11月9日教師力アップセミナーでの学び(安部・小谷川)

画像1
 こんにちは。4期生の安部と準ゼミ生の小谷川です。教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

***

 こんにちは。4期生の安部です。寒さが日に日に増してきました。風邪を引かないように、と用心しすぎるあまり、たくさん寝て美味しい物をたくさん食べてしまいます(笑)。

 まず、和田先生の算数の授業で学んだことを書きたいと思います。今回は整数の単元で「公倍数を使って」という授業でした。生徒役をやらせていただきましたが、やはり和田先生の授業はテンポがよく、速い!ついていくのに必死で最後まで集中力は途切れることはなく、あっという間に30分が経ちました。

 今回、1番感銘を受けたのが、和田先生の仕組まれた授業展開です。今回の授業では、子どもが最後に最小公倍数を使えるようになることが目標でした。しかし、「一番小さい正方形を求めなさい。」と先生が初めから最小公倍数を見つけることに目を向けさせませんでした。「縦6センチ、横8センチの長方形を並べて小さい正方形をつくるを作りたいと思います。どのように並べていけばよいか。」という開けた発問をしていました。そうすることで、最小公倍数の24だけではなく、48、72にも気付く子どもが出てくるように布石を打っていました。それに見事に誘導された私たちは自然の流れで24以外にも正方形になるのものがあるのではないか。確かめてみたい、という気持ちになりました。

 こういった、子どもがどんなことを感じるのか、どこでつまずくのかを理解したうえで、布石を打ち、授業展開を工夫されているのが本当に素晴らしいと思います。何年経っても私にはできないことだと思います。

 和田先生はやっぱりすごい、そんなことを感じさせられた授業でした。私はまだまだ授業研究が浅はかですが、セミナーや書籍からより多くのことを吸収し、実践に活かしていきたいと思います。

 次に、野木森先生の授業で学んだことを書きます。今回は、理科の授業で、「ものの温度と体積」という単元でした。実験が中心の授業でした。

 コンニャクが入った管を挿したビンを温めたり、冷やしたりするとコンニャクはどうなるのか、という子どもの興味関心を引きつける教具の工夫がまず素晴らしいと感じました。また、先生は「欲しいものがあれば何でも言ってください」と、実験のやり方や使う道具を指定するのではなく、子どもに任せているところに驚きました。子どもに任せると、教師が意図した実験をしてくれないことがあるかもしれない、また子どもが欲しいと言うであろう道具をあらかじめ用意しておかなければなりません。その中で、先生は一つ一つの班を回り、「今何が分かりましたか。じゃあ、空気だけの時はどうなるんだろうね」と、発問を投げかけていました。そうすることで、子どもが「そうか!それも確かめてみればいいのか!」さらなる実験につながるように仕掛けていました。

 今回、実験の授業で、調べてみたいこと、その方法、考察を全て子どもの言葉から引き出している野木森先生は本当に素晴らしいなと感じました。私も現場に出た際に、実験の授業で実践してみたいと思います。

 今回もより多くのことを学ぶことができました。和田先生、野木森先生を始め、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)


*****************************

 こんにちは、特別に参加させていただきました教育学部4年の小谷川です。11月9日に行われた教師力アップセミナーについて記事を書かせていただきます。

 今回の教師力アップセミナーは野木森先生と和田先生の模擬授業を受けるという今までとは違う形でした。野木森先生の模擬授業は深掘りセミナーで一度受けたことはありましたが、和田先生の模擬授業は初めてでしたのでとても楽しみでした。

 野木森先生、和田先生どちらともパワーがあり、考えさせられる授業でした。小学生ではない私たちでさえ、なるほどっとつい言葉が出てしまったり、引き込まれてしまう授業をされていて、改めて素晴らしいなと思いましたが、お二人の模擬授業の共通点として、私は多様な考えを導き出すことできる授業であったといえると思います。

 和田先生は、まず最初にクラスの決め事として同じ意見を言わないということが決められました。この決め事により、必然的に他の人の意見をしっかり聞かなくてはいけなくなり、またそれによって多様な言い方、考え方が自然と生まれていました。

 野木森先生の場合は実験を設定しないことであったと思います。大まかなやることは指示をし、それによってどの道具が必要になってくるのか、もっとこれを調べたいと言うことを生徒自身が考え、実験を作り上げるというこのシステムは今まで受けてきた理科の授業にはないものであり、やっていることは簡単な実験であるが、思考の仕方として、研究をしているのと変わらない探究心を得やすいものであると感じました。これによってグループごとに違う発想、違う視点で物事を取り組むことができ、多様な考えに至るのではないかと思います。

 野木森先生、和田先生どちらとも生徒の意見・考えをとても大事にして授業を作り上げていて、それによって主体的で、また多くの見方・考え方を引き出す教育に必要な学びを自然と得られるそんな授業であったと思います。

 「答えを聞きたいわけではない、あなたの考えが聞きたい。」と深掘り中に和田先生がおっしゃっていたのですが、とても印象深く、今回のセミナーを象徴する言葉であり、またこれから授業や、また教育について学ぶ際に私の中で柱になるような言葉でした。

 良い授業、そして良い学びを得られとても勉強になりました。ありがとうございました。(小谷川)

11月9日教師力アップセミナーでの学び(加藤諒太、鏡味)

画像1
 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は11月9日の教師力アップセミナーでの学びについて書きたいと思います!

 今回は、途中からの参加となってしまったので、野木森先生の授業から見させて頂きました。

 野木森先生の授業では、子ども達の言葉であったり、子どもたちの主体性を大切にされている授業だと感じました。「物の温度と体積」という内容でしたが、実験をするにあたり、教師からこれをやってみようと提示する瞬間は一つもありませんでした。小学校実習での記憶をもとに考えると、自分の理科の実験では、「今日はこれをやるよ」、「こうしてみたらどうなるだろう」と言っていました。言い方は悪いですが、子どもたちにやらせていた部分があったと思います。しかし、野木森先生は「やってみたくなったかな、それならやろうか」、「他にやりたいことはあるか」と問いかけることで子どもたちから始まる授業を展開していました。もちろん、そのように問いかけるだけでは、子どもたちは実験をすることはできません。その発問に至る前に、様々な部分で子どもたちがやりたくなるような言葉がけをしていました。子どもたちの中にこの授業を受ける意味を見出す、主体性を持たせる授業だと感じました。

 根本からもう一度、「主体的・対話的な深い学び」とは何かを考える必要があると心から感じられる授業でした。野木森先生の子どもたちがやりたいと思うような言葉がけを是非とも参考にしてこれから頑張りたいです。

 授業を見せてくださった野木森先生をはじめ、このような機会を用意してくださった玉置先生ありがとうございました!(加藤諒太)

***

 こんにちは!4期生の鏡味です。11月9日に開催された教師力アップセミナーに参加してきました。今回のセミナーでは、和田先生の算数と野木森先生の理科の模擬授業が行われました。セミナーに参加した学びを2つ書きます。

 1つ目は、1つの発問に多くの子どもたちを当てて発言させることです。今回の和田先生の模擬授業の深掘りの際に、「1つの発問に最低3人は当てる」という取り組みが挙げられました。和田先生は、1つの発問に子どもたちが違う言葉で言うことを大切にしてます。よって、最低3人は当てて、1つの発問から色んな意見を出してもらい様々な見方をすることが大切だと分かりました。

 Aという考え方から答えを導く子どももいれば、Bという考え方から答えを導く子どももいます。子どもたちの様々な考えを板書し、子どもの考える筋道を作ることが大切だと学びました。

 2つ目は、子どものつぶやきの共有の仕方です。これは野木森先生の模擬授業の深掘りの際に挙げられました。子どもたちはグループ活動をしている時に考えたこと思っていることをたくさんつぶやきます。そのつぶやきは授業を作る上でとても重要なものです。しかし、その共有の仕方はとても難しいです。

 今回出た3つの方法は、
(1)机間指導を行いつぶやきを覚えておく
(2)良いつぶやきをした子に、「その意見素晴らしいから後で発表してね」と伝える
(3)つぶやきをすぐに黒板に書く
です。

 授業の中でグループ活動を行う場面は多くあります。実際に教壇に立つ時に役立てていきたいです。

 今回の教師力アップセミナーでは、「深い学び」を意識した素晴らしい模擬授業を見させていただきました。4月から教壇に立つ時、まずは今回のセミナーで学んだこと、どれか1つでも意識しながら授業を行いたいと思います。玉置先生をはじめ、多くの先生方、関係者の皆様、本当にありがとうございました。(鏡味)

11月6日4期生ゼミ 中澤君の模擬授業の記録(高桑)

画像1
 こんにちは、4期生の高桑です。今回は、中澤君の道徳の模擬授業の記録を書きたいと思います。

 まずは、授業の主な概要を書きます。小学6年生を対象にした、「七十八円の命」という教材を用いた授業です。授業の始めに、ペットを飼っているかどうかを子どもたちに聞き、飼っていない人、飼っている人の順にペットを飼う上で大切なことは何かを問いました。そして、「今日はみんなと同じ年の子の体験のお話です。みんなにたくさん考えてもらいます」と予告をしてから範読をし、終わった後、主発問である「鈴木さんはキキたちにとって良いことをしたのか?良くないことをしたのか?」について自分の立場をはっきりさせてからその理由について考えました。このとき考えた理由を➀まず隣の人とペアになり、相手へしっかり意見を伝える、➁ペアで話したことを踏まえて次は縦でペアになり、相手に意見を伝える、というペア交流を行いました。このペア交流が終わった後、「みんなの様子を見ていて、褒めるところが3つあります」と➀身振り、手振りを使って一生懸命伝えたこと、➁相手の意見を踏まえて意見が言えたこと、➂しっかりと対話ができていたことを価値付けして、授業が終わりました。

 【玉置先生の助言】
・「七十八円の命」という題名に触れる必要がある
 動物の殺処分は社会問題になっているほど、重い問題である。先生の正義感だけではなく、子どもに現実を教え、考えさせることも必要。

・揺さぶるだけの道徳ではいけない
 揺さぶりながら子どもと一緒になって考え向かっていくことが大切

 私はこの授業を見ていて、見習いたいなと思ったことがあります。それは、子どもたちに周りの人の意見に目を向けさせるための言葉がけです。私は子ども役としてこの模擬授業を見ていましたが、例えば導入時に行った「ペットを飼っているか、いないか」などの子どもに挙手をさせる場面で、中澤先生は必ず「誰がどっちか覚えた?ちゃんと周り見ていなくちゃ」と声をかけていました。その言葉を聞いて、自分の意見をただ言うだけしか考えられていなかった私は、周りを意識的に見ることができた気がします。私は、子どもたちがクラスの仲間の意見に関心をもち、全員で一生懸命考え、議論できる道徳の授業のためにこのような言葉がけを自然にできるようにしたいと思いました。

 また、改善すべきであると思ったことも1つあります。それは、主発問です。主発問は、「鈴木さんはキキたちにとって良いことをしたのか?良くないことをしたのか?」でした。他の人の意見を聞いていて、「キキたち」の対象が曖昧で、必要以上に広がっていないかと思いました。このことから、もう少しシャープな発問にして、子ども全員が共通認識をもって考えられるようにすべきだということを学びました。

 中澤君らしい価値付けの多い道徳の授業から学んだことは多くありました。中澤君、お疲れさまでした。(高桑)

11月6日第五回後期ゼミ道徳の模擬授業を終えて(中澤)

画像1
 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、第五回ゼミで20分間模擬授業をさせていただいたことによる学びを記事にしていきたいと思います。

 授業は六年生の道徳です。教材は、七十八円の命という教材です。内容を簡潔にまとめます。

1,私は捨て猫に出会って可愛がった。その猫は赤ちゃんを産んだ。
2,鈴木さんというおばあさんが捨て猫を赤ちゃんも一緒に保護した。
3,あるとき私は、捨て猫をおばあさんがどこかへ連れていったという話を聞いた。
4,私は、学校で保健所ではないかという話を聞き、保健所を調べたことで恐怖心を抱き、捨て猫を心配した。
5,後日鈴木さんは、責任をもって飼うために、捨て猫を赤ちゃんを産めない体にするために病院へ連れていったと判明した。

という話です。主人公である私は、鈴木さんとの関わりにより、ただ可愛いと思うだけでなく、命に対する責任感を生き物に持たなければならないということを学んだという話です。

 さて私は、授業をするにあたり、鈴木さんが病院へ連れていく行為に対する葛藤と、私と鈴木さんとの可愛がる心の違いを考えさせるように発問を考えました。また、対話を実感させるために隣同士話し合ったことを踏まえて前後で話し合うという行為を行いました。

 結果として、話し合いは盛り上がったが、話し合ったことを全体交流するときに、意見をまとめあげることの難しさを味わうという結果になりました。

 玉置先生からは、保健所に連れていかれる動物の命の重さについて考えさせることをベースにすることで、出てくる意見が散らからなくなるというアドバイスをいただきました。

 教材論として、深いアドバイスをいただきましたが、何よりも私は、人を怖れず、一人語りにならないように、笑顔で授業をやりきったことが嬉しかった。今回の授業を通して、三年生前期や教育実習のときの苦しかった思いを精算することができたからです。

 授業が終わったときに、玉置先生と四期生の仲間は私に、包み込むような笑顔とうなづきをしていただきました。それを見た私は、苦しみながらも必ず苦しんだ分の笑顔と居場所にたどり着くと走っていた自分に、今そしてこれからの私は、望んでいた笑顔と居場所にたどり着き、走り続けていると伝えたいと思いました。

 それではまた次の記事でお会いしましょう。Have a nice day.(中澤)

11月6日4期生ゼミ井上君の模擬授業の記録(安藤)

画像1
 こんにちは。4期生の安藤優里です。今回は11月6日の井上君の模擬授業の記録を書きたいと思います!

 井上くんは玉置ゼミ唯一の体育専修ということもあって、保健の授業に挑戦していました。私自身、保健の授業をした経験が全くないので、とても興味がありました。

 ざっくりとした流れとしては、今回の題材は薬物についてで、シンナーや覚せい剤が及ぼす人体への影響から、薬物依存について考させ、薬物の危険性を知る、という流れでした。

 授業技術の点で言うと、まず、井上君は、野口先生の授業技術を多く取り入れていて、薬物のイメージが浮かぶか⚪×で書かせてたり、薬物について知らない児童に対して「今日学校来てよかったね〜!知らなことが分かるようになるね〜!」という声かけをしたりしていて、学んだことを実践してみようという姿勢が素敵でした。

 また、MDMAとラムネの写真を比較させて、薬物がどこに潜んでいるか分からない、という実感を持たせるのがうまいなあと思いました。

 私が個人的に面白いと思ったのは、最後の「酒やタバコは法律で禁止されていない(年齢制限のみ)のに対して、薬物は禁止されているのはなぜ?」という発問です。児童からは「薬物は自分の意思や判断力がなくなってしまうから」「でも酒も意識なくすっていうから同じじゃない?」など、意見が分かれ、酒やタバコ、薬物について、深く考えることができる発問だと思いました。授業はそこで区切りになってしまいましたが、この意見をどのように持っていくのか続きが気になる展開でした!

 井上君は今までに学んできた授業技術をいくつも取り入れた、児童役とのやりとりをしていて、玉置先生が仰るように授業のベースができていることがとても感じられました!私も学びを最大限に生かす姿を見習っていきたいです!おつかれさまでした。(安藤)

11月6日第5回後期ゼミ 保健体育の模擬授業を終えて(井上)

画像1
 こんにちは!4期生の井上です。11月6日にゼミで模擬授業をさせていただきました。今回は、その時と反省と学びを記していきたいと思います。

 模擬授業では、小学校6年生を対象とした、薬物についての保健の授業を行いました。これまでのゼミ生同様に本を参考にして保健の授業をしたかったのですが、自分の力ではなかなか見つけることができなかったため、保健の授業の中身は自分で考え、テクニックを野口先生を参考に○✖法や、子どもに恩を着せていくことを意識して行いました。

 反省点は沢山ありますが、2つ挙げていきます。

 まず1つ目に、薬物の危険性が十分に伝わったかが少し心配される点です。薬物を使う理由の1つとして、「気持ち良くなる」という説明をしたため、興味本位で子どもはやってみたくなってしまうかもしれないと説明の後感じました。好奇心旺盛な時期でもあるため、説明は十分に配慮する必要があると考えました。ただ、この説明をなくすことはしたくないので、うまく伝えていける方法を考えていきます。

 2つ目は、黒板をうまく活用できなかったことです。あまり統一感のない、板書になってしまったため、板書計画も欠かすことなくやっていかなければならないと再認識しました。

 授業後の玉置先生からの助言は、社会的事実を知らせるということでした。今の自分の授業は、社会的には薬物の問題は何があるか、具体的に見えてこないものとなっていました。そのため、子どもたちにインターネットで、社会的事実を集めてもらうことで具体的に知る機会を作ることも大切だという指導をいただきました。自分では気づけない視点を提示して下さり、また一つ視野が広がりました。

 今回の模擬授業は実習が終わったぶりに行ったため、少々緊張しましたが、それよりも楽しさを感じました。もっと教材研究やテクニックを磨き、常に楽しんで授業ができるようにしたいという思いが強くなりました!

 ゼミもあと半年だけとなってしまいましたが、沢山のことを学んでいきたいと思います!(井上)


11月6日 第5回4期生ゼミ 中澤くんの発表記録(山田)

画像1
 こんにちは、4期生の山田です。今回は11月6日に行われた中澤くんの模擬授業の記録を書きたいと思います。

 今回中澤くんは、「Believe」という教材をもとに、全学年対象という設定で模擬授業を行ってくれました。本来ならば授業のポイントや、4期生、玉置先生から挙がった良い点や改善点を書くのですが、授業というより中澤ワールド全開の講演会だったので(笑)、中澤くんから学んだ歌う時のポイントを以下に記します。
 
⚪口を大きく開けるのは息を大きく吸うため
→大きく息を吸うことで大きく息を吐くことになり、吐くのと同時に喉をならすことで大きな声が出る。

⚪綺麗な発声をするには嘔吐の真似をすべし
→嘔吐をしてるときが唯一舌が塞がず、口から肺まで気道が確保できている。嘔吐するときの口の形を作り、声を出すことで、大きく響きのある声になる。

 中澤くんの型にはまらない個性あふれる面白い一面や、それを包み込む4期生の懐の広さとあたたかさを改めて感じることのできた発表の時間となりました。しかし、課題は模擬授業なので、中澤くんは自分の度胸と話術を褒めつつ、少し反省をしてください(笑)
 
 回を重ねるごとに、新しい学びがある4期生ゼミ。授業をする側の教材研究や授業技術ももちろん大切ですが、授業を受けて、批評する側としてもレベルアップするために、授業を見る目を培っていきたいと思います。(山田)

11月6日第五回後期ゼミ音楽の模擬授業を終えて(中澤)

画像1
 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は、第五回ゼミで20分間模擬授業をさせていただいたことを通して伝えたことを記事にしていきたいと思います。

 授業は全学年対象の音楽です。内容は、歌を歌うことが苦手意識をもつ子どもに苦手意識をなくすイロハを教えるという内容です。

 多くの先生は、歌の指導のときに「口を大きく開けなさい」と呼び掛けます。私は、この発言自体が効果がなく、歌嫌いを作る原因だと考えています。なぜなら、口を大きく開けても大きな声で歌えるようになるとは限らないからです。

 口を大きく開ける理由は、息を大きく吸うためであり、大きく息を吸うことで大きく息を吐くことになり、吐くのと同時に喉をならすことで大きな声が出ると言うことができます。よって「息をたくさん吸って」と呼び掛けた方が効果がでると私は考えています。

 しかし、大きく息を吸うだけでは大きな声が出ても大きな歌声が出るわけではありません。大切なことは、『空気の通り道を舌が塞がないようにすること』です。

 私たちは、口を大きく開けるときに、無意識に舌が喉ベロを見せないように塞ぎます。空気中のバイ菌が体に入るのを防ぐためです。大切な体の動きですが、歌声が出にくくなります。そこで、舌が塞がないようにする必要があります。

 実は、嘔吐をしてるときが唯一舌が塞がず、口から肺まで気道が確保できています。そこで、嘔吐するときの口の形を作り、声を出してみてください。必ず大きく響く声が出ると思います。この発声方法を練習することで、歌が上手くなります。

 この発声方法を小学校で教えれば、音楽嫌いも減り、中学校以降、合唱の練習で苦手意識を感じることなく、思春期に素晴らしい成長を促すことができると私は考えています。

 音楽を教える先生方にこのメッセージが届くことを祈ります。(中澤)

11月6日 4期生ゼミ活動スピーチからの学び(加藤奨基)

画像1
 こんにちは、4期の加藤奨基です。11月6日のゼミでの3分間スピーチ記録を記事にします。

 今回のスピーチテーマは、「お店でありがとう」です。コンビニなど何気ない日常生活でもきちんと感謝を述べよう、という講話です。時間設定は朝の会で、子どもたちに楽しく聞いてほしいなと思い、以下の3点を工夫しました。

・子どもを入れた場面劇
・話しすぎないこと
・結論を始めにストレートに

 場面劇では、子ども(役)の普段の様子や性格なども考えて、竹内くん(活発な子ども)と鏡味さん(あまり前に出ない子ども)を指名させていただきました。2人ともありがとう!「話しすぎない」を意識するあまり、少し早口になってしまったかな、というのが反省点です。

 「結論を始めに」という観点では、まだまだ足りなかったなと思います。自分では言ったつもりでしたが、様子を見ると、始めの一言でストレートに伝わってはいませんでした。玉置先生にもご指導いただきましたが、この部分は特に意識して、シャープな言葉ではっきりと伝えていったほうがよいと感じました。

 今回のスピーチで、講話の始めに結論をズバッと言う、ということが大変難しいことを実感しました。スピーチがズルズル行ってしまわないためにも、最初の一言には特に注力する必要がありそうだと学びました。(加藤)

10月23日第4回後期ゼミ 安部さんの模擬授業から(井上)

画像1
 こんにちは!4期生の井上です。今回は先日のゼミでの安部さんによる模擬授業について書かせていただきます。

 6年生の国語の授業で、「きつねのおきゃくさま」を題材に授業をしてくれました。

 まず安部さんは、話し方や、聞き方が綺麗で発言しやすい雰囲気を作ることがすごく上手でした。また、鋭く端的に発問をしたり、聞き返したりしていて、子どもの考えを引き出すように授業をする姿も見習っていきたいと思いました。

 授業では、心情の変化を追っていく内容でしたが、ここで驚いたのは、最後から最初へと、心情を追っていったことです。私自身、心情を追う時、最初から最後といった流れしか考えたことがなかったため、逆流するこの試みがとても新鮮でそして、分かりやすいと感じました。何にでも使えるというわけではないと思うので、使える場面でこの逆流する考え方も授業に取り入れていきたいと思いました。

 玉置先生からは、発問の仕方について、助言をされました。「きつねが恥ずかしそうに笑って死んだのはなぜだろうか」という安部さんの発問を2つに分けてはどうかという助言でした。安部さんの発問でも答えることは出来ますが、実際自分も考えている時にぐちゃぐちゃしてきて、難しくなりました。

 そこで、安部さんの発問を、玉置先生の助言から2つの発問に分けてみると、「恥ずかしそうに」と「笑って」を分けて考えることができるようになり、頭が整理され、よりシャープに考えることができるようになると感じました。少しの工夫と言い方でこんなにも考えやすくなってしまう。やはり玉置先生はすごい...

 今回の模擬授業も沢山の学びがありました。自分の番も近づいてきているので、皆から学んだことを生かして授業を作っていきたいと思います!授業をしてくれた安部さん、お疲れ様でした!(井上)

10月23日 第4回ゼミ 模擬授業を終えて(安部)

画像1
 こんにちは。4期生の安部です。4回目のゼミで約20分間の模擬授業をやらせていただきました。やはり、自分が実際にやってみると学ぶことが倍以上にあります!学んだことを書きたいと思います。

 私が今回、行った授業は小学6年生を対象に、国語科の「きつねのおきゃくさま」という授業です。なぜ、この教材にしたかというと、白石範孝先生の書籍を読んで、「逆思考の読み」というのを学んだからです。これは、文章の終結部を取り上げてどうしてこうなったのか、問いとそれに対する答えを考えることで因果関係を探りながら冒頭に向けて読んでいく方法だそうです。この逆思考の読みをすることで、論理的な思考ができるようになるそうです。私はせっかくなら試してみよう、という思いで、今回授業をやらせていただきました。

 授業後、玉置先生に助言していただいたことは、発問が2つの意味を含んでしまっているということです。私は「なぜ、きつねは恥ずかしそうに笑って死んだのだろうか」という発問をしました。しかし、子どもの意見から出てきたのは、「〜のがなんだか恥ずかしい」または、「〜が嬉しくて誇らしくて笑った」という2つの読み取りが出てきてしまいました。両方間違いではない、しかし、小学4年生を対象にした際にはやはり、一つ一つシャープにして視点を絞って深く読み取った方がいいなということを学びました。

 もう一点、自分の反省としては教材研究がまだまだだということです。やはり、一番落としたいところでどのようにしたら、子どもにすんなり落ちるのか、子供目線になって教材を研究していくことの難しさを痛感します。一回一回の模擬授業を大切にし、自分だったらどんな授業展開にするのか考えながら他のみんなの授業を見たいと思います。

 玉置先生をはじめ、ゼミのみんな、ありがとうございました。(安部)

10月14日教師力アップセミナー(野口芳宏先生)での学び(山田・安部)

画像1
 こんにちは、4期生の安部・山田です。今日は、先日行われた教師力アップセミナーについて書きたいと思います。

****

 4期生の山田です。わたしは、野口先生の講義から学んだことを記事にしたいと思います。
 
 国語を専攻する身として、「国語の力を子どもたちにつけさせるためにどうするか」というのは、教師になってからもずっと向き合っていかなければならない課題としてあります。
 
 しかし、野口先生は、国語の学力とは語彙力であるとズバリとおっしゃっていました。語彙力というのは、ただ沢山の言葉を知っているだけではなく、意味のわかる言葉を沢山知っているかであるそうです。
 
 野口先生はさらに、⑴対義語⑵類義語⑶同義語をつないでいくことで語彙を増やしていくとおっしゃっていました。講義では、ありの行列の授業を例にこの語彙の増やし方を実践的に見せてくださいました。例えば、本文に出てきた「すみ」という言葉に注目して、「では、すみ、の対義語は何かな?」「すみ、の類義語はあるかな?」などと問いかけて、中心や端といった語彙にまで広げていくという展開です。教科書に出てくる言葉にとどまらず、沢山の言葉に触れ合うことができ、また、元の言葉と関連して、繋がりで覚えることができるので、忘れにくいのではないかなと感じました。

 国語の免許を持っている私でも、言葉は知っていても、意味を正確に理解して正しく使えているかと聞かれると正直不安な部分が多いです。子どもに言葉に沢山触れされることは大切ですが、ひとつひとつ繋がりを意識して、正しい意味を押さえることで初めて語彙の引き出しになるのだなと感じました。
 
 今回も、野口先生から沢山の学びがありました。教師力アップセミナーは、知らないことに出会うというのは嬉しいということをいつも実感させてくれます。本当に「知らなかった人は今日来てよかったねえ」の一言に尽きる充実した時間でした!野口先生、ありがとうございました!(山田)

****

 こんにちは。4期生の安部です。私からは松井先生がされた道徳の授業から学んだことを書きたいと思います。

 今回、私たちは模擬授業の生徒役をやらせていただきました。対象は小学校6年生、教材は「ロレンゾの友達」というものでした。毎回思うことですが、さすが松井先生!教師3年目とは思えないほど、落ち着いていて、指示の仕方が明確で、発問も洗練されていて素晴らしいなと思うところばかりでした。その中でも特にすごいなぁと感じたのは、子どもの発言に対しての補助発問や切り返し発問がすごくよく考えられている、ということです。例えば最初の物語の流れを理解する際に、ロレンゾが会社のお金を盗んだ、ということの重大さを実感できるように、「先生が学校のお金を盗んだらどうなる?」と、とても分かりやすい例を挙げていました。

 また、子どもにそれぞれA、B、Cの立場を選んで意見を発表させる際に、票が少なかったAを指して「Aじゃだめなんだよね?」という揺さぶりをかけていました。ちょっとした言葉ですが、そういった教師が途中で切り込む補助発問は子どもの思考をより深いものにするなということを学びました。

 また、今年も夜は野口先生を囲う、楽しい楽しい懇親会に参加させていただきました。教壇に立ったときの鋭く、厳しい野口先生とはまた違った、おおらかさや温かさを去年に引き続き感じるとこができました。やはり、野口先生は人間としても尊敬するところばかりだなぁと再度感じました。

 今回も多くの学びが得られました。玉置先生、酒井先生、野口先生をはじめ、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

実習先の小学校への感謝(遠藤)

画像1
 こんにちは!段々と寒さが厳しくなり、着々と衣替えを進めている五期生の遠藤です。今回は、10月の小学校教育実習を終えて感じたことと、その小学校の行事に先日伺ってきたので、そのことについても書きたいと思います。

 小学校実習最終日、私が一番感じたことは、「まだ終わりたくない、もっとこの小学校で学びたい。」という思いでした。こうした思いが生まれるまでには、二つの大切な気づきがありました。まずはそのことについて書きたいと思います。

 正直、実習を始めたばかりの頃は毎日疲れ切っていて、ほとんど余裕が無く、辛くなかったといえば嘘になります。今何をしたら良いか、どこまで手を出して良いのか迷い、結果動き出しが遅れて後悔することが多々ありました。しかし、自分から子ども達と関わったり、何かする事はないか周囲を見渡して動くことで、実習先の小学校に自分の居場所が出来ていくように感じ始めました。そうすると、段々と小学校へ向かうのが楽しくなり、今日はどんなことがあるだろう、あの子とどんな話をしようかな?と、先のことを考えられるようになりました。どんなことでもそうですが、やってしまった失敗を悔やみ、後ろばかり向いていると、今を楽しめなくなります。そうして、気持ちがどんどん落ち込みます。次はやらないようにしよう、という前を向く発想が、背中を押してくれるのだと気がつきました。

 やる前から失敗を恐れずに自分から動き出すこと、そして、やってしまった後悔に引っ張られず先へ先へとその反省を繋げること。この二つが、私が教育実習で学んだ人として大切だと思うことです。

 次に、授業準備や行事を通して、教師を目指すにあたり大切な気づきも二つあったので、そのことについてもまとめます。

 私が実習に行く前に立てた目標が、全員が参加できるような授業をすることでした。しかし、実際に授業をしてみると、学習進度に個人差があって時間配分がうまくいかず、かなり苦戦してしまいました。そこで、先に出来てしまった子ども達へ助言をするなどして、時間を埋める工夫をしていました。この時に、あまり何度も言葉を重ねると子どもが混乱してしまうことを実感しました。ゼミで学んだ、「発問を重ねない大切さ」を、実際に体験を通して学ぶことができました。

 また、実習先の小学校で特に感動したことは、先生方が常に情報共有を心がけ、学校全体で子どもを支えているという点です。トラブルが起きた際はより多くの視点から情報を集め、素早く対応していく先生方の姿を見て、一人よがりの考え方で解決しようとする怖さを知りました。こんなことくらい学級内で何とかしなくては、ではなくて、子どもの為に多くの先生方に協力してもらおう、という考え方を忘れないようにしたいと思います。一人で解決することが全てではないのだと、この実習を通して学ぶことができました。
 
 一つは置いてけぼりを作らない為に、発問は短く少なく工夫を凝らすこと。もう一つは子どもの為を思うなら、一人で抱え込まないで誰かを頼ること。夢を叶えて子ども達の前に立てるよう、これらのことを常に忘れずにいたいです。

 私が実習をさせて頂いた小学校では、多くの行事があり、地域の方や保護者の方と交流する場面が多くあります。先日、そういった行事の一つに参加させて頂いたのですが、体育館に入った途端子ども達が「遠藤先生っ!」と叫びながら駆け寄って来てくれて、覚えていてくれたのだな、と嬉しくなりました。私は実習中ずっと子ども達に、「互いの良いところを積極的に探そう、見つけようとして欲しい。」というお話をしていたのですが、当時は子ども達に気持ちが届いたか、若干の不安がありました。ですがその日、ちゃんと担当クラスの子ども達が「クラスのみんなで沢山見つけることが出来たよ!」と報告してくれて、常々言い続けて良かった、と強く思いました。

 子ども達と久しぶりに会って、様々な掲示物を見たりお話を聞いたりしたのですが、中でも特に印象に残ったのが、一人の子どもが書いた作文です。その子の親御さんに「是非読んでみてください」と声をかけて頂いたので、担任の先生にお願いしてこっそり読ませて貰いました。題名は、「大好きな先生」で、担任の先生と私のことが書かれていました。鬼ごっこやソーラン節等、私と過ごした日々について書かれている中で、「遠どう先生の授業、特に『わたしと、小鳥と、すずと』の授業が楽しかったです。」と書かれた一文を読んだ時には、何日も経っているのに私の授業を覚えていてくれたことが嬉しくて、思わず涙がこぼれました。教師は子どもの成長を見守り支える仕事だと思っていましたが、こういった形で教師が子どもに支えてもらうこともあるのだと知りました。

 こうした素晴らしい経験をさせて頂けたのも、実習先の小学校が私たち実習生を受け入れて下さったからだと思います。お世話になった先生方や保護者の皆様、子ども達に深く感謝し、この経験を活かして、自分から子どもの為に動き出せる教師になれるよう、勉強し続けていきたいです。

10月23日後期第四回のゼミの高橋和奏さんの模擬授業の記録について(加藤諒太)

画像1
 今回は10月23日の高橋さんの文と文をつなぐ言葉の模擬授業について書きたいと思います!

 一言で言うと「丁寧で優しい先生」だと感じられる授業でした!!板書はもちろんのこと受け答え、机間指導こんな先生が担任だったらなぁと考えながら聞いていました。

 所作一つひとつに優しさがあり、答えに困っていても笑顔でいいよと言ったり、先生助けて欲しいんだけどと言う言葉から、教師主体の授業ではなく学級で作る授業だと感じました。

 授業において板書は、子どもたちの学びに欠かせないものだと思います。高橋さんのような綺麗な字を書けるように、自分も頑張りたいと思いました。

 高橋さんは悔しがるイラストと喜ぶイラストを見せてから「徒競走の時、必死で走った○○○2位だった。」という文を見せ、「だから」、「しかし」はどっちかと考えさせていましたが、玉置先生からイラストを先ではなく、文を後から見せることで学びが深まるのではないかと言うお話がありました。たしかにその通りでそうすることでより、つなぎ言葉が話し手の気持ちを伝えるためにも大切だと学ぶことができます。玉置先生もおっしゃっていましたが、基本ができていれば教材研究で上乗せするレベルになります。そのような本当に素晴らしい授業であったと思います。お疲れ様でした!!(加藤諒太)

10月23日第4回4期生ゼミ模擬授業の反省(高橋)

画像1
 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、10月23日に行ったゼミでの模擬授業の反省を書いていきます。

 私は、小学4年生の国語の単元「文と文をつなぐ言葉」から、接続語のはたらきについて触れる授業を行いました。いつも玉置先生が仰っている、この授業は子どもが何と言ったら成功したと言えるのかを軸に考え、「つなぎ言葉には、話し手や書き手の気持ちを表すことがある」と言ってもらうことを目指して授業を進めました。

 反省点はたくさんありますが、特に2点について書きます。

 1点目は、時間配分です。20分で到達すべき内容を明確にできないまま、授業に挑んでしまいました。そのため、1時間のゴールは、前に書いた通りですが、そのゴールに到達するまでにどれくらいの時間がかかるのかを予測しきれず、前時の振り返りに時間をかけすぎてしまったり、自分の予想とは違うところで意見が分かれてしまったりして、結局ゴールまでたどり着けず終わってしまったことが反省点でした。やはり、授業は子どもたちを目の前にしないと全くどうなるか分からないものだと痛感しました。授業の芯を自分の中で明確にしておき、そこに軸を置くという基本を忘れないように次は頑張ります!

 2点目は、指示の不明確さです。自分の意見を発言してもらう際、発表の仕方を統一していなかったので、生徒役をしてくれたゼミ生側に、混乱する様子が見られました。ゼミ生でも混乱してしまう発問では、当然子どもたちにとっても難しい指示であったと思います。どんな言葉選び、発問をすれば伝わるのかをもう一度考え直したいと思います。

 玉置先生からのご指導では、授業の流れについて助言をいただきました。わたしは、イラスト、接続語の順で提示し、接続語のはたらきを考えさせようと思いましたが、玉置先生が実際に演じてくださったのは逆の流れでした。
 「徒競走では、必死で走った。○○○二位だった。」という、文を先に見せ、この時の気持ちを問うことで、嬉しいと感じる人と、悔しいと感じる人と意見が分かれることが分かれば、スムーズに課題に入っていくことができました。
 ヒントとなる教材を出す順番を変えるだけでこんなに違うんだ!と驚くとともに、玉置先生の生徒役とのやりとりも、とても勉強になりました。

 あと1回チャンスがあるので、次は今回の学びを生かしてもっといい授業ができるよう頑張ります!(高橋)

10月23日後期ゼミ第4回 加藤奨基さんの模擬授業記録(関口)

画像1
 こんにちは!4期生の関口です!今回は第4回後期ゼミ、加藤奨基さんの模擬授業記録を書きます。

<授業の流れ>
1.タイトルの一部を隠して提示

2.失敗した時を振り返らせる
○みんな失敗したことある?
山田さんに「どんな失敗?」「失敗した時どんな風にごめんって言ったりした?」

3.範読
奉公の意味確認(お仕事もらうこと)
高いお皿が割れる場面はいつもゆっくりな奨基さんが早口になったりとスピードにも読み方にも緩急がありました。

4.定やんが謝る前の迷っているところで一度範読をきる
○みんなが定やんならどうする?
「簡単に端的に一言でノートに書いて」
机間指導 赤ペンで線
違う意見全部出させて板書
・謝る・直す・帰る・人のせいにする


ここまでを授業で行い、この後の予定は

5.範読を最後まで聞く
6.理由があるときでも「すんまへん」と言わなければいけないか考える
7.教師の考えを聞く

でした。


<学生からの意見>
・展開がスムーズで話し方がうまいから続きがきになる
・落ち着き◎
・4番で時間かけすぎ


<玉置先生のご助言>
・明瞭、字綺麗
・自分ならどうするか(4)は聞かなくていいのではないか→基本的に「謝る」から
・途中で範読を切る必要ないのでは
<玉置流に変えると>
「言葉痛いって思ったことある?」
「すんませんって謝ったのに言葉が痛いって言ってるけどどういう気持ち?」
言葉痛い胸いっぱいを味わわせる。

以上が模擬授業と模擬授業後の様子でした。
加藤奨基さんは独特の雰囲気があります。「いい目をしている」という褒めから始まった授業は彼らしいリズムで終始行われました。褒めが多くてみんなを惹きつける受けてる方も気持ちがいい授業でした!授業技術もしっかり入れてくるのでたくさんまなびとりたいと思います!ありがとうございました!(関口)

10月23日 4年生後期ゼミ活動 模擬授業反省(加藤奨基)

画像1
 こんにちは、四期の加藤奨基です。10月23日のゼミ活動で模擬授業をさせていただきました。そこからの学びや反省を記事にしたいと思います。

 今回の模擬授業で特に学びになったことは、子どもの名前を呼ぶことについてです。自分は呼び方について深く考えずに名前で読んだり名字で呼んだりしていたのですが、それを聞いた子どもの中には区別されていると感じる子どもも必ず出てくると聞いて、なるほどなと感じました。確かに、自分は名字で呼ばれているのに他の子が名前で呼ばれていたら教師と距離を感じてしまうと思います。これから気を付けていきたいポイントだと学びました。

 また、教材研究の難しさについて改めて実感することも大きかったです。自分は道徳の教科書から模擬授業をさせていただいたのですが、自分が「ここが重要だろう」と思い狙ったポイントよりも、玉置先生に仰っていただいたポイントのほうがはるかに考えさせられるポイントで、悔しいなと感じました。そのポイントを、先生は模擬授業中の20分で見つけられていて、どんな見方で教材を見られているのだろうと疑問に思いました。機会を見つけて伺いたいと思います。

 教育実習以来の模擬授業で、とても緊張しました。しかし、やっぱり、どうすれば面白い授業になるかを考えて実践し、色々な意見をいただいてより良いものにしていくのはとても楽しいです。作戦を練るような面白さです。来年以降は自分の学級を持つこともできるので、もっと面白くなると思います。楽しみです!(加藤)

10月23日 第4回後期ゼミ 鏡味さんの模擬授業から(竹内)

画像1
 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日のゼミでの鏡味さんによる模擬授業について書かせていただきます。

 5年生の社会科の米作りについての内容で、児童たちはある程度学んでおり、終盤の授業という設定で模擬授業を行われました。

 鏡味さんは子どもたちによる課題解決の授業をされており、子どもの疑問を基に進めていく展開でした。特に印象的だったのは、「米の起源は東南アジアの温かい地域なのに対して、日本では東北などの寒い地域で主に作られているのは何故だろう」という発問です。ただ知識を教えるのではなく、昔と今を比較することで子どもたちに興味や疑問をもたせ、それを追究しようとするような授業でした。また、課題に関しても、子どもの発言から決めるなど、様々な所に子どもたちの主体性が生まれる工夫のある授業だと思いました。

 授業後の玉置先生による指導助言では、課題を子どもの発言から決めた事を評価されていました。また、それをもっと工夫するのなら、子ども一人の発言で決めるのではなく、たくさんの子どもから聞き、みんなの課題にするともっと良い。ということをご指導していただきました。

 私は授業を受けていて、鏡味さんは板書や指示の出し方など、一つ一つがとても丁寧にされていると感じました。玉置先生やゼミの先輩方など真似をしていきたい先生はたくさんいますが、まずは鏡味さんや4期生の良いところをたくさん真似し、吸収しなければいけないと感じさせられました。鏡味さん、お疲れ様でした。(竹内)

10月23日4期生ゼミ模擬授業の反省(鏡味)

画像1
 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、ゼミで発表した模擬授業の反省を書きたいと思います。

 私は小学校5年生、社会科の米作りの授業を行いました。授業は、有田和正先生の「社会科授業の教科書」という本を参考に行いました。授業内容は、元々、暖かい地域で米作りが行われていたのに、なぜ日本では寒い地域で行われているのかというものです。

 反省点は2つあります。

 1つ目は課題作りです。私が今回1番意識したのは、この「子どもの言葉で課題を作る」ということです。理由は教育実習中、この課題作りがずっと私の課題だったからです。私は一人の子どもが課題を言ってくれたことに安心してしまい、「じゃあ、それを課題にしよう」と課題を黒板に書いてしまいました。しかし、課題を「みんなの課題」にするために、もっと色んな人に聞いてみんなで課題を作ることが大切だと学びました。

 2つ目は、期間指導では全員を見るということです。私は授業のことでいっぱいで、子ども役の人たちが書いた意見全てに、丸やコメントをしてあげることができませんでした。子どもから見れば、「自分だけ丸がもらえない」と思い、意欲的に授業を受けることができません。短い時間の中でも全員を見るということを意識して授業を行いたいです。

 授業を通して、玉置先生やゼミのみんなからたくさんのアドバイスがもらえて、ゼミの時間は学びがたくさんあります。残り半年間できちんと教壇に立てるよう、しっかり学んでいきたいです!(鏡味)

10月14日教師力アップセミナーでの学び(高橋、高桑)

 こんにちは!4期生の高橋です。今回は、教師力アップセミナーに参加して、野口先生の講演と松井先生の模擬授業から学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、野口先生の講演からは、語彙指導は、チャンスを生かすことが大切だということを学びました。「チャンスを生かす」とは、教材の中にある言葉が出てきたとき、ついでにこの言葉も教えよう、とすることです。

「ありの行列」では、一文読むごとに、出てきた単語からたくさんの発問がありました。例えば、「“行列”とあるけれど、”整列”って言葉とどう違うのかな?」、「”公園”って何ですか?庭とはどう違う?」など改めて問われると立ち止まってしまう問いばかりでした。

 このように、教科書にあるチャンスを逃さず、生かしていくことが、子どもたちの語彙力をつけることに繋がるのだそうです。

 教師として、二つの言葉を比較した際、「何となく違う感じがする」と感じている児童には、そのぼんやりした気持ちをきちんと自分の言葉で説明できるように意味を分からせてあげたいですし、違いをイマイチ感じていない児童へは、この「ん?」と思う言語感覚が身につくよう、言葉にこだわって語彙指導をしていきたいと思いました。そのために、まずは自分自身がまだまだ勉強不足であることを思い知ったので、この半年間でできるだけたくさんの知識を蓄えていきたいです!

 松井先生の道徳の模擬授業では、「友情、信頼」について考える「ロレンゾの友達」という教材でした。ロレンゾが罪を犯したと思い、自首を勧めると言った登場人物たちのことを「3人は本当に友達なのかな?」揺さぶる発問をされたり、ハッピーエンドだと思っていたら、疑っていたことをロレンゾに告げなかったことに対し、「隠し事はいいの?」とまた揺さぶられ、自分の考えが深まっていきました。

 揺さぶりの発問をされることで、自分とは違う考えの人の意見に変わることもありました。しかし、自分の意見について振り返って考えることもできたので、やっぱりこういう理由で私はこう思う、というように自分の意見について真剣に考えることができました。これも考えが深まるということなんだと感じました。

 松井先生は、発問はもちろん、生徒役からの発言を受けての切り返しの言葉がけにも、全て意図をもっていらっしゃいました。どんな発問が子どもたちにとって1番効果的なのか、この教材でなにを考えてほしいのかに常に軸を置きながら教材研究や、授業を行うことの大切さを学ぶことができました。1日を通して、本当に多くのことを学べる貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました!(高橋)


*****

 こんにちは、4期生の高桑です。先日、教師力アップセミナーに参加し、野口先生の講演から多くのことを学びました。その中でも印象に残ったことを書きたいと思います。

 私が講演の中で最も印象的だったのは、教科書にひらがなで書いてあるなら、黒板にはあえて漢字で書くということです。私はこれを聞いて、授業で教師が未習漢字を使った時、「せんせー、まだその漢字習ってません」という子どもたちの声が色んな方向から飛んでくる様子を頭に浮かべました。また、今までの固定概念から、習っていない漢字を使うことはいけないことと思い込んでいたので、私の中にあえて使うという発想はなく、どのような意図があるのか興味を惹かれました。

 野口先生曰く、読字力(字を読む力)は「はやくから」「何回も」が大切だそうです。漢字を習うときは、読みも書きも同時に習います。しかし、読めるようになった途端に書け!というのは、子どもたちにとって厳しいことです。あえて未習漢字を使って板書するのは、習う前から子どもたちが漢字を読む練習を授業の中で何度も重ねることで、いざ習ったときにスッと書けるようになるからだそうです。    

 始め、このお話を聞いたときは、難しい漢字の板書を見て子どもたちが授業を受けたくないと思わないのかや、子どもがつまづく原因になるのではないかなど、不安の要素が多く頭に浮かびました。しかし、聞きながら考えていくうちに、自分が子どもたちの目の前にあることしか考えられていないことに気づきました。子どもたちに学力つけさせるためには、授業の中に出てくる1つ1つのことを学びに繋げて、長い目で子どもたちの成長を見守ることが大切だと気付かされました。さらに、野口先生は、「あり」も漢字で「蟻」と黒板に書き、「他のクラスや6年生でも読めない漢字が読めるようになったね。このクラスは学力が高いね」と価値づけると仰っていました。子どもたちが漢字につまづくことなく前向きに学べるようにするために、教師がやる気を引き出す言葉がけをするのも大事だなと学びました。

 最後になりましたが、野口先生、教師力アップセミナーの関係者の皆様、素晴らしい学びの場をくださりありがとうございました。(高桑)
画像1
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30