になりたい
・組織との対立はあったが、鈍感で気にしなかった→鈍感力
・変える勇気
・新しきは常に謀反なり
・五俵担ぎ

 後半はグループでテーマについて対話してもらい、タイムアップしても「まだまだ話足りない」といった皆さんの表情がとても印象的でした。

 そして、各グループで出た話題を発表していただき、会場全体でシェア。

 どのグループからも出たキーワードは、やはりそれだけの深みのある言葉だと思い、そこを中心に全体のまとめをして終了しました。

 年齢も性別も所属もさまざまな参加者の皆さんが、同じ話を聞き、そこから感じたことを対話しながら伝え合う、すばらしい時間になりました。

 当道場のコンセプトでもある「すてきな大人の学び場」になったと事務局一同、感激しています。

 ゲストの桑先生はもちろん、参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

【お勧め】安田和夫先生が書かれた「『半分、青い』…知ってほしい一側性難聴」

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片方の耳が聞こえない「一側性難聴」

 今年4月に始まったNHK朝のドラマ「半分、青い。」のヒロインの楡野鈴愛(にれのすずめ)は、小学3年の時、おたふく風邪が原因で左耳の聴力を失います。

 実は、私も小学校3年生の時、自分の左耳が聞こえていないことに気づきました。私の場合は、砂場に落ちていた腕時計の動く音を確かめようとし、偶然、左右の耳で聴き比べてみて、聞こえていない事実を知ったので、何が原因だったのか、いつ失聴していたのかもわかりません。1年半ほど、耳鼻科医で注射による治療が続きましたが、聴力は回復することなく、現在に至っています。

 さて、鈴愛の両親は、医師から、鈴愛の「片方の耳が聞こえていない」という事実とともに、「音の遠近感覚や方向は分からなくなります。」と告げられます。私の場合も、まったくそのとおりです。「安田さん」と呼ばれていても、どこから呼ばれているのか、遠くなのか近くなのかもわからないので、周囲を何度もきょろきょろして、声が発せられる場所を探り当てます。左右の目が見えることで、遠近感が分かるように、左右の耳が聞こえることで、音の出ている方向や距離感がわかるのです。

外見ではわからない「一側性難聴」
 「一側性難聴」は、片耳は聞こえるため、補聴器をつけていることも少なく、外見では分かりません。また、抱える不自由さが理解されにくいことがあります。

 大学の特別支援教育の授業で、学生に「実は、私には障がいがありますが、どんな障がいなのか、わかりますか。」と聞くことがあります。外見からは、まったくわからないので、「眼鏡をかけておられるので視覚障がいがあると思います。」とか、「教室を活発に動かれるので、多動症ではないかと思います。」と、逞しく想像力を働かせて答えてくれますが、いずれも、見えていることをヒントに答えを導き出そうとしているにすぎません。
「実は、一側性難聴といって、私の片方の耳、左の耳はほとんど聞こえていません。」と告げると、多くの学生は驚きます。普通に、学生とやりとりしながら講義を進めているのでびっくりしたようです。目に見えないということは、言われなければ気が付かない可能性が高いということです。

 その後、「一側性難聴で困ることは何だと思いますか」と聞きます。多くの学生は、「聞こえにくい方から話をされると、聞こえにくく困ると思う。」と答えてくれます。その後、「実は、左右両方の耳が聞こえないと、音の方向が分かりにくくて困ることがあるよ。」と話すと、さらに、びっくりします。当事者だからこそわかること、その重みを感じてくれたと思っています。

 その他にも、私の場合、道を歩いていて、左後方から進んできた車や自転車の存在を、傍にくるまで気が付かなくて転びかけたことや、ざわざわした場面や複数の発言者がいるようなグループ討議や懇親会などで、とても聞こえづらいことは度々あります。
聞こえにくいと感じた時、鈴愛のように「つけ耳」を使うことはありませんでしたが、右手を耳元に広げ、右耳に音が集まりやすいようにすることはよくありますし、話し手の口元を見つめ、読唇(唇の動きからどう発音しているのか読み取ること)することもあります。

 そんな時、聞こえにくいことの不便さよりも、相手の反応はどうなのか気になってしまいます。時々、あわてて、口元を隠されることがあります。「また、やっちゃった!」と後悔する時です。「口元を見すぎて、相手にいやな思いをさせてしまったに違いない。」と思い込むのです。若い時は、自分は嫌われたのかもしれないとさえ、思うこともありました。

 また、「今の話、聞こえなかったんだ。もう一回話して。」とお願いすることができずに聞き漏らしたままにしておいて、大失敗をしてしまう経験は数多く、そのたびに、自己嫌悪に苛まれることもありました。

 鈴愛や私のような一側性難聴(一側聾)は、「片方の耳が高度の難聴である場合を言い、1000人に1〜2人と、比較的高い頻度で発見されます。学童期まで気づかれずに、健診ではじめて見つかることが少なくないので、学校保健上問題となります。原因は先天性遺伝性聾〈せんてんせいいでんせいろう〉かムンプス(おたふくかぜ)聾のどちらかの可能性が高いのですが、実際にはどちらかわからないこともあります。」(日本耳鼻咽喉科学会)とのことです。脚本を書いておられる岐阜県出身の北川悦吏子さんも数年前に左耳が聞こえなくなったそうです。今回の朝ドラ「半分、青い。」は、こうした一側性難聴の理解や、当事者の苦しみや困難さの理解への一助になってくれればと思っています。

聴覚障がいのある学生の入学
 そんな中、この4月、私の勤務する大学に、「将来、特別支援学校の先生になりたい」と入学してきた聴覚に障がいのある学生がいます。

 彼女は、両耳の感音性難聴で、高等学校段階まで、聾学校で学んできましたので、入学以前から、環境の大きな変化に不安や戸惑いを感じていました。しかし、入学式の手話通訳、音声文字変換アプリの活用、学生サポーターの配置などを進める中、「この大学に来てよかった」と言ってくれています。

 しかし、実は、大きな学びを得て成長させてもらっているのは、むしろ、サポーターの学生や特別支援教育専修の同級生、そして、教職員なのかもしれません。彼女が入学してきてくれたおかげで、聴覚障がいについての理解や、基本的なコミュニケーション時の配慮が、日々の生活の中で深まっていきます。

 毎週金曜日に行われている手話学習会には、私と共に、彼女が講師になって、手話を教えてくれています。毎週、40名近い学生と学生支援室の職員で教室はあふれかえり、活気に満ちています。彼女の存在が、大学を、学生を、教職員を元気にしてくれています。
最後に、ご紹介したい話があります。彼女が、学校ふれあい体験で訪問させていただく羽島市立竹鼻小学校に、事前の打合せにお伺いし、彼女の障がいの特性を説明した上で、配当学級で、聴覚に障がいのある事やそのことで知っておいてほしいことを自己紹介で話させていただきたいと申し出ました。すると、豊島博校長先生は、「この機会に成長させてもらえる児童は本当にありがたい。ぜひ、児童の前でじっくりと話してください。」と、本人に声をかけていただけました。帰った後、本人からのメールには、「校長先生や教務主任の先生、担任の先生にお会いし、温かい声をかけてもらえてうれしかったです。不安が少なくなりました。頑張って参加したいと思います。」との感激した内容が記されていました。共生社会の重要性が叫ばれる中、校長先生の力強い一言から、互いに学び合う、育ちあうことの大切さを改めて気づかせていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。

ゼミの仲間、やっぱり最高です!(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。以前に四方山話をもっとアップしていきます!と意気込んでいたのに、最近は課題に追われていることを理由になかなかアップできていなかったので、今日は久しぶりに「最近あった楽しかったこと」について書きたいと思います!

 「最近あった楽しかったこと」とは、4期生ご飯会をやっと実現できたことです!(体調不良で1人参加できなかったので今度こそは全員で!)1か月前からみんなで予定を合わせて決めていた日だったのでとっても待ち遠しく、本当に楽しみにしてました。3期生の先輩方にもよく言っていただけますが、私たち4期生は本当に仲がいいと思います!(笑)仲がいいというかとても暖かい雰囲気があって居心地がいいって感じです。セミナーに行くのもゼミに行くのもこんなに楽しく、気楽な気持ちで行けるは玉置先生はもちろん、同期のみんなのおかげだと思っています!楽しいときは思いっきり笑い、学ぶときには真剣に学び、1人1人の向上心がとてもよく伝わるみんなが大好きだし、本当にいい仲間に出会えたなと思っています!(笑)

 これから先、つらく苦しいこともたくさん待っていると思いますが、楽しいときは思いっきり楽しみ、つらい時にはお互いに悩みを打ち明け、励まし合えるそんな仲間になっていけたらいいなと思っています!(安部)
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6月18日4期生ゼミ2回目の発表を終えて(鏡味)

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 こんにちは。4期生の鏡味です。今回は私の2回目のゼミでの発表について書きたいと思います。

 私が今回取り扱った本は、「聞く」ことの大切さが書いてある本でした。みんなにどのようにしたら上手く伝わるのか、どんなことを考えてほしいのか、悩み考えました。

 授業の構成として短い時間ですが導入、展開、終結を意識しました。導入では、「子どもの◯◯能力を育てることができれば授業は何をしてもうまくいく」と板書し、「◯◯に入る言葉は何?」と簡単な問題を出しました。答えは、「聞く」で「聞く」に意識を向けました。その後に、生徒が教師の話を「聞く」ことの大切さをみんなに説明しました。展開では、「聞く子どもに育てるためにどんな指導が必要だと思う?」と聞きました。個人で考えてもらい、その後に友達と交流させて、全体で発表してもらいました。終結では、みんなが出してくれた意見を参考にしながら、本に書いてある指導方法を紹介しました。

 今回、私は前回玉置先生に指導していただいた3つのことを意識しました。1つ目は、指示を的確に出すことです。ペンを置いて前を向いて下さい、自分の考えをノートに書いて下さいなど指示を的確に出しました。2つ目は、全体が見える位置に立ち、伝えたいことは止まって注目させて言うことです。3つ目は、体を生徒側に開け、なるべくみんなの方を見ることです。話すときはもちろん、板書の時も意識しました。

 また、今回玉置先生に指導していただいたことは、全体で意見を発表してもらう時に時間が足りず、全員の意見が聞けませんでした。その時に私は「ここで一度やめます」と切ってしまいました。しかし、玉置先生に「今出てる意見と違う意見を持っている人?」と聞くといいよと教えていただきました。是非、実習で使いたいと思いました。

 今回は意識していた3点を玉置先生に褒めていただき嬉しかったのと同時に、さらに課題も見えてとても充実したゼミでした。今のうちにたくさん失敗をし、そこから学び、もっと成長したいと思いました。次の発表も頑張ります!(鏡味)

6月18日4期生ゼミ活動竹内くんの発表について(加藤諒)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。今回は6月18日に行われた4期生のゼミ活動の竹内くんの発表について書きたいと思います。

 今回、竹内くんは授業での切り返しについて、◯つけ法で心がけることについて発表しました。授業中では、児童・生徒の発言に対し、即座に切り返すことが求められます。そのためにも意味付け復唱法が基本だそうです。

 意味付け復唱法とは、1.子どもが良い発言をする。2.教師が内容を理解し、認める3.教師が子どもの発言を復唱する4.他の子どもに復唱を求める5.この後に「どうしてこうなんだろう?」など問い返すという流れでその後、子どもたちから「こういうことだよ」と発言が続いていくことが理想です。また、この意味付け復唱法を行う際にはキーワードを板書して短く切ったりと工夫が必要であり、先生がまずそのまま復唱できることが条件に挙げられます。また切り返す際には教師が持っていきたい意見を優先してしまいがちであるが、求めていた答え出なくてもても相手を認めた上で持っていくということが大切だそうです。

 次に◯つけ法です。以前にも一回◯つけ法については学習しており、今回改めて大切な点を学ぶことができました。まずは今回の発表にあった大切な五点をあげたいと思います。

1.全員に丸をあげる
2.わかった・できる喜びを与える
3.部分肯定から始める
4.スピード、正確さ、声かけ、実際把握、次への指示・判断に気をつける
5.9割の子どもが見通しを持った時点で回るようにする

 またこれらの点を意識するとともに、声かけにも工夫をすることが大切です。子どもたち個人個人のレベルに合わせたりしながら声かけ、指導をしていくことが大切だということがわかりました。今回竹内くんが発表したことは教育実習で活きると思います。今日学んだことだけでなくこのざまで学んだことを教育実習に活かしていけるよう学んでいきたいと思います!竹内くん発表おつかれさまでした!!(加藤諒太)

あま市立正則小学校の授業見学をして(岸本)

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 今回は、違うゼミ生の私にあま市立正則小学校の道徳授業見学の機会を設けてくださり本当にありがとうございました。

 なぜ、私が今回授業見学を希望したのかというと柘植先生が「愛知県の授業も見てきて、勉強してきなさい」という言葉からでした。確かに私は岐阜県ばかりの授業を見てきましたし、私の出身地である愛知県で、しかも今年から位置付けられた、特別の教科である道徳の授業を見学できるというのは私にとってとても魅力的なお話でした。

 そして当日になり、配付された指導案には私が教育実習で授業をさせて頂いた教材「およげない りすさん」が取り上げられていました。「きっと、私とは全然違う授業になるんだろうな」と思いながら教室へ向かいました。

 授業が始まると私を待ち構えていたのは中川先生のテンポの良いキレのある話し方、それに惹きつけられる子ども達の姿でした。中川先生の授業では、子ども達の話し合い活動が活発に行われており教材の話に入り込めているからこそ、こんなにもたくさんの意見が出てくるのだと感じました。そしてただ「意見をいいましょう」と指示をして終わり。ではなく、自分の考えを言葉に表す事が苦手な子どもに対しては教師側からの問いかけをしていく事でその考えを形作る支援をしていました。

 そこから子ども一人ひとりに応じて、寄り添う大切さを改めて感じる事ができました。また、私はこの授業の中で初めて「エレベータートーク」というものを知りました。これは限られた時間でいかに自分の意見の要点をまとめて、相手に伝える能力を養うもので、同時にそれを聞く人はその意図を汲み取る能力も養えるというものです。子ども達は限られている時間だからこそ自分の言いたい事を必死で相手に伝えようとしていました。これは、これからの社会で他者と協働していくためにとても必要な力になると思い、私も教員になったら是非取り組んでみたいと思いました。

 授業が終わり、経験のない私がこんな事を思うのはおこがましいですが「私も中川先生のような授業がしたかった」という気持ちでいっぱいになりました。

 そこで、一体私とは何が違ったのかという事を考えてみました。大きく取り上げてみるとこちらが考えられました。

 まずは、私が役者になりきれていなかった点。
 中川先生は表情、声、動作全てがこの「およげないりすさん」ワールドに子ども達を引き込むものだったと思いました。

 次に、子ども達が教材の世界に入り込めていなかった点。
 上記のものと少し関連してしまうのですが、私がその世界に引き込む事ができていなかったため、子ども達の意見を引き出し、寄り添う事ができなかったと思いました。

 私にとって、これらを考えられた事はとても大切でした。「先生は役者であれ」という言葉は様々な意味はあるでしょうが、子ども達の意見を引き出す上でとても重要な役割であると気付くことができました。これからの大学生活でこれらを改善して少しでもいい授業を子ども達に提供したいと思いました。

 今回は本当に貴重な時間を設けてくださり、ありがとうございました。私にとって、とても実りある時間を過ごす事ができました。また機会があればよろしくお願い致します。(岸本)

第10回(6月18日)ゼミ発表について(関口)

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 こんにちは。カラオケに三日間連続で行っている関口です。筋肉痛に襲われ、課題にも追われています。

 さて、今回は6月18日に発表した野口芳宏先生の「国語授業のつくり方」について書きます。

 この本では面白いと感じたことが多く、何に絞って発表するか直前まで悩んでいました。

 一番印象に残っているのが、読字力を育てるために習っていない漢字も板書で使うということでした。本をあまり読んでこなかったわたしは漢字があまり読めません。(国語専修は本が好きというのは偏見です。)本や新聞で培う読字力を板書でつけることができるとは、なんて素敵なのでしょう。

 しかしそれについては高橋さんが「餃子の王将」を使った面白い発表をしてくれたので今回はやめておきました。

 わたしの発表は以下のような感じです。導入では野口(先生)流漢字の教え方を真似、本題に入りました。

 「100点の子には0点を」間違えるということを恥じてはいけない。できることより変わること。この発想には驚きました。しかし同時にとても大切なことだと思いました。教える先生や子どもたちがその考え方を持っていれば同じ勉強をしていても全然変わってくるでしょう。学級づくりで意識したいです。

 次に、「国語も正誤を明確にするべき」読んだときにわたしは明確にしなくてもいいのではないかと思いました。鑑賞にはいろいろな捉え方があり、様々な視点を共有することで学びが深まると思っているからです。そこでみんなに問いかけました。大半が明確にしたほうがいいという意見で理由を聞いていくうちにわたしもその方がいいのかなと思いました。しかし、まだ少し引っかかっています。玉置先生が野口先生と会える機会を必ず設けるとおっしゃっていたので、楽しみにしています。

 最後に、今回の全体の反省を書きます。前回玉置先生からご助言を受けた机間指導は、今回「いい感じ。」と言っていただきました。課題を達成できたので、自分に甘いわたしは満足しています。

 次回への一番の課題は子どもの発言に付け足さないことです。自分の解釈を付け足してしまう癖があるのでこれはしっかり気にして直していきたいです。以上首の痛い関口がお送り致しました。(関口)

4期生ゼミ活動 鏡味さんの発表について(高桑)

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 こんにちは。4期生の高桑です。今回は、鏡味さんのゼミでの発表について書きたいと思います。

『全員を聞く子どもにする教室の作り方』(著者 多賀一郎)

1.「聞く」ことの大切さと学級づくり

 多賀先生が「子どもの聞く能力を育てることができれば授業は何をしてもうまくいく。」と言い切るほど、「聞く」ことは大切だそうです。その理由は「聞く」ことがベースとなり、授業や学級経営を行っていくからです。

2.聞く子どもに育てるために

 聞く子どもに育てる教師の話し方で大切なことが3点あります。1点目は聞く緊張感を持たせることです。突然指名を与える場面をつくることで、油断せず先生の話を注意して聞こうという雰囲気になります。2点目は子どもにおうむ返しをしないことです。子どもが小さな声で発言したとき、教師はよくおうむ返しをしてしまいます。子どもには「先生は友達の話を言い直さないから、きちんと聞いてね」と宣言することが大切です。3点目は子どもに話す場合、暖急をつけることです。小さな声があり、大きな声が生きてくる。多賀先生は、落語の「間」や漫才の「ボケ」を学び、子どもが退屈せずに話を聞けるようにしているそうです。

 深め合いの時間では、3つの「きく」の話になりました。最初に必要になる「聞く」、目と耳と心できくの「聴く」、「なんでそんなことしたんだ」と問いただすの「訊く」。玉置先生は質問できる人はよいという考えから、「訊く」が1番高級であるとおっしゃっていました。

 鏡味さんの強みとも言える抑揚のある話し方で、クリアな発問がなされていたため、生徒側としては今何をするべきなのか明確で受けやすい授業でした。また板書を指しながら話す際に体を開くことが自然とできていました。

 最後に玉置先生から、グループ交流で話したことを全体に共有するときはグループごとに聞いていくと授業がだれてしまうというご指摘がありました。最初は指名し、その後は「つけたしやちょっと違う意見の人はいますか?」と聞くことによって改善するべきとのことでした。鏡味さん、おつかれさまでした。(高桑)

【20180224フォーラム】愛される学校づくりフォーラム最終回

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 今日は最終回と決断した「愛される学校づくりフォーラム」。今日はたいした役目もないが、何かしら朝から落ち着かない。会場横のコメダで休憩と思って早めに出かける。ところがここのコメダは土曜休業(驚)。近くに喫茶店を探し、しばし休憩。すでに数人の関係者あり。

 9時開場。一気に準備に入る。4期生には1階で受付準備指示。やはり大人数のゼミ生はいい。開場の9時30分。僕は1階で受け付けの声かけ。開演までに300名に近い皆さんがご入場。極めて当日欠席が少ないという特徴は最後まで維持。

 フォーラム前半は「公開研究会」と題して、新学習指導要領をどう学校内で学び合うとよいかの具体的提案。僕は4つの発表のつなぎ役。それぞれでしっかり笑いがとれた。満足(笑)。

 後半は3つの授業提案と検討方法の提案。一つ目は2期ゼミ生・寺坂君の授業。子ども役も2期生。いわば我がゼミでの学びの集大成。その学びを授業者も子ども役も遺憾なく発揮してくれた。指導者としては大満足。「皆さん、見てください。彼らは僕のゼミ生なんです!」と心の中で、何度も叫ぶ(笑)。1期生の佐藤君は検討役。授業をよく見ていてのコメント。やはり我がゼミ生。

 和田先生、野木森先生の授業もさすがの授業で、「授業深掘りセミナー」での積み上げが生きていると思える授業。授業アドバイスツールや「3+1」のよさも伝わったことと思う。

 ゼミ生と記念写真。プロと言ってもいい堀田さんに依頼。さっそく良い写真を送っていただけた。

 移動して、みんなで最終の打ち上げ会。フォーラムから懇親会まで、しっかり準備と手配をしてくださったEDUCOMの皆さんには感謝の言葉しか出ない。みなさんと10年の振り返り。最後に時間をいただいて、思いを語らせてもらった。大切にしてきた研究会、みなさんとのつながりができた研究会、新たな提案ができた研究会、何より楽しかった研究会が終わった。「終結としましょう」と提案したのは僕だけど、確かに寂しさはある。しかし、何事も終わりがくるもの。大好評のうちに終えられたことをプラスに考え、次のことを考えようと思う。そうそう、懇親会でゼミ生に放っていただいたEDUCOM代表の柳瀬さんの言葉。かっこいい言葉だったなあ。記憶しておきたい。


※三楽の仕事日記より

【20180219】犬山市ICT活用教育研究委員会アドバイザー

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 15時から1時間30分ほどの会議。三つの部会から報告があったが、ICT部会からは、昨年夏に導入されたタブレットPCの活用状況報告があった。予想以上に活用されていて、「正直、驚きました」とコメント。報告資料を見る限り、導入機器は適切だったと判断。国語科授業改善推進委員会、学びの環境研究委員会からの報告を受ける。

 来年度の取組については最後にコメントを求められ、びっくり。他で使うために作成していたタブレットPC活用の効果検証データを使って、方向性を示す。

 終了後、滝教育長と懇談。働き方改革についての考え方をお聞きする。

※三楽の仕事日記より
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