10月8日 教師力アップセミナーに参加して(安部・山田)

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 こんにちは。4期生の安部です。今日は先日参加させていただいた教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

 今回の講師の先生は、なんと、あの有名な野口芳宏先生で、ゼミでも関口さんが本を読んで発表をしていたので、すごく印象に残っていて、今回、実際にお会いできることをとても楽しみにしていました。

 私は伊藤先生の国語の模擬授業の子供役をやらせていただきましたが、子供役であることを半分忘れ、俳句の情景について真剣に考え、思わず挙手をしたくなるほど、とても引き込まれる授業でした。

 さすが伊藤先生だなと感じたのですが、その後の深掘りで野口先生が色々なことを指摘され、 あまりの野口節にとても圧倒されました。特に印象に残っているのが、“間違った発言をした子どもをそのままにしておかず、その場で指導をする”ということです。算数や理科、社会ならともかく国語の授業でも、最終的な答えから逸れた意見が出れば、子どもの意見でもその場でバッサリ切ってしまうというのは本当に衝撃でした。国語の授業というのは、決まりきった正解を提示しにくいからこそ、教えるのが難しいんだ、とずっと思っていたからです。

 続いて野口先生は、自分がもしこの授業をしようとすれば、「選択的発問」をするとおっしゃいました。「選択的発問」とは、今日の授業で言うと、「俳句が読まれた時刻が朝なのか、昼なのか、夕方なのか、夜なのか」という選択式で発問をするということです。これを子どもに問うことで、自ずとその情景をよく考え、作品を深く読み取ろうとする、そして先生が最終的に正解はこれなんだ!と答えを提示することで子どもはどうして?なぜ?とさらによく考え、最終的に納得をする。そうすることで、今日学んだことがその子の技術となり、学力となり、次に作品を読むときの武器になるそうです。

 私は初め、野口先生のぶれない教育法にただただ圧倒されるばかりでしたが、先生の話を聞くうちに、「教育をそのままで終わらせない」、「あいまいな状態で終わらせない」という考え方は現代の教育にこそ必要な考え方ではないか、と感じるようになりました。

 今日初めて野口先生にお会いして、本当に良い刺激をもらいました。自分が今まで読んできた本、自分の考えとは180度異なる見方、考え方もあったからです。もっともっと野口先生の教育論、人生観を知りたいと思ったので、これを機に、野口先生が書かれた本をいくつか読んでみたいと思いました。

 今回もとても多くの学びをさせていただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは。4期生の山田です。今日は先日参加させていただいた教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

 今回の講師の先生は玉置先生の師匠でもあるあの有名な野口芳宏先生で、ゼミでも関口さんが野口先生の授業技術について発表してくれていたので、芸能人のイベントに行くような気持ちでした。

 わたしは今回写真係をさせていただいたのですが、以前の関口さんの野口先生の本の内容を発表で聞いて、なんだか厳しそうな人なのかなと思っていたので、写真を撮りながらこんなにも優しい笑顔をみせる方なんだなと少し驚きました。また、指導の仕方や話し方も、キレがある中にも温かさを感じました。これだけ影響力のある方なのに、飾ったり、驕ったりしない所がまた人を惹きつけるのではないかなと思いました。

 私が、一番心に残っているのは「意見を束ねる」という言葉です。さまざまな子供の意見をまとめるということを「束ねる」というのがなるほど素敵だなと思ったし、私が小学校実習の授業で一番苦戦したことだったからです。児童の意見を否定するのではなく、いろんな子の意見をみんなで吟味しながら一緒に正解の問いにたどり着くような授業がしたかったのですが、これが本当に難しくて。いろんな意見が出れば出る程着地点がわからなくなって収集がつかなくなってしまいます。野口先生が伊藤先生にアドバイスされていたように、束ねるところは束ねながら進めて行くことを中学校実習で実践してみたいなと思いました。

 セミナーが終わって、4期生がゼミで発表してくれた野口先生の本の内容を改めて読み返してみました。実際に野口先生にお会いし、野口先生の人柄に触れると、野口先生の言葉が字面だけのものではなくて魂を持つようになったというか、うまく言えないけれど今までより深く染み込んでくるように感じました。本を読んで学習するだけでもいいのに、玉置先生がこうしていろんな先生方との出会いの場をわざわざ作ってくださることは意味のあることなんだなあと実感したし、本当にありがたいことだな、恵まれているなと思います。

 サークル活動などであまり多くはセミナーに参加できていないけれど、せっかくの素敵な出会いのチャンスを逃さないように自分から時間を作って参加させていただきたいです。(山田)

中澤語録その1『いじりといじめ』(中澤)

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中澤語録その1 「いじめといじり」

 こんにちは四期生の中澤佑太です。以前からやりたかったことですが、これから不定期になりますが、あることに対して私の持論を展開したいと思います。それでは第一弾、ご覧下さい。


 「いじられて苦しいです。どうしたらいいですか。助けてほしいです!」(私の言葉ではありません。)

 あれは、まだ私が、今では考えられないほど気が強かった、中学2年生のころである。当時、私は学習塾で児童を相手に悩み相談をしていた。悩み相談のきっかけは、塾内で泣いていた子を見かけ、解決まで見届けたら、次々と「悩みを聞いて!」と児童から声がかかつた。その様子を見て塾の人がありがたいことにコーナーを作ってくれた。

 書き出しは、相談者の一人の言葉だった。

 さて皆さんは、いじりといじめについてどう考えているだろうか。様々な考えがあるだろう。

 私の答えはただ一つ。『いじりはいじめである。』説明していこう。

 私の主張は、いじられるのを不快に感じる人(以下このタイプの人を『A君』とする。)に対して、いじることは、いじめであるということである。そう主張すると、「いやいやいじるのは愛情表現だし、構ってるんだし、仲間だからいじるんだし・・」と言い方は多用であるがそう考える人はいるだろう。その通りだと私は思う。

・・しかし、それは『いじる側の都合』ではなかろうか。つまり、「あなた達の中ではそうであっても、A君はそう思ってないよね。嫌がってるよね」ということである。

 《相手が不快だと意思表示したらその言動をやめ、さらにその言動をその人にしてくる他の人がいたら、「こいつは嫌がるからやめてやろうぜ」と言いあえることが、『本当の友情』ではなかろうか。》 これが私の持論である。

 勿論いじられるのがへっちゃらな人(以下このタイプを『B君』とする。)が多くいる。

 それは、『いじり合うことを了承しあい、いじり合うことを仲間の行為と合意している』関係が出来上がっているから成り立つのである。

 また、いじられるのを嫌がっているようで喜んでいると認識することがある。

 これも、お互いにそのことを認識しあっている関係が出来上がっているから成り立つのである。

 冒頭の悩みに対して私は、その子の担任の先生に、『いじられるのが嫌だと意思表示しているのにいじるのは、いじめであり、人間のすることじゃない。その子のためにも関わるな』という意味の文章を差出人を塾で相談した人として渡すようにした。

 その後、担任の先生は、いじってた人に伝え、その子達がいじられた子に「なんでチクったの?」という言葉を言ったそうなので、『いじめ』と断定し、担任の先生は、いじめ指導を行ったそうである。

 結果、いじってた子はその子をいじらなくなり、その子にも、新たな友だちができ、その子に笑顔が戻り、その子から「ありがとう」の言葉をいただいた。

 この考え方のためであろうか、時々相手は友だちと思っているがすれ違うことが、私にはある。しかしこの考え方によって私は、少なくとも地元の仲間とは、誰もいじらずお互いに気兼ねなく本音を言い合え、支えあえる関係を築いている。自慢できる人格をもった仲間であると私は思っている。

 いかがでしたでしょうか。改めて伺います。皆さんはいじめといじりについてどう考えますか。この記事を読み、この主張に意見がある方はぜひ記事で教えていただきたいです。こうしたことで記事が活性化できたらなと私は考えている。

 それでは次は実習後に今度はもう少し簡単な言葉をテーマにほのぼのとしたことを書きたいと思います。

 ではでは、これにて失礼します。Have a nice day.(中澤)


10月24日3期生ゼミ記録(山下)

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 こんにちは。3期生の山下です。今回は10月24日にゼミ内で行った算数の模擬授業について書きたいと思います。

 模擬授業を通して感じたことが2つあります。1つ目は褒めることの大切さです。嶋藤さんが算数の授業でとても大切な「条件」を言ってくれたにもかかわらず、私はスルーしてしまいました。松田さんがとても自然に褒めてくれて嬉しくなったので積極的にいいところを見つけて褒めていこう、と思っていたにもかかわらず授業に必死でよいところに気づいて価値づけることができませんでした。今回の授業の中でどんな言葉が出てきてほしいのか、大切なことはなにかを自分の中で明確にして授業に望むことで改善できると思ったので次回から気をつけたいと思います。

 2つ目は展開の構成です。今回「場合の数」の単元を扱ったのですが、私は求め方を見つける→何通りあるかを考えるという順番で授業を行ったのですが玉置先生から何通りあるか求める→求め方を考えるという順番にすれば1回目では答えがバラバラになり、どうしたら全部を求められるんだろう?と答えを出す必然性が生まれるということを指導していただきました。同じことをやるにも順番が違うだけで子どもたちの学びが深まるということを知り、勉強になりました。

 とても緊張して授業をやり終えたあとに3期生のみんなが楽しかったと言ってくれましたが、やはり子どもたちに楽しいと思ってもらうには教師自身が楽しんで授業することが大切であると感じました。今回指摘してもらったことや他の仲間の授業も参考にして少しでも力をつけたいと思いました。(山下)

10月24日3期生ゼミ記録(岡田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。

 先日のゼミでは、松田さんが3年生の外国語活動、山下さんが6年生算数「場合の数」の模擬授業を行いました。松田さんの英語を聞くのは実は今回が初めてで、さすが英語専修!中々英語が話せない私にとっては、憧れになりました。そして山下さんも、山下さんならではの良さがたくさんありました。そのことを今回はまとめたいと思います。

 まず、私が山下さんの授業を受けて第一に思ったことが、「楽しい」ということです。
 授業自体ももちろんそうなのですが、やはり山下さんの作る雰囲気もあったと思います。山下さんは、誰かがつぶやいたことに対してユーモア性のある返しをしたり、かと思えばさらっと受け流したりと、反応が一つではなく、その時々で異なっていました。そのため、受け手としてはどんな反応をしてもらえるかワクワクしたり、必ず先生が何か返してくれる、という思いからどんなことでも言いやすかったりしました。

 今回一つの授業の中の、ある一場面だけでもそう感じたので、きっと日頃から、朝学校に行ったら先生と話したい、先生と話すと楽しい、そう思う子が多くなるのではないのかな、と感じました。

 逆に、今回山下さんが指摘されたことの中で、私自身も勉強になったことがあります。それは、課題設定についてです。

 今回は「順番が何通りあるか」ということと、「わかりやすくまとめる」ということが課題の中に含まれていました。しかし、まずは「何通りか」ということが先であるため、「分かりやすく」というのはその次、とのことでした。

 いつも私自身、課題設定に悩んでしまいます。しかし、今回のことを受け、欲張ることなく、つけたい力を絞って設定することの大切さを感じました。
 
 最後に、山下さんは「この授業の最後で子どもにどうなってほしい?」という問いを投げかけられていましたが、はっきりと自分の答えを持っていました。最後の目的地を持つ、というのは当たり前のことかもしれませんが、その根本がしっかりある、というのは、とても素敵なことだと思います。

 山下さんの良さを盗みつつ、私も次の模擬授業に臨みたいと思います。 (岡田)

10月8日教師力アップセミナーに参加して(静谷、高橋)

 今回は、10月8日教師力アップセミナーに参加して学んだことを3期生の静谷と4期生の高橋でまとめていきます。

 3期生の静谷です。私からは、午前の部について感じたこと、学んだことを書いていきます。

 野口先生の話を聞いていて、とても賛同したことは「学べば学ぶほど幸せになる」という言葉です。誰もが幸せな人生を送りたいと思います。それを成し遂げてくれるのは、学ぶこと、つまり教育であると思います。野口先生は、「教育とは、そのままにしておかないこと」とおっしゃっていました。それは、教育によって子どもが変化し、幸せになるということです。それだけ教育というものは崇高なもので、教師という職業に使命感があるということを学びました。

 私が学校現場に出た際には、学校のあらゆるところで、「これで幸せになれたね」と子どもに話しかけていきたいと思いました。このように話しかけると、子どもも「自分は成長したんだな」と感じたり、どこか温かい心になったりと、プラスに働くと思います。その際に、「なぜ幸せになれたか」と具体的な言葉で言ってあげると、より効果があると思います。何気ない会話ひとつをとっても子どもに変化(成長)を与え、幸せになったねと声をかけられる教師になりたいと思いました。

 また、野口先生は本当に教養が深いと思いました。野口先生の模擬授業では、「そうなんだ」と思わされることばかりで、とてもワクワクしながら聞いていました。実際に野口先生の授業を聞いていて、教養をたくさん知ることができ、自分自身変化(成長)することができました。これが幸せになるということなんだと実感しました。私も教養が深い人間となり、子どもが授業を受けていて「先生の授業は楽しいな」と思う授業をし、学ぶことが楽しいと思ってもらえるようになりたいと思いました。そのために、大学生のうちから本をたくさん読んでいきたいと思いました。(静谷)


 こんにちは!4期生の高橋です。午後に行われた、伊藤先生の模擬授業の内容は、中学1年生を想定し、松尾芭蕉の句を五感を意識しながら詠んでいくというものでした。

 ここから学んだことは3つあります。

 1つ目は、「自分の好きなところを好きなように詠むのではなく、きちんと教えることは教える」ということです。これは伊藤先生が仰っていた言葉です。私はこの言葉を聞いて、改めて国語を教えるということについて考えさせられました。そして、国語には正解がないと言われたりもしますが、やはり正解はあるし、生徒の多様な意見を、時には受け入れ、時には否定しながら授業を進めなければいけないのだなと思いました。今回の場合、自分の感性で自由にイメージして詠むのではなく、間違っているものは、その詠み方は正しくないよと否定をしながら教えていくことも必要なのだと学びました。

 2つ目は、学習用語の役割についてです。今回の授業では「五感」という学習用語がありました。これは、今回の句を詠む際の手助けとして提示されただけではなく、他の俳句が出てきた時にも、五感を使った同じ詠み方ができるように教えていると学びました。授業をその場限りのものにするのではなく、きちんとした力を付けていかなければいけないことが分かりました。

 3つ目は、授業前と授業後には良い変化(成長)が必要だということです。野口先生は、授業後、模擬授業を受けた私たちに、授業を受ける前と今とで何か変わったと思うところはあるかと尋ねられました。生徒役の多くが変化があったと言っていましたが、国語は、算数や理科とは違い、その1時間での変化が分かりにくいように思います。授業に参加したことで、子どもたちの中に良い変化があったと思わせられるような授業をすることができたらいいな、いつかできるようになりたいな、と思いました。

 私は、国語専修として、今回のセミナーに参加させて頂くことができて本当によかったです。今回の学びを、中学校実習に生かしていきたいと思います。このような学ぶ機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。(高橋)
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10月8日教師力アップセミナーに参加して(山下・早川)

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 今回は、10月8日に行われた野口芳宏先生の教師力アップセミナーに参加しての記事を3期生の山下と早川が記事にします。

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 こんにちは。3期生の山下です。
 今回は教師力アップセミナーの午前の部で行われた野口芳宏先生の道徳の講義や模擬授業で学んだことについて書かせていただきます。

 まず、道徳教育とはよい気づきの勉強であり学びであるとおっしゃっていました。教材の中でよい気づきをする→私も今度そうしようと思う→実際にやってみる→褒められる→学校で学んだことが役に立った→学習意欲の向上や道徳的実践力の育成に繋がるというサイクルがストンと落ちてきて子どもたちはそのように道徳心を育んでいくのかとすごく納得しました。

 そしてもう少し大きな話になりますが教育とはそのままにしない、今よりよくし続けるというお話がありました。模擬授業の中でも指名された先生が小さな声で話していたのを見過ごさず、すぐに指摘することで変わるという姿を目の当たりにしました。ボランティアで小学校に行かせていただいていても子どもたちの小さな良いところや悪いところに気がついて褒めたり注意したりするうちに子どもの姿が変わっていると感じることがよくあります。私も先生方のように行動の裏にある思いに気づくアンテナを常に張り、そのままにしない教師になりたいと感じました。

 朝から晩までたくさんのお話を聞かせていただいて、授業をお休みしてでも出てよかったと感じられた1日でした。野口先生をはじめ、野口先生にお会いできる機会を作ってくださった玉置先生、教師力アップセミナーの運営委員のみなさま、ほんとうにありがとうございました。

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 記事にするのが遅れてしまいました。皆様こんにちは。3期生の早川です。

 私は山下の書いた午前中の内容に続いて、午後に行われた伊藤先生による国語の模擬授業について書いていきます。

 伊藤先生は「閑けさや 岩に染み入る 蝉の声」の松尾芭蕉の俳句を題材に授業を進められました。私はその授業に生徒役として参加しましたが、伊藤先生は常に私ら生徒の意見を聞き入れながら授業を進めていくので、いつ当てられるだろうかという緊張感を持ちながら受けていました。これならば、たとえ授業に興味がなかなかわかないとしても、生徒は、真剣に授業の内容に取り組み、理解は深まっていくだろうと感じました。
 
 その一方で授業終了後に野口先生の批評の際には、この授業の前後で生徒の何が変わったのかがわからないとおっしゃっていました。実際に生徒役である玉置ゼミ生に質問をなさっていましたが、端的に変わった点を誰も述べることが出来ていませんでした。

 授業では、ただ一方的に内容を教え込んだり、逆に考えさせることはできていても、結局それの思考を通して何を教師から生徒へ伝えたかったのか、生徒のなかのなにかが変化していなければだめだということを学びました。

 また、印象的だったのは、ゼミ生が野口先生の質問に答えている際に「もっと一言でわかりやすく」と何度も指摘を受けていたことです。考えてみると、私達大学生には、与えられた課題や質問に「どうにか長く喋って、それっぽいことを述べておけばことが済む」という思考がある気がします。長々と喋ったところで、自分の伝えたい一番の内容が相手に伝わっていなければ、その回答の時間は無駄でしかありません。

 つい最近まで戦っていた教採の面接にも通ずるところがあるように感じました。いかに自分の思いや考えを、自分の言葉でわかりやすく端的に述べられるか。そんなことを思いながら野口先生の授業批評を聞いていました。

 こんな記事を書きながら、改めて文章に起こしてみると自分の思考がまとまるなあなんて思いつつ、5期生もそろそろ入ってくるのかあとも思いつつ(笑) 私達4年生(3期生)は、すでに卒業式まで150日を切っています。大学生である今を大事に、遊びと学びの両立をしていければいいなと思う早川でした。(早川)

10月24日3期生ゼミ記録(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。
 10月24日のゼミで行った外国語活動の模擬授業について書きます。

 授業をしてみて思ったことは、発問の重要性です。自分の気付いてほしいことに子どもが気付けるために、分かる発問をしなければならないことを痛感しました。スキットを見せて、1回目と2回目の違いを見つけてほしいと思っていたのですが、「違い」という言葉を「とっておきの方法」という言葉を使ったせいで答えに迫ることができませんでした。

 授業後、視覚的な情報のないやり取りを見て、違いに気付いてもらえるにはどうすればよいのかという疑問があり、授業後に研究室を訪れました。先生から、やり取りではなく発問の仕方に問題があるという指摘をしていただき、さらに板書の活用について教えていただきました。

 子どもがスキットのどこに注目すれば良いのかを分かりやすくするために、「1回目はできなかった」という説明のときに、「1回目→×」と書いたり、「1回目と2回目の違いを見つけよう」という説明のときに、1回目から2回目にかけて矢印でつないだりして視覚的に分かるようにすることを学びました。やり取りの問題ではなく、それ以前の発問が明確でなかったと分かり、すっきりしました。


 とても緊張しましたが、ゼミの皆が大きな声でリピートしてくれたり、笑顔で授業を見てくれたりして嬉しかったです。2回目は、今回の反省を生かして発問に気を付けたいです。(松田)

10月24日(水)3期生ゼミ記録(静谷)

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 こんにちは。3期生の静谷です。

 今回は、3期生の松田さんによる、外国語の模擬授業について書いていきます。単元は、小学3年生の「What do you like?」を扱っていました。そこでの学びや改善点をまとめていきます。

 まずは良かったです。
・テンポが良かった
・授業準備が大変されている
・子どもが興味を持ちやすいキャラクターを用いる
・価値付けがとても自然にできている

 などが挙げられました。私は、この中でも「価値付けがとても自然にできている」というところがすごいなと思いました。松田さんは、単語の確認をした後にとても自然に価値付けをしていました。この流れは本当に自然で、子どももとても喜んでいました。自然と価値付けができることによって、授業のテンポを崩さず展開をしていけます。私も松田さんを真似て、自然な価値付けができるようにしていきたいと思いました。

 次は改善点です。
・前半と後半の英文の差が分かりづらかった
・子どもは英語に集中してしまうため、ジェスチャーなどの聞き方の工夫には気付きづらい
・とっておきの方法と言わず、「どうしたら1回で聞くことができるだろうか?」という発問をすると良いのでは

 2つめの改善点は、実際に子ども役をやっていましたが、ジェスチャーなどの聞き方の工夫には、まったく気づくことができませんでした。私も英文になにかとっておきの方法があるのかと思っており、必死に英文を聞いていました。教師が狙いとするものを子どもにわかってもらうことは、本当に難しいことだと思いました。

 模擬授業で外国語活動を取り上げる学生は少ないため、それを子ども役として学生のうちに体験できたことは、本当に貴重なことでした。苦手な英語だから授業はしない、というような甘い考えは絶対にできません。外国語活動の展開を少しでも掴むことができ、とても参考になりました。お疲れさまでした。(静谷)

ちょっとした嬉しかったこと。(早川)

 こんにちは。最近、夏に猛威を奮った暑さも完全に消え、朝晩が厳しく冷え込む季節になってきました。そんな季節の移り変わり。しっかりと風邪をひきました。3期生の早川です。

 朝晩の冷え込みで体調を崩したのはたしかに悪いことなのですが、寒い部屋の中敢えて暖房をつけてしまうのではなく、布団にくるまって暖をとる。最高ですよね。夏には布団の冷たい部分を探しては移動し、温まってしまったら、また別の冷たい部分を探して移動。この気持、わかる方いらっしゃいますか?

 「あ〜〜!わかる!!」と思ったあなた。ページ下部のいいねボタンのクリックよろしくおねがいします(笑)


 さて、本題です。先日、いつものバイト先の焼肉屋ではなく、単発で別のアルバイトをした時の話です。そこには仕事上、学生も社会人の方もいらっしゃいました。ある程度会話をし、自分の学年の話になったときのことです。私が、大学4年であることを伝えると、「もう就職決まってます?教職?」と1つ上の院生の方にいきなり言われたのです。

 なぜ、そう思ったかを聞くと、「雰囲気的にそんな感じがした」と言われ、その会話を聞いていた、横の社会人の方(自分の母親と同じくらい)が、「好かれそうだね〜!」といってくださいました。

 もちろん、その言葉の中にはお世辞が少なからずあったとは思いますが、いきなり教職だと当ててくるあたり、自分に素質がある気がして(笑)。嬉しくなりました。っていう話です。

 オチなんてありません。ただ嬉しくなったんで書きました。最後まで読んでいただきありがとうございました(^o^)(早川)
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「マンガでわかる魔法のほめ方」(横山浩之著)を読んで(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。
 今回は、10月28日に行われる教師力アップセミナーで講演される横山浩之先生の本を読んで得た学びを書きます。

 私が読んだ本は、「マンガでわかる魔法のほめ方 PT」です。「魔法の」という部分に惹かれ、この本を読むことにしました。私は、初めてPT(ペアレントトレーニング)について知りました。この本は、一人ひとりの子どもの行動改善だけでなく、学級のような集団の行動改善にもつながるように書かれているとあり、とても興味を持って読むことができました。

 読んでみて特に印象的であったのは、「減らしたい行動を無視するテクニック」です。無視するというのは、その子どもが起こす行動を無視することです。気を引こうとしてわざと注意されるような行動をする子どもがいます。そのときに注意をしてしまうと、子どもは「いけない行動をすると、相手の気を引くことができる」と思ってしまい、減らしたい行動が減らないということが分かりました。だから、減らしたい行動は無視をし、増やしたい行動をしたときにほめることが行動改善のために大切であるということを学びました。

 
 私は英語を教えるアルバイトをしていますが、いつも「先生―!先生―!」と呼び続ける子どもがいます。いつもは、「次あなたのところに行くね」と約束をして席に座るよう促すのですが、本に倣い無視をして、行動を変えようとしたらほめることに意識を向けて関わってみることにしました。その日もいつものように私を呼び続けましたが、私が他の子どもと話すことをやめない様子を見て、すっと席に座り自分のことをやり始めました。

 そこで私がほめると次からは、私と他の子どもが話し終わったの見てから私を呼ぶようになり、行動が変わりました。まさに魔法だと感じました。この本のおかげでまた新しい子どもへの関わり方を学ぶことができました。セミナーもとても楽しみです。(松田)

【20180728講演】熊本きらり塾

 熊本市教育センターへ。きらり塾生14名の皆さんに。「ミドルリーダー力を高める」と題して講演。2時間ほど。聞くだけではなく、考え、交流する時間も入れての展開。熱心に聞いていただける皆さんに気持ちよく話す。

 所長さんと昼食。校長職の大変さについて経験談交流。午後もきらり塾の皆さんがお聞きいただけることは承知していたが、考えてきた展開では、聞く時間が長くなりすぎることに気づき、急遽、主体的・対話的で深い学びの玉置流説明・模擬授業を入れて展開。前半に時間をとりすぎて、掲げた演題「やってみなけりゃわからないをモットーに生きてきた教師人生を語る」はわずか35分になってしまい、深く反省。参加者の感想を素直に聞きたい。

 台風12号接近でFDA欠航のため、熊本駅へ送っていただき、博多から名古屋へ。20時53分着。名鉄は21時で運行停止(泣)。平安通まで地下鉄で向かい、家人に迎えにきてもらい帰宅。新幹線の中でしっかり眠ったが、疲れはとれておらずヘトヘト。

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【20180726講演】金沢20年目教師研修

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 金沢へ向かう。今日は金沢市教育委員会から依頼をいただき、20年目教師の研修講師。小中高(養護教諭含む)の22名の皆さんが受講者。

 いわゆる20年目のベテラン教師の皆さんへの講演。これまで多くの研修を受けてきた皆さんばかりなので、「玉置の話を聞いてよかった」と思っていただけるように、直前まで熟考して臨む。

 「ミドルリーダー力を高める」と題しての、13時30分から16時30分までの3時間。1時間は僕の実践を話ながらミドルリーダーへのイメージを高めてもらう。次の1時間は、僕が出会ってきたミドルリーダーの実例。最後の1時間は、グループになって事例から見える問題点、その解決策を考えてもらう。皆さんの表情を見てもらうと、良い評価をしてもらえたという感触あり。

【20180724講演】京都市中学校数学研究会

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 今日は京都市総合教育センターで、市中学校数学研究会で講演のため、京都へ向かう。午後1時ごろ着。

 この研究会は毎年二日間にわたって行われていて、僕の講演はその中の2時間。今日の演題は「新学習指導要領・数学を授業シーンで語る」。会場の皆さんとやりとりしながら、テーマに迫る。しっかり笑ってもいただいた。

 講演後の懇親会の場で、参加者アンケートをいただく。ありがたいことに大変好評で、「2015年のときの講演を聞き、あれから授業改善に取り組んでいます。新たな視点をもらいました。頑張ります」とか、「今日もあっという間の2時間でした。先生の本はすべて購入して、手元において、数学ネタ本からいくつか実践しています。あの本はとても役立ちます」など、嬉しいメッセージが多く、感謝するばかり。

 明日、この研究会で講演の江森英世先生が会場でいらして、わざわざ聞いていただいていたとは、これも感激。お名前は聞いていたが、お会いするのは初めて。良い情報交換ができた。

 懇親会は京都らしい品のある料亭で、おいしいものをいただきながら、京都の教育事情をお聞きする。新たに知ることが多く、充実した時間を過ごす。

 帰宅は22時ごろ。いただいたアンケートをじっくり読み、1日を振り返る。

これからの所信表明・下手の一念(中澤)

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 こんにちは。四期生ゼミ長の中澤佑太です。四期生に世代が変わり、教採に挑む代になり、五期生がやってくる。気がつけばそんな時期になりました。玉置ゼミ生の一員となり、一年が過ぎようとしています。私にとって長い一年間となりました。たくさんの人と出会い関わっていくなかで、様々な葛藤がありました。そして小学校教育実習が終わり今私は、ある思いを抱いています。

『大器晩成・・現場に行ってからと思っていたけど、学生のうちに晩成できることがある!!』

 玉置ゼミの環境、先生方関係者、先輩方、同級生に恵まれ、ゼミ長を務めさせていただき、国専での授業が減り、フレンドシップの活動もあと少しになり、実習先の方々に心の支えをいただき、五期生がやってくる。復活するならここしかないと考えられるようになりました!その結果、ゼミ長として今後やっていきたいことが頭に浮かぶようになりました!今回はそれを紹介していきたいと思います!


1,軟弱なやつ→軟弱だけど引っ張るやつになり、最終的には、動じない心をもつ。

2,記事で私の教育観、人間観を書き続ける。(私がどんな人かを知ってもらうために)

3,五期生向けに玉置ゼミの紹介レジュメを作る。

4,教育実習についてや玉置先生の本棚の本についてなど、五期生に伝えたいことを記事で書き、伝達する。

5,三期生四期生間以上に四期生と五期生が共に学び合える機会を作る。

6,名古屋市出身者として、これから現れる名古屋市出身の玉置ゼミの後輩達に、教採についてや、新任になってからもずっと支え合える会を定期的に開く者になる。(玉置ゼミ名古屋支部リーダーみたいな笑)
→ただし私はあくまでリーダーであり、静谷さんは支部長、二期生一期生の名古屋市出身者はなんか上の人、のようなイメージである(笑)

 まだまだあると思っていますが、思い付く限り書き出してみました。勿論、全部できる保証はありませんが、できたらいいなと考えています!

 突然ですが、どうしても皆さんに伝えたいことがあります。

1,心の病は気のもちようではどうにもならないこと。(頭でわかっているけど心が変われないから病なのです。)また、甘えているだけだという考えは当人が一番わかっており、自分の気持ちを人一倍相手に伝えることが困難になり、状況が日々より悪化してしまう。この事は避けられない。

2,治すためには長期的な呼び掛け(私でいうならゼミ生の存在)、一つのきっかけ(私でいうなら教育実習)、そして待つこと待ってくれる人(私でいうなら玉置先生)、そしてドロップアウトせず、治そうとあがく自身の心が必要であること。

3,日々悪化していくが、心の病は必ず治ると信じている限り、時期が来ると少しずつ良化し、治っていくものである。

4,心の病を乗り越えたものは、心の病にならなかった人よりすごいことをやってのける『ことも』ある。

 もし、不登校になっている子、家庭環境、いじめなどで心の病を患った子と巡りあうことになったら、参考にしていただけたら幸いです。

 最後に、教員採用試験について書きたいです。合格率平均五割のなか、玉置ゼミの合格率は正直おそろしい割合であると私は考えています。ところが四期生は13人と玉置ゼミのなかで最も人数の多い代です。人数は関係ないにしろ、四期生全員合格と口にすると一瞬ドキドキするのが本音です。けれども、13人全員で合格しなければなりません。実習でお世話になった子ども達のためにも合格しなければなりません。全力で支え合っていけたらなと考えています。

 もう記事で負の感情を書く必要がないため、書かないようにしていきたいと考えています。では。

Have a nice day.(中澤)

10月8日(月)教師力アップセミナーに参加して(井上、関口)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は教師力アップセミナーに参加してきました。今日講演していただいた方はなんと、玉置先生の師匠である、野口先生でした。前々から4期生のゼミで野口先生の話が出ていて、今回!野口先生が講演してくださると聞き、とても楽しみにしていただいた4期生は多かったと思います。

 さて、私は野口先生のお話の中で出てきた心眼と心耳について書いていきたいと思います。

 心眼とは肉眼では見えないもの、つまり不可視のものを見ることが出来る目のことです。不可視のものとは、人の心であったり、気持ちを理解するといった肉眼では見ることができないもののことです。

 不可視のものを見ることが出来る心眼で物事を見ることがとても大切で、子供達に養っていきたい力であると感じました。

 また、もう一つ、心眼の同じ意味合いの心耳という言葉があることも学びました。聞こえないものを聞く力。これも心眼と同様に養っていきたい力の一つだと考えました。この心眼と心耳で物事を捉えることが出来るようになると、野口先生が話されていた、「良い気づきが出来る人」になると思います。そういった子供達を育てていけるようにしていきたいです。

 この話の他にも、野口先生の師である、平田先生の話もとても面白く、すごく心に残る話でした。特に、原案の話は特に自分の心に残りました。師を持つことの重要さ、憧れの人と出会うことの難しさなどたくさん考えさせられることばかりでした。

 大それたことですが、自分にとっての師は玉置先生になっていくと思います。これからもゼミで、たくさんのことを学び、さらには卒業した後も沢山のことを学び、吸収して、自分なりに活用していけたらいいなと考えています。この出会えた奇跡に感謝しつつ、4期生の仲間とともに勉強に励んでいきたいと思います。野口先生、本日は本当にありがとうございました。(井上)


 こんにちは。4期生の関口です。第4回教師力アップセミナーの伊藤彰敏先生の模擬授業について書きます。

 私は国語専修なので困ったら当てるねと言われていてたくさん当てていただいたのですが、答えられなかったり的外れな発言をしたりしてしまいました。しかし、他の子をすぐ当て、生徒の意見で間違っていることに気づき、さっきは言えなかったけど言えるようになったねとフォローもしていただけました。生徒の言葉だからこその気づきやすさもあり、生徒の言葉でつないでできる授業という感じがしました。教師が一方的に喋らない授業を目指している私は、私たち生徒役の実態がわからない中で意図的指名もしにくいため、どうして言葉をつないでいけるのだろうと不思議に思いました。

 授業の検討では、野口先生が「授業前と授業後何が変わったのか」問われました。野口先生は『向上的変容』について話されました。私たちがその問いに答えるときにも、話し方をその場で指導されやり直させていて、本に書いてあった通りだと少し感動しました。
生徒が間違えたとき伊藤先生は他の生徒たちの意見を聞いて気づかせるという方法でしたが、野口先生は、否定しないといけないとおっしゃっていました。引っかかったところではしっかり止めて、今の発言について○か×をノートに書かせて挙手させ意見を聞いてしっかりと束ねる方法です。

 伊藤先生の方法は自分で気づくことができ、野口先生の方法は明確にこれは違うのだと学べていけます。どちらの方法も実習ではできなかった方法です。意図的指名なしで生徒の意見をつなげる方法はとても難しいと感じるため、○×の方法ならすぐに実践として取り組めるなと感じました。うまく束ねることはできないと思いますが、中学校実習で取り入れていきたいです。

 もうすぐ中学校実習が始まります。満足いかなかった授業が少しでも改善されるように伊藤先生の授業と野口先生の考えやお言葉を参考にチャレンジしていきたいです。
12月も野口先生に会えるのを楽しみにしています!(関口)

第4回教師力アップセミナーに参加して(幸島、安藤、丹羽)

 こんにちは。三期生の丹羽亜由美です。今回は第4回の教師力アップセミナーに参加させていただき、学んだことを準ゼミ生の幸島、4期生の安藤と丹羽でお伝えします。

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 こんにちは。準ゼミ生の幸島です。10月8日(土)の第4回教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこで学んだことを記事に書きたいと思います。1本目の道徳の模擬授業について、特に印象に残ったことを書きます。

 まず、野口先生は、道徳教育というのは、良い気づきの学びであると仰っていました。肉眼では見えない部分に気づける、そんな人に私自身もなりたいと思いました。子どもたちの心や頭の中には無限の宇宙があると聞いたことがあります。全部に気づくのは難しいかもしれませんが、一人一人の思いや気づきを大切にできる教員になりたいと思います。

 次に、授業についてです。授業者が何を伝えたいのかが1番であり、気に入った心のものを心を込めて伝えることが大切だと学びました。やらなければならない仕事もたくさんあるかと思いますが、自分の大切にしたいという心を、目の前の子どもたちに熱意をもって伝えられるようになりたいと思いました。

 1日みっちり3本立てで、たくさんのことを学ばせていただきました。ありがとうございました。(幸島)

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 こんにちは。4期生の安藤です。私は伊藤先生の国語の授業から学んだことを書いていこうと思います。

 今回は「閑かさや…」と始まる芭蕉の有名な俳句で授業をして頂き、私は生徒役として授業を受けました。

 伊藤先生の授業で学んだことは五感を使って読むことで情景を捉えさせるということです。私は俳句や詩で情景を思い浮かべることが苦手です。こんなに有名な句なのに、まあ蝉が鳴いててしみじみとしているんだろうなあ、などと浅い読みしかできていませんでした。伊藤先生は終始生徒に五感のうち何を使って芭蕉はこの詩俳句を作ったのかを生徒に考えさせており、私は俳句の情景をより鮮明に思い浮かべることができました。

 五感という読み方の手がかりを提示することで、普通に読むだけでは想像もしなかったこと(例えば嗅覚で苔のにおいがするなど)を考える着眼点が生まれて、より具体的に考えさせることができると分かりました。また、その情景を生徒にどんどん答えさせる中で、「〜さんは蝉は1匹って言ってるけどそうなの?」と他の生徒にも投げかけ、生徒の意見を受容しつつ、一人ひとりの読み取りのズレがやんわり修正されていくことも印象的でした。俳句をみんなで議論する形式は自分だけで読み取ったり、先生からこの句はこういうことだよと教えられるより楽しく、より記憶に残りました。
 
 最後に伊藤先生の授業を受ける中で感じたことは、伊藤先生は生徒の発言をとてもよく聞いていらっしゃるということです。意図的指名や「〜くんは…って言ってたよ」など自分でも何と発言したか忘れてしまうのに、誰がどんな考えだったか覚えていらっしゃって驚きました。私はまだ誰が言ったか覚えて指名することまで授業の中で余裕がなくてできていないのでこれからできるようになりたいと思いました。
伊藤先生素敵な授業をありがとうございました。(安藤)

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 みなさん、こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。私は第三部の教養講座について印象に残った内容をお伝えしたいと思います。

 私が最も印象に残ったことは「憧れ」を持ち続ける大切さです。憧れというのは字の通り、子どもの心ですが、やはり、教員として、子どもを良くするためには、自分の趣味や知識を増やしたり、充実させたりすることが子どもを育てる上で大切なのだと学びました。

 教育基本法にもあるように、「研究と修養」の趣味の方である「修養」を充実させ、自己改善することを意識していきたいです。

 私自身、これといった趣味がないのですが、卒業までに卒論があります。野口先生もおっしゃっていたように、自分の知識を増やすための価値のある読者をたくさんできたらいいなと思います。また、玉置ゼミの一員として、教師力アップセミナーや、ほかのセミナーに参加させてもらえることはとても貴重な経験だと改めて感じることのできた時間でした。野口先生、ありがとうございました。(丹羽)

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10月8日(月)教師力アップセミナーに参加して(鏡味、加藤諒太)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日の教師力アップセミナーについて4期生の鏡味、加藤で書かせていただきます。

 野口先生の道徳の模擬授業からの学びを3つ書きたいと思います。
 1つ目は、道徳教育の根本は良い気づきであることです。野口先生は「心ここにあらざれば、見えども見えず、聞けども聞こえず」と仰っていました。肉眼で見ているから見えないのであり、見えないもの、聞こえないものを心眼で見て心耳で聞けば見えないものや聞こえないことに気づける。そのようなことに気づくことができれば道徳は楽しくなると仰っていました。心眼、心耳で見て聞いて良いことにたくさん気づくことが道徳には大切だと分かりました。

 中学校実習でも、道徳の授業を行います。生徒がすぐに心眼、心耳で良いことを見つけるのは難しいかもしれませんがまずは、教科書を読みながら生徒に良いことにたくさん気づいてもらおうと思いました。

 2つ目は、教育は受容が大切であるということです。現代の教育では、自ら考え自ら判断する、主体性、自主性、自発性、個性など自分が中心となることが大切であると考えられています。しかし、教育の本質は先生の話をきちんと聞くことにあり、素直に「受容」
することが大切であると野口先生は仰っていました。先生の話をきちんと聞くことができないと自ら考えたり判断することができないと思いました。

 3つ目は、教育はそのままにせずもっとよくすることが大切であるということです。模擬授業時には野口先生の口から度々「今日学びに来て良かったね。」と言う言葉がありました。分からないこと、できないことはそのままにせず、教師の言葉でできるようにしてあげる、もっとよくしてあげることが大切だと分かりました。野口先生を見ていると目の前の人をもっとよくしてあげたいなという気持ちが伝わってきました。教師自身がそのような気持ちを持って子どもを指導していくことが大切だと思いました。

 私は2時間しか野口先生の講演を聞くことができませんでしたが、たくさんの学びがありとても充実した2時間でした。野口先生本当にありがとうございました。(鏡味)

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。本日は教師力アップセミナーで野口先生の道徳の講義を見させていただきました。大学での講義の事情により、午前のみしか観ることができなかったので、この道徳の授業について今日は書きたいと思います。

 野口先生の道徳の授業は子どもたちの良い気づきを取り上げて進めるということをおっしゃっていました。そのためには良いと思ったところに線を引き発表して意見を交流するという形をとっていました。このようにすることで、子どもの道徳心を養い、持つべき価値観を学んでいくことができると思います。

 ○×法などを用いて全員参加を促し、進めていました。道徳の授業に限ることではありませんが、授業に参加するということが大切となります。説話を聞き、自分の考えたことを出力するということが重要です。そのためにも⚪×法はとても有効なものだと感じました。他にも、教員の目的についてのお話はとても良い学びとなりました。良い子どもをつくるのではなく、良い大人をつくるということは見逃しがちなことではないかと思いました。

 教師は自身の理想の子ども像を実現するために指導していることがあるのではないかと思います。しかし大切なのは大人になるために必要な力を養うことであり、この言葉はそういう意味合いがあるのではないかと私は考えました。自分が考えていたこととは違った角度から道徳を学ぶことができました。これからも沢山のことを学び、道徳に対しての理解を深めていきたいと思いました。

 このような機会を用意してくださった多くの先生方、授業をしてくださった野口先生ありがとうございました。(加藤諒太)

10月8日(月)教師力アップセミナーに参加して(嶋藤、中澤)

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 こんにちは。三期生の嶋藤菜月です。今回は、10月8日(月)に行われた教師力アップセミナーで学んだことを、午前については嶋藤が、午後については中澤君が書いていきます。

 午前は野口芳宏先生が道徳の模擬授業をしてくださいました。その道徳の授業を観て学んだことは、道徳はよい気付きの勉強であるということです。「よい気付きをたくさんしている人は、死ぬときに良い人生だと思える人である。見えるものだけに気付くのではなく、見えないものにも気付けるように、心眼で見なければならない」と野口先生はおっしゃっていました。心でみる、きく、おもうなど、そういったところが道徳の大切なところだと改めて考えさせられました。

 また、道徳の授業をしていく中での授業技術で学んだことについても書いていきます。私がなるほどな、こうすれば道徳の授業でも上手く授業を進めていけるのかと思った授業技術は3つありました。

 1つ目は、「○×法」です。この授業技術は他の教科で使ったことはありました。しかし、道徳にも使うことができるということを初めて知り、これからは有効に使っていこうと思いました。「○×法」には、自然に子ども全員を授業に参加させることができるというメリットがあるので、挙手制の授業をするのではなく、○×を書かせて誰もが意思表示できるような授業にしていきたいと思いました。

 2つ目は、授業の中で、子どもが気付かないことがあった時に、その子どもが落ち込まないように、「今日来てよかったね」と教師が言うことが大切だということです。最近は、間違えた答えを言ってしまったり、自分には考えられなかったことがあったりすると、「恥ずかしい」「こんな恥ずかしい思いするなら次は発言したくない」などネガティブに捉えてしまう子どもが多いと思います。そこで、「よかったね、今日来てよかったね」と教師が言うだけで、子どものモチベーションが変わってくると思います。そういった教師の何気ない一言がとても大切だと感じました。

 3つ目は、「そのままにしておかない」ということです。一人の子が発言した時に、声が小さかったら、すぐに「もっとみんなが聞こえるような声で話そう」「公的話法で話そう」と指摘するなど、教師がすぐに改善させることが教育に必要だと野口先生がおっしゃっていました。そのままにしないということが結果、よい学級をつくっていくと思ったので、私も実践していきたいと思います。

 以上のように、野口先生から多くのことを学ばせていただきました。より野口先生の教育観について知っていきたいと思いましたので、本を読んでさらに学んでいこうと思います。こういった学びが大学生のうちからできることを幸せに思います。今回もこのような学ぶ機会を与えてくださった玉置先生をはじめとする先生方、ありがとうございました。(嶋藤)

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 こんにちは。セミナー参加率、記事投稿率、玉置先生の本読書率三冠を目指している中澤佑太です。後半の内容を記事にしていきます。

 国語の授業では、伊藤彰敏先生による松尾芭蕉さんの俳句の授業を参観しました。授業は、俳句の音読から、五感の提示、五感での読み取りを行うという構成でした。

 授業を参観して私は、「国語の授業の理想の姿を見させていただき、本当にありがとうございました。」と思いました。理由は、五感という材料をもとに文章の情景を想像させ、教師がその想像に対して斬り込んでいくことで話し合いを活発にし、俳句の世界に取り込まれるという思いを学習者に抱かせ、教師が結論を落とすという授業の展開をしていたからです。私は、教師の授業の仕方は多様であり、自分の授業のスタイルを時間をかけて確立していきたいという気持ちをもちました。伊藤先生、素敵な授業をありがとうございました。

 野口先生の講演では、

1憧れること。
2本を読むこと。師をもち、師に学ぶこと。
3観を磨く。
4異に学ぶ。
5仲間を選ぶ。

という言葉をいただきました。私は、異に学ぶ、ということに抵抗感があります。なぜなら異に学ぶことが時間を無駄にしていると考えてしまうからです。けれども、異に学んだことが、仕事をしていくなかで役に立つことも事実であるため、異を受け入れられるようになれたらなと私は考えています。野口先生、素敵な話をありがとうございます。長生きされることを願います。

 本日も素敵な学びをさせていただいたことに感謝の気持ちを抱きつつ、関係者の方々に感謝の念を抱きます。(中澤)

最近聴いた曲について(高橋)

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 こんにちは。4期生の高橋です。全く記事を書いておらず、これから5期生も入ってくるのに、こんなことではいけない!と焦りを感じて、最近私が聴いた曲について、久しぶりに四方山話を書きたいと思います。

 私は先日、SNSで偶然、ハンバートハンバートというアーティストの「ぼくのお日さま」という曲を耳にしました。この曲の中では、吃音の人のことが歌われています。(吃音とは、言葉がどもって、つっかえることです。)歌詞の一部を引用します。

「歌ならいつだって こんなに簡単に言えるけど 世の中歌のような 夢のようなことじゃない」

「ひとことも言えないで ぼくは今日もただ笑ってる 嫌いなときはノーと 好きなら好きと言えたら」

 この曲を聴いたとき、1つ1つの言葉が心に柔らかく刺さりました。そんなこの部分の歌詞が大好きです。

 突然ですが、私は自分をよく見せたいし、嫌われたくないし、自分の意見に自信がないから、本心を言えずに周りと合わせるタイプです。(笑)何度もそんな自分が嫌になったこともありましたが、やっぱり周りの目を気にしてしまう考え方は変えられませんでした。だから、吃音とは少し違うけれど、自分の言いたいことを伝えられないもどかしさや、悔しさが自分と重なって、涙が出そうになりました。

 この曲の中の人にとっては、歌が自分の気持ちを表現できるものでしたが、私は何なのだろうと考えたとき、私にとって、それは文字だと気づきました。口では上手く言えないことも、手紙や日記のように、文字でなら表すことができると思いました。

 何が言いたいのか少し分からなくなってきましたが、つまり、私はこの曲を聴いて、もっと自分の思いを自由に表現できるようになりたい!と思ったのです。今までは、自分の考えや意見に自信が持てず発信できなかったけれど、日常生活でも、もっと頭を使って色んなことを考えて、記事にしていけたらなあと思いました。

 記事を書くのは久しぶりですが、実は、私はゼミの同期や、先輩の記事を結構読んでいるんです。(笑)いつも読みながら、ああ、皆文章を書くのが上手だなあと思っています。私も皆さんのように書くことが出来るように、たくさん書いて鍛えたいと思います。今はまだ拙い文章ですが、この記事で曲の良さが伝わることを願います…。

 最後に、気になった方はぜひ、ハンバートハンバートの「ぼくのお日さま」を聴いてみてください!(高橋)

※、写真は、ハンバートハンバート のCDジャケットから転載しました。

10/5 小牧市立味岡小学校一日参観より(加藤奨基)

 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は僕の地元、から5駅離れた所にある味岡小学校での一日参観での学びについて記事にさせていただきます。

 味岡小の校風としては全体的に児童がとても落ち着いており、教師の指示がよく通っていました。先生方も明るくはつらつとした方々ばかりで、活気ある学校現場でした。自分は一日参観は初めてだったのですが、午前中は各クラス5〜10分ほどの参観をし、午後は研究授業を2つ見せていただきました。

 午前中の授業参観での収穫は、運動会練習により教育実習で見ることのできなかった体育のバレーボールの授業を見せていただけたことです。コート内にフラフープを置くことで選手の立ち位置を視覚化するなど、体育授業のコツを学びました。また、以前4期の高橋さんが行なっていた「長さ比べ」の授業(玉置先生の仰っていた単元のキモを、現場の先生はやはりしっかりと抑えていたこと、また現場の先生と同じ抑えを行なっていた高橋さんの凄さを改めて感じました!)や、玉置流授業技術「先生はこれから何を聞くでしょう」を披露して下さった2期生の白井さんの姿を見ることができました。

 午後の研究授業とその後の研究会で印象的だったことは、グループ隊形の必要性です。見せていただいた算数の授業内では、グループ隊形を取らなくても普段の席順で話し合いができるからとグループ隊形はとっておらず、子どもの一番話しやすい普段の隊形をとったと聞いてなるほどと思っていました。しかし、後の研究会で、「確かに話しやすさは大切だが、話す相手がその子の最も話しやすい相手ばかりになってしまいやすいので、授業の核となる話し合いの場ではグループ隊形にして様々な子としっかり話し合わせたほうがよい」ということを聞き、納得し直すことができました。「子どもの話しやすさ」と「しっかり話し合うこと」のバランスを上手く見て、中学校実習に生かしていきたいです。

 初めての一日参観でしたが、このような機会を設けていただきありがとうございました!(加藤奨基)

※ 写真は味岡小学校ホームページから転載
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