7月2日(月)3期生ゼミ記録(早川)

 こんにちは。3期生の早川です。

 いよいよ教採前のゼミの回数が数えられるほどに迫ってきました。毎回のことながら緊張感をもって演習問題に取り組む自分たちの姿をゼミの記事などで見て、本当に至れり尽くせりのゼミだと感じています。

 問題演習後は今回は場面指導を行いました。
1.朝早く学校へ来て机の整理整頓を進んで行う児童への声かけ、教室全体への発信
2.学級で飼育していたモンシロチョウが成虫になったことの全体発信、次の日早くも蝶が死んでしまったときの全体への発信

 など、実際に学校で起こりうるである場面に基づいて2つのグループに分かれて行いまいした。今回は特に、3期生岡田実姫さんが輝いていました。抑揚のある児童への声かけ、実際のそこに児童がいるかのように感じられました。

 まだまだ自分も現場の想像力が欠如しているなと感じさせられました。
”場面指導名人”の岡田さんのようになれるよう、2次に向けて(1次も終わっていませんが(笑))頑張っていきたいと思います。(早川)
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四期生ゼミ(6月25日)高桑さんの発表記録(中澤)

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 こんにちは。思い出は写真でなく心に残せという家訓から、カメラと無縁な生活をしていたとはいえ、「カメラ写りをどうにかしないと」と深刻に考え出した中澤佑太です。今回は、高桑さんの発表記録をしていきたいと思います。発表の本は、『子どもが変わる授業・田中博』です。

 話のテーマは、子どもをやる気にさせる方法についてでした。宿題として、算数の問題を20問出すときに、20問まるごと出すのでなく、10問好きなものを選ばせる方がよいということから話が始まりました。しかしこの方法には、落ち度があり、それをゼミ生に考えさせました。この方法では、子どもは苦手な問題を避け、簡単な問題を選んでしまう・10問以上解いてきた子が誉められずやる気をなくすという考えが出ました。そのため、わからない問題を明確にして、それを解かせるとよいという考え方で発表がまとめられました。

 今回の発表では、ゼミ生が考えるときに、机をくっつけて四人グループを作りました。この学習方法について玉置先生は、机をくっつけるなどの動作が三秒ほどであったら学級が良く育っており、十秒以上かかっていたら学級が良く育っていないという判断基準を教えていただきました。

 また、四人グループで話し合うときに、三人しか話していなかった場合、外れている一人にどう働きかけるかという話にもなりました。玉置先生は、ダメなパターンとして、一人の子に先生が付いて、マンツーマンになってしまうことであり、仲間に入るように促すようにするとよいと教えていただきました。ぜひ、教えていただいたことを現場で活かせるようにしていきたいと私は考えています。

 高桑さんは、発表を重ねるごとに、声の出し方が丁寧になっており、多数の子どもが十分に聞き取りやすいと感じるだろうなぁと私は感じました。発表記録は以上です。(中澤)

第11回(6月25日)4期生ゼミ 2回目の発表を終えて(高桑)

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 こんにちは。4期生の高桑です。ゼミが残り数回となる中、先日2回目となるゼミ発表を終えました。学びと反省を書いていきたいと思います。

 今回、私が選んだ本は「子どもが変わる授業」(著者 田中博史)です。この本は宿題の出し方・発問、ノート指導での工夫が書かれているのですが、読んで行くうちに田中先生がいかに子どもたちを大切に想っているかが伝わってきて、何度も読み返したくなる1冊でした。

 12分の発表では収まりきれないほど感銘を受け、みんなに全て伝えたかったのですが、「1.子どもをやる気にさせる方法」と「2.楽しみながら算数を勉強する工夫」の2つに絞り、発表しました。

 1では本に出てきた事例を使い、教師の投げかけから子どもたちはどう動くか4人グループになって予測してもらいました。ここで出てきた答えが私が求めていたものとは違い、伝えたいこととうまくつなげることができませんでした。途中、みんなが難しいと口々に言っている場面があったため、本を読んでいない人でも思いつくようにうまい助言を考えておけばよかったなと反省しています。

 玉置先生からは4人グループになったときに、机が揃っていないところがあると指摘されました。発表をすることにいっぱいいっぱいで細かいけど大切なことに気づけなかったので、もう少し余裕を持って発表できるようにしたいと思いました。

 前2回の発表を通して、自分には説明力と臨機応変に対応する力が足りないことを痛感しました。次でゼミ発表は最後になります。しっかりと自分と向き合い、足りない部分をどう補っていくか考えて悔いの残らないように努めたいと思います。(高桑)

嬉しかったこと(丹羽)

 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。いよいよ教採まで残りわずかとなりました。最近あった嬉しかった出来事を書かせて下さい(笑)

 私は先週、横浜の試験を受けてきました。その試験を終え家に帰ると、勉強机の上にお守りが置いてあったのです。また、そのお守りには太宰府天満宮と書かれていました。

 実は母と妹が私の合格祈願をするためにわざわざ福岡県まで行ってきてくれました。これこそ「家族愛」だなと感じるとともに、ここまでしてくれる家族のためにも、なんとかして合格したいと思いました。

 この教採を通して感じたことは、いろんな人に支えられているということ、仲間の大切さ、温かさです。私が教員になることを応援してくれている人や、一緒に頑張ってくれる仲間がたくさんいるということを改めて実感しました。まだ終えていませんが、この気持ちをずっと忘れないようにしたいです。

 そして、頑張ってきた仲間とともに合格を勝ち取りたいと思います!!

ps.玉置先生、前期のゼミありがとうございました。神社まで頭を下げに行って下さったことを無駄にしないよう残りの日々を全力で進んでいきます!(丹羽)

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【20180326講演】あま市&大治町研修会

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 13時30分ごろ、講演会場に到着。あま市、大治町の小中学校に勤める5年目までの先生方、両教育委員会の皆さんが参集されていて90名ほど。ゼミ生も4名参加。

 演題は「子どもも教師も明日も行きたくなる学級&授業づくり」。前半は新ネタ(笑)。辻秀一著「ごきげん思考で授業はうまくいく」からネタをもらって、どういうメンタルコントロールをすると、明日も行きたくなるのかを自分の失敗談を含めて紹介。最後に学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」を実現する教師の在り方まで話をする。参加者の感想が気になるところ。今日で今年度の講演すべてやり終える。最後まで手を抜かなかったことだけは褒めてやりたい。

※三楽の仕事日記より

第12回復活寄席でトリ

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 8時39分に乗車。9時30分ごろ、愛知産業大学工業高校の橘座到着。

 パンフレット、幟、お土産、出囃子、はめもの合わせなどをしていると、2時間があっという間。もちろん稽古をする間はない(泣)。ゼミ生にいろいろとお願いして開場。多くの方が来ていただけた。久しぶりに会う方とミニ懇談。

 13時30分開演。僕は席亭としてタイムキーパー。元落研顧問(カンボジアでの大きな仕事を終えて帰国)の朝米先生をゲストに招いての口上は、約束通り突っ込み。十分に会場が温まる。

 細鶴「一文笛」 まくらで大笑いさせ、かっちりした上方落語。
 駄楽「居酒屋」 一人突っ込み芸健在。ギャグの連続技健在。
 鶴太「人生いろいろ」 代書を彷彿させる人物登場。鶴太風味の落語も衰えなし。
 三楽「仔猫」 おなべさんの人柄のよさを伝わたつもり。久しぶりに稽古をして臨んだことは褒めてやりたい。(自評)

 最後に皆様へお礼。来年もやります!宣言をして、一本締めでお開き。 ゼミ生らの手伝いもあって、あっという間に片付け完了。持参した「落語家直伝 うまい授業のつくりかた」も完売。

 タクシーで懇親会場へ移動。朝米顧問も含めて22人の愛知教育大学落語研究会のメンバーで大盛り上がり。あのころを思い出し、話題は尽きず。20時前にお開き。


※三楽の仕事日記より

【20180323講演】亀山市立関小学校

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 11時ごろに家を出て、亀山市立関小学校へ向かう。案の定、東名阪は鈴鹿から亀山付近で渋滞。余裕をもって家を出て正解。PAで腹ごしらえ。

 13時頃、関小学校着。校長先生と研究主任と事前打ち合わせ。今年1年の研究の成果を聞き、あらためて僕への依頼を確認。なりより気になっているのが、今日が修了式で、その午後だということ。先生方は研修よりも・・・というお気持ちのはず。互いに貴重な時間。マイナスにはならないように、と心引き締める。

 13時30分開始。まずはつかみ。やはり笑っていただくことだと思い、運動場で出会った子どもの話題から、先生たちの気持ちに寄り添う笑いを仕込む。一気に笑っていただけ、新学習指導要領の話から、後半は「17段目の秘密」をネタに模擬授業。子どもの発言をつなぐ、価値付けする実際をみていただくことに主眼をおいて展開。協力的な先生方のおかげで楽しい時間になった。

 校長室でしばし歓談。次の依頼もいただけたことは評価いただけたということで嬉しい限り。本も10冊買っていただけた。感謝。


※三楽の仕事日記より

玉置先生からの面接ご指導(丹羽)

 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日玉置先生に面接のご指導をいただいたのでそこから学んだことを紹介しようと思います。

 今回の面接指導から学んだことは2つあります。

 まず、1つ目は「端的に話す」ということです。私は今まで、より具体的に例をあげながら話すことがいいと考えていました。ですが、玉置先生の言葉を借りるのであれば、「面接官はあなたの思い出話を聞きたいわけではない」という言葉にハッとしました。自分のことを話すということは自分のことだけでなく、相手のことを考えなくてはならないのです。やはり、面接もコミュニケーションの一環であり、話す際には聞き手のことを考え、聞かれたことに対して的確に、端的に話すことが大切だと学びました。

 2つ目は、場面指導についてです。今回は場面指導も見ていただきました。場面指導において大切なことは、恥ずかしさを捨てること、話し方や口調に気をつけることです。今回の場面指導から口調や、表情の大切さに気付かされました。仲間の場面指導を見ていても、一年生と六年生に対して同じ口調で話していては絶対に伝わりません。また、うれしい話、残念な話をするのに同じ表情では子どもたちに伝わりません。なので、自分は何の話をするのか、どの学年に向けて話すのかということを意識しながら行いたいと感じました。

 1時間でしたが、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。まだ不十分な点はありますが、最後の一日まで高め合っていきたいと思います。ありがとうございました。(丹羽)
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6月29日(金)3期生ゼミ記録(嶋藤)

こんにちは。3期生の嶋藤です。

今回のゼミでは、まず始めにいつも通り過去問を解いていきました。始めの頃よりみんなの丸を打つ回数が増え、全員成長してきているなと感じています。

その後は予想される面接質問を玉置先生に出していただき、1人3問ずつ答えていきました。 たくさん練習をしてきており、大体は自分の思いを話すことができましたが、すぐ思い付かず上手く話すことができないものもありました。完璧に話すことができるようになるために、話すことができなかったものを中心に見直して、あと残りの期間で練習していきたいと思います。最後まで頑張るぞ!(嶋藤)
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【20180312授業】桃ヶ丘小と一色小で道徳授業

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 SKT(聖徳・小牧・玉置)の会で、本学卒の初任者と話していて、ひょんなことから道徳の飛び込み授業をすることになった。今日は当日。早朝にようやく一色小での道徳授業ネタを決める。指導案まではいかないが、「玉置流・ゆさぶり道徳」の考え方を1枚にまとめる。

 9時ごろに桃ケ丘小へ到着。校長先生をはじめ、懐かしい人ばかり。しばし懇談して、2時間目に4年生の道徳授業。題材は「ドッジボール」。なるほど、そっちに話がいくのか(汗)というところもあったが、なんとか考えた通りの流れに。エレベータートークを発表させたら、「こんなに考えたのは初めて」という感想を述べてくれた子供あり。校長室で授業づくりとあのとき私はどう考えたか。つまり裏側説明。

 一旦家に戻り、わずかな時間でも原稿書き。13時ごろ一色小へ着。ここも懐かしい人ばかりで、しばし懇談。5時間目に2年生に道徳授業。人生初の2年生への授業。正確には教育実習以来(笑)。子どもたちは、どんどん物語の世界に入ってきてくれて、声を出して物語の進展を楽しんでいてくれる。2年生もゆさぶりが効くぞ、という手ごたえあり。2年生でここまで考えることができたらいい!と判断して終了。

 校長室で授業解説。自分の授業を振り返る意味でも、話し手の自分にも役立つ(笑)。

 帰宅。原稿書きの続き。夜に嬉しいお礼メールが届く。少し紹介。

 45分の中に、自分の授業にも取り入れたいと思うポイントが沢山あり、とても為になる濃厚な時間でした。一つの授業で、子どもたちの楽しそうな姿やうーんと考える姿、色んな姿が見られたので、子どもたちにとっても濃い授業だったのだなあと感じました。
 今日の授業を自分がやったら、きっと私が価値観を押し付ける最悪な授業になっていただろうなと思いました。玉置先生は子どものつぶやきを上手に拾われて、まとめにつなげていったところがすごいなぁと思いました。もう一度玉置先生のビデオを見て勉強しようと思います。また、ゆさぶりの発問を他の教材でも考えてみようと思いました。

 先生の話術によって物語の世界に引き込まれ、様々な授業テクニックにより、子どもたちは考えを引き出されていきました。正直、子どもたちのあんな楽しそうな顔を見たのは初めてと言っても過言ではないくらいで、驚きました。
 教師の導き次第で、子どもたちがあのように変わるのなら、自分自身もやはり授業力を上げていかなければなと思いました。そして、教師自身が楽しんで授業をすることが一番大切だと玉置先生をみて感じました。先生から学んだ、授業研究の仕方や授業中のいくつかのテクニックを少しずつ真似ていきたいと思っております。

※ 三楽の仕事日記より

【20180306講演】草津市教育委員会研修会

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 草津市へ移動。市内全小中学校から管理職と情報リーダーが参加しての研修会。僕は1時間30分の講演。

 演題は「教育情報セキュリティポリシーの概要とポイント 〜 教育に関する情報資産をいかにして守るのか 〜」。まくらで笑っていただき、時にはワークシートに書き込んでもらったり、発表をしてもらったりして、関わった文科省会議の状況なども伝えながら、「学校資産を守る」という管理職とリーダーの意識化が重要と話す。

※三楽の仕事日記より

【20180302講演】台東区忍岡中学校

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 忍岡中学校へ到着。14時から40分間ほど、校長先生、副校長先生から、この学校の教育活動(歴史的な行事に特色あり)と現在の課題(授業力向上、働き方改革等)についてお聞きする。このあとの講演では、何を一番の焦点とするとよいかもお聞きする。

 14時45分から、研究主任による今年度の活動報告。15時5分から50分間、さきほど聞いたこの学校が抱える課題に対応する話を入れ込みながら、先生方と対話もしながら講演。よく反応をしていただける先生方で気持ちよく話すことができた。

 校長室でしばし懇談。さらなる依頼をいただく。有り難いこと。

※三楽の仕事日記より

6月23日教師力アップセミナー(永田繁雄先生)での学び(加藤諒・安部・小谷川)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太、安部、準ゼミ生の小谷川です。今日は6月23日に行われた教師力アップセミナーで学んだことを書かせていただきます。

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 玉置ゼミ4期生の加藤諒太です。今回は道徳の授業ということで道徳で何を身につけさせるのか、どのように取り組むのか、授業をどう作るか、どう評価するのかといったさまざまな内容で行われました。道徳が教科化したということで評価をしなければならないですが、どう評価していくのだろうと気になっていた僕にとってとても勉強になるお話でした。

 道徳とはよく教師が熱く語り、価値観を押し付けてしまうというような誘導型の授業になりがちです。そのような授業をしていては、言い方は悪いですが一般的に良いとされる考えをいった子どもの方が評価が高くなってしまいます。そのためまず教師がどのように授業を作るのかが大切ではないかと感じました。全てを言わずに子どもたちに考えさせ、素直な気持ちで臨める授業が道徳に求められている姿なのではないかと考えました。この講演を受けて感じたのですが、道徳とは本当に難しい授業だと思います。正解がなく、かといって一つの価値観が良い、というわけでもありません。とても難しいですが教育実習でも道徳の授業はあり、作らなければなりません。道徳について少しでも多くのことを学び、教育実習で生かしていけるようにしていきたいです。

 最後にこのような機会を用意してくださった玉置先生、酒井先生ならびに多くの先生方本当にありがとうございました。(加藤諒)



 4期生の安部です。最近は道徳の授業について学ばさせていただく機会が多く、まだ現場の経験が全くない私にとっては道徳の授業そのものが一からの勉強で、道徳の授業のどんなところに難しさがあるのかもよく分かっていませんが、だからこそ今学んでいることをそのまま実践できるので、教育実習でぜひ発揮したいと思っています。

 さて、ここでは今回のセミナーで1番印象に残ったことについて書かせていただきます。それは「考え、議論する」道徳の授業とは、一人一人の子どもが「当事者意識」をもって追求するという意味があることです。私が受けてきた道徳の授業は「人に親切にしましょう」、「嘘をつかない誠実な人になりましょう」といった最終的にきれいごとでまとめる価値観の植え付けでした。だから道徳の授業なのに先生が望んでいる答えを探してしまったり、国語の授業のように本文の記述からそのまま抜き出すことで満足していたりと、あまり面白みを感じられるずにいました。

 永田先生のおっしゃっていた「当事者意識をもつ」というのは、子ども一人一人が問題意識をもって臨むということです。自分には当てはまらいからいいやと他人事として考えるのではなく、自分だったらどうするんだろう、と子どもが自ら考えようとするような手立てを教師が考える必要があるなと思いました。また、「考え、議論する道徳」は価値を押し付けることが最終的な目的ではありません。最終的に答えが出なくても子どもたちが自分のこととしてよく考え、友達の意見を聞いてさらに考え、深めていったことを自分の経験として心に留めておくことが大切なのではないかと考えました。

 今回のセミナーもより実践に近い深い学びをさせていただきました。玉置先生をはじめ、セミナーを運営してくださった関係者の方々に感謝を示したいと思います。ありがとうございました。(安部)



 今回特別に参加させていただきました小谷川です。永田繁雄先生の教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回のセミナーでは教科化になり話題となっている特別の教科 道徳についてでした。教科化したことによる考えの持っていき方から評価の仕方まで、道徳のありとあらゆるものを学ぶことができました。

 特に講演をきいて道徳に必要不可欠な考えは柔軟で弾力性のある筋肉質な考えと授業づくりであると私は思いました。道徳の授業というと「〜はどのような気持ちか」など人物の心情を理解する国語と同じような授業になってしまっていて、道徳授業が硬直化傾向にありました。このような授業から脱却するためにも、より主体的で協働・対話的でそして能動的な生徒自身が内容に対して問題意識を持てるそんな授業展開ができる柔軟な発想が大事になってきます。

 問題意識をもたせるというのは、すなわち授業内容を自分事と捉えて学んでいくことになります。道徳の教材のほとんどは全く知らない人の話であり、そのため教材を物語として読み取るっという形で子どもたちは受け取ってしまいます。それは国語の授業でいくらでもできることです。教材をいかにして道徳的な観点でみていけるか、道徳的な観点というのは教材を自身の問題として捉えて、どうすればこの問題は解決するのかなどで自分なりの答えを導き出していくことこそが道徳であり、鍵を握るのは問題意識をもって自分事として捉えることだと学びました。

 自分事として生徒が道徳を捉えるには教師の柔軟な発想がなければできません。様々な視点から問題に切り込み、生徒に探究心をもたせることができるような深い学びというものを道徳で確立させることができる、そんな教師になれるようにこれからも学び続けたいと思います。(小谷川)

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 記事をアップするのがだいぶ遅れてしまい、大変申し訳なく思っています。道徳が教科化され、2ヶ月後に控えた教育実習においてもきっと道徳の授業をする機会があると思います。セミナーや教育書から学んだ多くのことを十分発揮できるように今はできるだけ多くのことを吸収し、自分なりの道徳の授業を確立しておきたいと思います。ありがとうございました!



6月23日教師力アップセミナー(永田繁雄先生)での学び'(高桑、高橋、鏡味)

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 こんにちは!先日参加させていただいた、大口中学校での教師力アップセミナーでの学びを4期生の高桑、高橋、鏡味で紹介させていただきます。

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 こんにちは。4期生の高桑です。先日、永田先生による教師力アップセミナーが行われました。教育実習が2ヶ月後に迫った私たち4期生にとって、道徳の授業に対する不安を和らげることができた、とてもいい機会でした。今回は講演での学びを記事に書いていきたいと思います。

 私は永田先生が講演の中で強調しておっしゃっていた、「授業は冒険をすべき。そうしないと可能性は広がらない。」というのが印象に残りました。私がもし道徳の授業をするとなったときには、教材中のある場面に即して登場人物の心情などを問う「場面発問」から主発問を決め、それを中心に授業を指導案通りに進めてしまうと思います。しかし永田先生はこのような教師のやりやすい授業では子どもがつまらない、多様でなければ活力はうまれないとおっしゃっていました。そのためには教材のもつテーマに関わり掘り下げていくための「テーマ発問」が中心となり、教科書に答えが書いてあるがみんなで解決策を考えていくような柔軟な授業をしていくべきだと教えていただきました。

 私はこの話を聞いたときに少し前に講義で見せていただいた、玉置先生の道徳の授業を思い出しました。その授業は永田先生の考え方と同じく、教科書を閉じて進められていました。玉置先生の朗読を聞いて、そこから子どもたちが場面や登場人物を想像し、それぞれが「きっとこうなんじゃないかな」という自分なりの意見を持てていたのを思い出し、今回の講演のキーワードである「柔軟さ」とつながっているなと感じました。

 玉置先生の見本となる授業と永田先生の詳しい解説を通して、授業の方針はしっかりと理解することができました。道徳教育の特質を踏まえ、子どもたちが本音で意見を言い合えるように教師として柔軟な指導ができるよう、今後も学びを深めていきたいなと思いました。永田先生、素敵な講演をありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは。4期生の高橋です。今回は、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加して学んだことについて書かせていただきます。

 わたしが心に残っていることは2つあります。1つ目は、誘導型ではなく、追求型の授業をしていくということです。教師が決めたレールに沿って授業を進めていくのではなく、子どもたちが流れを作っていく授業をするべきだと学びました。むしろ、指導案どおりにいく授業は失敗だ、という言葉に驚きました。子どもから様々な意見が出てくるのは当然だし、それを教師の価値観でコントロールしてはいけないということでした。だから、授業の最後は1つの価値に持っていく必要はなく、「みんなが大事にしたいことは見つかりましたか?それを大切にしましょうね。」で終わってもよいのだそうです。

 2つ目は数値で評価しないということです。土に隠れている根っこのように、子どもたちが持っている個性や価値観の部分は見えないから、数値で評価せず、その見えない部分を信じてあげなければいけない、という言葉が印象に残っています。道徳が他の教科のように数字で成績をつけられないことは当たり前のことかもしれないけれど、「子どもの見えないところを信じてあげる」という言葉を大切にしていきたいと思いました。そして、教師はその根っこの部分を伸ばしてあげるような授業をしていくべきだと分かりました。
わたしたちは9月に実習を控えています。実習前の今と、実習後ではまた今回のお話についての感じ方が違うと思います。実習が終わった後、さらにこの学びへの理解が深められるように、生かしていきたいと思います。今回は、ありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回の教師力アップセミナーでの学びを2つ書きたいと思います。

 1つ目は、道徳をプラスのイメージを持つことです。道徳が教科になり、どんな風にしたら良いのか、今までの道徳と何か変化があるのかなど道徳をマイナスに考えてしまう人は多いと思います。しかし、今回のセミナーでプラスのイメージを持つことが大切であると学びました。プラスに考えることができると、授業を様々にしたいという思いから、授業作りに力が入り、道徳の授業が弾力化、活性化します。そうすると、道徳授業の可能性をより強く感じることができるようになります。授業を行う教師自身がまず、プラスに捉えられないといい授業は行えないし、子どもも道徳の授業を楽しい、道徳の授業を受けたいとは思わないのだ分かりました。

 2つ目は、道徳の授業を中心発問で誘導するのではなく、全体を視野に入れ追求していく道徳の授業が良いということです。教師が授業を誘導し、教師の持っていきたい価値観に持っていく授業はよくないそうです。子ども自身が学びを追求していくことのできる、子ども自身が価値観を育てられる授業が良いと思いました。私は道徳の授業をどう終わっていいのかよく分かりませんでしたが、「授業の最後が1つの価値観で終わらなくてもいい」という言葉を聞き少し安心しました。子ども達が持っている価値観はそれぞれ違います。それを育てることができる授業を行うことが大切だと分かりました。

 2ヵ月後には実習を控えています。もちろん、道徳の授業も行います。今回のセミナーで道徳について深く学ぶことができました。道徳の授業を行うことに少し自身もつきました。今回の学びを生かして実習を一生懸命頑張ろうと思いました。(鏡味)

6月30日「第8回教育と笑いの会in福岡」に参加して(吉田)

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 こんにちは、2期生の吉田です。ご無沙汰しております。

 私は今、山口県で小学校3年生34人と波乱万丈な毎日を過ごしています。失敗の連続の中に小さな幸せを感じるそんな日々です。

 先日、福岡で行われた教育と笑いの会に行かせていただきました。この記事では、そこでの学びを書かせていただきます。

1つ目は和田先生の模擬授業です。
 和田先生の授業の中で「子供の気付きを大切にして、何度も学ぶ機会を設ける大切さ」を感じました。和田先生は授業で子供に学んでほしいことは決して言いません。必ず子どもの気付きから導いて来られます。これは本当に難しいことだと思います。

 そして、何度も発表する・何度も考えるといった活動の中で1人の理解が3人に、3人が10人にと広がっていくのだと感じました。とても凄い授業でした。

 私はすぐにこんな素敵な授業はできません。いろんな授業を行う中で「ここで子供が困っていた、このミスはどんな気持ちからきたのか。」という視点を持ちながら、日々授業に取り組みたいと思います。

 2つ目は笑顔・元気でいることの大切さです。教育と笑いの会では本当に笑顔にさせていただきました。笑顔でいると本当にいい気持ちで過ごせます。

 私のクラスの子どもにこんなことを言われて事があります。
「先生、今めっちゃ笑顔やったね、学校、楽しいやろ?」
 この言葉を聞いた時に「私が今まで子どもの前で元気がなかったこと・子どもが僕を笑顔にしたかったのだ」と気付かされました。笑顔と元気は忘れてはいけない教師の姿だと心から思います。

 3つ目は教師理解をすることの重要さです。
 「子供理解より教師理解」という言葉が信頼関係を気付くための話で出てきました。教師理解とは、教師が子供にどう見られているかという視点をもっていた方がよいということを伝えています。実際そうだと思います。

 私も子供の言葉・姿からいつも反省をします。
「先生は、昼休みに時間通り来てくれないよね。」他の用事で忙しくても、子供との約束を守っていないと信頼どころではありません。
「先生、少し焦りすぎだよ。」授業を進めようとするあまり子供が言った言葉です。
 子供の視点に立って考えるという教師の姿を改めて考えることが出来ました。

 「書くことによって学ぶ」これは教員になっても同じです。所見を書きながら、子供のよさに気付けていない自分に気付く。」「研究授業の記録から、先生の姿を学ぶ。」「子供の記録を残し、保護者の方に伝える準備をする。」など、書くこと・学ぶことが多くあります。幸いなことに私は同僚の先生に「あなたの文章、いいね。」「私もこの表現を使いたくなった。」と言っていただけます。玉置ゼミでの2年間の学びの1つの成果が実を結んでいるのだと感じています。

 今日の学びもいつか生かせる自分になりたいです。(吉田)

久しぶりの家族揃ってのご飯(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の嶋藤です。6月30日に久しぶりに家族揃って夜ご飯を食べに行ったのでそのことについて書かせてください。

 私の家族は7人です。兄は4月から働き始め、寮に入っているため7人全員が揃うのはとても久しぶりでした。「6月30日は兄が夜ご飯を奢ってくれるから空けておきなさい」と母に言われ、この日を楽しみにしていました。

 沖縄料理が出るお店に行き、母と妹以外はお酒を飲み、今まで以上に腹を割って話をすることができました。兄とはあまり仲良くなかったのですが、お酒を飲めば仲良くなれるもんですね。(笑)今までになく、兄が優しく感じました。(笑)「家族との時間って大切だな」「私の支えになっている人たちは家族だな」と改めて感じました。

 「来年は菜月の番だな、奢ってくれるの楽しみにしているよ」と言われたので、奢ることができるように教員採用試験に受かって、しっかりと職を持たなければならないと思いました。あと少しですが、悔いのないように頑張りたいと思います。(嶋藤)

6/23(土)「教師力アップセミナー(永田繁雄先生)からの学び(井上、中澤、加藤奨基)

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 6/23(土)の永田繁雄先生による教師力アップセミナーに参加させていただきました!
そこでの学びを、井上、中澤、加藤奨基の3人で記事にさせていただきます!

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 こんにちは!4期生の井上です。私が講演を聞き、大切だと思ったことは「教師の価値観を押し付けない」ということです。教師が教材研究をしていくうちに、これがいい、これを学ばせようと決めて、それを一方的に押し付けてしまう。こういった授業はいい道徳の授業とは言えないと思います。授業をしていると、きっと教師が考えてもいなかったような意見を言う子供達もでてくると思います。そういった時に、これは違うだとか、教師の価値観に寄せていく誘導していく授業をしてしまうと、クラス全員が教師の価値観に染まってしまいます。そんな時は「どうしてそう考えたの?」と、声をかけその子なりの価値観を聞き、認めてあげることが大切だと講演を聞き感じました。

 次に、上で子どもなりの価値観と書きましたが、どうやって持たせるか?それは子どもたち自身が、道徳的問題を「自分事」として、道徳的価値に向き合うことが必要だと学びました。自分事として子どもたちに向き合わせるには、問題意識を持たせて主題に取り組ませること。授業に体験的な活動を取り入れ、「当事者意識」を持たせる工夫をして問題を追求させること。など、子どもたちに自己の納得解を見出させていくことで生まれてくるものだと知りました。そして上でも書きましたが、その一人一人の自分事として考えた道徳的価値観を教師は大切にしてあげなくてはならないのです。

 また、個人的になるほどなと思ったことは、ワークシートには花丸を書かないということです。道徳は数字では評価しません。そのため花丸を書いた時に、花びらの数が違うと、その数で評価されていると思ってしまうことがあるそうです。全て同じように書ければいいですが、急いで丸をつけているとなかなか難しいと思います。子どもたちは細かいところまでよく見ているなと感心しつつ、注意していこうと考えました。

 教師力アップセミナーではいつも多くのことを学ぶことができます。実習もあと3ヶ月に迫っているため、学んだことを少しでも活かせるよう頑張っていきます!(井上)

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 こんにちは!四期生の中澤です。私は今回、記録係に初挑戦しました。私は元々、大学でノートを取るときに、先生の発言を一語一句そのままノートに取ろうとしたり、スライドを全文書ききることを目標にしてきました。なぜなら、せっかく先生が教えていただくことを書く時間の問題で取捨選択してもったいないと思ったからです。そのため、耳で聞くのと同時にノートにすばやく文字起こしすることは得意でした。そのため、記録係に対して自信がありました。しかし、記録はノートでなくパソコンのワードでした。当たり前の話ですがノートみたいに自由に手を動かすことができません。必然的に先生の語りとタイピング速度に遅れが発生してしまい、講演の間、記録できなかったと感じることが多々ありました。申し訳ない限りです。しかし二時間集中して記録することができました。

 その後、パソコンで編集をしていきました。私は、酒井先生に感謝の気持ちでいっぱいです。私は、期限内に提出をしなければという焦りから、誤字脱字・ページ数のつけ忘れなど、細かいミスをしたものを提出してしまっていた。けれども酒井先生は、ありがたいことに短時間で丁寧に修正箇所を手書きで教えていただきました。そのお陰で、期限内に提出することができました。私は、酒井先生がしていただいたことを自分で自分に行い、成長していくことが大切であると考えています。酒井先生、私の製作したものに適応し、修正箇所を教えていただき、本当にありがとうございました。

 私は、教師力アップセミナーに参加させていただき、多くの先生方と関わり、様々な話を拝聴しています。このこと事態が大変貴重で恵まれていることであると私は常に考えています。これからもゼミ活動を通して、教師の卵として実りある経験を積み重ねていきたいと考えています。本日も学ばさせていただき、ありがとうございました。(中澤)

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 こんにちは、4期生の加藤奨基です。今回は永田先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこでの学びを記事にさせていただきます。

 今回の教師力アップセミナーでの一番の学びは、やはり「道徳では、教師の価値観を子どもに押し付けてはならない」ということです。教師は価値観を押し付けるのではなく価値を提示するのに留め、そこからどのようにその価値を噛み砕いていくかは子ども自身の価値観に委ねるということを学びました。

 自分が小学四年生だった頃、道徳で戦争について学びましたが、今思うと当時の先生の価値観がかなり含まれていたと感じます。こんな見方・考え方もあるのだなと捉えることができたので今は何とも思っていませんが、当時は「またこの話か」と話を聞いては先生の機嫌が悪くならなさそうな答えを言い、その時の道徳(=戦争の授業)にちょっとうんざりしていた記憶があります。このように、道徳で扱うテーマが重く、大切になればなるほど、教師の価値観は入りやすくなってしまうのではないのでしょうか。これから先こういったテーマを扱うことは避けられないので、特に気をつけたいと思います。

 また、大学では道徳の授業の最後は必ず教師の説話を話すものと学んだのですが、今回のセミナーで必ずしもその必要はないと聞いたことも新しい発見でした。確かに教師の説話=教師自身の価値観になってしまいがちだと思うので、適した説話がないのなら無理に話さず、子どもの価値観を尊重したほうが良いと考えることができました。

 道徳は基盤となる大切な教科ですが、その分取り扱いも難しいのだとこれまでのセミナーを通して感じています。しかし難しいからと疎かにしてはいけないと思います。現場に出てから疎かな道徳授業を子どもたちに提供してしまわないように、今からしっかりと学びを深めていきたいと思います。永田先生や玉置先生をはじめとするセミナーを開催してくださった先生方、ありがとうございました。(加藤)

6月23日(土)教師力アップセミナー(永田繁雄先生)に参加して(松田、岡田、丹羽)

 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。6月23日に教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は永田繁雄先生が道徳について講演して下さいました。そこから学んだことを3期生の松田、岡田、丹羽で紹介します。

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 私が講演で特に印象的であったのは、子どもが納得できる価値観を持つことができれば良いということです。

 子どもが納得できるようにするには、道徳の問題を「自分事」として捉え向き合うことができるような教師の発問が鍵となることが分かりました。

 私が教育実習で行った道徳の授業の価値はきまりを守ることは大切という「公共」で、遠足のときの話で主人公が飛んでいったビニール袋を取りに行くのか、それとも友達と遊ぶのかという気持ちの葛藤の末、ビニール袋を取りに行き、清々しい気持ちになったという話でした。私は始めに、遠足に関わる体験を子どもに問いました。しかし、遠足という狭い範囲の中での出来事しか子どもは思い出すことができず、他人事としか考えられない状況を作り出してしまったと反省しました。そうではなく、「何かきまりを守って気持ちが良かったことはあるか」と広く聞くことで、自分の体験を思い出す幅が大きくなったのではないかと感じました。

 また、自分事として考えられるように講演の中で紹介された「実話をもとにした道徳ノンフィクション資料」という本を手に取り、昔いじめをした相手に会って謝りたいという話である「いじめと生きる」という資料を読みました。人を傷つけたり人を裏切ったりすることは、相手が傷つくだけでなく、した本人も傷つけたという事実を一生背負って生きていかなければならなくなるという、リアリティを感じるものでした。自分事と考えることができるようにするために、実話の資料も有効であることが分かりました。

 子どもを教師や教材が位置づける価値に近づけようとするのではなく、子どもが納得できる価値を持てるよう問題を自分事として捉える問いをし、広く受け止めることを大切にしていくことを学びました。ありがとうございました。(松田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。今回は学んだうちの二つのことを書いていきます。

 一つ目は、枠に囚われてはいけない、ということです。
 これまで、自分が道徳をするときはこのやり方でやろうと考えているものがありました。しかし、今回のお話を受け、それでは全く柔軟性がないのだということに気付かされました。

「フレーム」から「パターン」へ、さらに「スタイル」へ…!

というお言葉があったように、その時その時で児童の思考や発言によって柔軟に対応できる「スタイル」を確立したいと思います。

 二つ目は、数値で評価をしない、ということです。
 私はそのことを知っていたつもりでしたが、数値とは、単に1.2.3……と数字等のことだけを指すのではなく、花丸の丸の数や花びらの枚数等、少しの違いが同じ意味を持つのだということを学びました。

 自分の実習中のワークシートを思い返すと、波線や二重傍線を用いており、知らぬ間に数値で評価をしてしまっていました。少しの違いも数値評価に値するのだということを忘れず、統一させることを徹底したいと思います。

 この他にも、多くのことを学ばせて頂きました。今回のセミナーを受け、もう一度自分の中で道徳について考えたいと思います。ありがとうございました。(岡田)

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 こんにちは。丹羽亜由美です。私が永田先生の話を聞く中で最も大切にしていきたいと思ったことは、「教師の価値を押し付けない」ことの大切さです。実際に教育実習で、道徳の授業をさせてもらいましたが、私の考えている価値観で進めてしまったために、子どもたちの柔軟な考え方を潰してしまったように感じます。

 本日の講演では、道徳の授業の際には、子どもたちがどれだけ理解したかではなく、どれだけ自分のこととして考えられたかということが大切であったり、マイナスな質問から入ったりするのではなく、絵や写真をみせるすることで、子どもたちの日常や経験と結びつけることができると学びました。

 私が教員となって授業をする際には、教師がやりやすい授業をするのではなく、子どもにとって楽しい授業をするために、1時間に1つは仕掛けを用意することを心がけたいと思います。素敵な講演をありがとうございました。(丹羽)
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6月23日 教師力アップセミナー(永田繁雄先生)に参加して(早川・菱川・静谷)

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 こんにちは!!3期生の早川です。今回は6月23日の教師力アップセミナー「考え、議論する道徳の具体像(永田繁雄先生)」に参加し、学び得たことを3期生の男子組3人で1つの記事にしたいと思います。

 まずは私、早川からです。一番印象に残っていること1つに絞って書きます。

 それは、道徳の授業をワンパターンにせず、子どもたちの発言や議論を活発にするためには「発問の立ち位置」を変えて深めていかなければならないということです。道徳の授業というと(あくまでも私自身のイメージです)、「このときの◯◯さんの行動をみんなはどう思う?」「自分が△△くんだったらどうする?」といった読み物資料の中の人物と自分を重ね合わせた発問が立て続けになされ、一般論として模範的な行動や発言を述べることができれば道徳の授業を受ける態度とし良しとされる傾向があると考えます。

 しかし、特別の教科化された道徳は週1回行われます。毎回が先述した道徳の授業では、子供も「道徳の授業」に慣れてきてしまい道徳の”形骸化”が再び起こってしまいます。

 そこで永田先生は主に4つの区分の発問の立ち位置を述べられていました。

1.主人公の心情や考えを明らかにする。
2.主人公を客観的に見る。
3.主人公に自分を重ねる。
4.自分自身の気持ちや考えを持ち意識する。
以上のように、「主人公と自分を重ねるのか客観視するのか」(主人公との距離感)×「主人公と自分どちらの考えを元にするのか」(自他の意図)がポイントになってくると話されていました。

 実際に私が教員になるころには、道徳が教科化されて1年が既に経っている状況です。
そこで週1回の道徳の授業に困らないようにこの大学生活のうちに学びを深めておきたく思います。(早川)

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 3期生の菱川です。大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加してきました。
今回の講師の先生は永田 繁雄先生でした。考え議論する道徳について様々なことを学ばせていただきました。

 その中でも道徳授業の3つの方向性が僕の心に響きました。

 一つ目に主体的な取り組みです。子どもにが教師の方向付けに留まらず、子ども自らが問いをもって臨む。つまり問題意識をしっかりともつことです。教師が考えるテーマと子どもが考えようとするテーマの二つが重なるところを大切にしていくべきとおっしゃってました。

 二つ目に協働的・対話的な追求です。人物の共感に留まらず、価値や生き方を話し合う。つまり問題の追求をどうするかということです。例えば教材の中の主人公の葛藤、感動、気付きを浮き彫りにして自分自身の立ち位置を変えてその主人公への考えを問うなどです。

 三つ目に能動的な学びです。多様な感じ方・考え方を並べて終わらず、自己の納得を求める。つまり磨き合いをしていくこと。多様な考えをもとに比べ合い、違いの意味を認め合うことや、対立し、議論、討論し磨き合うこと。このように様々な意見に対して活動をもたせて自己の考えの納得に導くことが大切であると学びました。

 道徳の授業は実習の時本当に苦しんだ授業の一つです。このようなたくさんの学びを得ることのできるセミナーにぜひまた参加させていただき教師になる前に様々な知識をつけておきたいです。(菱川)


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 こんにちは。3期生の静谷です。今、教採の勉強をしている中で私は、道徳科の目標にもある「多面的・多角的」という言葉の意味があまりイメージができていませんでした。ただ単に、「多面的・多角的」とは、多様な考え方や感じ方という抽象的な考えしかしていませんでした。そこで、これについて少しでも考えを深められたらいいなと思いながらセミナーに参加していたので、今回の記事は「多面的・多角的」についてまとめていきます。

 まず、多面的についてです。多面的思考とは、主として「みとめ(深め)あい」ということです。見る立場を変えたり、多くの人の見方を生かし、対比させ合い、深め、掘り下げること。つまり、分析的思考で、ことがらについて考えていきます。さらに多面的思考は、導入や展開部分に多く考えさせることであると学びました。

 次に、多角的についてです。多角的思考とは、主として「みがきあい」ということです。自己の考え方の主張や生き方の選択肢について、他の人と対立し議論し合うなどして、より明確にすること。つまり、選択的思考で、ことがらについて考えていきます。さらに多角的思考は、終末に深く考えさせることであると学びました。

 私は、以上のことから特別の教科・道徳の授業づくりは、他の教科の授業づくりとほとんど変わりがないと感じました。授業は、子ども主導でつくり、導入では子どもに問題意識を持たせる。そして、多面的な考えで追求し、多角的な考えで納得解を深める。この納得解だけは、他の教科と変わってきますが、その他はほとんど変わりません。

 今までどのように道徳の授業を考えれば良いかわからない部分も多かったですが、今回の永田先生のセミナーで授業の構成が確立したと思います。永田先生、本日はありがとうございました(静谷)

※ 菱川君はセミナー後に用件があり、すぐに会場をあとにしたため、この写真になったようです。(玉置)

国語を学ぶ理由を小学五年生に分かるように(秋田)

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 私たちは、何のために国語を学ぶのでしょう。

 日本語を話せればいいじゃんと思う人もいるでしょう。

 国語は自分の考えを相手に伝えたり、また、相手の考えをちゃんと理解するためにあるものだと思います。人間関係においてコミュニケーションはとても大切なものです。そして、言葉は、コミュニケーションをするうえでとても大切なものです。

 たくさんの言葉を知っていたり、相手に伝える力や相手を理解する力をもっていれば、自分の成長につながったりして人生は豊かなものになります。(秋田)

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