12月26日EDUCOM真打会での学び(二宮、中西、長谷川)

 こんにちは。5期生の長谷川です!12月26日の真打会で学んだことをまとめます。

 今回は玉置ゼミ1期生の中田さんと、牧野さんが模擬授業をしてくださいました。その中で学んだことは「授業で走るとき、止まるときのメリハリをつけること」です。

 そのために、授業の中で山場を設けて授業に子供をひきつける工夫が必要であると感じました。また、そこで教師はグッと我慢して子どものつぶやきや意見を待ち、子どもに委ねることが大切であることを学びました。私は、そうすることで教師が話すことも少なくなり、子ども同士で教えあったり、考えたりすることの方が多くなる授業になるのだと思います。

 実際に今回の中田さん、牧野さんのお二方は、与えるテーマを2つに分けたり、心情円盤を使って自分の考えを可視化させたりして、授業の中で子どもの気持ちをつかむ工夫を沢山されていました。子ども役の私たちも気づいたら授業に引き込まれており「見たい!知りたい!」と思えるような授業展開であったように感じます。さらに、子ども役の発言で「〜には、〜けど」の言葉に対して、子どもの考えを引き出す聞き方や、行動の背景を聞いて価値付けをしていました。私は授業準備をしっかり行うことで、教師は心のゆとりが生まれ、子どもの発言も聞き分けることができるようになるのだと思いました。

 教育実習を終えた今、自分の授業を振り返ってみると、やはり私には、まだまだこのような工夫や授業に対するゆとりが不足していているなと痛感しました。これからも、先輩方の授業やセミナー等に参加させて頂き、少しでも自分の授業を豊かにしていくことができたらいいなと考えています。

 最後に玉置先生をはじめ、関係者の皆様、そして授業をしてくださった中田さん、牧野さん、今回もこのような学びの機会を与えてくださってありがとうございました。(長谷川)

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 こんにちは。5期生の中西です。12月26日に行われた真打会の中から、牧野さんの模擬授業での学びを書かせていただきます。

 今回は最初に、小学校3年生の道徳「絵葉書と切手」をグループで教材研究しました。授業のねらいや、主発問、ゆさぶりをどうするかなど、グループで話し合いましたが、自分が納得出来るような授業の進め方は分かりませんでした。この教材で玉置ゼミ1期生の先輩、牧野さんが模擬授業をしてくださいました。

 牧野さんは子ども役の人全員の様子を見ながら丁寧に授業を進めていくことが印象的でした。板書についても、登場人物である母と兄の心情の違いがはっきりと分かるので、その後の心情円盤の説明が短くても板書から読み取ることができました。私は教育実習の道徳授業で、子どもの意見を書くことに必死で、見やすい板書をつくることができませんでした。役割演技の説明にも時間がかかりすぎてしまったので、授業で最も考えさせたいところに時間をかけることができませんでした。牧野さんのようにはっきりと分かりやすい板書が、その後の活動の説明を最小限で済ませることができると学びました。

 心情円盤を使うことで、子ども一人ひとり割合の違った円盤ができます。牧野さんは全員の子ども役の人に、どうしてその円盤になったのかを聞いていきました。私も子ども役をやらせていただきましたが、自分と全く違う円盤の人の考えに興味がわき、理由を聞きたくなりました。その人の意見を聞くことで、なるほどなと思って自分の意見が揺らいだり変わったりする場合や、より自分の最初の意見に確信を持つこともできます。そこから新たな対話も生まれます。心情円盤を使うことでより主体的で対話の弾む道徳授業につながると学びました。

 玉置ゼミの先輩方の授業は、私が教育実習で行った授業とは比べ物にならないほど子どもの意見をつないでいくことがお上手だと感じました。私も憧れの先輩方の姿を見て、もっと頑張らないといけないなと思いました。

 最後にこのような学びの場を与えてくださった玉置先生、模擬授業をしてくださった牧野さん、中田さん、はじめ関係者の皆さま、ありがとうございました。(中西)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今日は12/26に参加させていただいた真打会について学んだことについて書いていきます。

 道徳では「絵葉書と切手」を題材に授業を考えましたが、自分が卒論で考えている「考え、議論する道徳」に執着しすぎて全然納得のできる授業を考えることができませんでした。ゼミ合宿ではなんとか前文が書けましたがまだ浅かったので研究をしていきたいと思います。
 
 そして授業で使ったプリントには、山田先生が教師力アップセミナーで話されていた自分の考えを書くところが四角の中に円がある部分と振り返りを書くところがあるだけでした。自分も実習でこの手法を使いましたが、主発問を黒板に書いていなかったので分かりにくく、牧野先生がやられたように発問をしっかり板書に位置付けた方がよいということを改めて感じました。また、題名を書く枠は自分が授業を受けていて授業内で集中がしやすくなるところだったので自分が道徳の授業をする時は取り入れていこうと思いました。

 そして今回も児童役をさせていただいて小学校の低学年は難しいなと思いました。特に道徳では今回小学校三年生の役をさせてもらいましたが、「絵はがきと切手」の主人公であるひろ子になりきる場面では自分の発言がよくわからない事を言っていたように授業が終わってから感じました。一方で中田先生がされた授業では自分が小学5年生から大学3年生に戻るくらい驚く授業を仕掛けられていて子どもとして楽しい授業でした。子どもの気持ちがまた少しずつ分かってきたのでより子どもの気持ちに添えるような授業を作っていきたいです。

 実習以来、久しぶりに教材研究をしてみて、児童のイメージがないことは理由になりますが、難しくそして楽しいものだと感じました。玉置先生、授業をしてくださった先生、そして関係者の皆様、ありがとうございました。(二宮)
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12月26日 EDUCOM真打会からの学び(加藤奨基・加藤諒太・高橋)

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 こんにちは、4期の加藤奨基です。12月26日に、EDUCOM愛知本社にて、真打会に参加させていただきました。そこからの学びを記事にさせていただきます。真打会では、玉置ゼミ1期生の中田先生、牧野先生の模擬授業を子ども役として受けさせていただきました。自分は、牧野先生の模擬授業について書きます。

 牧野先生は、道徳の模擬授業を行ってくださいました。牧野先生の授業の中で特徴的だった道具が、意思表示メーターです。道徳で大切な自分はどういうことをどのくらい思っているか、ということが赤と青の割合メーターで一目瞭然に分かる、というものです。以前にも山田先生の道徳授業にも活用されていた道具です。

 このメーターを活用して子どもの意思を視覚的に分かりやすくするのですが、10人ほどの子ども役で全く同じ割合になることは殆どなく、「どうしてその割合なのか、聞きたい!」と自然に感じることができました。しかし、自分の席からでは全員のメーターを見きるのは難しく、実際のクラスでの活用は少し工夫がいるな、と感じました。そんな時に真打会の先生が、思い切って立ち歩かせてはどうだ、という助言をされていました。確かに、他のメーターをしっかりと見ることができるため、子どもの発言によって、どんなメーターが気になったかを取り上げて授業を進めることができるのではないかと思います。ただ、自由に子どもを立ち歩かせるには、日頃の学習指導や適切な時間配分を行う必要もあると思いました。

 また、子どもが発言した「自分ならこうする」という意見に対して、「どうしてそうするの?」「どうして、そうしようと思ったの?」と行動の裏の気持ちを出させることが大切であるとも学びました。これは、以前にもゼミ活動の際に玉置先生が仰っていたことでもあります。さらに、子どもに「Aさんがこう思ったのはなんでだと思う?」と問うことで、子ども同士を繋ぐこともできるということも学ばせていただきました。

 3年間、現場で働かれている1期生の皆さんの姿を見させていただいて、素直にかっこいいなと思いました。田中さんも牧野さんも、普段とは全く異なる環境での授業のはずなのに非常に落ち着いて進行されていました。しかも、それぞれ工夫や面白さなどの「色」が出ていて、自分の授業スタイルというものを確立されているような感じがしました。異なる色のお二人でしたが、お二人に共通していた点は子どもを包み込む温かさだと思います。この先生なら何を言っても受け止めてくれる、という雰囲気がお二人にはありました。

 また、もう一つの共通点として、どちらも玉置ゼミであるということです!自分も同じゼミの後輩として、先輩方に追いつき追い越せるように来年からも学び続けようと感じることのできた前座会でした。玉置先生、関係者の皆様、ありがとうございました。EDUCOMの皆様、お弁当まで出していただき、ありがとうございました。(加藤)

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 4期生の加藤諒太です!今日は真打会に参加させて頂きました。玉置ゼミの先輩の中田さんと牧野さんが授業をしてくださり、その生徒役をやらせて頂きました。
 
 お二方とも本当に素晴らしい授業で、来年から現場に出る4期生にとって、大きな刺激となったと感じています。あと2年でここまで来れるのだろうかと不安もありますが、それ以上に追いつきたいという気持ちが強まりました。

 牧野さんの授業は、道徳の授業でした。テンポのいい授業で受けていてもやりやすく感じました。その中でも心情円盤が重要な役割を担っていたと思います。二つの事柄を、対立させ考える時にはとても効果的だと感じました。2人の子どもが一言で「少し」と言っても、全く同じということはないと思います。それを可視化させるのが心情円盤であり、子どもたちの細かい心の様子を見ることができるということは、教師にとっても子どもたちにとっても良いことなのではないかと感じました。現場に出た際には参考にして、効果的に活用できるようにしていきたいです。

 中田さんの授業では、情報の活用についての授業を見させて頂きました。1番の驚きは授業内で同時に二種類のプリントを配ったことです。具体的に説明しますと、学級のニュースを資料を元に書く授業でしたが、学級の問題を伝えるように書く側と学級のいいところを伝えるように書く側とを子どもに気付かれないように分けていました。授業中盤でこの仕掛けに気づいた時、ニュースは意図が違えば違って聞こえるということに実感をもって気づくことができました。子どもたちはより強く心に残ると思います。こんな授業、手法もあるのかと驚きを隠せませんでした。

 このように学び続けている先輩たちの姿を見て、すごいなと感じるとともに、頑張らないとと思いました!
 
 最後に、このような機会を用意してくださった玉置先生、エデュコムの方々、授業をしてくださった牧野先生、中田先生ありがとうございました。(加藤諒太)


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 こんにちは!4期生の高橋です。12月26日の真打会での学びを書いていきたいと思います。わたしは中田先生の模擬授業からの学びを書きます。

 中田先生は「情報を生かすわたしたち」という題材で授業を行なってくださいました。

 まず、5年3組についての情報が書かれたプリントを読み、次に、「5年3組は『問題のあるクラスだ』ということを伝えるニュースげんこうを書きましょう」と書かれたプリントが配られました。

 自分でニュース原稿を作るという課題がとても面白く、すぐにやってみたい!という気持ちになりました。活動をする際も、「列のこっち側から話し始めましょう」という指示があったり、読む練習、ペアで読む活動などやることが明確だったり、とても分かりやすかったです。

 自分が作ったニュース原稿を発表し、他の人の原稿を聞いていると、少し違和感を感じました。ほかの生徒役も同じことを感じたようで、自然と隣のグループの紙を見せて!と前のめりになっていました。

 実は、2つのグループにはそれぞれ異なった課題のプリントが配られていたようでした。同じ情報が書かれたものをもとにしていても、切り取り方次第で全く受け取り方の違うニュースが出来上がってしまうことを、実感を伴って知ることができました。何よりも、取り組む課題が面白く、到底自分では思いつくことのできないものだったので、勉強になりました。

 後の先生方からのコメントでは、子どもが「なんで?」と反応したときに時間をかけるポイントだったそうです。子どもが自分で見つけたことは、先生から与えられた情報よりも定着しやすいとおっしゃっていました。

 授業の中で、どこに時間をかけて子どもたちからの言葉を引き出すか、ということに着目して授業を見る力をつけていきたいです!
今回も、授業をしてくださった中田先生、牧野先生、貴重なお時間を与えていただいた玉置先生をはじめ、関係者の皆さん、ありがとうございました。(高橋)

12月24日大治町教師力向上研修会の講演を受けての学び(矢崎・遠藤)

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 こんにちは。5期生の矢崎、遠藤です。今回は大治町教師力向上研修会での学びについて書かせていただきます。

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 今回の講演会の前に、玉置先生からsociety0.5から考えた教育のあり方についての講演をするよと事前に連絡いただきました。

 正直、私は勉強不足でsociety0.5がどんなものなのかを知りませんでした。だから、先生から事前に連絡いただいたとき、きっとすごいことなんだろうなとしか考えることができませんでした。

 実際に講演会を受けて、いかに自分が勉強不足なのかを知ることになりました。玉置先生はsociety0.5の社会がどうなっていくのかという映像を見せてくださいました。それを見て、様々な技術で便利になるのだなと感じたと同時に、その映像に出てくることがもう実際に実現していることもあることがわかりました。

 どんどんと技術は進歩していきます。それに合わせて、教育も参加しようとしています。子ども一人ずつにパソコン一台という時代が来ようとしています。しかし、私はその流れについていけていません。子どもがパソコンをもって授業を受けている状況も想像できません。そして、そのパソコンをどうやって授業に効果的に使うのかもイメージできません。自分はとても遅れているのだと実感しました。

 また、私はパソコンで勉強することは孤独に勉強することだと思っていました。パソコンの画面と睨めっこするだけなのではないかと思っていました。しかし、実際はそうではなかったのです。個別最適化学習で基礎基本をその子にあったペースで習得する中で、仲間や先生と巻き込んで学習する姿があったのです。

 今回の講演会を受けて、私は「わからない」という言葉の重要さに改めて気づきました。いくらITが充実した授業でも、子どもたちから「わからない」という言葉が出てこない授業は深い学びはないのです。

 ITを駆使してつくる授業のその先は、「活用型授業」だと分かりました。IT技術で格段にペースを上げることができ、余った時間を習得した知識、技能を活用できる力を育てる授業を作るべきなのです。

 そのために、私は社会の流れに敏感になり、子どもたちの力をどれだけいかせるかを考えることのできる教師になりたいと改めて感じました。(矢崎)

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 今回の教育研修会では、GIGAスクール構造のお話やSociety 5.0のお話など、これからの教育現場がどのように移り変わっていくのかについて考えることから始まりました。

 ドローンが荷物を運んだり、冷蔵庫が献立を考えたりする、そんな未来を予想して作られた動画を見て、先生から「未来は楽しみですか?」と聞かれた時、私は本心から「楽しみでは無い。不安だ。」と感じました。どう考えても今より便利になることは分かっているのですが、見たことの無い機械やAIによって支えられる生活は、あまりにも実感が湧かなくて不安になってしまったのです。

 後から冷静になって考えてみると、それは今のまま、自分が知っている世界が良い、と思う気持ちだったのだと思います。新しいことを始めたり、新しいツールを使うのは勇気が要ります。けれど、新しい物事に挑戦すると、それまで出来なかったこと、不便だと気付かなかった不便さなどが解消されていく可能性があります。慣れ親しんだものだけを使い続ければ、失敗するリスクは減るでしょうが、新しく改善されることや新しい発見はありません。

 私がもしも教員になれたら、その時出会う子ども達には、進化し続ける世の中を自分の力で生き抜いていく力を身につけて欲しいと考えています。その為には、まずは私自身がもっとアンテナを高く持って、情報に敏感に、新しいものに怯まず挑戦する心を持たなければ、と気付きました。

 また、タブレット学習やネットを活用した学習が本来の意味を発揮するには、教員がそれらのツールで何を子ども達に学ばせたいのか、明確な目的意識を持つ事が大切なのだと学びました。

 セミナーの中で、子どもがわからない、と呟くことの出来ないクラスでは、ICTを導入したところで意味がない、というお話がありました。電子黒板などもそうなのですが、最先端のツールを用いた授業ではどうしても子ども達のコミュニケーションが取りづらくなり、タブレットと子どもの一対一で授業を受けているように見えてしまいます。

 しかしそうではなく、わからないところはわからないと言い合い、互いに学び合うような授業も、タブレットを上手く活用出来れば実現可能なのだとわかりました。自分なりの考えを持ち、自分の言葉で伝え合う大切さを学べるような学級を、ICTの力を借りながら作っていきたい。今だからこそできる学級経営に挑戦していきたい。そんな思いが生まれたセミナーでした。玉置先生、大治町教育委員会の皆さん、ありがとうこざいました!(遠藤)

【20200123指導助言】尾張旭市立城山小学校(玉置)

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 今年度2回目の尾張旭市立城山小学校での指導助言。ゼミ生6名参加。

 校長室で指導案を元に学生と共に教材研究。13時45分から2年生算数の授業参観。教師と子どもとの関係づくりはしっかりできているからこそ、子どもの発言をどう生かすかにポイントがある授業。前時との本時との違いが子どもにはやや明確ではなかったので、多数のアイデアが出てとてもよいのだが、前時の考えのままであった子どもがいたのは残念。

 校長室でゼミ生から情報をもらいながら、指導助言内容を検討。新企画生まれる。ゼミ生の記録をもとに授業を再現することに決めて会場へ移動。

 15時から16時まで指導助言。ビデオと学生の再現をもとに、教師の反応の在り方について助言。写真をもとに授業展開のポイントを皆さんに伝達。最後は例のビデオを見せて終了。校長室で授業者に具体的にレクチャー。

 ゼミ生が授業をしっかり記録していることで随分助けられた指導助言。ゼミ生に感謝(玉置)

12月26日真打会での学び(生田、酒井、矢崎)

 こんにちは5期生の生田、酒井、矢崎です。今回は12月26日に行われた真打会での学びについて書かせていただきます。

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 こんにちは!最近断捨離をしたくてしょうがない5期生の酒井です(笑)

 ちょうど1年前もこの会に参加させていただいたのですが時の流れのあっという間さを感じました。と、いうことで学んだことを書かせていただきます。

 今回は玉置ゼミの先輩である中田先生と牧野先生の授業を観させていただきました。

 中田先生は5年生の社会の授業をしてくださいました。中田先生の授業にはあっと驚くしかけのあるプリントや、エンターティナーのような話し方など楽しみながら学習ができる工夫がたくさん散りばめられていました。楽しくてわくわくする気持ちにさせる素晴らしい力をお持ちだなあと感じました。さらに前座会の方々と話題になっていた気づいてほしいこと、キーワードを自然に子どもたちから出させる難しいかしさも感じました。どう言うかも重要ですがタイミングも同じくらい大切なのだろうと思いました。

 牧野先生は道徳の授業をしてくださいました。授業を観る前に自分たちで授業展開を考える時間をいただいていたので自分たちが考えたものと比べながら観させていただきました。特に授業の初めに難しい語句の解説を無駄なく確実にやっていらっしゃった点は勉強になりました。展開中盤の全体交流への流れも仲間の意見を聞きたくなる雰囲気をつくり大変スムーズに行われていました。1人ひとりの言葉や行動をとても良く観た上で行われ、テンポも良く、展開の仕方はもちろん他のこと学ぶことができました。何より授業が終わった後様々な先生方のところへ行ってアドバイスを受けている勉強熱心な姿に感動しました。
 
 最後の大西先生の言葉にもあった通り、より良い授業を子ども達と作り上げるためには学び続けることが必要です。改めてこのような素敵な場に参加できていることを有り難く感じました。授業をしてくださったお二人、前座会の方々、真打ちのみなさん、EDUCOMの方々、本当にありがとうございました。

 情けないことにまだ勉強に身が入っていませんが学び続ける教師になるために、スタートラインに立てるように、頑張るぞ!(酒井)

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 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は真打会に参加した感想を書かせていただきます。

 私は今回、真打会に初めて参加させていただきました。

 まず最初に道徳の資料をゼミ生で教材研究をしました。4期生の先輩方とグループを組ませていただいたので、自分にはない考えを聞くことができました。また、先輩方は私たち後輩の意見をまとめつつ、話を進めてくださいました。こういう力を私もつけたいなと思いました。

 そして、中田先生の模擬授業となりました。情報に関することを題材とされていました。とても難しい題材だなと、子ども役をやらせていただきながら思いました。教師が工夫しなければサラッと流れてしまう、面白味のない授業になってしまいます。

 しかし、中田先生は授業にとても面白い仕掛けを用意していらっしゃいました。授業の折り返し地点に実はクラスで事前に2つに分かれたグループは、学級の良いニュースと悪いニュースをつくるグループに分けられていだということがわかり、子ども役をしていてとても驚きました。こんな仕掛けを考えられる中田先生はすごいなと思い、自分もこんな仕掛けを思いつけるようになりたいと思いました。

 中田先生の授業に対して、和田先生は子どもの驚きをもっと活用しなくてはいけないとおっしゃいました。たしかに、驚きは発見ですから、それを活用するべきだと感じました。授業の山場をどこに持ってくるのかはとても大切であり、難しいことだと思いました。

 二人目の牧野先生は「絵葉書と切手」を題材として模擬授業をしてくださいました。牧野先生は定型外郵便物とはどんなものなのかを最初に解説してから授業を始めていらっしゃいました。

 ついつい、忘れてしまいそうな事ですが、これが大切なのだと和田先生はおっしゃいました。「考えのキーワード」をちゃんと説明しておくことは必要不可欠だと学びました。

 また、2つの両極端の気持ちをメーターを使って牧野先生は子どもに示させる仕組みを作っていらっしゃって、面白ろく、子供が興味を持てる仕掛けだと感じました。

 そして、和田先生は子どもたちが「どうしてその行動を取ろうと考えたのか」ということに重きを置くべきだとおっしゃいました。そのために、ゆさぶりの言葉をよく考えなくてはいけないのだとおっしゃいました。

 今回の真打会で改めて、「ゆさぶり」の難しさを感じました。正直なところ、私は「ゆさぶり」を考えることは得意ではありません。ですが、その「ゆさぶり」があるかないかで、授業の深さは大きく変わることが改めて分かりました。今後も色々なセミナーを受けていく中で、言葉の引き出しを多く持てるようにしたいです。(矢崎)

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 こんにちは!5期生の生田朋也です。2020年の目標は「人の話を聞く」「待つ」です。せっかちな私にとって1番必要なことだと思いました。

 さて今回は12/26に行われた真打会で学んだこと、感想を書いて行こうと思います。

 まず初めに中田先生の道徳の授業からでした。中田先生の通りのいい声、ちょうどいい速度の話し方、そして見た目からは予想のできない柔らかいキャラクター、そして一つ一つの切り替えしが意味のあるもので、ベテランの教師にしか見えませんでした。

 題材は情報の送り手として、受け手として考えるものでした。題材はなかなか面白いものでしたが、情報は現在進行形ですすむもので、子どもと大人の情報に関しての考え方には、とても大きなギャップがあるので授業としてやるのはかなり難しいものとなってきていると思います。

 中田先生は右のグループ、左のグループとある資料をよんで、右のグループは良いこと、左のグループは悪いことをよみとるといった、同じ資料から違う視点で読み取るという作業を行いました。この時自分達は同じ資料でも、読み取る視点が左のグループ、右のグループで違うことは知らされませんでした。そしていざ発表になった時に気付きました。とても驚きました。捉える視点の違いでこうも発表内容が違いとはとても驚きました。このとき中田先生の一つ褒めて作業に移るやり方はどんどんやる気、興味がでてきていました。これは子どもたちのことをしっかり見ているんだなと思えました。自分も実習でなかなか子どもの驚き、うなずきに気付ける余裕がなかったのでしっかり子どもの様子を見ていけるような余裕をもてるようにしていきたいです。

 次の牧野先生の道徳は絵葉書と切手というお話です。牧野先生は発言にとても興味を示していて、そして発言が出たら「何でそう思ったの?」と笑顔で聞いてくれたり、質問内容が明確であり、一つ一つ褒めてくださったり、こちら側としても発言しやすくなるような雰囲気を作ってくださいました。安心してなんでも言い合えるクラスを目指す自分にとって牧野先生の姿は目指すべき姿の一つでした。

 最初に定形外郵便物の説明で考えるべき内容がすぐわかりやすかったです。自分だったらここを後から説明してしまうかもしれません。恐らく子どもだったら「これなんだろう?」と気になり話しどころではなくなってしまったり、考えにくくなってしまう可能性もあります。そして自分が一番印象に残ったのはゆさぶりの場面です。「お金を返して欲しいから言ってるんじゃないの?」という場面です。自分はうーんと迷っていましたが、和田先生によると子どもにこれを聞くと「料金がでてくると数値の問題に思考がいってしまう。」と仰っていました。たしかに「何円?」といった発言がありました。子どもなら「◯円ならいいんじゃない!」など話がそれてしまいかねません。何気ない一言が大きくズレを起こしてしまう可能性もあるのだなと思いました。
 
 自分は実習でも道徳をもっとやっていきたいと思いました。なによりも子どもの考え、思い、性格がよく見えるからです。しかしそれもやり方次第では大きな意味をもつし、学びが少なくもなってしまいます。今回はそういったことも学ぶことができました。そしてなによりも教師の人間性、クラスの安心感は道徳に限らず全ての授業で大事なことだなと思いました。
 
 このような学びの場を設けてくださった玉置先生初め、授業をしてくださった中田先生、牧野先生、真打会の皆様ありがとうございました。(生田)

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【20200122講演】学校改善をはかるマネジメント能力の育成〜ミドルリーダーへの道〜セミナー

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 会場はTKPガーデンシティ鹿児島中央。主催は独立行政法人教職員支援機構。全体テーマは、学校改善をはかるマネジメント能力の育成。主務者は天笠茂先生。

 11時10分から12時までの50分間は、僕が「ミドルリーダーへの展望と期待 これからの学校におけるミドルリーダーシップ」と題して講義。これまで自分が会ってきた優れたミドルリーダー例を話ながら、イメージを高めてもらう。

 天笠先生らと昼食。学校マネジメントの実際についていろいろと情報を得る。有意義な時間。

 13時から14時40分まで、講義・演習「学校経営・教科経営の考え方・進め方 学校教育目標との関係を探る」を僕が担当。用意した共通課題の解決策をグループごとで話し合い交流。いわゆるワールドカフェ。意欲的な参加者で、どのグループも良い話し合い。課題設定が良かったと自負。鹿児島特有の課題もわかって自分も勉強になる。

12月26日 EDUCOM真打会での学び(二村、北神、宮野、森)

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 こんにちは!5期生の宮野です。真打会に今回初めて参加させて頂きました。同期のゼミ生から、とても勉強になり、教材研究の仕方が分かると聞いていたので、すごくワクワクした気持ちで参加させて頂きました。

 学んだことは主に2つあります。1つ目に、授業の中でどこに時間をかけるか明確にすること、2つ目に、道徳の際は、考える条件を整えることが大切だということです。どちらも和田先生がおっしゃっておられた言葉です。

 1つ目に関しては、児童のなるほどという気づきの部分を予め授業の中に作っておき、そこに時間をかけるようにすることが大切だと言っておられました。はしる部分と止まる部分を作ることでシャープな授業になるとのことです。このようなことを意識しながら今後、授業づくりを行いたいと思いました。

 2つ目に、道徳に関しては、考えるための条件を整えることが大切だということです。今回の道徳の授業であれば、定形外郵便物というワードです。考えに関係してくる部分は端的に、授業の初めの方で分かりやすく説明することが重要だと和田先生は言っておられました。以前、道徳の研究授業をみせていただいた際、場面状況の説明がなく、子供たちの考えの深まりがあまり見られなかった授業を思い出しました。いかに条件を整えることが、子供の考えを深めるために大切か、納得できました。

 今回の真打会を通じて、具体的な授業づくりのコツを教えて頂きました。これから真打会に積極的に参加したいです。また、ゼミの1期生の先輩方の授業を見させて頂き、声のかけ方や問いかけ方、授業の進め方の素晴らしさに、私もこのような姿で子供の前に立ちたいと思いました。そして、ゼミの授業やセミナーを私なりにコツコツと前向きに取り組めば、先輩方に近づけるのではないかと希望が持てました。 授業者の中田先生、牧野先生、EDUCOM愛知本社の方々 はじめ、この会の関係者の皆様、そして玉置先生今回は、このような貴重な学びの場をありがとうございました。(宮野)

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 こんにちは!5期生の二村です!今回は12月26日に行われた真打会で学んだことを書かせていただきます。

 玉置ゼミ一期生の先輩方に模擬授業をしていただき、子ども役をやらせていただきました。その中で学んだことが二つあります。

 一つ目は子どもたちの驚きの反応があった時がチャンスであるということです。授業をしてくださった中田先生はプリントを2種類準備しておき、そのプリントには違う内容の発問が書かれてあり、その発問の違いを利用して対話を生むという技の光る授業をしてくださいました。

 プリントの発問に違いがあることを知った時、子ども役から驚きの声や反応が自然と出ました。そういう場面では、教師は喋らず、子どもたちに委ね、子どもたちの言葉で広げさせていくことで、大切なキーワードが自然と子どもたちから出てくるということを学びました。そうすることで、子どもたちが見つけた言葉で授業を展開していくことができることを教えて頂きました。まず、教材研究の段階で、山場を理解しておき、その場面では時間をかけて児童生徒の意見を聞くことが大切であることを学びました。

 二つ目は道徳の授業は条件を整えることと子どもの変化を見ることが大切ということです。条件を整えるというのは、難しい単語を説明するということです。意味を最初に確認しておくことで、自分の考えを追求していくことに集中することができたり、よりはっきり自分の考えを持つことができます。考えに関わってくる部分は始めにおさえてあげることの大切さに改めて気づきました。

 発問の違うプリントを2種類準備することや心情円盤を使うことで、子どもたちは授業に引き込まれ、意欲的に取り組む姿が見られました。教師の工夫がある授業は子どもを引き込むことができるのを実感し、教材研究の時子どもたちがどんな反応するかを考えながら準備することが大切だと感じました。また子どもたちの変化や反応を見て、つないでいくことの大切さを身をもって実感したので、授業をするタイミングがあったら意識して実践していきたいです。

 このような場を与えていただいた玉置先生、授業をしてくださった前座会の先生方、真打会の先生方ありがとうございました!(二村)

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 こんにちは。準ゼミの森です。EDUCOM愛知で行われた真打会での学びについて書きたいと思います。今回、初めてセミナーに参加させていただいたのですが、ご指導された先生方はもちろん、授業なさった現場の若い先生方のレベルの高さに驚き、本当に深く学ぶことができた機会でした。

 情報の授業では、子どもたち自身の言葉や経験で授業をつくっていく大切さを学びました。情報メディアが広く普及し、子どもたちも気軽に使えることが当たり前の現代で、情報を発信する側として、また受け取る側としてどうしていかなければいけないかを、自分のこととして捉えられる工夫が多くありました。クラスについて、自分がテーマとするニュースを伝えるため元の情報から何を選び、まとめ、受け手に伝えるのかを考えることの難しさは、今回のような活動を通してでないと子どもたちの印象に残らないと思います。
 既製品のビデオ教材や教師が一方的に講義形式に伝えるだけでは、子どもたちは自分の問題として捉えることができず、学びが深まることはないと思います。今回、児童役としてこの授業に参加させてもらいましたが、ニュース原稿を1人ひとり読み上げているときの「え、自分がまとめた内容と違う…。どうしてだろう。」と不安な気持ちと、実はテーマが違ったと知ったあとの「あぁ、そういうことだったのか!何を伝えようとするのか違えば同じ情報でも違った捉え方になる。だから1つのニュースだけでなく様々なニュースを見て自分で判断することが大切なんだ!」と感動した子どもの自発的な発想や気づきを体感することができました。

 このように子どもの思考を誘導するためには、教師が、自分が話したいところを我慢し、「だからどうなるの?」などとより深める発問をして子どもから出させたキーワードをつないでいくことが大切なのだと思いました。

 また、道徳の授業では、可視化された板書や、子どもたちが考えたい!と思える心情円を用いて、目指す道徳的価値は同じだけど揺れ動く主人公の人間的な思いをみんなで深め合うという、実際に見たのは初めての工夫がありました。ここまで素晴らしいと思えた道徳の授業は今までにありませんでした。発問が数個あって、教師が用意した価値に順に近づけていくという授業法から抜け出せなかった私にとっては、資料を途中まで読み自分だったらこの後どうするかや、その理由を意図的な補助発問によって深く考えさせたり、手段ではなくその背景にある心情を深めるため子どもに揺さぶりをかけたりするなど学ぶことが本当に多くありました。

 今回学んだことを自分のものとして生かしていけるよう、これからも自分から積極的に学びに行きたいと思います。現場に出れば忙しくて十分に教材研究等をする時間もないので大学生の間に授業のパターンを多く知っておき、自分の引き出しを増やしていきたいと思います。(森)

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 こんにちは!五期生の北神です。今回は12月26日に行われた真打会での学んだことについて書きます。

 情報の授業は、事前に何人かの先生に行った「5年3組はどんなクラスですか」というインタビューをもとに、5年3組についてのニュースを書いて発表するというものでした。この授業で一番工夫されていたのは、「5年3組は問題のあるクラスだ」というニュースを書くグループと、「5年3組は素晴らしいクラスだ」というニュースを書くグループに分けられていたことです。しかも、私達子ども役は、それを知りませんでした。お互いに発表をした時に気づきました。「ん?」「あれっ?」「何かおかしくない?」という声が飛び交い、先生が何も言わなくても、「どんなテーマだった?」と、自然と交流をしていました。今回の授業の山場はここでした。このように、子ども達が反応した所を山場にして、揺さぶりをかけると、子ども達にとってより身になる授業になるということを学びました。

 道徳の授業は、『絵葉書と切手』という教材を用いて、友情について考えさせる内容でした。主人公は、送ってくれた絵葉書が定形外郵便で切手の料金が不足していたことを友人に伝えるかどうか迷います。今回の授業は、その場面を中心発問としていました。私が授業者だったら、「伝える」派と「伝えない」派に対立させて考えさせ、最終的には「伝える」派を後押しし、間違っていることを伝えられることが友人だという方向に持っていったと思います。しかし、和田先生の話をお聞きして、どちら派でもいいのだなと思いました。大事なことは、手立てを決めることではなく、友人とずっと仲良くしていくために自分はどうするのかを考えることです。だから、どちらかが◯でどちらが×というわけではありません。また、違う立場の仲間の意見も聞きながら、どちらも友人と仲良くしていきたいと考えていることに気づかせることが大切だと学びました。

 貴重な学びをする機会を頂きありがとうございました。(北神)

12月26日真打会での学び(山田・安部・中澤)

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 こんにちは。4期生の山田、安部、中澤です。寒さが日に日に増してきました。学校ボランティア行くと、子どもたちの元気な声で寒さなんか吹き飛んでしまいます。子どものパワーはすごいなぁと感じています。クリスマスの翌日、EDUCOMにて、学びの大きなプレゼントをいただきました。12月26日に行われた、真打会での学びを書きたいと思います。

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 こんにちは、4期生の山田です。今日は先日の真打会からの学びを書きたいと思います。

 今回模擬授業をしてくださったのは、中田先生と牧野先生です。

 どちらも玉置ゼミ一期生の先輩とお聞きして一方的に親近感を感じていたのですが、感じていた親近感が吹き飛ぶほど圧倒的な授業力の差を見せつけられたように感じました。模擬授業は4年生が後期ゼミでやっているのと同じ20分間なのに、わたしの模擬授業とは内容の濃さが全然違うなと感じました。子ども役の反応や発言を拾いながらも、サッと走らせるところと止まってグッと深めるところを使い分けながら授業を展開していたからだと思います。この授業のメリハリがわたしに足りていない所だなと感じ、それが自然とできているお二人はさすがだなと感じました。

 また、お2人ともに共通して、授業中の子どもを本当によく見ているなあと感じました。子どもを褒めるプロの田中先生は、子どもがプリントをもらったときの小さな「ありがとう」の声も聞き逃さず、すかさずクラスに広めます。何かの作業の前に必ず1つは誰かを褒めてクラスに活気を持たせていました。子どもの気持ちを引き出すプロの牧野先生は、子どもの発言の中の「〜だけ」「〜だけど」という言葉にもうひとつつっこんで、さらに発言を深めます。わたしが課題としている「ものわかりの悪い教師」が自然とできているなと感じました。

 こうして振り返ってみると、お2人が実践されていた授業技術は別に目新しいことではなく、私たちが玉置ゼミで既に玉置先生から教わったことばかりです。それでもこんなにもわたしとは違って偉大に見えるのは、その授業技術一つ一つがしっかりと自分のものになっているからだと思います。わたしはいわばまだ服に着られている状態なのだなと感じました。ゼミの模擬授業でも失敗ばかりですが、何度もトライしてお二人のように自分らしく使いこなせるようになりたいです。

 玉置先生と和田先生と行った授業の振り返りでは、道徳科において「考える条件を整える」という学びが特に印象に残りました。例えば、お母さんが病気の時と元気な時では、主人公の行動に対する心情は違います。子どもたちがそのもととなる条件をしっかり共通理解できてから、考え、話し合うことが大切と学びました。

 今回模擬授業をしてくださったお二人、真打会に参加されている方々のような、現役の教員になってからも学び続ける姿勢、わたしも4月から大切にしていきたいです。関係者の方々、今回もたくさんの学びをありがとうございました。(山田)

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 こんにちは。4期生の安部です。真打会に参加させていただきました。今回はなんとゼミの先輩、1期生の中田先生と牧野先生が模擬授業をしてくださいました。3年目のお二人があれほど素晴らしい授業をされて、私も3年後あんなふうになりたいなぁとつい考えてしまいました。また、先輩方の素晴らしい授業の裏には、毎日の努力の積み重ねあってこそのものなのだろうなぁということを実感しました。お二人の授業から学んだことをそれぞれ書きたいと思います。

 まず、中田先生は生活科で、「情報をいかす私たち」という内容の授業をされました。自分たちのクラスの様子をインタビューしたメモを元に個人で記事を書く、という、とても新しい発想の授業でした。授業を受けていてもとても面白い内容のもので、自分も教師になって、実践してみたいなと思ってしまいました。

 さらに、記事を書くテーマがあらかじめ二つに分けられていたことを知った瞬間は「そういうことか〜」という言葉が思わず出てしまうほど驚きで、とてもわくわくしてしまいました。

 授業後の深掘りで先生方がおっしゃっていたこと、また私が他のゼミ生と話す中で得た学びは次の通りです。

 授業のどこかで、違いが生まれる場面をつくるのはとても大切。違いが生まれると子どもの口から「えっ、なんで?」という言葉が自然に出てきて対話が生まれ、追求し始める。そうすることで、子どもの言葉によって授業が進んでいき、考えをさらに広げ、深めていくことができる。

 違いというのは今回の授業でいえば、「素晴らしいクラス」と「問題の多いクラス」の2つのテーマに分かれているということです。テーマがそれぞれ分かれているという事実が後から発覚した、そのときの感動というのは実際に授業を受けていて、とても大きいものでした。この子どもの気持ちが動く瞬間を逃さず、この場面で教師が何を問いかけるかはとても重要だなということを感じました。

 次に、牧野先生は道徳で、「絵葉書と切手」という資料で授業をされました。この資料は定形外の葉書の場合、余分に料金を払わなければならない、という少し難しい内容のものでした。しかし、牧野先生は子どもがそれを理解するのが難しいと考え、あらかじめ、定形外のことを簡単に説明していました。この配慮はさすがだなというふうに思いました。授業後に、和田先生がおっしゃっていた、「道徳では、最初に条件を揃えることが大切、全員が同じ土俵に立って考えられるようにすることが大切」ということがきちんとできていて、関心してしまいました。

 また、牧野先生は普段から自分の授業の反省として、子どもの意見を一生懸命聞くあまり、話している子と一対一でのやりとりになってしまうことが多いということをおっしゃっていました。まず、自分の授業をそこまで客観的に評価できていることが素晴らしいなという風に私は思ってしまいました。他の先生方からは以下のような助言がされました。

 子どもの発言を教師が受け止めるだけではなく、その意見をそのまま全体に投げかければよい。「今、言ってくれたこと、分かる人?この気持ち共感できるなっていう人?」というように全体に広げ、共有することで、自然と他の子どもからつぶやきが出て、一人の意見が学級のものになっていくのである。

 私は牧野先生の授業を生徒役として実際に受けていて、先生と子どもの一対一のやりとりになっているとは思いませんでした。しかし、今発言した子のことをみんなはどのように感じているのかな、共感する子はどのくらいいるのかな、聞いてみたいなという気持ちになることはありました。子どもの発言を橋渡しするのは教師だと思います。今回の牧野先生の授業を受けて、その重要さがよくわかったので、自分も実践してみたいと思います。

 今回もより多くのことを学ぶことができました。授業をしてくださった、中田先生、牧野先生、また関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は12月26日に行われた真打会で新たに学び得たことを記します。

 今回学び得たことは二つあります。『驚かせたいことに関しては、驚かせるまで忍耐強く黙ること』と、『情報の授業の大切さ』です。

 『驚かせたいことに関しては、驚かせるまで忍耐強く黙ること』について記します。授業者である一期生の中田さんは、子どもたちにニュース原稿を書かせて、発表しあうなかで気づいたことを出しあい、違和感を十分に感じさせたときに、実はニュース原稿を書かせる指示が書いてあるプリントが、クラスの半分だ違うものになっているという仕掛けを披露しました。授業者としては、子どもたちが自分の考えた活動に乗っかっているのか心配になり、口を滑らす心理がよく働きます。私は、中田さんは、まさに生きている子どもの反応をその場で取り入れて授業をしていたと感激しました。他者に何かしら働きかけるときに今回学んだことを活用していけるように努力をしていきたいです。

 『情報の授業の大切さ』について記します。今回、情報を受けとる立場から発信する立場になることで、作り手しだいで情報が正確でなくなりやすく、正確でない情報を無意識に受け取ってしまうことを自覚するという授業が行われました。これからを生きる子どもは勿論大人も、本質を見失った情報で物事を考えてしまい、結果いらいらすることが増えて、幸福感が減ってしまいます。そうならないためにも、情報の作り手の視点にたち、今自分が見ている情報に対してどう考えるのか、このような力が授業者にも求められ、子どもたちにとっても大事になると私は考えました。

 今回も素敵かつ贅沢な学びの場に参加させていただき、ありがとうございました。中田さんと牧野さんをはじめ、関係者の方々に敬意を抱きます。(中澤)

12月24日大治町教師力向上研修会の講演を受けての学び(竹内・関口)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は先日参加した大治町教師力向上研修会の前半、玉置先生による講話について書かせていただきます。

 玉置先生の講話では、主にこれからの学校教育の在り方について話されていました。その中でも特に「GIGAスクール構想」、「個別最適化学習」、「Qubena」という3つの単語が印象的でした。

 私は今回の講話を聞く以前から、玉置先生より「これからの学校教育ではICT機器を当たり前のように用いていかなければいけない」と聞いたことがあります。そして現在、タブレット等を用いた個別に最適な学習(個別最適化学習)をすることが従来の一斉授業より効果を出しているのが現状です。こういった結果もあり、文部科学省では、個別最適化学習を全国の学校教育で実現するために、「GIGAスクール構想」という1人1台にタブレットやそれに伴うネットワーク環境の整備していこうとしています。

 今回の講話を聞くまで、私は個別最適化学習とは、児童生徒が画面と向き合ってひたすら問題を解くだけの授業だと思っていました。しかし、麹町中学校での「Qubena」というソフトを用いた個別最適化学習の映像では、児童生徒がタブレットを用いて個別で進むにも関わらず、分からない所は自然と話し合ったり、相談していたりしていました。私の想像していた分からない問題、苦手な問題をひたすら解くというパターン学習ではなく、これからの授業の在り方の具体例だと思いました。

 私は今回の講話を聞いて、これからの学校教育は私たちが受けてきた学校教育とは、ICT機器の必然性など、かなり異なってくると感じました。そういった時代の変化に対応していくためにも、新しい物を否定するのではなく、積極的に興味を持ちたいと思います。玉置先生、大治町教育委員会の先生方、今回参加をさせていただきありがとうございました。(竹内)


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 こんにちは!4期生の関口です!私は後半戦の授業づくりについて書きます!

 後半は、玉置先生の投げかけから始まりました。「1時間で1問を深める授業がよくある。しかし、1問の利用題だけで今後役立つ活用力は育つのだろうか。活用題においては答えを出せば終わりという授業になっていないだろうか。」

 活用する場面が多い授業にするにはどうすればいいのでしょう。逆思考の授業づくりをもとに、班で子どもに5年生の算数科、「整数」の単元である「公倍数」の授業の最後でなんと言わせたいかを考えました。

 そして、和田裕枝先生の模擬授業を観ました。和田学級には、3つのルールがあります。1つ目は、人の話は最後まできくこと。これは思いやりです。2つ目は、反応すること。先生が何か見せたらぼーっと見るんじゃなくて感じます。3つ目は、人と違う言い方をすること。これは、しっかり人の話を聞いていないとできません。

 この3つのルールをすでに子ども役は習得しているとして授業が始まりました。まず、簡単な表で公倍数を復習して、最小公倍数と公倍数の違いを丁寧に子どもに復習させました。丁寧なのにそのスピードはとても早く、みている側も常に頭がフル回転でした。その後、利用題を提示して、子どもの反応をみながらつまずきを拾います。「なんで長方形から正方形ができるんだろう」という子どものつまずきに対して、黒板で長方形の磁石を1人1つずつ並ばせました。

 少しずつ形ができてくると、「なんで」と思っていた子どもが「もっと磁石があれば作れるかも」という反応に変わっていきました。「できそう」とみんなに思わせてから一人ひとりにタイルを配り正方形を作らせます。机間指導では「どうして正方形っぽいのか考えて」「これ使ってみたんだ」「順番に」「こっからやってるんだ」とオープンカンニングを行われていました。

 全員が正方形を作り終えたあと、子どものつぶやきを拾いました。「みんなのを集めれば大きい正方形ができる」この発言から、時間を2分与えて子どもに好きなように作らせました。その間も正方形は縦横が同じ長さになることをおさえ、「どこがぴったりなの?」「カードがあと何枚あったらできそう?」と子どもに投げかけていました。

 そして、24cm、48cm、72cm、9cmの正方形を見つけさせると最初の利用題がどう変われば求める答えはこの4つのそれぞれになるかを考えさせました。例えば24cmであれば「1番小さい正方形」と変えます。ここでも最小公倍数について触れられてました。また、48cmなら「2番目に小さい正方形」とする。96cmなら「4番目も言えるね。もっと簡単に、〜cmに〜正方形って言えるんじゃない?」と子どもに考えさせ、「100cmに近い正方形」という言葉を見つけさせました。

 最後にいよいよ活用題に移るのですが、活用題を解くのではなく、活用題の最後の文を子どもたちに考えさせました。私たちも考えました。私は「12時近くに同時に吹き上がるのはいつですか」という問題にしました。この問題は、先の「100cmに近い正方形」という発想がなければ出てこなかったものだと思います。

 以上が簡単な授業の流れです。子どもたちから出てくる言葉で授業が進み、一見子ども役が優秀すぎるようにも見えますが、その言葉や考えを引き出す布石がたくさんたくさんありました。また、キーとなる発言には、「よく聞いてよ」と特に子どもに注目させたり、ゴールに繋がらない発言は板書しなかったりと無駄のない授業でした。

 正直あの教材をみて、私が考えた子どもに言わせたい言葉より先の先の先の授業で、どれだけ授業研究に時間をかけても私には思いつかない授業だと思いました。次元が違いすぎる、、どれだけ勉強しても思いつくことはないだろうなあとがっかりしていたのですが、玉置先生に知っているだけで違うと声をかけていただき、今回参加できてよかったなと改めて感じました。

 記事の書き方がすごく読みにくくてすみません。最後のゼミでの玉置先生のお話にあった、実際に自分がやろうとして再現できるのか、どこがポイントか自分なりにわかっているのか、メモがどのくらい足りていないかを実感するためにこのような書き方にしました。自分でこれでいいと思って書いてるんだから自分では気づけませんね!ただ読みにくいだけですね!ごめんなさい!それ以前の文章力の問題もありますけどね!ゼミ生にまたご助言もらおうと思います!長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!(関口)

素敵な本と出会って (矢崎)

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 こんにちは。五期生の矢崎です。今回は玉置先生にプレゼントしていただいた、志賀内さんの「京都祇園もも吉庵のあまから帖」の感想を書かせていただきます。

 この本は玉置先生が繋いでくださったご縁で志賀内さんが私への直筆のサインを書いてくださった、とても特別な本です。この本はとっても素敵でした。志賀内さんの文章はスッと私の心に心地よく着地していきます。どんどん本の中の世界へ入っていきました。

 この本は京都の祇園を舞台とした小説です。その祇園で元芸妓さんをしていたもも吉さんが一見さんお断りの甘味処「もも吉庵」の女将をしています。その「もも吉庵」に悩みを抱えた人が訪ねてきて、もも吉さん特製の麩もちぜんざいを食べ、気付けば悩みを吐露している、「もも吉庵」はそんな場所なのです。悩める人にもも吉さんは心を解きほぐす言葉をかけていきます。

 もも吉さんの言葉は人として自分はどうあるべきか考えさせられるものばかりでした。

 もも吉さんは「叱るときには『慈眼』が必要だ」と言います。「慈眼」とは簡単に言えば、「思いやり」です。これは当たり前のことかもしれません。でも、私は叱る時は、叱る側の考えや生き方が主体となりがちと思います。「私はこうやって生きてきた、だから大丈夫。」と相手に伝えているのと一緒ではないでしょうか。それはその人への「思いやり」が欠けています。

 しかし、十人、人がいれば十通りの性格があるのと一緒で、人にはそれぞれの人生があります。その人の今までの人生は叱る側の人生とはまるで違います。だからこそ、その人を「思いやる」ことを忘れてはいけないのです。その人の今までの人生を慮ってその人と対話することを忘れてはいけないのだと学びました。

 また、もも吉さんは「頑張る」と「気張る」の違いを教えてくれました。「頑張る」は「我を張る」こと、自分独りよがりのこと。「気張る」は「周りを気遣って張り切る」ということ、周りの人たちを巻き込んで、助けたり助けられたりして、色々な考えを1つにまとめて自分の力を発揮すること。

 この言葉に私はハッとしました。私はつい、自分に何か任されたときに「頑張って」しまいます。周りにもっと頼ってよ、一人でやらないでと言われます。そんな言葉に私はなんて言葉をかけてくるんだろう、信じられないと思っていました。しかし、もも吉さんの言う通り、私は「頑張って」いたのです。だから、これから、私は「気張る」ことを目指したいです。そして、「頑張る」人に「気張る」環境をつくれる人間になりたいと思いました。

 そして、「ふつう」についても考えさせられました。ご飯を食べる前に「いただきます」を言うこと。食べた後に「ごちそうさま」を言うこと。落ちているゴミを拾うこと。
これらは人として普通のことです。でも、つい忙しく生きていると忘れてしまうことばかりです。でも、そういう当たり前のことができる人を人は見ています。人として当たり前のことをできるようにしていきたいと思います。

 「大事な人」についても考えさせられました。毎日一緒にいる家族、友達、恋人についイライラしてしまうことがあります。それはきっと私が心を許しているから、その人のことをよく考えようとしているからでしょう。

 だからこそ、その人と笑い合う時、気付いてはいませんがとっても幸せなのだと思います。でも、情けないことに、そういった感情はその人を失ってから気付くものです。

 でも、この本を読んで、「相手が幸せなら、自分も幸せ」だということに気づかされました。自分が幸せなら、きっとその人も幸せに感じてくれているということです。だから、どれだけその人と幸せになれる瞬間が多くなるかは私の関わり方にあるのだと思い、「大事な人」に誠実でありたいと改めて思わされました。

 最後に、「苦労」について考えさせられました。人生、生きていれば様々な「苦労」があります。

 それは人それぞれです。他人から見て、一見小さな「苦労」だと思われることでも、その人からしてみれば、とてつもなく大きな「苦労」なことだということもあります。そう、「苦労」に大きいもの小さいものないのだと私は思っています。人の「苦労」を自分のはかりで測ることはできないし、してはいけないのだと思っています。

 そして、小説の中で無轍様が言った「神様がときどき人に苦労を与えてくださる。」という言葉に私は覚えがありました。

 母が亡くなった時に祖母が私に言った言葉だったのです。
「かえちゃん、神様は乗り越えれる人にしか苦労を与えないんだよ。」と。 
 私はその言葉を今も心の中で常に座右の銘にしています。小説の登場人物たちが言っていた、「こんな苦労いらん。いやや。」という言葉。痛いほど分かりました。

 でも、なぜなのでしょう。神様はその「苦労」を私たちに与えるのです。その「苦労」を私たちは乗り越えて「財産」にしていかなくてはいけないのです。これから教師をしていく中で、自分自身はもちろん、子どもたちの「苦労」を見るときが多々あると思います。本当に辛い時、人は月並みの言葉では「苦労」に立ち向かえません。「覚悟」がないと無理なのです。その時に、私はこの無轍様や私の祖母のように、その子に「覚悟」を持たせてあげられるような言葉をかけたいです。そのためにこれからも「苦労」と付き合って、「財産」にしてやろうと思います。

 この本でたくさんの「言葉」をいただきました。私にとってこの本と出会えたことは財産です。志賀内さん、玉置先生、素敵な本を本当にありがとうございました。(矢崎)

【20200117授業】三朝町立三朝中で道徳飛び込み授業(玉置)

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 1月17日、三朝中の依頼を受けて、教材指定で道徳の飛び込み授業をしました。以下は仕事日記の記録から。

 10時50分から、1年1組で道徳授業「新しいプライド」と題して授業。生徒をつなぐことを見せてほしいという依頼を受けていたので、いつも以上に意識してつなぐ。表情豊かな子どもが多く、自然に繋ぎたくなる。また発言内容も豊かで感動。「捨てたプライドと新しいプライドは同じか、違うか」を問いかけ。最後は「働くときに大切にしたいこと」をエレベータートークでしめる。我ながら手応えがある授業が出来た。また大切にしていきたい教材に出会えたことも嬉しい。提案いただいた三朝中へ感謝。(玉置)

さあ勇気を出して一年を過ごしていこうか(中澤)

 新年明けましておめでとうございます。この記事を読んでいただいている全ての皆様の御健康と御健勝を御祈り申し上げます。四期生ゼミ長の中澤佑太です。六期生の皆様はじめまして。今回は、今年の抱負を書きながら、六期生のために自己を紹介できたらなと思います。

 新年を迎えるにあたって、私は一つの目的を掲げました。それは、『この一年間をどう過ごすかによって、私は死ぬまでどう生きていくことになるのかが決まる』です。

 私のことを書く前に他の四期生にも当てはまるなと思ったことを書きます。

 四期生は、この四月から教師という仕事を担う社会人としてスタートをきります。それはつまり一年間に渡る子どもたちとの関わり、毎日の安定した授業提供、保護者との関わり、同業者との関わりをし続けていくことになります。当然そこでは、予想外のことが身にふりかかり、頭を抱えたり、困惑したり、落ち込んだり、理不尽のあまり怒ったりします。失敗の連続になると思います。当然一年目であるという支援もあります。

 しかし、だからこそ私は『この一年間をどう過ごすかによって、死ぬまでどう生きていくことになるのかが決まる』と考えることが大切ではないかと思いました。言い換えれば、予想外の事態に直面するたびにどう考えて、どう感じて、どうするのかが、その後の教師人生での無意識のくせになり、自身がより良い教師になっていくのかが決まるということです。よってこの一年間、毎日を過ごすなかで、一日一日を徹底的に分析することが大事になると考えました。

 さて私の話をします。私の場合は複雑ではないけれど、少し難しいことになっています。とりあえず私のことを知らない人のために、簡潔に玉置ゼミに入った後の中澤を紹介すると、

1,大学二年生以前の記憶、そして三年生の記憶がなくなる。
2,玉置ゼミで学んだことがそのまま自分の性格、思考、判断、表現など人格を形成する要素となる。つまり人格が変わる。
3,小学生のころからの夢であり周囲からも期待されていた教師になるという信念を抱いてきたが、自分を知ることで、名古屋市公務員になるという信念へ変わるというか成長し、来年から東京アカデミーで法律を学ぶなど修行をする。

 このような感じになります。おそらくよく分からないと思うし、そんなことが現実に起こるか信じられないと思われると思いますが、事実だから仕方がない。証人は最低27人はいます。(笑)

 ゼミに入ってから二年間私は様々な恩恵を与え続けていただきました。しかし当然大学を卒業すればそのようなことはありません。(無論一生続くゼミという言葉の通り、相談できる環境があるというだけで贅沢でありがたいわけですが。)

 けれども私は、与えていただいた物事の考え方や能力を駆使した新しい生活スタイルを確立したいと考えています。どんな仲間を何人作るか、人間付き合いをどうしていくか、私はどんな性格でどんな風に日常を過ごし、仕事や課題、目的にむかってどう乗り越えるのかを、これから出会う人達に知られたいのかを作り上げたいと思っています。勿論名古屋市公務員試験当日までどうゼミで培った力を駆使して積み上げていくのかもあります。

 よって、『この一年間をどう過ごすかによって、私は死ぬまでどう生きていくことになるのかが決まる』という抱負を抱くことになりました。この一年間、毎日徹底的に振り返り大切にしていきたいと思っています。

 ここから五期生六期生へメッセージです。

 五期生のみなさん。教採の一年を迎えましたね。皆さんに言いたいことは、『この一年をどう過ごすかで、教師としての自分をどこまで知ることができるかが決まります。』難しいことを言ってるのでなく、自分が教師として本当に生きていけるのか、またどんな困難が待ち構えていて、どう自分は考えて乗り越えていくのかを理解できるのかということです。それがわからなければ面接官も、この人は教師にしておけないなと判断されても仕方がないことになるからです。一年間自分と向き合いましょう。

 六期生のみなさん。ようこそ玉置ゼミへ。皆さんに言いたいことは、『この一年をどう過ごすかで、今後の人生がより幸せになるかが決まります。』玉置ゼミに打ち込めば打ち込むほど今以上に素敵な人になるし、人生変わるよということを言いたいです。玉置ゼミにはそれだけのパワーがあります。あなた次第でそのパワーをどれだけ引き出せるかが変わります。素敵なゼミライフになることを願います。

 ゼミ関係者に現状報告するたびに、良い意味で驚いてもらえる報告をし続けられるように、この一年間挑戦し続けていきたいと思っています。以上で抱負を終えます。お読みいただきありがとうございます。今年も御指導御支援よろしくお願い致します。(中澤)
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2019年11月23日24日・UD学会からの学び(竹内)

 こんにちは。4期生の竹内です。私は先日、筑波大学附属小学校で行われた日本授業UD学会全国大会に参加させていただきました。

 今回はそこで見させていただいた、森本先生による算数授業の検討会について書かせていただきます。

 まず始めに森本先生の授業を見て、4月から教員になる私は、日々の授業の流れから教師の発言や発問の意図を読み取って発言をする子どもの姿に感動し、このような学級で授業ができるように指導をしていきたいと思いました。また、検討会での発言を記す上で、どのような授業だったのかを説明した方が、伝わりやすいと思いますが、正確に伝えるのは難しいので、行われた授業を軽く説明させていただきます。

『カードが○枚のとき、あたり?はずれ?』

 授業の流れは、「1、2」「1、2、3」「1、2、3、4」と連続する数字が書いてあるカードがいくつかあります。出た数字の数を足して、出た数字の個数で割ります。例えば、「1、2、3」なら出た数字の数は1+2+3=6、個数は3個なので6÷3=2となります。同様に、「1、2、3、4」なら1+2+3+4=10、個数は4個なので10÷4=2あまり2となります。そしてここでは、割り切れたら「あたり」あまりが出たら「はずれ」としており、「あたり」か「はずれ」かを求める授業でした。

 また、授業の進め方は2個のとき、3個のとき、4個のときを順に考えていきました。そして、最後に5個の場合、6個の場合と増やしていったときを各自で考えていき、ある子の「真ん中の基準があれば割れる」という発言を基に「2で割り切れる個数の時は、はずれで、割り切れない個数の時はあたり」と一般化したものを授業のまとめとして終えました。

  田中先生、盛山先生からのご指摘は次の通りです。

<田中先生>
・気づいた子、聞く子の上下関係を作らない。
→気づいた子の考えを聞く子に予想をさせる。授業を遠足に例えると、先頭を歩く子に勝手に信号を渡らせてはいけない。授業展開をする上で、教師は勝手に子どもを進めさせない。

・板書を統一する
→7.8のときに7+8=15、15÷2=7あまり1
9.10のときに9+10=19、19÷2=9あまり1
と板書をするならば、
3.4.5のときも3+4+5=12、12÷3=4と書くのではなく12÷3=3あまり3と統一させるべき。

<盛山先生>
・出来る子主体の授業
→3枚の時には成り立つことを様々な子の言葉で深めていこうとしたけど、1人の子が言ってしまった。子どもは言いたがるので、何を言うのかを確認するべき。言ってしまった子の発言についてこれない子もいた。

・教師の発言の統一性
→全体的に雰囲気は良かった。しかし、最後の発問について、最初は「自分の好きな数を調べようよう」と言ったのに、ある子が「基準があれば」という発言に教師が付き合ってしまった。そこは最初に出した指示に従わせるべき。

・子どもの考えを把握するために
→多様な学びを生むためには、子どもの考えを基準させ、何を考えているかを見る。


 授業者である森本先生は、検討会で「どうにかして子どもの言葉で伝わらせたい」と述べていました。私はこれまで、良い授業とは教師が分かりやすく説明し、教師主体で進めるものだと思っていました。しかし玉置ゼミで勉強していく中で、良い授業とは教師主体で進めるものではなく、子どもの発言や活動を主体として進めていくものだと考えが変わっていきました。

 森本先生の授業に限らず、この2日間で授業見させていただいた先生方の授業には「子どもの活動や発言」が大切にされていました。今の自分には到底、真似が出来ないような授業を見ることで、「自分もいつかこのような授業をしたい!」と熱意が増した2日間となりました。教師としての仕事は、楽しいだけではなく、辛いときもあると思います。しかし、そういった時にこそ、この熱意の中で、記されているゼミでのノートや記事を振り返りたいと思います。玉置先生、加藤くん、米満くん2日間ありがとうございました。(竹内)
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12/21.22ゼミ合宿からの学び(矢崎、北神、遠藤、二宮)

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 12月21日、22日のゼミ合宿での学びを矢崎、北神、遠藤、二宮の順で報告します。

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 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は5期生ゼミ合宿の学びについて書かせていただきます。

 初めて玉置先生から、ゼミ合宿が12月にあると聞いたとき、まだまだ先のことだなと思って聞いていたのを覚えています。それなのにもう合宿が始まろうとしている。なんと一年の過ぎるのが早いこと。ということは、教採なんてすぐにやってくるではないかと、恐怖を感じながら、合宿会場へ向かいました。

 一日目は集団討議の練習をしました。私は元々、自分の考えをまとめて話すことが苦手で、つい長々と話してしまいます。今回は長々と話さないことを目標に練習に挑みました。

 集団討論とは、なんと難しいのでしょう。集団で話していると、いつの間にか課題からそれていきます。集団討論で話す人たちは同じ試験を受けるライバルだと思っていましたが、この試験は、人より上を目指そうという試験ではないことがわかりました。集団の中でどれだけ自分の役割を持ち、考えて話ができるかが大事なのだなと感じました。話す中で、やはり緊張してしまい、長々と話してしまいました。まだまだ練習が必要です。予想していたより、はるかに頭が疲れました。体力をつけなくてはと感じました。

 ご飯会はとても楽しいものでした。先生も一緒に楽しんでくださって、自分も子どもたちとこんな風に一緒になって楽しむことができるような先生になりたいと思いました。

 二日目は面接練習から始まりました。面接というものが私は嫌いではありません。勉強が苦手な私にとって、自分をちゃんと見てもらえる貴重な機会だからです。しかし、今回は今までにないほど緊張しました。自分の話す番が近づけば近づくほど、心臓がバクバクなり、そんな自分に驚きました。

 酒井先生や斎藤さん、4期生の先輩方は、とても丁寧に私たちの面接をご指導くださり、自分以外の指導も自分に取り入れなくてはと思うものばかりでした。また、やさしい目で話を聞いてくださり、とても話しやすかったです。しかし、本番は無表情ということなので、無表情に耐えうる精神力をつけなくてはと思いました。先生、先輩方にアドバイスいただいたことを基により良い受け答えができるよう、精進していきたいです。

 二日目の最後は卒論です。何を書きたいのか、どう書けばいいのか決まっていなかった私が、玉置先生とお話をしていくだけで入り口と出口が見えてきました。やはり、先生はすごい人だなと思いました。

 これから、材料集めが始まります。様々な本を読んで、自分の研究にいかしていきたいです。5期生全員で頑張ります。この二日間、多くの学びを得ることができました。

 そして、とっても疲れました。頭の中にたくさんの情報が入っている感覚になりました。ああ、学びを得ることは疲れることなのだと実感した二日間でした。この疲れをより多く教採まで感じることができるように精進していかなくてはと思います。

 そして、この疲れを感じることができたのは、自分の力ではありません。この合宿を企画してくださった玉置先生をはじめ、面接練習のために来てくださった酒井先生、斎藤さん、4期生の先輩方。5期生の仲間。たくさんの人のおかげです。「感謝」を忘れずに、あと半年走り抜けたいと思います。本当に二日間ありがとうございました。(矢崎)

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 こんにちは!五期生の北神です。今回はゼミ合宿からの学びについて書きます。

<集団討論>
 集団討論では、前の人と繋げて話しつつ、自分の主張をすることが大事だと知りました。それを意識して話すようにしましたが、実際にやってみると結構難しかったです。練習を重ねることが大切だと感じました。

 初めに、「新学習指導要領を踏まえながらどのような授業をしていくと良いか」というテーマで討論をしました。しかし、私は、新学習指導要領のキーポイントが思い浮かばず、何について話して良いか分かりませんでした。知識がなければ全く話せないないと思いました。今まで授業で学んできたことをもう一度振り返ったり、文部科学省が出している方針を確認したりしたいです。また、今話題になっている教育のニュースに対して敏感になっておきたいと思いました。

<集団面接>
 合宿が始まる前に、教職の志望理由、目指す教師像や自分の長所など、面接でよく出題される項目に対して、自分はどのように答えるのかを考えました。こんな教師になりたいというイメージは持っていたつもりでしたが、それを言葉にしようとすると難しかったです。先輩方から、「なぜ教師になりたいのか」「どのような子どもを育てたいのか」「どのような教師になりたいのか」というような教育観を固めておくことはすごく大切だとお聞きしました。私は、まだ曖昧な部分があります。この面接をきっかけに、もう一度自分の教育観について考え、具体的に話せるようになりたいです。

 五期生全員が集まったのは久しぶりでした。これまで、五期生みんなで何かをするということはあまりありませんでしたが、今回の合宿は、五期生みんなで仕事を分担して作り上げました。この合宿での学びを活かし、教採全員合格のために、五期生全員で協力し合いながら頑張っていきたいです。

 最後になりますが、玉置先生、酒井先生、斎藤さん、四期生の先輩方、お忙しい中、私達のためにお時間を割いてくださってありがとうございました。お陰様で、とても充実した時間を過ごすことができました。これからもご指導よろしくお願いします。(北神)

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 こんにちは!出来ることなら外に一歩も出ず、布団で一日を過ごしたい五期生の遠藤です。寒さが厳しくなってきましたので、皆さんも風邪などにはお気をつけ下さい。さて今回は、先日行われた五期生ゼミ合宿についてまとめていきたいと思います。

 今回のゼミ合宿で最も印象的なのは、卒論の「はじめに」を書き始めたことです。私は、それまで何となく卒論のイメージは出来ていたので、あまり卒論のことは意識していませんでした。しかし、ゼミ合宿が始まり、集団討論や集団面接を通して様々な教育観を学ばせて頂いたことで、自分の卒論に対するイメージと改めて向き合うようになりました。そうすると、自分が目指す教師像と卒論のイメージがズレてしまっていることに気がつき、結果として、当初予定していたテーマとは異なる題材で卒論に取り組む事になりました。もしもこのゼミ合宿が無ければ、私は浅い考えのまま卒論に取り組み、後々必ず苦しむ事になったと思います。この合宿があったことで、五期生の仲間の教育観や、自分になかった視点を学び、それらを取り入れつつ自分とより深く向き合う事が出来ました。

 集団面接の際は、酒井先生や斎藤さん、四期生の先輩方からも沢山のことを学ばせて頂きました。1分半の拙い私の言葉に対して、様々な視点から助言を頂いて、話の内容や姿勢など自分の至らない点に気付くことが出来ました。これから気をつけたいことは、自分の体験を踏まえ出来るだけ具体的に自分にしか出来ない内容を意識する、ということです。短い時間の中で端的に言葉をまとめる練習を、これから重点的にしていきたいと思いました。

 ゼミ合宿が充実した濃い二日間になったのも、今回のゼミ合宿を支えて下さった酒井先生、斎藤さん、玉置先生、四期生の先輩方、五期生の仲間たちのお陰だと思います。本当にありがとうございました。多くの方に支えられている自覚を持ち、その方々に恩返しが出来るよう、自分に出来る事を精一杯やっていきたいです。(遠藤)

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 こんにちは、五期生の二宮です。今日はゼミ合宿を通して感じたこと2点について書きたいと思います。

 1点目は自分はまだまだ知らないことがたくさんあるということに気づくことができました。集団討論、面接練習をやっている時に、「GIGAスクール構想」のような教育の最新事情、そして面接で自分のことを話しているうちに「先生になりたい自分の気持ちはこれなのかな」と自分の知らないことや疑問が次々に出てきました。教員採用試験まではまだまだ時間はありますが勉強はコツコツやって自己内対話をしていき自分を固めていきたいと思います。

 2点目は同期のすごさです。1年間玉置ゼミ5期生として過ごしてきましたがこの2日間で自分に足りないものを持っている五期生がすごいなと思いました。人は人、自分は自分とずっと思って生きてきましたが、自分の気持ちは弱いのかなと面接練習やゼミ合宿が終わって少し感じていました。生田君が最後に「自分だけが合格できればいいと思っていた。」といったことを話してくれましたが自分も似たようなことを思っていました。だからこそ「分福」を生かして変わるようなことを話していた時、そうやって話せることがすごいし、自分も変わらないといけないなと思いました。今回は生田君でしたが他にも色々な人を見て、5期生のみんなはすごく、自分も変わりたいと思い、改めてすごい人達と出会えたなと感じました。

 2日と終わってみればとても短い時間でしたが、「もっと勉強して先生になりたい」気持ちができました。玉置先生、酒井先生、斎藤さん、4期生の先輩方、5期生のみんな、ありがとうございました。そしてこの気持ちを大切にしながら5期生全員で教採を乗り越えていけたらいいなと思います。(二宮)

12/21、22 5期生ゼミ合宿での学び(大久保、中西、二村、古川、酒井)

 12月21日、22日のゼミ合宿での学びを酒井、二村、中西、古川、大久保の順で報告します。

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 こんにちは!雪が降るのを毎日心待ちにする今日この頃な5期生の酒井です。さて今回は12月21日.22日で行われた5期生のゼミ合宿での学びについて書かせていただきます。

 私は合宿で大きく2つのことを学びました。ひとつは自分の知らない自分の良さについてです。面接練習にあたって事前に質問内容を教えていただいていたのですが、私にはどうしても内容が思いつかない項目がありました。

 それは自分の長所です。自分にとことん自信の私は面接練習中も自分の力の無さに涙が止まらなくなってしました。周りはできてるに「私はなんて弱いんだ」とまた自信がなくなりました。考えれば考えるほどいても経ってもいられなくなり私は指導に来てくださった方に相談しました。そしたら思いだけないことを言われたのです。困ったとき助けを求められるのはすごいことだとおっしゃったのです。これからの社会で生きる上でこの力は必ず生きてくるそうです。今まで人にすぐ助けを求めてしまうのは自分の短所だと思っていたので耳を疑いました。けれど、その方は私に優しく語りかけてくださり、だんだん心が落ち着きました。と同時に自分では全く気がつかない良さに気づかせてくださったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。自分のことをもう一度見つめ直し、教員採用試験に臨むぞ!という気持ちが高まりました。

 2つ目は周りの存在の有り難みです。合宿は玉置先生をはじめ酒井先生、斎藤さん、4期生さんなどの先輩方からたくさんのご指導をいただきました。実体験をもとにした具体的なアドバイスや、豊富な経験や統計的なデータを元にしたお話など、どれもなるほど!と思わずメモを取りたくなることばかりで大変勉強になりました。合宿後の友人に話すとすごいねなどと言われてより、あの環境で学ばせていただけたことのありがたさを感じました。
 
 そして、合宿を共にした5期生の仲間にも感謝したいです。14人だからやり遂げられたしこれからもっと大切にしたと思う瞬間がたくさんありました。お互い至らぬ点はまだまだありますが全員で支え合っていきたいです。

 ゼミ長も言っていた通りこの合宿はあくまでスタートです。気持ちを新たにして教採に向けて精進していきたいです。最後になりましたが、合宿において私たちを支えてくださった全ての方、本当にありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!5期生の二村です。今回は12月21〜22日に行われた5期生ゼミ合宿で学んだことについて書かせて頂きます。

 この2日間を通して、自分の教育観を確立していくことが必要であることを学びました。面接練習をさせていただき、エピソードが弱く、具体的ではないことが浮き彫りになりました。自分の中で、どんな教師になりたいか、どんな学級経営をしたいのか、などのはっきりとした教育観が自分の中に確立されていないので、自分の核を作り、自分のしたい教育を確立していきたいと思います。知識不足だと感じる場面が多かったので、文科省のサイトを見たり、教育書を読むなど、出来ることからコツコツ始めていきたいです。自分と向き合う時間が多く、自分自身を見つめ直すことができました。目を見て話すことが苦手ということが明らかになったので普段の生活から意識して直していきたいです。

 酒井先生、斎藤さん、4期生の先輩方、お忙しい中、私たち5期生のためにお時間を割いて下さりありがとうございました。貴重なお話ばかりでとても勉強になりました。これから教採に向けて取り組んでいく心の準備ができたと同時に、相談に乗ってくださる方がたくさんいらっしゃることに心強さを感じました。

 最後に玉置先生、2日間ありがとうございました。ゼミ合宿が始まる前、不安な気持ちが大きかったです。しかしこの2日間を通して、玉置先生をはじめ、たくさんの方のおかげで成長できたと自信を持って言えます。素晴らしい環境で勉強させていただいてることを改めて実感し、玉置ゼミに入ったよかったと強く思いました。至らぬ点ばかりだと思いますが、分福の精神を常に持ち、14人で支え合いながら教採に向けて取り組んでいきたいと思います。

 教採に向けての第一歩をいい形で踏み出せたと思うのでこれからレベルアップしていけるように環境に感謝し協力して頑張っていきたいです。これからもご指導よろしくお願いします!(二村)

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 こんにちは。スキーにスノーボードと冬を満喫している5期生の中西です。今回はゼミ合宿での集団討論と面接練習の2点について書かせていただきます。

 合宿1日目に集団討論の練習を行いました。最初の率直な感想は、自分の考えを話すことがこんなに難しいのか!ということです。自分が伝えたいことを簡潔に述べるには、最初の一言目で言いたいことを言ってインパクトが残るようにすることが大切だと学びました。

 実際に行ってみて、意見を聞いたり考えたりすることに必死で、出された課題から外れていっても、それに気付くことができませんでした。課題にそった討論ができているかを意識していくことが必要だと感じました。

 2日目の面接練習では、酒井先生と斎藤さん、4期生の先輩方にご指導していただきました。私がご指摘を受けたことは、表情と内容の具体性です。緊張のあまり、表情を意識することができませんでした。表情が明るいと、面接官からの第一印象も良いものになります。話している時の自分の表情を見ることはできないので、鏡などで確認しながら練習していくことが必要だと思いました。

 内容については、どの質問に対しても具体性に欠けた答え方しかできませんでした。具体的な場面や、具体的にどんなクラスにしていくためにどんな指導をしていくかなど、自分の教育観をしっかり持っていなければ答えることはできないと学びました。しっかりとした自分自身が考える教育観をしっかりともってこれからの面接練習に臨んでいきたいです。

 今回の合宿を通して5期生の絆が深まったと感じました。これから助け合いながら14人で教採に向けて頑張っていきたいです。

 面接指導では、酒井先生、斎藤さん、4期生の先輩方に本当にお世話になりました。沢山の方の支えがあって、充実した合宿となりました。このような環境で学ばせていただけることに感謝し、精一杯教員採用試験に向けて取り組んでいきます。酒井先生、斎藤さん、玉置先生、4期生の先輩方、本当にありがとうございました。(中西)

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 こんにちは!5期生の古川です!今回は先日のゼミ合宿を通しての学びについて書かせて頂きます。

 面接練習をする際に、玉置先生はまずは「自分の中で教育観を持つこと」が重要であると教えて下さりました。

 この2日間を通し、初めて卒論や教採の面接などに対して、時間をかけて真剣に向き合いました。その中で自分は何故教師になりたいのか、どんな教師になりたいのか、自分の中にあった抽象的な教育観が少し整理でき、具体的になった気がします。これらは卒業する上だけでなく、自分自身が教員になった時も必要なものであり、多いに役に立つものであると思います。自分の中の教育観をより明確なものにしていくことができるよう、これから本中的に自分自身と向き合っていきたいです。

 今回、玉置先生を始め、酒井先生、斉藤さん、4期生の先輩方がサポートして下さりました。熱心な指導や激励をして下さる姿から、改めて玉置ゼミの温かな人との繋がりを実感し、このゼミに入って良かったなと思いました。感謝の気持ちを日頃から忘れずに仲間と共に切磋琢磨していきたいです。最後に、今回支えて下さった皆さま、この様な機会を本当にありがとうございました。(古川)

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 こんにちは!5期生の大久保です!今回はゼミ合宿について書いていきます。

 私がゼミ合宿で学んだことは、数多くあります。2日間でこれほどまでに学ぶという経験は、これまでにしたことがありませんでした。今回はたくさん学んだ内の2つを書いていきます。

 1つ目は、教員採用試験の難しさです。1日目集団討議というのを初めて経験しました。

・周りの人の話を聞きながら上手く自分の話を発言する。
・どんなテーマにも対応できる知識。

 この2つが大切だと思いました。しかし、私にはこの2つが足りていないと思いました。
ただ、どちらも練習や勉強によって、何とかなるものなので、私は努力していきたいです。

 初めての集団討議でも、落ち着いて発言し、意見をまとめているゼミ生がいました。その姿をみて、とても感心すると同時にとても焦りました。私は0からのスタートです。今まで楽して生きてきた分、人の何倍も努力しなければいけないので、気を引き締めていきたいです。

 2つ目は、私自身の教育観です。2日目に酒井先生、斎藤さん、4期生の先輩方に来ていただき、面接練習をしていただきました。

 面接前に質問内容を教えてもらっていたので、
「なぜ教職を目指したのか」
「どのような教師になりたいか」
などについて考えました。たくさん悩み、考え抜きました。これまで玉置ゼミで学んできたことをぶつける気持ちで考えました。すると、私の中でフワッとしていたものが、固まっていくような感覚を覚えました。

 その考えたことを面接練習で伝えました。アドバイスとして、もっと具体的に、話すではなく語ることを意識するということ、学級について話す際は、面接官がその学級を想像出来るようにといったことを言っていただきました。これらはとても難しいことだと思います。しかし、これから努力を重ねて、良いものにして行きたいです。

 4期生さんからたくさんアドバイスをいただき、思ったことがあります。4期生さんは、5期生の面接をみて、もっとこうした方がいいと丁寧に教えて下さり、面接以外の部分で5期生の悩みを聞いて下さりました。

 本当にカッコイイ先輩方だと思いました。私も一年後には4期生さんのような立場になるのですが、あの様になれることが想像できませんでした。しかし、6期生のためにも、これから学ぶことを生かし、成長して、4期生さんのように的確なアドバイス、全てを包んでくれるような温かさを兼ね備えた先輩になりたいです。

 これから私は本格的に教員採用試験に向けた勉強が始まります。ゴールは、教員採用試験合格ではなく、実際に教壇に立つことです。そのために、教育観をしっかりもち、知識を身につけ、指導力・授業力といったものを学んでいきたいです。

 このような貴重な場を設けていただいた玉置先生、お忙しい中面接練習を見ていただいた酒井先生、斎藤さん、4期生のみなさん本当にありがとうございました。ゼミ合宿での学びを今後に生かしていきます。(大久保)
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12/21・22 ゼミ合宿での学び(生田・杉山・木下・長谷川・宮野)

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 12月21日、22日のゼミ合宿での学びを宮野、長谷川、生田、木下、杉山の順で報告します。

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 私は、2日間の合宿で、卒論に対する意欲を高められたこと、そして面接試験のイメージを掴むことができました。

卒論に関して、合宿前は漠然としたテーマしかありませんでしたが、1・2日を通じて、集中して取り組んだことで、自分がなにを研究したいか、どうしてそう思うのか、最終的に目指すものは何かを明確にすることができました。学校現場でしっかりと活用できるような具体性のある研究にしたいです。そして、自分にとっても、そして同期のゼミ生や聞いてもらった人にとっても、プラスになるような、そんな卒論を書きたいと思います。

 次に面接についてです。酒井先生・斎藤さん・4期生の先輩方から、面接においての重要点をたくさん教えていただきました。いよいよ教採に向けて本腰を入れて取り組まないといけないのだと、スタート地点に立った気がしました。中でも、自分の教育観をしっかりと持っておくことが面接において大切だという言葉が印象に残りました。これからの約半年間、ゼミの仲間たちと切磋琢磨しながら、自分なりの教育観を見つけていきたいです。

 最後に、このような貴重な機会を作ってくださった玉置先生、朝早くから私たちのためにご指導にきてくださった酒井先生・斎藤さん・4期生の先輩方、本当にありがとうございました。玉置ゼミに入って改めてよかったと感じられる合宿でした。これから分福の精神を大切に、教採の勉強に励んでいきたいと思います。(宮野)

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 こんにちは。5期生の長谷川です!今回は12月21~22日の5期生ゼミ合宿を通して学んだことをまとめます。

 私はこの2日間、なぜ私は教師を目指しているのか、私の長所はどんなところで、どこが教師に向いているのか、などと「自分に問いかける時間」がとても長かったように感じました。そして、自分に対して自問自答を沢山繰り返していたような気がします。そうすることで、私は今後も「自分に問いかけること」が必要であり、今一度自分と向き合うこと、自分を知ること、が大切だと実感しました。

 なぜならば、今まで私は「自分のことは、自分が1番知っている」と思い込んでおり、自分の考えや価値観であれば、ある程度話せるものだと思っていました。しかし、実際に面接指導をして頂くことで、自分に関する質問や自分の考え、価値観をこんなにも話すことができないのか、と痛感しました。これからは、自分に問いかけることで、自分の考えをもっと固めて、さらに、話す力も身につけて、自分の言葉で伝えることができるようになりたいと強く感じました。

 このようなことは、面接や教採に限らず、生きていく上でも必要なことなのではないかと考えました。また、自分ひとりで考え込むのではなく、教採という1つの目標に向けて5期生の仲間と一緒に勉強し、自分の考えを相手に伝えたり仲間の考えを聞いたりすることも大切にしていきたいと思っています。

 そして、4期生さんからは、教採に向けて自分の教育観をしっかり持つことや、考える際は自分の中で何か単語を決めて、それを派生し、一本の筋を通すと考えやすい、というアドバイスを頂きました。考える際の手立てとして、大変参考になるアドバイスであり、横だけでなく縦の繋がりも、しっかりしている玉置ゼミに入れて本当に良かったなぁと改めて感じました。私たちも、このような伝統をしっかり受け継いでいきます。

 2日間のゼミ合宿は、あっという間で、沢山考え、気づくことのできた密度の濃い時間となりました。しかし、このような合宿ができたのは、玉置先生をはじめ、酒井先生、斎藤さん、4期生さんなど、沢山の方々のご協力やサポートがあったからこそだと思っています。

 本当にありがとうございました。私たちのために沢山の方々がサポートして下さっていることは、本当にありがたいことです。常に感謝の気持ちを忘れず、これからの教採に向けて、5期生みんなで団結して頑張っていきたいと思います。(長谷川)

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 こんにちは!玉置ゼミ5期生の生田朋也です。12月21日、22日と2日間に渡って長良川スポーツプラザで玉置ゼミ5期のゼミ合宿を終えました。

 今回は玉置ゼミ5期生のゼミ合宿を終えて感じたこと、学んだことについて書いていこうと思います。

 まず初日は卒業論文の書き方と、集団討論、お楽しみ会の3つでした。

 卒業論文というものがまだ全く分からず、全く未知のものだったので卒業論文の書き方が書いてある本を少し時間かけて卒論論文というものがどういうものなのかを学びました。なかなか難しそうで自分に書けるか心配でしたが、気合がはいりました。

 そして次は集団討論。グループディスカッションです。自分としてはこれが一番頭を使い、難しかったです。ゼミ生を半分にして、お題にそって討論しました。はじめのの討論はお題が出されたのにも関わらず、お題からそれて全く関係ない話になってしまい全く話がまとまらないということがありました。自分も緊張な上に必死だったので全く気づきませんでした。その後も何度か行いましたがなかなか上手くいきませんでした。

 この集団討論から学んだ事として、まずはお題からそれないこと、しっかり発言すること、そして一番大事なのが聞くことでした。確かに当たり前なことではあるのですが、どうしてもアピールしたくなってしまい自分の意見ばかりを言ってしまいがちでした。まずはしっかり落ち着いて話を聞き、人の意見を踏まえて話していきたいです。

 次の日は集団面接でした。お題は、教職を目指した理由、どんな学級をつくっていきたいか、どんなとこが教師に向いているか、自分が教師に向いていると思うところの4つでした。そしてこの集団面接はとても刺激的でした。色んな先輩、色んな先生方から沢山見てもらい、同じ内容の面接をし、それぞれ違ったアドバイスをもらえたりなど大事な主軸となってくであろう自分の教育観を深めることがでしました。初めはガチガチでしたがやっていくうちに自分の考えがどんどん深まっていき、先輩、先生方と沢山話すことによってより楽しく学ぶ事ができました。あれほど夢中になれた学びはとても心地よいものでした。

 このゼミ合宿で自分のレベルの低さを身に染みて感じました。しかし全く未知のものであった教育採用試験にむけて大まかな見通しは持つことができました。そしてこのゼミ合宿では感謝の大切さも学びました。とてもいいスタートがきれたと思います。ゼミ生全員で団結して学んでいきましょう。

 玉置先生はじめ、面接指導ご指導してくださった斎藤さん、酒井先生、4期生のゼミ生のみなさんありがとうございました。(生田)


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 こんにちは。5期生の木下です。今日は12月21日〜22日にあったゼミ合宿について書きたいと思います。

 毎年玉置ゼミで行われるゼミ合宿に私も参加することで特に変わったことは「教採への意識」です。2日間を5期生の仲間や玉置先生と過ごし、時には酒井先生や斎藤さん、4期生の先輩方にお世話になる中で、今までぼんやりとしていた教採への意識がはっきりしたものに変わり、エンジンをつけるにはとても良いきっかけになりました。
 
 2日間の合宿の中でも特に私の頭を悩ませたことは、面接練習です。面接練習では普段見ることのない角度から自分を見て、そもそもなぜ自分は教師を目指したのか、どんなところが教員に向いているのか、長所は何か、自分は今まで何を頑張ってきたかなどを考えました。自分とあらためて向き合うことで自分はどんな人間か、考え直すことにもつながりました。またそれを考えるだけでなく人に発信することで、面接の難しさを感じました。「こう言いたいのに伝わらない。」「どうすれば相手に伝わるのか。」と言う疑問に対して多くのアドバイスをいただきました。

 また、面接練習を本番の面接に近づけて5期生の仲間とすることで色々な人の考えを知ることができてとても良い刺激を受けました。

 ゼミ合宿最終日には卒論のテーマを明確化し、5期生の前で自分が何を研究していくかをプレゼンしました。私は教育実習での自分のなかの大きな課題であったことをそのまま卒論のテーマにしました。どのように研究していくか、最終的にどんなことに繋げていくかまで考えることができました。自分の中でテーマをはっきりさせ、他の5期生の仲間の卒論テーマも聞くことでモチベーションが上がり、卒論を作成することへのワクワクも生まれました。

 今回のゼミ合宿は5期生の仲間だけでは到底成り立つものではなく、玉置先生や酒井先生や斎藤さん、4期生の先輩方など多くの人に助けられた合宿でした。本当にありがとうございました。周りの人に支えられているという感謝を忘れずにここから夏まで走り抜けたいと思います。(木下)

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 こんにちは。5期生の杉山です。2日間に渡って行われたゼミ合宿では、本当にたくさんの学びを得ることができました。

 1日目の集団討論の練習では、真剣な雰囲気の中、難しい教育の諸問題について語り合うものでしたが、自分の教育に対する知識の無さに打ちひしがれると同時に、「これから力をつけていかないと」というやる気スイッチが入りました。今後のゼミや教採の勉強、ニュースなどを通して常に頭を教育モードにしていきたいと思います!

 2日目は、面接練習と卒論の構想を行いました。面接練習では、酒井先生や斎藤さん、多くの4期生の先輩方に来ていただき、濃密な時間になりました。話し方や姿勢といった基本的なことから、自分の教育観を持つことや教育に対する思いを持つことといったことまでみっちりと教えていただきました。

 卒論に関しては、私は中学校の社会科の教師を目指しているので、課題を追及し続ける子供を育てる社会科授業の在り方とはどういったものかを研究します。私は社会科という科目が大好きだからこそ、より良い社会科授業を目指して頑張ります。

 これから先不安でたまりませんが、玉置先生を始め、本当に素晴らしい講師の方々や優しい先輩方に囲まれて、そして5期生の仲間と一緒に教採という大きな試練を乗り越えるという意識を改めて持つことができました。試練の2020年になりますが、この玉置ゼミという強い絆でこれからも頑張っていきます。改めて玉置ゼミの凄さ、素晴らしさを感じ、入ってよかったなと改めて思うことができました。(杉山)

12月18日4期生ゼミ 模擬授業の反省(高桑)

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 こんにちは、4期生の高桑です。今回は、ゼミで行った模擬授業の反省を書いていきたいと思います。

 今回の模擬授業では、小学3年生を対象とした音楽の「リズム」の授業をしました。三三七拍子をアレンジして、自分だけのリズムをつくろうという内容です。まずは、なぜこの授業を行おうと思ったのかというと、「より多くの子どもに音楽の魅力に気づいてもらいたい」という思いからです。

 私は小さい頃から音楽が大好きで、長年吹奏楽部に所属していました。音楽のある環境で育った私にとって、「音楽が嫌い」と言う人を見ると「音楽の魅力に気づけてないなんて、本当にもったいない」と思います。

 ボランティア先の音楽の授業での子どもたちの様子を見ていると、ピアニカがうまく弾けず置いてきぼりになったり、ただ教師に言われるがまま歌を歌っていたりする子どもがだんだんと音楽嫌いになっていくのかなぁと予想することはできます。私は音楽には、人を元気にしたり、気持ちを楽にさせる力があると思います。音楽に対して苦手意識がある子どもに「音楽っていいなぁ、素敵だなぁ」と少しでも音楽の魅力に気づいてほしいと思い、今回の授業を考えました。

 そして、この目標を達成するため、今回は子どもが「楽しい」と思えるような工夫がより多く必要だと思い、実行しました。例えば、活気づけるために授業の始めにはみんなで歌を歌ったり、「今日は自分だけの三三七拍子をつくってもらいます」と教師から提示するのではなく、教師が笛で三三七拍子を吹いて子どもたち自身に今回の本題に気づかせたりしました。他にも、ただリズムをつくるだけでなくテーマを決めさせることでイメージをしながら手拍子できるようにしたり、何よりも教師である私が「音楽って楽しいなぁ」と思っている気持ちを前面にだして楽しみながら授業を行いました。

 楽しませることは大方できたと思いますが、みんなで手拍子をする時間をたくさんとって、三三七拍子のリズムのしくみの心地よさを実感してもらいたかったのですが、途中焦ってしまって端折ってしまったのが悔いに残っています。

 授業後のゼミの仲間からの助言は的を射たもので、自分自身もこのままではだめだと気づいてはいたけれど上手くできず流してしまった点を指摘されました。悔しい気持ちをバネに今回の助言や自分の反省を生かして、音楽が大好きな私にしかできない、クラス全員で音楽を楽しめる授業をこれからも考え続けていきたいと思います。

 そして、最後になりましたが、4期生後期ゼミ全体について振り返りたいと思います。教育学部で4年間過ごしてきましたが、なかなか授業について実践的なことを学べる機会はなかったため、来年から教壇に立つ私たちにとって本当に貴重な学びの機会でした。授業を見たり、仲間の助言を聞くたびに、自分にはない考えに出会えて、13人という大人数だからこそできる多くの学びがありました。時に、玉置先生にお叱りをいただくこともありましたが、そのおかげで大切なことにも気づけました。

 個人的には、人前で話すことが苦手だった私は、2年間で少し成長した姿を玉置先生に見ていただけたのではないかと思ってます。これからも、玉置先生に「成長したなぁ」と思っていただけるように日々努力し続けます。玉置先生、4期生のみんな、素晴らしい学びをありがとうございました。(高桑)

12月4日4期生ゼミ 安倍さんの授業記録(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。今回は12月4日に行われた4期生ゼミの安倍さんの模擬授業について書きたいと思います。

 今回、安倍さんは「お客様」という教材を用いた道徳の授業を行いました。私も教育実習では「きまり」についての道徳の授業を行ったことがあります。その授業では、導入の段階で「きまりの意義」について考え、「みんなが気持ち良く生活するために、きまりを守る」ということを言わせたかったのですが、最終的には「みんなが気持ち良く生活するために、元気よく挨拶をする」などとズレてしまいました。

 安倍さんの授業では、導入で身の回りの「きまり」について考え、守れているか、みんなに意識の差があるのは何故かということを考えました。そして展開では、教材に入っていき、中心発問では、「あなたならどのような声かけをしますか」と問いかけていました。最後に終末では、あなたなら「どのようなきまりをつくるか」と考えさせるという流れの授業を行いました。

 ゼミでの振り返りでは、次の2つがありました。
・中心発問で、今まで女の子の視点だったのが、女の子と男の人を見ている人に視点が変わり、意見が出にくかった。
・きまりを守れない男の人に寄せて考えれば、もっと考えやすかったかもしれない。

 そして、玉置先生からのご指導では、
・中心発問が「どのような声かけをするか」だと、「きまりを守ること」から「どのような声かけをするか」に変わってしまう。
・道徳では子どもの心情変化で終わらず、行動変化までするように考える。
という事を教えていただきました。

 安倍さんの授業を受け、教師からの発問や子どもの発言によって、授業の流れが、ねらいからズレてしまう事が道徳の難しい所だと改めて感じました。道徳に限らずですが、玉置ゼミで大切にしている最後に子ども言わせたい言葉を言わせるために、どのような展開、発問をするのかが、授業を作る上では核にしてかなければいけないと思いました。安倍さん授業お疲れ様でした。(竹内)

12月11日3分間スピーチの振り返り(竹内)

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 こんにちは。4期生の竹内です。先日ゼミでやらせていただいた、6年生の朝の会を想定したスピーチについての振り返りを書かせていただきます。

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 おはようございます。1月が始まり、小学校も残り3ヶ月になりました。そこで、みなさんには、挑戦し続ける姿勢を大切にしてほしいです。

 今の時代は「変化の時代」と言われています。例えば、10年前、まだみんな生まれて1年2年の頃、スマホというものはありませんでした。このように、みんなが社会に出る頃にはどんな社会になっているかなんて誰にも予想ができません。

 そういった変化していく社会で、チャンスを掴むためには挑戦し続けることが大切だと思います。

 アメリカの有名な映画監督でチャップリンという人がいます。チャップリンは優れた作品をたくさん作りましたが、記者に「今までの作品の中で、最高傑作は?」と聞かれると必ず「ネクストワン」すなわち次の作品と答えたそうです。

 これからの人生で楽しいことや嬉しいこと、つらいこと、かなしいことなどいろいろあると思います。しかし、みなさんの目の前には無限の可能性があります。

 チャップリンのように、さらなる高みへ挑戦し続けることを残りの3ヶ月、大切にして、次の中学校へステップアップしていってほしいと思います。

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 スピーチの後に、玉置先生からは『ネクストワン』の大事な所には、間を入れた方がより伝わるというご指導をいただきました。これは、自己反省にもなるのですが、実はスピーチをする前に、その点は意識していました。しかし、模擬授業の時もそうなのですが、ゼミ生の前で話すとなると緊張してしまい、本番で余裕が無くなってしまいます。準備不足だからという点もあるのかもしれませんが、2年経った今でも、発表の際には緊張感がある4期生の雰囲気に負けてしまったというのが素直な感想です。

 大学のゼミとしての4期生の活動はもう少ないですが、セミナーなどで会って勉強する機会はこれからも続くと思います。このスピーチの内容のように、「次はもっと良いスピーチを、良い授業を発表する!」と4期生に挑戦し続ける姿勢を自分自信も大切にしていきたいと思います。(竹内)

11月25日蟹江町立蟹江小学校での学び(中澤・竹内・中西)

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 こんにちは!四期生の中澤と竹内と五期生の中西です。今回は、11月25日に蟹江町立蟹江小学校で行われたセミナーで学んだことを記します。

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 こんにちは!四期生の中澤佑太です。今回は蟹江町立蟹江小学校でのセミナーで学んだことを書きます。

 今回大きく学んだことは、子どもへの働きかけです。お互いに話を聞き合うことを促すときに、相手の目を見ること、聞くことを具体的に伝え価値付けることで、学びあいに繋がっていくと考えました。

 また、わからないことへの向き合いかたについても考えました。私たちはどうしてもわからないことは恥ずかしいと考えてしまいます。これは大人になると、わからないことをわからないと伝えないことで、仕事にも大きく支障が出てしまう危惧です。だからこそ僕たちは、わからないことを教え合う環境を作ることで、わからないことを解決することに前向きになるようにすることが大切だと考えました。

 今回も大変貴重な学ぶ機会を与えていただき、ありがとうございました。(中澤)

 こんにちは。4期生の竹内です。私は先日、蟹江町立蟹江小学校での玉置先生による指導助言に参加させていただきました。玉置先生は、主に「対話」について焦点を当てていました。今回はその中から2つの事について書きたいと思います。

 1つ目は「対話の姿を褒める」という事です。来年から、私は指導をする側になりますが、「隣の人と話してみてください」という指示をしているだけでは、いつか授業の中での流れ作業になってしまうと思います。子どもは褒められることで、心がけようとしたり、真似したりするので、話し合う前に「相手の目を見て話したり、聞いたりするとお互いに嬉しいよね」と具体的な姿を伝え、価値付けをする事が大切だと学びました。

 2つ目は「子どものつなげ方」です。ある子の発言に対して、賛成や反対、付け足しなどを挙手させ、発表させるだけでは、なかなか挙手しない時もあると思います。そういう時こそ、子どもの表情を見て、「うなずいてるね」や「首を傾げたけど、どう?」などと表情からつなげていけることを学びました。反応があるということは、発言している子の話を聞いており、それに対して自分の意見をもっているからだと思います。普段手を挙げなかったり、つぶやかなかったりする子にも表情から意図的指名をしていくことが大切だと思いました。

 蟹江町立蟹江小学校は私が学習支援ボランティアとしても行かせていただいており、いつも大変お世話になっております。今回参加させていただいた事のみならずいつも本当にありがとうございます。そして玉置先生、私たちへのご指導をありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは。5期生の中西です。11月25日に蟹江小学校へ玉置先生の指導助言の場に参加させていただきました。そこでの学びを書きたいと思います。

 一つ目は授業で「声のトーン」を教師が意識するということです。1時間の授業のなかで、すべて同じ声のトーンで話すということはなく、要所要所で変化をつけます。重要な発問やキーワードは、少し低いトーンにしたり、道徳教材での登場人物に合った心情や情景を意識した声のトーンで話すことが大切です。

 また、重要な発問をする時に、話すスピードや間の取り方にも変化をつけることを教師が意識することによって、子ども自身が「今重要なことを先生は話しているな。」と気付くことができます。教師は話す内容以外にも、声のトーンやスピード、間の取り方を意識することが必要だと学びました。

 二つ目は『「分からないから教えて」と言える環境を作る』ということです。必ず授業で分からないという子は出てくると思います。そしてそれを表に出そうしない子がいます。いろいろな能力の子がいるから学びが深まるのであり、「分からないことは恥ずかしい」という環境にしないことが大切です。子ども同士で教え合う環境を作っていくために、最初は分かる人が分からない人に教えてあげる場面を教師側が作り、何度もやり続けることが必要だと考えます。これに慣れていくことで、自然と分からないから教えてほしいと言える環境を作っていくことができると思いました。教える子も本当に自分が理解できているかを、分からない子に説明することで確認ができます。深い学びの授業を作っていくために、こうした環境がとても大切だと感じました。

 今回も私にとって新たな学びを得ることができました。こうした学びの場を与えてくださった玉置先生はじめ蟹江小学校の先生方、本当にありがとうございました。(中西)
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