最近心に残った言葉(古川)

 こんにちは、5期生の古川です。今日は、先日受けた大学の講義の中で、心に響いた言葉があったので書いていこうと思います。

 心に響いたのは、「苦手だと思っている(人)のは羨ましさの裏返し」という言葉です。例えば、「決断力のない」というのは、たくさんの可能性を考えて、吟味する力がある、またその力のおかげで失敗が少ないということも考えられます。「自己中心的」というのは、自分の心に忠実で思いを率直に伝えるとも取ることができます。

 私自身、正直に言うと、自分とは合わないかもしれないと思うタイプの人と出会うこともあります。しかしそれは、その人が自分にないものを持っていて、羨ましさもあったのかと考えるとなんだか少し納得しました。

 物ごとは、捉え方によって良くも悪くも見える、それに改めて気づかされました。来年から、教壇に立つということもあり、また新しくたくさんの人と出会います。マイナスの面に目が向きそうになったとき、見方を変えて、プラスに捉えられると周りも自分自身も温かく、幸せな気持ちになれると思います。自分の成長するきっかけになる可能性もあります。たくさんのプラス変換ができる人、先生になりたいなと考えさせられました。(古川)
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10月21日5期生ゼミでの学び(古川)

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 こんにちは、5期生の古川です。今回は、10月21日のゼミで行った社会の「 これからの食料生産と私たち」の授業の振り返りを書いていこうと思います。

 今回の授業内容は、最終的に自給率等、日本の食品産業の現状に目を向けて、どうしていくべきかと自分達の生活について考えていくという内容でした。しかし、導入が雑談のような形になってしまい、長くなったことで「出口の見えない授業」になってしまいました。今回は、そのことについて中心に書いていこうと思います。

 まず大きな失敗の原因として資料の吟味ができていなかったということが挙げられると思います。事前に参考になる写真を撮りに行ったり、実物を用意したりと事前準備はしたつもりでした。しかし、授業の時間は限られています。その資料を扱う為に他の時間をどう使うのか、という計画が甘かったのだと思います。

 本時で私は、実物を含め5つの資料を用いるつもりでした。食料自給率の方向へ進める為にはキーワードとなる資料があったのですが、そこに行き着くまでに時間が取られてしまいました。

 何を授業の重点にしたいのか、そこを考える時間を確保する為にどう時間を配分するのかということを考えることの大切さを改めて痛感させられました。用意していた資料の中に、1枚で産地と値段を比べられる写真があったので、そこに重点を置き、導入の資料を端的に終わらせる為、当て方、板書を工夫出来たら良かったのではないかと思います。

 場面にあった、挙手当て方、事前準備の大切さを実感させられました。私がゼミで授業ができるのはあと1回です。最後、後悔の残らない授業ができるように頑張りたいです。(古川)

10 月21日5期生ゼミでの学び(酒井)

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 こんにちは!最近肌寒いと感じることが増えたなあと思っている5期生の酒井です。

 今回は10月21日のゼミでやらせていただいた発表での学びを書かせていただきます。4年になって初めてみんなの前で授業をしたのでとても緊張したのをよく覚えています。取り扱ったのは小学校4年生の算数です。

 ここからは成果2つ、課題1つの3つに絞って書かせていただきます。

 1つ目の成果は子どもの目線で一緒に考える姿勢でいられたことです。問題提示の際や、分からない児童がいた時にもの分かりの悪い先生となり一緒に悩んだり、教えてほしいと頼ったりして授業を展開していきました。そのかいあってか子ども役からたくさんのつぶやきが生まれ、それを拾いながら共に考えることができたのではないかと思っています。

 2つ目の成果は一人の発言を周りの子どもとつなげられたことです。例えば一人の子が自分の考えを発表したらまずおなじよう考えた子がいないか確認しました。おなじように考えた子がいればそのまま指名して、その子の言葉で説明してもらいました。ひとりの子どもとのやりとりにならないように発言をつなげたり広げたりすることは対面の授業だからこそできる事だ思うので常に大切にしたいです。

 最後に課題点です。いくつか出していただきましたが、特に適切に伝わる指示をすべきだというところには今後力をいれて改善していきたいです。言いたい内容が同じでも話す順番や遣う言葉で伝わり方がかなり変わってくるので、普段から聞き手の立場にたって話せるようにしたいです。

 授業を経て改めてゼミ生同士で高め合う楽しさを感じました。自分では思いつかないアイディアを教えてくれたり、気づいてなかった抜け目を指摘してくれたりこの仲間でよかったなあとしみじみ思いました。自分の残り2回の発表での改善はもちろんですが、発表を見る立場としてもはりきって取り組みたい気持ちが増しました。

 実は、先生が授業に考えるのがゆっくりな子に対して心ない言葉をかける児童がいる設定をつくってくださったのですが、とっさの対応に大変困りました。その時私は分からない子もいるよね、気持ちはわかるけどね、と返してしまいました。濁してよかったのか不安ではありましたが、一回目はそれくらいにして繰り返されたら厳しく指導せよとの助言を玉置先生からいただいたのでそれを踏まえて今後は対応していきたいです。貴重な機会をありがとうございました。(酒井)

10月30日関西教育ICT展で登壇

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 10月30日インデックス大阪で開催された「関西教育ICT展」でパネルディスカッションの進行役を務めました。

 テーマは「有益なデータの見える化により教育の質の向上へ〜大阪市スマートスクール・次世代学校支援システム活用〜」です。

 ダッシュボードという児童生徒の様々な情報を集約するシステムを活用して、次の観点でどう変化をしたのかを語っていただきました。やはり実践者の声は会場に強く伝わります。大好評でした。

1 実証校となっての心情は?
2 ダッシュボードデータを、生徒指導、学習指導、保護者対応などで生かすことができた事例
3 職員室での会話は変化したか?(例 心の天気で)、学校運営は変わったか?、ダッシュボード活用は どこでも可能か?

 

10月21日模擬授業での学び(中西)

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 こんにちは。5期生の中西です。後期ゼミになって初めての模擬授業を行いました。そこでの学びを書かせていただきます。

 今回は小学5年生の道徳で、「命」という詩を取り上げました。小児ガンの子どもが亡くなる4か月前に書いた詩です。

 この授業を行ってみて学んだことは、命について取り上げるにあたって、子どもの実態を教師がしっかり把握しておかなければならないという点です。ここ最近家族の誰かがガンで亡くなってしまったという子どもにとっては、この授業は精神的に大きな負担となってしまう可能性があります。実際に大きな病気にかかった子どもにとっても辛い記憶がよみがえるかもしれません。事前に保護者の方からの同意をとるなどの対応が求められます。「命」や「病気」「死」について授業で取り上げるときには、これらのことを意識して臨まねばならないと学びました。
 
 今回の反省点は、詩の読み取りに時間をかけすぎてしまったことです。内容把握も必要ですが、それ以上に子どもがその作品を通してどんなことを考えたか、なにを感じたかが大切です。その意識をもっと高くもつ必要があると学びました。

 道徳授業で私は「命」について取り上げたことがなかったので、正直かなり不安でした。「命の大切さ」についてその子なりの答えを出させることは、思っていたより難しく、まだまだ授業の改善が必要だと感じました。この反省や学びをいかし、次の模擬授業につなげていきたいです。(中西)

※良い授業に集中して写真を撮ることを忘れました。中西君の横顔でお許しを(玉置)

5期生が誕生日お祝いケーキ

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 今日(10月28日)のゼミ後、5期生が写真のような素敵な特製ケーキで、誕生日のお祝いをしてくれました。こんな幸せなことはありません。

「『知』と『学び』の授業エンジン」を読んでの学び(矢崎)

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 こんにちは。5期生の矢崎です。今回は岩下修先生の「『知』と『学び』の授業エンジン」を読んだ学びを書かせていただきます。

 実はこの本は何ヶ月も前に先生に読んでみなさいと貸していただきました。それから自分の怠けから読まずに今日まで経ってしまいました。それをわたしは今とても後悔しています。この本をもっと早く読めば良かったと思いました。

 来年から教師となる身にとって、学びになる「授業エンジン」がたくさん載っていて、こんな授業がしたいと思える私にとっての「授業エンジン」になったからです。だから、ぜひ、わたしのような来年教師になる人に読んでほしいと感じました。

 この本を読んで感じたのは、これからはインプットだけでなく、インプットしたことをアウトプットする力が必要だなということです。

 今まで、玉置先生に多くの教育講演会に参加させていただく機会をいただきました。その一つひとつで毎回授業に関する様々な学びをインプットさせていただきました。でも、これからはこのインプットした事を教師としてアウトプットしていかなくてはなりません。この本の著者の岩下修先生はご自身の講演会や飛び込み授業を受ける子どもたちや講演会を聴きに来る大人の反応を見て、毎回「授業エンジン」の上書きをされます。

 これは岩下先生が一つひとつの場所で学びをインプットするだけではなく、その場で改善したり、後で考え直したり、常にアウトプットしていらっしゃるという事だなと感じました。岩下先生は「日々、授業をしていますので…、この今の時代の子どものために必要だとおもって…」とおっしゃっています。この言葉から、常に授業もその時代の子どもたちに合った授業に変わるべきだと納得がいきました。

 これから教師になるために、インプットだけじゃなく、アウトプットできる力をつけていきたいです。(矢崎)

10月14日模擬授業での学び(長谷川)

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 こんにちは。5期生の長谷川です。10月14日のゼミで行った道徳の授業「今度は、ぼくの番」についての振り返りを書きたいと思います。

 今回行った授業内容は、題名にある通り「今度は、ぼくの番」と、主人公が決意をして、行動に移す場面です。私は教材研究を進めていく中で、揺さぶりの発問を、どんな発問にしようか、とても悩みました。今までは、主人公の心情変化に着目して「本当にそうなのか?」などと、揺さぶり発問をすることが多かったです。しかし、今回の教材は、揺さぶるような場面がなく、どうしたら子どもたちの考えを、もっと深められるのだろうか、と何度も発問を考え直しました。

 私が道徳の授業を終えて学んだことは「雪を降り積もらせるような道徳授業の展開」です。私なりの解釈ですが「雪を降り積もらせる授業」とは、まず、主人公の決意をしたときの気持ちを子どもたちに、じっくりと考えさせます。次に、自分の考え方や価値感を自分の言葉で多くの子どもたちに語ってもらいます。そして、雪のように、沢山同じ価値感を積もらせ、それらを蓄積することによってより深く、主人公の心情を想像し、自分ごととして考えることができるようになるのだと思いました。

 板書計画では、教育実習での反省を生かし心情曲線を取り入れたり、物語を読みながら「この時、ぼくはどんな気持ちだったのだろう?想像でいいよ、教えて」と、子どもたちに聞いたりすることで、主人公の気持ちを想像させて、少しでも物語に入り込めるような工夫を取り入れました。

 上手く行ったところもあれば、まだまだだなあ、と感じたこともあります。後期ゼミでは、総まとめとして、今までに学んだ知識を1つでも多く、模擬授業の中で実践していきたいです。(長谷川)

10月14日ゼミでの学び(二宮)

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 こんにちは、5期生の二宮です。今日は10月14日のゼミで模擬授業をして学んだこと二点を書いていきます。

 一つ目は問い返しに執着しすぎないことです。私は25分の授業の中で価値導入の発問、人物理解の発問、価値理解の発問の3つをしました。価値理解の発問は自分事として「身近な自然を大切にすること」を考えて欲しくて、誘導とも捉えられるような発問をしてしまいました。

 自分の中ではこの発問が、低学年で自分事として考えられるものだと思っていましたが、人物理解の発問と似てしまったり、選択肢の意味がなくなったりしました。授業が進んでいくにつれ、考えるポイントを絞っていきたいですが、絞りすぎて選択肢をなくさない発問を作れるようになりたいと思います。

 二つ目は学習規律についてです。「これ何分でやりますか?」のように考える時間を教師から提案していましたが、「これは3分でやってね」のように時間は教師が定めても良いというものでした。私は自分で決めていく主体性を少しでも育めたらいいという思いでやりましたが、発言しているのは元気な子でありその発言には意図が少ないということや時間が守られなかった時によくないということをアドバイスしていただきました。自分の実力で将来どんな授業ができるかわかりませんが学級の状況や発達段階にあわせて指示が出せるようになりたいです。

 今回の模擬授業は小学校2年生の道徳で自然愛護をねらった「かえってきたホタル」という教材で自分の卒業論文を意識しながら行いました。9月からお世話になっているボランティア先で実際に先生がされていた授業を自分なりにアレンジして挑戦したので、子どもの姿がイメージできなかったり、自然愛護の考えをどのように自分事にさせたりするかということが苦労しました。

 その中でも自然な雰囲気で授業をすること、授業全体をイメージする力や子どもの発言を予想する力がついてきたと感じることはできましたが、発問の精選や全体への指示の出し方がぎこちないことなど、改めて課題がわかりました。残り2回の模擬授業で課題を少しでも克服し、そして新しい課題を見つけ、向き合いたいと思います。ありがとうございました。(二宮)

10月14日模擬授業での学び(宮野)

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 こんにちは、5期生の宮野です。今日は後期ゼミ初めての模擬授業をさせて頂きました。今回は算数の志水廣先生の授業DVDを参考にさせていただき、授業を行いました。その中で自分の中で、反省点が3つあります。
 
 1つ目に、自分の用意していた教材を一部使い忘れていたことです。せっかく前に来て書きに来てくれたにも関わらず、うまく活用できませんでした。教材を出す順番を書いてはいたのですが、あまりに多くて焦ってしまったので、次から使う教材を精選して、もう少し減らしたいと思います。
 
 2つ目に、授業を流すことに必死になってしまい、自分の意図した意見が出たときと、そうでなかったときに表情に出てしまったことです。もっと、子供の意見を引き出したり、繋げていったり、子供の意見を活かせるよう心がけたいです。
 
 3つ目に、一生役立つ見方・考え方を意識した展開ができなかったことです。自分の中で、子供が最後にこう言って欲しいとイメージしていた具体像がありましたが、その目標までは、到達できていなかったように思います。次から、そのポイントを外れないように、強調したり、色んな子に話させるなどして改善していきたいです。
 
 今回模擬授業をさせて頂き、改めて授業の難しさと、自分が意図した流れに無意識に持っていこうとしてしまっていたことに気づきました。次の模擬授業では、この反省を生かして子供の意見を大切にした授業を行いたいです。(宮野)

小学校教育実習を終えて(金子)

 先日10日間の教育実習を終えました。実習で学んだことは数え切れません。その中でも特に心に残っていることをまとめたいと思います。
 
 はじめに、私は実習で日常生活から子どもたちと積極的に関わることを心がけたいとここでも記させていただきました。その意識を忘れず授業だけでなく休み時間にも多くの子どもたちと遊びました。授業をやるなかで子どもたちが「なお先生の授業楽しみ」「先生頑張ってね」という声をかけてくれました。それは日頃からの関わりがあったからこそ生まれた言葉だと思います。日常の信頼形成の大切さを感じました。
 
 実習で特に感じたことは、子どもにわかりやすく伝えるための工夫、授業のねらいの設定とそこに関する振り返りの大切さです。
 
 1つ目の子どもにわかりやすく伝える工夫に関しては授業外でも感じました。私は二年生に入って勉強させていただきました。子どもたちには大人の言葉では全く伝わりません。私自身、研究授業のとき書き方の見本を示しましたが、言葉での説明が足らず書き方に困っている子どももいました。実習先の先生が3分の1の児童がわからなければ先生の説明が悪いとおっしゃられました。

 また低学年の先生方はただ書いてみようとかではなく、「〇〇名人になろう」「説明マスターは誰かな?」という言葉をかけて活動をしていました。わかりやすく伝える声かけや子どもたちが楽しみながら活動できる言葉選びの工夫についても改めて考えさせられました。
 
 次にねらいの設定と振り返りについてです。授業のねらいを明確にすることの大切さを考えさせられました。私は書く活動と発表する活動を取り入れ、そこにねらいを設定しましたが、両方の軸がぶれた授業になっていたと実習先の先生からご指導いただきました。ねらいがぶれてしまったため、それに対する振り返りもできず、授業を終えました。2年生ならばどちらかを軸としそこをしっかり設定していくべきで、そこができていれば、1番大切な振り返り活動もできたと反省しました。子どもたちにこの授業で何を身につけてほしいか、学んでほしいか、授業をつくる上で一番大切な部分だと痛感しました。
 
 この10日間は本当に多くのことを学び、現場でしか得られないもの、見られないものを近くでたくさん学びました。ゼミで得た学びを活かせた!と感じた部分もあり嬉しくなりました。子どもたちも先生方も本当に暖かく、この状況下の中で実習をさせていただいたことに本当に感謝の気持で一杯です。得られた財産をこれからも大切に生かしていけるようにゼミ活動に望みたいと思います。
 
 次は、幼稚園実習を迎えます。小学校とは全く別物になると思うので、多くの実りある実習にするために目的を明確にして望みたいと思います。(金子)

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10月22日豊岡市立弘道小学校で指導助言(玉置)

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 8時25分地元駅、名古屋、京都、福知山と乗り継いで八鹿(「ようか」とはまず読めない)駅に着いたのは12時25分。ちょうど4時間。

 13時過ぎに豊岡市立弘道小学校へ到着。学校を見てびっくり。校長先生曰く、全国でも3本の指に入る小学校とのこと。何度、凄い!と声を出したことだろうか。すでにTVでも何度も取り上げられているとのこと。大いに納得。

 13時30分から低中高学年それぞれの授業参観。いくつの記録。

 14時40分から16時30分まで講演。「会話から対話へ 自己の考えを広げ深める授業づくり」という演題は、今年度のこの弘道小学校の研究テーマ。去年までこの学校に勤めておられた西村徹先生も聴いていただいた。西村先生が書かれた私の講演の感想ならびに車中の記録が有り難い。

 玉置先生の研修講座は楽しかったですね。聴講している我々の気持ちをそらされません。話術も巧みで、ユーモアもいっぱい。説得力もあります。本当に楽しい2時間でした。講座後、玉置先生とは、お互いに再会を喜び合い「ご縁って不思議ですね」感を強くしました。校長室で、また、八鹿駅までの車中で楽しい話の連続。最後は、八鹿駅で二人自撮り。おじさん二人が仲良く顔を並べての自撮りに周りの高校生は困惑顔(笑)。楽しく、おかげさま、感謝の一日でした。

 西村先生に八鹿駅へ送っていただき、福知山まで普通、そこから特急で京都、名古屋、地元駅へ。到着は22時19分。久しぶりの長時間の外出。さすがに疲労困憊(笑)(玉置)。

10月20日岡崎市立額田中学校で指導助言(玉置)

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 10月20日は、2年前から関わらしていただいている岡崎市立額田中学校校内研修会で、11の授業を見せてもらって指導助言。

 EDUCOM開発(アイデアは授業と学び研究所フェロー提供)の「授業アドバイスツール」を使って、主に生徒の学び合いの様子をポイント録画。

 皆さんにお話する場面では、その動画を使い、時折、授業者に質問をしながらの展開。研究概要の価値付けに時間を使いすぎて、お約束の時間から15分間も延長。このことに気づいたときには、もう遅し(泣)。「この内容なら延長よし」と言ってもらえる話だったはずと自分を慰めるしかない(汗)。

 それにしても授業アドバイスツールは機能のよさを実感。環境さえ整えば、これからの指導助言はこれを使おうと決意。

 額田中学校の研究で学んだことはあらためて記事にしたい。ちなみに研究テーマは「学びに向かう力を発揮する生徒の育成〜小集団の学習を核とした授業への転換〜」。コロナ禍で研究発表会を行わず紙上発表となったのがとても残念。

 写真は「授業アドバイスツール」の画面の一部。いずれこのツールも紹介したい。乞うご期待を。(玉置)

寝屋川市教育総合センターオンライン講演2本(玉置)

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 12時45分から寝屋川市総合教育センターの指導主事さんとzoomでつないで、今日の講演の最終打合せ。13時講演開始で終了はお約束のとおり14時30分まで。演題は「学校を元気にする教頭の在り方・心得」。時々、指名をして発言をしてもらいながらの90分間。

 30分休憩をして、15時から再び総合教育センターとつないで、9年目経験者研修受講者や希望参加の方々に随時zoomにはいってもらい、講演開始まで待つ。

 15時30分から17時まで講演。「新時代の学びと学校を支えるミドルリーダーのあり方」。教頭研修と同じように、指名をして意見をもとめながら展開。この手法はかなり慣れてきた。対面よりいいかもしれない(笑)。

 午後から合わせて3時間話したことになる。自宅での研修講師なので移動での疲れはない。時間的にも楽。とはいえ、3時間の疲れはある。(玉置)

小学校実習を終えて(池戸)

 こんにちは!玉置ゼミ6期生の池戸です!未だコロナウイルスの流行は収まっていないこのご時世ですが、ありがたいことに9月7日から9月18日の2週間、小学校へ教育実習に行かせていただきました。

 実習を必ず充実したものにさせるために自分が絶対やろうと心がけていたことがあります。それは実習期間中必ず、最低一人一つは子どもの素敵なところを見つけることです。僕は実習期間中これを徹底させ、帰りの会で子どもに伝えたり、毎朝書かせていただいた黒板のメッセージに書いたりして毎日教室に発信をしていました。

 実習に行ってみて子どもの素敵なところは様々な場面から見えるということを発見しました。例えば、授業の態度、わからなくて困っている友達への対応、また、毎日チェックさせていただいた宿題にもその子がどんな子なのか分かるようなことがたくさんありました。
 
 また、1週間で子どもの顔と名前を、2週間目で子どもの夢を覚えました。そうした甲斐もあり、子ども達とはすぐに打ち解けることができ、自分がどうやって子どもに向き合おうとしているかを子ども達はちゃんと見ているということを実感しました。
 
 授業については子ども達と打ち解けることができたおかげか、子ども達は積極的に授業に参加してくれて、それに何度も助けられました。ただ、そうした場面に出会うたび、どうして自分はこんな自分に応えてくれる良い子達にこんなレベルの授業しかできないんだろうと毎時間悔しさでいっぱいになりました。
 
 授業については悔しさが残るものになりましたが実習はその悔しさも含め、本当に充実したものになりました。小学校実習で学んだことを生かして中学校実習も最大限充実させられるよう頑張っていきます。 (池戸)
 
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小学校教育実習を終えて(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は、小学校教育実習で学んだことを記事にしたいと思います。

 私が小学校教育実習で学んだことは沢山ありますが、その中でも特にこれからもずっと大切にしていきたいと思ったことが2つあります。

 1つ目は事前に授業の展開パターンをいくつか考えておくことです。これは私が前期のゼミで学んだことです。前期のゼミで算数の模擬授業をした時に、自分の計画とは全く異なった方向に授業が展開してしまい、上手くゴールへと繋げることができませんでした。その経験から、授業を計画する時には主となる授業展開とは別にいくつかの展開パターンを想像し、その時の発問や対応を予め考えておくようにしました。

 私は2週間の実習の中で、授業は6つほどさせて頂き、研究授業には道徳を選びました。道徳では様々な意見が出ると思ったし、目指すゴールから逸れてしまうパターンも予想していました。そのため、展開パターンを3.4個イメージして、どんな意見が出てもゴールに繋げられるように自分なりに工夫しました。実際に授業をしてみて、指導案通りの意見が出ない部分や予想通りゴールから少し逸れてしまいそうになる時もありましたが、いくつかのパターンを考えておいたおかげで、慌てずに、ゴールに繋がるような発問や考えを深めるための切り返しができたと思います。とても緊張したし、まだまだ反省点も沢山ありますが、ゼミでの学びを大いに発揮できた授業となり、実習校の先生方からもお褒めの言葉を頂けて、改めてゼミでの学びがとても素晴らしいものであることを実感しました。
 
 また、全ての授業において意識したことは、和田先生から教えて頂いた時間配分です。「時間配分さえ間違えなければ大失敗はしない」と仰っていたので、授業の展開全てに細かく時間を決め、それ通りに進めていくことを大切にしました。そのおかげで、大失敗という授業は1つもなかったので、このこともずっと大切にしていきたいです。

 2つ目は子どもたちが楽しいと思える授業を作ることです。これは担任の先生から学んだことです。授業を計画している際に、私が「自分がこんな授業がしたい」「こうしたら良い授業になるのではないか」という視点で考えていたのに対し、担任の先生は「こうしたら子どもたちは楽しいかも」「こうした方が楽しんでくれそう」という視点で授業を考えていることに気付きました。自分が授業を上手くやることだけを考えていて、子ども目線で考えることをしていなかったことに気付き、とても大切なことを忘れていたと自覚しました。自分が学んだことを生かすことも大切ですが、一番大切なのは目の前にいる子どもたちです。

 それから、子どもたちが楽しく学べる授業を作りたいと思い、担任の先生からのご助言を頂きながら、授業計画を何度も練り直しました。本番の授業では子どもたちの表情をたくさん見て、自分も楽しみながら授業を終えることができました。授業後には子どもたちが「楽しかった」と言ってくれて、授業をすることのやりがいを強く感じました。これは私にとって、とても大きな経験となりました。

 この2つのことの他にも本当に沢山の学びがありました。小学校教育実習を経て、教師になりたいという思いがより強くなりました。ゼミでの学びを生かして、中学校教育実習も頑張りたいです。(松浦)
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10月7日5期生ゼミでの学び(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は、10月7日でのゼミでの学びを記します。
 
 今回のゼミで、私は中3公民の、日本の投票率の低下というテーマで授業をしました。個人的には、導入も割とスムーズにでき、課題もみんなの言葉で作るものとなり、展開もグラフから投票率低下の現状と、世代間の投票率の差を発見して課題解決するものという流れで授業をしたので、全体的にそこまで悪いものではないと思っていました。

 しかし、玉置先生からのご講評では、「普通にする授業であれば特に問題はないが、生徒に課題意識を持たせて解決する授業をするのであれば全く駄目だ。これまでの社会科授業の典型例だ」とご指摘を受けました。この「投票率の低下」という問題を、私は教科書を用いて淡々と、敷かれたレールに沿って授業をしており、生徒にこの難しい社会問題をどうしたら自分事としてとらえさせることができるのかの吟味、そのための資料選びや発問準備が不十分であると実感しました。

 私は、中学校社会科授業を通して、社会問題に関心を持ち、課題を探求・解決し続ける生徒を育てていきたいと考えています。その実現をするためには、今回のような授業ではもちろん良くなく、より生徒の「身近」と絡めた授業づくりをすべきであると改めて実感しました。社会科授業に限らず、全ての授業に共通する「当事者意識」という概念を教師がしっかりと持って授業に臨む姿勢をこれからしっかりと養っていこうと思います。

 まだまだ自分の教材研究が甘いということを実感しました。次回のゼミでは、この失敗を活かして、知的好奇心も湧きつつ、課題解決を自発的に行う授業を提案できるように頑張ります。玉置先生やゼミ生のみんなから、今回もたくさん学ばせてもらいました。ありがとうございました。(杉山)

20171222_2期生吉田君による玉置授業分析レポートアップ

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 3年も前のことですが、祖父江市で私が先生方に行った模擬授業を通して、2期生の吉田航平君が「玉置授業技術分析文」を書いてくれていました。すでにアップしたかと思いますが、とてもよくまとまっていますので、再度アップします。

 ここをクリックしてお読みください。15項目にわたって分析をしていてくれます。(玉置)

10月16日EDUCOM事業計画発表会でゼミ生実践報告(玉置)

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 5期生・6期生はEDUCOMの「スクールライフノート」の実践に取り組むことを約束して、EDUCOMから一人ずつにchromebookが貸与されています。

 今日のEDUCOM事業計画発表会にて時間をいただいて、12分間ほどの実践報告をゼミ生製作動画によってさせていただきました。

 教育現場におけるスクールライフノート活用のねらいを外さず、自分たちが取り組むことを通して感じた子ども側、教師側の両面から価値付けと新たな仕様提案がありました。こう表現するのは出来上がるまで関与せずで、一切を任せていたためです。

 動画が進むにつれて、EDUCOMの皆さんから感動の声が書かれてチャットに書かれて、このチャットをきちんと保存してゼミ生に見せてやれば良かったと少々後悔。

 僕は10分ほどのお礼を含めた動画を作って欲しいと指示しただけで、これだけのものを作ってくれるので、本当に素晴らしいゼミ生を持ったと幸福感いっぱい。(玉置)

【紹介】玉置ゼミでの2年間(玉置)

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 本日16日は来年度に向けての教職専修ゼミの説明会です。そこで見てもらう動画の内容とほぼ同じですが、我がゼミの内容を書いておこうと思います。玉置ゼミとしては、7期生になります。

 玉置研究室では主に以下のことを研究テーマとしています。
○ 子どもとともに創る学級・授業づくりの在り方はどうあるべきか。
○ 授業名人といわれる人の授業づくりは何が違うのか。
○ 魅力的な学級経営を生み出している教師に共通することは何か。


 これを具現化するために、以下の内容でゼミ運営をしています。

<3年生前期> 
 様々な教育実践者の書籍を読み、その書籍から自分が他のゼミ生にぜひ知らせておきたいことをレポートにまとめます。ゼミでは、その内容を授業形式で伝えることを通して、授業の基本を学び合います。
 優れた授業実践者のDVD授業映像をもとに、まずは模倣授業してみます。9月以降の教育実習での授業に生かすために、授業技術の基本を学び合います。

<3年生後期>
 小中学校教育実習が、合わせて8週間ありますので、全員が集まってのゼミはなかなかできません。その代わり、玉置が主催している教育セミナー、玉置が指導助言に入っている学校での研究授業と協議会などに参加して、より実践的な学びをします。
 12月末頃にゼミ合宿を行い、卒業論文のテーマを決めたり、教員採用試験に向けての助言を始めます。

<4年生前期>
 教員採用試験に向けての学びを意識して、教育課題を決めて、話し合います。  例えば、「不登校」の実態をもとに、学校ではどのような取り組みをしているのかを明らかにしたり、学級担任としての不登校児童・生徒への関わりとして、どのようなことをすべきかなど、様々な教育課題を現場レベルで考え、話し合います。
 教育全般に対する自分の考えをしっかり持てるゼミがゼミ生により運営されます。

<4年生後期>
 授業力の基本を習得するために、それぞれの興味関心に応じて模擬授業提案をします。他のゼミ生は子どもの気持ちになって授業を受け、そこでの気づきを出し合い、様々なセミナーや学校参観での学び、自身の教育実習で得た知見などをもとに、力を高め合います。
 各自で研究テーマ(3年生前期からの学びを生かすテーマ)を決めて、卒業論文を書きます。いわばゼミでの学びの集大成です。ゼミ主催の卒業論文発表会を行います。
 
<2年間を通して>
 我がゼミは「書くことによって学ぶ」を揺るがないゼミ方針としています。したがって、ゼミにおいても、外部機関での参加においても、終了後は、必ず文章にまとめること、そしてそれを研究室HPの記事としてアップすることを常としています。
 また、土日に関わらず、玉置が主催あるいはスタッフとなっている各種教育セミナーや、学校での授業ならびに講演に積極的に参加するように呼びかけています。こうしたセミナー等に参加できるのは、玉置ゼミの特長の一つです。模擬授業などは、児童生徒役として関わってもらいますので、無料参加という特典もあります。これを利用して学ばない手はありません。

 さらに研究室には、優れた教育実践者の書籍など、「学級作り」や「授業作り」の基本や実際がわかる本がたくさんあります。教員となる前に、こうした書籍に触れておくことは、教員人生を送る上で、必ずや役に立ちます。これらの書籍をもとに、ゼミ発表をおこなったり、関心をもった教育実践者の書籍を次から次へ読んだりしている人もいます。
 また、私の36年間の学校現場での経験をもとに、安定した教員人生を送るためのアドバイスをしています。
 
 このような展開をしている玉置ゼミですが、すべてに自分のとらえ方と関わり方によって、身につく力は左右されます。ゼミに加入すれば、力がつくわけではないことを当たり前ですが、付記しておきます。

 なお、写真はプロカメラマンの美崎正雄さんに撮っていただいたものです。(玉置)
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