2月16日の名人会から学び得たこと(加藤奨・関口・杉山)

画像1
 こんにちは。今回は、2月16日の名人会に参加して学び得たことについて記します。順番に、午前の算数の授業、午後の伊藤先生の師範授業、山下さんのマジックショーと記します。

***
 
 こんにちは。5期生の杉山航大です。今回は、2月16日に参加させて頂いた授業づくり楽会(午前の算数の授業)から学び得たことを記します。

 単元は分数ということで、「2分の1(半分)」という概念を学ばせる上で、どのような授業設計をしたらいいのかということが、とても参考になりました。

 授業前に、教材研究を行いましたが、経験が乏しく、どのようなことをしたら良いのかがよくわからない状況でしたが、授業を見て、思いもしないアイデアがたくさん散りばめられていて、とても参考になりました。

 新学習指導要領における、「主体的・対話的で深い学び」を実現させるためには、子供たちの意見を繋げることがとても大切で、授業をされたお2人の先生も、とても子供の発言を大事に汲み取って繋いでらっしゃいました。
 
 その後の授業助言の時間では、指導者の先生方は、さらに深いところまで授業を掘り下げて見ていて、単純に「すごい」の一言でした。細かくいうと、もっと子供たちの言葉(ピザの写真を3分の1と3分の2に分けたときに、少ない方を渡された子の「ずるい!」という発言)から、更なる疑問を提示することで、今回の「半分」という言葉がもっと生きてくるということだったり、資料の「見える化」のタイミングをどうするかという事、課題を提示する上で、子供たちを課題に導く言葉遣いや授業設計が大切であることを学びました。

 教材研究も、今回使用したものでは、ピザ・ケーキ・お好み焼きがありましたが、ケーキは立体という概念でみんなは捉えるので、「ぴったり重なる」という文言が適さないということを、わずかな時間から感じ取るのは、さすが玉置先生と感じました。

 授業というのは、子供たちが生き生きとして初めて成り立つものと、私は思います。今回の授業は、そんな子供たちの、いい意味の「無邪気さ」を引き立たせるヒントがたくさん詰まった、濃密なものだと感じました。

 今回は、このような素晴らしい授業をしてくださった秋田先生・秋山先生そして、この様な素晴らしい学びの機会を与えてくださった玉置先生をはじめ、多くの先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

***

 こんにちは、四期の加藤奨基です。名人会前半、伊藤彰敏先生の模擬授業からの学びを記事にさせていただきます。伊藤先生の授業は今まで何回か子ども役として参加させていただいたことがあり、その度におもしろく、国語授業者として多くのことを学ばせていただいたので、とても楽しみにしていました。今回は特に二つのことについて書いていきます。

 まず、伊藤先生の国語文法の授業は、単純な暗記分野にされることの多い活用形や活用の種類の学習において、五段活用や上一段活用などの名前がどうして付けられたのかということまで子どもに考えさせていました。原理・原則がはっきりするためすんなり頭に入るので長期記憶にも残りやすい上に、中学校での学習が高校古文文法への布石となっているというとても練られたすばらしい授業を見させていただきました。次に、伊藤先生は「理解しきれていない子どもを置いていかない」という姿勢も素晴らしいのですが、「橋本文法」というさらなる学びを深めるキーワードを残すことで、できる子どもにもより学びを深める手立てを打たれており、できない子を引き上げてできる子をさらに伸ばすような授業を展開されていました。

 伊藤先生は深掘りの際に、「文法の原理・原則をも教えるのは子どもが近い将来(高校で古典文法を学ぶときに)不幸にならないようにするため」と答えられていて、「授業は子どもが将来不幸にならないように、自分の力で生きていく力を育むものだ」という大村はま先生の言葉を思い出しました。関連して、「できない子を引き上げ、できる子もさらに伸ばす」という伊藤先生の授業スタイルにも大村はま先生を連想しました。自分も伊藤先生や大村はま先生のように、「子どもが将来困らないように学習の下地を残すこと」「できない子はもちろん、できる子も伸ばしてあげること」の二つをしっかり意識して授業作りができたらいいなと感じたセミナーでした。授業をしてくださった伊藤先生、機会をくださった玉置先生、ありがとうございました。(加藤)

***

 こんにちは!4期生の関口です!私は「マジック×授業」の対談について書きます!
生でマジックを観たのは初めてで、とっても感動しました!タネを見破ろうと必死で観てましたが全然わからず、拍手も忘れて見入ってしまいました。

 さて、そのようなすごいマジシャンと教師にどのような関係があるのかみなさんはパッと浮かびますか?私は浮かばなかったので、対談を聴いて驚きました。

 「手品」の品という漢字は口が3つでできてますよね。「手の3倍口を動かせ」と言われているそうです。けれども、無駄な言葉ってのはひとつもないんですよ。マジシャンがする行動、発する言葉全てに意味があるんですって!教師としても伊藤先生のような全てが布石で意味がある授業を行いたいですよね…

 主役はお客様でハッピーになってもらわなきゃいけないという話に対し、子どもに間違いを前で発表させることについて玉置先生が話されました。間違えることはいいことと口で言っているだけでは、その子をハッピーにはできないなと自分の子どもの頃や実習を思い返しながら感じました。

 山下さんはマジシャンですが、お話を聴いていると意図的指名や多くの手立てを用意する重要性を改めて感じました。また、注目のさせ方が本当にすごくて、見せ方や間というのは観ていてとても学べました。まあだからといってすぐに真似できるわけではないんですけどね!

 とりあえず今日教えていただいた手品をいち早くみんなに自慢したいです!本日はありがとうございました!(関口)

【授業づくり楽会】第2回名人会の概要発信

画像1
 2019年2月16日(土)に開催した授業づくり楽会の概要がわかる写真と動画が発信されました。

 受業名人・伊藤彰敏先生の文法授業、深掘り、プロマジシャンの山下翔吾さんによるステージ、そして対談(マジックと授業との関係)が、わずか3分50秒でご覧いただけます。

 ぜひここをクリックしてご覧ください。

2月14日五条小学校での学び(小谷川、安部、鏡味)

画像1
 こんにちは、特別に参加させていただきました、教育学部3年の小谷川です。今回は五条小学校での玉置先生の明日も授業したくなる授業方策の講義について書かせていただきます。

 今回の五条小学校の先生方は校長先生から話は聞いていましたが、本当に若い先生が多く驚きました。なので、玉置先生の講義内でもこれから使えるような授業技術や、見るべきポイントなどが多く散りばめられていて、とても勉強になりました。

 予測不可能な未来である中、対話などを通して深い学びを得てより良い子どもを育てていくという話であり、途中若い先生が多いということで模擬授業も見ることができました。

 玉置先生の授業は大学でも講義は重なったことがなかったりして、しっかり受けたことがなくとても新鮮でおもしろく、学ぶことが多くありました。特に「つなぐ」を意識した授業というのを初めて受けてみて、さまざまなことを吸収できたような気がします。

 現職研修で玉置先生の「つなぐ」を意識した講義は何回か受けてきましたが、授業として生徒に対して行なっているような実践的な使い方を見たり、受けたりしたのは初めてでした。実際には子どもはいないものの、子どもがどんなことを言うのか、どんな反応をするのか、なにに興味を示すのかなどの把握や、発言中、考え中、板書中などの見ているところなどがやはり違うと感じました。それらの把握・見る箇所などの観察力から「つなぐ」というのが自然にできていて、子どもたちで授業を運んでいる形態ができていたのですごいと思いました。

 私自身、実習などを経験し「つなぐ」ことがどれだけ難しいことかわかりました。そこから玉置先生の講義やセミナー、研究授業に参加し、「つなぐ」授業をするには目線というのが大切だなと最近すごく感じてきました。前回の味岡小学校でも、研究授業をされている先生が、前で生徒が発表しているときに、その生徒のことも見つつ、ほとんど全体に目を通していてすごいなと思いましたし、今回の玉置先生の模擬授業でも一点集中ではなく、全体を広く観察することの大事さを感じました。

 まだまだ授業を進めていくだけで精一杯なところはあるとおもいますが、全体を見通す余裕さと観察力というのを自分自身が備えたいと感じ、人と人とをつなげて深い学びへと連れて行ける教師になれるように日々学んでいきたいと思いました。
ありがとうございました。(小谷川)

***

 こんには。4期生の安部です。特別支援の実習がようやく終わり、久しぶりに玉置先生の講演に参加させていただきました。やはり玉置先生やゼミ生に会うと心が弾みますね。最後の喫茶店での振り返りも含めてとっても充実した時間を過ごさせていただきました!

 玉置先生の講演や模擬授業は今までに何回か見させていただいていますが、毎回毎回新しい発見や学びが得られて、やはり先生が話されることは奥が深く、自分はまだまだ勉強不足だなぁ、と痛感します。

 今回の講演の中でも多くのことを学びを得られましたが、その中でも私は「見方・考え方」、「深い学び」について学んだことを書きたいと思います。次期学習指導要領のどの教科にも示されている「見方・考え方」は自分の専門教科ならまだしも、全ての教科を理解するのはすごく難しいことではないかと私は考えます。学習指導要領には、「見方・考え方」について「教科等の教育と社会をつなぐものである」と示されており、私はこの学習指導要領の言葉から、改めて「見方・考え方」とは断片的な知識や技術ではなくて、社会で役立つ学び、子どもたちがこれから生きていく上で必要となる学びにつながるものでなくてはならないのだなということに気が付きました。玉置先生のお言葉を借りれば、「今日の授業で一生覚えておくと良いことがら」です。今回の玉置先生の模擬授業を例にしますと、1/□+2/□+3/□+‥‥‥+100/□=101の□を求める問題で、答えが50と分かることが深い学びではなくて、どうしたら簡単に答えを求められるのかを考え、「数字を小さくするときまりを見つけやすい」という数学的な「見方・考え方」を働かせることが真の深い学びであることがわかります。

 私はそれぞれの教科の「見方・考え方」と「深い学び」は繋がっていると思います。それぞれの教科特有の「見方・考え方」が得られたときに、自然と深い学びにつながっているのだと思います。

 教採の勉強もいよいよ本格化してきて、教職の勉強をしていると、学習指導要領に示されている言葉の意味を考えさせられます。玉置ゼミの強みを生かしてセミナーなどで学んでいることと教採の勉強を結びつけてより深い学びが得られるようにこれからも頑張ります!!

 このような機会を与えてくださだった玉置先生、そして五条小学校の関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

***

 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、五条小学校で玉置先生が講演された「明日も授業がしたくなる様々な授業方策」での学びについて述べたいと思います。

 今回玉置先生の講演の中で一番印象に残っているのは、「つながれない子どもは、周りの子ども達との対話で育てる」ということです。教室の中では、誰もが友達と上手に関われることができる訳ではありません。集団の中に上手く溶け込めない子どももいます。しかし、その子どもを教師が支援ばかりしていては、その子どもは教師の支援無しには生きていくことができなくなってしまいます。教師が支援するのではなく、授業の中で対話を行い、そして繋がり、学級全体でその子どもを育ててあげることが大切だと分かりました。

 また、私は、教師がいつも同じ子どもにつきっきりだと、周りの子どもはその子どもをひいきしているのだと思ってしまうと考えます。教師自身も様々なことに気をつけながら、行動していかなければいけないと思いました。

 子ども同士がつながることができれば、学び合うことができます。分からないことを分からないと素直に言い、子ども同士が学び合うことのできる姿が理想だと思いました。つながれない子どもは、教師が支援するのではなく、周りの子どもに「分からない」と言ったり、自分の考えを言えたりするよう、まずは周りの子どもと対話させることが大切だと学びました。

 玉置先生、五条小学校の先生方、素晴らしい学びをありがとうございました!(鏡味)

2月14日小牧市立光ヶ丘中学校で臼田先生の体育授業を参観(井上)

画像1
 こんにちは!玉置ゼミ4期生の井上です。2月14日に小牧市立光ヶ丘中学校で鋭く端的な説明、指示に定評のある臼田先生と大脇先生の体育の授業を参観させていただきました。
今回はその時に学ばせていただいたことを記していきます。

 まずはじめに、なぜ説明や指示について研究しているかと言いますと、中学校実習へ行った際に、自分の説明や指示が不透明で何度か子供達が何をしたら良いのか分からなくなってしまった時がありました。一方で現役の先生が私と同じ時間の授業をした時にはやる内容は同じですが、子供達は困惑することなくスムーズに動き、活動していました。私と現役の先生とでは差があって当たり前ですが、他にも説明や、指示に何か違いがあるのではないかと疑問に思い、説明や指示について研究し、そのことを卒業論文で書きたいと考えたからです。

 今回、臼田先生の授業を参観させていただいて、まず、説明や指示を通すための準備が大切だと感じました。準備とは生徒との信頼関係や授業を受ける態度、整列、ルーティーンのことで、これを最初の段階で確実に生徒に身につけさせておくことで、生徒と教師に一体感が生まれ、教師も声を張らずとも指示が通り、説明がしやすくなることを学びました。

 臼田先生の授業では生徒と教師との一体感をとても感じ、生徒全員が臼田先生の話を聞こうとしているようでした。また生徒との信頼関係はしっかり築かれており、ユーモアある生徒への言葉かけで笑いもある授業でした。教師からの一方的な教えではなく、臼田先生も話されていましたが、教師との生徒で授業を創っていく感じがして、良い雰囲気で授業が進んでいきました。

 次に、リーダーを上手く使うということです。臼田先生はどの授業でもグループのリーダーに指示して、リーダーからグループへ指示させていました。そうすることで指示、説明する人数を少なくすることができ、教師の指示も通りやすくなると思いました。また、指示も的確で短く伝わりやすい話し方で勉強になることばかりでした。

 また、大脇先生にもバレーボールの授業を参観させていただきました。手段とその動きをする目的がはっきりと分かるような声かけがされていて、とても分かりやすい授業でした。最後にお話を聞いた時には指示をする時に心がけていることとして、通したい内容のレベルによって指示の仕方を使い分けているという話を聞きました。座らせた状態で指示する内容は難しく、よく聞いてほしいもので、立ったまま指示する内容は聞けば一瞬でわかる内容だと話されていて、とても勉強になりました。こういった工夫をした指示を出すことで、子供達に指示をよく通せるようになるのだと感じました。

 最後に、臼田先生から教師になって最初の頃にこういった授業ができたわけではない。若い頃はスマートに授業をしようと考えてやるよりもどんどん子供達とぶつかっていけばいいという言葉を頂きました。この言葉を大切にして教師になってからも努力していきたいと思います。

 まだまだ書きたいことがたくさんありますが、卒業論文でより詳しく書かせて頂きたいと思います。お忙しい中、場を設定してくださった臼田先生、大脇先生、玉置先生、本当にありがとうございました。(井上)
画像2

2月7日 味岡小学校での授業参観からの学び(高橋・二村)

画像1
 こんにちは。先日、味岡小学校で1日授業を観させて頂きました。今回は、そこからの学びを4期生の高橋と、5期生の二村で書かせていただきます。

_____________________________________


 こんにちは、4期生の高橋です。2月7日に、味岡小学校で1日授業を参観させていただきました。

 今回学んだことは、2つあります。1つ目は、学び合いを行うための教師の役割についてです。わたしは、教師は授業中喋りすぎてはいけないと考えていました。自分自身、教育実習で、子どもの、分からないという表情を見て不安になり、どんどん余計な口出しをしてしまったという反省もあったためです。

 しかし、今回見させていただいた味岡小学校では、必要な時に必要なことを話し、子ども同士を繋いでいく先生方の役割を学びました。

 どのクラスでも、子どもの話す機会が多く、小グループでの話し合いや、それぞれのつぶやきの中から考えを深めていく姿を見ることができました。

 その中で感じたことが、先生が子どもの意見を繋いでいっているいうことでした。児童の発言を受けて、「…だって。どう?」と発言内容を繰り返さず、そのまま児童たちに投げかけていたり、「〇〇ちゃんが言いたかったことってどういうこと?」と、説明を違う言葉で言い換えさせようとしていたり、数々の切り返しの言葉を知ることができてとても勉強になりました。教師の喋りすぎは良くないけれど、教師が子ども同士を繋ぐ大切な役割を持っていると感じることができました。

 2つ目は、子どもが対話したくなる仕掛けを作るということです。ほとんど全てのクラスを参観させていただいた中で、印象的だったのが、算数の授業で、虫食い算をしていた6年生の教室でのある場面です。グループごとに虫食い算を解いていたのですが、わたしの近くには、男の子2人、女の子1人の3人グループがありました。1人の男の子は正解が分かっているようで、もう1人の男の子に段階的に教えていました。しかし、女の子は1人で黙々と考えていました。しばらく時間が経った後、男の子が、「自分で考える?」と女の子に声をかけました。すると女の子は「教えて。」と言って、教えてもらっていました。時間の都合上、ここまでしか私は観られず、その後、女の子が解くことが出来たのかは分かりませんが、まさに子どもが繋がっている瞬間だと思いました。「分からないから教えて」と自分から言えなくても、周りが優しく声をかけ、素直に「教えて」と言えた、その光景がとても良いなと思いました。

 このように、授業内で子ども同士が自然と対話できるような工夫をしたり、取り上げる教材を選ぶことはとても大切なことなんだなと思いました。

 今回、味岡小学校での学び合いの授業を見させていただき、小学生でもここまでの意見が出せるのかという驚きや、私もこんな風に意見を繋げたいなという具体的なイメージを持つことができ、大変多くのことを学ばせて頂きました。味岡小学校のみなさん、先生方、1日ありがとうございました。そして、このような機会を与えてくださった玉置先生、ありがとうございました。(高橋)

_____________________________________________


 こんにちは。5期生の二村葵です。先日学び合いで有名である、小牧市立味岡小学校で授業を参観させて頂いて、学んだ事を書かせていただきます。

 印象的だったのは、どの学年の授業を参観させていただいても頻繁にグループワークが取り入れられていたことです。また隣の人との対話がすぐにできるように流動的な机の配置をしていると感じました。その中で児童はいろいろな工夫をしながら、相手に伝えようとしたり、スモールステップを使うことでわかりやすく伝えている児童もいました。

 レベルの高い学び合いができるのは小学校一年生の時から、鍛えられてきたからであり、コツコツと積み上げていくものであると再認識しました。

 先生方の声掛けもとても印象であり、「つないでいってよ」や「どう思った?」など支援することで、児童主体の授業が展開されていると感じました。また対話の形をとらなくても、教師が児童と児童をつなぐことが大切であることを学びました。そのためにあえて悩んでいる児童に声をかけず、児童から児童につながっていく力をつけさせることも必要であることを実感しました。

 授業を参観させていただいて、学び合おうと自然となっている環境が素晴らしいと思いました。子供同士の関わり合いを大切にして、わからないや、言いたいことが言える環境を私も作れるようになりたいと感じました。また、児童が対話をしたくなるような話題提供を心がけ、自己の考えを広げ深める「対話的な学び」を実現できるようになりたいです。

 今回、素晴らしい授業を見せてくださった味岡小学校の先生方、味岡小学校のみなさん、そしてこのような機会を設けてくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(二村)

「なんで」を「どうしたら」に (関口)

 こんにちは!4期生の関口です!今日、バイト先の人間関係についての研修に行ってきました。卒論で「言葉かけ」についてやりたいため、アドラー心理学と聞いて、「私が行きます!」と立候補しました。

 そこでは、枠組みを変えることの大切さを学びました。特にわかりやすいなと感じたのは、「なんで」ではなく「どうしたら」という言葉に変えようというお話でした。例えばいつも忘れ物をしてしまう子に、「なんでいつも忘れてしまうの」というのではなく、「どうしたら忘れ物を減らせるのだろう」に変えるということです。「なんで」という言葉は相手を責める言葉であるため、子どもからも言い訳が出てくるのですが、「どうしたら」に変えると一緒に考える姿勢になり、自分で決めさせることができるわけです。自分で決めたことはやる気が出るため頑張れるのだと教えていただきました。

 改めて言葉1つで変わることの面白さを感じた研修で、参加させてもらえてよかったです!

 写真は、誕生日プレゼントでもらった服のタグをつけたまま岐阜駅に行っちゃって気付いた時の写真です。こういうところ、ほんと、こういうところ、、、
画像1

2月7日(木)の味岡小学校での学びについて(加藤諒太、杉山、酒井)

画像1
 こんにちは!4期生の加藤(諒)と5期生の杉山、酒井です!今回は2月7日(木)の味岡小学校での学びについて書かせて頂きたいと思います!!

_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


 こんにちは。5期生の杉山です。2月7日に行われた、小牧市立味岡中学校での授業参観や分科会に参加して学び得たことを記します。

 様々なクラスの授業を見させて頂きました。その中で、2年5組の国語の授業と、6年生の1組2組の社会の授業に焦点を当てて記します。

 まず、2年5組の国語の授業では、「スーホの白い馬」を題材に、人物の心情を読み取ることからの児童同士の活発な話し合い、児童から出た意見や考えを、保坂先生が上手につないで更なる考えを生み出し、そこから児童が新たな考えを生み出したり、それについて議論したりするという、まさに「主体的・対話的で深い学び」であり、また、保坂先生の臨機応変な発問も、児童の学びに深く関わっているものであると感じました。

 6年生の1組2組では、共に社会の授業で、「日本国憲法」を扱っていました。双方とも、授業で扱う題材は同じでしたが、課題は1組では、「日本国憲法の内容を読み取ろう」で、2組では、「日本国憲法は、どのような気持ちを込めて作られたのだろう」というものでした。クラスで課題が違い、児童もその課題に合わせて日本国憲法を読んでいるので、私はそれぞれのクラスの児童はどのようなことを考えているのかと疑問になって、各クラスの1グループのグループワークを見ていました。1組のグループは、内容読解に力を入れていて、「この単語はこういう意味だから...」と、単語の意味を確認しながら、どんなことが書かれているのかを熱心に話し合う姿が見られ、2組では、「なんでこういうことを言ってるのかな」と、日本国憲法が作られた背景を考察していました。

 私は、この課題の設定の違いで、児童の学びに対する姿勢がどうなるのかを気になっていたところ、たまたまゼミの加藤先輩もそれに似たような質問をお持ちで、「授業の課題を設定する上で、児童の実態に合わせたレベルの課題がいいのか、それとも少し難易度を高めにして児童にやる気を出させるのかだったら、どちらが良いのか」というものでした。それについてゼミ生で議論を交わし、色々な考えを聞く事ができました。これもゼミにおける学び合いの1つだなあと感じました。

 午後に行われた3年4組と4年3組の算数の特設授業からは、意図的氏名によって教師が考えていることと同じ児童を当てるのではなく、あえて解答が誤っていたり、教師と考えていることが違う児童を当てていることが特に印象に残りました。そうすることで、様々な考えが共有されたり、児童同士の話し合いで問題が解決したりすることがあることを学びました。これは、まさに教師の力量があってこその技だと感じました。

 その後の玉置先生のご講演では、「対話」をテーマに、様々なお話を拝聴しました。その中で特に印象に残ったことは、「対話は、子供同士だけでするものではない」ということです。「子供と先生が対話したって良いし、子供が教科書と対話するのだって良い」ということを聴いて、確かになあと感じました。簡単なようでとても難しい「対話」が、私なりに少し理解できたかなと思います。

 今回の学びは非常に多かったので、このような稚拙な文章になってしまいましたが、本当に素晴らしい学びになりました。このような場を提供してくださった味岡小学校の先生方、玉置先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

__________________________________________


 こんにちは。大学生活も折り返し地点と気づき、時の流れの速さが恐ろしいなあと思っている5期生の酒井です(笑)。

 今回は2月7日に小牧市立味岡小学校で行われた授業参観及び検討会での学びについて書かせていただきます。たくさんのことを学ばせていただいた一日だったのですが、その内の2つに絞って書いていきます。

 1つ目は指名の仕方についてです。これまで私は意図的に指名することが大切だと聞いたことがあったので、それを教師側が出てほしいと思っていることと意見が合っている子を意図的にあてることだと勘違いしていました。

 しかし今回見させていただいた授業ではつまづいている子、迷って迷って答え書いた子を指名しているのを何度も見かけました。自分が思い描いている授業とは外れてしまうかもしれないのにどうしてそんな指名の仕方をするのだろうと初めは疑問に思いました。しばらく観ていると、指名させた児童が前で発表した後、周りの子どもたちから「ここまではあってるけど、○○って考えるんだよ!」や、「〜のところが惜しい!」などといった助言が自然と飛び交い、発表した児童もはっ!と気が付いた顔をして書き直しに行く姿が観られました。これを観て自分の考え方との違いに気づかせることで、子ども達に考える機会を与え、対話のある授業が成り立つことを感じ、意図的に指名するとはこのことなのだろう、と新たな発見をすることができました。正解が黒板にかかれることがよいとは限らないことを知ることができました。

 2つ目は、子ども達から出る意見の活かし方についてです。分科会の際に私が入れていただいたグループで、子ども達から出ていた意見をもっと活用すべきという意見が何人もの先生方から出されました。教師側が想定していない展開になると思わず自分の思い描いていた方に修正したくなるのも納得ですが、そうではなくあくまで子ども達からの意見を拾って展開していくことが大切だそうです。「授業では子ども達が持っているふわっとした考えに対して教師側がつっこみながら深め、つめて、固めていく」というようなことをおっしゃっている方もいらしてなるほどなあと思いました。

 実は私は今回初めて愛知県の学校の授業を見させて頂いたのですが、岐阜との違いがたくさんあって驚きの連続でしたがだからこそ得るものもとても多かったです。今回もまた先生方のおかげで貴重な経験ができました。本当にありがとうございました。(酒井)

__________________________________________


 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は味岡小学校での学びについて書きたいと思います!特に僕の研究テーマでもある「学び合い」について非常にたくさんのことを学ばせていただいたのでそのことに絞って書きたいと思います!

 まず、味岡小学校で多くの授業を見せて頂いて最初に思ったのは児童同士のコミュニケーションが活発であるということです。そのような環境を作り出している一つの要因として、「机の並び方」が挙げられるのではないかと思います。机は普段、どのような並びにしているのですかと質問をしたところ、スタンダードな形は「コの字型」であると教えて頂きました。先生対児童という形で向き合うのではなく、児童対児童で顔を向き合わせることによって児童間のコミュニケーションを促進できるということがわかりました。このような雰囲気が児童同士の積極的な対話の姿勢を作り出しているのかなと思いました。

 また、コの字型は、隣が2人いることやみんなの顔が見えることにより、児童同士で質問をし合っている姿も見られました。まさに「学び合い」の実践であると感じました。

 多くの授業を見させて頂き、「学び合い」だという瞬間に共通して感じたことは授業の中での教師の言葉が少ないということです。先生が話す言葉よりも児童のつぶやきやコミュニケーションが多くなっていました。この点から主体的・対話的な深い学びと「学び合い」は通ずるところがあるのではないかと感じました。もしくは、主体的・対話的な深い学びを実現するためにも「学び合い」は重要な役割を担っていると考えます。

 また、分科会にも参加させて頂き、たくさんのことを学ばせて頂きました。分科会では、グループに分かれ授業を検討しており、まさに教師が「学び合い」をしていると感じました。検討会での先生方の意見は自分では感じ取れないもので、早く自分もそのような目を身につけられるように頑張りたいと思いました。

 このようなたくさんのことを学ばせて頂ける機会を作ってくださった玉置先生を始め、味岡小学校の先生方本当にありがとうございました!!(加藤諒太)

2月7日味岡小学校での学び(加藤奨基・木下・中西)

画像1
 こんにちは!4期生の加藤奨基・5期生の中西・木下です。2月7日の小牧味岡小学校での学びを書かせていただきます。

※※※※※

 こんにちは、四期の加藤奨基です。父のチャーハンに対する熱意が年々強くなってきています。最近はスーパーで「うまい!チャーハンのつくりかた」みたいなチラシを貰ってきて、学びを深めています。

 ところで、学びを深めるといえば二月七日に学び合いで有名な小牧の味岡小学校で、玉置先生の講演会に参加させていただいたので記事にさせていただきます。以前にも記事で書かせていただいたのですが、子どもの挨拶のレスポンスの良さや授業中の様子から、やはり味岡小は子どもたちがよく育てられているなと感じました。味岡小では本当に多くの学びがあるので、今回は算数の模擬授業とその検討会からの学びに焦点を当てて書こうと思います。

 今回見学させていただいた算数の模擬授業は、子どもたちから様々な意見が出て、それらを上手く捌いていく教師の難しさを考えさせられる授業でした。自分も実習で似たような経験をし、今回の先生のように上手くまとめられず(無理矢理まとめてしまって)悔しい思いをしたことを思い出しました。自分だったらどうするか、と考えながらも答えが出ず検討会を見学させていただいたのですが、そこで「子どもに返す」ということを学ばせていただきました。

 「子どもに返す」というのは、それはどういうこと?と問い直して今一度深く説明させたり隣同士で説明し合わせたりして一つずつ丁寧に子どもの思考を整理させる授業技術です。思えば玉置先生や和田先生などの先生方もよく使われている技術です。子どもの発言を問い直し、もう一度自分の言葉で話させるこの技術は、子どもに伝えたいことも明確になり、子どもの理解も深まるのでとても有効な授業技術だと思います。僕はしばらく授業をする機会はないので、もし次機会をいただけたら必ず取り入れたい授業技術の一つを学ばせていただくことができました。

 最後になりますが、授業後にも熱心に指導助言を受けられている授業者の先生方を見て、自分も再来年の今頃はこんな姿になれたらいいなと思い、改めて教採に向けて意気込むことのできた講演会でした。機会をくださった玉置先生、学校や授業を見学させていただいた味岡小の先生方、ありがとうございました。(加藤)

※※※※※

 こんにちは。5期生の木下です。今回は2月7日に小牧市立味岡小学校で行われた授業参観、指導助言について書かせていただきます。私にとって今回の授業参観が初めての学校外でのゼミの活動になりました。

 授業参観は今までのふれあい体験や実践観察などで経験していましたが、今回の小牧市立味岡小学校での授業参観は一クラスを5分から10分程度で見て回ることで、ほぼ全部のクラスの授業の様子を見させていただくことができました。

 その中でも特に印象に残った授業は特設授業になっていた4年生の算数の授業です。最初から最後まで見させていただき、授業を組み立てるのが難しい内容であるなという印象をうけました。(正方形で階段を作り、段の数が変わると周りの長さはどうなるかな?という段の数と周りの長さの変わり方の関係を捉える内容でした。)

 もちろん授業自体もとても印象に残っていますが、より印象に残っているのは分科会でこの算数の授業の振り返りをする先生方の姿です。6人のグループを3チームつくり、今回私が見させていただいた算数の授業を振り返る形をとっていました。たった45分間の授業を振り返り、改善点や反省点を追求する先生方の熱い姿に驚いたと同時に、私が知らないところで先生方はこんなにも一つの授業に熱を注いでいたのかということを知ることができて感動しました。

 学び合いを大切にする小学校ということでグループワークが多い印象も受け、児童がのびのびと自分の意見を言う、聞くという姿もよく見られて印象的でした。また、玉置先生に授業参観をするときにどこを見れば良いのか(例えば周りの席での話し合いが始まったら児童がなにを話しているのかを目線を合わせて聞いてみるなど)を聞くことができ、ただ授業を見るだけでなく多くのものを吸収できた授業参観になりました。 (木下)

※※※※※

 こんにちは。5期生の中西です。2月7日小牧味岡小学校での授業参観と分科会での学びを書きたいと思います。

 今回たくさんのクラスの授業を見させていただくことができ、その中で児童同士の対話をする姿がとても印象的でした。自分の意見を述べるだけで終わる、または隣の席の子の意見を聞いて同意・否定するだけなどといった「会話」ではなく、いろいろな人と意見を交流しながら自分なりに付け足して考えを述べたり別の意見の人と議論をして学びを深める「対話」が見られました。課題解決に向けて意欲的に対話をする子ども達の目は輝いて見えました。このような姿はいきなりできるようにはなりません。低学年の時から学び合いの授業を行うことで、これほど子ども達がすばらしい姿へと成長していくと知りました。

 分科会では、4限・5限で行われた算数授業からグループごとに意見を交流し合いました。私も実際にグループに入らせていただき、現場で働く先生方の子どもへの観察力に驚かされました。どの子がどのような発表をしたか、自分の意見をしっかり書けていた子、途中で他の子の意見を聞いてノートに書き直した子、確認問題でつまずきのあった子など、どれも子ども達を注意深く観察していなければ見逃してしまうことばかりです。私はこの観察力が不足していました。教師として児童の様子を観察して把握することは必要不可欠なものです。広い視野を持たなければ、授業が成り立たなくなるので意識しなければいけないと学びました。

 最後に、このような貴重な学びの場を与えてくださった味岡小学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました。(中西)

2月3日愛知県教育会館セミナーについて(大久保・北神・中西)

画像1
 こんにちは!5期生の大久保・北神・中西です。2月3日に愛知県教育会館で行われた玉置先生の講演「教師としての作法」から学んだことについて書かせていただきます。

ーーー

 こんにちは。5期生の大久保樹です。2月3日に愛知県教育会館にて行われた、玉置先生による「教師として大切な作法」に参加させていただきました。そこで学び得たことを書き記していきます。

 導入で、玉置先生は「先生に可愛がられる先生になれ」というお話をされました。内容としては、授業中作りや掲示物作りで分からないことを聞くことは勿論大切ですが、実践してみてどうだったかの報告をすることが大切であるというものです。

 自分はそれをこれまで出来ていたのか考えてみました。サークルやバイトで、分からないことがあれば先輩を頼り、アドバイスをいただいていました。振り返ってみると、その時は自分のことで精一杯になってしまっていて、事後報告を怠っていました。導入から自分を見つめ直させられる話から始まり、とても興味が湧き、すぐに玉置先生の話に引き込まれました。

 さて、私は今回の講演で学び得た、最も心に残っていることを1つ書き記していきます。

 それは、「子どものために」ではなく「子どもの立場」で頑張るというものです。「子どものために頑張る」と「子どもの立場で頑張る」の違いについて自分なりに考えてみました。「子どものために頑張る」というのを私は、子どものために一生懸命授業作りをするという考えが根本にあるとは思いますが、この考えだと頑張りのベクトルが変わってしまい、ある種の自己満足に陥ってしまう可能性があると捉えました。
逆に「子どもの立場で頑張る」という考えが根本にあれば、子どもはどんな授業を求めているか、先生に何を求めるのかといったように、子どもに寄り添える先生に近づけるのではないでしょうか。子どもにとって身近な存在である先生だからこそ、そういった姿勢が必要だと思いました。

 「子どものためにではなく、子どもの立場で頑張る」

 これは先生としての奮励の仕方に関わってくる最も大切な要素だと思いました。教師としての在り方を深く学ぶことがました。玉置先生、お忙しい中ご講演いただきありがとうございました。(大久保)

ーーーー

 こんにちは!五期生の北神です。玉置先生の「教師としての大切な作法」の講演は、時間があっという間に過ぎて、とても引きこまれるようなものでした。私は、先生の講演からたくさんのことを学びました。その中でも特に印象に残っている二つのことについて書きます。

 まず、「確認の原則」です。「確認の原則」とは、どれぐらいできるようになったかという達成状況を確認し、評価をすることです。以前、小学校へ実習へ行った際、先生方は子ども達一人一人に声をかけながら、赤ペンでノートに丸をつけていらっしゃいました。子ども達一人一人が、どこまでできていて、どこに躓いているのか確認するための大事な時間だったことがよく分かりました。また、声をかけることは、その子どもだけではなく、周りにいる子ども達の考えを深めることにも繋がっているとお聞きして納得させられました。

 そして、「物分かりが悪い教師になれ」ということです。私は、子どもが上手く伝えられないことを上手くまとめてあげる方が良いと思っていました。しかし、教師が大事なことを言うことは「講義」であり、子ども達が大事なことを言うことが「授業」です。教えたいことを子ども達にそのまま言うことは簡単ですが、子ども達の思考は止まってしまいます。子どもの発言を上手く拾いながら、子ども達自身に大事なことを気づかせられる授業が素晴らしい授業だと思いました。子どもの発言を教えたいことへ導かせることができるような発問や助言ができる教師になりたいです。玉置先生、貴重なお時間をありがとうございました。(北神)

ーーーー

 こんにちは。5期生の中西です。玉置先生の講演から学び得たことを2つ書かせていただきます。

 一つ目は「エレベータートーク」についてです。私はこの言葉を初めて知りました。エレベータートークとは、エレベーターにのっているくらい短い時間のうちに必要なことを相手に伝えるというものです。限られた時間の中で必要事項をまとめて話すこの方法は、授業の最後に子ども同士でも使うことができます。時間を1分など短い時間に設定して、時間内に授業で習ったことやそこから学んだことを相手に伝えるのです。授業をきいていないと相手に伝えることはできません。エレベータートークを通して授業の振り返りができます。授業をつくりあげていく中で、エレベータートークが有効な方法だと学びました。

 二つめは、相手に伝える何か伝えるときは「、」より「。」を多くして話すということです。授業で子どもに複数のことを説明したり指示したときに、情報量の多さから理解できない子が多くでてくるでしょう。複数の指示をする時は「。」で区切ってまとまりよくすることで、わかりやすくしっかり伝えることができます。このことは授業に限らず、日常生活の中で相手に伝える場面でも言えることだと思います。だらだらと説明するより「まとまりよく区切る」、そしてエレベータートークで学んだ「必要事項を簡潔にまとめて話す」の二点を意識していくことが必要だと思いました。

 最後に、新たな学びの場を与えてくださった玉置先生はじめ関係者のみなさま、ありがとうございました。(中西)

【20190218委員】「次世代学校支援モデル構築事業」第2回ヒアリング調査(大阪市)

画像1
 大阪市教育センター近くの喫茶店に13時着。事務局の内田洋行さんと3月1日の成果発表会事前打ち合わせ。

 14時30分から大阪市教育センターで2時間30分の「次世代学校支援モデル構築事業」第2回ヒアリング調査。とりわけ実証校の発表一つ一つについて、質問をしながら価値付けもする。もちろん時々笑ってもらう。清水委員長はこの大阪市の取り組みを絶賛。僕も同感。

サークルでの話(生田)

画像1
 こんにちは5期生の生田朋也です。自己紹介以外での投稿は初めてです!

 寒かったり暑かったり風邪のひきやすい季節ですね。自分は運転が下手すぎて車校に苦戦している春休みです。

 さて、2/11日にドリームシアター岐阜という場所でドリームフェスタというイベントにレクリエーション研究会(サークル名)として参加してきました。内容としては子どもたちと一緒に工作をしたり、その工作をしたもので遊ぶというものです。

 自分のブースでは「知恵の輪」を作りました。意外と知恵の輪というもの自体を知らない子が多く驚いたのですが、いざやりだすと周りの声が聞こえなくなるくらいみんな真剣に。

 やんちゃな子どもを集め、ヨーイドンッ!でやるとみんなであーだのこーだのと熱くなっていて思わず自分も熱くなる場面も多々ありました(笑)頭も良く使っていて、知恵の輪の解き方を教えたあとは輝くような顔で「なんだ!こんなの俺できなかったのか!悔しい!」と気持ちよさそうに言ってくれたり、解けたりすると思いっきり喜んでくれたりなど、なぜか自分もそのような気持ちになってしまいました。

 しかし、気になった事が一つありました。保護者と一緒に来た子どもがいました。そこで作るのを手伝っていたら「子どもの主体性を奪うんですね」と保護者の方に言われた場面がありました。

 言いたいことはわかるのですが、はたして「手伝う=主体性を奪う」となるのでしょうか。子どもの主体性とは、人に言われないで子ども自身が自分で好んで動く事だと思っています。子どもが「わからない」「苦戦している」状態で、見守る(放置)ことこそ指導者として子どもの主体性を奪うのではないでしょうか。手伝う、手助けするなかで子どもにできることを見出させてこそ主体性は引き出されると思っています。

 長々となりましたが、自分の好きな食べ物はカレーライスです!特にココイチです!みなさんカレーライス誘ってください!以上初投稿とさせていただきます。(生田)

2月7日 小牧市立味岡小学校での授業参観・検討会、講義について(小谷川・安藤)

 2月7日の小牧市立味岡小学校での研究授業・検討会、玉置先生による「対話」の講義から学んだことを小谷川・安藤の2人で記事を書かせていただきます。

 こんにちは、特別に参加させていただきました、小谷川です。今回は小牧市立味岡小学校での授業参観と検討会について書かせていただきます。

 味岡小学校での授業参観は、ほとんどのクラスを回ることができました。そしてどのクラスの子どもたちも、それぞれ話し合いの時の姿がとても印象的でした。ペアで話し合う際はしっかり体から寄せて聞きに行く姿勢がとれていたり、一方が話して終わりではなく、お互いが話をして共有していたりする姿がほとんどでした。また、グループの際も机に身を乗り出して聞きに行っている子もいました。

 導くまでの過程の説明をするなど、話す力は様々な場面で応用しやすく身につけやすいのですが、なかなか聞く力というのは育ちにくいと聞きます。しかし、味岡小学校の子どもたちは話す力はもちろん、聞く力がすごく育っているなと感じました。
それは相手の話を聞くだけでなく、反応という点でかなり表れていると感じました。誰かの発表時に、ほとんどの子が発表者の方を向いているのはもちろん、その子の発言に思い思いに「そっか。」「えっ!」など言葉にして、表情にして反応している姿があり、とてもいいなと思いました。またその反応から次の疑問や、発見につながり、問題解決へと自分たちで導いている授業となっていました。

 研究授業では、小数の計算での7.0の0を書くか書かないかの議論となる場面がありました。指導案には0を書いて単位を揃えることをおさえるとあったが、授業では0を書かない派が多く、またその理由も筋の通ったものであり、しっかり納得している子がいたりもしました。そしてその授業の雰囲気からか、先生は0を書く・書かないはどちらでも大丈夫です、という結論にしていて素晴らしいと思いました。

 単位を揃えるという点でとても大切な考え方ですが、できる子とできない子の差があったり、無い方が考えやすいなどの多様な考え方があり、またしっかりそれぞれの考え方に自分なりの意見を言っている子がいるため、統一せずにどちらでもいいとした判断は、それぞれの子どもたちの考えにしっかり価値付けされていると感じました。なかなかこのように曖昧な状態で終わることは勇気がいるものであるので、とても勉強になりました。

 味岡小学校の生徒の姿や、授業風景からちょっとした子どもの行動や発言、教師の言動などでもどのような力が身に付いていて、どんな教師の意図があるのかなど多くのことが学ぶことができました。教師としての技や子どもの見るべき行動のポイントなど、現場にたったときに取り入れていき、育ってほしい生徒の姿に近づけていけるような学級づくり・授業づくりができるようにしていきたいと思います。ありがとうございました。(小谷川)

☆☆☆☆☆☆☆

 こんにちは。4期生の安藤優里です。2月7日に参加させて頂いた、味岡小学校の授業研究会での学びを書かせて頂きます。

 「対話」ということで、話し合いが始まった時に「児童が何を言っているのか」「先生はどうやって児童の考えを繋いでいくのか」「対話を通して児童の反応(表情)はどう変化していくのか」という3つの視点で授業を見ることを意識しました。

 その中でも「児童の考えを繋ぐ」ことについて、「繋がれないことのリスク」という玉置先生の話がとても印象的でした。今日の授業の中で先生が子どもの意見に「どういうこと?」「どう思う?」と他の子どもに問う場面が幾度もありました。そうやって1人の子どもの考えを他の子どもにも共有していくことが「つなぐ」という教師の役割であり、「人とつながる力」を身につけさせる(対話させる)ことが重要であると理解できました。また、児童が教師に質問してきた時に、先生が付きっきりで説明すると、子ども同士の対話の機会を奪ってしまうことに繋がると知り、自分も気をつけたいと思いました。時に子どもの疑問をスルーするして、それを友だちと話し合うことで、子どもが人とつながる力を培えるようにする「悩みの共有化」を大切にしたいです。

 今回、全てのクラスの授業を見させて頂き、同じ授業でも先生の意図や生徒の実態によって課題の違いがあることや、学年や発達段階に応じた投げかけや指示の違いを実感することができ、今日の学びをぜひ自分の授業づくりにも生かしていきたいです。また、ゼミの先輩である、白井さんが先生として授業をされている姿を見て、私も2年後こんな風になりたい…!と、教師を目指す気持ちが一層高まりました。この気持ちを胸に、教員採用試験の勉強に励みたいと思います。玉置先生、味岡小学校の先生方、本日はありがとうございました。(安藤)

※写真は味岡小サイトから引用
画像1

テレビ作品を紹介します。(中澤)

画像1画像2
 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は『生涯一度はみてほしいテレビ作品』を紹介したいと思います。よろしければ、少し付き合っていただけたら幸いです。それでは始めます。


 一つ目の作品は、『地獄少女』という『アニメ』です。この作品は、以前(大学一・二年生頃)私が友達に、「もう道徳の授業はこの作品を一話分流した方がいいと思う。いや流すべきだ!」と生意気なことを考えていたアニメです。


 作品の内容は、ここで紹介するよりも、実際に視聴していただくか、調べていただいた方が正確かつ効率的だと私は考えていますが、一言申し上げると、人間の道理や善悪、生死とは何かを、他者との関わりの中での人間の気持ちの動きに照らすことで、考えさせるアニメであります。最初はホラーと受け取られる人もいますが、徐々に人間ドラマであると気付くことになるいい作品です。ぜひ一見してみてはいかがでしょうか。

『晴らせぬ恨み、晴らします。』


 二つ目の作品は、『仮面ライダークウガ』という『特撮番組』です。

 特撮番組や仮面ライダーという言葉を聞くと、興味のない人は、「子どものための番組」と考える人がいると思います。また少し詳しい人は、「昭和と平成」という言葉が出てくると思います。みなさんはいかがでしょうか。意見には個人差がありますが私は、「確かに仮面ライダーは子ども向け作品であり、作品によっては子どもには難しい作品であると思うが、 『仮面ライダークウガ』は別格である。また、昭和と平成については、昭和・クウガ・平成であると考えている。クウガという作品は、作り手も平成に変わるにあたってこれからの仮面ライダーはどうしていこうかという悩みの中で作られた作品であります。だからこそ、今では作れない別格な作品であると私は考えています。

 仮面ライダーでありながら、刑事ドラマのような、またストーリーに関して一話でのまとまり、全話を通したまとまりが整っている、そのような作品となっています。

 見所は、なんといっても主人公です。私は小学生の頃にこの作品を何度も見ていました。内容についてよくわからないなか、主人公を見て、「こんな人になりたい!」と思っていました。主人公の五代雄介は、他のアニメや特撮番組にはない、ヒーローとは、英雄とは、人格者とはどういう人なのかを示していただける、そのような人です。主人公だけでなく、登場人物一人一人ドラマがあり、完成度の高い作品です。ぜひ一見してみてはいかがでしょうか。

 『こんなやつらのために!これ以上誰かの涙をもうみたくない!みんなに笑顔でいてほしい!だから見ててください!俺の!変身!』

 思い返せば、私は子どもの頃、もしかすると今も、ヒーローになりたいという気持ちをもっていました。その気持ちから子ども達を笑顔にしたいという気持ちになり、教師になりたいと思ったかもしれません。しかし同時に、心のなかで、『自分はああなれない』という思いや、『ヒーローになって皆からちやほやされたい』という自己承認欲求を隠し持っていました。そのために不器用な生き方をしていたり、最近、『自分はなぜ教師になりたいのか』がわからなくなりました。(原因はそれだけではありませんが。)

 丁度一昨日から、何を思ったのか、ご飯を食べるときにこの作品を久しぶりに見るようになりました。すると、今まで忘れていた気持ちを思いだしたり、あの頃わからなかったことが、今見てわかるようになりました。具体的には、あの頃は『ヒーローになりたいという漠然とした思い』しかもってなく、今は『ヒーローである五代雄介はどのような人なのか』をわかるようになりました。詳しくは、ぜひ作品を見ていただければわかると思います。

 あの頃は思えなかったけれど、今私は、五代雄介のような人として生きていき、目の前のやるべきことに向き合って、人生を全うしたいと考えています。そしてなれるものなら、教師として、みんなの笑顔のためになる人でありたいと考えています。


 話が脱線しましたが、以上で紹介を終わります。テレビ作品というものは、子どもの頃など初めてみたときは、わからないけれど見たことがあるという事実を与え、成長していくなど時が過ぎて振り返ったときに、初めてみたときには気付けなかったことに気付かせ、その人の人格を磨くことになると私は考えています。私は、教師とはもしかするとテレビ作品の提供者のような人ではないのだろうかと考えています。最後までお読みいただきありがとうございます。

Have a nice day.(中澤佑太)

1月12日教師力アップセミナーでの学び(小谷川、二宮、高桑)

 こんにちは、特別に参加させていただきました、3年の小谷川です。今回は1月12日に行われた、国語の授業名人である白石先生の教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回の白石先生の講座では国語でよくある「なんとなく」がなくなる授業の仕方を学ぶことができました。途中に教材を扱って授業の考え方を交えた、ちょっとした授業のようなものを受けることができたのですが、その中で着目した「思考のズレ」と「論理的な思考」によって、国語の授業であまり味わったことがない納得感や理解を得ることができ、驚きました。

 「思考のズレ」は国語ならではの考え方だと思います。一人一人が様々な考えをすることを上手く使って、授業に「問い」を生み、生徒の主体性を引き出す方法はとても参考になりました。また、「これのクライマックスはどこ?」などの発問形式で先に教材の全体を捉えさせることもできるので、読み物の読み方も学べる方法であるとも思いました。

 また「論理的な思考」は今までの国語にあった「なんとなく」の考えを解消に重要であり、国語という教科をとてもおもしろく見ることができる要素に感じました。これは教材の読み方、考えるべきポイントをおさえることにより見えてくるものであり、またそのための国語の知識・技能がとても重要であるこのにもとても納得しました。ただの知識・理解ではなく、汎用的な知識・理解、どの場面でも使えて、読むときのポイント・観点となるようなものを意識して教えていくことが必要であると学ぶことができました。

 国語の特徴である考え方の違いを上手く使い惹きつけるような授業、そして曖昧にせず決まりごとと位置づけて、教材を読み解いていく授業はとても引き込まれ、誰もが一度は「なるほど。」と口に出してしまうような、そのようなとても素晴らしい授業と講義を受けることができて本当によかったです。国語という教科の見方を変えることができたと思います。ありがとうございました。(小谷川)

*****

 こんにちは!5期生の二宮です。今回は1月12日に参加させていただいた教師力アップセミナーで学んだことを書かせていただきます。

 国語が全部なんとなく教えられているのに全ての教科の基礎であるからこそ、何よりも論理的に原理や原則を説明するべきということが大きく学べたことです。例えば、書き順や俳句の授業など結果だけが教えられがちなものにもルールがあるということです。このことにはとても驚いたので自分が教壇に立った時、正しく伝えていかなければならないと思いました。

 また、新学習指導要領にある「深い学び」について、例えば「1つの表現において思考のズレから考える」といった視点を提示されました。これだけでも自分にとってはとても難しそうに思えましたが自分なりに答えを求めて学びにしようと思いました。

 自分は来年度教育実習に行かせていただく身だが、教材研究についても話されていて参考になることばかりだったので、その教材の持つ特徴や規則性を見極めることなど、得たものを活かして行けたらと思います。午前中と短い時間でしたが自分の中ではとても多くの知識や経験を得ることができた貴重な時間でした。参加させていただきありがとうございました。(二宮)

*****

 こんにちは。4期生の高桑です。今回は、1月12日に参加させていただいた、白石範考先生の教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

 白石先生は、考える国語の授業づくりのためには、ただ用語や方法を習得させるだけでなく、原理・原則を教え、子どもたちが思考活動を行えるようにすべきだとおっしゃっていました。私はこれにとても賛成です。私は小学校の頃から国語が苦手で、漢字はただ暗記するだけ、文章は感覚で読み取るということをしていたため、国語の勉強を楽しいと思ったことはありませんでした。

 今回、白石先生の話を聞いて、きまりをおさえていなかったことに原因があると気づきました。きまりを知っていたら、どこに目を向けるべきか見えてくるようになり、自分で思考することができるようになります。

 さらに、それぞれの思考を出し合って、ズレが生じ、問い意識を持ったときに初めて子どもたちが主体的に動くようになるというのは、他の教科にも当てはまるなと思いました。色んな意見を出し合い、子どもたちが目標に向かいながら、共通点はどこなのか、違いは何なのかと試行錯誤することで、新しい学びや発見を目指す深い学びへとつながることを教えていただきました。

 2時間という短い時間でしたが、その中で様々な活動を通して、国語はこんなにもおもしろい教科だったのかと驚き、国語への考え方が変わりました。私も、子どもたちに国語のおもしろさを伝えられるような授業づくりができるよう、教材分析を行い、私自身が様々な視点から考えられるよう力をつけていきたいと思います。多くの学びを、ありがとうございました。(高桑)
画像1

「佐々木昭弘の理科授業 これだけは身につけたい指導の技45」(佐々木昭弘著)を読んで(松田)

画像1
 こんにちは。3期生の松田です。
 今週の教師力アップセミナーで講演される佐々木昭弘先生の「佐々木昭弘の理科授業 これだけは身につけたい指導の技45」という本を読んで学んだことを書きます。

 この本には、理科の授業準備や板書の書き方など、理科授業について45のポイントが説明されていました。

 その中で2つのポイントについて学んだことを書きます。
 1つ目は、ポイント9の「グループで活動させるときに注意することは?」です。グループでの学習は、教師の目が行き届きにくいため、きまりを合言葉にして全員が意識できるようにするということがありました。そのルールは、
「め」…迷惑をかけないこと
「け」…けがをする(させる)危険なことをしないこと
「さ」…差別して友達を悲しませないこと
「じ」…時間(時刻)を守ること
の「め・け・さ・じ」です。子どもからの「これしてもいいですか」というような質問に対して「『め・け・さ・じ』のどれかを破りそうですか」と返すことで、子どもがいいのか悪いのかを考えることができるとありました。きまりを決めておくことで、子どもが何を考えればいいのか分かるため、主体的に子どもが判断できることを学びました。

 2つ目は、ポイント16の「理科授業の『板書』の基本とは?〜展開部〜」です。展開部の板書では、自分の立場を明確にする方法の1つとして「自信度チェック」を確認するということがありました。出た予想を分類し、その予想に対する自信度を確認します。「ぜったい・たぶん・ひょっとしたら」の3段階で自分の気持ちに当てはまるところに自分の番号の書いたカードを貼り、実験が終了したらカードを移動する時間を設けるというものです。このようにすることで、子どもの自信に変化が生じたことが黒板を見て分かり、さらに教師が子どもの自信度を確認することができるということを学びました。


 今回、理科授業の本を初めて読みましたが、来年度配属される学年によっては、理科も教えることになるのでとてもいい機会になりました。どの教科も自信を持って教えることのできるように、教科指導の本もこれから読んでいきたいと思います。セミナーではどのようなお話をお聞きすることができるか楽しみです。(松田)

【20190214講演】北名古屋市立五条小現職教育

画像1
 北名古屋市立五条小学校へ向かう。時間調整で喫茶店で一眠り(笑)。

 14時過ぎに到着。校長先生に講演で期待されていることを確認して、14時30分から16時まで講演ならびに模擬授業。若い先生方が多く、授業技術も講演の中で紹介しつつ、深い学びを作るための模擬授業で終了。みなさんの反応がすこぶる良くて、話すテンポも上がる。お陰様で持参した書籍完売。

 終了後、参加したゼミ生5名と喫茶店で、これまた振り返り。つい人生訓も!(笑)。

2月3日愛知県教育会館セミナーについて(中澤・鏡味・関口)

 こんにちは!四期生の中澤、鏡味、関口です!今回参加させていただいたセミナーについて学び得たことを記します。

***

 こんにちは!4期生の関口です!今回は玉置先生の講演「教師としての大切な作法」について書きます。

 今まで玉置先生のもとで学んできたことが90分でぎゅっと詰め込められた内容でしたが、笑いもとり、誰一人ぼーっとさせず聞き手が参加する、さすが玉置先生という講演でした。

 「〜のために」ではなく「〜の立場で」という意識の変え方は子どもに対してだけでなく、実生活でも取り込んでいきたいです。そしたらお節介になることも一人で空回りすることも減るのではないかと思います。

 出力の大切さについても学び、講演後のお茶会では教職の問題を出し合いました。都道府県過去問は1番進んでいるのに、1番答えられなかったので、直しのやり方を改善したいです。こうやって教えてもらえたり自分の足りなさに気付かされたりと、高め合える仲間がいることは本当に幸せなことだと実感しています。「ABCDの原則」の「できる人」になれるよう日々精進します!参加させていただきありがとうございました!(関口)

***

 こんにちは!4期生の鏡味です。今日は、「教師としての大切な作法」を玉置先生が講演してくださいました。その講演での学びを書きたいと思います。

 今日の講演で一番印象に残ったのは、教師は説明、指示をまずはしっかり行うということです。授業は発問、助言、説明、指示の4つで構成されています。児童生徒が授業の内容を理解できるか否かの大切な1つのポイントに、教師の説明の仕方だと学びました。子どもの立場に立って、授業時の説明を子ども達に分かりやすくすること、そして指示を明確にすることが大切だと分かりました。

 教育実習でも、担当の先生に指示や説明は分かりやすく、短文でと指導されました。しかし、玉置先生も普段仰っている「点より丸を多くして話す」や「一時に一事」は簡単なようで難しいです。

 教師の説明や指示の仕方で子ども達の理解度は大きく変わってしまいます。教師の発言1つ1つに気をつけなければいけないと改めて思いました。

 今日は、今までゼミやセミナーで学んできたことの総復習をすることができました。
玉置先生講演お疲れ様でした!そしてありがとうございました!(鏡味)

***

 こんにちは。四期生の中澤佑太です。今回は2月3日愛知県教育会館で行われた、玉置先生の講演について学び得たことを記したいと思います。講演のタイトルは、「教師として大切な作法」です。

 講演の内容について、新たに学び得たことを三つありました。

 一つ目は、可愛がられる先生についてです。内容は、同じ職員にわからないことを聞くだけでなく、その後に実施したことを報告することが大事です。コミュニケーションを繋ぐことで、教えてもらえなくなるということを回避することができるということを学びました。

 二つ目は、子どもや授業についてである。内容は、「子どものために」でなく、「子どもの立場」で行動できる人でいること、ペアワークで盛り上がった後に「わかった人?」という発言でシーンとなること、「教師が子どもを理解する」こと以上に、「教師が子どもからどう理解されている」のかを大事にするということを学びました。

 三つ目は、エレベータートークの由来についてです。由来は、エレベーターで社長にコンパクトに学んだことを言えるように話をすることから来ました。そのため方法が、教材をふせて頭に入っていることを隣同士話し、全体で何を話したのか共有するということだと学ぶことができました。教師が振り返るより効果的であるという玉置先生の言葉について、仰る通りと思いました。

 内容については以上です。個人的に学んだことが二つあります。

 一つ目は、自分の成長についてです。私は、今回のセミナーを一年前も参加しました。今回のセミナーは私にとって思い出深いセミナーの一つです。昨年と今年で講演の内容や一日の流れが酷似していたことから、一日を過ごすなかで去年の同じ日を思い出しました。私は、去年学んだことが知識として定着していただけで、心で理解していませんでした。その事実を噛み締めることができてよかったと私は考えています。あと一言申し上げさせてください。二期生吉田さん、私、固くなくなるどころか人間としてマシになったと自信をもって言えるようになりました。今の私のまま、去年関わりたかったです。昨年はありがとうございました。元気でいることを祈ります。

 二つ目は、玉置先生の姿から学んだことです。私の推測になります。玉置先生は、

・伝えなければならない要点を並べる。

・要点同士を繋ぐことや、要点を相手に届けるためにどのような活動を仕込むか決める。

・後は、ライブとして相手の様子や発言、雰囲気に合わせつつ、利用しつつ、用意していた流れに誘導する。

 この三つを軸としているのではないかと考えました。そしてこの三つは、当たり前のことであり、授業は勿論、発表するときに大事なことではないかと私は考えました。

 最後に、素敵なセミナーに参加させていただきありがとうございました。あの時の先輩以上のことを今後輩にできていることを私は祈っています。(中澤)

画像1

1月23日 犬山西小学校での玉置先生講演会からの学び(鏡味、安藤、加藤奨基)

画像1
 1月23日の犬山西小学校での玉置先生による算数授業をもとにした講演会からの学びを、鏡味・安藤・加藤奨基の三人より記事にさせていただきます!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、犬山西小学校で、玉置先生が先生自身の算数授業のビデオをもとに、解説をしてくださいました。そこでの学びを2つ書きたいと思います。

 1つ目は、教師が児童に求める姿を、普段から教師も意識することです。犬山西小学校は、「つながる姿、みがき合う姿」を目標に先生方は指導をされていました。その、「つながる姿、みがき合う姿」を教師自身も職員室や会議中など普段から意識して行うことが大切だと分かりました。つながる姿とはどんな姿なのか、意見をつないでいくためにはどうしたらいいのか、どんな姿がみがき合っているのか、など本質をきちんと考え、教師自身がまず行動に移すことが大切だと学びました。教師が児童に求める姿をきちんと理解していること、そして教師もその姿になれること、これらが出来ないといくら児童に指導をしても、児童は求める姿にはなれないと思いました。

 2つ目は、授業の中で、たくさん価値付けを行うことです。玉置先生は45分の授業の中でたくさんの価値付けを行っていました。「意見が分かれたから話し合えるね」、答えを間違えてしまっても「仮説を立てることができたね」などと子どもは玉置先生にたくさん価値付けられていました。自分のどんな姿が良いのかを先生に褒めてもらえるのはとても嬉しいです。授業へのやる気も変わってきます。私自身、教育実習の授業ではこの価値付けを行うことがあまりできませんでした。分かっていても、次の展開を考えてしまい、言葉が出てきませんでした。初めましての子ども達を前に、授業の展開も考えながら、児童に対したくさんの「価値付け」を行う姿は、さすが玉置先生だなと思いました。これからも玉置先生の姿から多くのことを学びたいと思いました。玉置先生、本当にありがとうございました!(鏡味)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 こんにちは。4期生の安藤優里です。先日の、犬山西小学校での学びを書かせて頂きます。

 犬山西小学校の研究テーマである、「仲間とつながり、みがき合う児童の育成」ということで、子ども同士がつながる、対話的な授業のためにはどうしたらよいのかということをたくさん学ばせて頂きました。その中でも今回特に大切だと思ったことは、「対話」について、教師が具体的な子どもの姿のイメージを持つ、ということです。「子どもがこの授業でどんな対話をしたらいいのか」それを教師が見本を示すことができるようにイメージを持つことで、価値付けの指標になるそうです。

 たしかに、簡単に「対話」と言えども、実際に「対話」するのは大人でもとても難しいことです。私も「対話」とは何か、よく分かっていませんでした。「対話」が「会話」になっている、玉置先生の言葉に、なるほどなぁ、と思い一方で、今まで自分が「対話」だとしていたものは「会話」ではなかっただろうか、と実習などを振り返り、根本的な意識の改善になりました。そんな大人でも難しい「対話」を子どもたちが自ずと始めることはありません。そのために教師が、「子どもに発話させ、価値付け、子ども同士をつなぐ」必要があると分かりました。

 玉置先生がされた授業の動画の中で、「どうしてそう考えたの?」と、子どもに自分の考えを言語化させ、「すごいこと言ってるよ!」「習ったことを使うアイデアすごいね!」と子どもの考え方を価値付け、その考えの変容を言わせる玉置先生は、毎度、価値付けのタイミングや子どもにかける言葉がとても絶妙で、子どもが他の人の考えに耳を傾けたくなるよう意図してされていることが伝わってきます。さすがプロ教師の技だなぁ、と思いつつも、今まで漠然としていた、子ども同士のつながりの具体的なイメージを持つことができたのは、対話的な授業をするための第一歩だと思います。

 玉置先生はいつも「授業を考える時には、最後にこの授業で子どもが何と言えばいいのか、子どもの言葉で考えろ」と仰っていますが、対話的な授業についても、具体的な子どもの姿を教師がイメージすることが必要で、その大切さを感じることができました。 犬山西小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 こんにちは、四期の加藤奨基です。1月23日に犬山西小学校で玉置先生の講演に参加させていただくことができたので、記事にさせていただきます。玉置先生が以前に別の小学校で行われた飛び込み授業の映像を見ながらの講演ということで、映像ではありますが玉置先生の授業を直接見るのは初めてだったのでとても興味深く見せていただくことができました。

 講演に参加させていただいて特に感じたことが、犬山西小の校長先生も仰っていたように、玉置先生は子どもの発言・行動を価値付けることが適切で、かつ素早いということです。映像の中で、玉置先生は子どもの出した答えが間違っていても、「考えるのはいいことだよ」「仮説を立てて考えるのはすごいことだよ」と出した答えを褒めるばかりではなく、考えた経緯までを価値付けていらっしゃいました。このように文字や言葉で表すと「当然だ!」と思われるかもしれませんが、教育実習を経験し、教員人生につま先ほど踏み出した自分からすると、自分の予想しえない子どもの発言を瞬時に価値付けられるというのは非常に難しいことだと感じます。子どもの発言・行動を「その場で」「瞬時に」価値付けられていたところに、玉置先生の凄みを改めて感じました。この「その場で、瞬時に価値付けること」を犬山西小の校長先生は「即時評価」と仰っていて、目指すべき授業技術の一つだと思いました。

 今回のセミナーの反省点としては、玉置先生の「校長先生に、教採面接のことを伺ってみなさい」というフリに対応しきれなかった点です。しっかり面接練習を行って、何か月後にもしまた機会をいただけた時には、ばっちり応えられるようにしようと思います。最後には温かいコーヒーとおいしいワッフルもいただくこともでき、心身ともに充実した講演になりました。公園に参加させていただいた犬山西小の校長先生をはじめとする先生方、改めて深く学ばせていただいた玉置先生、ありがとうございました。(加藤)

1月24日小牧市立篠岡中学校での栗木先生の学び合いの授業から(安藤、中澤)

 こんにちは。4期生の安藤優里です。先日、国語の授業名人でいらっしゃる、篠岡中学校の栗木教頭先生の「学び合い」の授業を参観させて頂いて学んだことを書かせて頂きます。

 栗木先生の授業は今まで見てきた国語の授業とは違って、教師は言葉をあまり発さず、生徒がぽつぽつと自分の考えを述べる。他の生徒はそれに耳を傾け、考え込み、そしてまたまわりと意見を交わす。そうしてじわじわと学びが深まっていく様子に今までの「学び合い」の概念が覆されました。

 和歌と俳句の2つの授業、どちらにも言えるのは、栗木先生は資料や情報を提示するタイミングが本当に絶妙であることです。生徒が話し合いで「あとここが分かればなあ…!」という知りたくなったタイミングで情報を提示されていて、授業を見ていた私も、もっと知りたい!学びたい!まわりと話し合いたい!という気持ちにさせられました。生徒は話し合いに移るのが早く、切り替えがとても素晴らしいな、と感じたのですが、それは「話し合いをさせられている」のではなく、「話し合いたい」という気持ちが生まれているからであると思いました。

 また、栗木先生は授業中何度も「自分の思う読み方でどうぞ」と、生徒に音読をさせているのが印象的で、「そこから気づいたこと、浮かんだことどうぞ」と先生が求める答えを求めるのではなく、生徒の感性をとても 大事にされていました。自由な発想で、時に既習事項を用いて、自分の考えを持つことができる、そして話し合いによって自分の考えを深めていく生徒の姿に、「学び合い」の意義やあるべき姿を学ぶことができました。

 もちろん、栗木先生の授業はすぐ真似できるものではないと思いますが、いつか栗木先生の授業に近づけるよう、栗木先生が大切にされている、「生徒の話をしっかりときく」ことを心がけ、「生徒と一緒になって学ぶ」教師を目指したいです。

 素晴らしい授業を見させてくださった栗木先生、この貴重な学びの機会を設けてくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(安藤)

・・・

 こんにちは。四期生の中澤佑太です。1月24日に小牧市立篠岡中学校で栗木教頭先生の国語の授業を参観させていただきました。その時に学ばせていただいたことを記します。

 一つ目は、話し合いのルールについてです。栗木先生は、四月の段階から行っていることがあります。それは、生徒が四人グループにしたときに、机がくっついていない状態を心の隙間、真ん中にものがある状態を心の壁と生徒に呼び掛けるということです。また、わからない子から発表をさせるように意識するということです。

 二つ目は、コの字型の授業体型についてです。通常、教室は生徒が全員黒板の方を向いています。しかし参観した授業では、生徒が教室の真ん中の方に机を向けて、討論会をするようにコの字型になっていました。このことで、生徒は自分の考えを教師に報告するのでなく、学級のみんなに伝え、互いに考えを深め合う、課題に対する答えの幅を広げようとすることに繋がると私は考えています。

 三つ目は、授業展開についてです。まず先生は、変体仮名の和歌を模造紙で提示し、何て読むかという課題を提示しました。生徒には、模造紙を縮小したプリントが配られています。次に生徒に音読を指示しました。生徒は文字を指差したり、プリントに載っている和歌の横に自分の考えを書き込みながら音読をしていました。ただ音読するのでなく、音読を活動にさせていました。その後、「さっぱりわからない」ことを確認し、グループ活動に繋げました。グループ活動のときは、コの字から四人グループに体型を変えていました。私は、主体的な学びとは、子どもが課題に対してわからないと意欲をもつことであると考えました。

 グループで話し合ったことをもとに全体で共有するときは、「わかったこと」でなく、「もやもやしていることをはき出して」と先生は呼び掛けていました。また、生徒から意見が一通り出たときに先生は、「〜のところまで来たね」という呼び掛けをしていました。その後、追加の資料(作者の紹介など)を配り、探求学習を進めました。

 私は、主体的対話的な深い学び、つまり問いに対する疑問をもち、他者の意見と比較しながら自分の考えをもち、それを繰り返すことで全員で課題に対する答えを見つけていくという学習を展開していると考えました。また、生徒一人一人プリントのメモの仕方、内容がバラバラであり、一人一人自分なりのまとめ方をできるようにしていました。

 私は、今回参観させていただいた授業は、一生忘れないだけでなく、国語の授業を見るたびに思い出すと考えています。そのような授業をしていただいた栗木先生、そして機会を設けていただいた玉置先生に感謝の気持ちを抱いています。ありがとうございました。
(中澤)

※写真は篠岡中学校サイトから引用しました。
画像1

篠岡中学校での栗木先生の学び合いの授業を見て(高橋、山田)

画像1
 こんにちは、4期生の高橋と山田です。1月24日に、篠岡中学校で見せていただいた、栗木智美先生の学び合いの授業から学んだことを書いて行きたいと思います。
______________________

 1月24日に、篠岡中学校で、栗木智美先生の国語の授業を参観させていただきました。今回は、そこからの学びを書いていきたいと思います。学び合いの授業ということで、3年A組とB組の2つの授業を見させていただきました。

 印象的だったのは、栗木先生の、生徒へ意見を求める際の言葉です。A組では「よく分からないことを出し合おうよ」という言葉がけで、生徒から「分からない」を引き出して学びを深めていっていました。グループや個人で読み取りをした後の交流では、「分かったことを発表しましょう」などの言葉をかけることが多いかと思いますが、栗木先生は、生徒の分からないと思う箇所を共有できるように促していたところが私にとって新鮮で、衝撃を受けました。

 また、生徒たちは、頭にある考えを、何とか自分の言葉で表現しようと声に出していました。ぼんやりと浮かんだ疑問や、明確になりきらない意見を、「こんな感じかなあ」と言いながら表現する姿がとても素敵だと思いました。そして、栗木先生は、発言した生徒の意見に付け足して言うように、同じグループの生徒を指名していて、生徒同士を繋ぐ技術も見ることができました。そんな風に、栗木先生は説明していないのに、生徒の学びがどんどん深まっていく様子が分かりました。

 B組の授業は、尾崎放哉の「入れものがない両手で受ける」という俳句でした。この授業で生徒の学びの深さを感じたのは、発言ももちろんなのですが、ワークシートの書き込みを見たときです。この授業の板書は、作者名、俳句、そして「無季自由律俳句」という単語、この3つが書かれていただけです。しかし、生徒たちのワークシートには、自分の考え、仲間の考えがびっしりと書き込まれていました。自ら聞こうとしなければ、仲間の意見をあの様に書くことはできないと思います。一人一人の、仲間の意見を知りたいという思いが表れていたように思います。

 今回、篠岡中学校で学び合いの授業を見せていただき、栗木先生がヒントを与えるタイミング、生徒とのやりとりで垣間見える温かい雰囲気、授業の中のちょっとした価値付けなど、2時間分の授業で本当に多くのことを学ばせていただきました。国語の教師を志す身として、この学び合いの授業を見て学んだことは財産になります。今回、素晴らしい授業を見せてくださった栗木先生、篠岡中学校の皆さん、そしてこのような機会を与えてくださった玉置先生、本当にありがとうごさいました。(高橋)

___________________


 こんにちは、4期生の山田志摩です。まだまだ風は冷たいですが、太陽の日差しが暖かくなってきているので、室内で日向ぼっこをすると最高に幸せを感じておすすめです。

 1月24日に篠岡中学校の国語科の栗木先生の授業を2つ参観させていただきました。授業名人の玉置先生もうなるその実力を生で拝見させていただくのをとても楽しみに当日を迎えたのですが、授業に対してまだまだ無知の私でもこれはすごい授業だなとビビッと感じるような素晴らしい授業でした。

 先生はほとんど話していないのに、生徒の発言が生徒の発言によって勝手にどんどん深められていく様子や、プリントの書き込みがだんだんと多くなっていく様子、生徒の表情の変化から、課題に対するひとりひとりの思考の深まりを近くで感じることができ、感動しました。また、自然と栗木先生の授業に引き込まれて、生徒と一緒に先生の発問に対して考えている自分がいて、授業が終わった後、国語の授業ってやっぱり面白い!と純粋に感じました。

 また、栗木先生の生徒の行動に対しての価値付けの早さ、言葉選びもさすがプロだなあと感心するばかりでした。クラスで国語の得意不得意にかかわらず、栗木先生の意図的指名に対して一生懸命に自分の考えを話そうとする生徒の姿にも、それをちゃんと聞いている周りの生徒の姿にも、認め合えるあたたかい雰囲気にも、先生がいつも、価値付けを大切にしておられる背景を感じました。

 今まで自分の中でうまく形なっていなかった「学び合う」国語の授業について、ひとつの素晴らしいお手本を示していただけたなと感じています。私にとっては100点以上だったのですが、栗木先生はまだ納得がいっていない部分があったと言ってみえて、教頭先生になられても国語の授業に対して謙虚で、向上心をもって取り組み続けられている姿も、目指すべき教師のお手本であるなと思い、改めて素晴らしい方だなと感じました。

 お忙しい中、授業を見せてくださった栗木先生、篠岡中学校の皆様、本当にありがとうございました。今回も素敵な先生との出会いの機会を作ってくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(山田)
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28