【20190529講演】尾張旭市立城山小学校講演

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 尾張旭市立城山小学校へ向かう。15時10分から1時間、「対話の深掘り」と「タブレット活用例紹介」と二つの依頼を受けての講演。

 対話の必要性、対話と会話の違い、授業中における見取りなどについて話す。ある場面をもとにどのような授業をしたらよいかを考えてもらい、対話の大切さを体感してもらうなど、最近の展開。タブレット活用は、実際にはどのよううなシステムが入るのかがまだ明確になっていないとのことで、他市の活用例を紹介。最後は僕が考えるICT活用に基づいたソフトで数学作り体験。最後は本学フォーラムをしっかりPR。

【20190628講演】鳥取県新任校長研修「教育の情報化推進」

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 7時過ぎに家を出て、名古屋、姫路で乗り継いで鳥取県の倉吉へ。到着は12時33分。5時間余の移動時間。ひたすら寝て体力回復を図る。ただし、寝過ごしたら大変なことになるので、アップルウオッチでそのつどアラーム設定。

 駅に迎えをいただき会場へ移動。昼食をとって、指導主事さんから参加者やこの地区の状況をお聞きして講演に反映するためにプレゼン最終調整。

 13時45分から休憩5分をいれて16時15分までの2時間30分の講演。「校長として知っておくべき教育の情報化」と題して、学校経営のアイデアもたくさん入れて、時折、ペアで話し合ってもらいながらの講演。反応がとても良い校長先生ばかりで、いつも以上に熱が入る(笑)。持参した「働き方改革時代の校長・副校長のスクールマネジメント・ブック」も完売。

 今年度から教頭となられた三朝中学校の岡本先生が会場に来ていただき、倉吉駅まで移動。喫茶店で三朝中学校の研究概要をお聞きして、ちょっとした助言。過去2年間、三朝中には大変お世話になったご縁がこうして続くのは嬉しいこと。

 17時42分特急スーパーおきに乗車。鳥取から特急スーパーはくとに乗り換えて姫路。そこから新幹線に乗って名古屋。そして最寄り駅へ。自宅到着は23時ちょっと前。帰路もひたすら寝て体力回復。アップルウオッチにきっちり起こしてもらっての長旅完了。

6月17日5期生ゼミ長谷川さんからの学び記録(酒井)

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 こんにちは。暑い日が続ていて扇風機を使い始めた5期生の酒井です。

 今回は10回目を迎えたゼミでの発表での学びについて書かせていただきます。トップバッターだった長谷川さんはこの日3回目の発表でした。回数を重ねていくうちにどんどん技術が上がっていて学びも多いのですが特に印象に残っていることが2つあります。

 1つ目は小道具の準備の良さです。子ども達に配布するものも板書に使用するものも、書く時間の短縮につながるものでした。書くことも学ぶ手段のひとつですが限られた時間で伝えたいことを伝えるには時間配分が大切です。かといってなんでもかんでもなくせば良いわけではないので省くところは十分吟味して本当に必要な指示を子ども達にはしてあげるべきだと考えます。長谷川さんは小道具を上手く用いていて無駄のない時間の使い方をしていました。ぜひ真似したいです。

 2つ目は発問での言葉選びについてです。発問の内容が複雑だと、うまく伝えられず言葉を選びながら自信なさそうに話したり、何度も指示を重ねてしまったりしてしまうことが考えられます。今回長谷川さんがしようとしていたのが複雑な内容をつたえる発問だったので発表の後に5期生でより伝えわる発問を考えました。

 これを通して発問を考えるおくことはぶれない芯のある授業をする上では欠かせないことだと思います。自分が授業を計画するときも指示や発問をシャープなものを準備して臨みたいです。

 最後の発表が再来週まで迫っています。その時の発表に向けて、同じく迫っている実習に向けても仲間の良いところをこれからも吸収していきたいです。(酒井)

6月17日5期生のゼミ発表を終えて学んだこと(長谷川)

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 こんにちは!5期生の長谷川です。今回は、3回目のゼミ発表で、多賀先生の『プロ教師だけが知っている50の秘訣』という本を紹介しました。そこで、学び得たことをまとめます。

 まず、今回の発表ではオープンカンニングをすることと、授業が終わって見返したときに分かる板書にすることを意識しました。オープンカンニングは初めての挑戦でしたが、机間指導をしている際に、悩んでいた子の手が動くようになったので、効果を実感することができました。

 私は前回の授業で、意見を黒板に書くために時間をとり、子どもを待たせてしまいました。今回は、子どもの意見で、大切な言葉のみを取捨選択して書くことを心がけました。また、子どもが、どのようにA.B分けをしたのか実際に黒板でやってもらい、視覚化できるようにマグネットシートを用意しました。これは、時間短縮にも効果があり、事前準備の大切さを学びました。これからも、授業の流れが分かる黒板を目指して、試行錯誤したいと思います。

 最後に、今回の授業を通して、指示はシャープで1つにする、ということを学びました。私は、最初の主発問で「この6つは、ある指導基準に従って分けることができます。A.Bに分けてみてください。」と言いました。しかし、少し言葉が難しく、発問を一度で理解することが難しい内容でした。例えば、このような発問の場合、「A.B2つに仲間分けしてください。」と言い換えることで、同じ質問内容ですが、よりシャープになり、伝わりやすいということがわかりました。

 ゼミ発表も終盤に差し掛かってきました。自分の発表はもちろん、仲間の発表からも沢山学び得たことがあるので、しっかり整理して、次の発表で生かしたいと思います!(長谷川)

6月17日 二宮くんの発表から学び得たこと(木下)

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 こんにちは、五期生の木下です。今回は6月17日の二宮くんの発表から学び得たことを書きたいと思います。

 今回二宮くんは「教師の雑談力向上のために」というキーワードから、4人グループの中でMCになる人を1人決めてみなさんよくご存知のトトロについて話し合い、教師を目指す私たちの雑談力や対話力をつける授業をしてくれました。MCになる人はいかに全ての人を参加させるかが鍵になり、私はMC役ではなかったけれど気づかされることが多くありました。

 玉置先生からのアドバイスとして、話し合いの際はすぐに子供達の近くに行くのではなく、遠くからまずは全体を見て話し合いから離れている子や交えることができていない子を見つけることが大切であることを学びました。私は話し合いをさせる時にはすぐに子供達に近づいて一緒に話し合いをする形をとっていたので、自分にとっても良い学びになりました。

 今回の二宮くんの発表では題材としてトトロを取り上げることで話し合いが弾み、面白いなと感じました。私も子供達が「楽しい!」と思えるような題材選びをしていきたいなとあらためて思いました。(木下)

6月17日5期生ゼミ発表からの学び (二宮)

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 こんにちは!5期生の二宮です。今回は田中博史先生が書かれた「子どもが発言したくなる対話の技術」という本を紹介しました。この発表を通して学んだことを2つ書いていきたいと思います。

1  MCの重要性について
 今回私の発表では、4から5人のグループを作ってそこで映画のメッセージ性について話し合おうということを授業としてしました。本のタイトルにもあるように「対話」を意識して考えた授業なので話し合いはMCを設けたおかげでなかなか深めることができたと思います。それでもMCがいるといないとでは大きな違いがあると感じそうなくらい流れがよかったように感じたので、話し合いにMCは必要だと学びました。今回は1人だけがやりましたが、年間で通してやるならグループの全メンバーが回数を重ね、自分からその話題を深めていこうと思える気持ちを育ててみたいなと思いました。

2 話し合いの時の先生の立ち位置
 話し合いの活動をした時、私はすぐに机間巡視をはじめてしまい、生徒の考えを覗きに行っていました。しかし先生は、話し合いに入れていない浮いている子を確認し、うまく混ぜてあげて、それを全て無くして始めて机間指導を始められるということを玉置先生からご指導いただきました。たしかにそうしないと、子どもは入れないまま、話し合いの時間を過ごし無駄になってしまうので、その子どもが素敵な考えを持っていても共有できないとなったら意味がないのですごい納得できました。

 今回は、前回自分で反省したことが少しできたのはよかったと思えました。それでも課題がたくさん見えたので次回の最終回できっちり克服し最後を終えたいと思いました。今回もありがとうございました。(二宮)

6月17日宮野さんの授業から学んだこと(大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です!今回はゼミでの宮野さんの授業から学んだことを書き記していきます。

 宮野さんは学級の三層構造について発表してくれました。協力層、中間層、非協力層の2:6:2の法則を分かりやすく教えてくれました。

 学級作りを成功させるには協力層→中間層→非協力層という順番で働きかけていく。そして、褒めるということを通して協力の必要性を訴えることが大切だということです。

 宮野さんはとても板書の仕方が上手で、見やすい板書をしてくれます。

 苦手なことから逃げるのではなく、挑戦しないといけない。それが、その人の人間性となる。これは岐阜聖徳学園大学の体育の先生が授業中に仰っていたことです。私は板書が苦手で、今までの発表で極力避けていました。それではいけないので、次の発表では板書に立ち向かってみようと思います。

 今回授業をしてくれた宮野さん、ありがとうございました。(大久保)

6月17日5期生ゼミ発表での学び(宮野)

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 今回、私は発表をさせて頂いて、主に2つのことを学びました。それは、導入ではテーマに関するものを持ってくる、あるいは初めに何について話すかを示すことと、問題児と呼ばれる子供にはあえて距離を取るということです。

 まず1つ目に、導入に関してです。私は導入で、問題児と聞いてどんなイメージがあるか、そして、自分が教師だったらどんな対応を取るかということを、聞きました。特に2つ目の、教師の対応に関する発問では30秒、時間をとって挙手で指名しようとしましたが、なかなか反応が薄くて戸惑ってしまいました。

 ただ、授業後に玉置先生から、問題児の行動それぞれに対する教師の対応を言えばいいのか指示が曖昧であった点と、30秒という時間が短すぎて、皆が戸惑ってしまったとご指摘頂きました。また、いきなり問題児と入る前に、学級経営に関する話をすると一言前置きをすることで、何を話すか明確になり、聞き手も戸惑うことがないと教わりました。授業を行う際は気をつけたいと思います。

 2つ目に、問題児と言われる児童生徒には、あえて距離を取ることが必要であるということです。今回私が取り上げたトピックでも、問題児と言われる子供達から対応する前に、周りの子供達を教師の味方につけることが必要だと書かれていました。また、玉置先生のお知り合いの先生のお話を聞き、やはり問題児と言われる児童生徒につきっきりになり、特別扱いするのは良くないのだなと思いました。2:6:2の学級の3層構造があるということなので、実習で現役の先生方の授業等をみた際は、各先生方がそれぞれの層の児童生徒にどのような働きかけをしているかに着目したいなと思いました。(宮野)

おかげさまで45万アクセス!

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 昨日(2019年6月26日)、この研究室HPへのアクセス数が45万突破しました!

 いつも訪問していただきありがとうございます。

 2015年4月20日がHP発信開始日ですので、1529日目に45万に達しました。1日平均294アクセスとなります。

 これからもどうぞよろしくお願いします。(玉置)

6月9日岐阜聖徳学園大学教育フォーラム2019の学びについて (竹内・矢崎)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今日は先日行われた教育フォーラムの午前の部に参加し、その学びの中から主に2つのことついて書いていきたいと思います。

 1つ目は教室に居られない子や立ち回ってしまう子への対応についてです。

 岡部先生は立ち歩くという行為を悪いこととして叱るのではなく、理由を作り良いことに変えるとおっしゃられていました。例えば、立ち歩いてしまう子には、「職員室のA先生に〜と伝えてきてほしい」や「教室や職員室などから〜を取ってきてほしい」など褒める場面にしていくようにします。子どもの集中力が切れてしまい、立ち歩いて先生に怒られてしまうと、「授業は楽しくない」「学校は楽しくない」と子どものやる気が下がってしまうと思うので、このような教師の働きかけの大切だと思いました。

 また、真鍋先生は、実態把握も大切だとおっしゃられていました。良い行為にするというのは必ずしもできることではないので、子どもたちがソワソワしてきたと思ったら、交流の時間などを設けます。授業中に動いても良い時間を取り入れるなど子どもの実態に合わせた授業工夫を教えていただき、教師になったら実践していきたいと思いました。

 2つ目は感情的になってしまう子への対応についてです。

 思う通りにならないと感情的になってしまう子などに対して、コミック会話(棒人間などを描き、そこに吹き出しを用いることで、場面を振り返るもの)を用いることで、自分の行いについて冷静に振り返らせることができます。安田先生は、言い訳をさせることを大切だとおっしゃられていました。アクションを起こす前のことについてコミック会話を用いて先生と子どもが一緒に振り返り、「ここまでは分かるけど、ここからはダメだね」と子どもの言い分を聞いた上で指導をしかなければいけないと思いました。

 教育フォーラムに参加し、様々な場面での対応について先生方の考えをお聞きしましたが、こういった対応は、実際に来年に教員として体験したり、教員採用試験の面接にも聞かれたりすると思います。現場での経験がない私にとって今回のフォーラムは、来年以降に悩むであろうことを想定することができる時間になりました。今回、こういった機会を作っていただいた玉置先生や教育フォーラムの関係者の皆様、本当にありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは。5期生の矢崎です。教育フォーラムの午後の部の学びについて書かせていただきます。

 午後からは「真の対話とは」ということについてもっと深く考えることがメインでした。私はこの午後の部でのキーワードは「違い」だったと思います。

 そもそも「対話」とは「向かい合って話すこと。」です。また、「真の対話」とは「1人では考えられないことが対話を通して角度が変わること」を目的としています。その目的に達するまでには多様な思考、立場、感情が持ち込まれる可能性があります。ということは、必ずしも自分の考えばかりではないということです。だから、自分の中で戸惑いが生じます。その戸惑いは自分の中の「ふつう」「あたりまえ」ではない事が他人にあるから生まれます。その「ふつう」「あたりまえ」はそもそも存在しないのだということを教師は子どもたちに教えなくてはいけないと思いました。

 「ふつう」「あたりまえ」が存在しないのだという事を理解して初めて、「対話」は生まれます。その「対話」なかで全ての意見に耳を傾けて、それを「理解」します。しかし、決して「賛同」はしません。「理解する事ができた、だが、考え方は違う賛同できない」と子どもたちの中で思えることが必要だからです。

 ですが、こうやって自分とは「違う」ということを受け入れるには、「対話」をすることのできる環境が必要不可欠です。ということは、私たち教師が子どもたちが安心して自分の考えを主張し、相手の考えを「理解」できる教室を作る必要があります。だから、教師が授業の中で出た「間違いの意見」を日頃から丁寧に拾って、学級の中で大切に議論していくことが大切です。また、その意見、考えの背景にはその子の「願い」が隠れています。深い子ども理解がなくては「違いを生かした学び」、「対話」はすることができないと学びました。

 今回のお話で、教師が子どもに「対話」を迫る前に、私たち教師がまず、子どもの意見や考えの「違い」に日頃から敏感に反応することが大切であるとわかりました。また、子どもの「なんで?どうして?」という感情が授業の中でどれだけ大切なのかも改めて感じました。

 そういった子どもの細かい変化に気づくことのできる、視野の広い教師になれるように日々、周りの人の変化に気づき、自分を変えていけるようになりたいと思いました。
また、「対話」について疑問に思っていたこともスッキリしました。このような貴重なお話を聴く機会を頂き、ありがとうございました。 (矢崎)

6月9日岐阜聖徳学園大学教育フォーラム2019での学び(鏡味・北神・井上)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。6月9日に名古屋で行われた教育フォーラムに参加しました。フォーラムの午前の部で行われた、「教室で困ったこと」の共有と対話での学びを書きたいと思います。

◯立歩きの多い子
・原因があるので様子を見て実態把握
・どのくらい集中が続くか様子を見る
・悪い行いを良い行いに変える
→授業時にプリントを配ってもらう
・授業の中で動いてもいい時間を作る

◯嘘をつく子
・低学年は嘘と現実が分かってない
・嘘をついて教職の気を引きたい子もいる
・中学生は、仲間を裏切る嘘より、先生に怒られる方がいいと思っている
・教師はその子の気持ちに寄り添う

◯思い通りにならないとカットしてしまう子
・話をまずは聞く
→「じゃあどうすればよかったと思う?」
・他の先生を呼ぶ
・カッとなった時は約束事を作る
→何かを握る、叩く場所を作る
・コミック会話で気持ちを整理する

◯行事に入ろうとしない子
・日頃の生活から見えるその子の苦手を知る
→一緒に考える
・相手に選択肢を与える
・1つの「できた」を評価

 などがありました。普段、教員採用試験の対策をしている中で面接で聞かれたことのある問題もあり、とても勉強になりました。玉置先生はじめ、登壇してくださった多くの先生方ありがとうございました。(鏡味)

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 こんにちは!五期生の北神です!6月9日に教育フォーラムに参加しました。今回は、教育フォーラムの中でも奈須教授のお話からの学びについて、特に印象に残っていることを書きます。

 子ども達が対話することができなくなったのは、生活の仕方が多様になり、共感できることが減ったからだと知りました。だから、クラスみんなが共有できて盛り上がるようなお題を提供して、対話できるきっかけをつくるといいそうです。授業の内容でいきなり対話するのは難しいですか、授業とは全然違うことで対話することを続けていけば、自然と授業中にもできるようになると思いました。

 対話的学びの基盤として、日記と朝の会を活用すると良いことも学びました。日記を書くことで自己的対話をし、朝の会でそれを表現し合うのです。なぜかというと、友達が嬉しいと感じたことを知りたい!と思うように、周りの友達に関心を持つことが対話の始まりだからです。友達の素敵な一面を知ることで、今まて接点のなかった友達と繋がることもでき、自分の世界を広げるきっかけにもなります。

 私は朝の会にも対話を取り入れることができると知って驚きました。また、そのような対話ができるクラスであれば、すごく温かいクラスになるだろうなと思いました。ぜひ、朝の会でそういう機会を入れたいです。(北神)

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 こんにちは!4期生の井上です!今回は先日行われた教育フォーラムについて書いていきたいと思います。

 このフォーラムで一番印象に残ったことは奈須先生が見せてくれた授業動画です。だいたいの授業では分かる子が中心となり、分からない子が置いていかれてしまい、自分の意見を言えないまま結局何が分からないのかが分からないという状態で終わってしまうことが沢山あると思います。

 この動画の授業はその逆でした。分からない子が中心となり分かる子に質問する。そして分かる子が必死に分からない子に説明する。こういったものでした。そうすることで、分かる子も分からない子も学べる場を作ることができていたと思います。分かる子は自分ができたからいいというわけではなく、それを説明することでもう一度考えを整理することができる。分からない子は分かりたい気持ちを前面に出してガツガツと質問していく。本当にすごい授業でした。

 また、それと同時にこの授業が成り立つ雰囲気を作るには相当の学級経営が必要だとも感じました。失敗や間違いを恥ずかしがることなく言えるクラスを作ることは本当に難しいと思います。いい授業をするには学級経営を充実させることが必須だと改めて感じました。

 フォーラムの後、3期生ゼミ長の早川さんと話す機会がありました。教採への不安、現場のお話など様々なことを聞き、また聞いてくださりとても充実した時間となりました。もらった沢山のアドバイスを活かして教採まで後1ヶ月ないですが、走り抜けたいと思います!!

 教育フォーラムの関係者の皆さん、お世話になりました。ありがとうございました。(井上)

6月10日 北神さんの発表から学んだこと(遠藤)

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 こんにちは。五期生の遠藤です。今回は、6月10日に行われた五期生ゼミの中の、北神さんの発表から学んだことについて書きたいと思います。

 今回北神さんは、かくれたカリキュラムについてまとめた発表を行っていました。教師が意図していない部分も子供は学び取るのだという内容に、改めて常に見られている意識が必要だと感じ、背筋が伸びる思いで聞いていました。

 発表の中で北神さんは、既習の漢字のみを使った板書と、未習の漢字も使った板書とどちらが適切か?という点を掘り下げていました。私は当然既習漢字のみで板書するべきだと考えました。そうしないと、読めない子が混乱すると思ったからです。

 しかしそのような板書を続けていると、子供は「習っていない漢字は、もしも書くことが出来ても書かなくて良い。」という風に間違った学びをしてしまう危険性があるのだと知り、成る程と思いました。私は、置いていかれる子がいてはいけない、という点にばかり気を配っていて、子供たちをより発展させよう、かくれたカリキュラムを活用して更に学びを深めよう、という意識が低かったのだと気がつきました。

 そのことに関連して、私はとある自分の体験を思い出しました。私の、「遠藤」という苗字ですが、実は遠藤の藤という漢字は小学校学習漢字ではないため、小学校ではいつまで経っても習わないのです。そのことから私は、小学4年生までずっと、名前の欄には「遠どう」書いていました。それが当たり前で、習っていない漢字はとてつもなく難しく、書けないものだと思い込んでいたからです。今思うと、そんな当時の私の感覚も、かくれたカリキュラムによるものだったのだと思います。

 佐藤、加藤、近藤など、藤のつく苗字は沢山あります。また、珍しい漢字を使った苗字の子もいます。最近では、名前の中に人名用漢字にしか無いような漢字が入っている子も増えています。そういった子達は、6年生までずっとひらがなで名前を書けば良いのでしょうか。そんなはずありません。第一、もしもそうだとしたら、中学校ですら習わない漢字の名前はどうするのか、という話になってしまいます。

 習っていない漢字でも自分の名前だから書ける、という子は最大限に褒めて、その漢字を知らなかった子にはその場で教えてあげれば良いのだと思います。そうして、「一つ賢くなれたね、良い学びをくれてありがとう!」と言えるような、そんな教師になりたいと、今回の発表を見て感じました。北神さん、お疲れ様でした。(遠藤)

6月10日 5期生ゼミ発表から学び得たこと(北神)

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 こんにちは!五期生の北神です。6月10日に『「かくれたカリキュラム」発見・改善ガイド』をもとに発表をしました。今日はその発表から学び得たことを書きます。

 私は今回が2回目の発表でした。まだまだとても緊張していましたが、前よりは子ども役のゼミ生を見る余裕がでてきたと思います。今回は、机間指導をする際、子ども達の発言をよく聞いて意図的指名をすることを大事にしました。

 今回受けたアドバイスの中で特に気をつけなければならないと思ったことは、指名する際の名前の呼び方です。私は、子どもを指名する際、苗字で呼ぶ時と名前で呼ぶ時がありました。これはゼミ生からの指摘を受けなければ気づきませんでした。まさにかくれたカリキュラムだと思います。ある子どもは苗字、ある子どもは名前、ある子どもはあだ名というふうに子どもによって呼び方を変えると、教師はそのようなつもりでなくても、子ども達からすれば特別扱いや贔屓をしているように感じると思います。次回から意識して気をつけたいなと思いました。

 私は、今回の授業では、未習漢字も板書することについてのかくれたカリキュラムについて取り上げました。未習漢字も板書するのが良いか、既習漢字のみ板書するのが良いかは、ゼミ生でも結構意見が分かれそうで面白いと思ったからです。

 私は、絶対既習漢字のみの方がいいと思っていましたが、既習漢字のみを板書することは、子ども達に、「習った漢字だけ読めればいいんだ。」「先生は、僕たちは習った漢字しか読めないとおもっているんだな。」「新聞は読めない漢字が多いから読まなくてもいいんだ。」と思わせていて、隠れたカリキュラムが働いていることを学んで考え方が変わりました。
 
 全ての漢字を学校で習うわけではありません。調べ物をする際に使う新聞、辞書やインターネットには習っていない漢字がたくさんあると思います。読めない漢字ばかりだから無理!と諦めるのではなく、私は、そういう物を積極的に活用してほしいです。だから板書して習っていない漢字に触れさせることって大事だなと思いました。また、教師がプラスαの学びをさせようとすることが、自ら積極的に学ぶ子どもを育てることに繋がるのではないかと思いました。(北神)

6月10日5期生ゼミ大久保君の発表から学んだこと(中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。6月10日、大久保君の発表から学んだことを書きたいと思います。

 今回は吉田順先生の「学級経営17の鉄則」についての発表でした。大久保君は発表の中で○×法を使っていました。○か×かを考えさせる段階で教師が机間指導を行っていましたが、直感でも答えられる質問に対しての机間は省いても良いと学びました。○にした人、×にした人を挙手させることで数の確認は簡単にできるし、全体で共有することができます。省くことができるところは短縮して授業の時間を友好的に使うことを教師は意識しなければいけないと思いました。

 机間指導を行うタイミングとしては、なぜ○や×にしたのかという理由まで考えさせてからすべきだと考えます。机間指導で子どもがどのような考えかたをしているのかを把握して、○×の少数派意見の子も大切にするために意図的指名を行うこともできます。 私の発表でも○×法を使う場面があればこのようなことを意識していきたいです。

 大久保君は発表を重ねるごとに、どんどん表情が豊かになっていると感じます。基本は笑顔で、大事なところは真剣な表情になる切り替えが非常にうまいなあと思います。話し方は落ち着きがあるのに発表に引き込まれる感じがするのは声の抑揚や間の取り方、表情の切り替えなどいくつもの要因があります。私も大久保君の良い所を参考にしながら、より良い発表をつくっていきたいです。大久保君おつかれさまでした! (中西)

6月10日5期生ゼミ発表を通しての学び(大久保)

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 こんにちは!5期生の大久保樹です!今回はゼミ発表で学び得たことを書き記していきます。

 今回は、吉田順先生の「学級経営17の鉄則」という著書を読み、授業風に発表しました。

 私は吉田先生の学級目標に「みんな仲良く」を入れないという考えを授業風に発表しました。

 一つだけ反省があります。私は授業の展開で、5年生のクラスで「みんな仲良く楽しいクラス」という学級目標に賛成か反対か〇✕法で5期生に考えさせました。どちらにしたか挙手させてもらうと、〇が2人、✕が10人という結果になりました。そして、吉田先生は✕の考え方であると伝えました。

 私は〇に手を挙げた子に対して上手くフォローすることが出来ませんでした。上手くフォローしようと考えてはいたのですが、言葉が出てこず結果的に否定するようなフォローになってしまいました。

 どちらが正解とも言えない問題で、子どもの意見を否定するのは教師としてあってはならないことだと思います。今回の反省を活かして、どんな発言に対しても上手くフォロー出来るようになりたいです。

 玉置先生からは〇✕法ではなく、初めの発問を変えれば良かったとアドバイスをいただきました。やはり玉置先生の考え方はとても勉強になりました。

 今回発表を見てくれた5期生、お忙しい中発表をみてくださった玉置先生ありがとうございました。(大久保)

6月10日二村さんの発表からの学び(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。二村さんの第3回目の発表から学んだことを記します。

 二村さんの授業の特徴は、口調がはっきりとしていて、一言一言が活き活きとしており、子供を見る目がしっかりと開いていて子供を惹きつけるものがあるということです。これは、過去2回からずっとそうなので、二村さんにしかできない技なのだと思います。

 今回の授業では、「クラス運営力」についてで、教師が、子供たちにクラスでの居場所を与えてあげることで、子供たちの自己肯定感が高まり、クラス全体の雰囲気がとても協力的になるということをわかりやすく、ワークシートを用いながら伝えてくれました。

 また、「話すことが多いからよく聞いていてね」、「次の人で当てるのを最後にしようかな」という意識づけは、子供たちを授業に集中させる良いものだと思いました。

 授業の講評では、話し方や緊張を緩和しようとするクセを治すということや、授業が円滑に進むようなワークシートを作り、伝えたいことは、指導案やメモを見ながら言ってしまうと、効果が減ってしまうので、チラッとメモを見て子供たちを見ながら言うと、より先生の言いたいことが伝わるということが上がりました。二村さん、今回もたくさんの学びをありがとうございました。(杉山)

6月10日5期生ゼミで学んだこと(二村)

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 こんにちは!5期生の二村葵です。今回で3回目となるゼミ発表で学び得たことをまとめます。

 今回は向後千春先生の『教師のための「教える技術」』という本を紹介しました。

 その中でもクラス運営力について取り上げました。本には、「子どもの目標はいつでも自分のクラスに自分の居場所を作ることである。」とあり、とても印象に残ったためここを取り上げることにしました。学校に限らず、常に自分が所属している組織やコミュニティの中に、自分の居場所を作ることを目的として行動していることをこの本を読み、改めて気づきました。

 また「自分はここにいてもいいと感じ、ここにいることで誰かの役に立っていると感じることにより、クラス全体の雰囲気はとても協力的なものになる。」と向後先生は言っていました。教師の仕事は子どもたち一人ひとりが「自分の居場所」を見つけられるように手助けすることであることを学んだので、そのことを念頭におき、複雑に考えすぎずに生徒と接していきたいと思いました。

 授業をしてみて、情報の取捨選択の難しさを感じました。今回ワークシートを準備し、載せるべき重要な内容を載せきれませんでした。ワークシートや黒板に重要なキーワードや長いまとめのキーワードを書くことで、生徒の理解もスムーズになり、理解しやすくなると指摘をもらいました。

 玉置先生から、準備したずっと見て資料を読むのではなく、ちらっと見ながら話すと伝えたいことが伝わり、もっとよくなると指摘して頂きました。過去の二回を振り返ってみても、その癖が出ていることに気づいたので、これからは生徒の顔や表情を見ながら話すことを心がけたいです。

 今回も仲間や玉置先生からからたくさんの指摘を頂き、学びを深めることができました。毎回レベルアップしていく仲間たちに負けないように切磋琢磨しながら頑張ります!(二村)

6月10日生田君の発表からの学び(長谷川)

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 こんにちは!5期生の長谷川です。今回は生田君の発表から学んだことをまとめます。

 生田君は、今まで授業開始時に「クイズでスタートする」という授業展開を行ってきました。今回もクイズ感覚で楽しく復習できたので、とても良かったです。しかし、全部のクイズに対して指名をするよりは、テンポよく多くの人に当てて、答えさせる方法を取り入れるといい、とのことでした。そうすることで、より一層、全体的にテンポアップした雰囲気になり、子どもの授業に対する意欲が高ぶります。そして、子どもにエンジンがかかり、授業に集中しようとする意識づけに繋がるのだと感じました。

 生田君は授業の中で、難しい質問を2回繰り返したり、オープンカンニングを取り入れたりしていました。実際にオープンカンニング法を取り入れた授業を受けてみると、子ども役の止まっていた手が動き始めたり、更に書いている手が進んだように感じ、効果を実感することができました。

 また、他にも考えたことをノートに書かせる、といった基本的なこともしっかり行なっていました。回数を重ねるごとに授業の中で、様々な指導法を活用できていて、全体的にもレベルが上がってきました。

 私は来週発表なので、短い授業の中でも沢山の指導法を取り入れて授業をしたいと思います。生田君、お疲れ様でした!(長谷川)

6月10日5期生発表を終えて(生田)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です!今回はゼミでの3回目の発表を終えてその感想と反省を書いて行こうと思います。

 自分はこの3回を通して段々と自分の授業に形ができてきたような気がします。授業最初に導入としてテンポよくクイズをし、本題に入り、最後はその授業に合った名言を持ってきて定着をはかってもらう。といった流れです。自分でもこれは教師になってからもやってみたいことで、「今日のクイズはなに?」や「今日の名言!」などといってもらいたいものです。

 しかし今回は肝心な本題のほうが何を学ばせたかったのかわからないものになってしまいました。子どもが変わる接し方ということで、子どもが変わるような技術を紹介したつもりだったのですが、実際自分が取り上げたのは「グループの輪に入っていけない子ども」に対しての対応で、たしかに子どもの変化を促すような内容ではあったのですが、これは子どもの集団の中での話であって、結局伝えたいことが曖昧で15分でやれるような内容ではなかったです。そして今回は予想外の質問が二回出てきて、対応できなかったあたり完全な準備不足でした。

 しかし、難しい発問をした時にオープンカンニングをできたことは1つ成長と思いたいです。ありがとうございました。(生田)

6月9日 教育フォーラムからの学び(古川・加藤奨基)

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 6月9日に名古屋で行われた岐阜聖徳学園大学教育フォーラム2019での学びを、古川・加藤奨基で記事にさせていただきます。

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 こんにちは!5期生の古川瑛理です。6月9日に行われた教育フォーラムでの学びを書かせて頂きます!

 今回は「真の対話」などについて学ばせて頂きました。仲間とどうしようか考えを巡らせたりする中で個々がぶつかり合い、気づきが生まれます。その気づきがより良いものをつくっていくのだ、自分と異なる意見との出会いは排除し、差別するのではなく素敵なものであると捉え、自分自身が成長する為にも大切にするべきものである、子ども達がそう捉えられるように教員が働きかけていく必要があるのだと改めて考えさせられました。

 また、自分自身が何気なくこなしていた朝の会、帰りの会で児童・生徒がくらしのこだわりを学級に向けて話したり、日記で振り返った今日のくらしについて発信することは自分自身と向き合い、その一人ひとりの異なる思いや行動を他者へ伝えることであり、発信しながらも友達の発表を聞くことで他者を認める力を付けていくことができる活動であったこと、その活動の意図、重要性を今回の学びを通して今更知りました。他者を認める、対話するのは、ただAという意見を言われたからAと受け取ったり、AなのかBなのかどちらかはっきり決める議論をするのではなく、1人がAともう1人がBという意見を持っていたのならば、AがA+b、BがB+aとなるような、主張が必ずしも変わる訳ではないが2人とも異なる視点を得ることができる自分1人で完結することのない学びであるのだというのが私にはとてもしっくり感じ、まず1人で考え自分の意見を持った後に他者と関わり対話をする。

 その後もう一度自分で考える、個で始まり個で終わることができる集団が高め合える集団であるのだと、そして個を繋ぐのが教員の役目であることを学び得ることができました。

 最後の討論では自分がこれまで学んでこなかったような視点での意見も聞くことができました。そしてその中で「真の対話」の難しさを痛感させられました。改めてどのようなものであり、どう子どもに働きかけるべきなのか学んでいきたい、考えていきたい思いました。

 このような機会を作ってくださった岐阜聖徳学園大学の職員の先生方を始め、玉置先生、奈須先生、講話をしてくださった先生方、関係者の皆様、本当にありがとうございました。 (古川)


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 こんにちは、4期の加藤奨基です。6月9日に岐阜聖徳学園大学主催で行われた、教育フォーラムに運営スタッフとして参加しました。その際、先生方のお話も聞くことができたので記事にしたいと思います。

 先生方のお話で印象的だったものが、「個と協働」というテーマです。これは、「一人学びを深めてからグループ対話へ入る」というもので、対話・協働に関わることです。一見すると真逆の性質を持つような個と協働というキーワードですが、真に協働するためには、特に「個」の部分である「一人学びを深める」ことが重要です。一人学びの段階ではもうこれ以上考えられない!というところまで考えさせることで、「他の人の意見を聞いてみたい」という切実な思いが生まれ、対話することができるということです。

 思い返すと、僕は実習の時、授業でグループ対話ができるようにと時間をとり、指示をしていました。しかし、どの時間でも対話が上手く成立せず、ただ周りと話す時間・話したい子だけが話す時間になってしまっていました。原因の大部分は、この「個」での学びが深まっていなかったからだと思います。一人学びが深まっておらず、グループにしたところで何を話せばいいのか分からず、グループにする必要性も感じられなかったのではないでしょうか。子どもたちには本当に申し訳ないと感じています。

 玉置先生などの対話の時間がしっかりと機能している素晴らしい授業を見させていただいたことを思い出すと、確かに「まずは個人で考えてみて」というセリフが登場します。そうすることで自分の考えを持ち、行き詰まり、他の人の話に耳を傾けたくなります。(子ども役として授業を受けていたのでとてもよく覚えています!)このことこそ、「個と協働」なのだなぁと実感しました。

 次の授業実践の機会がいつになるかは分かりませんが、その時もまた対話場面を取り入れようと思っています。しかし、次は一人学びの時間も必ず取り入れていきます。このような試行錯誤が授業作りのおもしろさなのかなぁと最近考えている加藤がお送りしました。教採、がんばっていきます!玉置先生をはじめとする先生方、実習課のみなさん、ありがとうございました!(加藤)
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