作文で感動した話(矢崎)

 「日本のいじめ対策は間違っている」

 私は、論述対策で「いじめ」について色々調べたいと思い、ネットで「いじめ対策」と調べた時、この言葉に出会った。

 正直、とても驚いた。私が調べたいと思っていたことを否定している言葉だったからだ。更に、この言葉は中学2年生が書いた人権作文のタイトルだった。あまりにインパクトのありすぎる言葉に惹き付けられ、私は気づけばそのサイトを開いていた。

 この作文を書いた中学2年生の生徒さんは、いじめを受けた生徒をカウンセラーの協力を得ながら支援することやいじめを行った生徒を別室で授業させる、道徳教育の充実は本当にいじめの根本的解決につながっているのかということを問題視していた。

 そして、その解決したいと願う日本の「いじめ」は「長期的に陰湿化しやすい」ことを一番の問題点として挙げていた。

 では、なぜ日本の「いじめ」は「長期的に陰湿化しやすい」のか。その生徒さん曰く、二つ原因が考えられるという。

 一つ目は「日本のいじめは精神的苦痛を主とし、表面上分かりにくく、教師などに気づかれにくい」こと。

 二つ目は「いじめを見ている人の反応」。

 この二つにより、いじめを止めるための「いじめのストッパー」がなく、どんどんエスカレートし、いじめが長期化してしまうということだ。

 だが、三つの要素があれば、誰でも「いじめのストッパー」になれるという。
一つ目の要素は「善悪の判断ができること」。
二つ目の要素は「自分の意見をもつこと」。
三つ目の要素は「他人の意見を尊重すること」。
一つ目と三つ目の要素は既に備えている日本人は多いという。

 しかし、二つ目の要素である「自分の意見をもつこと」が日本人は備えきれていないことが多いという。

 私自身、「周りに合わせること」が良いこととされている空気が日本には流れていると感じる。その空気は周りの人と上手く楽しく生きていくには必要な空気だとも思う。でも、その空気は時として、黒く重い空気になることはないだろうか。私はその代表的な「時」は「いじめ」の場だと考える。

 いじめが行われる場で流れる黒く重い空気を吸うこと、「周りに合わせること」で周りの者は自分を守ろうとする。でも、その空気は重いから、いつまでも吸った人間の中に居続ける。だから、いじめは長く存在し続ける。

 だからこそ、この作文を書いた生徒さんの仰る通り、「自分の意見をもつこと」要素を持つことが重要なのだ。自分はこのいじめは認めない、許さない、黒く重い空気は吸わないと「自分の意見」を一人ひとりが持つことができればいいのだ。

 この生徒さんは日々の生活の中で、集団で一つの課題に対して真剣に話し合い、取り組む活動を取り入れることで三要素が培われると最後に仰っている。これは日々の学校生活の中のどんなときでも、教師の意識次第でどれだけでも取り入れることができるのではないだろうか。つまり、子ども達が三つの要素を獲得できるかは、教師の働きかけも大きく影響するのだ。

 だから、道徳教育であろうとなんであろうと、自分が教師として子どもたちに対して行う活動はこの三要素を意識して構成していきたいと思う。この三要素を網羅するのは簡単なことではないし、今の自分には難しいとはわかっている。でも、この作文を書いた生徒さんが大人になられて、見る教育現場に、周りに合わせて黒い重い空気を吸う子がいないようにしたいと思った。(矢崎)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

画像1

7月17日6期生ゼミでの学び(名桐)

 こんにちは。6期生の名桐です。この記事では、算数の模擬授業の活動で学んだこと及び感じたことを述べていきたいと思います。

 今回の活動では、教材をどういった形で子どもたちに伝えるかとても悩みました。オンラインですので、机間巡視や黒板を使った授業ができません。どうすれば子どもたちの主体性を働かせながら進められるかと考えた結果、紙を使った体験型の授業にしようと決めました。

 算数の規則性を見いだす単元だったので、子どもたちの発言が鍵となってきます。どうすればめあてにたどり着くような発言を促せるか、子どもたちの反応はどういった形で現れるか、不安ばかりの模擬授業でした。私自身、算数の授業が最も難しいと考えています。子どもたちの理解度を知ることが容易でなく、また、最も「わからない」が生まれる教科だと思うからです。そこで、子どもたちの言葉を繋いで授業を作っていくことの重要性を改めて感じました。

 子どもたちの言葉を繋ぐことで、その考えを膨らませ意見を共有することができます。ですから、教師が一方的に説明して問題を解くばかりの授業ではなく、言葉を繋ぎ一つ一つの「なぜ?」を解決していくことで子どもたちの中に算数の考え方が蓄積されていくと思います。

 2週連続の発表になり、自分の力を伸ばせる良い機会がたくさんあったので喜ばしいと思いました。また、他のゼミ生の授業も凄くクオリティが高いものばかりなので、これからもお互い切磋琢磨し合ってスキルを磨いていきたいと思います。(名桐)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
画像1

7月30日愛知県庁と犬山市役所にて会議(玉置)

画像1
 7月30日午前は、愛知県庁にて「第4次愛知県教育振興基本計画第1回検討会議」に出席。22025年までを想定して、いわゆる愛知県の教育施策の方針を策定する会議。岐阜聖徳学園大学人として、愛知県の教育施策に関われることは、とても意義のあること。僕はICT活用教育の面から発言。

 午後は犬山市役所で第1回犬山市ICT活用教育研究委員会に出席。アドバイザーとして何度か発言。

 ここのところ、いわゆるGIGAスクール構想会議が続く。(玉置)

7月29日金沢市中堅教諭等資質向上研修講師(玉置)

画像1
 久しぶりの対面講演のため金沢市へ移動。名古屋から米原まで新幹線、米原から金沢まではしらさき。いずれも自由席で。十分に選ぶ余地ある座席。

 12時前に着。昼食をとってタクシーで金沢市教育プラザ富樫へ。中堅教諭の方が40名ほど参加。講師席にはシールド。皆さんは距離をとってのマスク参加。

 演題は「働き方改革時代をふまえた中堅教員の学校組織マネジメント」。90分間の講演。参加者の頷き具合に安心して快調に話すことができた私が出会った優れたミドルリーダーの話。

 終了後、すぐにタクシーで金沢駅へ。往路と同じようにしらさぎ号からひかり号へ乗り継いで名古屋駅へ。夕食は奮発したが失敗。まあ良い情報を得たことにしておこう(泣)。(玉置)

7月24日6期生ゼミでの学び(池戸)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!今回は7/24日に行った第13回目となる6期生ゼミのことを書いて行きたいと思います!

 6期生の新しい課題は授業名人である算数の志水先生の授業動画を見てそれを参考にオンラインで模擬授業を行うというもので自分は小学校3年生の分数の大小という単元を課題に模擬授業を行いました。

 この課題に取り組んで初めに思ったことはオンラインで授業を行うのは難しいということです。資料の清水先生の授業は対面の授業であり、同じようにしたくてもどうしてもオンラインでは同じようにできない時、いかに工夫してその活動を行うかを考えることが授業を作る上で大きな自分の課題になりました。
 
 模擬授業中の一場面では、僕が子ども役に意見を聞いている時に子ども役が自分の意見を話す前に「〜くんの意見と似てるんですけど」と言った場面がありました。僕はそのままその子の話を聞いていたのですが、玉置先生から「似てるってことは似てるけど違うところがあるんだ!どんなところ?」と声をかけた方がいいという助言をいただき、子どもの言葉をもっとしっかり聞くという次の授業に向けての課題を見つけることができました。
 
 また、実際には模擬授業をしてみてこれまでの2回の模擬授業の成果なのか子どもたちの発言をつなげるということがスムーズにできるようになってきていることが自分でも実感できて、玉置先生から学んだことが着々と自分の力になっていることを実感することができました。
 
 このように自分が成長できているのも玉置先生と同じ6期生のおかげです。前期のゼミはあと一回ですがこれからもより良い学び合いをしていきたいです。(池戸)
画像1

7月24日6期生ゼミの学び (中野)

画像1
 こんにちは!6期生の中野です。7月24日のゼミで模擬授業をやらせていただいたので、今回はゼミでの学びを書いていきたいと思います!

 今回私は、志水先生の授業を真似した模擬授業で、小学五年生の題材、「人文字」についての授業を行わさせていただきました。いい授業を真似をすることで学ぶということで、志水先生の授業の真似をさせていただきました。

 真似をしているので、授業を行う前は完璧だと思っていたのですが、オンライン授業ということもあり、途中で通信が切れてしまったり、思うように伝わらなかったりして、色々テンパってしまい、なかなか散々な授業になってしまいました。

 しかし、これも含めての教材研究なので、私の教材研究不足が身に染みました。また、6期生の皆さんは、本当に児童役がうまくて、全然予想してないような発言が飛び出してくるので、とても勉強になりました。

 このような散々な授業でしたが、自分の中で良かったと思うところも少しだけあり、前回模擬授業を行ったときよりも自然に児童の言葉を汲み取って授業を進めることができたのではないかなと感じました。途中で玉置先生にご指導を受けながら授業を進めた面もあったので、本当にまだまだですが、この調子で少しずつでも自分のできることを増やしていき、模擬授業ではたくさん失敗を重ねて、教師として成長していきたいとあらためて思いました。読んでくださりありがとうございました。(中野)

7月21日5期生ゼミでの学び(酒井)

 こんにちは。5期生の酒井です。4年前期が終わろうとしているのが信じられない今日この頃です(笑)。

 今回は7月21日にあったゼミでの学びの書かせていただきます。この日は久しぶりの授業研究ゼミで、志水廣先生の飛び込み授業をみて学ばさせていただきました。今回先生は一回で一通り見るのではなく二回目に分けて前半終了後に後半の展開を予想する流れで進めてくださいました。後半視聴後の感想も5期生内で交流しより深まった気がしています。それらの活動を踏まえて特に感じた学びのを2つ書かせていただきます。

 1つ目は考えたくなるしかけのもつパワーを大きさです。先生のかける声や、展開の仕方、児童の意見の拾い方は全部子どものたちの知りたい気持ちを掻き立てていました。教材への目のつけどころが鋭いんだろうと思います。飛び込み授業であそこまで子ども達をつなぐことができるのは才能と教材研究の深さなのではないかなと思いました。

 2つ目は板書とすとんと腑に落ちる授業展開の親密な関係性です。ひみつ1とひみつ2を順番に考えていくのは大学生である私も思いつく展開ですが、志水先生はひみつそれぞれ導き出すだけでは終わらずひみつ1がひみつ2がつながっていることにも気付かせる声かけをしていらっしゃいました。板書してあるひみつが線で結ばれたとき私もおもわずをわあ、なるほどなあ、と思いました。板書の効果はこういうところにあるんだということにも気付かされました。

 知識や技能は今や学校でなくても身につけることができます。それでも学校で授業をおこなうのは今回見たような授業を通して表現したり、対話したりするなかで身につく力があるからなのだと思っています。学校でまなぶわくわくを感じさせられるような存在でありたいと改めて思うことができました。
 
 貴重な映像の提供をしてくださった玉置先生、多様な考え方に触れさせてくれた仲間に今回も感謝してます。前期のゼミもあと一回!大切に受けたいです。(酒井)
画像1

6月26日「幸せは作るものではなく、気付くものである。」道徳の模擬授業を終えて(伊藤)

画像1画像2
 先日7月13日、21歳の誕生日を迎えることができました。沢山の友達に支えられ生きてこれたことにとても幸せを実感することができました。

 そんな私ですが、20年間振り返って、魔日毎日、課題やら宿題やら予定やらから逃げて、追われ続けてきました。そんな生活をしていたため、自分に余裕がなく、何事も空回りしてしまい、ダサい生き方をしてきたなと思いました。そのため、21歳は「期限に余裕を持ち様々なことをこなし、スマートでかっこいい大人になる」を21歳の抱負にしたいと思います。そんな中21歳3日目、15日に期限を大いにすぎたこの記事を書いてます。

 6月26日金曜日5限にゼミで道徳の授業をやりました。周りと比べて、劣等感を抱いていた主人公が、ある日をきっかけに個性を伸ばし自分に自信をもって成長するという「嬉しく思えた日から」という教材について模擬授業をしました。

 授業を作る上で、一番最初に困った場所は、導入です。今までの授業の流れでは、物語の前後で主人公の気持ちが変わった場面のイラストを見て、児童が、主人公はどのように気持ちが変化したのかを想像するというのがいつもの流れでした。しかし私の教材には、主人公の気持ちが変わったことが想像できるようなイラストが一切なく、導入をどのようにつくるのか、とても悩まされました。結果、イラストはないので、主人公の気持ちが変わったことがわかる、文章を教材から一部分抜き取り、そこから、主人公に何が起きて、どんな気持ちに変わったのかを想像する導入にしました。すると、テーマの「自分の個性に気付き、個性を伸ばす」ということに直結しており、狙いに沿ったとても良い、導入ができたと思います。またイラストでクイズのようなものも出し、児童の興味を引けるような導入になったと思い満足しています。しかし、反省点もたくさんありました。

 まず1つ目の反省点は、授業の構成を考えたり、導入を作ることに時間をかけすぎて、授業の通した練習をしていなかったことです。この事により、当日になり、発問が伝えにくい文章になってしまいました。また、余裕がなくなり、周りのことが見えずから回ってしまったことです。このような反省から、模擬授業をする際は、周りの友達や、兄弟などの最低2人授業をして、感想をもらい改善して、穴を埋めていくことが大切だと思いました。

 2つ目の失敗は、自分の狙いに集中しすぎて、児童役の人たちに目を向けることができなかったことです。自分がこだわっていたいた事に集中しすぎて、先生中心の授業になってしまっており、自分勝手な授業担ってしまいました。道徳は、児童が考えることに意味がある教科なので、自分のことを先行するのではなく、児童にもっと自由に考える機会を与えることが大切だと思いました。

 最後に今回の授業でアドバイスしていただいたことで、最も大切にしたいなと思ったことは、「児童から先生が狙っていた意見が出たら、それをもう一度言わせて、クラス内でその意見の価値を高めていく」ということです。このことは道徳に限らず、どんな授業でも使える技術で、子供の発言で勧めていく授業で、教師が狙ったことを学ばせることができるとても素晴らしい授業技術だと思いました。
 
 最後の最後に余裕を持ち、私生活も授業もスマートにかっこよくこなせる、先生(大人)になることを個々に誓いたいと思います。
(令和2年7月15日伊藤幹太21歳)

7月15日5期生ゼミ記録(二宮)

 こんにちは、5期生の二宮です。今日は7月15日のゼミについて書いていきます。今回は特別支援とICTについての問題を全員で解きました。

 前日に「明日のゼミ何やりたい?」の一言から今日のテーマが決まりましたが、自分の苦手とみんなの苦手は近いことがわかって少し安心しました。それでも残りの短い時間で少しでも苦手を解消しようと思います。またほとんど初めて見る問題の中で間違いもあり、「これが本番だったらどうしよう」や「自分だけできてない」焦りを感じましたが、「苦手がわかった」「これが本番じゃない」のように前向きな気持ちで終えることができました。

 いよいよ今週末には愛知県、名古屋市、岐阜県でも一次試験があります。雨が続いていますが体調に気をつけること、これまでの学びを自信をもって活かすことの2点を大切にしてまずは一次試験に臨めるようにしたいです。玉置先生、今週もありがとうございました。(二宮)
画像1

共に頑張る仲間(宮野)

画像1
 こんにちは!5期生の宮野です。先日、教員採用試験の1次試験が終わりました。
 私は、地元の滋賀県を受験しているのですが、ほぼ毎日、滋賀を受験する仲間と面接練習等を重ね、切磋琢磨してきました。試験前日最後の面接・討論練習で、滋賀の仲間たちの「このメンバーで頑張って来れて本当に良かった」「この仲間だから、話を繋いでくれる安心感がある」という言葉に心が熱くなり、全員で受かって滋賀の教師になりたいという思いがますます強くなりました。
 
 現在、まだ1次試験の結果は分かりませんが、2次試験に向けて、また滋賀の仲間と1歩踏み出しました。教員採用試験を通じて、人と繋がる喜びと、自分自身が、色々な人に支えてもらって今頑張れているのだという感謝の気持ちをひしひしと感じています。
 
 ここまで切磋琢磨してこれた大切な仲間と、1日1日を大切に、玉置ゼミで学んだ”分福”精神を忘れず、最後まで諦めず、努力していきたいです。(宮野)

7/13 教員採用試験、1つ目の筆記試験を終えて。(生田)

画像1
 こんにちは!玉置ゼミ五期生生田朋也です!四方山話は久しぶりの投稿となってしまいましたが今回は現状と今の気持ちを書いていこうと思います。

 コロナが第2波が来ている中、前日入りで1泊して一つめの筆記試験を受けてきました。コロナで模試などがなくなってしまったため、受験は久しぶりの感覚でとても緊張しました。

 いよいよ始まったという気持ちです。あれほど遠い存在だった教員採用試験が始まりました。

 正直毎日不安で押し潰されそうになっています。しかし勉強の不安は勉強することでしか消えません。

 そのような中でも3つのものに支えられています。それは家族、友達、そして玉置ゼミ。この3つです。玉置ゼミでやってきたこと、玉置先生に指導していただいたこと、教わったことすべてが自分の教師になりたいという思いを一層強くしました。もし、玉置ゼミに入っていなければ夢への思いが薄くなって、厳しい状況で折れていたかもしれません。

 そして最後に、この教員採用試験が終わっても学び続けることをわすれないようにしたいです。

 母親に「教採教採ばっか言ってるけど、教採終わったら終わりじゃないよ。受かることはもちろん大切。でもそこで勉強しなくなったら受かった意味ないよ。」と言われました。本当に最近は目の前のことしか考えていませんでした。しっかり周りに感謝の気持ちを忘れずに、先を見据えて、教採が終わってもしっかり学び続けていきたいです。(生田)

三重郡教頭会講演「学校を元気にする教頭の在り方・心得」

画像1
 雨の中、三重県菰野町へ向かう。早朝に出たこともあって、とてもスムーズで会場付近に1時間以上前に到着。しばらく車の中で寝る。

 10時から三重郡教頭会で講演。小さな町で全員でも14名。今日は12名の参加とのこと。私の話を聞こうとしていただいただけで嬉しいこと。1時間40分ほど「学校を元気にする教頭の在り方・心得」と題して講演。マスクをしたままの講演は辛い。時々眼鏡が曇る。いつも以上に水分補給。学習指導要領の捉え方から授業の助言の仕方など、内容はたっぷり。そのため一つ一つの説明の丁寧さに欠けたなと反省。本もたくさん買っていただき感謝。

大学人となって雑誌掲載155本に(玉置)

画像1
 2015年度に大学人となって、原稿依頼をコンスタントにいただけるようになりました。

 本日の月刊プリンシパル8月号掲載で、通算155本となりました。

 様々な機会でこれほど発信をさせていただいてきたことにあらためて感謝し、喜んでいます。感想もいただけることもあり、励みになっています。今後も頑張ります。

 ちなみに雑誌掲載一覧はここをクリックしていただけると見ていただけます。(玉置)

東員町立笹尾東小学校で指導助言

画像1画像2画像3
 10時30分ごろ家を出て、東員町立笹尾東小学校へ向かう。時間調整のため、途中でマクドで休憩。

 12時30分学校着。4月からの学校の様々な対応をお聞きして、その苦労を思うばかり。「学校行事の今後についても方針を決めていますが、果たしてできるだろうか、と思うこともありまして…」という言葉が出るのもよくわかる。

 5時間目の6年生算数授業参観。指示が明確で、その指示を聞き、すぐに動く子どもたち。課題に対してすべての子どもが自分の考えをノートに自分なりに書けていることも驚く。意図的指名で二つの考えを出させ、それを比較検討する中で、課題解決をする展開。グループでの話し合いにおいては、この状況なので机を合わせることなく、体の向きを変えて、一生懸命聴き合う姿が愛おしい。

 すべての先生たちが子どもの姿をとらえ、そこから学ぼうとしておられていて気持ちの良い職員集団。腰を屈めてマスク越しの子どもの声を聴き取ろうとする姿にも心動く。

 授業検討後に、1時間弱の時間をいただいたので、「主体的・対話的で深い学び」となるための授業づくりについてポイントを話し、今日の授業における「見方・考え方」の言及へ。この視点から本日の授業のさらなるバージョンアップのためのヒントを提示。

 指導助言後、同席していただいた教育事務所の先生から「面白くて分かりやすく、あっという間に時間が過ぎて、元気になる講演でした」とコメントをいただく。久しぶりの高座といった感覚で話す。たくさん笑っていただき、持参した本もたくさん買っていただき大感謝。

7月8日5期生ゼミでの学び(中西)

画像1
 こんにちは。5期生の中西です。7月8日の5期生ゼミでの学びについて書かせていただきます。

 今回のゼミは、玉置先生が面接練習をしてくださいました。「高学年の子どもが長期休みに読んで欲しい本」、「3密とは何か」、「withコロナとは」など初めてされる質問に苦戦しました。「3密」は、密閉・密集・密接のことをさします。「withコロナ」は、3密を避け、手洗いや消毒を徹底するなど新しい生活様式を取り入れながら新型コロナウイルスと共存していくということです。聞いたことはあっても、答えることができなかったので勉強になりました。

 「高学年の子どもが長期休みに読んで欲しい本」と実際に聞かれたら、私は「イチロー262のメッセージ」と答えます。この本を読み終えたとき、イチローは「野球の天才」という表現よりも「野球に対して誰よりも努力する人」があてはまると感じました。小さな積み重ねを諦めずに続けていくことが、成功の鍵だと学んだ一冊です。諦めない心や小さな積み重ねの大切さを子どもたちにも感じて欲しいと思い、私はこの本を挙げました。

 教採の一次試験まで、10日を切りました。正直とても不安です。それでもこれまで勉強したことやゼミで学んだことはひとつも無駄なことはないと思います。精一杯やりきりたいです。玉置先生、今回も私たち5期生に面接練習をしてくださりありがとうございました。(中西)

小牧中学校校長時代に生徒が作ってくれたポスター(玉置)

画像1
 いろいろと整理をしていたら、小牧中学校長時代(2012年〜2014年)に、生徒情報発信部が作ってくれた私の紹介ポスターが出てきた。校長として生徒からどう見られていたかがキーワードからよくわかる。生徒と共に学校づくりできた時代。

 ちなみに「ABCDの法則=A当たり前のことを Bバカにしないで Cちゃんとやれる人こそ D出来る人」、「キャベツの芯=この学校はめくってもめくっても残るキャベツの芯のような学ぶ芯をあなたたちに育てる学校」と言っていたことから、キーワードにしてくれた。あらためてあの当時の生徒にも感謝。(玉置)

7月3日6期生玉置ゼミでの学び(名桐)

画像1
 こんにちは。6期生の名桐です。今回のゼミでは、私が教師役となり道徳の授業をしました。道徳の授業の発表順が最後ということもあり、とても緊張しました。また、これまでのゼミ生のみんなのクオリティの高い授業を見た後だったことも、プレッシャーの要因の1つでした。その中でも、今回のゼミで学んだことを以下に述べていきたいと思います。

 1つ目は、子どもは何を意図として発言しているかの見抜きが大切ということです。今までのゼミで、子どもの発言を繋いで授業を作るという技を学びました。子どもの発言の中にあるキーワードを探し抜いて、板書に書いたり聞き直したりするということです。そこで、今回の授業で実践すべく、授業計画をしていたところ、ゴールに向かうキーワードを凄く考えるようになりました。

 「もしキーワードが浅いものだったらどう繋ごう」や、「きちんと伝えたいことを理解しているのか」などの不安要素が浮かび、授業中もドキドキしていました。授業が無事に終わり、自分なりに回想してみたところ、子どもたち(子ども役を演じてくれたゼミ生)の発言の意図を汲み取れていれば、教師が言葉のサポートをゴールに向かうことができると自分なりの考えを持つことができました。それと同時に、臨機応変に対応することの難しさを考えることができたので、改めて準備することの大切さを感じました。

 2つ目は、良くも悪くも丁寧な授業は子どもたちの活躍の場を奪うということです。子どもの考えのヒントになるような発言を引き出しすぎたり、子どもたちの発言をまとめるタイミングを間違えたりすると、子どもたちの考えの幅を広げることが難しくなり、期待する能力の育成が思うようにいかないと思います。特に道徳の授業は、子どもたちの心を育むために、子どもたち自身が主体的に考え意見を持つという所に重きを置かなければなりません。ですから、あまりヒントを与えすぎても返って子どもたちの考えを遮ることになりかねないのです。自分の授業を理解してほしいばかりに、喋りすぎた箇所もあったと自分でも反省しています。そういった授業づくりの面でも新たな学びをすることができました。

 今回のゼミで実際に道徳の授業をしてみて、準備が物凄く大切だなと感じました。国語とは違い、読み取る訳ではなく想像させることが鍵となってきます。そのための指導及び発言・板書計画はきちんと授業に沿った内容にしなければ元も子もありません。しっかりと子どもたちの考えを持たせるために、教師としての最善を尽くしていきたいです。(名桐)

7月3日5期生ゼミでの学び(宮野・北神)

画像1
 こんにちは!五期生の宮野と北神です。今日は、7月3日のゼミでの学びについて書きます。

 今日のゼミでは、深い学びについてみんなで考えました。深い学びで重要なことは、教科の見方・考え方を活用することだと知り、見方・考え方とは、一生覚えておくとよい事柄だと学びました。

 筑波附属小学校の平野次郎先生の音楽の授業から、見方・考え方とは何か考え、考えを深めました。子供たちが生き生きと、音楽を楽しみながら、体で音楽を表現している姿が印象的でした。授業をする上で、子供に一生役立つこととはこの授業では何か、どのように身につけさせるかを明確に持ち、授業に挑むことが大切だと感じました。

 深い学びとは何か、分かっているようで、しっかり理解していなかったと、今回のゼミを通じて気づきました。主体的・対話的・深い学び、それぞれをゼミを通じて、自分なりに具体的に持つことができ、教採で聞かれたときは自信を持って答えられそうです。玉置先生・5期生のみんな、本日も貴重な学びをありがとうございました!(宮野)

***

 前半は、ビデオで平野次郎先生の音楽の授業を見ました。「音の速さに合わせて体を動かすんだよ」というような指示は一切ありません。ピアノの音に合わせて動く子どもを見つけ価値づけることで、周りの子ども達もそのような動きをしていくようになっていきました。その授業を受けている子ども達は本当に楽しそうでした。久しぶりに授業を見ましたが、やはり授業を見て学ぶことは面白いです。

 後半は、「深い学び」について考えました。昨日、丁度、国語科の目標について勉強していました。「言葉による見方考え方」とはどういうことかよく分かっていませんでしたが、教採ではそこまで聞かれないだろうと思うことにして諦めていました。しかし、今日のゼミを通して、やはり国語の教師になるからには分かっていないといけないと思いました。みんながそれぞれ自分の言葉で説明してくれたので、完璧とは言えませんが理解できました。疑問に思ったことは放置しないようにしたいと思います。

 7月になり、教採まで残り僅かとなりました。一日一日を大切にしたいです。(北神)

7月1日5期生ゼミでの学び (長谷川・古川)

 こんにちは!5期生の長谷川です。今回は「生きる力」や「対話」をテーマに様々な視点から考え、深めていくゼミ活動を行いました。

 「対話的な学び」では、対話を通して自己の考えを広げ深めることが大切であることや、授業の中では子どもの「分からないから教えて」という一言から対話が始まることを学びました。

 私は教育実習でペアワークが失敗してしまった授業のことを思い出しました。その原因の1つとして、自分の考えを伝えるだけで終わってしまい、子どもの考えが深まらない活動になっていたからです。しかし、当時の私は子ども同士が2人で話している様子から「なんとなく対話ができているのかな?」と考えてしまっていました。

 私は今回学んだことをふまえて、授業の中で真の対話を作り出すために、まず対話の前に子どもたち一人ひとりが自分の考えをノートに書いたり、考えを頭の中で整理したりする時間をとりたいと思います。そして、その後に対話を通して相手の良い部分を取り入れ、もう一度、自分の考えを再構築することで、自分の考えを広げ深めることのできる真の対話的な学びを実現したいです。

 また、私は授業や対話の中で「分からないから教えて」と言える子どもを育てるために「分からない」と言ってくれた子どもに対して「正直に言ってくれてありがとう」としっかり受け止め、褒めることが大切だと思います。そうすることで、子どもが「分からない」と言っても大丈夫だという安心できる授業の雰囲気作りをしていきたいです。

 今日は玉置先生から知識を学びインプットした後、実体験を交えて考えあわせながら話すアウトプットを沢山行いました。ゼミの最後には一人ひとりが学びを自分の言葉で話せるようになり、充実した時間となりました!玉置先生、ありがとうございました。(長谷川)

*******

 こんにちは、五期生の古川瑛理です。今日は、「対話的」、「主体的」というキーワードから掘り下げていきました。その中で今の三密を避けた対話的な学び、真の対話をしているかをどう捉えるのか、分からないばかり言う子どもに力を付けさせる方法を考えていきました。

 玉置ゼミの良いところ、多専修ゼミということもあり、自分一人だけでは思いつかない様々な意見が出て、深い学びを得ることができました。

 私は、その中でも最後のさいごに玉置先生の言った言葉が特に印象に残りました。「引きこもりになってしまった子、それは、助けてって言えなかった子」という言葉です。

 ゼミに入り、対話は、学校内だけではとどまらないということや何か困った時、悩んだ時、助けを求める為に重要な力となると学びました。授業を通して「分からない」と言えることは、そのきっかけになります。

 「引きこもり」というキーワードを聞いたとき、「分からない」というたった一言、この人とつながるきっかけがつくれるかどうか、小さな積み重ねができるかが、その人の一生に大きな影響を与えてしまうということを強くイメージさせられました。「分からない」と言えることは、人とつながる力であり、子ども達が社会に出たときに、生きていく力となります。

 学校も子ども達にとって、小さな社会であるということを改めて考えさせられ、安心して子ども達が「分からない」と言える環境づくり、そして対話の大切さを痛感しました。子ども達が安心して「分からない」と言える環境のつくれる教員になれるように努力していきたいです。(古川)
画像1

6月26日 5期生ゼミでの学び(二村)

画像1
 こんにちは!5期生の二村です。あっという間に時は流れ、教員採用試験まで2週間と月日の早さを感じています。

 本日は6月25日に行われたゼミでの学びについて書かせていただきます。今回は、玉置先生からお題をいただき、みんなでそのお題について深め合いました。頂いたお題は「学校の安心・安全」「学びの保障」「地域・保護者の方とつながりを強めるために」「教師のレベルアップのために」の四つで、どのお題に対しても多角的に考えることができ、充実した深め合いになりました。
 
 その中で大きく二つのことを学びました。

 一つ目は、学校の安全管理や対策を充実させることが、子どもたちの豊かな生活に繋がるということです。私の今までの学校生活の思い出はとても楽しい思い出ばかりです。その裏側には、学校や先生方の対策や配慮があってこそだと感じました。私も立場が変わり、教師側になった時には子どもたちが毎日安心して笑顔で登校できるクラスをつくっていきたいと改めて思いました。

 二つ目は、教師として当たり前のことを当たり前にやる大切さを改めて感じました。「保護者の方が授業参観でこの先生には任せられないと思う先生」という話題になった時、黒板の漢字が違う先生、声が小さい先生など様々挙げられました。子どもの前に立つ時には、漢字は正しく書くことや言葉遣いを正しくするなど、自分の立場を理解し、子どもや保護者の方がいつ見ていても恥ずかしくないような人間でありたいと思います。また持ち前の明るさや声の大きさを生かし、この先生になら任せられると思われるような教師になりたいです。

 だんだん教採本番が近づき、不安やプレッシャーに押しつぶされそうになりますが、玉置先生やゼミの仲間の顔を見ると元気が出ます。みんなで学べる場を大切にして、学んだことをどんどん吸収し、また一段と成長した姿で教採に臨みたいと思います。(二村)

※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31