11月28日 3期生ゼミ記録(岡田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。先日のゼミにて、模擬授業をやらせていただきましたので、今回はそのことについて書きたいと思います。

 私が行ったのは、第3学年の理科「太陽とかげの動きを調べよう」という単元の第1時です。理科の授業はやったことがなかったため、迷いながら考え、固め、行いました。

 それぞれのかげの概念がバラバラであることに気付くことや、意識したことがなかった部分に意識を向けることなどを狙い、いくつか指示をして絵を描いてもらいました。
その方法に自信はなかったのですが、良いと言ってもらえる部分があったり、より良くなるための方法を教えてもらったりしたことによって、今回の授業に少し自信がつきました。

 新たな学びを得るためというのはもちろんですが、自信を持つためという面でも、とても有意義なことをしていると感じました。もう私が授業をする回はありませんが、残りの授業者の力となれるよう、尽力したいと思います。(岡田)

12月1日〜3日に行われた岐聖祭を終えて(竹内)

 こんにちは。4期生の竹内です。5期生が入ってきて、去年の自分を思い出し、4期生が初めて顔を合わせた時を懐かしく感じました。後輩も入ったということで、玉置ゼミの先輩として恥ずかしくないよう頑張っていきます。早速ですが、『書くことによって学ぶ』というゼミ方針通り、今日は最近あったことを書きたいと思います。

 先日、岐阜聖徳学園大学では、『岐聖祭』という大学祭が行われました。
自分は3年間大学祭実行委員会として、運営をしてきたのですが、最後の年の今年は本部7人のうちの一人として1年間頑張ってきました。

 どうすれば岐聖祭に人が集まるのか、そのためにはどのようなPR活動をすればよいのか、など大学祭運営に関して考えたり、総勢260名近く居る実行員の子たちにも楽しんでもらうためにイベントを計画したり、本部の7人で話し合って、主体的に考えて行動することばかりでした。やってみないと分からず、答えがないなかで、理想の結果に近づけるための試行錯誤に難しさを感じましたが、そういった時間が楽しく、学祭での3年間は大学生活の一番の思い出でもあります。

 自分は四部署あるうちの一つの部署の長をやらせていただいたのですが、みんなをまとめ、様々な意見を聞いて、納得いく結果を出そうとしてきたことは、教師になるうえで活かしていきたいと思います。最後まで入学するか迷っていたこの大学ですが、大学祭実行委員会に入り、たくさんの人と出会えたことで、あらためてこの大学に入って良かったと思いました。

 21回岐聖祭を開催するにあたり、広告協賛をしてくださった企業の方々やたくさん動いてくださった大学職員の方々、その他関係者の方々には感謝しかありません。また玉置先生にも自分が大学祭を優先してしまい、色々とご迷惑をおかけしてしまい、すみませんでした。大勢の方の力があってこそ成り立つものだと実感しました。本当にありがとうございました。(写真は12月2日の中夜祭でのレーザーショーです)(竹内)
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「出張!授業深掘りセミナー」,「第九回教育と笑いの会」に参加して(2)(石川)

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 皆さんお久しぶりです。2期生の石川です。

 この記事は,『「出張!授業深掘りセミナー」,「第九回教育と笑いの会」に参加して(1)』の続きになります。内容に繋がりはあまりありませんが,(1)も読んでいただけると幸いです。

 (2)の記事では,「第九回教育と笑いの会」について書こうと思う。この会は,『教育と「笑い」の会』ということもあって,学ぶ中でも笑うことがメイン。開始前アナウンスで,「本日は,空席以外満席となっています…」というアナウンスから仕掛けの多さを感じる。

 先ずは,玉置先生のあいさつ。そして,野口先生,志水先生,野中先生と3人続けて教育漫談。さすが,どの方も話すのが上手すぎる。特に,野中先生の「3・7・30の法則」に絡めた迫真の演技は食い入るように聞いてしまった。次の学級開きではぜひ真似をしようと思う…。第一部の最後は学校RR。大西さん・斎藤さんの軽快なテンポの「あるある」では,思わず「あるある」と言ってしまうほど。

 その次には,会費のほとんどがここに使われている(笑)という,プロの落語。「愛狂亭三楽さん」から始まり「柳亭小痴楽さん」「桂雀太さん」の落語。言葉だけでこんなにも想像させ,楽しませることが出来る落語の世界にどっぷり浸からせていただいた。普段,CDで落語を流しながら通勤することもあるが,生の落語は迫力が違う。多くの著名な方が「落語を聞きに行きなさい」という理由が分かる。

 最後は,「教育における笑いの効用」というシンポジウム。個人的にはここが一番面白かった。玉置先生の絶妙な司会に加えてパネリストの柳亭小痴楽さんのキャラクター,桂雀太さんの腕等々…。言葉を発するたびに笑いが起こり,笑いの中でしっかりとした学びがあったと思う。聞くばかりだと思っており,全くメモを取っておらず,後でかなり後悔するほど…。

 と,いうことで,私の記憶から無くなる前に記録を残そうと思う。基本的には柳亭小痴楽さん,桂雀太さんが学校寄席を行いに各学校へ行った際の話になる。

・「メリハリのある学校」はウケもよく,非常によく笑う。
・「教職員のあいさつがない学校」は,ダメ。
・「緊張」と「緩和」の連続。
・「師匠」と「先生」の違い。
 →「先生」は,「Aまで行け」と言い,Aまでの行き方を教えてくれる。
 →「師匠」は,「ここ(A)まで来い」と姿で見せる。
・「先生」から「師匠」へ。そのような時代の教育は素晴らしかった。
・「台詞」は盗むな「間」をぬすめ。
・落語という伝統芸能の「繋がり」等々…。

 箇条書きだけでは何のことか分からないと思うが,簡単に要約すると「教職員や子ども達に基本的な礼儀や学習規律(ここでいうメリハリ)が備わっていない学校では笑いが起きない。」ということである。教育においての笑いは,有田和正先生が「一時間で一回も笑いの無い授業をした教師は逮捕する。」と言うほど重要なものである。その「笑い」が,一見関係なさそうなメリハリの有無によって起こりにくくなるとなれば,日ごろの生活指導などがいかに重要になってくるかが良く分かる。

 すべての会が終わり,最後の〆として松井先輩と名古屋駅で中華料理のお店へ。このような縦のつながりが強固なのも玉置ゼミの特徴。百薬の長(お酒)と一緒に餃子や炒飯を堪能。最後の最後まで,非常に充実した一日を過ごすことが出来ました。

 セミナーや会を運営してくださった玉置先生をはじめとする皆さん,ありがとうございました。

 (書くことそこまで得意ではない私のよくわからぬ記事を最後まで読んでくださり,ありがとうございました。今回の上手く伝えられない学びが,少しでも共有できていれば幸いです…。)(石川)

「出張!授業深掘りセミナー」,「第九回教育と笑いの会」に参加して(1)(石川)

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 皆さんお久しぶりです。2期生の石川です。

 いきなりですが,最初に新たな玉置ゼミメンバーになる5期生や,私のことを知らない方へ簡単に自己紹介をしようと思います。

 私は,玉置ゼミの2期生として,昨年度(2017年度)に卒業した石川です。ゼミにいた頃は2期生の(なんちゃって)ゼミ長をしておりました。現在は,愛知県のどこかで講師として教員1年目を苦しみつつ楽しんでいます…(笑)。名前くらいは覚えていただけると幸いです。

 さて,今回は久しぶりの記事で12月1日(土)に行われた「出張!授業深堀りセミナー」,「第九回教育と笑いの会」について書こうと思います。非常に濃い学びをさせていただいたので,学びの共有を…ということです。

 先ずは,午前中に行われた「出張!授業深堀りセミナー」について。私は朝8時ごろから電車と地下鉄を乗り継いで会場に到着。そこで偶然1期生の松井先輩と合流。今回の授業者は野口芳宏先生。普段の授業深堀りセミナーでは,子ども『役』に授業を行うのだが,なんと今回は本物の子どもに授業を行うとのこと。

 30分と言う授業時間の中で行われたのは,国語の「うとてとこ」という詩の授業。開始から野口先生らしく厳しい言葉が飛び出す。

「手は《挙げる》。手を《曲げる》ではない。」
「声が小さいのはダメ。伝える意識が足りない。」
「先生の言うことを聞けば,どんどんいい大人になります。」
『教育とはそのままにしておかないこと』
『分からなさの自覚』を

 始めは,普段聞きなれない厳しさに子ども達は押されているように見えた。野口先生は,勢いに押されてあまり反応のない子ども達に苦戦している様子。しかし,野口先生の譲らない姿勢にだんだんと子ども達が食らいつき…。30分の授業はあっという間だった。

 授業後は玉置先生が進行をし,授業の深掘り。深堀りは野中信行先生の「野口先生の授業はまさに『向上的変容の連続的保証』がなされている。」との言葉で口火が切られた。ここでの学びをメモ程度に紹介する。 

・野口先生の授業は「向上的変容の連続的保証」がなされている。
・「出来ないことを出来るようにするのが授業」
・「教育」は「そのままにしないこと」
・「味噌汁ご飯授業」
・「分からなさの自覚」…分からないことを隠すのは間違い。
・「嫌われたくない…」と言う『教師の弱さ』
・「常時善導」
・「厳しさのない授業」,「逃げることのできない厳しさ」等々…。

 書ききれないほどの学びの中から,今回のキーワードは,間違いなく『教師の弱さ』だったと思う。『教師の弱さ』とは,授業において「嫌われたくない…。」「嫌いな教科にさせたくない…。」と言う気持ちから,厳しい指導が出来ない『心の弱さ』のこと。私自身,子ども達のことを思って厳しく指導をしたい反面,心のどこかでブレーキをかけてしまう事がよくある。野口先生は「否定されない子どもは成長しない」と話されるが,その「揺るがない心」が難しい…。

 上記の様に,午前中の「出張!授業深堀りセミナー」だけで,十分すぎるほどの学びをすることが出来た。その後,松井先輩と会場から徒歩10分ほどかかる蕎麦屋さんで昼食。私は温かいそばの上に鴨肉と焼き目のついたネギがのった「鴨南そば」を注文。午後の「第九回教育と笑いの会」に備える。

 (思いの外記事が長くなってしまったため,2部構成で投稿しようと思います。長々とメリハリのない記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。気が向いたら次の記事も読んでみてください。)(石川)

11月28日 3期生ゼミ記録(静谷)

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 こんにちは。3期生の静谷です。今回は、11月28日の3期生ゼミで山下さんが行った模擬授業についてまとめていきます。

 山下さんは、4年生国語の「『ことわざブック』をつくろう」という単元をやっていました。

 授業では、実際に覚えたことわざを日常生活でも使えるようにするために、ことわざを使った短文を作り、その後みんなで「ことわざかるた」で遊ぶという流れでした。

 模擬授業後の話し合いでは、「小学校4年生の段階でどれだけことわざを知っていればいいのか」について話し合いました。結論、まずは教科書に載っていることわざを子どもたちに教える。そこからことわざ名人になるために、もっと教師がことわざを子どもたちに触れさせる、という結論が出ました。ただ、今回の授業でのねらいは、日常生活でも使えるようにすることだったため、教師が子どもたちに教えることわざも実際の日常生活で使えることわざを選ぶことも大切であると感じました。

 山下さんは本当に話しが上手く、独特の雰囲気とテンポで授業を進めるため、子ども役のわたしたちもどんどん山下さんの授業に惹きこまれていきました。自分独自の雰囲気やテンポを持って話すことは、本当に強みになります。わたしも山下さんを見習い、独自の話し方を身に付けたいと思います。山下さん、お疲れさまでした。(静谷)

授業深掘りセミナー・教育と笑いの会に参加して(高橋・加藤奨)

 こんにちは。4期生の高橋と加藤奨基です。今回は、12月1日に参加させていただいた、授業深掘りセミナーと、教育と笑いの会で学んだことについて、書きせていただきます。

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 こんにちは。4期生の高橋です。12月1日に行われた、授業深掘りセミナーと、教育と笑いの会に参加させていただきました。今回は、特に野口先生の模擬授業を見て学んだことについて書いていきたいと思います。

 野口先生の模擬授業を見させていただいた中で、印象に残っている言葉が2つあります。

 1つ目は「分からなさの自覚」です。これは授業の中で何度もおっしゃっていた言葉です。分かった人は◯、分からない人は×を付ける◯×法を要所要所で用いて、子どもたちに自分の立場を明確にさせていました。そこで野口先生は、「分からないことを自覚しないといけない」とおっしゃっていました。 「分からなさの自覚」をすると「分かりたい」という気持ちになってくるのだそうです。子ども自身に、自分は分からないんだということを認めさせることで、自然と知りたいという気持ちが湧いてくるのだと思いました。

 また、子どもたちが「分からなさの自覚」をした後の言葉も印象的でした。「分からないの自覚をすると、分かりたいと思ってくるよ。」「よかったなぁ、今日来て。」「間違いが分かるのはいいこと。」などの言葉で、分からないと言ってもいいんだということが、授業の中で確かに保障されていたことが子どもたちにとっては良い環境づくりになっていたのではないかと思いました。

 2つ目は「教育はそのままにしないこと」という言葉です。その言葉の通り、野口先生は模擬授業の中で、読むときの声の大きさ、手を挙げるときに肘や指を曲げないこと、発言のときの声の大きさなど、子どもたちが出来るようになるまで妥協せずにやらせていました。特に、黒板に書いた文字(詩の一部)を読むときには、1回や2回ではなく、野口先生が求めている姿になるまで何度も何度も声を出させていました。常に善くし続ける、出来ないことを出来るようにするという野口先生の言葉がまさに現れているなと思いました。その他にも、厳しさの中にも、表情や価値付けをする言葉からあたたかさや愛情が感じられ、優しいだけ、厳しいだけの教師ではいけないのだということを感じました。

 今回も野口先生の模擬授業、検討会、そして教育と笑いの会と、とても濃い時間を過ごさせていただきました。このような機会を与えてくださった玉置先生をはじめ、関係者の皆様、本当にありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。今回は12月1日に行われた「教育と笑いの会」の、「野口芳宏先生の授業深掘りセミナー」からの学びについて記事にさせていただきます。

 今回の先生の授業でやはり印象的だったことが、「向上的変容の連続的保障」についてです。実際に見せていただいた先生の授業では、以前からお話に聞いたり、本で読んだりしたように「分からない・できないを自覚して、分かる・できるにすることが授業である」という信念の元に授業が展開されていました。その後の深掘りでもあったように、野口先生は子どもに求めたことを決して妥協せず、引かない姿勢で追究され続けていました。野口先生のこの姿勢には、先生に特有の迫力があり自分が授業を受ける立場だったらかなり気圧されるだろうな、と感じました。ですが、先生が迫力を持って様々な子を厳しく追究していくことで、他の子の意見に興味を持ちながら授業を受ける子どもの姿もありました。まだまだ先の話になりますが、自分も教師になった時には、「これだけは譲れない」というものを持ち、決して妥協しない、引かない信念を持って教育に臨みたいと感じました。

 深掘りの時にもう一つ印象的だったことが、志水先生の「子どもが『いいです』と言ったら、『本当にいいのか』と問い直す」ということです。この「いいです」という子どもの発言は教育実習でずっと見てきて気になっていたので、志水先生の「子どもが先生に配慮してしまっている」ということを聞いてとても納得しました。子どもが本当の意味で「いいです」ではなくなった時に教師がどのように切り返せるのかが、子どもの力をつけさせることに繋がっていくということを学ぶことができました。

 今回の「教育と笑いの会」では本格的な落語と、「深掘りセミナー」では譲らない信念のある授業を見させていただくことができました。セミナーではいつも新しい発見をすることができます。授業を見せていただいた野口先生、このような機会をくださった玉置先生をはじめとする関係者の皆様、本当にありがとうございます。(加藤)
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近況報告(安藤)

 こんにちは。4期生の安藤です。まだ先日のセミナーの記事も書けていませんが久しぶりに四方山話を書きたいと思います。

 今日は、近況報告をしようと思います。結論からいうと、忙しさに追われて気持ちがいっぱいいっぱい!もう無理!!しんどい!!っという感じです(笑)こんなの記事に書いてもいいのか…誰も面白くないよな…と思っていましたが、そんな状況だからこそ誰かに気持ちを吐き出すつもりで四方山話に書いてみようと思います。

 実習が終わったのも束の間で、最近は私が参加している、フレンドシップという活動(子どもと一緒に農業やレクなどをします)があと三日後に迫っており、その準備に追われています。私はリーダーをやらせてもらっていて、本当に忙しくも貴重な経験をさせて頂いています。…と、頭では理解してはいるのですが、降りかかってくる仕事量や鳴り止まない携帯の通知、全休も空きコマも返上しての会議、期日までに企画を取りまとめなくてはならない責任感に押し潰されそうになり、どこにいても何をしていてもフレンドシップのことで頭を悩ませねばならない状況で、「どうして私がここまでしなければならないんだ、もう嫌だ…」という境地まで来てしまいました。

 リーダーである以上、活動を盛り上げていきたいので、頑張っているメンバーに愚痴はこぼせませんし、会議進行する時は笑顔で前に立ちたいと私は思っているので、しんどい自分の気持ちを外に出さないようにすることも中々大変です。その上、アカデミーも始まり教採の勉強もしたい、レポートや課題をする自分の時間も確保したいのにその時間が中々確保できないことも気持ちの余裕のなさに拍車をかけています。

 それでも子どもたちにいい企画を提供するために、忙しさに負けず、私は最後までリーダーという立場で自分の力を発揮したいと思います。切羽詰まっている時こそ人としての器量が試されると思うのですが、そんな人にどうやったらなれるのでしょうか。玉置先生のような器が大きい人になれたら、そんな時もドーンと構えていられるようになるのでしょうか。3日後リーダーを終えた時、自分はどんな気持ちになるんだろう、と疑問ですが、リーダーを、フレンドシップをやって良かったと思えるよう、あと3日がむしゃらに頑張りたいと思います。(写真はフレンドで育てた大豆です。昨日収獲できました。)(安藤)
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12月3日 岡崎市立額田中学校、形埜小学校での学び (安部)

 こんにちは。4期生の安部です。先日、岡崎市の額田中学校での玉置先生の飛び込み授業と形埜小学校の授業研究会に参加させていただきました。三河地区である岡崎市のセミナーに初めて参加させていただき、自分の地元に近いため、親近感を抱くとともに、多くのことを学ばさせていただきました。


午前中の玉置の飛び込み授業では、初対面の中学1年生の生徒に、「いいか、今から先生の名前を一回だけ言うぞ、よく聞けよ」という独特の自己紹介から入り、「分かったら分かったという顔を、困っていたら困ったという顔をしてくれよ!」と場を和ませつつ、生徒一人一人が素直な気持ちで主体的に授業を受けられる工夫をしているのがさすがだなと思いました。


 今日の授業の題は「17番目の秘密」というものでした。数字の並びの規則性を見つけるという、一見、クイズのようなものでしたが、その中に、仮説を立てて、それを検証する方法、決まりを見つけるときには、一方を小さい順に並べていくと規則性を見つけやすいということ、数学は無駄なものを減らしていくものであることなど、教科書の範囲を超えた数学的な見方や考え方を指導されていました。


 また、玉置先生が繰り返し強調しておっしゃっていたのが、「クラスやグループなど仲間同士で学ぶことの大切さ」です。4人グループの体型にし、それぞれのグループで規則性を見つけさせる場面では、「黙ってずっと考えていてはダメ、こうしたら、ああしたらってつぶやくのがいいよ。」と指導されていました。仲間ととに学ぶことの価値を教え、体感させる授業を日々繰り返しことで、「主体的で対話的な深い学び」の実現につながっていくのだなと思いました。授業最初に「17番目の秘密」という言葉から何も浮かばなかった男子生徒が、授業終わりには「(17番目の決まりがみつかって)あ〜なるほどってなりました。」と、素直な気持ちを言っていたことからも、最初分からなかったことを仲間と共に学ぶことで分かるようになる、深まるという実感をさせることが大切だなと改めて感じました。


 午後に伺った形埜小学校は山の中にある学校で、全校生徒がわずか50人ほどでしたが、人数が少ないからこそとても温かい雰囲気が学校全体に広がり、子供同士の繋がり、先生と子供の関係はとても良いものでした。玉置先生の落語を聞いて、何も考えることなく大きな声で笑う子供たちの様子を見て、とても微笑ましかく感じました。

 同じ地区の小学校でしたが、自分の小学校とは環境が全く異なり、学校全体の雰囲気も全然違ったので、驚きましたが、こんな学校もあるんだな、と実際に足を運び、学び得られたことはすごく良い経験になったと思います。教員になった後も今日の経験を忘れないようにしたいと思います。


 このような機会を与えてくださった玉置先生、そして額田中学校、形埜小学校の皆様、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。(安部)


※後日、玉置先生の飛び込み授業の詳細をゼミ生3人でまとめてアップする予定です。
※下の通信は、額田中学校長が発行されたものです。ここをクリックするとご覧いただけます。
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北名古屋市立白木中学校命の授業に参加して (加藤諒太)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です。今回は北名古屋市立白木中学校で行われた「命の授業」に参加させて頂いて感じたことを書きたいと思います。

 この授業は全校生徒参加で体育館で行われました。最初は菱川さんのアイスブレイクもあり、緊張がほぐれた様子で臨んでいましたが、授業が進むにつれて、生徒はより真剣な眼差しでお話を聞いていました。

 僕の祖父も膵臓癌を患ったことがあり、何度かお見舞いに行きましたが、毎日がきつそうだったのを思い出します。講師の向先生のお話の中にはとても生々しいお話もありました。それもまだまだ社会の中でがんに対する理解というものが足りないからではないかと僕は考えます。生徒の中には向先生のお話を機にがんについて初めて考えたという生徒もいたと思います。自身の実体験を用いた向先生のお話は自分の中でもより深く命について考えるきっかけとなりました。

 特に中学生にとってはとても貴重な体験ができたと思います。自分が中学校の時にはこのような授業もなく、中学生という悩んだりする思春期の時期だからこそこのような機会を大切にすべきだと感じました。

 また、向先生が病院を楽しくするための活動をされていると聞いてその行動力に驚きました。心の中で思っていてもなかなか実行できない時があるにもかかわらず、自分の辛い経験からそれを変えようとする心にとても感動しました。僕も向先生のように誰かの幸せを願って頭に描いたことを行動に移せるような人間になりたいと思いました。

 玉置先生を始め、向先生、白木中学校の多くの先生方、ありがとうございました。(加藤諒太)

中学校実習を終えて 4期生(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。中学校実習が終わって1週間が経ちました。もう1週間かぁ、としみじみ感じる毎日ですが、やはり寂しい気持ちが取りきれないですね。

 お礼状やクラスに向けて手紙を書いていると4週間の思い出が甦ってきて、改めて寂しさを感じるとともに、充実した4週間だったなぁ、と感じます。

 中学校実習では全部で9時間の授業をやらせていただきました。毎回授業が終わるたびに、担当の先生からとても丁寧に熱心なご指導をいただき、私自身、最初とは比べものにならないほど成長することができました。発問、指示は分かりやすく、明瞭であること、授業を深めるためには生徒の発言に対して「切り返し」が必要であること、机間指導は意図的に大きな声で、大袈裟に、話しながら回ることで、全体に広げることができるなど、本当に多くのことを学ばさせていただきました。1回1回の授業が必死で、気の抜けない毎日でした。担当の先生から「スポンジみたいに吸収力があるね。」とお褒めの言葉をいただき、とても嬉しくて、少しでも先生の授業に近づきたいとさらに頑張れました。

 もう一つ、私はこの実習で、大きなものを得られました。それは技術的なことではなくて、心に残るもの、1年1組の先生として、学級のみんなと真剣に本気で向き合えた時間です。最後の別れの日、生徒とのお別れが悲しいという気持ちよりも、もっともっと学級の成長する姿、一人一人が変わっていく姿を見たい、という思いが強かったように感じます。そのくらいクラスに思いをもって、生徒と関わることができました。朝の会、帰りの会、合唱練習、給食の配膳、片付け、掃除など色々な場面で1組の先生として、思いを込めて、真剣に、本気で指導させていただきました。最初は一人一人の生徒に認めてもらえず、もう関わりにいくのをやめようと思ったこともありました。でも、毎日めげずに働きかけていると、少しずつ、少しずつ、認めてもらえるような感じがして、一人一人の気持ちが変わっていくのが分かりました。一人一人の、そしてクラス全体の変化を肌で感じられました。

 本当に喜怒哀楽の激しい4週間でした。中身の濃い4週間でした。終わって1週間経った今も、余韻が抜けません。 すごく貴重な体験をさせていただきました。

 あっという間に小学校実習、中学校実習が終わってしまい、あれほど実習を身構えていた夏休みを懐かしく感じます。実習を終えてみて、教員になりたい気持ちはますます強くなりました。実習で出会った先生、児童・生徒は私の心の中にずっと生き続けると思います。恵まれた環境で実習させていただいたことに感謝し、これからも励んでいきたいと思います。1人でも多くの子どもを笑顔にできる先生を目指して頑張ります!

 関わっていただいた全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(安部)

蟹江小学校 校内道徳の研究授業と研究協議に参加してみて(小谷川)

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 こんにちは、今回特別に参加させていただいた小谷川優衣です。蟹江小学校での研究授業とその協議について書かせていただきます。

 研究授業は実習などで色々と見てきたことはありましたが、先生方での研究授業を通しての協議に参観というのは今までなかったのでとても新鮮なことが多く勉強になりました。

 協議での意見の出し方にも、今回の蟹江小学校では付箋を用いて、様々な意見が出やすくまた逆に皆が同じことを感じたというのも付箋の数で表すことが出来ていたのでとても議論しやすいように工夫されていたのが印象的でした。また批判ではなく、良いところを出していたり、全体で話し合う時も自分だったらどうするか、この部分は取り入れてみたいと思ったなど、その場にいる全員で研究授業を通して道徳を教えることについて考えているように思えました。

 そして今回の研究授業から道徳について私自身も多くのことを学ぶことができましたが、特に私自身改めて感じさせられたことは道徳の授業では事実よりも心情が大切だということです。私も先週まで教育実習を行なっていて、道徳の授業はとても苦戦しました。どうしても内容の読み取りになってしまったり、教材の意図から少し外れてしまったり、考えれば考えるほどわからなくなる教科であると実感しました。

 今回の研究授業でも読み物を登場人物で2種類に分けて、それぞれ読ませて互いの状況がわからない状態にしてすれ違いについて考えさせるという内容でとても新しくておもしろいと思いましたが、そのおかげで時系列を確認するのに時間を使ってしまい、また子どもたちのどうすればすれ違いが起こらなかったのかという意見でも事実ばかりがあがっていました。

 教材から子どもたちにどのような気持ちを持たせたかったのか、どのような子どもに育って欲しいのか何を学んで欲しいのかを念頭におくことが道徳の授業では必要であること、そしてそれを考えるとこの話から相手のことを思いやってこのような行動をするなどの意見を子どもから出してあげたいということになり、そのためには時系列の時点でもう少し気持ちの部分も入れてあげたりなどの改善点が出てきました。また、せっかく読み物を2種類に分けるという工夫があったのでそれをどれだけ生かすことができるのかなど良い部分をもっとより良くできたのではないかと色々な考えも持つことができ、勉強になりました。

 答えがないからこそ様々な工夫ができるし、考え合うこともでき、そういう面で難しいと感じることもあるけれど、常に良いものを追求していけることはとても素晴らしいことだと、道徳の授業を作っていくことの良さを感じることができました。実習での道徳授業の経験や、蟹江小学校での協議で学んだことなどを踏まえ、子どもの心を育てていくという意識の下、自分だったらどのような授業を描いていくかと考えてこれからも積極的に道徳と向き合って学んでいきたいと思います。(小谷川)

11月19日 蟹江小学校 校内現職教育に参加して(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。先日、蟹江小学校の校内現職教育に参加させていただきました。

 今回の研究対象は、「すれちがい」というテーマの道徳の授業でした。

 蟹江小の多くの先生方や、玉置先生を含めたスーツ姿の私達が1つの教室内を取り囲む中、子どもたちは極度に緊張している様子もなく、先生のあたたかな授業進行に夢中のようでした。

 授業は、お話のタイトル「すれちがい」のように、クラスの児童を半分に分け、それぞれに違う視点から書かれたお話のプリントを配ることで、お互いの事情を知らない主人公に合わせた授業展開をされていました。

 しかし、この進め方が後に議論の的になりました。それは、せっかく2つに分けたのにもかかわらず、分けた児童同士ではなく、それぞれの児童対先生の進行になってしまったからでした。工夫を凝らすあまり、授業進行を難しい設定にすると子どもたちに話の内容を理解させることが中心になってしまい、「考え、議論する道徳」「対話的な学び」「多面的・多角的」といった特別の教科道徳として目指されている目標とは違う方向とは変わってしまうとのことでした。

 私は、授業を拝見させて頂いて、以下の数点が印象に残りました。
・どんな発言を子どもがしても、ちゃんと受け止められていた(先生が勝手に付け加えることがなかった)
・先生が、終始笑顔だった
・グループでの話し合いで、子どもたちが必死に自分の考えを周りに伝えていた

 また、私が学習指導案を見ながら授業を参観させていただいたのでわかったことですが、子どもから思い通りの発言が出ないときに、先生が少し困ったような顔や、修正を促す発言があったようにも感じました。どんなに毎日多くの授業をされている先生でも、思い通りにならないこともあるよなと改めて痛感させられました。

 いかに、先生が日頃から授業に真剣に向きあって日々過ごさないといけないか、久しぶりに学校に入って感じました。

 最後になりますが、蟹江小学校の子どもたちについてです。子どもたちは、私達とすれ違ったときにしっかりと挨拶をしてくれました。校内を移動する間に、児童玄関も見ましたが、きれいに靴箱の中に靴が収納されていて小学校全体として指導がきちんとされているんだなと感じました。各クラスのランドセルも同様に、棚から何ながはみ出すということもなく、整理整頓の意識が子どもたちに染み渡っているようでした。授業だけでなく、学校生活全体で子どもたちを育んでいくということが、こういうことなのかなと少しわかった気がしました。

 蟹江小学校の校長先生をはじめとした先生方、そして玉置先生。参加させていただきありがとうございました。(早川)

※文章にする上で、どうしても上から目線のような表現が有ると思いますが、どうかご容赦ください。

蟹江町立蟹江小学校の道徳の授業をみて(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の嶋藤菜月です。今回は蟹江町立蟹江小学校の道徳の授業をみてきました。そこで、学んだことを2つ書いていきます。

 1つ目は、心情を授業の中で聞いていかなければ、後で考える時間があっても出てこないということです。今回の授業では、心情をあまり聞かず、時系列の確認ばかり行っていました。その結果、子どもの言葉には心情が少なく、事実が多かったのではないかと思います。子どもにその人の立場になって考えさせるには、教師が心情を子どもにその都度聞いていくことが大切だと分かりました。

 2つ目は、対話とは会話ではないということです。会話というのは、相手の話に付け加えるのではなく、自分のことを話していればいいと思います。しかし、対話は相手の意見に対して確かにそうだな、いやそれは違うのではないかなど、何らかの反応をし、自分の意見を付け加えていくものです。

 今回の授業では、子どもと教師のみの対話で終わっており、子ども同士の対話というのが少なく、会話で終わっていたように思います。相手の意見に対してどう思うのかという対話をさせるためには、教師が子どもと子どもの言葉をつなげてあげることが大切であると分かりました。ほかっておいても子どもが勝手につながっていけば理想ですが、なかなかそれは難しいので、子どもの発言に対し、何かしら反応をしている子どもを教師があて、つなげることが大切であることが分かりました。そのために、聞いている子どもの表情をしっかり見ることが教師に必要だということも分かりました。

 以上のように、今回もとても勉強になる時間を過ごさせていただきました。これも、玉置先生のおかげです。卒業まで残り少ないですが、最後までしっかりと学んでいきたいと思います。ありがとうございました。(嶋藤)

北名古屋市立白木中学校 「命の授業」に参加して (安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。北名古屋市立白木中学校の「命の授業」に参加させていただき、学んだことを書きます。

 全校生徒が集まる体育館にて行われた「命の授業」は生徒による保健委員会の発表の後に行われました。3期生菱川さんのアイスブレイクはさすがという感じで、すごく盛り上がりました。全体がわっと盛り上がったところでいよいよ命の授業が始まり、その緩急がよりいっそう生徒たちを真剣にさせたと思います。

 自らの小児がん経験を語る、向宇希さんと玉置先生がやりとりをする中で、時々生徒を指名し意見を言わせる、隣同士で交流する場を与えるなど、玉置先生らしい参加型の授業形式で行われる講演でした。「命の授業」というと、一方的に話をずっと聞く、という受け身の講演を想像していたので、このようなやり方はすごく新鮮でした。

 また、玉置先生は「出力することの大切さ」を繰り返しおっしゃっていました。受動的に何かを得ることも大切ですが、そのあと自分の言葉で出力できるか、がいかに大切であるということを改めて感じました。“命の大切さ”など子どもの心に響く講演も、それを聞いたあとに出力させること、例えば友達と意見を交流したり、感想をしっかり書くという時間を設けるのが大切ではないかと思いました。

 向さんの話の中で、1番心に残っているのが、“自分の病気のせいで、弟もいじめを受けていた”ということです。そんな弟が向さんに思わず言ってしまった「おまえなんかあの時死ねばよかった。」という言葉がすごく胸に刺さりました。あまりにも生々しくて、ぞっとしました。それを言われたときの向さんの気持ちが一瞬にしてわかりました。聞いている中学生も真剣な表情で向さんの方を見ていました。

 “かけがえのない命”という自覚を一人一人の子どもに実感してもらうため、やはりこういう機会を設けることは大切だなと思いました。

 玉置先生をはじめ講演をしてくださった向先生、そして中学校の先生方、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。(安部)

10月28日教師力アップセミナーに参加して(井上、鏡味)

 こんにちは!4期生の井上と鏡味です。今回は10月28日に参加させていただいた教師力アップセミナーでの学びについて書かせていただきます。

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は教師力アップセミナーに参加し、感じたこと、考えたことを記していきたいと思います。

 横山先生の講義を聞いて、1番関心を寄せたことが、子供がいい行動をしていたらその子へ近づいて褒めるということです。

 自分は小学校の教育実習へ行った時に、逆の行動をしていたなあと感じました。それは減らしたい行動、つまり集中できていない子やよそ事をしてしまっている子に近づいて注意していました。しかしこれでは子供たちは次第に「あ、先生が近づいてきたから注意される」と先生が近づくのは自分が悪いことをしていたからだ、と思うようになってしまいます。

 横山先生はその逆で、増やしたい行動、つまり集中できていなかった子がノートをとっていた、そのことを見逃さず近づいて褒める。そうすることで、「あ、先生が近づいてきたら褒められる!」と、先生が近づいてくることをいいこととして捉えてくれるようになります。

 普段気にしていないと、ついつい気になる児童、生徒に目が行きがちですが、本当に大切なことは、良い行動をしている時にそれを察知し、褒めることなんだと改めて考えることができました。

 今は中学校実習へ行っているため、そのことを意識して取り組んでいきたいと思います。

玉置ゼミに入り早くも、1年が経とうとしています。非常に早く感じます。しかしこれも日々が充実しているからだと思います。これからも充実した日々を送ることができるように、毎日を大切にして生活していきたいと思います。横山先生、ありがとうございました。


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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は10月28日に参加させていただいた教師力アップセミナーでの学びについて書かせていただきます。

 横山先生の言葉で一番印象に残っているのは、子どもの減らしたい行動は無視をし、増やしたい行動をしている子をたくさん褒めてあげることです。私自身、実習やサークルで子どもと関わっている時、子どもの悪い行動ばかりに目が行き、ついつい注意をしてしまう場面が多くあります。しかしその子のためを思うと、自分を見つめ直しダメな行動に気づくことが大切です。教師が注意ばかりしていると子どもの気づく場面を奪ってしまいます。増やしたい行動をしている子をたくさん褒めてあげて、減らしたい行動をしている子がそれに気づき、子どもが自立し、成長していくことが大切だと学びました。

 また、横山先生は頑張っている子に近づいてにっこり笑ってあげたり褒めてあげたりするそうです。普通、担任の先生は指導が必要な子どもの近くによく行き、指導をしています。よって、子ども達は担任の先生が近づいてくると何か指導されるのではないかと怖くなってしまうそうです。そうすることで子ども達は先生が近づいて来てくれることは褒められることだと認識をするし、褒められる行動をたくさんしようと思うそうです。褒める時は個別ではにこっと笑い、全体では言葉で褒めることが大切だと分かりました。

 今回学んだことは実習中の私にとってとても大切なことだと思いました。生徒と関わる時は横山先生から学んだことを生かして、寄って来てほしいと思われる先生になりたいです。(鏡味)
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10月28日教師力アップセミナーに参加して(加藤諒太、安藤優里)

 こんにちは。4期生の加藤諒太と安藤優里です。今回は10月28日(日)の横山浩之先生の教師力アップセミナーについて書きたいと思います!!

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 こんにちは。4期生の加藤諒太です。今回は10月28日の横山浩之先生の教師力アップセミナーについて褒めるということと、ルールの理由について書きたいと思います。

 横山先生は児童の減らしたい行動については触れずに、良い行いに目を向けて少しでも良い行いをした時に褒めることが大切だとおっしゃっていました。褒めることが良いと言うことはさまざまな先生方から学んでいましたが、減らしたい行動はどうしたらいいのかと言うことはあまり考えたことはありませんでした。むしろ自分は減らしたい行動に対して何か声かけが必要であり、その児童・生徒に対し個人指導をすると言うことが必要であると考えていました。しかし、横山先生は減らしたい行動に対し、何もしないと言う結論でした。そのような行動は児童・生徒が自ら気づがなければ減らないと思います。気づかせるために何かを言うと言うことではなく、これをしても何の意味もないと考えさせることが大切だと言うことではないかと私は考えました。

 そして、ルールの理由を説明できるかと言うお話もいただきました。資料を読んでみて、なるほどこのように説明できればいいのかと学ぶことがたくさんありました。お手伝いの理由についてです。自分が子どもの時お手伝いをすることはめんどくさいと思ってイヤイヤやっていました。しかし、お手伝いは順序立てて考える力すなわち学力がつくのです。お手伝いをそのような見方で見たことがなかったので新たな視点の発見となりました。将来、児童・生徒に指導する際にはそれをすることに何の意味があるのかと言うことをうまく説明したいと思いました。

 私はこれから中学校実習を控えています。今日学んだことは現場においてとても大切なことだと思います。少しでも今日学んだ知識を活かして積極的に学んでいきたいです。

 このような機会を用意して頂いた玉置先生をはじめ、多くの先生方、講演をして頂いた横山先生に感謝したいと思います。本当に有難うございました!! (加藤諒太)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は10月28日の教師力アップセミナーに参加して横山浩之先生のご講演から学んだことを、「ほめてのばす」ことと「学級経営を個別指導に優先させる」ことの2つに絞って書いていきたいと思います。

 ほめてのばす、というのは、減らしたい行動を子どもがした時に注意すると、子どもは先生に構ってもらえる、と学びその行動を繰り返すようになる。そこで、その行動を無視し、子どもがふさわしい行動を取った時にほめることで子どもはふさわしい行動を取るようになっていくのだそうです。

 つい悪いところばかり指摘してしまいがちですが、普段からたくさんほめることを意識していきたいです。

 学級経営を個別指導に優先させる、とは支援が必要な子の個別指導を優先することで、全体の指導を中断してしまうと、その子以外の子が不満を持ち、結果的にクラス全体が教師に不信感を抱いて学級崩壊を招いてしまうといいます。その子に必要な個別指導を行うなら他の子にも同じように指導することが良いのだと分かりました。横山先生は、授業の中でふさわしい行動をした際にはその子の頭を撫でたり、微笑んだりして全体を中断させることなくその子をほめていました。私もこれは真似したいと思います。

 横山先生のお話をきいて、今回学んだことは、特別な支援が必要かどうかに関わらず、教育において重要な知識ばかりで、通常学級であっても教師になる以上どれも知っておかないと適切な対応ができないと感じることばかりでとても勉強になりました。横山先生、ありがとうございました。(安藤優里)
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11月14日(水)3期生ゼミ記録(岡田)

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 こんにちは。3期生の岡田です。先日のゼミで行われた、静谷くんの模擬授業について書きたいと思います。

 今回は、第三学年の算数の授業でした。静谷くんは、児童の気付きを引き出すための仕掛けをたくさん組み込んでいました。

 そのため、児童側の私たちは、

・(定規を二つ使うことに対して)
「それじゃずれちゃうよ」
・(巻尺を使う際に)
「一番端っこは0じゃないよ」
・(巻尺が斜めになっていたことに対して)
「机の端で測ろう」

 など、この他にも多くの呟きが自然と出てきました。

 これは全て、静谷くんがとぼけたり、間違った使い方をしたりして、気付かせるための仕掛けをいくつも使い、誘導していたからだと思います。それがわざとのようには思えないほど、自然な振る舞いだったので、これはきっと静谷くんの良い武器になると感じました。私も静谷くんのように、気付かせる仕掛けをたくさん使っていきたいと思います。(岡田)

11月18日 人間教育道場での学び(加藤奨基)

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。今回は11月18日に小牧で行われた人間教育道場での学びについて記事にさせていただきます。

 今回の人間教育道場では統計教育について、愛知教育大学の青山先生からお話をしていただきました。お話では、教育において今まではなかなか重視されていなかった数学の統計分野が、現代に求められる人材の育成に役立つということを知ることができました。実際に自分が受けた統計分野である箱ひげ図や最頻値などの内容も、図を書くだけ・図から読み取るだけというかなりあっさりとした内容だったので、驚きました。また、先生はAIの現代社会への溶け込みや現代社会で統計学がどのように活用されているかなどを、日常の様子から話してくださったので、とてもイメージがわきやすく、興味深く聞くことができました。

 先生のお話を聞き、参加者の皆様とのお話をして、インターネットやAIの発達により子どもの一人学びがどんどんしやすくなる現代で、教師は子どもたちに集団で学び合うことの良さや意味を伝え、価値付けてあげなければならないと感じました。また、自分も教育実習で失敗してしまったことなのですが、子どもたちには「教え合い」ではなく「学び合い」をさせなければならないと再認識することができました。できる子ができない子をリスペクトすることで、他の子の意見も知りたい・学びたいと思える子どもを育てることで、グローバル化などにより多様化した様々な人とも働くことのできる人材を育てることができる、と学ぶことができました。

 今回の人間教育道場では、現代社会におけるAI化の実情とそこで自分たちがどのように生きていくかを考えることができました。お話をしてくださった青山先生、このような機会をくださった玉置先生をはじめとする皆様、ありがとうございました。(加藤)

11月14日 3期生ゼミ記録(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。今回は松田さんの模擬授業について、主に児童役の視点から記録を書きたいと思います。

 松田さんは小学校5年生の理科の「流れる水のはたらき」の授業提案をしてくれました。

 写真資料の提示、児童への言葉での働きかけなど、本当にどれも自然で別に児童役が学生でなくとも、本当の子どもたちにも伝わるだろうなと感じました。

 特に、児童役だった3期生全員が驚いたと思いますが、流れる水の中で石同士がぶつかりあって、だんだん削れることで、角が取れて丸くなるということをミニ実験で体験させてくれたのです。

 透明なボトルの中に園芸用のスポンジを入れ、それを振ることで擬似的に長い年月をかけて角が削れていくという川の中の様子を再現することが出来ていました。

 玉置先生も、その実験の工夫に驚いていました。更に発展としていかにその実験の中に自然界との共通点を感じさせられるか、すなわち、ただの透明なボトルを振る実験を面白がってやらせるだけにならないようにする注意が必要だとコメントされていました。

 ゼミの中で、それぞれが考える授業の工夫が見ることができるのは面白いなあと感じました。実際に先生になれば、毎日授業が続くので、今のゼミのような授業の工夫をすることは難しいという現実的な問題はあると思いますが、毎回の授業に1つの面白みをもたせられるようなユーモア溢れる先生になりたいなと思いました。

 松田さんお疲れ様でした。(早川)

11月14日 3期生ゼミ記録(丹羽)

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 こんにちは。3期生の丹羽亜由美です。今回は菱川くんの算数の授業を受けてみて、印象に残ったこと、議論になったことを紹介します。

 まず、菱川くんの授業の単元は小学校5年生の体積の求め方の単元でした。4年生まででならった単位数を元にどうすれば体積が求まるかを考える授業です。

 私が印象に残ったことは2つあります。
 1つ目は、授業準備が豊かであるということです。菱川くんはペアごとに画用紙で作った立方体と直方体を用意しており、子どもたちが実際に作業できるような工夫がされていました。受けてみて、やっぱりただ話を聞いて、やり方を覚えるだけの授業よりも手を動かしながら仲間と考えてする授業はとても充実するな、と感じるとともに授業準備の大切さを改めて実感しました。

 2つ目は子どもの疑問に対しての親身さです。菱川くんは子ども一人一人の疑問を拾い、丁寧に答えている姿勢がよく見えました。これは私自身も大切にしたいと思っていることですが、どんな小さな疑問であっても耳を傾けることで子どもにとっては「この先生になら聞ける」というような安心感が生まれるのではないかと感じました。

 次に議論になったことは課題に対して、授業内容や発問がズレていってしまうことです。私自身、教育実習などで課題を提示していても、子どもたちの理解度や進み具合で発問を変えてしまったり、課題に対して適切な授業ができなくなってしまった経験があります。

 この問題点にたいして重要なのは、より言葉をシャープにする、ということを学びました。どうしても子どもたちに伝えよう、わかってほしい、という思いがあるあまり、余計なことを言ってしまったり、発問がズレてしまうことがあると思います。最後は子どもの力を信じてシャープに伝えることが大切なのだと菱川くんの授業を通して学ばせてもらいました。

 菱川くん、おつかれ様でした。(丹羽)
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