5月26日「いのちの授業」づくり実践セミナーでの学び(高橋・竹内)

 こんにちは!4期生の高橋です。 5月26日に「いのちの授業」づくり実践セミナーに参加させていただきました。

 いのちを扱う道徳の授業づくりとはどのようなものなのか、鈴木中人さんの著書を使って、玉置先生、山田先生が模擬授業をされ、その様子を深掘りしていくという内容でした。

 わたしは、お2人の先生方の授業と、その後の深掘りのお話から、道徳は、自分自身と対話する教科だということを学びました。

 資料を通して、自分はどう思うのか、なぜそう思うのか、自分だったらどうするのかを自分の心に問うことで、色々な答えが出てくるし、自分がそう思うのなら全て正解であるというお話をうかがいました。

 玉置先生の授業では、範読のあと、感想や思ったことを書きましょう、ではなく、「心に浮かんだことを書きましょう」という指示がありました。正しいことを書かなければいけないという思いが消え、自分の思いを素直に書くことができました。今まで、資料に沿って、登場人物の思いを考えさせたり、行動の理由を考えさせる発問はよく目にしてきましたが、自分の心に浮かんだ気持ちを書くことで、自然と気持ちが資料から自分の方へ向いていたという気づきがありました。

 そして、いのちの授業をするにあたり、「体験」が大切だということも分かりました。鈴木中人さんのお話では、ご自身の経験と、娘さんである景子ちゃんのことを優しく、柔らかい調子で、そして、親より先に命を断つことを決してしてはいけない、ということを強く、訴えかける口調で、おっしゃっていました。

 道徳の教科書の文字を読むだけでは知ることのできなかった気持ちが、わたしの中に残っています。体験ってこういうことなんだと思いました。
子どもたちは、まだ「生死」ということについて実感が薄いからこそ、道徳の授業や、講演を通して、この、「心が動く体験」を積み重ねることが重要だと知ることができました。

 今日、模擬授業と、講演を受けて私自身が強く感じた心の動きを、子どもたちにも体験させられるような授業をいつかできるようになりたいです!今日もとても良い学びをさせていただき、本当にありがとうございました!(高橋)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今日は先日参加させていただいた「いのちの授業」づくり実践セミナーについて書きます。今回のセミナーでは、玉置先生と山田先生が鈴木中人さん著書の「いのちの授業」を扱った道徳の模擬授業を行いました。

 玉置先生の模擬授業では、最後のゆさぶり質問が特に印象的でした。授業の始めには「本の中で鈴木さんは『いのちは〜ものではない』と述べている。〜の中に入る言葉について考えてみて」と考えさせる機会がありました。私は「いのちは(ずっとある)ものではない」と考えましたが、実際の本の中には「いのちは(自分だけの)ものではない」と書かれていました。

 鈴木さんはなぜこう書かれていたのかを考え、範読後には「鈴木さんがなぜこう書かれていたのかは分かりましたね。では、あなたは『いのちは自分だけのもの』と言う子に対してはどんな声かけをしますか?」というゆさぶり質問が出されました。この質問が私は印象的で、「自分がいなくなることで家族や周りの人が悲しみ、影響を与えるから」としか言うことができませんでした。

 和田先生は玉置先生の授業を見た後に、この授業は自分との対話の時間を大切にしている、答えは自分の心の中にしかない、とおっしゃっていました。自分の中で答えを持つことが道徳では大事なことだと思い、私は「これが国語ではなく道徳の授業なんだ」と学びました。今回は時間の都合上全体的に話し合う時間はありませんでしたが、45分の授業なら玉置先生が理想とおっしゃる雪がしんしんと降り積もるように言葉を重ねていく授業になっていたのではないかと思いました。

 山田先生の模擬授業では、景子ちゃんが学校に行く理由ついて焦点が当てられました。私がもし余命半年と言われたら学校には行かずに、好きなことをやって過ごすと思います。その中でも学校に行くこと、宿題をやることを選んだ景子ちゃんはなぜか、それらをすることで生きていることを実感していたのか。P4Cという話し合いの中から、景子ちゃんは生き抜いている。やりたいことをやる。景子ちゃんは死ぬことを考えるのではなく、当たり前のことを当たり前にやり、毎日を必死に生き抜いていたのだと思いました。山田先生の模擬授業からは自分の人生の使い方を考えさせられる授業となりました。

 「いのちの授業」づくり実践セミナーに参加して、内容は難しかったですが、3時間の中身は濃い時間でした。このセミナーを通して、いのちの大切さについてどのように子どもたちに考えさせていくかを学ぶことができました。玉置先生を始めとする関係者の皆様ありがとうございました。(竹内)
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5月26日いのちの授業づくり実践セミナーでの学び(古川・中西)

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 こんにちは、5期生の古川瑛理です。今回は「いのちの授業」づくり実践セミナーでの玉置先生の模擬授業で学び得たことについて書いていこうと思います。

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 今回は "子どものための「いのちの授業」 小児がんの亡き娘が教えてくれたこと"という本を基に模擬授業を行なって下さいました。

 「いのちは自分だけのものではない」というキーワードから切り込み、問い掛けの際には交流の前に一人ひとりが自分のこれまでの経験から自分ならどう向き合うのか、どう考えるのかを思考し、自分の中に落とし込むことでいのちと向き合うことのできる、自身と対話のできる時間を取っていました。

 また今回、朗読に時間を掛けていました。この本自体がとてもいのちについて考えさせる力のあるものであるため、この本を朗読をすることが自分自身との対話となり、最後の問いに活きると仰っていました。これらのことからも子どもに自分自身を見つめる時間を与えることがより深い学びにする為の一つの条件ではないかと考えさせられました。

 どうしたら子どもの心に揺さぶりを掛けることができるのかを常に考えること。そしてその為には今回玉置先生がした様に教員が準備してきた通りではなく、子どもの発言、理解状況から臨機応変に対応し、展開を変えることも重要であるのだと認識させられました。そのような教員になる為には事前に授業展開をいくつか予想して準備をしておくこと、子どもの表情、行動に敏感になることが重要であるのではないかと思いました。今、自分に出来る第一歩として子どもの様子をしっかりと見つめ、変化を見逃さないようにする意識を持って、子どもと接していきたいです。

 鈴木中人さん、山田先生、玉置先生をはじめ、関係者の皆様、貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。今回の本を改めてしっかりと読み、いのちに関しての考えをさらに深めた上で、9月から始まる教育実習で児童、生徒と関わっていきたいと思います。 (古川)

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 こんにちは。暑い日が続いているので、最近は毎日アイスクリームを食べて生きている5期生の中西です。今回は5月26日に行われた、いのちの授業づくり実践セミナーの中で山田貞二先生の道徳模擬授業からの学びと、セミナー全体の感想を書かせていただきます。

 学びの一つ目は、道徳授業で子どもの発言・考えに共感することです。道徳の授業に間違いはありません。その子なりに考えた意見を教師は認めて共感してあげることで、気軽に発言できる環境を作ることができます。また、認められることでその子の自己肯定感も高まります。道徳の授業に限ったことではありませんが、「みんなの声をしっかり聴ける」教師がより高いレベルの授業を作っていけると学びました。

 二つ目はコミュニティーボールを使った対話についてです。何人かで円になって、ボールを持っている人が意見を言います。言い終えたら別の人にボールを渡して、ボールをもらった人が意見を言っていくと言うものです。意見が思いつかない場合は、パスしても大丈夫です。

 この方法は、ボールを持っている間は自分の意見を言おうとしているので周りの人は待っていてくれます。普段発言することが苦手な子でも自分のペースに周りが合わせてくれるので、全体として沢山の意見を出すことができます。手を挙げて発言する授業よりも、コミュニティーボールを入れることで、人の意見をしっかり聞こうという意識も強くなります。規律をしっかり守ることを意識させ対話的な授業を行ううえで、コミュニティーボールはとても有効的な方法だと知りました。


 このセミナーを通して、「いのち」について今一度考えました。私が小中学校の時に、「いのちは大切だ」と道徳授業でやりましたが、それより深く考えた記憶はありません。昨年祖父が亡くなったときに私は初めて、身近な人の死がどれほど悲しいことかを知りました。人の死は、沢山の人が悲しむということを感じて周りの人に感謝しながら私自身精一杯生きよう、と思いました。いのちの大切さを伝える時に必要なことは、死について考えさせることです。死がどういうことかを感じることでより生きることの大切さや素晴らしさを知り、自分一人で生きているのではなくいろいろな人の支えがあって生きていることを実感します。私は今回のセミナーでこのようなことを感じました。

 今回も沢山の貴重な学びがありました。玉置先生、山田先生はじめいのちの授業づくり実践セミナーの関係者の皆様、本当にありがとうございました。(中西)

5月26日命の授業での学び(中澤・加藤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太と加藤奨基です。今回は、5月26日に行われた命の授業について書きたいと思います!

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 こんにちは、4期の加藤奨基です!今回はいのちの授業のセミナーで、特に玉置先生の模擬授業からの学びを記事にさせていただきます。

 模擬授業では小学校高学年となって「いのち」について考えたのですが、まず、玉置先生は教材(今回は鈴木中人さんの本)の中にある「いのちは〜のものではない」、「〜に入るのは何か」と問いかけました。そして、様々な言葉を引き出して認めつつ、「いのちは 自分だけ のものではない」という正解を出しました。(本来、正解は受け手の心中のものなのですが、本文に即するという意味で正解と書きます)

 そして、作者はどういう思いで「いのちは自分だけのものではない」としたのか、と先生は問われました。その後の揺さぶり発問では、「それでも命は自分のものだ、とする人にはどう話すか?」という発問で命について考えを深め、対話を創られていました。

 私は、「いのちは自分だけのものではない」というのは、命一つ一つの影響力の強さを表した言葉だと思います。自分だけの命だと思っていても、命を与えてくれた親がいて、何気ない日常を過ごした時間があって、様々なものに影響を与えていくのが命であり、その影響が残り続けるものが命だと感じます。

 今、私は先生の二つの発問を通して命について自分事として考えられているのですが、道徳授業の最も難しいところは、この作者の思いや資料から自分事として考える転換の部分だと思います。その部分を、範読から思ったことを文字にするという行程で、玉置先生は思考が途切れないようとてもスムーズに繋げられていて、凄味を感じました。

 また、玉置先生の授業の理想に、「雪の降り積もるような授業」というのがありました。色々な子が色々なことを話し、そんな言い方もあるな、あんな言い方もあるなと言葉が降り積もっていく授業が理想であると聞き、とても共感しました。クラス全体がクラス全員を尊重し、認め合う雰囲気が「雪の降り積もるような授業」には必要だと思います。それは、子どもの自己肯定感も育まれ、とても素敵なことだと感じました。

 今回のいのちの授業では書ききれない学びがたくさんありました。まだまだ理解の追いつかないこともありました。ですが、いつか和田先生や柴原先生の仰っていたことが自分事として理解できるように、これからも学び続けていきます。ひとまず、今日の晩ご飯ではお母さんに「おいしいよ、ありがとう」と伝えたいです。玉置先生、山田先生、鈴木中人さん、柴原先生、関係者の皆さま、お声かけしていただいた皆さま、本当にありがとうございました!(加藤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、5月26日「命の授業」を受けた後の私の考えを書きます。

 いのちは自分だけのものではない。

 今私は心から思っています。玉置先生をはじめ、ゼミの仲間、両親、古くからの友人、お世話になった先生など、皆さんのものだと考えています。だから私は生きていかなければならないし、生きることに前を向いています。

 いのちは自分だけのものである。

 一年前までの私は心から思っていました。上記した存在の声が心に入らなかった。私は生きることになげやりになっていたし、生きることに前を向けなかったです。

 今日まで生きててよかった。そして死にたいけど死なないと思ってた自分への御褒美をいただいたと私は考えています。

 私は、いのちを大切にしない人はいないと思っています。

 しかし私は、いのちを大切にしようと考える余裕や方法がわからない、信じられない、心が壊れている人がいると思っています。

 未来は、今の自分が予測できないことが待っている。そして未来は、過去の出来事(死にたいほどの出来事であっても)に意味があったと納得させてもらい、助けてくれる人と必ず出会える。そんな神様からの贈り物だと私は考えています。

 だから死ぬことはもったいない。多くの大人をみてほしい。

 そのことに気付かせるために学校があり、教師がいるのではないかと私は考えています。死にたいと思っている人に、私は何ができるのだろうか。

 今回は大変久しぶりに、私のエッセイを書きました。昔の私の記事を読んでいただいた皆さんに、今の私の心を知ってほしくて書きました。これから先私には何が待っているのか。不安な気持ちは昔と比べてなくなったと言えば嘘になります。

 しかし、自分を大事にする心は、今はあります。だから大丈夫。みんなに心配されない自分になりたい。玉置ゼミ関係者の皆さん、一人の人間の心を救ってくれてありがとうございます。私は前を向いて生きています。

 本日は大変素敵なセミナーでした。いつまでも、命の授業セミナーに参加したい。そんな風に思う中澤でした。この終わり方も久しぶりでした。(中澤)

5月12日教師力アップセミナーに参加して(加藤・酒井・遠藤)

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 こんにちは!4期の加藤奨基です。今回は5月12日に行われた教師力アップセミナーの、多賀一郎先生からの学びを記事にさせていただきます。

 多賀先生はヒドゥンカリキュラムについて有名な先生であるとお聞きしており初耳なお話がたくさんだったのですが、特に印象に残ったものを2つピックアップしていきます。

 まず、多賀先生のお話の「意図せず伝わってしまうヒドゥンカリキュラム」として、「使いやすい子どもばかりに頼んでしまう」というものがありました。教師でなくとも人に何か頼む時に、ついやってしまうことだと思います。しかし、やりすぎてしまうと、次の年にその子がいじめられる可能性にも繋がると聞き驚きました。

 確かに、自分の経験の中にもそういった先生がいて、周りの子には「あいつがやってくれるからいいや」という空気がありました。クラスで決め事をする時などにはいつも全体が消極的な雰囲気だったので、居心地が悪かったことを覚えています。また、多賀先生は何か子どもに頼んだ時に「えー!」という子にも頼むことが教育である、とも仰っていました。使いやすい子どもだけでなく、やんちゃな子などにも満遍なく頼むことで雰囲気の良いクラス作りをしていきたいです。

 次に、授業が始まる第一声の、直前の子どもの空気を読む、ということです。これは特になるほどと思いました。前の授業で叱られて沈んだ雰囲気の子どもや、夏の暑い日に体育をしていた子どもに「教科書開いて」と言っても聞いてもらえるはずがありません。3分ほど時間をとってお茶を飲ませるなど、子どもたちの雰囲気を的確に読み取ることがその後の授業をより良くしたり、子どもとの関係性を築く布石になるのだと学びました。まるでデートのようだと感じました。

 ヒドゥンカリキュラムについてはゼミやセミナーでいくつか学んでいたのですが、今回のようにしっかりと具体的に学ぶ機会はなかったのでとても勉強になりました。また、多賀先生は保護者会での話題などもお話しして下さったので、来年に向けた知識を蓄えることもできました。多賀先生、玉置先生をはじめとするセミナー関係者の皆さん、ありがとうございました。(加藤)

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 まだまだ花粉と戦う5期生の酒井です(笑)。私が今回の教師力アップセミナーで特に印象に残っていることは2つあります。

 1つ目はチャイムがなったからと言って子どもたちが勉強モードに切り替わるわけではない、というものです。思い返してみると自分も小学生時代、なかなか授業と休み時間の区別がついていなかった気がします。自分ができていかなかった経験があるのにそういった子どもたち気持ちへの心配りに意識がいっていなかったのではっとしました。例えば夏暑い中体育としてきた後の子どもたちに授業開始前にうちわタイムを設ける等ささいなことでも切り替え時間を作ってあげられるかあげられないかで、その後の指示の通り具合も変わりそうだと感じました。

 2つ目は“人は関係性がないと話を聞かない”という言葉です。多くの人はたくさんある音から自分で聞きたいと思うものを選んでいます。つまり聞くことは心が決めているのです。誰かに向かって話せばそれが相手にとっての「聞いた」になるとは限らない。ともおっしゃっていましたが、たしかにそうだなあと感じました。自分の思いや願いを伝える時も、単純にやってほしいことを指示する時もこのことを頭に入れていくと良さそうだと感じました。子どもたちからみて○○先生の話は聞かなきゃ!と選んでもらえるような、信じてもらえるような、教師をめざそうと思いました。

 このセミナーの前まで正直ヒドゥンカリキュラムという言葉をほとんど理解していませんでした。分からないことだらけだったから、学びも多くもっともっと多賀先生のお話を聞きたいと思うほどでした。意識しない間に出た対応や身なりなどで子どもたちが解釈して学習したり、子がその感じた学びを保護者の方に話したりする可能性があることを踏まえて、自分の特性を理解し自分には伝えきれないこと自分だから伝えられることを把握したうえで指導にあたることが大切だと感じました。

 時間がたった今も鮮明に思い出せるくらい、今回もまた自分にとって大変有意義なセミナーでした。素晴らしいお話をありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!五期生の遠藤です。今回は、5/12に行われた教師力アップセミナーの中で学んだことについて書きたいと思います。

 多賀先生のお話の中にはとてもリアルな子供達の姿が沢山出てくる為、知らなかったことばかりで終始感動していました。中でも、子供は、チャイムが鳴るとブレーカーが落ちたように授業モードから解き放たれてしまうというお話がとても印象に残りました。遅刻するな、時間を守れと言っている先生が、チャイムが鳴っても平気で授業を延長していては、その言葉に説得力はありません。きっと誰でも小学生の頃は。延長する授業が嫌いだったはずですが、教える側になった途端、つい到達目標の方を優先してしまいがちです。その時には、こうした自分の「時間を守らない姿」を子供達は見ているんだ、という意識の元、延長を踏み止まり区切りをつけるよう心がけたいです。

 もう一つ、「気づかないままに伝わってしまうヒドゥンカリキュラム」のお話のなかで、子供を貶める笑いは教室に必要ない、と多賀先生は仰っていました。このことを痛感するような出来事が、私が小学生の時にありました。算数の時間にとある男の子がマッチ棒を使った問題を解こうとした時、担任の男の先生が「〇〇くんがマッチ棒みたいだね。」と言ったのです。その子は痩せていて坊主頭だったので、その外見からそう言ったのだと思います。クラスのみんなが笑い、次の日から彼のあだ名はマッチ棒になりました。先生の言動を見て、子供達も「あの子、からかっても良いんだ!」と思ってしまった、典型的なパターンだと思います。

 自分は今、多賀先生からお話を聞けてその怖さについて知ることが出来て、本当に良かったです。クラス全体が前向きになれるような、楽しい笑いのある授業作り、学級作りを目指していきたいです。

 多賀先生のお話を聞いていると、教師は自分が思っていた以上に四六時中子供に見られているのだということを感じました。子供達に恥ずかしくない背中を見せられるような教師になる為に、まだまだ学んでいきたいです。素晴らしいセミナーを開催してくださった多賀先生、こうした機会を与えてくださった先生方、本当にありがとうございました。(遠藤)

5月12日教師力アップセミナーでの学び(矢崎・安部・井上)

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 こんにちは!今回は先日参加させていただきました、教師力アップセミナーでの学びを4期生の井上、安部と5期生の矢崎で書いていきたいと思います。

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 まずは5期生の矢崎から記していきます!

 こんにちは。5期生の矢崎です。5月12日の教師力アップセミナーの学びについて書かせていただきます。

 多賀一郎先生からのお話は、納得させられるものばかりでした。なぜなら、多賀先生がお話しされた教師に向けてのヒドゥンカリキュラムは、私が児童生徒だった頃に先生に感じた信頼感又は不信感に繋がっていたからです。だから、私は生徒からの不信感のタネは全て教師自身が児童生徒の立場に帰ることにのできない、頑固な頭になってしまうからではないかと考えました。

 多賀先生が用意してくださったパワーポイントの中には児童生徒に人気なキャラクターやドラマなどの画像が多く出てきました。私は正直、多賀先生のパワーポイントにそんな今時のものが出てくるとは思っていなかったので驚きました。ここからも分かるように多賀先生は今の児童生徒が何が好きで嫌いかということにまで関心を持っておられます。だからこそ、ヒドゥンカリキュラムに気づくことができるのだと感じました。

 私も多賀先生のように児童生徒の立場に立って考えることのできる教師になりたいと思いました。 (矢崎)

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 次に4期生の安部です!

 こんにちは。辛い教採期間、励まし合える仲間がいることのありがたさを実感している、4期生の安部です!今日は久しぶりのセミナーでしたが、すっかり先生らしくなられた3期生の先輩方とも久々にお話できて、とても充実した時間を過ごすことができました。

 今日のテーマであるヒドゥンカリキュラムは今までに行った実習などでも感じることがあって、良くも悪くも教師の意図しない言動や振る舞い、姿が子どもに大いに影響していることを感じていました。今日のセミナーで多賀先生は、子どもに対するヒドュンカリキュラム、保護者対するヒドュンカリキュラムなど色々な場面でのヒドュンカリキュラムを紹介されていて、こんなところにもヒドュンが潜んでいるのかと驚かされたところががたくさんありました。

 その中でも一番印象に残ったのが、「注意ではなく、手をかける」というお言葉です。先生が話しているのに友達同士のおしゃべりをやめない子どもに対して多賀先生は、言葉で注意するのではなく、その子のところに行ってそのまま授業を進めるそうです。おしゃべりをしていた子どもの真ん中に先生が入ってきて、おしゃべりをやめない子どもは流石にいません。いたとしてもそれは逆に先生にかまってほしくてわざとそのような行動をしている可能性があり、別の対処が必要です。

 多賀先生は、このように言葉で怒る、叱るのではなく、教師自らが動き、手をかけ指導することが大切であると言います。また、近所のおばちゃんと先生の違いは子どもの良いところを見つけ伸ばせられるかどうかであるとおっしゃっていました。これにもとても納得させられました。言葉一つの注意で直るなら先生はそれほど苦労しないと思います。言葉で教えることも大切ですが、それ以上に普段から目をかけ手をかけて継続的に関わっていくことが子どもの成長につながり、もっとも大切なことではないかと思いました。

 昔は怒鳴ることが普通だったけれど、時代とともに指導の仕方も変わっており、現代は、褒めて育て、子どもが自然に正しい行動を身につけられるように指導の仕方を工夫することが大切であるとおっしゃっていました。子どもが先生の言うことを聞くかどうかは教師が意図しないヒドュンカリキュラムが大きく影響しています。日々走り回って忙しい教師ですが、自分が子どもたちにどのように見られているのか、ふとした時に考えてみることが大切だなと思いました。

 すごく貴重なお話を聞かせていただいた多賀先生、そして運営委員の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 最後に井上です!

 こんにちは!今回のセミナーではこれからの学級づくりとヒドゥンカリキュラムについて学んできました。

 その中で一番自分の中でグサリときたのが「使いやすい子どもばかり頼んでいる」ということです。

 私は大学のサークルではまさに使いやすい人を選んでいました。人に何かを頼む時、この人ならやってくれるだろう、すぐ行動してくれるだろうと無意識に選んでいたと思います。その背景には、時間のない中で練習を回すため、絶対にやってくれるだろうと思う人に任せると確実だといった思いがあったからだと思います。

 今こうして考えるととても恐ろしいヒドゥンカリキュラムが働いていたと感じます。これがもし学校であったら、子どもたちには、「先生は人を選ぶ」「自分は能力が低いから頼んでもらえない」など、自分では意図していないことが子どもたちに伝わってしまっていたかもしれません。子供たちは教師のことをよく見ています。少しの変化や違いに気がつきます。だからこそ、教師の振る舞いや言動は注意しなければいけない。そう強く感じました。

 学校現場では、使いやすい子は使わず、使いにくい子だけ使うということは難しいと思います。そこでまずは、使いやすい子と使いにくい子(育てたい子)にペアで何かを頼むといいのではないかと考えます。子ども達同士で聞き合いながら、協力しながら頼まれたことを達成することで少しずつ育てたい子は育っていくのではないかと考えました。

 今日のセミナーは3期生の先輩方も参加されており、1年目の声をたくさん聞くことができました。頑張っている先輩の姿や話を聞いて、大きなパワーをいただきました!私も頑張ろうと思います!!

 多賀先生、そして運営してくださった皆様、ありがとうごいました。(井上)

5月12日 教師力アップセミナーでの学び(鏡味、生田、安藤)

 5月12日に行われた教師力アップセミナーで多賀先生のご講演から学ばせていただいたことを鏡味、生田、安藤で書かせていただきます。

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 こんにちは!五期生の生田です!今回は教師力アップセミナーで学んだ多賀先生の「これからの学級づくりとヒドゥンカリキュラム」について書いて行こうと思います。

 自分は今まで色々な事を学んできましたが、今回の講義を聞いて「ヒドゥンカリキュラム」とは聞き馴染みのない言葉ですが、教師にとって1番大切で、1番初めに学ばなければならないものだと強く思いました。どれだけ教師の技術を学んでも、知らない内に伝わってしまっている教育、つまりヒドゥンカリキュラムをしっかりしてないことには子どもには伝わらないということも学びました。

 そしてここでは教師としての人間性が大事になります。やはり教師は人間として好かれているにこしたことはありません。教師だからといってごまかしたり、偉そうにしたり、不機嫌だったりしていては子どもだって嫌いになります。授業でない場でも人間としての教育効果を与えるために人間としても、誠実で素直な姿を見せていく必要があります。

 自分も実習や教師になって困った時にこの「ヒドゥンカリキュラム」を思い出していきたいと思いました。ありがとうございました(生田)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回の教師力アップセミナーは、多賀一郎先生のヒドゥンカリキュラムでした。先生の言葉で印象に残っていることを1つ書きます。

 それは、教師自身が温かくないと子どもを温めることができないということです。居心地のいいクラスを作るための条件の1つにクラスの温かさがあると先生は仰いました。その温かいクラス、温かい心をもった子どもを育てるためには教師自身が温かい人であり、温かい言葉を子どもにかけてあげることが大切だと学びました。

 ヒドゥンカリキュラムとは、知らないうちに教師が子どもに送っているメッセージのことです。温かい教師は自然と温かい言葉や指導が出てきます。冷たい教師はいくら温かい言葉を使っても、どこかで子どもに見破られてしまうと思います。

 実際、多賀先生からは、声や話し方、雰囲気などから温かさをたくさん感じました。それは多賀先生自身が本当に温かい人であり、これは意識して作ることが難しいと思いました。

 「教育は人なり」とあるように、教師と子どもがいて成り立ち、人間相手のものです。いくら教育のテクニックを持っていても、その人が本気でぶつからないと子どもの心は動かせないと思います。常日頃から人間力を磨くことが大切であると学びました。
多賀先生、素晴らしい講演をありがとうございました。(鏡味)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。先日の教師力アップセミナーで多賀先生のお話から学ばせて頂いたことを書いていきたいと思います。

 学びがたくさんありすぎて、特にこれと絞るのが難しいのですが、心に残っている多賀先生の言葉を2つあげたいと思います。

 1つ目は「子どもの文化を理解しようとしないと子ども理解ができるわけがない」という言葉です。多賀先生は講演の中でもたくさんのアニメや漫画の画像を使われていて、最初驚きました。知っているアニメが出てくると話の内容や先生にユーモアや親しみやすさを感じました。

 私自身、今小学生に大人気の『おしり探偵』を読み、ボランティア先の小学校で休み時間に名ゼリフを言っておしり探偵のイラストを描いたところ、子どもたちが集まってきて、子どもの文化を知っているだけでも子どもとの関係作りが変わってくると実感しました。子どもの文化理解の体現をされていた多賀先生のように、私も子どもの文化を軽んじず、自ら子どもの心を知ろうとし、子どもたちと感情を共有できる教師になりたいです。

 2つ目は「注意ではなく手をかける」という言葉です。子どもを変えようと思ったら口だけで全部やるのではなく、必ず手をかけてやる。口先だけで子どもを注意してしまうこと、あると思います。多賀先生の話の中で、授業中お喋りしている子どもに「そこお喋りやめなさい」というより、その子どもの間に立つだけで子どもたちは話をやめるというエピソードを聞いて、それこそが手をかけるということだとわかりました。この話を聞かなかったら口だけで注意しているという、認識すら持てなかったかもしれません。言うことをきかない、と子どものせいにするのではなく、そのために自分は何をしたのか、手をかけたのか、常に自問し、子どもにさまざまなアプローチをしていきたいです。

 他にも保護者対応のヒドゥンなど、知っているだけでも変わってくるだろうな、という実践的なお話ばかりで大変勉強になりました。ありがとうございました!(安藤)
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バス蓋の売り方(関口)

 こんにちは!4期生の関口です!今日は少し前になりますが、先輩から聞いたありがたい話について書きます。

 GWに勉強をしていたら、「自分でやる勉強と現役教師のありがたい話、どっちが勉強になると思う?」と急遽呼び出されました。

 着いた瞬間、急に面接練習が始まりました。本当に怖い先輩たちですよね。でもことあるごとにありがたい話がたくさん入って偉大さを実感させられます。その中で「バス蓋をどう売る?」という話がありました。お風呂に乗っける蓋、単品を売るとするならどうやってアピールする?と言うのです。

 玉置ゼミのみんなならどう言うでしょうか。わたしはおいだきにはお金がかかるという話をしましたが、先輩はこう言いました。
「一人暮らしならバス蓋はいらない。誰かと暮らしていて、次に入る人がいるからバス蓋が必要。次の人があったかいまま入れるようにバス蓋がいるんです。バス蓋は思いやりです」と。
 バス蓋が思いやり、、、なんというパワーワードでしょうか。その話を家に持ち帰ったら、お父さんからは「おいだきをすることは森林伐採にも繋がるから環境に対しても思いやりだね」と言われました。バス蓋ってそんなに大規模なことだったのか、、。
ここで先輩が言いたかったのはバス蓋の魅力ではなく、どんなものでも見方で変わるということでした。ああやはり偉大な先輩方だなと実感させられたGWでした。

 最近、わたしの周りにはすごい考えを持った人ばかりがいることをたくさん実感します。その分、自分への自信がなくなっています。けれども、こういう弱音を吐いたら寄り添ってくれる友達もいて、努力が足りないんじゃない?と考え直させてくれる人もいます。おかげで、わたしには思いつかないことも多いかもしれないけれど、その分いろんな人の話を聞いたり本を読んだりたくさん学ばなければいけないなと思えるようになりました。頑張らねば!!!

 そして話は飛びまくるのですが、先日友達が玉置先生に面接を見ていただき、「めっちゃ優しかった!大好きになった!」という話を聞きました。「いや絶対わたしの方が大好きだし!」と思いながらも(張り合うところじゃないですが(笑))、週に2回もゼミで見ていただけることがどれだけ幸せか、改めて噛み締めました。お忙しい中いつも本当にありがとうございます!

 写真は面接練習後、4期生13人で揃ったのでなんとなく撮ってみたものです!長くなり話も飛び飛びでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!(関口)
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5月20日長谷川さんの発表から学んだこと(酒井)

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 こんにちは。花粉症がなかなかおさまらない5期生の酒井です笑

 さて5期生のゼミもはやいもので6回目となりました。今回は長谷川さんの発表から学んだことを書かせていただきます。

 勉強なるなあと思った点としてまず発問があります。私は今まで答えが決まっている発問を考えて、正解してもらうことを考えてしまうことが多かったので、出てほしい答えが出ないと焦ってしまっていました。しかし、長谷川さんは答えが何通りかある発問をしていて、どの答えでも正解!といってくれました。答えが複数あることで、様々な思考の子どもたちがより考えて、他にも言い方ないかなあ、と考えることもできそうだと感じました。

 また、時間や教師側の都合で授業を進めるのではなく子ども達の様子をみながら次の指示を出していて真似したいと思いました。

 玉置先生からは、板書が要点や次使うことだけを書くようにするとよいアドレスがありました。サラサラと板書が書けるのは良いけれど子ども達を見る方にも配慮はおきたいなあと感じました。

 発表も2周目に入りどんどん良い発表をしている仲間をみてとても良い刺激を受けています。私もみんなの刺激になるように高めて行きたいし、もっともっと仲間のよさを吸収していきたいです。(酒井)

5月20日5期生ゼミ発表から学んだこと(長谷川)

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 こんにちは!5期生の長谷川です。今回で2回目となるゼミ発表を終えて学び得たことをまとめます。

 私が紹介した本は、佐藤正寿先生の『プロ教師直伝!「教師力」パワーアップ講座』です。沢山アイディアや方法が載っていて、どれを発表しようか迷いました。今回はその中でも、私がなるほどなぁ、面白いと思ったノート指導について取り上げ、発表しました。

 佐藤先生は、普段から「気づきを書くときは番号を書きましょう」や「ノートは王様のように贅沢に使いましょう」と言ってノート指導をします。しかし、机間指導中に、 気づきが書かれているところに番号がふっていないノートや、ギュンギュン詰めに書かれているノートを見つけました。その時、佐藤先生は「気づきを書く時は?」「ノートは王様のように?」と合言葉を子どもに問いかけるそうです。そうすることで、子どもは「番号を書く!」や「贅沢に!」と答え、そうだった、番号書かなくちゃ!贅沢に、もっと間を空けて書かなくちゃ!と気づくそうです。この合言葉は、子ども自身が、教師に指摘されなくても、自分のノートを見て、気づいて直すという点でいい方法だと思いました。

 また、「字が雑なので、もっと丁寧に書きなさい」というような指導法より、何倍も効果がいいと思います。このような合言葉は教師になったときにも、使えるので、それまでに考えて準備しておきたいです。

 今回は自分の中で、子どもの様子をしっかり見ることを意識しました。例えば、全員にプリントが配られているか、考えがまとまって手が止まってきたか、話し合いの声が小さくなってきたか、など小さな動作などを見逃さないようにしました。このような小さなことでも、授業をする上では大切で、これらを教師が気づくことなく進めてしまうと、授業が崩れていく原因になるのだと考えました。また、更にレベルアップした授業をする為に、玉置先生から板書を効率よく使い、授業を進めると良いというアドバイスを頂きました。このことは、実際に経験してみなければ気づかなかったことです。子どもの発言で大切な言葉を聞き分け、短く板書して、重要なところは、授業が終わった後でも分かる黒板になるようにしたいと思います。

 今回もステキな仲間と発表を通して沢山の学びを得ることができました。ゼミ生の発表も回数を重ねるごとにレベルアップしているので、私も仲間と一緒に頑張ります!!(長谷川)

5月20日木下さんの発表から学んだこと(生田)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!今回はゼミでの木下さんの発表について書いていこうと思います。

 木下さんの発表からは「批評ばかりではなくフラットな言葉がけを」ということをまなびました。 木下さんは昔の絵を持ってきてそれに対してみんながどんな声かけをするか聞いて行きました。絵には動物たちが大きな木の下で運動会をやっている絵でした。それに対して多くのみんなは「○○がいいね」「ここの書き方上手」といった内容でした。しかし1人の男の子が「先生もこんな大きな木の下で寝てみたいなぁ」と言ったのです。そしてこの意見がピックアップされました。

 つまりフラットな意見というものは、作品に対して良し悪しをつけるものでなくその子にしか言えない特徴を拾ってあげることです。そしてこのような大変わかりやすい説明がありました。「子どもの表現である作文や絵はラブレターである」つまりそのラブレターを上手だね、丁寧にかけたねなど良し悪しをつけられると上手に書くことが目的になってしまい個性が失われてしまう恐れがあります。

 自分も小学生の時に、良し悪しばかり言われていたので上手に書く事が目的となってしまい、褒めてもらうことばかり考えていました。自分が教師になったら、ある程度方法を伝えたらあとは児童が伸び伸びと個性を出し、主体的に取り組める環境を用意していきたいです。木下さんありがとうございました(生田)

5月20日 5期生ゼミ発表を通しての学び(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は5月20日に行ったゼミの活動について書いていきます。

 ゼミの仲間たちも発表が2回目になるとレベルがぐんと上がって、正直2回目の発表はプレッシャーでした。「どうすれば面白くみんなを引き込める授業ができるか。」「飽きないような15分にするにはどうすればいいか。」と1回目の発表の時よりも多くのことを考えました。そんな第2回目の発表を終えて学んだことを2つに絞って記します。

 1つ目は、課題とは何かということです。今回私は課題を「批評ばかりではなくフラットな言葉がけを」と本から抜き出した言葉をそのまま課題に設定しました。これでは課題にはなっておらず、今回の場合「フラットな言葉がけを考えよう」や「フラットな言葉がけ名人になろう」というように、〜しようの語尾にするとよりよいことを学びました。また、その授業の中で最もさせたいことこそが課題であることも学びました。

 2つ目は、意図的指名をする際の順番です。意図的指名をする際には、机間指導をして最も良いなと思った子どもの意見を最初にもっていくことが大切であることを学びました。最も良い意見を最初に持っていくことで、その授業レベルを上げることにつながるのです。最初に出た意見によって他の子どもたちは「この授業はこれくらい答えるのか。」と感じるそうです。

 今回のゼミでもたったの15分間の発表でしたが、多くの学びがありました。次の発表もよりレベルアップした授業を目指して頑張りたいです。(木下)

5月22日 4期生ゼミでの学び(秋田)

 こんにちは!4期生の秋田です!もうすぐ5月も終わり、日々時間がすぎるのが早いな〜と感じます。それだけ一日一日濃くて、友達や先生方からの学びが多いのだと思います。

 さて、先日のゼミでは主に教職問題の過去問を解き、その後ペアを組んで話し合い完答をつくることをしました。

 自分がここはちゃんと理解している、自信があると思っているところでも、意外にだれかに説明しようとするとうまくできず、「あれ?ここあまりわかっていなかったな」と自分の穴を再確認することができました!

 これは、将来自分が教師になった時も授業においてとても重要であると思います。今では、学校でペア活動やグループ活動が多く取り入られています。子どもたちが自分の意見を発信し、他の人の意見を受け取る、その中で自分の考えを口にすることではじめて気づくことがあったり、他の人の意見をきいて自分の考えが深まったりなど新たな気づきや学びは多いです。

 "学び合い"のなかでも、教えてもらう子だけが力がつくのではなく、教える子も教えることで、例えば体育であれば自分はどこを意識して倒立前転をしていたのだろうと再確認できたり、算数では「ここをうまく説明できないな、自分もあまりよくわかっていなかったかもしれない」など自分の穴や弱いところを見つけられるきっかけにもなります。そんな"学び合い""教え合いの"大切さを改めて実感したゼミでした!

 この間、小論文を書いていて困ったことを高桑さんに話したら、「わたしだったら、こういうこと書くかも!こういう話題もいいんじゃない?そういえばこういう話も聞いたよ!」などと、とても親身になって聞いてくれて、聞いたこと以上のことが返ってきて本当にうれしいなと感じたときがありました。こうやって、疑問に思ってることや不安に思ってることを打ち明けられて、それを親身になって聞いて一緒に考えてくれるゼミの仲間がいることにとてもシアワセを感じます。高桑さんありがとう☺(秋田)
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5月20日(月)4期生ゼミでの学び(鏡味)

 こんにちは!4期生の鏡味です。5月20日で愛知県、岐阜県の教員採用試験、1次試験まで60日となりました。残り2ヶ月4期生全員で合格に向かって頑張っていきます!

 今回は、5月20日(月)のゼミでの学びについて書きたいと思います。

 今日はいつものようにまず玉置先生が用意してくださる教職教養の問題を解きました。満点を取る子も多く出てきて、みんなの頑張りにとても刺激を受けます。

 その後は先生に2次試験を想定して、追質問込みの面接をしていただきました。(→は玉置先生の追質問です)

◎なぜ教員を目指したかという追質問には、
→児童養護施設の人でも子どもと一緒にいられるのではないか
→教師はブラックと言われているがどう思うか
→なかなか成長できない子どももいる。本当にやりがいはあるのか
→適応指導教室に先生の方が人生に携われるのでは
→僻地勤務は可能か
などが出ました。

◎今、関心のある教育問題は何か
・熱中症問題
・教員を志望する人は少ないが、志の高い人が多く嬉しい
・不登校の子どもの増加
→担任として不登校の子どもに学校に来て欲しい気持ちはあるか
学校で学ぶことが大前提だが、その子の個性や能力を伸ばすことが大切
・保護者も体罰が禁止された
・教員の不祥事
・働き方改革
→運動会が午前中で終わることに寂しいという意見があるがどう思うか

✳働き方改革は、子どもにいい教育を行うため。運動会を半日にすることで教員に余裕が生まれる。よって、教材研究の時間を十分に確保することができる。

◎10連休の後に子どもに対し、「どこに出かけた?」の言葉は望ましくないのは何故か
・共働き、片親などで出かけられない子どももいるから
◎学校のパソコンを持って帰ってはいけないのは何故か
・個人情報を漏洩してしまう可能性あるから
◎保護者から「あの子とクラスを別にしてください」と言われたら、
・担任の私だけでクラスを編成している訳ではないので学年の先生と一度相談します

玉置先生からのアドバイスでは、
・答える時、止まってしまうのはマイナスではない
・素直に自分の気持ちを話す
などが出ました。玉置先生、本当にありがとうございました!(鏡味)

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第6回5期生ゼミ・二村さんの発表からの学び(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。二村さんの発表から学んだことを記します。

 二村さんは、岩下先生の「AさせたいならBと言え」から、教師が子供にしてほしいことをそのまま言うのではなく、異なった言い方(例えば、水泳の時間に子供たちに伏し浮きをしてほしいときに、そのまま言うのではなく「おばけになりなさい。」と言う。)をすることで、スムーズにことが進み、好奇心旺盛な子供たちはそれに惹きつけられ、心が動くそうです。このことから、私は、ただそのまま指示をするのではなく、伝え方や言葉の言い換えによって、教師も子供も気持ちよく行動することができると思いました。
 
 授業面では、表情が明るく、ハキハキとした喋りで、聴いているこちらまで元気になれるようで、きちんと「先生のほうをむいて話を聴こう」と子供が思えるものでした。改善点として挙げられるのは、まとめてきたノート(授業なら指導案)を見て話すことが多かったので、もう少し子供のほうを見て話すのと、机間指導後の意図的氏名があったほうがより良い授業になるのではないかと思いました。
 
 今回も多くのことを学ばせて貰いました。二村さん、お疲れ様でした!(杉山)

第6回 5期生ゼミの発表で学んだこと(二村)

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 こんにちは!5期生の二村葵です。5月20日に行われたゼミ発表で、学んだことについて書かせていただきます。

 私は岩下修先生の『AさせたいならBと言え』-心を動かす言葉の原則-を読みました。

 この本を読み、印象に残ったキーワードが2つあります。

 1つは「Aという状況とBの言葉の間に生じる落差が心を動かす」です。小・中学生の時体育で必ず聞く指示に「休め、気をつけ!」や「目と身体をこちらに向けなさい!」と言われたことがあると思います。実際私も中学生の時その指示を聞き、怒られて目立ちたくないから指示には従っていたもののいい気持ちはしなかったことを覚えています。その中で、この本の一例に挙げられていた「一年生の教室の部屋の中を見てください。部屋の中に何があるか探してください。」という指示がすごく印象的でした。この指示により子どもたちは何があるのだろう!と目的ができ、子どもたちの顔が知的になる。つまり、Aという状況の中で、Bという意外な言葉が発せられる。それにより、好奇心に満ち、野次馬精神旺盛な子どもたちは惹きつけられ、心が動くのである。という内容でした。

 もう1つは本の題名にあるように「AさせたいならBと言え」 です。AさせたいならBと言うことで、子どもは知的に動くようになる。AさせたいならBと言えの適用で、最も変わるのは教師自身である。技術・原則の適用で生まれた子どもの知的な姿を見て、教師は「子ども」と「技術・原則」の両方を発見することができる。優れた技術・原則により、適用する側もされる側も共に育つ。またこのたったひとつの原則で、人間が、内側から変わり始める。と書かれていました。

 この本を読み、技術の必要さを身をしみて実感しました。またたくさんの具体的事例を学ぶことができ、子供に発する言葉がそのまま示してあるので、どんどん実践現場で使っていきたいです。実践的に使うことで、コツコツ経験を積んでいき、子どもたちと一緒に成長していきたいと思いました。

 2回目の模擬授業を終え、意図的指名の大切さを学びました。机間指導をした後、いい意見があったらその子を一番はじめに当てることにより、クラス全体にイメージを持たせることができるという指摘をいただきました。またメモを見過ぎて、みんなの表情や反応を見ることができてないなかったので、次は改善していきたいです。

 2巡目になり、だんだんみんな授業が上手くなっているのを感じ、プレッシャーを感じていましたが、そのおかげでもっと自分も頑張ろうと思うことができました。仲間たちと学び合える環境を大切にして少しずつレベルアップしていきたいです!(二村)

第6回ゼミ古川さんの発表からの学び(矢崎)

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 こんにちは。5期生の矢崎です。第6回ゼミでの古川さんの授業を受けての学びを書かせていただきます。

 私は古川さんの授業から発問の仕方で授業の展開が変わるということを学びました。古川さんの今回のテーマは「話し手の指導」でした。授業の展開で「ある学校の発表会で、話し側は工夫のない話し方であり、聞く側は話を聞こうとしません。全体的に態度が良くありません。なぜこんな態度なのかを聞き手、話し手別に理由を考えましょう。」という活動がありました。意見の発表の際に話し手と聞き手の理由が共通しているという意見がでてしまい、古川さんの想定とは全く違う形で授業が進行していきました。

 古川さんは自分の想定と違う展開に戸惑ったと言っていました。古川さんの発問の仕方は決して悪くはありませんでした。しかし、話し手、聞き手を同時に理由を聞いてしまったが故に話し手、聞き手別の意見が出にくくなってしまったのではないかと思いました。
これは古川さんだけでなく、授業をする誰もが直面する問題だと思いました。発問の仕方だけでなく、誰に発表させるかという意図的指名も鍵になってくると感じました。

 今回、古川さんが紹介してくれた書籍は野口先生の本でした。私も野口先生の本を読んで授業について学びたいです。( 矢崎)

第6回 ゼミでの発表を通しての学び (古川)

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 こんにちは。 5期生の古川瑛理です。5月20日のゼミでの発表を終えて、学んだことについて書かせて頂きます。

 今回、私は「話せない子 話さない子の指導 (著: 野口芳宏)」の印象に残ったことをまとめ、発表しました。

 校内作文コンクール、校内読書感想文発表会などの子どもが前に立ち発表をする時、聞き手も話し手もやる気がない。その問題の根本は話し手にあると野口先生は仰っています。話し手が聞き手を惹きつける工夫をする事で発表は魅力のある、面白いものとなり聞き手は傾聴をし、マナーが生まれてきます。そうすることで話し手にも張り合いが出て、良い循環が生まれるのです。

 今回の発表では、聞き手、話し手のどちらを指導すべきかをなぜ子どものやる気が出ないかの理由を考え、それを踏まえた上でどうしたら楽しいものへと変化するのかを交流を行いながら、みんなで考える。そして本での例を挙げ、人前で話すという行為が子どもにとってどのような行為か、話せない子、話さない子と教員はどう関わっていくべきかのまとめを行う予定でした。

 しかし、想定外の意見が出た際に対応が出来ず、大きく軸がぶれてしまいました。その様な展開にならないようにするための工夫として、問題をイメージしやすいように絵で示すこと、キーワードを板書していつでも子どもが分からなくなった際に見れるようにしておくこと。発問をする際、今回で言えば話し手と聞き手を分けて聞くなど1つずつに絞り、簡潔にまとめて言葉を投げかけ、意見を聞くことが大切なのではないかと気づかされました。

 また、想定外の展開になった際の時の自分自身の表情にも気を付けたいと思いました。どうしても焦ると心に余裕がなくなってしまいます。しかしその様子を子どもはしっかりと見ています。どんな時も笑顔で子どもの方を見て最後まで授業をするという意識を忘れてはならないと認識させられました。本当に多くのことを考えさせられた発表となりました。

 毎回、玉置ゼミでは発表、意見交流を通し多くの学びを得ることができます。ここで得た一つひとつの学びを心に留めて、9月にある教育実習に活かすことができるように努力をしていきたいです。(古川)

5月12日教師力アップセミナーに参加して(高桑・竹内・松下)

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 こんにちは!4期生の高桑です。最近は夏を感じる瞬間が多くあります。虫が増え、半袖で街を歩く人が増え、日差しが強くなりました。教採試験まであと2ヶ月、さらに気合を入れて頑張ります!!

 さて、今回は教育力アップセミナーに参加したことを記事に書きたいと思います。今回は多賀一郎先生の講演だということで、事前に先生の著書である、「ヒドゥンカリキュラム入門」を改めて読み返してから当日を迎えました。書籍を読むだけでも、なるほど!と声が出てしまうほど感銘を受けましたが、先生本人から具体例を交えて教えていただくことで、内容に立体感が出てさらに深い学びをさせていただきました。

 まず、率直な感想として多賀先生は、子どもが漢字の読み間違いをしたときにその子も周りの子も失敗だと思わないように失敗を生かすフォローを行なったり、保護者会は保護者が来てよかったと思えるように工夫するなど、全ての言動が子どもや保護者など相手の目線に立って考えられているなと感じました。その中でも特に印象に残ったことを2つ書きます。

 1つ目は、口頭で注意しなくても、子どもの直すべき行動を指摘することはできるということです。多賀先生は、授業中にしゃべっている子どもたちがいたら、その子たちの席の前に立って授業を進めるそうです。そうすることで、子どもたち自身で先生の行動の意図に気づいて自然と話すのをやめるとおっしゃっていました。

 私は実習の時、余裕がなくて口頭で注意することがほとんどでした。「静かにしなさい」と注意することは、しっかり聞いている他の子どもにとって無意味であり、またその場しのぎの指導だったなと改めて反省です。多賀先生を見習い、手をかけることで、子どもたちと同じ土俵に立つのではなく、一枚上手な指導をしていきたいです。

 2つ目は、絵本から学ぶことは多くあるということです。多賀先生は、学級崩壊しているクラスでも、絵本を読んでいる時間だけはしっかりと聞くことができるとおっしゃっていました。私は妹が保育士を目指していることもあり、最近は絵本に触れる機会が多くあるからこそ、絵本の影響力について強く共感しました。

 今回の講演では、「おしっこぼうや」という絵本を読んでいただきました。1冊の絵本から、戦争の悲惨さや家族の愛、平和の大切さなど多くのメッセージを受け取ることができます。私は積極的に絵本の読み聞かせを取り入れていくことで、子どもたちや保護者の心を動かしたいです。

 ここでは語りきれないほどの濃い学びをさせていただきました。多賀先生の「自分が温かくないとと、人は温められない」という言葉を胸に刻んで、子どもたちだけではなく周りの人と接していきたいと思います。最後になりましたが、多賀先生、素敵な講演をありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは。4期生の竹内です。私は先日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。多賀一郎先生の講演では主にヒドゥンカリキュラムについて話されており、具体的な話が多く、分かりやすく学ぶことができました。今回はその中から2つのことを取り上げて書いていきたいと思います。

 1つ目は「教師は授業の第一声直前の空気を読む」ということです。子どもたちはチャイムが鳴るとすぐに授業に切り替えるわけではないとおっしゃっていました。自分自身の学生時代を思い出すと確かにその通りでした。例えば、休み時間に遊んでいた子どもたちが教室に帰ってきた時、暑そうにしていたら「暑かったら1分間扇いでもいいよ」と言った方がその後の授業に切り替えやすくなるのではないかと思いました。

 また、多賀先生は「子どもたちは休み時間が仕事で、授業は休憩」とおっしゃられていましたが、休み時間の後に切り替えれずに授業を始めても子どもたちは着いてこられず、だらだらとした雰囲気になってしまうと思います。そういった事の積み重ねによって、教師に対する子どもの信頼は低くなっていくので、授業を始める前の子どもたちの雰囲気を読み取り、子どもたちの事がよく分かる教師にならなければいけないと思いました。

 2つ目は「『後で』という言葉に責任を持つ」ということです。多賀先生は講演で次のようにおっしゃっていました。「子どもは話したいという感情はその一瞬が全てです。しかし、その時に忙しく手が回らない場合には『後で聞くね』と言うこともあります。『後で』と言ったからには、その子の興味が終わっても、必ず『後で』の機会を作らなければいけません」私はこの言葉を聞き、教育実習での経験や今行かせていただいている学習支援ボランティアのことを思い出しました。

 授業中などに話しかけられて「後で聞くね」と言い、聞くことを忘れていたことが多々ありました。一見小さいようにも思えますが、こういった配慮も子どもたちの前に立つ教師としては気をつけていきます。後日談にはなりますが、その後ボランティア先での児童に「今は話す時じゃないからまた後で聞くね」と言った後に、「さっきの話し何だった?」と聞くとその児童が嬉しそうに伝えようとしてくる姿を見ることができ、私としても嬉しい気持ちになりました。

 今回の多賀先生の講演では、子どもたちの前に立つ教師としての姿勢を改めて考えさせられる機会となりました。教員採用試験を迎える前に、「ヒドゥンカリキュラム」についての講演を聞かせていただけるのはとても勉強になります。多賀先生、玉置先生、教師力アップセミナー関係者の皆様このような機会を設けていただきありがとうございました。(竹内)

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 今回初めて教師力アップセミナーに参加させて頂いた松下です。私は今回「侮辱を訴えと捉える」「待つ時間をとる」というのがとても印象に残りました。この2つについて考えたことを書いていこうと思います。

 まず「侮辱を訴えと捉える」についてです。子どもは先生と叫びながら寄ってきてくれる子、自分が思っていることをなかなか発言できない子、無視してくる子など様々な手段で感情を表現してきます。中には腹がたつ事を言ってくる子もいます。しかしそれは子どもたちの最大のサインであり、それを見過ごすわけにはいかないなということを今回のセミナーで学ぶことができました。どうしてそういう行為をしているのか、どういう背景があるのかをまずは考えることでその子が本当に伝えたいことが見えてくるんだな感じました。

 次に「待つ時間をとる」についてです。子どもは授業が始まっても全く切り替えられていないことが分かりました。私自身チャイムが鳴った瞬間に堅苦しい話が始まっても何も頭に入っていなかったように感じます。このことから、授業では休み時間の延長線上にいる子どもたちをいかにして授業に切り替えさせるかということで導入を工夫していきたいと感じました。やはり、導入をいかに面白くするかで子どもたちの意欲は変わってくると思います。また、普段の生活の中で、あれはダメこれはダメとすぐに禁止してしまうことがあります。これでは子どもの意欲がなくなってしまうのかなと思いました。子どもの行動を一度見守り、待つという姿勢をこれから大切にしていきたいです。

 教師になったらどういうところに気をつけたらいいのか学級経営のことから授業のことまで本当に細かく教えて頂きとても勉強になりました。今回のお話を通して自分が教壇に立ったらどうするのだろうと考えるいい機会になりました。子どもと関わる機会にはどんどん実践していきたいです。素敵な講演をありがとうございました。(松下)

5月12日教師力アップセミナーに参加して(木下・大久保・関口)

 こんにちは!5期生の木下です。今回は5月12日に行われた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 私は今回初めての教師力アップセミナーへの参加でした。内容は「これからの学級づくりとヒドゥンカリキュラム」という内容で、午前中だけの短時間でしたが、多くの学びを得ることができ、充実した時間を過ごせました。初めて聞いた「ヒドゥンカリキュラム」についての学びから、特に印象に残った2つのことを紹介したいと思います。

 1つめは、ヒドゥンカリキュラムの具体的な内容の中の、注意はなく手をかけるということです。例えば、授業中に喋っている子どもたちがいたら私は「今は授業中だから、おしゃべりは放課にしようね。」と注意をしてしまうと思います。しかし多賀先生は、あえてその2人の間に入り授業をするというのです。そうすることで、おしゃべりも止まるそうです。これは注意ではなく手をかけるということにあたります。この学びを通して、私がお世話になってきた先生の中でも上記のヒドゥンカリキュラムを行なっていた先生がいたのを思い出しました。この先生が、何を考えてあえて子どもの間に入って授業をしていたかまではわかりませんが、私も無意識に注意ではなく手をかけることができるような教師になりたいなとあらためて感じました。

 2つめは、子供を直して伝わるヒドゥンカリキュラムの中の、授業は一部でもいいから楽しいことという内容です。45分授業であれば45分間ずっと楽しくあるわけではなく、その中の一部が楽しければ子どもの印象は「この先生の授業楽しかった!」という印象になると多賀先生はおっしゃっていました。私が小学校、中学校、高校と多くの先生の授業を受けてきましたが、その中でも「この先生の授業は楽しかった!」と覚えている先生の授業の中には毎回少しでも楽しいと思える部分があったように感じます。

 私にとって初めての教師力アップセミナーはとても多くの学びを得ることができ、「自分の力になるな。」と強く感じることができたものになりました。(木下)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です。多賀一郎先生のご講演から学び得たことを書き記していきます。

 ヒドゥンカリキュラムについて詳しく教えていただきました。どういった行動が児童に伝わってしまうのか、それを防ぐにはどうすればいいのかといった細かな所まで教えていただき、とても勉強になりました。

 その中でも特に気をつけなければならないと思ったことは、「後で」という言葉に責任をもつということです。

 これは意識していないとかなり難しいと思います。言っている側は忙しい時の返答として「後で」と言うし、授業で答えられない児童に「後で当てるね」と言って授業を進めていくという何となくその場を上手く誤魔化すために言ってしまうと思います。そうであるから、流れがちな言葉でもあると思います。

 私自身現在塾でバイトしているのですが、忙し時にここ教えてと言われて、「後でね」と言いそのままにしてしまった記憶があります。言ってる側は特に意識していません。ただ、それを受け取る側は「後で先生は教えてくれる、当ててくれる」と強く思うはずです。その期待を裏切ってしまうのは、信頼を失うことに繋がります。

 9月には教育実習があります。そこで「後で」と言うことは必ずあるはずです。その時はしっかりとその言葉に責任を持ち、行動に移そうと思います。今回ご講演をしていただいた多賀先生、ありがとうございました。(大久保)

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 こんにちは!4期生の関口です!今日は5月12日の教師力アップセミナーについて書きます。

 今回のテーマはヒドゥンカリキュラムで、多賀一郎先生からはたくさんの名言が出てきて、メモをするのに必死でした。その中から2つ、書いていきます。

 1つ目は、「自分があたたかくなければ人をあたためることはできない」例えば、自分の手が冷たければ相手の手をあたためることはできないですが、自分の手があたたかければ相手の手をあたためることができます。クラスをあたたかく明るくするためには、まず自分が健康であたたかい心を持つことが大事だなと学びました。

 2つ目は、「注意ではなく、手をかける」。口ばかりではダメ。教師は細かいところに圧をかけている。と多賀先生がおっしゃっていました。例えば、授業中に話している子どもに注意をするのではなく、その子どもたちの間に立ち授業を続けるそうです。注意の声が飛び交うクラスより、子どものそばに行くほうが素敵なクラスだと私も思います。

 たくさんの名言が1つひとつ心に刺さり、自分を見つめ直す1日にもなりました。マイナスではなくプラスのヒドゥンカリキュラムになるよう、今日の学びを自分のものにしていきたいです!ありがとうございました!(関口)
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生涯かけてのこる記録 (加藤諒太)

 4期生の加藤諒太です!今日は自分のスマホのメモを見てふと感じたことを書きたいと思います。


 勉強をしていて、ふと自分の記録を振り返ろうと思った時のことです。私はゼミの記事の下書きをiPhoneのメモ機能で行なっています。メモを開くと過去のメモが157件も溜まっていました。量にも驚きましたが、記録を遡ると内容は玉置ゼミを志望した時の記事まで出てきました。懐かしいと同時にもうそんなに経ったのかと、恐怖も感じました(笑)

 読んでみると当時の自分の考えがわかって面白く、様々な記憶が呼び起こされ、まだまだ未熟ですが過去の自分よりは前に進めているのかなと思いました。ここで改めて思ったのは「記録を取ることの大切さ」です。記録を残すことで今の自分との変化、成長を感じることができます。それだけでなく過去の自分から学ぶこともあると思います。

 現場に出た後も記録をとること大切にしていきたいです。そして今を大切にこの書くことで学ぶゼミで成長していきたいです!!(加藤涼太)
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