5月27日遠藤さんの発表から学び得たこと(北神)

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 こんにちは。五期生の北神です!5月28日に、遠藤さんが『教師のすごい!書く指導』からの学びを発表してくれました。その発表から学んだことを書きます。

 遠藤さんは、ワークシートを作って授業をしました。そのワークシートには、その1(初級)(上級)、その2、その3というように4つの問題がありました。私は、その1、その2、その3、その4ではだめなのだろうかと疑問に思いました。実は、それには、遠藤さんの素晴らしい工夫だったのです。

 まず最初に、私たちに「実は書くことが苦手だと感じる人?」と聞きました。そこで多くのゼミ生は手を挙げました。だから、遠藤さんは(初級)の問題から始めたのです。その時に得意だと思う子達ばかりであれば(上級)から始めていたそうです。

 子どもの実態に合わせた授業をしている所がすごいなと思うと同時に、子どもがどんな反応をするのか、いろんなパターンを考えながら授業を作ることってすごく大事なことだと思いました。私は、まだそれが出来ていないので、予想外の反応がくると戸惑ってしまいます。次に授業をする時には、子どもの反応パターンをたくさん考えて、まとめにたどり着くまでの道をたくさん考えたいです。(北神)

5月27日の五期生ゼミ発表を通した学び (遠藤)

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 こんにちは!先日、久しぶりに「かもめ食堂」を読み返していたら、どうしてもシナモンロールが食べたくなり、パン屋さんまで買いに走ってしまった5期生の遠藤です。「かもめ食堂」、のんびりした世界観に安心しているうちに、いつのまにか引き込まれてつい最後まで読んでしまう素敵な本です!是非一度読んでみてください!ただ、お腹が減ってしまう可能性はおおいにありますので、その点のみどうぞお気をつけください(笑)。

 さて今回は、5月27日に行われた5期生ゼミでの発表から学んだことについてお話したいと思います。私が選んだのは、森川正樹先生の書いた「教師のすごい!書く指導」という本です。この本は大学の図書館でたまたま見つけたのですが、ポイントを簡潔にまとめている点や、「書く力」の意義を子供たちと共に考えていく点などが素敵だなと感じ、選びました。

 今回自分が挑戦したのは、ワークシートを使った学習です。もともと私はワークシートの学習が苦手で、聞き手が自らノートを取った方が自由度も高く、個性が出せるのではと考えていました。

 しかし、ほかのゼミ生の子たちが作るワークシートを見ていると、机間指導の時にチェックをしやすかったり子供同士で見せる時にわかりやすかったりなどのメリットがあった為、取り入れてみました。実際にやってみると、そうしたことに加えて「次に何をやるか、見通しが立てやすい」というメリットがあることにも気がつきました。

 私は今回最初の問題を、初級と上級に分けるという工夫をしてみたのですが、そのことで聞き手側のリアクションを反映して進める授業形式を組み立てることが出来ました。苦手意識を持って敬遠するのではなく、まずはチャレンジしてから取捨選択をする工夫をしたいと思います。

 もう一つ、今回得た大きな学びは、授業を見に来てくださった菱川さんからのアドバイスです。私はこの本に載っていた「書き慣れレシピ」を通して、様々な子供が褒められる機会を作りたいと考えていました。

 しかし、私の想定していた褒める言葉では、いわゆる「優等生」と呼ばれる子しか褒められないということに気付かせて頂きました。また、私の知らないような葛藤を抱えた子供達が、一生懸命授業に取り組んでいるのだと知り、まだまだ未熟だったと反省しました。また、今回行った授業では、一文字も書けない子供が出てきてしまう可能性があるとご指摘を頂き、衝撃を受けました。私のなかでは、全員が参加できる授業を目指していたからです。教育実習に行く前に、こうした視点を教えて頂けて、心の底からありがたかったです。

 こうした自分の視野の狭さを自覚した時、私は最初に紹介した、「かもめ食堂」の主人公の女性を思い出しました。彼女も、これなら必ず美味しい!という料理への自信があるのに、お店が流行らず不思議に思っていましたが、やがて様々な視点を学び、徐々にお客さんが何を求めているのか、に気づいていきます。私もそんな風に、自分の考えだけに拘るのではなく、様々な視野を学んで、「誰の為の学びか」、考えていけるようになりたいです。

 私は幸いなことに、フィンランドの地で一人食堂を営むような孤独な立場ではないので、まずはそうした学びを得やすい恵まれた環境に感謝したいです。そして、他のゼミ生や沢山の本から学びを深め、現場のリアルな教育実態を意識して、これからも授業を考えていきたいです。(遠藤

5月27日5期生ゼミ 宮野さんの授業から学んだこと(大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です!今回はゼミでの宮野さんの授業から学んだことを書き記していきます。

 宮野さんは外国語活動、外国語科に触れた授業を行ってくれました。

 話す・聞くを身につけさせることを狙いとする外国語活動、書く・読むを身につけさせることを狙いとする外国語科と2つの違いを分かりやすく教えてくれました。そして、「アルファベット福笑い」という楽しみながらアルファベットの形を学べるアクティビティをやりました。

 目を瞑ったままペアの子の指示を頼りにアルファベットを書くというのは、頭の中で何を書いているのか想像しながら進めることができて、とても面白かったです。

 授業のまとめでは、3・4年生で文字の形や音声に慣れ親しませる活動を十分に行い、5・6年生ではその上で小文字・大文字の読み書きを出来るようにさせるという接続が大切ということを伝えて終わりました。

 実際にアクティビティを体験させた上で、身につけさせたい力を教えてくれたのでとても分かりやすい授業でした。

 今回授業をしてくれた宮野さん、ありがとうございました。(大久保)

5月27日ゼミ発表を通しての学び(宮野)

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 今回授業をしてみて、英語のアクティビティをすることと、時間配分の難しさを学びました。

 まず1点目に、アクティビティを取り入れることの難しさです。初めて、小学校英語のアクティビティに関する本を読み、今回実践してみましたが、思いがけないつまずきがありました。本に書かれているものをそのまま取り出して使いましたが、子供達の実態に合わせて、工夫をしたり、自分自身が何度かやってみて、つまずきそうな点を見つけたりして、改善策を立てておくことが必要だと思いました。 授業準備が少し甘かったかなと思います。特にアクティビティを行う際は準備を念入りにしたいと思いました。

 2点目に、時間配分に関してです。アクティビティに、思っていたよりも時間をかけてしまい、最後のまとめで時間が足りなくなってしまいました。はじめに、無理のない時間配分を決めて、内容を盛り込めるとよかったです。最後のまとめができなければ、授業はまとまりのないものとなってしまうので、しっかり内容を絞り込めるとよかったと思います。

 今回の授業を振り返ってみると、終始バタバタしてしまい、伝えたい内容を盛り込みすぎてしまったように思いました。また、一方的な説明が少し多かった気がします。他の発表者は、落ち着いて余裕のある授業展開でした。次回は、内容量と対話を重視するということに注意し、余裕のある授業を行いたいです。(宮野)

5月27日 二宮くんの発表から学び得たこと(遠藤)

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 こんにちは!五期生の遠藤です。今回は、5月27日に行われた二宮くんの発表について書きたいと思います。

 二宮くんは最初、「技術は〇〇で補えるけど、〇〇は技術で補えない」の、〇〇に入る言葉を聞くという導入をしていました。二宮くんはこの言葉を印象付けたくて考えた導入だったと思うのですが、やはりこうした問いかけは発問方法にブレが生じやすく、難しいなと感じました。メリハリをつけるには、問いかける言葉を変えることなく、一貫した発問をすることが大事なのだと学びました。

 「熱」という文字の入った熟語を書けるだけ書いてみようというワークは、全員参加の実現や全員が褒められるという点において、とても良い物だと感じました。二宮くんは一人一人に異なる言葉がけをして、価値付けを怠らず、楽しくワークを進めていました。そんな姿を見るだけで、楽しい気持ちになり、意欲的に取り組むことができました。これは、二宮くん自身の持つ個性と、身につけた演出力の賜物だと思います。子供が楽しく取り組めるようなリズム感のある授業、是非真似したいです。

 授業の最後に学んだことは、言葉選びの難しさです。二宮くんが「ゲームをやろう!」と言って始めた言葉当ては、ゲームではなくクイズではないか?という指摘が授業後にあり、成る程と思いました。子供はゲームと言われたらゲームを期待してしまう、言葉選びを気をつけなくてはいけないというお話は、幼児教育学でも小学校教育の講義でも一度は聞いたことがありました。しかし、やはり大人の視点から話を聞いてしまった為、最初は全く違和感を持ちませんでした。これから自分もレクリエーションをする機会が何度かあると思いますが、言葉選びと指示の出し方は、よく考えた上で行おうと思いました。

 全体を通して様々な工夫があり、とても楽しい授業でした。二宮くんの持つ子供を惹きつける話し方や、前に立った時の雰囲気などがとても親しみやすく、私も真似したいと感じました。(遠藤)

5月27日の発表からの学び (二宮)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今回は中村健一先生が書かれた「策略ブラック授業づくり つまらない授業にはブラックペッパーをかけて」という本を紹介しました。その発表を通して学んだことを2つ書きたいと思います。

1 色んなことを想定する
 今回、熟語を発表させる活動をしましたが、このゼミでは上手く言っても、現場でやった時に上手くいかないことがあるということを学びました。
 これは菱川さんのアドバイスからですが、緘黙な児童や日本語がわからない外国籍の児童など色々な事態を想定することが大切だということです。9月からの教育実習で、児童や生徒に「授業が楽しい」と思える学びを仕組もうと考えていましたが、こう言ったことにも気をつけて授業をしようと思いました。

2 言葉のニュアンスに気をつける。
 これは今回2つの活動を行いましたが、一つ目は「ワーク」と言ってゲームに近いものをし、二つ目に「ゲーム」と言ってクイズに近いものをしてしまいました。自分の中では、そこまで違和感を感じていなかったのですが、子どもたちは言葉一つでもこだわりを持つということがあるので気をつけたいと思いました。ただ、あとで構成を考えたノートを見てみると二回目の活動は「クイズ」と書いていたので、緊張はしていても落ち着こうと思いました。

 今回は前回に学んだことを活かして授業を作ることができましたが、また新しく課題を見つけたので次回に向けて、克服出来るような授業を考えたいと思います。

 そして今回は3期生の菱川さんや4期生の先輩方にも見ていただき、特別な回になりました。自分の中では納得のいかない部分はあったものの、玉置先生、先輩方や同期に指摘していただいたことは素直に受け止めて自信につなげていきたいです。ありがとうございました。(二宮)

元気の源(高橋)

 こんにちは!4期生の高橋です。いよいよ6月。勝負の時が近づいてきました。あと残りわすがかな時間をやり抜き、全員で乗り越えます!

 さて!5月の最終日、関口さん、加藤しょうきくんと一緒に、玉置先生と元気の源(パフェ^_^)を食べに行かせていただきました!その時のことについて、少し記しておきたいと思います。

 関口さんは小さい団子の乗った和風パフェ、残りの3人はチョコレートパフェを頼みました。

 それぞれの元気の源を頂きながら、玉置先生と色んなお話をしました。毎日の面接練習の様子、家族の話、中学生時代の話、そして4期生の話。また、玉置先生の担任時代のお話、校長時代のお話、聖徳に来られてからのお話…などなど、たくさんのことをお話ししているうちに、あっという間に時間は過ぎてしまいました。

 その中で、玉置先生から、この世に出ている数学の本は全て買った、というくらいたくさん買って読んでいたよ、というお話を伺いました。

 それを聞いて、わたしは少し安心しました。授業がうまいと言われる先生方は、もともとの素質があるからなのではないか…、どこかでそんな考えがあったからです。今考えると、なんて失礼なことを考えていたのかと恥ずかしく思います。玉置先生も、そのような努力を積み重ねて来られたからこそ、当時生徒だった方たちから今でも、面白かった、と言ってもらえるような授業を作ることができるんだと知ることができました。

 だから、いま自分の力不足だと思うことがあっても(今で言えば教採への取り組みですが)、頑張る方法はいくらでもあるし、私はまだまだ出来ることがある!まだ頑張れる!と改めて考えさせられました。まだ、全部の頑張る方法を試していないのに、落ち込んでる場合ではありませんでした。玉置先生から色んなお話を聞く中で、先生のことを少し深く知ることができて嬉しかったです。

 教採まであと1ヶ月半を切りました。気持ちだけが焦ってしまう毎日ですが、もっともっと努力できることがあると分かったので、着実に1日1日を積み重ねていきたいです。まずは数学と向き合ってみます。。。

 今日は、チョコレートパフェ以上に多くのことを得ることができた日になりました!貴重なお時間をありがとうございました!また行きましょう(^O^)笑(高橋)
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5月27日中西くんの発表から学んだこと(二村)

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 こんにちは!5期生の二村です。中西君の授業を受けての学びを書かせていただきます。

 中西君ははじめ、3期生の菱川さんが来研してくださり、先輩が見ている中、少し緊張した面持ちでした。

 しかし授業が始まると、落ち着いていて、ハキハキとした話し方で、聴きやすく、さすがだなと思いました。また言葉に勢いが出てきていたり、声に表情があり、よりパワーアップしていました。

 中西君の授業から机間指導について学びました。机間指導の時、いい意見があったら全体に聞こえる声で褒めてあげることで、意見を書けなくて困っている子に対してヒントをあげることができることを学びました。

 また机間指導を途中でやめると、児童は気になるため、時間が30秒などで短くても全体を回るべきということを学びました。

 実際にほめ言葉のシャワーを体験することですぐ理解でき、伝えたいことがはっきりとしていて、よくわかる楽しい授業でした。中西君お疲れ様でした!(二村)

5月27日ゼミ発表から学んだこと(中西)

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 こんにちは。新しい車が納車されてテンションが上がってる5期生の中西です。5月27日のゼミ発表について書かせていただきます。

 今回、私は「菊池省三の学級作り方程式」という本の中の「ほめ言葉のシャワー」について授業風に発表しました。実際にほめ言葉のシャワーを体験させて、それを行うメリットについて考えさせる展開で行いました。

 そこで学んだことは、机間指導についでです。よい意見に赤線を引いて、価値付けしながらまわっていた時に、玉置先生からご指摘いただいたことは、価値付けの声の大きさです。私は、その子にしか聞こえないような小さな声で机間指導をしていました。周りの人に聞こえる声で価値付けすることに最初は少し抵抗がありましたが、やっていくうちに子ども役の人たちの反応が良くなりました。

 玉置先生が以前セミナーの中で、自分の意見が無かったりわからなかったりした子は、教師の机間の声がヒントになるとおっしゃっていたのを思い出しました。次回の発表でも意識していきたいと思います。

 また今回の反省点は、間が空きすぎてしまい授業の流れがとまってしまったことです。自分の中で整理する前に口に出してしまう癖があるので、つじつまが合わなかった時や予想外の意見が出た時に間ができてしまいました。授業前にしっかりシュミレーションして落ち着いて臨むことが必要だと思いました。予想外の発言に対しての返し方は教師のアドリブ力などが必要だと思いますが、私にはまだその力がありません。

 それでも5期生ゼミを見に来てくださった3期生の菱川さんから、「沢山模擬授業を行うことこそが経験となってよりよい授業を作ることにつながるよ」とアドバイスをいただきました。ひとつひとつの模擬授業を大切にして反省点などを活かしながら、ステップアップしていきたいと思います。

 5期生のみんなや玉置先生、菱川さんのアドバイスをもとに今回以上に質の高い発表をつくっていきたいです。(中西)

5月26日「いのちの授業」づくり実践セミナーでの学び(高橋・竹内)

 こんにちは!4期生の高橋です。 5月26日に「いのちの授業」づくり実践セミナーに参加させていただきました。

 いのちを扱う道徳の授業づくりとはどのようなものなのか、鈴木中人さんの著書を使って、玉置先生、山田先生が模擬授業をされ、その様子を深掘りしていくという内容でした。

 わたしは、お2人の先生方の授業と、その後の深掘りのお話から、道徳は、自分自身と対話する教科だということを学びました。

 資料を通して、自分はどう思うのか、なぜそう思うのか、自分だったらどうするのかを自分の心に問うことで、色々な答えが出てくるし、自分がそう思うのなら全て正解であるというお話をうかがいました。

 玉置先生の授業では、範読のあと、感想や思ったことを書きましょう、ではなく、「心に浮かんだことを書きましょう」という指示がありました。正しいことを書かなければいけないという思いが消え、自分の思いを素直に書くことができました。今まで、資料に沿って、登場人物の思いを考えさせたり、行動の理由を考えさせる発問はよく目にしてきましたが、自分の心に浮かんだ気持ちを書くことで、自然と気持ちが資料から自分の方へ向いていたという気づきがありました。

 そして、いのちの授業をするにあたり、「体験」が大切だということも分かりました。鈴木中人さんのお話では、ご自身の経験と、娘さんである景子ちゃんのことを優しく、柔らかい調子で、そして、親より先に命を断つことを決してしてはいけない、ということを強く、訴えかける口調で、おっしゃっていました。

 道徳の教科書の文字を読むだけでは知ることのできなかった気持ちが、わたしの中に残っています。体験ってこういうことなんだと思いました。
子どもたちは、まだ「生死」ということについて実感が薄いからこそ、道徳の授業や、講演を通して、この、「心が動く体験」を積み重ねることが重要だと知ることができました。

 今日、模擬授業と、講演を受けて私自身が強く感じた心の動きを、子どもたちにも体験させられるような授業をいつかできるようになりたいです!今日もとても良い学びをさせていただき、本当にありがとうございました!(高橋)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今日は先日参加させていただいた「いのちの授業」づくり実践セミナーについて書きます。今回のセミナーでは、玉置先生と山田先生が鈴木中人さん著書の「いのちの授業」を扱った道徳の模擬授業を行いました。

 玉置先生の模擬授業では、最後のゆさぶり質問が特に印象的でした。授業の始めには「本の中で鈴木さんは『いのちは〜ものではない』と述べている。〜の中に入る言葉について考えてみて」と考えさせる機会がありました。私は「いのちは(ずっとある)ものではない」と考えましたが、実際の本の中には「いのちは(自分だけの)ものではない」と書かれていました。

 鈴木さんはなぜこう書かれていたのかを考え、範読後には「鈴木さんがなぜこう書かれていたのかは分かりましたね。では、あなたは『いのちは自分だけのもの』と言う子に対してはどんな声かけをしますか?」というゆさぶり質問が出されました。この質問が私は印象的で、「自分がいなくなることで家族や周りの人が悲しみ、影響を与えるから」としか言うことができませんでした。

 和田先生は玉置先生の授業を見た後に、この授業は自分との対話の時間を大切にしている、答えは自分の心の中にしかない、とおっしゃっていました。自分の中で答えを持つことが道徳では大事なことだと思い、私は「これが国語ではなく道徳の授業なんだ」と学びました。今回は時間の都合上全体的に話し合う時間はありませんでしたが、45分の授業なら玉置先生が理想とおっしゃる雪がしんしんと降り積もるように言葉を重ねていく授業になっていたのではないかと思いました。

 山田先生の模擬授業では、景子ちゃんが学校に行く理由ついて焦点が当てられました。私がもし余命半年と言われたら学校には行かずに、好きなことをやって過ごすと思います。その中でも学校に行くこと、宿題をやることを選んだ景子ちゃんはなぜか、それらをすることで生きていることを実感していたのか。P4Cという話し合いの中から、景子ちゃんは生き抜いている。やりたいことをやる。景子ちゃんは死ぬことを考えるのではなく、当たり前のことを当たり前にやり、毎日を必死に生き抜いていたのだと思いました。山田先生の模擬授業からは自分の人生の使い方を考えさせられる授業となりました。

 「いのちの授業」づくり実践セミナーに参加して、内容は難しかったですが、3時間の中身は濃い時間でした。このセミナーを通して、いのちの大切さについてどのように子どもたちに考えさせていくかを学ぶことができました。玉置先生を始めとする関係者の皆様ありがとうございました。(竹内)
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5月26日いのちの授業づくり実践セミナーでの学び(古川・中西)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は「いのちの授業」づくり実践セミナーでの玉置先生の模擬授業で学び得たことについて書いていこうと思います。

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 今回は "子どものための「いのちの授業」 小児がんの亡き娘が教えてくれたこと"という本を基に模擬授業を行なって下さいました。

 「いのちは自分だけのものではない」というキーワードから切り込み、問い掛けの際には交流の前に一人ひとりが自分のこれまでの経験から自分ならどう向き合うのか、どう考えるのかを思考し、自分の中に落とし込むことでいのちと向き合うことのできる、自身と対話のできる時間を取っていました。

 また今回、朗読に時間を掛けていました。この本自体がとてもいのちについて考えさせる力のあるものであるため、この本を朗読をすることが自分自身との対話となり、最後の問いに活きると仰っていました。これらのことからも子どもに自分自身を見つめる時間を与えることがより深い学びにする為の一つの条件ではないかと考えさせられました。

 どうしたら子どもの心に揺さぶりを掛けることができるのかを常に考えること。そしてその為には今回玉置先生がした様に教員が準備してきた通りではなく、子どもの発言、理解状況から臨機応変に対応し、展開を変えることも重要であるのだと認識させられました。そのような教員になる為には事前に授業展開をいくつか予想して準備をしておくこと、子どもの表情、行動に敏感になることが重要であるのではないかと思いました。今、自分に出来る第一歩として子どもの様子をしっかりと見つめ、変化を見逃さないようにする意識を持って、子どもと接していきたいです。

 鈴木中人さん、山田先生、玉置先生をはじめ、関係者の皆様、貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。今回の本を改めてしっかりと読み、いのちに関しての考えをさらに深めた上で、9月から始まる教育実習で児童、生徒と関わっていきたいと思います。 (古川)

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 こんにちは。暑い日が続いているので、最近は毎日アイスクリームを食べて生きている5期生の中西です。今回は5月26日に行われた、いのちの授業づくり実践セミナーの中で山田貞二先生の道徳模擬授業からの学びと、セミナー全体の感想を書かせていただきます。

 学びの一つ目は、道徳授業で子どもの発言・考えに共感することです。道徳の授業に間違いはありません。その子なりに考えた意見を教師は認めて共感してあげることで、気軽に発言できる環境を作ることができます。また、認められることでその子の自己肯定感も高まります。道徳の授業に限ったことではありませんが、「みんなの声をしっかり聴ける」教師がより高いレベルの授業を作っていけると学びました。

 二つ目はコミュニティーボールを使った対話についてです。何人かで円になって、ボールを持っている人が意見を言います。言い終えたら別の人にボールを渡して、ボールをもらった人が意見を言っていくと言うものです。意見が思いつかない場合は、パスしても大丈夫です。

 この方法は、ボールを持っている間は自分の意見を言おうとしているので周りの人は待っていてくれます。普段発言することが苦手な子でも自分のペースに周りが合わせてくれるので、全体として沢山の意見を出すことができます。手を挙げて発言する授業よりも、コミュニティーボールを入れることで、人の意見をしっかり聞こうという意識も強くなります。規律をしっかり守ることを意識させ対話的な授業を行ううえで、コミュニティーボールはとても有効的な方法だと知りました。


 このセミナーを通して、「いのち」について今一度考えました。私が小中学校の時に、「いのちは大切だ」と道徳授業でやりましたが、それより深く考えた記憶はありません。昨年祖父が亡くなったときに私は初めて、身近な人の死がどれほど悲しいことかを知りました。人の死は、沢山の人が悲しむということを感じて周りの人に感謝しながら私自身精一杯生きよう、と思いました。いのちの大切さを伝える時に必要なことは、死について考えさせることです。死がどういうことかを感じることでより生きることの大切さや素晴らしさを知り、自分一人で生きているのではなくいろいろな人の支えがあって生きていることを実感します。私は今回のセミナーでこのようなことを感じました。

 今回も沢山の貴重な学びがありました。玉置先生、山田先生はじめいのちの授業づくり実践セミナーの関係者の皆様、本当にありがとうございました。(中西)

5月26日命の授業での学び(中澤・加藤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太と加藤奨基です。今回は、5月26日に行われた命の授業について書きたいと思います!

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 こんにちは、4期の加藤奨基です!今回はいのちの授業のセミナーで、特に玉置先生の模擬授業からの学びを記事にさせていただきます。

 模擬授業では小学校高学年となって「いのち」について考えたのですが、まず、玉置先生は教材(今回は鈴木中人さんの本)の中にある「いのちは〜のものではない」、「〜に入るのは何か」と問いかけました。そして、様々な言葉を引き出して認めつつ、「いのちは 自分だけ のものではない」という正解を出しました。(本来、正解は受け手の心中のものなのですが、本文に即するという意味で正解と書きます)

 そして、作者はどういう思いで「いのちは自分だけのものではない」としたのか、と先生は問われました。その後の揺さぶり発問では、「それでも命は自分のものだ、とする人にはどう話すか?」という発問で命について考えを深め、対話を創られていました。

 私は、「いのちは自分だけのものではない」というのは、命一つ一つの影響力の強さを表した言葉だと思います。自分だけの命だと思っていても、命を与えてくれた親がいて、何気ない日常を過ごした時間があって、様々なものに影響を与えていくのが命であり、その影響が残り続けるものが命だと感じます。

 今、私は先生の二つの発問を通して命について自分事として考えられているのですが、道徳授業の最も難しいところは、この作者の思いや資料から自分事として考える転換の部分だと思います。その部分を、範読から思ったことを文字にするという行程で、玉置先生は思考が途切れないようとてもスムーズに繋げられていて、凄味を感じました。

 また、玉置先生の授業の理想に、「雪の降り積もるような授業」というのがありました。色々な子が色々なことを話し、そんな言い方もあるな、あんな言い方もあるなと言葉が降り積もっていく授業が理想であると聞き、とても共感しました。クラス全体がクラス全員を尊重し、認め合う雰囲気が「雪の降り積もるような授業」には必要だと思います。それは、子どもの自己肯定感も育まれ、とても素敵なことだと感じました。

 今回のいのちの授業では書ききれない学びがたくさんありました。まだまだ理解の追いつかないこともありました。ですが、いつか和田先生や柴原先生の仰っていたことが自分事として理解できるように、これからも学び続けていきます。ひとまず、今日の晩ご飯ではお母さんに「おいしいよ、ありがとう」と伝えたいです。玉置先生、山田先生、鈴木中人さん、柴原先生、関係者の皆さま、お声かけしていただいた皆さま、本当にありがとうございました!(加藤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、5月26日「命の授業」を受けた後の私の考えを書きます。

 いのちは自分だけのものではない。

 今私は心から思っています。玉置先生をはじめ、ゼミの仲間、両親、古くからの友人、お世話になった先生など、皆さんのものだと考えています。だから私は生きていかなければならないし、生きることに前を向いています。

 いのちは自分だけのものである。

 一年前までの私は心から思っていました。上記した存在の声が心に入らなかった。私は生きることになげやりになっていたし、生きることに前を向けなかったです。

 今日まで生きててよかった。そして死にたいけど死なないと思ってた自分への御褒美をいただいたと私は考えています。

 私は、いのちを大切にしない人はいないと思っています。

 しかし私は、いのちを大切にしようと考える余裕や方法がわからない、信じられない、心が壊れている人がいると思っています。

 未来は、今の自分が予測できないことが待っている。そして未来は、過去の出来事(死にたいほどの出来事であっても)に意味があったと納得させてもらい、助けてくれる人と必ず出会える。そんな神様からの贈り物だと私は考えています。

 だから死ぬことはもったいない。多くの大人をみてほしい。

 そのことに気付かせるために学校があり、教師がいるのではないかと私は考えています。死にたいと思っている人に、私は何ができるのだろうか。

 今回は大変久しぶりに、私のエッセイを書きました。昔の私の記事を読んでいただいた皆さんに、今の私の心を知ってほしくて書きました。これから先私には何が待っているのか。不安な気持ちは昔と比べてなくなったと言えば嘘になります。

 しかし、自分を大事にする心は、今はあります。だから大丈夫。みんなに心配されない自分になりたい。玉置ゼミ関係者の皆さん、一人の人間の心を救ってくれてありがとうございます。私は前を向いて生きています。

 本日は大変素敵なセミナーでした。いつまでも、命の授業セミナーに参加したい。そんな風に思う中澤でした。この終わり方も久しぶりでした。(中澤)

5月12日教師力アップセミナーに参加して(加藤・酒井・遠藤)

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 こんにちは!4期の加藤奨基です。今回は5月12日に行われた教師力アップセミナーの、多賀一郎先生からの学びを記事にさせていただきます。

 多賀先生はヒドゥンカリキュラムについて有名な先生であるとお聞きしており初耳なお話がたくさんだったのですが、特に印象に残ったものを2つピックアップしていきます。

 まず、多賀先生のお話の「意図せず伝わってしまうヒドゥンカリキュラム」として、「使いやすい子どもばかりに頼んでしまう」というものがありました。教師でなくとも人に何か頼む時に、ついやってしまうことだと思います。しかし、やりすぎてしまうと、次の年にその子がいじめられる可能性にも繋がると聞き驚きました。

 確かに、自分の経験の中にもそういった先生がいて、周りの子には「あいつがやってくれるからいいや」という空気がありました。クラスで決め事をする時などにはいつも全体が消極的な雰囲気だったので、居心地が悪かったことを覚えています。また、多賀先生は何か子どもに頼んだ時に「えー!」という子にも頼むことが教育である、とも仰っていました。使いやすい子どもだけでなく、やんちゃな子などにも満遍なく頼むことで雰囲気の良いクラス作りをしていきたいです。

 次に、授業が始まる第一声の、直前の子どもの空気を読む、ということです。これは特になるほどと思いました。前の授業で叱られて沈んだ雰囲気の子どもや、夏の暑い日に体育をしていた子どもに「教科書開いて」と言っても聞いてもらえるはずがありません。3分ほど時間をとってお茶を飲ませるなど、子どもたちの雰囲気を的確に読み取ることがその後の授業をより良くしたり、子どもとの関係性を築く布石になるのだと学びました。まるでデートのようだと感じました。

 ヒドゥンカリキュラムについてはゼミやセミナーでいくつか学んでいたのですが、今回のようにしっかりと具体的に学ぶ機会はなかったのでとても勉強になりました。また、多賀先生は保護者会での話題などもお話しして下さったので、来年に向けた知識を蓄えることもできました。多賀先生、玉置先生をはじめとするセミナー関係者の皆さん、ありがとうございました。(加藤)

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 まだまだ花粉と戦う5期生の酒井です(笑)。私が今回の教師力アップセミナーで特に印象に残っていることは2つあります。

 1つ目はチャイムがなったからと言って子どもたちが勉強モードに切り替わるわけではない、というものです。思い返してみると自分も小学生時代、なかなか授業と休み時間の区別がついていなかった気がします。自分ができていかなかった経験があるのにそういった子どもたち気持ちへの心配りに意識がいっていなかったのではっとしました。例えば夏暑い中体育としてきた後の子どもたちに授業開始前にうちわタイムを設ける等ささいなことでも切り替え時間を作ってあげられるかあげられないかで、その後の指示の通り具合も変わりそうだと感じました。

 2つ目は“人は関係性がないと話を聞かない”という言葉です。多くの人はたくさんある音から自分で聞きたいと思うものを選んでいます。つまり聞くことは心が決めているのです。誰かに向かって話せばそれが相手にとっての「聞いた」になるとは限らない。ともおっしゃっていましたが、たしかにそうだなあと感じました。自分の思いや願いを伝える時も、単純にやってほしいことを指示する時もこのことを頭に入れていくと良さそうだと感じました。子どもたちからみて○○先生の話は聞かなきゃ!と選んでもらえるような、信じてもらえるような、教師をめざそうと思いました。

 このセミナーの前まで正直ヒドゥンカリキュラムという言葉をほとんど理解していませんでした。分からないことだらけだったから、学びも多くもっともっと多賀先生のお話を聞きたいと思うほどでした。意識しない間に出た対応や身なりなどで子どもたちが解釈して学習したり、子がその感じた学びを保護者の方に話したりする可能性があることを踏まえて、自分の特性を理解し自分には伝えきれないこと自分だから伝えられることを把握したうえで指導にあたることが大切だと感じました。

 時間がたった今も鮮明に思い出せるくらい、今回もまた自分にとって大変有意義なセミナーでした。素晴らしいお話をありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!五期生の遠藤です。今回は、5/12に行われた教師力アップセミナーの中で学んだことについて書きたいと思います。

 多賀先生のお話の中にはとてもリアルな子供達の姿が沢山出てくる為、知らなかったことばかりで終始感動していました。中でも、子供は、チャイムが鳴るとブレーカーが落ちたように授業モードから解き放たれてしまうというお話がとても印象に残りました。遅刻するな、時間を守れと言っている先生が、チャイムが鳴っても平気で授業を延長していては、その言葉に説得力はありません。きっと誰でも小学生の頃は。延長する授業が嫌いだったはずですが、教える側になった途端、つい到達目標の方を優先してしまいがちです。その時には、こうした自分の「時間を守らない姿」を子供達は見ているんだ、という意識の元、延長を踏み止まり区切りをつけるよう心がけたいです。

 もう一つ、「気づかないままに伝わってしまうヒドゥンカリキュラム」のお話のなかで、子供を貶める笑いは教室に必要ない、と多賀先生は仰っていました。このことを痛感するような出来事が、私が小学生の時にありました。算数の時間にとある男の子がマッチ棒を使った問題を解こうとした時、担任の男の先生が「〇〇くんがマッチ棒みたいだね。」と言ったのです。その子は痩せていて坊主頭だったので、その外見からそう言ったのだと思います。クラスのみんなが笑い、次の日から彼のあだ名はマッチ棒になりました。先生の言動を見て、子供達も「あの子、からかっても良いんだ!」と思ってしまった、典型的なパターンだと思います。

 自分は今、多賀先生からお話を聞けてその怖さについて知ることが出来て、本当に良かったです。クラス全体が前向きになれるような、楽しい笑いのある授業作り、学級作りを目指していきたいです。

 多賀先生のお話を聞いていると、教師は自分が思っていた以上に四六時中子供に見られているのだということを感じました。子供達に恥ずかしくない背中を見せられるような教師になる為に、まだまだ学んでいきたいです。素晴らしいセミナーを開催してくださった多賀先生、こうした機会を与えてくださった先生方、本当にありがとうございました。(遠藤)

5月12日教師力アップセミナーでの学び(矢崎・安部・井上)

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 こんにちは!今回は先日参加させていただきました、教師力アップセミナーでの学びを4期生の井上、安部と5期生の矢崎で書いていきたいと思います。

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 まずは5期生の矢崎から記していきます!

 こんにちは。5期生の矢崎です。5月12日の教師力アップセミナーの学びについて書かせていただきます。

 多賀一郎先生からのお話は、納得させられるものばかりでした。なぜなら、多賀先生がお話しされた教師に向けてのヒドゥンカリキュラムは、私が児童生徒だった頃に先生に感じた信頼感又は不信感に繋がっていたからです。だから、私は生徒からの不信感のタネは全て教師自身が児童生徒の立場に帰ることにのできない、頑固な頭になってしまうからではないかと考えました。

 多賀先生が用意してくださったパワーポイントの中には児童生徒に人気なキャラクターやドラマなどの画像が多く出てきました。私は正直、多賀先生のパワーポイントにそんな今時のものが出てくるとは思っていなかったので驚きました。ここからも分かるように多賀先生は今の児童生徒が何が好きで嫌いかということにまで関心を持っておられます。だからこそ、ヒドゥンカリキュラムに気づくことができるのだと感じました。

 私も多賀先生のように児童生徒の立場に立って考えることのできる教師になりたいと思いました。 (矢崎)

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 次に4期生の安部です!

 こんにちは。辛い教採期間、励まし合える仲間がいることのありがたさを実感している、4期生の安部です!今日は久しぶりのセミナーでしたが、すっかり先生らしくなられた3期生の先輩方とも久々にお話できて、とても充実した時間を過ごすことができました。

 今日のテーマであるヒドゥンカリキュラムは今までに行った実習などでも感じることがあって、良くも悪くも教師の意図しない言動や振る舞い、姿が子どもに大いに影響していることを感じていました。今日のセミナーで多賀先生は、子どもに対するヒドュンカリキュラム、保護者対するヒドュンカリキュラムなど色々な場面でのヒドュンカリキュラムを紹介されていて、こんなところにもヒドュンが潜んでいるのかと驚かされたところががたくさんありました。

 その中でも一番印象に残ったのが、「注意ではなく、手をかける」というお言葉です。先生が話しているのに友達同士のおしゃべりをやめない子どもに対して多賀先生は、言葉で注意するのではなく、その子のところに行ってそのまま授業を進めるそうです。おしゃべりをしていた子どもの真ん中に先生が入ってきて、おしゃべりをやめない子どもは流石にいません。いたとしてもそれは逆に先生にかまってほしくてわざとそのような行動をしている可能性があり、別の対処が必要です。

 多賀先生は、このように言葉で怒る、叱るのではなく、教師自らが動き、手をかけ指導することが大切であると言います。また、近所のおばちゃんと先生の違いは子どもの良いところを見つけ伸ばせられるかどうかであるとおっしゃっていました。これにもとても納得させられました。言葉一つの注意で直るなら先生はそれほど苦労しないと思います。言葉で教えることも大切ですが、それ以上に普段から目をかけ手をかけて継続的に関わっていくことが子どもの成長につながり、もっとも大切なことではないかと思いました。

 昔は怒鳴ることが普通だったけれど、時代とともに指導の仕方も変わっており、現代は、褒めて育て、子どもが自然に正しい行動を身につけられるように指導の仕方を工夫することが大切であるとおっしゃっていました。子どもが先生の言うことを聞くかどうかは教師が意図しないヒドュンカリキュラムが大きく影響しています。日々走り回って忙しい教師ですが、自分が子どもたちにどのように見られているのか、ふとした時に考えてみることが大切だなと思いました。

 すごく貴重なお話を聞かせていただいた多賀先生、そして運営委員の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 最後に井上です!

 こんにちは!今回のセミナーではこれからの学級づくりとヒドゥンカリキュラムについて学んできました。

 その中で一番自分の中でグサリときたのが「使いやすい子どもばかり頼んでいる」ということです。

 私は大学のサークルではまさに使いやすい人を選んでいました。人に何かを頼む時、この人ならやってくれるだろう、すぐ行動してくれるだろうと無意識に選んでいたと思います。その背景には、時間のない中で練習を回すため、絶対にやってくれるだろうと思う人に任せると確実だといった思いがあったからだと思います。

 今こうして考えるととても恐ろしいヒドゥンカリキュラムが働いていたと感じます。これがもし学校であったら、子どもたちには、「先生は人を選ぶ」「自分は能力が低いから頼んでもらえない」など、自分では意図していないことが子どもたちに伝わってしまっていたかもしれません。子供たちは教師のことをよく見ています。少しの変化や違いに気がつきます。だからこそ、教師の振る舞いや言動は注意しなければいけない。そう強く感じました。

 学校現場では、使いやすい子は使わず、使いにくい子だけ使うということは難しいと思います。そこでまずは、使いやすい子と使いにくい子(育てたい子)にペアで何かを頼むといいのではないかと考えます。子ども達同士で聞き合いながら、協力しながら頼まれたことを達成することで少しずつ育てたい子は育っていくのではないかと考えました。

 今日のセミナーは3期生の先輩方も参加されており、1年目の声をたくさん聞くことができました。頑張っている先輩の姿や話を聞いて、大きなパワーをいただきました!私も頑張ろうと思います!!

 多賀先生、そして運営してくださった皆様、ありがとうごいました。(井上)

5月12日 教師力アップセミナーでの学び(鏡味、生田、安藤)

 5月12日に行われた教師力アップセミナーで多賀先生のご講演から学ばせていただいたことを鏡味、生田、安藤で書かせていただきます。

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 こんにちは!五期生の生田です!今回は教師力アップセミナーで学んだ多賀先生の「これからの学級づくりとヒドゥンカリキュラム」について書いて行こうと思います。

 自分は今まで色々な事を学んできましたが、今回の講義を聞いて「ヒドゥンカリキュラム」とは聞き馴染みのない言葉ですが、教師にとって1番大切で、1番初めに学ばなければならないものだと強く思いました。どれだけ教師の技術を学んでも、知らない内に伝わってしまっている教育、つまりヒドゥンカリキュラムをしっかりしてないことには子どもには伝わらないということも学びました。

 そしてここでは教師としての人間性が大事になります。やはり教師は人間として好かれているにこしたことはありません。教師だからといってごまかしたり、偉そうにしたり、不機嫌だったりしていては子どもだって嫌いになります。授業でない場でも人間としての教育効果を与えるために人間としても、誠実で素直な姿を見せていく必要があります。

 自分も実習や教師になって困った時にこの「ヒドゥンカリキュラム」を思い出していきたいと思いました。ありがとうございました(生田)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回の教師力アップセミナーは、多賀一郎先生のヒドゥンカリキュラムでした。先生の言葉で印象に残っていることを1つ書きます。

 それは、教師自身が温かくないと子どもを温めることができないということです。居心地のいいクラスを作るための条件の1つにクラスの温かさがあると先生は仰いました。その温かいクラス、温かい心をもった子どもを育てるためには教師自身が温かい人であり、温かい言葉を子どもにかけてあげることが大切だと学びました。

 ヒドゥンカリキュラムとは、知らないうちに教師が子どもに送っているメッセージのことです。温かい教師は自然と温かい言葉や指導が出てきます。冷たい教師はいくら温かい言葉を使っても、どこかで子どもに見破られてしまうと思います。

 実際、多賀先生からは、声や話し方、雰囲気などから温かさをたくさん感じました。それは多賀先生自身が本当に温かい人であり、これは意識して作ることが難しいと思いました。

 「教育は人なり」とあるように、教師と子どもがいて成り立ち、人間相手のものです。いくら教育のテクニックを持っていても、その人が本気でぶつからないと子どもの心は動かせないと思います。常日頃から人間力を磨くことが大切であると学びました。
多賀先生、素晴らしい講演をありがとうございました。(鏡味)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。先日の教師力アップセミナーで多賀先生のお話から学ばせて頂いたことを書いていきたいと思います。

 学びがたくさんありすぎて、特にこれと絞るのが難しいのですが、心に残っている多賀先生の言葉を2つあげたいと思います。

 1つ目は「子どもの文化を理解しようとしないと子ども理解ができるわけがない」という言葉です。多賀先生は講演の中でもたくさんのアニメや漫画の画像を使われていて、最初驚きました。知っているアニメが出てくると話の内容や先生にユーモアや親しみやすさを感じました。

 私自身、今小学生に大人気の『おしり探偵』を読み、ボランティア先の小学校で休み時間に名ゼリフを言っておしり探偵のイラストを描いたところ、子どもたちが集まってきて、子どもの文化を知っているだけでも子どもとの関係作りが変わってくると実感しました。子どもの文化理解の体現をされていた多賀先生のように、私も子どもの文化を軽んじず、自ら子どもの心を知ろうとし、子どもたちと感情を共有できる教師になりたいです。

 2つ目は「注意ではなく手をかける」という言葉です。子どもを変えようと思ったら口だけで全部やるのではなく、必ず手をかけてやる。口先だけで子どもを注意してしまうこと、あると思います。多賀先生の話の中で、授業中お喋りしている子どもに「そこお喋りやめなさい」というより、その子どもの間に立つだけで子どもたちは話をやめるというエピソードを聞いて、それこそが手をかけるということだとわかりました。この話を聞かなかったら口だけで注意しているという、認識すら持てなかったかもしれません。言うことをきかない、と子どものせいにするのではなく、そのために自分は何をしたのか、手をかけたのか、常に自問し、子どもにさまざまなアプローチをしていきたいです。

 他にも保護者対応のヒドゥンなど、知っているだけでも変わってくるだろうな、という実践的なお話ばかりで大変勉強になりました。ありがとうございました!(安藤)
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バス蓋の売り方(関口)

 こんにちは!4期生の関口です!今日は少し前になりますが、先輩から聞いたありがたい話について書きます。

 GWに勉強をしていたら、「自分でやる勉強と現役教師のありがたい話、どっちが勉強になると思う?」と急遽呼び出されました。

 着いた瞬間、急に面接練習が始まりました。本当に怖い先輩たちですよね。でもことあるごとにありがたい話がたくさん入って偉大さを実感させられます。その中で「バス蓋をどう売る?」という話がありました。お風呂に乗っける蓋、単品を売るとするならどうやってアピールする?と言うのです。

 玉置ゼミのみんなならどう言うでしょうか。わたしはおいだきにはお金がかかるという話をしましたが、先輩はこう言いました。
「一人暮らしならバス蓋はいらない。誰かと暮らしていて、次に入る人がいるからバス蓋が必要。次の人があったかいまま入れるようにバス蓋がいるんです。バス蓋は思いやりです」と。
 バス蓋が思いやり、、、なんというパワーワードでしょうか。その話を家に持ち帰ったら、お父さんからは「おいだきをすることは森林伐採にも繋がるから環境に対しても思いやりだね」と言われました。バス蓋ってそんなに大規模なことだったのか、、。
ここで先輩が言いたかったのはバス蓋の魅力ではなく、どんなものでも見方で変わるということでした。ああやはり偉大な先輩方だなと実感させられたGWでした。

 最近、わたしの周りにはすごい考えを持った人ばかりがいることをたくさん実感します。その分、自分への自信がなくなっています。けれども、こういう弱音を吐いたら寄り添ってくれる友達もいて、努力が足りないんじゃない?と考え直させてくれる人もいます。おかげで、わたしには思いつかないことも多いかもしれないけれど、その分いろんな人の話を聞いたり本を読んだりたくさん学ばなければいけないなと思えるようになりました。頑張らねば!!!

 そして話は飛びまくるのですが、先日友達が玉置先生に面接を見ていただき、「めっちゃ優しかった!大好きになった!」という話を聞きました。「いや絶対わたしの方が大好きだし!」と思いながらも(張り合うところじゃないですが(笑))、週に2回もゼミで見ていただけることがどれだけ幸せか、改めて噛み締めました。お忙しい中いつも本当にありがとうございます!

 写真は面接練習後、4期生13人で揃ったのでなんとなく撮ってみたものです!長くなり話も飛び飛びでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!(関口)
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5月20日長谷川さんの発表から学んだこと(酒井)

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 こんにちは。花粉症がなかなかおさまらない5期生の酒井です笑

 さて5期生のゼミもはやいもので6回目となりました。今回は長谷川さんの発表から学んだことを書かせていただきます。

 勉強なるなあと思った点としてまず発問があります。私は今まで答えが決まっている発問を考えて、正解してもらうことを考えてしまうことが多かったので、出てほしい答えが出ないと焦ってしまっていました。しかし、長谷川さんは答えが何通りかある発問をしていて、どの答えでも正解!といってくれました。答えが複数あることで、様々な思考の子どもたちがより考えて、他にも言い方ないかなあ、と考えることもできそうだと感じました。

 また、時間や教師側の都合で授業を進めるのではなく子ども達の様子をみながら次の指示を出していて真似したいと思いました。

 玉置先生からは、板書が要点や次使うことだけを書くようにするとよいアドレスがありました。サラサラと板書が書けるのは良いけれど子ども達を見る方にも配慮はおきたいなあと感じました。

 発表も2周目に入りどんどん良い発表をしている仲間をみてとても良い刺激を受けています。私もみんなの刺激になるように高めて行きたいし、もっともっと仲間のよさを吸収していきたいです。(酒井)

5月20日5期生ゼミ発表から学んだこと(長谷川)

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 こんにちは!5期生の長谷川です。今回で2回目となるゼミ発表を終えて学び得たことをまとめます。

 私が紹介した本は、佐藤正寿先生の『プロ教師直伝!「教師力」パワーアップ講座』です。沢山アイディアや方法が載っていて、どれを発表しようか迷いました。今回はその中でも、私がなるほどなぁ、面白いと思ったノート指導について取り上げ、発表しました。

 佐藤先生は、普段から「気づきを書くときは番号を書きましょう」や「ノートは王様のように贅沢に使いましょう」と言ってノート指導をします。しかし、机間指導中に、 気づきが書かれているところに番号がふっていないノートや、ギュンギュン詰めに書かれているノートを見つけました。その時、佐藤先生は「気づきを書く時は?」「ノートは王様のように?」と合言葉を子どもに問いかけるそうです。そうすることで、子どもは「番号を書く!」や「贅沢に!」と答え、そうだった、番号書かなくちゃ!贅沢に、もっと間を空けて書かなくちゃ!と気づくそうです。この合言葉は、子ども自身が、教師に指摘されなくても、自分のノートを見て、気づいて直すという点でいい方法だと思いました。

 また、「字が雑なので、もっと丁寧に書きなさい」というような指導法より、何倍も効果がいいと思います。このような合言葉は教師になったときにも、使えるので、それまでに考えて準備しておきたいです。

 今回は自分の中で、子どもの様子をしっかり見ることを意識しました。例えば、全員にプリントが配られているか、考えがまとまって手が止まってきたか、話し合いの声が小さくなってきたか、など小さな動作などを見逃さないようにしました。このような小さなことでも、授業をする上では大切で、これらを教師が気づくことなく進めてしまうと、授業が崩れていく原因になるのだと考えました。また、更にレベルアップした授業をする為に、玉置先生から板書を効率よく使い、授業を進めると良いというアドバイスを頂きました。このことは、実際に経験してみなければ気づかなかったことです。子どもの発言で大切な言葉を聞き分け、短く板書して、重要なところは、授業が終わった後でも分かる黒板になるようにしたいと思います。

 今回もステキな仲間と発表を通して沢山の学びを得ることができました。ゼミ生の発表も回数を重ねるごとにレベルアップしているので、私も仲間と一緒に頑張ります!!(長谷川)

5月20日木下さんの発表から学んだこと(生田)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!今回はゼミでの木下さんの発表について書いていこうと思います。

 木下さんの発表からは「批評ばかりではなくフラットな言葉がけを」ということをまなびました。 木下さんは昔の絵を持ってきてそれに対してみんながどんな声かけをするか聞いて行きました。絵には動物たちが大きな木の下で運動会をやっている絵でした。それに対して多くのみんなは「○○がいいね」「ここの書き方上手」といった内容でした。しかし1人の男の子が「先生もこんな大きな木の下で寝てみたいなぁ」と言ったのです。そしてこの意見がピックアップされました。

 つまりフラットな意見というものは、作品に対して良し悪しをつけるものでなくその子にしか言えない特徴を拾ってあげることです。そしてこのような大変わかりやすい説明がありました。「子どもの表現である作文や絵はラブレターである」つまりそのラブレターを上手だね、丁寧にかけたねなど良し悪しをつけられると上手に書くことが目的になってしまい個性が失われてしまう恐れがあります。

 自分も小学生の時に、良し悪しばかり言われていたので上手に書く事が目的となってしまい、褒めてもらうことばかり考えていました。自分が教師になったら、ある程度方法を伝えたらあとは児童が伸び伸びと個性を出し、主体的に取り組める環境を用意していきたいです。木下さんありがとうございました(生田)

5月20日 5期生ゼミ発表を通しての学び(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は5月20日に行ったゼミの活動について書いていきます。

 ゼミの仲間たちも発表が2回目になるとレベルがぐんと上がって、正直2回目の発表はプレッシャーでした。「どうすれば面白くみんなを引き込める授業ができるか。」「飽きないような15分にするにはどうすればいいか。」と1回目の発表の時よりも多くのことを考えました。そんな第2回目の発表を終えて学んだことを2つに絞って記します。

 1つ目は、課題とは何かということです。今回私は課題を「批評ばかりではなくフラットな言葉がけを」と本から抜き出した言葉をそのまま課題に設定しました。これでは課題にはなっておらず、今回の場合「フラットな言葉がけを考えよう」や「フラットな言葉がけ名人になろう」というように、〜しようの語尾にするとよりよいことを学びました。また、その授業の中で最もさせたいことこそが課題であることも学びました。

 2つ目は、意図的指名をする際の順番です。意図的指名をする際には、机間指導をして最も良いなと思った子どもの意見を最初にもっていくことが大切であることを学びました。最も良い意見を最初に持っていくことで、その授業レベルを上げることにつながるのです。最初に出た意見によって他の子どもたちは「この授業はこれくらい答えるのか。」と感じるそうです。

 今回のゼミでもたったの15分間の発表でしたが、多くの学びがありました。次の発表もよりレベルアップした授業を目指して頑張りたいです。(木下)
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