7月22日(日)自問活動情報交換会に参加して(静谷)

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 先日、名古屋市教員採用1次試験を受けてきました。筆記の面に心残りがありますが、最後に行われた口述試験では練習の成果を出すことができ、充実した時間であったと思います。「終わりよければすべて良し」という言葉がありますが、今はそのような気持ちです(笑)

 そんななか、教員採用1次試験の次の日に行われた「自問活動情報交換会」という会に友人に誘われたので参加させていただきました。内容としましては、午前中に講師である岡本美穂先生の「教師人生を変えることができる!板書の技術」・「すごい!楽しい!ノート指導」という2本立てでした。午後は、自問活動についての情報交換という内容でした。

 今回は、ここから学んだことを二つ記事にしたいと思います。

 一つ目の学んだことは、板書のポイントです。岡本先生は、以下の三つを板書において大切にされていました。

・スッキリさせる
・子どもの意見
・箇条書き

 「スッキリさせる」とは、黒板に情報が多いと子どもも混乱してしまいます。そのために言いたいことをスッキリさせるとおっしゃっていました。また、色の統一感も持たせるとよりスッキリした板書ができるとおっしゃっていました。

 「子どもの意見」とは、教師が子どもの意見を大切にしすぎて、全てを板書してしまうがそうではなく、板書をスッキリさせるため、めあてを達成するために、その子どもの意見を考えて位置付けていくかが大切であるということです。

 「箇条書き」とは、板書は箇条書きで書いていくということです。ただ、教師が勝手に子どもの意見を箇条書きにするのではなく、他の子どもが箇条書きにするよう呼びかけます。こうすることにより、他の子どもも友達の意見をより聞くようになるし、まとめる力も付きます。

 以前、和田先生のセミナーで子どもが子どもの意見を評価し、繋いでいくとおっしゃっていましたが、岡本先生のこのテクニックも子どもを繋いでいく授業であると感じました。やはり、授業は子どもがつくるものでないと子どもにとってもつまらないです。そのために、子ども同士を繋いでいく教師の腕は大切であるなと感じました。

 二つ目の学んだことは、振り返りのポイントです。岡本先生は、振り返りをする際、二つのことを主にやっているそうです。

 一つ目は、妹や弟に「今日の授業どんなことしたの?」と聞かれたら答えれるように振り返りを書くことを子どもに意識をさせているそうです。

 二つ目は、「題名日記」です。この授業に題名を付けるならどんな題名を付けるかという振り返り活動です。子どもにとっても授業という体験的なことのため、書きやすいです。この活動は、よく時間がないときに使われているそうです。

 私自身、教育実習でも授業の最後には、振り返りの時間を必ず設けていましたが、ただ単に「今日の授業の振り返りを書こうか」としか声かけをしていませんでした。高学年に対しては、この声かけでも通用するかもしれませんが、中学年や書くことが苦手な子どもにとってはとても辛い時間になってしまいます。次に授業をする際では、是非とも取り入れてみたい振り返り活動です。

 今回、初めてゼミ以外のセミナーに参加させていただきましたが、話を聞いていると、ほとんどの方が教師力アップセミナーに参加したことがある先生方ばかりで、ここでも玉置先生の顔の広さを実感させられました(笑) どのセミナーも本当に学びが多いため、これからも都合が合えば、どんどん参加したいと感じました。(静谷)

7月9日4期生ゼミでの発表を終えて(鏡味)

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 こんにちは。4期生の鏡味です。前期がもう少しで終わり、ゼミでの発表もこれが最後になってしまいました。ゼミでは多くのことを学ぶことができ、また刺激し合える仲間もいて毎回のゼミが本当に充実していたなと改めて思いました。今回は私の最後のゼミでの発表について書きたいと思います。

 今回、私が発表した本は、『新任3年目までに身につけたい「超」教師術』(著 中嶋郁雄)です。新任3年目までに身につけたい学級術や授業術など多くの教師術が書かれていました。発表では、学級経営を中心に発表をしました。

 まず、最初に「みんなが新任1年目だとして、どんな関係を生徒と築きたい?」と聞きました。まずは30秒ほど考えてもらいました。その後に挙手をしてもらい、考えたことを発言してもらいました。その後に、本の中で中嶋先生が言っていた考えを踏まえて、新任の先生がどういう風に子どもと関わっていくことが良いのかを説明しました。中嶋先生は若い教師こそ子どもと距離を取ることが良いと言っていました。

 その後に、どうしたら上手に子どもと距離が取れるかをみんなに聞きました。そして、個人、グループで考えてもらいました。そして全体で交流して、本で先生の考えを述べて発表を終えました。

 今回の発表では私の言い方が悪かったのと、発問の内容が少しわかりにくかったのもあり、生徒側の人が考えるのを難しくさせてしまったと思いました。生徒側から私の発問に対して質問が来てしまったので、もっと分かりやすく伝えればよかったと後悔しました。発問が分からないと生徒達は考えることができません。また、大学生から発問に対しての質問が来てしまったら、小学生に対して授業をするときはもっと注意をしなければいけないと思いました。発問の内容についてもう一度見直そうと思いました。

 玉置先生から「板書が速くていいね」と褒めてもらえたので、実習でも意識して頑張ろうと思いました。

 実習まで残り後1ヶ月と少しとなりました。今までのゼミでは自分の発表や仲間の発表からたくさんの授業技術を学びました。それを自分のものにできるようになるのには時間がかかるかもしれません。しかし、復習をして研究授業の時に生かせるように頑張ります!(鏡味)

7月9日 4期生ゼミの発表を終えて(秋田)

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 こんにちは!4期生の秋田です!ついに、次のゼミが前期では最後となりました。本当に、3年生になってから時が経つのをとても早く感じます。後期のゼミもワクワクします。

 さて、先日ゼミでわたしは、森川正樹先生の「できる先生が実はやっている 学級づくり77の習慣」という本を紹介させていただきました。

 今回、わたしは、「言葉」を狭めるということ、「話したい」「話せない」子の活躍のさせ方という2点について話しました。

 今回の発表で3回目ということもあり、1回目の発表に比べたら前に立って話すことに、少しは慣れましたが、まだまだ反省点ばかりです。あまり、うまい言い回しができなかったり、言葉がつまってしまったり、うまく伝えれていないのが改善点であるなと感じます。

 そして、プリントの文章をそのまま読んでしまうのも直さなければいけないと思いました。相手にわかってもらおうと思ったら、まず、視線をあげて目と目を合わせるようにしなければならないと思いました。

 また、玉置先生ご指導のもと、「話したい!」「話せない子」の活躍のさせ方を実践してみました。「話したい!」子にあてて、発問に対しての答えが、こちらが求めるものであっても、「じゃあ次は...」と次に行ってしまうのではなく、「この意見で本当にいい?違う意見の人は?」ときき、一度立ち止まり、だれも置いてきぼりにしないことが大切だとわかりました。実際にやると、どうしても積極的に発言する子、理解が早い子に合わせてしまうなと思いました。ちゃんと話せない子、理解するのに時間がかかってしまう子にも目を向け、さまざまな策略をして、"だれも置いてかない授業"をしていきたいです。

 前期のゼミでの自分の発表の反省点、みんなの紹介で学んだことを生かして、後期のゼミも玉置先生ご指導のもと、4期生の仲間と共に頑張っていきたいと思います。(秋田)

【20180605講演】滋賀県小中学校教頭会

 12時ごろに家を出て、名古屋、京都から大津市へ向かう。14時30分前には駅に着。お迎えをいただき、びわ湖大津プリンスホテルへ。豪華さにびっくり。

 15時30分から17時55分まで講演会。「新学習指導要領の教頭としての捉え方」と題して90分。前半は新学習指導要領のキーワードを提示しながら深掘り。後半は教頭時代に放映されたNHK教育テレビの映像を見せながら、学校運営について紹介。固めの皆さんで(笑)、大きな笑いを生み出すのに苦労したが、学習指導要領で笑いを生む方がおかしいわけで(笑)、それを考えたら十分な反応。

 終了後、お手伝いをいただきながら書籍販売。サインを求められたり、握手を求められたりと、芸能人みたい(笑)に扱っていただき感激。(玉置)

※三楽の仕事日記より
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【20180603講演】地域子ども会指導者育成研修会

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 今日は1年も前から依頼を受けていた講演。「東尾張地区子ども会連絡協議会 地域子ども会指導者育成研修会」に出かける。11市町から子ども会の運営をしておられるリーダーの皆さん75名が参集とのこと。9時15分ごろ、会場の中部公民館に到着。

 「笑いのエネルギーを子ども育てに活かそう」と題して90分間の講演。依頼を受けたときには、90分間はさすがにきついと思ったが、皆さんの反応はすこぶるよく、とても笑っていただき、頷いてもいただけるので、いつのまにか90分間が経っていたという感じ。

 講演終了後、多くの方にお褒めの言葉をいただき、しっかり準備して臨んでよかったと思う。(玉置)


※三楽の仕事日記より

7月2日4期生ゼミ中澤くんの発表の記録(秋田)

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 こんにちは!4期生の秋田です!この間、4期生のみんなで、コストコパーティーをしたり、花火をしたりとどんどん仲が深まっていて、毎回のゼミが本当に楽しみです!

 さて、今回は先日の中澤くんのゼミでの発表を紹介したいと思います。中澤くんは、今回も中村健一先生の「策略ブラック学級開き 規律と秩序を仕上げる漆黒の三日間」という本について紹介してくれました。

 今回紹介してくれたのは、「0.1.3.7.30の法則」というものです。この法則は、黄金の三日間という言葉を踏まえて作られた学級開きの法則です。

 0は、3月末から新年度の始業式前日までの時間です。この時間で、子どもに当たり前に行動してほしいルールをつくり策略を練ります。

 次に1とは、始業式の日です。この日に子どもを虜にするような振る舞いと、子どもの名前を呼んでほめることが大切だそうです。

 そして、3とは、黄金の三日間のことだそうです。黄金の三日間では、子どもが落ち着いている時間なので、子どもをほめ、ルールづくりをし信頼関係を築くことが重要です。

 さらに、7とは、新年度が始まって一週間のことです。子どもが学校で過ごす一日の中で、学級に必要な一日のルールをすべて決めるそうです。

 最後に、30とは、四月という一か月のことだそうです。この時間で、決めたルールをを繰り返し指導し、徹底し当たり前にさせることが大切です。
この30日間を全力で頑張れば、この後はかなり楽ができるそうです。

 今回の中澤くんの発表を聞いて、学級開きで教師は、何をしたらいいのかがわかってとても参考になりました。今のうちから、自分はどんな学級を目標とするのか、目指したいのかを考えておきたいなと思いました。

 中澤くんの発表は、とても指示が明確で、「ここは前を見て!黒板を見て!今はプリントを見よう!」などと、視線を集めるのが上手いなと思いました。また、「いいね〜!」「さすがだね〜」「先生うれしいな〜」などと、とてもほめるのが多くて、一言と短い言葉でも子どもたちは喜ぶし、やる気につながってさすがだなと思いました。次回も中澤くんの発表を楽しみにしています!お疲れ様でした!!!(秋田)

「人を惹き付けるプレゼンの作り方」参加(玉置)

 8月4日、お嬢様芸人でテレビなどマスコミで登場しているたかまつななさんのセミナー「人を惹き付けるプレゼンの作り方」に参加しました。

 この夏、各地で講演中。出力ばかりしていると枯れてしまうので、時には入力が必要と思ってのこと。

 セミナーは、プレゼンの手本、プレゼンの作り方、プレゼンを実践の3部構成。1時間という短時間だからこそ、濃密。笑いを入れながらの明確な説明。今後のプレゼン作りにいかしたい。

 写真は小牧市内の中学校にお勤めの先生と思わぬ同席ができたこともあって、ななさんを囲んでのワンショット。
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2期生・岩田さん来研(玉置)

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 8月4日(土)研究室で仕事をしていると、なんと突然のお客様。2期生の岩田さんと友人の加藤さん。暑い研究室では話が聞けないので、場所を変えて、食事をしながらじっくり4月からのことを聞く。

 いろいろあって当然で、それを笑顔を絶やさず話せるのは、うまく乗り越えている証。なるほど!新任教師の悩みはそこにあるのか、ということもあって、私にとっても充実の時間。大学での講義内容について考える時間にもなった。岩田さんありがとう。(玉置)

6月10日 教育フォーラムに参加して(中澤、高桑、竹内)

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 こんにちは。最近書籍販売に愛着を抱き、やりがいを見いだしてしまった四期生の中澤佑太です。「よかったよ!」と声をかけていただいた皆様、…本当にありがとうございます。

 本日は、6月10日に開かれた教育フォーラムの、午後に行われた奈須正裕先生の講演について書きたいと思います。

 まず、初心者と熟達者のスキーマについてです。講演の中では、「斜面」という言葉から、言葉の特徴を連想することと、理科的な概念まで連想することの違いが生じるということを学びました。このことに対し私は、子ども達は無意識に、教科書の単元ごとで、新しく考えようとするため、教科の見方・考え方を伝えていくことで、過去学んだことと今学んでいることを結びつけやすくなるということを考えました。

 次に、見方・考え方が教科の本質であるという話についてです。講演では、各教科には「対象」と「方法」があり、何をどのような視点で見ていくかが学習の本質であるということを学びました。私は、この話を始められた際に、あることが頭に浮かびました。それは、子どもがよく問いかける、「なんで算数を学ばないといけないの?」「図工なんて得意な人だけやりゃあいいじゃん!うまくならないし。」という疑問の答えになるということです。つまり、算数や図工的な思考の仕方が異なり、たくさんの思考の仕方を身に付いて欲しいという願いが、学習の本質であるを私は考えました。今後授業づくりで困ったときにこの気付きに戻りたいと思いました。

 最後に、子ども達が数学の授業で、式の立て方だけを大事にしてしまうことについてです。私も正直、数学は問題に対してどの公式で解いていくのかを見定める学問だと無意識に考えてしまいます。上記したように、数学的な見方・考え方を学ぶことで、式を覚えるのでなく、構造を把握して、構造を具現化するために式を覚えるという考え方が大事になると私は考えました。

 今回の講演の内容は、一見難しい理論の話だと受け取ってしまいますが、理解することで、授業そのものの組み立てかたが変わると私は感じました。奈須先生、素敵な講演をしていただき、ありがとうございました。そして、教育フォーラムの関係者の皆様、素敵な会に参加させていただき、ありがとうございました。(中澤)

 
 続いて、柴田好章先生による講演についてです。講演の中にはいくつかの考えさせられるキーワードがありました。その中で私が1番印象に残ったのは「深い学びの鍵は切実性」です。これは、子ども自身の知りたいという気持ちがみんなにも知ってほしいに変わり、学級での話し合いが深まるというものです。このような流れをつくるためには、子どもたちが自ら知りたいと思えるように教師が仕向ける必要があると思います。柴田先生も「問いは誰のためにあるのか。教師が聞いたから子どもが答えるような発問の仕方ではいけない」とおっしゃっていました。

 私はこれを聞いて改めて、授業での発問と子ども理解が重要なものであると感じました。発問についてはよくゼミでやるのですが、取り上げられるたびに難しいなと感じています。子どもが考えたくなるような問いかけが動機となる授業づくりをしていきたい思いました。

 また子ども理解については、知識の差はあるが子どもたちそれぞれどこかに関心の向かう先が必ずあるため、点数だけで決めつけるのではない。ずっとわからずに悩んでいた子が表情を変えるなど、どこかで動くところがあるので、その瞬間を見逃さないように子どものことを見守ることが教師の役目だと改めて気づかされました。

 柴田先生は初等教育の始めの方からの学習が大切であると主張していました。私はこの考えに賛同します。私は塾でバイトしているため、小学生に勉強を教える機会が日常的にあります。先日、小学3年生の児童に割り算の筆算を教えたのですが、基本的な概念ほど自分にとっては当たり前のことなので、噛み砕き方がわからず教えるのが難しいと感じました。やはりここでも先程の子ども理解の話とつながるのですが、学習の筋道は人それぞれでその子なりのものがあり、それを理解してあげる必要があります。何かどこかに引っかかりがあるため子どもが何気なく言っていることを拾うということが重要だということを学びました。柴田先生、貴重なお話をありがとうございました。(高桑)


 こんにちは。4期生の竹内です。僕は鈴木先生の講演について書きたいと思います。鈴木先生は、岐阜聖徳学園大学の数学科の先生で、僕自身数学専修であるので大学でもお世話になっている先生です。

 鈴木先生は今回授業づくりの提案をされていました。まとめを四つの視点から準備する。という提案です。問題・課題に対するまとめ、新たに獲得した知識・技能に対するまとめ、今日使った見方・考え方に対するまとめ、この授業で何を学んだかに対するまとめ[まとめ]と一口に言うが何をまとめているのか、まとめは誰がするのか、まとめは記録されているのか(ノートに書かれているか)を考えることが大切で、鈴木先生自身、そう考えるに至った授業場面は・子供に取り組ませた問題や課題に応えていないまま、教師の教えたいことをまとめて終わってしまっている。・問題や課題に対するまとめはあるが、教科書に太字や枠囲いで書かれている内容や、吹き出しで示されている考え方がまとめられていない。黒板に書かれていないから子供のノートにも書かれていない。・事実の積み重ねはあるが、今日私たちは何を学んだのか、何ができるようになったのか、学習のつながりや位置が示されない。という場面である。そこでまとめを、問題・課題(めあて)に対するまとめ、新たに獲得した知識・技能に対するまとめ、この授業で何を学んだかに対するまとめ、の3つに分けて考えていく。

 玉置先生が日頃からおっしゃるように、授業づくりでは、子供たちが授業終わりにどんな姿になっているか、を考えて逆算して導入や展開を考える、というようにまとめの大切さが改めて感じさせられる内容でした。

 今回の教育フォーラムに参加させて頂いて、大学の講義では学べないような内容を学ぶ機会になりました。玉置先生、鈴木先生をはじめとする講師の皆さんありがとうございました。(竹内)

【20180602講演】第1回名人会

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 8時30分、EDUCOM愛知本社到着。さっそく午前・午後の流れ確認。デジタルサイネージや高座など、新たな配慮に感心。ゼミ生11名参加。

 9時30分から、前座会&真打会合同研修会開催。新企画。これが我ながら凄い(笑)。道徳読み物教材を配付し、30分間で前座、真打ち、ゼミ生、フェローらで指導案を作成。その後、前座による授業、真打ちによる検討、それを受けての前座による授業と続く展開。

 圧倒されたのは、前座授業者として登場してくれた松井先生と牧野先生。いやあ、実にうまい。とても1年と2ヶ月しか教師経験がないとは思えない。もちろん前座会5名で指導の流れを作った総力にも感心。フェロー席でみなさんが口にすることは同じ。「ベテランといってもいい。助言の必要がない」。まったく同感。玉置さんの授業が見えると言っていただけたこともかつての指導者として嬉しい限り。午前だけで大満足!

 午後からは「第1回名人会」。前半は授業深掘りセミナー。野木森広先生の理科授業。教材も展開もさすがというもの。さて、どこを深掘りするか。

 授業終了時には、攻めどころ(笑)を決めて登壇。二人ペアに対しての丁寧な個別指導。ここに「見方・考え方」指導の秘密があると判断して深掘り。優れたパネラーなので、どう振っても安心。予定以上に深掘り完了。よし!

 後半は、僕の教育落語、談慶師匠の落語「紙入れ」、そしてメインの対談「落語家から学ぶ! 授業や生活で使えるコミュニケーション術」。談慶師匠との対談はやり慣れてきたこともあって、さらに突っ込んでも流れは止まらない感じ。あとは聴衆を意識して新ネタをいれていくことかな。

 終日つきあってくれたゼミ生に感謝。師匠と関係者の皆さんで、懇親会場へ移動。名古屋コーチン割烹「鳥ふく」で大盛り上がり。とっても充実した1日に感謝。この年齢になり、このようなことができるとは!関わっていただける皆さんに感謝しかない。

【20180531講演】名張市立南中学校研修

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 今日は依頼を受けて、名張市立南中学校での指導助言。9時過ぎに家を出て、名古屋から近鉄特急で名張駅へ。校長先生にお迎えをいただき、12時15分頃に学校着。

 校長先生、教頭先生とお昼を食べながら懇談。まずもって確認したのは、僕への依頼事項。地域の小中一貫教育校として、すでに実績を重ねておられるが、授業力をさらに向上させ、来年の発表会を迎えたいとのこと。

 5時間目のすべての授業を参観。依頼事項を腹に入れて、子どもたちの様子を見ながら、いくつかのメモ。6時間目は校長、教頭先生に加えて、研究推進の立場におられる二人も入っていただき、推進の立場から見た現状、僕に願っておられることをお聞きする。混沌としていて、全体でどこに向かっていくべきかを悩んでいるとのこと。

 そこで、いただいた研究に関する文書や授業の状況を踏まえて、学校目標に掲げられた「夢の実現に向けて、主体的に行動する生徒」のまずは「主体的」をキーワードに授業作りをすることを提案。了承していただいたので、さっそく15分ほどでプレゼンづくり。

 16時から55分間、皆さんに「名張市立南小学校の今後に向けて」と題して話す。

1 文部科学省の小中一貫教育校調査から見えること
2 新学習指導要領大掴み
3 主体的・対話的で深い学びの説明
4 提案「1時間の授業の中で、生徒が主体的になる場面を作ること」

 今年度はあと3回の訪問があるので、皆さんとの距離を短くすることも心して話す。終了後、すぐに駅に送っていただき、17時24分発特急に乗車。20時近くに帰宅。

※三楽の仕事日記より

【20180529講演】鳥取県教育センタ−研修

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 今日は鳥取県へ。7時過ぎに家を出て、いくつかの列車を乗り継いで、倉吉駅に着いたのが12時30分。タクシーで中部総合事務所へ移動。
 
 お弁当をいただき、担当指導主事さんと研修についての最終打ち合わせ。

 特別支援学校の教務主任さん11名が対象。依頼をいただいた演題は「学校の特色に応じた校内組織の活性化と教務主任の役割」。

 13時30分開始。まずは皆さんとの距離を短くするために私のことを伝える。つながっていただけたなと判断したところで、時期が時期なので、「新学習指導要領の捉え方」を50分間話す。休憩後、ミドルリーダー(教務主任)の在り方を40分間。最後は、事例を提示し、3グループで、事例から感じる問題点を洗い出す。グループで解決策を考える。最後はグループ間交流。終了は16時15分。

 来年もぜひとも!という嬉しい言葉をいただき、駅まで送っていただく。往復の列車の中でいくつかの原稿書きを少しずつ。

※三楽の仕事日記より

玉置ゼミ1期生の小川君と

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 今日(7月31日)は、名張市立南中学校とつつじヶ丘小学校の合同研修会で、講演をしました。このことを聞きつけて、昨年度から隣接校に勤務している玉置ゼミ1期生の小川君が参加してくれました。終了後、近況を聞くことができました。ゼミ生との再会は嬉しいものです。(玉置)

20180525_3期生&4期生食事会

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 3期生が設定してくれた4年生と3年生合同食事会に向かう。3期生・ゼミ長の早川君から、「お酒がなくてもこれだけ楽しく交流出来るものだなぁと感じました」(同感!)とのコメントと、僕が参加したことへのお礼メールが届く。写真を見ていただければ、その楽しさが分かっていただけるはず。

※三楽の仕事日記より

【20180524授業】津島市立東小学校

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 10時30分頃に家を出て、海部教育事務所へ向かう。今年も海部地区で本学教育実習を受け入れていただいたり、何カ所から指導助言の依頼をいただいていたりすることを新所長に報告を兼ねての訪問。課長からは本学卒業生について有り難い言葉をいただき嬉しい限り。

 12時30分ごろ、津島市立東小学校へ到着。浅野校長には教育事務所時代からずっとお世話になっている。あらための感謝。佐古先生とは研修依頼事項確認。

 4時間目は全クラス授業参観。どの学級も子どもと教師の関係がよく、2ヶ月で安定した学級経営が確立されたことがわかる。道徳授業に際しての共通事項も各先生方に浸透していて、筋がきっちり通っていることがわかる。板書も工夫されていて、ゼミ生(準ゼミ生1名)4名の学びも多いはず。

 5時間目は僕の飛び込み授業。3年生の学級。「ドッジボール」が話材。後半の一番話し合ってほしいところでは、意図的指名することなく、どんどん手が挙がって主題に迫っていく子どもたち。授業を受けるプロだ(笑)と思わされた子どもたち。下写真は浅野校長先生からいただいたうちの2枚を紹介。

 校長室で僕の講演内容を考える。プレゼンをせず、ゼミ生に手伝ってもらい、飛び込み授業を再現しながら、そのときの授業者の心境を語りながら、道徳授業作りを提案。初試み。熱心に聞いていただける皆さん。濃密な時間となった。持参した書籍完売も嬉しい。

※三楽の仕事日記より

【20180522指導助言】犬山市立犬山西小学校

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 今年から依頼をいただき関わらせていただく犬山市立犬山西小学校。午前中は自宅で送られてきた研究主題と指導案をもとに、事前研究。

 13時ごろ犬山西小学校学校着。ゼミ生・松田さんも到着。教頭先生らとしばし懇談。

 13時50分から国語の授業参観。子どもたちが対話している場面の状況、見方・考え方が働いているかどうかの判断などを中心に観察&写真記録。

 30分ほど講演のためのプレゼン作成。もちろん授業風景の入れ込み。

 まずは先生方による授業検討会。3部会から聞こえてくる発言を耳にしていると、実に質が高い話し合いがされていて、僕の指導助言は必要ではないと思うほど。その価値付けをするのが自分の役割なのだと自覚。教材研究論が話題になっているのもいい。

 50分時間をいただいて講演。この学校の研究テーマの価値付け、対話の場面をもとに次の一手を助言。深い学びを生み出すために、皆さんに今日の授業での「見方・考え方は何だったのか」を投げかけ。それをもとに話し合いを仕組む。夕方には犬山西小HPで発信されている。

 終了後、授業者に指導助言。その他、四方山話。ゼミ生を駅まで送って帰宅。やらなければいけないこと山積。問い合わせ多数。必死(泣)。

【20180515講演】教育と笑いの会 in 大熊町

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 ホテル泊の朝。ゆっくり朝食。8時30分、お迎えの車で、大熊町立熊町・大野小学校へ。まずは午後の舞台や音声の確認。

 9時20分から4年、5年、6年生合わせて11名の教室で飛び込み授業。算数の要望があったので「17段目の秘密」。徐々に子どもたちが食いついてきて、最後はわいわいがやがやと数理の探究へ。つぶやきもたくさん。なるほど!そう見たか!と、こちらが驚く発見がいくつか。終了後、子どもたちから楽しい授業だった!との感想が届く。ああ、嬉しい。

 皆さんで大熊中学校へ移動。今度は1年、2年、3年合わせて9名の教室で野口芳宏先生による硬派の道徳授業。導入から終末まで、生き方を深く考えさせる仕掛けの連続。さすが!

 再び小学校へ。昼食後、13時20分から、2回目となる「教育と笑いの会 in 大熊」開始。80名ほどの皆さんで満席状態。

 「大熊町教育と笑いの会運営委員会」委員長の挨拶後、僕の挨拶。教育長に登壇いただき、私たちを招聘した思いを語っていただく。大熊町はご存じのとおり、町ぐるみ移転中で、町全体に活気がなくなってきていると感じていたところ、「教育と笑いの会」を知り、ぜひとも来ていただきたいと思われたとのこと。

 番組開始。まずは野口芳宏先生の「教育漫談」。硬派の漫談(笑)で、笑いは起きず。「いっさい笑いがない漫談で」で大受け。やはり野口先生。

 次は僕の教育落語。着物で高座へ。小咄で会場を温める。中学生が大人以上にしっかり笑ってくれた。

 桂雀太の落語。30分の持ち時間をたっぷり使って、まくらもしっかり。ネタはご存じ「代書」。もちろん大受け。

 今回のシンポジウムは異色。吉本漫才師の指導のもと、中学生が漫才をして町民を大受けさせる取組もしている大熊町。シンポジストに小学生、中学生も参加。野口先生との年齢差は71歳!打合せなしの45分。最後は小咄体験で大盛り上がり。

 教育長から過分な評価をいただき、帰路につく。6時間かけて帰宅。

※三楽の仕事日記より

7月13日(金)3期生ゼミ記録(松田)

 こんにちは。3期生の松田です。
 今回は、7月13日のゼミでの学びを書きます。

 今回もいつものように問題演習を行いました。その後は、「Yell」という日本教育新聞社が発刊した冊子の中の玉置先生が書かれた「新学習指導要領の捉え方」を読みました。冊子を1人1冊いただいたのですが、まず先生の記事の部分に付箋が貼られており、先生の心遣いがやさしく、嬉しく思いました。

 そこには、「主体的・対話的で深い学び」のそれぞれの定義や、その定義を授業でどのように実現していくのかということが書かれていました。私の中で特に印象深かったことは、「主体的な学び」の実現です。玉置先生は、主体的な学びの実現のために「まず主体的という言葉への距離感を縮め、授業の中で子どもを主体的にさせる場面を一度は作り、自己選択をさせる場面を与える」と書いていらっしゃいました。

 「一度は自己選択をする場面を与える」と読んだとき、私は子どもが自分で知りたい、学びたいと思うような気持ちを持てるようにといきなり大きいことを考えていたと思い、難しく考えすぎていたことに気付きました。いきなり子どもが主体的になるようにと考えるのではなく、一度は子どもが自分の意見を持つことができるようにと小さい目標を繰り返し達成していくことで「主体的な学び」を実現できるということを学びました。

 長野の一次試験から1週間がたちました。試験が終わったときは、満足いくこととそうでなかったことがあり複雑な気持ちでした。しかしそれと同時に、一緒に勉強したり悩みを聞いてくれたりする友達や、応援の連絡を下さった先輩、真摯に向き合って下さる先生など、たくさんの人に自分は支えられていると感じました。二次試験もこの気持ちを忘れず、しっかり対策をしていきたいです。(松田)

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7月2日4期生ゼミ 安倍さんの発表の記録(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回のゼミでは中澤君、安倍さん、高橋さん、山田さんの4人が発表をしてくれました。僕は安倍さんの発表を記録をしていきたいと思います。

●「気になる子」「苦しんでいる子」の育て方(著者 金大竜)からの学び
1.人は体に「3匹のタイ」を飼っている。

 1匹目が「褒められタイ」2匹目が「認められタイ」。そして2匹目が満たされてようやく現れるのが3匹目の「人の役に立ちタイ」。

 この3匹のタイを最初に予想させるところから始まりましたが、考える幅が広過ぎて、なかなか思いつきませんでした。しかし安倍さんの「3匹目は人の役に立ちタイだよ。」という言葉がヒントになり、一気に考えが限定され予想することができました。後々、玉置先生のお話で「考える根拠を与えることが大切だ。」と聞き、確かにそうだったなあと感じました。最初は何を考えたらいいのか漠然としていていましたが、ヒントがでた瞬間に1.2匹目のタイが思いつきました。先生が話されたように考える根拠を与えることは、子供達の学びが深めるのに必要な大切なことだと考えました。

2.一人ひとりの凸凹を生かす教室。
 遊ぶときにルールを守れない子がいるとします。その子がルールを守ることができるようになるにはどうしたらいいのか?
 金先生は、その子も含めて、何度も遊び、失敗し、話し合い、改善することを繰り返すしかないと述べている。話し合いはその子抜きにするのではなく、その子を含めてみんなでどうしたらいいかを考えていくことが大切。
「頭でわかっていることがなかなかできない人もいる」ということに気づかせる。

 よく、ルールを守ることができない子は仲間外れにされてしまって、1人で遊び悲しい想いをしてしまうことがあると思います。そういったときに、その子を含めてもう一度遊んだり、話し合うことで、その子も「そうか、ルールは守らないといけないのだ」と学ぶことができると思います。色んな場面を学びの場にすることで、子供たちを育てていきたいと感じました。安倍さん、お疲れ様でした!(井上)

7月2日4期生ゼミ 3回目の発表を終えて(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。先日、3回目のゼミ発表が終わったのでその振り返りをしたいと思います。

 最後の発表では金大竜先生の『「気になる子」「苦しんでいる子」の育て方』という本を選びました。この本は授業技術などのハウツー本ではないので、現場ですぐに使える技などは載っていません。しかし、金先生の教員生活のエピソードとともに先生が1人1人の子どもをとても大切に指導されている考え方が一冊に渡ってずっと書かれており、読めば読むほどとても温かい気持ちになりました。教育実習まで残り2ヶ月を切り、不安と期待で少し緊張してきた今だからこそ子どもと関わる上での心構えをもう一度学んでおこうと思い、今回この本を選びました。

 3回目の発表で、しかも最後の発表だったので、とにかく悔いの残らないようにしようと思い、レジュメの書き方、発表の仕方ともによく練って挑みました。

 良かった点は前2回の発表より落ち着いて余裕をもって聞く側の人たちを意識して発表できたことです。私は前に出ると緊張してしまうこともあり、どうしても一方的に伝える形になってしまいます。聞いている人の存在を無視して進んでいってしまうのです。だから今回の発表では、目の前に小学生の子どもたちがいることを想定して聞き側の存在を意識して発表するように心がけました。

 最初の「後出しジャンケン」では、金先生が言われていた通り子どもたち全員の視線が集まる感覚を味わうことができました。授業をしているときは伝えるだけで精いっぱいになってしまい、この「みんなの視線が集まる感覚」を意識するのはなかなか難しいことだと思います。しかし、授業の中で1番伝えたいことを言うときだけでもこの感覚を味わうことは必要なのではないかと思いました。

 玉置先生に指摘していただいたのは以下の3点です。

1.子どもに考えさせる時間が長すぎると授業全体がだらけてしまうということ
2.机間指導の言葉がけをもう少し工夫すること
3.発問が唐突すぎると、聞いている人にとっては何をどう考えたらよいかまったく分からない、ということ

3は特に想定外の失敗だったので、自分なりに分析してみました。確かに私が発問をした後、すぐにノートに自分の考えを書き始められた人は1人もいませんでした。みんな「ん?どういうことだろう?」と頭にハテナを浮かべながらも私の意図を汲み取ろうと必死に考えてくれていました。今回は対象が大学生だったので、何とかこちらが意図していた答えが出てきましたが、対象が子どもだったら絶対に違う方向に考えが逸れてしまっていたと思います。発問を考える際には、子どもがどういう方向で考えてほしいのかをあらかじめ明確にしておき、考える根拠や手立てを必要に応じて与えなければいけないな、ということに気づかされました。実習前にこのことに気がつけて本当に良かったです。

 3回目の発表を終えて1、2回目の発表に比べると記事の振り返りを見ても分かるように、少しですがレベルアップできたと思います。しかしまだまだ自信をもって前に立てるわけでもなく、実習が不安なことには変わりがありません。しかし、ゼミで発表をすることを通して学んだことはとても大きく、実習で必ず活きてくると思います。前期残りわずかのゼミですが、いろんなことをたくさん吸収してできるだけ万全の状態で実習に臨みたいと思います!

 玉置先生をはじめ、4期生のゼミのみなさん、ありがとうございました!(安部)

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