6月9日岐阜聖徳学園教育フォーラム2019での学び(中澤・宮野)

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 こんにちは!四期生の中澤と、五期生の宮野です。今回は、6月9日に行われた教育フォーラムで学び得たことを記します。

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 こんにちは!五期生の宮野です。学び得たことを記します。玉置先生も、ゼミの中でおっしゃっていましたが、このフォーラムでは、主に聞くことと、何でも言い合える学級づくりの大切さが、述べられていました。

 その中でも、私が印象深かった場面は、奈須先生が見せて下さった、算数の授業の映像です。

 算数は、答えが1つしかないため、間違ってしまうとそこで、諦めてしまう児童も多いと思います。実際に私も小学生の頃はそうでした。

 しかし、ビデオで映されていた算数の授業では、間違いBoxという、間違いを皆に公開して、どこが間違っているのか考えるという活動がありました。自分の間違いを皆に知ってほしい、なぜか解決したいという気持ちが児童の表情に出ていて、とても活き活きとしていたのも印象深かったです。

 このことから、授業では間違いを拾いあげ、なぜ間違ったのかを深めることも大切だと感じました。ただ、その前提に、間違いを公開しあえるような雰囲気づくりが必要です。やはり学級づくりは授業に直結するのだと改めて感じました。

 私は今、ゼミを通じて学級づくりに関する本を読んでいるので、そこから学び得たノウハウを蓄積し、実習のふとした時に思い出して活かせるようにしたいです。(宮野)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、6月9日に行われた教育フォーラムで学び得たことを記したいと思います。

 一つ目の学びは、男子は自分の能力の有無、女子は対人関係で自己形成が行われるということです。自己形成の仕方、形成された結果、男女の成熟具合など、様々なことが男女で異なります。そのため学級経営していく上で、男女間、男子同士、女子同士での関わりによる自己肯定感の低下と向き合っていくことが教職を勤めていくうえで心掛けていかなければならないと私は考えました。さらにインクルーシブ教育も考えていこうとすると、いかにチーム学校の考え方や、児童を鍛えることが大切なのかを改めて考えました。

 二つ目の学びは、対話についてである。アクティブ討論会の中で、いつ、誰が対話と判断されるのかという問いがありました。考えとして、対話をしたすぐの段階か、月日が流れたあとに気づいていくのか、教師か、児童かという考えがありました。

 私は全て該当すると考えています。対話をすることで、対人関係能力、コミュニケーション能力がつき、その結果思考力判断力がつき、頭が良くなります。また、対話をしたと教師と児童が認識し合うことで、自己理解力、自己肯定感が良くなると私は考えています。学習指導要領で対話を目的とすることで、学校教育の質を向上すると私は考え、私が将来行う仕事において、対話を重視していきたいと私は考えています。

 教育フォーラムは、岐阜聖徳学園大学において大事なイベントであり、ゼミ生にとっても疲労感、責任感の強いイベントです。しかし、ゼミ生全員が一体となってやりとげる達成感の強いイベントでもあり、今年も無事に終わることができて良かったと私は考えています。関係者の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。(中澤)

6月9日 教師力アップセミナーでの学び (安部・酒井)

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 こんにちは。4期生の安部と酒井です。雨の日が続き、梅雨がだんだんと近づいてきました。

 今回の教師力アップセミナーは特別支援教育のスペシャリスト、川上康則先生に来ていただきました。川上先生は特別支援学校や特別支援学級にいる子どもだけではなく、通常学級の子どもも含む、全ての子どもを対象に、教師が子どもと接する上で大切なことをとても分かりやすく話してくださいました。約2時間、内容は盛りだくさんでしたが、本当に多くのことを学ばさせていただきました。

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 こんにちは。4期生の安部です。川上先生は私の卒論で研究させていただく先生の1人ですので、とても楽しみにしていました。学んだことを大きく2点に分けて書きたいと思います。

 まず1つ目は、当事者意識に立って子どもを理解するということです。「子どもを知るということ」、「子ども理解」は教師にとってとても大切なことですが、実際に色々な特性をもつ子どもと接すると、これがなかなか難しく、理解しているつもりなのにうまくいかないということがたくさんあると思います。子どもの視点に立てる教師がいかに大切か、今日の講演を聞いて改めて感じました。

 今日の講演の中で川上先生は、発達につまずきのある子どもはどんな困難を感じているのか、当事者意識に立てる演習をいくつか入れてくださいました。例えば「ストロベリージャム」「モジョルデバーラサ」という言葉が一瞬で画面に移されたとき、前者は何が書かれていたのか瞬時に理解できますが、後者は何が書かれていたのか大人でも予想もできないと思います。行間を理解するのが難しい子どもは、まさにこのような感情を抱いてあらゆる文章を読んでいるのだと思います。

 また、川上先生は、発達につまずきのある子どもも含めて学級にいる子ども全員を理解するためには、教師の子ども理解の守備範囲を広くすることが大切だとおっしゃっていました。この言葉にはとても納得させられました。発達につまずきのある子どもを理解することで、他の子どもを理解する際にも、「こんなことに困っているのか、気がつかなかったな」と自分の教師としてのあり方を見直すことができる、また、子どもの変化や成長に敏感になり、子どものちょっとした成長に気がついて喜べるようになると思います。

 2つ目は、見方を変えて子どもの価値を引き出すということです。一見、問題行動と思われる行動にも様々な背景があることが考えられます。そういったときに、その子の見る視点を変える発想の転換、苦手を強みにするリフレーミングが大切で、褒め方、叱り方にもコツがあることを学びました。

 叱るべき場面以外は全て褒めどころと捉えられれば自然とその子の良いところが見えてきて、本来持っているその子自身の価値を引き出せると思います。また、褒める際には、「言い方」よりも「タイミング」を大切にし、短く太く褒めるのがコツだそうです。その際、感嘆詞を使うのが有効で、「あ〜、いい!、う〜ん、えー!、おお〜!」を例に挙げていました。

 また、叱る際には子どもを叱るのではなく、行動を叱り、子どもの意欲まで否定しないこと、最後はハッピーエンド「そう!それでいい!」などの言葉で終わるといいそうです。子どもの価値を引き出し、たくさん褒めること、そして叱るべきところはしっかり叱って子どもを成長させることはとても大切ですが、タイミングや言葉のかけ方など少し工夫するだけでその子の伸びしろが大きく変わってくることが分かりました。教師になった際には意識してみたいと思います。

 川上先生の講演の中には子どもと関わる上で大切にしていきたい教師としての心構え、また子どもと関わる上でのちょっとした工夫など本当に多くのことを学ばせていただきました。実際に子どもと関わる際には今日の学びを振り返っていきたいと思います。

 遠方からわざわざ足を運んでくださり、貴重な学びを提供していただいた、川上先生、そして、朝早くから準備をしてくださった運営委員の皆様、ありがとうございました。(安部)


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 雨の日が続いていますね。蒸し暑い夏がもうそこまできているのかあと思っている5期生の酒井です。

 今回は6月9日に参加させていただいた教師力アップセミナーでの学びを書かせていただきます。テーマは「通常の学級における発達につまずきがある子どもの輝かせ方」でした。

 私は特別支援教育専修ではありませんが、介護等体験を通じて“特別支援“というものにも興味をもちはじめ、学びたい!と思いこの講演に臨みました。

 特に印象に残っていることについてまとめていきます。1つ目 他者との比較ではなく、個人の成長と変化を大切にする。

 これはDCD(発達性運動障害)がある子どもの支援の一般的なポイントとして紹介されたものなのですが、そうでない子、つまりどの子どもたちに対しても大切にしたいポイントだなあと感じました。

 うまくいかない子の気持ちになってどんな支援ニーズがあるのか考えてみるのがまず支援の第一歩なのではないかと感じました。例えささいな変化であったとしてもそれに気がついて声をかければ、子どもたちにとっては大きなエネルギーになるはずです。小さなのびしろにも目を向けられる守備範囲の広い教師でありたいです。

 2つ目 「太く・短く」叱る。特に叱るについては自分ができる自信のないことの1つなのでとても勉強になりました。子どもを叱るのではなく行為を叱り、決して意欲まで否定してはならないのです。子どもに恐怖心を与えて押さえつけても何も得られません。難しそうですがハッピーエンドで終わる叱り方がよいと川上先生は仰っていました。教師になって子どもたちを叱らないといけなくなった時に必要な三要素「基準」、「技術」、「覚悟」を持ち合わせたうえで叱れる自分でありたいと強く思いました。

 3つ目 個別的な手立てだけが大切なのでなく、個別的な事情を分かってあげられる教師・支援者がいることも重要。心理カウンセラーをはじめとする心理職の方は専門的な技術や知識を持っているので素人では見いだせない手立てを提示できます。だからといってカウンセラーまかせでいいのでしょうか。日頃の子どもたちの様子を知っている教師だからこそできることがあると私も思います。学校において子どもたちから信頼され、手助けできるのは教師なのではないでしょうか。

 2時間があっという間にすぎるほど濃いお話でした。川上先生ありがとうございました。(酒井)

5月27日5期生木下さんの発表から学んだこと(生田)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です。やっと免許が取れて車が運転できます。さて今回は5期生の木下さんの発表から学んだことを書いていこうと思います。

 今回木下さんは、「新聞の見出しを自分で考える」というものをやりました。やってみるとかなり難しいものでした。新聞の内容を読んでいない人に読みたいと思わせないといけないのですから、木下さんの配ったあの量の記事を簡潔に述べるには内容を理解した上で、どこが1番重要か吟味し、さらにそれを要約しなければなりません。

 簡潔に伝えることは、伝える側からしたら内容を理解しているからこそできることであり、頭の中でポイントが整理できていると言えます。伝えられる側からしたら重要な内容がわかり効率よく頭に吸収できると言えます。しかし簡潔に伝えることは、落とし穴もあり、重要なポイントとは言っても都合の良い場所だけ抜きとってしまったら変な解釈、変な誤解、伝えられる側の偏見などができてしまう恐れがあることは忘れてはいけません。例で言うとマスコミの芸能人を取り上げるニュースなどです。

 今回この授業を受けて「簡潔に述べる」ということは自分にとってかなり鍛えなければならないものだと思いました。自分は伝えるのに必死になってしまい、伝えたい内容全部をツラツラと話してしまう癖があり、よく「話が長い」と言われます。大学生から言われるので子どもなど余計に長く感じることだと思います。自分が教師になったら子どもが毎日1つでも多く学んで帰ってもらえるようにポイントを絞って簡潔に話し、頭に吸収しやすい環境を作れるようになりたいなと思います。木下さん発表お疲れ様でした。ありがとうございました。(生田)

6月1日前座真打会・名人会での学び(井上・二村)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は先日行われた、前座真打会・名人会について書かせていただきます。

 今回は国語の詩の模擬授業を見させていただきました。模擬授業をしていただく前に、学生だけでも授業で使う教材を見て、指導の仕方を考えました。いろんな意見が出ましたが、まとまらず...。結局何を一番教えたいのかがはっきりせず、改めて教材研究の難しさを感じました。

 そして、前座会の模擬授業を見させていただいたところ、子供達に興味を持たせる工夫であったり、話し方が考えられており、さすが現場で働いている先生方だ!と思うとともに、自分の力のなさを感じて悔しくも思いました。

 模擬授業の中で特にすごいと思ったところは子どもと子どものつなぎ方です。松井さんは子どもの意見を他の子に説明させたり、分からなかった子に自分の言葉で説明させたりと、子供を中心に学びを広げていて、教師が説明をすることはほとんどありませんでした。

 模擬授業が終わった後、松井さんの話を聞いている時、声のかけ方、説明の仕方、繋げ方には全て意図があり、計画されていたことを知り、恐ろしく思いました。これを全て授業をしている時に考えて行動していると思うとゾッとしたからです。

 2つの模擬授業を見させていただき、それぞれに色があり、工夫一つで授業の雰囲気がガラッと変わりました。そのことに授業の面白さを感じると同時に改めて教師の行動には全て意味を持たせることの大切さと、教材研究の大切さが分かりました。

 また、午後の庄野俊哉さんによる話し方の講義では、相手にとって聞きやすい声はどんなものか、聞きやすい声を出すための訓練など、貴重な話をしていただき、とても勉強になりました。教採の面接でも使えそうなことが多くあり、この学びを早速生かしていきたいと思いました。

 このような機会を作ってくださった玉置先生をはじめ、授業をしてくださった先生方、山田貞二先生、庄野俊哉さん本当にありがとうございました。ぜひこれからに生かしていきたいと思います!(井上)

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 こんにちは!5期生の二村葵です。今回は6月1日に行われた前座真打会・名人会での学びについて書かせていただきます。

 私は特にその中でも午後から行われた山田貞二先生の道徳の模擬授業について取り上げさせていただきます。

 山田先生の授業を受けさせていただき、まずテンポの速さに驚きました。生徒の意見や言葉の拾い方が的確で、一言でまとめ、メモ程度で板書することで、リズムを崩すことなく授業を進めることができることを学びました。

 生徒との関わり方や意見に対する反応で、生徒の意見を言い換える時、「これでいいかな?」と生徒に確認することや生徒の意見に対して「あぁ、なるほど!」ということで、自分の意見が尊重されていると感じることができたり、受け入れてもらえると感じることができると思いました。私は生徒に対する反応や声かけが苦手なので、そういう声かけが自然とできるようになりたいです。

 また、大事な言葉は単語でキーワードとして大きな声で繰り返し、強調しているのが印象的でした。

 よりよい道徳の心得として、「一緒に考えること」を教えていただきました。教材と向き合い、教師自分自身が学び、共感的に授業をすることが大切だということを学びました。生徒の質問に対して、分からない時があると思います。その時は見栄を張るのではなく、「あ!本当だ。すごいことに気がついたね!」「そうだね。分からないね。あとでみんなで考えようか。」など褒めたり、共感しながら一緒に成長していくことができる教師になりたいと思いました。道徳は心情変化、心情強化であることを学び、多角的に考え、ゆさぶりをたくさんするとても貴重な授業を受けさせていただきました。

 今日学ばせていただいたことを生かし、これから成長していきたいです。授業をしてくださった山田先生、機会をくださった玉置先生ありがとうございました。(二村)

5月27日5期生ゼミ 第3回の発表を終えて(木下)

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 こんにちは!5期生の木下です。今回は自分にとって3回目の授業発表の活動を記したいと思います。

 都合により前回の授業発表との間があまり空いておらず、導入のネタを考えるのが難しかったです。毎日頭のどこかで「導入どうしよう。」とネタ探しをしていて、学校現場で働いている先生方もこのように普段からネタ探しをしているのかなと感じました。自分の発表を終えて学んだことを2つに絞って記したいと思います。

 1つめは、子どもに発問を出して考えをそれぞれ出させ、発表させる場面で最後に教師である私の考えを発表することでより説得力が出るということです。子どもたちも「なるほど。先生はこういう考えを持っているのか。」と考えていることの共有にもなって、面白い授業の流れができるなと感じました。

 2つめは、机間指導の際に子どものノートに小さく丸をつけながら小声で「こういう考えなんだね。」などと子どもの答えを言うオープンカンニングの大切さです。オープンカンニングをすることで、どのように答えを書けばいいか分からず困っている子どもの「こういうふうに書けばいいのか!」というようなひらめきにもつながり、ぜひ次の授業から取り入れたいなと感じました。(木下)

5月27日5期生ゼミ発表での学び(矢崎)

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 こんにちは。5期生の矢崎です。第7回ゼミ発表での学びについて書かせていただきます。

 今回は野中信行先生の「かならずクラスを立て直す教師の回復術」からの学びを発表させていただきました。

 私は「インプット学習」「アウトプット学習」を取り上げました。これから、アウトプット中心の授業を展開していけるように自分の中で展開の技を磨かなくてはと思いました。

 今回は授業の構成を褒めていただけて、とても嬉しかったです。私の今後の課題は子どもに声かけをするときの言い回しを気をつけるということです。

 私は今回、遠藤さんに意図的指名をする際に「遠藤さんの意見が気になるので発表してもらえませんか。」と言いました。ですが、「気になる」というのは子どもにとって自分の発言が間違いかもしれないと不安を与えてしまう可能性があるとアドバイスをいただきました。だから、この場合は「遠藤さんの意見がとても聞いてみたいので発表してもらえませんか。」と言うのが良いとのことでした。

 これはこの場面だけでなく、普段の生活でも活かしていかなくてはいけないと感じました。だから、これからサークルでのボランティア活動や実習に活かしていけたらと思います。(矢崎)

6月17日4期生ゼミ記録(関口)

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 こんにちは!4期生の関口です!6月17日のゼミ記録を書きます!

 ついに過去問3周目に突入しました!結果全問正解のプリントは1枚のみ。見直しの足りなさを実感しました、、

 そして本日は集団討議をしました!テーマは「新学習指導要領でどんなところに興味・関心をもっているか、そのことを実現するために具体的にどんなことをしていきたいか」です。

 まずは全員が興味を持っているワードを出し、1番多かった「言語能力」を育むためにどういうことをしていくか話し合いました。

 玉置先生からの評価は「中の下」。「新学習指導要領だが、10年前でも同じ話し合いができた」とコメントをいただきました。

 話し合いとしては全員が繋いで話すことができ、学びが発揮できているようにわたしは感じましたが、テーマをしっかり意識することの大切さを改めて玉置先生のお言葉から感じました。本日も深い学びをありがとうございました!!!

 そして昨日は父の日だったということで、ありがとうの気持ちを4期生一同伝えました!偉大な玉置先生を父とは失礼かもしれませんが、深い愛情にもいつも感謝しております!(関口)

6月12日4期生ゼミでの学び(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は6月12日の4期生ゼミについて記します!

 最初に、教職教養の過去問を解きました。2周目ということもあり、間違える問題がだいぶ少なくなってきました。ただ、1周目に間違えた問題を2周目でも間違えてしまう時があるため、やはり復習は欠かせないと感じました。

 次に、教育時事のプリントをもとに、用語の確認をし合いました。用語の説明してと言われるとなかなか説明できない用語が多くあり、「ああ、分かった気になっているだけで、実はあまり理解できてないんだなあ」と実感しました。

 教採までの最後の1ヶ月はこの分かっているようで分かっていないを減らしていこうと思います。

 余談ですが先日、玉置先生を招待した4.5期生のご飯会がありました。そこでは玉置ゼミに入った経緯、今の気持ち、一人一人の初めて聞く想いがたくさんありました。それを聞くたびにふわっとした温かい気持ちになり、ああ、玉置ゼミに入って本当に良かったなと感じました。

 玉置ゼミは本当に素敵なゼミです。自分の1つの居場所となっており、充実した生活を送れているのも、玉置ゼミのおかげです。玉置先生をはじめ、このゼミで出会った仲間は自分の一生の宝物であり、頑張る力になっています。(井上)

6月10日4期生ゼミの記録(山田)

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 こんにちは!4期生の山田です。 今日は、6月10日の4期生ゼミの記録を書きます。

 今回も前半は教職教養の問題を解きました。最近感じる変化は、丸付けが終わると、「満点何枚あった?」と自然に声が出るようになってきたことです。丸付けの音以外にも、みんなの成長が目に見えて嬉しいなと思います。みんなの満点の枚数を聞くとわたしはまだまだなので頑張らなくては!といい刺激になります。教採までに1回でいいから1番を取りたいなと密かな野望を持って、3周目を頑張ろうと思います!

 後半は、教育時事の重要用語をペアで覚えて出力する活動をしました。最後の仕上げは、玉置先生から、その用語を応用した面接練習。その中でも新たな知識となった2点を記しておこうと思います。

○教育課程とカリキュラムマネジメント
 この2つはほぼ同じ。教育課程はそれを決める各学校の校長先生の主観が大きく反映されている。カリキュラムマネジメントは新しい考え方で、教育課程に、さらにPDCA(編成・実施・評価・改善)による数値の要素が加わる。

○コミュニティ・スクール
 地方教育行政法に基づき、「学校運営協議会」が置かれた学校のこと。
→学校運営協議会は、地域の方や保護者の方だけでなく、委員を推薦する校長先生も一員として考える。

 自分が記事の担当の回のゼミで学んだことは、出力してる分、何日経っても記憶が鮮明だなあと感じます。書くことによって学ぶゼミの名に恥じないよう、記事の担当ではないときも、自分のノートなどに簡単にでも出力する習慣をつけたいなと思います!(山田)

6月5日4期生ゼミでの学び(高桑)

 こんにちは、4期生の高桑です。梅雨入りをしたと同時に、教採の一次まで40日を切りました。あっという間に過ぎる日々に驚きが隠せませんが、1日1日を大切にしたいと思っています。

 さて、今回のゼミでは、子どもを前にしてどう答えるか場面指導の質問を玉置先生が考えてくださり、面接練習をしていただきました。今年教採を受ける方には、是非一度目を通してもらいたい内容となってます。(◎は玉置先生からの助言です)

Q先生は嘘ついたことありますか?
・ある。嘘をついて傷ついた経験があるから、みんなには嘘をついてほしくない。
◎ピシッとしゃべる人は子どもの前でどう話すのか聞きたくなる

Q先生は「忘れ物しちゃいけない」っていうけど、忘れ物したことないの?
・ある。でもそれで信頼を失った。みんなには周りの人を大切にしてほしい。

Q合唱の練習に参加しなくない
・先生も学生時代、歌うのが恥ずかしかった。でもみんなに達成感を味わわせたい。
◎「運動会で頑張る姿を見てたよ、合唱も頑張れるんじゃない?」と違う場面での成果を褒める

Q嫌いなものを食べなくていいとお母さんはいうけど、好き嫌いってだめなの?
・学校の給食は栄養士さんがあなたのために考えてつくってくれたものだから
◎食べないといけないルールというより、栄養を考えてつくってくれてることを理由にする

Q先生はみんなで遊ぼうって言うけど、1人で遊びたい
・1人で遊ぶのもいいけど、学校でしかできない楽しいことたくさんあるよ。せっかくみんながいるんだから、一緒に遊ぶ楽しさ知ってほしい。次の休みの時間、先生も行くからみんなと遊んでみない?

Q英語の発音の時、大きな口開けてって先生は言うけど、先生のが口開いてなかったよ
◎まずは素直に謝る 「先生も一生懸命頑張るね」

Q先生はあまりゲームばかりやっちゃいけないっていうけど、ゲームやってもいいじゃん
・先生はあなたに出した宿題を頑張る姿も見たいなあ

Q先生は運動できる子ばっかに声かけて、僕のこと嫌いでしょ?
◎まず「よく言ってくれた!」と伝える

Q先生あくびだめって言ったけど、先生してたじゃん
・今の先生はだめだったよね、ごめんね
◎受容する

Q掃除を一生懸命しなさいって言うけど、先生はなんでしなくていいの?
・掃除中のみんなの頑張ってる姿見たいから

Q先生は男の子ばっかに話しかけて、男の子が好きなんでしょ?
・そんな風に見えていたらごめんなさい、女の子はしっかりできてるなって見ていたよ

 面接練習が終わった後、実際に現場に出ている先輩方の悩みをもとに、玉置先生から問題行動が多い子どもへの対応について教えていただきました。その中でも、「いけない点に注目しすぎると、それが強化されてしまう」というのがキーワードだと感じました。教師がなんとかしようと手を出しすぎてしまうことで、その子どもは「問題行動をすることでまた声をかけてもらえる」という考えに至ってしまう。教室を飛び出してしまう子どもを追いかけず、帰ってきたときに「おかえりなさい。今日はいつもより早く帰ってきたね」と声を掛けるくらいが丁度いいと教えていただきました。

 今回も、充実した1時間半を過ごすことができました。ありがとうございました!(高桑)
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6月1日「前座・真打勉強会」と「名人会」からの学び(高桑・高橋・中西)

 こんにちは、4期生の高桑です。最近はいきなり大雨が降ったり雷が鳴ったりと安定しない天気が続いてますね。雨の日は心もどんよりしていて、自然とため息が出てしまいますが、雨音を聞きながら勉強すると落ち着いてできることに最近気づきました!

 さて、今回は6月1日に行われた前座会での牧野さんと松井さんの授業から学んだことを書きたいと思います。

 まず、授業を受ける前に国語の「ふしぎ」という教材をどう授業するかゼミ生だけで話し合う時間がありました。詩の教材で授業した経験がない私たちは、まず授業後の子どもの姿を想像することにも一苦労で、ゴールが決まってもそのためにはどういう流れで進めていくか迷走していました。

 その様子に見かねた和田先生から、「子どもが自由に意見を出して発散した先に真髄になるものがある。まずは何ていうと子どもが食いつくか、「言ってみたい」「してみたい」と思えるような発問が大事」というアドバイスをいただきました。

 私たちはどうしてもゴールに近づけようと、自分たちの気づかないうちに教師主体の授業をつくろうとしていました。子どもの意見がないと教師の教え込みになってしまうということに改めて気づかさせていただきました。

 教材研究の時間が終わり、先輩たちはどのような授業を考えたのだろうと楽しみにしていたのですが、自分たちでは考えられなかった発想や技術が散りばめられており、圧倒されました。その中でも、松井さんが行なっていた「詩の1連だけを提示して、残りの2連、3連、4連の順番を子どもたちに考えさせる」という工夫がとても印象に残っています。

 まず1連を提示した時に「たまらないってどういうこと?ふしぎでたまらないってどういう気持ち?みんなもこんなこと考えたことある?」と子どもたちに聞き、ベースづくりをしてから並べ替えに移りました。子ども役をしていた私は、このベースづくりがあったからこそ、詩を自分ごととして考えられました。

 また、このまま真面目に詩の解読していくのかなと思ったら、先生が「順番わからなくなっちゃった、みんなに助けてほしい」と言い、詩の並び替えを手伝う流れになったのでいい意味で裏切られた感があって、これこそが子どもの主体性を生む瞬間だと感じました。

 このように、先輩方の授業は1つ1つの言動に意図があって、でもそれが子どもに気づかれないほど自然で、うまく言葉で表現できませんが、純粋に私もこんな授業をやれるようになりたい!と思いました。これからも先生方や先輩方の素晴らしい授業から学び、自分の力にしていきたいです。

 学ぶ機会を与えてくださった玉置先生、授業をしてくださった牧野さん、松井さん、アドバイスをくださった和田先生、ありがとうございました。(高桑)
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 こんにちは!4期生の高橋です。先日行われた、名人会に参加させていただきました。
1日を通してたくさんの学びがあったのですが、私は特に、山田先生の模擬授業からの学びについて書いていきたいと思います。

 まず私が驚いたのは、開始して、内容を少し確認したと思ったらすぐに資料を片付けるよう指示されたことです。その後、発問に対して目を閉じて考える時間が与えられました。

 資料がないからこそ、すぐにお話から抜け出すことができ、子どもたちが自分自身の気持ちと向き合うことができたのではないかと思います。

 その時私は、中学校の教育実習での道徳の授業を思い出しました。上手くいかなかった、苦い思い出です。

 それは、生徒たちが「◯ページの何行目にこう書いてあって…」と、考えの根拠を資料の中から探そうとする発言に終始してしまったことです。国語の読み取りの授業のようになってしまったことがとても悔しく、生徒たちが自分のこととして考えられるように導く難しさを感じました。そして、その後の深掘りの時間には、語彙にはこだわらず、如何に自分自身のこととして感じられるかが国語との違いだということを学ぶことができました。

 また、赤と青の心情円盤というものを使って、心情を表す方法が私にとって新しく、とても興味深かったです。自分がお母さんだったら、バスに乗り続ける(青)か、降りる(赤)か、という発問でした。

 イエスかノーかで答えられる発問の内容ですが、心情円盤を用いることによって、気持ちの微妙な違いを表すことができます。乗り続けるにしても、降りるにしても、0か100かではないはずですから、山田先生は、乗り続けることを選びながらも、心情円盤に確かに表されていた「降りる」の気持ちにも踏み込んで質問されていました。やり方次第で、考えが深まるし、自分自身の気持ちと向き合うことができるんだと、とても勉強になりました。

 山田先生の模擬授業を見させていだだくのは命の授業づくりセミナーに続いて2回目でしたが、全く違う授業展開でした。しかし、中学生の頃まで、国語に似た教科、という認識だった道徳の授業のイメージが180度変わるほど、たくさんの工夫があり、最後まで心が動かされたのはどちらの授業も共通していました。

 今回もたくさんの学びのある1日となりました。このような機会を与えてくださった関係者の皆さん、本当にありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは。5期生の中西です。6月1日のセミナーの中から、庄野アナウンサーのお話を聞いての感想や学んだことを書かせていただきます。

 私が最も印象に残ったことは、話す時のスピードについてです。テレビ番組は、時間帯によって見る人の年齢などが変化することから、アナウンサーはその時々で話すスピードを変えているとのことでした。これまで何気なくニュース番組などを見てきましたが、アナウンサーの人がみる人に合わせてスピードを変化させていることに衝撃を受けました。
 でもこれは教師でも言えることだと思います。小学校6年生の子どもと、小学校1年生の子どもに同じ速さで伝えるかというと、そうではありません。当然6年生よりも1年生の子に対してゆっくり話すことを意識します。伝える相手に合わせたスピードが、教師にも問われてくることを再確認しました。

 また、内容に応じた話すスピードを意識することも必要です。庄野アナウンサーは、伝わりにくい言葉や難しいニュースはゆっくり話し、誰が聞いてもわかるような内容はテンポ良く話すとおっしゃっていました。教師においても、授業中の大切なキーワードや伝わりにくい言葉、表現・内容はゆっくり話さなければ子ども達には伝わりません。スピードの変化をつけることで子どもは意識して聞こうとします。時と場合に応じた話し方のスピードを変化させる対応力を教師は身につける必要があると思いました。

 今回も沢山の新たな学びがありました。このような場を与えてくださった玉置先生、庄野アナウンサーはじめ関係者のみなさま、ありがとうございました。(中西)
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6月1日前座会・名人会での学び(中澤・長谷川)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太と五期生の長谷川朋美です。今回は、6月1日に行われた前座会・名人会について記事を書きたいと思います。

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 こんにちは!5期生の長谷川です。今回は6月1日の真打・前座会、名人会に参加させて頂きました。その中で、東海プロアナウンサー庄野俊哉さんから学び得たことをまとめます。

 突然ですが、皆さんはアナウンサーが、カメラの丸いレンズの上、真ん中、下、どの部分を見て、話していると思いますか?…。

 私を含め、会場の方々は、上か、真ん中だと予想しました。しかし、答えを聞いて驚きました!なぜなら、庄野さんはレンズの下の方を見て話をしていたからです。レンズの上の方だと、顎が上がってしまい、真ん中だと、相手がじっと見られている感じになります。レンズの下を見ることで、顎が下がり、喉が締め付けられず、丁度話しやすい姿勢と、目線になるそうです。私は、てっきり真ん中を見ていると思い込んでいたので、衝撃的でした。改めて、プロアナウンサーとしての意識の高さを実感した瞬間でした。

 庄野さんは、相手に伝わる話し方をするために「音量、話すスピード、間」を意識することが大切だと仰っていました。音量は相手が心地いいと感じる大きさで話すことや、場所によってボリュームを変えることが大切です。スピードは相手のコンディションをみて、判断したり、話す内容によって変えたりすることです。例えば、ご年配の方には、ゆっくり話すことや、理解がしやすい内容は早く、難しい内容はスピードを落として話します。このように緩急をつけることで、相手に伝わりやすい話し方になることが分かりました。

 私は相手を見て話すことで、ちゃんと理解して聞いているのか、確認することができると思います。庄野さんは話し方のコツとして相手が「うんうん」と頷く間を取ること、待つこと、が 大切だと仰っていました。もし間を取らず、話を進めた場合、話から落ちてしまった人は、それ以降の話に、ついてこれなくなってしまいます。授業でも、大切なことを話す前は少し間をとることや、主発問の前に間をとることで、教室内の雰囲気が変わることがあります。いかに、この「間」が話すときや、授業をするときポイントになる、ということを知ることができました。

 他にもアナウンサーという仕事を通して、相手の視線に合わせて話をすることで距離が縮まり、話しやすい関係になると仰っていました。これは、教師も子供と目線を合わせて会話をすることが大切なので、プロアナウンサーと教師には多くの共通点があるなぁ、と感じました。

 今回も多くの学びを得ることができました。ありがとうございました。(長谷川)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は6月1日に開催された真打・前座会、名人会について、記事を書きたいと思います。

 『バスの赤ちゃん』の道徳の授業では、本音を取り出し考えを深める道徳の授業の手本を私は体感しました。

 若いお母さんを引き留める乗客の気持ちを考えさせるだけならば、お母さんを思いやる気持ちは大切だという綺麗事で終わってしまいます。そこで、引き留められたお母さんの気持ちを問いかけ、引き留められない場合、思いやりを成立するためのもう一工夫は何かを考えさせました。

 その結果、綺麗事でない現実的な状況を想起させ、登場人物に自分を合わせ、実践的な思いやりのある行動を考えさせることを可能にしていました。

 また、プリントの回答欄に自分の考えと相手の考えを卵の形でメモをするようにしたこと、二項対立の円グラフで自分の考えをより明確に表せるようにしたことを行っていました。私は、このアイディアの出すまでの思考のしかたを参考にしたいと思いました。

 一期生さんの国語の授業をみて私は、自身の作品の本質を見る力の不足さを痛感しました。私は詩の教材研究のときに、文法や詩の内容だけを汲み取っていました。しかし、詩は、作者が物事について感じたことを伝えるものであり、文章のつながりを読み取ることができませんでした。文章をみるものさしの大切さを再認識し、教材研究をする力を伸ばしていきたいです。

 一日を通して、山田先生をはじめ、多くの先生方から財産を多くいただきました。お忙しいなか、素敵な学びの時間を作っていただき、ありがとうございました。(中澤)

いのちの授業づくり実践セミナー東京7月27日、京都8月3日開催

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 日本教育新聞6月17日付けに先日の「いのちの授業づくり実践セミナー」の様子が掲載されました。とてもよい内容であったことが記事からもわかっていただけると思います。

 7月27日には東京で、8月3日には京都で行います。お近くの皆様、ぜひお越しください。

 掲載記事はここでご覧いただけます。
 20190526いのちの授業づくり実践セミナー(日本教育新聞)

6月3日 酒井さんの発表からの学び (二宮)

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 こんにちは!最近夏バテを実感し始めている5期生の二宮です。今回は酒井さんの3回目の発表から学んだことを書きたいと思います。

『「学び合う学び」が生まれるとき」 /石井順治 著

 今回の発表から学んだことは子どもへの注目のさせ方です。酒井さんは重要なことを言う直前に「耳をすませて」と一言加えていましたが、この一言が、子どもを聞くことに集中するよう促し、聞く姿勢を作りやすくしていました。聞く姿勢を作るために厳しい言い方をするのではなく、言葉を選んで少しでも聞こうと思う気持ちを大きくすることが大切だと学びました。

 また、言葉を埋める活動をするとき、 ○○ のように書くと子どもは丸の数が気になり文字数を意識してしまうのでアンダーバーで書くとよい、と玉置先生からご指導をいただきました。小さなこだわり一つで子どもの注意をそらさず考えさせることに集中できると言うことを学びました。

 今回酒井さんは授業技術ではなく、「心」に焦点を絞って授業をしてくれました。難しい本ではありましたがとてもわかりやすく飽きない工夫を多くしてくれました。お疲れ様でした!(二宮)

6月3日5期生ゼミ発表記録(酒井)

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 こんにちは。朝晩と日中の寒暖差に驚きを隠せない5期生の酒井です。

 さて今回は3回目となったゼミでの発表について書かせていただきます。私が紹介した本は石井順治先生が書かれた“「学び合う学び」が生まれるとき”という本です。

 今まで紹介してきた授業技術に関する本とは異なり、本書は授業の本質にせまる内容が書かれており授業式にするのがとても難しかったです。ですが、5期生のみんなに共有したい素敵な内容だったので伝えるためこの本を選ばせていただきました。

 読んでまず、「小中学生、5人に1人、人といると疲れる。総務庁調査」という見出しの記事が読売新聞の一面トップに掲載された(2000年12月24日)のを知ってとても驚きました。

 このニュースに加えて長崎や新潟小学生の殺傷事件を受けて、子どもたちの分断された他者関係の深刻さを学校はどう考え、対応策を講じていったらよいのか問題提起しています。と同時に、大勢の子どもが通う学校こそが、子どもたちの他者関係の歪みに対応できる場はないのではないか。と石井順治先生は著しています。

 この意見に私はとても納得がいきました。現代の日本には「学習」をすることができる施設や機会はいわゆる「学校」と呼ばれるところ以外にもたくさんあります。例えば、学習塾や予備校、家庭教師などです。しかしそれらと、小学校や中学校、高校など(以下学校)は違います。人と人が出会い、理解しあい、支えあっていくことの大切さを学ぶことで人格形成をする場が学校なのです。

 続けて石井先生はその中心は学校生活の大半を費やしている授業あると述べています。これに関してはここだけ読むと、他の時間はどうなのか!と思うもしれません。私もその1人でした。

 読み進めると、授業で語りあえているC小学校の神田先生のクラスの記録をビデオでおさめていた石井先生はそのクラスの印象を子どもたちが常に自然体であるということと、子どもと子どものつながりがはっきり見えた、と述べています。これが「授業づくりは学級づくり」という考えを大元に行われた成果を表していると考えられるのではないでしょうか。

 またこの段落では子どもを信頼した時、子ども達も教師を信じてくれていたことも書かれていました。先ほども述べた通り、学校生活の時間のうち授業がほとんどを占めているので子ども達との信頼関係を気付くにはよい授業を行うことが大前提であるはずです。よい授業というのは、子ども達の疑問や意見を大切にしたり、教師の都合で進めるのではなくある程度子ども達のペースに合わせて展開していったりと様々な条件をクリアして、結果的に子ども達がこの先生は信じられるな、授業以外でも関わりたいなあと思ってもらえるようなものなのかな、と思いました。

 インタビューの中で神田先生は、作文を書く授業を通して子どものことが良くわかるようになって、そういう積み重ねの中で、子どもたちって授業で変わっていくんだなあと思うようになり、生活指導と学習指導がひとつのものであることに気が付いた、とも述べています。この話から学級経営と授業の深い関わりを改めて感じることができました。

 発表は想像以上に難しく、たくさん行き詰まってしました。聞いてくれた仲間には本当に感謝しています。いただいたアドバイスも有難いものばかりでした。

【アドバイス1 発問は答えやすい文章で伝える】
 内容が複雑だったとはいえもっと嚙み砕いて言えば、尋ねていることが伝わり授業が盛り上がったんだろうなあと思います。おなじ内容を問うにも質問の仕方が違えば返ってくる反応も違うことを身をもって感じました。

【アドバイス2 机間指導では全員に声をかける】
 机間指導の際に今まで個人の主観で良いと感じた意見にだけコメントしたり、赤ペンを入れたりしていました。しかし、それではなにもしてもらえなかった子はどんな気持ちになるでしょうか。意見自体だけでなくたくさん書けていることや、丁寧にかけいることなども十分価値のあることなので声をかけるべきだと学びました。心掛けていきたいです。

 残り1回の発表ですが、気を引き締めて臨みたいと思います。(酒井)

6月3日の5期生のゼミ発表で学び得たこと(古川)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です!今回はゼミでの杉山さんの発表から学び得たことを書きたいと思います。

 杉山さんは、本を通して学んだことを「死刑について自分の考えをもとう」という課題の授業の中で実践し、伝えてくれました。

 資料から何かを読み取らせたいとき、比較をさせたいとき「一度に複数のことをさせない」ということを意識して、まず1つを見せ考えさせること。そしてその1つが考え終わったあと(子どもの頭の中が整理できたあと)にもう1つを見せて考えさせるということが重要であると学びました。ちょっとした教員の行動や工夫が子どもたちの思考の深さや理解度に大きな影響を与えます。教育実習でもこの点を忘れずに取り組みたいと思います。

 今回の内容は少し重たいものでした。最後にまとめをするときの杉山さんの表情はとても真剣で自分がどのように子どもに捉えて欲しいのか、その思いがしっかりと伝わりました。

 教員がどのような表情、声のトーン、手振り身振りをしているかで子ども達が受け取るものは大きく変化します。最悪の場合、それまでの授業の展開は良かったのに最後のまとめで教員が考えていた授業の主軸となる部分が伝わらなくなってしまった…いうことにもなりかねません。そんな状況を避けるためにも日頃から自分自身の行動に意図を持つ意識を持ちたいと思いました。

 発表をして下さった杉山さん、ありがとうございました。(古川)

6月3日のゼミ発表から学んだこと(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。6月3日のゼミ発表から学んだことを記します。

 私は、「プロ教師直伝!授業成功のゴールデンルール」(大前暁政 著)からの学びを授業風に発表…というわけではなく、この本から学んだ授業テクニックを活かして、普通の授業に挑戦しました。

 内容は中学3年生の公民で、課題を、「死刑制度について、自分の考えを持とう」という風にしました。この授業では、社会問題だけでなく、今後の人生で直面する答えのない問題に対し、常に考え続ける姿勢を養うことを狙いとしており、死刑制度の賛否に分かれて議論型の授業をする事で、友達がどのような考えを持っているのか、自分と立場の違う人はどのように考えているのかを知ることで、子供にとって大きな刺激になるというものです。

 本から学んだテクニックの1つ目は、資料を提示する上で、必ず1つずつ提示し、子供たちに読み取らせることです。複数の資料を同時に提示すると、混乱してしまう子供が出てきてしまい、せっかくの資料との対話の時間がムダになってしまいます。

 2つ目は、議論や討論を授業内で仕組むことです。子供たちは、友達の考えに敏感なので、自分とは異なる意見に驚き、新たな発見をします。こういった、友達からの刺激は、授業においてとても大事なことです。

 普通の授業に挑戦したことで、たくさんの改善点が見つかりました。細部まで指示をする(「手を下ろしてください」等の指示)、話すスピード(どうしても早口になってしまう)、わかりやすい板書(議論のための情報をきちんと書く)、子供の発言に対する返し方、板書のタイミング等、多くの指摘をいただき、実際にやってみることの大切さを実感しました。玉置先生からは、「こういうことを扱ったときのまとめは、動かずに、教壇から真剣な表情をして言うと良い」というアドバイスを頂きました。

 次回の発表をどのようにするかはまだ決まっていませんが、今回みたいな実践型の発表をリベンジしようかなと思っています。もっと多くのことを学んで、より良い授業にしていけるように頑張ります!(杉山)

6月1日 前座会・真打会・名人会に参加して(北神、加藤諒太)

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 こんにちは!今回は6月1日の前座会・真打会・名人会での学びを5期生の北神と4期生の加藤諒太で書いていきたいと思います!

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 こんにちは!五期生の北神です!6月1日に真打・前座会と名人会に参加しました。今回は真打・前座会での学びについて書きます。

 玉置ゼミ一期生の先輩方の授業を見せて頂いて、一番すごいと感じたことは、2人の授業は全く違ったということです。2人目の先輩は、先生方のアドバイスを生かしつつも、同じ流れの授業をされると思っていたのでとても驚きました。

 そして、授業は、同じ題材であっても自分なりに工夫できることが沢山あるのだなと感じました。題材は決まっていても、ゴールの目標は教師によってそれぞれ違うので授業内容も変わってきます。私は、講義でいろんな教科の授業の作り方を学んでいますが、この教科はこのような流れで進めなければならないというように決まっているものだと思っていました。だから、自分なりの工夫をどう取り入れればいいのか分かりませんでした。今回の前座会を通して、それは一例であって、目標のゴールにたどり着けるよう自由にアレンジしながら授業を作っていいのだなと学びました。

 もう一つ学んだことは、一人だけに意見を聞き続けるのではなく、「○○さん今△△くんが言ったこと分かった?」「○○さんもう一回教えてあげて。」「◻◻さん自分の言葉で言ってみて。」というように、周りの他の子どもも巻き込むと良いということです。このようにクラス全員を巻き込むことで、全員参加に繋がり、常に授業に集中していなければならない状況を作ることができることが分かりました。貴重なお時間をありがとうございました。(北神)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は6月1日の午後にあった名人会での学びについて書きたいと思います!

 午後は、山田貞二先生の道徳授業と、庄野俊哉さんの話し方講義がありました!

 山田貞二先生の道徳授業には生徒役として参加させて頂き、授業を受ける側から見た発見がありました。1つは児童生徒の心情表現の際に心の円盤を使うということです。道徳の授業において心情を表すことはとても難しいことで、苦手な子やうまく言葉を紡げない子もいると思います。

 しかし、そんな問題も心の円盤を使えば直感的に表現することができます。言葉では「そう思います。」「そうは思いません。」と表してしまうところを円盤を使うことにより、「そう思います。」も1つとして同じものがないことがわかります。言葉で表すにも簡単で心情がすぐに見て取れる、そんな工夫が生み出した教材であると感じました。自分も現場に出たら是非使ってみたいと感じました!!

 そしてもう1つがこの授業の終わりがオープンエンドであったということです。思いやりを多角的に考え、思いやりが大切だということを感じた後に、乗客は手伝わないが車椅子の方にスロープを用意する日本の駅員と駅員は手伝わないが車椅子の方ご電車に乗るのを手伝うドイツの乗客。日本は本当に思いやりなのだろうかという問いで授業が終わりました。私の心はモヤモヤしたまま終わりましたが、これこそ道徳なのかなと思います。今後を考えるきっかけとなり、より日常に道徳を生かす契機となるのではないかと思いました。

 庄野俊哉さんの話し方の講義では自分たちの知らないアナウンサーの世界も知ることができ、大変貴重な時間となりました。早口言葉もできると思っていましたが、失敗し、改めて話すことは難しいということを学びました(笑)

 特に、学びとなったのは「伝える=母音」ということです。庄野さんのいう通り、私たちが日常で使っている言葉は潰れていることが多いと思います。今まで母音を意識する機会はあまりなく、言葉を的確に伝えるために母音を意識する大切さを学んだので明日から実践しようと思います!!

 また、音量・スピード・間を意識して相手意識を持つことの大切さも知りました。コミュニケーションは相手があって初めて成立するものです。自己満足で終わらず、相手に伝えることができるようこの3つを意識してこれから話していきたいです!

 このような機会を用意してくださった玉置先生を始め、授業をしてくださった先生方、山田貞二先生、庄野俊哉さん本当にありがとうございました!!(加藤諒太)

6月1日 前座真打会・名人会に参加して(安部・加藤・古川)

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 こんにちは。4期生の安部です。私からは午後から行われた山田貞二先生の道徳の模擬授業のことを書かせていただきます!私は生徒役ではなく、後ろから授業を見させていただいたので、授業を客観的に見ることができ、 先生の授業の工夫を色々なところで発見することができました。授業後の深掘りも含めて学んだことを大きく2つに分けて書きます。

 1つ目は、やはり道徳の授業のミソは、いかに自分事として考えるところまで下ろせるかだ、ということです。山田先生は、授業の色々な場面で、今回のテーマである、「思いやり」を子どもが自分事として考えられるようにするための工夫をされていました。

 例えば、最初の資料の内容を確認する際、実にさらっと事実確認をするのですが、「赤ちゃんの火のついた泣き叫ぶ声とはどんな声?真似してみて」や、「拍手も真似してみて、これは何に対しての拍手だろう、目を閉じて考えてみて」と実際に活動をして考えてみるなど、色々なところで資料と自分自身をつなげるための工夫がされていました。

 読み物資料がとても良いお話だったので、「きれいごとの道徳」になってもおかしくはないと思うのですが、授業の随所で施される様々な工夫によって、子どもの心の中の本当の気持ちが自然に引き出されているのが流石だなと感じました。

 2つ目は、「多面的・多角的な視点」です。これは、学習指導要領にも謳われているいるように、道徳の授業をするに当たってとても大切なことですが、これを実現するのはなかなか難しいと思います。私も実習で授業をしてみて、子どもから様々な意見が出れば出るほど、授業をするこちらの収集がつかなくなって、浅く平たいままで終わってしまった苦い経験があります。山田先生の授業では、多面的・多角的に考えられ、そして考えが深められるところまで到達するための工夫が様々なところでされていました。

 例えば、お母さんの立場になって考えたとき、このまま乗っていくか、それとも降りるか、自分の気持ちを円盤に表す活動がありました。ほとんどの子どもが「乗って行く派」の青が9割以上を占める中、先生は、「降りる派」の赤の割合が多い子どもを見逃しませんでした。そして、赤が多かった2人に実際にお母さんになりきってその理由を話してもらいました。赤が多かった2人に、役割演技をしてとらうことで、他の子もこうやって考えることも確かにあるかもしれないなぁ、と新たな視点が得られたと思います。ロールプレイ(役割演技)がごく自然に行われていて、こうやって使うのか、と目から鱗の瞬間でした。

 今回、初めて道徳の授業を生で見させていただいて、やはり自分事として考えられること、そしえ多面的・多角的な考えに広がっていくことが大切だなと感じました。私自身、実習でうまく行かなかったこともあって、道徳の授業について分からないことだらけだったので、今回の学びはとても大きいものとなりました。

 お忙しい中、素晴らしい模擬授業をしてくださった山田先生、そして玉置先生を初め関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。6月1日に行われた前座会の、学生による教材研究からの学びを記事にさせていただきます。

 教材研究では、金子みすゞさんの詩「ふしぎ」を扱いました。僕達のチームでは、詩の倒置法による表現技法に気づかせて、それをもとに詩の内容を味わっていくという流れで研究しました。その際に、詩の一連目の三文をバラバラに提示し、子どもに順番を考えさせて倒置法に気づかせることを思いつきました。そのことを和田先生にお話ししたところ、「、や。は残す?残さない?」という助言をいただき、なるほどと考え直すことになりました。

 全員すっかり気付かなかったのですが、確かに句読点で文の流れを判断する子もいると思います。最終的に、子どもの意見を「文の流れ派」と「句読点派」で別れさせて対話にもっていけないかと考え、句読点は残して文を提示するということになりました。

 今回の学びは、「教材研究の細やかさ」です。子どもに句読点を見せる、見せないだけでも大きく流れが変わることを実感しました。場合によっては句読点の位置などに作者の意図を感じることもあるかもしれません。現場に出てから教材研究をする時には、いっそう注意深く教材研究を行いたいと思いました。

 また、今回学生チームは十人ほどで教材研究を行いました。それぞれの気づきや学びを総動員して一連の流れを考えました。(先ほどの文を切る案も実習前の三年生の意見でした!)しかし、現場に出てからは十人で教材研究を行う機会はなかなか少ないと思います。今のこの時間を大切にするとともに、来年も休みの日などにちょっと集まって教材研究やその交流などができたらいいなと思いました。(加藤)

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 こんにちは、5期の古川瑛理です。6月1日に行われた前座会の松井先生の授業からの学びを記事にさせていただきます。

 扱った教材は金子みすゞさんの詩「ふしぎ」です。松井先生はあえて1連目を手書きで板書し、丁寧に扱ったあとでそれ以降を1連ごとに用紙に書き提示していました。連の順番をわざと入れ替えて「緊張して、順番忘れちゃった。みんなならどう置く?」と問いかけ、順序という方法を隠していました。1連目をしっかりと捉えた上で順番を考えることが言葉のつながり、詩の意味を考察することにつながり、金子さんは何が一番不思議であったのかという狙いに迫ることができました。

 まず何を主発問にしたいのか、授業が終わった時に子どもに何が分かったと言って欲しいのかを考え、そしてその問いに対する発言を子どもから引き出す為には何処に注目させると良いかを考察し、その為の展開を考える教材研究をしなければいけないんだと感じさせられました。今年の秋にある教育実習で指導案を書く際に意識したいです。

 今回、授業中に発言が出た際、理解できていない児童がいました。松井先生はそれを見逃さず、「○○さん、分かった?」と声を掛けていました。そしてもう再度発言をした子に言ってもらったり、その発言に対して他の子に代弁してもらったり「○○さん、もう少しで分かりそうな顔してる!」と声を掛けたり、しつこくその点について問いかけ、その子が納得した仕草を見せた時「自分(○○さん)の言葉で言ってみようか」とその子がきちんと理解できたことを確認し最終的には、全体の認識にしていました。

 1人の子のはてなをきっかけとしてどんどん児童を繋いで、最後には全体に広げ、学級全員で1つの点にみんなで取り組む。こういう活動を対話的というのだと直で見ながら感じさせられました。また主発問に入る際の間の取り方など、子どもたちが今から大切なところに入るんだと雰囲気で感じられる工夫の大切さを考えさせられました。

 玉置先生を始めとする関係者の皆様、今回このような学びの機会を設けていただきありがとうございました。(古川)

6月1日 前座真打会・名人会に参加して(竹内・秋田)

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 こんにちは。4期生の竹内です。私は先日行われた前座・真打勉強会、名人会に参加しました。午前中に前座会の先生による模擬授業を見せていただき、午後からは授業名人の山田先生による道徳の模擬授業、プロアナウンサー庄野さんから朗読のコツについて学びました。今回はその中から2つのことについて書きたいと思います。

 1つ目は道徳の授業づくりについてです。私は山田先生の模擬授業を受けていましたが、思いやりについて考える良い授業だと思っていました。しかし深掘りの時間では、これはきれいごとな授業ではないかという議題が上がり、そのような視点を持てていませんでした。

 先生方は、道徳の授業づくりにおいて、「きれいごとで終わるのではなく、教材を読んだ時に内容を批判的に見て子どもたちをゆさぶったり、偉人たちは何がすこいのか、なぜ出来るのか、じゃあ自分とは何が違うのかと子どもたちをゆさぶる発問を考えたりすること大事」とおっしゃっていました。

 また、山田先生の模擬授業では資料から早く抜けており、資料は状況を掴むだけで、状況が掴めたら資料を閉じて後は自分の気持ちで感じた理由を答えさせなければいけないということを学びました。玉置先生はこれに対して、「読み取りが出来る子が活躍する道徳では意味がない」とおっしゃられており、その言葉を聞いて「道徳」と「国語」の違いを学びました。

 2つ目は庄野さんが意識していることについてです。庄野さんは玉置先生との対談の中で、相手に伝えるために音量、スピード、間の3つを意識しているとおっしゃられていました。

 音量はその場に適した音量であるかどうか、公共の場にいて不快に思わないか。スピードは相手が理解しているかどうか、自分が勝手に進めていくのではなく、中身が難しいところは特にゆっくりと。

 間は難しい内容を話した後に相手が理解し、うなづける余裕があるかどうか。教員採用試験に向けて面接練習をしていますが、緊張をすると話すのが早くなったり間をとらずに話してしまいがちでした。相手に伝わりやすくするために面接に限らずこの3つのことを普段から意識していきたいと思いました。

 前座・真打勉強会、名人会に参加して、前座会で活躍する1期生の先輩や授業名人と呼ばれる山田先生のような授業がしたい、と強く憧れを抱きました。そのため教員になってからも勉強をしていきたいと思います。玉置先生を始めとする関係者の皆様、今回このような学びの機会を設けていただきありがとうございました。


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 こんにちは!4期生の秋田です。昨日、玉置先生と4期生5期生のご飯会が開かれ、そこで普段はなかなか聞けない一人一人の玉置ゼミへの想いを聞きました。とても心温まる素敵な時間で、玉置先生と4期生5期生の自分にとっての存在の大きさと出会えたことへの感謝で胸がいっぱいになりました☺

 さて私は、前座真打会について書かせていただきます。

 今回は、前座会の先生方の国語の詩についての模擬授業を見せていただきました。模擬授業の前に、私たちゼミ生も指導案を考えました。実際に考えてみると、詩は本当に奥が深く難しいなと感じました。授業での子どもに対して様々なアプローチの仕方、授業の展開がありますが、子どもたちに身につけさせたい力やねらいをはっきりさせておく必要があるなと思いました。

 前座会の先生方の模擬授業を見せていただくと、さすが現場の先生方で、見ていて自分の実習の時に行った授業が恥ずかしくなりました。詩の一部分を隠したり、詩の連を並び変えさせたりするのがとてもおもしろいなと思いました。詩は読むことにとても意味があり、読むタイミングを教師は意図して行うことが重要であると学びました。

 そして、主発問の際には間をおいて話したり、話し方を変えたりして子どもにここが授業のメインだなと分からせることも大切であると学びました。

 松井先生は、模擬授業を終えて、普段の授業でも子どもの言葉のつなぎを大切にされているという話がとても印象に残りました。「よくわからない」というのも一つの発言として捉え、他の児童につなげていき、その発言から自分の言葉でもう一度発言させ、「よくわからない」と言った児童に戻すなど、一人一人を大切にされているなと感じました。

 また、この子をここで活躍させたいという場面をつくったり、みんなの意見を聞いて自分の言葉で言えたという自信をつけさせたり、意図的に授業を進めていく松井先生の巧みな授業展開がすごいなと改めて感じました。

 今回、一日を通して「なるほど!」「すごい!」「おー!」と自然と口から出てしまうような、深くとても濃い学びの時間でした。授業の面白さを感じるとともに、いつか私もこんな授業ができるようになってみたいと感じた日でした。ありがとうございました。(秋田)


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