第4回 6期生玉置ゼミでの学び(名桐)

 こんにちは。玉置ゼミ6期生の名桐です。投稿の間隔が空いてしまい申し訳ありません。この投稿では、第4回のゼミの内容報告をしていきたいと思います。

 皆さん、自分が学生だったとき、先生からの「グループに分かれてください」という指示にどういう反応をしていましたか?―私は、グループ活動が凄く好きで、授業が楽しくなる予感がしてワクワクしていました。他の子の表情や実際の活動内容を見ても、皆もそう思っていたのではないでしょうか。子どもの頃はそういった、自分たちで学びの空間を作るという時間がとても意欲的になれる瞬間でした。

 では、次は自分が教師になったらグループ活動についてどう思うでしょうか。私は、子供の頃の経験から「様々な意見を交えさせたい」であったり、「活気のある授業展開にしたい」と考えた結果、グループ活動にあり着くと思います。そういった便利なグループ活動も、いくつか落とし穴があります。これは教師目線で考えたときのことです。

 例えば、子どもたちが授業の目的とは全く逸れていたことをしていたとき。これは、グループ活動を行う際の最も懸念すべき事態でしょう。子どもたちは、グループの形になると気が抜けがちです。私もそうでした。そういった先のことを見据え、教師は段取りをつけた指示を出すことが大切です。ですから、グループのメンバー皆の主体性を育むような指示をだし、皆がそれぞれ違った意見を考え持つような活動にしたいと思います。(私自身、主体性を育むような指示とは何か模索中です)

 授業を展開するのは教師の役目であり、授業を作るのは子どもたちの発言や行動です。子どもたちの純粋な疑問や意欲をしっかりと繋げ、主体性に富んだ授業を作れるよう頑張ります。(名桐)
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5月15日ゼミでの学び(古川)

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 こんにちは。5期生の古川瑛理です。5/15のゼミについて書いていきたいと思います。

 今回は、玉置先生が様々な先生に出会ってほしいとの願いを込めて、中村健一先生を紹介してくださりました。その授業技術などをみて、学び、意見交流を行いました。

 中村先生の授業技術は、自分が話を振ったり(フリ)、考えさせた後にしっかりと、意見を聞いたりするなど(フォロー)をしっかりすること、授業のリズムのつくり方、指示を出すときは終末を示すことなど、とても勉強になるものでした。

 しかし、子ども一人ひとり個性は異なります。とても素晴らしい技術であっても、時には子どもにとって合う合わないもあるのではないかと思います。その技術をそのまま真似しようとするのではなく、子ども達の実態を押さえた上で、何が効果的かを考え、必要な技術を取り入れることが大切なのではないかと考えました。

 この世の中には、沢山の指導書であったり、情報が溢れていると思います。その中から、どうしたら子どものためになるのか?自分の良さをより生かすためにはどうしたら良いのか?を考え、まずは真摯に受け止めながらも、しっかりと情報を取捨選択し、実践してみるということが重要だと考えさせられました。(古川)

5月15日第5回6期生ゼミでの学び(池戸)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!

 今回は5/15(金)に行った第5回6期生ゼミについて書いていこうと思います!今回僕は対象学年を中学生として2分間スピーチに挑戦しました。2分間スピーチをするのは2回目で前回は小学1年生を対象にあいさつについてのスピーチをしたのですが、その時はポイントも何も知らずやってみる!という感じだったのでそのスピーチは自分にとってはあまり満足のいかないものになってしまいました。
 
 それから、自分のスピーチに対する玉置先生の助言や他の6期生達のスピーチ、それに対する玉置先生の助言を聞いて、そして今回のスピーチに臨ませていただきました。今回スピーチを作るにあたって自分が重視したのは端的で分かりやすいこと、そして導入部分を短くすることです。それを意識して今回は「ルーティン」についてのスピーチをさせていただきました。 
 
 玉置先生からもお褒めの言葉をいただき、この毎週金曜日に開かれる玉置ゼミで自分は一歩ずつ着実に成長しているんだなということを実感しました。これからもこのゼミで学べることを楽しみにこの6期生の仲間と共にがんばって行きたいとより強く思いました。

 写真は先日行った6期生と玉置先生のオンライン飲み会です!とても楽しい時間でもっともっと仲良くなれたらいいなと思いました!!(池戸)
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5月12日 後藤孝文先生の面接練習から学んだこと 第3弾

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第2弾に引き続き、5期生の学びをまとめます。


 今日は後藤先生に面接指導をしていただき、たくさんの学びがありました。
その中でも特に「根本の部分を考えれているか」という後藤先生の言葉が響きました。「そもそもなぜ教師を目指すのか」「自分の良さは何か」根本の部分を最近の私は忘れてしまっていたように感じます。みんなそれぞれの経験をして今の自分がいます。その私にしかない経験を、限られた面接時間の中でふんだんに面接官にアピールできるようにしていきたいとあらためて感じました。
「〜という学級をつくりたい」という部分は同じでも、なぜそう思ったのかというきっかけや根拠はそれぞれ違いオンリーワンです。そのオンリーワンの部分(具体)をより大切にしていきたいです。(木下)


 今日特に学んだことは、自分たちはまだ若く素直で明るく元気な先生であるべきだということです。どうしても勉強していくうちに知識もつき、教育論的な事を話してしまいがちで原点を忘れかけていたような気がします。今日は後藤先生は原点の大切さをなんどもおっしゃっていました。今一度原点にかえり、人間味溢れる教師になってから高度な教育を学んでいきたいと思います。(生田)


 普段から指導していただいている玉置先生とはまた違った新鮮な雰囲気で臨むことができました。
後藤先生は、僕の面接における長所を、ハキハキとしている、筋が通っている、中学校特有の専門性があるということと、短所を、話が長いこと、もっと自己の経験をアピールすることと、明確に示して下さり、今後の面接練習に大きく活かせるものとなりました。
面接は限られた時間でのアピール合戦ということで、いかにして自分の良いことを伝えられるかをもっと研究していこうと思います。(杉山)

 後藤先生の面接練習を通して、もう一度、自分の原点にもどり、自分はどんな人間なのかを自己分析したいと感じました。どの質問にも共通していたことは、そう思った理由や根拠を話すことです。それは、自分にしかない経験や体験をもとに話すことができます。そして、具体性があると面接官を説得する話ができると実感しました。「今の自分があるのは、このような原点からです」としっかり伝え、限られた面接時間の中で「自分らしさ」を出しきりたいです。私は後藤先生の言葉にもあったように「オンリーワン」を大切にしたいです。そのために、今まで自分が1番努力して取り組んできたことや、頑張ってきたことをもう一度思い出し、当時の自分と対話することから始めたいと思います。(長谷川)


 後藤先生、本日はお忙しい中、私たちのために面接のご指導をしてくださりありがとうございました。何度もおっしゃていたように、1番大切なことは「なぜ教師になりたいのか」「どんな子どもを育てないのか」を自分の中ではっきりさせておくことだと学びました。
 玉置先生、いつも私たちの学びが充実するように、環境を整え学びの場を設けてくださっていることに5期生一同大変感謝しています。ありがとうございます。
 これからもご指導よろしくお願いします!(玉置ゼミ5期生一同)

5月12日 後藤孝文先生の面接練習から学んだこと 第2弾

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第1弾に引き続き、5期生の学びをまとめます。


 後藤先生のお話を聞き、教師になりたい決意と覚悟を自分の言葉で相手に自信を持って伝えることが大切だと感じました。なんで教師になりたいのか、どんな子どもを育てたいのか、これらの原点を忘れず、1番核となる部分を大切にしていきたいと思います。また経験や具体例を出すことがより説得力が増すということを、みんなの質問に対する答えを聞いていて、とても納得しました。常に何も知らない人に自分のよさを伝えるということを頭の片隅に置き、自分のいいところを全力で出せるような面接をしていきたいと思います。
 後藤先生のおかげで不安な気持ちが少し和らぎ、改めて教師としての原点が大切なことに気づかせていただきました。今日聞いたお話を忘れず、教採に向けて取り組んでいきたいです。(二村)


 これから、面接にむけて2つのことを大切にしたいと思いました。
 1つは、常に原点回帰し、なぜ教師になりたいか、どんな子供を育てたいか、自分の強みをどう活かすかを考えるということです。どんな質問に対しても、目の前に子供がいると想像して、子供たちのために自分は何が出来るかを考え話すようにしたいです。
 2つ目に、自分の熱意を込めるということです。私は面接の練習をする際、これは絶対に言おうと端的に話すことばかりに意識がいき、最も大切な相手に伝えるという意識が薄れていたことに気づきました。端的にスラスラ話すのでなく、いかに自分の思いを込めて話すかに意識を向けていきたいです。(宮野)


 後藤先生の最後に仰った「面接はアピール合戦の場」というのが強く印象に残っています。現在の私は、質問に対して答えることで精一杯になってしまっており、アピール力は弱いと思います。
「自分の売りはなんなのか?」ということを考えながら、自身の経験と結びつけて質問に正面から向き合い、返答することができるようにしていかなければと痛感させられました。(古川)


 後藤先生に面接指導をしていただき学んだことは、「綺麗な言葉で言おうとするのではなく、自分の経験に落とし込んで具体的に話す」ということです。私は面接で綺麗な小難しい言葉で喋らなくてはいけないと意識して、結果的に話が詰まってしまうということが多かったので、後藤先生のこのお言葉はとても気持ちが楽になり、自分の経験を自分の言葉で伝える大切さを改めて学ぶことができました。
私も含めたゼミ生一人一人に温かい言葉を掛けていただき、とても自信に繋がりました。(大久保)


 最近は、非行、いじめ、発達障害がある子に対しての指導など、個々の事例についてどう対応するのかを一つ一つ考えていました。しかし、今日の後藤先生のお話を聞いて、土台をしっかりとさせることが大事だと思いました。土台があれば、対応の仕方も決まってくると思います。もう一度、「何で教師になりたいのか」「どのような教師になりたいのか」「どんな子どもを育てたいのか」「どんな学級を作りたいのか」というこれから教師になっていくために大切な土台となる考えを見つめ直していきたいです。(北神)


→第3弾へ続きます。

ラジオ出演「ともみとともに」2020年5月18日(玉置)

 2020年5月18日ラジオ番組「ともみとともに」に出演しました。

 中学校教師での体験、心の天気、スマホ勉強会のしゃべり場、注文ボランティアのこと、教師になる人に伝えたいことなどを30分間ほど、思う存分語りました!

 ここをクリックしていただけると、ラジオ番組をきいていただけます。ぜひお聞きください。
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5月12日ゼミ 後藤孝文先生の面接練習から学んだこと 第1弾

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 こんにちは!5期生の長谷川です。5月12日のゼミでは、ゲストとして後藤孝文先生に面接指導をして頂きました。1人ひとりが学んだことを記していきます。また、そこでの学びが沢山あったため今回は3弾に分けて記事にしたいと思います。


 後藤先生に面接をしていただけると分かって、いつも以上に緊張しました。
 私は自分のことを聞かれると戸惑ってしまうと感じました。でも、自分のことをアピールする場という認識が弱いというお話を受けて、その弱さが戸惑いに出ているのだとわかりました。残りの日数で、「自分」をもう一度考えます。(矢崎)


 本当に初めてお会いした中で、ご好評で話された、自分の強みは面接官にしっかり伝わると感じられました。面接練習で私はよく、緊張し混乱してしまうが、混乱から答えを見つけるのではなく、原点に帰ることが大切だと後藤先生の言葉で新たな視点を持つことができました。
 今日の後藤先生に見ていただいた面接練習は、私はネットの不調で他のゼミ生へのアドバイスを聞けないことがたまにありました。だからこそもう一度やって取り込みたい気持ちが沸きました。(二宮)


 教育課程の授業を受けさせていただいてから素晴らしい先生だなあと思っていたので今日はとても緊張しました。緊張感もって面接練習でき、アドバイスも適確で大変勉強になりました。
特に「学ぶわくわく」という言葉を褒めてくださったのが嬉しく、もっと自分なりの表現を考え伝えられるようになりたいと思いました。
 また、された質問にまず直接的に答えるという基本的なことができていないのに気がつかせていただきました。質問をいただいて考えているうちに終わり方に迷ってしまう傾向にあるので、結論をはじめに端的に答えそれに沿って自分の思いを語れるような努力をしていきたいです。
後藤先生のおかげで新たな課題が見つかり、自信も少しついた有意義な時間となりました。
こんな状況ですのでどうかご自愛ください。(酒井)


 今日面接指導をして頂く中で、後藤先生が教育課程論で学び合いの大切さについて、校長先生をされていた時の経験を元に沢山話して下さった事を思い出しました。具体的な教育現場の工夫は初めて聞くことばかりで、子どもはそんな風に行動し、成長するのか、と驚きつつ一生懸命お話を聞いたことを覚えています。
 私はつい自分の考えばかりを話してしまうので、後藤先生に教えて頂いたように、その考えを支える自分だけの経験を、もっと具体的に話すことを心がけよう、と感じました。自分が頑張っていた事をもっとアピールする為に、サークルをやっていた当時の日記や、実習ノートを振り返るなどして、その時自分が頑張った事や学んだ事を思い出そうと思います。そうして、今の自分が色んな経験や思いから出来ていることを感じた上で、これからの面接練習に取り組みたいです。(遠藤)


 後藤先生に面接練習をやっていただいて気付いた反省点は、聞かれた質問に対してズレた答え方をしてしまったことです。面接官がどんな質問をしたかをしっかり頭に入れて、今自分が述べることとズレがないかを、もっと意識していかなければいけないと思いました。
 また、なぜ教師になりたいか、どんな子どもを育てたいか、何を教えたいかなど核となる部分をしっかりもたなければ、一貫性がなくなり説得力に欠けてしまいます。私はまだこの核となる部分が弱いと感じるので、もう一度見つめ直して、教師になりたいという思いがより伝わる面接を心がけていきます。(中西)


→第二弾へ続きます。

5月15日6期生zoomゼミスピーチ(伊藤)

プロローグ

 5月15日それは、音楽、建築、数学、天文学などなどの様々な分野で顕著な業績と手稿を残した天才レオナルド・ダ・ヴィンチの誕生日であり、または、ZOOMのゼミで6期生伊藤幹太が小学生対象を想定したに2分間スピーチをする日である。それに伴って伊藤幹太は悩んでいた。

 なぜなら、スピーチの内容は自由であるから、選択肢が多すぎて内容の決定ができなかったからである。そこで、小学生が求めているものを考えた。今の子供は、習い事や勉強で疲労している。そこで、どうやって疲労と向き合っていくのかをスピーチの内容にした。選択は完璧あとは発表するだけ、果たしてこのスピーチはうまくいくのか??


こんにちは!!
「何もしないをしたくないから何かしたい」6期生、伊藤幹太です。

 結果から言うと、このスピーチは、自分の中では失敗でした。まず、時間が2分30秒ほど、更に時間がオーバーしているのにも関わらず、早口になって聞きづらいものでした。これでは、小学生は興味を持って聞いてくれないと思います。

 話したい内容がたくさんあり、時間を縮めたいから早口になってしまう、ゆっくり話してしまうと時間が長くなってしまうジレンマです。こうなった原因は明らかで、6期生の子にも玉置先生にも指摘されました。それは、導入が長いことです。私は、導入に時間をたくさん取ってしまい、時間が長くなってしまいました。

 そこで、具体的な改善案として、玉置先生からもらったアドバイスは、「その情報でどのような利益が得られるかを簡潔にしめすことです」例えば今回の私の内容だと、「このスピーチを聞けばあなたの疲れは一気に吹き飛ぶでしょう」といえば、児童の興味を一気に引くことができます。このことは、スピーチだけでなく、授業や日常的にも使えるなと思いました。以後その情報でどのような利益が得られるかを簡潔にしめすことを意識して、スピーチを作るようにしようと思いました。

あとがき
 内容を聞いてもらうのに必死で「伝えよう」ばっかが先行してしまい、「聞いてもらう」という意識が足りなかったのだなあと反省しています。初めてのスピーチでこれだけ学べたのでもっともっと吸収して、卒業までに、生徒が私に対して「もっとお話して」というくらいスピーチをできるようにしたいです。(伊藤)

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5月8日6期生zoomゼミと経験と反省(伊藤)

 こんにちは!!

 最近弟に恋愛相談をされ、自分の経験の少なさに、薄っぺらーいアドバイスしかできなかった情けないお兄ちゃん事、6期生、伊藤幹太です。
 
 5月8日ゼミで、模擬授業をしました。初めての経験でうまくいかないことばかりで大変でした。しかし、学べ得ることも多く勉強になりました。今回良かった点A,Bと反省した点C,Dにまとめたので、よかったら、見てください。

○ 良かった点

A,「なにこれ!!??」
 
 私が模擬授業で発表した内容は、「教室マルトリートメントを生み出す教師の圧」というもので、初めて読んだときの内容は「なにこれ!?」でした。

 いままで、学級経営に関する書物をあまり見たことがなく、聞いたこともないような単語がたくさんあり意味が理解できませんでした。(例えるなら、全く知らないドラマを9話から見るぐらい意味がわかりませんでした)しかし、わからない単語は調べ、似たような記事を検索して、何度も何度も繰り返して読めば、意味を理解できるようになりました。

 更に、しっかり読み込めば、どこがわかれば、この文を簡単に伝えることができるのかが見えてきました。そのため今回教材研究はとてもうまくいったかなと思います。

B,欲張らず、一歩一歩
 
 今回初めての模擬授業ということで、6期生のみんなや、玉置先生から褒めてもらえるような授業をしようと気合が入っていました。しかし、色々考え過ぎて、授業の計画が全然作れませんでした。

 すると、最初は「成功させてやるぞー」と思っていたのが、段々「失敗したらヤダな」「失敗したらどうしよう」といった不安になってきました。
そんな中、私の模擬授業をやる、1週間前のゼミで和田先生が、「大失敗しない方法」というのをレクチャーしてくださいました。そこで、「最初、失敗はみんなするものと言ってくださいました。」

 その言葉で、失敗は当たり前だから大丈夫だ。とりあえず、焦ると早口になってしまうから、焦らずゆっくりつたえることを目的にして気楽にやろうと思いました。そのため、当日は、多少焦った部分もありましたが、笑顔でゆっくりはなすことができました。
今回無理せず、言いたいことは、全部伝えることができたので、良かったと思います。

○ 反省点

C,答えは生徒同士で探していくもの

 私は、生徒に対して出す質問に対しての答えを予め作っていました。生徒がこのように言ってくれたらいいなと思って作ったのですが、発表の際自分が作っていた答えを生徒が発表してくれたのでやったーと思い思わず。
「正解です」といってしまいました。先生が答えを認めてしまうと、ほかの生徒の思考はそれで止まってしまいます。しかし、生徒が発表してくれたあと、正解だとして「正解」とは言わず、他の生徒に「この子はこのように言っているけどどう思いますか?」といえば、クラスでまだ考えることができ、生徒の意見が合えば、それが正解であろうと見つけることができます。

 このことを知り、とても納得させれらました。次からは、教師が自ら正解を提示するのではなく、生徒どうして見つけて行けるようにさせたい。

D,グループ活動の意味

 模擬授業の終盤グループで意見を出し合う、活動をしました。その後私は、何気なく、今まで自分が受けた授業と同じように「班でまとめてくれた子、発表してください」といってしまいました。

 しかし、それでは、グループで意見を出し合った意味がないのです。まず、グループで意見を出し合う意味は、みんなの前ではいいにくいから少人数にして言いやすくするのが目的です。しかし、班でまとめてくれた子発表してくれた子に発表してもらっては、そういう子はいつも手を上げるような積極性のある子であるから、グループでいいやすくして、積極性のない子でも言えるようにしなければならない。

 そこの考えが足りませんでした。グループにする意味を考えて、今後は何気なくやっていることの意味を考えて、授業をやっていきたいと思った。

○ 自己評価
 自分なりに頑張ったが、やはり授業は難しいことがわかった。15分やっただけでも、ダメダメなのに、これを45分となるとできる気がしない。しかし、次はすぐ、ゼミで道徳の模擬授業があるため、今回の経験と反省をいかして頑張りたいです。

                                  自己評価点
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画像は当日のメモです。

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総合教育技術2020年6月号掲載「心の天気で心の変化を見える化」(玉置)

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 小学館月刊誌「総合教育技術2020年6月号」では、「個別最適化」で子どもを伸ばす!という特集が組まれました。

 その中で、「『心の天気』で心の変化を『見える化』し、サインを見逃さず個に応じた生徒指導を」と題した私へのインタビュー記事が掲載されました。

 以下にそのごく一部を掲載します。全文はここをクリックしていただくと読んでいただけます。ぜひご一読ください。

声がけのきっかけになる

 個別最適化学習を進めるには、まずは個を知らなくては始まらないと思うのです。いくら個別最適化で子どもの習熟度に合わせた問題に取り組ませても、その子の気持ちが学習に向いていなければ、効果は期待できないでしょう。やはり、一人一人の心の状態を捉え、必要に応じて心理的な支援や生徒指導をしながら、学習の助言をしていく必要があります。

 そんなときに役立つのが「心の天気」システムです。操作はとても簡単で、子どもたちはタブレットで、「晴れ」「曇り」「雨」「雷」の4つの天気の中から、そのときの気持ちに最も近いマークを選んでタッチする、たったこれだけです。非常にシンプルですが、これにより子どもたち一人一人の気持ちが「見える化」され、毎日続けることで教員は子どもの心の変化を見取ることができます。子どもからのサインに気づきやすくなり、声掛けのきっかけになるのです。つまり、「心の天気」システムはICTを使った子どもとのコミュニケーション・ツールのひとつだと考えていただくといいと思います。

 「心の天気」は株式会社EDUCOM(エデュコム)が開発したシステムですが、実は私が出したアイディアが基になっています。(続きは、ここをクリックしてお読みください)

5月8日の5期生ゼミからの学び(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は5月8日のzoomでのゼミからの学びを記します。
 
 今回のゼミは、まず、岐阜県の教採を受験する矢崎さんと酒井さんから、教職教養がなくなったとの連絡からでした。これまで春休みなど、多くの時間を割いてきた教職教養がなくなることは、とてもショックなことだろうと思います。しかし、これまで勉強してきたことは、小論文や今後に生きてくるものだとは思いますが、なかなかやりきれないことです。岐阜の筆記試験は専門科目のみとなったので、僕以外は皆小学校全科なので、これまで以上に、色んな専修が交じったこの玉置ゼミの団結力を見せる時であると感じています。
 
 今回のメインは、場面指導についてでした。お題は、『普段から医者にかかっている女子児童がいて、今日も風邪気味で、先生に対して「今日も頭が痛いから保健室に行きたい」と言った時の対応』ということでした。これを聞いた時に、多くのゼミ生はとても悩みました。どういった視点からこれを考えるかで、いくつかのグループ毎に話し合いました。私のグループでは、まずはアイメッセージで、心配する声掛け(「大丈夫?先生とても心配だなあ。次休んだら授業できそう?先生待ってるからね。」)をしたり、女子児童が帰ってきた時にクラスみんなで歓迎の雰囲気を作ったり、「保健室に行くまで我慢していて偉いね」といった価値づけの言葉をかけて上げることが挙がりました。

 また、居心地が良い空間であるのは、保健室よりも教室であるべきという考えや、どんなことも組織で動くべきであるといったことも挙がりました。
 
 その後の全体交流では、過去の自分の経験から思うことや、自身の友達との関係と結びつけて思うことなどを話し合い、考え方がグッと深くなりました。
 
 最後、玉置先生の総括では、子供は、心に何かを抱えていると体の症状となって現れてくるということを学びました。ただ原因を追求するのではなく、子供の不安を解消するということも考えなければならないという視点は、考えてみれば当たり前ですが、なかなか思い浮かぶものではありませんでした。また、保健室、担任、学校、保護者との連携を密にして考えていくことが、非常に大切であることを学びました。生徒指導の本質は、居場所づくり、絆づくりにあることを意識しながら、今後を過ごしていこうと思います。
 
 この恵まれたゼミの環境を大いに活かし、今後も多くの学びを得たいです!(杉山)

※ 写真は2019年7月1日ゼミでの杉山君です(玉置)

講師からいただいた素敵な言葉(中澤)

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 お久しぶりです!四期生の中澤佑太です。今回はアカデミーの先生からいただいた言葉をお裾分けします。

 5月6日まで休校にならざるを得なかったなか5月7日からzoomを用いて再開されました。受講者と事務員、講師の方が一体となって授業を作って行きました。

 その中である先生が授業後にこう話していました。
「この数週間授業ができなくて、みんなに会えない日が続きました。その中で改めて私にとって皆さんはかけがえのない存在だと思っています。今この世の中で不安な中勉強をしていると思いますが、モチベーションが上がりにくいと思います。そんな時はこう思ってみてはどうでしょうか?

 受かった時に喜んでくれる人、あなたにとって大切な人を思い浮かべてください。

 そうすれば何のために取り組んでいるのか初心を思い出すことができると思います。」

 この言葉は試験への合格を意識した言葉ではあります。しかし私にとってこの言葉は、より深い言葉として染みました。

 現場で働いている仲間ほどではありませんが、新環境になり私は潰れていました。学生として扱われない中働いていません。働いてなくても、お金を稼ぐことの精神的な厳しさを思い知る日々が続いていました。「冷たい。寂しい。怖い。誰かに相談しても仕方がない。そしてこの日々が永遠に続く。人のせいにしてばっかで、甘やかされてきた。でもそうでなければ生きていけなかった」脅かすつもりではありませんが、当たり前に気付くべきことが気付いてなく、心が精神的に未発達であると痛感し。授業を聞くだけでも体が震えて毎日怖いと思う日々が続いています。人生間違えてしまったと。

 だからこそこの言葉は染みました。そうだ。ゼミのみんなが、家族が、多くの人から期待されてここに来たんだ。一気に気付いたことが多くて、内面を根本から変えなければならないからすぐには切りかえれないけれど、一ミリずつ一ミリずつ。人と話すことで変わっていければ。そう私は今考えています。

 教採を前にしているみんなへ、現場で耐えているみんなへ、説得力が乏しいですがエールを。お読みいただきありがとうございます。(中澤)

※写真は2019年11月6日ゼミでの中澤君です(玉置)

5月8日第4回6期生ゼミでの学び(池戸)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!今回は5/8に行われた第4回6期生ゼミについて書かせていただきます!

 この第4回目のゼミで、僕は西野宏明先生の「つまらない質問のワンパターンを脱するオープンクエスチョン」について授業をさせていただきました。この授業を作る上で僕が一番苦労したのは授業の最初から最後まで全てに一貫性を持たせることでした。授業を企画し、考えているとアイデアは浮かんでくるのですがどうしても最初と最後が結びつかないということがが多く、授業作りの中では苦労しました。
 
 また、オープンクエスチョンについての説明をする上でそれと対照になるクローズドクエスチョンについても説明させて頂いたのですが、授業後に玉置先生から、子どもが小さければ小さいほど物事を何かと比較して教えた方がいいという助言とお褒めの言葉をいただいたので、この技術をもっともっと磨いていきたいと思いました。
 
 実は僕はこの6期生内では6番目の授業発表でそれ以前に5人分の発表を聞き、それに対する玉置先生の助言も聞かせていただきました。そこで学ばせていただいたことがなければ僕はたぶんこの授業を作れなかったと思います。一緒に学び、成長していってくれる6期生の仲間と毎回アドバイスをくださる玉置先生に感謝です。
 
 新型コロナウイルスの影響で学校にも行けない今日ですが、このオンラインのゼミを通してまだまだ成長していきたいと思いました。(池戸)

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5月1日第3回6期生ゼミ(特別講師 和田先生)(名桐)

 こんにちは。玉置ゼミ6期生の名桐です。第3回の6期生ゼミでは、和田先生を特別講師としてお招きし、教育実習に関した講義をしてくださりました。そこでの学びを皆さんに紹介していきたいと思います。

 今回の講義は、「授業で大失敗しないコツ」というテーマを掲げ進められていきました。大失敗とはそもそも何かということをゼミ生で考えた後、和田先生の考えをもとに展開されていきました。和田先生が考える授業の大失敗とは、時間配分ミスで学びの時間が少ないというものです。時間配分ミスは、導入が長かったり、挙手指名を途中でやめられない、板書の構想で時間を取ってしまうなど、原因はいくつか考えられます。

 その中で、私は板書に関して凄くタメになったことがありました。それは、板書は指導案の表れだということです。逆を返せば、板書計画は指導案の前に作りなさいという教えだと私は思いました。その教えを取り入れることで、板書をしっかりと使える、伝えたいことが明確になる授業を作れるというのです。指導案は、授業で話すことを字体に起こしたものです。板書計画をもとに指導案を作ることで、子どもたちは視覚的にも聴覚的にも授業を感じられる素晴らしいものになると思います。

 また、板書に関することでもうひとつ。子どもの予想が書き込んである板書は良いということを新たに学びました。私が模擬授業をする際に、ある程度は取り入れていたものの、明確な目的がある訳ではありませんでした。しかし、和田先生が先生とはどんな職業なのか。ということを教えてくださったことで、自分の中で新しい考えが生まれました。

 和田先生が仰る先生とは、「子どもに考えさせることが仕事」であるというのです。板書が教科書の内容(結果)ばかりで埋まることは良くないというのです。子どもたちの考えることを授業の軸とし、それをアシストするためのプロセスとして黒板がある。これが私の中で新たに生まれた考えです。それが完璧にいくかどうかは分かりませんが、もし少し道が逸れたとしても、授業はスパイラルです。必ず取り返せる時がやってきます。先生は、大人数の子どもの前に立つ大人です。どんな時でも余裕をもって、模範であれるような姿を見せていきたいです。

 今回のゼミは、教育実習のことを考えるとてもいい機会となりました。私の中でまだボヤっとしていたことが、一気に現実味を帯びてきました。このような状況で、まだまだわからないことはたくさんありますが、今回和田先生が教えてくださったことを教訓に、これからも頑張っていきます。和田先生、この場をお借りして、今回は貴重なお時間とお話を本当にありがとうございました。(名桐)
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子ども達に魔法を!(酒井)

 こんにちは。だんだんそうめんや冷やし中華が美味しい時期になっていて嬉しい5期生の酒井です。

 学校は、子どもの「未来」の夢を叶える「魔法」を身につけるところ

 この言葉に出会ったのはあるオンラインの講義を受けていた時です。聞いた瞬間とっても心がわくわくしました。教師になって自分も魔法を磨いてるつもりでこども達と心躍る学校生活を送りたい、今自分が感じたわくわくを授業やそれ以外の時間に子ども達に味わってほしい。うまく言葉にできませんがそう思いました。
 選ぶ言葉によって誤解を招いたり、幸せにしたりするのは知っているはずでした。それでも普段話す時は何も考えずに言葉を使ってしまっています。
 あの講義を機に心から子ども達が未来の夢に向かって魔法を身につけられるようにサポートするためにも言葉選びに敏感な自分でありたいなあと思いました。

 今日は心がわくわくすることがあったので久しぶりに四方山話を書かせていただきました。学生最後の一年、大学や様々な場所でたくさんの人との時間を楽しんでいるもんだとついこないだまで思っていました。これからどうなっていくか分かりませんが当たり前は当たり前じゃないことを痛感している今、些細な幸せがとっても心の支えになっています。
 こんな状況下でも私たちの生活や学習を支えてくださっている方々、本当にありがとうございます。その感謝を噛み締めながら、一刻も早い事態の収束を願おうと思います。(酒井)

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5月1日 3回目の6期生zoomでの学び(中江)

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 こんにちは!6期生の中江です。
 
 5月1日に3回目の6期生ゼミで学んだことを記事にさせていただきました。今回は和田裕枝先生がゲストとして来てくださり、後期にある教育実習のために大切にすることをお話してくださいました。教育実習について和田先生から学ばせていただいたことは学生の学びの6期生の記事に書かせていただきました。

 今回のゼミでは、私は2分間スピーチをしました。子どもに向けて2分間教師の立場で話をするというものです。ゼミで2分間のスピーチをするのは初めてでしたが、今回は小学校6年生に向けてスピーチをしました。内容は、免疫力を上げてくれるホルモンのオキシトシンの紹介でした。新型コロナウイルスが流行する今なので免疫力を上げるために大切なことを伝えたいと思いこの話題を選びました。小学生を相手に想定すると「免疫力」や「ホルモン」の話をするのは難しくてどのように伝えようか悩みました。実際にスピーチをする時には「免疫力」や「ホルモン」という言葉は出さずキャラクターを登場させて言い換えをつかって話しました。(写真にあるピンク色のキャラクターです。)

 私のスピーチに対して聞いてくださった皆様からご感想をいただきました。褒めていただいたこと、ご指摘いただいたこと、どちらも大切に自分のこれからの課題にしていこうと思っています。
 
 和田先生からアドバイスをいただいたのでその学びを書かせていただきます。スピーチの時に私は目線が子どもの方からそれてしまうことがありご指摘いただきました。子どもにとって教師の視線移動は気になるもので子どもの気がそれてしまいます。話す時は子どもの顔を見ることが大切だと改めて気づきました。
 
 また、科学項目であるホルモンのオキシトシンの存在を言い換えによって曖昧に伝えてしまって大丈夫なのか不安だったのですが、和田先生から「オキシトシンは何であるのかは分からなくても良い。」と言っていただきました。オキシトシンが何かではなくて自分は何を子どもに伝えたいかに重点をおいて話をするべきなのだと学びました。
 
 そして、動作化を導入することでもっと印象に残りやすいことを教えてくださいました。今回オキシトシンのイメージとしてキャラクターをつくったのですが、そのキャラクターを動かして大きくしたりすることで年齢の低い子どもにも伝わりやすくなるとアドバイスをいただきました。前回のゼミで私が発表させていただいた記事のユニバーサルデザインの考え方に繋がっていてより学びを深められたように感じました。以前に学んだことから応用して現場で活きる力にしたいと思いました。

 今回もたくさん勉強をさせていただく機会となりました。アドバイスをくださった和田先生、ゼミで発表する機会をくださる玉置先生、ご感想や助言をしてくださった5期生の皆様、一緒に学ぶ6期生のみんな、感謝したい方がたくさんいらっしゃいますが、ここで感謝の気持ちを述べさせていただきます。皆様ありがとうございます。(中江)

5月1日第3回zoomゼミでの学び(金子)

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 こんにちは。玉置ゼミ6期生の金子奈央です。第3回のzoomによるゼミを行いましたので、そこでの学びを述べさせていただきます。
 
 今回は、ゲストで和田裕枝先生に来ていただきました。そして、秋に行われる教育実習に向けて講義を行ってくださいました。
 
 私は今回2分間のショートスピーチの担当でした。玉置先生と6期生に加え、和田先生と5期生の先輩にも感想を述べていただきました。とても貴重な機会に発表できて嬉しかったです。発表するときは見られている感がこれまでの発表よりも強く緊張して、手が震えました。実習で必要とされる、堂々と人前で話すことにつながる貴重な経験を与えていただいていることに改めて感謝しています。この調子だと、大勢の子どもを前にしたらもっと緊張すると思います。これからもこのような機会を大切にして、特訓していきたいです。

 今回発表のアドバイスをいただき、本当に伝えたいことを重点に発表することを大切にしたいと思いました。私の発表は説明が長くなってしまい、本当に伝えたいことが霞んでいる発表になってしまいました。子どもが理解しやすいようにというのを意識しすぎてして、前置きが長くなってしまいました。そうではなく、簡単な言葉でまとめ、本当に伝えたいことを言葉を大切にしたり、様々な表現を加えたり、そこを中心として話を作っていきたいです。たくさんの助言をいただきました。また次回の発表で生かしていけるように自分の発表の仕方を見直ししていきます。
 
 和田先生の講義の感想については、他のページの学生の学びで記録させていただきます。和田先生のお話の中には、実習までにつけておきたい力がたくさんありました。その力を養うにはやはり実践をくりかえしていくことが必要だと思います。これからのゼミ活動やそれ以外の場でも人前で話すときに今回教えていただいたことを意識していきたいです。
 
 講義、助言をしていただいた和田先生、このような機会を与えてくださっている玉置先生、本当にありがとうございます。

ゼミ生が行っている「心の天気」をPHP2020年6月号に掲載(玉置)

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 月刊誌「PHP 2020年6月号」の連載「学校の快談」で「『心の天気』で子どもたちの気持ちを知る」と題した拙稿が掲載されました。

 この「心の天気」は、我がゼミとEDUCOMさんとの共同研究の一つとして、ゼミ生とともに行っているものです。原稿の中にも、ゼミ生が書いた「心の天気」のとらえを挿入しました。出版社に許可を得ましたので、以下にこの原稿を掲載します。

 ***「心の天気」で子どもたちの気持ちを知る***

 文部科学省は、現在、子どもたち一人一人にコンピュータを渡し、学校での学びをより豊かにする施策を進めようとしています。すでにこれが現実化されている学校があります。その学校での取組を紹介します。

 その学校では、私が発案した「心の天気」というシステムを使っていただいています。「心の天気」は、子どもが登校したときや一日を終えたときに、システムを立ち上げて、今の自分の気持ちを「晴・曇・雨・雷」のいずれかのマークで示すだけの単純なものです。学級担任は自分の学級の子どもの「心の天気」、学年主任は学年全体、校長は全校の子どもの「心の天気」を手元のコンピュータで見ることができるようになっています。

 たったこれだけのことなのですが、学校内に大きな変化が生まれてきています。子どもと先生の距離が、グッと縮まったのです。

 例えば、前日「晴」だった子どもが、突然「雷」になることがあります。担任は、その理由を聞きたくなります。「何かあったの?」とさり気なく聞いてみると、昨晩、家庭でスマホの使い方で厳しく怒られたとのこと。そして、こう言った子どもがいたそうです。「先生に言ったら、すっきりしたよ」と。ちょっとしたことですが、「心の天気」がコミュニケーションを生み出すきっかけになっているのです。

 実は、私のゼミ生も「心の天気」を毎日入力しています。この「心の天気」でゼミ生といつも結び付いているなという感覚を持つことができています。学級担任時代を思い出しています。   

 ある学生が「雷」マークだったので、聞いてみると、バイト先で重要な役目をもらったのに、うまく出来なかったことが「雷」の原因だったそうです。さっそくコメントを返して、その学生と会話を楽しみました。

 「心の天気」について、次のように書いたゼミ生がいます。
 「晴、晴、晴と連日、晴が続いていた私ですが、とうとう雷になりました。私は、雷はイライラしたときの気持ちやどうにも言葉にできない気持ちを表すものだと思っています。
 昨夜、雷になってしまいました。自分の情けなさや周りに対しての不満。自分で頑張っていると思っていた事を心ない言葉で否定されると、もう、何というか、言葉にできなくて。私の「心の天気」が雷になりました。
 このことで『心の天気』は、とても良い仕組みだと感じました。言葉にならない気持ちを吐き出すことができる小さな避難場所です。この避難場所があることがどれだけ救いになることか。言葉にできない黒く重い気持ちは、その人の心にずっと靄のように居続けます。その靄は自分一人の力では吐き出せません。そんな時にこの心の天気は大活躍すると感じています」
 
 今日もゼミ生たちの「心の天気」を気にしている私です。(玉置)

※ ゼミ生の金子さんが学級担任になったつもりで「心の天気」を子どもたちに説明する動画をすでに発信しています。こちらもご覧ください。

5月1日和田先生の授業づくりのお話からの学び(6期生)

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 和田先生、とても貴重なお話をしていただきありがとうございました。今日、和田先生が話してくださった教育実習で大失敗しないコツは全てに根拠と説得力があり、本当に勉強になりました。

 自分はまだ教師になるには力不足ですが今日和田先生がおっしゃったようにまずは3つ自分でポイントを決めて一つずつではありますがものにしていきたいと思います。

 またこのお話を聞いて、もしこの10のポイントを全て実践できるようになったらいったい自分はどんな授業ができるだろうと思うとワクワクしました。今日は本当に貴重なお時間とお話をありがとうございました。(池戸)


 このような状況下のなか、とても貴重なご講話ありがとうございました。教育実習までは残り4ヶ月程ですが、まだまだ鍛えられる力はあると思います。大失敗しないためにも、和田先生のお言葉をきちんと胸に閉め、少しでも多くのことを現場から学んで参ります。今日は貴重なお時間を割いてくださり、本当にありがとうございました。(名桐)

 
 和田先生のご講話を聞いて、不安でいっぱいだった教育実習が少し楽しみになりました。自分の中で「失敗したらどうしよう」という不安だけが大きくなっていたので、時間配分が大失敗に繋がるという原因を知れたことやそうならないための技を教えて頂けて、現実的なイメージが湧きました。先生が教えてくださった10個の技の中で、私は「発問は短く、わかりやすく」「子どもの表情をよく観察する」「ワークシート配布時の説明を短くする」という3つから挑戦したいと思いました。この3つを選んだ理由としては、私が教育実習で達成したいこととして「子どもを信頼して授業がしたい」という目標があるからです。初めにも言ったように、今は正直不安な気持ちでいっぱいです。

 しかし、和田先生もよくおっしゃるように、子どもは先生のことをよく見ているし、応えようと頑張ってくれると思います。そのため教育実習を通して、子どもの考えや発言を拾いながら授業を展開していけるようになりたいです。「自分が授業を作る」ではなく、「子どもが授業を作っていく」という意識を忘れないでいたいです。その時に、私が選んだ3つの技はとても大切になってくると思いました。子どもが自分で深めていけるような発問をし、その表情をよく見て、子どもが主体的に動くポイントをしっかりと抑えたいです。

 ワークシートを配布するタイミングがとても重要だということは今まで考えたことがなかったのですが、そのタイミング一つで子どもの思考のリズムが崩れてしまうと聞いて、とても納得しました。教育実習でもワークシートを活用する場面はあると思うので、実践したいです。他にもできるようになりたい技ばかりだったので、一つ一つ確実に身につけたいです。
 
 貴重なお話をありがとうございました。聞き逃さないようにメモをするのに必死でした。またこのようなご講話をして頂けると幸いです。ありがとうございました。 (松浦)


 和田先生のお話を聞いて、授業構成の大切さを学びました。今回聞いたことを意識して授業づくりをしたら、すばらしい授業になると思いました。そのためには、やはり実践を積むことが大切だと思いました。私は子どもにうまく伝えることや、理解してもらうために詳しく説明することが大切だと思っていました。けれど、そこにこだわりすぎてしまうと本当に伝えたいことが薄くなってしまい、子どもにとって本質的な学びにならないということを教えていただきました。簡単な発問から子ども同士で気づきをしていくことが本来の主体的な授業なのだと考えさせられました。

 板書計画や指導案作成の経験はまだ少ないです。今日そのポイントを教えていただきました。授業づくりや、教材研究を深めることで子どもの何気ない発言の中のキーワードにも気づきやすく、授業も展開しやすいと和田先生がお話しされました。指導案をつくるにあたり、さまざまな子どもの発言を予想して板書計画や教材研究をできるような教師になりたいです。

 また、自分のスピーチについていただいたアドバイスも改めて確認して改善していきたいです。とても貴重なお時間をありがとうございました。(金子)


 今回和田先生のお話を聞いて、教育実習での授業のやり方のコツなどを聞くことができ、本当にためになりました。話を聞いているだけで自分も上手な授業ができる気になってしまいましたが、これは実践しないと実際は全然できないテクだと思うので、教育実習前の模擬授業に今日教えてもらった技をいれて授業を作る練習をして、教育実習に行く前に少しでも工夫した授業ができるようになりたいと思います。本当にためになる話をありがとうございました!(中野)


 授業ありがとうございました。めちゃくちゃ面白かったです。教育実習で、授業は時間が限られていて、そのなかでどうやったらゴールに着くことができるのか、その方法がとにかく明確にされていてとても為になりました。とりあえず私は前半の4つをできるように心がけたいとおもいます。(伊藤)


 第3回目の6期生のゼミに和田先生が参加してくださり、教育実習で失敗しない手だてを指導してくださいました。10項目のうち3つ選んでそれを目標に授業をつくることを教えていただきました。私は授業づくりの大切なポイントがあればできるだけ多く取り入れた方が良いと思っていました。

 しかし、そうではなくて少しずつ自分が大事にしたいことから目指し、達成することができたら他のポイントを取り入れる手順が大切だと学びました。失敗を恐れてがむしゃらに藻掻くのではなくて自分が大事にしたいポイントに絞って授業をつくっていきたいと思いました。

 教育実習に対して不安が大きかったので、この時期に和田先生のお話を聞かせていただくことができて嬉しいです。和田先生、玉置先生、このような機会を設けてくださってありがとうございます。(中江)

このご時世に思うこと(杉山)

 こんにちは。5期生の杉山です。記事を書くのが久しくなってしまいました。すみません。この間に色々と私自身が感じたことや、四方山話を記事にしていきます。

 新型コロナウイルスが蔓延し、政府による緊急事態宣言が出され、私達も大学に行けなかったり、これまで通りの日常が送れなかったりと、多大な影響が出ています。オンライン授業で講義が行われていますが、やはり対面の講義のほうが集中もできますし、より学びになると思いますが、今は仕方がないことです。

 私自身も、バイトや銀行に行くこと以外の「不要不急」の外出を避けて、ほとんど家にいるのですが、ふと思ったのが「学ぶことって楽しい」ということです。教員採用試験の勉強をすすめていくなかで、教職教養、一般教養、専門科目(私の場合は社会科)問わず、新たな知識を得ることや忘れていた記憶が蘇る感覚がどうも癖になるのです。今は友達と一緒に勉強することはできないので、ビデオ通話をしながら勉強しています。

 コロナ禍の中で感じているのが、「教養は大事」であるということです。ネットの掲示板やYahooニュースのコメント欄を見ることが私の日課になっており、世の中の人がどんな考えを持っているのかを確認しています。その中で、周りに流されただけの薄っぺらい知識で自分語りをする人や、この状況の中でとにかくストレスを他人にぶつけたい人などを何人も見てきました。私自身も、このコロナのことや政治のことなどについて、個人の意見をしっかりと持っているつもりですが、何が正解で何が不正解なのかが本当にわからないこのご時世、やはり「社会で生きていく上での一定の教養」は、本当に武器になるので、社会科の教師になって、こういった教養の大切さを生徒に伝えていけたらいいなと思っています。

 次に、こういうときこそ「思いやり」の精神を持つということです。私は普段から、コンビニや飲食店などを利用したときは、必ず「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」と言うようにしています。特にこんな状況の中で、私達に様々なサービスを提供してくれる人たちには、本当に頭が上がりません。私も飲食店と塾のバイトを掛け持ちして働いていますが、飲食店で、客の言動で気分を害されたことは何度もあります。なんでそんなことをするのか私は到底理解に苦しみますが、「残念な人だなあ」と思うようにしています。そんな中で、感謝の言葉を一言言えば、大変な従業員の人たちも少しは良い気持ちになると思います。

 「9月始業論」が噂されている中、世界や日本はどうなってしまうのか、私達の教員採用試験はどうなってしまうのかなど、不安なことが多いですが、普段の玉置ゼミや趣味をすることで元気でいます。こんな状況でも「深い学び」を提供してくださる玉置先生やゲストの講師の先生(和田先生など)、新たな視点で刺激をくれるゼミ生の仲間や友達に感謝を申し上げて、終わりにします。長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。(杉山)

 写真は、最近読破した歴史の本です。日本人として知るべき内容がたくさん詰まった、杉山おすすめの本たちです。とても面白く、なにより「教養」が身につくので、ぜひ読んでみてください。
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