6月22日(金曜日)3期生ゼミ記録(林)

 今日のゼミでは、問題を解いたあと、用語の意味や背景などを自分たちで交流しました。自分の中では一生懸命勉強しているつもりでも、自分の言葉で説明できないと本当の理解ではないのだと思いました。

 最近、「努力は報われる」という言葉の意味は、「正しい方向、正しい仕方でしている努力が報われるだけであって、土台が違ってたら報われない」のだと知りました。

 私はどれも完璧に、丁寧に、あれもこれも手をつけたいタイプです。残り2週間もないので、今やらなければいけないことは何か、優先順位は、など今一度自分の勉強を見直したいと思いました。

 また、100%の力を出しているかと言われるとそうではありません。それは、教師になりたいという気持ちがモヤモヤしていて曖昧だからだと思います。この時期に将来の夢を悩んでいるのは自業自得だとは思いますが、仲間とともに「教師になりたい」という思いを少しでも高めていけたらと思います。(林)
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6月10日教育フォーラムから学ぶ(関口、小谷川、嶋藤)

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 こんにちは。6月10日(日)に教育フォーラムに参加してきました。今回は4期生の関口、準ゼミ生の小谷川、3期生の嶋藤で学んだことについて記事を書いていきます。

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 こんにちは。4期生の関口です。私は午前に行われた道徳授業の検討について書きます。

 「夏の日のこと」を資料に誰に対しても親切にするを主題とした小学校5年生に行われた道徳の授業でした。

 資料の範読は、子どもたちに資料を配らない状態で行われました。合間合間に「イメージしてよ。」「つらいね。」という声かけをしていました。資料を配らなかったのは先に読み進めてしまうという自分の経験からスタート地点を一緒にしたいという思いからです。私自身も道徳や国語の読み物資料は先に読んでしまっていました。また、「この次の瞬間主人公はなんと言ったのだろう。」というような世界に入っているか自覚させるための発問は資料を配ってないからこそできる発問で、こういうやり方もあるのだと学ぶことができました。

 「がんこで有名な職人のおやじさんが怖い顔で近づいてきた。なんて言ったと思う。」という発問は、子どもが振り返って個人内評価をするための発問だったため発表させませんでした。しかし、オープンカンニングをしていました。その理由は書けない子が何もしないでいる時間を作らないためだそうです。主発問の前にしてもらったことを答えさせながら提示していきました。主発問は「主人公は、がんこなおやじさんから、いろいろなことをしてもらったよね。どんなことを感じているだろう。」と親切にされた気持ちを考えさせるものでした。ここは意図的指名をしませんでした。当ててしまうと教師の思い通りに導くように感じるからだそうです。この後揺さぶりの発問を入れました。子どもたちの意見は一見、主発問の時と同じような言葉を繰り返しているようにも感じましたが、「理想の姿」など考えが深まっているように感じました。

 今回この授業づくりセミナーに参加して、発表をどのようにさせるかさせないかも意図があることを知り指導案を考える上で発問の意味も考えながら作っていきたいと思いました。資料を配らず範読するやり方を取り入れたいと思いましたが、資料がなくても聴ける子どもたちの態度は岡村先生が学級として作り上げてきたもので、素晴らしい声かけがあるからこそできるやり方なのではないかと気づきました。

 道徳授業のテクニックを学び、すごさを感じるとともに学級づくりの大切さを改めて考えた午前でした。(関口)

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 こんにちは、特別に参加させていただいた小谷川です。今回は13日にあった教育フォーラムでの奈須先生のご講演についてかかせていただきます。

 今回の講演で私が一番学んだと感じたことは”教科ごとの本質の理解と横断的な視点”というところです。教科ごとの本質というのは要するに見方・考え方であり、理科と国語での生死についての感じ方、考え方が違うように教科によって対象へのアプローチの仕方が違うことです。また横断的な視点とは、教科ごとに特徴・本質は違うがその違いからこの教科ではこのような比較の仕方をする、このような議論をするなどのそれぞれの特徴をおさえた上で教科に合わせた様々な方法があることを理解させることです。教科によってがらりと考え方を変えつつ、教科ごとの方法の違いを並べて考えさせる縦横的な見方の発見ができました。

 しかしこれらのことを理解させるには教師自身がしっかり教科に対しての理解を深めなければなりません。ですが、教科の本質や特徴をおさえるというのはなかなか簡単できるものではなく、曖昧には理解できているかもしれないが確立された定義のようなものがあるかと言われるとまだまだわかりきっていない部分があり、特に他教科と比べてどのような違いがあるか問われると、他教科のこともしっかり理解していないとすぐに答えることができません。教科ごとの特徴を知るためにも今回の新しい学習指導要領の学習の構造の関係性をしっかり理解する必要があります。

 奈須先生としては学習の目標は「資質・能力の三つの柱」と「見方・考え方」の4文構成となっていると言います。この4文を3つの区分にわけます。1つは問題解決力、論理的思考、コミュニケーションやメタ認知などの経験主義から基づいた教材を横断する汎用的なスキル、2つ目は系統主義の知識や技能のスキル、そして3つ目はこれら2つをつなぐ教科の本質に関わるものである見方・考え方です。経験主義と系統主義という全く逆の思考をつなぐような役目が見方・考え方であり、学習内容をこれら3つ及び4つに分けることで教科全体の把握・本質をおさえることがしやすくなるのではと感じました。

 主体的・対話的で深い学び、つい主体的・対話的に目がいきやすいがここで深い学びに注目をして教科ごとの本質にたどりつく奈須先生の思考に私自身様々な発見と課題を作ることができました。また個々の学習にも言えることですが、物事を理解をするにはまずは全体を把握し、構造を捉え、その内容はどのような役割・どの位置にいるのか、本質と合致させることが重要であり、知識を広げることが出来るコツでもあるのかなと感じました。一部分だけ見ていくような盲目な授業ではなく、視野を広げ縦横的な深く広い授業づくりができるよう、教科・教材研究をこれからより勉強していきたいと思いました。(小谷川)

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 私は「参加型アクティブ討論会 深い学びを生み出すために」で学んだことについて書いていきます。

 まず、名古屋大学の柴田好章教授のお話の中にあった「深い学びの鍵は、切実性にある」についてです。「問いが誰にとってのものか?」ということを考えることが大切だそうです。教師だけの問いになっていないか?その問いは子どもも思っているのか?子どもが知りたい、理解したい、考えたいと思っているかが大切だそうです。教師と子どもの差を埋めるには教材研究や児童理解が必要だとのことでしたので、教師が授業を考える際には子どもの目線になって考えられるかが重要になってくると思いました。

 次に、岐阜聖徳学園大学の鈴木明裕教授のお話の中の「真の問いをつくるには?」についてです。真の問いをつくるには、本時の授業で分かったこと、分からなかったことを授業の最後にノートに書かせることが大切だそうです。分からなかったことというのが次の授業の問いになるからだそうです。何が分かって何が分からないか、何をもっと知りたいのかを考えることができれば、深い学びを生み出していると感じました。

 最後に、岐阜聖徳学園大学の寺田光宏教授のお話の中の「多面的理解」についてです。いくつかの側面で考えていくことで深い学びになるとおっしゃっていました。例であげてくださった、「ある面から見たら円、ある面から見たら四角、ある面から見たら三角に見える立体は何か?」という問題からは、一つの面だけ見ていては本質が見えてこないということを言っているのだと思いました。ちなみにこの立体の答えが分かったのですが、他のゼミ生がずっと考えているので答えをここに書くのはやめておきます。(笑)

以上のように、今回も多くのことを学ばせていただきました。岐阜聖徳学園大学主催の教育フォーラムに多くの現職の先生方が来てくださっていて、岐阜聖徳学園大学の名前が広まっていることをとても感じました。誇りに思いました。大学全体で頑張ってくださっているので、私たち学生ももっともっと頑張っていかなければならないと感じました。(嶋藤)

「『じぶん』『いのち』『なかま』を見つめる道徳授業」(永田繁雄)を読んで(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。今回は、今週の土曜日に行われる教師力アップセミナーで講演される永田繁雄先生の「『じぶん』『いのち』『なかま』を見つめる道徳授業」という本を読んで学んだことを書きます。

 この本は「じぶん」「いのち」「なかま」という3つのキーワードそれぞれに合う道徳資料や授業実践が書かれており、それぞれのキーワードでの学びを書きます。

 まず「じぶん」を見つめる道徳にするためには、子どもが自己の問題として受け止めることができるよう、問題意識が鮮明になるような活動の工夫が必要とあり、問題意識を鮮明にするために役割演技を取り入れることが書かれていました。私は、役割演技で資料の人物の気持ちになることができると思っていたのですが、そうではなくその演技になった子どもの思いや願いの「違いを明確にすること」が自己を見つめることにつながることが分かりました。

 次に「いのち」を見つめる道徳では、「いのち」の実感的理解を深め、心が大きく動くように多様な人の協力を得ることとありました。いのちは一度失ったら戻ってこないといういのちに対する意識が、ゲームやデジタルペットの影響により子どもの中で薄れてきています。そのため、いのちに関する体験や医師や看護師などの専門性を持った方の話を聞くことで心を大きく動かすことにつながることを学びました。

 最後に「なかま」を見つめる道徳では、集団に前向きにかかわろうとする意識を大切にするとあり、そのために居場所のある集団作りをし、集団のために役に立とうとする気持ちを育てることが大切であることが分かりました。このことから、なかまに対するプラスの気持ちが持てるような居場所を感じることのできる普段の学級づくりが大きく関わっていると思いました。

 小学校の教育実習先の校長先生が、「朝の会と帰りの会は道徳」ということを何度もおっしゃっていました。この本を読み道徳は、子どもに「教える」のではなく「感じさせる」ことが大切であると学びました。そしてそのためには道徳の時間だけで完結するものではなく、生活の中での体験が道徳につながっているという意識を持つことが大切であることが分かり、校長先生がおっしゃっていたことの意味をやっときちんと理解しました。

 土曜日のセミナーではどのような新しい発見があるか楽しみです。(松田)

6月10日 岐阜聖徳学園大学 教育フォーラムから学ぶ(早川・鏡味・山田)

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 おはようございます。3期生の早川です。6月10日に行われた教育フォーラムで学び得たことを当日の時系列に合わせて、4期生の鏡味と山田との3人で以下に簡潔にまとめました。少し長くなりますが、御覧ください。

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【道徳授業から授業づくりを考える】(鏡味)
 道徳が教科になり、これからの道徳のあり方、そして授業の作り方を学びました。その学びを2点述べたいと思います。

 1点目は教科になった道徳のあり方です。本学で道徳教育を専門にしている龍崎先生は、「道徳が教科になったからと言って別に特別なことはしなくていい。今までの道徳をまずは考える」、そうおっしゃっていました。教科になったからと言って難しく考えるのではなく、今までの道徳をベースに考えることが大切だと分かりました。

 2点目は、道徳の結末をどうすべきかということです。道徳は価値観を育てる教科です。しかし、今子ども達が持っている価値観はそれぞれ違います。その上で授業をし、最後どのような結末で終わるかは、とても難しいことだと思います。最後の討論会では、「子どもの心に残ればいいのではないか」という意見が出ました。確かにその通りだと思いました。それぞれの価値観がある上に、子ども達なりに考え、その考えたことや授業の内容が子どもの中に残っていればいいと私も思いました。そのことが後々生活する上で生きていけば尚授業した価値はあると思いました。

 今回の午前中のセミナーでは道徳について深く学ぶことができました。今後道徳の授業を行う時に今日学んだことを生かして頑張りたいと思いました。(鏡味)

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【奈須先生による講演「深い学びを作る」】(早川)
 新学習指導要領が告示され、授業改革が求められる中で教師にはどのような指導が求められているのかを様々な視点で述べられていました。大きく2つのことが強く印象に残っています。

 1つ目は、見方・考え方についての説明です。理科の授業では動物には寿命があり生き返らないと教えるのに対し、国語の授業で動物が生き返る内容の物語を扱ったとしても、「こんなこと起こるわけない」といって切り捨てることはない。つまり、それぞれの教科の特色に応じた認識の方法があり、それを活かしていかなければならないということでした。

 2つ目は、図工は「ゴミでゴミを作り出す」という奈須先生の言葉です。(奈須先生もどなたかの先生の言葉を引用されていたかもしれません)

 この言葉で講演を聞いていた会場も学生のサテライト会場も笑っていましたが、よく考えるとそれは事実かなと思います。重要なのは、できたものが本当にゴミなのかということではなく、創り出す過程において子供が何らかの楽しさやおもしろさを感じることができたかという点であると感じました。量よりも質が求められるこれからの教育では、その質をいかに教師が高めてあげられるかというところにますます重点がおかれていくなと感じました。

 奈須先生の講演は昨年度の講演、岐阜聖徳学園大学で行われた日本個性化学会での講演に続いて3回目の聴講でしたが、頭の回転の早い方なので今何について語られているのか自分自身が追いつくことに必死でした。また機会があれば積極的にお話を伺いたいと思いました。ありがとうございました。(早川)

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【参加型アクティブ討論会】(山田)
 討論会では、「真の問いを生み出すためには」という疑問に対して先生方に答えていただきました。

1.教材研究
・教科書の問題を実際に解いてみる 。→児童目線のつまずきや疑問が見えてくる。
・まとめをよく練って考える。→まとめが明確ならば、自然と次の問いは見えてくる。

2.わかったことわからなかったこと
・児童に最後のまとめで今日わかったことと、わからなかったこと(疑問)を書いてもらう。→今日わからなかったことから、つぎの問いは生まれてくる。子供の"え?"を生み出す 。

3.動的に変換する
・教科書の情報は静的なもの。自分でそこから資料を作り動的な情報を生み出す。→動的に変換することで児童の中でストーリーに。

4.児童のつぶやき
・児童から生まれてくるつぶやきを拾いつなげていく。→児童が自分たちで真の問いを見つけたと思わせる。

 授業づくりの上で問いがとても大切であるということは、ゼミや今までのセミナーで何度も学んで来て染み付いています。しかし、これが大事!という知識だけでは不十分で、私たちはこれから、実際にそういう問いを作っていかなければならない立場になるので、今回具体的なお話を聞けてとても勉強になりました。ゼミの発表の中、また9月に迫る教育実習で実践しながら身につけていけたらいいなと思います。(山田)

第1回名人会動画発信(玉置)

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 今年度立ち上げた「授業づくり楽会」。部会の一つである「第1回名人会」の様子がわかる動画(3分30秒)が発信されました。

1 理科模擬授業 野木森広先生
2 授業深掘り
3 教育落語 愛狂亭三楽
4 落語 立川談慶
5 対談 落語家から学ぶ授業や生活で生きるコミュニケーション術 立川談慶&玉置崇

 ぜひここをクリック(youtube)してご覧下さい。

「みんなの学校」が教えてくれたこと (木村泰子)を読んで(静谷)

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 こんにちは。3期生の静谷です。

 とうとう4年に1度のワールドカップが開催しました。サッカー好きの私は、本来なら夜も寝ずに試合を観ていると思います。ですが、教採まで1ヶ月と大変時間がないため、ハイライトだけで我慢しています。この時期に開催して欲しくありませんでした(笑)

 さて、今回は友人から借りた木村泰子さん著書の「みんなの学校が教えてくれたこと」という本を読んで、思ったこと、学んだことについて書いていきたいと思います。

 まずは、思ったことです。

 大空小学校には「たった1つの約束」があります。それは「自分がされていやなことは、人にしない、言わない」です。この約束が守れなかったときは、やり直しの部屋(校長室)に「やり直し」に行きます。

 やり直しのときは、子どもが自らのやり直しができるように促します。決して、校長室が説教部屋にならないようにしています。私自身、どこか校長室は特別な部屋(怒られる場所、表彰される場所など)の扱いでした。それが大空小学校の子どもは、自分から自分らしく、やり直しをしに校長室に行きます。もちろん大空小学校の子どもたちも校長室は、特別な部屋だと思っていると思います。ただ、その特別な部屋でも大空小学校の校長室は、子ども自身が成長するための特別な部屋だと私は思いました。自ら校長室にやり直しをしに行き、自らやり直しをする。これは、決してやらされているのではなく、子ども自身が成長するために校長室に行きます。子どもが自分からやり直しをすることによって、自分がどうしてやり直しをしているのかを冷静に振り返るとともに、今後の言動に責任感も増すと思います。私も子どもに指導する際、子ども自らやり直しができるよう心がけて指導していきたいと思いました。

 次に学んだことです。
 私がこの本を読んで学んだことは、一人を支援するのではなく、全員を巻き込んだ支援をするということです。大空小学校では、この学校を作るのは「ここにいるみんな」という気持ちで、学校生活を送っています。ですがどうしても学校には、すぐにクラスから脱出してしまう子どもであったり、家庭環境の問題で、どうしても臭いが強い子どもといったなかなか周囲と馴染みにくい子どももいます。ただ、決して大空小学校の先生方はこの子どもたちを野放しにせず、むしろ学びのチャンスと捉えています。先生方は、周囲と馴染みにくい子どもを支援するのではなく、その周りの子どもにうまく働きかけ、「その子と一緒に教室におれるにはどうしたらいいか」を考えさせています。そして、みんなで大空小学校を作っていきます。私だったら周囲と馴染みにくい子どもにたくさん支援をして、クラスに馴染めるような手立てを考えていたと思います。もちろんこれも一つの方策かもしれませんが、これでは周りの子の成長する機会を奪ってしまうことになります。「その子と一緒に教室におれるにはどうしたらいいか」という発想に立ち、みんなで変わっていくことの大切さを学びました。

 この本を読んで、指導する際の視野が大きく広がりました。また、周りを巻き込み全員で学校を作り上げていくという学校の本質にも気づかせていただきました。

 この本は、実際に映画化されており、知っていた方も多かったと思います。まだ、映画を観ていない方、もしくは本を読んでいない方は、ぜひ読んでいただきたいと思いました。(静谷)

先生になった先輩たちと(早川)

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 こんにちは!3期生の早川です。

 先日、先輩方と一緒に食事をしてきました!学友会の先輩でもあり、玉置ゼミの先輩でもある江口さんと、学友会−大学祭つながりでずっと良くしてもらっている平井さん!

 3ヶ月前まではお互い大学生だったのに、今はもう先生と学生。でも、久しぶりに話してみると何も変わってなくて安心しました(笑)
学校生活のこと以外でもなんでも気軽に話すことができて楽しいの一言でした(^o^)

 今回の食事会に限らず、最近ゼミの先輩とお話することが多いのですが、自分が思い描く教員生活を先輩たちは真っ黒に塗りつぶしていってくれるので、お話を聞いていて本当に面白いです!

 今、現場で先生として働いている先輩たちと話していると、理想通りにはいかない現実の厳しさや自分の頭の中にはない先生の魅力というものを、感じることができるので、考えの幅も広がる気がします。

 こんなふうに話を聞きたいなと思ったときにすぐに連絡できるような先輩とのつながりがあることも当たり前のことではないので感謝しないとな、とも思いました。

 教採まで1ヶ月を切っているのに、食事や遊びなどの息抜きが少し多い気がしますが(笑)、それくらいの心の余裕を持って本番にも挑みたいと思います!!(早川)

お客様からお菓子をいただきました(玉置)

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玉置研究室にはお客様が時々お越しになります。

いつもお菓子を持ってきていただけます。

今日もいただきました。ありがとうございました。

6月10日 教育フォーラムから学ぶ (丹羽、安藤、秋田)

 皆さんこんにちは。先日名古屋で行われた教育フォーラムに参加させていただきました。そこで学んだことを3期生の丹羽と4期生の安藤と秋田で紹介させていただきます。

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 3期生の丹羽 亜由美です。私からは午前の部である若い教師向け授業づくりセミナーを通して学んだこと、教員になってからどんな道徳の授業がしたいかをお伝えします。

 岡村先生の道徳の授業をみて、最も印象に残っているのは、教員の揺さぶりの発問です。岡村先生の揺さぶり発問のあと、子どもたちの考え方に深まりが生まれました。やはり、表面的に考えている子どもだったり、綺麗ごとをいう子どもも中にはいます。ですが、教師が子どもの本音を引き出したり、考えを深めさせるためには、揺さぶりがいかに大切かを学びました。

 また、私が教員として道徳の授業をする際には、揺さぶりの発問に力を入れるとともに、資料を子どもたちに渡さず、教師が範読し、子どもたちがストーリーの中に入り込めるような道徳の授業ができるように取り組んでいきたいと思いました。1時間半という短い時間でしたが、大変勉強になりました。ありがとうございました。(丹羽)

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 こんにちは。4期生の安藤です。私は奈須先生の「深い学び」の講義から学んだことを「教科の捉え方」から書いていきます。

 奈須先生は''深い学び=教科の「本質」を大切にした学び''であると仰っていました。最初どういうことかよく分からなかったのですが、奈須先生の講義の中で、教師は教える「対象」ばかり重要視して、「対象」そのものを教えることに必死になりがちだが、教師は「対象」ではなけ「対象へのアプローチ」を教えなくてはならないといったことを仰っていて、なるほど、その都度の知識・技能だけでなく、学びに向かう力であったり、思考力・判断力・表現力などの資質・能力がともなって、子どもは対象はのアプローチができるので、その力を育てていくのが今回の新指導要領で教師に求められていることなのだと理解できました。

 そして、子どもたちが教科を武器にしてAIが発達していく未来を生き抜いていく・よりよい国を作る担い手になっていけるようにという教育の意図や教師としての心得を持って新指導要領や教科を捉え、子どもたちと向き合っていける教育者になりたいと思いました。(安藤)

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 こんにちは!4期生の秋田です!私は、この間、参加させていただいた教育フォーラムの午後に行われた、討論会でのことを紹介させていただきます!

 討論会では、柴田好章先生、鈴木明裕先生、寺田光宏先生がお話してくださいました。
私は今回、柴田好章先生の講話について紹介させていただきます。

 柴田先生は、深い学びの鍵は、「切実性」だとおっしゃっていました。子どもが、知りたい、理解したい、考えたいと思い、教師が、知ってほしい、理解してほしい、考えてほしいと思う。このように、教師と子どもも共に授業の価値を見出し、内在的価値を高めることが必要であると学びました。

 そのために、教師が児童生徒の十分な学びの機会を保証し、教室で生き生きと子供たちが学べるような環境も必要であるとわかりました。

 また、柴田先生は、学ぶとは、絶え間ない自己否定の連続による自己肯定とおっしゃっていました。物事や出来事に対し、「本当にそうといえるのか?」と批判的に捉えることが必要だそうです。ちょっとした疑問が強い考えになり、学びが生まれるのです。学ぶことは変わることであり、危機でもあるので、自己肯定感が必要ともおっしゃっていました。

 柴田先生のお話は、学ぶとは何かという根本的なものを追求したものであり、改めて学びとはどこに生まれるのか、どうしたら子どもたちは学びたいと思えるのかと考えさせられました。私自身も、常に学んでいる教師でありたいと思いました。貴重なお話ありがとうございました。(秋田)



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6月10日(日)教育フォーラムから学ぶ( 4期生 高橋、安部、加藤奨基)

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 こんにちは。4期生の高橋、安部、加藤奨基です。今日は先日行われた我が大学主催の教育フォーラムで学んだことことを書かせていただきます!運営のお手伝いをしながらの参加でしたが、内容としてはとても深いもので、多くのことを学ばさせていただきました。一日で学んだことがより分かりやすいよう午前の道徳の授業づくりについてを高橋から、午後の奈須先生のお話及び討論会についてを安部と加藤から書かせていただきます。


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 私は午前に行われた道徳の授業づくりセミナーで学んだこと2つについて書きます。

 まず1つ目は”揺さぶり発問”がやはり道徳の授業を深める上で大切だということです。授業づくり楽会でも揺さぶり発問の重要性については学びましたが、今回のセミナーで見た附属小の授業からも、揺さぶり発問に大きな効果があることが分かりました。

 ここで驚いたことは、子どもたちの意見を引き出すための発言のさせ方に工夫があったことです。挙手をさせ、意図的指名をするのではなく、挙手した子全員を立たせ、発言した人と同じ意見だったら座り、少しでも違っていたら全員に発表させるというスタイルでした。この方法をとったのには、意図的な指名をしていると、児童が教師が言ってほしいことを言うようになってしまうため、少しでも違う意見があれば共有し、みんなで議論して行きたいというねらいがあったそうです。道徳は正解がないからこそ、子どもたちの様々な考え方を受け入れていく必要があるし、これからの“考え、議論する道徳”を創っていくために、工夫できることがたくさんあるのだなと感じました。

 2つ目は、子どもたちを物語に引き込むということです。今回、1時間の授業のうち、いろいろな方法で子どもたちを物語に引き込もうとしていらっしゃいました。例えば、全員が内容を読む上で同じスタートラインに立てるよう教材は配配付しなかったり、途中で登場人物のセリフや心情を考えさせたりしていました。相手の立場や気持ちを想像し、道徳的価値に気づかせるために、子どもたちが集中して物語を聞けるよう、自然に耳と心を傾けられるように働きかけていることが分かりました。

 前回の授業づくり楽会に引き続き、道徳の授業づくりを学ぶことができました。以前学んだこととリンクさせながら話を聞けたのでより深い理解に繋がりました。今回は運営のお手伝いにも関わらせていただき、様々なことを経験できた1日でした。ありがとうございました。(高橋)


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 こんにちは、4期生の安部です。私は午後からの奈須先生の講演とその後の討論会から学んだことを書かせていただきます。

 午後からの講演、討論会は共に「深い学び」についてのお話でした。私たち学生にとっては理解するのが難しく、何となく分かるけど、うーん、まだまだ勉強が必要だなぁ、という感じを受けました。ですから私が学んだことは、もしかしたら講演の内容と多少のズレがあるかもしれませんが、どうかお許しください。(笑)

 奈須先生のご講演の中で度々出てきたのが新学習指導要領にも明記されている、「見方・考え方」についてでした。新学習指導要領の各教科の目標には「◯◯的な見方・考え方を働かせ‥」と記されており、その重要性は確かによく分かります。しかし、「各教科の見方・考え方」っていったい何だろう、どんな見方?どんな考え方?と最近、ずっと疑問に思っていました。奈須先生は「見方・考え方」=「その教科等の本質」とおっしゃっていました。

 では「その教科等の本質」って一体何だろう?と考えてみると、私は国語が専門なのですが、国語の本質と言われてもなかなか答えらません。小学校の先生になればほぼ全教科を子どもたちに教えなければなりません。子どもからしたら全ての教科のスペシャリストでなければならず、また、子どもたちにそれぞれの教科でどんな考え方、捉え方をしてほしいか、そうしてどんな力をつけていってほしいか、教師の中で持っておく必要があるなと思いました。各教科の「見方・考え方」をまだまだ捉えられていませんが、これから勉強していく中で見つけていきたいと思います。最後に奈須先生はこんなことをおっしゃっていました。「ベイシックな概念を教える初等教育はとても難しいけれど、大切なものなんだ」と。普段の生活から当たり前のことを当たり前のものとして片付けず、そこから学べる多くのことに気づけるような教師になりたいと思います。(安部)

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 自分は午後の最後に行われた、深い学びを作るための討論会での学びについて記事にしたいと思います。主に奈須先生と柴田先生のご指導が中心になっています。

 特に印象的だったことが、奈須先生の話題にあった、低学年教育の充実についてです。普段の大学の講義から低学年教育には幼児教育との接続の働きがあるとは学んでいたのですが、子どもが高学年化した時への中核的・本質的な概念の基礎にもなると聞いて驚きました。

 具体的には、小学校一年生の内容が概念的に捉えきれず、中学校二年生(!)の内容でつまづくことがあるとのことです。また、柴田先生は高学年で養う複合的な思考は、小学校低学年で養うようなベーシックな概念を組み合わせて、「どうなるのか」を考えた方が考えやすいとおっしゃっていました。

 これらから、低学年教育はただの接続ではなく、子どものこれからの思考の基礎となる役割もあるということを学びました。算数でいえば、ただ足し算のやり方を教えるのではなく、「足す」ことはどういうことなのかなどしっかりとした概念で教えていく必要があるのではないかと思います。そうしなければ中学でつまづき、高校でつまづき、果ては子どもの人生に関わってくると思います。小学校低学年での、大人から見れば何気ない簡単な概念こそが子どもの成長に関わってくるのかなと考えました。

 今回の討論会は難しい話題も多くピンとこないこともたくさんありましたが、教育について新しい考え方を深めるきっかけになったので、参加して良かったなと思います。普段はゼミなどで授業技術を学ぶことが多いですが、たまにはこういったセミナーもいいなと思いました。ありがとうございました。(加藤)

6月18日(月)3期生ゼミ記録(静谷)

 こんにちは。3期生の静谷です。

 今回のゼミでは、まず始めにいつも通り過去問に取り組んだ後、3人グループとなり、教育時事についての重要用語をそれぞれ覚え、確認し合いました。これまでうる覚えで通ってきたせいか、始めはなかなかうまく説明することができませんでした。ですが、みんなの考えを聞いたり、プリントの解説を読むことによって、用語についてより理解することができ、ある程度説明することもできるようになりました。

 その用語についての穴埋め問題であったり、説明を選択肢から選ぶ問題が解けたりしてもそれは本当に覚えたことにはならないと実感しました。自分の口で相手がわかるように説明することができたら、初めて覚えたことになります。個人面接や集団面接でも教育時事については、聞かれると思います。自分の口で説明できるようにするとともに、実際に教育現場でどのようにしていくかという考えも深めていきたいと思いました。

 教採まで1ヶ月を切っている自治体もあります。もちろん焦りもありますが、ここまできたらあとは自分次第であると思います。悔いが残らないよう1日1日の時間を大切にし、過ごしていきたいと思います。(静谷)
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6月2日の授業づくり楽会を終えて(加藤諒、加藤奨、中澤)

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 こんにちは。今回は6月2日の授業づくり楽会について加藤諒、加藤奨、中澤が書きたいと思います。

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は6月2日の授業づくり楽会と名人会について書きたいと思います。

 午前は授業づくり楽会があり、道徳教材を元に20〜30分ほどの授業を作り、教員2年目の先生方に模擬授業をしていただくという内容でした。自分たちも授業計画を作ったのですが、展開や深く考えさせる方法など流石だなと思う部分ばかりでした。特に最後の揺さぶりの発問は流石だなと思いました。道徳の授業ではよく子どもたちは良い方向に考えるそうです。それを揺さぶる発問を取り入れることによって、本音で語らせるという意図があったそうです。本音で語ることこそ道徳の授業だと思います。そのような道徳ができるよう勉強していきたいと思います。

 僕たち4期生はこの秋に教育実習を控えています。教育実習では、道徳の授業をやることも多いと聞きました。今日学んだことを生かして、教育実習では授業を行いたいと思います!!

 午後からは名人会ということで、野木森先生に理科の模擬授業をしていただき、インゲンマメの秘密を見つけようという内容で行っていただきました。理科の実験教材を用いて行いましたが、この授業を受けて「実物に勝る教材はない。」ということを改めて感じました。インゲンマメの成長の様子を実際に芽を出し始めたインゲンマメを時間差で観察することができ、インゲンマメについて深い学びと発見をすることができました。また、机間指導においてはヒントを与えすぎず、目をつけるポイントだけを与えていくことによって、見方・考え方を養っていた。?で始まりオープンで終わるということが大切だと学ぶことができた。

 今回もとても貴重な体験、学びをすることができた。このような場を用意してくださった玉置先生ならびに先生方、野木森先生ありがとうございました。(加藤諒太)

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 こんにちは!4期の加藤奨基です。6月2日の授業作り楽会の名人会と前座会に参加させていただいての学びを記事にさせていただきます!

 午前の前座会では、初めて見る教材をもとにその場で30分程で道徳授業の指導案を作り、教員2年目の先生方に模擬授業をしていただきました。グループで指導案を作るところまでは同じくさせていただいたのですが、実際の授業ではさすがプロ!というのを実感しました。

 特に印象的だったのは「ゆさぶりの発問」です。自分たちゼミ生のグループでは、指導案作成の時にいくつかの発問は考えられたのですが、ゆさぶりの発問に目を向けることができませんでした。前座会の先生方は、道徳の授業をより深めるポイントであるゆさぶりの発問をしっかりと捉え、授業を子どもたちの生活へ生かす方向性を明確にしていました。このことから道徳の授業を作る時は(道徳に限らず)、この授業を通してどんな子どもを育てたいのか、どんな力を身につけさせたいのかを明確に意識して授業を組み立てていく必要があると学ぶことができました。そしてそれらの身につけさせたい力を育むため、深めるために「ゆさぶりの発問」があるのだということを学ぶことができました。

 またこの前座会では多くの授業技術も知ることができました。黒板を斜めに使って心情変化を表したり、十字に切って意見を種類分けしたりなど、ここでないと知れないような非常に実践的な授業技術です。板書は個人的に興味があるので、実習前に知ることができたのは大きな収穫だったと思います。

 午後の名人会では野木森先生の理科の授業に参加させていただくことができました!
以前にも野木森先生の模擬授業に子ども役で参加させていただいたのですが、その時と同じく、野木森先生の授業では「これ欲しい!」「これ見てみたい!」と思った物をすぐに出していただけるのです。興味を持ったものがすぐ出てくることで授業にのめり込むことができ、子どももどんどん主体的になると思います。

 また、「子どもにヒントを与えすぎない授業を続けていると、自然と子どもから主体的にヒントを求めるようになる」という言葉が印象的でした。なぜ印象に残ったかというと、これは確かに子どもの主体性を引き出すには効果的ですが、もともとその教科を苦手だ・嫌いだと思っている子どもには効果が薄いのではないかと思ったからです。そういった子どもにヒントを絞る授業を続けても、「あの授業は難しいからやっぱり嫌いだ」とより消極的になってしまうのではないかと感じました。そのため、ただ漠然とヒントを絞って授業をするのではなく、「この子はこの教科が苦手だから個人指導を多くしてフォローしよう」など、「子どもを見極める力」と「見極めて効果的に対処する力」がなければならないと思いました。

 今回もとても多くのことを学ぶとともに、実際のプロの先生方の凄さというものを改めて知ることができました。特に前座会の先生方は、自分たちゼミ生が今、必死に学んでいる授業技術をしっかりと自分の力にされていました。玉置先生がおっしゃっていたように、授業技術に裏打ちされたより良い授業をするために、授業技術を磨いていけばこんな素敵な教師になれるんだ!ということを信じて頑張っていきたいと思える会でした。ありがとうございました。(加藤奨基)

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 こんにちは、最近、玉置ゼミ書籍販売人となっている中澤です。今回は6月2日に開かれた名人会について記事を書きます。

 午前中は、道徳の授業づくりに参加しました。その中で私は、いかに考えさせたいことを揺さぶるかということが、道徳の授業を作る基盤になるということを学びました。私はその時、教材を読み、場面をいくつかに分けて、場面ごとで人物の葛藤を考えていくかを考えてしまいました。今振り替えると、その考え方は国語の授業を作る考え方になっていました。

 松井さんの授業を見たときに、揺さぶりたいところまでは、テンポよく進め、揺さぶるところで板書を細かくし、子どもの発言と先生の追求発問を繰り返していました。このことから私は、授業時間45分が想像以上に時間が少ないことと、細かい進行が積み重なって授業が出来上がっていることも学びました。ぜひ活用していきたいです。

 午後からは、野木森先生の理科の授業を受けました。授業を受けて学んだことは、実物は教科書を勝るということです。『教科書で授業をするという言葉はよく聞くが、現実的に普段の授業では、教科書に書いてあることを子どもが教科書を見ずに自分自身で再現することで精一杯になってしまう。』と書物で読んだことがあります。そのため、芽が出る過程を示した実際の植物が出てきた時は驚きました。まさに教科書で、書かれていない細かいことを子どもが発見し、学ぶように授業が構成することを可能にしたからです。私は、実際に本物を用意すること以上に、教科書で授業をすることがどういうことかを教えていただいたことに感謝の気持ちを抱き、考えを深めていきたいと思いました。

 最後に、毎度のことではございますが、大変素敵な会に参加させていただいたことに感謝の気持ちを申し上げたいと思います。ゼミ生としての日々が、自分が学校の先生になったときに、心強い励みになると日々感じています。玉置先生を始め関係者の皆様、ありがとうございました。(中澤)

母の答え(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。

 先週の金曜日のゼミが終わった後、実家に帰りました。その理由は、試験当日に宿泊するホテルから試験会場まで実際に行ってみるためでした。

 両親と私の3人で行き、ホテルまでは車で向かいました。その車内で私は、ある質問を母にしました。それは「保護者はどんな担任を望むか」です。この質問は面接練習で聞かれた質問で、保護者の気持ちは保護者に聞いてみれば良いのではと思ったので聞いてみました。

 「どの子もきちんと見てくれる先生」が母の答えでした。そして母は、弟の参観日のときのことを話してくれました。弟は勉強が苦手でありましたが、その授業で挙手をしました。母はその様子を見て「間違えるかもしれない、当たらないといいな」と思っていたそうですが、担任の先生は弟を当てました。弟は母の予想通り間違った答えを言いました。しかし、その後に行われた保護者懇談会で母は、保護者全員の前で担任の先生からほめられたそうです。担任の先生から「普段はあまり自分の考えを話そうとしないけれど、挙手をして自分の意見を話した。答えが合っていようが間違っていようが、自分の考えを話そうとしたその気持ちが嬉しかった」と言われたそうです。母はこのとき、例え勉強が苦手でも別の良い所を見てくれていて、それがすごく嬉しくてこの先生なら何の心配もいらないと感じたそうです。

 自分の教育実習での授業を思い返すと、弟のように勇気を出した子どもを、私は授業を進めることに精一杯で見逃していたに違いないと感じました。同時に、母が言っていた何も心配いらないという安心感を保護者に持ってもらえる先生になりたいと思いました。母の答えも参考にし、自分なりの答えを見つけたいと思います。(松田)

国語を学ぶ理由(小学五年生に分かるように)(安藤)

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 私たちは自分の言いたいことや考えを相手に分かってもらうために言葉を使って相手に伝えたり、相手の話を分かろうとして、相手の言葉を聞いたりしますね。

 お互いの思いを伝えるための道具が言葉です。そしてその言葉の使い方を学ぶのが国語です。私たちは言葉として日本語を使っていますね。

 したがって、日本語で自分の言いたいことを上手に表現し、相手の考えを聞き取って、意思疎通ができるようになることが生きていく上でとても大切なことです。国語をしっかり学んで、きれいな日本語を使いこなせるようになりましょう。そうすればもっとみなさんの人生が豊かになります。(安藤)

体育を学ぶ理由(小学五年生に分かるように)(井上)

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 なぜ体育を学ぶのか?

 体育は運動ができるようになることが目的ではなくて、人間関係の築き方を学べる唯一の教科なんだ。

 だから運動ができなくても気にしないでいいんだよ。体育でやった経験や理解を通して少しでも人生の中で運動に親しんだり、健康を保って明るく楽しく過ごせるように、体育を学ぶんだよ。(井上)

オープンキャンパス(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。

 まもなく教採まで1ヶ月を切るよというこの日々の中、相変わらずの大学愛ぶりを発揮してきました。そうです。6月17日は、岐阜聖徳学園大学の今年度一回目のオープンキャンパスにスタッフとして参加をしてきました!

 OCA(オープンキャンパスアドバイザー)として10回を超える回数を参加しているので、何をすべきか、どのような対応が喜んでもらえるかというのが分かってきます。このような自分の取り組みも全ては自身の人間性の構築に繋がると思って毎回参加しています(本当はただ楽しいから参加してるだけです(笑)

 そんな今回のオープンキャンパス。我らが玉置先生が大学の授業体験として模擬授業を行っていました。相変わらずの参加者との意思疎通ぶりで、興味の惹き方が上手いなぁと感心させられるばかりでした(上から目線の書き方になってしまいすみません)

 また、私は在学生代表として(ゼミ代表として?)「教師の魅力とは?」「なぜ教師を志望したのか」を壇上にて語りました。多くの人が共感したとの挙手をして頂きとても嬉しく思いました!!と、ともに、人前で話すことに自分も慣れたものだなぁと自画自賛にはなってしまいますが成長を感じました。(笑)

 次回のオープンキャンパスは7月21日にあります。しかし教員採用試験が丸かぶりなので参加は出来ませんが、8月は被っておらず参加できるので、ぜひまた参加したいなと思います。また明日からは勉強に切り替えていければと思います。

 玉置先生の模擬授業の写真を載せておきます( ̄▽ ̄)(早川)
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6月2日授業づくり楽会に参加して(高橋、鏡味、高桑)

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 こんにちは!6月2日の授業づくり楽会で学んだことについて、4期生の高橋と、鏡味と、高桑で書いていきたいと思います。

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 4期生の高橋です。先日の授業づくり楽会で学んだことを3つ、まとめていきたいと思います。

 まずは、道徳の授業づくりで学んだことについて書きます。2人の先生の模擬授業を見て学んだことは、この教材を通して子どもたちにどうなってほしいかを考えることの大切さです。わたしは生徒役で「本当に負け続けていいの?」という問いを投げかけられたときに、「道夫くんを誘う」という結論が出で終わりではダメなんだ、と思いました。建前で終わらず、本音で語り合うことや、実生活での解決の方法まで考えていくことが、集団を高め合うことだということが分かりました。

 また、授業内での明確な指示が子どもにとって重要であることも実感しました。「ペアで話し合って。」「左から右の人へ伝えよう」という指示で、すんなりペア交流に入ることができて、とてもやりやすかったです。ぜひ真似してみたいと思いました。

 野木森先生の理科の模擬授業では、机間指導での「ヒントを与えすぎない一言」というのが印象に残っています。机間指導で、子どもに応じた言葉がけをして、考える視点を伝えてあげることで、思考が深まっていくことが分かりました。

 そして、最後に立川談慶さんこお話で心に残っていることについて書きます。それは、「基礎基本を大切にする」ということです。授業技術の基礎、話し方の基本をしっかり身につけ、そこで初めて個性を出すことができるというお話にとても納得しました。落語家さんは、最初は師匠の息継ぎの仕方まで真似てやるんだと知り驚きました。いきなり自己流でやるのではなく、まずは基本に忠実にやってみることが大切なんだと思いました。わたしも、これから授業名人の授業技術や、良いところをたくさん吸収して、その通りにやってみることを実践してみたいと思いました。
 
 今回は、あまり経験することのできない道徳の授業づくりと理科の模擬授業で子ども役をすることができて、とても勉強になりました。教育実習でも使えそうな技を教わることができ、とても充実した1日になりました。ありがとうございました。(高橋)

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 今回のセミナーでは午前中に道徳の授業、午後は理科の模擬授業、そして落語を見させていただきました。その中での学びを3点述べたいと思います。

 1点目は、授業は、最終的な子どもの見たい姿から授業を考えることです。特に道徳は、子ども達がそれぞれ違った価値観を持っているので、子ども達が最終的に考えることはそれぞれ違ってしまいます。

 その考えを教師が否定するのではなく、授業の中で教師が子ども達にこれだけは押さえてほしいことを明確に持っておくことが大切であると学びました。

 2点目は、机間指導のやり方です。理科の模擬授業をしてくださった野木森先生は、個々の机間指導をとても丁寧にしてくださいました。その時に、考えられた部分までをまず評価してくださり、その後に考える視点を与えてくださいました。こうすることで次にどのように考えていけば良いかが明確になります。検討会では、学校が始まる4月は考える視点が必要だが次第にその視点を与えなくても生徒が考えられるようになることを学びました。

 3点目は落語を見て、授業には落語のような話すスキルが必要であることです。私は落語を見ていて、すぐに心を掴まれました。このような、子どもを引きつける話し方ができると授業力がさらに上がるのだと分かりました。

 今回のセミナーでは授業法についてたくさん学ぶことができました。とてもいい勉強になりました。(鏡味)

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 こんにちは。4期生の高桑です。先日行われた名人会では、偉大な1期生の先輩方の道徳の授業を生徒役として見させていただきました。またとない機会を嬉しく思うと共に、私には全く考えつかないような発想で授業が進められ、得るものが多くありました。学んだことを3点に分けて書いていきたいと思います。

 まず1点目は子どもにこの言葉を言わせたいというゴールを決めることです。私たちゼミ生は模擬授業を受ける前に、5人ほどのグループで1つの板書計画をつくりました。道徳についての知識が全くない私たちは、主人公のコロコロ変わっていく心情を追うことや説明がなくわかりづらい文章への補足に気をとられて単調で何が大切なのかわからない板書になってしまいました。この原因としてゴールが明確に決められていなかったことが挙げられると思います。先輩たちは最終的に子ども達に何を考えさせたいのか、学んだことを日常生活にどう取り入れさせたいか、1つの資料からそのクラスにあったゴールを見つけ、授業の方向性を決めていました。

 また、そのゴールにつなげるために必要な部分(パワーバランスや人物像など)をしっかりとおさえて、そうではない部分はさらっと流すという子どもたちが方向性に気づけるようなめりはりをつけていました。これが2点目です。1回目の模擬授業では「ぼくはどきっとした。」という一文からなぜぼくがどきっとしたのか理由をおさえるために、普段どんなことにどきっとするのかノートに書かせペアごとに交流をしてから全体で交流をしました。これが2回目では生徒1人1人に近づいて「どんなときにどきっとする?」と聞いて回ることに変わっていました。補助発問としてこの一文はおさえておく必要があるが、あくまで主発問の前置きであるため、時間をかけるよりもリズムよく指名していった方がいいという判断だったのかなと思いました。

 3点目は綺麗事で終わらすのではなく、ゆさぶりを入れて子どもたちが本音で語れるようにするということです。今回の主発問である、「みんながぼくだったらどんな行動をするか」という問いかけに対し、多くの生徒が「謝って一緒にやろうと誘う」などと綺麗事を並べました。実際の子どもたちも、人に思いやりの気持ちをもって優しくすることが正解だと認識しています。しかし綺麗事を並べるだけの授業は、よりよい生きる力を引き出すことや関わりを豊かにすることにはつながりません。これを解決するために、「みんな優しいね。先生いじわるなこと言っていい?」と切り出し、ゆさぶりをかけていました。このゆさぶりによって、子どもたちが実生活で体験している内容と関わらせて、「みんなが気持ちよく過ごせるためにはどうしたらよいか」を集団で確かめ合えるような流れができていました。

 私が今まで受けてきた道徳の授業を思い返すと綺麗事で終わるイメージがあったため、この予想もしていなかったクライマックスに度肝を抜かれました。また授業中に細かなテクニックが散りばめられており、「さすが玉置ゼミの1期生の先輩だ」と感銘を受ける場面が多くありました。私たちも3年後、1期生の先輩たちのように道徳の授業をできるかはわかりませんが、まずは3ヶ月後に控えている教育実習にいかしていきたいと思いました。これからも玉置先生のもとで多くのことを学んでいきたいと改めて思えた、充実した1日でした。ありがとうございました。(高桑)

5月28日(月)3期生ゼミ記録(岡田)

 こんにちは。3期生の岡田です。

 先日のゼミでは、故・国語教師の大村はまさんが書かれた文章を元に論作文を書く練習をしました。今回は構成を考えるまでです。

1.自分の考え
2.具体例(二つ以上)
3.総括

 この三点を書き終えたところで、自分たちが書いた内容を元に集団討論を行いました。具体例ともなると、自分では思い浮かばなかったアイデアが出てきたり、大村はまさんを研究している丹羽さんから出てくる知識等があり、良い学びとなりました。

 試験日に少しズレはありますが、全員約1ヶ月前。あと少ないながらにも、出来ることをみんなでやっていきたいです。(岡田)
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【20180219指導助言】犬山市ICT活用教育研究委員会

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 15時開始の「犬山市ICT活用教育研究委員会」にアドバイザーとして出席のため、犬山市役所へ向かう。途中でしばし休憩。

 15時から1時間30分ほどの会議。三つの部会から報告があったが、ICT部会からは、昨年夏に導入されたタブレットPCの活用状況報告があった。予想以上に活用されていて、「正直、驚きました」とコメント。報告資料を見る限り、導入機器は適切だったと判断。国語科授業改善推進委員会、学びの環境研究委員会からの報告を受ける。

 来年度の取組については最後にコメントを求められ、びっくり。他で使うために作成していたタブレットPC活用の効果検証データを使って、方向性を示す。

6月7日(木)桑名市立陽和中学校 道徳飛び込み授業・研修会に参加して(竹内)

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こんにちは。4期生の竹内です。6月7日に桑名市立陽和中学校で行われた玉置先生による道徳の飛び込み授業・研修会に参加させて頂きました。今回はそこで学んだ事の中から2つを取り上げたいと思います。

 まず1つ目は始めにゴールを見せることです。始めと終わりの主人公の気持ちの変化をあらかじめ子供たちに伝えることで、子供たちはその過程に注目しようとします。話が一通り読み終わった後に、玉置先生は『主人公は何があってどういう気持ちになって変わったか。』を主発問として取り上げていました。それにより子どもたちは主人公を自分に置き換え考えようとするのだと思います。自分自身玉置先生の授業の際に、子どもたちと同じように考えました。

 さらにこの時に大事な事としては、○つけ法をして見て回る時にオープンカンニングをすることだと感じました。自ら答えが出せなくても、他の子の意見を聞いて自分もその考えと同じだと思えば、それでいいのではないかと思いました。
 
 2つ目は道徳は国語の授業ではないということです。これは当たり前のことなのですが、どうしても物語を読むという事で、国語に似たような授業になりがちな気がしていました。しかし、玉置先生は授業中に『想像』という言葉をキーワードにしていました。登場人物を自分に置き換え、自分だったらこうするとか、これを言ったら相手がどう思うのかを考える、といったような想像力が道徳では大切になってくると再認識させられました。

 今年の秋に小学校、中学校の教育実習を控えている自分にとって玉置先生の授業はとても参考になる機会になりました。桑名市立陽和中学校の皆様、玉置先生ありがとうございました(竹内)

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