1月21日 渋川小学校 研究授業・協議参観に参加して(小谷川)

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 こんにちは、今回特別に参加させていただきました、教育学部3年の小谷川です。尾張旭市立渋川小学校での道徳の研究授業及び、その協議について書かせていただきます。

 まずこの小学校は、私が9月に行った教育実習の実習校で、今回研究授業をした相羽先生の授業も実習中に何回か参観していました。

 相羽先生の授業は常に対話を意識した授業をしていて、日頃からかなりトレーニングをされているのがわかるような生徒の動き、活動が見受けられました。

 例えば、教科書は基本的にペアで1つであったり、机の上には物を全く置かない、ホワイトボードを使うときの役割(書記、質問する人、質問される人)、相づち、聞く姿勢(質問わざリスト)など他にも様々な日頃からの授業の工夫があり、とても勉強になる授業でした。

 このようなトレーニングは多少作業化してしまうところがでてきてしまいますが、授業をみていると、「どんなこと言ってもいいよ。」「なるほどなぁ。」「前の班では〜という意見でしたが、…」など自然とでている言葉があったり、友達の意見を要約してまとめていたり、本物の話し合いが1年を通して身についていることがハッキリとわかりました。また、話すだけでなく、書くスピードもとてもはやく、話し合いの記録もキーワードで抜き取るなど上手く行なっている姿を見ることができました。

 最初の頃は相づちの練習から入ったということで、誰でもできるいう基礎・基本をどれだけ意識させて、完璧にさせるかだけで、ここまでの子どもの成長につなげることができるんだなという驚きと、主体的・対話的な深い学びが言われている中で、どれだけの教師がこれくらいしっかりと基盤を固めて「対話」をさせているのかと考えると、すごくおもしろい授業や、対話のしやすい授業を作るよりもまず、学級規律がどれだけ重要かと学びました。

 また「子どもたちはすごく自由にやっているつもりで、実は相羽先生の手の中にある」ということを聞き、かなり納得しました。生徒の主体性などは必ずしも自由にやらせるだけでなく、教師が与え、誘導し、作り上げていくものであるということを痛感し、学級づくり、授業などで子どもの主体性の芽生えさせ方を履き違えないようにしなければならないと感じました。

 相羽先生の授業は何回見ても、様々な工夫点を見つけることができ、本当に勉強になります。実習のときに見た子どもたちからさらに進化していて、ファシリテーターの活動も入れた授業展開でした。子どもの成長に合わせて授業自体もより高度なものになっていました。改めて、本当に研究熱心な先生なのだと感じました。私も相羽先生のように、子どもの成長を常に感じて、教科として力だけでなく、人間としての根本的なところの成長を促していけるような教師になれるよう学んでいきたいと思いました。ありがとうございました。(小谷川)

【20190129指導助言】四日市市立内部中学校(玉置)

 13時15分ごろに四日市市立内部中学校着。玄関に写真のウエルカムボードあり。感激!

 校長室で、指導案をもとに検討会の内容、指導助言希望内容を確認。「対話」を中心にすることを確認して、先生方へ参観での大切な仕事を依頼。

 13時45分、動画「NHK for School」を活用しての2年生道徳授業開始。考えるべき事柄が映像で提示されて、いわゆる取り得る行動を個人で考え、グループで話し合う授業展開。主人公が思い悩む映像を見て、同じように悩みを深める生徒たち。これがいい!

 先生たちにお願いしたのは、班での話し合いになったら、側に行き、何を話しているのか、会話か?対話か?を見届けてほしいということ。

 映像を真剣に見つめる生徒写真、思い悩み考えが書けない生徒写真、グループでの生徒距離が分かる写真など、助言のための撮影をしながらメモ書き。

 授業検討会では、6つのグループに分かれた先生方に「班での話し合いを皆さんの力で再現し、それをもとに対話であったか、会話であったかを判断してください」と僕から指示。初の試み。

 10分間ほどで、どのグループも班のやりとりが驚くほど再現されて、事実をもとに「対話だったと言える」「対話まではいっていない」などの見解が述べられた。これが、僕が今日一番やりたかったこと。再現メモをいただくことができたので、実に貴重な情報ゲット。皆さんに大感謝。

 指導助言では、「対話の定義」から「なぜ対話が必要なのか」「対話を生み出すために考えていること」などを30分間ほどで話す。そして撮ったばかりの生徒写真をもとに僕の気づきを話して終了。今日もとても良い勉強をさせていただけた。

 写真は玄関の特製ウエルカムボードを入れて、校長先生方とワンショット。(玉置)
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1月12日 教師力アップセミナー(白石先生)に参加して(中西・山田)

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 こんにちは。5期生の中西です。先日、初めて参加した教師力アップセミナーでの学びを書かせていただきます。

 白石先生のお話を聞いて印象的だったことは「国語を論理的に考えさせる」ことです。「論理的に考えさせる」授業は思考のズレから子ども自身の問いを生ませる、つまり子どもの主体的学びへ繋げるところから始まります。問いに対して「用語」や「方法」、「原理・原則」をもとに解決へ向かわせ、その過程において学びを広げていくのです。話し合いや発表をして沢山の意見が出たらそれで終わるのではなく、その意見の共通点や違いをまとめて、見つけていくことが対話的な学びとなります。こうした問題解決学習が国語を論理的に考えさせることにつながり、他教科においても同じことが言えるということが分かりました。

 また教材分析について、その教材の特徴や規則性に焦点を当て、「〜の力を児童・生徒に身につけさせたい!」より先に「教材を研究する!」ことを第一に考える必要性を学びました。中心人物・場面の切り替え・表現技法・クライマックスなど物語の教材だけでも分析しなければいけないことは沢山あります。「考える国語」の授業づくりにおいて教師が教材研究をしっかり行うことが、子どもの知識・技能の質を高めていくことにつながっていくと知りました。

 今回のセミナーでは学校入口での駐車案内を担当しました。駐車可能な場所を素早く的確に相手へ伝えることは予想以上に難しく苦戦しましたが、先輩からのアドバイスをいただいてなんとかやりきることができました。

 最後に、国語授業について貴重なお話をしてくださった白石先生、このような機会を与えてくださった玉置先生、酒井先生をはじめ関係者の皆様、たくさんのアドバイスをくださった玉置ゼミの先輩方、ありがとうございました。 (中西)

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 こんにちは!4期生の山田です。今回は大口中学校で行われた教師力アップセミナーから学んだことについて書きたいと思います。

 今回は国語科の白石先生が講師として来てくださると聞いて、どうしても行きたいと思ってとても楽しみにしていました。それなのに、白石先生のご講演は期待していたわたしのさらに上をいくもので、目から鱗の連続でした。

 中でもわたしが1番心に残っているのは国語の物語の授業の構成の仕方です。はじめの授業で、一読したあと、「(中心人物)が、(出来事)によって(変容)をする話・なる話」という穴埋め式で物語を一言で書かせて、読み取った内容のズレ(思考のズレ)から課題へと導くというものです。セミナーの中では、実際に「お手紙」や「スイミー」など馴染みの深い作品で実践的な授業を順を追って話してくださいました。私たちからしてもとても考えさせられる面白い授業であっという間に時間も過ぎたように感じました。

 また、話し言葉の句読点は気づきの意味が込められているということも初めて知りました。このことから、「お手紙」のクライマックスで、がまくんがかえるくんからのお手紙を読んだ後の「ああ、」という言葉には僕にはこんな友達がいるんだという気づきが込められているのだとわかるねと論理的に教えていただきました。さらに漢字の書き順の法則も初めてお聞きしました。白石先生のお話は全て論理的で納得しながらすっと腑に落ちてくるところがとても感動しました。

 白石先生、貴重なご講演をありがとうございました。同じ国語科として、また本や機会があれば講演会で是非学ばせていただきたいと思います。(山田)

【20190128指導助言】尾張旭市立城山小学校

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 13時20分頃に尾張旭市立城山小学校着。授業開始まで、校長室で新学習指導要領実施にあたっての所感を話す。

 13時45分から2年生算数授業参観。今日まで指導がしっかり行き届いているなと感じられる学級。ごく自然にメリハリがついていて、子ども同士のやりとりもごく普通で、良い学級だなあと思いながらの参観開始。

 校長室で話題にしたこともあって、対話場面を中心にしっかり見る。よいつぶやきがあちこちであり、級友の発言に自然な反応ができる子どもたち。ねらいに迫る対話を聞こうと子どもたちに近づくが、なかなか聞き取れず。皆さんに見ていただきたいと思う子どもの豊かな表情写真はバッチリ。

 30分間、校長室でプレゼン作成。授業検討では、すっかり定着した「3+1方式」。グループ毎の発表もきっちり板書されていて、先生方の学び合いもいい。

 僕の指導助言は「主体性と対話」と題して、概論から最近見た授業から、そしてさきほどの授業写真をもとに、対話の必要性とそれをとらえる難しさなどを話す。気づいたら30分。10分オーバー(汗)。校長室で、授業者や管理職の皆さんにさらなる助言。気づいたらこちらでも20分間ほど。

1月12日教師力アップセミナー(白石範孝先生)に参加して(嶋藤・早川)

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 こんにちは。3期生の嶋藤と早川です。今回は白石範孝先生の教師力アップセミナーに参加してきました。そこで学んだことについて記事に書いていきたいと思います。

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 こんにちは。3期生の嶋藤です。
 学んだことは3つあります。

 1つ目は、「用語、方法、原理・原則」をしっかりと習得・活用させることの大切さについて学びました。国語は1つ1つの作品について深く見ていくだけで、結局どのように呼んだらいいのかということや、どこがクライマックスなのかということは分かっていなかったように思います。そこで、しっかりと「クライマックスとはこういうものである」ということを教えておくことで、どんな作品でも対応できるようになるそうです。「汎用的な力」が国語には大切であるということが分かりました。

 2つ目は、どの作品でも一文でどんな話だったかを書かせる方法をとれば、作品をしっかり理解しているかどうか分かるということを学びました。一文の構成は、「(中心人物)が、(できごと)によって(変容)する話」です。この一文を書けるということは、中心人物が分かっており、クライマックスがどこなのかが分かっているということになります。この授業のやり方はとても良いと思いました。実際に4月から使っていきたいと思います。

 3つ目は、中心人物が分からない時は、語り手目線で考えればいいということを学びました。語り手から見て、客観的に書かれているのは中心人物ではなく、心を書いているのが中心人物だそうです。その見分け方はなるほどなと思いました。白石先生は例で「こわれた千の楽器」という作品を使っていました。この作品では、中心人物がこわれた千の楽器なのか、月なのかで悩みました。題名がこわれた千の楽器ということもあり、こっちを中心人物だと思っている人の方が多かったかもしれません。ですが、先ほどの語り手目線で考えれば、語り手はこわれた千の楽器に対しては、客観的に書いており、中心人物ではありませんでした。月に対しては、心を書いており、中心人物は月だということが分かりました。このように、中心人物が分からないという時には、この方法で考えればいいということを学ばせていただきました。

 以上のように、多くのことを今回も学ばれていただきました。国語の汎用的な力が私にもなかったようです。子どもたちがそうならないように、しっかりと汎用的な力を身につけさせていきたいと思いました。ありがとうございました。(嶋藤)

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 こんにちは。3期生の早川です。今回の白石先生のお話の中で最も印象に残っていることが1つあります。

 それは、白石先生が講義の冒頭で話された漢字のお話、「こういうものだから」と覚えた知識は何の力にもならないという話です。白石先生は、漢字の書き順を例に挙げて説明されていました。正しい書き順で書くことを意識させることは大事なことですが、なぜそのような書き順になっているのか、その根本の書き順の原則から教えていくことが大事であるとおっしゃっていました。確かに、書き順の原則を知っておけば、既習漢字だけでなく未習のものでも正しい書き順を推測して書くことができます。

 白石先生は今回の講義を「未来に生きる子どもの『資質・能力』を育成する国語授業」と銘打っていらっしゃいました。今まで、玉置先生の講義や普段のお話の中で、”資質・能力の中の「見方・考え方」は一生覚えておいて得なこと”ということをおっしゃっています。

 お二方のお話を合わせて考えてみても、ただ先生の持っている知識を子どもたちに教え込むだけでは通用しないことがひしひしと伝わってきます。自分たちが子どものころに受けてきた授業をイメージして同じように授業をしても駄目だと考えさせられました。

 毎回、セミナーや講義を聞くたびに同じことで悩まされますが、嘆いてばかりでも仕方がないので、4月になるまでのこの自由な時間を大事にしつつ、教員になってからも向上心をもって授業づくりに取り組めたらいいなと思います。白石先生、今回はありがとうございました。(早川)

1月12日教師力アップセミナー(白石先生)に参加させていただき(北神・中澤)

 こんにちは。五期生の北神と四期生の中澤です。今回は1月12日の教師力アップセミナーでの学びを記していきたいと思います。

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 こんにちは!五期生の北神祐里子です。今回初めて教師力アップセミナーに参加させていただきました。そこで学んだことについて書きます。

 まず、主体的な学びというのはノートに自分の考えを書くことではなく、教師が出す課題に対して考え思考のずれを感じ問いを持つことだということです。『スピードかぞえうた』の授業の仕方は、まさに主体的に自分の考えを持つことができる授業だと思いました。分からなくて一生懸命考えて知ったことや学んだことはすごく頭に残ると思います。

 そんな授業をするためには、教師が、その教材はどんな特徴を持っているのか、どんな規則性があるのか明確にしておき、児童・生徒にどんな活動をさせると良いか考えておく必要があります。児童・生徒に主体的な学びをさせるためには、教師の綿密な教材分析が不可欠だと思いました。

 そして、国語で学ぶことも数学で学ぶ法則と同じように、他の作品にも生かすことができるということです。私は、物語のクライマックスは中心人物の変容点であることを初めて知りました。中心人物は誰であるかを考え、会話文や描写の文または視点が変換された文がどこにあるかを考えると、クライマックスを簡単に見つけることができました。私は今までなんとなくという感覚でクライマックスを探していたためとても驚きました。ある作品の登場人物の心情を読み取ることだけに力を入れるのではなく、このように他の作品にも生かすことができるような指導をすることが大切だと思いました。

 「用語」「方法」「原理・原則」について私自身ももっと学ばなければならないと感じました。参加させていただきありがとうございました。(北神)

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こんにちは。四期生の中澤佑太です。今回は、白石先生のセミナーに参加させていただきました。学ばせていただいたことを記していきます。

 数学では、公式という知識技能を学ぶことで、問題を解くことで思考力判断力表現力を身に付けます。国語も理数の世界と同じように、知識技能を習得し、これを使って思考力判断力表現力を身に付ける学問であることを学ばせていただきました。

 例えば漢字の筆順では、九のように、はねが外側にある字は、はらいが先になり、万のように、はねが内側にある字は、はねが先になります。上記した知識技能を学ぶことで、他の漢字にこの知識技能を使って筆順を考えることで思考力判断力表現力を身に付けることができます。

 俳句の学習においても、五七五の最後の五文字が作品のテーマとなるという知識技能を学ぶことで、様々な俳句の季語が何かを考えやすくなり、作品作りによって思考力判断力表現力を身に付けることができます。五七五七七の短歌では、七七で心を示すという理屈があります。

 国語の授業は内容主義でなく、分析主義となることが大事であることを学びました。教材分析では、その教材の特徴と規則性が何かを考えることが大事になります。

 文学作品の授業では、クライマックスがどこかをきく授業がありますが、この授業ではゴールを導けていないということを学びました。クライマックスを面として捉えると、クライマックスでなく山場を見つけることになります。クライマックスとは、中心人物の変容点を意味します。クライマックスを見つけるときは、一文で見つけること、会話文か描写の文であること、視点の転換点になっていることを意識することが大事になります。

 文学作品のプロローグは、絶対に落とさない。ここに物語で伝えたいこと(中心人物が誰かなど)が隠れている。この事を私は学ばせていただきました。

 今回のセミナーで、多くの後輩と出会いました。一日過ごして私は、後輩も恵まれました。本当にここまでの人生で一番幸せな瞬間を生きていると感じています。しかし同時に、後輩の前で恥ずかしい言動をしてはならないという思いにもなっています。私は、この気持ちを活かして、今までできなかったことをできるようにしていきたいと考えています。

 最後に、国語の授業を根幹となることを教えていただいた白石先生、酒井先生を始め教師力アップセミナーの関係者の方々、玉置ゼミ生、そして玉置先生に感謝の気持ちを申し上げます。教師力アップセミナーに参加させていただけていることに対する感謝の気持ちが薄くならないようにと考えています。次回もよろしくお願いします。(中澤)
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1月12日 教師力アップセミナー(白石範孝先生)に参加して(遠藤・加藤奨基)

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 こんにちは。先日成人式を終えて、久しぶりに恩師と再会し、沢山の刺激をもらった五期生の遠藤です。こんな先生になりたい!という思いが更に強まった、素敵な一日になりました。

 さて今回は、1月12日に大口中学校にて行われた教師力アップセミナーから学んだことについて書きたいと思います。

 授業を考えるにあたり、最も時間をかけるべきなのは教材研究であるというお話を聞き、改めて教材を分析して、教えるべきものを見出すことの大切さを感じました。白石先生による教材分析は、プロローグを深く読み、クライマックスを明確に捉え、教材の持つ特徴と規則性から課題を見出す等、授業化する際子供にどんな点を学んで欲しいかについて意識していらっしゃる素晴らしいものでした。

 こうしたお話を聞く中で、以前読ませて頂いた板書についての本の中で、白石先生が仰っていた次のようなお言葉を思い出しました。

「子供の反応を書いていくときに大切なのは、単にそれを書きつらねるだけでなく、それがどう収束するのかがわかるようにしなくてはいけません。」(これでできる!「板書」の仕方がわかる / 白石範孝編集代表 『使える授業ベーシック』シリーズより)

 子供が考えを出すことは大切ですが、それだけでは勿体無いのだと思います。それらの意見が常に意識的に問題解決へと進むよう、教師が意図的に導くことが大切なのだとわかりました。

 また私は、自分自身が本を読むことが好きなので、読書の楽しさと物語の世界の面白さを子供たちに伝えられるような教師になりたいと思っています。白石先生は今回のセミナーの中で、読書力を育てるには、本を読む機会ばかり与えるのではなく、教師自ら楽しむ読み方を伝えていかなくてはいけない、と仰っていました。

 その言葉を聞いて私は、私がこれまで考えていた読書週間やビブリオバトル等の取り組みは、どれも方法ばかりで心が足りていなかったのだ、と衝撃を受けました。大学生として沢山の本と向き合える今のうちに、楽しむ読み方を自分なりに模索していきたいです。そうして見つけた読み方に基づいて、子供たちが積極的に楽しめるようなイベントを考えたいと思います。

 今回のセミナーでの役割として、私は今回お茶をお出しする担当をさせて頂きました。急須から湯のみにお茶を注ぐ時は、少量ずつ順番に注いで濃さを均一にすることや、お出しする際は目線が先生方よりも下になるよう、膝をついてお出しすることなど、社会人としてのマナーを先輩方から学び、大変勉強になりました。ポイントは、お話の邪魔にならないようタイミングを見計らってお出しすることと、茶托にお茶がとんで汚れていないかきちんと確認することだと思います!参考になりましたら嬉しいです。

 今回の教師力アップセミナーから、国語を専攻する者として国語の授業がどうあるべきか、国語を通して子供たちがどんな力を育むことができるのかを学ぶことが出来ました。素晴らしいセミナーを開催してくださった白石先生、こうした機会を与えてくださった玉置先生をはじめとする先生方、そして、仕事内容から礼儀作法まで様々なことを教えてくださった先輩方、本当にありがとうございました。(遠藤)

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 明けましておめでとうございます、四期の加藤奨基です。以前書籍を読ませていただいた白石先生に新年一発目のセミナーでお会いできるということで、今回はとても楽しみにさせていただいていました。

 お会いした白石先生は、以前から本の写真で拝見させていただいていた白石先生と同じ白石先生で(当たり前!笑)、朝の玄関挨拶にも力が入るというものです!

 今回のセミナーで特に印象的だったことが、白石先生がおっしゃっていた「国語の問題解決学習」です。入念な教材分析・教材研究から課題を提示し、子どもたちそれぞれの思考のズレから問いを持たせ、主体的・対話的な活動を通して解決へ至る中で「用語、方法、原理・原則」など他教材でも通用する汎用的な力を身に着けさせ深い学びとする、という具体的な授業作り方法を聞くことができ、以前書籍で読ませていただいた国語の論理と子どもの主体的対話的で深い学びが絶妙にミックスされた授業作りだと感じました。

 また、白石先生の論理的思考による国語授業は、野口芳宏先生の明確な答えのある国語授業に通じるものがあるとも感じました。野口先生も白石先生も、題名や表現技法など本文に基づいた論理的な観点から、曖昧になりがちな「国語の答え」をしっかりとした理由から導かれていたと思います。自分も国語授業を作るときは、他教材にも応用できる力、身に着けた力から論理的に答えを導き出す力の二点を子どもたちに習得させられるような授業作りをしていきたいなと思います。
 
 今回のセミナーは僕が人生で三冊目に読んだ教育書の先生にお会いすることができ、とても嬉しく学びの深いものになりました。本でしか知らなかった先生が目の前にいる様子は、さながらスターを前にしているようでかなり緊張しましたが、そういった経験ができるのも玉置ゼミの醍醐味だなと再認識できたセミナーでした。新たな学びをご指導くださった白石先生、このような機会をくださった玉置先生をはじめとする先生方やセミナー関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)

【20190125特別講義】独立行政法人教職員支援機構中堅研修(玉置)

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 8時25分に味岡駅乗車。名古屋、東京、秋葉原に乗り継いでつくば駅へ。そこからタクシーで独立行政法人教職員支援機構へ。新幹線の中では、必死に原稿書き。

 13時15分から1時間30分の講義。2週間研修の最終講義が僕!僕だけ「特別講義」という名称がついていて、張り切りざるを得ない(笑)。「ミドルリーダーの役割」と題した講義だが、最初は新学習指導要領の捉え方。その後、私が出会ったミドルリーダーの実際を紹介。最後は校内研修を行うときの留意事項を伝える。

 つかみは「あと1時間30分、我慢したら終わりますねえ」。ドッと受ける。よし!という気持ちになる(笑)。笑える話をあちこちで挿入。皆さん、学校リーダーになる方ばかりなので、こうして教育のことを面白く分かりやすく伝えることの大切さも感じていただければ幸い。もっとも受講者にそう思われたかどうかはわからない。「ああ、面白かった!」で終わっているかもしれない(笑)。

 帰路の新幹線は、ポイントでグリーン車乗車。睡魔に襲われながらも原稿書き。

【20190124訪問】小牧市立篠岡中学校栗木教頭先生授業から学ぶ(玉置)

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 今日は教育実習後に「国語の授業はどうあるべきか、わからなくなってしまいました」というゼミ生の声に応えて、ならば素晴らしい国語授業を参観させていただこうという主旨で、篠岡中学校の栗木教頭先生にお願いをしてゼミ生8名と共に訪問する日。

 8時40分に味岡駅でゼミ生4名を乗車させて篠岡中学校へ向かう。9時前に着。岐阜から車で来たゼミ生4名合流。

 授業前にさっそく授業作りについて栗木先生のお考えを聞く。今日のためにわざわざこれまで扱ったことがない2つの教材で、3年生の国語授業を見せていただけるとのこと。これだけでも感激。栗木先生から発せられる国語授業の本質、学び合い授業の肝などを、まだまだ授業を見る目がないゼミ生のために、学生用に翻訳。大いに気持ちが高まったところで3年A組へ。

 紀貫之の和歌が教材。その和歌を目にした生徒たちは読むことから困難状態。もちろん歌の意味はさっぱりという状態から、4人グループでの話し合いで、ちょっとした語句から互いの読みの予想を少しずつ伝え合い、まさに読みを深めていく授業。教室のあちこちからここさえ分かれば、といったつぶやきや空気を読み取り、まさにここだ!というところで、ある語句の意味を知らせる栗木先生。一気にテンションが上がる。さらに深くなる読み。最後に「恋」というキーワードを提示。これぞ学び合いという授業。

 次の3年B組も、自由律俳句をもとに生徒たちが生徒たち自身の読みで、その句の世界を探る授業展開。栗木先生はどこで学び合いを深めさせるのだろうと注視。生徒のことをよくつかんだ上での意図的指名。作者の同時代の俳句と映像提示で句の背景からさらに読みを深める展開。ぼつぼつと発言する生徒。句を凝視しながらも級友の解釈を聞き、自分の読みを広げ深める生徒たち。

 校長室で20分間、ゼミ生から質問を受けていただく。授業開始前と比較すると、

1月12日教師力アップセミナーに参加して(関口・秋田・生田)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は1月12日の教師力アップセミナーについて書きます!

 国語専修である私ですが、国語という教科が得意というわけではありません。「なんでこうなるんだろう」なんて考えず、なんとなくこれっぽいな、こう覚えるしかないんだなと過ごしてきました。

 こんな私のままでは、教える立場として情けないなと改めて感じ、より国語科について学びたいという思いがすごく強まりました。

 教育実習では、教材研究していたつもりが全然できなかったことに「ああ。」と気づきました。教科書を出版社別に比べることでねらいも読み方も捉え方も変わることに驚き、面白さを感じました。そういった面白い教材研究ができていると、子どもたちにも国語の面白さが伝わるんだと思います。

 学習指導要領の話から始まり、難しそうだなと感じていましたが、具体的な教材で自分自身がやりながら学ぶことができ、とても勉強になりました。すぐに取り組めそうなこともあり、早く使ってみたいなとワクワクしています。

 昼食時のお話もとても勉強になりました!本日は本当にありがとうございました!(関口)

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 こんにちは!4期生の秋田です!先日、白石範孝先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 白石先生のお話から、国語の授業は本来どういう姿であるべきか改めて考えさせられました。登場人物の気持ちを考えさせノートにかかせるだけであったり、隣同士で意見をただ話し合わせるだけであったりなど、従来の定番である授業のかたちに疑問をもったり、もっと深いところまで踏み込まなくてはならないのだと思いました。

 また、授業で扱う教材の読み取りをできるようにするのではなく、文章を読み取る方法や、きまり、原理原則を子どもたちに習得させ、活用させることが大切であることがわかりました。

 私も小学校、中学校の実習の際に国語の授業をさせていただきました。その時の授業づくりの時には感じなかった国語の授業づくりにおいての新たな視点が得られました。白石先生、貴重なお話ありがとうございました。(秋田)

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 今回初めての教師力アップセミナーに参加させていただきました。初めての参加で自分が喋るわけでもないのに緊張していました。しかし実際行ってみて先輩方、先生方皆さんがとても優しく、楽しく講義を受けることができました。先生同士も楽しそうで、一期生から自分含め、全ゼミ長が参加していたみたいで、とても玉置ゼミの繋がりの強さと、教育に対しての情熱を感じました。

 さてセミナーの内容に入っていきたいと思います。今回は白石先生の国語の授業に関してのセミナーで、自分は国語を専門しているので大変勉強になりました。(とは言っても自分は国語が一番苦手な教科です)

 やはり国語の授業作りはとても難しい内容になってくると思います。自分が学生時代の時も正直一度も面白い、楽しいとは思ったことがありませんでした。

 しかし、白石先生の授業は今まで有耶無耶にされてきた場所をきちっと論理的に説明してくださったおかげで国語が苦手な私でも頭に入ってきました。

 今まで聞いてきてた先生たちの「これは覚えるんだ」と言う言葉、無責任で子どもに疑問を残してしまうものなんだと思いました。自分も問題に対しての答えが「なんでそうなるのか?」ということを子どもにキチンと説明でき、子どもにさらに勉強に興味を持たせれるような教師になりたいです。でもそのためには自分自身の勉強です。国語の苦手克服を頑張って行こうと思います。(生田)

【20190123指導助言】犬山市立犬山西小学校

 15時30分に犬山西小学校へ到着。研究室HP写真のようにゼミ生8名到着済み。すでに現職教育中で、学年ごとに研究テーマ(以下の通り)の具現化に向けての話し合い中。ちょうど発表が開始されたところで合流。昨年1年で研究主任より、現実的な方向性が示されたので、今年は10月の発表会に向けて、それを地道に実践するのみ。日々の積み重ねにかかっていると僕は判断。学年からの発表は具体的。まさにそれを明日から意識してやってください!と指導助言者として伝えれば十分と判断。

 本日、僕に与えられた役目は、子どもをつなぎ磨きあう場面で映像で見せるという難題(笑)。かつて岡崎市立形埜小学校でやらせていただいた握手の回数の授業映像を見せて解説。どこまでご要望に応えることができたかと思うが、僕にできる精一杯のこととしてお許しいただきたい。

 校長室で方向性を確認。伝えたいことは意識した手立ての積み重ねのみ。訪問日程を相談させていただき終了。ゼミ生にも心遣いをいただき感激。ありがとうございました。集合写真を撮らせていただく。さっそくアップ。
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1月12日教師力アップセミナーに参加して(高橋・矢崎)

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 こんにちは。今回は、1月12日に大口中学校で行われた、白石範考先生の教師力アップセミナーからの学びを、4期生の高橋と、5期生の矢崎で書いていきたいと思います。

 今回、白石先生のお話を聞いて学んだことの中から、2つのことについて書きます。

 1つ目は、「何となく」の国語ではいけないということです。

 「目に青葉 山ほととぎす 初がつお」という句の中の、季語は何かだけではなく、なぜこの季語なのかというところまで説明できるようにならないといけないこと、「万」と「九」で、はらいの書き順が異なるのはなぜか、俳句と短歌の違い、など、今まで私も「何となくそういうもの」でやり過ごしてきた、痛いところを突かれました。白石先生は、その「何となく」を、論理的に説明できるようにならなければいけないと、はっきり仰っていました。そのためには、知識、技能をきちんと教える必要があることも分かりました。

 2つ目は、物語文を読んで、内容を一文で書くという活動についてです。

 この活動についても、漠然と一文で書くように指示するだけではなく、はじめにきちんと、「『中心人物』が、『出来事』によって『変容』する・なる話というように書きなさい」と、明確な指示があり、とても考えやすかったです。

 そして、この一文には、A面(誰でも考えられるもの)と、B面(さらに深い読み)があるのだそうです。他の人との考えのズレから、課題に繋げるという授業展開があるということを学びました。私は教育実習の際に、文学的文章の教材を扱いましたが、主人公の心情の変化の読み取りというパターン化された授業展開しか思いつきませんでした。そのため、今回の白石先生のセミナーを聞き、文学的文章の授業ではこんなやり方もあるのか、と考えの幅を広げることができました。実習前に聞けていたら、また違った授業になったのだろうなと思います。

 今回、実際の教材を使って白石先生のお話を聞くことができ、知っている教材が多かったのですが、やはり国語は面白い!と改めて国語が好きになりました。「何となく」の国語にしてしまわない為にも、まだまだ自分自身知りたいこと、勉強しなければいけないことがたくさんあると分かりました。

 今回もとてもたくさんの学びがある時間を過ごすことができました。ありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは。1月12日に行われた教師力アップセミナーで学んだことについて書かせていただきます。

 私が大学で専攻している教科は国語です。今回の教師力アップセミナーは国語について学びを深めることができると思い、参加させていただきました。

 私は、よく家族に「国語の先生って何するの?国語の授業ってよくわからんやん?どうやって指導するの?」とよく聞かれます。そんな時私は今まで「それを学んでるの」としか答えることができませんでした。その回答は確かに間違っていません。しかし、私は正直、国語とは何をどうやって教えていくのかが大学の授業だけではボヤーッとしていました。

 しかし、今回、 先生のお話をうけて国語を教えるとはどういうことなのかということが見えてきました。

 私はお話の中で 白石先生が提示されていたポイントで「国語は知識」という事が一番印象に残りました。なぜなら、私は今まで国語が一番得意で、あまり良くないのですが、フィーリングで解いていたという自覚があります。だから、児童や生徒に国語を教える時にどうしたら良いかわかりませんでした。

 しかし、 白石先生のお話の中に国語の教科書のお話にも説明文にも全て「用語、方法、原理、原則」があり、それを子どもが習得し、その時学んでいるお話、説明文だけでなく、以後の学習にもそれを活かせる事が国語の授業であるとおっしゃいました。これに私はハッとしました。今まで確かに文法や俳句の規則など学んできたのにそれを活かす授業に出会った事がなかったからです。 白石先生が例に示して下さった、俳句やスイミーそのどの教材にも確かに「用語、方法、原理、原則」がありました。これらを見つける為には教材研究が欠かせません。ただ、教科書見ていくだけではいけません。自分がこの教材でどんな事を学びとして子どもたちに得て欲しいかという軸をぶらさずに教材研究をすべきです。でも、まだ私には教材研究の力がまだまだ足りないので、これから玉置ゼミでその力をつけていきたいと感じました(矢崎)

12月26日 真打会に参加して(菱川)

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 3期生の菱川です。12月26日に、真打会で道徳の授業をさせてもらいました。今回はその授業をして学んだことをここに書かせてもらいます。

 まず、率直に授業をして感じたことは「難しい」でした。授業前にゼミ生たちの前で授業をして、たくさんのダメ出しをもらってたくさんの変更点を、踏まえて本番の授業をしましたが、全く納得のいく授業ができませんでした。改めてレベルの低さを感じて、もっと勉強しないといけないなと感じました。

 また、授業を終えて生徒役をやってくださった先輩教員の方々からは以下のようなアドバイスをいただきました。(良い点、改善すべき点でまとめさせていただきました。)

良い点
・範読する時の声がやわらかい
・板書をキーワードでまとめている
・子どもに考えさせる発問(ゆさぶり発問)がある
・板書で物語の流れを作ろうとしている

改善すべき点
・自信を持って授業する。
・1人に聞いて板書ではなく、全体に聞いてキーワードを板書する
・イラストなど視覚でわかるように黒板を扱う
・板書を全て繋げて書かない。(主人公の気持ちを話して書く等)
・もっと色分けをする
・「わからない」子どもへの配慮を忘れないこと
・授業の中で扱いたいキーワードをもっと扱うこと

 たくさんの指摘をいただきました。この中でも私はまず、「自信を持つこと」が僕には一番足りないなと感じました。授業中も不安だらけで机間指導をしようとしても頭の中が真っ白で子ども役の先生方が何を考えているのかどんなことを呟いているのか全く頭の中に入ってきませんでした。そんなことより、次は何を発問して、この次は…と先のことばかり気にしていました。自分の中にゆとりをもって授業に望むことができればきっと不安になったり、焦ったりすることが少なくなると思うので、ゆとりを持つために授業準備をもっと完璧にしたいと思えました。

 またもっと板書計画を考えるべきとも思えました。子どもが黒板を見たときにパッと今やってる内容がわかったり、授業の流れがわかるような板書計画を考えていきたいです。

 そして、改善すべき所ばかりでしたが、良い点もあったと先輩方から言われました。それを自分の中でより良いものにできるようにこれから先もっと勉強していきたいです。(菱川)

【20190121指導助言】尾張旭市立渋川小学校

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 12時過ぎに家を出て、尾張旭市立渋川小学校へ向かう。やはりインフルエンザが流行りだしたそうで、マスクをもらいつける。予防接種をしているとはいえ、罹患しないとは限らない。

 指導案を熟読して、意欲的な授業提案を楽しみにして教室に向かう。オープン教室をフルに使った動きがある授業展開。教師と子どもとの関係、子ども同士の関係もよく、これなら対話はできる。子どもたちは実によく育っていて、1学期から意図的に指導を重ねると、子どもたちの力はここまで高まるのだ、と感じ入る授業。3学期からファシリテーターも子どもに任せ、7人ほどのグループで考えを出し合い、ホワイトボードに発言を記録しながら、高め合おうという授業で感心した場面多し。

 先生たちの協議会では、今回からワールドカフェ方式が取り入れられ、僕はプレゼンを作りながら、先生方の発言を耳にする。これまで以上に授業検討の質が上がっていると思われる発言が多く、関わらせていただいた喜びあり。

 30分間の時間をいただいて指導講評。「対話に注目する」と題して、学習指導要領で示されている対話をもとに、いくつかの授業をもとに皆さんに真の対話のイメージをもってもらおうとプレゼン。最後は、撮影した授業写真をもとに場面ごとに価値付け。

1月7日 南城中学校 講義・模擬授業に参加して(小谷川)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました、小谷川です。今回は1月7日に行われた南城中学校での玉置先生による新学習指導要領と道徳に関する講義と模擬授業について書かせていただきます。

 玉置先生の講義は、大学では受けたことがなく、蟹江小学校での講義と今回の南城中学校の講義しかありませんが、模擬授業に入るその前の講義の時から、授業で使える様々なテクニックが散りばめられていてとても勉強になりました。 生徒の興味の持たせ方や、発言方法・させ方、ペアでの話し合いのタイミング・時間など授業で実践できることが多く、またその一つ一つに根拠や意味があり、授業をテンポ良く進めることができ、また考えることが明確になる授業をすることができる技ばかりでした。

 また、道徳の手品師を例としてやった授業の仕方には驚きました。手品師の結末に賛否両論ある中で、自分ならどうするだろうかを考えて様々な案を出し合い、自分ならやらないだろうというものに手を挙げて票をとっていくというものだが、読み物のねらいなど全て取っ払い、自分の思っていることに賛成ではない人もいるし、自分がやらないと思うことを実行したいという考えを持っている人もいるのだという考えの多様性の部分に注目させる授業づくりもあることを発見することができました。

 考え方に多様性があるように、授業も書いてあることが全てではなく、様々な形に変化させることにより多くのことを教えていけるものであると感じました。また、その多くの考え方があるという多様性を認め合う授業というもの自体が今の時代的にも必要であるとも思いました。

 玉置先生の授業などで授業テクニックを教えてもらうと教育実習での授業をやり直したいと思うほど、実践してみたいものが多く、身につけたい技ばかりでとても勉強になりました。それらの技を今度は自身が現場に出る際にしっかり実践できるよう自分のものに吸収できるようにしたいと思いました。ありがとうございました。(小谷川)

1月7日 南城中 現職教育に参加して(早川)

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 こんにちは。3期生の早川です。今回は、春日井市立南城中学校の現職教育に参加させていただきました。

 玉置先生の講話はいつものごとく自然に「学習指導要領はおおよそ何年ごとに改正されますか?」の問いから始まりました。圧倒的な自信を持って言えた数ヶ月前の自分とは異なり、「10…だよね?」と思ってしまう自分がいました。教採が終わってからというもの、知識は抜けていくばかりです。

 今回の講話で最も頭に残っている言葉は、「見方・考え方は一生覚えておいて得なこと」です。毎日の授業を行う中で、子どもたちに各教科の内容を教えながら、一生使えるような見方・考え方なんて教えられるものかなあと正直思うところはありますが、ただ教えられたことをそのまま実践できるだけの子どもではこれからの社会を生き抜く子を育てられません。学んだ単元内だけで使えるものではなく、その単元を通して何を身に着けられるか、先生の立場として考える必要があるなと考えさせられました。

 最後になりますが・・・
「春日井市立南城中学校」は、実は私の出身中学校です(笑)

 知っている先生方がいらっしゃるかなと思い、眺めていると、中3の時に社会の公民を担当してくださっていた大橋先生に会うことができました。また、玉置ゼミ1期生の中田さんのお母さんもいらっしゃいました。学校というコミュニティとはいえ、人と人ってどこかで繋がるものだなと、しみじみと感じました。(早川)

12月26日真打会に参加して(高桑・小谷川・高橋)

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 こんにちは。4期生の高桑です。最近は寒い日が続いていましたね。私は寒いのがとても苦手なので、あたたかい春が待ち遠しいです。しかしそんな頃には教採対策が本格的に始まるのかあ、と考えると複雑な気持ちになりますが、今のうちからできることをやっておきたいです。

 さて、今回は12月26日に行われた真打会についてです。3期生の菱川さんの小学校4年生を対象とした道徳の模擬授業を見させていただきました。共に授業を考えていく作戦会議から学んだことを2つに分けて書いていきたいと思います。

 まず、1つ目は子どもたちが登場人物の気持ちを自分のことのように考えれるような手立てが必要だということです。私は教育実習で道徳の授業にとても苦労しました。まずどうやって教材研究をすればいいかわからないというところから始まって、子どもがどんな意見を言うのかそれをどう生かせばいいのかわからず、ただ内容を把握するだけの単調な授業をしてしまいました。

 その授業の何が悪かったのかというのが、今回はっきりしました。それは焦点化することです。私は全体を把握するために使いもしない板書に時間をかけ、核となる部分にたどり着けていなかったのです。それを改善するために今回は、発問したときに子どもたちが書いていることを探すのではなく、自分の言葉で発言できるよう、資料を配らないことに決まりました。この方法は前に玉置流として授業で教えていただいたことがあったのですが、子どもたち自身に想像させることの効果を改めて実感しました。

 2つ目は授業の展開の仕方です。和田先生の「道徳の資料は長いため読み終わった頃には、はじめの場面を忘れてしまっている」というお言葉を受けて、おさえておくべき場面を3つに絞り、1つ1つ区切って発問していくことになりました。そうすることで、子どもたちも目移りすることなくその場その場で何を考えるべきか明確で、テンポのいい授業になったと感じました。私は授業をしてて、自分が何をやりたいのかわからなくなってしまった経験があったので、教師の立場としても明確でわかりやすいこの方法をぜひ取り入れていきたいと思いました。

 作戦会議では、3期生の先輩方を中心に意見を出し合ったのですが、自分にはない発想ばかりで、自分の未熟さを痛感しました。今回学んだことを踏まえ、子どもたちが深く考えられるような道徳の授業をできるようにこれからも学びを続けていきたいと思います。

 最後になりましたが、玉置先生をはじめとした関係者のみなさま、菱川さん、ありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは、今回特別に参加させていただきました小谷川です。12月26日にあった真打会について書かせていただきます。

 今回の真打会では私の一つ上の3期生の方が簡単に20分ほど授業を行う機会がありました。私たちはその授業を一度生徒役として受けた後、学生内で話し合い改善をするという流れに参加することができました。

 たった数十分しか話し合いをすることができませんでしたが、先生方の助言を頼りに道徳の授業の本質、生徒にどんなことを身につけさせたいのかを念頭において、どの場面を一番考えさせたいのかなど授業自体をスッキリさせて、かなり良く改善することができとても印象的で勉強になりました。

 20分間しかないため授業構成を考えるのは少し難しいところではありますが、生徒役をしてもらい、客観的なアドバイスをもらうというだけで授業というのはかなり本質に近づけることがわかり、また玉置先生もおっしゃっていましたが、先生方のアドバイスは少しありましたが、基本的には現場にまだでていない学生のみの環境で話し合っても、本質に触れられる授業に仕上げることができるということも大きな発見でした。

 このように今回の真打会で、私は生徒役という客観的な視点というのは本当に大事であり、また授業は一つではない、色んなアプローチができるということも再確認することができました。ベテランだから、学生だからではなく、それぞれの立場だからこその考えや発見、アイデアがでるし、また題材の主軸を捉えて「子どもに何を学ばせるのか」を一番に考えて自分の授業を見直していくことができれば良い授業というのを作り上げていくことが誰だとしてもできるのだと感じました。(小谷川)

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 こんにちは。4期生の高橋です。12月26日、真打会に参加させていただきました。丹羽先生と、3期生の菱川さんの模擬授業を見させて頂きました。

 今回は、作戦会議と、前座会の先生方からの意見を聞くことができた菱川さんの模擬授業から学んだことを書いていきたいと思います。

 私は今回、資料のどの場面から子どもに考えさせたいのかを明確にすることが大切だと学びましたが、その場面の選び方は人それぞれで、やり方次第で広げる場面も変わってくるということも分かりました。

 実際、玉置先生と和田先生にも、先生だったら…というお話を聞くことができたのですが、先生方が取り上げる場面は異なっていました。しかし、考えを広げるきっかけとする場面は違っていても、考えさせたい根っこの部分は共通していたし、菱川さんも、子どもたちになんと言ってほしいのか、そこへ向かって授業を進められていたので、核となる意見や考えさせたい内容をはっきりと持っておくことは揺らいではいけないなと思いました。

 また、資料を読みながら区切って発問していくというやり方は私にとっては馴染みがなく、こんな方法もあるのだなと勉強になりました。発問を区切ることで、子どもたちは考えるべき場面を迷うことがないし、どんな話だったっけ?と戻ることがなくなるところに良さがあると思いました。今後道徳の授業を作る機会があったら取り入れてみたいです。

 今回、道徳の模擬授業を見させて頂き、私自身、教育実習でとても苦労したので、その時のことを思い出しながら、多くのことを学ばせていただきました!道徳の授業の難しさを改めて感じましたが、工夫次第でどんなやり方もできるんだという面白さも感じることができました。今回も多くのことを学ばせて頂き、ありがとうございました。(高橋)

【20190119講演】川辺町家庭教育講演会(玉置)

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 今日の午後は、岐阜県川辺町家庭教育講演会で話す。依頼をいただいたきっかけは、昨年、中日新聞に掲載していただいた「教育と笑い」の記事。

 写真のような立派な舞台で、「笑いのエネルギーを子ども育てに生かそう」と題して90分間の講演。ノンストップ。笑いの効用から始まり、笑うことは知的レベルが高い証など、皆様にプレッシャーをかけながら、冒頭から最後まで、ポイントでしっかり笑っていただく。若いお母さんもおられることから、AIのこと、今後の学校の変化なども入れながら、最後は子どもの褒め方で締め。なんとか責任を果たすことが出来たと自己判断。(玉置)

【20190119口演】ふらっとみなみ設立10周年記念式典(玉置)

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 今日の午前中は、地元のふらっとみなみ(小牧市南部コミュニティセンター・小牧南児童館)の設立10周年記念式典でアトラクションとして落語口演。

 口演冒頭はお祝いの言葉、とりわけ運営協議会の尽力があって10周年があることを強調。その後、笑いと健康をテーマに新ネタをいれながら30分ほど。残り15分は久しぶりの「親の顔」。今回は子どもがけっこう話すようにしたが、まずまず成功。(玉置)

大学落研時代にお世話になった顧問宅にお邪魔しました(玉置)

 1月18日午前中に、大学落研時代にとてもお世話になった顧問の長沼健先生のご自宅を訪問しました。

 私の大学時代は今から40数年前。落語にのめり込み、先輩方と落語研究会黄金期と言われた時代を作ったことを懐かしく思い出しました。四六時中、落語のことを考えていた4年間で、そのような環境を作っていただいたのは、顧問の長沼先生でした。先生の研究室に出向き、落語や落語家のこと、先生がお聞きになってきた落語鑑賞記などを興奮して聞いていたことも思い出しました。

 別棟の家屋には落研時代の様々なグッズが保存されていました。「落研勢揃い」に自分の芸名(三楽)を見つけて、燃えていた落研時代が蘇りました。先生には落研卒業(同時に大学卒業(笑))時にいただいた「卒部証書」をお見せしたりして、40数年前のことを語り合いました。40数年経っても、先生のご自宅を訪問して、あの時代のことが話せるなんて、夢のようでした。大学時代に落語(笑)に燃えに燃えていたからだと思います。あの大学時代は、私の人生にとって、とても貴重な4年間でした。今、こうして自分があるのも、あの4年間があったからだと思っています。(玉置)

 
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