11月6日 第5回4期生ゼミ 中澤くんの発表記録(山田)

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 こんにちは、4期生の山田です。今回は11月6日に行われた中澤くんの模擬授業の記録を書きたいと思います。

 今回中澤くんは、「Believe」という教材をもとに、全学年対象という設定で模擬授業を行ってくれました。本来ならば授業のポイントや、4期生、玉置先生から挙がった良い点や改善点を書くのですが、授業というより中澤ワールド全開の講演会だったので(笑)、中澤くんから学んだ歌う時のポイントを以下に記します。
 
⚪口を大きく開けるのは息を大きく吸うため
→大きく息を吸うことで大きく息を吐くことになり、吐くのと同時に喉をならすことで大きな声が出る。

⚪綺麗な発声をするには嘔吐の真似をすべし
→嘔吐をしてるときが唯一舌が塞がず、口から肺まで気道が確保できている。嘔吐するときの口の形を作り、声を出すことで、大きく響きのある声になる。

 中澤くんの型にはまらない個性あふれる面白い一面や、それを包み込む4期生の懐の広さとあたたかさを改めて感じることのできた発表の時間となりました。しかし、課題は模擬授業なので、中澤くんは自分の度胸と話術を褒めつつ、少し反省をしてください(笑)
 
 回を重ねるごとに、新しい学びがある4期生ゼミ。授業をする側の教材研究や授業技術ももちろん大切ですが、授業を受けて、批評する側としてもレベルアップするために、授業を見る目を培っていきたいと思います。(山田)

11月6日第五回後期ゼミ音楽の模擬授業を終えて(中澤)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、第五回ゼミで20分間模擬授業をさせていただいたことを通して伝えたことを記事にしていきたいと思います。

 授業は全学年対象の音楽です。内容は、歌を歌うことが苦手意識をもつ子どもに苦手意識をなくすイロハを教えるという内容です。

 多くの先生は、歌の指導のときに「口を大きく開けなさい」と呼び掛けます。私は、この発言自体が効果がなく、歌嫌いを作る原因だと考えています。なぜなら、口を大きく開けても大きな声で歌えるようになるとは限らないからです。

 口を大きく開ける理由は、息を大きく吸うためであり、大きく息を吸うことで大きく息を吐くことになり、吐くのと同時に喉をならすことで大きな声が出ると言うことができます。よって「息をたくさん吸って」と呼び掛けた方が効果がでると私は考えています。

 しかし、大きく息を吸うだけでは大きな声が出ても大きな歌声が出るわけではありません。大切なことは、『空気の通り道を舌が塞がないようにすること』です。

 私たちは、口を大きく開けるときに、無意識に舌が喉ベロを見せないように塞ぎます。空気中のバイ菌が体に入るのを防ぐためです。大切な体の動きですが、歌声が出にくくなります。そこで、舌が塞がないようにする必要があります。

 実は、嘔吐をしてるときが唯一舌が塞がず、口から肺まで気道が確保できています。そこで、嘔吐するときの口の形を作り、声を出してみてください。必ず大きく響く声が出ると思います。この発声方法を練習することで、歌が上手くなります。

 この発声方法を小学校で教えれば、音楽嫌いも減り、中学校以降、合唱の練習で苦手意識を感じることなく、思春期に素晴らしい成長を促すことができると私は考えています。

 音楽を教える先生方にこのメッセージが届くことを祈ります。(中澤)

11月6日 4期生ゼミ活動スピーチからの学び(加藤奨基)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。11月6日のゼミでの3分間スピーチ記録を記事にします。

 今回のスピーチテーマは、「お店でありがとう」です。コンビニなど何気ない日常生活でもきちんと感謝を述べよう、という講話です。時間設定は朝の会で、子どもたちに楽しく聞いてほしいなと思い、以下の3点を工夫しました。

・子どもを入れた場面劇
・話しすぎないこと
・結論を始めにストレートに

 場面劇では、子ども(役)の普段の様子や性格なども考えて、竹内くん(活発な子ども)と鏡味さん(あまり前に出ない子ども)を指名させていただきました。2人ともありがとう!「話しすぎない」を意識するあまり、少し早口になってしまったかな、というのが反省点です。

 「結論を始めに」という観点では、まだまだ足りなかったなと思います。自分では言ったつもりでしたが、様子を見ると、始めの一言でストレートに伝わってはいませんでした。玉置先生にもご指導いただきましたが、この部分は特に意識して、シャープな言葉ではっきりと伝えていったほうがよいと感じました。

 今回のスピーチで、講話の始めに結論をズバッと言う、ということが大変難しいことを実感しました。スピーチがズルズル行ってしまわないためにも、最初の一言には特に注力する必要がありそうだと学びました。(加藤)

10月23日第4回後期ゼミ 安部さんの模擬授業から(井上)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は先日のゼミでの安部さんによる模擬授業について書かせていただきます。

 6年生の国語の授業で、「きつねのおきゃくさま」を題材に授業をしてくれました。

 まず安部さんは、話し方や、聞き方が綺麗で発言しやすい雰囲気を作ることがすごく上手でした。また、鋭く端的に発問をしたり、聞き返したりしていて、子どもの考えを引き出すように授業をする姿も見習っていきたいと思いました。

 授業では、心情の変化を追っていく内容でしたが、ここで驚いたのは、最後から最初へと、心情を追っていったことです。私自身、心情を追う時、最初から最後といった流れしか考えたことがなかったため、逆流するこの試みがとても新鮮でそして、分かりやすいと感じました。何にでも使えるというわけではないと思うので、使える場面でこの逆流する考え方も授業に取り入れていきたいと思いました。

 玉置先生からは、発問の仕方について、助言をされました。「きつねが恥ずかしそうに笑って死んだのはなぜだろうか」という安部さんの発問を2つに分けてはどうかという助言でした。安部さんの発問でも答えることは出来ますが、実際自分も考えている時にぐちゃぐちゃしてきて、難しくなりました。

 そこで、安部さんの発問を、玉置先生の助言から2つの発問に分けてみると、「恥ずかしそうに」と「笑って」を分けて考えることができるようになり、頭が整理され、よりシャープに考えることができるようになると感じました。少しの工夫と言い方でこんなにも考えやすくなってしまう。やはり玉置先生はすごい...

 今回の模擬授業も沢山の学びがありました。自分の番も近づいてきているので、皆から学んだことを生かして授業を作っていきたいと思います!授業をしてくれた安部さん、お疲れ様でした!(井上)

10月23日 第4回ゼミ 模擬授業を終えて(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。4回目のゼミで約20分間の模擬授業をやらせていただきました。やはり、自分が実際にやってみると学ぶことが倍以上にあります!学んだことを書きたいと思います。

 私が今回、行った授業は小学6年生を対象に、国語科の「きつねのおきゃくさま」という授業です。なぜ、この教材にしたかというと、白石範孝先生の書籍を読んで、「逆思考の読み」というのを学んだからです。これは、文章の終結部を取り上げてどうしてこうなったのか、問いとそれに対する答えを考えることで因果関係を探りながら冒頭に向けて読んでいく方法だそうです。この逆思考の読みをすることで、論理的な思考ができるようになるそうです。私はせっかくなら試してみよう、という思いで、今回授業をやらせていただきました。

 授業後、玉置先生に助言していただいたことは、発問が2つの意味を含んでしまっているということです。私は「なぜ、きつねは恥ずかしそうに笑って死んだのだろうか」という発問をしました。しかし、子どもの意見から出てきたのは、「〜のがなんだか恥ずかしい」または、「〜が嬉しくて誇らしくて笑った」という2つの読み取りが出てきてしまいました。両方間違いではない、しかし、小学4年生を対象にした際にはやはり、一つ一つシャープにして視点を絞って深く読み取った方がいいなということを学びました。

 もう一点、自分の反省としては教材研究がまだまだだということです。やはり、一番落としたいところでどのようにしたら、子どもにすんなり落ちるのか、子供目線になって教材を研究していくことの難しさを痛感します。一回一回の模擬授業を大切にし、自分だったらどんな授業展開にするのか考えながら他のみんなの授業を見たいと思います。

 玉置先生をはじめ、ゼミのみんな、ありがとうございました。(安部)

10月14日教師力アップセミナー(野口芳宏先生)での学び(山田・安部)

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 こんにちは、4期生の安部・山田です。今日は、先日行われた教師力アップセミナーについて書きたいと思います。

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 4期生の山田です。わたしは、野口先生の講義から学んだことを記事にしたいと思います。
 
 国語を専攻する身として、「国語の力を子どもたちにつけさせるためにどうするか」というのは、教師になってからもずっと向き合っていかなければならない課題としてあります。
 
 しかし、野口先生は、国語の学力とは語彙力であるとズバリとおっしゃっていました。語彙力というのは、ただ沢山の言葉を知っているだけではなく、意味のわかる言葉を沢山知っているかであるそうです。
 
 野口先生はさらに、⑴対義語⑵類義語⑶同義語をつないでいくことで語彙を増やしていくとおっしゃっていました。講義では、ありの行列の授業を例にこの語彙の増やし方を実践的に見せてくださいました。例えば、本文に出てきた「すみ」という言葉に注目して、「では、すみ、の対義語は何かな?」「すみ、の類義語はあるかな?」などと問いかけて、中心や端といった語彙にまで広げていくという展開です。教科書に出てくる言葉にとどまらず、沢山の言葉に触れ合うことができ、また、元の言葉と関連して、繋がりで覚えることができるので、忘れにくいのではないかなと感じました。

 国語の免許を持っている私でも、言葉は知っていても、意味を正確に理解して正しく使えているかと聞かれると正直不安な部分が多いです。子どもに言葉に沢山触れされることは大切ですが、ひとつひとつ繋がりを意識して、正しい意味を押さえることで初めて語彙の引き出しになるのだなと感じました。
 
 今回も、野口先生から沢山の学びがありました。教師力アップセミナーは、知らないことに出会うというのは嬉しいということをいつも実感させてくれます。本当に「知らなかった人は今日来てよかったねえ」の一言に尽きる充実した時間でした!野口先生、ありがとうございました!(山田)

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 こんにちは。4期生の安部です。私からは松井先生がされた道徳の授業から学んだことを書きたいと思います。

 今回、私たちは模擬授業の生徒役をやらせていただきました。対象は小学校6年生、教材は「ロレンゾの友達」というものでした。毎回思うことですが、さすが松井先生!教師3年目とは思えないほど、落ち着いていて、指示の仕方が明確で、発問も洗練されていて素晴らしいなと思うところばかりでした。その中でも特にすごいなぁと感じたのは、子どもの発言に対しての補助発問や切り返し発問がすごくよく考えられている、ということです。例えば最初の物語の流れを理解する際に、ロレンゾが会社のお金を盗んだ、ということの重大さを実感できるように、「先生が学校のお金を盗んだらどうなる?」と、とても分かりやすい例を挙げていました。

 また、子どもにそれぞれA、B、Cの立場を選んで意見を発表させる際に、票が少なかったAを指して「Aじゃだめなんだよね?」という揺さぶりをかけていました。ちょっとした言葉ですが、そういった教師が途中で切り込む補助発問は子どもの思考をより深いものにするなということを学びました。

 また、今年も夜は野口先生を囲う、楽しい楽しい懇親会に参加させていただきました。教壇に立ったときの鋭く、厳しい野口先生とはまた違った、おおらかさや温かさを去年に引き続き感じるとこができました。やはり、野口先生は人間としても尊敬するところばかりだなぁと再度感じました。

 今回も多くの学びが得られました。玉置先生、酒井先生、野口先生をはじめ、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

実習先の小学校への感謝(遠藤)

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 こんにちは!段々と寒さが厳しくなり、着々と衣替えを進めている五期生の遠藤です。今回は、10月の小学校教育実習を終えて感じたことと、その小学校の行事に先日伺ってきたので、そのことについても書きたいと思います。

 小学校実習最終日、私が一番感じたことは、「まだ終わりたくない、もっとこの小学校で学びたい。」という思いでした。こうした思いが生まれるまでには、二つの大切な気づきがありました。まずはそのことについて書きたいと思います。

 正直、実習を始めたばかりの頃は毎日疲れ切っていて、ほとんど余裕が無く、辛くなかったといえば嘘になります。今何をしたら良いか、どこまで手を出して良いのか迷い、結果動き出しが遅れて後悔することが多々ありました。しかし、自分から子ども達と関わったり、何かする事はないか周囲を見渡して動くことで、実習先の小学校に自分の居場所が出来ていくように感じ始めました。そうすると、段々と小学校へ向かうのが楽しくなり、今日はどんなことがあるだろう、あの子とどんな話をしようかな?と、先のことを考えられるようになりました。どんなことでもそうですが、やってしまった失敗を悔やみ、後ろばかり向いていると、今を楽しめなくなります。そうして、気持ちがどんどん落ち込みます。次はやらないようにしよう、という前を向く発想が、背中を押してくれるのだと気がつきました。

 やる前から失敗を恐れずに自分から動き出すこと、そして、やってしまった後悔に引っ張られず先へ先へとその反省を繋げること。この二つが、私が教育実習で学んだ人として大切だと思うことです。

 次に、授業準備や行事を通して、教師を目指すにあたり大切な気づきも二つあったので、そのことについてもまとめます。

 私が実習に行く前に立てた目標が、全員が参加できるような授業をすることでした。しかし、実際に授業をしてみると、学習進度に個人差があって時間配分がうまくいかず、かなり苦戦してしまいました。そこで、先に出来てしまった子ども達へ助言をするなどして、時間を埋める工夫をしていました。この時に、あまり何度も言葉を重ねると子どもが混乱してしまうことを実感しました。ゼミで学んだ、「発問を重ねない大切さ」を、実際に体験を通して学ぶことができました。

 また、実習先の小学校で特に感動したことは、先生方が常に情報共有を心がけ、学校全体で子どもを支えているという点です。トラブルが起きた際はより多くの視点から情報を集め、素早く対応していく先生方の姿を見て、一人よがりの考え方で解決しようとする怖さを知りました。こんなことくらい学級内で何とかしなくては、ではなくて、子どもの為に多くの先生方に協力してもらおう、という考え方を忘れないようにしたいと思います。一人で解決することが全てではないのだと、この実習を通して学ぶことができました。
 
 一つは置いてけぼりを作らない為に、発問は短く少なく工夫を凝らすこと。もう一つは子どもの為を思うなら、一人で抱え込まないで誰かを頼ること。夢を叶えて子ども達の前に立てるよう、これらのことを常に忘れずにいたいです。

 私が実習をさせて頂いた小学校では、多くの行事があり、地域の方や保護者の方と交流する場面が多くあります。先日、そういった行事の一つに参加させて頂いたのですが、体育館に入った途端子ども達が「遠藤先生っ!」と叫びながら駆け寄って来てくれて、覚えていてくれたのだな、と嬉しくなりました。私は実習中ずっと子ども達に、「互いの良いところを積極的に探そう、見つけようとして欲しい。」というお話をしていたのですが、当時は子ども達に気持ちが届いたか、若干の不安がありました。ですがその日、ちゃんと担当クラスの子ども達が「クラスのみんなで沢山見つけることが出来たよ!」と報告してくれて、常々言い続けて良かった、と強く思いました。

 子ども達と久しぶりに会って、様々な掲示物を見たりお話を聞いたりしたのですが、中でも特に印象に残ったのが、一人の子どもが書いた作文です。その子の親御さんに「是非読んでみてください」と声をかけて頂いたので、担任の先生にお願いしてこっそり読ませて貰いました。題名は、「大好きな先生」で、担任の先生と私のことが書かれていました。鬼ごっこやソーラン節等、私と過ごした日々について書かれている中で、「遠どう先生の授業、特に『わたしと、小鳥と、すずと』の授業が楽しかったです。」と書かれた一文を読んだ時には、何日も経っているのに私の授業を覚えていてくれたことが嬉しくて、思わず涙がこぼれました。教師は子どもの成長を見守り支える仕事だと思っていましたが、こういった形で教師が子どもに支えてもらうこともあるのだと知りました。

 こうした素晴らしい経験をさせて頂けたのも、実習先の小学校が私たち実習生を受け入れて下さったからだと思います。お世話になった先生方や保護者の皆様、子ども達に深く感謝し、この経験を活かして、自分から子どもの為に動き出せる教師になれるよう、勉強し続けていきたいです。

10月23日後期第四回のゼミの高橋和奏さんの模擬授業の記録について(加藤諒太)

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 今回は10月23日の高橋さんの文と文をつなぐ言葉の模擬授業について書きたいと思います!

 一言で言うと「丁寧で優しい先生」だと感じられる授業でした!!板書はもちろんのこと受け答え、机間指導こんな先生が担任だったらなぁと考えながら聞いていました。

 所作一つひとつに優しさがあり、答えに困っていても笑顔でいいよと言ったり、先生助けて欲しいんだけどと言う言葉から、教師主体の授業ではなく学級で作る授業だと感じました。

 授業において板書は、子どもたちの学びに欠かせないものだと思います。高橋さんのような綺麗な字を書けるように、自分も頑張りたいと思いました。

 高橋さんは悔しがるイラストと喜ぶイラストを見せてから「徒競走の時、必死で走った○○○2位だった。」という文を見せ、「だから」、「しかし」はどっちかと考えさせていましたが、玉置先生からイラストを先ではなく、文を後から見せることで学びが深まるのではないかと言うお話がありました。たしかにその通りでそうすることでより、つなぎ言葉が話し手の気持ちを伝えるためにも大切だと学ぶことができます。玉置先生もおっしゃっていましたが、基本ができていれば教材研究で上乗せするレベルになります。そのような本当に素晴らしい授業であったと思います。お疲れ様でした!!(加藤諒太)

10月23日第4回4期生ゼミ模擬授業の反省(高橋)

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 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、10月23日に行ったゼミでの模擬授業の反省を書いていきます。

 私は、小学4年生の国語の単元「文と文をつなぐ言葉」から、接続語のはたらきについて触れる授業を行いました。いつも玉置先生が仰っている、この授業は子どもが何と言ったら成功したと言えるのかを軸に考え、「つなぎ言葉には、話し手や書き手の気持ちを表すことがある」と言ってもらうことを目指して授業を進めました。

 反省点はたくさんありますが、特に2点について書きます。

 1点目は、時間配分です。20分で到達すべき内容を明確にできないまま、授業に挑んでしまいました。そのため、1時間のゴールは、前に書いた通りですが、そのゴールに到達するまでにどれくらいの時間がかかるのかを予測しきれず、前時の振り返りに時間をかけすぎてしまったり、自分の予想とは違うところで意見が分かれてしまったりして、結局ゴールまでたどり着けず終わってしまったことが反省点でした。やはり、授業は子どもたちを目の前にしないと全くどうなるか分からないものだと痛感しました。授業の芯を自分の中で明確にしておき、そこに軸を置くという基本を忘れないように次は頑張ります!

 2点目は、指示の不明確さです。自分の意見を発言してもらう際、発表の仕方を統一していなかったので、生徒役をしてくれたゼミ生側に、混乱する様子が見られました。ゼミ生でも混乱してしまう発問では、当然子どもたちにとっても難しい指示であったと思います。どんな言葉選び、発問をすれば伝わるのかをもう一度考え直したいと思います。

 玉置先生からのご指導では、授業の流れについて助言をいただきました。わたしは、イラスト、接続語の順で提示し、接続語のはたらきを考えさせようと思いましたが、玉置先生が実際に演じてくださったのは逆の流れでした。
 「徒競走では、必死で走った。○○○二位だった。」という、文を先に見せ、この時の気持ちを問うことで、嬉しいと感じる人と、悔しいと感じる人と意見が分かれることが分かれば、スムーズに課題に入っていくことができました。
 ヒントとなる教材を出す順番を変えるだけでこんなに違うんだ!と驚くとともに、玉置先生の生徒役とのやりとりも、とても勉強になりました。

 あと1回チャンスがあるので、次は今回の学びを生かしてもっといい授業ができるよう頑張ります!(高橋)

10月23日後期ゼミ第4回 加藤奨基さんの模擬授業記録(関口)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は第4回後期ゼミ、加藤奨基さんの模擬授業記録を書きます。

<授業の流れ>
1.タイトルの一部を隠して提示

2.失敗した時を振り返らせる
○みんな失敗したことある?
山田さんに「どんな失敗?」「失敗した時どんな風にごめんって言ったりした?」

3.範読
奉公の意味確認(お仕事もらうこと)
高いお皿が割れる場面はいつもゆっくりな奨基さんが早口になったりとスピードにも読み方にも緩急がありました。

4.定やんが謝る前の迷っているところで一度範読をきる
○みんなが定やんならどうする?
「簡単に端的に一言でノートに書いて」
机間指導 赤ペンで線
違う意見全部出させて板書
・謝る・直す・帰る・人のせいにする


ここまでを授業で行い、この後の予定は

5.範読を最後まで聞く
6.理由があるときでも「すんまへん」と言わなければいけないか考える
7.教師の考えを聞く

でした。


<学生からの意見>
・展開がスムーズで話し方がうまいから続きがきになる
・落ち着き◎
・4番で時間かけすぎ


<玉置先生のご助言>
・明瞭、字綺麗
・自分ならどうするか(4)は聞かなくていいのではないか→基本的に「謝る」から
・途中で範読を切る必要ないのでは
<玉置流に変えると>
「言葉痛いって思ったことある?」
「すんませんって謝ったのに言葉が痛いって言ってるけどどういう気持ち?」
言葉痛い胸いっぱいを味わわせる。

以上が模擬授業と模擬授業後の様子でした。
加藤奨基さんは独特の雰囲気があります。「いい目をしている」という褒めから始まった授業は彼らしいリズムで終始行われました。褒めが多くてみんなを惹きつける受けてる方も気持ちがいい授業でした!授業技術もしっかり入れてくるのでたくさんまなびとりたいと思います!ありがとうございました!(関口)

10月23日 4年生後期ゼミ活動 模擬授業反省(加藤奨基)

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。10月23日のゼミ活動で模擬授業をさせていただきました。そこからの学びや反省を記事にしたいと思います。

 今回の模擬授業で特に学びになったことは、子どもの名前を呼ぶことについてです。自分は呼び方について深く考えずに名前で読んだり名字で呼んだりしていたのですが、それを聞いた子どもの中には区別されていると感じる子どもも必ず出てくると聞いて、なるほどなと感じました。確かに、自分は名字で呼ばれているのに他の子が名前で呼ばれていたら教師と距離を感じてしまうと思います。これから気を付けていきたいポイントだと学びました。

 また、教材研究の難しさについて改めて実感することも大きかったです。自分は道徳の教科書から模擬授業をさせていただいたのですが、自分が「ここが重要だろう」と思い狙ったポイントよりも、玉置先生に仰っていただいたポイントのほうがはるかに考えさせられるポイントで、悔しいなと感じました。そのポイントを、先生は模擬授業中の20分で見つけられていて、どんな見方で教材を見られているのだろうと疑問に思いました。機会を見つけて伺いたいと思います。

 教育実習以来の模擬授業で、とても緊張しました。しかし、やっぱり、どうすれば面白い授業になるかを考えて実践し、色々な意見をいただいてより良いものにしていくのはとても楽しいです。作戦を練るような面白さです。来年以降は自分の学級を持つこともできるので、もっと面白くなると思います。楽しみです!(加藤)

10月23日 第4回後期ゼミ 鏡味さんの模擬授業から(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日のゼミでの鏡味さんによる模擬授業について書かせていただきます。

 5年生の社会科の米作りについての内容で、児童たちはある程度学んでおり、終盤の授業という設定で模擬授業を行われました。

 鏡味さんは子どもたちによる課題解決の授業をされており、子どもの疑問を基に進めていく展開でした。特に印象的だったのは、「米の起源は東南アジアの温かい地域なのに対して、日本では東北などの寒い地域で主に作られているのは何故だろう」という発問です。ただ知識を教えるのではなく、昔と今を比較することで子どもたちに興味や疑問をもたせ、それを追究しようとするような授業でした。また、課題に関しても、子どもの発言から決めるなど、様々な所に子どもたちの主体性が生まれる工夫のある授業だと思いました。

 授業後の玉置先生による指導助言では、課題を子どもの発言から決めた事を評価されていました。また、それをもっと工夫するのなら、子ども一人の発言で決めるのではなく、たくさんの子どもから聞き、みんなの課題にするともっと良い。ということをご指導していただきました。

 私は授業を受けていて、鏡味さんは板書や指示の出し方など、一つ一つがとても丁寧にされていると感じました。玉置先生やゼミの先輩方など真似をしていきたい先生はたくさんいますが、まずは鏡味さんや4期生の良いところをたくさん真似し、吸収しなければいけないと感じさせられました。鏡味さん、お疲れ様でした。(竹内)

10月23日4期生ゼミ模擬授業の反省(鏡味)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、ゼミで発表した模擬授業の反省を書きたいと思います。

 私は小学校5年生、社会科の米作りの授業を行いました。授業は、有田和正先生の「社会科授業の教科書」という本を参考に行いました。授業内容は、元々、暖かい地域で米作りが行われていたのに、なぜ日本では寒い地域で行われているのかというものです。

 反省点は2つあります。

 1つ目は課題作りです。私が今回1番意識したのは、この「子どもの言葉で課題を作る」ということです。理由は教育実習中、この課題作りがずっと私の課題だったからです。私は一人の子どもが課題を言ってくれたことに安心してしまい、「じゃあ、それを課題にしよう」と課題を黒板に書いてしまいました。しかし、課題を「みんなの課題」にするために、もっと色んな人に聞いてみんなで課題を作ることが大切だと学びました。

 2つ目は、期間指導では全員を見るということです。私は授業のことでいっぱいで、子ども役の人たちが書いた意見全てに、丸やコメントをしてあげることができませんでした。子どもから見れば、「自分だけ丸がもらえない」と思い、意欲的に授業を受けることができません。短い時間の中でも全員を見るということを意識して授業を行いたいです。

 授業を通して、玉置先生やゼミのみんなからたくさんのアドバイスがもらえて、ゼミの時間は学びがたくさんあります。残り半年間できちんと教壇に立てるよう、しっかり学んでいきたいです!(鏡味)

10月14日教師力アップセミナーでの学び(高橋、高桑)

 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、教師力アップセミナーに参加して、野口先生の講演と松井先生の模擬授業から学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、野口先生の講演からは、語彙指導は、チャンスを生かすことが大切だということを学びました。「チャンスを生かす」とは、教材の中にある言葉が出てきたとき、ついでにこの言葉も教えよう、とすることです。

「ありの行列」では、一文読むごとに、出てきた単語からたくさんの発問がありました。例えば、「“行列”とあるけれど、”整列”って言葉とどう違うのかな?」、「”公園”って何ですか?庭とはどう違う?」など改めて問われると立ち止まってしまう問いばかりでした。

 このように、教科書にあるチャンスを逃さず、生かしていくことが、子どもたちの語彙力をつけることに繋がるのだそうです。

 教師として、二つの言葉を比較した際、「何となく違う感じがする」と感じている児童には、そのぼんやりした気持ちをきちんと自分の言葉で説明できるように意味を分からせてあげたいですし、違いをイマイチ感じていない児童へは、この「ん?」と思う言語感覚が身につくよう、言葉にこだわって語彙指導をしていきたいと思いました。そのために、まずは自分自身がまだまだ勉強不足であることを思い知ったので、この半年間でできるだけたくさんの知識を蓄えていきたいです!

 松井先生の道徳の模擬授業では、「友情、信頼」について考える「ロレンゾの友達」という教材でした。ロレンゾが罪を犯したと思い、自首を勧めると言った登場人物たちのことを「3人は本当に友達なのかな?」揺さぶる発問をされたり、ハッピーエンドだと思っていたら、疑っていたことをロレンゾに告げなかったことに対し、「隠し事はいいの?」とまた揺さぶられ、自分の考えが深まっていきました。

 揺さぶりの発問をされることで、自分とは違う考えの人の意見に変わることもありました。しかし、自分の意見について振り返って考えることもできたので、やっぱりこういう理由で私はこう思う、というように自分の意見について真剣に考えることができました。これも考えが深まるということなんだと感じました。

 松井先生は、発問はもちろん、生徒役からの発言を受けての切り返しの言葉がけにも、全て意図をもっていらっしゃいました。どんな発問が子どもたちにとって1番効果的なのか、この教材でなにを考えてほしいのかに常に軸を置きながら教材研究や、授業を行うことの大切さを学ぶことができました。1日を通して、本当に多くのことを学べる貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました!(高橋)


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 こんにちは、4期生の高桑です。先日、教師力アップセミナーに参加し、野口先生の講演から多くのことを学びました。その中でも印象に残ったことを書きたいと思います。

 私が講演の中で最も印象的だったのは、教科書にひらがなで書いてあるなら、黒板にはあえて漢字で書くということです。私はこれを聞いて、授業で教師が未習漢字を使った時、「せんせー、まだその漢字習ってません」という子どもたちの声が色んな方向から飛んでくる様子を頭に浮かべました。また、今までの固定概念から、習っていない漢字を使うことはいけないことと思い込んでいたので、私の中にあえて使うという発想はなく、どのような意図があるのか興味を惹かれました。

 野口先生曰く、読字力(字を読む力)は「はやくから」「何回も」が大切だそうです。漢字を習うときは、読みも書きも同時に習います。しかし、読めるようになった途端に書け!というのは、子どもたちにとって厳しいことです。あえて未習漢字を使って板書するのは、習う前から子どもたちが漢字を読む練習を授業の中で何度も重ねることで、いざ習ったときにスッと書けるようになるからだそうです。    

 始め、このお話を聞いたときは、難しい漢字の板書を見て子どもたちが授業を受けたくないと思わないのかや、子どもがつまづく原因になるのではないかなど、不安の要素が多く頭に浮かびました。しかし、聞きながら考えていくうちに、自分が子どもたちの目の前にあることしか考えられていないことに気づきました。子どもたちに学力つけさせるためには、授業の中に出てくる1つ1つのことを学びに繋げて、長い目で子どもたちの成長を見守ることが大切だと気付かされました。さらに、野口先生は、「あり」も漢字で「蟻」と黒板に書き、「他のクラスや6年生でも読めない漢字が読めるようになったね。このクラスは学力が高いね」と価値づけると仰っていました。子どもたちが漢字につまづくことなく前向きに学べるようにするために、教師がやる気を引き出す言葉がけをするのも大事だなと学びました。

 最後になりましたが、野口先生、教師力アップセミナーの関係者の皆様、素晴らしい学びの場をくださりありがとうございました。(高桑)
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10/23 第4回ゼミ 3分間スピーチ(安部)

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 こんにちは。4期生の安部です。今日はゼミの最初に行っている、3分間スピーチで話したことと、玉置先生からいただいたアドバイスを書きたいと思います。

 おはようございます。(おはようございます‥)元気が足りないですね〜祝日明けだからかな〜もう一度いきます。おはようございます!(おはようございます!)さっきの2倍くらい大きな声で挨拶できましたね。

 昨日は、お休みということで、みなさん、何をしていましたか?先生は部屋の掃除をしていました。部屋の掃除をしていると、だいたい、懐かしいものが出てきますね、先生も懐かしい宝物を見つけました。何だと思う?そう!手紙です。誰から誰への手紙だと思う?実は、自分から自分への手紙なんです。

 じゃん!!これは、先生が6年生の時に20才の自分に宛てて書いた手紙です。読んでほしい?特別にこのクラスのみんなにだけ読みますね。

 はい、ではここまでにしておきますね。先生は辛いとき、悲しいときにこの手紙を読んで、自分に励ましてもらっています。みんなも、約5ヶ月後、卒業するときに自分に手紙を書くと思うんだけど、どんなことを書こうかなって今から考えておくといいよ。今はなんてことないかもしれないけれど、10年後、20年後読んだときにきっと自分を励ましてくれる宝物になるからね。

 以上のようなことを小学校6年生に向けて朝の会という設定で話しました。玉置先生からいただいたアドバイスは大きく2つでした。

1.言葉遣いに気をつけること
 私は全体の前で話す時も無意識のうちに「やっぱ」や「やばい」といった正確ではない言葉を使っていたようです。普段友達と話すときと子どもたちの前で使う言葉はしっかりと弁えなければならないな、ということを強く感じました。日頃から気をつけていきたいです。

2.話すぎないこと
 私の今回のスピーチは、本題に入る前が長く、3分という短い時間の中で、一番言いたいことにすんなり入ることができませんでした。子どもに話すスピーチも授業と同じで、何が一番言いたいのか、何を伝えたいのか、それを自分の中で明確にしたうえで話すことが大切だなということを学びました。

 たった3分話すだけでも、何を話そうと内容に困り、さらに実際に話していると、何が伝えたいのだろうと自分でも分からなくなってしまいます。まだまだみんなのスピーチを聞くことができるので、たくさん学んで学ぼうと思います!玉置先生、ゼミのみんな、ありがとうございました。(安部)

10月16日 第3回4期生ゼミ 秋田さんの授業記録(山田)

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 こんにちは!4期生の山田です。今日は秋田さんの模擬授業の記録を書いていきます。
今回、秋田さんは4年生の道徳の教材『「正直」五十円分』の初めの20分間の授業をしてくれました。
 
 導入では、「しょうじき」と、口パクでやってみせ、「先生はなんといってるでしょう。」とみんなに問いかけていました。秋田さんのお茶目なところを生かして、今日のテーマである“正直”を意識させつつ、自分に注目させることで集中力を高める工夫がとても素敵だなと思いました。

 先日の教師力アップセミナーで松井さんが模擬授業を見せてくださった時のように、本文を一気に読んでしまうのではなく、途中途中で発問や振り返りを挟みながら進めていく授業スタイルで行ってくれました。授業のうまい先生の技術をすぐに吸収して実践する姿が素晴らしいなと感じました。
 
 また、秋田さんは優しさや受容力も魅力の1つで、「〇〇さんがさっき言っていたように〜」などと、子ども役の発言を丁寧に受け止めて次に生かしたり、「〇〇さんが言ったこと分かった?同じことみんなにもう一度話してくれる?」などと、子どもと子どもを繋ぐ発言が自然に使えていて、真似したいなと思いました。

【みんなからの声】
○導入の工夫
○ゆさぶり発問があった
○発言の立場を明確にさせていた
 (「損するから」『誰が損するの?』「自分が損するから」『相手じゃなくて、自分が損をするってことだね』)
△左利きなので、文字の右側に立つように体を開く方が見やすい

【玉置先生からの助言】
論議する場面について
秋田さんの授業での論議
「みんななら50円を返しにいくか行かないか」

改善案
「50円多かったと正直ににいうか、たこ焼き屋は儲かっているからだまったままでもいいか、というたけしの心の葛藤」

 この物語は、前半では自分が50円少なくお釣りをもらったためお店に言いに行く場面から始まり、後半では自分がお釣りを50円多くもらうという展開になる。玉置先生は前半の場面がこの物語に描かれている意図を考えて、論議する場面を決めるとより深まると教えてくださいました。

 それぞれが授業者に対してここを真似たいな、ここを改善すればもっと上手くなれるかな、と真剣に考えながら素直に伝える姿がたくさんあってやっぱり素敵な仲間だなと毎回感じます。来週のゼミも楽しみです!(山田)

10月16日4期生ゼミ模擬授業での反省(秋田)

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 こんにちは!4期生の秋田です!最近、小学校6年間通っていたくもんでのバイトを始めました。10年経っても先生は私のことをよく覚えてくださっており、当時私がやっていたプリントをファイルにして今の子どもたちに見せていると話して下さいました。こうやって何年経っても覚えていてくださる先生がいることはうれしいものですね!

 さて、先日ゼミで道徳の模擬授業をやらせていただきました。今回は「正直とは何か」について考える授業を行いました。実習以来のちょうど1年ぶりに授業を行い、正直惨敗でした、、。やはり授業をするのは、とても難しく、そしておもしろいものだなぁと改めて感じました。

 今回の一番の反省点は教材研究です。子どもたちに最後どのようなことを言ってほしいかというゴールに向けての道筋が少しずれてしまいました。私は道徳の本を読んでいる中で、道徳の授業では子どもたちに物語を読み取るのではなく、自分だったらどうするかなどと自分ごととしてとらえてほしいという思いがありました。それにとらわれすぎて発問が少しずれていったような気がします。自分ごととしてとらえることはもちろん大切なことですが、物語に一度入り込んで登場人物の言動や気持ちの変化から価値項目を考えることは大事であると感じました。

 また、道徳の授業は本当に子ども一人一人考えがちがい、同じような考え方でもどこかは微妙に異なることも多いです。そのため、指導案どおりにはなかなかいかず、子どもたちの発言を受けての切り返し、展開が本当に難しいなと改めて感じました。そこが道徳の授業の面白いところでもあるのですが、、、。

 まずは、第一に「教材に惚れ込む」ということがいかに大事かというものを感じました。教材を何回も何回も読んで、教材研究をより深いものにした上で授業展開を考える大切を実感しました。

 次回の授業でも今回の反省点を生かし、道徳の授業を行っていきたいと思います!!!
 玉置先生、4期生のみなさんご指導ありがとうございました。(秋田)

10月14日教師力アップセミナー(野口芳宏先生)での学び (加藤・二宮)

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 4期生の加藤諒太です!今回は10月14日に参加させて頂いた教師力アップセミナーについて書きたいと思います!今回は午後の部について書いていきたいと思います。

 午後の初めには我がゼミの先輩、松井先生の道徳の模擬授業がありました。私は児童役として参加させて頂きました。友情についての授業でしたが、授業の中の一つ一つの教師の発言が精選され、無駄のない授業だなと感じました。

 特に授業後半では「本当にそれって友達かな?」や「みんなAじゃダメなんだね」と揺さぶり発問を入れていました。授業後半ということで、話の内容がわかり、自分の考えを持つことができたタイミングでの揺さぶりでした。道徳で子どもたちに深く考え議論させるために重要な発問であり、タイミングも素晴らしいと感じました。自分も3年後には松井さんのような授業ができるよう、学び続け成長したいと強く思いました。

 また、野口先生からの学びは非常に多くありました。国語の授業もですが、何より厳しさの中に愛があるという言葉を体現している人ではないかと感じました。また、子どもたちを伸ばそうという強い気持ちを持っているとも感じました。教材を読んでいく途中に注釈を入れて子どもたちに言葉を教えていくという指導を学びました。これは子どもたちに力をつけたいと思うからこそ、できるきめ細やかな指導だと思います。その一つひとつが丁寧であるからこそ野口先生は子どもを鍛えることができるのではないかと考えました。

 そして話し方に関しても学びとなりました。うまい授業をする先生のお話はいつも面白さがあると思います。野口先生もその一人だと思います。抑揚や間を意識することでこれは実現できるのではないかなと感じました。いつかは自分も面白い話のできる授業名人になれるよう周りの先生方からたくさん学んで成長していきたいと思います。(加藤諒)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今日は10月14日に参加させていただいた教師力アップセミナーで学ばさせて頂いたこと2点を書かせていただきます。

 1点目は「分からなさを自覚していることで分かるようになりたいと思えるようになる」ということです。自分の経験上、勉強をしていても「その問題を分かるようになりたい」と思ったことはあまりありませんでした。それには色々な理由がありましたが、何が分からないか自覚していなかった理由が最大だと自分の中で思っています。

 しかし玉置ゼミに入ってからは本当に分からないことが増えて、「わかるようになりたい」という気持ちが強くなりました。その理由を今振り返ってみると自分に何が足りなくて、分かっていないかが自覚出来ていたからだと思います。そして、この考え方が自分が子どもたちに授業をする時に大切になると思いました。分からないことに出会った時、分からなさをプラスに捉えて、知ることの楽しさが感じてもらえるようにしたいです。以上が一点目についての学びです。
 
 2点目は漢字の知識の獲得についてです。小学校でも習っていない漢字を使うことが大切だと学びました。「漢字は書くことは難しいけど読むことは簡単」ということにとても共感しました。確かに言葉を言われただけだとその漢字を想像しても間違えることが経験としてあります。なので未習の漢字でも黒板には漢字で書き、ノートに平仮名で書くことでその読み方を知ることができるというコツを学ぶことができました。以上が二点目の学びについてです。

 自分は午前の野口先生のご講演について書きましたが、午後の松井先生の模擬授業、野口先生のお話も含め、一日を通して大変多くのことを学ばさせて頂きました。野口先生、松井先生、玉置先生ありがとうございました。(二宮)

10月14日教師力アップセミナーでの学び(井上・加藤・安藤)

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 こんにちは!4期生の井上です。今回は先日参加してきた教師力アップセミナーについて書いていきたいと思います。

 今回は野口芳弘先生による講演でした。メリハリのある話し方で、すっと頭に内容が入ってきました。

 まず心に残ったことは「今日来てよかったね。」と何度も講演中に話されていたことです。その理由としては、人は分からないと分かった時に楽しくなり、学びたくなる。そして分からないことが分かった時に喜びを感じる。今日のこの講演で、分からなかったことが学べた。または、できるようになったから野口先生は「今日来てよかったね」と話されていたようです。こう言われると、ああ今日来てよかったなあという気持ちにより一層なれるなと感じました。

 私は子どもたちが今日来てよかった!と思えると、また明日学校に行きたいなと思えると考えています。そのため私は、授業を工夫することや、学級経営を充実させていきたいと考えました。分からないことを見つけることや、それが出来るようになる経験を子どもたちにしてもらうことで、今日来てよかったと思える学級を作っていきたいと思いました。もちろんその度に「今日来てよかったね」という言葉を忘れずにかけていき、子どもたちに恩を着せていきたいです(笑)

 また、今回の講演で気づいたことがありました。それは話しが上手いなあと感じる人は、話の中に笑いを入れている。ということです。野口先生もそうでしたが、ずっと堅い話ではなく、たまにクスッとできるそんな時間が定期的にありました。これは玉置先生でもそうですし、以前参加したセミナーでも話が上手いなあと感じる人は皆笑いを入れていました。

 話の中に笑いを入れることで単調でなくなり、笑いが良いアクセントとなり話をより一層聞きやすく、そして良い話にしてくれる。そう感じました。

 そう気づいたからには、私も実践しないわけにはいきません!たまに話の時にクスッと笑える場面を意識して作っていきたいと思います。そしていつか野口先生や玉置先生のように自然と笑いのある話ができるようになりたいです。今後に期待していてください!頑張ります!

 今回も非常に学びのあるセミナーになりました。ありがとうございました。(井上)

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 こんにちは、玉置ゼミ四期生の加藤奨基です。10月14日の教師力アップセミナーに参加させていただいた時の、野口芳宏先生のお話からの学びを記事にさせていただきます。かなり久しぶりに野口先生にお会いしましたが、変わらずお元気で年齢を感じさせないパワフルなお話でした。

 今回の野口先生のお話で特に共感できたことが、子どもの語彙力を拡充の際に「チャンスを生かす」ということです。例えば、「ありの行列」を子どもたちに教える時に「蟻」と漢字で板書して「蟻は虫だから虫偏が付くんだね」と教えます。また、「行列」と「整列」は何が違う?など類義語や対義語、同義語を教えます。このように、子どもの語彙力を増やすには、子どもたちの現状から見て教えられそうな言葉が出てきた時に、そのチャンスを逃さず関連付いた言葉を教えていくことが大切であると学びました。

 しかし、「ありの行列」を使い範例を示しながら読み進める展開はとてもゆっくりとしたものでした。自分のような国語が好きでいつまでも関連語彙を聞いていられる子どもは気にならないと思いますが、国語が苦手な子どもは苦痛に感じるのではないかと思いました。そこで、どのようなタイミングで「チャンスを生かす」のか、疑問に思い野口先生に質問させていただいたところ、流れを遅らせてしまうようなタイミングではなく、話の本流から逸れない程度にチャンスを生かしなさい、というお返事をいただくことができました。

 今回の教師力アップセミナーでもたくさんの学びをさせていただくことができましたが、一番印象的だったことは野口先生に質問させていただくことができたということです。かなり緊張しましたが、著名な先生に直に疑問を答えていただくことができ、とても良い経験になりました。授業を見せてくださった野口先生、松井先生、機会をくださった玉置先生や関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!4期生の安藤優里です!今回は先日の教師力アップセミナーにて、野口先生のご講演、そして松井先生の模擬授業から学ばせて頂いたことを書いていきたいと思います。

 野口先生は厳しい先生ですが、子どもたちに力をつけさせたいという願いが根底にあるからこその厳しさであることがいつも伝わってきます。

 冒頭から、野口先生が仰った「教育は分かっていることをなぞるだけではだめだ」という言葉がいきなり胸に刺さりました。私自身、まだ未熟で、この授業で子どもたちに力をつけることができたのだろうか、何を教えられただろうか、と思うことがあるからです。
私は今日の講演で、子どもたちの学力をつけるには、まず、知らないことに出会う喜びを教え、そしてしっかりと教えなければならないことは教えることが大切だと感じました。

 知らないことに出会う喜びについて、野口先生が常に「分からなさの自覚」を大切にされていて、「分かる人は◯を、分からない人は×をノートに書きなさい」という指示で、立場を明確にさせながら、全員を授業に参加させていました。そして、ノートに×を書いた人には「今日来てよかったねぇ〜!」と何度も繰り返し仰っていました。学力を付けるにはまず子どもが、分かりたい!知りたい!と思うことが何より大切だと思います。私も野口先生のように子供たちに、分からないことを大切にした授業をしたいです。

 そして、しっかりと教えることについて、野口先生は低学年であろうと、教科書ではひらがなで表記されている言葉も、板書には漢字で書くことに驚きました。これは、国語の学力=読字力+語彙力+文脈力であることより、漢字(表意文字)を用いることで、読字力と語彙力を高める意図があります。チャンスを生かしながら、語彙の違いを教えたり、必ず手を動かして書かせたりと、野口先生の徹底して学力をつけさせるための指導、その信念を貫く姿にとても感銘を受けました。

 昨年初めて野口先生にお会いできて、今年のセミナーも大変楽しみにしておりました。野口先生の言葉や教育観に触れたびに、自分の指導はとても甘いなあと反省するとともに、たくさんの刺激を受けます。来年も野口先生にお会いできるのを楽しみにしております。関係者のみなさま、ありがとうございました。(安藤)

10月14日教師力アップセミナーでの学び(中澤・葛山・中西)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は10月14日に行われた教師力アップセミナーについて、学び得たことを記していきたいと思います。

 一つ目は、文化の最高傑作が言葉であり、語ることができるのは人間のみという話です。私は元々、人間として生まれてきたからには言葉を大切にしなくてどうすると考えてきました。この話をきいて私は、やはり言葉を大切にし、たくさんの言葉を知ることで考えが豊かになり、可能性が広がっていくと改めて思いました。

 二つ目は、国語の学力の正体が読字力、語彙力、文脈力ということです。言葉を自分の頭の中にいれていくうちに言葉の意味をよく知るようになり、やがて繋がりを理解する力が育つということです。国語は文字をはっきり読めて、言葉を知ることが基本となるということも学びました。私は、国語の学力の正体を簡潔な言葉で示すことができることに驚きを感じました。

 三つ目は、服従ということについてです。野口先生は、服従することで人として正しい道を歩むことができるということをおっしゃっていました。私は、自分から相手に合わせていくという気持ちで相手と向き合っていくことで、気持ちが前向きになり、相手と不和が生じたときも解決策を見つけやすくなり、生きやすくなると、この話を聞いて思いました。

 懇親会では、松井先生、大西さん、酒井先生と話すうちにあることに気付きました。私は、このゼミに入ったときは、本当に一人で戦ってきましたが(精神的に孤独で生きてきた)、気がつくと、数えるだけで50人を越える仲間であり先輩であり後輩であり先生であるような繋がりの中心になっていました。本当にありがたく思っています。今回も素敵なセミナーに参加させていただき、本当にありがとうございました。(中澤)

※※※

 今回特別に参加させていただきました。教育学部3年の葛山大輔です。10月14日に行われた野口芳弘先生の講演会での学びを書かせていただきました。今回の学びは国語で2つ、道徳で2つあります。

 まず国語で、1つ目は国語学力についてです。国語という教科は未だ系統的な学力観が形成されていません。その教科を教えるにあたって、教える側にはこれが国語学力だというものがないと、何を教えていけばいいのかわからなくなってしまいます。結果的にそれが児童にも伝染し、国語って何を勉強しているのかわからなくなってしまいます。野口先生は国語学力を読字力、語彙力、文脈力と捉えていました。それが正解かどうかはわかりません。ですが、国語学力はこれなのだと確かに捉えようという姿勢は、とても勉強になりました。

 2つ目は、手を挙げさせると、手を挙げていない子が視野から落ちるということです。この話を聞いて、私はハッとさせられました。手を挙げさせることは、良くない授業方法であるとは思いませんが、手を挙げている子たちとの授業になってしまいがちです。全員参加ということを考えると、手を挙げさせるよりもノートに書かかせる方がハードルは低い。ノートに書くのは個人で完結することなのでその授業に参加するきっかけになるなと感じました。手を挙げて発言するという当たり前だと思っていたことに、問題点があると知ることができて良かったです。

 次は道徳での学びについて述べます。1つ目は、立場をノートにかかせるということです。道徳において、子どもを登場人物の誰かの立場に立たせることが重要だと自分は思っていました。その方法として、ノートに立場を書かせて、短い文章で理由をすばやく書かせるということが、今回の授業では行われていました。道徳では自分の立場が変わっていきます。変わるということは最初の立ち位置に全員が参加しないと意味がありません。全員参加のためにはやはりノートに書くということが鍵になってくるわけです。ここで、野口先生がおっしゃっていたことが繋がったと思いました。

 2つ目は教師が自分の意見を述べるということです。道徳の授業の終わりはふわっとしがちです。それは教師からこれが正しいのだという決定ができないからだと思います。しかし、だからこそ1人の人間として私はこう思うのだと教師も意見を述べることは必要だと思います。道徳においては必ずしも教師が正しいとは限らない中で、授業をするのはとても難しいことです。こうあることが正しいと思えるくらい、その道徳的価値について考え、自分なりの答えを出した結果、授業をしているのであれば、最後に述べた教師の意見はとても深く価値のある意見になるのではと思いました。

 以上で、今回の学びとさせていただきます。講演をしてくださった野口芳弘先生、道徳の授業をしてくださった松井大樹先生、この機会を与えてくださった玉置崇先生、本当にありがとうございました。(葛山)

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 こんにちは。5期生の中西です。10月14日に行われた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回は、野口芳弘先生のご講演でした。野口先生に初めてお会いし講演を通して、聞いている人を引き込ませる話し方をされるなあと感じました。お話を聞いていると自然と野口先生の世界に入っていくのです。マルバツ法を取り入れたり、指名したりしながら全員参加を徹底させることがその理由の一つだと思いました。それだけではありません。話すスピードや抑揚、間のとり方の他にも、ところどころで笑いを入れるなど聞いている人を飽きさせない話し方がいくつも見られました。私も野口先生から学んだ話し方を取り入れて、全員参加の授業ができるように意識していきたいです。

 講演の中で、「国語の学力の正体とは?」についてお話がありました。国語学力は、文や漢字を読む「読字力」、言葉について理解する「語彙力」、文の関係やつながりについての「文脈力」の3つで構成されているとのことです。「読字力」と「語彙力」の2つが出来れば国語学力の8割はカバーできるそうです。

 読字力をつけるために、何度も音読させることのほかに、私が驚いたことは、習ってない漢字でも教師は黒板に書くというものでした。習っていない漢字は、ほとんどの子が読めません。それでも野口先生は「分からないを自覚したときに、分かりたいという意欲をもつ」とおっしゃっていました。分かりたいと思うことで、早い段階から漢字に親しみをもち、子どもの読字力が上がっていくのです。語彙力をつけるためには、教科書の文章にでてくる言葉を掘り下げ、その言葉と関連する別の言葉を踏まえて学習することが大切だと学びました。たくさんの言葉に触れさせることで、たくさんの語彙を獲得し、語彙力を高めていくことにつながると感じました。

 野口先生の講演は、来週から始まる中学校実習ですぐに活かしていくことのできる技を学ばせていただきました。しっかり意識して臨みたいと思います!野口先生はじめ、玉置先生、セミナー関係者のみなさま、ありがとうございました。(中西)
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