教育実習で頑張りたいこと(加藤諒太)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です。前期のテストも終わって、教育実習が近づいてきており、ドキドキとワクワクが入り混じったような感覚を感じております。一度しかない教育実習を良い経験とできるよう積極的に臨んでいきたいと思います!さて、私が教育実習で特に取り組みたいこと、授業技術は2つあります。

 一つ目は、机間指導での丸つけ法です。ゼミ活動を通して、机間指導が授業を進めるにあたって重要な役割を担うことがわかりました。また、児童・生徒を指名する際には答えを知っておくことが大切です。指名に意味を持たすためにも把握することが重要だと学びました。そのためにも机間指導では講義で学んだ丸つけ法を意識したいと思います。児童一人ひとりを褒めるということもできますし、何より、「ああ、〜なんだね!」とあえて口に出して指導を行っていくことでわからない児童もヒントを得ることができます。授業をうまく進めるためには必要な授業技術ではないかと私は考えます。なので丸つけ法が私が実習で取り組みたいことの一つです。

 二つ目は、ペアワークでの意見交流のコツ4つです。
1.交互に話す
2.最後まで聞く
3.反応しながら
4.途切れさせない
 と行った内容のものです。実習の中でペアワークやグループワークで意見交流をさせる機会はたくさんあると考えます。そのためにもこの四観点は大切だと思います。実際にこれを意識しながらペアワークを行ったところ、とても良い雰囲気の意見交流ができ、途切れずに話すことで部屋全体にも活気が見られました。話し合いをさせる授業において話し合いの活気はとても重要だと思います。活気のある授業にするための流れを作り出すことができるのではないかと私は考えました。活気のある授業をするためにもこの項目を実施したいと思います。

 また、授業技術ではありませんが児童との良い関係を作ることも意識したいと思います。そのためによく遊び、よく褒めて児童との距離を縮められるよう頑張りたいと思います。失敗はたくさんすると思いますが、失敗から学び次に生かして行けるように頑張りたいと思います。(加藤諒太)

教育実習で頑張りたいこと(高橋)

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 こんにちは。4期生の高橋です。8月も3週目に入り、あっという間に教育実習まで残り1ヶ月を切りました。自分の人生の中でも1番濃い4週間にできるよう、実習へ向けて気持ちを作っていきたいです。

 そこで今回は、教育実習で頑張りたいことを、この記事を通して宣言しておきたいと思います。

 前期のゼミでは、授業技術や子どもとの関わり方について、たくさんのことを学んできました。その中でも私が意識したいことは2つあります。

 1つ目は、全員参加の授業を作ることです。ゼミの発表の中では、何人かの人が◯×法を取り上げてくれていました。私も、◯×法を始め、子どもたちが授業に参加せざるを得なくなるような仕掛けを効果的に使いながら、全員参加の授業づくりを目指していきたいです。

 2つ目は、1時間のゴールを決めて、そのゴールから授業を組み立てていくということです。これは、ゼミで玉置先生から教わるまで知らなかったことでした。まずは教材研究で、この授業が終わった時に子どもたちが何と言ったら成功だと言えるのかを考え、そこから逆算して授業を考えていくというものです。この力をつけたい、こう言って欲しいという芯を持っておけば、指導案を書く際に授業の方針が見えやすくなりますし、内容がズレていくことはないと思います。

 私は、授業をする力がまだまだ足りません。しかし、前期に4期生のゼミで学んできたことを生かして、自分なりに精一杯頑張りながら、さらに実習で学びを深めていきたいと思います。(高橋)

教育実習で頑張りたいこと(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。テストが終わり、一息ついているところですが、小学校教育実習まで残り1ヶ月を切りました。この実習までの1ヶ月の夏休みを充実して過ごし、心も体も万全な状態で実習に臨みたいと考えているところです!そこで、今日は1ヶ月後の実習で自分が特に意識して頑張りたいことを2つに絞ってここに宣言したいと思います!

 まず、1つ目は、今までのゼミで何度も出てきた、子どもをよく褒めるということです。授業中でも、休み時間の何気ない会話の中でも一人一人の子どもを認め、褒めてやることがとても大切なことだということをこれまでのゼミやセミナーで学んきました。子どもは認められたい欲がとても強いので、少しでも褒めてもらったり、認められると本当に嬉しそうな満足げな表情を浮かべます。

 私の実習の配当学年は6年生なので、最初のうちはなかなか受け入れてもらえず、こちらが褒めてもいい反応が返ってこないかもしれませんが、粘り強く褒め続け、子どもが私を認め、受け入れてくれるようになるまで頑張りたいと思います。また、玉置先生の授業テクニックの技として、全員の子どもが主体的に学ぶことができるように、マルバツ方や二択から選ぶクイズ形式など全員が必ず参加できる機会を授業のどこかで必ず入れて、それを行った後にすぐに全体を褒める、そして意見が言えそうな子に意図的指名をし、全体に広め、さらに深めていくという授業の展開の仕方を学びました。

 これを実践するためにもまずは子どもを褒める言葉を発することからです。玉置先生の授業の見本を思い出して、少しオーバーかなと思うくらいのイメージで褒め言葉をどんどん発信していきたいです。

 2つ目は教材研究をするときに、最後に子どもに何を言わせたいのかをはっきりさせるということです。指導案を考えるとき、どうしても教科書に書かれているまとめに目が行ってしまい、この授業で子どもが達成すべきこと、獲得するべき能力が曖昧になってしまいます。

 しかし、それでは授業が成功したとは言えません。自然に子どもたちの口から答えが出てくるように、教科書に書かれたことを自分の言葉で説明できるぐらいまで教師が仕向ける必要があります。実習は初めて出会う子どもたちの前で授業をするので、最初の指導案を考える段階で、どんな言葉が子どもから出てくるかも予想できず、とても難しいかと思いますが、子どもたちの分かった!なるほど!という嬉しそうな表情が見られるを目指して頑張りたいと思います。(安部)

教育実習で頑張りたいこと(竹内優輝)

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 こんにちは。4期生の竹内です。いよいよ、教育実習まで残り1ヶ月を切り、今までは先輩方が行っていた教育実習を今度は自分が行かせていただくということで、少し楽しみな気持ちと不安な気持ちでいっぱいです。さて、今回はそんな教育実習に向けて、前期の玉置ゼミを通して学んだ授業技術の中で、これは意識したいというものを2つ述べたいと思います。

 1つ目は褒めるタネをまく、ということです。

 これは前期のゼミの中で大事にされてきたワードで、褒められて嫌な気分になる子供は居ないと思います。褒める際も子供たちには何がどういう理由でよかったのか、という価値付けをしっかりと伝えることも大切なので、心がけたいと思います。

 2つ目は丸つけ法です。

 丸つけ法は授業のリズムテンポを作ったり、子供たちの実態把握をするうえで、必要な授業技術だと思います。その中でオープンカンニングをしたり、子供の行動に価値付けをして褒めたり、丸つけ法を通して丸をつける以外の授業技術も必要になるので頑張りたいです。

 実際に現場に立つということは今まで教室の後ろでしか無く、今回の教育実習では初めて授業をするということで、不安が募るばかりですが、玉置ゼミでの学びを通して体験できること活かせることを積極的に使っていきたいと思います。失敗を恐れずに、失敗しても次に活かすぞ、という強い心意気を持って教育実習を頑張りたいです。(竹内)

教育実習で頑張りたいこと(安藤優里)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回はゼミで学んだ授業技術の中で私が教育実習で特に実践したいと思う1.丸つけ法と2.褒めるの2点について書きたいと思います。

 まず1.の丸つけ法について。丸つけ法はゼミの中でも何人か練習しましたし、私も発表時に取り入れてみましたが、正直難しいと感じました。慣れていないというのが一番大きいと思うので、実習で少しでもうまくできるようになりたいです。

 2.の褒めることにも繋がってきますが、子どもが自分の答えに自信が持てるように、また、自分の考えを持って、書くことができたことに対して認めてあげられるように、丸つけの際には「褒める」ことが大切であると学びました。その褒め方が「すごいね」「いいね」のワンパターンになりがちなので、褒め言葉のバリエーションを増やすとともに、その子の良さを見つけられる目を養いたいです。また必要に応じて、丸をつけて回りながら、書けた子のキーワードを読み上げて、まだ書けていない子のヒントにする「オープン管理」も実践していきたいです。

 次に2.の褒めるについて。授業の中では褒めるタイミングがたくさんあります。子どもが意見を発表した時、ノートに答えを書いた後、話し合いの後…など。その時に「よく考えたね」「○と×にいい感じに分かれたね」とか「違う捉え方があっていいね」と子どもを評価することで、子どもの意欲を向上させるだけでなく、授業にメリハリがでて、「締める」ことができると学びました。私は授業を進めなくちゃ、と早まってしまうので、子どもをよく見て褒めるタイミングを逃さないようにしたいです。

 教育実習が迫ってきて、緊張や不安もありますが、ゼミで学んだことに自信をもって実習に臨みたいと思います。(安藤)

教育実習で頑張りたいこと(加藤奨基)

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 こんにちは!四期の加藤奨基です。僕が教育実習で頑張りたいこと二つは、価値付けて褒めることと、授業作りです。

 価値付けて褒めてあげることでただ単に褒めるよりも子どもとの距離感もぐっと縮まるのではないかと思います。しかし、この価値付け方や価値付けた言葉のかけ方がとても難しいので、教育実習での頑張りどころだと思っています。

 授業作りは、以前行わせていただいた模擬授業作りで学んだ作り方をもう一度実践したいということです。この模擬授業は「子どもが最後にどのように言ったら授業は成功か」から逆算していく授業の作り方や指名の方法・タイミング、つなぎ方など今まで学んだことがたくさん詰まった模擬授業でした。しかし、初めての模擬授業ということもあり、全てを出し切れませんでした。なので教育実習での授業作りを通して少しづつでも今まで学んだことを生かしていきたいと思います。(加藤)

教育実習で頑張りたいこと(山田)

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 わたしが前期のゼミで学んだ指導のポイントの中で、「教育実習でこれだけは絶対に実践するぞ!」という2つを書きたいと思います。

 1つ目は、高橋さんが発表してくれた「口の悪い子への切り返し」です。わたし達は教育実習生とはいえ、教室に一足入れば、わたし達と子ども達の関係性は教師と児童・生徒になります。わたしは、普段から、人より少し怒るという感情に疎いような気がしていて、さらに上下関係がゆるい部活やサークルに今まで所属して来たので、高橋さんが出してくれたタメ口の例も、ゼミで学んでいなかったらスルーしたり許してしまってりしていたかもしれないと思います。

 しかし、高橋さんから、「アイメッセージ」を使うということを学びました。アイメッセージで教師自身の素直な気持ちを伝えつつ、その前に「あなたの事は好きだけど…」などその子を尊重する言葉を入れることで、人格の尊重と部分否定で対応するということを知ったので、ぜひ、ここぞという時にきちんと指導できる人でありたいなと思いました。

 2つ目は、前期のゼミの中で、色々な観点から多くの人が発表してくれた「発問」にこだわることです。明確で適切な発問は、子どもの興味ややる気を引き出させ、「主体的・対話的で深い学び」を生みます。実習の中で何度も指導案を書かせていただく機会があると思いますが、1つ1つ丁寧に、とことん発問にこだわって作成したいです。

 教育実習を3週間後に控えて、不安と期待が入り混ざった気持ちではありますが、ゼミでの学びを最大限に生かして、実りある教育実習にしたいと思います。(山田)

教育実習で頑張りたいこと(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。テストも終わり、夏休みに入りました。今年は9月から実習を控え、何かとドキドキソワソワする夏休みを過ごしています…(笑)

 3年生の前期でのゼミでの学びを踏まえ、実習で頑張りたいことを2点述べたいと思います。

 1点目は、子ども達とただの仲良し先生にならないことです。私としても、子ども達全員と仲良くなりたいという気持ちはたくさんあります。しかし、仲良しだけの先生では舐められたり、実際自分が授業をするときに言うことを聞いてくれなかったりしてしまいます。よって、遊ぶ時は思いっきり遊んだり楽しんだりする、子どもが悪いことをしていたらきちんと注意をするなどメリハリのある実習生になりたいです。

 2点目は、自分の授業の中で一回は意図的指名をすることです。子どもの反応やつぶやきから意図的に指名をして、授業を繋ぐ方法です。また、意図的指名をすることで、子ども達に緊張感を持たせながら授業を行うことができることもゼミでは学びました。この意図的指名は子ども達の表情やつぶやきを意識していないとできないことです。難しいですが失敗してもいいので一度はやってみたいと思います。

 ゼミでは他にもたくさんの授業技術を学びました。インプットするだけで、アウトプットができていないので、頭の中では分かっていてもいざ、やるとなると多分できないと思います。しかし、学んだ授業技術をなるべく実習で使い、少しでも自分のものにできるようにしたいです。そのために、実習までの期間にゼミのノートを見返すなどして復習しておこうと思います。(鏡味)

教育実習で頑張りたいこと(高桑)

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 こんにちは!4期生の高桑です。記事を書くたびに実習までのカウントダウンをしていましたが、とうとう1ヶ月をきり、実習目前となりました。不安なことはたくさんありますが自分に自信を持って、また実習先の先生たちに教わりながら、次の2点を特に頑張りたいと思っています。

1.授業での話し方
 私は前回のゼミ発表で指摘され、発問や説明など、しっかり伝えておきたいことを話すときでも話し方が単調になってしまうということに気がつきました。ボーッとしている子どもでも教師がスピードや声色、間の取り方を工夫することで、自然と耳を傾けるようになると教わったので、意識して授業がすすめられるようにしたいです。

2.具体的に褒めて、価値づけをする
 「褒める」ことの必要性は、取り上げられるたびに感じています。しかしいつかのゼミで褒め言葉を並べようとして、数個しか出なかったことがありました。実習中にその子どもにあった褒め言葉が瞬時に伝えられるように語彙を増やす努力をしておきたいです。またただ褒めるだけでなく、周りの子に気づかせるという意味でも、具体的にこの行動がよかったよとしっかり価値づけしていきたいと思いました。

 少しでも多くのことを吸収して玉置先生やゼミの仲間に成長した姿を見せられるように、1日1日を大切にしていきたいです。(高桑)

教育実習で頑張りたいこと(中澤)

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 大学へ入学してから待ちに待ちに待ちに待っていた教育実習がもうすぐ始まろうとしている。同年齢集団による集団圧力から一時的に解放され、自分一人が何十人もの子どもを相手に正面からぶつかっていく機会であり、玉置ゼミ生ではない、心ない先輩や同年齢の人の発言に惑わされず、目を気にせず、自分の力を存分に発揮できる最高の機会である。勿論、授業技術は、玉置先生をはじめ、ゼミ関係者すべてのかたのお陰で学びとることができたのである。感謝の気持ちを抱きつつ、教育実習の目標を二点まとめていく。

1,学んだことを指導案に

 ゼミで学んだことがたくさんあるからその中で一つ二つを確実に行うという意気込みをよく見る。しかし私は、ゼミで学んだことを使わないと授業が成り立たないと考えている。私はもともとカウンセリングや学級経営については、小学生だった頃から妄想にふけるように考えてきたことだが、授業展開や発問、当て方については何も技術を知らなかった。よって、ゼミで学んだことが唯一の武器である。指導案を作成するときに、どのタイミングでどの技法を使っていくのかを想定して、積極的に活用していきたい。勿論失敗の繰り返しになるが、攻めの失敗を重ねて、技能を我が物にしていきたい。

2,過去の自分を裏切らないように

 私は、小学校の先生になりたいという思いに呼応して、教育実習生に対しても憧れがあった。なぜなら、教育実習生とは、教師になる夢を叶える一歩前のところにいる人だからである。夢を諦めないで歩み続けた人でないと教育実習生になれないと小学生の自分は思っていた。そのため、過去の自分は、「勉強もできないし不器用だし給食も食べられないけど、絶対あそこまで辿り着いて、バカで力がなくても、諦めないで努力を続ければ夢を叶える一歩手前までいけることを教えてあげるんだ!」と未来の自分にバトンを差し出していた。

 まさか自分がバトンを受けとる立場になると想像できなかった。バカでも努力を続ければ、上記したような大口を叩けるようにとは、本当に思ってもいなかった。私にとって教育実習は、大学の先生が訴えかけていただく以上に重たいものを背負っている実習なのである。過去の自分を裏切らないように、不安を抱えていた自分にエールを送れるように、実習を鬼真面目に過ごしていきたいと考えている。(中澤)

教育実習で頑張りたいこと(関口)

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 今までゼミで学んだことの中で実習で生かしたいことはたくさんありますが、多すぎても達成しきれないと思うので、これだけはというものを二つに絞りました。

 一つは、机間指導です。オープンカンニングや価値付けと何のために行うのか考えること。テンポ良く、褒めのバリエーションを増やす。何より子どもの意見を勝手に解釈しないようにすることは気をつけなければいけないと考えています。間違えた子どもに対し、どう褒めてどうやり直させるかは問題によって様々だと思うので場数を踏みたいと思っています。

 もう一つは、子どもをみるということです。これは私の中ではハイレベルな課題なのですが、「今、首傾げたね?」って子どもの発言を繋げられるのがとてもすごいと思うのでやってみたいです。また板書において、子どもに背を向けず書くようにするには練習が必要なので意識して背を向けないようやっていきたいです。

 不安ばかりの実習ですが、少し楽しみになるものですね。実りある実習期間を過ごせるよう積極的に挑戦していきたいです。(関口)

中村健一先生のブラックシリーズを読んできて(中澤)

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 こんにちは。四期生の中澤佑太です。この記事は本来、7月2日の四期生ゼミで私が発表したことを自身で振り替えることが本来やるべきことであるが、前期の間に中村健一先生のブラックシリーズを読んできたことのまとめを行いたいため、その事を記していく。

 玉置ゼミの授業で行われる発表は、玉置先生の本棚にある、様々な作者の本三冊を、三回の発表で紹介するというものである。ところが私は玉置先生に、中村健一先生を紹介していただき、ブラックシリーズを自分で買って三回とも紹介した。つまり、同じ人物の本を連続で発表をしたということになる。(私はゼミ生でいるうちに玉置先生の本棚にある本を全て読むという目標があるため、他の作者の本も読んできている。)初対面で教育の本の作者も知らない私に、中村健一先生を紹介した玉置先生、何か意図があったかは覚えていないが、まるで私のことを知っていて本を紹介したかのように、私との相性が抜群であった。初めて読む作者が中村健一先生でよかったと私は今考えている。

 ブラックシリーズとは端的にいうと、学級経営や授業について、『腹黒く』策略を練って、一年間過ごせよというメッセージ本である。例えば学級内に、子どもに合意の上で、みんなの前に叱られる役の子どもを作ったり、意図的に怒鳴る機会を設けてたりなどである。この本に書かれている中村先生が見出だしたことは、他の作者の教育本には被らない内容であり、この本にしか書いていないと考えると面白いと私は考えている。しかし、四月一ヶ月間の過ごし方など、中村先生自身が有名な教育者の本から学んだことをアレンジしたものも書かれていた。内容もさることながら、文章自体が秀逸である。私はこれまで様々な作者の教育本を読んできたが、ブラックシリーズほど読みやすいものはなかった。

 三回目の発表の際に玉置先生から、結局ブラックとはどういうことなのかという質問をいただいた。読んでいくなかで、ブラックな内容から、ベテラン教師からみると特別ブラックではないと受け取られる内容になっていったからである。この質問に対して私は、こう考えている。

 本のなかで中村先生は、自分が小心者で、とにかく学級を崩壊させたくないという思いで一秒一秒策略を練ってきたと伝えている。ブラックとは、世間の価値観で、『普通そんなことはしないという考えやそこまで徹底すると考えてしまうこと』ではないかと私は考えている。私も読んだ当初(ゼミで学ぶ前)は、腹黒いなぁという気持ちで本を読んできたが、ゼミで学んでいくうちにもう一度本を読むと、ブラックというよりは、教職にプライドを持っている人からすると、むしろそう考えるのか必然と考えるだろうなぁと本の内容を解釈するようになった。私はこのシリーズを読むことで、自分が学級経営や授業をする際に、目的に沿った策略を練れば練るほど、教師力が向上するのは勿論、仕事リズムが安定し、自身の精神も安定すると考えた。

 私自身小心者であり、目的のためなら不器用ながら必死に策を練る人である。そのため、中村先生の本は、大変参考になり、ブラックシリーズ以外の本も集めていきたいと考えている。中村先生を紹介していただいた玉置先生には、感謝しきれないという気持ちを抱いている。(中澤)

【20180619講演】京都府教育センター算数・数学講座

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 京都府総合教育センターへ向かう。12時ちょっと過ぎに近鉄丹波橋駅着。お迎えをいただきセンター着。さっそく昨日の地震の被害をお聞きする。窓ガラスが何枚か割れたとのこと。そのため、今日の講習の設定の配慮の数々をお聞きする。

 文部科学省・教科調査官の笠井健一先生ご到着。担当者と簡単な打ち合わせ。参加者は中堅教員60名ほど。

 13時から80分間の講義は、笠井先生。「これからの小学校算数科授業」と題して、学習指導要領改訂の根底にあることをしっかり、きっちり話される。時々、実践例を紹介されながら、参加者へ問いかけ。

 10分休憩後、僕の講義。「これからの中学校数学科授業」という演題をいただいたが、参加者の半数以上は小学校の先生方。中学校の話だけでは聴き手は辛いと思い、主体的・対話的で深い学びを意識した授業づくりの手法を入れながら、さらに笠井先生の話を受けて、小中の系統性を意識した数学授業づくり例を話す。残り20分は小学校でもできる模擬授業。

 さらに10分後は、研究協議。笠井先生と僕が参加者からの質問を受けるという内容。届いた質問一つずつにお応えしていても、間延びすると判断し、途中から勝手に僕が進行(笑)。笠井先生に仕掛けるが、さすが教科調査官。ガードが固い(笑)。良い時間になったと思う(自己評価)。


※ 三楽の仕事日記より

7月16日4期生ゼミ高桑さんの発表の記録(加藤諒太)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です。今回は7月16日の前期最後のゼミ活動での高桑さんの発表について書きたいと思います。

 今回高桑さんは菊池省三先生の「菊池省三の学級づくり方程式」という本について紹介していました。この本では子どもたちの成長に必要なことを育てるための方程式が22個書かれているそうです。菊池省三先生といえば、何度かゼミ内でも取り上げられており、今回の発表を通してさすがは菊池省三先生だなと改めて感じました。

 なかでも発表の中にあった「0.99と1.01の法則」はなるほどと思いました。子どもたちは間違いをしてしまってもしばらく経てば忘れてしまい、また同じ間違いをしてしまうことがあります。しかしこの法則を伝えることによって、細かいことの積み重ねが大きな差を生むということを「見える化」して伝えることができます。数字としてその大きさを示すことによって子どもたちにより伝わるようになり、より反省をするそうです。

 そして、二つ目にはコミュニケーション力です。声の大きさ、話の内容、話す時の態度といったものに加え「相手への思いやり」が大切だそうです。内容や声の大きさが足し算なのに対し、相手への思いやりは掛け算だそうです。

 コミュニケーション力=(内容+声+態度+α)×相手への思いやり

 相手への思いやりがなければコミュニケーション力はゼロになると聞いてなるほどと思いました。たしかに一方的なものではそれはコミュニケーションとは言い難いかもしれません。教育実習が近づくなかで私も相手への思いやりを持って子どもたちと関わっていきたいと思いました。

 私たちは間も無く教育実習を迎えます。これまでのゼミでは多くの大切なことをここまで学んできました。教育実習では十分に玉置ゼミで学んだことを生かして成長したいと思います!!(加藤諒太)

7月16日4期生ゼミ 3回目の発表を終えて(高桑)

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 こんにちは!4期生の高桑です。ここ最近、暑い日が続いていますね。私は毎朝天気予報を確認するのですが、体温を超える気温を見て愕然とする毎日です。

 さて先日、3年前期最後となるゼミが行われました。今回は3回目の発表を終えた反省を書いていきたいと思います。

 私は今回、「菊池省三の学級づくり方程式」(著書 菊池省三)という本を選びました。この本には子どもたちの成長のためにつくられた方程式が22個紹介されています。私はこの中から、さすが菊池先生だなぁと特に感じた2つを紹介しました。

 菊池先生の素晴らしさを伝えたいと強く思うばかりに、大事なことを説明し忘れて、後からこれはこういうことでいい?と質問がありました。私は当たり前のこととして捉えていたため、説明を自然に省いてしまっていたようです。準備の段階で、初めて聞く人の立場に立ってどの説明が必要か判断しておくべきだと思いました。また中澤くんと玉置先生には発問の仕方、抑揚のつけ方を教えていただきました。その後に、意識しながら実践したのですが、玉置先生のようにはうまくできなかったです。子どもを引きつける授業ができるように、練習が必要だなと思いました。

 改善すべき点はまだまだたくさんありますが、自分的には前回と比べると落ち着いて発表ができたと思っています。学んだことを自分のものにできるように努めたいと思いました。

 4月に始まった3年前期のゼミは私にとって充実した、あっという間の時間でした。何もわからない状態で始まったゼミでしたが、教育書を読み、仲間から刺激を受けて、書くことで学びを深めていくうちに、4月と比べると少しは成長できたのではないかと感じています。このような整った環境の中で学ばさせていただけていることに感謝し、1ヶ月半後に迫った教育実習に向けてさらに成長したいと思います。(高桑)

1期生・小川君から東海大会報告(玉置)

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 玉置です。1期生の小川君から、部活動指導の報告を個人的にもらいました。まったく経験がないハンドボール部を指導して、初の県大会優勝、そして東海大会出場の報告でした。教員生活を送る上で、だれにとっても大切なことが書かれていますので、許可を得て、ここで紹介します。小川君、ありがとうございました。(玉置)

***

 たった今、東海大会(岐阜清流アリーナ)を終えて帰ってきました。結果は準決勝で敗れ、代表決定戦でも敗れてしまい、全国大会を逃しました。東海大会3位という結果です。

 僕が関わらさせていただいたチームは去年のベテランの先生が作り上げたチームで、なんとか華を咲かせたいと思いこの1学期間努めました。その中で学んだことを報告させていただきたいと思います。

 ハンドボールは全く知らない素人から始まり、最初は見ていて「なんて危険な競技なんだろう」と思いました。格闘技のようなスポーツです。

 中学校の教師である以上、何部になるかはわかりません。でも何部になったとしても自分にできることはあると思えるようになりました。

 一つは、色んな人に聞いて勉強し、助けてもらうこと。練習試合や公式試合で、必ず専門の先生がいます。そこで日頃の練習ででてきた疑問を聞いたり、子どもたちに話していただいたりします。そうして子どもたちにたくさんの先生とつなげてあげることが大事だと思います。どの競技も人それぞれ考え方が違い、教え方は様々です。顧問の先生の考え方・教え方だけではなく、色んな先生に聞き、子どもたちが選択をして取り入れていったらいいと思います。

 もう一つは、「全てはつながっている」という言葉です。これは外部コーチの方から教えていただいたものです。

 例えば、よく一年生は練習準備や試合準備をします。これは後輩だからではないのです。ハンドボールの試合に出るときに試合の流れを考え、どの時間にアップをして、何時から試合なのか先のことを考えるためである。さらにそれが学校生活でも言えることで、集団行動をする上でとても大切なことだと思います。練習で暑いから疲れたからとサボれば試合の一点差の局面で走りきれなかったり、テストでケアレスミスをしてしまったりなど、全てはつながっているのです。

 部活動で教えることは生きる力や生徒指導であって、競技はなんでもいいのです。心も育てられるのものなのかなと思いました。

 これから新チームになり、ここまで学んだことを活かして自分の思いをのせて子どもたちと精一杯取り組みたいと思いました。

 長くなりましたが、とても良い経験を積むことができた1学期でした。(小川)

35万アクセス突破

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 おかげさまで、研究室HPへのアクセス数が、8月20日に35万アクセスを突破しました。日々、ご訪問いただける皆さんのおかげです。今後も多くの皆様に訪れていただけるHPを目指して、ゼミ生ともども頑張ります。どうぞよろしくお願いします。

 研究室HPスタートが2015年4月20日。
 そこから1218日目に35万アクセス達成!
 
 350000÷1218=約287
 
 1日平均287人の方が訪問していただいていることになります。

池宮さんの話を聞いて(鏡味)

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 こんにちは。4期生の鏡味です。バイト、遊びの毎日の夏休みを送っています(笑)。久しぶりに四方山話を書きます。

 前期の地誌学特講の授業の時に、2010年に岐阜聖徳学園大学、教育学部、社会専修を卒業した池宮聖実さんが講演をしてくださいました。その話がとても素晴らしく、とても自分のためになったので、そのことについて書きたいと思います。

 池宮さんは、大学3年生の春休み何気なく行ったカンボジアでのボランティアで自分の考えが180度変わり、教員になるのを辞め、自ら起業し、現在はmoilyというカゴのブランド会社の代表をしていらっしゃいます。池宮さんはカンボジアなど貧困国に支援をしているのではなく、その国が自立できるようにカンボジアで作ったカゴを日本で売っています。現在は、全国の百貨店に出店するなど会社が大きくなっています。

 池宮さんの素敵だなと思うところはやりたいと思ったことはすぐに行動できる行動力だなと思いました。貧しい人を自立させたい、その気持ちから自分の生活を犠牲にしながら頑張る姿は本当にカッコいいなと思いました。

 池宮さんは「今、振り返ってみると本当に苦しく大変だったけど、今は遊んでる感覚で仕事が本当に楽しい」と言っていました。教師になる道は捨ててしまったけど、やりたいことを見つけ仕事をしている姿は本当にカッコいいなと思いました。

 私は将来教師になりたいです。この気持ちはとても強く持っています。でも、池宮さんの話を聞いて、自分は何故教師になりたいのか、自分が将来やりたいことは何かもう一度深く考えてみようと思いました。来月からは実習も控えています。実習を通して考えてみようと思います。

 将来は教師という自分のやりたい仕事を職業にし、池宮さんのようなキラキラした素敵な大人になりたいと思いました。(鏡味)

8月8日田原市教頭研修会及び教職員研修会での学び(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は田原市役所にて一日を通して学んできました。

『午前の部、学校を元気にする教頭・主幹教諭の働き方・関わり方』

 午前中は、管理職に携わっている先生方に向けられた講演会であった。学んだことは、教師とは相手に自身の人となりを伝えることで人と繋がっていくのだということである。教師は、保護者や子どもと対面したときに、相手の人となりがわかることで「あの人はああいう人だ」とつながり、また教師自身の人となりを子どもや保護者にわかってもらうことで信頼関係を形成することができるのである。

 8月7日の東海市の記事内容との重複を避けることを考えると、学んだ内容は以上である。しかし私は、今回参加して、「大学の価値観にとらわれていて、視野が狭かった」と強く思った。私は元々、大学という場所を青春とか思い出作りの場所として考えてなく、新任としてスタートダッシュが切れるように力を蓄える場所として考え、生きてきた。そのため、周りから浮いていた。周りのことを気にしないだけの度量があればよいのだが、私は周りの意見を拾ってしまう性格である。よって、自己肯定感が下がっていた。けれども、管理職の先生方の姿や玉置先生の過去の姿(映像で見ました)を見たときに、私は、大学を卒業してからが人生の本番であること・ゼミのつながりが自分を照らしてくれること・自分もいつか本を出してみたいという新たな夢を持つことなど、いかに大学、学生観というちっぽけな環境にとらわれていて、無駄に自分を見失っていたのかを素直に考えた。玉置ゼミで得た人とのつながりに感謝し、これからも走り続けていきたい。そんなことを私は考えた。

『午後の部、主体的・対話的で深い学びの実現に向けて』

 午後は、午前中とは打って変わり、比較的若い教師に向けた講演会であった。学んだことを箇条書きで記していく。

・授業原則の大原則5 発問後の教師の視線を意識せよ
→ これは、若手教師は、発問に対して、発言者しか見ない傾向があり、そうでなく、発言者が発言してるときの周りの子の様子を見るようにすることが大事という話である。意外なことにこの原則を始めて学んだ。改めて、大原則を全てまとめたものを玉置先生から四期生全員が学ぶことを私は考えた。

・指示されたことをはやく終わらせた子がいたときに、先生から新たに指示を出すのでなく、その子に何をさせるのか選択できるようにするとよいということを学んだ。

・挙手指名方式から表情動作指名方式へ
→ これは、挙手する人を指名して授業をしていくと、挙手できる血からのある子だけで授業を作り上げてしまうことになる。そうでなく、考えるときに、閃いた顔をした子や、熱心に隣の子の話を聞いていた子の様子を覚えておき、その様子を価値付けしながら意図的指名をして、クラス全員をまきこむようにしていこうという話である。実習でも活用していきたいと私は考えている。

 新たに学んだことや、大分前に学んだことで新たに學んだことは以上である。今回と、東海市のセミナーと二日間玉置先生の付き人を勝手ながらさせていただきました。この二日間はかけがえのない時間でした。玉置先生、本当に素敵な二日間でした。学ばせていただき、ありがとうございました。

【20180617授業】本学オープンキャンパスにて模擬授業

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 今日は本年度1回目のオープンキャンパス。午後の模擬授業担当。8時ごろに研究室着。午前中は、講義構想と準備、教採論文赤入れで、あっという間。

 13時から40分間の模擬授業。参加者で7109教室がかなり埋まる状況。「教師になるための道」と題して、教育学部の一授業ダイジェストとして、参加者を巻き込みながらの授業。ゼミ生の早川君、加藤奨基君ら、お手伝いの学生にも登場してもらい、模擬授業まで一気に。終了後、「講義、感激しました!」とわざわざ伝えてくれた高校生。そして校長を勤めていた小牧中出身者のご家族から挨拶をいただく。

※ 三楽の仕事日記より
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