いのちの授業づくり実践セミナー東京7月27日、京都8月3日開催

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 日本教育新聞6月17日付けに先日の「いのちの授業づくり実践セミナー」の様子が掲載されました。とてもよい内容であったことが記事からもわかっていただけると思います。

 7月27日には東京で、8月3日には京都で行います。お近くの皆様、ぜひお越しください。

 掲載記事はここでご覧いただけます。
 20190526いのちの授業づくり実践セミナー(日本教育新聞)

6月3日 酒井さんの発表からの学び (二宮)

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 こんにちは!最近夏バテを実感し始めている5期生の二宮です。今回は酒井さんの3回目の発表から学んだことを書きたいと思います。

『「学び合う学び」が生まれるとき」 /石井順治 著

 今回の発表から学んだことは子どもへの注目のさせ方です。酒井さんは重要なことを言う直前に「耳をすませて」と一言加えていましたが、この一言が、子どもを聞くことに集中するよう促し、聞く姿勢を作りやすくしていました。聞く姿勢を作るために厳しい言い方をするのではなく、言葉を選んで少しでも聞こうと思う気持ちを大きくすることが大切だと学びました。

 また、言葉を埋める活動をするとき、 ○○ のように書くと子どもは丸の数が気になり文字数を意識してしまうのでアンダーバーで書くとよい、と玉置先生からご指導をいただきました。小さなこだわり一つで子どもの注意をそらさず考えさせることに集中できると言うことを学びました。

 今回酒井さんは授業技術ではなく、「心」に焦点を絞って授業をしてくれました。難しい本ではありましたがとてもわかりやすく飽きない工夫を多くしてくれました。お疲れ様でした!(二宮)

6月3日5期生ゼミ発表記録(酒井)

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 こんにちは。朝晩と日中の寒暖差に驚きを隠せない5期生の酒井です。

 さて今回は3回目となったゼミでの発表について書かせていただきます。私が紹介した本は石井順治先生が書かれた“「学び合う学び」が生まれるとき”という本です。

 今まで紹介してきた授業技術に関する本とは異なり、本書は授業の本質にせまる内容が書かれており授業式にするのがとても難しかったです。ですが、5期生のみんなに共有したい素敵な内容だったので伝えるためこの本を選ばせていただきました。

 読んでまず、「小中学生、5人に1人、人といると疲れる。総務庁調査」という見出しの記事が読売新聞の一面トップに掲載された(2000年12月24日)のを知ってとても驚きました。

 このニュースに加えて長崎や新潟小学生の殺傷事件を受けて、子どもたちの分断された他者関係の深刻さを学校はどう考え、対応策を講じていったらよいのか問題提起しています。と同時に、大勢の子どもが通う学校こそが、子どもたちの他者関係の歪みに対応できる場はないのではないか。と石井順治先生は著しています。

 この意見に私はとても納得がいきました。現代の日本には「学習」をすることができる施設や機会はいわゆる「学校」と呼ばれるところ以外にもたくさんあります。例えば、学習塾や予備校、家庭教師などです。しかしそれらと、小学校や中学校、高校など(以下学校)は違います。人と人が出会い、理解しあい、支えあっていくことの大切さを学ぶことで人格形成をする場が学校なのです。

 続けて石井先生はその中心は学校生活の大半を費やしている授業あると述べています。これに関してはここだけ読むと、他の時間はどうなのか!と思うもしれません。私もその1人でした。

 読み進めると、授業で語りあえているC小学校の神田先生のクラスの記録をビデオでおさめていた石井先生はそのクラスの印象を子どもたちが常に自然体であるということと、子どもと子どものつながりがはっきり見えた、と述べています。これが「授業づくりは学級づくり」という考えを大元に行われた成果を表していると考えられるのではないでしょうか。

 またこの段落では子どもを信頼した時、子ども達も教師を信じてくれていたことも書かれていました。先ほども述べた通り、学校生活の時間のうち授業がほとんどを占めているので子ども達との信頼関係を気付くにはよい授業を行うことが大前提であるはずです。よい授業というのは、子ども達の疑問や意見を大切にしたり、教師の都合で進めるのではなくある程度子ども達のペースに合わせて展開していったりと様々な条件をクリアして、結果的に子ども達がこの先生は信じられるな、授業以外でも関わりたいなあと思ってもらえるようなものなのかな、と思いました。

 インタビューの中で神田先生は、作文を書く授業を通して子どものことが良くわかるようになって、そういう積み重ねの中で、子どもたちって授業で変わっていくんだなあと思うようになり、生活指導と学習指導がひとつのものであることに気が付いた、とも述べています。この話から学級経営と授業の深い関わりを改めて感じることができました。

 発表は想像以上に難しく、たくさん行き詰まってしました。聞いてくれた仲間には本当に感謝しています。いただいたアドバイスも有難いものばかりでした。

【アドバイス1 発問は答えやすい文章で伝える】
 内容が複雑だったとはいえもっと嚙み砕いて言えば、尋ねていることが伝わり授業が盛り上がったんだろうなあと思います。おなじ内容を問うにも質問の仕方が違えば返ってくる反応も違うことを身をもって感じました。

【アドバイス2 机間指導では全員に声をかける】
 机間指導の際に今まで個人の主観で良いと感じた意見にだけコメントしたり、赤ペンを入れたりしていました。しかし、それではなにもしてもらえなかった子はどんな気持ちになるでしょうか。意見自体だけでなくたくさん書けていることや、丁寧にかけいることなども十分価値のあることなので声をかけるべきだと学びました。心掛けていきたいです。

 残り1回の発表ですが、気を引き締めて臨みたいと思います。(酒井)

6月3日の5期生のゼミ発表で学び得たこと(古川)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です!今回はゼミでの杉山さんの発表から学び得たことを書きたいと思います。

 杉山さんは、本を通して学んだことを「死刑について自分の考えをもとう」という課題の授業の中で実践し、伝えてくれました。

 資料から何かを読み取らせたいとき、比較をさせたいとき「一度に複数のことをさせない」ということを意識して、まず1つを見せ考えさせること。そしてその1つが考え終わったあと(子どもの頭の中が整理できたあと)にもう1つを見せて考えさせるということが重要であると学びました。ちょっとした教員の行動や工夫が子どもたちの思考の深さや理解度に大きな影響を与えます。教育実習でもこの点を忘れずに取り組みたいと思います。

 今回の内容は少し重たいものでした。最後にまとめをするときの杉山さんの表情はとても真剣で自分がどのように子どもに捉えて欲しいのか、その思いがしっかりと伝わりました。

 教員がどのような表情、声のトーン、手振り身振りをしているかで子ども達が受け取るものは大きく変化します。最悪の場合、それまでの授業の展開は良かったのに最後のまとめで教員が考えていた授業の主軸となる部分が伝わらなくなってしまった…いうことにもなりかねません。そんな状況を避けるためにも日頃から自分自身の行動に意図を持つ意識を持ちたいと思いました。

 発表をして下さった杉山さん、ありがとうございました。(古川)

6月3日のゼミ発表から学んだこと(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。6月3日のゼミ発表から学んだことを記します。

 私は、「プロ教師直伝!授業成功のゴールデンルール」(大前暁政 著)からの学びを授業風に発表…というわけではなく、この本から学んだ授業テクニックを活かして、普通の授業に挑戦しました。

 内容は中学3年生の公民で、課題を、「死刑制度について、自分の考えを持とう」という風にしました。この授業では、社会問題だけでなく、今後の人生で直面する答えのない問題に対し、常に考え続ける姿勢を養うことを狙いとしており、死刑制度の賛否に分かれて議論型の授業をする事で、友達がどのような考えを持っているのか、自分と立場の違う人はどのように考えているのかを知ることで、子供にとって大きな刺激になるというものです。

 本から学んだテクニックの1つ目は、資料を提示する上で、必ず1つずつ提示し、子供たちに読み取らせることです。複数の資料を同時に提示すると、混乱してしまう子供が出てきてしまい、せっかくの資料との対話の時間がムダになってしまいます。

 2つ目は、議論や討論を授業内で仕組むことです。子供たちは、友達の考えに敏感なので、自分とは異なる意見に驚き、新たな発見をします。こういった、友達からの刺激は、授業においてとても大事なことです。

 普通の授業に挑戦したことで、たくさんの改善点が見つかりました。細部まで指示をする(「手を下ろしてください」等の指示)、話すスピード(どうしても早口になってしまう)、わかりやすい板書(議論のための情報をきちんと書く)、子供の発言に対する返し方、板書のタイミング等、多くの指摘をいただき、実際にやってみることの大切さを実感しました。玉置先生からは、「こういうことを扱ったときのまとめは、動かずに、教壇から真剣な表情をして言うと良い」というアドバイスを頂きました。

 次回の発表をどのようにするかはまだ決まっていませんが、今回みたいな実践型の発表をリベンジしようかなと思っています。もっと多くのことを学んで、より良い授業にしていけるように頑張ります!(杉山)

6月1日 前座会・真打会・名人会に参加して(北神、加藤諒太)

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 こんにちは!今回は6月1日の前座会・真打会・名人会での学びを5期生の北神と4期生の加藤諒太で書いていきたいと思います!

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 こんにちは!五期生の北神です!6月1日に真打・前座会と名人会に参加しました。今回は真打・前座会での学びについて書きます。

 玉置ゼミ一期生の先輩方の授業を見せて頂いて、一番すごいと感じたことは、2人の授業は全く違ったということです。2人目の先輩は、先生方のアドバイスを生かしつつも、同じ流れの授業をされると思っていたのでとても驚きました。

 そして、授業は、同じ題材であっても自分なりに工夫できることが沢山あるのだなと感じました。題材は決まっていても、ゴールの目標は教師によってそれぞれ違うので授業内容も変わってきます。私は、講義でいろんな教科の授業の作り方を学んでいますが、この教科はこのような流れで進めなければならないというように決まっているものだと思っていました。だから、自分なりの工夫をどう取り入れればいいのか分かりませんでした。今回の前座会を通して、それは一例であって、目標のゴールにたどり着けるよう自由にアレンジしながら授業を作っていいのだなと学びました。

 もう一つ学んだことは、一人だけに意見を聞き続けるのではなく、「○○さん今△△くんが言ったこと分かった?」「○○さんもう一回教えてあげて。」「◻◻さん自分の言葉で言ってみて。」というように、周りの他の子どもも巻き込むと良いということです。このようにクラス全員を巻き込むことで、全員参加に繋がり、常に授業に集中していなければならない状況を作ることができることが分かりました。貴重なお時間をありがとうございました。(北神)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は6月1日の午後にあった名人会での学びについて書きたいと思います!

 午後は、山田貞二先生の道徳授業と、庄野俊哉さんの話し方講義がありました!

 山田貞二先生の道徳授業には生徒役として参加させて頂き、授業を受ける側から見た発見がありました。1つは児童生徒の心情表現の際に心の円盤を使うということです。道徳の授業において心情を表すことはとても難しいことで、苦手な子やうまく言葉を紡げない子もいると思います。

 しかし、そんな問題も心の円盤を使えば直感的に表現することができます。言葉では「そう思います。」「そうは思いません。」と表してしまうところを円盤を使うことにより、「そう思います。」も1つとして同じものがないことがわかります。言葉で表すにも簡単で心情がすぐに見て取れる、そんな工夫が生み出した教材であると感じました。自分も現場に出たら是非使ってみたいと感じました!!

 そしてもう1つがこの授業の終わりがオープンエンドであったということです。思いやりを多角的に考え、思いやりが大切だということを感じた後に、乗客は手伝わないが車椅子の方にスロープを用意する日本の駅員と駅員は手伝わないが車椅子の方ご電車に乗るのを手伝うドイツの乗客。日本は本当に思いやりなのだろうかという問いで授業が終わりました。私の心はモヤモヤしたまま終わりましたが、これこそ道徳なのかなと思います。今後を考えるきっかけとなり、より日常に道徳を生かす契機となるのではないかと思いました。

 庄野俊哉さんの話し方の講義では自分たちの知らないアナウンサーの世界も知ることができ、大変貴重な時間となりました。早口言葉もできると思っていましたが、失敗し、改めて話すことは難しいということを学びました(笑)

 特に、学びとなったのは「伝える=母音」ということです。庄野さんのいう通り、私たちが日常で使っている言葉は潰れていることが多いと思います。今まで母音を意識する機会はあまりなく、言葉を的確に伝えるために母音を意識する大切さを学んだので明日から実践しようと思います!!

 また、音量・スピード・間を意識して相手意識を持つことの大切さも知りました。コミュニケーションは相手があって初めて成立するものです。自己満足で終わらず、相手に伝えることができるようこの3つを意識してこれから話していきたいです!

 このような機会を用意してくださった玉置先生を始め、授業をしてくださった先生方、山田貞二先生、庄野俊哉さん本当にありがとうございました!!(加藤諒太)

6月1日 前座真打会・名人会に参加して(安部・加藤・古川)

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 こんにちは。4期生の安部です。私からは午後から行われた山田貞二先生の道徳の模擬授業のことを書かせていただきます!私は生徒役ではなく、後ろから授業を見させていただいたので、授業を客観的に見ることができ、 先生の授業の工夫を色々なところで発見することができました。授業後の深掘りも含めて学んだことを大きく2つに分けて書きます。

 1つ目は、やはり道徳の授業のミソは、いかに自分事として考えるところまで下ろせるかだ、ということです。山田先生は、授業の色々な場面で、今回のテーマである、「思いやり」を子どもが自分事として考えられるようにするための工夫をされていました。

 例えば、最初の資料の内容を確認する際、実にさらっと事実確認をするのですが、「赤ちゃんの火のついた泣き叫ぶ声とはどんな声?真似してみて」や、「拍手も真似してみて、これは何に対しての拍手だろう、目を閉じて考えてみて」と実際に活動をして考えてみるなど、色々なところで資料と自分自身をつなげるための工夫がされていました。

 読み物資料がとても良いお話だったので、「きれいごとの道徳」になってもおかしくはないと思うのですが、授業の随所で施される様々な工夫によって、子どもの心の中の本当の気持ちが自然に引き出されているのが流石だなと感じました。

 2つ目は、「多面的・多角的な視点」です。これは、学習指導要領にも謳われているいるように、道徳の授業をするに当たってとても大切なことですが、これを実現するのはなかなか難しいと思います。私も実習で授業をしてみて、子どもから様々な意見が出れば出るほど、授業をするこちらの収集がつかなくなって、浅く平たいままで終わってしまった苦い経験があります。山田先生の授業では、多面的・多角的に考えられ、そして考えが深められるところまで到達するための工夫が様々なところでされていました。

 例えば、お母さんの立場になって考えたとき、このまま乗っていくか、それとも降りるか、自分の気持ちを円盤に表す活動がありました。ほとんどの子どもが「乗って行く派」の青が9割以上を占める中、先生は、「降りる派」の赤の割合が多い子どもを見逃しませんでした。そして、赤が多かった2人に実際にお母さんになりきってその理由を話してもらいました。赤が多かった2人に、役割演技をしてとらうことで、他の子もこうやって考えることも確かにあるかもしれないなぁ、と新たな視点が得られたと思います。ロールプレイ(役割演技)がごく自然に行われていて、こうやって使うのか、と目から鱗の瞬間でした。

 今回、初めて道徳の授業を生で見させていただいて、やはり自分事として考えられること、そしえ多面的・多角的な考えに広がっていくことが大切だなと感じました。私自身、実習でうまく行かなかったこともあって、道徳の授業について分からないことだらけだったので、今回の学びはとても大きいものとなりました。

 お忙しい中、素晴らしい模擬授業をしてくださった山田先生、そして玉置先生を初め関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。6月1日に行われた前座会の、学生による教材研究からの学びを記事にさせていただきます。

 教材研究では、金子みすゞさんの詩「ふしぎ」を扱いました。僕達のチームでは、詩の倒置法による表現技法に気づかせて、それをもとに詩の内容を味わっていくという流れで研究しました。その際に、詩の一連目の三文をバラバラに提示し、子どもに順番を考えさせて倒置法に気づかせることを思いつきました。そのことを和田先生にお話ししたところ、「、や。は残す?残さない?」という助言をいただき、なるほどと考え直すことになりました。

 全員すっかり気付かなかったのですが、確かに句読点で文の流れを判断する子もいると思います。最終的に、子どもの意見を「文の流れ派」と「句読点派」で別れさせて対話にもっていけないかと考え、句読点は残して文を提示するということになりました。

 今回の学びは、「教材研究の細やかさ」です。子どもに句読点を見せる、見せないだけでも大きく流れが変わることを実感しました。場合によっては句読点の位置などに作者の意図を感じることもあるかもしれません。現場に出てから教材研究をする時には、いっそう注意深く教材研究を行いたいと思いました。

 また、今回学生チームは十人ほどで教材研究を行いました。それぞれの気づきや学びを総動員して一連の流れを考えました。(先ほどの文を切る案も実習前の三年生の意見でした!)しかし、現場に出てからは十人で教材研究を行う機会はなかなか少ないと思います。今のこの時間を大切にするとともに、来年も休みの日などにちょっと集まって教材研究やその交流などができたらいいなと思いました。(加藤)

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 こんにちは、5期の古川瑛理です。6月1日に行われた前座会の松井先生の授業からの学びを記事にさせていただきます。

 扱った教材は金子みすゞさんの詩「ふしぎ」です。松井先生はあえて1連目を手書きで板書し、丁寧に扱ったあとでそれ以降を1連ごとに用紙に書き提示していました。連の順番をわざと入れ替えて「緊張して、順番忘れちゃった。みんなならどう置く?」と問いかけ、順序という方法を隠していました。1連目をしっかりと捉えた上で順番を考えることが言葉のつながり、詩の意味を考察することにつながり、金子さんは何が一番不思議であったのかという狙いに迫ることができました。

 まず何を主発問にしたいのか、授業が終わった時に子どもに何が分かったと言って欲しいのかを考え、そしてその問いに対する発言を子どもから引き出す為には何処に注目させると良いかを考察し、その為の展開を考える教材研究をしなければいけないんだと感じさせられました。今年の秋にある教育実習で指導案を書く際に意識したいです。

 今回、授業中に発言が出た際、理解できていない児童がいました。松井先生はそれを見逃さず、「○○さん、分かった?」と声を掛けていました。そしてもう再度発言をした子に言ってもらったり、その発言に対して他の子に代弁してもらったり「○○さん、もう少しで分かりそうな顔してる!」と声を掛けたり、しつこくその点について問いかけ、その子が納得した仕草を見せた時「自分(○○さん)の言葉で言ってみようか」とその子がきちんと理解できたことを確認し最終的には、全体の認識にしていました。

 1人の子のはてなをきっかけとしてどんどん児童を繋いで、最後には全体に広げ、学級全員で1つの点にみんなで取り組む。こういう活動を対話的というのだと直で見ながら感じさせられました。また主発問に入る際の間の取り方など、子どもたちが今から大切なところに入るんだと雰囲気で感じられる工夫の大切さを考えさせられました。

 玉置先生を始めとする関係者の皆様、今回このような学びの機会を設けていただきありがとうございました。(古川)

6月1日 前座真打会・名人会に参加して(竹内・秋田)

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 こんにちは。4期生の竹内です。私は先日行われた前座・真打勉強会、名人会に参加しました。午前中に前座会の先生による模擬授業を見せていただき、午後からは授業名人の山田先生による道徳の模擬授業、プロアナウンサー庄野さんから朗読のコツについて学びました。今回はその中から2つのことについて書きたいと思います。

 1つ目は道徳の授業づくりについてです。私は山田先生の模擬授業を受けていましたが、思いやりについて考える良い授業だと思っていました。しかし深掘りの時間では、これはきれいごとな授業ではないかという議題が上がり、そのような視点を持てていませんでした。

 先生方は、道徳の授業づくりにおいて、「きれいごとで終わるのではなく、教材を読んだ時に内容を批判的に見て子どもたちをゆさぶったり、偉人たちは何がすこいのか、なぜ出来るのか、じゃあ自分とは何が違うのかと子どもたちをゆさぶる発問を考えたりすること大事」とおっしゃっていました。

 また、山田先生の模擬授業では資料から早く抜けており、資料は状況を掴むだけで、状況が掴めたら資料を閉じて後は自分の気持ちで感じた理由を答えさせなければいけないということを学びました。玉置先生はこれに対して、「読み取りが出来る子が活躍する道徳では意味がない」とおっしゃられており、その言葉を聞いて「道徳」と「国語」の違いを学びました。

 2つ目は庄野さんが意識していることについてです。庄野さんは玉置先生との対談の中で、相手に伝えるために音量、スピード、間の3つを意識しているとおっしゃられていました。

 音量はその場に適した音量であるかどうか、公共の場にいて不快に思わないか。スピードは相手が理解しているかどうか、自分が勝手に進めていくのではなく、中身が難しいところは特にゆっくりと。

 間は難しい内容を話した後に相手が理解し、うなづける余裕があるかどうか。教員採用試験に向けて面接練習をしていますが、緊張をすると話すのが早くなったり間をとらずに話してしまいがちでした。相手に伝わりやすくするために面接に限らずこの3つのことを普段から意識していきたいと思いました。

 前座・真打勉強会、名人会に参加して、前座会で活躍する1期生の先輩や授業名人と呼ばれる山田先生のような授業がしたい、と強く憧れを抱きました。そのため教員になってからも勉強をしていきたいと思います。玉置先生を始めとする関係者の皆様、今回このような学びの機会を設けていただきありがとうございました。


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 こんにちは!4期生の秋田です。昨日、玉置先生と4期生5期生のご飯会が開かれ、そこで普段はなかなか聞けない一人一人の玉置ゼミへの想いを聞きました。とても心温まる素敵な時間で、玉置先生と4期生5期生の自分にとっての存在の大きさと出会えたことへの感謝で胸がいっぱいになりました☺

 さて私は、前座真打会について書かせていただきます。

 今回は、前座会の先生方の国語の詩についての模擬授業を見せていただきました。模擬授業の前に、私たちゼミ生も指導案を考えました。実際に考えてみると、詩は本当に奥が深く難しいなと感じました。授業での子どもに対して様々なアプローチの仕方、授業の展開がありますが、子どもたちに身につけさせたい力やねらいをはっきりさせておく必要があるなと思いました。

 前座会の先生方の模擬授業を見せていただくと、さすが現場の先生方で、見ていて自分の実習の時に行った授業が恥ずかしくなりました。詩の一部分を隠したり、詩の連を並び変えさせたりするのがとてもおもしろいなと思いました。詩は読むことにとても意味があり、読むタイミングを教師は意図して行うことが重要であると学びました。

 そして、主発問の際には間をおいて話したり、話し方を変えたりして子どもにここが授業のメインだなと分からせることも大切であると学びました。

 松井先生は、模擬授業を終えて、普段の授業でも子どもの言葉のつなぎを大切にされているという話がとても印象に残りました。「よくわからない」というのも一つの発言として捉え、他の児童につなげていき、その発言から自分の言葉でもう一度発言させ、「よくわからない」と言った児童に戻すなど、一人一人を大切にされているなと感じました。

 また、この子をここで活躍させたいという場面をつくったり、みんなの意見を聞いて自分の言葉で言えたという自信をつけさせたり、意図的に授業を進めていく松井先生の巧みな授業展開がすごいなと改めて感じました。

 今回、一日を通して「なるほど!」「すごい!」「おー!」と自然と口から出てしまうような、深くとても濃い学びの時間でした。授業の面白さを感じるとともに、いつか私もこんな授業ができるようになってみたいと感じた日でした。ありがとうございました。(秋田)


6月3日四期生ゼミの学び(中澤)

 こんにちは!四期生の中澤佑太です!今回は、6月3日の四期生ゼミについて記します。

 前半45分は、教職教養の過去問を解きました。以前玉置先生は、「6月になると、ぎゅんぎゅん丸をつける音が聞こえてくる」というようなことを言っていました。

 私は、答え合わせをするときに耳を澄ませてみました。成る程、ぎゅんぎゅん聞こえてきました。始まった頃より、正解率が高くなり、満点をとる枚数が三枚以上とる学生も現れました。

 私は、誰かの正当率が上がることに喜びを感じられるようになっていました。そして、私の正当率も上がっていました。

 後半30分は、教育時事のプリント(出典教員養成セミナー2017年7月号)をもとに、ペアで問題を出しあいました。

 この時も私は耳を澄ませてみました。すると、ただ答え合うのでなく、考えを深め合う声が聞こえました。どうやら私は、いつの間にかすごい集団の一員になってしまったと思います。

 私は今二つの思いを抱いています。一つ目は、「この時間が永遠に続けばいいのに」という思いです。ありがたいかぎりです。そして二つ目は、「これからの私は、ゼミの仲間のような人間関係を作っていく人であろう」という思いです。そのために私は、玉置先生やゼミの仲間の言動を必死に学んでいます。

 玉置先生、家族のようなゼミの仲間、本日もありがとうございました。(中澤)
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5月29日 尾張旭市立城山小学校での学び(加藤諒太)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は5月29日の尾張旭市城山小学校での学びを書きたいと思います!

 今回の内容は「対話の深掘り、タブレット活用」というものでした。玉置先生の話す、対話と会話の違いという話はゼミなどでも聞いていましたが、聞くたびに納得してしまいます。主体的・対話的な深い学びが謳われている中で対話の本質を見極めることは大切なことです。議論は意見を述べ一つを選ぶこと、対話は双方が意見を述べ、自分の意見に相手の異なる視点の意見を得ること。この議論、対話を適切な場面で使い分け、決して会話にしないようにすることが大切だと改めて気づきました。

 また、現在の子どもの課題として対人関係が弱いということが挙げられるそうです。分からないことを聞ける子どもを育てることが求められており、教師が子どもの意見を他の子どもに共有することで学びを深めていくと言ったような教師が子どもと子どもをつなぐことが大切であるということを学びました。

 ICTの活用では、自分がまだ目を向けていなかったICTの利点を学びました。ICTというと、自分ではまだ授業活用という印象が強く、校務分掌や学校、学級経営に生かすというイメージはあまり持てずにいました。しかし、今回の講演やお話を聞いて校務分掌や学校経営にも欠かせないものだと学ぶことができました。ICTは効率を高め、時間を作るだけでなく、その空いた時間を使って良い教師として何ができるかを考え行動していくことが大切だと学びました。これからもICT教育について、新しい情報を取り入れ、現場に出た時に生かせるようにしていきたいです。

 このような機会を用意してくださった玉置先生を始め、城山小学校の職員の先生方ありがとうございました!(加藤諒太)

6月9日 教育フォーラムに参加して(早川)

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 こんにちは。お久しぶりです。玉置ゼミ3期生で、今は愛知県で小学校の教員として働いています、早川です。

 今回は、岐阜聖徳学園大学主催の教育フォーラムに参加して感じたことを記事に残しておきたいと思ったので書きます。

 この教育フォーラム自体は、初年の2年前から連続3回目の参加となりますが、何かが明らかに違いました。それは、フォーラムの内容や会場の雰囲気などではなく、自分の立場が変わったのだと気付きました。昨年度までは、ゼミの活動の一環としての参加であり、あくまでスタッフ色の強い参加の中の学びでした。しかし、今回は初任とは言えども一応プロの教師としての参加だったので、午前中に行われた「若い教師向けセミナー『教室で困ったこと』」で飛び交う会話や壇上の先生方を聞くたびに、心の底から共感することができました。そして、それぞれの先生方からの子供の様子が話されるたび、「(自分のクラスでいうと)あの子みたいだな・・・」とすぐに頭に子供達の顔が浮かびました。

 今までは学生での参加だったので、そこまでセミナーの内容に必然性を強く感じてはいませんでしたが、やはり自分が担任を任されているということがこんなにも自分に学びへの“切実さ”を生むんだなと感じました。しっかりと内容の重点はメモと頭に残したので少しずつ実践に移していけるよう頑張りたいと思います。

 また、自分のお休みの日を使ってまでフォーラムに参加したのには、もちろんゼミの後輩達の存在があります。自分の教員生活について興味を持って話を聞きにきてくれたり、教採を1ヶ月後に控えた中での不安から、相談をしてきてくれたりすることは本当に嬉しいです。自分が2期生の先輩方や、1期生の先輩方に質問攻めをしていたのが懐かしく思い出されました。もうあれから1年経ったのかと思うと本当に時が過ぎるのは早いなあと感じるばかりです。

 今ここまで今日あったことや、思ったことを文に起こしてきましたが、改めて「書く」ことの大事さに気付かされました。玉置先生を持ち上げるような形になってしまいますが(笑)、本当に良い心がけだと思いました。自分の頭の中の考えが整理できるのも、月間・週間・日ごとの予定を整理できるのも書くことで、全てがつながっているように感じます。

 数学専修の鈴木先生にも「1つの教科でもいいから、授業をやった後の感想、子どもたちの反応、こうすればよかったという反省などをノートに残して積み上げていくだけで今後につながる」とアドバイスを頂いたので、是非明日からの自分のルーティーンに組み込んでいきたいと思います。

 長々となってしまいましたが、まず1学期乗り越えられるように頑張ります。(早川)

P.S. カテゴリ「学生の学び」を選ぶのに、躊躇したことから、ついに自分ももう学生では無いんだという意識があることに気付かされました(笑)

※ 写真は早川君の大学時代の写真です。(玉置)

5月27日遠藤さんの発表から学び得たこと(北神)

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 こんにちは。五期生の北神です!5月28日に、遠藤さんが『教師のすごい!書く指導』からの学びを発表してくれました。その発表から学んだことを書きます。

 遠藤さんは、ワークシートを作って授業をしました。そのワークシートには、その1(初級)(上級)、その2、その3というように4つの問題がありました。私は、その1、その2、その3、その4ではだめなのだろうかと疑問に思いました。実は、それには、遠藤さんの素晴らしい工夫だったのです。

 まず最初に、私たちに「実は書くことが苦手だと感じる人?」と聞きました。そこで多くのゼミ生は手を挙げました。だから、遠藤さんは(初級)の問題から始めたのです。その時に得意だと思う子達ばかりであれば(上級)から始めていたそうです。

 子どもの実態に合わせた授業をしている所がすごいなと思うと同時に、子どもがどんな反応をするのか、いろんなパターンを考えながら授業を作ることってすごく大事なことだと思いました。私は、まだそれが出来ていないので、予想外の反応がくると戸惑ってしまいます。次に授業をする時には、子どもの反応パターンをたくさん考えて、まとめにたどり着くまでの道をたくさん考えたいです。(北神)

5月27日の五期生ゼミ発表を通した学び (遠藤)

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 こんにちは!先日、久しぶりに「かもめ食堂」を読み返していたら、どうしてもシナモンロールが食べたくなり、パン屋さんまで買いに走ってしまった5期生の遠藤です。「かもめ食堂」、のんびりした世界観に安心しているうちに、いつのまにか引き込まれてつい最後まで読んでしまう素敵な本です!是非一度読んでみてください!ただ、お腹が減ってしまう可能性はおおいにありますので、その点のみどうぞお気をつけください(笑)。

 さて今回は、5月27日に行われた5期生ゼミでの発表から学んだことについてお話したいと思います。私が選んだのは、森川正樹先生の書いた「教師のすごい!書く指導」という本です。この本は大学の図書館でたまたま見つけたのですが、ポイントを簡潔にまとめている点や、「書く力」の意義を子供たちと共に考えていく点などが素敵だなと感じ、選びました。

 今回自分が挑戦したのは、ワークシートを使った学習です。もともと私はワークシートの学習が苦手で、聞き手が自らノートを取った方が自由度も高く、個性が出せるのではと考えていました。

 しかし、ほかのゼミ生の子たちが作るワークシートを見ていると、机間指導の時にチェックをしやすかったり子供同士で見せる時にわかりやすかったりなどのメリットがあった為、取り入れてみました。実際にやってみると、そうしたことに加えて「次に何をやるか、見通しが立てやすい」というメリットがあることにも気がつきました。

 私は今回最初の問題を、初級と上級に分けるという工夫をしてみたのですが、そのことで聞き手側のリアクションを反映して進める授業形式を組み立てることが出来ました。苦手意識を持って敬遠するのではなく、まずはチャレンジしてから取捨選択をする工夫をしたいと思います。

 もう一つ、今回得た大きな学びは、授業を見に来てくださった菱川さんからのアドバイスです。私はこの本に載っていた「書き慣れレシピ」を通して、様々な子供が褒められる機会を作りたいと考えていました。

 しかし、私の想定していた褒める言葉では、いわゆる「優等生」と呼ばれる子しか褒められないということに気付かせて頂きました。また、私の知らないような葛藤を抱えた子供達が、一生懸命授業に取り組んでいるのだと知り、まだまだ未熟だったと反省しました。また、今回行った授業では、一文字も書けない子供が出てきてしまう可能性があるとご指摘を頂き、衝撃を受けました。私のなかでは、全員が参加できる授業を目指していたからです。教育実習に行く前に、こうした視点を教えて頂けて、心の底からありがたかったです。

 こうした自分の視野の狭さを自覚した時、私は最初に紹介した、「かもめ食堂」の主人公の女性を思い出しました。彼女も、これなら必ず美味しい!という料理への自信があるのに、お店が流行らず不思議に思っていましたが、やがて様々な視点を学び、徐々にお客さんが何を求めているのか、に気づいていきます。私もそんな風に、自分の考えだけに拘るのではなく、様々な視野を学んで、「誰の為の学びか」、考えていけるようになりたいです。

 私は幸いなことに、フィンランドの地で一人食堂を営むような孤独な立場ではないので、まずはそうした学びを得やすい恵まれた環境に感謝したいです。そして、他のゼミ生や沢山の本から学びを深め、現場のリアルな教育実態を意識して、これからも授業を考えていきたいです。(遠藤

5月27日5期生ゼミ 宮野さんの授業から学んだこと(大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です!今回はゼミでの宮野さんの授業から学んだことを書き記していきます。

 宮野さんは外国語活動、外国語科に触れた授業を行ってくれました。

 話す・聞くを身につけさせることを狙いとする外国語活動、書く・読むを身につけさせることを狙いとする外国語科と2つの違いを分かりやすく教えてくれました。そして、「アルファベット福笑い」という楽しみながらアルファベットの形を学べるアクティビティをやりました。

 目を瞑ったままペアの子の指示を頼りにアルファベットを書くというのは、頭の中で何を書いているのか想像しながら進めることができて、とても面白かったです。

 授業のまとめでは、3・4年生で文字の形や音声に慣れ親しませる活動を十分に行い、5・6年生ではその上で小文字・大文字の読み書きを出来るようにさせるという接続が大切ということを伝えて終わりました。

 実際にアクティビティを体験させた上で、身につけさせたい力を教えてくれたのでとても分かりやすい授業でした。

 今回授業をしてくれた宮野さん、ありがとうございました。(大久保)

5月27日ゼミ発表を通しての学び(宮野)

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 今回授業をしてみて、英語のアクティビティをすることと、時間配分の難しさを学びました。

 まず1点目に、アクティビティを取り入れることの難しさです。初めて、小学校英語のアクティビティに関する本を読み、今回実践してみましたが、思いがけないつまずきがありました。本に書かれているものをそのまま取り出して使いましたが、子供達の実態に合わせて、工夫をしたり、自分自身が何度かやってみて、つまずきそうな点を見つけたりして、改善策を立てておくことが必要だと思いました。 授業準備が少し甘かったかなと思います。特にアクティビティを行う際は準備を念入りにしたいと思いました。

 2点目に、時間配分に関してです。アクティビティに、思っていたよりも時間をかけてしまい、最後のまとめで時間が足りなくなってしまいました。はじめに、無理のない時間配分を決めて、内容を盛り込めるとよかったです。最後のまとめができなければ、授業はまとまりのないものとなってしまうので、しっかり内容を絞り込めるとよかったと思います。

 今回の授業を振り返ってみると、終始バタバタしてしまい、伝えたい内容を盛り込みすぎてしまったように思いました。また、一方的な説明が少し多かった気がします。他の発表者は、落ち着いて余裕のある授業展開でした。次回は、内容量と対話を重視するということに注意し、余裕のある授業を行いたいです。(宮野)

5月27日 二宮くんの発表から学び得たこと(遠藤)

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 こんにちは!五期生の遠藤です。今回は、5月27日に行われた二宮くんの発表について書きたいと思います。

 二宮くんは最初、「技術は〇〇で補えるけど、〇〇は技術で補えない」の、〇〇に入る言葉を聞くという導入をしていました。二宮くんはこの言葉を印象付けたくて考えた導入だったと思うのですが、やはりこうした問いかけは発問方法にブレが生じやすく、難しいなと感じました。メリハリをつけるには、問いかける言葉を変えることなく、一貫した発問をすることが大事なのだと学びました。

 「熱」という文字の入った熟語を書けるだけ書いてみようというワークは、全員参加の実現や全員が褒められるという点において、とても良い物だと感じました。二宮くんは一人一人に異なる言葉がけをして、価値付けを怠らず、楽しくワークを進めていました。そんな姿を見るだけで、楽しい気持ちになり、意欲的に取り組むことができました。これは、二宮くん自身の持つ個性と、身につけた演出力の賜物だと思います。子供が楽しく取り組めるようなリズム感のある授業、是非真似したいです。

 授業の最後に学んだことは、言葉選びの難しさです。二宮くんが「ゲームをやろう!」と言って始めた言葉当ては、ゲームではなくクイズではないか?という指摘が授業後にあり、成る程と思いました。子供はゲームと言われたらゲームを期待してしまう、言葉選びを気をつけなくてはいけないというお話は、幼児教育学でも小学校教育の講義でも一度は聞いたことがありました。しかし、やはり大人の視点から話を聞いてしまった為、最初は全く違和感を持ちませんでした。これから自分もレクリエーションをする機会が何度かあると思いますが、言葉選びと指示の出し方は、よく考えた上で行おうと思いました。

 全体を通して様々な工夫があり、とても楽しい授業でした。二宮くんの持つ子供を惹きつける話し方や、前に立った時の雰囲気などがとても親しみやすく、私も真似したいと感じました。(遠藤)

5月27日の発表からの学び (二宮)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今回は中村健一先生が書かれた「策略ブラック授業づくり つまらない授業にはブラックペッパーをかけて」という本を紹介しました。その発表を通して学んだことを2つ書きたいと思います。

1 色んなことを想定する
 今回、熟語を発表させる活動をしましたが、このゼミでは上手く言っても、現場でやった時に上手くいかないことがあるということを学びました。
 これは菱川さんのアドバイスからですが、緘黙な児童や日本語がわからない外国籍の児童など色々な事態を想定することが大切だということです。9月からの教育実習で、児童や生徒に「授業が楽しい」と思える学びを仕組もうと考えていましたが、こう言ったことにも気をつけて授業をしようと思いました。

2 言葉のニュアンスに気をつける。
 これは今回2つの活動を行いましたが、一つ目は「ワーク」と言ってゲームに近いものをし、二つ目に「ゲーム」と言ってクイズに近いものをしてしまいました。自分の中では、そこまで違和感を感じていなかったのですが、子どもたちは言葉一つでもこだわりを持つということがあるので気をつけたいと思いました。ただ、あとで構成を考えたノートを見てみると二回目の活動は「クイズ」と書いていたので、緊張はしていても落ち着こうと思いました。

 今回は前回に学んだことを活かして授業を作ることができましたが、また新しく課題を見つけたので次回に向けて、克服出来るような授業を考えたいと思います。

 そして今回は3期生の菱川さんや4期生の先輩方にも見ていただき、特別な回になりました。自分の中では納得のいかない部分はあったものの、玉置先生、先輩方や同期に指摘していただいたことは素直に受け止めて自信につなげていきたいです。ありがとうございました。(二宮)

元気の源(高橋)

 こんにちは!4期生の高橋です。いよいよ6月。勝負の時が近づいてきました。あと残りわすがかな時間をやり抜き、全員で乗り越えます!

 さて!5月の最終日、関口さん、加藤しょうきくんと一緒に、玉置先生と元気の源(パフェ^_^)を食べに行かせていただきました!その時のことについて、少し記しておきたいと思います。

 関口さんは小さい団子の乗った和風パフェ、残りの3人はチョコレートパフェを頼みました。

 それぞれの元気の源を頂きながら、玉置先生と色んなお話をしました。毎日の面接練習の様子、家族の話、中学生時代の話、そして4期生の話。また、玉置先生の担任時代のお話、校長時代のお話、聖徳に来られてからのお話…などなど、たくさんのことをお話ししているうちに、あっという間に時間は過ぎてしまいました。

 その中で、玉置先生から、この世に出ている数学の本は全て買った、というくらいたくさん買って読んでいたよ、というお話を伺いました。

 それを聞いて、わたしは少し安心しました。授業がうまいと言われる先生方は、もともとの素質があるからなのではないか…、どこかでそんな考えがあったからです。今考えると、なんて失礼なことを考えていたのかと恥ずかしく思います。玉置先生も、そのような努力を積み重ねて来られたからこそ、当時生徒だった方たちから今でも、面白かった、と言ってもらえるような授業を作ることができるんだと知ることができました。

 だから、いま自分の力不足だと思うことがあっても(今で言えば教採への取り組みですが)、頑張る方法はいくらでもあるし、私はまだまだ出来ることがある!まだ頑張れる!と改めて考えさせられました。まだ、全部の頑張る方法を試していないのに、落ち込んでる場合ではありませんでした。玉置先生から色んなお話を聞く中で、先生のことを少し深く知ることができて嬉しかったです。

 教採まであと1ヶ月半を切りました。気持ちだけが焦ってしまう毎日ですが、もっともっと努力できることがあると分かったので、着実に1日1日を積み重ねていきたいです。まずは数学と向き合ってみます。。。

 今日は、チョコレートパフェ以上に多くのことを得ることができた日になりました!貴重なお時間をありがとうございました!また行きましょう(^O^)笑(高橋)
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5月27日中西くんの発表から学んだこと(二村)

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 こんにちは!5期生の二村です。中西君の授業を受けての学びを書かせていただきます。

 中西君ははじめ、3期生の菱川さんが来研してくださり、先輩が見ている中、少し緊張した面持ちでした。

 しかし授業が始まると、落ち着いていて、ハキハキとした話し方で、聴きやすく、さすがだなと思いました。また言葉に勢いが出てきていたり、声に表情があり、よりパワーアップしていました。

 中西君の授業から机間指導について学びました。机間指導の時、いい意見があったら全体に聞こえる声で褒めてあげることで、意見を書けなくて困っている子に対してヒントをあげることができることを学びました。

 また机間指導を途中でやめると、児童は気になるため、時間が30秒などで短くても全体を回るべきということを学びました。

 実際にほめ言葉のシャワーを体験することですぐ理解でき、伝えたいことがはっきりとしていて、よくわかる楽しい授業でした。中西君お疲れ様でした!(二村)

5月27日ゼミ発表から学んだこと(中西)

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 こんにちは。新しい車が納車されてテンションが上がってる5期生の中西です。5月27日のゼミ発表について書かせていただきます。

 今回、私は「菊池省三の学級作り方程式」という本の中の「ほめ言葉のシャワー」について授業風に発表しました。実際にほめ言葉のシャワーを体験させて、それを行うメリットについて考えさせる展開で行いました。

 そこで学んだことは、机間指導についでです。よい意見に赤線を引いて、価値付けしながらまわっていた時に、玉置先生からご指摘いただいたことは、価値付けの声の大きさです。私は、その子にしか聞こえないような小さな声で机間指導をしていました。周りの人に聞こえる声で価値付けすることに最初は少し抵抗がありましたが、やっていくうちに子ども役の人たちの反応が良くなりました。

 玉置先生が以前セミナーの中で、自分の意見が無かったりわからなかったりした子は、教師の机間の声がヒントになるとおっしゃっていたのを思い出しました。次回の発表でも意識していきたいと思います。

 また今回の反省点は、間が空きすぎてしまい授業の流れがとまってしまったことです。自分の中で整理する前に口に出してしまう癖があるので、つじつまが合わなかった時や予想外の意見が出た時に間ができてしまいました。授業前にしっかりシュミレーションして落ち着いて臨むことが必要だと思いました。予想外の発言に対しての返し方は教師のアドリブ力などが必要だと思いますが、私にはまだその力がありません。

 それでも5期生ゼミを見に来てくださった3期生の菱川さんから、「沢山模擬授業を行うことこそが経験となってよりよい授業を作ることにつながるよ」とアドバイスをいただきました。ひとつひとつの模擬授業を大切にして反省点などを活かしながら、ステップアップしていきたいと思います。

 5期生のみんなや玉置先生、菱川さんのアドバイスをもとに今回以上に質の高い発表をつくっていきたいです。(中西)
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