ゼミ生・金子さんが担任になったつもりで「心の天気」を説明(玉置)

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 我がゼミでは、EDUCOM「心の天気」を日々入力しながら、この「心の天気」の効用を実体験する取組を行っています。

 その中で、ゼミ生の金子さんが、もしこの事態(長期休校)で学級担任だったら、「子どもたちにこう呼びかけて「心の天気」を使って子どもたちと結びつきたい」という思いを動画で表してくれました。

 以下のところをクリックしていただくと、2分間の「心の天気説明動画」をご覧いただけます。ぜひご覧ください。(玉置)


5月1日和田先生のお話から学んだこと 第2弾

 第1弾に続き、5期生の感想をまとめていきます。

 和田先生の話を聞いて、自分もこうありたいという具体的な姿をイメージすることができました。

 それは、大抵のことをなんくるないさと捉える心のゆとりを持つことです。私はせっかち且つ心配性で先走ったり小さな事でくよくよしたりしてしまうことがよくあります。
 そういう時こそ少し立ち止まって、そんな急がなくて悩まなくて大丈夫、なんとなかなると自分に言いたいです。そして、それを周りの人に態度で示せる大きく広い心を持ちたいです。(宮野)


 今回の和田先生からのお話から、特に印象に残ったのは2つあります。

 まずは、「おもしろがる」先生になるということです。子供の間違いを突き詰めるのではなく、「こんな考え方もあるんだね!なるほど!」というように、笑顔で対応し、その後に間違いを指摘することで、子供も、間違うことへの恐怖心が少なくなり、先生のことを、「間違っていても認めてくれる」と思ってくれるので、学級運営の面から見ても、とても学びになりました。

 2つ目は、「忘れることのできる」先生になることです。子供の過去の失敗を出すことなく、「今」にしっかりと向き合い、正すことで、子供の先生に対する信頼度は上がるということを知りました。私も実際に教育実習の際、「A君は前もこういうことしたよね」と言ってしまいました。子供は決してわざとやったわけではないので、何度も過去のことを言われると嫌になってしまうそうです。ですので、今後はこのことに気をつけて、子供たちと関わっていきたいと思います。(杉山)


 私が今日一番心に残ったのは、忘れることの出来る教師になる方法です。私自身、小さい頃から失敗が多く、先生にそのことを言われて苦しんだ経験が沢山ありました。同じ思いを子ども達にさせたくなくて、この事は実習の時からずっと考えていました。

 何度注意しても廊下を走る子どもへの注意で、和田先生は以下のようにお話をして下さいました。「今は転ばなかったけど、明日は転ぶかもしれない。100万回のうちの1回は転ぶかもしれない。先生は、そのたった1回でも、あなたに傷ついて欲しくない。」なぜ注意するのか、子どもを思う気持ちが核なのだと伝わってくる言葉がけで、本当に感動しました。また、過去を掘り返すのではなく、その子のこれからを気遣う事を大切にしたい、と思いました。

 常に子どもの良いところを探し続けること。ずっと一対一で接するのではなく、クラスの仲間を巻き込んで大勢で遊ぶこと。全ての根底にある、「子どもの為に。」という気持ちが、魅力ある教師を作るのだと強く感じました。面接の時もそうですが、私はつい答えを探してしまうクセがあります。100点満点を求める前に、「子どもの為に。」を思い出すことを、これから必ず意識していきたいです。(遠藤)

 魅力のある教師ということで、過去の記憶のある教師にあった姿が沢山ありました。中でも印象に残っているのが「忘れることのできる先生」です。いわゆる自分は昔問題児でした。(大きくなってから恩師に教師を目指していることを伝えたらそう言われたからです。)

 その時過去のことを掘り返して叱ってくる先生というのはやはり自分のやった事が本当に悪いことというのがハッキリとわかりませんでした。その場の説教の時間が早く終わって欲しいという思いしかでてきませんでした。ですので自分も子どもの過去の失敗、間違いを忘れ、ネチネチ怒りたくは絶対ありません。丁寧に指導し、貴方が大事だということを伝えることのできる気持ちの良い先生になりたいです。面接でも「忘れることのできる先生」を活かして行きたいと思います。(生田)


 私が特に印象に残った言葉は「子どもが自分で答えを見つける話し方」です。まず、全体か個別に話すのかを判断し、子どもに語りかけるように話すことを心がけたいです。そして「子どもはどうしたいか」を聞き、子どもの気持ちや考えを引き出すこと、のできる話し方が大切だと学びました。私は授業と同じように、話しをする時も、子どもとのキャッチボールが必要だと考えます。そのため、子どもが教師の話をきっかけに、友達の考えを聞いたり、自分で考える時間を作り、子どもの考えを待つことのできる教師になりたいです。(長谷川)

→第3弾に続きます。
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5月1日和田先生のお話から学んだこと(第1弾)

 こんにちは!5期生の二村です!
 5月1日に行われたゼミでは先週に引き続き、和田裕枝先生にお越し頂き、「魅力のある教師との出会い」についてお話を伺いました。今回学んだことをゼミ生一人一人が書いたので、まとめさせていただきます。大変勉強になるお話をして頂き、たくさんの学びを得たため、3弾に分けて記事を書かせていただきました。


 和田先生のお話を聞いて、子どもってすごいなと思いました。
 私達は、教師という立場になることで、子どもを教える対象にしか見れなくなります。でも、子どもも私と同じ一人の人なのだと改めて感じました。それを忘れたくないと思いました。
 それにきっと私より感情も考えも豊かです。
 完璧を求めすぎるのではなく、子どもから豊かさを分けてもらえるような授業や指導ができる教師になりたいと思いました。 (矢崎)


 和田先生のお話から、心に残ったことは、子どもへの注意の仕方です。いつも廊下を走る子に、「廊下を走ることはいけない」とただ伝えるのではなく、「まず、あなたも周りも怪我がなくてよかった。」と先生の気持ちを伝え、「でも、次どうなるか分からない。100回走って99回は大丈夫かもしれないけど、残りの1回であなたが怪我をしてしまうなら、先生はその1回が嫌だから走らないでほしい」と伝えるということです。
 頭ごなしに叱るのではなく、先生の気持ちを交えて、子どものためを思って、子どもを第1に考えて、伝えることの大切さを学ぶことが出来ました。(大久保)


 今回のお話で特に心に残ったのは忘れることのできる先生が魅力的であるというところです。
自分自身あまり根に持つタイプではないので、過去のことを引っ張り出してきて注意されたりきめつけらるのは嫌です。だから今までは自分がされて嫌だからしないでおこうと思っていました。しかしそれだけではなく、忘れてることは子どもたちに変わるチャンスを与えることにもなると今回知って大変驚きました。私は子どもは周りから毎日いっぱい吸収のてどんどん変わり続ける存在だと思っています。大人にはないその子どもらしさを尊重し、機会を与えていくことで子どもたちが自分自身の可能性や良さに気付いてくれたら嬉しいです。そしてそんな教師でありたいです。教師という仕事の魅力をさらに感じることができました。
 後半の心の温度の話は胸はきゅっと締め付けられるような気持ちになりました。そんなことも待っているかもしれないけど、人が好き、子どもたちが好きという気持ちを大切に向き合える教師を目指したいという覚悟ができました。
 自分の世界が広がる和田先生のお話もっともっと聞きたいと思ってます。これからもご指導いただけると幸いです。本当にありがとうございました。(酒井)


 和田先生のお話の中で「忘れることのできる教師」という言葉がとても印象に残りました。いつまでも子どもの失敗や間違えを覚えていると、「この間も同じことしたよね」「何回言えばわかるの?」などと子どもに伝えてしまいます。回数など関係がないということに気づかされました。
 私が中学生の時に、一度でも生徒を叱ると一日中機嫌が悪い先生がいました。私はその先生の印象があまり良く思えませんでした。忘れることのできる教師は、子どもたちにとって、その先生に対する印象も良くなり、信頼関係を築くことにもつながると学びました。(中西)


 和田先生のお話の中で一番印象に残っていることは、「なんくるないさ〜」と考えることの大切さです。学校現場では、命に関わることは重要視する必要があるが、学習に関してはそんなに悲観的に考えなくてもよいとされているそうです。そうすることで自分自身が待てる人になります。

 実習中、5年生だけれどなかなか九九の計算ができない子どもがいました。私はその子に対して「待つ」ことができず、「なんでわからないのか」となぜかその子どもよりも私が焦る時もありました。
 しかし、今ありがたいことにボランティアで実習校に行かせていただいています。そこで算数の授業を見てみると、驚いたことに九九が苦手だったはずのその子が友達と協力して計算ドリルを解くまでに成長しているのです。自分が悲観的に考えすぎて焦らなくても、子供は成長していくんだなあと感じ、今日の「なんくるないさ〜」のお話と繋がりが見えました。(木下)

→第2弾に続きます。

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オンライン授業の難しさを痛感(大久保)

 こんにちは!5期生の大久保です。今回は、先日初のオンライン授業を行い、そこから数多く学ぶことがあったので、記事としてまとめていきます。

 私は大学1年生の頃から、個別指導の塾でバイトしています。今までは対面で塾講師1人に対して3〜4人の生徒を個別にみるといった形だったのですが、このような状況なので、先週からオンライン授業が始まりました。

 3年近くも働いているので、教え方や声掛けの仕方は大体分かっていたので、オンラインになっても今までと変わらないだろうと正直軽く捉えていました。

 しかし、実際に始まってみると対面の指導と勝手が全く異なり、私の考えの甘さを痛感しました。

 学んだこととしては、大きく分けて2つあります。

 まず1つ目は、画面の向こうには生徒だけでなく、保護者の方もいるので、今まで以上に言葉遣いに気をつけなければならないということです。

 2つ目は、部屋の中を見られたくないという生徒もいるので、1端末で1人とオンライン授業をして、部屋に関する話題はしないということです。

 私は2端末を用いて、2人とオンライン授業をしたのですが、途中アプリが落ちてしまったり、会話にラグが発生したり、生活騒音が大きかったりと画面の向こうの状況は様々でした。

 指示語を使うことができないので、口頭で言おうとすると説明が長くなってしまって、1つのことを教えるのにも苦労しました。

 これまでのように教室に集まって、授業をするというのはいつ実現するか分からないので、学校でのオンラインを用いた授業も現実味を帯びてきているのではないかと思います。2人見るのに苦労したのに、これを30人近く一斉に授業するというのは、私の力では考えることができません。

 限られた状況の中で自分にできることは何なのか、子どものために最大限何ができるのかを考え続けることが今のこの状況では大切なのではないかと感じました。教採の勉強もありますが、オンライン授業で生徒の力をつけることができるよう私に出来ることは何かを考え続けていきます。

 最後まで読んでいただいた方、ご高覧いただきありがとうございます。(大久保)

※写真は伊藤くんを真似て、猫にしました(笑)
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4月29日zoomゼミでの学び(木下)

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 こんにちは!5期生の木下です。今日は4月29日日に行われたzoomでのゼミについて書きたいと思います。

 まずは面接練習を数人のグループに分かれて行いました。私は同じ愛知県志望である二宮くんと中西くんと同じグループで、1人ずつ好きな質問をしてその答えに対するアドバイスを伝えるという形でした。この形式で面接練習ができるというのは、大人数ゼミである玉置ゼミの良さだなあとあらためて感じました。いつも一緒にゼミ活動をしている仲間とはいえ、程よい緊張感もありとても良い時間になりました。

 次に場面指導の練習を行いました。場面指導の練習をするのは初めてでした。面接練習でももちろん「自分が教師だったらこうしたい」という思いのもと、自分の考えを伝えます。しかし、場面指導はある場面が設定されることでより「自分が担任だったらどう声をかけよう」「どんな話をしよう」と短い時間で考えることが大切だと感じました。面接と場面指導の違いは子どもとのやりとりを作れるかどうかです。場面指導の練習を重ねる中で、目の前にいるはずのない子ども達が見えてくるような素敵な場面指導をすることができるようになりたいです。

 私が今日のゼミで学んだことは以上のことですが、最も心に染みたことは以下に書くことです。

 今日のゼミの中で、玉置先生が
「あなたたちの先輩でも、研究室に来て『3日も参考書を開いていないどうしよう』と相談に来る先輩や僕(玉置先生)の前で涙を流す先輩もいた」「中々思うようにいかない時もあるけどその時は連絡してきなさい」これらは玉置先生が話してくださった、ゼミ中の雑談での言葉です。

 あんなにも余裕に見えて素敵な先輩方でもそんな時があったのかと少し驚きました。それとともに、先が見えず苦しいのは自分だけじゃないなあと思うことができました。先生からの何気ない言葉に救われたような気がしたゼミでもありました。(木下)

※写真は昨年度のゼミでの木下さんです(玉置)

4月27日 志賀内泰弘さんのお話からの学び(酒井・古川)

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こんにちは5期生の古川と酒井です。今回は4月27日に志賀内さんのお話を聴かせていただいて感じたことについて書かせていただきます。

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その日ちょうど22回目の誕生日を迎えた5期生の酒井です。誕生日という節目の日に素晴らしいお話を聞けたことは心に残るプレゼントを頂いたような気持ちです。

特に心に残っているお話が2つあります。ひとつは白い杖をついていた方を助けた話をしたら別の人におせっかいだと言われたエピソードです。それを聞いて私は今までの自分もおせっかいだと思われていたかもをはっとしました。そして志賀内さんは同じ行為でもやる側と受け取る側によって捉え方が異なる、とおっしゃいました。なるほどな、と思ったと同時に親切とおせっかいの境目はどう決まっているのだろうと疑問に思いました。2つの境目は多くの経験と積むことで見えてくると教わったのでできることから少しずつ積み重ねていきたいと感じました。そしてその先にある積み重ねた人だからこそ見えてくるものを見たいな、という目標もできました。

2つ目は若いうちはトライ&エラーはたくさんして失敗の免疫をつけよ、というお話です。失敗はしたくない、恥ずかしいと私自身よく思っています。しかし、先程のおせっかいと親切の境目も試行錯誤しながらこれでいいのかああでもないこうでもないとトライし続けて見えてくることを踏まえると怖がってばかりでは進めないなと思いました。一歩踏み出して行動してみること、今しかできないことをたくさんして失敗から吸収して自分を磨いていき、失敗も自分のパワーにできる人になりたいです。

感染症により世の中が不安定な今、廃れそうな自分の心にとてもしみるお話ばかりでしたが、やはりまだまだ未熟で教えを自分のものにしきれていないのも現状です。いつか、あぁあの時の志賀内さんのお話はこう言いうことだったのかと思える日が来るように日々精進していきたいと思います。志賀内さん、貴重なお時間ありがとうございました。またこのような機会を設けてくださった玉置先生や矢崎さんにも心より感謝申し上げます。(酒井)

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こんにちは、5期生の古川瑛理です。お話の中で特に「ギブ&ギブ」という言葉が印象に残りました。何かしてあげるから、何かしてもらうという「ギブ&テイク」の関係ではなく見返りを求めないで行うという考えに強く感銘を受けました。私自身この言葉を聞くのは初めてで、これまでの自分自身の行動はテイクばかりでなかったか、「ギブ&ギブ」とは程遠いものでなかったかと振り返させられました。

目の見えない方のお話から親切とお節介の境目に関しても、とても考えさせられました。同じ行動であっても、やる側と受け取る側によって、捉え方が変わります。自分が親切と思っていても、もしかしたら、それが相手にとって親切とはならないかもしれないという視点に気づかされました。

しかし、経験の浅い今の私には、その境目がわかりません。まずは、相手のことを自分なりに考えて行動に移すこと、頑張るのではなく、「気張る」、周りの人に気を配るという心を持って小さなことから始めて、経験を積んでいきたいと思います。そして、少しでも「ギブ&ギブ」に近づける人になれるよう行動していきたいです。

最後にこのような貴重な学びの場を設けて下さった玉置先生、志賀内さん、矢崎さん、ありがとうございました。今回、学ばせて頂いたことは、人と共存していく、教員になって子どもと接する上でとても大切なことだと思います。この学びをしっかり頭に留めて、あと残り少し教採まで後悔のないように過ごしていきたいと思います。(古川)

4月27日 志賀内泰弘さんのお話を聞いて(木下・二村)

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こんにちは!5期生の木下と二村です。
今回は作家の志賀内さんとのお話から学んだことを書かせていただきます。

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こんにちは!5期生の木下です。
今日はzoomで作家の志賀内さんのお話を聞く機会を設けていただきました。スケールの大きい話にはなりますが、1時間半の時間の中で私は自分の人生をもっと丁寧(今までが雑な人生であったわけではありませんが)にそして、些細な思いやりを大切にしようと強く決めました。
 
志賀内さんのお話の中で1番印象的であったのはよく聞く「〜してあげたから〜してくれる」という意味を含んだ「ギブ&テイク」ではなく、「ギブ&ギブ」です。意味はギブとテイクを切り離し、見返りを求めないことが大切であるということです。成功をする人は必ず「ギブ&ギブ」の姿勢を大切にしている人なのです。
志賀内先生はここで大谷翔平選手を例に話をしてくださいました。大谷選手は野球で活躍する以前にゴミ拾いや、掃除に力を注いでいたそうです。その些細なことを続けることで結果として野球で大活躍できたのだというお話に強く共感しました。
私の話にはなりますが、私は今教員採用試験に向けて勉強に取り組んでいます。勉強に取り組む前に、サークルでお世話になった尊敬している先輩(今年の春から教員)に「どうしたら合格できるのか」と悩みを相談しました。そこで先輩には「勉強も大切だけれどそれ以上に日々徳を積むほうが大切だ。消しカスが出たら絶対に集めて捨てるなど当たり前のことをやるといいよ」と言われました。その時には「この先輩は合格したから言えることなんじゃないか」と感じる部分もありました。しかし、今日の志賀内さんのお話とリンクする部分があり、「思いやり、些細なことを積み重ねる」ことの大切さをあらためて学びました。

最近の私は教員採用試験の勉強へのストレスでいっぱいいっぱいになっていたように思います。友達にも会えず、不安ばかりが募り「これで大丈夫なのか」と毎日考える日々でした。しかし、自分の人生よりはるかに濃い人生を送られてきた志賀内さんのお話を聞けたことで、心がスッと軽くなった気がしました。

志賀内先生、本日は貴重なお時間を本当にありがとうございました。(木下)

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こんにちは!5期生の二村葵です!
4月27日に作家の志賀内泰弘さんとzoomでお話しする会を設けていただきました。志賀内さんは、人して深い温かみがあり、優しさで溢れる考え方をお持ちな方でした。教えていただいたことは、全てこれからの人生に活かしていきたいと思うことばかりでした。

特に印象的だったのは、ギブ&ギブという言葉です。
ギブ&ギブとは自分のことより人のために行動し続けることであり、いいことをするといいことが自分に返ってくるという考え方です。
見返りを求めず、他の人のために与え続けるということは言葉で言うと簡単なように聞こえますが、行動するとおせっかいになってしまったり、失敗することを恐れてしまったり何より、他の人の立場に立って考えるとはとても難しいことです。しかしその中でも、一歩踏み出して行動し、たくさん失敗をして経験を積むことで、本当の意味での思いやりの気持ちを持つことができることを学びました。

今日のお話を聞き、小さないいことを積み重ねていこうと決心しました。言葉だけではなく、落ちているゴミを拾うことや空き缶を拾うことから初め、無条件に他の人に尽くすことで、少しずつ人として思いやり溢れる素敵な大人に成長していきたいと強く思いました。

教員を目指す立場として、子どもたちと関わっていく上でも根幹となる考え方だと感じます。ギブ&ギブの考え方を常に持ち、子どもたちに愛情を注ぎ続けることができる教師になりたいと改めて思いました。

教採に向けて勉強していく中でも、自分だけが幸せになろうとせず、有益な情報を共有することや自分の学んだ学びを共有するなど、助けたり助けられたりして、ゼミのみんなで高め合い、全員で成長していきたいです。

志賀内さんお忙しい中、貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。このような機会を設けてくださった玉置先生、矢崎さんにも心から感謝申し上げます。(二村)

4月27日志賀内さんと四方山話をする会での学び (遠藤、長谷川、矢崎)

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こんにちは。五期生の遠藤、長谷川、矢崎です。
今回は志賀内泰弘さんと四方山話をする会の感想について書かせていただきます。

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【遠藤】
私が今日一番学んだことは、ギブ&ギブに慣れる為にはまず自分から行動することが大切だということです。

私は、良かれと思ってした事がお節介だったらと思うと、なかなか行動を起こせないことがよくあります。例えば、道の真ん中でキョロキョロしてる人や、傘を置き去りにして電車を降りようとする人を見た時です。助けを求めているのでは、でも迷惑だと思われたら、と葛藤してしまいます。
ですから今日のお話の中で、志賀内さんがお節介と親切の境目はどこだと思う?と仰った時、言葉に詰まってしまいました。その境目こそ、私がいつも見つけられなくて迷ってしまう部分なのだと感じたからです。

その境目は、人に教えてもらうものではなく、自分の経験から学びとるものなのだと志賀内さんは仰いました。そして、志賀内さんがいつも一生懸命周囲を見て、白杖をついている人はいないか確認しているというお話をした時、私はハッとしました。今まで何度も目の見えない人を見かけてきましたが、「この人は困っていないかな?」という目で意図的に探したことは一度も無かった、ということに気がついたからです。自ら誰かの為に何かしようと動き出すこと。そうして経験を積み重ねる事の大切さを痛感しました。

私が以前から読んでいる志賀内さんの著作、「他人と比べない生き方」の中で、失敗したときの立ち上がり方についてこう書いてありました。「終わってしまった事は、もうどうすることもできません。先のことを悩むのは、取り越し苦労です。」本当にその通りだと思います。失敗を恐れて動き出さないままでは、ギブ&ギブを身につけることなんて到底無理です。

失敗は若い時にこそ生きてくる、と志賀内さんは仰いました。これからの人生において、今が一番若い時なので、早速今日から周りの為に行動を起こしたいと思います。
これから先の人生においてとても大切なことを学ばせて頂きました。貴重なお話を聞かせて下さった志賀内さん、こうした場を設けて下さった玉置先生、本当にありがとうございました。(遠藤)

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【長谷川】
私が学んだことは、見返りを求めないで、行動する「ギブ&ギブ」の精神を持つことです。「ギブ&テイク」のように、相手の見返りを求めて行動するのではなく、相手に無償の愛を持って行動していきたいと強く感じました。しかし、そうは言っても、人間ですので、自分の利益や、自分のため、を優先してしまうことが多いです。そんな時は、志賀内さんの「思いやりをもち、相手の立場に立って行動する」という言葉を思い出し、自分以外の他者に目を向け、自分が今できることは何かを考えて、行動にうつしたいです。また、人に、何かをすることは、他人のためではなく、まわりまわって、自分への徳へと繋がっていくのだと、滋賀内さんのお話をきいて学びました。

私が最近読んだ本の中に「我」を捨てて「下」で生きるという言葉があります。意味は、自分が、自分が、という「我」ではなく、まわりの人のおかげで、という「下」を大切にすることです。常に相手への感謝の気持ちを持って行動し、伝えることで、その気持ちが相手に伝播し、最終的にプラスのことが自分に返ってくるというのです。相手のことを考えて行動することや、相手に感謝の気持ちを持つことで、結果、自分の徳につながるところが共通しているなあと感じました。

今は、どこまで続くか分からないコロナウイルと世界中か力を合わせて闘っており、不安もたくさんあります。ですが、そんな時こと「ギブ&ギブ」の精神を大切にして、互いに助け合い、乗り切っていけたらいいなと考えています。

1時間半、内容が濃く大変充実した時間となりました。ありがとうございました。(長谷川)

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【矢崎】
今回は私が玉置先生に志賀内さんとお話がしたいという提案をさせていただきました。
玉置先生も志賀内さんもとてもお忙しいにも関わらず、私達学生のために会を設けてくださいました。
本当にありがとうございました。

この会で志賀内さんに多くのお話をしていただきましたが、そのどれもが私の心に響くものばかりでした。

志賀内さんのお話を聞いていたら、自然と頭の中で今までの人生を振り返っている自分がいました。
志賀内さんのお話は志賀内さんだけに起こったお話なのに、なぜか自分に起こったことを重ね合わせてしまうのです。それがとても不思議でした。きっとそれは志賀内さんの人生経験の厚さからくる不思議な力なのだと思います。

私は、志賀内さんのそんな不思議な力を受けて私は母の闘病期間のことを思い出しました。
小さい頃の私は、どこで聞いたのかはっきりとは覚えていないのですが、「良いことは自分に返って来る」という言葉を信じていました。
母が愛知の遠い癌治療専門の病院に入院し始めてから、早く母を自分たちの元に返してほしくて、いいことをして神様に母を返してもらえるようにお祈りしていました。
"このゴミ拾ったら、ママの病気が治るかな” 
"あの子に親切にしたら、ママに会う時間が増えるかな"
毎日、そんなことばかり考えていました。
この経験が志賀内さんのお話とぴったり重なったのです。

でも、母が亡くなってからは、そんなことをあまり考えなくなってしまいました。
さらに、自分が年齢を積み重ねる度に、「ゴミを拾う」ただそれだけなのに、なんだか恥ずかしいような、自分が人とは違うことをしている後ろめたさを感じることが増えてきて、拾わなかったりしました。でも、その度に自分があの頃の自分の行動を否定しているように思えてモヤッとしていました。

今回の志賀内さんのお話を受けて、小さい頃の自分が肯定されたように感じました。
また、最近自分の心が不安定な理由が分かりました。勉強しなくちゃ、しなくちゃと自分のことだけを見るようにしていたのです。
でも、よく考えてみたら、誰かのことを想っているときは心が落ち着くんです。

だから、私は母の呪いに今もかかっているのだと思います。
夢に出てくるぐらいですから、強力な呪いです。
志賀内さんのお話を聞いて、この素敵な呪いにかかったことを誇りに思いました。

そして、今度はこれからの自分のため、大切な人のために「ギブ&ギブ」を失敗を恐れずにしていきたいと思うことができました。
志賀内さん、素敵なことに気づかせていただきありがとうございました。(矢崎)

今日の夢について (矢崎)

こんにちは。5期生の矢崎です。

今回は、私が今朝見た夢について、私の備忘録も込みで書かせていただきます。



今日の夢は母が出てきました。

母は闘病中の姿で、寝室の布団の上でアルバムを見ていました。

母はアルバムを見ながらとても優しく笑っていました。

夢の中の私は、こんな風に笑ってくれるなら、闘病中の母ともっとアルバムを見ればよかったなあ。もっと、笑わせてあげればよかったなあと思っていました。

すると、アルバムを見る母の手が止まって、一番の笑顔になりました。

絵が得意な私の叔母(母の妹)に「かえちゃんが生まれてきた時、手をぎゅって握ってたよね!」と叔母が描いたであろう私の拳の絵を見せながら話していました。



そこで夢は終わりました。



気が付くと私はボロボロと寝たまま泣いていて、起きてからも涙がいっこうに止まりませんでした。今も実際に泣きながら記事を書いています。(笑)



最近、実を言うと、小学校前科の勉強が上手くいかず、あと80日程度しかないという事実だけが頭をぐるぐると支配し、ゼミの仲間や大学の友人と自分を比べて、自分の出来なさに情けなさを感じて、身が入らない毎日でした。

そんな中に見た夢でした。



アルバムに叔母が描いた絵などは実際ありません。

ですが、わざわざ母は私の生まれた瞬間の時の拳の話をしてくれました。

「ぎゅっと握ってたよね」というワードに私は母から「あきらめずに頑張れ」と言われているように感じました。

ちゃんと母は見てくれているのとわかったので、期待を裏切らないように、残りの日数、後悔しなくていいように頑張りたいです。(矢崎)
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4月24日第2回6期生玉置ゼミでの学び(名桐)

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 第2回6期生玉置ゼミでは、特に大切だと思うことが2つありました。私自身も新たな考え方となる基盤を得ることができたので、紹介していきたいと思います。

 1つ目は、「子どもの発言を大切に」です。発表形式の活動中、先生役をしていたゼミ生が、子どものアンサーに対して違った角度からの言葉を付け加えました。私は何も間違ってないとその時は聞いていたのですが、玉置先生からご指摘がありました。「その子の意思とは違った内容だ」と仰り、子どもの言葉で授業を作りなさいとご指導頂いたのです。

 子どもたちは、何か意図があって発言や問いに反応する訳です。教師は、その発言を取捨選択し、それに様々なことを絡めていって授業を展開していく必要があります。ですから、子どもたちが思ってもいないことを付け加えるのは、子どもたちの考えを遮ると同じようなことをしているのです。子どもの発言を記号化することは、間違った受け取り方とも見られます。そこから信用の問題が生じてくる可能性もあるでしょう。こういった授業運営のコツについて、しっかりと学んでいきたいです。

 2つ目は、「一時に一事」です。例えば、教師が児童生徒にこのような指示を出すとします。
「後ろのロッカーから社会の教科書とノートを持ってきてください。その後、今日の日付を書きます。そして、ノートに教科書P145の大問3を解いて終わったら膝に手を置いて待っていてください。」
 これは極端な例になりますが、児童生徒は果たして1回のこの指示でそれらを全て理解できるでしょうか。手際の良い子ならばしっかりと順序立てて行動できるかもしれません。しかし、中にはそうでない子も当然います。そうしたときに、一時に一事という言葉の通り、1つの文で1つのことを指示するという方法が輝いてきます。

 上記の場合、「まず、ロッカーから社会の教科書とノートを持ってきてください。」と指示を出すことで、子どもたちも容易にするべきことを理解できます。そこからひとつ1つを細分化して指示することで、トラブルを防ぐこともできます。しかし、どうしても長い指示をしなければならない場面も当然出てくると思います。そうした場合は、指示に番号を付けるなど、子どもたちがわかりやすいような工夫を施すことが重要となってきます。自分にとっては簡単なことでも、相手は皆子どもです。相手を第1に、主点を置き換えて行動することは、教師になっとた時に私自身の「基礎」になっていなければなりません。(名桐)

4月24日 2回目の6期生zoomでの学び(中江)

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 こんにちは!玉置ゼミ6期生の中江です。

 4月24日に6期生の2回目のゼミをzoomにて行ないました。EDUCOM様がゼミ生に貸与してくださったChromebookを使わせていただいています。このようにゼミがオンラインで行える環境があることに喜びを感じています。EDUCOM様、玉置先生、ありがとうございます。

 さて、今回のゼミで私は「どの学校でも取り組める!授業のユニバーサルデザイン化を図る視点」という佐藤愼二先生が書かれた記事を発表者として紹介させていただきました。ユニバーサルデザインの考え方を学校の教室、授業に取り入れることで子どもの支援になったり向上心に繋がったりすることを伝えました。子どもが教師の指示や説明をしっかり聞こうと努力してもうまくいかない状況があるので、ユニバーサルデザインを活用できるようにしたいです。

 ゼミでの講義で、発表自体がユニバーサルデザインを考慮したものになっていたと褒めていただきました。写真に載せた小物は実際に発表のときに用いたものです。イメージしにくい話をするとき、たくさんのポイントを紹介するときに分かりやすいように視覚に焦点をおいてこの小物を用意しました。

 発表の途中で私がゼミ生に質問をしたときに玉置先生にSlackでの発言をするという提案をしていただきました。Slackで発言してもらうことでそれぞれの意見を反映することができるので、質問を投げかけるときに役立つ手段になると思います。良い気づきになりました。

 ご指摘をいただいたことですが、発表者の質問の仕方について学んだことがあります。質問をするときに、自分が相手に出してほしい答えにとらわれてしまって話の流れと質問がずれてしまいました。自分のほしい答えを相手に言ってもらえると発表が進めやすい点はありますが、相手が分かりやすいことを1番に考えるべきだったと反省しています。自分が求めていた答えでなくても相手に理解しやすいように繋げていくことが大事なのではないかと感じました。

 また、質問を相手に投げて答えてくれた相手に私の相づちがうすいと感じる場面がありました。せっかく意見をいただくのだからもらった言葉を次の話に繋げることができるともっと自然な流れで発表できたと思います。子どもを相手にする授業も同様に、子どもの言葉をひろっていくことが分かりやすい授業になるポイントだと思います。

 今回初めてゼミで発表者としてお話をする機会をいただきました。玉置先生や6期生の仲間から言葉をいただいて学んだことがたくさんありました。これからも玉置ゼミを通して学びを深めていきたいです。玉置先生、6期生のみんなに感謝しています。ありがとうございます。(中江)

4月24日第2回6期生zoomゼミからの学び(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です!今回は4月24日に行われたゼミでの学びについてまとめます。

 今回のゼミで私は2分間のスピーチをしました。スピーチは小学校6年生を対象として「ありがとうの意味」について行いました。具体的な内容は、「ありがとう」という言葉の対義語が「当たり前」であるという話から、日常が当たり前ではないという話に繋げ、つまりそれはありがたいことであるということに気付かせるものでした。
 
 先生からは、話の間やネタが良いというお褒めの言葉を頂けました。助言としては、目に見えるものは印象に残るということと、自分が一番伝えたいことは何かを考えるということを教えて頂きました。スピーチの中で、「ありがとう」という言葉の対義語が「当たり前」であるという話をするために、ありがとうを漢字で書くとどうなるかということに触れ、「有難う」と紙に書いて提示しました。それを紙に大きく書いて説明したため、スピーチ全体で一番印象に残るポイントが漢字の「有難う」になってしまいました。

 そこで一例として、「有難う」と書かれた紙をひっくり返すと「当たり前」と出てくるようにすれば、対義語であると分かりやすく、かつ印象に残るのでは、と名案を頂けてとても勉強になりました。

 また漢字や対義語の説明に時間を使ってしまって、前半部分がかなり長くなってしまいました。私が一番伝えたかったことは、当たり前だと思っている日常はよく考えると当たり前ではなく、とてもありがたいことであるということです。

 しかし今回のように時間配分が上手くいかないと一番伝えたいことが上手く伝わらないと知りました。スピーチを考えている時にどんな内容でどのような流れにするかは考えていましたが、一番伝えたいことは何か、ということを深く考えてはいませんでした。

 今回の反省を生かし、次からは自分が一番伝えたいことを意識してスピーチを作り、印象に残るような問いかけや資料を考えたいです。今回のゼミでも多くの学びがありました。玉置先生、6期生のみなさんありがとうございました!(松浦)
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4月24日第2回zoomゼミでの学び(金子)

 こんにちは。玉置ゼミ6期生の金子です。4月24日にzoomを利用し、第2回ゼミを行いました。このような状況の中で、いち早くゼミ活動ができていることを考えると、玉置先生、そしてパソコンを貸与してくださった EDUCOM様に感謝の気持ちで一杯です。
 
 私は今回、資料についての発表を行いました。資料は「ユーモアのある学級づくり」についてです。学級の中で表立っている面白さをもつ子どもにどうしても注目しがちになりますが、ひとりひとりの子どもがもつユーモアと向き合うことで、全員が輝ける学級になると学びました。また、教師のもつユーモアが子どもに伝染していくことから、ユーモアのあふれる教師になりたいと思いました。

 私が玉置先生に指導していただいたなかで特に大切にしたいと思ったことは、教師が子どもの発言や子どもがつくる授業の展開を奪ってはいけないということです。発表中、私からの質問にゼミ生が答え、その反応に「そうだね、〇〇だね。」だけでなく、「〇〇になると〜〜だもんね。」と相手が言っていないことまで付け加えてしまいました。そういったことが授業で行われた場合、子どもたちは、そんなことまで言っていない、また、それ言おうとしてたのに、と思う子どもたちが出てきて、教師の何気ない一言で子どもの発言や考えを発表するチャンスを奪ってしまうことに気付かされました。

 授業をしていく中で、子どもが「先生これは〇〇じゃないの?」という発言に、「よく気づいたね!」と、子どもが授業を展開していくチャンスをたくさん与えることを大切にしたいです。何気ない発言で子どもの学ぶ機会を潰してしまうのではなく、子どもと学びあえる授業をできるようになりたいです。
 
 第2回も、様々なことを学びました。引き続き、先生と仲間とたくさんのことを学び合える環境に感謝しつつ、早く対面して活動できる日がくることを願っています。(金子)


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4月22日zoomゼミでの学び (矢崎)

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 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は4月22日のZoomゼミについて書かせていただきます。

 今回のゼミでは、「対話な学び」とは何かを玉置先生の講義を基に5期生で考えました。

「対話的な学び」を皆さんはどのように考えていらっしゃいますか?
私は、今まで「話すこと」だと考えてきました。

 しかし、「話すこと」だけでは「対話的な学び」は達成されないことを先生の講義の中で学ぶことができました。

 「対話的な学び」とは「話すこと(コミュニケーション)」を通して、その人が持っている能力を発揮できることであり、「自分一人で完結する学習ではない」ということが分かりました。

 そこで、「真の対話」を生み出すには自分は何をしたいかを一人ひとり考えました。
さすが、玉置ゼミ。様々な意見が出てきました。

 様々な意見がありましたが、共通していたのはやはり、「子ども主体の活動」ということだと感じます。教師が「対話をしなさい」と言うことだけ、対話を知識として教えることはできません。その子が実際に話すことや人の意見を取り入れて自分の意見を再構築することなど、その子自身が対話を体験することが求められます。

 そのために教師には子どもたちが対話をすることができる仕組みづくりをする役割があることを学びました。

 最近はコロナの影響で極端に人と話す機会がなくなり、「対話」をする機会も少なくなってしまいました。そんな中で私達は限られた手段のなかで、人と対話しようと努力しています。ですが、その限られた貴重な対話の機会を人を傷つけること、混乱させることに使ってしまう一面もあります。多様な使い方がある中で、「対話的な学び」を日々実感できている子どもたちはきっと、対話の機会を残念な使い方に利用することはないと思います。

 だから、日頃授業の中で「対話的な学び」させるにはではなく、子どもたちに「対話的な学び」を実感してもらえる授業の仕組みづくりをしていかなくてはならないと感じました。(矢崎)

※写真は昨年5月ゼミでの矢崎さんです(玉置)

昔の自分から気付かされたこと(木下)

 こんにちは。5期生の木下です!今日は初めて四方山話で記事を書きます。

 外出自粛中の今、もちろん教採に向けての勉強は大切ですが、息抜きに写真を撮ることが大好きな私の母が撮ってくれた今までの写真を見返していました。私の母は、中学校時代や高校時代の部活動の試合には必ず来て、毎回大きなカメラで私や仲間の写真を撮ってくれていました。また、大学に入りよさこいサークルに入ると、毎回祭りに来てくれて私が引退する頃にはプロのカメラマンと同じくらいの写真を撮るほどになっていました(笑)。

 たくさんの写真を見て良い息抜きになったと同時に「昔の自分はこうだったな」と感じ、面接練習が始まって自分と向き合う機会が多くなり、最近よく考えていた「自分」についてあらためて思い出すことができました。

 また、母が撮ってくれた写真は部活動やよさこいの写真がほとんどなので、どの写真も自分の顔や仲間の顔から必死さが伝わってくるのです。外出自粛によって、気分も下がっていた私ですが「こんなんじゃダメだな」とあらためてスイッチを入れるきっかけにもなりました。

 外出自粛中の今、早くみんなと会いたい気持ちがとても大きいです。しかし、今はちょっとした息抜きを大切にしながら自分なりに頑張っていく時だと信じ、過ごしていきたいです。(木下)
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私が最近思うこと(宮野)

 こんにちは!5期生の宮野です。今日は、私が最近思うことについて書きたいと思います。

 コロナが猛威を振るい、自宅で過ごす日々が続いています。しかしその分、日常のありがたみを感じるようになりました。

 最近、私はゼミの仲間や同じ滋賀を受ける仲間とオンラインで面接練習をしています。一緒に学び合える仲間がいること、そのありがたさをひしひしと感じています。

 また、ほぼ毎晩双子の姉と、料理を作っています。家族が嬉しそうに食べてくれること、感謝してくれることが私の毎日の励みです。

 コロナで自宅待機を要請される前は、ほとんど家の手伝いもせず、任せっきりでした。それを、当たり前だと感じていたことに反省しています。

 コロナで苦しんでいる人がたくさんいる中、不謹慎かと思われるかもしれませんが、このような機会だからこそ、日々の生活を見直し、大切なことに気づけた気がします。日常の生活が戻ってきた時、その大切さを忘れず感謝して過ごすようにしたいです。(宮野)

↓ 私と双子の姉の幼い頃の写真です(笑)
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「子どもが発言したくなる!対話の技術」からの学び (矢崎)

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 こんにちは。5期生の矢崎です。

 今日は卒論の文献研究で読ませていただいた、田中博史先生の「子どもが発言したくなる!対話の技術」からの学びを書かせていただきます。

 この本の第3章「対話力を磨く」から「いじめの問題も対話で子どもと向き合う」のお話が自分になかったアプローチの仕方でした。

 それは、「家族が喜ぶかどうか考えさせる」というものです。
 このアプローチの仕方はとってもシンプルです。

 でも、私はこの言葉に人と関わる上で、考えるべき事がなんなのかを気付かされました。

 田中先生は子ども達の中でいじめが疑われた時、最初、全体に「自分が同じことをやられたらどう思うか」を考えさせました。すると、子ども達からは「嫌な気持ちになる」という回答がありました。

 この問いかけは子ども達に自分以外の気持ちを自分に置き換えて考えるという力を付けさせる上で、効果的であると思います。

 しかし、この力をつけることはとても難しいと思います。なぜなら、人間は自分以外の気持ちを自分に置き換えることが苦手だからです。苦手だから社会が求める力なのではないでしょうか。

 子ども達からは「嫌な気持ちになる」という言葉が出てきました。でも、この言葉には「と思う」という続きがあると思います。相手の気持ちに置き換えるということは、どうしても想像にとどまってしまいます。この問いかけだけでは、対話をできたと言うには不十分と言えます。

 田中先生はこの問いかけの後に、子ども達に「今日こういうことをしたとお家の方に報告しましょう」と言いました。

 すると子ども達は「それはダメ」と青ざめます。
「どうしてダメなの?」と田中先生。
「怒られるから」と子ども達。
 それに田中先生は言い方をきつくして「じゃあ、なぜお家の人が喜ばないことをした!」と言いました。

 すごいと思いました。ただただ、すごいと思いました。これは素晴らしいきりかえしだと思います。

 自分以外で自分に一番近い人といえば家族です。毎日一緒に生活している人たちですから、自分のした事にどんな顔をして、どんな声色で、反応するかが分かります。どんな気持ちになるか分かります。保護者に告げ口するとは言ってないのに、子ども達はこの言葉に青ざめてしまいます。子ども達の発達に合った言葉だと感じました。

 こんな言葉を言える教師になりたいものだと思いました。

 私はまだまだなので、いろいろ経験して、いろんなものを吸収して、自分なりのいじめへの向き合い方を見つけていきたいです。(矢崎)

4月17日6期生zoomゼミからの学び(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です!今回は4月17日に行われたゼミでの学びについてまとめます。

 まず初めに、今回のゼミはコロナの影響でzoomを通してオンラインで行われることになっていて、課題については事前に玉置先生から伝えられていました。今回私は指定された記事を模擬授業風に発表する番で、私の担当の記事は「褒めと叱りをより効果的に機能させるために」という記事でした。事前の学習では記事をよく読み、ポイントを押さえてノートにまとめました。そこから記事をもとに、所々に発問を作ったり、絶対に覚えてほしいキーワードを合言葉のようにして伝えられるようにしたりして、流れを計画しました。発表の時に一番意識したことは話し方です。オンラインということもあったので、ゆっくり、はきはきと聞き取りやすい声で話せるように気を付けて発表しました。

 次に発表後にアドバイスを頂き、そこでの学びについて書きます。

 まず私が発表の時に気を付けていた話し方に関しては、玉置先生から聞き取りやすかったと言って頂けました。私は焦ったり、自分の思うような答えが出てこないとつい早口になってしまうので、これからも落ち着いてゆっくりと話せるようにしたいです。

 しかし、今回の発表の中で一度だけ焦ってしまった場面がありました。発問をした際に自分が思うような答えが出てこず、その答えが出てきた時につい前のめりになってしまって、その子の意見を最後まで聞かずに相槌を打ってしまいました。これはやってはいけないと知ってはいましたが、実際に自分が授業をする立場になると余裕がなく、無意識のうちにやってしまいました。これは今回のゼミでの一番の学びです。知っていてもその場に立つと実践できないことが多くあることを知ることができたし、そのためにゼミがあるのだと思いました。失敗をそのままにせず、失敗から学び、それを自分のものにするためのゼミであると思えました。初めは失敗したらどうしよう、という気持ちが強く不安でいっぱいでしたが、これからは学ぶためのゼミであることを忘れずに、経験をたくさん積みたいです。

 その他のアドバイスでは、私は口癖もあって「〜と思います」という言い方をよくしてしまうのですが、教師の立場なのだから「〜です」と言い切るようにすると良いということを学びました。発問した際に考える時間を与えたことや、みんなの顔が上がるのを見つつ、尋ねたことは褒めてもらえました。合言葉のようにして伝えたことも、「聞こう」と思える、覚えやすいと言った感想をもらえたので、良かったです。

 私は今まで模擬授業やこのような授業風の発表をしたことがなかったので、実際にやってみてとても多くの気付き、学びがありました。これからもこのような多くの学びが得られると思うと、とても楽しみです。そして、このような社会状況にも関わらず、ゼミの活動ができることをとてもありがたく思います。感謝の気持ちを忘れず、これからも多くの学びを得たいです。玉置先生、6期生のみなさんありがとうございました!


 写真は中野さんが不在ですが、以前6期生でご飯に行った時のものです!玉置先生や6期生のみんなに早く会いたいなと思ったので、この写真を載せてみました!

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4月17日第1回6期生玉置ゼミ(名桐)

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 第1回の6期生玉置ゼミは、新型コロナウイルスの影響により、zoomでの実施となりました。何ら違和感なく進めることが出来ましたが、やはりフェイストゥフェイスで行える日が早く来ることを切に願っています。

 さて、今回のゼミの活動内容を経て私が得た知識を簡単に説明していきます。まず1つ目は、自分の当たり前が児童生徒にとって普通ではないということです。私は、小学5年生を相手にすると想定した1分間スピーチの際に、モチーフという言葉を使いました。私の中では、モチーフと聞けば、もう大学3年生ですのでその意味をある程度想像できます。

 しかし、小学5年生がぱっとその意味を理解できるのか?というのが玉置先生から頂いたご指摘でした。自分はスピーチの内容の事ばかりに意識がいってしまい、そのような事は全く考えていませんでした。ですから、時間にすればされど1分ほどですが、その1分の間で児童生徒の理解を求めるのならば、教師のそういった細かい気配りも必要だという事を学びました。

 2つ目は、闇雲に具体例を提示しても、かえって児童生徒を困らせるということです。言葉で伝える事には限度があります。そういった時、具体例を提示したり、実物を見せたりするといった指導方法を執るでしょう。しかし、その行動にある程度の余裕や時間がなければ、何を伝えたいのかという事が子どもたちに伝わらないのです。「見といてね」であったり、具体例に触れる時間が少なすぎると、しっかりと児童生徒に伝わりきりません。そういった事をするのであれば、しっかりと計画を立てたうえで指導する必要があると学びました。

 今回は初めてのゼミということもあり、とても刺激的で学ぶことがとても多かったです。これからこういった方法で学びができることにとても期待感を抱いています。この機会を無駄にすることなく、精進していきたいです。(名桐)

4月22日 和田先生に教えて頂いたこと 第二弾

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 第一弾に引き続き、五期生の感想をまとめていきます。

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 私は「初対面の方と多く話す」というお話が一番印象に残りました。面接練習の中で私は緊張のあまり、表情や声色が暗くなります。だから、スーパーに行ったときに好きな店員さんを見つけてその人のことを研究して、自分の話し方や雰囲気を改善して、想いを込めて話せるようになります。面接に不安を感じている友人にも本日のお話を分福させていただきます。(矢崎)

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 私は、早口になってしまうことが悩みでした。和田先生に相談したところ、自分の思いや伝えたいことを考えながら話すと、自然に思いが強調され、ゆっくりになるというお言葉をいただきました。日常生活で、よく祖母から、早口で聞き取れないと言われるので、まずは祖母に伝えるという意識で学びを活かしたいです。

 また、答えを探さないという和田先生の言葉が心に刺さりました。面接の問いかけに対してこうしたほうがいいかなではなく、自分はこうしたい、こう思うという素直な思いをぶつけるようにしたいです。(宮野)

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 今日は貴重なお話をしていただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。
和田先生のお話を聞き、新しい視点からの意見をいただくことで、学びが深まり、面接に対して不安な気持ちでいっぱいでしたが、心が和らぎました。

 私は今まで正解を言おう、これに対する答えを教えてほしいと考えてしまうことが多かったと改めて気づきました。

 しかし自分が教師になりたいという気持ちや教育に対する思いを心の中で持ち、それを相手に伝えたい!と自分が思っていることを素直に言うことが大切だと考え方を変えることができました。答えを言おうとせず、自分の思いを面接官に全力で伝えていきたいと思います。(二村)

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 和田先生のお話から、面接は質問ではなく、発問されているのだと捉えて、自分の思いや本音を、そのまま伝えることが1番伝わるのだと学びました。さらに、伝わりやすくするために、結論から話し、キーワードや自分の体験談を加えると、より分かりやすく相手の心に響くのだと感じました。

 今振り返ると、私は答えを探して、話しており、結局のところ内容が相手に伝わらないときもありました。認識を改めて、今後の面接練習をしていきたいと思います。(長谷川)

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 今日の和田先生のお話の中で1番心に残ったことは「答えを言おうとしない。自分の思いを話すことが大切である」ということです。私自身、面接の練習をする中で答えを探していてしまった部分もあったなあと気付かされました。自分が今まで経験してきた実体験を大切にして、自分の思いを熱く語れるような面接を3ヶ月後したいです。(木下)

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 「正しい答えを求めるのではなく、素直な自分の思いや考えを面接官に伝える」という和田先生のお言葉が印象に残りました。私は面接練習のなかで正しい答えを求めすぎて焦ってしまい、よく分からなくなっていました。深く自分に問い詰めすぎるのではなく、思いや考えを伝えることを大切にしてこれからの面接練習につなげていきたいです。(中西)

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 私が印象に残ったのは、初対面の人と沢山話して、真似したい人を見つけるということです。意識して思い返してみると、この人と話していると楽しい、もっと話したい、という友人が何人も浮かんできます。その人のどんなところが真似したいかを考え、他の人の良さを積極的に取り入れつつ、自分を出していきたいと思います。

 今までは面接に対して、正解ばかりを探してきました。しかし今日、面接の本質は初対面の人同士が、話していて良い印象を受けるかどうか、ということだと学びました。

 自分が教育実習で授業をした時、子ども達が素直に答えてくれたり、頑張って自分の考えを伝えてくれると、とても嬉しかったです。その時の気持ちを思い出して、これからはより素直な気持ちを伝えられるよう心がけたいです。(遠藤)

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 沢山の貴重なお話、とても勉強になりました。そして何より、一人一人の考えを素直に言えば良い、という暖かい励ましの言葉で、不安な気持ちが軽くなりました。このような大変な時期にお時間を割いて頂き、私たちの為に学びの場を提供して下さった和田先生、玉置先生、本当にありがとうございました。

 今回の学びをこれからに生かしていきます。次回もどうぞよろしくお願い致します。(玉置ゼミ五期生一同)
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