11月7日 3期生ゼミ記録(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。
 今回は4年後期のゼミ2回目となる模擬授業を、小学校5年生の算数「体積」の単元で行いました。その際の気づきを記します。

 模擬授業では、体積という概念を学んだ後の、少し複雑な形の立体の体積を求めるということをしました。L字型の立体の体積を求めることから授業をはじめましたが、その際にやってしまいました。
 子どもたちに考えさせた後、発言を促す際に、「どのように考えたのか、みんなに説明しながら教えてください」と言ったのにも関わらず、2人目の発表以降は「どのように分けて考えたのか・・・」と言ってしまったせいで、1人の子の顔が曇りました。そうです。その子は、立体を大きく捉え、そこから余分な部分を引くという考え方をしていたため、手を挙げることができなくなってしまったのです。

 授業の幅を広げるのも先生であれば、狭めるのも先生。無意識のうちに、先生が進めたい授業の方向性が言葉として出てしまうのは、怖いなと実感させられました。

 また、私と同じ数学専修の嶋藤さんは、僕がその立体について、子どもが考えうる解法数を超えて、数パターンを提示してくれました。教科書にある図の数値が、なぜその数値になっているのか、自分の頭だけでは気づけないことに、周りの人と意見交流することで気づくことが出来ます。

 これで、自分は2回の模擬授業の役割を果たしましたが、今後まだまだ3期生の仲間の模擬授業は続きます。毎回のゼミを大切にして、多くのことを学び得ていきたいと思います。(早川)

10月31日3期生ゼミ記録(松田)

 こんにちは。3期生の松田です。今回は、10月31日のゼミで行われた丹羽さんの模擬授業について書きます。

 
 丹羽さんは、「イースター島にはなぜ森林がないのか」という6年生の国語の授業を行いました。

 授業後の意見交流では、主に「イースター島の森林が失われた原因」を読み取る場面での先生の対応について話し合いました。その場面は、子ども役が丹羽さんの用意していた答えと違う原因を言った際に、丹羽さんはその子どもに理由を聞いたり、その原因を確認したりしてどんどん1対1の会話になっていったという場面でした。
 
 このように、自分が用意していた答えと違う意見が出たときは、「○○さんと同じ意見の人?」と子どもに聞き、「意見が分かれたからみんなで話し合ってみようか」と子ども同士で話し合う場を作るということを教えていただきました。また、子どもの意見を聞いた後に「同じ意見の人?」と1回聞いたら、次にどんな意見が出たとしても同じように子どもに聞くというスタイルを変えてはいけないということも学びました。教師が聞き方のスタイルを変えてしまうと、その意見が間違っているのではないか、と子どもが察してしまうからです。

 丹羽さんの授業を受けてみて、つぶやきを拾ったり、違う意見が出ても決して「違う」ということを言わずに、「その意見は答えにつながっていく」と意見を受け入れたりしていて、一人ひとりを大切にしようという気持ちが伝わってきました。ぜひ真似したいと思う授業でした。(松田)

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中澤語録1「いじりといじめ」に対して(早川)

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 皆さんこんにちは。3期生の早川です。最近、玉置研究室のHPを見ていると、「中澤語録1」と題した記事があり、意見があればこのHPの記事で教えてほしいとのことだったので、どうせ他の玉置ゼミ生は書かないだろうと思うので、僕が思ったことを書いてみたいと思います。

 正直、あの記事から中澤くんが何を言いたいのかわからなったのですが、とりあえず題にもある通り、「いじりといじめは異なる」ということだと思います。

 僕はどちらかといえば、いじることのほうが多い人間だと思っています。でも、中澤くんのいう本音でぶつかりあえる仲間は、いじるいじられるの関係がないところにしか出来ないのかというとそうではないと思います。

 あくまで僕はですが、高校時代の友達と話すとき、大学の友だちと話すとき、バイト先等々、それぞれの集団との関わりにおいて、いじるいじられるの立場が僕は変わります。

 いじられるということは、その集団においてプラスの意味でもマイナスの意味でも大きな役割を果たしていると僕は思います。

 自分の苦手なことをいじられて周りが笑う。でも、そのいじってきた人にだって苦手なこと、隠したいようなこと、恥ずかしいことはあると思います。そんな人それぞれ1つは持っている弱点を、「いじり」を通して場の笑いに変えることができれば、そのいじられた本人にとって、それはもう弱点ではなく「強み」だと僕は思います。

 こうやって書いている自分すら、まとまらない文章になっていることが情けないのですが、僕の中の結論は、「いじりといじめは違う」ということです。その微妙な使い分けができないから下手くそな人は人間関係が壊れていく。人をいじるとき、必ず相手の顔、周りの人の表情を見る。誰かの表情が少しでも曇れば、それはもういじめに入りかけている。ここが難しい。

 そもそも、相手が嫌な顔をしたと気づいたのに、そのままいじり続けるような人は、友達ではないと僕は思っています。

 この議論は、文章じゃなかなか難しいですね。中澤くん。この文章を読んで、なにかおもうことがあれば、また意見を聞かせてください。そして、他の3,4期生の皆さんは、「いじり=いじめ」ですか?それとも「いじり≠いじめ」ですか?聞かせてください。(早川)

10月28日教師力アップセミナーに参加して(丹羽・松田)

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 こんにちは。今回は、10月28日に行われた教師力アップセミナーでの学びを3期生の丹羽と松田でまとめます。


 3期生の丹羽亜由美です。第5回の教師力アップセミナーに参加させていただいて学んだこと、特に印象に残ったことを紹介したいと思います。


 私が特に印象に残ったことは、授業内での教師の支援の仕方です。いくつかありましたが、私がぜひとも実践してみたいと思ったものが2つあるので紹介します。

 1つ目は、発達障害のある子どもばかりに目をやらないということです。つまり、学級経営を個別指導に優先させるということです。私は、教育実習や、ボランティアでもですが、できない子ばかりに目がいってしまい、できている子に対する声かけが足りないことがよくあります。そうではなく、平等に接することが大切だと学びました。
 2つ目は、個別に褒める時は非言語で褒め、全体を褒める時は言葉で褒めることです。個別に褒める時は、集中している周りの子どもたちの集中を切らさないようにする配慮だそうです。子どもたちも言葉で褒められるよりも非言語で表現した方が嬉しいのではないかと思います。来年度から積極的に取り組みたいと思います。

 今回は実際に医師としても活躍されている横山浩之先生に講演していただきました。
横山先生は、大切なポイントや事項を分かりやすく、的確に話してくださり、あっという間の時間でした。ありがとうございました。(丹羽)


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 私は、発達障害のある子どもへの指示の仕方が特に印象に残りました。発達障害がある子どもへの対応の教育上の配慮事項に「作業記憶の乏しさへの配慮」というお話がありました。作業記憶の乏しい子どもの中には、「国語の教科書の15ページを開く」という、3つのことを記憶することができない子どももいるということを知りました。指示の仕方で子どもへの伝わり方が変わってくることや、「記憶が乏しい」と一言で言っても、子どもによって程度が異なるので、その子どもの力をきちんと理解することが大切であることを学びました。

 さらに、「ブロークン・レコード・テクニック」を横山先生が使用している授業映像を見て、全員ができるまで同じ指示を繰り返し言う大切さが分かりました。同じ指示を繰り返すことで、できていない子どもには注意することなく気づかせることができ、できている子にはできていない子がいることを知らせることができ、場合によっては子ども同士で声を掛け合うことができるようになるのではないか、と思いました。「発問を違う言葉で言い直さない」ということをゼミで教わりましたが、それと一緒で指示を変えてしまうことも子どもの混乱を招くことにつながるということが分かりました。

 今回のセミナーでは、特別支援教育の知識だけでなく、実践的な技術についても学ぶことができました。横山先生ありがとうございました。(松田)

明日の授業に向けて(関口)

 こんばんは。中学校教育実習も残り2日となった関口です。

 明日最後の授業があります。前時では手立てがイマイチな状態で難しい発問をしてしまい、子どもたちにはてなが浮かびました。明日続きをやります。

 どうやったら考えやすいかまだまだ考え途中なのですが、子どもの日記に嬉しいことが書いてありました。

 小学校とは違い、中学校実習は本当に嫌でした。それなのにこういうことがあると、頑張れちゃいますね(笑)

「関口先生の授業おもしろかった!」「わかりやすかった!」

 と言ってもらえるように今夜も頑張ります!(関口)
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10月28日教師力アップセミナーに参加して(静谷、岡田)

 10月28日に行われた横山先生の教師力アップセミナーに参加して学んだことを3期生の静谷と岡田でまとめていきたいと思います。

 こんにちは。3期生の静谷です。

 今回は、教師力アップセミナーにて横山先生の話から学んだことや感じたことを書いていきたいと思います。

 横山先生の話を聞いていて、一番心に残っている言葉は、誰もができるようなことにも適切に価値付けをするという言葉です。どうしても誰もができることに関しては、できることが当たり前すぎるため、ホメようとする行為はなかなか取らないと思います。しかし横山先生は、そんな当たり前のことでも価値付けをし、褒めてしつけることを実践しています。子どもは、褒められることに飢えています。誰もができることでも適切に価値付けをして、その行動を定着させることが大切であるということを学びました。

 横山先生の話は、裏付けがしっかりとされており、とても納得させられることばかりでした。このように裏付けがしっかりされている話は、説得力もあるし、なおかつ聞いていてわかりやすいです。子どもにとってもわかりやすいですし、子どもとの場合では信頼関係も築きやすいと思います。裏付けがしっかりとされた話を身につけるためには、横山先生のようにすでに身につけていらっしゃる方の話を真似て話すことや一緒に話すことを多くすることが大切であると思います。ですので、これからもセミナーにどんどん参加していき、話し方も盗めるところは盗んでいきたいと思います。横山先生、本日はありがとうございました。(静谷)


 こんにちは。3期生の岡田です。今回学んだ中で、今後積極的に実践していきたいと思ったこと、こういう教師でありたいと思ったことについて、二つのことを取り上げたいと思います。

 一つ目は、増やしたいと思う行動に対しては褒めたり、ほほえみかけたりし、減らしたいと思う行動に対しては無視をする、ということです。

 最初、「無視をする」ということにあまり良いイメージを持っていなかったため、衝撃を受けました。しかし、話を聞いていく中で、無視をすることによって児童に別の方法を考えさせたり、行動を改めさせたりすることができるということを知り、「無視をする」ということにも効果があるのだと学びました。ただ、そのうえで児童に変化が見られ、変わろうとしているのであれば、ほめる、ということがより大切だと学んだため、ほめるまでを大切にしたいと思います。

 二つ目は、教師が近付くのはほめるときだけ、ということです。何か指導したいことがあったとき、気になったことがあったとき、私はすぐ近付いてしまいます。しかし、今回お話の中でもありましたが、それを繰り返していくと、教師が近付いてくることが怖いと思ってしまうようになります。そうではなく、何か変化が見られた、素敵な姿が見られた、そのような時にこそ教師が近づき、ほめる。こうすることで教師との良い関係性にもなりますし、良い姿というものが増えてくると思われます。

 今回のセミナーで、上の二つ含め、多くのことを学ばせていただきました。現在学習支援ボランティアをさせて頂いているのですが、その中での自分の行動と照らし合わせながら考えると、反省点ばかりが浮き彫りになっています。来年から教師となるためにも、そして何より今関わっている子どもたちのためにも、これからどんどん実践していきたいと思います。貴重なお話、多くの学びをありがとうございました。(岡田)
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10/8 教師力アップセミナー(野口先生、伊藤先生)より (菱川、加藤奨基)

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 こんにちは。3期生の菱川です。今回は大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は午前中だけでなく午後にも講演があるいつもよりも特別な会でした。

 講師に野口先生と伊藤先生をお招きしました。今回はそこで午後の伊藤先生による国語の授業で生徒役をやらせていただいたのでそこで学ばせていただいたことをここに綴りたいと思います。

 どんな内容かはほかの方の記事に書いてあると思うので省きます。

 まず一つ目に子供の発言の良し悪しについて。
 僕は先日ゼミのメンバーの前で授業を、させていただいたとき全員の意見を板書していました。その時玉置先生に使う発言だけ板書すると授業が進めやすいよと指導をいただきました。だが今回はもう悪い発言は違う!としっかりわからせるべきであるという内容でした。まだ現場に出ていなくて違う!と言っていいのか?と感じてしまいましたが、たしかに授業の方向性がずれてしまう発言をとってばかりいたらそれこそ授業が成り立たないのだなと感じました。

 また二つ目に僕は前々から国語のオチの作り方というものがどうすればいいのかと悩んでいました。そして伊藤先生に思いきってどう作っていますか?と相談したら予想もしない答えが返ってきました。その答えが自分で作って誘導するです。

 僕は教科書の通りに授業をしてその求めているであろうゴールを調べてやっていて教科書にばかり目がいっていました。なのでこれからは授業の題材を自分なりに一度読んで何が大切なのか?を参考書やネットを見ずに考えてオチを設定して授業を作りたいと思いました。

 あと今回一つホッとした点もありました。正直な感想を言うと国語の授業が止まってしまっているなと感じる部分がありました。

 しかしあのようなすごいベテランの先生でも国語は難しいんだとわかり、自分がこのあいだの授業を全然出来なかっただけであんなに落ち込むのは違うなと感じることができ、より一層頑張ろうという気持ちになれました。

 これからも色々な先生の授業や講演会に行きさまざまな学びを得たいと思います。本日はありがとうございました(菱川)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は待望の野口先生による教師力アップセミナーに参加させていただいての学びを、先日終えた小学校教育実習と、以前学んだ「守破離」について考えたことから記事にしたいと思います。

 まず、野口先生のお話の中で特に印象的だったことが、今の教育の指針である「主体性」「自主性」「自発性」などを明確に否定されたことです。それよりもまず、相手を素直に受け入れる「受容性」を育てるべきだと仰っていました。

 確かに、相手のことや教えてもらったことを受け入れる素直さや受容的な態度はとても大切だと思います。実際に自分の教育実習でも、以前立川談慶さんのお話から学んだ「守破離」の「守」の部分、まずは授業を流せるようにと先生方のアドバイスを素直に受け入れ、真似をすることを徹底していました。

 しかし、自分は、真似から自立し自分の道を歩み出す「破」「離」の部分で個人の自主性や自発性が大切になってくると思うのです。それらがなければ、いつまでも受身なままのような気がします。

 懇親会で野口先生と話す時間をいただけたのでそのことを質問させていただくと、野口先生は「ずっと守でも良いのではないか」「思えば自分はずっと守であった」と答えてくださいました。

 自分は今まで、「守破離」と言うからにはいつかは必ず先生の教え以上のことを成さなければならないといつのまにか思ってしまっていましたが、このお話を聞いて、確かに守を徹底し続けることでも多くの学びを得られるのだと思い直すことができました。様々な意見を受け入れながら教えを守り続けるのも大変なことですし、無理に外れたことをして基本が疎かになってもいけません。結果、野口先生のような教師になれるのなら、ずっと守を貫いていくのも一つの道なのだと学ばせていただきました。

 今回の教師力アップセミナーでは、「守」の大切さを改めて実感することができました。約三週間のインターバル後、今度は中学校実習が始まります。中学校実習でも教師の基礎を身につけるため、必死に食らいついていきたいと思います。

 僅かな時間の中でたくさんのことをご指導して下さった野口先生、このような機会を下さった玉置先生をはじめとするみなさん、ありがとうございました。(加藤)

【20180807講演】東海市教員研修センター

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 東海市教員研修センター前で車を降りて、講演会場に向かう。センターの入り口は工事中。会場はここではないと焦る。ゼミ生の中澤君と合流。電話で文化センターが会場と知る。派遣文書を持参しなかったことを反省。しかし近いところでほっとする。

 14時から1時間30分の講演。演題は「新学習指導要領を踏まえたこれからの授業」。後半30分間は模擬授業。熱心に聞いていただける皆さん、しっかり参加していただける皆さんに助けられての講演。

 2期生・石川君も講演会に参加。ゼミ生の前だといつも以上に力が入る(笑)。石川君の車で場所を移してわずかな時間だったが懇談。

【20180806講演】一宮市夏季集中研修講座(午前・午後)

 今日は午前、午後と一宮市夏季集中研修講座。3年連続の依頼に感謝。アイプラザに向かう。

 9時から11時45分までは校長研修。「学校の危機管理マネジメント」がテーマ。ワークショップは教育センターが進行。僕はそれらの発表後に講演。演題も内容も秘密(笑)。聞いていただいた方は、秘密の訳はよくわかっていただけるはず。

 副所長の加藤先生と昼食。センターの部屋で平林先生と懇談。話しているうちに閃き!和田フェローとの共著本校正。

 13時30分から、栄養教諭・栄養職員さんを対象として「魅力的な授業づくりのポイント」について話す。ある栄養教諭さんによる立派な模擬授業。それをもとに僕がレクチャー。そして講演。模擬授業内容はとても工夫されていて感心するばかり。したがって重点を置いたのは、子どもとの関係作りや授業進行技術。喜んでいただいたようでなりより。
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【20180803講演】教職員支援機構・中堅教員研修(午前)鹿嶋市教育委員会講演(午後)

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 つくば駅からタクシーに乗り、教職員支援機構で行われている「中堅教員研修」の特別講座講師として登壇。さすがに221名の人は圧巻。

 「ミドルリーダーの役割」と題して90分。大人数だけに笑いの圧力も凄い(笑)。2週間研修の最終日。明日から研修をいかして、元気を出して頑張ろうという気持ちを持ってもらおうとエールを送る。

 終了後、何人もの方と名刺交換。元気が出ました!という感想が嬉しい。

 午前はつくばでの講演が入っていて、同じ茨城だから近いと思い込んで、引き受けた講演。なんと車で1時間30分もの距離。向こうから車で迎えに来ていただけたことだけで大感激。車の中で、別の講演をしたといってもいいほど話す。

 14時から16時まで、休憩5分を入れての2時間の講演。演題は「学校を元気にする チームリーダーの仕事術 —新学習指導要領を意識して—」。会場いっぱいの熱心な方々。つい力が入る(笑)。僕の学校経営論の全てを話しきった感じ。全身疲労(泣)。

【20180802講演】静岡市数学部会で講演

 10時過ぎに家を出て、静岡駅へ向かう。駅から迎えの車で会場の静岡市教育センターへ。控え室でしばし休憩をさせていただき、14時30分から1時間の講演。演題は「主体的・対話的で深い学びを生み出す数学授業」。

 いつもの掴み(笑)で入り、新学習指導要領の捉え方、主体的な学び、対話的な学び、深い学びのそれぞれについて子どもの姿をもとに、授業作りの留意点を話す。ピタリ1時間。

 参加されていた武藤先生が駅まで送っていただけたので、久しぶりに喫茶店でゆっくりと意見交流。日数教で発表されるレポートをもとに、武藤スタイルの授業づくりについてしっかり話が聞けたのがなりより。貴重な時間。

 そうそう、会場に入るなり声をかけていただいた先生がいて、なんと愛知教育大学附属名古屋中学校勤務時代に僕のクラスに5日間ほど研修に来られた杉山先生。大感激。
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【20180801講演】四日市市立楠中学校

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 四日市に向かう。昼食をとって13時ごろ、四日市市立楠中学校へ到着。校長先生らと懇談。

 13時30分から1時間30分の講演。演題は「だれもが学ぶことを楽しく感じる学び合い」。参加者には校区の小学校の先生方も参加とのこと。小学校の授業も意識して話す。エネルギー一杯の先生方。圧倒されるほどの明るさと元気さ。まずもって教師が学び合うことの大切さ、そして授業では意図的に子どもをつなぐことが大切であることを強調したつもり。皆さんはどのように振り返りを書かれただろうか。

【20180731講演】名張市教育研究所での合同研修会

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 9時過ぎに家を出て、名張へ向かう。12時少し前に着。名張市立南中学校の校長、教頭先生がお迎えをいただき、地元名物をいただく。名張市教育センターへ向かう。

 13時30分から、小中一貫教育校である南中学校とつつじが丘小学校の先生方50名ほどの皆さんに、依頼を受けての模擬授業2本。

 1本目は「授業を出力型に変えましょう」といくつかの話をした後に、「17番目の秘密」の模擬授業。授業をしながら解説するという展開。60分間。10分間休憩後、「玉置流・道徳授業の作り方」と題して、特別の教科・道徳科の在り方を押さえた後、「あるレジ打ちの女性」で道徳模擬授業。導入、主発問1つ、自らに返すゆさぶり、振り返りを体験してもらう80分間。無事終了。

 合同懇親会にも声をかけていただいて、開始まで1時間余の時間が生まれた。特別参加をしてくれた隣接校勤務の玉置ゼミ1期生の小川君と場所を変えて近況を聞く。部活動はなんと県大会優勝!とのこと。今度は全国大会。経験がない部活動指導での成績。素晴らしい。

 懇親会は1時間ほど出席。何人かの方が今日の模擬授業を話題にして声をかけていただけた。僕が提案した道徳授業について全面的に賛同していただけた先生から、ゆさぶり発問の作り方の質問を受ける。こういう声が聞けたことはなりより嬉しい。感激。1時間ほどして中座。18時53分に桔梗が丘駅で乗車して、帰宅は21時45分ごろ。

【20180730講演】草津市教職員夏季研修講座で教育情報セキュリティ講演

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 7時前に家を出て、草津市へ向かう。今日は草津市教育研究所から依頼を受けて講演。9時少し前に南草津駅着。お迎えをいただき、研究所へ。

 9時40分から2時間、「教育情報セキュリティポリシーの概要とポイント」と題して講演。時期が時期であること、大きな意味で関係することから、最初は「新学習指導要領の捉え方」から。その後、学校における情報セキュリティ事故例から入り、どのようなことに気を付けるべきかをレクチャー。体験談をたくさん入れて、皆さんの関心を高め続けての2時間。とても分かりやすい話と評価をいただき、ほっとする。

 南草津、京都、名古屋、そして地元駅へ。15時ごろ自宅着。

岡崎市立矢作南小学校現職研修に参加して(丹羽)

 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。先日、岡崎市立矢作南小学校で開かれた校内研修会に参加させていただきました。そこから学んだことを、

1.6年2組の算数授業
2.研修会での話し合い
3.道徳授業について
の、3つ紹介します。

 まず、1つ目の算数の授業です。6年2組の算数の授業を見せていただいたのですが、先生と児童との関係性がとてもよく、児童の表情や反応がとても豊かだった印象を受けました。

 グループ活動の際にも、できる子がまだ出来ていない子に対して教えてあげる姿や、お互いの考えを頷きながら聞くなどといった学び合う姿をみることができました。算数の授業でも、教材研究がとても大切であり、児童達からどんな質問が飛んできても答えられるよう準備しておくことの大切さを学ぶとともに、先生と児童との関係性の大切さを改めて実感することができました。

 2つ目の研修会では、授業の良かった点3つと改善点1つを出すということを行いました。現職の先生方のグループに入れてもらい、話を聞くことで、授業の視覚化や、意図的指名、切り返しなど一方的な授業になるのではなく、子どもたちにわかりやすく、全員参加出来るような工夫を取り入れることの大切さを学びました。

 それに加えて、見方・考え方を追求した教材研究の重要さも感じました。

 3つ目は道徳授業についてです。こちらは玉置先生に講演をしていただきました。わたしがこの講演の中で最も印象に残っているのは、評価方法です。

 道徳授業は、人物を評価するのでなく、心情変化を評価するものであるという明確な定義に感銘を受けました。実際に、「この子は責任感があります。」というのは、人物評価であり、道徳の時間だけで評価することはできません。そうではなく、「この子は責任感を持つことが大切だと気づくことができました。」とすることで、児童の心情変化が具体的に理解できるのだと学びました。私も来年度から評価をする立場になるので、児童の人物を評価するのではなく、心情変化を捉えて、所見を書いていけるようにしたいです。

 最後に、校長先生から色紙のプレゼントをいただきました。卒業生一人一人に手書きで書いているそうです。私も校長先生のようにあったかい子ども想いの先生になろうと思います。今回もたくさんの学びをありがとうございました。(丹羽)
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10月8日 教師力アップセミナーに参加して(安部・山田)

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 こんにちは。4期生の安部です。今日は先日参加させていただいた教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

 今回の講師の先生は、なんと、あの有名な野口芳宏先生で、ゼミでも関口さんが本を読んで発表をしていたので、すごく印象に残っていて、今回、実際にお会いできることをとても楽しみにしていました。

 私は伊藤先生の国語の模擬授業の子供役をやらせていただきましたが、子供役であることを半分忘れ、俳句の情景について真剣に考え、思わず挙手をしたくなるほど、とても引き込まれる授業でした。

 さすが伊藤先生だなと感じたのですが、その後の深掘りで野口先生が色々なことを指摘され、 あまりの野口節にとても圧倒されました。特に印象に残っているのが、“間違った発言をした子どもをそのままにしておかず、その場で指導をする”ということです。算数や理科、社会ならともかく国語の授業でも、最終的な答えから逸れた意見が出れば、子どもの意見でもその場でバッサリ切ってしまうというのは本当に衝撃でした。国語の授業というのは、決まりきった正解を提示しにくいからこそ、教えるのが難しいんだ、とずっと思っていたからです。

 続いて野口先生は、自分がもしこの授業をしようとすれば、「選択的発問」をするとおっしゃいました。「選択的発問」とは、今日の授業で言うと、「俳句が読まれた時刻が朝なのか、昼なのか、夕方なのか、夜なのか」という選択式で発問をするということです。これを子どもに問うことで、自ずとその情景をよく考え、作品を深く読み取ろうとする、そして先生が最終的に正解はこれなんだ!と答えを提示することで子どもはどうして?なぜ?とさらによく考え、最終的に納得をする。そうすることで、今日学んだことがその子の技術となり、学力となり、次に作品を読むときの武器になるそうです。

 私は初め、野口先生のぶれない教育法にただただ圧倒されるばかりでしたが、先生の話を聞くうちに、「教育をそのままで終わらせない」、「あいまいな状態で終わらせない」という考え方は現代の教育にこそ必要な考え方ではないか、と感じるようになりました。

 今日初めて野口先生にお会いして、本当に良い刺激をもらいました。自分が今まで読んできた本、自分の考えとは180度異なる見方、考え方もあったからです。もっともっと野口先生の教育論、人生観を知りたいと思ったので、これを機に、野口先生が書かれた本をいくつか読んでみたいと思いました。

 今回もとても多くの学びをさせていただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは。4期生の山田です。今日は先日参加させていただいた教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

 今回の講師の先生は玉置先生の師匠でもあるあの有名な野口芳宏先生で、ゼミでも関口さんが野口先生の授業技術について発表してくれていたので、芸能人のイベントに行くような気持ちでした。

 わたしは今回写真係をさせていただいたのですが、以前の関口さんの野口先生の本の内容を発表で聞いて、なんだか厳しそうな人なのかなと思っていたので、写真を撮りながらこんなにも優しい笑顔をみせる方なんだなと少し驚きました。また、指導の仕方や話し方も、キレがある中にも温かさを感じました。これだけ影響力のある方なのに、飾ったり、驕ったりしない所がまた人を惹きつけるのではないかなと思いました。

 私が、一番心に残っているのは「意見を束ねる」という言葉です。さまざまな子供の意見をまとめるということを「束ねる」というのがなるほど素敵だなと思ったし、私が小学校実習の授業で一番苦戦したことだったからです。児童の意見を否定するのではなく、いろんな子の意見をみんなで吟味しながら一緒に正解の問いにたどり着くような授業がしたかったのですが、これが本当に難しくて。いろんな意見が出れば出る程着地点がわからなくなって収集がつかなくなってしまいます。野口先生が伊藤先生にアドバイスされていたように、束ねるところは束ねながら進めて行くことを中学校実習で実践してみたいなと思いました。

 セミナーが終わって、4期生がゼミで発表してくれた野口先生の本の内容を改めて読み返してみました。実際に野口先生にお会いし、野口先生の人柄に触れると、野口先生の言葉が字面だけのものではなくて魂を持つようになったというか、うまく言えないけれど今までより深く染み込んでくるように感じました。本を読んで学習するだけでもいいのに、玉置先生がこうしていろんな先生方との出会いの場をわざわざ作ってくださることは意味のあることなんだなあと実感したし、本当にありがたいことだな、恵まれているなと思います。

 サークル活動などであまり多くはセミナーに参加できていないけれど、せっかくの素敵な出会いのチャンスを逃さないように自分から時間を作って参加させていただきたいです。(山田)

中澤語録その1『いじりといじめ』(中澤)

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中澤語録その1 「いじめといじり」

 こんにちは四期生の中澤佑太です。以前からやりたかったことですが、これから不定期になりますが、あることに対して私の持論を展開したいと思います。それでは第一弾、ご覧下さい。


 「いじられて苦しいです。どうしたらいいですか。助けてほしいです!」(私の言葉ではありません。)

 あれは、まだ私が、今では考えられないほど気が強かった、中学2年生のころである。当時、私は学習塾で児童を相手に悩み相談をしていた。悩み相談のきっかけは、塾内で泣いていた子を見かけ、解決まで見届けたら、次々と「悩みを聞いて!」と児童から声がかかつた。その様子を見て塾の人がありがたいことにコーナーを作ってくれた。

 書き出しは、相談者の一人の言葉だった。

 さて皆さんは、いじりといじめについてどう考えているだろうか。様々な考えがあるだろう。

 私の答えはただ一つ。『いじりはいじめである。』説明していこう。

 私の主張は、いじられるのを不快に感じる人(以下このタイプの人を『A君』とする。)に対して、いじることは、いじめであるということである。そう主張すると、「いやいやいじるのは愛情表現だし、構ってるんだし、仲間だからいじるんだし・・」と言い方は多用であるがそう考える人はいるだろう。その通りだと私は思う。

・・しかし、それは『いじる側の都合』ではなかろうか。つまり、「あなた達の中ではそうであっても、A君はそう思ってないよね。嫌がってるよね」ということである。

 《相手が不快だと意思表示したらその言動をやめ、さらにその言動をその人にしてくる他の人がいたら、「こいつは嫌がるからやめてやろうぜ」と言いあえることが、『本当の友情』ではなかろうか。》 これが私の持論である。

 勿論いじられるのがへっちゃらな人(以下このタイプを『B君』とする。)が多くいる。

 それは、『いじり合うことを了承しあい、いじり合うことを仲間の行為と合意している』関係が出来上がっているから成り立つのである。

 また、いじられるのを嫌がっているようで喜んでいると認識することがある。

 これも、お互いにそのことを認識しあっている関係が出来上がっているから成り立つのである。

 冒頭の悩みに対して私は、その子の担任の先生に、『いじられるのが嫌だと意思表示しているのにいじるのは、いじめであり、人間のすることじゃない。その子のためにも関わるな』という意味の文章を差出人を塾で相談した人として渡すようにした。

 その後、担任の先生は、いじってた人に伝え、その子達がいじられた子に「なんでチクったの?」という言葉を言ったそうなので、『いじめ』と断定し、担任の先生は、いじめ指導を行ったそうである。

 結果、いじってた子はその子をいじらなくなり、その子にも、新たな友だちができ、その子に笑顔が戻り、その子から「ありがとう」の言葉をいただいた。

 この考え方のためであろうか、時々相手は友だちと思っているがすれ違うことが、私にはある。しかしこの考え方によって私は、少なくとも地元の仲間とは、誰もいじらずお互いに気兼ねなく本音を言い合え、支えあえる関係を築いている。自慢できる人格をもった仲間であると私は思っている。

 いかがでしたでしょうか。改めて伺います。皆さんはいじめといじりについてどう考えますか。この記事を読み、この主張に意見がある方はぜひ記事で教えていただきたいです。こうしたことで記事が活性化できたらなと私は考えている。

 それでは次は実習後に今度はもう少し簡単な言葉をテーマにほのぼのとしたことを書きたいと思います。

 ではでは、これにて失礼します。Have a nice day.(中澤)


10月24日3期生ゼミ記録(山下)

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 こんにちは。3期生の山下です。今回は10月24日にゼミ内で行った算数の模擬授業について書きたいと思います。

 模擬授業を通して感じたことが2つあります。1つ目は褒めることの大切さです。嶋藤さんが算数の授業でとても大切な「条件」を言ってくれたにもかかわらず、私はスルーしてしまいました。松田さんがとても自然に褒めてくれて嬉しくなったので積極的にいいところを見つけて褒めていこう、と思っていたにもかかわらず授業に必死でよいところに気づいて価値づけることができませんでした。今回の授業の中でどんな言葉が出てきてほしいのか、大切なことはなにかを自分の中で明確にして授業に望むことで改善できると思ったので次回から気をつけたいと思います。

 2つ目は展開の構成です。今回「場合の数」の単元を扱ったのですが、私は求め方を見つける→何通りあるかを考えるという順番で授業を行ったのですが玉置先生から何通りあるか求める→求め方を考えるという順番にすれば1回目では答えがバラバラになり、どうしたら全部を求められるんだろう?と答えを出す必然性が生まれるということを指導していただきました。同じことをやるにも順番が違うだけで子どもたちの学びが深まるということを知り、勉強になりました。

 とても緊張して授業をやり終えたあとに3期生のみんなが楽しかったと言ってくれましたが、やはり子どもたちに楽しいと思ってもらうには教師自身が楽しんで授業することが大切であると感じました。今回指摘してもらったことや他の仲間の授業も参考にして少しでも力をつけたいと思いました。(山下)

10月24日3期生ゼミ記録(岡田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。

 先日のゼミでは、松田さんが3年生の外国語活動、山下さんが6年生算数「場合の数」の模擬授業を行いました。松田さんの英語を聞くのは実は今回が初めてで、さすが英語専修!中々英語が話せない私にとっては、憧れになりました。そして山下さんも、山下さんならではの良さがたくさんありました。そのことを今回はまとめたいと思います。

 まず、私が山下さんの授業を受けて第一に思ったことが、「楽しい」ということです。
 授業自体ももちろんそうなのですが、やはり山下さんの作る雰囲気もあったと思います。山下さんは、誰かがつぶやいたことに対してユーモア性のある返しをしたり、かと思えばさらっと受け流したりと、反応が一つではなく、その時々で異なっていました。そのため、受け手としてはどんな反応をしてもらえるかワクワクしたり、必ず先生が何か返してくれる、という思いからどんなことでも言いやすかったりしました。

 今回一つの授業の中の、ある一場面だけでもそう感じたので、きっと日頃から、朝学校に行ったら先生と話したい、先生と話すと楽しい、そう思う子が多くなるのではないのかな、と感じました。

 逆に、今回山下さんが指摘されたことの中で、私自身も勉強になったことがあります。それは、課題設定についてです。

 今回は「順番が何通りあるか」ということと、「わかりやすくまとめる」ということが課題の中に含まれていました。しかし、まずは「何通りか」ということが先であるため、「分かりやすく」というのはその次、とのことでした。

 いつも私自身、課題設定に悩んでしまいます。しかし、今回のことを受け、欲張ることなく、つけたい力を絞って設定することの大切さを感じました。
 
 最後に、山下さんは「この授業の最後で子どもにどうなってほしい?」という問いを投げかけられていましたが、はっきりと自分の答えを持っていました。最後の目的地を持つ、というのは当たり前のことかもしれませんが、その根本がしっかりある、というのは、とても素敵なことだと思います。

 山下さんの良さを盗みつつ、私も次の模擬授業に臨みたいと思います。 (岡田)

10月8日教師力アップセミナーに参加して(静谷、高橋)

 今回は、10月8日教師力アップセミナーに参加して学んだことを3期生の静谷と4期生の高橋でまとめていきます。

 3期生の静谷です。私からは、午前の部について感じたこと、学んだことを書いていきます。

 野口先生の話を聞いていて、とても賛同したことは「学べば学ぶほど幸せになる」という言葉です。誰もが幸せな人生を送りたいと思います。それを成し遂げてくれるのは、学ぶこと、つまり教育であると思います。野口先生は、「教育とは、そのままにしておかないこと」とおっしゃっていました。それは、教育によって子どもが変化し、幸せになるということです。それだけ教育というものは崇高なもので、教師という職業に使命感があるということを学びました。

 私が学校現場に出た際には、学校のあらゆるところで、「これで幸せになれたね」と子どもに話しかけていきたいと思いました。このように話しかけると、子どもも「自分は成長したんだな」と感じたり、どこか温かい心になったりと、プラスに働くと思います。その際に、「なぜ幸せになれたか」と具体的な言葉で言ってあげると、より効果があると思います。何気ない会話ひとつをとっても子どもに変化(成長)を与え、幸せになったねと声をかけられる教師になりたいと思いました。

 また、野口先生は本当に教養が深いと思いました。野口先生の模擬授業では、「そうなんだ」と思わされることばかりで、とてもワクワクしながら聞いていました。実際に野口先生の授業を聞いていて、教養をたくさん知ることができ、自分自身変化(成長)することができました。これが幸せになるということなんだと実感しました。私も教養が深い人間となり、子どもが授業を受けていて「先生の授業は楽しいな」と思う授業をし、学ぶことが楽しいと思ってもらえるようになりたいと思いました。そのために、大学生のうちから本をたくさん読んでいきたいと思いました。(静谷)


 こんにちは!4期生の高橋です。午後に行われた、伊藤先生の模擬授業の内容は、中学1年生を想定し、松尾芭蕉の句を五感を意識しながら詠んでいくというものでした。

 ここから学んだことは3つあります。

 1つ目は、「自分の好きなところを好きなように詠むのではなく、きちんと教えることは教える」ということです。これは伊藤先生が仰っていた言葉です。私はこの言葉を聞いて、改めて国語を教えるということについて考えさせられました。そして、国語には正解がないと言われたりもしますが、やはり正解はあるし、生徒の多様な意見を、時には受け入れ、時には否定しながら授業を進めなければいけないのだなと思いました。今回の場合、自分の感性で自由にイメージして詠むのではなく、間違っているものは、その詠み方は正しくないよと否定をしながら教えていくことも必要なのだと学びました。

 2つ目は、学習用語の役割についてです。今回の授業では「五感」という学習用語がありました。これは、今回の句を詠む際の手助けとして提示されただけではなく、他の俳句が出てきた時にも、五感を使った同じ詠み方ができるように教えていると学びました。授業をその場限りのものにするのではなく、きちんとした力を付けていかなければいけないことが分かりました。

 3つ目は、授業前と授業後には良い変化(成長)が必要だということです。野口先生は、授業後、模擬授業を受けた私たちに、授業を受ける前と今とで何か変わったと思うところはあるかと尋ねられました。生徒役の多くが変化があったと言っていましたが、国語は、算数や理科とは違い、その1時間での変化が分かりにくいように思います。授業に参加したことで、子どもたちの中に良い変化があったと思わせられるような授業をすることができたらいいな、いつかできるようになりたいな、と思いました。

 私は、国語専修として、今回のセミナーに参加させて頂くことができて本当によかったです。今回の学びを、中学校実習に生かしていきたいと思います。このような学ぶ機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。(高橋)
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