10月2日 後期第1回4期生ゼミ 竹内くんの模擬授業記録(加藤奨基)

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 こんにちは、四期生の加藤奨基です。今回は竹内君の「L字型の面積」の模擬授業から学んだことを書きたいと思います。

 まず、竹内君は長方形と正方形の面積の公式を復習させていました。その時に、最初の二人で正しい公式がでていたのですが、竹内君はすぐに次の手順に進むのではなく他の人からも発言を引き出し、全体でステップを進めていくことをしていました。学力の低い子どもたちを取りこぼさないためにも、とても大切な技術だと思いました。

 次に、竹内君は自作のパワーポイントを用意していたのですが、その提示の仕方が上手でした。L字型の面積を求めさせるのに、縦と横の値をただ与えるのではなく1センチメートル四方のマス目を載せることで子どもたちが自分で考えられるようにしていました。

 また、このスライドを提示する時、竹内君は値の書いてあるスライドをうっかり動かし忘れていて子ども役の人に謝ってしまう場面がありました。玉置先生からの助言によると、そのような時には謝る必要はなく、「そこに気付くなんてさすがだねぇ!」とうまく受け止めることも大切だと学びました。素直に謝る心も大切ですが、しっかりと子どもたちと関係を築いて、どんな時でも焦らず慌てずどっしり授業ができるようにしたいと思います。

 最後に、模擬授業を終えて玉置先生のご指導からの学びです。先生は、分かっていない子どもたちに、「分からないこと」を出させなければ「できる子だけの授業」になってしまうと仰っていました。みんなで考える課題の時に、できない子どもにもしっかり考えを巡らせる機会を与え、考えを表出させることで全員参加の授業に近づくことができると学びました。

 また、教師が適度にぼけることも大切だと仰っていました。例えば、子どもから「線を引けばいい」と言われたら「ここかな?」などと言いながら、わざと黒板の上のほうに線をいれます。このように適度にぼけることで子どもは「違う違う!」とより正確に発言しようとします。適度にぼけたり、オーバーに話したりすることで子どもの理解を深める効果もあるのだと学びました。

 教員採用試験の際、ある先生から「教師には演技力も大切だ」と聞いていました。今回の竹内君の模擬授業を見させていただいて、教師の演技力が子どもたちの理解に直結することを実感しました。こればかりは模擬授業や現場に出てからの実践でしか鍛えられないと思うので、常に意識して磨いていきたいです。竹内君、おつかれさまでした!(加藤奨基)

10月2日後期第1回ゼミ模擬授業の反省(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回はゼミの時間に模擬授業をやらせていただき、その反省の中から2つの事を書いていきます。

 1つ目はできる子ども主体の授業になってしまったことです。授業の導入では、数人の児童役に意図的指名をし、前時の振り返りを発言させた場面がありました。そこでは、正方形の公式が「たて×横」と「一辺×一辺」という答えが出ました。私は「授業では一辺×一辺とやりましたね」と言ってしまい、「たて×横」は間違いなのかという子どもたちの疑問を素通りしてしまいました。そこで立ち止まり、「たても横も同じ一辺だね」と確認するべきだったと思います。答えが分かれた際には、ただ答えを教えるだけではなく、そこで立ち止まり、子どもたちの疑問を感じ取り、解決することが大切だと学びました。

 2つ目は時間の使い方です。児童役の子に自分の解き方を黒板に書いてもらう場面があったのですが、そこでは児童役が何もすることのない時間が生まれました。今回はゼミ生が児童役ということで大丈夫だったのですが、実際の児童では、授業のテンポが悪くなり、だれてしまうことも考えられます。

 机間指導の際に、声をかけ、黒板に書いてもらうべきだったと思いました。意図的指名に限らず、資料配布やグループワークなど時間の使い方を気をつけた方が良い場面は授業の中でたくさんあると思うので、授業計画をする際に考えなければいけない事だと学びました。

 今回の模擬授業では何回もゼミ生に助けられました。実際の児童を相手にすると、なかなか上手くいかない事ばかりだと思います。自分の授業以外でも、ゼミ生の授業を見て、これからの自分の力にしていきたいです。貴重な時間ありがとうございました。(竹内)

10月2日 後期第1回ゼミ記録 3分間スピーチ(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は後期ゼミで行った3分間スピーチについてと玉置先生からいただいた助言について書いていきたいと思います。

 今回からの新企画である3分間スピーチは、子ども達に話す時の話術を学ぶために設けられました。そして、くじの結果私がトップバッターを任されました(笑)。

 早速何を話そうかと考えていた時に、ちょうどラグビーW杯で日本が優勝候補のアイルランドを倒したというニュースを目にしました。そこでラグビーについても色々紹介されていて、ラグビーは「紳士のスポーツ」でノーサイド精神を大切にしているということを知りました。

 ラグビーは試合が終われば、両チームで花道を作り同じラガーマンとして健闘を称え合うそうです。試合で身体をぶつけ合い、激しく戦うイメージが強かったラグビーのイメージが変わったとともに、素敵なスポーツだと思いました。また、称え合う姿をみて、子ども達にもそういう気持ちを運動会や何かを競う時に大切にしてほしいと思い、話をしました。

 玉置先生からは、
◯ 意図的指名をするのは授業
◯ 話の流れを伝えて、ストレートに話に入る
◯ 笑いを入れる

というアドバイスをいただきました。どうしても授業のイメージが強く、指名をしながら話をしてしまいましたが、教師の話であるため、指名をして話に巻き込むのではなく、話し方を工夫して、子ども達を巻き込むことが重要だと感じました。

 また、ずっと堅い話だと聞く方も疲れてしまうため、適度に笑いを入れて、和ませながら話すこともテクニックだということも学びました。

 教採期間に場面指導の練習もしていたので、多少は話せましたが、まだまだでした。これからも卒業までに沢山のことを学び、吸収していきたいです!(井上)

9月7日教師力アップセミナーでの学び(井上・高桑)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は山田貞二先生による教師力アップセミナーの講演を聞いて学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、「納得解」を作るということです。納得解とは全体で統一するものではなく、一人一人の考えによる納得できる解を作るというものです。この解を導くのは容易なものではないですが、考える過程が僕は大切だと思っています。時間をかけて、一人一人に納得解ができるように教材や、授業を工夫していきたいと思いました。

 次に、「綺麗事で終わらない」ということです。山田先生は授業の中の最後に、
日本では駅で車椅子の方がいた時には駅員さんが動いてくれて、乗り降りの手伝いをしてくれる。
一方で海外の駅では、駅員さんは何もしません。
ある海外の駅では、日本のように駅員さんがやるのではなく、その場にいる人たちで協力して、車椅子を乗せ、そして降ろします。

 このような話をしていました。私は最後の文を前までは、日本は駅員さんがやってくれて、親切な国だなと感じていましたが、最後の文を聞いたことによって、本当にそうなのか?海外の方が親切なのではないか?といった気持ちが生まれ、モヤモヤして終わりました。

 私はこのモヤモヤが大切なことだと感じました。モヤモヤから疑問が生まれ、考えるきっかけになり、自分事として考え、そして納得解を作る。この流れが重要なのではないか。そう考えました。最後に教師の説話をするだけではなく、こういった少しモヤモヤさせて終わることも必要だと思いました。

 今回の講義を聞き、改めて、道徳について深く考えてみようと思いました。卒業までの半年、有意義なものにしていきたいと思います。山田貞二先生、ありがとうございました。(井上)


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 こんにちは!4期生の高桑です。突然ですが、みなさんはどのような時に秋だなあと感じますか?からっとした空気を感じた時や旬のものを食べた時など人それぞれだと思います。私は、金木犀の香りがしたとき時に秋だなぁ幸せだなぁと感じます。毎年秋は一瞬で過ぎ去ってしまうので、今のうちに秋を満喫したいと思います。

 さて、今回は9月7日に行われた教師力アップセミナーでの山田貞二先生の講演についてです。来年から道徳の授業をする身として、道徳についての理解を深めるとても良い機会でした。学んだことの中でも、特に印象に残ったことについて書きたいと思います。

 それは、道徳の授業をする上で、子どもたちが仲間の意見をしっかり聞き、それをもとに「え、どういうこと?詳しく教えて」と自由に言い合えるような環境づくりが大切になってくるということです。私は、小学生の時、否定されるのが怖くてなかなか自分の意見が言えない子どもだったので、道徳の授業はいつも同じような子が発言し、先生の「みんなも主人公のように友達を大切にできるといいね」などの言葉で終わるのをただ傍観していました。ただ座ってるだけの道徳の授業は、当然楽しいものではなく、何のためにやってるんだろうといつも疑問に思っていました。

 しかし、道徳は「友達は大切にするべき」というような絶対解を導き出すためのものではなく、「友達を大切にするためにはどんなことをすればいいか」「自分にできることは何か」などと子どもたち一人一人が自分なりに考えて納得解を見出すものだということを、今回山田先生から学びました。そのためには、もとの私のような意見を言うのが怖いと思っている子どもたちも含め全員が意見を交わせるような環境をつくるべきだと改めて強く感じました。

 その環境づくりのために、山田先生が行なっていた実践の中から2つ紹介します。
まず1つ目は、セブンイレブンじゃんけんというアイスブレイクのゲームです。ペアになってじゃんけんをするのですが、普通のじゃんけんとは違い、2人の合計の指の本数を7、それができたら次は両手で合計11を目指し、できたペアからハイタッチをして座るというものです。山田先生は、このようなアイスブレイクのゲームを道徳の授業内容に入る前に必ず行うことで、子どもたちの心をほぐすと仰っていました。実際に講演中にもゲームが行われたのですが、やっていくうちにだんだんと笑顔や笑い声が増え、自然と温かい雰囲気になっていました。

 2つ目は、聞き手は必ずオープンクエスチョンで返すペアトークです。オープンクエスチョンというのは、「どういう意味ですか」や「例えば?」などの話題を広げ深めるツッコミです。このようなツッコミをするためには、しっかりと相手の話していることを聞く力が必要になります。この練習を繰り返し行うことで子どもたちの聞く力を育てていくと仰っていました。

 意見を言えなかった私がどのようにして、子どもたち全員が意見を交わせるような環境をつくるのかとても難しい問題だと思っていましたが、2つの実践を実際にやりながら、このような教師の少しの工夫で子どもたちは徐々に自分の意見を伝え合えるようになるのではないかと希望をもてるようになりました。今回学んだことを参考にしながら、子どもたちにとって価値のある道徳の授業を行いたいです。

 最後になりましたが、山田貞二先生、教師力アップセミナーの関係者の皆様、素晴らしい学びの場をくださりありがとうございました。(高桑)

広げよう!いのちの授業第15回記念大会からの学び(高橋、中澤)

 こんにちは!4期生の高橋です。9月28日、広げよう!いのちの授業 第15回記念大会に参加させていただきました。

 今ある命や、これからの自分の生き方について考えさせられるとてもよい機会になりました。そこからの学びを書いていきたいと思います。

 鈴木中人さんのお話の中で印象に残っている言葉が、「命は預かりもの。だから今ある命をどうキラキラ輝かせるか」というお話です。上甲先生のお話の内容にも通ずるところがあると感じたのですが、私はこのお話を聞いて、目の前にある1日1日を大切に、精一杯生きていきたい、という風に思いました。

 命は限りあるもので、いつ終わるか分からないからこそ、この今を、後悔しないように全力で打ち込めるような生き方が理想だと思いました。例えば、何か目標をもって、それに向かって挑戦し続けることや、日常的に努力を続けていくことが私にとって、今ある命を輝かせることだと考えます。大きな目標であった教員採用試験を終えた今、次の目標として、半年後教壇に立つことを見据えて自信を持って4月を迎えられる準備をしていきたいです。

 上甲先生のお話からは、人として大切にしたいことと、教師として大切にしたいことが見つけられたように思います。

 1つ目は、「難有(なんあり)は有り難い」という言葉です。受け入れがたい現実や、乗り越えられないような壁があったとしても、それはハンディではなく、見方を変えれば全てがチャンスになる、というお話がありました。目の前の現実に悲しんだり、文句を言ったりすることは誰にでもできることです。私自身も、「〇〇だったらよかったのに」「なんでこんなことしなければいけないんだろう」などと後ろ向きなことを口にしてしまうことがあります。しかし、それを言葉にしたところで現実が変わるわけではありません。そこで、その「難」を、変わるチャンスだと思い、行動に移せることに価値があるのだと気づかされました。まずは受け入れ、自分自身を成長させるチャンスだと捉えられる、そんな考え方ができるようになりたいです。

 2つ目は、経営の3つの要素です。それは、

1.将来のあるべき姿を思い描く。
2.どうしたらそれが実現できるかという段取りを考える。
3.今日、ただ今から実行に入ること。

の3つです。これは、経営者としての大切な要素として挙げられていたものですが、私はこれらの要素は学級経営にも生かせるものがあると思いました。どんなクラスを作りたいのか、どんな子供たちを育てたいのか。教員採用試験の面接練習などでよく聞かれ、たくさん考えてきた質問ですが、やはりこれらを自分の中で明確にして、強い信念を持って取り組んでいくことが、学級経営においても大切な要素となるのではないかと思いました。

 今回、自分がこれから心の真ん中に置いておきたい!と思う言葉をたくさん学ぶことができました。大切だと思ったことは、上甲先生のお話にもあったように、今日、たった今から実践していきたいと思います。

 鈴木中人さん、若渚さん、上甲先生を始め、関係者の皆さん、貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。(高橋)
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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は9月28日土曜日に行われた『広げよう!命の授業!15回記念大会』について記事を書きたいと思います。

 さて今回どのように記事を書こうかと悩みましたが、今回は、このセミナーを通して頂いた言葉と、その言葉の説明および私の考えを記していこうと思います。

『拍手のシャワーを浴びる』
 これは、盲目の歌姫こと、わかなさんが、歌い終わり拍手が鳴り響いた後のトークで仰った言葉です。わかなさんは、盲目でいるため、お客さんの顔が見えない、だからこそ拍手のシャワーを浴びているように感じると仰っていました。この言葉を受けて私は、盲目のなか生きていくことがどういうことであり、どのように物事を感じているのかを理解することは困難であると感じました。だからこそ、障がい者支援を考えていくときに、人助けや道徳といった言葉で済まさずに、実際に障がいをもって生きていくとはどういうことかを考えなければ、障がい者支援は成立しないと私は考えました。

 『優しさの空しさにくじけない。くじけないとは覚悟である。子どもに話したときに子どもの反応に期待してしまう。くじけないとは信じるということである。』

 これは鈴木中人さんのお話のなかで、鈴木さんが教えてもらったと仰っていた言葉です。今回のセミナーで一番私の心を動かした言葉です。優しさの空しさにくじけない、つまり人に優しくしたときに、結果がついてこないことに空しい気持ちになり、優しい心を失ってしまう、そうならないでほしいという言葉です。そのため人のために何かをするためには、心が折れないように覚悟をもつことが必用になり、相手を自分を信じるという意味です。私は今まで、仕方がなかったとは言え、どれだけ優しさの空しさにくじけて、覚悟をもてなかったのかと考えました。

 しかし私は、現在そしてこれからは、このように過去を見つめているのだから、くじけずに覚悟をもって生きていくのだろうと考えました。

 ここからは、上甲晃さんの言葉になりますが、たくさんあるため、一言ずつ記していきます。

 『仕事として見ているうちは子どもは育たない。我が子同然と考えられるか、24時間付きっきりでいられるか。』

 どんなときも子どもが好きという気持ちだけで幸せな気持ちになれないようでは教職は勤めたくても勤めきれなくなってしまうと感じさせてしまう言葉でした。

 『損得を乗り越えたときに、人間となる。失敗するのは自分にとらわれるから、とらわれたら破滅に向かう。』

 ゼミに入って二年間で半永久的に持続できるように身に付けた概念であると感じています。

 『聞く力は心の力、ふんぞり返るときに心は傾く。話し方教室はあるが、聞き方教室はない。言い争いはあるけれど、聞き争いはない。』

 聞く力を意識することでできなかったことができるようになる、運命が変わる、そうなれるように生きていこうと感じました。

 『本当に大切なことは普遍の中にある。当たり前を励む。命の底力。みんな浮いている。本当に好きならば目を見ることができる。』

 この頃私は、普遍の中、当たり前のことを、照れず恥ずかしがらず怯えず行い、行ったあとを予想し、次の行動を考える。これの繰り返しで幸せは向こうからやってくると気付きました。また同時に、その人の取り巻く環境のために気付くことができないでいてしまう人間の理不尽を感じました。

 『他者を受け入れることで、他の人には気づかないその人の魅力に気付き、人より多くの幸せをつかむことができる。』

 これは私の言葉ですが、受け入れることの得を二年間で学んだと思いました。

 以上になります。私は考えます。言葉や考え方、人との出会いも、玉置ゼミに入らなければ得られなかったわけだと。そして選択で人生が変わることに、生きることの恐怖を感じています。しかしもう人生最大の選択に成功したので恐怖はありません。なぜなら、選択するときに相談できる人達がいるからです。本当に感謝しかありません。しかし同時に、玉置ゼミにどっぷり浸かろうと戦っていた自分に称賛の言葉を送らなければならないとも考えています。

 最後に変なことを申し上げましたが、命の授業の素敵な関係者の皆様にお礼の言葉を申し上げます。ありがとうございました。(中澤)
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これで一区切り(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。先日、採用試験の合格発表が終わり、一区切りがつきました。一緒に頑張ってきた仲間、多くのことを教えてくださった先生方、支えてくれた家族や親戚、本当に多くの人の支えあってこその結果だったと感じています。

 私の周りには残念ながら合格できなかった人もいました。自分のことのように本当に悔しく、どう励ましの言葉をかけたら良いか、もどかしい気持ちでいっぱいでした。しかし、今回結果がどうであれ、半年後には目の前の子どもたちに授業をしなければなりません。学校の組織の一員として、動かなければなりません。その覚悟を決めるためにこれから半年間の過ごし方を考えなければならないなと私は今、強く思っています。

 また、私は現在、母校の学生ボランティアをやらせていただき、低学年を中心に補助に入っています。集団から遅れてしまう子どもにどのような声をかけたらよいのか、また全体に対してどのタイミングで、どのような言葉を使って、どのような表情で指示や注意をすれば良いのか、実際に子どもたちを目の前にすると、分からないことばかりです。まだまだ学ぶことは山ほどあるな、とつくづく感じます。

 また、現場の先生方を見ていると、それぞれの先生の立ち振る舞いや、言葉、表情、姿など先生の全てを子どもたちが吸収しているなということをすごく感じます。自分ももっと魅力的な大人にならなくては、と自分を見つめ直すきっかけにもなっています。週一回のボランティアですが、本当に学ぶことばかりで、すごく貴重な体験をさせていただいています。

 この半年間は、就職前、最後の時間の使い方が自由な期間かもしれません。私はこの半年間で、人として、教員としての自分をできる限り磨くこと、また、最後の学生生活を存分に楽しみむことに励みたいと思います!そして、4月に自信をもって子どもたちの前に立てるようにしたいと思います。


 最後に、これまでもこれからも私を大きく成長させてくれる玉置先生を始め、ゼミのみんな、いつも感謝しています!ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。(安部)


※写真は先月、4期生全員で 行ったBBQでの一枚です。教採で忘れかけていた夏を十分取り戻すことができました!(笑)

9月28日いのちの授業第15回記念大会での学び(井上・関口)

 こんにちは!4期生の井上です。今回は「広げよう!命の授業第15回記念大会」に参加してきました。その中で心に残ったことを講演の前半部分を中心に記していきたいと思います。

 まず講演の最初に、盲目の歌姫・上田若渚さんの歌声を聞きました。心に響く、力強い歌声で、何度か涙腺が緩くなってしまいました。私は自信を持って、やりたいことをして生きている!!という想いを歌声から感じとりました。素晴らしい歌をありがとうございました。

 次に鈴木中人さんの講演を聞きました。小児がんで景子ちゃんを亡くしたお話を聞き、命の有限さを改めて感じました。

 私も最近、高校の友人を亡くしました。癌だったと聞いています。そのこともあり、鈴木中人さんのお話は私の心へ直接染み込んでいきました。命は突然なくなってしまう。有限なものである。だから「今」を大切にして生きていこう。そう感じました。

 また、鈴木中人さんの行動力が本当に凄いと思いました。景子ちゃんを亡くしたことから命をバトンタッチする会を立ち上げ、沢山の苦悩の末、道徳の教科書に載るまでになりました。鈴木中人さんの1歩が周りの共感者を引き寄せ100人集まり、100歩になり、また共感者を集め100歩が1000歩となり...。周りを巻き込み、行動して変えていく。とてもカッコいいと思いました。これから生きていく中で、「行動すること」意識していきたいです。

 講演の後半部分は上甲晃さんによるお話でした。人生のバイブルになるお話ばかり。その中で笑いを入れ、たくさんの伏線を張る巧みな話術。参考にしたくても、自分の実力では決してできないと感じる程、濃いお話でした。上甲晃さんのお話は関口さんがまとめてくれていますので、私はこれくらいにしておきます。

 今日のセミナーはいつもとは少し違う、しかし教師としては絶対に欠かせないことを学ぶことができ、充実した半日となりました。帰りには玉置先生から軍資金をもらい、スタバに行きました。そこでも近況報告だったり、講演の話ができたのでよかったです!本日はありがとうございました。(井上)

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 こんにちは!4期生の関口です。今回は9月28日に行われた、広げよう!いのちの授業第15回記念大会について書きます。

 上田若渚さんのミニコンサートから始まったのですが、歌声は美しい中にも迫力があり、歌で感動するとはこういうことなのかと実感することができました。ちなみにお話や話し方もすごくほっこりするもので、自然に笑顔が引き出されていました。

 鈴木中人さんは、「いのちと志」というテーマでお話しされました。その中で授業を始めた頃の動画を見せていただいたのですが、今との話し方や表情の違いにとても驚きました。その動画では、すごく伝えたいという思いが出ており、わたしは胸を打たれましたが、伝えたいと思うだけでは伝わないことを気付かれ、即効性を求めずきっかけになればと思われているそうです。

 私はまだ、子どもに対して必死に指導をしたことはありません。だからこそ、一生懸命言えば伝わると勘違いしないようにしなければならないと思いました。

 また、上甲晃さんの講演は、シナリオを全て変えられたとおっしゃっていたのですが、爆笑がたびたび起こりつつ人生について考えさせられるものでした。キーワードがたくさんありましたが絞ってあげていきます。

 1つ目は、「受け入れる」ことです。私は何かあった際、考えても無駄なことをくよくよ考えてしまい切り替えがあまりできないなと日頃から感じています。しかしそれは、自分のダメな部分や良くなかったことを受け入れられていないだけなのだと気付きました。もし受け入れて、次自分には何ができるのか、どうすればできるのか、そして実行に移すことができれば、貴重な時間を無駄にすることなく周りにも心配をかけることも減るのだろうなと思いました。

 2つ目は、「話し方はテクニック、聴き方は人間性」ということです。話し方の本はよく並ぶが聴き方はあまり見ない。それは人間性だからだと伺い腑に落ちました。何かあった時に「これを話したい!」と頭に思い浮かべる人はきっと聴き方が上手で人間性も素晴らしいのでしょう。友人間でもそうですが、教師としてではなくひとりの人間として子どもの頭にそのように浮かぶようになればそんな素敵なことはないなと感じました。

 3つ目は、「教育は経済ではない」ことです。落としても割れないようにプラスチックの皿を使うのではなく、落とさないように割れる陶器の皿を使うというお話では、子どものためにしていると思ったことが本当は子どものためではないかもしれないと立ち止まって考えることの必要性も感じました。確かに子どもが安全で過ごすために危険を取り除くことはできますが、もし子どもがひとりだった時に除かれていた分、何もできなければさらに危険な目にあわせてしまいます。何が1番子どものためなのか、常に考えられる教師になりたいです。

 4つ目は、「長所でつまずき、短所に救われる」ということです。私はよく自分の考えの足りなさや知識のなさがすごく残念になります。しかしその分、周りから学ぶことが多くあり周りに支えられていることを強く感じます。短所はハンディではなくて、見方を変えれば感謝できる部分になるということ。このような考え方ができると1つ目の「受け入れる」が今よりもっとできるようになるのではないかと考えます。
まだまだたくさんはっとさせられるお言葉やお話がありました。自分が描いていた理想はどこかかけ離れていたり多少の妥協があったのではないかと講演後思い返しました。

 今回の大会では自分の理想が明確となり、やるべきことやコツも掴めたように感じます。足りてない部分ばかりが目に付きますが、一歩一歩近づけるよう素直初段を目指して頑張ります!鈴木中人さんをはじめ、上田若渚さんや上甲晃さん、また多くの関係者の皆様、本当にありがとうございました!(関口)
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ボランティア先で嬉しかったこと(関口)

 こんにちは!人生の夏休みを堪能している4期生の関口です!今回はボランティア先で嬉しかったことを書きます!

 それは、算数の授業である男の子が「楽しそうだからちょっとやってみる!」と言ってくれたことです。

 授業のはじめ、みんなが教科書を開く中、まだ彼だけは開いていませんでした。近づくと急いで開いたのですが、違うページを開いています(笑)

 授業が進んでも、ノートはとっておらず、私はその子にほぼつきっきりで教えていました。つきっきりというのは、ある意味ひいきともみてとれるので、いいことではないのかもしれません。それでもそばにいると頑張ってくれるので、応援したくなってしまいました。

 練習問題を解ききり、私が他の子を見に行き戻ってくると、彼は早いペースの子たちが取り組む補修問題に挑戦していました。

 離れると外を見たり他ごとをしていたりと1人では取り組まなかった彼が頑張っている姿につい嬉しくなって声をかけると、先のように「楽しそうだから」と言ってくれたのです。

 私はボランティアという立場で指導をすることはできませんが、ちょっとした手助けで「じぶんでもできるんだ」「わかるって楽しい」なんて思ってもらえたら本望でしかないなと思います。

 実は、もうひとつ嬉しかったことがあります!(笑)本日小学6年生とどちらが足が速いのかと競争をしたところ勝つことができました!大人げないのですが、自信があったわけではないので、何事も全力を出して勝てたら嬉しいなと21歳でも思いました(笑)

 偉そうにボランティアなんて言っていますが、私は学ばせていただく身で、やはり子どもと関わらないとわからないことが多くあるなと感じました。まだまだ知識も技術もありませんので、子どもについて知ることができる機会を大切にしていきたいです!

 写真は安部さんと遊んだ時のものです!(関口)

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