8月27日東海市立平洲小学校とあま市教師力パワーアップ講座からの学び(竹内・中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤と竹内です。今回は、題名に関する内容の記事を書いていきたいと思います。

 こんにちは。4期生の竹内です。私は先日、東海市立平洲小学校・あま市教師力パワーアップ講座での玉置先生による講演会に参加させていただきました。二つの講演の主な内容は来年度から実施される次期学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」の実現についてでした。今回はその中から主体的・対話的な学習について書きます。

 主体的な学習とは、誰かに指示されてする学習ではない、と玉置先生はおっしゃられていました。しかし、だからと言って教師が児童に「主体的になりなさい」と言って主体的にはなりません。玉置先生は主体的な学習を実現するためには、授業の中で1回は自己選択の機会を設けることが大切だとおっしゃられていました。

 例えば、社会の課題をどのように調べるかを子どもたちに問い、ネット、本、新聞など様々挙げさせるなどです。来年から授業を行う身として、児童の自己選択の場を大切にして授業計画をしていきたいです。

 対話的な学習とは自分一人で完結する学習ではありません。学習指導要領の中にも他者との協働や、先哲の考えなどから自己の考えを広げ深めると記載されています。そのためにホワイトボードミーティングを設けたり、しつもんの技カードなど使ったりし、互いが聴き合う関係を作っていくことが大切です。そういった仲間の意見を聴き合う環境の中でこそ、子どもたちは対話の良さを実感し、対話を通して考えを広げ深めようとする姿勢が見えてくるのだと思いました。

 今回の内容は今までの講演でも聞いたことがあるのですが、全てを完璧に覚えているわけではないので4月から現場に出るまでに抑えておきたいです。東海市立平洲小学校・あま市教師塾の先生方、玉置先生ありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、8月27日に東海市立平洲小学校と美和公民館で行われたセミナーで、新たに学び得たことを書いていきたいと思います。

 それは、コンピテンシーの三つのカテゴリーについてです。今後学校では、コンピテンツ(知識注入)ではなく、コンピテンシー(能力開発)が求められるようになります。その際教師は何を重視すればよいのかをまとめられていました。一つ目は、道具(資料や学習道具)を相互的に活用すること(ただ使うのでなく、目的を達成するという意識のもと使う)です。二つ目は、異質な集団での交流です。これは、他人と良い関係を作る、協力する、争いを処理する、解決する力をつけることを目的とします。三つ目は、自律的に活動をすることです。これは、大きな展望の中で活動をし、人生設計をする能力をつけることを目的とします。私は、他者と繋がる考え方、心を養うことで、他者を怖れなくなり、人生に怖れるものがなくなるということを知ることが、学校教育に求められると考えました。

 また関連して、依存できず孤立する、依存できて自立できるという言葉をいただきました。これは、子ども達がわからないことに直面したときに、わからないことを他者に伝え、他者に解決を求めることができる子は、主体的に物事を解決しようとする自立した人になることができるということです。私は、繋がれないことへのリスクをこれからの子ども達に伝えていくことが大事になると考えました。

 玉置先生のセミナーに参加し続けて約一年半が過ぎました。その間に玉置先生の言葉が、最初は知識として、徐々に自分の価値観に変わり、人間として良くなっていくのを感じられるようになりました。東海市立平洲小学校の先生方、美和公民館セミナーに参加された先生方、そして玉置先生、ありがとうございました。(中澤)

8月27日平洲小学校での玉置先生の講演から学んだこと(古川・中西)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は8月27日の平洲小学校での学びについて書かせて頂きます。

 今回特に印象に残ったのは子どものつぶやきの「えっ?」「分からない。」と言うのも意見であるという言葉です。「えっ?」という発言は自分の考えがあるから出る発言であり、「分からない。」というのも分かりたいという気持ちがあるからこその発言であるということに気付かされました。このように答えを言う子だけが正解なのではなく、自分の気持ちを発信しようとしている子、例えば手を動かし、図を示しながら一生懸命に相手に伝えようとしている子をしっかり見つけて褒めて、価値付けをしていかなければいけないのだと考えさせられました。これを常に教員が行なっていくことで子どもに繋がる力が付き、ペア活動等でも交流が盛んになる、主体的な学びができる学級に繋がってゆくのだと感じました。何かできていないと感じた時、子どものせいではなく自分自身の関わりから振り返ってみることが大切だと認識させられました。

 明日から教育実習が始まります。自分の思う通りにならずに悩むこともあると思います。そんな時一旦冷静になって自分自身の行動から考え直すということを忘れずに過ごしたいです。

 玉置先生を始めとする関係者の皆様、今回このような学びの機会を設けて頂き、ありがとうございました。 (古川)

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 こんにちは。5期生の中西です。8月27日に平洲小学校で行われた玉置先生の講演から学んだことを書かせていただきます。

 今回玉置先生のお話から学んだのは、「授業の中で1回は子どもに自己選択させる場を入れる」ということです。常に教師に指導されて行う学習ではなく、ささいな事からでもいいので脱却していかなければいけないとのことでした。

 例えば「三角形の内角の学習が終わったから今度は何をやろうか?」と教師が問いかけると子どもは「四角形!」とか「外角!」といったの声が聞こえてきます。子ども自身が考える選択の場を設けることは、主体的な学習につながるということを学びました。教師が最初から学習内容を提示するより、子どもたちが選択したほうがより意欲的に授業へ取り組むことができます。自己選択には考える力が必要です。与えられた課題を解く力も必要ですが、それ以上に自ら課題を見つけて解決していこうとする力が今の社会では求められているということを感じました。

 玉置先生のお話の中に「対話」というキーワードが沢山入っていました。対話は、「自己の考えを広げ深める」ことを指します。子ども同士で意見を交流したり相談したりすることも対話ですが、それだけではありません。頷きながら友達の意見を聞いている子を価値付けして、なぜ頷いていたのかの理由を聞くことや、難しくて分からないという子にどこが難しいのかを発表させることも対話の一つだと学びました。対話のきっかけをつくるのは教師です。教師は子どもたちの意見をうまくつなぎ合わせながら対話していく授業をつくっていくことで、対話することの良さを子ども自身が実感し、より学びの深い授業となっていくと思いました。

 私は来週から教育実習があります。今回のセミナーで学んだ「自己選択」や「対話」も活用しながら、実習に臨みたいと思います。失敗することもあると思いますが、それ以上に沢山学んで充実した教育実習となるようにがんばっていきます!

 最後にこのような学びの場を設けてくださった玉置先生はじめ、平洲小学校の先生方、ありがとうございました。(中西)

8月25日真打会での学び(生田・竹内)

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 こんにちは!4期生の竹内と5期生の生田です!今回は8月25日に行われた真打会で学んだことを書いて行こうと思います。


 こんにちは。4期生の竹内です。私は先日行われた真打会に参加しました。今回はそこから2つのことについて書きたいと思います。

 1つ目は道徳の授業づくりでの目標が出来たことです。芝田先生は、講評の時間に「嘘はいけないと分かっているけど、嘘をついてしまうという自分の弱さを見つめ直す機会を設ける」とおっしゃられていました。私はこれまでに、道徳の授業は資料の読み取りではないということを教わってきました。だからこそ私は、資料から嘘はいけないことを読み取る授業ではなく、自分に置き換え、いけないと分かっているけど、嘘をついてしまう自分の弱さについて見つめ直せる授業をしていきたいと改めて思いました。

 しかし、今の自分には、それを実現するための具体的な策を挙げることはできません。ですので、4月からの現場経験を増やしていく中で、めあてから児童に「こういったことを言ってほしいのかな」と思わせるような授業をするのではなく、めあての本質について考え直すような授業を目標に、ゆさぶり発問などを考え、試行錯誤していきたいと思いました。

 2つ目は子どもの発言を待つということです。和田先生は子どもの発言を待つことのできる教師は良い教師だという事をおっしゃられていました。実際に、子どもの発言を待てず説明してしまう教師が多いそうです。これは玉置先生が教えて下さった『物分かりの良い教師』とつながる部分があると思いました。それは子どもが発言できる機会を教師が潰してしまっているということです。子ども主体で授業進めていくために、子どもたちを信じて待つことを忘れずに授業を行っていきたいと思いました。

 先日、教員採用試験も終わり、子どもたちの前に立つまでにあと半年しかありません。私は残りの時間を大切にし、少しでも多くの知恵を付けてから教卓に立ちたいと思っています。そういった中で、このような会に参加できることは4月からを考える私にとっては貴重な学びとなる機会です。玉置先生を始めとする関係者の皆様、このような機会を設けていただきありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です。いよいよ教育実習が迫っていて正直緊張感と楽しみが高まってきています。

 今回は算数の授業と道徳の授業について学ばせてもらいました。

 今回は道徳の授業について書いていこうとおもいます。「きんのおの」を教材研究しました。今回は2回目ということもあって前回よりかは考えやすいと思いましたが、対象が小学校一年生ということもありいざ何を学ばせようかなと考えると、かなり難しいものでした。小学校一年生なのでやれることは限られているので学ばせることは1つ、多くて2つしかできないので絞る必要がありました。

 授業では、教具により子どもの遊び心、興味を引き出してよりリアルな状況にすることによって子どもが深く考えれるような内容になっていました。芝田先生は「道徳ははじめに自分の弱さをひけらかした方が盛り上がる」とおっしゃいました。たしかに弱い一面を出すことによって自己開示もできますし、お互い安心して話し合えるような環境がつくれます。しかし子どもにとってそのような行動は勇気がいりますし、下手したらバカにされてイジメに発展する恐れだって一年生だったらあり得ると思います。そのためにも常日頃子ども達が安心して言い合える学級作りが必要なんだと再認識しました。

 そして玉置先生から技術的なアドバイスとして話を途中で切ってしまうという方法です。思いもつかないことだったので最初は驚きましたが、たしかに道徳は作品を味わう科目でなく、話をよんでそこから人として考えなければいけないことを学ぶ科目なので、そこから話の展開を子どもに考えさせて「嘘をついた時の気持ち」を引き出すための方法としてとてもやってみたいと思いました。

 授業もそうなんですが毎回道徳の内容についても勉強させられます。きんのおのの主人公のように正直で誠実な教育実習生として教育実習に挑みたいと思います。
ありがとうございました。(生田)

8月25日真打会での学び(安藤・加藤諒太)

 こんにちは!4期生の安藤優里と加藤諒太です!本日は8月25日の真打会での学びを書かせていただきたいと思います!

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 こんにちは。4期生の安藤優里です!先日の真打会での学びを、子ども役として参加させて頂いた道徳の授業を中心に書きたいと思います!

 今回の道徳の授業の題材は、「きんのおの」という有名な童話で、授業者の白井さんは、斧の実物を作って、子どもたちの金の斧が欲しい!という気持ちをうまく引き出したり、ペアでの対話を取り入れて、どんな時に嘘をついてしまうのかという自分の経験や気持ちを引き出す工夫をされていました。その授業の流れのスムーズさも圧巻でしたが、子どもにかける言葉や、子どもの言葉の受け止め方がとてもあたたかくて素敵で、改めて白井さんのすごさを感じるとともに、私も現場に出たとき、こんな授業ができるようになりたい!と強く憧れました。

 その中で私が学んだことは、道徳では自分の中にある弱さ(今回では嘘をついた時の気持ち)をしっかり引き出すことがとても大切だということです。「嘘をついてしまうのはどういう時?」「どうして嘘をついてしまうの?」「嘘をついた時、どんな気持ちになる?」と、子どもたち自身の経験を振り返らせ、自分の中にある弱さとしっかり向き合うことで、「嘘は良くない」ことや、「本当のことを言った時の気持ちよさ」につながることが分かりました。私は初め、1年生には「正直」のよさや価値を伝えるってとても難しいな〜と感じていました。しかし、子どもたち自身の生活や経験と結びつけ、その時の気持ちを存分に引き出すことで題材から離れて自分事として考えることができることを学び、その中でしっかりと自分の弱さと向き合わせたいと思いました。

 この、生活や自分の経験と結びつけて考えさせる、というのは算数の授業でも大切なキーワードでした。繰り上がりの計算では、すぐに計算式を聞いてしまいがちですが、1年生はまだ数の話を多くはできません。そこで、和田先生はまず、教科書の挿絵等を用いて、「生活感の中で話をさせる」ことで「1台入れないよ!」「駐車場がいっぱいになっちゃう!」といった子どもたち自身の言葉をたくさん引き出し、そこから数を分解したくなるようにもっていくそうです。私自身、すぐに答えを求めてしまい、発問してしまうのですが、それでは子どもがついてきません。和田先生のように子どもに頼ること、子どもに言わせることを通して、発問するのを待てる教師になりたいです。

 今回真打会の2人の先生の授業を見させて頂きましたが、共通して子どもの声を聞く姿勢が素敵でした。私はまだまだ経験が少ないのでまずは2人の先生のように授業の基本ベースがしっかりできるように日々励んでいきたいと思います。関係者の皆さま、今回もありがとうございました。(安藤)

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 今回は8月25日の真打会に参加させていただき、道徳授業と算数授業の二つに子ども役として参加しました!

 道徳の授業では、金のおのを取り上げて行いました。はじめに驚いたのは、導入で金のおの、普通のおのの模型が出てきたことです。口で説明するより、目で確認できるものがあるとよりグッと教材に入ることができると実感しました。大学生の僕でさえ、金の斧を見たときには心が踊りました(笑)しかしそれだけ、導入でどれだけ興味を引けるかが、子どもたちの授業への集中力につながるということです。改めて導入の大切さを学びました。

 また、物語での授業において主人公の気持ちを考えるという手法は学んでいましたが、本当の意味で主人公の気持ちに寄り添うことが大切だと学びました。ただ、この時どう思ったのかを考えるのではなく、この主人公はなぜそのように考え、行動したのかというところまで考えることが大切だと学びました。

 算数の授業では、教科書の導入の挿絵の意味や前後の繋がりを意識して行うことの大切さを学びました。今回は10を超える足し算という内容でしたが、挿絵にたくさんの仕掛けが隠れていると学びました。そして、挿絵をうまく使うことによって子供達自ら考えることができるということを学びました。

 また、この教材の前には3つの数の足し算をしていて、7+3+2=12という考え方ができると和田先生がおっしゃっていました。学級での授業は1つひとつが独立しているものではなく、1年間という繋がりがあると思います。現場に出たらそのような授業の繋がりも意識して取り組んでいきたいです!

 今回もたくさんの学びをすることができました。このような機会を用意してくださった玉置先生をはじめ多くの先生方本当にありがとうございました!!(加藤諒太)
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8月25日真打会での学び(加藤奨・高桑)

 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は真打会からの、特にゼミの先輩である白井さんの道徳模擬授業からの学びを書きたいと思います。

 自分は白井さんの勤務先でボランティアをさせていただいていて、現場で実際に子どもたちと関わられている白井さんも見せていただくことがあります。現場での優しいはつらつとした様子と全く変わらず、模擬授業中も子ども役の学生に暖かく対応されていて、白井さんの人柄の良さを実感しました。

 今回、特に印象的だったことは、白井さんの「子どもを見る目」です。白井さんは子ども役の反応(頷き、表情、首を傾げるなど)を敏感に瞬時に察知して意見を繋げていました。ボランティアという立場からですが実際の現場を見ていると、あの約30人の反応を細かに見て繋げるということは簡単ではなく、自分ならかなりのハードルだなと思います。模擬授業でもそれを当たり前に行われる姿見て、白井さんの技量の高さを感じました。

 自分は褒めることで子どもたちに自信を持たせたいと思っています。そのためには子どもたちを深く細かく見て、瞬時に褒めなければならないと考えています。今回の白井さんのお姿は、自分の教育の具体的な姿の一つだと思いました。自分も白井さんのように、よく見てよく反応できる教師を目指します。そのためにも、これから卒業までボランティアに積極的に参加し、白井さんや周りの先生方から技術や考えをどんどん吸収していこうと思います。

 最後にもう一つ、今回の「きんのおの」という物語を扱う際に白井さんが実物で用意されていたお手製の斧にも驚きました。確かに、1年生では斧を知らない子どももいそうですし、具体物があることで子どもの乗り気も違うと思います。とても(とても)元気いっぱいなクラスでは、特にウケそうだなと思いました(笑) 自分も、早くクラスの子どもたちに合わせて授業を作ってみたいです。大変だと思いますが、子どもたちの顔を思い浮かべながら作る授業は、きっと楽しいのだろうなと思います。

 今回も多くの学びがありました。セミナーに参加するたび、現場に出ることが楽しみになっていきます。玉置先生、白井さん、関係者の皆様、今回もありがとうございました。(加藤)


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 こんにちは、4期生の高桑です。教員採用試験が終わり、夏休みを満喫している中、真打会に参加してきました。加藤くんが白井さんの道徳の授業について書いてくれたので、私は岩月先生の算数の授業から学んだことを書かせていただきます。

 算数の授業は、小学校1年生を対象とした、8+3などの繰り上がりのある足し算について、ブロックの操作を通して計算方法を見出していくという内容でした。

 まず、私は授業全体を通して、子どもを引きつけるテクニックが至る所に散りばめられていることに感動しました。私は、教員採用試験に向けて場面指導の練習を何度も行っていました。その経験から、教壇に立つときは1.声の抑揚 2.適度に間を取ること 3.子ども同士をつなげる、価値づける声掛けをすること が大切だと気づき、3つのことを意識して授業を見ていました。

 すると、導入でフラッシュカードを使った際、教師の十分な声の抑揚と間が相まって、授業に心地の良いリズムが生み出されていました。また、教師が子どもに発問を投げかけた際は、子どもの意見をそのまま受け取るのではなく、「◯◯さん今何て言ってた?」や「この意味わかる?」と他の子どもに聞くことで子ども同士をつなげていました。他にも、問題文をみんなで読むときに教師が数字を手で隠すことで子どもが注目できるように工夫していたことや、机間指導の時に「これどうやったの?」と聞き、考え方を見て「すごいね」と価値づけていました。大切な1つ1つのポイントを確実に行っていた岩月先生の姿を見て、私も子どもたちが居心地のよい雰囲気で授業を受けられるよう1つ1つを大切にしようと思いました。

 そして、和田先生のお話から、子どもが「10にするといいんだ」と気づけるように教科書の挿絵を使って生活上にあるもので話せる時間をつくることの大切さを学びました。私たちゼミ生だけで教材研究をした際、10がきりのよい数字であることを子どもたちが理解できるようにするためにはどうしたらよいか、ということがわからず結局答えがでませんでした。

 和田先生は、挿絵を使って、「2台で駐車場がいっぱいになる」などの子どもたちなりの表し方を引き出し、「いっぱいになる」=10台という認識を持たせるとおっしゃっていました。確かに、日常と学習を結びつけることで腑に落ちたり、感覚で掴めたりする部分があると思います。大切なポイントを子どもたち自身に気づかせるためにはどうすればよいのかを教師が柔軟に考え、教材研究を進めていくことが重要であると感じました。

 今回の真打会では、先輩方のような考え尽くされた授業ができるようになりたいと心から思いました。そのために、これからも精一杯学び続けていきます。玉置先生を始め、関係者の皆様、素晴らしい学びをありがとうございました。(高桑)
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8月25日真打会での学び(長谷川、鏡味)

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 こんにちは!5期生の長谷川です。8月25日に真打会に参加させて頂きました。今回は、白井先生の道徳を児童役として受けさせて頂いたので、そこから学び得たことをまとめます。

 まず、児童同士の会話を促す仕掛けとして、児童が発言した言葉の意味について「◯◯さん、分かる?」というように、周りに広め、共有をしていました。教師側の勝手な判断で授業を進めることなく、言葉の意味等が難しい語句は、少し立ち止まって全体に確認することが大切だと感じました。

 次に、考えさせる活動のときは、先生の実体験を先に紹介し、児童役の私達にも考える際のヒントを与える工夫がされていました。実際に先生の話を聞くことで、自分はどうだったかな?と自分のことに置き換えて考えることができました。改めて、教師自身が自己開示することの大切さを感じました。

 一方で、白井先生はペア活動を行う際、低学年といういことで、話す手順、話す順番、体の向き、話始めの言葉など、細かく、丁寧で分かりやすい指示を出していることが分かりました。私は、小学1年生は、とにかく自分の意見だけ言いたい!という子が多いようなイメージを持っており、ペア活動を行うのは難しいと考えていましたが、このように授業展開を行うことで、1年生でも、スムーズにペア活動をすることができるということを学びました。

 そして、時折授業の中で、うなずいたり、首をかしげたり、表情発言をする子に対して、見逃すことなく、価値付けをしていました。そうすることで、児童も自分のことを見てくれている、自分の考えを分かってくれている、という安心感に繋がり、発表してみようかな、という自信にも繋がるのではないかなと考えました。教師は授業の中で、全体を見渡しつつ、個々の様子もしっかり、見ることが必要です。しかし、落ち着いた授業でなければ、そこまで見ることは難しいと考えます。児童役をしていて、日常から落ち着いた授業を行なっているということが、とても伝わってくる授業でした。

 ワークシートでは、どんな気持ちになるか?という発問に対して、文章を書くことが難しい子には、顔文字に丸をつけて気持ちを表現できるような工夫がされていました。文章力に差があったとしても、全員が授業に参加できるワークシートになっていると気づきました。導入から最後まで、学年のレベルに合わせた指示や言葉がけが沢山見受けられました。子どもに寄り添った授業展開であり、とても深い学びをすることができました。

 玉置先生をはじめ、関係者の皆様、このような学びの場を設けてくださり、ありがとうございました。(長谷川)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、8月25日に行われた真打会での学びを2つ書きたいと思います。

 1つ目は、道徳の授業で自分の弱さを見つめ直す時間を作るということです。今回の道徳の題材は「きんのおの」であり、正直者のきこりと嘘をつくきこりの話でした。授業を受ける前から嘘をつくことは誰もがいけないことと分かっていると思います。しかし、嘘をついてしまうことは誰にでもあることです。授業の時には、きちんと嘘をついてしまった自分の経験を振り返り見つめ直す時間を設けることで、自分のこととして考えることができると分かりました。自分の弱い面を出した後に、価値に迫っていくことが大切だと学びました。

 2つ目は、子どもの意見を教師が繋ぐことです。授業者の白井さんは、子どもの出した意見を周りの子どもに繋く事をとても大切にされていました。1人の子が「正直」と言った時に、「正直って何?」と子どもに尋ねていました。教師が子どもの出た意見をすぐに板書したり、教師だけに収めるのではなく、子どもに聞き返しながら授業をすることで全員が授業についてこられると分かりました。

 私は、子どもの意見を繋ぐことが大切であると頭で分かっていても、教育実習ではなかなか実現させることができませんでした。やはり上手い授業を行うには経験が必要であると改めて感じました。

 教員採用試験後の久しぶりのセミナーで多くのことを学ぶことができました。玉置先生はじめ、関係者の皆様ありがとうございました。(鏡味)

8月25日の真打会での学び(二村・関口)

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 こんにちは!5期生の二村です!今回は8月25日に行われた第2回真打会で学んだことを書かせていただきます。

 授業を生徒役で参加させていただいたり、見させていただき、学んだことが2つあります。

 1つ目はキーワードが出た時に全体の共有の場を作ることの大切さです。道徳の授業で、正直というキーワードが出た時、「この言葉の意味わかる?」と問いかけ、1人に聞き、終わるのではなく、いろんな生徒に振ることで自然と対話をうながしていました。また「隣の人お助けできますか?」と声かけするなど、生徒と生徒の意見を自然とつないでいるところを見て、見習いたいと思いました。それだけではなく、うなづいて反応している子を見逃さず、「うなづいているね」と声かけするなど、全体をみているからこそできることであると思うので、私も生徒の細かい反応を見逃すことなくコミュニケーションをとりながら授業を進めていきたいです。

 2つ目は教科書の資料を活用するということです。算数の教科書に資料が掲示されており、その資料にはたくさんの工夫があり、その資料を活かすことで、生徒は生活感が出てくる分たくさん喋ることができると教えていただきました。その意見を聞く時、最低3人意見を待つことが大切であることを学びました。1人の意見に飛びつかず、子どもに頼って子どもの意見を待つことで、子ども同士で補助してくれたりするので、教師がたくさん喋るのではなく、子どもたちの対話を引き出す役目ができるようになりたいです。

 先生方はどちらも、私でも意見が言えそう、言いたいと思わせてくれる柔らかい雰囲気をお持ちでした。教壇に立つ時緊張して、ガチガチになってしまいそうですが、常に笑顔を忘れず、子どもがどういう気持ちなのかを考えれるような教師になりたいです。その一歩として教育実習があると思うので、持ち前の明るさを活かして充実した教育実習にしたいです。

 このような場を与えていただいた玉置先生、授業をしてくださった前座会の先生方、真打会の先生方ありがとうございました。(二村)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は真打会での学びを書きます!

 今回の授業は小学1年生の道徳と算数でした。まずは自分たちで授業を検討します。やはりいい授業を受けるだけでなく、自分で考えてみるというのが大事だなと感じました。もちろん観るだけでも十分な学びになりますが、考えてからのスタートだと自分の足りなさにも気づけますし、学びが深まります。

 お二方の授業の中でとても大事だなと思ったことは、子どもの反応を大切にすることです。

 子どもたちにとって雰囲気で覚えている言葉やあまり意味を知らない言葉を、教師がわかっているだろうというスタンスではいけないなと感じました。

 小学1年生の記憶はないので、経験を積んで子どもがどこまで理解しているか、把握するしかないのかなと思いましたが、子どもの反応をしっかり見て確認されている様子がたくさんありました。「新任だからわからない」では済まされませんね、、しっかりと子どもをみて授業を行いたいです。

 また、価値付けがとても多く、私たちゼミ生のやる気をたくさん引き出していただきました。教材研究をしっかり自分なりにすること、目の前の子どもの様子をしっかりみること、授業の中でも価値付けていくこと、お二人は簡単にされていましたが、教育実習で難しさを痛感しております。教壇に立つまでに、少しでも近づけるよう、模擬授業やセミナー、ボランティアにしっかり励んでいきたいです!

 5期生のみんなが実習で学びを発揮できるよう祈ってます!!!(関口)

8月25日 真打会に参加しての学び(高橋、二宮)

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 こんにちは!4期生の高橋です。先日、教員採用試験を終え、開放感と、応援してくださった皆さん、一緒に頑張ってきた仲間に感謝の気持ちでいっぱいです!次は、残りの大学生活を充実させることを頑張りたいです!

 8月25日に行われた、第2回真打会に参加させていただきました。私は、白井先生の道徳の授業、「きんのおの」を見させていただいての学びを書いていきたいと思います。

 白井先生の授業から学んだことは、あらゆる場面でかけられる、子供たちへの言葉がけです。

 例えば、指名した子供が発言できず、困っている場面では、「となりの人お助けできますか」と子供同士を繋げていたり、また、子供の姿を見て、「頷いてくれてる子いるね」、「悩みながら手を挙げてるね」「首振ってる子いるね」というような、ちょっとした声かけを重ねられていました。

 授業に参加しているからこそできる反応を見つけて、たくさん価値づけていくことで、全員が参加しなきゃ、と授業に集中できるようになるのではないかと思いました。

 私は、そのように授業中に子供たちに言葉をかけることがなかなか出来ませんでした。どんな姿を褒めればよいのか、どのように子供たちを繋げていけばよいのかを、白井先生の姿から学ぶことができました。

 また、授業後の玉置先生と和田先生のお話からは、いけないことだと分かっていながらも、嘘をついてしまう時の気持ちや、その弱さに寄り添いながら「正直に言うこと」の価値に気づかせていくことが大切だと学びました。その時に、今後に結びつけることが必要だと言うことで、嘘をついたきこりがこの後どうしたらよいのか、まで考えさせることもできるそうです。

 子供たちにとって、「嘘をつく」ということは誰もが一度は経験したことがあるであろう、「良くないこと」です。良くないことはやらない、というのも、もちろん大切ですが、それでも嘘をついてしまったときに、どうすればいいのかまで考えることが、自分の心の弱さと向き合うことに繋がるのではないかと思いました。

 白井先生の授業を見させていただき、わたしもあんな風に落ち着いて、温かい雰囲気で授業ができる先生になりたいな、と思いました。たくさんのことを学ばせていただきました。このような機会を与えてくださった玉置先生、白井先生、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは!実習がいよいよ来週からでちょっとずついいエンジンがかかってきました。5期生の二宮です。今回は8月25日の真打会から学んだことについて書きたいと思います。

 今回、私は算数の授業で児童役をさせていただきました。やってみた感想としては、昨年の真打会よりかは上手くできたと思いました。その年齢になりきり、どんな発言や動作をするか考えながらいることはとても難しいものでしたが数を積んで力をつけていきたいです。

 そして、岩月先生の授業から学んだことは「居心地良く、雰囲気良く」というものです。授業を受けていて「頑張ろう」と思えるような笑顔や声かけ、そして机間巡視で1人でも多くの子どもを見て短くはっきり褒める、といった細部まで気を配ることで子どもたちは気持ちよく授業が受けられるということを実感しました。

 授業後に和田先生が話されたことから2点学びました。1点目は「挿絵を使って考えさせていく」ということです。それは数図ブロックで視覚化はしていくものの、教科書の場面を活かして子どもたちに考えさせるものでした。

 私は教材研究をしている時に、似たような展開を考えていたので少し嬉しく感じました。それでもプロの考え方はすごく、自分の展開で納得いかなかったところがスッキリするものでした。なので似たところは素直に自分の自信にしてより良い授業を考えていこうと思いました。そして2点目は「待つ」ということです。これは子どもの発言に飛びつくのではなく、ギリギリまで待って他の子どもに補完させるというものです。教科書に式と書いてあるからと言って、「じゃあ式は?」と考え方を絞らせないことが大切だと感じました。和田先生のおっしゃった「待てる教師はできる。」というものを1つの理想像にしたいと思います。

 小学校1年生用の教材研究は今回初めてしましたが、自分たちが当たり前だと思っていることを当たり前だと思っていない子どもたちへ伝えることがどれだけ難しいかということを実感しました。それでも自分なりに考えて挑戦することを楽しく感じられたので、この気持ちを維持して実習に臨みます。玉置先生、前座会、真打会の先生方、ありがとうございました。(二宮)

感謝って難しいねぇ(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、『感謝って難しい』ということについて書いていきたいと思います。

 「感謝って難しい。」皆さんも一度はそう思ったことがあると思います。よくある会話に、「感謝の言葉を伝えているだけ。」「丁寧に感謝や謝罪をしても相手に伝わらない。」「心をこめる、誠意をみせるってどういうこと!?」というものがあると思います。

 感謝は自分だけでは完結しない。相手がいてはじめて成立する。そのため私たちは、感謝や謝罪がうまく行かないときに、「今精一杯のことをしたから、気持ちを切り替えて明日からの行動で示そう。」と考えます。人によっては相手の虫の居所が悪かったと考えることもあります。勿論その考え方に間違いはありません。

 私は感謝とは、

1自分の気持ち(理由や結果)
2感謝や謝罪の気持ちを伝えている自分の言葉や姿が相手にどう見えているかを考える客観視
3相手がどのような人間(どのような人生を歩んできた結果どう物事を考えるか)かを考える相手理解

 この三つを考えなければ高度な技術だと考えに至りました。1だけだと思い上がりになり、3があると相手は、「この人は私のことを考えている」と認識してもらうことができます。

 勿論難しいことです。しかし、この三つが必要だと理解しているだけで意識が変わり、少なからず言動に影響が出て、感謝や謝罪に心が入ると私は思います。

 子どもたちに感謝の仕方を教えるときに、相手の目をみる、言葉をはっきり伝えるなどの行動だけでなく、上記したような心のもちかたも伝えることが大事だと私は考えました。

 感謝って難しい。しかし、しなければならないという考え方でなく、できるようになると生きやすくなり、人との繋がりがやみつきになる、という考え方で私はこれからも磨いていきたいと考えています。お読みありがとうございます。(中澤)

8月25日真打会での学び(安部・古川)

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 こんにちは。4期生の安部と古川です。真打会で学んだことを書きたいと思います!

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 こんにちは。4期生の安部です。私からは道徳の授業で学んだことを書かせていただきます。今回は1年生対象で「きんのおの」という教材でした。まず、白井さんが授業をされる前に、ゼミ生同士で教材研究をしました。どのようにしたら「しょうじきなこころ」が1年生にすんなり落ちるのかとても頭を悩ませました。

 その後、白井さんの授業を見させていただきましたが、内容はもちろん、先生としての立ち振る舞いからも多くのことを学ばさせていただきました。例えば、良い子どもの行動をさらっと自然に褒めるところや、一人の子どもの発言をつなげて「正直ってどういう意味か〇〇さん分かる?」と他の子どもにつなげて、全体に意見が広がるように行っている意図的指名も素晴らしいなと思いました。私も現場に出て2年後、3年後、あんな風に素晴らしい先生になりたいなと思いました!

 また、授業後の和田先生の助言からも多くのことを学びました。一番印象的だったのが、「自分の弱いところがしっかり出せるように」という言葉です。今日の教材でいえば「うそをついてしまうのはどんな時か、またその時、どんな気持ちになったのか」を子どもたち一人一人にじっくり考えさせ、子ども同士で交流させることで、うそをついてしまう自分を自覚できるそうです。さらに、うそをつくことが自分にもあるということを自覚することで、「正直になることや本当のことを言う難しさ」というのを実感することができ、「うそをつかないのは難しいけれど、これからはうそをつかないようにしたい」という最終的に子どもになってほしい姿につながるのだなということを学びました。

 道徳はやはり、「いかに自分ごととして捉え、自分を見つめられるか」だと思います。しかし、教師として一人一人の子どもをそこまで導くのかが難しいのだと思います。学年によっても、それぞれの子どもの経験値や性格によっても道徳的価値を感じる度合いというのは異なるからです。道徳の授業の正解はまだまだ見つかりませんが、これからもたくさん色んな道徳の授業を見させていただき、自分の引き出しを増やしていきたいと思います。

 今日もここには書ききれないほど多くの学びを得ることができました。玉置先生を初め、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)


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 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は8月25日に行われた真打会から得た学びについて書かせて頂きます。今回、私は算数の模擬授業の生徒役として参加させて頂きました。

 まず第1に授業を受けていて感じたのは、とても活動しやすく頑張りたいと思える環境であったということについてです。20分という短い時間にも関わらず、先生は1人ひとりに多くの声掛けをしていました。また机間指導の際にもただすごいねと褒めるだけではなく、一歩踏み込んで「どうしてこう考えたの?」と考え方を聞き、しっかり受け止めた上で褒めてくれました。ただ褒めるだけではなく、褒め方、声の掛け方が重要で、それが子どものやる気に直結するのだと考えさせられました。

 そしてその後の全体での発表の際、机間指導で話した子どもの発言を活かし、意図的指名で授業を進行していました。臨機応変に子どもの意見どのタイミングで引き出し、どう組み合わせ、進行していくと理解がしやすいのかを考え、意図を持ち子どもからの意見を引き出している様子をみて、素晴らしさを感じるとともに授業を展開していく難しさ、大変さも感じさせられました。また教員が付け加えを我慢し子どもの発言、呟きを引き出し活用していくことも授業づくりで重要だと学びました。

 第2に子どもに集中をさせる技術的についてです。授業の導入で用いたフラッシュカードをテンポ良く子どもに全体で列ごとなど違うくくりで答えさせる、スピードを上げていくことでどんどん授業に引き込んでいくことができるということや問題文を読む際に全てをそのまま読ませるのではなく、一部を手で隠したり、しっかり見なきゃと子どもに思わず思わせる様な工夫がいくつかありました。どうしたら、子どもが授業に参加したくなるのか、こっちを向きたくなるのかを常に考えて授業づくりに励まなければならないのだと考えさせられました。自分自身の9月から始まる教育実習の際にも子どもを引きつけられる様に努力をしたいと思います。

 最後にこのような学びの場を与えてくださった玉置先生をはじめ、真打会、前座会の先生方、貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。(古川)

夏休みのボランティア活動で感じたこと(古川)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です!

 私は夏休みの間にaichikaraという団体が行うキャンプに参加してきました。このキャンプは震災などで被害を受け、なかなか普段思い切り遊ぶことができていない子ども達が自然の中で思い切り遊べる、リフレッシュすることを目的としています。今回はその時に学んだこと、教育実習に生かしたいと感じたことを書かせて頂きます。

 まず感じたのは、伝えることの難しさです。参加者の子どもが50人を超えていたということもあり、何か1つを子どもの前に立ち、漏れのないように伝える、それだけでも本当に大変でした。どうしたら注目してもらえるのか、集中して聞いてもらえるのか、とても考えさせられました。話を聞ける環境を整えたり、声のトーンを変えてみたりなど他のスタッフを見ながら、沢山勉強させてもらいました。そして子どもと仲良くなること、信頼関係を築くことも1つの大切な方法なのだと強く感じさせられました。子どももちゃんと考えて行動しています。同じ内容を伝えるにしてもこの人の話は重要か、聞いていた方がいいのかどうか良くも悪くも判断ができてしまいます。技術はもちろん大切です。

 しかし私は正直勉強段階でほとんど技術は持っていません。そんな私にできる手段として子どもに頼ること、助けてもらうことも1つの手なのだと自分自身、前に立った際に仲良くなった子どもが周りに声を掛けてくれている様子をみたりする中で実感させられました。教育実習を終えた多くの先輩からも子どもと沢山関わって、仲良くなった方が絶対に良い!とお話をもらいました。今回の経験、先輩からのお話からも教育実習の際は子どもにこれまでの実習以上に積極的に関わりたいです。

 次に一人一人の個性に寄り添うことに関してです。どうしたら様々な個性を大切にしつつ、どの子も集団生活を共に気持ち良く過ごせるのか、またそのためにできるスタッフのサポートは何なのか、この点についてもとても悩まされました。キャンプの事前準備では、経験ある方から、「どの子どもも、できないからできるようにするために、どのように対処したらいいのかが分からない、自分が何で悩んでいるか自体が分からなくなり、こころがもやもやしてしまうことが多い」ということを教えて頂きました。こころは見ることができません。いかにして状況や普段の様子から想像し読み取るか、寄り添いながら子どもから引き出したり、サポートしたりするのかが重要であるということや、一人一人子どもは違う、そのため対処方法も千差万別であると痛感させられました。

 最後に情報共有についてです。スタッフ(大人)同士が共有できていないと子どもを不安な思い、混乱させてしまうことを改めて感じさせられました。何度も情報を変更したり、様々な情報が飛び交う状況も同じく混乱を招きます。その状況を防ぐためにも自分自身の中で何が大切で共有しなければならないことなのかを整理してから情報発信をすること、共有すべき人は誰なのかを考えることなどが必要となります。

 自分一人で整理ができないとき、他のスタッフからの情報や考えを聞くことで自分一人では思いつかなかった改善策にも多く気付くことができました。情報共有ができていないと防げた事故まで起こってしまうこともあります。報連相を忘れないという意識、そして困ったときに相談できる人を作っておくことも重要であると考えさせられました。

 今回、準備段階から関わり、子どもと11日間、密に触れ合うことで本当に貴重な体験をさせて頂きました。多くの学びを得るとともに自分自身、子どもが好きだな、教員を目指したいなと改めて感じることができました。今年は冬にもキャンプを行うと予定ということで子ども達とも「そこでまた会おうね。」と約束をしました。冬にもまたキャンプに関われたら嬉しいです。最後にこのような貴重な体験をする機会を与えて下さったaichikaraのスタッフ、参加者、支援者の皆様ありがとうございました。(古川)

 aichikaraのホームページです。気になる方は良かったら見てみて下さい。https://www.step-aichikara.com/

『超能力』(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。四期生の教員採用試験が終わり、各々9月をどう過ごすか、達成感に道溢れた笑顔で考えていると思います。私は9月から3月にかけて、如何に四期生と過ごすたくさんの思い出を作れるか考えながら、記事を書く日々を過ごすと思います。

 今回は『超能力』というテーマで書いていきたいと思います。

 今、どういうことだろう?と思われた皆さんに伺います。人間には超能力があると思いますか?様々な意見、解釈があると思います。

 例えば「魔法、エスパー」と呼ばれる概念は、にわかに信じられないと思います。一方国語的には、「以心伝心、火事場の馬鹿力」という言葉があり、これを超能力と考えると、超能力の存在を肯定しています。

 さて、私は人間には超能力があると思います。それは、『何かを選択、決断するときに必ずその人にとって正しい方を選んでしまう』という超能力です。

 私たちは生きている限り、常に何かを選択しながら前に進んでいます。その時に自信をもっていたり、恐る恐る選んだり、直感で選んだり、衝動的に選んだり、他者に依存して選んだりすると思います。それ、実は見えない力に導かれているのでは?選ぶときの心情はその人次第ですので。

 時に人は、間違えた方を選んだと思い、後悔したり、途方にくれたりします。ところが不思議なことにある程度時間が過ぎて振り返ってみると、あのときに間違えたから今の幸せがあると気づきます。 気づくことができるのもその人次第だからおもしろいです。

 選んだことを正しい間違いと決めつけたり思い込んだりするのはその人の力であって、本当に正しいのか間違っているのかは誰にもわからない。それを人は超能力と呼ぶのではなかろうか。

 私は思います。「この道を選んで失敗した!しまった向こうへ行っていたら〜」と思うのは間違いです。「この道を選んで失敗したなら、この道だから失敗ですんだんだ。向こうへ行ってたら大失敗をしてたんだって笑」だから心を取り乱す必要はない。

 私自身この考えは、ずいぶん前からもっていて間違ってはいないと思いますが、何度も理想論と考えてきましたが、最近理想論でなく、人の道理だと納得することができました。皆さんは、どう思いますか。

 私は、育ってきた家庭環境上、人間哲学、人の道理を考えることをたくさんしてきました。しかし、それを正しく言語化したり、相手に伝える力がなかったため、頭にあるだけでした。ようやくその力がついたため、今後も不定期にこのような記事を書いていきたいと思います。気に入ったものがあればぜひ、子どもたちに伝えてみていただけたら幸いです。お読みありがとうございます。(中澤)

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