友人から学んだこと(矢崎)

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 実習までに髪の毛をバッサリショートカットに切って気合をみせるか、そのままの長さでお団子で誠実さをみせるか迷っている五期生の矢崎です。

 前日、私は京都までいのちの授業づくりセミナーに参加してきました。私にとって学びの深いセミナーとなりました。その学びは「学生の学び」の方に書かせていただきました。

 京都にセミナーに参加するついでに滋賀に下宿している幼馴染と夜ご飯を食べました。

 その子は私の父の友人の娘さんで、物心つく前からよく遊んでいました。私の母が亡くなった時には毎週のように私の家に遊びに来てくれて、毎週のように一緒に騒いで寂しさを紛らわせてくれました。

 そんな友人が今年から就活に入りました。そんな中、就活に必要なエントリーシートの中に「今まで生きてきた人生の中で一番嬉しかったことは?」という質問があったそうです。

 友人は運動が大好きでずっと部活に勤しんできました。だから、最初は部活の事について書こうと思いました。しかし、部活はありきたりすぎて自己アピールにはインパクトがないのではないかと思ったそうです。じゃあ、部活以外で嬉しかった事って何だろうと友人は考えました。

 そこで、友人が思い出したのは大学のセンター試験の前日の夜のことでした。

 その日友人と私は同じ塾だったのでセンター試験の決起会に参加して、友人の家まで2人で歩いて帰っていました。その道中、友人がポツンと「明日大丈夫かな」と言いました。私はその言葉に対して「あなたのことは私は全然心配してないよ。大丈夫。」と思ったままのことを言いました。その言葉を受けた友人はボロボロと泣いてしまいました。友人はその言葉がとても嬉しかったのだそうです。人生の中の数少ない嬉し泣きだったそうです。

 この出来事を友人はエントリーシートに書いたと私に報告してくれました。

 実を言うと、私はこの出来事を断片的にしか覚えていません。たしかに「あなたのことは私は心配していない。」と言ったような記憶はあるのですが、友人がボロ泣きしたことは覚えいませんでした。

 でも、今回その話を友人から聞き、改めて、人の心に自分が残る瞬間は自分が意識していない時なのだなと感じました。友人から大切な事を学びました。また、いつも人生の節目にそばに居てくれる友人に感謝したいと心から思いました。

 誰かのためを想って出た言葉はきっと残るのだと信じ、これからも人を想って生きていきたいとおもいました 。 (矢崎)

8月3日京都いのちの授業づくりセミナーに参加して (夫馬)

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【いのちの授業づくり実践セミナーに参加させていただいて】
 岐阜聖徳学園大学三年、夫馬理子と申します。今回幸運にも、玉置先生のゼミ生である矢崎さんに誘っていただき、「いのちの授業づくり実践セミナーに参加させていただきました。多くのことを勉強させて頂きましたので、他ゼミ生ではありますが、参加した動機、学んだことを大きく三つとこれからの目標について、以下に書かせていただきたいと思います。

 参加させて頂いた動機は、一ヶ月後に教育実習を控え、実習で道徳の授業をさせて頂く機会があるにも関わらず、自分の中に道徳に関する知識、経験が少ないことを感じ、実習前に少しでも道徳について学んでおきたいという思いからでした。

 今回学んだこと一つ目は、授業技術です。授業技術の中でも三点書かせていただきます。

1)玉置先生の授業の場面で、いのちは自分だけのものじゃないという授業の流れの最後に、『もし友達のなかに「そうは言っても"いのちは自分だけのもの"」と思っている友達がいたら、どう伝える?』
という発問がありました。それまでは自分の中で理解していた段階が、誰かに伝えるとなると、その相手に自分なりの言葉で"いのちは自分だけのものではない"と伝える為により真剣に頭を動かして考えている自分がいました。

 誰かに伝えよう、説明しようとさせる内容を取り入れることで、児童が深く考えることの出来る構成が成り立つことを学びました。

 また、授業で扱う内容が、自分とあまりにも違う体験内容で、話の内容に圧倒されてしまい、学びが深まりにくい場合があるという問題に対しても、「もし自分がこの状況になった時、今の自分ならどう相手に伝えますか?」という内容の発問をすることで、今の自分に焦点を当てて、具体的に考えることが出来るという技術を学びました。

2)考えさせるときに目をつぶらせて考えることで、自分の心の中で考えを整理させることが出来るという技術を学びました。

3)また、「()に何が入るでしょう?」という発問では、自分の意見を出させたい教員のねらいに反して、児童は正解の答えを出そうという意識が働いてしまうということを知りました。また、正解を出そうという意識をさせない為には、自分の考えを書く時間だと事前に伝える必要があるということを学びました。

 学んだこと二つ目は、学習指導要領についてです。道徳は"考え議論する道徳"と記されていますが、なぜ考え対話する道徳ではないのか?という点です。"対話する"というのは意味が広い言葉であり、教員と児童で対話するという授業もあり得てしまう。児童同士が話し合うという意味で、議論する道徳とされているということを知ることが出来ました。

 学んだこと三つ目は、道徳の評価についてです。道徳の評価は、学びの成長を児童に伝えるように評価することが有効であるということを学びました。その為には児童の学びの成長の記録が大切であり、学びの成長記録を児童自身が振り返ることが出来るように工夫する必要があるということを学びました。

 積み重ねた日々の学びの振り返りをさらに学期ごとに振り返る"振り返りの振り返り"が道徳授業の重要点であり、道徳の評価方法につながるということを知ることができました。

 今日のセミナーを通して、ただ答えを出したり、抽象的に考えて終わる授業ではなく、児童に"今、私に何が出来るだろう"と具体的に考え、これからどう生きていくかに繋げられる道徳授業をしたいという目標が出来ました。また、鈴木中人先生がおっしゃった"児童を信じる力がある教員"が私の目指す教員像に加わりました。改めて貴重なセミナーに参加させて頂き、ありがとうございました。また機会があれば是非参加させて頂きたいです。(夫馬)

7月22日5期生・古川さんの発表からの学び(矢崎)

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 今回の古川さんの発表からアイデアは大事だということを学びました。

 授業内容は図形の勉強でした。古川さんはストローとタコ糸で自由に形を変えることのできるユニークな教材を用意していました。

 その教材を使って私達にいろんな四角形を作ってみようと発問し、ペア間で交流させ、前にどんな図形ができたのかを発表させました。

 この教材でたくさんの図形を作ることができました。この教材があったら、子どもたちは目を輝かせてたくさんの図形を作るだろうなと思いました。

 こうやって興味深い教材を出すことで子どもたちの授業へのやる気は全く変わってくるでしょう。だから、たしかに時間のかかることですが、その授業に合った教材を作ることが大切だと思いました。

 手間を惜しまず、ここぞという時に面白い教材を出せるように、日々子どもたちをよく見て、どんな事に興味を持つのか、目を輝かせるのかを知らなくてはいけないとも思いました。

 玉置先生もこの教材を高評価なさっていました。ただ、授業のめあてと発展が逸れており、着地地点がボヤッとしていました。だから、めあてからの発展をよく考えるのが古川さんの課題となりました。

 私もめあてからの発展はとても苦手です。めあてで何を学んで欲しいのかということをしっかり提示してそこからそのめあてに合うように授業を構成していくのは難しいです。
だから、実習でたくさんの授業を見て、構成の仕方をまなんでいきたいです。

 もうすぐ実習です。このゼミで学んだことを活かして実習をより良いものにしていきたいです。 (矢崎) 

7月22日5期ゼミの発表からの学び(古川)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は7月22日のゼミの発表から得た2つの学びについて書かせて頂きます。

 今回は「算数教科書アレンジ 事例40 」を参考にして模擬授業を行いました。優れたアイデアを参考にして実際にどの様にしたら子どもに伝わりやすいかを考え、教材を作ってみるなかで多くのことを学ばせて頂きました。

 まず第1に全員参加をする為の工夫についてです。1人に意見を聞いた際にそれをまた、別の子どもに確認を取ったり、言い換えさせたりして発展させていくこと。また1人に意見を聞いたとき、1人だけの意見として受け止めるだけではなく、同じことを考えた子どもの人数を聞き、板書するだけでも子どものやる気、向上心にも繋がることを学びました。それだけでも子ども達に認められたと感じることができ、自己肯定感も高めることにも繋がります。自分の些細な言動の子どもに与える効果、影響を考えて授業を考えていきたいと考えさせられました。

 第2に設定した課題と授業内容の統一性についてです。課題に沿って子ども達は問題を解決に向かい取り組みます。この2つがずれてしまうと自分自身の構想とは全く異なる授業展開になってしまいます。今回私は、対角線の特徴を変化さていくことでどんな四角形が作ることができるのかを対角線を視点として考えていく授業をしようと考えていました。

 しかし課題を「対角線の特徴を使って四角形をつくることができる」としてしまったため、子ども達のゴールが私の考えていたゴールの一歩手前で止まってしまっていまい、子どもの中に疑問が生まれてしまいました。また対角線を変化させることで子どもが思いついた四角形に関して、「この四角形って本当に○○なのかな?どんなことが言えると○○って言えるのかな?」と言ってしまったことで対角線からの特徴ではない視点でのその四角形の特徴が子どもの発言で多く出てしまいました。教員の投げかける言葉で返ってくる子どもの反応は大きく変わります。自分が何を伝えたいのか、子どもに何を答えては欲しいのかの狙いを自分の中にしっかりと持ち、その点を押さえた上での自分自身の働きかけ方が重要となります。その為にもこの授業を通して子どもに何を考えて欲しいのか、学んで欲しいのかの軸をしっかりと自分の中で持つこと、それに対応できる教材研究が必要であると改めて認識させられました。

 9月から小学校の教育実習が始まります。今回の学びを忘れずにしっかりと一つひとつの狙い(軸)を持ち、教材研究に取り組みたい。また狙いに対応した子どもへの声の掛け方、言葉選びをできるよう努力していきたいと再認識させられました。(古川)

7月22日5期生ゼミ宮野さんの授業から学んだこと(大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です。今回はゼミでの宮野さんの発表から学んだことを書き記していきます。

 宮野さんは6年生の算数の授業で、速さについて授業を行ってくれました。

 あ、い、うの3種類のバスがあり、時速が同じもの、距離が同じものがある中でどのバスが一番速いかを児童考えさせる授業です。

 発問として「どれとどれが比べやすいですか」と言い、子どもに考えさせていました。
あといは時速が同じ、いとうは距離が同じ、ここまでは考えさせることが出来ると思います。

 しかし、大切なのはそこから何を比べればいいのか考える発想力を育てることだと玉置先生が仰っていました。

 教師が次はあとうで比べようと言ってしまうのではなく、「次はどうすればいいかな」と尋ねて、児童から発言させることが大切なのだそうです。

 算数は得意、苦手が分かれやすい教科だと思います。得意な子だけで進めていく授業では、苦手な子はいつまで経っても苦手なままです。

 したがって、計算ばかりで答えを求めさせるだけでなく、発想力があれば活躍出来るような場を設けて、苦手な子を巻き込んだ授業が理想だと思います。

 もうすぐ実習が始まります。私は今回宮野さんの発表から学んだことを生かして、算数の授業に臨みたいです。今回発表してくれた宮野さん、ありがとうございました。(大久保)

7月/22日5期生ゼミ発表での学び(宮野)

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 私は、今回の模擬授業で6年生の速さの単元の授業をさせて頂きました。学んだことは主に3点あります。1つ目に、全員参加の授業を心がけること、2つ目にノートに大切なことは書かせること、3つ目に導入の際、一工夫で子供をひきつけられるということです。

 1つ目の全員授業を心がけることに関しては、発問をした際に必ず皆に問いかえすようにしなければならないと学びました。私は、15分間でイメージ通り授業を展開することに気を取られ、特定の子の意見で授業を進めてしまいました。玉置先生から、発問した際は全員に聞かなければいけないとご指摘を頂きました。問いかえすということを意図的に行わなければ、全員参加の授業は行うことができないのだと改めて感じました。

 2つ目に、ノートを利用するということに関してです。私は、皆に問いかけた後、すぐどう思う?と聞き返してしまい、戸惑わせてしまいました。これでは、授業に取り残される子供がたくさん出てきてしまいます。問いかけた際は、ノートを利用することの大切さを改めて感じました。

 3つ目に、導入を工夫することの大切さに関してです。今回速さを扱うということで、日常にある速さを表すものを皆に見せることにしました。その際、玉置先生に何か見せる時は勿体ぶって見せたほうがいいとご指摘を頂き、改めました。すると皆の表情が変わり、一気に集中度が増したように感じました。このような一工夫で雰囲気が変わるのだと実感し、導入部は工夫を取り入れなければならないと思いました。

 今回学んだことは、今までのゼミの模擬授業で学んだことばかりで、まだまだ実践的に活かしきれていないと感じました。経験は意図的に積んで整理するという言葉があります。これまでのゼミでの学びをこの夏休みで整理し、実習では活かせるようにしたいです。(宮野)

7月22日 五期生ゼミ 二宮くんの発表から学んだこと(遠藤)

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 こんにちは!五期生の遠藤です。今回は、7/22に行われた前期最後の五期生ゼミでの、二宮くんの発表について書きたいと思います。

 二宮くんは、「ブランコ乗りとピエロ」という教材を使って、道徳の授業を行いました。非常に難しい教材にも関わらず、個性的な観点から授業を組み立てていて、とても面白かったです。そして、授業が進むにつれて進めるのが困難な場面や、言葉がけに悩むような状況が出てきて、非常に勉強になりました。どのような発見や学びがあったのか、具体的には次の二つの点がありました。

 一つ目は、全ての子供に役割を持たせることの大切さです。今回二宮くんは、三人一組の班をつくり、その中で発表者と書記という役割を作りました。しかし、それでは残った一人が「何の役割もない子」になってしまいます。確実に班の全員に役割を持たせることで、一人一人が責任ある言動を心がけることが出来るのだと感じました。話し合いの時間が盛り上がらない、まとまらないといった悩みはよくありますが、役割を分担することでその悩みは大きく改善されると思います。またこのことから、何かトラブルがあった時、率先して自分は何の役割か考える姿勢を持てるようになるのでは、と期待します。道徳の授業で話し合いの形式が定着し、一人一人が自分の言葉に責任を持てるようになる授業工夫だと感じました。

 二つ目は、出てきた意見に少しでも良いからコメントすることの大切さです。今回の授業ではホワイトボードを活用し、全ての子供の意見をしっかりと見える形に表していました。この方法ならば全員の意見も見えるし、子供が言葉をまとめる能力も高めることが出来ます。そして、それにプラスして重要なのがその意見を見て、早口でも一言でも良いからコメントすることです。そうすることで自分の意見を見てもらえた、肯定されたという満足感を得ることが出来ます。教師側も、それらの意見の中から意図的にピックアップして疑問をぶつけることで、進めたい方向へ子供の意見を繋いでいくことが出来ます。どちらの面からも非常に有効で、且つ道徳だけで無く様々な授業でも活用できるような授業技術であると感じました。長すぎず単調過ぎないコメントをする力を養い、子供達がもっと意見を言おうと思えるような授業を目指したいと思います。

 これまで二宮くんのゼミ発表について記事を書かせて頂きましたが、二宮くんは子供達一人一人が自分の考えをもち、交流して意見交換をするという時間をとても大切にしていることが、どの発表からも感じられました。このことは非常に大切ですが、教師が意図的な対話の場面を設定しないと、ただの子供任せになってしまう恐れもあるのだと学びました。子供の意見を認める姿勢、工夫について学ばせてくれた二宮くんの今回の授業は、前期ゼミのまとめに相応しく、挑戦する大切さも学べるものでした。二宮くん、お疲れ様でした!(遠藤)

7月22日 4回目のゼミ発表からの学び(二宮)

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 こんにちは!いよいよ暑さが厳しくなって夏を感じ始めています5期生の二宮です。今回は道徳教育から「ブランコ乗りとピエロ」を題材に模擬授業をしました。この実践から学んだことを2点描きたいと思います。

1. グループワークの進め方
 今回は3〜4人のグループでホワイトボードを用いて授業を進めようとしました。しかし道徳教育で取り上げられていることにオリジナルを加えたり、初めてでルールをまとめられなかったために説明がうまく出来ず、もたついてしまいました。例えば、3人グループでそれぞれに役割をもたせたり、そもそもホワイトボードを用いて授業をすすめたりしました。それでも、役割を持たせるときには全ての子にはっきりした役割をもたせることが良いということなどを玉置先生からご指導いただきました。ホワイトボードの手法は人間共育道場のグループワークから参考にしましたがもっと細かく決めれば上手く行きそうだと感じることができたので実践していきたいです。

2. 発問の用意
 今回、主発問は、口で説明して板書をするというスタイルをとって授業をしました。しかし、それでは時間を余分に取ってしまったり、発問の言葉がけがブレてしまうことを体感したので紙に書いて黒板に貼ることで時間を無駄にかけずに済み、言葉がけがブレることがないということをご指導いただきました。また、道徳だったので揺さぶりの発問を用意してはいましたが、展開をうまくすることができず、揺さぶることができなかったです。それでも発問の内容はよいと言われたので自分なりに、子どもが考え込めるように構成していきたいです。

 道徳の授業をやってみて、実習でやることになるからやってみようと軽い気持ちで始めたことを授業の構成を考える中で失敗したと思いました。しかし、やってみたおかげで重要性をすごい感じました。4回分の授業から私は「対話」を意識した授業を作っていきたいと感じることができたのでこれからも意識して授業作りに臨んでいきたいと思います。前期のゼミお疲れ様でした。ありがとうございました!(二宮)

7月15日 5期生ゼミ 大久保君の発表から学んだこと(中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。7月15日、大久保君のゼミ発表から学んだことを書かせていただきます。

 今回大久保君は「いじめの連鎖を断つ」という書籍の紹介を授業風に発表しました。板書が完結で見やすい点や、指示が明確でわかりやすい点などこれまでのゼミでの学びを活かしたすばらしい発表でした。いじめの連鎖がどのように起こるのかを、糸を使って体験的に学ぶことができ、とてもわかりやすい授業でした。

 その中で玉置先生から、課題を意識させてから本文を読むほうが効果的だという助言をいただきました。課題を後から提示すると、もう一度本文を読み直しながら考えなければなりません。最初から課題を提示し子どもに意識させることで、本文を読みながらでも課題の答えを考えることができます。特に国語授業で有効的な授業技術なので、教育実習などで活用してみたいと思います。

 大久保君はゼミでの発表を行うたびに、前の反省をしっかり活かしていていたので、発表の質がとんどんステップアップしていくのを感じました。私自身、大久保君から学ぶことがたくさんありました。私はあと1回ゼミでの発表が残っているので、3年生前期のゼミの集大成と思って悔いのない発表をしたいと思います。大久保君お疲れさまでした!(中西)

7月15日5期生ゼミ発表を通しての学び(大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です。今回はゼミ発表で学び得たことを書き記していきます。

 今回は砂川真澄さんの「いじめの連鎖を断つ」という著書を読みました。

 砂川さんは、本の中で「いじめが起きないようにするのではなく、いじめが起きても周囲の子が止めようとしたり、被害者を助けたりするような行動が取れるようにする」と書いていました。

 どんな優れた教師の元でもいじめが起きる可能性は有り、全てのいじめを防ぐことは不可能だそうです。

 いじめを起こさないことを防ぐため、どうすれば防げるかのみを考える教師はいるはずです。しかし、全てのいじめを防ごうとすると、どんな些細な人間関係の行き違いを見逃さないことになり、それは逆に子ども集団のストレスを増やし、結果的にいじめの要因を作ることになると砂川さんは書いていました。

 私は今までいじめは絶対に防がなければならないもので、起こしてはならないという考えしかありませんでした。勿論起こらないのが一番ですが、起こる可能性は十分にあるので、いじめが起こった時にどういう選択を出来るか、どうしなければならないのかを考える力を子どもに事前指導で教えなければならないという考えに本書を読んで変化しました。

 どうすれば防げるかしか考えていなかった私の意識を少し楽にさせてくれました。

 本書では、いじめを考えるためのアクティビティが多く扱われていました。模擬授業では、糸を使ったいじめモードを体験するためのアクティビティを行いました。5期生は楽しみながら学ぶことが出来たと言ってくれて、好評でした。

 実際に授業で取り入れるには直さなければいけない所も数多く見つかりました。今回の反省点を生かして、教師になった際はいじめを考えるためのアクティビティを行っていきたいです。 今回発表を見てくれた5期生、お忙しい中発表をみてくださった玉置先生ありがとうございました。(大久保)

7月15日5期生・ 木下さんからの学び(生田)

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 こんにちは5期生の生田朋也です!今回は木下さんの模擬授業「泣いた赤鬼」から学んだことを書いて行こうと思います。

 「泣いた赤鬼」といえば小学生の時、多くの人が授業でやったのではないかなとおもいます。赤鬼くんがなかなか友達ができなく、悩んでいた所、青鬼くんが赤鬼くんのためにみんなの敵役となり、それを赤鬼くんが止まることによりみんなから信頼を得て友達ができます。しかしみんなの敵役となってしまった青鬼くんは1人ぼっちになってしまったというお話です。

 この話から赤鬼くんの気持ち、青鬼くんの気持ちそれぞれを考え、青鬼くんの行動は正しかったのか考えることができます。赤鬼くんは「友達ができてよかった」「ひとりじゃなくなった」や「青鬼くんに申し訳ないことをさせてしまった」「自分だけ幸せになってしまった」といったプラスの気持ちやマイナスの気持ちを読み取らせることができます。

 青鬼くんの手紙を書いた時の気持ちは、大学生の意見から「赤鬼くんは人と仲良くやってほしい」「赤鬼くんはいい鬼だから幸せになってほしい」といった赤鬼くんを想ってとった行動だという意見が出ました。このような内容から、赤鬼、青鬼それぞれの立場について考え、友達を思って行動する、どのような気持ちで友達と接すればより良い関係を築けるのかということの大切さを学ぶことができます。自分もそのようなことを児童に学ばせれるように赤鬼青鬼それぞれの立場を考えさせ、色々な考えがあるこの話だからこそ交流でしっかり深めたいです。

 授業技術としては木下さんの質問して予想外の答えが返ってきた場面がありました。そのような場合の対応の仕方として、その出た予想外の答えから共通の内容をピックアップし「ここ被ってるね!」などと声をらかけてまずは肯定してあげることが大切だということを学びました。

 そうすれば児童の意見も尊重できますし、流れも切らさずにすみます。
そして2つ目、浮いた話、説得力のない話をしないです。これは例えば先生は授業に遅刻してくるのに、児童に遅刻を怒るのは説得力がありませんよね。日頃の教師の行動は見られています。そして最後、アンケートは話に説得力がでて、多少盛って話すとより児童が興味を持って内容を信じてくれることが期待できます。

 難しい内容でしたが回が増すにつれて堂々とした姿になっていた木下さんは教育実習でもしっかりやっていけるのではないかなと思いました。ありがとうございました。(生田)

京都 いのちの授業づくりセミナー に参加して(矢崎)

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 こんにちは。五期生の矢崎です。今回は京都で行われた「いのちの授業づくり実践セミナー」に参加させていただきました。

 鈴木先生から得た学びをまず最初に書かせていただきます。

 今回私がこのセミナーに参加した動機は私の母にあります。私の母は私が小学6年の時に癌で亡くなりました。鈴木先生の娘さんも小児癌で亡くなられており、私と同じで大事な方を癌で亡くされている方がお話なさるんだと玉置先生からもらったチラシを見て思いました。

 私は人に母の事をめったに話しません。だから、鈴木先生のように自分の辛い体験を言葉にして多くの場所で話されている方に興味を持ち、このセミナーは私が行くべきセミナーだと感じ、参加させていただきました。

 鈴木先生はいのちの教育を子どもたちに届けるために全国で小児癌だった娘さんのお話をされています。

 鈴木先生は優しく真剣に娘さんの事を大事に大事に話されていました。私はそのお話に自分の体験した事を重ねて、涙をこらえる事ができませんでした。

 私は鈴木先生のお姿から自分の体験を誰かに還元することの大切さを学びました。今まで私は母のことを自分が本当に信頼できる人にしか話してきませんでした。それは私がその話をすれば私の事を可哀想だと人が思い、気を遣ってくるからです。「くるから」と人に気を遣ってもらっているのに罰当たりな表現だとは分かっています。

 しかし、そうやって気を遣ってもらうほど私の中で母の死がどんどん現実になっていくのです。それに私は耐えれません。だから、私は人に母の事を話しません。そして、本当に辛かった母との別れをどんなに信頼している人にも話していません。それだけ私には母の死は今だに信じたくない事実なのです。

 しかし、今回このセミナーに参加し、鈴木先生にお会いできた事で私の中の価値観が変わりました。

 大切な人の死を当時の感情まで振り返りながら話すことができるなんて、相当な葛藤があったのではないのかと勝手に思い、それにまた涙がでました。そして、鈴木先生は私達に最後「いのちの先生になってほしい」と伝えてくださいました。
 「自分の体験を自分の子どもたちに伝えることができ、その話を受けた子どもが5年、10年後にいのちについて考える力がついていると信じることのできる教師になってほしい」
 ともおっしゃいました。

 たしかに、私が子どもたちに自分の体験を話した事でその子たちのいのちに対しての価値観がガラッと変わることはありません。だからこそ、この話をして果たして意味があるのか、私が辛い事を思い出すのに意味があるのかとつい考えてしまいます。

 しかし、そうではないと鈴木先生のお話を受けて気づく事ができました。私が話したことでいつかふっと子どもたちが思い出す事があるかもしれません。その子がいのちについて考える機会を与えるかもしれないのです。その瞬間を信じることが私達教師には必要なのだとわかりました。

 そして、その信じる力はなにもいのちに関することだけではないとも感じました。学校で行われるこの一回一回の授業、毎日のホームルームでの教員の話、果たして子どもたちに届いているのだろうか、そう不安になりつい手を抜きたくなる瞬間がきっとあります。
その時に大切になるのが信じる力だと思います。

 私はこの信じる力を大切にして、自分の体験を子どもたちに還元していける教師になりたいです。鈴木先生にお会いできて私は本当によかったです。ありがとうございました。また、この素晴らしい機会を与えてくださった、玉置先生ありがとうございました。(矢崎)

7月22日白木小学校、領内小学校での学び(中澤・小谷川)

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 こんにちは。四期生の中澤と準ゼミ生の小谷川です。今回は、7月22日に、北名古屋市立白木小学校と稲沢市立領内小学校で行われたセミナーについて記事を書きます。

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 こんにちは!四期生の中澤です。私は、北名古屋市立白木小学校で行われたセミナーで、新たに学び得たことを二書いていきたいと思います。

 一つめは、主体的な学びについてです。主体的な学びとは、指示されてやる学習ではないということです。子供たちは、学ぶことを自分で見つけたい、見つけたことを書きたい、書いたことに詳しくなりたいという気持ちがあります。私は、これが学びの原点であり、教師は一方的に指示をするだけでなく、この気持ちに即した学習活動を展開することが大事であると学びました。書いたことを詳しく知りたいと思ったときに、教師の言葉をじっと聞くようになります。

 二つ目は、「つなぐ」ということについてです。「つながれないことのリスク」という言葉を聞くたびに私は、生きづらさの原因を端的に示した素敵な言葉であると考えます。一斉授業の構造上、教師と児童との繋がりが深まりやすく、ある子どもにとっては、児童同士の繋がりの必要性を見いだせない子どもになりやすくなります。そのため、大学卒業以降苦労することや、教師が子どもを一生観ていくことになるのかということになってしまいます。だからこそ教師は、他者と繋がるいろはを知らない子を個性の一つと考えず、他者と繋がるいろはを教え導くことが大事になると私は考えています。そのためにも、教師自身が、他者と繋がる心の持ち方や話術、メリットを十分に学ぶことが大切であると私は考えています。

 本文は以上になります。大変暑い日でありましたが、白木小学校の先生方に、親切にしていただいたことを感謝致します。ありがとうございました。(中澤)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました教育学部4年の小谷川です。今回は7月23日に行われた領内小学校での玉置先生による現職教員講義ついて書かせていただきます。

 今回の講義のテーマは「学び合い」でした。生徒児童の「わからない」という発言に注目し、その言葉を言える環境を育てていくことにより学級全体での「学び合い」が生まれるという話を聞くことができました。

 できる者ができない者へ、ではなく、できない者からできる者へ学ぶ姿勢を表したり、「わからない」の共有が素直にできたりする学級が「学び合い」ができる理想のクラスであることもわかりました。そのような理想のクラスにするためにも、教師は生徒たちの意見を「つなぐ」こと、自分たちの意見がつながることの楽しさ、おもしろさを感じさせることが重要であることも教えていただきました。

 この講義の最後に領内小学校の職員の方が「できない子ができる子に聞くという形にしても結局はできる子が上の立場になってしまうのは変わりはないんじゃないか」という質問をしていました。そのような視点と、このような授業体形の始めの良い面しか見れていなかったことに気づき、考えさせられました。

 いつまでも同じモチベーションを保つにはかなりの工夫が必要であったり、「学び合い」というのが今後どのように、どのくらい生かされるのかをしっかり実感している生徒はほぼいない中、形骸化しないで突き進んでいくことは容易ではないと思いました。

 しかし、この「学び合い」の原点は自身の「学びたい」という気持ちから起こるものであり、「学び合い」は知りたい欲を埋めるための手段として生徒に捉えさせ、学ぶ姿勢を重視した授業づくりをしていくことが、形骸化の消失、生徒同士の上下関係なしにつながるのではないかと私は思いました。

 「学び合い」などで鍛わるであろう他者へ助けを求める力、他者への依存は大人になってみないとその力の重要さ、必要さはわからないだろうし、具体的に伝えていくことは難しいと思います。ひたすらに「学び合い」や「主体的に」などとやるべきことを押し付けていくのではなく、やり方の1つとして考えさせて、自分の興味をもったもの、問題解決したいものに対し、他の人の意見を取り入れたことで考えが広がる素晴らしさを常に感じられるような授業を行えるようにしたいと思いました。授業づくりに関しての幅を広げることができたと思います。ありがとうございました。(小谷川)

7月22日 北名古屋市立白木小学校・稲沢市立領内小学校での学び(竹内優輝・加藤奨基)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です!今回は北名古屋市立白木小学校と、稲沢市立領内小学校での玉置先生の講演に参加させていただきましたので、そこからの学びを記事にしたいと思います。

 今回の玉置先生の講演では、改めて「学び合い」の原点についてとらえ直すことができました。「学び合い」の原点、それは「自立」です。教師(特に小学校教師)は、一日の中で朝から夕方まで子どもたちに寄り添うことができます。その中で子どもの成長を見つけたり、失敗を価値付けることで前を向かせたりすることができます。

 しかし、そうやって悩んでいる子どもに寄り添い助けることができるのは子どもが学校にいる期間だけです。人生100年とすると、子どもは(かなり多く見積もって)約20年学校にいます。教師が寄り添えるのはこの1/5だけで、残りの4/5の人生を、子どもは自らの力で生きていかなくてはいけません。また、人生は一人では生きていけません。一人ではどうしようもなくなる時が必ず来ます。助けてくれる教師もいません。そんな時に、「困った」「助けてほしい」と他人に助力を求められる力を養う教育、これが「学び合い」の原点であると学びました。

 自分は今、ボランティアで一年生のクラスに入らせていただいています。ある子は甘えたい盛りで、何でもかんでも先生(自分)にねだってきます。つい甘えさせてしまうのを断腸の思いで自分でやるようにと促していたのですが、その様子を見て少し、周りの子たちがその子から離れているような雰囲気を感じました。今回の講話を聞いて、自分があの子に寄り添えるのもあと半年なのだと実感しました。今は夏休みに入ってしまいましたが、9月からは甘えさせる時と自分でやらせる時のメリハリをよりつけ、その子が本当に困った時は教師ではなく周りの子が助けにいけるような言葉がけや価値付けを増やしていきたいなと思いました。

 4月からボランティアを始め、学んだことを生かせる場が増え、より教師へのモチベーションが上がっています。最近は早く自分の学級を持ちたいね、と友だちと話しています。自分の学級を持ったとき、子どもたちをより良く教育できるように、たくさんセミナーに参加するなどで、残された大学の自由な時間を有効に使っていきたいなと思います。玉置先生、小学校の先生方、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日行われた北名古屋市立白木小学校・稲沢市立領内小学校での玉置先生による講演について書きたいと思います。

 今回の講演で特に印象に残ったのは聞き合う学級づくりです。玉置先生は、教師が「話している子を見てください」と言うのではなく、「〜さんの聞く姿は素敵だね」と褒め、子どもたちに真似をさせるようにするとおっしゃられていました。私はこの話を聞いて、学級づくりをする際に、「〜してください!」と何でもルール化するのではなく、「〜さんの姿が素敵!」と価値付けし、子どもたちに真似をさせていくような指導をしていきたいと思いました。

 また、教師の働きとして、子どもの考えをつなぐことが大切であるというお話もされていました。よくある例として、教師の発問に対して、子どもの発言が間違っていたら嫌な顔をし「他の意見」とその間違いを流し、正解であれば機嫌良く反応し「そうだ、その通り」と反応する先生が出されました。どんな発言に対しても、子どもの発言を「なるほど」と受容し、そこから向きを変えて目が合った子に「どう?」と繋げていくことが大切だと学びました。是非来年から実践していきたいです。

 今回の講演では、初めてではない内容もありましが、振り返る機会になりました。講演を聞いたあとに、これが大事なことだと思っていても時間が経てば忘れてしまいます。何度もお話を聞くことによって玉置先生の考えを少しでも自分の中に取り込んでいきたいです。玉置先生、白木小学校・領内小学校の先生方、このような機会を設けていただきありがとうございました。(竹内)

7月22日 中西君の発表から学んだこと(二村)

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 こんにちは!5期生の二村です。今回は3年前期ラストの発表で大トリを飾った中西君の発表から学んだことを書かせていただきます。

 中西君は算数の模擬授業をしてくれました。対象は6年生であり、単元は比で、全体のうちのはじめの授業というシュチュエーションでした。

 中西君の発表から学んだことが2つあります。

 1つ目は核心つくキーワードは板書することです。授業の展開の中で使える単語や最後に自分が持っていきたい方向に必要となるキーワードは板書しておき、視覚化しておくことが大切であることを学びました。生徒が考えるときにヒントにもなると思ったので、児童の意見を聞き、コンパクトに板書できるように心がけていきたいと思いました。

 2つ目は難しい問題を解くときには最初からペアワークやグループワークを取り入れることです。難しい問題に対して、個人で考える時間を長くとると、できない子はずっとなにもしないまま3分間過ごすことになりがちです。その場合には児童の様子を見ながら臨機応変に対応し、指示を出すことが必要であると思いました。

 これで前期のゼミの活動が終わりました。毎回仲間の発表や玉置先生のご指導からたくさんのことを学び得ることができ、全員が成長していると感じることができるすごく貴重な経験をすることができました。玉置ゼミで学んだことを生かし、実習でより成長できるように頑張ります!中西君4回の素敵な発表ありがとうございました!お疲れさまでした!(二村)

7月22日 5期生ゼミ発表からの学び(中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。7月22日のゼミ発表からの学びを書かせていただきます。

 今回は「研究授業で使いたい算数教材20」をもとに小学校6年生の比例の単元で模擬授業を行いました。見本となる日本の国旗を見せてから、少し小さめの国旗を作るため3つの長方形を提示して「あなたなら3つのうちどの長方形で国旗を作りますか?」という問いを投げかけました。2つ目の長方形と3つ目の長方形で意見が分かれたのでその理由を何人かに聞いたのですが、玉置先生からこの場面では全員の意見を聞くべきだと助言をいただきました。比例の最初の授業なので、これから先の比例の概念を理解していく上でもここで時間を短縮すべきではないとのことでした。

 実際全員の意見を聞いてみると、「バランスが良さそう」「縦と横の長さがバランスが良い」「見た感じ似ている」「ぱっと見で似ていると思った」「なんとなく似てると思った」「消去法で残ったもの」などさまざまな出てきました。同じことを思っても、一人ひとり表現の仕方が違っていたりもするので時間をかけてでも全員に意見を聞く場面を作ることも必要な時があると学びました。

 また、この3つの長方形にはまだ長さを提示していません。子どもの口から「長さ」という言葉を出させたかったのですが、これが全く上手くいきませんでした。子どもに気づかせたいという思いだけが私の中にはあって、うまい問いかけが分かりませんでした。先ほどの「パッと見た感じ」「なんとなく」の意見を取り上げて、「このなんとなくとか、ぱっと見た感じとか、ちょっとモヤモヤした状態だと思うんだけど、この長方形にどんな情報が入ればこのモヤモヤが取り除かれて分かってきそうかな?」という問いかけを見本で玉置先生が見せてくださいました。すると自然と子ども役の人から「長さ」という呟きが出てきました。まだその場や状況から発問を考えるような授業技術を私は持っていないので、玉置先生のような子どもが自然と呟くことができる問いかけを事前に準備しておくことが必要だと学びました。

 今回で3年生前期のゼミは最後でした。5期生の仲間の発表と玉置先生の助言から本当にたくさんのことを学びました。この学びを教育実習で活かしていくことができるように頑張っていきたいと思います!(中西)

7月22日 5期生ゼミ 北神さんの発表から学んだこと(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は7月22日の3年生前期最後のゼミの北神さんの発表について記事を書きたいと思います。

 北神さんは『子どもが考え、議論する問題解決型の道徳授業 事例集 小学校』で道徳の授業をしてくれました。「誠実」をキーワードとした『のりづけされた詩』を教材として取り上げていました。

 北神さんの授業では、子どもたち同士で話し合いをしたり交流をする機会が多く取り入れられていて「考え、議論する道徳」の形がうまくできているように感じました。ここで、玉置先生からのアドバイスとして論議は早めに入れるということがあり自分の学びにも繋がりました。

 また、北神さんが作成したレジュメに書かれていた「教材は全部出さなくても良い」というポイントになるほどと強く感じました。全て教材を出すことで、子どもたちの立場がどちらかに強く傾いてしまう場合を考えて教材を出す部分を考えることも大切であることを学びました。

 今回で3年生前期のゼミが終わってしまいました。11月にゼミが決まって今まであっという間に過ぎてしまいました。次にゼミ生全員で集まるのは12月であるということも知って驚いています。5期生全員で次集まる時には実習やセミナー参加などを積んでレベルアップした自分でありたいとあらためて感じました。(木下)

7月22日 五期生ゼミ発表から学び得たこと(北神)

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 こんにちは!五期生の北神です。7月22日に『子どもが考え、議論する問題解決型の道徳授業 事例集 小学校』をもとに授業をしました。 私は、小学校教育実習の配当学年が6年生になりました。だから、今回は、6年生の教材である「のりづけされた詩」を使って授業を行うことに決めました。 今日はその授業発表から学び得たことを書きます。

 今回の学習指導要領改訂によって、「考え、議論する道徳」へ質的転換をすることが強調されました。これまでのように、読み物教材を読んで登場人物の気持ちを考えるだけでは、子ども達はそれを自分に置き換えるのではなく他人事のように考えています。だから、読み物教材はあくまでもきっかけにすぎず、「自分ならどうするか」「主人公はどうしたらよいか」について多面的・多角的に考えることが大切なのです。

 今回参考にさせて頂いたこの本の授業は、登場人物の気持ちを前から順番に追っていくのではなく、早い段階で読み物教材から離れ、自分が主人公だったらどうするかを議論するというものでした。こういう授業が問題解決型の授業で、主人公を自分に置き換えて考えさせることができるということがよく分かりました。実習で道徳の授業をする際も、問題解決型の授業になるよう意識したいです。

 そして、もう一つ学んだことは、教材は最初から全部出さないで良いということです。今回の授業では、教材を2回に分けて読みました。今回の授業で私が一番大事にしたかったのは、「自分が和枝なら正直に話すか、話さないか」を議論する中で、できれば正直に言わないでいたい気持ちと誠実でいたい気持ちの葛藤があることを知ることです。後半部分には、和枝が先生に話しに行く場面があります。それにつられてほしくないなと思いました。しかし、感動教材や範例教材のように最初から通して読んだ方がいいものもあるそうです。授業のねらいに合わせて、教材の読み方も工夫したいです。(北神)

二次試験に向けて(関口)

 こんにちは!4期生の関口です!

 幸先もよく、自己肯定感が高まる言葉を多くかけてもらい、嬉しいことばかりで、頑張らねば!と意気込んでおります。しかし、本来この暑さであれば、生きているだけで褒めたいくらいなので、この記事まで読んでくださるみなさんは心から尊敬します。わたしがみなさんのために日本の湿度を下げる力があればよかったのですが、残念ながらそのような力は持ち合わせておりませんので、ご自身でしっかり水分と塩分を補給してください。

 やっとこさで本題ですが、今回は教員採用試験の二次試験に向けて取り組む中で感じたことを書きます。

 それは、玉置ゼミの思いやりです。わたしは愛知県を受けていますが、ゼミには岐阜県や名古屋市を受ける子もいます。一次試験は日程も同じで、内容もかぶる部分があり、ゼミ生みんなで練習や勉強をすることが多くありました。が、二次試験の内容は大きく異なります。

 筆記試験があるのは3つの県市の中でも愛知県だけで、勉強をするために大学に来ている子も愛知県を受ける子が多いように感じます。他の県市の子がバイトを始めたり、遊びに行ったりしてるのを聞いて、羨ましく思うこともありました。

 しかし、玉置ゼミの子は学校に来てくれて、面接練習に参加してくれます。勉強しているときにも論作の勉強をそばでしてくれて、実技の練習に行くのが申し訳ないとまで言います。

 わたしはその姿を見て、他の県市が羨ましいとか、自分たちは大変だとか、そんなことを考えていた自分がバカバカしくなりました。もし自分が一次試験の前までにもっとしっかり勉強できていれば、今勉強を大変だと思うこともなかったですし、実技がある岐阜県より楽だったかもしれません。そのような自分の努力不足を棚に上げて、よくもそんなことを思えたなと、とても恥ずかしいです。

 しかし、愛知県を受けるわたしたちを思い遣った行動を当たり前のようにしてくれるゼミ生の姿がなければ、そのまま思い込んでいたと思うととても怖く感じます。気づかせてくれたこと、支えてくれていること、一緒に頑張ってくれること、本当に感謝しています。

 わたしも岐阜県や名古屋市を受けるメンバーの力になりたいですし、支えてもらってることを当たり前とせず感謝し続けたいですし、今やらなければならないことを精一杯頑張らねばですね!

 写真は、初めて全員が揃ったごはん会の紙コップの写真です。「このこの」と書かれているのがわたしの紙コップです。お分りいただけますでしょうか?これが4期生の力関係であり、トップを司っているのがわたしであるということを。
 、、というのは冗談で、こんな風にたくさんたくさんみんなに支えられているなと改めて感じる一枚でした。いつもありがとう!

 長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!引き続き力を合わせて頑張りますので、見守っていただけると嬉しいです!体調にはお気をつけください!!!(関口)
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7月15日 5期生ゼミ ゼミ発表から学んだこと(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は7月15日の自分の発表について記事を書きたいと思います。3年生前期の最後のゼミ発表ということで、いつものように本の内容を授業化するのではなく、道徳の授業に挑戦しました。私は、「問題解決的な学習」を取り扱った有名教材である『泣いた赤鬼』で授業をしました。

 皆さんもよくご存知であろう『泣いた赤鬼』は人間の友達が欲しい優しい赤鬼が「どうしたら人間の友達ができるのだろうか。」と青鬼に相談をしたところ、青鬼がわざと人間の村で大暴れをする様子を赤鬼がこらしめることで赤鬼は人間と仲良くなることができたけれど、青鬼は赤鬼に手紙を残して旅に出てしまうという内容です。

 私は有名教材であるこの本を今まで読んだことがなく、今回自分が授業をするにあたって初めて読みました。たった数分で読み終えることのできる絵本ですが、心にグッとくるものがあるなと強く感じました。

 今回は時間の都合で中心発問である「どんな気持ちで青鬼は赤鬼に手紙を書いたのだろう。」のみを取り上げました。そして、ここで何人かに意見を聞いて最終的に「みんなが考えた青鬼は自分(青鬼)と友達である赤鬼のことどちらを1番に考えているかな?」という問いにつなげました。

 この問いに対して私は「友達である赤鬼!」という答えが返ってくると予想していましたが、予想もしていなかった「自分のことも友達である赤鬼のことも考えていると思う。」という答えが返ってきました。ここで玉置先生にいただいたアドバイスとして「まずは受け入れ、認める」ことが大切であることを学びました。自分が出して欲しかった答え(ここでいう赤鬼のことを1番に考えた)との共通点を見つけて繋げることの大切さも学びました。9月からの実習でも自分の予想していなかった答えが返ってきた時にどう繋げていくかを大切にして、今回の経験を生かしたいなとも感じました。

 そして、この授業の最後に自分の話(説話)を授業にからめて取り入れました。授業を構成している時から今回は自分の話を最後に持ってきたいと考えていたので日々ネタ探しをしながら生活しました。自分が小学生や中学生の時に自分の話を面白く話してくれる先生は何人もいましたが、このような先生方は普段の生活からネタを探して過ごしていたのかなと感じました。

 道徳の授業はやりにくいというイメージが強くあって、やってみるとやはり難しかったけれどとても良い学びが多くありました。道徳授業への苦手意識はまだぬぐいきれていないので、何度も経験を積んでいきたいです。(木下)
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