10年(矢崎)

こんにちは。五期生の矢崎です。クリスマスが過ぎて、いよいよ2020年が終わろうとしていますね。

今年は私にとって、コロナウイルスという未知のウイルスが来て、教採が来てと、とても濃い1年となりました。

そんな2020年は私の母が亡くなって10年目の年でもありました。
よくドラマで聞く「10年前、、、」というフレーズを自分も言えるようになってしまいました。
「10年」この年月は私にとって、長いようで一瞬の出来事だったように思います。

でも、今でも母が亡くなった日のことは鮮明に覚えています。
病室で、嫌だ嫌だと叫びながら泣いた日のことは、一生忘れられません。

でも、母の声がどんな声だったか忘れてしまいました。
人間、都合よくできてないんだなと思います。
覚えていたい「日常」は覚えていられないんです。

でも、こうも思います。
覚えていたかった「日常」は、その後の幸せな「日常」にゆっくりゆっくり溶けていくような感じで一つの大きな「幸せ」になっていくのかなと。
だから、忘れてしまったのではなくて、一つの大きな「幸せ」になったのかなと。

私は、この「幸せ」をくれたのは父だと思っています。
この10年という年月は、父にとって、苦労の連続だったと思います。
父が踏ん張ってくれたから、今自分のやりたいことに熱中できる私がいます。
父が笑ってくれたから、今笑える私がいます。
私の全ての幸せは、全部、父に繋がっていると思います。
それだけ父の存在が大きいです。
感謝してもしきれません。

そんな私の教員になるにあたっての夢は、保護者の方の気持ちに寄り添える教員になりたいということです。
父のような、1人でお子さんを育てていらっしゃる保護者の方はもちろんのこと、お子さんのことで悩んでいらっしゃる保護者の方と子どもたちの架け橋になりたいです。
私は、まだ結婚もしていなければ、子どももいません。そんな奴が、知った口きくんじゃないと言われるかもしれません。

でも、これだけは知っています。子どもはよく親のことを見ています。だから、親が笑顔だったら、子どもも笑顔なんです。
だから、私は保護者の方の笑顔も守れる教員になりたいです。

子どもたちにとって、守ってくれる存在は必要で尊いものです。その存在の笑顔と子どもたちの笑顔は繋がっています。イコールだと思います。

まだ、守る術はわかりませんが、父の笑顔を守るつもりで、真摯に向き合っていきます。(矢崎)

※ 記事発信の時期がズレたのは、研究室HP編集者である私(玉置)のすべて責任です。お許し下さい。
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2021年1月16日仕事日記

 今日は、今月25日に長崎市の先生方にオンライン講演「学校力を高める働き方改革」を行うので、その講演内容を検討して、プレゼンづくりを終日行う。

 良い機会だと考え、「働き方改革」に関する文部科学省での会議録や各種調査、書籍を熟読。また長崎市にはc4thが入っていることも意識して、講演内容を決める。「働き方改革」だけで1時間の講演をしたことはなく、作業を始めたときは少々不安だったが、自分の体験談も入れ込みながら、これならオンラインでも集中して聞いていただける内容になったと判断。

 「社会でやらないことは学校でもやらない方がいい」という僕の主張について、フェローの神戸先生に相談したところ、僕が送った資料をとてもうまくまとめていただき感激。

 ATEM Miniを通すと、相手側には映像も音声も届いているとのことだが、こちらには聞こえない。これを解決しようといろいろと格闘。解決せず(泣)。

 数人のゼミ生とslackでやりとり。棚園正一さんへ記事を送ったところ、今回も丁寧な返信あり。さっそく該当ゼミ生へ転送。

 研究室HP記事は、昨年12月24日に一宮市立今伊勢小学校で行った講演に参加したゼミ生の一人、下野さんが僕の講演からの学びをしっかり書いてくれた良質な記事。

12月24日 一宮市立今伊勢小学校での学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。12月24日に一宮市立今伊勢小学校にて、玉置先生による教職員の皆様へ向けた講演会が催され、お邪魔させていただきました。初めての講演会への参加ということで、とても緊張しました。しかし、玉置先生のお話が始まればスッと話に引き込まれ、あっという間の2時間でした!

 講演会では、「主体的・対話的で深い学びを実現するために」というテーマを主軸に「授業づくり」「学習評価の在り方」についてお話が進められました。現場に即したお話でしたが、学生ながらに想像し考え深めることができたと感じています。

 本講演では、学習指導要領における文言を端的に分かりやすく解説され、一つ一つの学びの工程におけるポイントが講和内に散りばめられていました。様々なキーワードが飛び交う中、私が本講演を通し感じた大切なことは「子どもに丁寧に接すること」でした。私は、今まで「主体的・対話的な深い学び」を一つの単語だと考えていました。しかし、本講演で「主体的な学び」「対話的な学び」の各々に意味とその授業作りが在り、そこから深まる学びとその評価といった構図を知ることができました。つまり、「主体的・対話的な深い学び」は、ワンセットとして捉えがちですが、一つ一つが相互作用し合い作り出されるものだと分かります。以下に、私が最も勉強になった「主体的な学び」と「対話的な学び」における授業のポイントを記します。

 まず、「主体的な学び」を育む為、無理に発表させるのではなく、褒めながら手本になる様な子を指名して価値づけを図る「意図的指名」や、授業の中に、1回は「自己選択」をさせる場面を作ること等のキーワードが出てきました。これ等をその場その場で取り入れようとすることは難しいです。しかし、今日の授業が大成功したなら子どもはどういう表情でどういう言葉を発するかな?といったねらいから逆算していくことで、子どもの姿をきめ細やかに想像させ、最終目標がブレないことから一貫性を持って指導することができるのだと知ることができました。

 次に、「対話的学び」を育む為、「わからない」を言い合える学級経営、教師が子どもと子どもを「繋ぐ」といったキーワードが出てきました。「わからない」に対する教室での対応の殆どは、「分かる人が分からない人に教えてあげる」といった上下関係が明白になる手法です。しかし、「分からないから聞きたい」といった前向きな気持ちを価値づけ、「人に依存する(頼る)力」を養っていくことが重要であることを学びました。また、教師が子どもと子どもを「繋ぐ」といった点においては、発表者の答えを他の子どもに理由や意見の噛み砕きを行わせたりと、前述の「意図的指名」と併せて取り入れられることが予想されます。つまり、「主体的な学び」と「対話的な学び」は相互作用し、これもまた教師が「繋ぐ」一つの役割だと私は考えます。

 では、なぜ「子どもに丁寧に接すること」を私は大切だと思ったのか。それは、「主体的・対話的な深い学び」は、教師の「丁寧」の加減に実現度が関連しているからです。子どもの主体性や対話性は、1日2日で出来上がるものではありません。地道に、子ども達を価値づけていくことが最大の近道です。なかなか目に見えないと「丁寧」さを欠いてしまいそうになりますが、子どもは先生をしっかり見ています。少しでも、一貫性が見られなくなると子どもは見抜いてしまうのではないでしょうか。授業の作り方一つで、そしてそれを継続していくことで、子ども達は主体性や対話性を知らず知らずのうちに身につけていきます。「主体的・対話的な深い学び」の実現に向け、「丁寧」に「誠実」に子どもに接することが主体性や対話性を育む根幹になるだろうと私は考えます。

 今回の御講演で学んだことは数知れず、未だ出力が追いついていません。まだまだ現場に即した考えが甘い中でしたが、沢山の学びを吸収することができました。いつかこの学びを来年に控える教育実習、そしてその先へと繋げられるようしっかりと自分のものへとしていきたいと思います。今伊勢小学校校長の細田先生をはじめ今伊勢小学校の先生方、またこのような機会を与えてくださった玉置先生、共に学んでくれた今井さん、ありがとうございました!
(下野)

2021年1月15日仕事日記

 朝から、連載中の週刊「教育資料」の第53回目の原稿書き開始。「令和の日本型学校教育」の4回目。午前中にほぼできて、夕方に見直して編集部に送付。今回は「個別最適な学び」と「協働学習」。

 11時から岡崎市立額田中学校の校長先生と研究主任さんに依頼して、ゼミ生が学校研究について質問をする会開催。オンラインでの1時間。6名のゼミ生が参加。新聞記事で事前勉強をして臨むゼミ生。真摯に応えていただく北村先生と永井先生のおかげで、充実の1時間。

 14時から6期生と卒論発表会の運営について相談会。オンラインになったことも含めて、僕から運営にあたって必要なことだけを提示して、あとは6期生にお任せ。

 15時45分から、伊丹市立総合教育センター主催の授業力向上講座(算数・数学)でオンライン講演。1時間。時折指名しながらの展開。今日も反応が分からないだけに、つい力が入り、一生懸命に伝えようとする自分(笑)。

 今日もいくつかの依頼があって、その調整。また緊急事態宣言になっての延期依頼もいくつか。致し方ないこと。

 EDUCOMの鶴田さんが、「心の天気」の実践をヒアリングした動画に字幕をつけていただけた。LINE「学び続ける教師の会」で、過去のゼミ生に紹介。

 研究室HP記事は生田君による発信。後輩にとても良いことを伝えている。「謙虚」「教採合格をゴールにしない」の二つを大切にして欲しい。素晴らしい記事。ぜひご一読を。

六期生の合宿に参加して(生田)

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 こんにちは!五期生の生田朋也です!今回は六期生のゼミ合宿に参加して思ったこと、感じたこと、そして後輩に伝えたことを書いていこうとおもいます。

 私たち五期生のゼミ合宿からもう一年も経ちました。とても早いなと感じます。まだなにもわからなかったあの頃から五期生一同、玉置先生始め多くの先生方に支えられて大きく成長できたのではないかと思います。たった一年ではありますがあまりにも濃密な一年でした。コロナという状況でここまでできたのは本当にこのゼミの存在のおかげです。本当に感謝しかありません。

 さて、私たち五期生は六期生の面接指導に入らせていただきました。私たち五期生は去年先輩にやってもらったように、六期生がいいスタート切れるように頑張ろう!という気持ちで挑みました。六期生は緊張はしていましたが、去年の自分とは比べ物にならないくらいしっかりしていて、自分も負けてられないな!と気合いが入りました(笑)。来年の活躍を祈っています。

 最後にあまり偉そうなこと言える立場ではありませんが、少し後輩へメッセージを送りました。それは、「謙虚」「教採合格をゴールにしない」の二つを大切にして欲しいということです。

 ここから勉強すればするほど自分の教育に対しての考えが強くなってくると思います。しかし、実際私たちはまだ現場経験がほとんどないに等しいです。これからたくさんの先生に指導をいただく機会があると思いますが、そのような中で自分の考えを否定されてしまうこともあると思います。

 そういった時にまずは受け止める、ということを意識して欲しいなと思います。やはり現場経験がない私たちは理想論を語っているにすぎません。現場経験してらっしゃる方の考えは本物です。腹立つこともあるかとは思いますが、「そういう考え方もあるのか!」という姿勢でどんどん沢山の教育への考え方を学べるともっともっとレベルアップできると思います!

 最後に、教採をゴールにしないで欲しいです。小手先で勉強しないでください。私たちは30人近くの命を預かる職業につくのです。私自身やはりどうしても合格したくて本当に大切なことを見失っていた時期がありました。そういった時期は教育に対しての考えも情熱も薄くなっていました。教採期間というのは「どうやって教採へ合格するか?」ではなく「自分はどんな先生になりたいのか?どんなクラスを作りたいのか?」と言った現場に出た時の考えを深めるための期間だと私は感じました。責任が大変重い教員だからこそ先を見据えた勉強をしていって欲しいです。そのような先を見据えた勉強をしていくことで「教員採用試験合格」という文字が出てくるはずです!

 長くなりましたが私自身六期生からも沢山学ばせてもらいまひた。ありがとうございました。面接指導を通して私もまだまだ未熟だなと改めて感じることができました。来年からクラスをもつわけですが、不安しかありません。六期生も今は不安しかないと思います。

 しかし私たち玉置ゼミ生はそれぞれ位置は違いますが目指すベクトルは同じです。横を見れば仲間がいます!一人じゃありまけん!代関係なく全員で教育に向き合っていきましょう!ありがとうございました。(生田)

2021年1月14日仕事日記

 朝一の仕事は研究室HP記事発信。カテゴリー「教育情報」に「単元1回」で執筆・監修をさせていただいたことを紹介。


 19日の愛日校長会研修会のプレゼン「コロナ禍においても新学習指導要領を教室で実現するために」づくり。最新情報を入れ込んでのプレゼン完成で、資料送付完了。

 2月初旬に訪問予定だった兵庫県豊岡市立弘道小学校からオンライン指導の相談メールが届く。依頼内容からあるアイデアを提案。了解していただく。

 20日の5期生ゼミは、やはり対面は避けるべきだと考え、急遽、別プログラムを発案。快諾を得て、さっそくゼミ生に連絡。ゲストを迎えてのゼミなので、6期生・7期生にも希望参加案内。

 13時から急遽、今後の保育実習の在り方について相談したいとの連絡が入り、オンラインで検討。事情はよくわかるが緊急事態宣言中での実施は避けた方がよいと私見を述べる。

 16時からEDUCOMさんが東栄小学校にて、導入された「スクールライフノート」説明会。僕は、アイデアを出した者として、オンラインで30分間ほど「スクールライフノート 心の天気・学びの天気のよさを語る」と題して講演。オンラインでもみなさんの頷きがよくわかり、しっかり聞いていてくださることが嬉しい。

 終了後、すぐに大学で行われている保育専修会議にオンラインで参加。実習委員長としての考えを伝え、あとは専修で案を出していただきたいと伝達。

 RITL・edutalkは学習評価「主体的に学習に取り組む態度」のその1発信。「教師の困ったを解決する授業術」プレゼンづくり。

 研究室HP記事は、さらに2本。「第13回教育と笑いの会」ダイジェスト版発信と月刊プリンシパル連載中の「校長の裏ワザ」内容紹介

「月刊プリンシパル」に「校長の裏ワザ」連載中(2月号)

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 学事出版「月刊プリンシパル」に「校長の裏ワザ」を連載中です。

 2021年2月号の拙稿は「思い込み業務を思い切って廃止しよう」。

 連載はお陰様で好評とのこと(編集長談)。

第13回教育と笑いの会ダイジェスト版発信

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 2020年11月28日に初のオンライン開催をした「第13回教育と笑いの会」のダイジェスト版(5分程度)の発信開始です。

 桂雀太師匠、柳亭小痴楽師匠のまくらの一部が動画で見ていただけます。わずかでも面白いです!

 恒例のシンポジウムは、「落語のまくら=授業の導入」と考えてのいつもの芸談義です。

 ぜひここをクリックしてご覧ください

執筆・監修「数学 単元1回」(明治図書)(玉置)

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 様々な仕事をさせていただいていますが、数学の単元テストづくりにも関わらせていただきました。

 「単元1回」(明治図書)です。簡単に言うと、評価に使いやすい1回40分で設定された年間8回分の単元テスト集です。

 私は、どの単元テストにおいても観点「思考・判断・表現」に関連しての「説明する問題」の作成に関わらせていただきました。この観点を評価するのは難しいことです。授業での発問への応答、話し合いや振り返りの状況だけでは、すべての生徒の力をとらえることは、なかなかできません。「説明する問題」はそのとらえを大いに補充するもので、数学の先生のニーズを的確にとらえた良問を提示することができたと思っています。ぜひ実物をみていただきたいと思います。(玉置)

2021年1月13日仕事日記

 早々に起きて、返信をしなければいけない数人の方へメール送信。これを終えただけでも気分はすっきり。

 昨日から作り始めた説明動画「心の天気・学びの天気のよさを語る」シリーズで、さらに短縮バージョンを作ろうという気持ちになって、さっそく作成。23分、18分、13分シリーズが完成(笑)。

 9時30分から1年生の学生とzoomでつながる。「玉置ゼミに入るために入学しました」とメールをくれた学生。その理由をあらためて聞く。岐阜聖徳学園大学には玉置がいると恩師が紹介してくれたことが本学を目指したきっかけとのこと。有り難いこと。

 説明動画作成のお知らせ。新たに作っていただいたRITL_EDUTALkの主旨を発信。ある方からいくつかの提案をいただき、じっくり検討。すべて合意できる内容でその旨を返信。さっそくそれを受けて次の依頼をする。

 実習委員会運営のための資料印刷。メールの見落としがあったことが判明(汗)。

 13時30分から実習委員会。進行役の僕はオンラインで参加。1時間20分ほどの協議。建設的な意見が出て、再検討をすることなどを決断することもあり。

 15時から朝霞市校長会研修会でオンライン講演。教育委員会や教頭先生有志もご参加。演題は「働き方改革時代の校長のためのスクールマネジメント」。1時間10分ほど、時々指名をさせていただきながら展開。

 19日の愛日校長会研修会のプレゼンづくり開始。最近読んだ本で刺激を受けた「意味の喪失」を入れ込んでのいくつかの最新情報をいれてのプレゼン。まだ未完成。

 ふと5期生へ骨太質問をぶつけようという気持ちになって、「意味の喪失」について書籍からキーワードを提示して意見を求めると発信。すぐに4名から意見提出あり。発信した自分も参考になる考察。

 研究室HP記事は5期生・大久保君の「6期生の皆に伝えたいこと」。後輩への熱い思いが伝わってくる、指導者にとっても嬉しい記事。ぜひご一読を。

6期生の皆に伝えたいこと(大久保)

 こんにちは!5期生の大久保です!12月20日に6期生ゼミ合宿へ面接指導のため参加させていただきました。そこでの体験を通して思うことがあったので、記事にします。

 まず初めに、ゼミ合宿からもう1年たったのかという時間の経つ早さを感じました。

 1年前のこの時期に5期生ゼミ合宿が開催され、酒井先生、斉藤さん、4期生の先輩方をお招きして面接指導をしていただきました。

 その日からもう1年も経ったのかと思うと何だか感慨深い気持ちになります。昨年のゼミ合宿では、厳しく面接指導していただき、面接の難しさや教育に対する考えの甘さを痛感する1日となりました。

 その際、もう1点感じたのは、4期生さんのように来年後輩に指導できるのかという不安です。4期生の皆さんは鋭い目で姿勢や目線を観察し、全ての言葉を聞き逃さずに、もっとこうした方が良いよといった具体的なアドバイスをして下さりました。その様子を見て、なんて偉大な方たちなんだろうと思ったことを今でも覚えています。
「来年後輩にこれだけ熱心に指導できるのだろうか」
「具体的なアドバイスで、前を向かせることが出来るだろうか」
と不安な気持ちになりました。

 そして、今年のゼミ合宿。正直当日に近付くにつれ、焦りや心配は増すばかりでした。上の不安は消えるはずもなく、6期生の面接をしっかり見ることが出来るだろうかと、6期生の面接が始まるギリギリまで緊張していました。(6期生の緊張に比べると軽いものですが笑)

 面接指導を終えて、酒井先生、斉藤さん、玉置先生に5期生の姿を褒めていただき、スっと肩の力は抜けていきました。やり切った!という達成感でいっぱいでした。

 今回何故このような記事を書いたかというと、6期生にどうしても伝えたいことがあるからです。

 それは、「玉置ゼミで学べば大丈夫」ということです。(語弊を生む言い方だと重々承知の上です笑)

 6期生と話をすると、口を揃えて「不安」だと気持ちを吐露してくれました。
「教員採用試験に向けて勉強するだけでも大変なのに、これと併せて面接までやらないといけないの!?」
 昨年のゼミ合宿で私が抱いていた気持ちです。6期生の皆さん、初めはみんな不安です!5期生のみんなとも昨年ゼミ合宿で話していましたが、そこでもみんな不安と戦っていました。きっと歴代の先輩方もそうだったと思います。

 それでもこうしてやっていけている、教師として活躍している先輩方がいるのは、玉置ゼミで学んだからだと私は思います。
「意見を言えない児童にどのように対応しよう」
「主体的な学びはどうすれば生まれるだろう」
 こういった悩みは教採で必ずと言っていい程立ちはだかる壁です。そんな時は玉置ゼミで学んだことを思い出してください。必死にノートに書き留めた、様々な先生方の授業技術、教育観、児童との関わり方、それら全てが自分を助けてくれる宝になっているはずです。

 何と言っても玉置先生がいます。困った時、悩んだ時には玉置先生という最強の味方(言葉は悪いですが笑)がいるのですから、皆には安心して悩みや不安に立ち向かってほしいです。それに、仲間がいます。不安なのは1人だけではありません。きっとみんな何処かに不安な気持ちを抱いていて、ギリギリの状態で戦っているはずです。不安に押し潰されそうになった時は迷わず6期生の仲間を頼ってほしいです。

「玉置ゼミで学べば大丈夫」
と言いましたが、それに胡座をかいて油断して欲しい訳ではありません。最高の先生がいて、最高の環境があるのだから、仲間と支え合って教採を乗り切ってほしいのです。今は不安なことばかりだと思いますが、そんな時には「玉置ゼミで学べば大丈夫」と思い出してください。

 すると、気が楽になって、もう一度頑張ろうと思い直せるはずです。不安な気持ちから目を逸らすのではなく、向き合って、共に乗り越えていってください。絶対に大丈夫です。6期生の皆さんを心から応援しています。

 大変長くなりましたが、以上となります。最後までご高欄いただいた方、ありがとうございました。(大久保)

※写真は林文通先生が提供していただけました。(玉置)
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2021年1月12日仕事日記

 早朝から明日の実習委員会提案に際しての打診のためのメールをいくつか発信。ラクイチ中学校数学で送り忘れていた原稿を再読して送信。これで気持ちはすっきり。

 通知表本の第1章の加筆。あと1項目で完成。

 EDUCOMと共同研究という立場の玉置ゼミ。EDUCOM社員さんとゼミ生との座談会段取り。

 14時から使うプレゼンをGoogleドライブにアップする。レイアウトが崩れていることがわかり、慌てて修正。

 14時から姫路市教育センター長としばし懇談。14時40分から16時10分まで、初任者60名に対してオンライン講演。演題は「子どもとともに創る授業の心得と技」。いただいた名簿をもとに、時々、指名をして答えてもらいながら1時間30分。オンライン講演もかなり慣れてきた。

 終了後、講演内容も、プレゼンも褒めていただけた。ATEM MiNi購入成果ありで、嬉しい感想。

 「スクールライフノート 心の天気・学びの天気のよさを語る」の動画をzoomを活用して収録。23分間バージョンと18分間バージョン。プレゼン文字がズレていてやり直し。マイクスイッチを入れ忘れていてやり直し。結局、2回練習して本番収録ということ。

 「心の天気」実践について語ってもらった動画に字幕をつけていただけるとのことで、その段取り。

 「第13回教育と笑いの会」の記録動画(約5分)がアップされる。皆様、ここをクリックしてぜひご覧ください。桂雀太、柳亭小痴楽のまくらの一部だけでも楽しめます!

 研究室HP記事は伊藤君のいつものようにユーモア溢れる記事。なんと「友達はパンツ理論」。ぜひご一読を!
 
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友達とは○○○(伊藤)

 あなたにとって友達とはどのような存在ですか?


 こんにちは、6期生の伊藤幹太です。今面接練習のために質問に対する答えを考えています。

 その中で、「友達と接する上で大切としていることはなんですか?」とありました。普通によくある質問で、そんな難しい質問ではないと思いますが、私はなかなか答えが思いつきませんでした。そして、考えているうちに、友達ってなんなんだ?自分にとってどんな存在なんだと迷走してきました。しかし、迷走に迷走を重ねついに私なりの結論が出ました。

 聞いてください!友達とは、、、、、、、、、、、、、、、、「パンツ」です!!!

 こいつ何いってんだと?思われると思います。あえてもう一度言わせてもらいましょう。友達はパンツです。理由は当たり前のようにいつも履いていますが、もし履かなかった不快だったり不安だったりですよね?

 その一方「今日はパンツがある安心」と考えたことはありますか?つまり何が言いたいかというと「当たり前のようにいつも一緒にいるけど、なかったらきつい」ってことです。私にとって「友達」はそんな存在です。

 そのような友達=パンツ理論を唱えるにあたった経緯として私が小学校6年生の時に仲の良い友達が亡くなりました。いつも一緒にいる友達がなんの前触れもなく、会話することも遊ぶこともできなくなりました。当時本当にショックで、友達という存在がいかに大きいかを小学生ながらにして感じました。

 そこから私は病的なほど友達になった相手を大切にしており、毎日全力で遊ぶことに力を注いでいます。私の人生に友達はパンツと同じくらい必要不可欠な存在です。

 みなさんも自分にとっての友達を一度考え整理してみてください。本当に大切な友達が見えてくるかもしれません!

 ps友達がパンツなら恋人や家族はどんな存在ですか?と思う人がいると思います。お答えします。恋人は上着です。最悪なくても生きていけますし、いらなくて邪魔なときもあります。家族は血や爪や髪です。体の一部で切っても切り離せません。(伊藤)

※ 写真は記事とは関係がありません。林文通先生から提供いただきました。(玉置)

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2021年1月11日仕事日記

 連休最終日。今日も原稿書きの1日。学習指導要領改訂に伴い、学習評価の在り方が変わったことを受けての、いわゆる通知表本の原稿書き開始。僕の担当は総論。文部科学省発行の資料などを参考に、11頁を書き上げた。
 
 5期生授業ゼミの連絡。20日に9人が授業提案をすることを決定。その授業検討会を含めて4時間ゼミの予定。

 29日の卒業論文発表会は対面からオンラインで行うことに変更。というのはオンライン発表を行った経験は、学校現場で必ず生きると考えたこと、発表の5期生はもちろん、運営の6期生にとっても良い機会ととらえたこと、教育事務所面接と重なったゼミ生が3名いること、愛知・岐阜にも非常事態宣言が出されたこともあっての理由。5、6、7期生に連絡。とりわけ運営する6期生にはハッパをかける。

 飛島学園の来年度の関わり方について相談開始。メールと電話でやりとり。

 研究室HP記事は7期生・下野さんの「勉強の意味」。バイト先の出来事から記事化。

 Amazonprimeで「ノーサイド・ゲーム」視聴。第7話から最終回の第10話まで。やはり池井戸潤は面白い。Kindle読書も少々。

勉強の意味(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。雪が降り、私が3年間続けている早朝からのカフェのアルバイトも寒さに震えながら出勤する季節になりました(笑) 余談ですが、雪の日、早朝からの出勤で2回滑ってこけかけ、1回は本当にこけました(笑)

 そんなアルバイトでの出来事です。コロナ禍となり最近はめっきり見かけなくなりましたが、以前まで定期試験前になるとアルバイト先に高校生達がよく勉強しに来ていました。そんな時期のあるひと場面です。
 一人の高校生が「こんなの勉強しても大人になっても役に立たないじゃん!!」と頭を抱えながら友達と勉強していました。この言葉を耳にした私は、「思った思った、私もそう思っていたよ」とつい声をかけたくなったことを覚えています。

 勉強の意味がないと思ってしまうことは、誰しもが通る道です。「何の役に立つんですか?」と面と向かって問われれば、説明するまでに少し時間がかかってしまいそうです。たしかに、数学の点Pが動く動かないは大人になってから使うことは滅多にありませんし、古文・漢文は、読めても現代の文章を読むことにあまり役に立たなそうです。こう考えていると、益々勉強の意味が無さそうに思えてきます。

 しかし、そうではないのです。勉強をしているのなら、世界が広がります。例えば、ニュースやバラエティーのBGMの音楽が何か分かったり、外国人観光客の会話が聞き取れたり、出向いた先で有名な偉人の背景が読み取れたり、、、。他にも様々です。
 勉強を「勉強」として捉えると、すごく難しく思えます。しかし、勉強を「自分が見える世界の広がり」として捉えれば、それって素敵なことだと思います。

 私も勉強を「勉強」として捉えていました。受験勉強は、こんなのやっても!!!という気持ちに何度もなりました(笑)でも今は、そんなしんどかった「勉強」も今の私に繋がっていると思うことができています。様々な勉強が、世界を広げ、ふとした景色にも味わい深さを与えます。

 教師は、その名に入っている通り「教える」職業です。私は、「見える世界の広がり」を子ども達に「教え」たいと思っています。「勉強」は嫌いでもいい。ただ少し見方を変えれば、「勉強」は世界を広げてくれる素敵なものであることが伝わる授業を目指したいです。そして、子ども達の見える世界を広げるべく、一手間の魔法をかけられる様、今は目一杯私自身も勉強に励みたいと思います。
(下野)
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2021年1月10日仕事日記

 今日は予定通り、ラクイチ中学校数学の編著者の一人として、原稿チェック。鈴木先生、水川先生が、すでに目を通して手が入っていること、編集部から丁寧な指摘があることもありがたい。終日、中学校数学にどっぷり浸かった1日で、中学校教師時代、数学授業づくりを楽しんだことを思い出す。夕方には全学年とも編集部に原稿送付完了。新年の大きな仕事ができた感じ。もちろん、まだまだプロット全体を埋める原稿はできておらず。これを承知していても、気分はやはりいい。

 ゼミ生から教育事務所からの連絡がありました、との報告あり。なんと卒業論文発表会の日と重なる者が3名も。こういう状況もあって、オンラインに切り替えようかと迷い始める。

 20時から1時間ほど、同級生の牧野君とzoomで交流。大学時代(いつのことだ(笑))を思い出す。牧野君が関わっている仕事で感じておられることを聞くと、自分の仕事に反映できることばかり。

 zoomを繋ぎながら、iPhoneライブをしようとすると画面が固まってしまうことが判明。あれこれ格闘してみると、トラブルはどうも純正でない製品を使ったことらしい。

 AmazonprimeでTV「ノーサイド・ゲーム」を3回分視聴。池井戸潤作品はやはり面白い。

 研究室HP記事は6期生合宿シリーズ。最終回は伊藤君。こまきこども未来館で説明を受けている記念すべき写真付き。

6期生ゼミ合宿での学び(伊藤)

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 こんにちは!不安と緊張の中ゼミ合宿一日目に遅刻した、6期生の伊藤幹太です。12月19日20日でゼミ合宿があり、とても濃い二日間を過ごすことができたので記事にしたいと思います。

 1日目、午前中は卒論について先生と面談しました。自分の中でもっさりしていたテーマが言葉にして、先生に話すことで明確になってきました。

 午後は、松浦先生のGDMという革新的な授業法を体験しながら学ばさせてもらいました。実際の状況で体験型に授業をする方法で、基本から応用までできるので、もっとGDMについて理解を深め、自分の授業でも取り入れたいなと思いました。

 夕方からは、小牧子供未来館に見学させていただけました。中には大きな遊具や、最新のIT機器などがおいてあり、子供が楽しく遊びながら「気づき」を学びにつなげることのできる施設でした。コロナの影響でオープンが遅れているのが残念です。

 2日目、午前は5期生酒井先生斎藤さんに面接練習をしていただけました。もらえたアドバイスはすべて的を得られた意見でこんなうまいアドバイスをできて尊敬しました。不安しかなかった面接練習でしたがなんとか乗り切ることができて、これからどうしていばいいのか少し見えたような気がします。

 午後は卒論の「はじめに」を完成に向け書き始めました。6期生のみんなと協力しながら、先生にアドバイスを頂きふわふわとしていた卒論の内容を言葉にすることで段々と自分が何をやりたいのかはっきりと見えてきました。完成したら、自分の卒論テーマをプレゼンしました。そこで質問をしあってもっと内容を明確にしていきました。最初はふわふわとしていた卒論ですが、「はじめに」を完成することができよかッタです。

 今回のゼミ合宿を総括して学んだことはたくさんあるのですが、一番思ったのは、今まで自分と対話する時間が取れていなかったなと思いました。卒論にしても、面接にしても、自分が何をしたいのか、自分には何ができるのかわかっていなかったです。今回ゼミ合宿でそれがわかったので、自分のことについて、考えたいと思います。松浦先生、酒井先生、斎藤さん、5期生の先輩方、そして玉置先生、お忙しい中本当にありがとうございました。(伊藤)

2021年1月9日仕事日記

 今日はひたすら「ラクイチ中学校数学」の原稿見直し。ほぼ1年生は確定。2年生は水川先生、3年生は鈴木先生からすでに届いているので、明日も終日、その原稿を確認して、お約束の日までに提出できる見込み。

 研究室HP記事は6期生合宿シリーズ。中江さんがいちごの写真をつけてふりかえってくれた。

 神田伯山TVにはまってしまって、「松之丞改メ神田伯山真打昇進披露興行」のレポート動画を何本も見てしまう。落語好きの方にもお勧め。

12月19日、20日 ゼミ合宿から(中江)

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 こんにちは!6期生の中江です。毎年冬になるとアパートのお隣さんから苺をいただくのですが、今年もまたお隣さんから苺のおすそ分けをいただきました。もうそんな時期なのかと冬を感じしみじみしました。

 さて、今回は12月の19日、20日のゼミ合宿について記事を書かせていただきます。

 1日目には、松浦克己先生がゲストで来てくださってGDMの授業をしてくださいました。松浦先生の授業では、子どもたちが初めて知らない言語に出会う場面を体験することができました。体験をしていくうちに自分で言語のルールに気づくという経験に繋がります。これにはとても驚いて新鮮な気持ちになりました。

 というのも、私は中学校での教科は英語科なのですが、英語科では子どもたちが自分から言語に気づくのではなくて教師から教えられるという受け身の授業でなければ成立しないと思っていたからです。中学校実習では学び合いを取り入れた授業を目指していましたが、英語という言語自体を自分たちで気づくというのは不可能だと思っていました。だからこそ松浦先生の授業を受けて子どもたちが実際に体験して言語を学ぶことができるのだと知り感動しました。新しい視野が広まったようでとても嬉しくなりました。ぜひこの学びを現場でも活用したいと感じました。

 また、1日目の合宿終わりに「こまき子ども未来館」を案内していただきました。施設を見学させていただいて子どもたちが興味や疑問をもちそうな遊具をたくさん見ました。つい子ども心にもどって私たち6期生もはしゃいでしまいました(笑)。とても楽しい時間でした。これからたくさんの子どもたちが多くの体験ができることを願っています。

 合宿2日目の午前には、面接指導をしていただきました。人生で初めてと言っても過言ではない面接という体験をして緊張と不安とやるせなさといろんな気持ちが複雑に混じっていました。面接指導を終えてみて、自分が目指す教師像や何を大切にしたくてどんな気持ちが強いのかなどもっと自分を見つめ直すことが大事なのだと気づきました。これから自分の課題にしていきます。

 午後からは、卒業論文の「はじめに」を書き始めました。自分が研究したいテーマについてなぜその研究をしたいのか考えました。書き始めてみると自分の中でぽわんとあった理由のイメージが明確になっていって文字にすることはとても意味があることだと感じました。「はじめに」を書き終えて卒業論文の見通しが少し見えたように思います。

 合宿2日間を通してとても濃い体験をすることができたように感じています。このような体験ができたのも玉置先生はじめ合宿に関わってくださった関係者の皆さまのおかけです。今回も貴重な経験をさせていただいてありがとうございました。(中江)

2021年1月8日仕事日記

 早朝から教育実習課の田頭さんが送っていただいた書類を確認。提案をもとに来年度の学校ふれあい体験の玉置案の作成。なんとか約束の9時に間に合う。

 9時からmeetで田頭さんと繋がり、13日の実習委員会の内容について順番に確認。丁寧に作成されている提案文書に頭が下がる。報告事項と審議事項をしっかり確認して1時間15分ほどのオンライン協議終了。

 10時45分ほどから「授業と学び研究所」オンライン会議。今日はなごのキャンパスとの接続。今後の研修やセミナーの開催可能性を探るという目的は達成。十分に活用できる施設と判定。

 インターンシップの詳細、飛島学園との関わりを確認。来年度から始める研究会の名称は、ブレイクアウトルームとjamboardを使って検討。研究会の名称決定。「みんなで輝くGIGA活用楽会」。

 16時15分から20分ほどで、春日井市立出川小学校6年生担任の3人の方に「3ヶ月の心の天気実践で得られたもの」をzoomでヒアリング。動画レコーディングして、すぐにYouTubeで限定公開のための作業。

 来年度の学校ふれあい体験や実践観察担当について相談のメールや電話。

 ラクイチ中学校数学原稿修正。まだまだ続く。編集部の戸田さんから丁寧な確認メール。

 研究室HP記事は6期生合宿シリーズ。今回は池戸君発信。「!」の数に感激度がわかる。
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